JP2006174506A - フレキシブルディスプレイを備えた携帯型通信端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】画面の十分な大型化が可能で、ユーザーが片手で支持する必要がなく両手フリーの状態でフレキシブルディスプレイの画面を視聴することが可能な携帯型通信端末を提供する。
【解決手段】屈曲可能な1可視面を有する略長方形状のフレキシブルディスプレイと、2つ以上の略平板状筐体がユーザーから見て横方向に並ぶように互いに接続されて成る略平板状筐体群であって、前記略平板状筐体群のユーザーから見て右又は左の端部に接続された略平板状の通信端末であって、少なくとも無線通信部と音声入力部及び音声出力部とを備えた略平板状の通信端末用筐体と、前記略平板状の通信端末用筐体を、それと隣接する筐体に対して、その筐体の背面方向に折り曲げ可能に接続すると共に、前記筐体に対して折り畳み可能に接続するための接続手段と、を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】屈曲可能な1可視面を有する略長方形状のフレキシブルディスプレイと、2つ以上の略平板状筐体がユーザーから見て横方向に並ぶように互いに接続されて成る略平板状筐体群であって、前記略平板状筐体群のユーザーから見て右又は左の端部に接続された略平板状の通信端末であって、少なくとも無線通信部と音声入力部及び音声出力部とを備えた略平板状の通信端末用筐体と、前記略平板状の通信端末用筐体を、それと隣接する筐体に対して、その筐体の背面方向に折り曲げ可能に接続すると共に、前記筐体に対して折り畳み可能に接続するための接続手段と、を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明はフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末に関する。
近年、屈曲可能な1可視面を有するフレキシブルディスプレイの開発が様々な場所で行われている。例えば、2004年11月25日付け日経産業新聞の記事(タイトル:透明で曲がるトランジスタ)は、「透明で曲がるトランジスタ」というタイトルで、次のような記事を掲載している。「科学技術振興機構は二十四日、東京工業大学の細野秀雄教授らと共同で、透明で曲げられる新型トランジスタを開発したと発表した。有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)などの表示技術と組み合わせれば曲げられるディスプレーの作製が容易になる。半導体材料に使われるインジウムやガリウム、亜鉛などでできた透明な酸化物を利用した。この酸化物は常温で加工できるため、熱に弱いプラスチックの上でも薄膜を作ることができ、その上にトランジスタの電子回路を作製した。曲げられるディスプレーを作るには、駆動部であるトランジスタも透明で軟らかい材料を使う必要がある。」(以上、前記記事より引用)
また、特開2002−247164号公報(特許文献1)は、フレキシブルディスプレイを携帯電話に備えることにより携帯電話のユーザーに比較的大きな画面を提供することを提案している。また、特開2003−280546号公報(特許文献2)は、電圧などで変形する手段を備えた自己変形型フレキシブルディスプレイを提案している。
特開2002−247164号公報
特開2003−280546号公報
しかしながら、前記の特許文献1では、フレキシブルディスプレイを携帯電話の上方のディスプレイに使用するだけなので、画面の大型化が十分に行えない、ユーザーが前記フレキシブルディスプレイの画面を見るときは、常に携帯電話の下方部分を自分の片手で持って支持していなければならず煩わしい、などの問題がある。また、前記の特許文献2のディスプレイは、携帯電話に備えられたディスプレイではなく、また、ユーザーが画面を見るときは常にディスプレイの何処かを自分の片手で持って支持していなければならないという問題がある。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決するためのものであって、画面の十分な大型化が可能で、フレキシブルディスプレイの画面を見るときにユーザーが自分の片手で支持する必要がなく、ユーザーが両手フリーの状態でフレキシブルディスプレイの画面を視聴することが可能な、フレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末を提供することを目的とする。
1.屈曲可能な1可視面を有する平面略長方形状のフレキシブルディスプレイと、2つ以上の略平板状筐体がユーザーから見て横方向に並ぶように互いに折り曲げ・折り畳み可能に接続されて成る略平板状筐体群であって、前記フレキシブルディスプレイをその長手方向と直交する1つ以上の線又はその周辺の領域を境にして折り畳み可能で且つその全体がユーザーに対して対向可能となるように支持するための略平板状筐体群と、前記略平板状筐体群のユーザーから見て右又は左の端部に直接に又は他の部材を介して接続された略平板状の通信端末用筐体であって、遠隔の相手との無線での会話を行うための無線通信部と音声入力部及び音声出力部とをその内部又は外部に備えた略平板状の通信端末用筐体と、前記略平板状の通信端末用筐体を、それと直接に又は他の部材を介して隣接する略平板状筐体に対して、その略平板状筐体のユーザーと対向しない背面の方向に折り曲げ・折り畳み可能に接続するための接続手段と、を備えたことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。
2.上記1において、屈曲可能な1可視面を有する平面略長方形状のフレキシブルディスプレイと、2つ以上の略平板状筐体がユーザーから見て横方向に並ぶように互いに折り曲げ・折り畳み可能に接続されて成る略平板状筐体群であって、前記フレキシブルディスプレイをその長手方向と直交する1つ以上の線又はその周辺の領域を境にして折り畳み可能で且つその全体がユーザーに対して対向可能となるように支持するための略平板状筐体群と、前記略平板状筐体群のユーザーから見て右又は左の端部に直接に又は他の部材を介して接続された略平板状の通信端末用筐体であって、遠隔の相手との無線での会話を行うための無線通信部と音声入力部及び音声出力部とをその内部又は外部に備えた略平板状の通信端末用筐体と、前記通信端末用筐体を、それと直接に又は他の部材を介して隣接する略平板状筐体に対して、その略平板状筐体のユーザーと対向しない背面の方向に折り曲げ・折り畳み可能に接続するための接続手段と、を備え、前記通信端末用筐体を前記フレキシブルディスプレイの画面を斜め上方のユーザー方向に向けるための支持部(スタンド)として機能させるようにした、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。
3.上記1又は2において、屈曲可能な1可視面を有する平面略長方形状のフレキシブルディスプレイと、2つ以上の略平板状筐体がユーザーから見て横方向に並ぶように互いに折り畳み可能に接続されて成る略平板状筐体群であって、前記フレキシブルディスプレイをその長手方向と直交する1つ以上の線又はその周辺の領域を境にして折り畳み可能で且つその全体がユーザーに対して対向可能となるように支持するための略平板状筐体群と、前記略平板状筐体群のユーザーから見て右又は左の端部に直接に又は他の部材を介して接続された略平板状の通信端末用筐体であって、遠隔の相手との無線での会話を行うための無線通信部と音声入力部及び音声出力部とをその内部又は外部に備えた略平板状の通信端末用筐体と、前記通信端末用筐体を、それと直接に又は他の部材を介して隣接する略平板状筐体に対して、その略平板状筐体のユーザーと対向しない背面の方向に折り曲げ・折り畳み可能に接続するための接続手段と、を備え、前記通信端末用筐体は、少なくとも「その下方部分の中の前記略平板状筐体から離れた部分(前記略平板状筐体と直接に又は他の部材を介して隣接する側と反対側の部分)」が切り欠かれており、これにより、前記フレキシブルディスプレイに画面を表示するとき、前記通信端末用筐体を前記画面を斜め上方のユーザー方向に対向させるための支持部として使用できるようになっている、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。
4.上記1又は2において、屈曲可能な1可視面を有する平面略長方形状のフレキシブルディスプレイと、2つ以上の略平板状筐体がユーザーから見て横方向に並ぶように互いに折り畳み可能に接続されて成る略平板状筐体群であって、前記フレキシブルディスプレイをその長手方向と直交する1つ以上の線又はその周辺の領域を境にして折り畳み可能で且つその全体がユーザーに対して対向可能となるように支持するための略平板状筐体群と、前記略平板状筐体群のユーザーから見て右又は左の端部に直接に又は他の部材を介して接続された略平板状の通信端末であって、遠隔の相手との無線での会話を行うための無線通信部と音声入力部及び音声出力部とをその内部又は外部に備えた略平板状の通信端末用筐体と、前記通信端末用筐体を、それと直接に又は他の部材を介して隣接する略平板状筐体のユーザーに対向しない背面の方向に折り曲げ・折り畳み可能に接続するための接続手段と、を備え、前記通信端末用筐体は、「その下端部」が前記通信端末用筐体と直接に又は他の部材を介して隣接する略平板状筐体の下端部よりも上方に位置するように形成されており、これにより、前記フレキシブルディスプレイに画面を表示するとき、前記通信端末用筐体を前記画面を斜め上方に向けさせるための支持部として使用できるようになっている、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。
5.上記1又は2において、屈曲可能な1可視面を有する平面略長方形状のフレキシブルディスプレイと、2つ以上の略平板状筐体がユーザーから見て横方向に並ぶように互いに折り畳み可能に接続されて成る略平板状筐体群であって、前記フレキシブルディスプレイをその長手方向と直交する1つ以上の線又はその周辺の領域を境にして折り畳み可能で且つその全体がユーザーに対して対向可能となるように支持するための略平板状筐体群と、前記略平板状筐体群のユーザーから見て右又は左の端部に直接に又は他の部材を介して接続された略平板状の通信端末であって、遠隔の相手との無線での会話を行うための無線通信部と音声入力部及び音声出力部とをその内部又は外部に備えた略平板状の通信端末用筐体と、前記通信端末用筐体を、それと直接に又は他の部材を介して隣接する略平板状筐体のユーザーに対向しない背面の方向に折り曲げ・折り畳み可能に接続するための接続手段と、「前記通信端末用筐体の下端部の高さ位置を、前記通信端末用筐体と直接に又は他の部材を介して隣接する前記支持筐体の下端部よりもユーザーから見て高い位置に配置させる」、すなわち、「前記通信端末用筐体と直接に又は他の部材を介して隣接する前記支持筐体の下端部の高さ位置を、前記通信端末用筐体の下端部よりもユーザーから見て低い位置に配置させる」ための高さ変更手段と、を備え、前記フレキシブルディスプレイに画面を表示するとき、前記通信端末用筐体を前記画面を斜め上方に向けさせるための支持部として使用できるようになっている、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。
6.上記5において、前記高さ変更手段は、前記通信端末用筐体の「下方部分」又は「前記下方部分の中の前記略平板状筐体から離れた部分(前記略平板状筐体と直接に又は他の部材を介して隣接する側の反対側の部分)」に形成され、前記通信端末用筐体に対して折り曲げ可能に構成された折り曲げ部を含むものである、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。
7.上記5において、前記高さ変更手段は、前記通信端末用筐体を、それと直接に又は他の部材を介して隣接する前記支持筐体に対して前記通信端末用筐体の平面と略直交する方向に回動可能に、前記通信端末用筐体又は前記他の筐体と接続するための回動接続部を含むものである、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。
8.上記5において、前記高さ変更手段は、前記支持筐体の下端部からユーザーから見て下方向に突出可能に備えられた突出脚部を含むものである、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。
9.上記1から8までのいずれかにおいて、前記略平板状筐体群は2つの略平板状筐体A,Bから構成されており、前記2つの略平板状筐体A,Bの中の前記通信端末用筐体と隣接していない側の略平板状筐体B、すなわち、前記通信端末用筐体に対して他のもう一つの略平板状筐体Aを介して接続されている略平板状筐体Bは、その厚さ寸法が、前記通信端末用筐体の厚さと前記他の略平板状筐体Aの厚さとを合わせた寸法と略同一または近似するように構成されており、これにより、ユーザーが前記通信端末用筐体と前記他の略平板状筐体Aとを重ねた状態で前記フレキシブルディスプレイを視聴するとき、前記フレキシブルディスプレイのユーザーから見て後方に在る支持部(前記2つの略平板状筐体A,Bと前記通信端末用筐体とにより構成される支持部)の厚さ寸法が全体として略同一又は近似した厚さとなっている、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。
10.上記1から9までのいずかれにおいて、前記略平板状筐体群は2つの略平板状筐体A,Bから構成されており、前記2つの略平板状筐体A,Bは互いに並んで両面開きにされた状態にも折り畳んだ状態にもなれるように接続されており、前記2つの略平板状筐体A,Bを、前記フレキシブルディスプレイをユーザーが視聴するとき(前記フレキシブルディスプレイが両面開きにされてユーザー側に対向しているとき)、前記2つの略平板状筐体A,Bのユーザー側の各平面の互いの角度が「約105度から約175度の範囲内のいずれかの角度」となるように、摩擦力やストッパやチルト機構やその他の手段により固定する(少なくとも一時的に固定する)ための中間固定手段を備え、これにより、ユーザーが前記フレキシブルディスプレイを視聴するとき、前記2つの略平板状筐体A,B(前記フレキシブルディスプレイの支持部)の略中央(ユーザーから見て左右方向の中央)の接続部に親指を当てて前記2つの略平板状筐体A,Bの全体を安定的に支持できるような断面略V字状部分を形成できるようにした、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。
11.上記1から10までのいずかれにおいて、前記略平板状筐体群は2つの略平板状筐体A,Bから構成されており、前記2つの略平板状筐体A,Bの中の一方の略平板状筐体Bは前記通信端末用筐体と略平板状筐体Aを介して接続されており、前記通信端末用筐体のマイク又はスピーカが形成された面又はその反対側の面、又は前記略平板状筐体のユーザーと反対側の面にカメラが備えられており、前記カメラで撮像された内容を拡大して前記フレキシブルディスプレイに表示させるための表示拡大制御手段が備えられており、これにより、ユーザーは、前記通信端末用筐体を隣接する前記略平板状筐体Aと並べた状態(例えば図1(a)に示す状態)にして、又は前記通信端末用筐体を隣接する前記略平板状筐体Aのユーザーと反対側の面と重なるように折り畳んだ状態(例えば図1(b)に示す通信端末用1を矢印β芳香に回動させて略平板状筐体11のユーザーと反対側の面に当接させた状態)にして、前記フレキシブルディスプレイを自分が読みたい文字列の上に持っていくことにより、前記カメラで前記文字列を撮像してその撮像内容を前記表示拡大手段により前記フレキシブルディスプレイに拡大して表示させることができるので、老眼などの遠視のために文字列が見難いユーザーのために、前記フレキシブルディスプレイに前記文字列を拡大表示して容易に判読することを可能にした(従来の携帯電話のよう小さい画面だと文字列を拡大表示すると数文字しか表示できないため文章などは拡大表示しても意味が分からないが、本願発明のように比較的大きな一枚のフレキシブルディスプレイに前記文字列を拡大表示するようにしたときは、数十文字以上を一度に拡大表示できるので、文章などでも拡大表示して読むことができる)、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。
12.上記1から11までのいずれかにおいて、前記略平板状筐体群は少なくとも2つの略平板状筐体A,Bから構成されており、前記2つの略平板状筐体A,Bは互いが折畳まれたときに、互いの平面(一枚のフレキシブルディスプレイが載置される平面)が前記通信端末用筐体の厚さ寸法だけ互いに離れた状態で互いに対向するように、第1の接続手段により接続されており、前記通信端末用筐体と前記2つの略平板状筐体A,Bのいずれか一方の筐体とは、前記2つの略平板状筐体A,Bは互いが折畳まれたときに、互いの平面(一枚のフレキシブルディスプレイが載置される平面)の間に前記通信端末用筐体が介在するように、第2の接続手段により接続されている、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。
13.上記12において、前記2つの略平板状筐体A又はBのユーザーに対向する面には、ユーザーが遠隔の相手方と無線で会話をするための送話部(マイクなど)及び受話部(スピーカ(イヤホンを含む)など)を備えた、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。
14.上記13において、前記2つの略平板状筐体A又はBのユーザーに対向する面に備えられた送話部(マイクなど)及び受話部(スピーカ(イヤホンを含む)など)と携帯電話用筐体に内蔵された電回路との間で信号を無線で交信するための通信手段を備えた、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。
15.上記1又は2において、前記通信端末用筐体は、それが直接に又は所定の部材を介して接続されている前記略平板状筐体に対して、分離・取り外し可能に構成されている、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。
16.上記1又は2において、前記通信端末用筐体は、それが直接に又は所定の部材を介して接続されている前記略平板状筐体に対して、ユーザーから見て上方に所定距離だけ移動可能(スライド可能)に構成されている、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。
17.上記1又は2において、前記略平板状筐体が前記通信端末用筐体の周囲に対向するように折り曲げられたときにユーザーに対向する前記略平板状筐体には、ユーザーに対してディスプレイ又はタッチパネルの表示部を表示するための窓部が形成され、前記窓部は、前記フレキシブルディスプレイの画面の一部をユーザー側に表示できるように、その全部又は一部が常時又は一時的に透明の状態となるように構成されている、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。
18.(2006年2月8日に追加・挿入)屈曲可能な1可視面を有する平面略長方形状のフレキシブルディスプレイと、2つ以上の略平板状筐体がユーザーから見て横方向に並ぶように互いに折り曲げ・折り畳み可能に接続されて成る略平板状筐体群であって、前記フレキシブルディスプレイをその長手方向と直交する1つ以上の線又はその周辺の領域を境にして折り畳み可能で且つその全体がユーザーに対して対向可能となるように支持するための略平板状筐体群と、前記略平板状筐体群のユーザーから見て背面側又はユーザーから見て右又は左の端部に配置されたスタンド部であって、前記略平板状筐体の2つ以上が共にユーザー側に対向するように配置されて前記フレキシブルディスプレイがユーザー側に対向するように配置されたとき、前記略平板状筐体及びフレキシブルディスプレイを、前記フレキシブルディスプレイの画面が斜め上方のユーザー方向に向くように支持するためのスタンド用支持部と、を備えたことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。
18.(2006年2月8日に追加・挿入)屈曲可能な1可視面を有する平面略長方形状のフレキシブルディスプレイと、2つ以上の略平板状筐体がユーザーから見て横方向に並ぶように互いに折り曲げ・折り畳み可能に接続されて成る略平板状筐体群であって、前記フレキシブルディスプレイをその長手方向と直交する1つ以上の線又はその周辺の領域を境にして折り畳み可能で且つその全体がユーザーに対して対向可能となるように支持するための略平板状筐体群と、前記略平板状筐体群のユーザーから見て背面側又はユーザーから見て右又は左の端部に配置されたスタンド部であって、前記略平板状筐体の2つ以上が共にユーザー側に対向するように配置されて前記フレキシブルディスプレイがユーザー側に対向するように配置されたとき、前記略平板状筐体及びフレキシブルディスプレイを、前記フレキシブルディスプレイの画面が斜め上方のユーザー方向に向くように支持するためのスタンド用支持部と、を備えたことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。
本発明によれば、画面の十分な大型化が可能である。また、本発明によれば、ユーザーは、本発明に含まれるフレキシブルディスプレイを例えばテーブルなどの上に置いた状態では、自分の片手で支持する必要はなく、両手フリーの状態で、フレキシブルディスプレイの画面を視聴することが可能になる。また、本発明によれば、前記略平板状筐体の2つ以上を開いた状態にしたとき、前記フレキシブルディスプレイの画面を、それが斜め上方のユーザー方向に向くように、支持することができる。
また、本発明においては、屈曲可能な1可視面を有する平面略長方形状のフレキシブルディスプレイとこれを支持する2つ以上の略平板状筐体とが共にユーザー側に対向するように配置されたとき、「前記略平板状筐体及びフレキシブルディスプレイを、前記フレキシブルディスプレイの画面が斜め上方のユーザー方向に向くように支持するためのスタンド用支持部」を備えるようにしている。よって、本発明によれば、前記略平板状筐体とフレキシブルディスプレイをテーブルなどの上に配置したとき、前記フレキシブルディスプレイの画面をユーザー方向に(ユーザーが画面を見やすいように)斜めに向かせることができる。
また、本発明においては、屈曲可能な1可視面を有する平面略長方形状のフレキシブルディスプレイとこれを支持する2つ以上の略平板状筐体とが共にユーザー側に対向するように配置されたとき、「前記略平板状筐体及びフレキシブルディスプレイを、前記フレキシブルディスプレイの画面が斜め上方のユーザー方向に向くように支持するためのスタンド用支持部」を備えるようにしている。よって、本発明によれば、前記略平板状筐体とフレキシブルディスプレイをテーブルなどの上に配置したとき、前記フレキシブルディスプレイの画面をユーザー方向に(ユーザーが画面を見やすいように)斜めに向かせることができる。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例1について述べるような形態である。
図1は本発明の実施例1によるフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話を示す図である。図1において、1は携帯電話用筐体、2は前記携帯電話用筐体1の図示左上端部に配置された通話用のスピーカ(このスピーカ2は、通話用イヤホン又はイヤホン・ジャックでもよい)、3は前記携帯電話用筐体1の前記イヤホン2の図示右側に備えられた表示部(例えば液晶表示装置)、4は前記表示部3の図示下方に備えられたファンクション・キーやポインティング・デバイスなどの操作部、5は前記携帯電話用筐体1の図示中央よりやや下方に配置されたキー入力部(テン・キー又はキーボード)、6は前記携帯電話用筐体1の図示右下端部に配置された通話用のマイク、である。前記携帯電話用筐体1の内部には、図示しない無線通信用電気回路、アンテナ、前記操作部4やキーボード5から入力されたデータを処理するデータ処理部、前記表示部3を制御するための表示制御装置、後述のフレキシブルディスプレイ13を制御するための制御装置などの様々な電子部品が配置されている。
また、本実施例1では、前記携帯電話用筐体1は、図示の左下方の平面略三角形部分(図1(a)の破線Aで示す切り欠き部)が切り欠かれた形状となっている。本実施例1では、前記携帯電話用筐体1の図示右下方の端部1aは前記携帯電話用筐体1と隣接する前記支持筐体11の図示左下方の端部11aとほぼ同じ高さ位置に位置しているが、前記携帯電話用筐体1の図示左下方の端部1bは、前記の平面略三角形状の切り欠き部Aの存在により、前記携帯電話用筐体1と隣接する前記支持筐体11の図示左下方の端部11aよりも、所定の距離だけ図示上方に位置するようになっている。
また、図1において、11は前記携帯電話用筐体1の図示右側端部とヒンジ部7により前記携帯電話用筐体1に対して開閉自在(折り曲げ・折り畳み可能)に接続された支持筐体、12は前記支持筐体11の図示右側端部とヒンジ部8により前記出力筐体11に対して開閉自在(折り曲げ・折り畳み可能)に接続された支持筐体、13は前記2つの支持筐体11,12により支持された1枚のシート状(又はフィルム状)のフレキシブルディスプレイであって屈曲可能な1可視面を有する略長方形状のフレキシブルディスプレイ、14は前記フレキシブルディスプレイ13などを操作するためのファンクション・キーやポインティング・デバイスなどの操作部、15は前記支持筐体11,12のそれぞれ左右下方に配置されたスピーカ、である。
前記フレキシブルディスプレイ13は、例えば、電子ペーパー(例えばカプセル状材料に電界を加えることによる電気泳動現象を利用したデバイス)、柔軟なプラスチック製基板に形成された有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)ディスプレイ、フィルム液晶ディスプレイ(柔軟なプラスチック製基板を使用した液晶ディスプレイ)、などにより構成されている。このフレキシブルディスプレイ13は、望ましくは、専用の電子ペンやユーザーの指先などによる入力操作(例えば、画面上のアイコンの指示入力、文字や図形などの情報の入力など)が可能なタッチパネル機能をも備えている。
前記支持筐体11及び12の内部には、前記フレキシブルディスプレイ13を制御するための制御部、前記フレキシブルディスプレイ13にインターネット・ホームページを表示するためにインターネットに無線で接続するための無線通信部、前記フレキシブルディスプレイ13にテレビ番組を表示するためにテレビ放送電波を受信するためのテレビ受信部、前記携帯電話用筐体1に内蔵された前記の様々な電子部品との連携を行うための装置などの様々な電子部品が内蔵されている。
前記携帯電話用筐体1に内蔵された制御部などの様々な電子部品と前記支持筐体11,12に内蔵された様々な電子部品とは、有線又は無線の通信手段により、互いに電気的に接続されている。よって、前記携帯電話用筐体1に内蔵されたアンテナにより公衆携帯電話網経由で受信された電子メールやテレビ電話用の話者の顔画像を前記フレキシブルディスプレイ13に表示させることも、前記携帯電話用筐体1のキーボード5で入力した情報を前記フレキシブルディスプレイ13に表示させることも、可能である。他方、前記フレキシブルディスプレイ13のタッチパネル機能を使用してペン入力された文字や図形を、前記携帯電話用筐体1の表示部3に表示したり、前記携帯電話用筐体1に内蔵された送受信機により公衆携帯電話網経由で送信したりすることも、可能である。また、これと逆に、前記支持筐体11,12に内蔵された無線送受信機やテレビ受信部により受信されたインターネット・ホームページの情報やテレビ番組情報を前記携帯電話用筐体1の表示部3に表示させることも、可能である。
前記ヒンジ部8は、前記フレキシブルディスプレイ13の前記ヒンジ部8に対向する部分が何度も折り畳まれることにより磨耗することを防止するために、そのユーザーと対向する面が凹状に(ユーザーに対向する側が緩やかな凹状の湾曲面を有するように)形成されている。前記ヒンジ部8は、その図示左側端部がサブ・ヒンジ部8aにより前記支持筐体11と折り曲げ可能に接続され、その図示右側端部がサブ・ヒンジ部8bにより前記支持筐体12と折り曲げ可能に接続されている。以上により、前記支持筐体11と前記支持筐体12とが、互いに前記フレキシブルディスプレイ13の配置されている側が合わさる(重なる)ように折り畳まれた場合でも、前記フレキシブルディスプレイ13の前記ヒンジ部8と対向する部分は、「鋭角的に」折り畳まれることなく、前記凹状の湾曲面に沿って「緩やかな角度で」屈曲する。よって、本実施例1では、前記フレキシブルディスプレイ13の前記ヒンジ部8と対向する部分が、前記フレキシブルディスプレイ13の折り畳み動作の繰り返しにより磨耗することが防止される。
次に本実施例1の動作を図1を参照して説明する。まず、図1(a)は前記携帯電話用筐体1、前記支持筐体11、及び前記支持筐体12の計3つの筐体を、その全てがユーザーに対向するように略同一平面状に並んだ状態となるように配置した場合を示す。この図1(a)の場合は、前記フレキシブルディスプレイ13がユーザーに対向するように開かれているので、ユーザーは、このフレキシブルディスプレイ13に電子メールを表示させたり、インターネット・ホームページを表示させたり、テレビ番組画面を表示させたりすることができる。ただ、図1(a)の場合、ユーザーが前記フレキシブルディスプレイ13の画面(表示内容)を視聴するためには、ユーザーは、例えば携帯電話用筐体1などを自分の片手で支持して、前記画面をユーザーに対向させておく必要がある。
次に、図1(b)は前記支持筐体11及び前記支持筐体12はユーザーに対向するように略同一平面状に並んだ状態となるように配置すると共に、前記携帯電話用筐体1は前記支持筐体11の背面(フレキシブルディスプレイ13が配置された面(ユーザーに対向する面)と反対側の面)に対して略垂直な方向(又は、より前記支持筐体11の背面との間の角度が90度よりも数〜数十度だけ小さい鋭角となる方向、又は、より前記支持筐体11の背面との間の角度が90度よりも数〜数十度だけ大きい鈍角となる方向)であってユーザーから遠ざかる方向に前記ヒンジ部7により折り曲げられた場合を示す。この図1(b)の場合も、前記の図1(a)と同様に、前記フレキシブルディスプレイ13がユーザーに対向するように開かれているので、ユーザーは、このフレキシブルディスプレイ13に電子メールを表示させたり、インターネット・ホームページを表示させたり、テレビ番組画面を表示させたりすることができる。この図1(b)の場合は、前記の図1(a)と異なって、前記フレキシブルディスプレイ13をテーブルなどに置くと、前記携帯電話用筐体1が前記フレキシブルディスプレイ13の画面をユーザーに対向させるための脚部(スタンド用支持部)として機能してくれるので、ユーザーは、前記フレキシブルディスプレイ13の画面(表示内容)を視聴するために携帯電話用筐体1などを片手で支持すること(前記の図1(a)の場合は必要だった)は、必要無くなる。すなわち、ユーザーは、前記フレキシブルディスプレイ13をテーブルなどに置いて、両手フリーの状態で、その画面を視聴することが可能になる。図1(b)は、前述のように前記携帯電話用筐体11を折り曲げて前記支持筐体11,12の支持用脚部として使用したものを、テーブルの上などに置いた状態を斜め上方から示したものである。
すなわち、本実施例1では、前述のように、前記携帯電話用筐体1の図示左下方の端部1bは、前記の平面略三角形状の切り欠き部Aの存在により、前記携帯電話用筐体1と隣接する前記支持筐体11の図示左下方の端部11aよりも、所定の距離だけ図示上方に位置するようになっている。よって、本実施例1では、図1(b)に示すように、前記携帯電話用筐体1を前記支持筐体11の図示後方に折り曲げて、前記携帯電話用筐体1及び前記支持筐体11,12をテーブルなどの上に配置したときは、前記携帯電話用筐体1の前記端部1bが前記支持筐体11の図示後方に配置され、前記支持筐体11,12により支持されたフレキシブルディスプレイ13の画面は、テーブルの平面と垂直な方向ではなく図示斜め上方向(ユーザーに対向する方向)を向くようになる。よって、本実施例1では、前記携帯電話用筐体1を前記支持筐体11に対して図示後方に折り曲げて、前記携帯電話用筐体1及び前記支持筐体11,12をテーブルなどの上に配置したときは、前記携帯電話用筐体1を、前記フレキシブルディスプレイ13の画面をユーザー方向に向けさせるための支持用脚部(スタンド用支持部)として機能させることができる。このとき、ユーザーは、両手フリーの状態で、前記フレキシブルディスプレイ13の画面を視聴することができる。
次に、図1(c)は、前記の図1(b)の状態から、前記支持筐体12を図1(b)の矢印α方向に折り曲げて、前記支持筐体12の前記フレキシブルディスプレイ13が配置された側の面と前記支持筐体11の前記フレキシブルディスプレイ13が配置された側の面とが互いに合わさる(重なる)ように折り畳むと共に、前記携帯電話用筐体11を図1(b)の矢印β方向に折り曲げて、前記携帯電話用筐体1の背面(前記キーボード5などが配置された面と反対側の面)と前記支持筐体11の背面(フレキシブルディスプレイ13が配置された面と反対側の面)とが互いに合わさる(重なる)ように折り畳んだ状態を示す。この図1(c)の場合は、図示しない係止部(例えば、鉤状金具や磁石などを使用した係止部)により、前記3つの筐体1,11,12が互いに折り畳まれた状態のまま開かないように係止することが可能である。この図1(c)の場合は、ユーザーは、自分の片手で前記3つの筐体1,11,12を掴んだ状態で、通常の携帯電話として使用する(通話する)ことができる。なお、図1(c)の状態においては、前記支持筐体11の背面(前記携帯電話用筐体1と重なる面)の前記携帯電話用筐体1の切り欠き部A(図1(a)参照)と対向する部分に、前記携帯電話用筐体1に内蔵された電子部品(例えば表示部3を制御する制御部など)を操作するためのファンクション・キーやポインティング・デバイスキーなどの操作部16を設けて、これらを前記切り欠き部Aを介してユーザー側に露出させるようにしている(図1(c)において、前記支持筐体11の背面に配置された操作部16は、前記携帯電話用筐体1の内部の電子部品と、有線又は無線の通信手段により、電気的に接続されている)。
図2は本発明の実施例2による携帯電話を示す図である。図2において、図1と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施例2の基本的構成は前記の実施例1と同様である。
本実施例2が実施例1と異なる点は、前記携帯電話用筐体1の形状である。本実施例2では、図2に示すように、前記携帯電話用筐体1は、図示の左下方の平面略長方形部分(図2の破線A’で示す切り欠き部)が切り欠かれた形状となっている。本実施例2では、前記携帯電話用筐体1は、前記携帯電話用筐体1の図示右下方の端部1cは前記携帯電話用筐体1と隣接する前記支持筐体11の図示左下方の端部11aより少しの距離(図2の”m−n1”の距離)だけ高い位置に位置しているが、前記携帯電話用筐体1の図示左下方の端部1dは、前記の平面略長方形状の切り欠き部A’の存在により、前記携帯電話用筐体1と隣接する前記支持筐体11の図示左下方の端部11aよりも、所定の距離(図2の”m−n2”の距離)だけ図示上方に位置するようになっている。
よって、本実施例2では、前記携帯電話用筐体1を前記支持筐体11に対して図示後方に折り曲げて、前記携帯電話用筐体1及び前記支持筐体11,12をテーブルなどの上に配置したときは、前記携帯電話用筐体1の前記端部1dが前記支持筐体11の図示後方に配置され、前記支持筐体11,12により支持されたフレキシブルディスプレイ13の画面は斜め上方向(ユーザーに対向する方向)を向くようになる。よって、本実施例2では、前記携帯電話用筐体1を前記支持筐体11の図示後方に折り曲げて、前記携帯電話用筐体1及び前記支持筐体11,12をテーブルなどの上に配置したときは、前記携帯電話用筐体1を、前記フレキシブルディスプレイ13の画面をユーザー方向に向けさせるための支持用脚部として機能させることができる。このとき、ユーザーは、両手フリーの状態で、前記フレキシブルディスプレイ13の画面を視聴することができる。なお、以上に説明したこと以外については、本実施例2は本実施例1と同様であるので、説明を省略する。
図3は本発明の実施例3による携帯電話を示す図である。図3において、図1、図2と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施例3の基本的構成は前記の実施例1,2と同様である。
本実施例3が実施例1,2と異なる点は、前記携帯電話用筐体1の形状である。本実施例3では、図3に示すように、前記携帯電話用筐体1は、その下端部が隣接する支持筐体11の下端部よりも図示上方に位置するように形成されている(実施例3では、図3に示すように、前記携帯電話用筐体1の下端部(図示下方部分)の全体が一種の「切り欠き部」となっている)。すなわち、本実施例3では、前記携帯電話用筐体1は、前記携帯電話用筐体1の図示右下方の端部1eと図示左下方の端部1fは、前記携帯電話用筐体1と隣接する前記支持筐体11の図示左下方の端部11aよりも、所定の距離(図3の”q=m−p”の距離)だけ図示上方に位置するようになっている。
よって、本実施例3では、前記携帯電話用筐体1を前記支持筐体11に対して図示後方に折り曲げて、前記携帯電話用筐体1及び前記支持筐体11,12をテーブルなどの上に配置したときは、前記携帯電話用筐体1の前記端部1fが前記支持筐体11の図示後方に配置され、前記支持筐体11,12により支持されたフレキシブルディスプレイ13の画面は斜め上方向(ユーザーに対向する方向)を向くようになる。よって、本実施例3では、前記携帯電話用筐体1を前記支持筐体11の図示後方に折り曲げて、前記携帯電話用筐体1及び前記支持筐体11,12をテーブルなどの上に配置したときは、前記携帯電話用筐体1を、前記フレキシブルディスプレイ13の画面をユーザー方向に向けさせるための支持用脚部として機能させることができる。このとき、ユーザーは、両手フリーの状態で、前記フレキシブルディスプレイ13の画面を視聴することができる。なお、以上に説明したこと以外については、本実施例3と本実施例1,2と同様であるので、説明を省略する。
次に本発明の実施例4を図4を参照して説明する。図4(a)は前記の実施例1で説明したものと同じ携帯電話用筐体1、支持筐体11、及び支持筐体12を上方から見たときの状態を模式的に示す図である。また、図4(b)は本実施例4の携帯電話用筐体1、支持筐体11、及び支持筐体12を示す図である。本実施例4は前記の前記実施例1と基本的に同一である。異なる点は、携帯電話用筐体1、支持筐体11、及び支持筐体12の折り畳みの方法である。
前記の実施例1では、図4(a)の(ア)(イ)に示すように、携帯電話用筐体1、支持筐体11、及び支持筐体12は、上方から見ると、略ジグザグ状に折り曲がり・折り畳まれるように構成されている(図1(b)(c)の図示のとおり)。これに対して、本実施例4では、まず、図4(b)の(ア)の矢印P及び同(イ)の矢印Qで示すように、支持筐体12の背面(フレキシブルディスプレイ13が配置されている面と反対側の面)が支持筐体11の背面(フレキシブルディスプレイ13が配置されている面と反対側の面)と合わさる(重なる)ように折り曲げられ、折り畳まれる。その後、図4(b)の(イ)の矢印Rで示すように、前記携帯電話用筐体1の背面(キーボード5などが配置されている面と反対側の面)が、前記支持筐体12の正面(フレキシブルディスプレイ13が配置されている面)と合わさる(重なる)ように折り曲げられ、折り畳まれる(図4(b)の(ウ)参照)。このこの実施例4においても、前記実施例1と同様の作用効果が得られる。なお、図4(b)において、31は前記携帯電話用筐体1と支持筐体11との間を前記支持筐体12の幅(厚さ)を介して(前記幅を確保しながら)折り畳み可能に接続する(図4(b)の(ウ)参照)ためのヒンジ部であって、前記支持筐体12の厚さ寸法以上の厚さを有するヒンジ部、である。
図5Aは本発明の実施例5による携帯電話を示す図である。図5Aにおいて、図1と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施例5の基本的構成は前記の実施例1と同様である。本実施例5が実施例1と異なる点は、携帯電話用筐体1の形状である。本実施例5では、図5Aに示すように、前記実施例1の切り欠き部A(図1参照)が存在する部分に、前記切り欠き部Aと同じ形状(平面略三角形状)の折り曲げ部21が、ヒンジ部22により、前記筐体1に対してその背面方向(ユーザーから遠ざかる方向)に折り曲げ可能に接続されている。また、図5Aにおいて、23は前記折り曲げ部21のユーザー側の面に配置されたファンクション・キーやポインティング・デバイスなどの操作部である。前記折り曲げ部21には前記ファンクション・キーやポインティング・デバイスなどの操作部からの入力データを処理する回路が内蔵されている。また、この回路は、前記携帯電話用筐体1に内蔵された各種の電子部品や前記支持筐体11,12に内蔵された各種の電子部品と、有線又は無線通信の手段により、電気的に接続されている。
図5Bは本実施例5の前記折り曲げ部21の構成及び動作を示す図である(図5においては、支持筐体11,12などの図示は省略している)。図5Bに示すように、前記折り曲げ部21は、前記携帯電話用筐体1に対して、前記携帯電話用筐体1の背面(キーボード5などが配置されている面と反対側の面)方向に、前記携帯電話用筐体1に対して例えば略垂直方向に折り曲げ可能となっている(図5B(a)の矢印γ参照)。図5B(b)は前記折り曲げ部21を前述のように折り曲げた状態を前記携帯電話用筐体1の背面の側から示す図、図5B(c)は前記折り曲げ部21を前述のように折り曲げた状態を前記携帯電話用筐体1の側面(図5B(b)の図示右側端部の側面=図5B(a)の図示左側端部の側面)の側から示す図である。
本実施例5においては、ユーザーが前記フレキシブルディスプレイ13を両手をフリーにした状態で視聴したいと希望する場合は、まず前記支持筐体11,12を両面開きにした状態で前記携帯電話用筐体1を前記の図1(b)と同じようにユーザーから遠ざかる方向に折り曲げる。次に、前記のように支持筐体11に対して折り曲げた携帯電話用筐体1の前記折り曲げ部21を前記携帯電話用筐体1の背面の方向(キーボード5などが配置されている面と反対側の面の方向=ユーザーから遠ざかる方向)に、例えば前記携帯電話用筐体1の平面に対して略垂直方向(又はこの略垂直方向に対して数〜数十度斜めの方向)に、折り曲げる。このように前記折り曲げ部21を折り曲げたときは、前記携帯電話用筐体1の図示下方には、図5B(a)の前記折り曲げ部21が配置された部分が存在しなくなる(図1(a)の切り欠き部Aが存在する場合と同じになる)。すなわち、この場合は、図5A(a)の前記携帯電話用筐体1の図示左下端部1bが前記携帯電話用筐体1と隣接する支持筐体11の図示左下端部11aよりも所定距離だけ上方に位置するようになる。よって、この状態で本実施例5をテーブルなどに置いたときは、前記実施例1と同様に、前記携帯電話用筐体1が前記フレキシブルディスプレイ13をユーザーに対向させるための支持用脚部として機能するようになる。よって、この場合、ユーザーは、両手をフリーにした状態で、前記フレキシブルディスプレイ13の画面を視聴することができる。本実施例5については、上記の構成以外は前記の実施例1と同様であるので説明を省略する。
図6は本発明の実施例6による携帯電話を示す図である。図6において、図2及び図5と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施例6の基本的構成は前記の実施例5と同様である。本実施例6が実施例5と異なる点は、携帯電話用筐体1の形状とこの携帯電話用筐体1に備えられた折り曲げ部の形状である。本実施例6では、図6に示すように、前記携帯電話用筐体1の図示左下の部分に、平面略長方形状の折り曲げ部31が、ヒンジ部32により、前記携帯電話用筐体1に対して折り曲げ可能に接続されている。なお、図6において、33は前記折り曲げ部31に備えられたファンクション・キーやポインティング・デバイスなどの操作部である。この操作部33は、前記携帯電話用筐体1に内蔵された前記の各種の電子部品や前記支持筐体11,12に内蔵された前記の各種の電子部品と、有線又は無線通信の手段により、電気的に接続されている。
本実施例6では、前記折り曲げ部31は、前記携帯電話用筐体1に対して、前記携帯電話用筐体1の背面の方向(キーボード5などが配置されている面と反対側の面の方向=ユーザーから遠ざかる方向)に、前記携帯電話用筐体1に対して例えば略垂直方向に折り曲げ可能となっている。よって、本実施例6において、ユーザーが前記フレキシブルディスプレイ13を両手をフリーにした状態で視聴したいと希望する場合は、まず前記支持筐体11,12を両面開きにした状態で前記携帯電話用筐体1を前記の図1(b)と同じようにユーザーから遠ざかる方向に折り曲げる。次に、前記のように支持筐体11に対して折り曲げた携帯電話用筐体1の前記折り曲げ部31を前記携帯電話用筐体1の背面(キーボード5などが配置されている面と反対側の面)方向に、例えば前記携帯電話用筐体1の平面に対して略垂直方向(又はこの略垂直方向に対して数〜数十度斜めの方向)に、折り曲げる。このように前記折り曲げ部31を折り曲げたときは、前記携帯電話用筐体1の下方には、図6の前記折り曲げ部31が配置された部分が存在しなくなる(前記の図2の切り欠き部A’が存在する場合と同じになる)。すなわち、この場合は、前記の図2と同様に、図6の前記携帯電話用筐体1の図示左下端部1dが前記携帯電話用筐体1と隣接する支持筐体11の図示左下端部11aよりも所定距離(図6の”m−n2”の距離)だけ上方に位置するようになる。よって、この状態で本実施例6をテーブルなどに置いたときは、前記実施例1,2と同様に、前記携帯電話用筐体1が前記フレキシブルディスプレイ13をユーザーに対向させるための支持用脚部として機能するようになる。よって、この場合、ユーザーは、両手をフリーにした状態で、前記フレキシブルディスプレイ13の画面を視聴することができる。
図7は本発明の実施例7による携帯電話を示す図である。図7において、図3及び図5と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施例7の基本的構成は前記の実施例5,6と同様である。本実施例7が実施例5,6と異なる点は、携帯電話用筐体1の形状とこの携帯電話用筐体1に備えられた折り曲げ部の形状である。本実施例7では、図7に示すように、前記携帯電話用筐体1の図示下方の部分に、平面略長方形状の折り曲げ部41が、ヒンジ部42により、前記携帯電話用筐体1に対して折り曲げ可能に接続されている。なお、図7において、43は前記折り曲げ部41に備えられたファンクション・キーやポインティング・デバイスなどの操作部である。この操作部43は、前記携帯電話用筐体1に内蔵された前記の各種の電子部品や前記支持筐体11,12に内蔵された前記の各種の電子部品と、有線又は無線通信の手段により、電気的に接続されている。
本実施例7では、前記折り曲げ部41は、前記携帯電話用筐体1に対して、前記携帯電話用筐体1の背面(キーボード5などが配置されている面と反対側の面)方向に、前記携帯電話用筐体1に対して例えば略垂直方向に折り曲げ可能となっている。よって、本実施例7において、ユーザーが前記フレキシブルディスプレイ13を両手をフリーにした状態で視聴したいと希望する場合は、まず前記支持筐体11,12を両面開きにした状態で前記携帯電話用筐体1を前記の図1(b)と同じようにユーザーから遠ざかる方向に折り曲げる。次に、前記のように支持筐体11に対して折り曲げた携帯電話用筐体1の前記折り曲げ部41を前記携帯電話用筐体1の背面の方向(キーボード5などが配置されている面と反対側の面の方向=ユーザーから遠ざかる方向)に、例えば前記携帯電話用筐体1の平面に対して略垂直方向(又はこの略垂直方向に対して数〜数十度斜めの方向)に、折り曲げる。このように前記折り曲げ部41を折り曲げたときは、前記携帯電話用筐体1の下方には、図7の前記折り曲げ部41が配置された部分が存在しなくなる(前記の図3の状態と同じになる)。また、この場合は、前記の図3と同様に、図7の前記携帯電話用筐体1の図示左下端部1fが前記携帯電話用筐体1と隣接する支持筐体11の図示左下端部11aよりも所定の距離(図7の”q=m−p”の距離)だけ上方に位置するようになる。よって、この状態で本実施例7をテーブルなどに置いたときは、前記実施例1,3と同様に、前記携帯電話用筐体1が前記フレキシブルディスプレイ13をユーザーに対向させるための支持用脚部(スタンド用支持部)として機能するようになる。よって、この場合、ユーザーは、両手をフリーにした状態で、前記フレキシブルディスプレイ13の画面を視聴することができる。
図8は本発明の実施例8による携帯電話を示す図である。図8において、図1などと共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施例8の基本的構成は前記の実施例1などと同様である。本実施例8が実施例1などと異なる点は、携帯電話用筐体1の形状とこの携帯電話用筐体1と前記支持筐体11とを接続するヒンジ部の構成である。
本実施例8では、図8(a)に示すように、前記携帯電話用筐体1は、切り欠き部などは形成されておらず、その上端部1hと下端部1gとは、それぞれ隣接する支持筐体11の上端部と下端部11aとほぼ同一の高さ位置にある。
本実施例8では、前記携帯電話用筐体1と支持筐体11とを接続するヒンジ部57は、前記の実施例1と同様に、前記携帯電話用筐体1を、前記支持筐体11の背面の方向(ユーザーから遠ざかる方向=前記支持筐体11のフレキシブルディスプレイ13が備えられている側と反対の方向)に回動可能に、前記支持筐体11と接続する。また、前記ヒンジ部57は、前記携帯電話用筐体1を、前記携帯電話用筐体1の平面とほぼ直交する方向(図8の紙面と直交する方向。図8(c)の矢印B参照)に回動可能に、前記支持筐体11と接続する。
よって、本実施例8では、前記携帯電話用筐体1を前記ヒンジ部57により前記携帯電話用筐体1の平面とほぼ直交する方向(図8の紙面と直交する方向。図8(c)の矢印B参照)に回動させると、図8(b)に示すように、前記携帯電話用筐体1の下端部1gは、隣接する前記支持筐体11の下端部11aよりもユーザーから見て高い位置に配置されるようになる(この場合は、前記携帯電話用筐体1の上端部1hは、隣接する前記支持筐体11の上端部よりもユーザーから見て低い位置に配置される)。
この図8(b)に示すような状態から、前記携帯電話用筐体1を前記支持筐体11の背面方向に回動させると、図8(c)のようになる。この場合は、前記携帯電話用筐体1の下端部1gは、前記支持筐体11,12の下端部よりも所定距離だけユーザーからみて高い位置に配置される。よって、この場合は、前記携帯電話用筐体1の下端部1gは、前記フレキシブルディスプレイ13の画面を斜め上方(ユーザーと対向する方向)に向けるための脚部として機能するようになる。よって、この場合、ユーザーは、両手をフリーにした状態で、前記フレキシブルディスプレイ13の画面を視聴することができる。
図9は本発明の実施例9による携帯電話を示す図である。図9において、図1などと共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施例9の基本的構成は前記の実施例1などと同様である。本実施例9が実施例1などと異なる点は、支持筐体11,12の構成である。
本実施例9では、図9(a)に示すように、前記支持筐体11,12の下端部に、各突出脚部58がそれぞれヒンジ部59により、図の矢印Cの方向に回動自在に収納されている。本実施例9では、前記各突出脚部58は、前記ヒンジ部59により、前記支持筐体11,12の下端部から図示下方に回動され、図9(b)に示すように前記下端部から図示下方に突出可能である。また、前記各突出脚部58は、この突出した状態で(図示しない係止部により)一時的に固定可能となっている。
本実施例9では、図9(b)の状態から、前記携帯電話用筐体1を前記支持筐体11の背面方向に回動させると、図9(c)のようになる。この場合は、前記携帯電話用筐体1の下端部1iは、「前記支持筐体11,12の下端部である各突出脚部58の下端部」よりも所定距離だけユーザーからみて高い位置に配置される(前記突出脚部58は前記支持筐体11,12と一体化したものと考えることができ、このように考えるときは、前記支持筐体11,12の下端部は前記突出脚部58の下端部となる)。よって、この場合は、前記携帯電話用筐体1の下端部1iは、前記フレキシブルディスプレイ13の画面を斜め上方(ユーザーと対向する方向)に向けるための脚部として機能するようになる。よって、この場合、ユーザーは、両手をフリーにした状態で、前記フレキシブルディスプレイ13の画面を視聴することができる。
次に本発明の実施例10を図10を参照して説明する。本実施例10では、図1−9と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施例10では、図10に示すように、フレキシブルディスプレイ13は2つの略平板状筐体11,12によって支持されている。前記2つの略平板状筐体11,12の中で、前記通信端末用筐体1と隣接していない側の略平板状筐体12、すなわち、前記通信端末用筐体1に対して他のもう一つの略平板状筐体11を介して接続されている略平板状筐体12は、その厚さ寸法bが、前記通信端末用筐体1の厚さ寸法aと前記他の略平板状筐体11の厚さ寸法aとを合わせた寸法(a+a)と略同一または近似するように(すなわち、図10のb=a×2となるように)構成されている(図10(b)参照)。
これにより、本実施例10では、ユーザーが前記通信端末用筐体1と前記他の略平板状筐体11とを重ねた状態で前記フレキシブルディスプレイ13を視聴するとき、前記フレキシブルディスプレイ13のユーザーから見て後方に在る支持部(前記2つの略平板状筐体11,12と前記通信端末用筐体1とにより構成される支持部)の厚さ寸法が全体として略同一又は近似した厚さ(図10のbで示す厚さ寸法)となっている。
よって、本実施例10によれば、フレキシブルディスプレイ13をユーザーが視聴するとき、その支持部(前記2つの略平板状筐体11,12と前記通信端末用筐体1とにより構成される支持部)の厚さ寸法が全体として略均一となるので、ユーザーがそれを片手で持つとき全体の左右のバランスが釣り合って安定的に持ちやすくなるという効果が得られる。
また、本実施例10では、図10(c)に示すように、支持筐体11と支持筐体12とをそれらのユーザーと対向する面が所定の角度(例えば、約105度から約175度までの範囲内の角度)となるように固定できるようにすれば、ユーザーは、フレキシブルディスプレイ13に書籍情報などを表示したときに、その書籍情報を表示した携帯電話を片手のみで持って見ることが、より容易になる。
次に、図11Aは本発明の実施例11を示すものである。この実施例11の構成と動作を説明する。図11A(ア)は、この実施例11を使用してフレキシブルディスプレイ13(一枚の薄くて柔らかいディスプレイ)を使用して画像を視聴するときのフレキシブルディスプレイ13の使用時の形態を示すものである。このディスプレイ13は、2つの支持筐体11,12により支持されている。また、このディスプレイ13と支持筐体11,12は、これらに対して図示(図11a(ア)参照)略垂直下方に折り曲げられている携帯電話用筐体1により、テーブルなどに立て掛けられている(前記携帯電話用筐体1がディスプレイ13と支持筐体11,12を、テーブルの上に、斜め方向に立て掛けるためのスタンド用支持部の機能を果たしている)。
次に、この実施例11のフレキシブルディスプレイ13を使用しない場合に、前記各筐体1,11,12を折り畳むときの動作を説明する。この場合は、まず、図11A(ア)の矢印aの方向に携帯電話用筐体1を(ヒンジ部31aを回転中心として)回転させ、次に、図11A(イ)に示すように、携帯電話用筐体1をディスプレイ13と支持筐体11,12に対して図示略垂直上方に折り曲げる。さらに、図11A(イ)の矢印bの方向に携帯電話用筐体1を回動させて、図11A(ウ)に示すように、携帯電話用筐体1を支持筐体11とその上のフレキシブルディスプレイ13の上に対向させる。さらに、支持筐体12を図11A(ウ)の矢印cの方向に(ヒンジ部8を中心に)回動させて、図11A(エ)に示すように、支持筐体12とその上のフレキシブルディスプレイ13が携帯電話用筐体1の図示上方に対向するように配置させる。この図11A(エ)に示す状態が、フレキシブルディスプレイ13を使用しないときの本実施例11の形態(収納時の形態)である。
本実施例11の図11A(エ)に示すときの使用時の形態においては、支持筐体11か12のいずれかの外側(携帯電話用筐体1と反対側)の面に、ユーザーが遠隔の相手方と会話することができるマイク及び/又はスピーカ(イヤホンを含む)を備えることが望ましい。また、このようにマイク及び/又はスピーカを支持筐体11か12のいずれかの外側(図11A(エ)において携帯電話用筐体1と反対側=図11A(エ)においてユーザーに対向する側)の面に備えた場合は、前記マイク及び/又はスピーカは、前記携帯電話用筐体1の内部に携帯電話用電子回路と無線で信号を送信するようにすることが望ましい。
なぜなら、前記携帯電話用筐体1の内部には携帯電話用の電子回路(遠隔の相手方との通信のためのモジュール、マイクやスピーカの制御機構など)などが内蔵されているが、図11A(エ)に示す形態のときは、携帯電話用筐体1の両面ともユーザーに対向することができない。そこで、この場合は、図11B(a)に示すように、支持筐体11か12かのいずれかのユーザーに対向する(携帯電話用筐体1と反対側の)面にマイク61及び/又はスピーカ62を備えるようにし、このマイク61及び/又はスピーカ62は、携帯電話用筐体1に内蔵された電子回路と微弱無線により交信するようにすることが望ましい(このマイク61及び/又はスピーカ62と携帯電話用筐体1に内蔵された電子回路との距離は極めて短いので、極めて微弱な電波によりまた極めて少ない電力により交信可能である)。
また、本実施例11では、図11A(エ)に示す形態のときは、支持筐体11か12かのいずれかのユーザーに対向する(携帯電話用筐体1と反対側の)面にマイク61及び/又はスピーカ62を備えるだけでなく、図11B(a)に示すように、ユーザーが遠隔の相手方と会話することを容易にするために有益な入力装置(キーボード又はタッチパネルなど)63やディスプレイ64なども配置するようにしてもよい。この入力装置(キーボード又はタッチパネルなど)63やディスプレイ64も、前記マイク61及び/又はスピーカ62と同様に、携帯電話用筐体1に内蔵された電子回路と微弱無線により交信するようにすることが望ましい。
また、図11B(b)(c)は、本実施例11の変形例を説明するためのものである。図11B(a)は、本実施例11において図11A(エ)に示す形態のときに携帯電話用筐体1の両面ともユーザーに対向することができないので、この形態でも遠隔の相手方と会話ができるように、図11A(エ)に示す形態のときの支持筐体11,12のユーザーに対向する側の面にマイク61及び/又はスピーカ62を配置させた。これに対して、この変形例では、携帯電話用筐体1の図示上下方向の長さを支持筐体11,12よりも長く形成し(図11B(c)参照)、携帯電話用機体1の図示上下方向の端部にそれぞれマイク61a及び/又はスピーカ62bを配置させる。このようにしたときは、図11A(エ)に示す形態のように携帯電話用筐体1と支持筐体11,12を折畳んだときでも、携帯電話用筐体1の上下両端部がユーザーと対向できるので、その両端部にマイク61a及び/又はスピーカ62aを配置させれば(図11B(b)参照)、ユーザーは、この形態(図11A(エ)に示すような形態)のときでも遠隔の相手方と会話ができる。
なお、本実施例11のように構成したときのリメットは、次のとおりである。フレキシブルディスプレイ13は、何回も折り曲げ・折畳まれていると、その部分だけで磨耗して故障の原因になってしまう。しかし、本実施例11では、図11A(エ)に示すように、支持筐体11,12とこれに支持されるフレキシブルディスプレイ13が互いに折畳まれるときは、それらの間に携帯電話用筐体1が介在するので、それだけ、フレキシブルディスプレイ13の折り曲げ部分の角度が大きくなる(折り曲げ角度が「緩やかな角度」になる)。そのため、本実施例11では、フレキシブルディスプレイ13の折り曲げ・折畳みをを多数回繰り返しても、その折り曲げ・折畳み部分の磨耗が少なくなり、耐用性が高まるようになる。
次に、本発明の実施例12を図12Aを参照して説明する。本実施例12の構成は、前記実施例1と基本的に同様であるが、次の点で異なっている。すなわち、本実施例12では、前記通信端末用筐体1が、これとヒンジ部7を介して接続されている支持筐体11に対して、図示上方に少なくとも所定距離だけ移動可能(例えばスライド可能)に構成されている。よって、本実施例12において、前記通信端末用筐体1を前記ヒンジ部7により図12A(b)に示すように前記支持筐体11に対して図示上方にスライド移動させたときは、前記通信端末用筐体1の下端部が、それと隣接する前記支持筐体11の下端部よりも図示上方に所定距離だけ移動した状態、すなわち図示上方に所定距離だけ凹んだ状態となる。
よって、本実施例12において、前記フレキシブルディスプレイ13を開いて画面を視聴するとき、前記の「前記支持筐体11に対して図示上方に所定距離だけスライド移動させた(図12A(b)参照)通信端末用筐体1」を図12A(a)の状態から図12A(b)に示すように折り曲げることにより、前記通信端末用筐体1を前記支持筐体11,12及びフレキシブルディスプレイ13を支持するための支持部(スタンド用支持部)として機能させることができる。すなわち、図12A(b)の状態にしてから、前記支持筐体11,12及びフレキシブルディスプレイ13をテーブルなどの平面の上に載置させると、前記通信端末用筐体1がスタンドの役割を果たして、前記支持筐体11,12及びフレキシブルディスプレイ13は、前記テーブルなどの平面の上に所定角度で(ユーザー方向に面する角度で)立て掛けられる。よって、ユーザーは、この場合、自らの両手をフリーにしたまま、前記フレキシブルディスプレイ13の画面を視聴することができる。
また、図12Aでは図示していないが、本実施例12では、前記の通信端末用筐体1のスライド動作を発展させて、前記通信端末用筐体1を前記支持筐体11から分離・取り外すことができるようになっている。このようにして取り外された前記通信端末用筐体1は、単独で携帯電話として使用してもよいし、単独でデータ入力部として使用してもよい。データ入力部として使用するときは、これにより入力したデータは、無線通信の手段(例えばブルートゥースなど)により、前記フレキシブルディスプレイ13に表示して確認することができる。
次に、図12Bは、実施例12の変形例を示す図である。この変形例では、図12Aと共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。この変形例では、実施例12と同様に、前記通信端末用筐体1が、ヒンジ部7の作用により、前記支持筐体11から図示上方にスライドによる移動可能に構成されている。また、この変形例では、前記フレキシブルディスプレイ13を支持する2つの支持筐体11,12を互いに接続する接続部(ヒンジ部)8cの図12B(a)の図示水平方向の断面が、ジャバラ状のベローズ状に構成されている。よって、この変形例では、前記2つの支持筐体11,12の折り曲げ動作が極めて滑らかになっている。なお、図12B(b)は図12B(a)の状態を上方から示す図である。また、図12B(c)は、図12B(b)の状態から前記通信端末用筐体1を前記支持筐体11の背面方向に回動させた状態(図12A(b)に対応する状態)を示す図である。
次に、図12Cは、実施例12の他の変形例を示す図である。この他の変形例を示す図12Cでは、図12Bと共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。この他の変形例の構成は、前記の図12Bの変形例と基本的に同様であるが、(1)前記通信端末用筐体1と2つの支持筐体11,12の折り畳み方と、(2)前記通信端末用筐体1の構成と、が異なっている。まず、上記(1)前記通信端末用筐体1と2つの支持筐体11,12の折り畳み方について説明する。この他の変形例では、前記通信端末用筐体1と2つの支持筐体11,12とを折り畳むときは、図12Cの(a)から(c)に示すように、前記通信端末用筐体1の一方の面に支持筐体11を対向させ、他方の面に支持筐体12を対向させる。このような折り畳み方をするメリットは、2つの支持筐体11と12の間に前記通信端末用筐体1が介在するので、2つの支持筐体11と12の間の折り曲げ角度がより緩やかにより、その結果、フレキシブルディスプレイ13の折り曲げ角度もより緩やかになるので、フレキシブルディスプレイ13が多数回折り曲げられても磨耗の速度を遅くできる、ということである。次に、上記(2)前記通信端末用筐体1の構成について説明する。この他の変形例では、図12C(d)に示すように、前記通信端末用筐体1の下方のマイク6が、スライド支持部6aにより図示下方にスライド方式で移動可能に構成されている(ユーザーが所定の操作・指示をすることにより、前述のようなスライド移動が行われる)。よって、この他の変形例においては、図12C(d)に示すように、前記フレキシブルディスプレイ13を使用しない場合において、前記通信端末用筐体1を前述のように図示上方にスライド移動したままの状態(図12C(a)に示す状態)で、前記通信端末用筐体1の図示ユーザー側の面に前記支持筐体11を対向させるように配置させた(重ねた=折り畳んだ)とき(図12C(b)(c)の状態)でも、前記通信端末用筐体1のマイク6を図示下方にスライド移動することにより、前記通信端末用筐体1のマイク6が前記支持筐体11の下方の位置にユーザーから見えるように露出するようになる(前記通信端末用筐体1のマイク6を図示下方にスライド移動させないときは、前記マイク6は、前記支持筐体11に隠れてユーザーからは見えない)。よって、この他の変形例では、図12C(d)の状態のときでも、すなわち、前記フレキシブルディスプレイ13を使用しないために前記通信端末用筐体1の図示ユーザー側の面に前記支持筐体11を対向させるように配置させた(重ねた=折り畳んだ)状態のときでも、ユーザーは、前記支持筐体11の上方と下方にそれぞれ露出しているスピーカ2とマイク6を使用して遠隔の相手方と無線で通話することができる。
次に、図12Bは、実施例12の変形例を示す図である。この変形例では、図12Aと共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。この変形例では、実施例12と同様に、前記通信端末用筐体1が、ヒンジ部7の作用により、前記支持筐体11から図示上方にスライドによる移動可能に構成されている。また、この変形例では、前記フレキシブルディスプレイ13を支持する2つの支持筐体11,12を互いに接続する接続部(ヒンジ部)8cの図12B(a)の図示水平方向の断面が、ジャバラ状のベローズ状に構成されている。よって、この変形例では、前記2つの支持筐体11,12の折り曲げ動作が極めて滑らかになっている。なお、図12B(b)は図12B(a)の状態を上方から示す図である。また、図12B(c)は、図12B(b)の状態から前記通信端末用筐体1を前記支持筐体11の背面方向に回動させた状態(図12A(b)に対応する状態)を示す図である。
次に、図12Cは、実施例12の他の変形例を示す図である。この他の変形例を示す図12Cでは、図12Bと共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。この他の変形例の構成は、前記の図12Bの変形例と基本的に同様であるが、(1)前記通信端末用筐体1と2つの支持筐体11,12の折り畳み方と、(2)前記通信端末用筐体1の構成と、が異なっている。まず、上記(1)前記通信端末用筐体1と2つの支持筐体11,12の折り畳み方について説明する。この他の変形例では、前記通信端末用筐体1と2つの支持筐体11,12とを折り畳むときは、図12Cの(a)から(c)に示すように、前記通信端末用筐体1の一方の面に支持筐体11を対向させ、他方の面に支持筐体12を対向させる。このような折り畳み方をするメリットは、2つの支持筐体11と12の間に前記通信端末用筐体1が介在するので、2つの支持筐体11と12の間の折り曲げ角度がより緩やかにより、その結果、フレキシブルディスプレイ13の折り曲げ角度もより緩やかになるので、フレキシブルディスプレイ13が多数回折り曲げられても磨耗の速度を遅くできる、ということである。次に、上記(2)前記通信端末用筐体1の構成について説明する。この他の変形例では、図12C(d)に示すように、前記通信端末用筐体1の下方のマイク6が、スライド支持部6aにより図示下方にスライド方式で移動可能に構成されている(ユーザーが所定の操作・指示をすることにより、前述のようなスライド移動が行われる)。よって、この他の変形例においては、図12C(d)に示すように、前記フレキシブルディスプレイ13を使用しない場合において、前記通信端末用筐体1を前述のように図示上方にスライド移動したままの状態(図12C(a)に示す状態)で、前記通信端末用筐体1の図示ユーザー側の面に前記支持筐体11を対向させるように配置させた(重ねた=折り畳んだ)とき(図12C(b)(c)の状態)でも、前記通信端末用筐体1のマイク6を図示下方にスライド移動することにより、前記通信端末用筐体1のマイク6が前記支持筐体11の下方の位置にユーザーから見えるように露出するようになる(前記通信端末用筐体1のマイク6を図示下方にスライド移動させないときは、前記マイク6は、前記支持筐体11に隠れてユーザーからは見えない)。よって、この他の変形例では、図12C(d)の状態のときでも、すなわち、前記フレキシブルディスプレイ13を使用しないために前記通信端末用筐体1の図示ユーザー側の面に前記支持筐体11を対向させるように配置させた(重ねた=折り畳んだ)状態のときでも、ユーザーは、前記支持筐体11の上方と下方にそれぞれ露出しているスピーカ2とマイク6を使用して遠隔の相手方と無線で通話することができる。
次に、図13は本発明の実施例13における携帯電話を示す図である。本実施例13の構成は、基本的には前記の実施例1と同様であるが、前記通信端末用筐体1とヒンジ部7及び支持筐体11を介して接続されている支持筐体12aの構成が異なっている(これ以外は、前記実施例1と同様であるので、説明を省略する)。
本実施例13の支持筐体12aの構成は、次のとおりである。平面が略長方形状の支持筐体12aの一部に、2つの窓部71,72が形成されている(また、図13において、2a,6aはそれぞれ送話部、受話部である)。前記窓部71,72は、前記支持筐体12aが前記通信端末用筐体1と対向していないとき、すなわちユーザーが前記フレキシブルディスプレイ13の画面を視聴しているとき(図13(b)の状態のとき)は、不透明の状態となるように構成されている。他方、前記窓部71,72は、前記支持筐体12aが前記通信端末用筐体1と対向するように折り曲げられているとき、すなわちユーザーが前記フレキシブルディスプレイ13の画面を視聴していないとき(図13(c)の状態のとき)は、透明の状態となるように構成されている。このように、前記窓部71,72は、不透明状態と透明状態とを切り換えられるようになっている。このような切り換えは、例えば前記窓部71,72の内部に液晶を封入して液晶の分子配列方向を電圧で制御することなどの従来より公知の方法により、容易に可能である。
本実施例13では、図13(c)に示すように、前記支持筐体12aが前記通信端末用筐体1と対向するように折り曲げられているとき、すなわちユーザーが前記フレキシブルディスプレイ13の画面を視聴していないとき(図13(c)の状態のとき)は、前記窓部71,72が透明の状態に切り換えられる。よって、この状態のとき、ユーザーは、前記各窓部71,72から前記フレキシブルディスプレイ13の画面(図13(a)のように支持筐体11,12に支持された状態で見るときのフレキシブルディスプレイ13の画面とは反対側の面の画面)を見ることができる(本実施例13のフレキシブルディスプレイ13は、その両面に情報を表示できるように構成されている)。よって、前記窓部71,72から見える前記フレキシブルディスプレイ13の画面部分に、所定のタッチパネル画面と表示画面を表示するようにすれば、ユーザーは、この窓部71,72を介して前記各画面を見ることができる。本実施例13では、ユーザーは、この図13(c)に示す窓部71,72から見える画面、送話部6a、及び受話部2aを使用して、遠隔の相手方と無線で会話をすることができる。
なお、一つの表示パネルの両面に情報を表示させることは、従来より公知の技術で可能である。例えば、2004年10月13日付け日経産業新聞は、「有機EL 両面に異なる動画 台湾の友達光電が開発」というタイトルの記事を掲載している。以下はその一部の引用である。「台湾の友達光電(AUO)は、12日、世界で初めて1枚のパネルの両面に異なる動画を表示できる有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)を開発したと発表した。パネル1枚で表面と背面の画面表示を兼ねる超薄型の携帯電話機などの実用化につながる。・・・両面表示の有機ELは半導体エネルギー研究所(神奈川県厚木市、山崎舜平社長)が開発済みだが、同じ動画を両側から見られるだけだった。」
次に、図14を参照して本発明の実施例14を説明する。本実施例14は、前記の実施例1と基本的な構成は同一である。しかし、本実施例14では、前記実施例1の通信端末用筐体1の代わりに、これと同じ位置に、スタンド用支持部101を配置させた点で異なっている。また、本実施例14では、前記実施例1の通信端末用筐体1に内蔵されている回路などの部品を支持筐体11,12の中に内蔵させている点で異なっている。
本実施例14では、前述のように、スタンド用支持部101を備えており、このスタンド用支持部101の支持筐体11に近い側の下側端部101aは支持筐体11の下端部11aと略同じ高さ位置であるが、スタンド用支持部101の支持筐体11と離れている側の下側端部101bは支持筐体11の下端部11aよりも所定距離だけ図示上方に配置されている。よって、本実施例14では、前記支持筐体11,12によりフレキシブルディスプレイ13を開いた状態に支持しながら(図14(a)の状態)、その後、前記スタンド用支持部101を前記支持筐体11,12の背面方向(図14(b)の矢印β方向)に移動させたとき(図14(b)の状態)は、前記支持筐体11,12とフレキシブルディスプレイ13をテーブルなどの上に配置したときに、前記フレキシブルディスプレイ13の画面をユーザー方向に(ユーザーが画面を見やすいように)斜めに向かせることができる。
すなわち、本実施例14では、屈曲可能な1可視面を有する平面略長方形状のフレキシブルディスプレイ13と、2つ以上の略平板状筐体11,12がユーザーから見て横方向に並ぶように互いに折り曲げ・折り畳み可能に接続されて成る略平板状筐体群であって、前記フレキシブルディスプレイ13をその長手方向と直交する1つ以上の線又はその周辺の領域を境にして折り畳み可能で且つその全体がユーザーに対して対向可能となるように支持するための略平板状筐体群(11,12)と、前記略平板状筐体群(11,12)のユーザーから見て背面側又はユーザーから見て右又は左の端部に配置されたスタンド部101であって、前記略平板状筐体(11,12)の2つ以上(11,12)が共にユーザー側に対向するように配置されて前記フレキシブルディスプレイ13がユーザー側に対向するように配置されたとき、前記略平板状筐体11,12及びフレキシブルディスプレイ13を、前記フレキシブルディスプレイ13の画面が斜め上方のユーザー方向に向くように支持するためのスタンド用支持部101と、を備えている。よって、本実施例14によれば、前記支持筐体11,12とフレキシブルディスプレイ13をテーブルなどの上に配置したとき、前記フレキシブルディスプレイ13の画面をユーザー方向に(ユーザーが画面を見やすいように)斜めに向かせることができる。
なお、本実施例14では、前記スタンド用支持部101を前記支持筐体11に隣接するように配置しているが、本発明ではこれに限らず、前記スタンド用支持部101を支持筐体11,12の端部や背面などの任意の場所(およそスタンドとしての機能を果たすことができる任意の場所)に配置することができる。また、本発明では、前記スタンド用支持部は、図14に示すような形状や構造に限らず、およそスタンドとしての機能を果たすことができるものであれば、どのような形状や構造を有するものでもよい。
本実施例14では、前述のように、スタンド用支持部101を備えており、このスタンド用支持部101の支持筐体11に近い側の下側端部101aは支持筐体11の下端部11aと略同じ高さ位置であるが、スタンド用支持部101の支持筐体11と離れている側の下側端部101bは支持筐体11の下端部11aよりも所定距離だけ図示上方に配置されている。よって、本実施例14では、前記支持筐体11,12によりフレキシブルディスプレイ13を開いた状態に支持しながら(図14(a)の状態)、その後、前記スタンド用支持部101を前記支持筐体11,12の背面方向(図14(b)の矢印β方向)に移動させたとき(図14(b)の状態)は、前記支持筐体11,12とフレキシブルディスプレイ13をテーブルなどの上に配置したときに、前記フレキシブルディスプレイ13の画面をユーザー方向に(ユーザーが画面を見やすいように)斜めに向かせることができる。
すなわち、本実施例14では、屈曲可能な1可視面を有する平面略長方形状のフレキシブルディスプレイ13と、2つ以上の略平板状筐体11,12がユーザーから見て横方向に並ぶように互いに折り曲げ・折り畳み可能に接続されて成る略平板状筐体群であって、前記フレキシブルディスプレイ13をその長手方向と直交する1つ以上の線又はその周辺の領域を境にして折り畳み可能で且つその全体がユーザーに対して対向可能となるように支持するための略平板状筐体群(11,12)と、前記略平板状筐体群(11,12)のユーザーから見て背面側又はユーザーから見て右又は左の端部に配置されたスタンド部101であって、前記略平板状筐体(11,12)の2つ以上(11,12)が共にユーザー側に対向するように配置されて前記フレキシブルディスプレイ13がユーザー側に対向するように配置されたとき、前記略平板状筐体11,12及びフレキシブルディスプレイ13を、前記フレキシブルディスプレイ13の画面が斜め上方のユーザー方向に向くように支持するためのスタンド用支持部101と、を備えている。よって、本実施例14によれば、前記支持筐体11,12とフレキシブルディスプレイ13をテーブルなどの上に配置したとき、前記フレキシブルディスプレイ13の画面をユーザー方向に(ユーザーが画面を見やすいように)斜めに向かせることができる。
なお、本実施例14では、前記スタンド用支持部101を前記支持筐体11に隣接するように配置しているが、本発明ではこれに限らず、前記スタンド用支持部101を支持筐体11,12の端部や背面などの任意の場所(およそスタンドとしての機能を果たすことができる任意の場所)に配置することができる。また、本発明では、前記スタンド用支持部は、図14に示すような形状や構造に限らず、およそスタンドとしての機能を果たすことができるものであれば、どのような形状や構造を有するものでもよい。
以上、本発明の各実施例について説明したが、本発明及び本発明を構成する各構成要件は、それぞれ、前記の各実施例及び前記の各実施例を構成する各要素として述べたものに限定されるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、前記の実施例5では、前記携帯電話用筐体1の下方に平面略三角形状の折り曲げ部21を備えた例を示したが、本発明においてはこれに限られるものではなく、例えば通信機能を備えた電子手帳などの携帯型情報端末(PDA)などにフレキシブルディスプレイを備えたものをも含む。
また、前記の角実施例では、前記携帯電話用筐体1は支持筐体11の図1,2などの図示左端に接続されているが、本発明では、携帯電話用筐体1を支持筐体12の図1,2などの図示右端に接続するようにしてもよい。
また、前記の角実施例では、前記携帯電話用筐体1は支持筐体11の図1,2などの図示左端に接続されているが、本発明では、携帯電話用筐体1を支持筐体12の図1,2などの図示右端に接続するようにしてもよい。
また、本明細書では、前記の実施例1の「平面略三角形状の切り欠き部Aを備えた携帯電話用筐体1」に代わるものとして、図2(実施例2)のような「平面略長方形状の切り欠き部A’を備えた携帯電話用筐体1」や図3(実施例3)のような「下方を短くした携帯電話用筐体1」を例示したが、本発明では、前記携帯電話用筐体1の形状は、これら以外のものも可能である。また、本明細書では、前記の実施例5(図5A,5B)の「携帯電話用筐体1の下方の一部の切り欠き部分に配置された平面略三角形状の折り曲げ部21」に代わるものとして、図6(実施例6)の「携帯電話用筐体1の下方の一部の切り欠き部分に配置された平面略長方形状の折り曲げ部31」や図7(実施例7)「携帯電話用筐体1の下方に配置された平面略長方形状の折り曲げ部41」を例示したが、本発明では、これら以外の形状の折り曲げ部も可能である。
また、前記の各実施例では、前記携帯電話用筐体1と前記支持筐体11とをヒンジ部7などを介して直接に接続しているが、本発明では、前記携帯電話用筐体1と前記支持筐体11との間に別の筐体(例えば接続用の筐体)その他の部材を介設するようにしてもよい。
1 携帯電話用筐体
2,15 スピーカ
3 表示部
4,14,16,23 ファンクション・キーやポインティング・デバイスなどの操作部
5 キーボード
6 マイク
7,8,22,32,42,57,59 ヒンジ部
8a,8b サブ・ヒンジ部
11,12 支持筐体
13 フレキシブルディスプレイ
21,31,41 折り曲げ部
58 突出脚部
A 切り欠き部
2,15 スピーカ
3 表示部
4,14,16,23 ファンクション・キーやポインティング・デバイスなどの操作部
5 キーボード
6 マイク
7,8,22,32,42,57,59 ヒンジ部
8a,8b サブ・ヒンジ部
11,12 支持筐体
13 フレキシブルディスプレイ
21,31,41 折り曲げ部
58 突出脚部
A 切り欠き部
Claims (18)
- 屈曲可能な1可視面を有する平面略長方形状のフレキシブルディスプレイと、
2つ以上の略平板状筐体がユーザーから見て横方向に並ぶように互いに折り曲げ・折り畳み可能に接続されて成る略平板状筐体群であって、前記フレキシブルディスプレイをその長手方向と直交する1つ以上の線又はその周辺の領域を境にして折り畳み可能で且つその全体がユーザーに対して対向可能となるように支持するための略平板状筐体群と、
前記略平板状筐体群のユーザーから見て右又は左の端部に直接に又は他の部材を介して接続された略平板状の通信端末用筐体であって、遠隔の相手との無線での会話を行うための無線通信部と音声入力部及び音声出力部とをその内部又は外部に備えた略平板状の通信端末用筐体と、
前記略平板状の通信端末用筐体を、それと直接に又は他の部材を介して隣接する略平板状筐体に対して、その略平板状筐体のユーザーと対向しない背面の方向に折り曲げ・折り畳み可能に接続するための接続手段と、を備えたことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。 - 請求項1において、
前記通信端末用筐体を、前記フレキシブルディスプレイの画面を斜め上方のユーザー方向に向けるためのスタンド用支持部として機能させるようにした、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。 - 請求項1又は2において、
前記通信端末用筐体は、少なくとも「その下方部分の中の前記略平板状筐体から離れた部分であって、前記略平板状筐体と直接に又は他の部材を介して隣接する側と反対側の部分」が切り欠かれており、これにより、前記フレキシブルディスプレイに画面を表示するとき、前記通信端末用筐体を前記画面を斜め上方のユーザー方向に向けさせるためのスタンド用支持部として使用できるようになっている、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。 - 請求項1又は2において、
前記通信端末用筐体は、「その下端部」が前記通信端末用筐体と直接に又は他の部材を介して隣接する略平板状筐体の下端部よりも上方に位置するように形成されており、これにより、前記フレキシブルディスプレイに画面を表示するとき、前記通信端末用筐体を前記画面を斜め上方のユーザー方向に向けさせるためのスタンド用支持部として使用できるようになっている、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。 - 請求項1又は2において、
「前記通信端末用筐体の下端部の高さ位置を、前記通信端末用筐体と直接に又は他の部材を介して隣接する前記支持筐体の下端部よりもユーザーから見て高い位置に配置させる」、すなわち、「前記通信端末用筐体と直接に又は他の部材を介して隣接する前記支持筐体の下端部の高さ位置を、前記通信端末用筐体の下端部よりもユーザーから見て低い位置に配置させる」ための高さ変更手段、を備え、前記フレキシブルディスプレイに画面を表示するとき、前記通信端末用筐体を前記画面を斜め上方のユーザー方向に向けさせるための支持部として使用できるようになっている、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。 - 請求項5において、
前記高さ変更手段は、前記通信端末用筐体の「下方部分」又は「前記下方部分の中の前記略平板状筐体から離れた部分、すなわち前記略平板状筐体と直接に又は他の部材を介して隣接する側の反対側の部分」に形成されており、前記通信端末用筐体に対して折り曲げ可能に構成された折り曲げ部を含むものである、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。 - 請求項5において、
前記高さ変更手段は、前記通信端末用筐体を、それと直接に又は他の部材を介して隣接する前記支持筐体に対して、前記通信端末用筐体の平面に対して略直交するか又は斜めの方向に向けて回動可能に、前記通信端末用筐体又は前記他の筐体と接続するための回動接続部を含むものである、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。 - 請求項5において、
前記高さ変更手段は、前記支持筐体の下端部からユーザーから見て下方向に突出可能に備えられた突出脚部を含むものである、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。 - 請求項1から8までのいずれかにおいて、
前記略平板状筐体群は2つの略平板状筐体A,Bから構成されており、
前記2つの略平板状筐体A,Bの中の前記通信端末用筐体と隣接していない側の略平板状筐体B、すなわち前記通信端末用筐体に対して他のもう一つの略平板状筐体Aを介して接続されている略平板状筐体Bは、その厚さ寸法が、前記通信端末用筐体の厚さと前記他の略平板状筐体Aの厚さとを合わせた寸法と略同一または近似するように構成されており、
これにより、ユーザーが前記通信端末用筐体と前記他の略平板状筐体Aとを重ねた状態で前記フレキシブルディスプレイを視聴するとき、「前記フレキシブルディスプレイのユーザーから見て後方に在る支持部、すなわち前記2つの略平板状筐体A,Bと前記通信端末用筐体とにより構成される支持部」の厚さ寸法が、全体として略同一又は近似した厚さとなっている、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。 - 請求項1から9までのいずかれにおいて、
前記略平板状筐体群は2つの略平板状筐体A,Bから構成されており、
前記2つの略平板状筐体A,Bは互いに並んで両面開きにされた状態にも折り畳んだ状態にもなれるように接続されており、
前記2つの略平板状筐体A,Bを、前記フレキシブルディスプレイをユーザーが視聴するとき、すなわち前記フレキシブルディスプレイが両面開きにされてユーザー側に対向しているとき、前記2つの略平板状筐体A,Bのユーザー側の各平面の互いの角度が「約105度から約175度の範囲内のいずれかの角度」となるように、摩擦力やストッパやチルト機構やその他の手段により少なくとも一時的に固定するための中間固定手段を備え、
これにより、ユーザーが前記フレキシブルディスプレイを視聴するとき、前記フレキシブルディスプレイの支持部である前記2つの略平板状筐体A,Bのユーザーから見て左右方向の略中央の接続部に親指を当てて前記2つの略平板状筐体A,Bの全体を安定的に支持できるような断面略V字状部分を形成できるようにした、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。 - 請求項1から10までのいずかれにおいて、
前記略平板状筐体群は2つの略平板状筐体A,Bから構成されており、
前記2つの略平板状筐体A,Bの中の一方の略平板状筐体Bは前記通信端末用筐体と略平板状筐体Aを介して接続されており、
前記通信端末用筐体のマイク又はスピーカが形成された面又はその反対側の面、又は前記略平板状筐体のユーザーと反対側の面にカメラが備えられており、
前記カメラで撮像された内容を拡大して前記フレキシブルディスプレイに表示させるための表示拡大制御手段が備えられており、
これにより、ユーザーは、前記通信端末用筐体を隣接する前記略平板状筐体Aと並べた状態(例えば図1(a)に示す状態)にして、又は前記通信端末用筐体を隣接する前記略平板状筐体Aのユーザーと反対側の面と重なるように折り畳んだ状態(例えば図1(b)に示す通信端末用1を矢印β芳香に回動させて略平板状筐体11のユーザーと反対側の面に当接させた状態)にして、前記フレキシブルディスプレイを自分が読みたい文字列の上に持っていくことにより、前記カメラで前記文字列を撮像してその撮像内容を前記表示拡大手段により前記フレキシブルディスプレイに拡大して表示させることができるので、老眼などの遠視のために文字列が見難いユーザーのために、前記フレキシブルディスプレイに前記文字列を拡大表示して容易に判読することを可能にした(従来の携帯電話のよう小さい画面だと文字列を拡大表示すると数文字しか表示できないため文章などは拡大表示しても意味が分からないが、本願発明のように比較的大きな一枚のフレキシブルディスプレイに前記文字列を拡大表示するようにしたときは、数十文字以上を一度に拡大表示できるので、文章などでも拡大表示して読むことができる)、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。 - 請求項1から11までのいずれかにおいて、
前記略平板状筐体群は少なくとも2つの略平板状筐体A,Bから構成されており、
前記2つの略平板状筐体A,Bは互いが折畳まれたときに、互いの平面(一枚のフレキシブルディスプレイが載置される平面)が前記通信端末用筐体の厚さ寸法だけ互いに離れた状態で互いに対向するように、第1の接続手段により接続されており、
前記通信端末用筐体と前記2つの略平板状筐体A,Bのいずれか一方の筐体とは、前記2つの略平板状筐体A,Bは互いが折畳まれたときに、互いの平面(一枚のフレキシブルディスプレイが載置される平面)の間に前記通信端末用筐体が介在するように、第2の接続手段により接続されている、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。 - 請求項12において、
前記2つの略平板状筐体A又はBのユーザーに対向する面には、ユーザーが遠隔の相手方と無線で会話をするための送話部(マイクなど)又は受話部(イヤホンを含むスピーカなど)が配置されている、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。 - 請求項13において、
前記2つの略平板状筐体A又はBのユーザーに対向する面に備えられた送話部(マイクなど)又は受話部(イヤホンを含むスピーカなど)と携帯電話用筐体に内蔵された電回路との間で信号を無線で交信するための通信手段を備えた、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。 - 請求項1又は2において、
前記通信端末用筐体は、それが直接に又は所定の部材を介して接続されている前記略平板状筐体に対して、分離・取り外し可能に構成されている、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。 - 請求項1又は2において、
前記通信端末用筐体は、それが直接に又は所定の部材を介して接続されている前記略平板状筐体に対して、ユーザーから見て少なくとも上方に所定距離だけ移動可能(スライド可能)に構成されている、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。 - 請求項1又は2において、
前記略平板状筐体が前記通信端末用筐体の周囲に対向するように折り曲げられたときにユーザーに対向する前記略平板状筐体には、ユーザーに対してディスプレイ又はタッチパネルの表示部を表示するための窓部が形成され、前記窓部は、前記フレキシブルディスプレイの画面の一部をユーザー側に表示できるように、その全部又は一部が常時又は一時的に透明の状態となるように構成されている、ことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。 - 屈曲可能な1可視面を有する平面略長方形状のフレキシブルディスプレイと、
2つ以上の略平板状筐体がユーザーから見て横方向に並ぶように互いに折り曲げ・折り畳み可能に接続されて成る略平板状筐体群であって、前記フレキシブルディスプレイをその長手方向と直交する1つ以上の線又はその周辺の領域を境にして折り畳み可能で且つその全体がユーザーに対して対向可能となるように支持するための略平板状筐体群と、
前記略平板状筐体群のユーザーから見て背面側又はユーザーから見て右又は左の端部に配置されたスタンド部であって、前記略平板状筐体の2つ以上が共にユーザー側に対向するように配置されて前記フレキシブルディスプレイがユーザー側に対向するように配置されたとき、前記略平板状筐体及びフレキシブルディスプレイを、前記フレキシブルディスプレイの画面が斜め上方のユーザー方向に向くように支持するためのスタンド用支持部と、
を備えたことを特徴とするフレキシブルディスプレイを備えた携帯電話などの携帯型通信端末。
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