JP2006175926A - ハイブリッド車のインバータと電動エアコンとの間の強電ハーネスの配策構造 - Google Patents
ハイブリッド車のインバータと電動エアコンとの間の強電ハーネスの配策構造 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】フロントエンジンルームのエンジン1の車両左上にインバータ2を配置し、インバータ2の車両後方にエンジン1の吸排気装置の一部をなすエアクリーナー3を配置し、インバータ2とエンジン1との間にエアクリーナー3に接続され吸排気装置の一部をなす吸気ダクト4を配置し、エンジン1の車両右下前方に電動エアコン5を配置して、インバータ2から電動エアコン5に電力を供給する強電ハーネス6を、車体側のラジエタコアサポート8とエンジン1の車両前面との間を迂回させて配策することを特徴とするハイブリッド車のインバータと電動エアコンとの強電ハーネスの配策構造。
【選択図】図1
Description
トヨタホームページ>ショウルーム>アルファードハイブリッド>トヨタハイブリッドシステムレイアウト図[平成16年12月21日検索](URL:http://www.toyota.jp/Showroom/All_toyota_lineup/alphardhybrid/menu/mechanism.html)
また、以下に説明する、発明を実施するための最良の形態は、一般的なハイブリッド車の構成をもとに記載している。
図1は本発明に係るハイブリッド車のインバータと電動エアコンとの間の強電ハーネスの配策構造の一実施形態を、車両上方および車両前方から見て示す、模式図である。図1(a)は車両上方視を、図1(b)は車両前方視を示す。なお、図1において、前突時は前面衝突時を、通常時は通常運転時を示す。
なお、図1〜9において強電ハーネス6は全て点線で示しており、図中F/Vは車両前方視を示し、P/Vは車両上方視を示す。
なお強電ハーネス6の井桁サブフレーム9への固定は、タイラップ等を用いる手法が考えられるが、特に限定するものではない。
ここではさらに、図2(a)に示す車両前方視において、強電ハーネス6の、井桁サブフレーム9への第一の固定点Aを、エンジン1の吸排気装置の一部をなすエキゾースト遮蔽板7の外形線と井桁サブフレーム9の上面との電動エアコン側の交点を通る鉛直線Bよりも、電動エアコン側つまりは車両右側に位置させている。(請求項3に相当)
さらに、前面衝突以外の通常運転時においても、エキゾースト遮蔽板7の前側に隣接して、強電ハーネス6が延在することになるため、エキゾースト遮蔽板7の高温部による熱の影響を、強電ハーネス6が受けやすくなる。
ここではさらに、図3(a)に示す車両前方視において、強電ハーネス6の、井桁サブフレーム9への第一の固定点Aを、強電ハーネス6の電動エアコン5からの出口を通る鉛直線C上に位置させる。(請求項4に相当)
請求項1〜4に相当する構成は図3に示したものと同様であり、その作用効果も同様であるため、その説明は割愛し、相違点のみを説明する。
図3に示した配策構造においては、図5(a)に示すように、強電ハーネス6の電動エアコン5からの出口から、第一の固定点Aまでの距離が、図2に示した配策構造との比較においては短くなっているものの、車両振動やエンジン1の振動に起因する振動により、前記出口から第一の固定点Aまでの間に延在する強電ハーネス6が揺動すると、その揺動範囲E1はある程度は大きくなる。
請求項1〜5に相当する構成は図4に示したものと同様であり、その作用効果も同様であるため、その説明は割愛し、相違点のみを説明する。
図3に示した配策構造においては、図7(a)の問題4に示すように、強電ハーネス6の電動エアコン5からの出口から、第一の固定点Aまでの間に延在する強電ハーネス6にたるみがないため、前面衝突時において、井桁サブフレーム9が下方に移動すると、強電ハーネス6は図7(a)中6bの二点鎖線に示すように引っ張られて、電動エアコン5と井桁サブフレーム9との上下方向の相対離隔変位に追従できずに、破断してしまうおそれがある。
このハイブリッド車のインバータのインバータと電動エアコンとの間の強電ハーネスの配策構造は、図1に示すように、フロントエンジンルームのエンジン1の車両左上にインバータ2を配置し、インバータ2の車両後方にエンジン1の吸排気装置の一部をなすエアクリーナー3を配置し、インバータ2とエンジン1との間にエアクリーナー3に接続され吸排気装置の一部をなす吸気ダクト4を配置し、エンジン1の車両右下前方に電動エアコン5を配置して、インバータ2から電動エアコン5に電力を供給する強電ハーネス6を、車体側のラジエタコアサポート8とエンジン1の車両前面との間を迂回させて配策し、(請求項1に相当)その具体的手段として、強電ハーネス6を、エンジン1の車両後面に固定して配策することを特徴とする。(請求項7に相当)
2 インバータ
3 エアクリーナー
4 吸気ダクト
5 電動エアコン
6 強電ハーネス
7 エキゾースト遮蔽板
8 ラジエタコアサポート
9 井桁サブフレーム
10 ラジエタ
11 クリップ
12 ブラケット
Claims (7)
- フロントエンジンルームのエンジンの車両左上にインバータを配置し、当該インバータの車両後方にエンジンの吸排気装置の一部をなすエアクリーナーを配置し、当該インバータとエンジンとの間に前記エアクリーナーに接続され吸排気装置の一部をなす吸気ダクトを配置し、前記エンジンの車両右下前方に電動エアコンを配置して、当該インバータから前記電動エアコンに電力を供給する強電ハーネスを、車体側のラジエタコアサポートと前記エンジンの車両前面との間を迂回させて配策することを特徴とするハイブリッド車のインバータと電動エアコンとの間の強電ハーネスの配策構造。
- 前記強電ハーネスを、前記エンジンの下方に位置する井桁サブフレームの上面に固定し、配策することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車のインバータと電動エアコンとの間の強電ハーネスの配策構造。
- 車両前方視において、前記強電ハーネスの、前記井桁サブフレームへの第一の固定点を、前記エンジンの吸排気装置の一部をなすエキゾースト遮蔽板の外形線と前記井桁サブフレームの上面との電動エアコン側の交点よりも、電動エアコン側に位置させることを特徴とする請求項2に記載のハイブリッド車のインバータと電動エアコンとの間の強電ハーネスの配策構造。
- 車両前方視において、前記強電ハーネスの、前記井桁サブフレームへの第一の固定点を、前記強電ハーネスの前記電動エアコンからの出口を通る鉛直線上に位置させることを特徴とする請求項3に記載のハイブリッド車のインバータと電動エアコンとの間の強電ハーネスの配策構造。
- 車両前方視において、前記井桁サブフレームに先端に前記強電ハーネスを把持するクリップを揺動自在に設けたくの字形状のブラケットを設け、前記クリップにより、前記強電ハーネスを固定して、前記井桁サブフレームへの第一の固定点を前記出口と前記井桁サブフレームとの間に位置させることを特徴とする請求項4に記載のハイブリッド車のインバータと電動エアコンとの間の強電ハーネスの配策構造。
- 車両前方視において、前記強電ハーネスの、前記井桁サブフレームへの第二の固定点を、前記強電ハーネスの前記電動エアコンからの出口を通る鉛直線よりも車両左側に位置させて設けるとともに、前記クリップにより固定される部分の強電ハーネスを、前記強電ハーネスの前記電動エアコンからの出口を通る鉛直線に対して傾斜させてなることを特徴とする請求項5に記載のハイブリッド車のインバータと電動エアコンとの間の強電ハーネスの配策構造。
- 前記強電ハーネスを、前記エンジンの車両後面に固定して配策することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車のインバータと電動エアコンとの間の強電ハーネスの配策構造。
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