JP2006175384A - ラジカル酸素水生成装置及びラジカル酸素水生成システム - Google Patents

ラジカル酸素水生成装置及びラジカル酸素水生成システム Download PDF

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Abstract

【課題】
水道水を用いてラジカル酸素を含むラジカル酸素水を所望の濃度で効率的に生成する。
【解決手段】
ラジカル酸素水生成装置は、固体電解質膜5と、陽極部6と、陰極部4とを具備する。陽極部6は、固体電解質膜5の一方の面に接するように設けられる。陰極部4は、固体電解質膜5の他方の面に接合するように設けられる。陽極部6は、一方の面を固体電解質膜5に接するように設けられた陽極61と、陽極61の他方の面に接するように設けられた網状の構造を有する第1陽極保持部62〜64とを備える。陰極部4は、一方の面を固体電解質膜5に接するように設けられた陰極41と、陰極41の他方の面に接するように設けられた網状の構造を有する第1陰極保持部42とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ラジカル酸素水生成装置及びラジカル酸素水生成システムに関し、特に水を電気的に処理する方法を用いるラジカル酸素水生成装置及びラジカル酸素水生成システムに関する。
従来、水を電気分解する技術として様々な方法が知られている。例えば、GE社の開発した固体高分子膜を用いた電解法(SPE電解法)は、イオン交換膜を隔膜及び電解質膜として用い、その両側に電極を接合し、純水を電解して高純度の水素を高い効率で得ることができる。また、豊橋技術科学大学で開発された方法は、SPE電解法を応用した技術として、陰極側に白金析出のMEAと酸素過電圧の高い酸化鉛とを白金メッキされたチタン多孔質電極に組み合わせた4層構造とし、アノード側で高濃度オゾン水を生成する(非特許文献1)。
関連する技術として、特開2004−353033号公報(特許文献1)に、水の電気分解用膜・電極接合体およびそれを用いた水の電気分解装置が開示されている。この水の電気分解用膜・電極接合体は、固体高分子電解質膜と、該固体高分子電解質膜の一方側に接合された酸素極と、他方側に接合された水素極とを含む。前記酸素極は、イリジウムめっきされた多孔性のシート状カーボン素材と、前記固体高分子電解質膜に接する側の前記シート状カーボン素材の面に対してなされたカーボンと固体高分子膜用樹脂を含む混合物のコーティング層とを含む。前記水素極は、多孔性のシート状カーボン素材と、前記シート状カーボン素材に対してなされたカーボンおよび固体高分子膜用樹脂を含む混合物のコーティング層と、このコーティング層に対してさらにPt(合金)および/またはPt(合金)担持カーボンと固体高分子膜用樹脂を含む混合物のコーティング層とを含む。
"Ozone water generation by water electrolysis cell using solid polymer electrolyte"、大庭貴弘、楠博敦、砂川大輔、恩田和夫(豊橋技術科学大学)、伊藤衡平(九州大学)、第44回電池討論会、pp222−223(2003) 特開2004−353033号
従って、本発明の目的は、ラジカル酸素を含むラジカル酸素水を効率的に生成可能なラジカル酸素水生成装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、水道水を用いてラジカル酸素を含むラジカル酸素水を効率的に生成可能なラジカル酸素水生成システムを提供することにある。
以下に、発明を実施するための最良の形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
従って、上記課題を解決するために、本発明のラジカル酸素水生成装置は、固体電解質膜(5)と、陽極部(6)と、陰極部(4)とを具備する。陽極部(6)は、固体電解質膜(5)の一方の面に接するように設けられ、水が流通可能である。陰極部(4)は、固体電解質膜(5)の他方の面に接合するように設けられ、水が流通可能である。陽極部(6)は、一方の面を固体電解質膜(5)に接するように設けられた陽極(61)と、陽極(61)の他方の面に接するように設けられた網状の構造を有する第1陽極保持部(62〜64)とを備える。陰極部(4)は、一方の面を固体電解質膜(5)に接するように設けられた陰極(41)と、陰極(41)の他方の面に接するように設けられた網状の構造を有する第1陰極保持部(42)とを備える。陽極部(6)及び陰極部(4)へ電力を供給可能である。
上記のラジカル酸素水生成装置において、第1陽極保持部(62〜64)は、層状に重ねられた複数の金網を含む。複数の金網の各々における単位面積当たりの網目の数は、陽極(61)に近い金網ほど多い。
上記のラジカル酸素水生成装置において、陽極(61)は、表面に固体電解質材料の皮膜(67)を有する。
上記のラジカル酸素水生成装置において、陰極部(4)は、陰極(41)と固体電解質膜(5)との間に、両者に接するように設けられ、電解質の材料を含む電解質膜(45)を更に備える。
上記のラジカル酸素水生成装置において、第1陽極保持部(62〜64)における陽極(61)側とは反対の側に接するように設けられた第2陽極保持部(7)と、第1陰極保持部(42)における陰極(41)側とは反対の側に接するように設けられた第2陰極保持部(3)とを更に具備する。陽極部(6)における水が流通可能な領域は、固体電解質膜(5)と第2陽極保持部(7)との間の第1隙間(S1+S2)である。陰極部(4)における水が流通可能な領域は、固体電解質膜(5)と第2陰極保持部(3)との間の第2隙間(S3+S4)である。
上記のラジカル酸素水生成装置において、第2陽極保持部(7)は、第1陽極保持部(62〜64)と接する面に凹凸(71〜73)を有する。
上記のラジカル酸素水生成装置において、第2陽極保持部(7)の有する凹凸(71〜73)は、蛇行する凸部(73)を有する。
上記のラジカル酸素水生成装置において、凸部(73)の間隔(p1、p2)及び幅(p3)は、1mm以上、5mm以下である。
上記のラジカル酸素水生成装置において、第1隙間(S1+S2)の大きさは、0.3mm以上、10mm以下である。
上記のラジカル酸素水生成装置において、第2陰極保持部(3)は、第1陰極保持部(42)と接する面に凹凸(31、32)を有する。
上記のラジカル酸素水生成装置において、陽極部(6)へ水を供給可能な第1配管(2c)と、第1配管(2c)から分岐され陰極部(4)へ水を供給可能な第2配管(2d)と、第1配管(2c)と第2配管(2d)との分岐点又は第2配管(2d)の途中に設けられ第2配管(2d)を流通する水の量を制限するメンブレン(8)とを更に具備する。
上記のラジカル酸素水生成装置において、陽極部(6)における水の流れる速度は、50mm/sec.以上、500mm/sec.以下である。
上記課題を解決するために、本発明のラジカル酸素水生成システムは、イオン交換部(90)と、ラジカル酸素水生成装置(1)とを具備する。イオン交換部(90)は、イオン交換樹脂フィルタを含み、供給された水道水の所定の不純物を除去する。ラジカル酸素水生成装置(1)は、所定の不純物を除去された水道水に電力を印加する。上記各項のいずれかに記載されている。
本発明により、水道水を用いてラジカル酸素を含むラジカル酸素水を所望の濃度で効率的に生成することが可能となる。
以下、本発明のラジカル酸素水生成装置及びラジカル酸素水生成システムの実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。まず、本発明のラジカル酸素水生成装置及びラジカル酸素水生成システムの実施の形態の構成について説明する。
図1は、本発明のラジカル酸素水生成システムの実施の形態の構成を示すブロック図である。ラジカル酸素水生成システム80は、イオン交換部90と、ラジカル酸素水生成装置1と、制御部88、配管84、85、バルブ94〜98、逆止弁99を具備する。矢印は、水の流れる方向を示す。
イオン交換部90は、イオン交換樹脂フィルタ(図示されず)を含み、配管84の途中に設けられている。イオン交換部90は、イオン交換樹脂フィルタにより、供給された水(例示;水道水、以下同じ)の所定の不純物を除去する。所定の不純物は、ラジカル酸素水生成装置1のセル(後述)の行う水の電気的な処理に対して影響を及ぼす物質である。そのような物質としては、カルシウム、マグネシウム等のミネラル分が例示される。イオン交換樹脂フィルタは、陽イオン交換樹脂(塩型:例示、Na型)に例示される。更に、これに加えて、塩素を除去するために、活性炭フィルタや亜硫酸カルシュウムのフイルタ、陰イオン交換樹脂フィルタの少なくとも一つを有していても良い。
ここでは、イオン交換フィルタによるイオン交換以外は、ラジカル酸素水生成装置1における電気的な処理の効率を高める物質のような他の物質の添加は一切行っていない。
イオン交換樹脂フィルタは、セルの汚れや破損を極力抑えること、水本来の水素イオンレベルを安定させることに目的に絞っている。水に含まれる他物質を可能な限り除去する目的ではない。そのため、1種類のフィルターのみで良く、その構造、構成を簡単にすることができる。
ラジカル酸素水生成装置1は、配管84の途中に設けられている。ラジカル酸素水生成装置1は、イオン交換部90で処理され、所定の不純物を除去された水に電力を印加する電気的処理を施す。そして、陽極側(後述)でラジカル分子を豊富に含むラジカル酸素水を生成する。ラジカル分子は、活性酸素、過酸化水素、オゾン、ヒドロキシルラジカルに例示される。
配管81は、水を供給する。バルブ91は、配管81の先端に設けられ、配管81の水の流通を制御する。配管82は、バルブ91とバルブ93との間に設けられ、ラジカル酸素水生成システム80をバイパスする水が流通する。バルブ92は、配管82の途中に設けられ、バイパスする水の流通を制御する。配管84は、配管82のバルブ91近傍からバルブ94を介して分岐し、配管82のバルブ93近傍にバルブ96を介して合流する。配管84は、途中でイオン交換部90、バルブ95及びラジカル酸素水生成装置1にこの順に接続されている。バルブ94は、水の配管84への分岐を制御する。バルブ95は、イオン交換部90とラジカル酸素水生成装置1との間の処理された水の流通を制御する。バルブ96は、水の配管82への合流を制御する。逆止弁98は、配管82の水の配管84への逆流を防止する。バルブ97は、ラジカル酸素水生成装置1から配管84へ送出されるラジカル酸素水を直接取り出すためのバルブである。配管85は、ラジカル酸素水生成装置1に接続され、排水を排出する。バルブ98は、配管85の先端に設けられ、排水の排出を制御する。バルブ93は、未処理の水及び合流した処理された水の配管83への流通を制御する。
制御部88は、バルブ91〜98、イオン交換部90及びラジカル酸素水生成装置1の動作を制御する。ただし、全てを制御部88で制御しなくても良い。また、制御部88を設けず、全て手動で制御することも可能である。
ラジカル酸素水生成装置1について更に説明する。
図2は、本発明のラジカル酸素水生成装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。ラジカル酸素水生成装置1は、ラジカル酸素水生成装置本体2、メンブレン8、セル10、変圧・整流部12、制御回路部11を備える。矢印は、水等の流れる方向を示す。
変圧・整流部12は、一般の100V又は200V電源から交流電力を供給され、所定の直流電力へ変換する。制御回路部11は、所定の直流電力を供給され、セル10の性能に対応した直流電力に変換して、セル10へ出力する。出力する直流電力は、例えば、4〜20V、セル10の単位面積(cm)あたり0.1〜5Aである。
ラジカル酸素水生成装置本体2は、領域2a、開口部2b、2g、2h、配管2c、2d、2e、2fを含む。領域2aは、ラジカル酸素水生成装置本体2の内部に設けられ、セル10を保持する。開口部2bは、ラジカル酸素水生成装置本体2の外表面に設けられ、配管84に接続され、イオン交換部90で処理された水を供給される。
配管2cは、ラジカル酸素水生成装置本体2の内部に開口部2bに接続して設けられ、水を供給され、セル10の陽極側(後述)へ供給する。配管2eは、ラジカル酸素水生成装置本体2の内部に開口部2gに接続して設けられ、セル10の陽極側からのラジカル酸素水を開口部2gへ供給する。開口部2gは、ラジカル酸素水生成装置本体2の外表面に設けられ、配管84に接続され、ラジカル酸素水を配管84へ供給する。
配管2dは、ラジカル酸素水生成装置本体2の内部に開口部2cの途中に接続して設けられ、配管2cの途中から水を供給され、セル10の陰極側(後述)へ供給する。配管2fは、ラジカル酸素水生成装置2の内部に開口部2hに接続して設けられ、セル10の陰極側からの排水を開口部2hへ供給する。開口部2hは、ラジカル酸素水生成装置本体2の外表面に設けられ、配管85に接続され、排水を排出する。
メンブレン8は、配管2dの途中に設けられ、配管2cから分岐して陰極側へ向かう水の流量を統制する。メンブレンの孔径は0.1 〜10μmが好ましい。メンブレンの面積は配管2dと同等若しくはその1/10程度までが好ましい。この二つの条件を調整することで、陽極側に供給される水の量と、陰極側に供給される水の量との比を所望の値に設定することができる。これにより、外部で陰極側と陽極側との各々に流す水の流量を、それぞれ別々に調節して合わせる手間を省くことができる。これにより、配管の構成を簡略化することができる。
本発明では、陽極側の水の流れを乱して電気的処理の効率を向上していること、固体電解質膜5で陽極側からの不純物の流入を防止していることなどから、陰極側に流す水の量v1は、陽極側に流す水の量v2に比較して少なくすることができる。例えば、陰極側に流す水の量v1を、v1/v2=1/10程度まで低減することができる。これにより、供給する水の単位体積当たりのラジカル酸素水生成量を向上することができる。
セル10は、ラジカル酸素水生成装置本体2の領域2a内に設けられ、イオン交換部90で処理された水及び制御回路部11から直流電力を夫々供給され、ラジカル酸素水を生成する。セル10は、第2陰極保持部3、陰極部4、固体電解質膜5、陽極部6、第2陽極保持部7を含む。なお、第2陰極保持部3は、陰極部4に含まれていても良い。第2陽極保持部7は、陽極部6に含まれていても良い。
固体電解質膜5は、プロトン導電膜(H型のイオン交換膜)である。プロトン導電膜としては、固体高分子膜のスルフォン酸型の強酸性陽イオン交換樹脂や、パーフルオロスルホン酸ポリマー膜に例示される。
陽極部6は、固体電解質膜5の一方の面に接するように設けられ、水が流通可能である。陽極部6は、制御回路部11が直流電力をセル10へ供給するとき、制御回路部11の正極に接続されている。第2陽極保持部7は、一方の面をラジカル酸素水生成装置本体2の領域2aの他の一側面に接し、他方の面を陽極部6における固体電解質膜5側の面とは反対側の面に接するように設けられている。
第2陰極保持部3は、一方の面をラジカル酸素水生成装置本体2の領域2aの一側面に接し、他方の面を陰極部4における固体電解質膜5側の面とは反対側の面に接するように設けられている。陰極部4は、固体電解質膜5の他方の面に接合するように設けられ、水が流通可能である。陰極部4は、制御回路部11が直流電力をセル10へ供給するとき、制御回路部11の負極に接続されている。
セル10に直流電力を印加することにより、陽極部6側では、ラジカル酸素水を生成する。
セル10において、第2陽極保持部7に制御回路部11の正極、第2陰極保持部3に制御回路部11の負極をそれぞれ接続する。そして、第2陽極保持部7を介して陽極部6へ、及び、第2陰極保持部3を介して陰極部4へ、制御回路部11で直流電力を供給することにより、陽極部6において、ラジカル分子を豊富に含むラジカル酸素水を生成することができる。
図3は、セル10の構成を示す断面図である。
陽極部6は、陽極61と、第1陽極保持部62、63、64とを備える。
陽極61は、一方の面を固体電解質膜5に接し、他方の面を第1陽極保持部62に接するように設けられている。陽極61は、網状の構造を有する。その単位面積当たりの網目の数は、80メッシュ以上が望ましい。陽極61と固体電解質膜5との接触面積が多くなるからである。
陽極61の材料は、貴金属系、金属酸化物系(導電性酸化物)、又は、炭素系の材料が好ましい。ここで、貴金属系の材料は、金、白金、ロジウム、又は、金、白金及びロジウムの少なくとも1種類を含む合金に例示される。金属酸化物系の材料は、酸化スズに例示される。酸化スズの場合、焼結多孔質の薄板の表面、貴金属系材料の電極の表面、チタンやステンレス系材料の電極の表面にコーティングされたものが好ましい。コーティングの方法は蒸着、スパック、レーザーアプレーション等の真空成膜する方法、スズめっきを行った後に酸化する方法、塩化物水溶液を付着させた後に酸化する方法などがある。炭素系の材料は、ダイアモンド、カーボンナノチューブをカーボンファイバ織物の表面や焼結多孔質の薄板の表面、貴金属系材料の電極の表面、チタンやステンレス系材料の電極の表面にコーティングされたものが好ましい。
陽極61は、その表面にさらにプロトン伝導膜(固体電解質材料)を薄くコーティングしても良い。図6は、陽極61の断面を示す図である。この場合、陽極61の網構造を構成する糸66は、固体電解質膜5と同質のプロトン導電膜67をコーティングされている。ここで、糸66の材料は、上述のように貴金属系、金属酸化物系(導電性酸化物)、又は、炭素系の材料である。
この製造方法としては、例えば、陽極61の表面にフッ素系固体電解質の溶液をコーティングし乾燥する。コーティングしてできた膜をそのフッ素系固体電解質のガラス転移温度以上の温度で熱処理すると好ましい。また、そのコーティングしてできた膜に電子線を照射して多孔質化するとより好ましい。
第1陽極保持部62は、一方の面を陽極61に接し、他方の面を第1陽極保持部63に接するように設けられている。第1陽極保持部62は、網状の構造を有する。その単位面積当たりの網目の数は、80メッシュ以上100メッシュ以下であることが好ましい。100メッシュより大きいと、水が陽極61へ充分に供給され難くなる。80メッシュより小さいと、水に充分な乱流が発生せず、陽極61へ新鮮な水が供給され難くなる。
第1陽極保持部63は、一方の面を第1陽極保持部62に接し、他方の面を第1陽極保持部64に接するように設けられている。第1陽極保持部63は、網状の構造を有する。その単位面積当たりの網目の数は、40メッシュ以上80メッシュ以下であることが好ましい。80メッシュより大きいと、水が第1陽極保持部62を介して陽極61へ充分に供給され難くなる。40メッシュより小さいと、水に充分な乱流が発生せず、第1陽極保持部62を介して陽極61へ新鮮な水が供給され難くなる。
第1陽極保持部64は、一方の面を第1陽極保持部63に接し、他方の面を第2陽極保持部7に接するように設けられている。第1陽極保持部63は、網状の構造を有する。その単位面積当たりの網目の数は、20メッシュ以上40メッシュ以下であることが好ましい。40メッシュより大きいと、水が第1陽極保持部62、63を介して陽極61へ充分に供給され難くなる。40メッシュより小さいと、水に充分な乱流が発生せず、第1陽極保持部62、63を介して陽極61へ新鮮な水が供給され難くなる。
なお、第1陽極保持部62〜64は、全て設ける必要は無く、セル10の大きさや水の量に応じて第1陽極保持部62のみ、又は、第1陽極保持部62及び第1陽極保持部63のみ、でも良い。ただし、単位面積当たりの網目の数は、陽極61に近い第1陽極保持部ほど多くする。
第1陽極保持部62〜64は、耐腐食性があり、導電性があればどのような材料を用いても良い。例えば、ステンレスに例示される。また、第1陽極保持部62〜64は、陽極61と固体電解質膜5との接合面にできるだけ新鮮な水が供給されるように、乱流を生じながら流通可能であれば、他の形状を有していても良い。
第2陽極保持部7は、第1陽極保持部62〜64と接する面に凹部71、凹部72、凸部73を有する。
凸部73は、陽極部6を保持する。凹部71及び凹部72は、凸部73とともに水に乱流を生じさせる。第2陽極保持部7は、耐腐食性があり、導電性があればどのような材料を用いても良い。例えば、ステンレスに例示される。
陽極部6と第2陽極保持部7とにおける水が流通可能な領域は、固体電解質膜5と第2陽極保持部7との間の隙間S1と隙間S2である。ただし、隙間S1は、陽極61と第1陽極保持部62〜64との網構造の部分である。隙間S2は、第2陽極保持部7に設けられた凹部71である。
隙間S1の大きさは、0.3mm以上、5mm以下であることが好ましい。0.3mmより小さいと、水の供給口付近(配管2cの出口付近)に陽極61での反応が集中し、陽極61の全面へ新鮮な水が供給され難くなる。5mmより大きいと、水の一部が陽極61で反応せずに流れ去ってしまう恐れがある。
隙間S2の大きさは、0.3mm以上、5mm以下であることが好ましい。0.3mmより小さいと、水に生じる乱流が小さくなり、陽極61へ新鮮な水が供給され難くなる。5mmより大きいと、凹部71に水が滞留する不要な領域ができる恐れがある。
陰極部4は、陰極41と、第1陰極保持部42と、電解質膜45とを備える。
電解質膜45は、一方の面を固体電解質膜5に接し、他方の面を陰極41に接するように設けられている。電解質膜45は、多孔質で薄い膜状の物体であり、この薄い膜状の物体に電解質の材料(例示:塩類の水溶液のような液体)を含浸、保持させたものである。これにより、陰極41の表面での電流分布を均一化し、電流効率を上げることができる。電解質膜45は、電解質の材料をゲル状の物質に添加したものでも良い。電解質の材料を固体電解質の材料としても良い。なお、電解質膜45は、省略することも可能である。その場合、陰極41は、一方の面を固体電解質膜5に接し、他方の面を第1陰極保持部42に接するように設けられる。
陰極41は、一方の面を電解質膜45に接し、他方の面を第1陰極保持部42に接するように設けられている。陰極41は、網状の構造を有する。その単位面積当たりの網目の数は、80メッシュ以上が望ましい。陽極61と固体電解質膜5との接触面積が多くなるからである。
陰極41の材料は、貴金属系の材料が好ましい。ここで、貴金属系の材料は、白金又は白金を含む合金に例示される。他の金属に白金の膜や白金微粒子をコーティングしたものでも良い。
第1陰極保持部42は、一方の面を陰極41に接し、他方の面を第2陰極保持部3に接するように設けられている。第1陰極保持部42は、網状の構造を有する。その単位面積当たりの網目の数は、80メッシュ以上100メッシュ以下であることが好ましい。100メッシュより大きいと、水が陰極41へ充分に供給され難くなる。80メッシュより小さいと、水に充分な乱流が発生せず、陰極41へ新鮮な水が供給され難くなる。
なお、第1陰極保持部42は、陽極部6のように複数設けても良い。その場合、単位面積当たりの網目の数は、陰極41に近い第1陰極保持部ほど多くする。
第1陰極保持部42は、耐腐食性があり、導電性があればどのような材料を用いても良い。例えば、ステンレスに例示される。また、第1陰極保持部42は、陰極41と電解質膜45(又は固体電解質膜5)との接合面にできるだけ新鮮な水が供給されるように、乱流を生じながら流通可能であれば、他の形状を有していても良い。
第2陰極保持部3は、第1陽極保持部42と接する面に凹部31、凸部32を有する。凸部32は、陰極部4を保持する。凹部31は、凸部32とともに水に乱流を生じさせる。第2陰極保持部3は、耐腐食性があり、導電性があればどのような材料を用いても良い。例えば、ステンレスに例示される。
陰極部4と第2陰極保持部3とにおける水が流通可能な領域は、電解質膜45(又は固体電解質膜5)と第2陰極保持部3との間の隙間S3と隙間S4である。ただし、隙間S3は、陰極41と第1陰極保持部42との網構造の部分である。隙間S4は、第2陰極保持部3に設けられた凹部31である。
隙間S3の大きさは、0.3mm以上、5mm以下であることが好ましい。0.3mmより小さいと、水の供給口付近(配管2dの出口付近)に陰極41での反応が集中し、陰極41の全面へ新鮮な水が供給され難くなる。5mmより大きいと、水の一部が陰極41で反応せずに流れ去ってしまう恐れがある。
隙間S4の大きさは、0.3mm以上、5mm以下であることが好ましい。0.3mmより小さいと、水に生じる乱流が小さくなり、陰極41へ新鮮な水が供給され難くなる。5mmより大きいと、凹部31に水が滞留する不要な領域ができる恐れがある。
陽極部6や陰極部4における水の流速は、50mm/sec.以上、500mm/sec.以下が好ましい。50mm/sec.より小さいと、水の供給不足(供給律速)になり電気的処理の効率が低下する。500mm/sec.より大きいと、電解反応が水の供給に間に合わず(反応律速)、電気的処理の効率が低下する。
第2陽極保持部7について更に説明する。
図4は、第2陽極保持部7を示す斜視図である。矢印は、水等の流れを示す。
第2陽極保持部7の有する凹凸(71〜73)は、凸部73が蛇行した形状を有する。凸部73の蛇行によりできる溝が凹部71及び凹部72である。イオン交換部90で水は、まず凹部71に入り、次に凸部73を越えて凹部72に入り、そして送出される。その際、その水は、第2陽極保持部7上の陽極部6で電気的に処理される。なお、第2陽極保持部7は、歯を入水側に向けた櫛形の形状を有していても良い。
図に示す凸部73の幅p3、凸部73同士の間隔p1、p2(凹部71、72の幅)は、1mm以上、5mm以下であることが好ましい。5mmより大きいと、乱流となる範囲(領域)が充分に取れない。1mmより小さいと、水が入り難くなり圧力を上げる必要が出てくる。
この第2陽極保持部7により、その水は単に一方向へ流れるだけでなく、凹凸により流れが乱される。その乱流の発生により、常に陽極61と固体電解質膜5との接合面に新鮮な水が供給される。それにより、電気的処理の効率を高めることができる。
なお、第2陽極保持部7の凹凸の構造は、この例に限定されるものではない。所望の乱流が発生するものであれば、他の構造も利用することができる。
第2陰極保持部3について更に説明する。
第2陰極保持部3を示す斜視図である。矢印は、水等の流れを示す。
第2陰極保持部3の有する凹凸(31、32)は、凸部32が水流に垂直な方向に伸びる山型の形状を有する。ただし、山の頂上部分は陰極部4に影響を与えないように丸みや平坦な形状としても良い。二つの凸部32間にできるV字型の溝が凹部31である。イオン交換部90で水は、凸部32を越えて凹部31に入る流れを繰り返し、そして送出される。その際、その水は、第2陰極保持部3上の陰極部4で電気的に処理される。なお、第2陰極保持部3は、第2陽極保持部7のような構造を有していても良い。
この第2陰極保持部3により、その水は単に一方向へ流れるだけでなく、凹凸により流れが乱される。その乱流の発生により、常に陰極41と固体電解質膜5との接合面に新鮮な水が供給される。それにより、電気的処理の効率を高めることができる。
なお、第2陰極保持部3の凹凸の構造は、この例に限定されるものではない。
本発明においては、上述のように第2陽極保持部7や第2陰極保持部3に凹凸が設けられていること、第1陽極保持部62〜64や第1陰極保持部42が網状になっていることにより、反応電極(61、41)と固体電解質膜5との接合面にできるだけ新鮮な水を流すことができる。これにより、非常に項高率な電気的処理を行うことができる。
次に、本発明のラジカル酸素水生成システムの実施の形態の動作について説明する。
図1を参照して、バルブ91、93、95、96、98は開いている。バルブ94は、所望の量のラジカル酸素水を生成するのに必要な量の水を配管84へ流すような開度に開いている。バルブ92は、水とラジカル酸素水とが所望の割合で混合されるのに必要な量の水を配管82へ流すような開度に開いている。
配管82及び配管84を流通した水道水がイオン交換部90へ供給される。イオン交換部90は、ラジカル酸素水生成装置1のセル10の行う水の電気的な処理に対して影響を及ぼす物質を水道水から除去する。イオン交換部90で処理された水は、ラジカル酸素水生成装置1へ送出される。
図2を参照して、イオン交換部90で処理された水が、ラジカル酸素水生成装置1の配管2cを流通して陽極部6へ供給されると共に、配管2c−配管2d(メンブレン8を含む)を流通して陰極部4へ供給される。ラジカル酸素水生成装置1は、セル10において、陽極部6と陰極部4との間に制御回路部11で直流電力を供給する。
図3〜〜図6を参照して、第2陽極保持部7の凹凸や第1陽極保持部62〜64、陽極61の網構造により、陽極部6の水は流れが乱される。その乱流の発生により、常に陽極61と固体電解質膜5との接合面に新鮮な水が供給される。それにより、高効率で電気的処理を実行することができる。それにより、陽極部6においてラジカル分子を豊富に含むラジカル酸素水が生成され、配管2eから送出される。陰極部4の水は配管2fにから送出される。本発明では、1017個/L以上の濃度のラジカル分子を生成することができる。
同様に、第2陰極保持部3の凹凸や第1陰極保持部42、陰極41の網構造により、陰極部4の水は流れが乱される。その乱流の発生により、常に陰極41と固体電解質膜5との接合面に新鮮な水が供給される。それにより、高効率で電気的処理を実行することができる。
図1を参照して、ラジカル酸素水生成装置1の陽極部6で生成されたラジカル酸素水は、イオン交換部90及びラジカル酸素水生成装置1をバイパスした配管82の水と混合される。そして、所望の濃度を有するラジカル酸素水として配管83から送出される。ラジカル酸素水生成装置1の陰極部4の水は、配管85から排出される。なお、配管82の水と混合せずに、そのまま使用することも可能である。
本発明では、水道水の前処理として簡便なイオン交換部90を設けるだけである。加えて、他物質の添加による機能効果の向上等は考えておらず、水の電気分解により発生する電解活性酸素種を媒体として、上記のラジカル分子をより多く生成することができる。すなわち、ラジカル酸素水生成装置1での電気的な処理に対応した物質の添加を行う必要が無い。従って、ラジカル酸素水生成システムの構成を簡略化することができる。なお、水道水を用いず、他の水(例示:他の水処理装置で不純物の一部を除去した水)を用いることも可能である。その場合、イオン交換部90が不要になる。
本発明では、水本来の性質や特性を変える物ではなく、水に含有する酸素や水素の結合形態を一時的にラジカル化しやすい状態にし、水和というような水本来の特徴は失わないようにする技術である。よって、セル10における各電極の面積とセル10を流れる水流量とは比例関係にあり、水流が増加すればその分各電極の面積を増加させ、若干の電流量を可変するだけで対応が可能となる。
本発明において、原料の水である水道水を用いて生成されたラジカル酸素水は、含有されるラジカル量は従来の技術では見られない程多く、例えば、約1017個/L以上である。そのため、原料の水である水道水に20%〜30%程度添加しても、その効果(例示:殺菌効果)が確認できる。従来型の電解水では希釈応用というような電解された水を薄めて応用する技術は、その性格上確認されていなかった。しかし、本発明のラジカル酸素水においては、上述の様に希釈応用の様な使用環境も可能となる。ただし、水で希釈した場合には、その希釈量に応じて本来の水に戻る作用も早くなる。
本発明では、水を酸性にする物質や、アルカリ性にする物質のような物質の混入は行っておらず、電極材料やそれらに係わる材料からも物質が水に溶出しないように設計している。また、電解時においても出来る限り水本来の特性を保つように、電解コントロールを行っている。そのため、物質の溶質による水素イオン濃度の変化も非常に少ない。よって、本発明で生成されたラジカル酸素水は、中性領域を保つようにコントロールされている。但し、酸化還元電位(ORP)が1040mV以上に上昇した場合、ラジカル分子が持つ酸化特性によって若干ながらラジカル酸素水の水素イオン濃度は酸化傾向に傾く。すなわち、pHは、概ね6.0から7.5である。
図1は、本発明のラジカル酸素水生成システムの実施の形態の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明のラジカル酸素水生成装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。 図3は、セル10の構成を示す断面図である。 図4は、第2陽極保持部7を示す斜視図である。 図5は、第2陰極保持部3を示す斜視図である。 図6は、陽極61の断面を示す図である。
符号の説明
1 ラジカル酸素水生成装置
2 ラジカル酸素水生成装置本体
2a 領域
2b、2g、2h 開口部、
2c、2d、2e、2f 配管
3 第2陰極保持部
4 陰極部
5 固体電解質膜
6 陽極部
7 第2陽極保持部
8 メンブレン
10 セル
11 制御回路部
12 変圧・整流部
31、71、72 凹部
32、73 凸部
41 陰極
42 第1陰極保持部
45 電解質膜
61 陽極
62、63、64 第1陽極保持部
66 糸
67 プロトン導電膜
80 ラジカル酸素水生成システム
81、82、83、84、85 配管
88 制御部
90 イオン交換部
91、92、93、94、95、96、97、98 バルブ
99 逆止弁

Claims (13)

  1. 固体電解質膜と、
    前記固体電解質膜の一方の面に接するように設けられ、水が流通可能な陽極部と、
    前記固体電解質膜の他方の面に接合するように設けられ、水が流通可能な陰極部と
    を具備し、
    前記陽極部は、
    一方の面を前記固体電解質膜に接するように設けられた陽極と、
    前記陽極の他方の面に接するように設けられた網状の構造を有する第1陽極保持部と
    を備え、
    前記陰極部は、
    一方の面を前記固体電解質膜に接するように設けられた陰極と、
    前記陰極の他方の面に接するように設けられた網状の構造を有する第1陰極保持部と
    を備え、
    前記陽極部及び前記陰極部へ電力を供給可能である
    ラジカル酸素水生成装置。
  2. 請求項1に記載のラジカル酸素水生成装置において、
    前記第1陽極保持部は、層状に重ねられた複数の金網を含み、
    前記複数の金網の各々における単位面積当たりの網目の数は、前記陽極に近い金網ほど多い
    ラジカル酸素水生成装置。
  3. 請求項1又は2に記載のラジカル酸素水生成装置において、
    前記陽極は、表面に固体電解質材料の皮膜を有する
    ラジカル酸素水生成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のラジカル酸素水生成装置において、
    前記陰極部は、前記陰極と前記固体電解質膜との間に、両者に接するように設けられ、電解質の材料を含む電解質膜を更に備える
    ラジカル酸素水生成装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のラジカル酸素水生成装置において、
    前記第1陽極保持部における前記陽極側とは反対の側に接するように設けられた第2陽極保持部と、
    前記第1陰極保持部における前記陰極側とは反対の側に接するように設けられた第2陰極保持部と
    を更に具備し、
    前記陽極部における水が流通可能な領域は、前記固体電解質膜と前記第2陽極保持部との間の第1隙間であり、
    前記陰極部における水が流通可能な領域は、前記固体電解質膜と前記第2陰極保持部との間の第2隙間である
    ラジカル酸素水生成装置。
  6. 請求項5に記載のラジカル酸素水生成装置において、
    前記第2陽極保持部は、前記第1陽極保持部と接する側に凹凸を有する
    ラジカル酸素水生成装置。
  7. 請求項6に記載のラジカル酸素水生成装置において、
    前記第2陽極保持部の有する前記凹凸は、蛇行する凸部を有する
    ラジカル酸素水生成装置。
  8. 請求項7に記載のラジカル酸素水生成装置において、
    前記凸部の間隔及び幅は、1mm以上、5mm以下である
    ラジカル酸素水生成装置。
  9. 請求項5乃至8のいずれか一項に記載のラジカル酸素水生成装置において、
    前記第1隙間の大きさは、0.3mm以上、10mm以下である
    ラジカル酸素水生成装置。
  10. 請求項5乃至9のいずれか一項に記載のラジカル酸素水生成装置において、
    前記第2陰極保持部は、前記第1陰極保持部と接する側に凹凸を有する
    ラジカル酸素水生成装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載のラジカル酸素水生成装置において、
    前記陽極部へ水を供給可能な第1配管と、
    前記第1配管から分岐され、前記陰極部へ水を供給可能な第2配管と、
    前記第1配管と前記第2配管との分岐点又は前記第2配管の途中に設けられ、前記第2配管を流通する水の量を制限するメンブレンと
    を更に具備する
    ラジカル酸素水生成装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一項に記載のラジカル酸素水生成装置において、
    前記陽極部における水の流れる速度は、50mm/sec.以上、500mm/sec.以下である
    ラジカル酸素水生成装置。
  13. イオン交換樹脂フィルタを含み、供給された水道水の所定の不純物を除去するイオン交換部と、
    前記所定の不純物を除去された前記水道水に電力を印加する請求項1乃至12のいずれか一項に記載のラジカル酸素水生成装置と
    を具備する
    ラジカル酸素水生成システム。
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