JP2006176509A - 新規な置換1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよびそれらの製造 - Google Patents
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- IDEYYMSXMIFGMV-UHFFFAOYSA-N Clc1ccnc2c1c(I)c[nH]2 Chemical compound Clc1ccnc2c1c(I)c[nH]2 IDEYYMSXMIFGMV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Abstract
Description
本発明は、新規な置換1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン、それらの製造、およびそれらのための中間体に関する。
1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンは、活性な薬剤成分の製造のための重要な中間体である((特許文献1)または(特許文献2)を参照されたい)。さらに、置換1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび関連化合物はそれら自体薬剤活性を有し、薬剤組成物で活性成分として使用されるかもしれない((特許文献3)、(特許文献4)および(特許文献1)を参照されたい)。例えば、(特許文献4)は、キナーゼItkの阻害剤としての置換1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの使用を記載し、(特許文献1)は、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン断片を、それらが抗ガン剤としての使用に好適である理由である、成長受容体のチロシンキナーゼ活性阻害剤として含有する活性成分の使用を記載し、そして(特許文献3)は、それらの抗ウィルス作用のためにヒト免疫不全ウィルス(HIV)およびエイズ(AIDS)の治療のために、置換1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを使用する可能性を記載している。
1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンまたは1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン単位を含有する化合物の様々な潜在的作用のために、例えば、活性な薬剤成分の製造に、もしくは他の病気の治療のための活性成分そのものとして好適である、または例えば溶解性、効能もしくは薬物動態学に関して公知の化合物より優れている、さらなるかかる置換1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの必要性が依然としてある。
国際公開第A 2004/009601号パンフレット
国際公開第A 2004/039796号パンフレット
国際公開第A 2003/082289号パンフレット
国際公開第A 2004/016609号パンフレット
従って、かかる新規な置換1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを発見することが本発明の目的である。
本目的は、一般式(I)の本発明の化合物の製造によって達成される。これらの化合物のどれも先行技術で今まで記載されていなかった。
本発明はこのように一般式(I)
(式中、
R1は、Hまたは場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキル、好ましくはC1〜C6−アルキルおよびC3〜C6−シクロアルキル、C1〜C18−アルコキシ、好ましくはC1〜C6−アルコキシ、C2〜C6−アルケニル、C4〜C6−シクロアルケニル、C2〜C6−アルキニル、C4〜C24−アリール、好ましくはC6〜C24−アリール、C5〜C18−アリールアルキル、C5〜C18−アリールオキシ、C5〜C18−アリールアルコキシ、−SO2Rx、−SO2NRxRy、−C(O)ORxもしくは−C(O)NRxRy、トリ−C1〜C18−アルキルシリル基、そしてまたさらに芳香族化合物用の好適なNH保護基であり、
ここで、RxおよびRyはそれぞれ独立してHまたは場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキル、好ましくはC1〜C6−アルキルおよびC3〜C6−シクロアルキル、C1〜C18−アルコキシ、好ましくはC1〜C6−アルコキシ、C2〜C6−アルケニル、C4〜C6−シクロアルケニル、C2〜C6−アルキニル、C4〜C24−アリール、好ましくはC6〜C24−アリール、C5〜C18−アリールアルキル、C5〜C18−アリールオキシもしくはC5〜C18−アリールアルコキシであり、
R2、R3はそれぞれ独立してH、Cl、F、Br、NO2、擬ハロゲン、ホルミルもしくは保護されたホルミル、カルボキシル、C(S)NH2、C(O)NH2、場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキル、好ましくはC1〜C6−アルキルおよびC3〜C6−シクロアルキル、C1〜C18−フルオロアルキル、好ましくはC1〜C6−フルオロアルキル、C1〜C18−アルコキシ、好ましくはC1〜C6−アルコキシ、C1〜C18−フルオロアルコキシ、好ましくはC1〜C6−フルオロアルコキシ、C2〜C6−アルケニル、C4〜C6−シクロアルケニル、C2〜C6−アルキニル、C4〜C24−アリール、好ましくはC6〜C24−アリール、C5〜C18−アリールアルキルまたはC5〜C18−アリールアルコキシであり、ここで、R3がC5〜C18−アリールアルキルであり、かつ、それがC5〜C18−アリールアルキル基のアルキル部分によってピリジン環に結合している場合、このアルキル部分はC5〜C18−アリールアルキル基のアリール部分とピリジン環との間に少なくとも2個の炭素原子を有し、そして
XはC1〜C18−フルオロアルキル、好ましくはC1〜C6−フルオロアルキルである)
の化合物を提供する。
R1は、Hまたは場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキル、好ましくはC1〜C6−アルキルおよびC3〜C6−シクロアルキル、C1〜C18−アルコキシ、好ましくはC1〜C6−アルコキシ、C2〜C6−アルケニル、C4〜C6−シクロアルケニル、C2〜C6−アルキニル、C4〜C24−アリール、好ましくはC6〜C24−アリール、C5〜C18−アリールアルキル、C5〜C18−アリールオキシ、C5〜C18−アリールアルコキシ、−SO2Rx、−SO2NRxRy、−C(O)ORxもしくは−C(O)NRxRy、トリ−C1〜C18−アルキルシリル基、そしてまたさらに芳香族化合物用の好適なNH保護基であり、
ここで、RxおよびRyはそれぞれ独立してHまたは場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキル、好ましくはC1〜C6−アルキルおよびC3〜C6−シクロアルキル、C1〜C18−アルコキシ、好ましくはC1〜C6−アルコキシ、C2〜C6−アルケニル、C4〜C6−シクロアルケニル、C2〜C6−アルキニル、C4〜C24−アリール、好ましくはC6〜C24−アリール、C5〜C18−アリールアルキル、C5〜C18−アリールオキシもしくはC5〜C18−アリールアルコキシであり、
R2、R3はそれぞれ独立してH、Cl、F、Br、NO2、擬ハロゲン、ホルミルもしくは保護されたホルミル、カルボキシル、C(S)NH2、C(O)NH2、場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキル、好ましくはC1〜C6−アルキルおよびC3〜C6−シクロアルキル、C1〜C18−フルオロアルキル、好ましくはC1〜C6−フルオロアルキル、C1〜C18−アルコキシ、好ましくはC1〜C6−アルコキシ、C1〜C18−フルオロアルコキシ、好ましくはC1〜C6−フルオロアルコキシ、C2〜C6−アルケニル、C4〜C6−シクロアルケニル、C2〜C6−アルキニル、C4〜C24−アリール、好ましくはC6〜C24−アリール、C5〜C18−アリールアルキルまたはC5〜C18−アリールアルコキシであり、ここで、R3がC5〜C18−アリールアルキルであり、かつ、それがC5〜C18−アリールアルキル基のアルキル部分によってピリジン環に結合している場合、このアルキル部分はC5〜C18−アリールアルキル基のアリール部分とピリジン環との間に少なくとも2個の炭素原子を有し、そして
XはC1〜C18−フルオロアルキル、好ましくはC1〜C6−フルオロアルキルである)
の化合物を提供する。
本発明は同様に一般式(I)の化合物の塩も提供する。
R1に可能である、芳香族化合物でさらに好適なNH保護基は、例えば、Greene T.W.、Wuts P.G.W.著、Protective Groups in Organic Synthesis、John Wiley & Sons,Inc.、1999年、Protection for Imidazoles,Pyrazoles,Indoles,and other aromatic heterocycles、615−631ページから、当業者に公知である。
上記のR1に好適な基の例には次のものが挙げられる:本発明との関連で、−C(O)ORxまたは−C(O)NRxRyは、例えば、カーバメートまたはオキシカルボニル基、例えば場合により置換されたC1〜C18−アルコキシカルボニル、トリ−C1〜C18−アルキルシロキシカルボニル、C3〜C6−シクロアルコキシカルボニル基、特に2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、2−(トリメチルシリル)エトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、2,4−ジメチルペンタ−3−イルオキシカルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル、1,1−ジメチル−2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、アダマンチルオキシカルボニル基であってもよく;−SO2Rxまたは−SO2NRxRyは、例えば、場合により置換されたN,N−ジ−C1〜C18−アルキルスルホニル、C4〜C24−アリールスルホニル基、特にo−、m−、p−トルエンスルホニル、フェニルスルホニル、p−メトキシフェニルスルホニル、メシチレンスルホニル、N,N−ジメチルスルホニル基であってもよく;場合により置換されたC1〜C18−アルキルまたはC4〜C24−アリール基は、例えば、ビニル、2−クロロエチル、1−エトキシエチル、2−(2'−ピリジル)エチル、2−(4−ニトロフェニル)エチル基およびアリル、ベンジル、p−メトキシベンジル、3,4−ジメトキシベンジル、3−メトキシ−または3,5−ジメトキシベンジル、2−ニトロベンジル、2,4−ジニトロフェニル、フェナシル、トリフェニルメチル基であってもよく;場合により置換されたトリ−C1〜C18−アルキルシリル基は、例えば、t−ブチルジメチルシリル、トリイソプロピルシリル基であってもよく;場合により置換されたC1〜C18−アルキル基はまた、例えば、ジメチルアミノエチル基であってもよく;場合により置換されたC3〜C6−シクロアルキル基は、例えば、2−テトラヒドロピラニル基であってもよく;場合により置換されたC1〜C18−アルコキシ基は、例えば、メトキシメチル、ジエトキシメチル、2−クロロエトキシメチル、2−(トリメチルシリル)エトキシメチル、t−ブトキシメチル、t−ブチルジメチルシロキシメチル、ピバロイルオキシメチル基であってもよく;場合により置換されたC3〜C6−シクロアルコキシ、ベンジルオキシメチル基および場合により置換されたC1〜C18−アルキルアミド、C4〜C24−アリールアミドまたはC5〜C18−アリールアルキルアミドは、例えば、ヒドロキシカルボニル、ホルミル、N,N−ジメチルアミノカルボニル、ジクロロメチルカルボニル、t−ブチルカルボニル、ジフェニルチオホスフィン基であってもよい。上記リストは一例として例示するのに役立ち、限定的なものと見なされるべきではない。
本発明は好ましくは、一般式(I)[式中R1がH、−SO2Rx、−SO2NRxRy、−C(O)ORxまたは−C(O)NRxRy(ここで、RxおよびRyはそれぞれ独立してHまたは場合により置換されたC1〜C18−アルキル、C4〜C24−アリールまたはC5〜C18−アリールアルキルである)であり、そしてR1が好ましくはH、o−、m−、もしくはp−トルエンスルホニルまたはt−ブチルオキシカルボニルである]の化合物を提供する。好ましい実施形態では、R1は−SO2Rxまたは−C(O)ORx(ここで、Rxは場合により置換されたC1〜C18−アルキル、C4〜C24−アリールまたはC5〜C18−アリールアルキルである)であり、好ましくはp−トルエンスルホニルまたはt−ブチルオキシカルボニルである。
本発明は好ましくは、一般式(I)(式中R2がH、C1〜C6−アルキル、C6〜C24−アリールまたはC5〜C18−アリールアルキルである)の化合物をさらに提供する。
本発明は好ましくは、一般式(I)(式中R3がH、Cl、F、Br、NO2、CN、ホルミルもしくは保護されたホルミル、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−フルオロアルキル、C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−フルオロアルコキシ、C6〜C24−アリール、C5〜C18−アリールアルキル、C5〜C18−アリールアルコキシ、好ましくはHまたはClである)の化合物をさらに提供する。
本発明は好ましくは、一般式(I)(式中XがC1〜C6−フルオロアルキル、好ましくはCF3、CF2CF3またはCF(CF3)2、より好ましくはCF3である)の化合物をさらに提供する。
一般式(I)の前記に特定した化合物の1つもしくはそれ以上を含む混合物もまた、本発明の主題の一部を形成する。
R1、R2またはR3の定義に依存して、一般式(I)の化合物は鏡像異性体またはジアステレオマーの形で生じてもよい。本発明は、すべての鏡像異性体、ジアステレオマー、ラセミ体、任意のモル比での鏡像異性体またはジアステレオマーの混合物をも包含する。
さらに、R1、R2またはR3の定義に依存して、一般式(I)の化合物は異なる互変異性体の形で生じてもよい。本発明は同様に、すべての可能な互変異性形および任意のモル比でのそれらの混合物をも包含する。
本発明の化合物の塩は、一般式(I)の本発明の化合物の、無機または有機酸との生理学的に許容される塩であってもよい。無機酸、例えば塩化水素酸、臭化水素酸、リン酸もしくは硫酸との塩、または有機カルボン酸もしくはスルホン酸、例えば酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、安息香酸、もしくはメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸もしくはナフタレンスルホン酸との塩が好ましい。
R1、R2またはR3の定義に依存して、本発明の化合物の塩は同様に、一般式(I)の本発明の化合物の通例の塩基との生理学的に許容される塩、例えばアルカリ金属塩、例えばナトリウムもしくはカリウム塩、アルカリ土類金属塩、例えばカルシウムもしくはマグネシウム塩、アンモニアもしくは有機アミン、例えばジエチルアミン、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミン、プロカイン、ジベンジルアミン、N−メチルモルホリン、ジヒドロアビエチルアミンもしくはメチルピペリジンから誘導されるアンモニウム塩、またはエタノールアミン、例えば2−ジエチルアミノエタノール、2−[(2−ヒドロキシエチル)メチルアミノ]−エタノールの塩であってもよい。
アルキル、アルケニル、アルキニルまたはアルコキシはそれぞれの場合で独立して、線状の、環式の、分岐のまたは非分岐のアルキル、アルケニル、アルキニルまたはアルコキシ基である。同じことが、アリールアルキル基の非芳香族部分に、およびより複雑な置換基、例えばアルキルスルホニル、アルキルオキシカルボニルなどのアルキル、アルキレンまたはアルコキシ成分に適用される。
C1〜C6−アルキルは、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、n−ヘキシル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1,1,2−トリメチルプロピル、1,2,2−トリメチルプロピル、1−エチル−1−メチルプロピル、1−エチル−2−メチルプロピルまたは1−エチル−2−メチルプロピルであり、C1〜C18−アルキルはさらに、例えば、n−ヘプチルおよびn−オクチル、ピナコイル、アダマンチル、異性体メンチル、n−ノニル、n−デシル、n−ドデシル、n−トリデシル、n−テトラデシル、n−ヘキサデシルまたはn−オクタデシルである。
C3〜C6−シクロアルキルは、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである。
C1〜C6−アルコキシは、例えば、上記アルキル基に対応するアルコキシ基、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシなどである。C1〜C18−アルコキシはまた、例えば、上記アルキル基に対応するアルコキシ基である。
C1〜C6−フルオロアルキルおよびC1〜C18−フルオロアルキルは、例えば、上記アルキル基に対応する部分フッ素化またはペルフルオロ化アルキル基である。C1〜C6−フルオロアルコキシおよびC1〜C18−フルオロアルコキシは、例えば、上記アルコキシ基に対応する部分フッ素化またはペルフルオロ化アルコキシ基である。
C2〜C6−アルケニルは、例えば、上記アルキル基に対応するアルケニル基、例えば、エテニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニルまたはヘキセニルである。C2〜C6−アルキニルは、例えば、上記アルキル基に対応するアルキニル基、例えば、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニルまたはヘキシニルである。C4〜C6−シクロアルケニルは、例えば、シクロブテニル、シクロペンテニルまたはシクロヘキセニルである。
アリールはそれぞれの場合で独立して、サイクル当たり0、1、2または3個の骨格炭素原子が、しかし全体分子中で少なくとも1個の骨格炭素原子が窒素、硫黄または酸素の群から選択されるヘテロ原子で置換されていてもよいが、好ましくは6〜24個の骨格炭素原子を有する炭素環芳香族基である、4〜24個の骨格炭素原子を有する芳香族基である。同じことは、アリールアルキル基の芳香族部分に、およびより複雑な置換基、例えば、アリールスルホニル、アリールオキシカルボニルのアリール成分に適用される。
C6〜C24−アリールの例はフェニル、o−、p−、m−トリル、ナフチル、フェナントレニル、アントラセニルまたはフルオレニルであり、サイクル当たり0、1、2または3個の骨格炭素原子が、しかし全体分子中で少なくとも1個の骨格炭素原子が窒素、硫黄または酸素の群から選択されるヘテロ原子で置換されていてもよい複素環式芳香族化合物C4〜C24−アリールの例は、ピリジル、ピリジルN−オキシド、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、チエニル、フリル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリルまたはイソオキサゾリル、インドリジニル、インドリル、ベンゾ[b]チエニル、ベンゾ[b]フリル、インダゾリル、キノリル、イソキノリル、ナフチリジニル、キナゾリニル、ベンゾフラニルまたはジベンゾフラニルである。
アリールアルキルはそれぞれの場合で独立して、上で定義されるようなアリール基で1つ、多重にまたは完全に置換されていてもよい、上で定義されるような直鎖の、環式の、分岐のまたは非分岐のアルキル基である。
C5〜C18−アリールアルキルは、例えば、ベンジルまたは(R)−もしくは(S)−1−フェニルエチルである。
ハロゲンはフッ素、塩素、臭素またはヨウ素であってもよい。擬ハロゲンは、例えば、シアニド、シアネートまたはチオシアネートであってもよい。
本発明の中身においては、一般にまたは好みの範囲内で、上記のおよび以下に記載されるすべての基の定義、パラメーターおよび例示は、互いに、すなわちまた、任意の所望のやり方で特定範囲と好みの範囲との間で組み合わせられてもよい。
R1〜R3基について可能な置換基には、多数の有機基、例えば、アルキル、シクロアルキル、アリール、ハロゲン、ヒドロキシル、エーテル、チオエーテル、ジスルフィド、スルホキシド、スルホン酸、スルホネート、保護されたアミノ、アルデヒド、ケト、カルボン酸エステル、カーボネート、カルボキシレート、シアノ、アルキルシランおよびアルコキシシラン基、およびまた場合により保護されたカルボキシルアミド基が含まれる。R3がアリール−置換C1〜C18−アルキル基である場合、このアルキル基はアリール置換基とピリジン環との間に少なくとも2個の炭素原子を持たなければならない。
一般式(I)の化合物の例には、式(I−1)〜(I−4)の次の化合物が挙げられる。
一般式(I)の本発明の化合物は、様々なルートによって簡単に製造することができる。
例えば、一般式(I)の化合物は、一般式(II)
(式中、R1、R2およびR3はそれぞれ一般式(I)について定義されるようなものである)の化合物から、一般式(II)の化合物を最初にハロゲン化によって一般式(VI)
(式中、Yはハロゲンである)の化合物に変換し、その次にそれらを、フルオロアルキル化剤を用いて一般式(I)の化合物(式中XがC1〜C18−フルオロアルキルである)に変換することによって製造されてもよい。フルオロアルキル化剤でのかかる反応の原理は、例えば、M.A.McClinton、Tetrahedron、1992、6565−6584ページに記載されている。
本発明は、一般式(VI)
(式中、Yはハロゲン、好ましくはIであり、R1、R2およびR3はそれぞれ上に定義されるようなものである)の化合物をフルオロアルキル化剤と反応させることによる、一般式(I)
(式中、XはC1〜C18−フルオロアルキル、好ましくはC1〜C6−フルオロアルキル、より好ましくはCF3、CF2CF3またはCF(CF3)2、最も好ましくはCF3であり、R1、R2およびR3はそれぞれ上に定義されるようなものである)の本発明の化合物の製造方法をさらに提供する。
本方法では、一般式(VI)(式中Yがハロゲン、好ましくはIであり、R1、R2およびR3がそれぞれ上に定義されたようなものである)の化合物は、例えば一般式(II)の化合物から、前工程でのハロゲン化によって製造される。
本発明との関連で、有用なフルオロアルキル化剤は、例えば、一般式(III):
(R4)3Si(RF) (III)
(式中、
R4は場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキル、好ましくはC1〜C6−アルキルであり、そして
RFは線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−ペルフルオロアルキル、好ましくはC1〜C6−ペルフルオロアルキル、より好ましくはCF3、CF2CF3またはCF(CF3)2である)のトリアルキル(ペルフルオロアルキル)シラン、
一般式(IV):
CF4−nYn (IV)
(式中、
YはBrまたはIであり、
nは1または2である)の化合物、または、
一般式(V):
CF3CO2M (V)
(式中、
Mはアルカリ金属カチオン、好ましくはNa+もしくはK+、またはC1〜C18−アルキル、好ましくはC1〜C6−アルキル、より好ましくはメチルである)のトリフルオロアセテートである。
(R4)3Si(RF) (III)
(式中、
R4は場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキル、好ましくはC1〜C6−アルキルであり、そして
RFは線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−ペルフルオロアルキル、好ましくはC1〜C6−ペルフルオロアルキル、より好ましくはCF3、CF2CF3またはCF(CF3)2である)のトリアルキル(ペルフルオロアルキル)シラン、
一般式(IV):
CF4−nYn (IV)
(式中、
YはBrまたはIであり、
nは1または2である)の化合物、または、
一般式(V):
CF3CO2M (V)
(式中、
Mはアルカリ金属カチオン、好ましくはNa+もしくはK+、またはC1〜C18−アルキル、好ましくはC1〜C6−アルキル、より好ましくはメチルである)のトリフルオロアセテートである。
好ましいフルオロアルキル化剤はトリフルオロメチル化剤である。それらは好ましくは一般式(III)(式中RFがCF3である)のものか、または一般式(IV)もしくは(V)のものである。
本発明による方法は好ましくはフッ化物イオンの存在下で実施される。好適なフッ化物イオン源は、例えば、アルカリ金属フッ化物またはフッ化テトラアルキルアンモニウムである。例えば、これらはフッ化カリウム、フッ化ナトリウム、フッ化セシウムまたはフッ化テトラアルキルアンモニウムであってもよい。フッ化カリウムが特に好ましい。使用されるフッ化物の量は、一般式(I)で交換されるべきX(ハロゲン)の量を基準にして、例えば、1〜5倍、好ましくは15〜3倍であってもよい。
本発明による方法は好ましくは触媒の存在下で実施される。好適な触媒は、例えば、亜鉛(フルオロアルキル化剤としてのCF2Br2用)、銅(フルオロアルキル化剤としてのCF2Br2またはCF3IまたはCF3Br用)または銅(I)塩(フルオロアルキル化剤としての一般式(V)のトリフルオロアセテートおよび一般式(III)のトリアルキル(ペルフルオロアルキル)シラン用)である。銅(I)塩が好ましく、特にヨウ化銅(I)またはシアン化銅(I)が好ましい。使用される触媒の量は、一般式(I)で交換されるべきX(ハロゲン)の量を基準にして、例えば、0.5〜5倍、好ましくは15〜3倍であってもよい。
フルオロアルキル化剤との反応は好ましくは1つもしくはそれ以上の溶媒の存在下で、好ましくは1つもしくはそれ以上の非プロトン性溶媒の存在下で、より好ましくは1つもしくはそれ以上の極性非プロトン性溶媒の存在下で実施される。
好ましい極性非プロトン性溶媒は、カルボン酸誘導体、例えば、アセトニトリルもしくはN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)、N−メチルピロリドン(NMP)もしくはジメチルイミダゾリジノン(DMI)、スルホンもしくはスルホキシド、例えばスルホランもしくはジメチルスルホキシド(DMSO)、またはこれらの溶媒の2つもしくはそれ以上の混合物である。N−メチルピロリドン(NMP)、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルイミダゾリジノン(DMI)、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)が特に好ましい。
本発明による方法は好ましくは−10℃〜150℃、より好ましくは0℃〜100℃、最も好ましくは20℃〜80℃の温度で実施される。反応時間は好ましくは数時間、より好ましくは0.2〜24時間、最も好ましくは1〜18時間である。
保護ガス雰囲気、例えば窒素またはアルゴン雰囲気下での本発明による方法の実行が有利であるかもしれないが、絶対に必要であるわけではない。
本発明による方法は標準圧力、高圧または減圧下で、例えば0.5〜5バールの範囲で実施されてもよい。一般に、それは標準圧力で実施される。
本発明による方法は、例えば、一般式(I)(式中Xがハロゲンである)の化合物が最初にフッ化カリウムとヨウ化Cu(I)との混合物の存在下で適切な溶媒中で装入され、フルオロアルキル化剤が中に計量供給され、反応混合物が指定反応温度で撹拌されるようなやり方で実施される。反応が終了した後、反応混合物は、極性非プロトン性溶媒とゼロまたは低い混和性を有する少なくとも1つの有機溶媒上へ注がれ、場合により極性非プロトン性溶媒とゼロまたは低い混和性を有する有機溶媒で繰り返し抽出される。溶媒が除去された後、一般式(I)の化合物を単離することができる。混和性を下げるために、水が極性非プロトン性溶媒に加えられてもよい。
場合により水の添加後に、極性非プロトン性溶媒とのゼロまたは低い混和性を有する有用な有機溶媒には、例えば、エーテル、脂肪族化合物または脂環式化合物が含まれる。極性非プロトン性溶媒とのゼロまたは低い混和性を有する係る有機溶媒の例は、メチルtert−ブチルエーテル、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンである。
好ましい実施形態では、一般式(VI)(式中Yがハロゲンである)の化合物は、Hを別としてR1について上に指定された定義のものを有してもよい保護基、好ましくは−SO2Rxまたは−C(O)ORx 基(ここで、Rxは場合により置換されたC1〜C18−アルキル、C4〜C24−アリールまたはC5〜C18−アリールアルキルである)、好ましくはo−、m−もしくは特にp−トルエンスルホニルまたはt−ブチルオキシカルボニルを芳香族NH基上に有する。この保護基は、フルオロアルキル化剤との反応前または後に除去されてもよい。芳香族NH基上にこの保護基を含有する一般式(I)の化合物を選択的に製造することもまた可能である。
さらに好ましい実施形態では、芳香族NH基からの保護基の除去およびフルオロアルキル化剤との反応は一工程で達成される。
上記の本発明による方法の一例として、一般式(I)(式中XがCF3である)の化合物は一般式(II)の化合物から、最初に、一般式(VI)(式中Yがハロゲンである)の化合物へのハロゲン化、その次に銅(I)塩の存在下で、好ましくはヨウ化銅(I)と、アルカリ金属フッ化物、好ましくはフッ化カリウムまたはフッ化セシウムとの存在下で、および極性非プロトン性溶媒、例えばN−メチルピロリドン(NMP)もしくはN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)中で、トリアルキル(ペルフルオロアルキル)シラン、好ましくはトリメチルトリフルオロメチルシランとの、もしくはトリフルオロアセテート、好ましくはトリフルオロ酢酸ナトリウムもしくはトリフルオロ酢酸カリウムもしくはトリフルオロ酢酸メチルとの反応によって、または銅の存在下でおよび極性非プロトン性溶媒、例えばN,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)中でジブロモジフルオロメタンとの反応によって製造されてもよい。一般式(VI)(式中XがBrである)の化合物を経由して、一般式(I)(式中XがまたCF3である)の化合物を、Znの存在下でヨードトリフルオロメタンとの、またはTMEDA(テトラメチルエチレンジアミン)およびハロゲン化テトラアルキルアンモニウム、例えば(Bu4N)Brの存在下でブロモトリフルオロメタンとの反応によって製造することが可能である(この主題に関しては、M.A.McClinton、Tetrahedron、1992年、6565−6584ページを参照されたい)。
一般式(VI)[式中YがCOR5(ここで、R5はハロゲン、OHまたは場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキルオキシ、好ましくはC1〜C6−アルキルオキシ、C4〜C24−アリールオキシ、好ましくはC6〜C24−アリールオキシもしくはC5〜C18−アリールアルキルオキシである)である]の化合物から、SF4/HFとの反応によって、一般式(I)(式中XがCF3である)の本発明の化合物を製造することもまた可能である。SF4/HFまたはDAST/NaFとのかかる反応は、例えば、Wang,C.L.、J.Org.React,34,319−400ページまたはHudlicky,M.、Org.React.35,513−637ページに記載されている。
本発明は、このように、一般式(VI)
[式中、Yは、COR5(ここで、R5がハロゲン、OHまたは場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキルオキシ、好ましくはC1〜C6−アルキルオキシ、C4〜C24−アリールオキシ、好ましくはC6〜C24−アリールオキシ、もしくはC5〜C18−アリールアルキルオキシである)であり、R1、R2およびR3はそれぞれ上に定義されるようなものである]の化合物を、場合によりHFの存在下でSF4と、または場合によりNaFの存在下でジエチルアミノ硫黄トリフルオリド(DAST)と反応させることによる、
一般式(I)
一般式(I)
(式中、X、R1、R2およびR3はそれぞれ上に定義されるようなものである)の本発明の化合物の製造方法をさらに提供する。
一般式(VI)(式中YがCOR5である)の化合物は、例えば、J.Amer.Chem.Soc.、78(1956)、1247−1249ページに記載されているように製造することができる。
本発明による方法は、好ましくは過剰のHFの存在下で実施される。HFの量は、例えば、一般式(VI)の化合物の量を基準にして10〜30当量であってもよい。
本発明による方法は、1つもしくはそれ以上の溶媒の存在下でまたは不存在下で実施されてもよい。好適な溶媒は、例えば、ハロゲン化炭化水素、例えばジクロロメタンである。
本発明による方法は標準圧力、高圧または減圧で、例えば0.5〜5バールの範囲で実施されてもよい。一般に、それは標準圧力で実施される。
本発明による方法は好ましくは80℃〜140℃の温度で実施される。反応時間は好ましくは数時間、より好ましくは0.2〜24時間、最も好ましくは1〜18時間である。
保護ガス雰囲気、例えば窒素またはアルゴン雰囲気下での本発明による方法の実行が有利であるかもしれないが、絶対に必要であるわけではない。
本発明による方法は、特に穏やかな条件下で一般式(I)の化合物の製造を可能にする。これは、副反応、例えば、一般式(VI)(式中YがIである)の化合物の二量化が実質的に抑えられることを可能にする。
一般式(VI)
(式中、
R1は、Hまたは場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキル、好ましくはC1〜C6−アルキルおよびC3〜C6シクロアルキル、C1〜C18−アルコキシ、好ましくはC1〜C6−アルコキシ、C2〜C6−アルケニル、C4〜C6−シクロアルケニル、C2〜C6−アルキニル、C4〜C24−アリール、好ましくはC6〜C24−アリール、C5〜C18−アリールアルキル、C5〜C18−アリールオキシ、C5〜C18−アリールアルコキシ、−SO2Rx、−SO2NRxRy、−C(O)ORxもしくは−C(O)NRxRy、トリ−C1〜C18−アルキルシリル基、ならびにまたさらに芳香族化合物用の好適なNH保護基であり、
ここで、RxおよびRyはそれぞれ独立してHまたは場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキル、好ましくはC1〜C6−アルキルおよびC3〜C6シクロアルキル、C1〜C18−アルコキシ、好ましくはC1〜C6−アルコキシ、C2〜C6−アルケニル、C4〜C6−シクロアルケニル、C2〜C6−アルキニル、C4〜C24−アリール、好ましくはC6〜C24−アリール、C5〜C18−アリールアルキル、C5〜C18−アリールオキシもしくはC5〜C18−アリールアルコキシであり、
R2、R3はそれぞれ独立してH、Cl、F、Br、NO2、擬ハロゲン、ホルミルもしくは保護されたホルミル、カルボキシル、C(S)NH2、C(O)NH2、場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキル、好ましくはC1〜C6−アルキルおよびC3〜C6−シクロアルキル、C1〜C18−フルオロアルキル、好ましくはC1〜C6−フルオロアルキル、C1〜C18−アルコキシ、好ましくはC1〜C6−アルコキシ、C1〜C18−フルオロアルコキシ、好ましくはC1〜C6−フルオロアルコキシ、C2〜C6−アルケニル、C4〜C6−シクロアルケニル、C2〜C6−アルキニル、C4〜C24−アリール、好ましくはC6〜C24−アリール、C5〜C18−アリールアルキルまたはC5〜C18−アリールアルコキシであり、ここで、R3がC5〜C18−アリールアルキルであり、かつ、それがC5〜C18−アリールアルキル基のアルキル部分によってピリジン環に結合している場合、このアルキル部分はC5〜C18−アリールアルキル基のアリール部分とピリジン環との間に少なくとも2個の炭素原子を有し、そして
YはハロゲンまたはR5がハロゲン、OHまたは場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキルオキシ、好ましくはC1〜C6−アルキルオキシ、C4〜C24−アリールオキシ、好ましくはC6〜C24−アリールオキシもしくはC5〜C18−アリールアルキルオキシであるCOR5であり、
式中、R1,R2またはR3基の少なくとも1つ、好ましくは少なくとも2つはHではない)
の化合物は今まで文献に記載されず、それゆえ、本発明の主題の一部を同様に形成する。
R1は、Hまたは場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキル、好ましくはC1〜C6−アルキルおよびC3〜C6シクロアルキル、C1〜C18−アルコキシ、好ましくはC1〜C6−アルコキシ、C2〜C6−アルケニル、C4〜C6−シクロアルケニル、C2〜C6−アルキニル、C4〜C24−アリール、好ましくはC6〜C24−アリール、C5〜C18−アリールアルキル、C5〜C18−アリールオキシ、C5〜C18−アリールアルコキシ、−SO2Rx、−SO2NRxRy、−C(O)ORxもしくは−C(O)NRxRy、トリ−C1〜C18−アルキルシリル基、ならびにまたさらに芳香族化合物用の好適なNH保護基であり、
ここで、RxおよびRyはそれぞれ独立してHまたは場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキル、好ましくはC1〜C6−アルキルおよびC3〜C6シクロアルキル、C1〜C18−アルコキシ、好ましくはC1〜C6−アルコキシ、C2〜C6−アルケニル、C4〜C6−シクロアルケニル、C2〜C6−アルキニル、C4〜C24−アリール、好ましくはC6〜C24−アリール、C5〜C18−アリールアルキル、C5〜C18−アリールオキシもしくはC5〜C18−アリールアルコキシであり、
R2、R3はそれぞれ独立してH、Cl、F、Br、NO2、擬ハロゲン、ホルミルもしくは保護されたホルミル、カルボキシル、C(S)NH2、C(O)NH2、場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキル、好ましくはC1〜C6−アルキルおよびC3〜C6−シクロアルキル、C1〜C18−フルオロアルキル、好ましくはC1〜C6−フルオロアルキル、C1〜C18−アルコキシ、好ましくはC1〜C6−アルコキシ、C1〜C18−フルオロアルコキシ、好ましくはC1〜C6−フルオロアルコキシ、C2〜C6−アルケニル、C4〜C6−シクロアルケニル、C2〜C6−アルキニル、C4〜C24−アリール、好ましくはC6〜C24−アリール、C5〜C18−アリールアルキルまたはC5〜C18−アリールアルコキシであり、ここで、R3がC5〜C18−アリールアルキルであり、かつ、それがC5〜C18−アリールアルキル基のアルキル部分によってピリジン環に結合している場合、このアルキル部分はC5〜C18−アリールアルキル基のアリール部分とピリジン環との間に少なくとも2個の炭素原子を有し、そして
YはハロゲンまたはR5がハロゲン、OHまたは場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキルオキシ、好ましくはC1〜C6−アルキルオキシ、C4〜C24−アリールオキシ、好ましくはC6〜C24−アリールオキシもしくはC5〜C18−アリールアルキルオキシであるCOR5であり、
式中、R1,R2またはR3基の少なくとも1つ、好ましくは少なくとも2つはHではない)
の化合物は今まで文献に記載されず、それゆえ、本発明の主題の一部を同様に形成する。
好ましい実施形態では、一般式(VI)の本発明の化合物中のR1はHではない。これらの本発明の化合物では、R1はより好ましくは−SO2Rx、−SO2NRxRy、−C(O)ORx,または−C(O)NRxRy(ここで、RxおよびRyはそれぞれ独立してHまたは場合により置換されたC1〜C18−アルキル、C4〜C24−アリールまたはC5〜C18−アリールアルキルである)、好ましくは−SO2Rxまたは−C(O)ORx、より好ましくはo−、m−もしくは特にp−トルエンスルホニルまたはt−ブチルオキシカルボニルである。
一般式(VI)の本発明の化合物の例は、例えば、式(VI−1)および(VI−2)の次の化合物である。
一般式(VI)の本発明の化合物は、特に本発明による上記方法で、一般式(I)の化合物を製造するのに際だって好適である。
一般式(I)の本発明の化合物は、例えば、活性な薬剤成分の製造のための中間体として好適であるか、またはそれ自体薬剤活性を有し、活性な薬剤成分として好適である。一般式(I)の本発明の化合物から製造される活性な薬剤成分または一般式(I)の本発明の化合物はそれ自体、例えば、溶解性、効能または薬物動態学に関して、公知の化合物により優れているかもしれない。
次に続く実施例は、一例として本発明を例示するのに役立ち、限定するものとして解釈されるべきではない。
[1)4−クロロ−3−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(VI−2)の製造]
250g(1.64モル)の4−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを最初に、328g(5.85モル)の粉状KOHと一緒に3000mLのDMFに装入し、0℃に冷却した。3000mLのDMF中の416g(1.64モル)のヨウ素の溶液を、この懸濁液に冷却しながら滴下し、滴下が完了すると、懸濁液を0℃でさらに4時間撹拌した。反応が完了すると、混合物を氷水に撹拌しながら加え、形成した固体を吸引濾別し、その次に高真空下で乾燥させた。合計403g(1.45モル、88%)の4−クロロ−3−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを無色固体として単離した。
1H NMR(DMSO):7.21(d,1H,H−芳香族)、7.81(d,1H,H−芳香族)、8.19(d,1H,H−芳香族)、12.45(br,s,1H,N−H)。
LC−MS:278[M+]
[2)4−クロロ−1−(トルエン−4−スルホニル)−3−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(VI−1)の製造]
保護ガス雰囲気(アルゴン)下、63.5g(1.59モル)の水素化ナトリウムを1000mLの無水THF中に懸濁させた。これに、0〜5℃の温度に冷却しながら、3000mLの無水THF中の402g(1.44モル)の4−クロロ−3−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの溶液を滴下し、反応混合物を滴下の完了後さらに15分間撹拌するままにした。その次に、358g(1.88モル)の塩化p−トルエンスルホニルを分割して、温度が5〜10℃に保たれるようなやり方で反応混合物に加えた。添加が終了した後、混合物を20℃になるに任せ、この温度でさらなる時間撹拌した。変換が完了すると(変換をTLCでモニタリング)、反応混合物を20Lの飽和NaHCO3溶液および10Lの酢酸エチルと混合し、抽出し、そして有機相を取り出した。水相を各時10Lの酢酸エチルでさらに2回抽出し、有機相を一緒にし、乾燥し、そして水流減圧で揮発性成分を除去した。結晶性粗生成物を精製するために、それをジクロロメタンに溶かし、シリカゲルを用いてクロマトグラフにかけた(CH2Cl2:40/60石油エーテル=3:7)。溶剤を除去した後、結晶スラリーをジエチルエーテル中で抽出撹拌し、固体を吸引濾別し、高真空下に20℃で乾燥させた。合計372g(0.86モル、60%)の4−クロロ−1−(トルエン−4−スルホニル)−3−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを無色固体として単離した。
1H NMR(DMSO):2.35(s,3H,−CH3)、7.44(d,2H,H−芳香族)、7.46(d,1H,H−芳香族)、8.02(d,2H,H−芳香族)、8.23(s,1H,H−芳香族)、8.34(d,1H,H−芳香族)。
LC−MS:432 [M+]
[3)4−クロロ−1−(トルエン−4−スルホニル)−3−トリフルオロメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(I−4)の製造]
保護ガス雰囲気(アルゴン)下、23.1g(0.398モル)の乾燥フッ化カリウムと75.7g(0.398モル)のヨウ化銅(I)とを一緒に滴定し、わずかに緑がかった着色が現れるまで10分間かき混ぜながら高真空下で220℃に加熱した。保護ガス雰囲気(アルゴン)下で反応フラスコに最初に、フッ化カリウムとヨウ化銅(I)との焼成混合物を170mLの無水NMPおよび170mLの無水DMFと一緒に装入し、その次に86g(0.199モル)の4−クロロ−1−(トルエン−4−スルホニル)−3−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを分割して、撹拌しながら20℃で導入して薄灰色の懸濁液を形成させた。62.1g(0.437モル)のトリメチルトリフルオロメチルシランを20分内で反応混合物に滴下し、混合物を20℃で18時間撹拌するままにした。変換が完了すると(変換をGCでモニタリング)、反応混合物を2000mLのメチルtert−ブチルエーテルに加え、有機相をデカンテーションし、残渣を1000mLのメチルtert−ブチルエーテルでもう1回分散させた。一緒にした有機相を各時2000mLの水で3回洗浄し、その次にMgSO4上で乾燥させた。濾過および水流減圧での揮発性成分の除去により、50.1g(0.134モル、67%)の4−クロロ−1−(トルエン−4−スルホニル)−3−トリフルオロメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンが、ベージュ色固体としてもたらされた。
1H NMR(DMSO):2.37(s,3H,−CH3)、7.48(d,2H,H−芳香族)、7.62(d,1H,H−芳香族)、8.12(d,2H,H−芳香族)、8.47(d,1H,H−芳香族)、8.67(s,1H,H−芳香族)。
LC−MS:374[M+]
[4)4−クロロ−3−トリフルオロメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(I−2)の製造]
52.3g(200ミリモル)のフッ化テトラ−n−ブチルアンモニウムを、250mLの無水THF中の30g(80.0ミリモル)の4−クロロ−1−(トルエン−4−スルホニル)−3−トリフルオロメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの溶液に加え、混合物を20℃で20分間撹拌する。変換が完了すると(TLCモニタリング)、混合物を300mLの飽和NaHCO3溶液と混合し、その次に各時500mLの酢酸エチルで3回抽出する。一緒にした有機相を飽和NaCl溶液で洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、水流減圧で揮発性成分を除去する。シリカゲルによるクロマトグラフィー(CH2Cl2:MeOH=30:1)での結晶性粗生成物の精製により、13.1g(59.5ミリモル、74%)の4−クロロ−3−トリフルオロメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンが、ベージュ色固体としてもたらされた。
1H NMR(DMSO):7.40(d,1H,H−芳香族)、8.28(s,1H,H−芳香族)、8.34(d,1H,H−芳香族)、12.88(br,s,1H,N−H).
LC−MS:220[M+]
Claims (16)
- 一般式(I)
R1は、Hまたは場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルコキシ、C2〜C6−アルケニル、C4〜C6−シクロアルケニル、C2〜C6−アルキニル、C4〜C24−アリール、C5〜C18−アリールアルキル、C5〜C18−アリールオキシ、C5〜C18−アリールアルコキシ、−SO2Rx、−SO2NRxRy、−C(O)ORx、−C(O)NRxRyもしくはトリ−C1〜C18−アルキルシリル基(ここで、RxおよびRyはそれぞれ独立してHまたは場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルコキシ、C2〜C6−アルケニル、C4〜C6−シクロアルケニル、C2〜C6−アルキニル、C4〜C24−アリール、C5〜C18−アリールアルキル、C5〜C18−アリールオキシもしくはC5〜C18−アリールアルコキシである)であり、
R2、R3はそれぞれ独立してH、Cl、F、Br、NO2、擬ハロゲン、ホルミルもしくは保護されたホルミル、カルボキシル、C(S)NH2、C(O)NH2、場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキル、C1〜C18−フルオロアルキル、C1〜C18−アルコキシ、C1〜C18−フルオロアルコキシ、C2〜C6−アルケニル、C4〜C6−シクロアルケニル、C2〜C6−アルキニル、C4〜C24−アリール、C5〜C18−アリールアルキルまたはC5〜C18−アリールアルコキシであり、ここで、R3がC5〜C18−アリールアルキルであり、かつ、それがC5〜C18−アリールアルキル基のアルキル部分によってピリジン環に結合している場合、このアルキル部分はC5〜C18−アリールアルキル基のアリール部分とピリジン環との間に少なくとも2個の炭素原子を有し、そして
XはC1〜C18−フルオロアルキルである]
の化合物ならびに一般式(I)の化合物の塩。 - R1がHまたは−SO2Rxもしくは−C(O)ORx(ここで、Rxは場合により置換されているC1〜C18−アルキル、C4〜C24−アリールまたはC5〜C18−アリールアルキルである)であり、好ましくはH、p−トルエンスルホニルまたはt−ブチルオキシカルボニルであることを特徴とする、請求項1に記載の化合物。
- R2がHまたはC1〜C6−アルキル、C6〜C24−アリールもしくはC5〜C18−アリールアルキルであることを特徴とする、請求項1または2に記載の化合物。
- R3がH、Cl、F、Br、NO2、CN、ホルミルもしくは保護されたホルミル、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−フルオロアルキル、C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−フルオロアルコキシ、C6〜C24−アリール、C5〜C18−アリールアルキル、C5〜C18−アリールアルコキシ、好ましくはHまたはClであることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物。
- XがC1〜C6−フルオロアルキル、好ましくはCF3、CF2CF3またはCF(CF3)2であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の化合物。
- 請求項1から5のいずれか一項に記載の1つもしくはそれ以上の化合物を含む混合物。
- XがCF3であり、そしてフルオロアルキル化剤がトリフルオロメチル化剤であることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
- 前記反応が1つもしくはそれ以上の溶媒の存在下で実施されることを特徴とする、請求項7または8に記載の方法。
- 一般式(I)の化合物(式中R1がHであり、そしてX、R2およびR3がそれぞれ請求項1から4のいずれか一項に定義されるようなものである)が、フッ化物イオンの存在下で製造されることを特徴とする、請求項7から9のいずれか一項に記載の方法。
- 一般式(I)の化合物(式中R1がHであり、そしてX、R2およびR3がそれぞれ請求項1から4のいずれか一項に定義されるようなものである)が、触媒の存在下で製造されることを特徴とする、請求項7から10のいずれか一項に記載の方法。
- 一般式(I)の化合物(式中R1がHであり、そしてX、R2およびR3がそれぞれ請求項1から4のいずれか一項に定義されるようなものである)が、前記フルオロアルキル化剤との反応後に、一般式(I)の化合物[式中R1が−SO2Rxまたは−C(O)ORx(ここで、Rxは場合により置換C1〜C18−アルキル、C4〜C24−アリールまたはC5〜C18−アリールアルキルである)、好ましくはH、p−トルエンスルホニルまたはt−ブチルオキシカルボニルであり、そしてX、R2およびR3がそれぞれ請求項1から4のいずれか一項に定義されるようなものである]から製造されることを特徴とする、請求項7から11のいずれか一項に記載の方法。
- 一般式(VI)
R1、R2およびR3はそれぞれ請求項1から4のいずれか一項に定義されるようなものである)の化合物を、場合によりHFの存在下で、SF4と反応させることを特徴とする、一般式(I)
の化合物の製造方法。 - 一般式(VI)
R1は、Hまたは場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルコキシ、C2〜C6−アルケニル、C4〜C6−シクロアルケニル、C2〜C6−アルキニル、C4〜C24−アリール、C5〜C18−アリールアルキル、C5〜C18−アリールオキシ、C5〜C18−アリールアルコキシ、−SO2Rx、−SO2NRxRy、−C(O)ORx、−C(O)NRxRyもしくはトリ−C1〜C18−アルキルシリル基(ここで、RxおよびRyはそれぞれ独立してHまたは場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルコキシ、C2〜C6−アルケニル、C4〜C6−シクロアルケニル、C2〜C6−アルキニル、C4〜C24−アリール、C5〜C18−アリールアルキル、C5〜C18−アリールオキシもしくはC5〜C18−アリールアルコキシである)であり、
R2、R3はそれぞれ独立してH、Cl、F、Br、NO2、擬ハロゲン、ホルミルもしくは保護されたホルミル、カルボキシル、C(S)NH2, C(O)NH2、場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキル、C1〜C18−フルオロアルキル、C1〜C18−アルコキシ、C1〜C18−フルオロアルコキシ、C2〜C6−アルケニル、C4〜C6−シクロアルケニル、C2〜C6−アルキニル、C4〜C24−アリール、C5〜C18−アリールアルキルまたはC5〜C18−アリールアルコキシであり、ここで、R3がC5〜C18−アリールアルキルであり、かつ、それがC5〜C18−アリールアルキル基のアルキル部分によってピリジン環に結合している場合、このアルキル部分はC5〜C18−アリールアルキル基のアリール部分とピリジン環との間に少なくとも2個の炭素原子を有し、そして
Yは、ハロゲンまたはCOR5(式中R5がハロゲン、OHまたは場合により置換された線状の、分岐のもしくは環式のC1〜C18−アルキルオキシ、C4〜C24−アリールオキシ、もしくはC5〜C18−アリールアルキルオキシである)であり、
式中、R1、R2またはR3基の少なくとも1つはHではない]
の化合物。 - 一般式(I)の化合物を製造するための一般式(VI)の化合物の使用。
- 活性な薬剤成分の製造用の中間体としての一般式(I)の化合物の使用。
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