JP2006173718A - 電子機器及びマイクホルダ - Google Patents

電子機器及びマイクホルダ Download PDF

Info

Publication number
JP2006173718A
JP2006173718A JP2004359635A JP2004359635A JP2006173718A JP 2006173718 A JP2006173718 A JP 2006173718A JP 2004359635 A JP2004359635 A JP 2004359635A JP 2004359635 A JP2004359635 A JP 2004359635A JP 2006173718 A JP2006173718 A JP 2006173718A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microphone
microphone holder
case
holder
electronic device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004359635A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4860144B2 (ja
Inventor
Nozomi Toki
望 土岐
Yasuhiro Sasaki
康弘 佐々木
Yasuharu Onishi
康晴 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2004359635A priority Critical patent/JP4860144B2/ja
Priority to US11/299,912 priority patent/US7912511B2/en
Priority to CN200510134287.8A priority patent/CN1791134A/zh
Priority to DE602005026360T priority patent/DE602005026360D1/de
Priority to EP05027207A priority patent/EP1670219B1/en
Publication of JP2006173718A publication Critical patent/JP2006173718A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4860144B2 publication Critical patent/JP4860144B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/03Constructional features of telephone transmitters or receivers, e.g. telephone hand-sets
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/03Constructional features of telephone transmitters or receivers, e.g. telephone hand-sets
    • H04M1/035Improving the acoustic characteristics by means of constructional features of the housing, e.g. ribs, walls, resonating chambers or cavities
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/18Telephone sets specially adapted for use in ships, mines, or other places exposed to adverse environment
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/20Arrangements for preventing acoustic feed-back

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

【課題】 本体ケースからマイクロホンに伝搬する振動をより好適に抑制することが可能な携帯電話機或いはその他の電子機器を提供する。
【解決手段】 マイクロホン1と、マイクロホン1を保持したマイクホルダ2と、マイクホルダ2を収納したケース3と、ケース3の内面との間にマイクホルダ2を挟持して固定するプリント基板4と、を備える電子機器である。マイクホルダ2は、ケース3の内面31と平行な面内においてマイクロホン1の外周よりも外側に位置する当接部23,24にて、プリント基板4とケース31との双方に当接し、ケース3とプリント基板4により挟持されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話機或いはその他の電子機器におけるマイクロホンの取付構造に関する。
例えば携帯電話機、ビデオカメラ或いはその他の電子機器においては、本体ケースの内部にマイクロホンが収納されている。
そのように電子機器の本体ケース内に収納されたマイクロホンは、本体ケースからの振動を伝えないような取付構造となっていることが重要な要素の一つとなっている。
そのため従来は、マイクロホンをゴム製のホルダ内に収納した状態で本体ケース内に保持し、このゴムホルダのコンプライアンス(弾性変形、変位)によって本体ケースからマイクロホンへの振動を遮断するという手法が採用されている。
図9は従来の携帯電話機におけるマイクロホンの取付構造の一例を説明するための図であり、このうち図9(a)は携帯電話機を寝かせた状態での正面図、図9(b)は図9(a)のB−B線に沿った矢視断面図である。
図9に示すように、従来の携帯電話機は、マイクロホン101と、このマイクロホン101を内部に収納したマイクホルダ102と、マイクホルダ102を内部に収納した本体ケース103と、制御用回路基板としてのプリント基板104と、このプリント基板104上に保持部材111を介して保持されたレシーバ105と、レシーバ音孔106と、液晶表示装置107と、アンテナ108と、を備えている。
マイクロホン101を内部に収納保持したマイクホルダ102は、本体ケース103の内面とプリント基板104との間に挟持され固定されている。
また、マイクロホン101は、マイクホルダ102の底部に形成された開口を介して、導電性エラストマ109によりプリント基板104と電気的に接続されている。
更に、マイクロホン101は、マイクホルダ102の上部に形成された開口と、本体ケース103に形成されたマイク音孔110とを介して本体ケース103の外部に通じている。
また、特許文献1には、該文献中の図1に示されるように、ハウリングやユーザのハンドリングの際の振動をマイクロホンが拾ってしまうことを防止するために、内部のマイクロホンと点接触するマイクホルダを備える携帯電話機が開示されている。
また、特許文献1において、マイク音孔は本体ケースにより構成されている。
特開平10−65775号公報(図1)
ところで、本体ケースは、例えばモールドなどの比較的剛性の高い材質により構成され、外部からの振動を伝えやすくなっているが、図9に示すような携帯電話機の場合には、マイク音孔110が本体ケース103によって形成されているため、本体ケース103からの振動がマイク音孔110を介してマイクロホン101に伝搬される。
このため、弾性体からなるマイクホルダ102を備える構成としてはいるものの、本体ケース103からの振動を遮断するという効果に関し、十分とは言えない。
特許文献1の場合にも、マイク音孔が本体ケース103により構成されているため、同様の問題がある。
更に、マイクロホン101を収納したマイクホルダ102は、プリント基板104と本体ケース103とにより挟持されているため、マイクホルダ102には前後から(図9(b)では上下から)圧力が加わるため、該マイクホルダはコンプライアンスを失い、マイクロホン101が外部からの振動を受けやすいという問題があった。
また、特許文献1の場合には、マイクホルダの点接触部からマイクロホンに対して直接的に圧力が加わるため、やはり同様の問題がある。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、本体ケースからマイクロホンに伝搬する振動をより好適に抑制することが可能な携帯電話機或いはその他の電子機器及びマイクホルダを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の電子機器は、マイクロホンと、前記マイクロホンを保持したマイクホルダと、前記マイクホルダを収納したケースと、を備える電子機器において、前記マイクホルダは、その表側部分が前記ケースの第1の内面に当接する一方で、その裏側部分が、該マイクホルダを前記第1の内面との間に挟持する挟持部に当接するか、又は、前記第1の内面と対向する前記ケースの第2の内面に当接することにより、前記ケース内で挟持され、前記マイクホルダにおいて、前記第1の内面に当接する表側当接部と、前記挟持部又は前記第2の内面に当接する裏側当接部と、のうちの少なくとも一方は、前記第1の内面と平行な面内において、前記マイクロホンの外周よりも外側に位置していることを特徴としている。
本発明の電子機器においては、前記マイクホルダの前記表側当接部と前記裏側当接部との双方が、前記ケースの前記第1の内面と平行な面内において前記マイクロホンの外周よりも外側に位置していることが好ましい。
本発明の電子機器においては、前記マイクホルダの前記表側当接部は、前記ケースの前記第1の内面に沿う方向に、前記マイクホルダの本体部から突出していることが好ましい。
本発明の電子機器においては、前記挟持部は板状部材であり、その片面で前記マイクホルダの前記裏側当接部に当接していることが好ましい。
本発明の電子機器においては、前記挟持部は、当該電子機器の制御基板であることが好ましい。
本発明の電子機器においては、前記板状部材に前記マイクロホンの外周形状よりも大径の開口部を形成し、該板状部材において該開口部の周縁部を前記マイクホルダの裏側部分に当接させることにより、前記マイクホルダにおいて前記挟持部に当接する裏側当接部が、前記第1の内面と平行な面内において前記マイクロホンの外周よりも外側に位置されていることが好ましい。
本発明の電子機器においては、前記マイクホルダの前記裏側当接部は、前記挟持部又は前記ケースの前記第2の内面に向けて、前記マイクホルダの本体部から突出していることが好ましい。
本発明の電子機器においては、前記マイクロホンは、可撓性の配線を介して、当該電子機器の制御基板と電気的に接続されていることが好ましい。
また、本発明の電子機器においては、前記マイクホルダには、前記マイクロホンを前記ケースの外部と連通させる音孔が形成され、前記マイクホルダにおいて、少なくとも前記音孔の周囲縁部は弾性体からなり、前記マイクホルダにおける前記音孔及びその周囲縁部が、前記ケースに形成された開口を介して外部に臨まされていることが好ましい。
本発明の電子機器は、マイクロホンと、前記マイクロホンを保持したマイクホルダと、前記マイクホルダを収納したケースと、を備える電子機器において、前記マイクホルダには、前記マイクロホンを前記ケースの外部と連通させる音孔が形成され、前記マイクホルダにおいて、少なくとも前記音孔の周囲縁部は弾性体からなり、前記マイクホルダにおける前記音孔及びその周囲縁部が、前記ケースに形成された開口を介して外部に臨まされていることを特徴としている。
本発明の電子機器においては、前記ケースの外面と、前記マイクホルダの前記音孔の周囲縁部における外側の端面と、がほぼ面一とされていることが好ましい。
本発明の電子機器においては、更に、前記マイクホルダの周囲を被覆した被覆部材を備えることが好ましい。
本発明の電子機器は、通話機能を有する電子機器であることが好ましい。
本発明の電子機器は、例えば携帯電話機であることを好ましい一例としている。
また、本発明のマイクホルダは、電子機器のケース内に収納されるマイクロホンを収納するマイクホルダにおいて、当該マイクホルダは、その表側部分が前記ケースの第1の内面に当接する一方で、その裏側部分が、該マイクホルダを前記第1の内面との間に挟持する挟持部に当接するか、又は、前記第1の内面と対向する前記ケースの第2の内面に当接することにより、前記ケース内で挟持され、前記マイクホルダにおいて、前記第1の内面に当接する表側当接部と、前記挟持部又は前記第2の内面に当接する裏側当接部と、のうちの少なくとも一方は、前記第1の内面と平行な面内において、前記マイクロホンの外周よりも外側に位置していることを特徴としている。
本発明のマイクホルダにおいては、前記表側当接部と前記裏側当接部との双方が、前記ケースの前記第1の内面と平行な面内において前記マイクロホンの外周よりも外側に位置していることが好ましい。
本発明のマイクホルダにおいては、前記表側当接部は、前記ケースの前記第1の内面に沿う方向に、前記マイクホルダの本体部から突出していることが好ましい。
本発明のマイクホルダにおいては、前記裏側当接部は、前記挟持部又は前記ケースの前記第2の内面に向けて、当該マイクホルダの本体部から突出していることが好ましい。
本発明のマイクホルダにおいては、当該マイクホルダには、前記マイクロホンを前記ケースの外部と連通させる音孔が形成され、当該マイクホルダにおいて、少なくとも前記音孔の周囲縁部は弾性体からなり、当該マイクホルダにおける前記音孔及びその周囲縁部が、前記ケースに形成された開口を介して外部に臨まされるようになっていることが好ましい。
また、本発明のマイクホルダは、電子機器のケース内に収納されるマイクロホンを収納するマイクホルダにおいて、当該マイクホルダには、前記マイクロホンを前記ケースの外部と連通させる音孔が形成され、当該マイクホルダにおいて、少なくとも前記音孔の周囲縁部は弾性体からなり、当該マイクホルダにおける前記音孔及びその周囲縁部が、前記ケースに形成された開口を介して外部に臨まされるようになっていることを特徴としている。
本発明のマイクホルダにおいては、前記ケースの外面と、前記マイクホルダの前記音孔の周囲縁部における外側の端面と、がほぼ面一となるように構成されていることが好ましい。
本発明の製造方法は、マイクロホンと、前記マイクロホンを保持したマイクホルダと、前記マイクホルダを収納したケースと、を備える電子機器を製造する方法において、本発明のマイクホルダ内にマイクロホンを保持させるマイクロホン保持工程と、前記マイクロホン保持工程により内部にマイクロホンを保持した状態とされたマイクホルダを、その表側部分が前記ケースの第1の内面に当接する一方で、その裏側部分が、該マイクホルダを前記第1の内面との間に挟持する挟持部、又は、前記第1の内面と対向する前記ケースの第2の内面に当接する状態となるように、前記ケース内で挟持させるマイクホルダ挟持工程と、を備えることを特徴としている。
本発明によれば、マイクホルダは、その表側部分がケースの第1の内面に当接する一方で、その裏側部分が、該マイクホルダを前記第1の内面との間に挟持する挟持部に当接するか、又は、前記第1の内面と対向する前記ケースの第2の内面に当接することにより、ケース内で挟持され、マイクホルダにおいて、前記第1の内面に当接する表側当接部と、前記挟持部又は前記第2の内面に当接する裏側当接部と、のうちの少なくとも一方は、前記第1の内面と平行な面内において、前記マイクロホンの外周よりも外側に位置しているので、ケースからマイクホルダに加わる圧力と、挟持部からマイクホルダに加わる圧力と、のうちの少なくとも一方が、マイクロホンには直接的に加わらないようにできる。よって、マイクロホンを、振動に対してフリーな状態でマイクホルダにより保持することができる。従って、本体ケースからマイクロホンに伝搬する振動を好適に抑制することができる。
特に、前記マイクホルダの前記表側当接部と前記裏側当接部との双方が、前記ケースの前記第1の内面と平行な面内において前記マイクロホンの外周よりも外側に位置した構造とすることにより、ケース及び挟持部からマイクホルダに加わる圧力が、それぞれマイクロホンには直接的に加わらないようにでき、極めて好適に、マイクロホンに伝搬する振動を抑制することができる。
また、本発明によれば、マイクホルダには、マイクロホンをケースの外部と連通させる音孔が形成され、マイクホルダにおいて、少なくとも音孔の周囲縁部は弾性体からなり、マイクホルダにおける音孔及びその周囲縁部が、ケースに形成された開口を介して外部に臨まされているので、マイクホルダにおける音孔の周囲縁部によって、本体ケースからの振動を遮断することができるので、本体ケースからマイクロホンに伝搬する振動を好適に抑制することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る実施形態について説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は本発明の第1の実施形態に係る携帯電話機におけるマイクロホンの取付構造を説明するための図であり、このうち図1(a)は携帯電話機を寝かせた状態での正面図、図1(b)は図1(a)のA−A線に沿った矢視断面図である。
図1に示すように、本実施形態にかかる携帯電話機10は、マイクロホン1と、このマイクロホン1を内部に収納するマイクホルダ2と、このマイクホルダ2を内部に収納する本体ケース3と、制御用回路基板としてのプリント基板(挟持部)4と、このプリント基板4上に保持部材11を介して保持され、受話音を発音するレシーバ5と、このレシーバ5の発音を外部に伝達させるレシーバ音孔6と、表示部としての液晶表示装置7と、アンテナ8と、を備えている。
図2はマイクホルダ2を示す拡大断面図である。
マイクホルダ2は、例えばゴム或いはその他の非導電性の弾性体からなり、図2に示すように、例えば円柱状の外形形状を有する本体部21と、該本体部21内に形成されマイクロホン1を内部に収納する収納室22と、本体部21より側方に向けてリブ状に突出し本体ケース3の内面(第1の内面)31に当接するケース側当接部(表側当接部)23と、本体部21より下方に向けてリブ状に突出しプリント基板4の片面41に当接する基板側当接部(裏側当接部)24と、を備えている。
このうちケース側当接部23及び基板側当接部24は、本体ケース3の内面31と平行な面内においてマイクロホン1の外周よりも外側に位置するようになっている。
また、ケース側当接部23と基板側当接部24とは、例えば、本体部21からの突出方向が、相互に直交している。
すなわち、ケース側当接部23の突出方向は、マイクホルダ2が本体ケース3内に固定された状態で本体ケース3の内面31に沿う方向であり、基板側当接部24は、マイクホルダ2が本体ケース3内に固定された状態で略垂直にプリント基板4に向かう方向である。
なお、ケース側当接部23及び基板側当接部24は、例えば、それぞれ環状(例えば円環状)に形成されていることが好ましいが、或いは、複数部分に分割された分割構造を成していても良い。
また、マイクホルダ2の本体部21には、収納室22とマイクホルダ2の外部とを連通させる開口が、マイク音孔25として形成されている。
また、マイクホルダ2の本体部21において、マイク音孔25の周囲縁部26は、ケース側当接部23よりも上方に突出している。なお、この周囲縁部26は、例えば正面視略円形状(図1(a)参照)に形成されているが、その形状は任意であり、矩形、楕円或いはその他であっても良い。
なお、マイクロホン1は、可撓性のシート状配線9によりプリント基板4と電気的に接続され、該マイクロホン1にて検出した音声信号はシート状配線9を介してプリント基板4に伝達される。このため、マイクホルダ2の本体部21には、シート状配線9を収納室22内から外部に導出させる導出孔27と、この導出孔27と連続的に形成され、シート状配線9をマイクホルダ2の外周部に導く溝部28と、が形成されている。
このようなマイクホルダ2は、図1に示すように、その収納室22内にマイクロホン1を収納した状態で、プリント基板4の片面41と本体ケース3の内面31との間に挟持され固定されている。
ここで、マイクホルダ2は、ケース側当接部23にて本体ケース3の内面31に接触しているが、その状態で、マイク音孔25及びその周囲縁部26が、本体ケース3に形成された開口32を介して本体ケース3の外部に露出して(臨まされて)いる。
更に、その状態で、本体ケース3の外面33と、マイク音孔25の周囲縁部26の外側の面とが、略面一となっている。
他方、マイクホルダ2の基板側当接部24は、プリント基板4から起立するようにして、該プリント基板4の片面41に接触している。
なお、このようにマイクホルダ2が本体ケース3内に固定された状態では、ケース側当接部23と基板側当接部24とは本体ケース3及びプリント基板4から圧力を受けるが、この圧力はマイクロホン1へは加わらず、マイクロホン1はフリーな状態で保持される。
更に、本体ケース3は比較的剛性の高いモールドなどにより構成されているため外部からの振動を伝えやすく、また、レシーバ6は発音体であるため音波及び振動を発生し、従来はそれらが本体ケースを介して伝達しマイク音孔から振動を拾いやすいという問題があったが、本実施形態の場合には、マイク音孔25の周囲縁部26は弾性体からなるため振動を吸収しやすく、レシーバ6からの音波及び振動が本体ケース3を介してマイクロホン1へと伝達してしまうことを好適に抑制できる。
図3は、本実施形態の構造と従来の構造とで振動の抑制効果(エコーロス)を比較した図である。図3において、実線で示されるのが、本実施形態の構造の場合の抑制効果であり、点線で示されるのが、従来の構造の場合の抑制効果を示す。
図3に示すように、本実施形態の構造の場合、従来の構造の場合と比べて、100Hz〜4kHzの周波数範囲に亘って、10dB〜20dBの改善効果があることが分かる。
以上のような第1の実施形態によれば、マイクホルダ2は、マイクロホン1の外径よりも外周に位置するケース側当接部23及び基板側当接部24により本体ケース3とプリント基板4に当接し、本体ケース3とプリント基板4とにより前後から挟持され固定されているので、本体ケース3及びプリント基板4からマイクホルダ2に対して加わる圧力は、マイクロホン1には加わらないようにできる。
よって、マイクロホン1を振動に対してフリーな状態でマイクホルダ2により保持することができ、本体ケース3からマイクロホン1に伝搬する振動を好適に抑制することができる。
また、本実施形態によれば、マイクホルダ2はマイク音孔25を有し、このマイク音孔25及びその周囲縁部26は、本体ケース3に形成された開口32を介して本体ケース3の外部に露出している。なお、マイクホルダ2の全体はゴムなどの弾性体により構成されているため、マイク音孔25の周囲縁部26も該弾性体からなる。よって、マイク音孔25の周囲縁部26は、本体ケース3からの振動を好適に遮断するので、該振動がマイク音孔25を介してマイクロホン1に伝搬してしまうことを防止することができる。更に、マイク音孔が本体ケースの一部により構成された従来例の場合とは異なり、マイク音孔25がマイクホルダ2により構成されているため、マイク音孔25からの振動の進入をより好適に防ぐ効果が得られる。
第1の実施形態の場合、具体的には、図3に示すように、従来技術と比べて、例えば100Hz〜4kHzの周波数範囲に亘って、振動の抑制効果が得られる。
〔第2の実施形態〕
上記の第1の実施形態では、マイクホルダ2は、マイクロホン1の外径よりも外周に位置するケース側当接部23及び基板側当接部24により本体ケース3とプリント基板4に当接するとともに、マイクホルダ2のマイク音孔25及びその周囲縁部26が、本体ケース3に形成された開口32を介して本体ケース3の外部に露出している例について説明したが、第2の実施形態では、マイクホルダ2のマイク音孔25及びその周囲縁部26が本体ケース3の外部に露出してはおらず、本体ケース3内に位置している例について説明する。
図4は本発明の第2の実施形態に係る携帯電話機におけるマイクロホンの取付構造を説明するための図であり、このうち図4(a)は携帯電話機を寝かせた状態での正面図、図4(b)は図4(a)のA−A線に沿った矢視断面図である。
なお、図4において、図1におけるのと同様の構成要素には、同一の符号を付している。
図4に示すように、本実施形態の場合、マイクホルダ2のケース側当接部23の突出方向が、上記の第1の実施形態と異なる。
すなわち、本実施形態の場合、マイクホルダ2のケース側当接部23は、本体部21より上方に向けてリブ状に突出し、本体ケース3の内面31に当接する。
本実施形態の場合、図4に示すように、マイクホルダ2のマイク音孔25は、本体ケース3内に位置する。
また、本実施形態の場合、本体ケース3には、開口32の代わりに音孔201が形成されている。この音孔201は、マイクホルダ2のマイク音孔25と同軸上に形成されている。
図5は、本実施形態の構造と従来の構造とで振動の抑制効果(エコーロス)を比較した図である。図5において、実線で示されるのが、本実施形態の構造の場合の抑制効果であり、点線で示されるのが、従来の構造の場合の抑制効果を示す。
図5に示すように、本実施形態の構造の場合、従来の構造の場合と比べて、100Hz〜2kHzの周波数範囲に亘って、10dB〜20dBの改善効果があることが分かる。
ただし、第1の実施形態の場合と比べると、第2の実施形態の場合、2kHz以上の周波数範囲において、振動の抑制効果が低いことが分かる。すなわち、第2の実施形態よりも第1の実施形態の方が、高周波領域において、振動の抑制効果が高いことが分かる。
このことは、第1の実施形態のように、マイクホルダ2のマイク音孔25及びその周囲縁部26を、本体ケース3に形成された開口32を介して本体ケース3の外部に露出させることにより、高周波領域(例えば2kHz以上)での振動の抑制効果が得られることを示している。
また、第1及び第2の実施形態で共通する構造、すなわち、マイクホルダ2が、マイクロホン1の外径よりも外周に位置するケース側当接部23及び基板側当接部24により本体ケース3とプリント基板4に当接する構造により、低周波領域(例えば2kHz以下)での振動の抑制効果が得られることが分かる。
以上のような第2の実施形態によれば、マイクホルダ2は、マイクロホン1の外径よりも外周に位置するケース側当接部23及び基板側当接部24により本体ケース3とプリント基板4に当接し、本体ケース3とプリント基板4とにより前後から挟持され固定されているので、本体ケース3及びプリント基板4からマイクホルダ2に対して加わる圧力は、マイクロホン1には加わらないようにできる。よって、マイクロホン1を振動に対してフリーな状態でマイクホルダ2により保持することができ、本体ケース3からマイクロホン1に伝搬する振動を好適に抑制することができる。
第2の実施形態の場合、具体的には、図5に示すように、従来技術と比べて、特に低周波領域(例えば2kHz以下)での振動の抑制効果が得られる。
〔第3の実施形態〕
上記の第1の実施形態では、マイクホルダ2の基板側当接部24が、プリント基板4側に向けて突出している例を説明したが、第3の実施形態では、マイクホルダ2の基板側当接部24が突出してはおらず、プリント基板4にマイクロホン1の外周形状よりも大径の開口部を形成することにより、マイクロホン1の外径よりも外周に位置する部分でマイクホルダ2がプリント基板4に当接するようにした例について説明する。
図6は第3の実施形態に係る携帯電話機におけるマイクロホンの取付構造を説明するための、図1における(b)に相当する断面図である。
なお、図6において、図1におけるのと同様の構成要素には、同一の符号を付している。
図6に示すように、本実施形態の場合、マイクホルダ2の裏面は平坦に形成されている。従って、マイクホルダ2において、プリント基板4に当接する基板側当接部24は、プリント基板4側に向けて突出していない。
他方、プリント基板4には、マイクホルダ2の裏面の外周形状よりも小さく、且つ、マイクロホン1の外周形状よりも大きい開口部301が形成されている。この開口部301の周囲縁部に対し、マイクホルダ2の基板側当接部24が当接する。
これにより、マイクホルダ2は、マイクロホン1の外径よりも外周に位置するケース側当接部23及び基板側当接部24により本体ケース3とプリント基板4に当接する。
以上のような第3の実施形態によれば、プリント基板4には開口部301が形成され、この開口部301の周囲縁部と、本体ケース3の内面31とによりマイクホルダ2を挟持することにより、マイクホルダ2が、マイクロホン1の外径よりも外周に位置するケース側当接部23及び基板側当接部24により本体ケース3とプリント基板4に当接する構造としたので、上記の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、第3の実施形態の場合に、上記の第2の実施形態で説明したように、マイクホルダ2のマイク音孔25及びその周囲縁部26が本体ケース3の外部に露出してはおらず、本体ケース3内に位置するとともに、ケース側当接部23が本体ケース3の内面31に向けて突出した構造としても良い。この場合、上記の第2の実施形態と同様の効果が得られる。
〔第4の実施形態〕
上記の各実施形態では、マイクロホン1がプリント基板4とは別体に構成されている例を説明したが、第4の実施形態では、マイクロホン1がプリント基板4と一体的に構成されている例を説明する。
図7は第4の実施形態に係る携帯電話機におけるマイクロホンの取付構造を説明するための、図1における(b)に相当する断面図である。
なお、図7において、図1におけるのと同様の構成要素には、同一の符号を付している。
図7に示すように、本実施形態の場合、マイクロホン1は、例えば、コンデンサマイクであり、直接プリント基板4上に形成されている。
また、マイクホルダ2は、図1に示す第1の実施形態の場合と比べて、その下半分を切断したような形状となっている。
すなわち、図7に示すように、本実施形態の場合のマイクホルダ2は、収納室22の下側が開口している。
そして、マイクホルダ2は、マイクロホン1が収納室22内に位置するように、該マイクロホン1を上側より覆っている。
第4の実施形態によれば、マイクホルダ2は、マイクロホン1が収納室22内に位置するように該マイクロホン1を上側より覆った状態で、マイクロホン1の外径よりも外周に位置するケース側当接部23により本体ケース3に当接しているので、本体ケース3からマイクホルダ2に対して加わる圧力は、マイクロホン1には加わらないようにできる。
よって、マイクロホン1を振動に対してフリーな状態でマイクホルダ2により保持することができ、本体ケース3からマイクロホン1に伝搬する振動を好適に抑制することができる。
また、本実施形態によれば、マイクホルダ2はマイク音孔25を有し、このマイク音孔25及びその周囲縁部26は、本体ケース3に形成された開口32を介して本体ケース3の外部に露出している点については上記の第1の実施形態と同様であるので、マイク音孔25の周囲縁部26が本体ケース3からの振動を好適に遮断し、該振動がマイク音孔25を介してマイクロホン1に伝搬してしまうことを防止することができる。更に、マイク音孔が本体ケースの一部により構成された従来例の場合とは異なり、マイク音孔25がマイクホルダ2により構成されているため、マイク音孔25からの振動の進入をより好適に防ぐ効果が得られる。
なお、第4の実施形態の場合にも、上記の第2の実施形態で説明したように、マイクホルダ2のマイク音孔25及びその周囲縁部26が本体ケース3の外部に露出してはおらず、本体ケース3内に位置するとともに、ケース側当接部23が本体ケース3の内面31に向けて突出した構造としても良い。
〔第5の実施形態〕
第5の実施形態では、マイクホルダ2を、更に、被覆部材により被覆した例について説明する。
図8は被覆部材501により被覆されたマイクホルダ2を示す図であり、このうち(a)はマイクホルダ2の表側から見た平面図、(b)はマイクホルダ2の裏側から見た平面図、(c)は(a)のA−A矢視断面図である。
なお、図8において、図2におけるのと同様の構成要素には、同一の符号を付している。
図8に示すように、本実施形態の場合、マイクホルダ2は、その外周すなわち表側及び裏側を除く面が、被覆部材501により覆われている。
すなわち、被覆部材501には、内部にマイクホルダ2を収納する収納室502が形成され、この収納室502内にマイクホルダ2を収納している。
この被覆部材501は、例えば、マイクホルダ2とは別の材質からなる。この被覆部材501は、より具体的には、スポンジ或いはその他の、多孔質で、且つ柔軟な或いは弾性のある材料からなる。
この被覆部材501は、本体ケース3内において、レシーバ6などからの音波がマイクロホン1に伝搬してしまうことを防止する。
なお、本実施形態の場合、マイクホルダ2の本体部21は、その裏面部に、該裏面部の中央から被覆部材501の外周まで延びる延長部510を備える点の他は、上記の第1の実施形態の場合のマイクホルダ2の本体部21と同様に構成されている。
第5の実施形態によれば、マイクホルダ2が被覆部材501により覆われているので、本体ケース3内において、レシーバ6などからの音波がマイクロホン1に伝搬してしまうことを、上記の第1の実施形態よりも一層好適に防止できる。
なお、第5の実施形態で説明したようにマイクホルダ2を更に別の部材により被覆し、マイクロホン2への音波の伝搬を抑制する技術は、上記の第2乃至第4の実施形態の場合にも同様に適用することができる。
また、上記の各実施形態では、本発明に係る電子機器の好適な一例としての携帯電話機についての説明を行ったが、本発明はこの例に限らず、マイクロホンを備える電子機器であれば、どのような電子機器にも適用可能である。具体的には、例えば、携帯電話機以外の電話機(家庭用、事務用などの電話機、家庭用電話機の子機、コードレスフォンなど)、トランシーバー、ビデオカメラ、通話機能付きパーソナルコンピュータなどにも同様に適用可能である。
また、上記の各実施形態では、ストレート型の携帯電話機についての説明を行ったが、本発明はこの例に限らず、ヒンジ機構を介して相互に連結された第1及び第2の部分からなる携帯電話機(例えば、折り畳み型携帯電話機)にも同様に適用可能である。
また、上記の第1、第2、第3及び第5の各実施形態では、マイクホルダ2の裏面側がプリント基板4に当接している例を説明したが、本発明はこの例に限らず、マイクホルダ2の表裏の面を本体ケース3により挟持しても良い。すなわち、すなわち、マイクホルダ2の表側部分が本体ケース3の内面31(第1の内面)に当接する一方で、マイクホルダ2の裏側部分が、本体ケース3において、内面31と対向する内面(第2の内面)に当接することにより、マイクホルダ2が本体ケース3内で挟持されていても良い。
また、上記の第1、第2、第3及び第5の各実施形態では、挟持部がプリント基板4からなる例を説明したが、挟持部はその他の部分により構成されていても良い。
また、マイクロホン1の形状は任意であり、マイクロホン1の形状に応じて、マイクホルダ2の形状も任意に選択される。
本発明の第1の実施形態に係る携帯電話機を示す図であり、このうち(a)は正面図、(b)は断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯電話機のマイクホルダを示す拡大断面図である。 第1の実施形態の構造と従来の構造との振動の抑制効果(エコーロス)の比較を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る携帯電話機を示す図であり、このうち(a)正面図、(b)断面図である。 第2の実施形態の構造と従来の構造との振動の抑制効果(エコーロス)の比較を示す図である。 第3の実施形態に係る携帯電話機を示す断面図である。 第4の実施形態に係る携帯電話機を示す断面図である。 第5の実施形態に係り、被覆部材により被覆されたマイクホルダを示す図である。 従来の携帯電話機を示す図であり、このうち(a)は正面図、(b)は断面図である。
符号の説明
1 マイクロホン
2 マイクホルダ
21 本体部
23 ケース側当接部(当接部)
24 基板側当接部(当接部)
25 マイク音孔
26 周囲縁部
3 本体ケース(ケース)
31 内面
32 開口
33 外面
4 プリント基板(取付ベース部材、制御基板)
9 シート状配線
301 開口部
501 被覆部材

Claims (22)

  1. マイクロホンと、
    前記マイクロホンを保持したマイクホルダと、
    前記マイクホルダを収納したケースと、
    を備える電子機器において、
    前記マイクホルダは、その表側部分が前記ケースの第1の内面に当接する一方で、その裏側部分が、該マイクホルダを前記第1の内面との間に挟持する挟持部に当接するか、又は、前記第1の内面と対向する前記ケースの第2の内面に当接することにより、前記ケース内で挟持され、
    前記マイクホルダにおいて、前記第1の内面に当接する表側当接部と、前記挟持部又は前記第2の内面に当接する裏側当接部と、のうちの少なくとも一方は、前記第1の内面と平行な面内において、前記マイクロホンの外周よりも外側に位置していることを特徴とする電子機器。
  2. 前記マイクホルダの前記表側当接部と前記裏側当接部との双方が、前記ケースの前記第1の内面と平行な面内において前記マイクロホンの外周よりも外側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記マイクホルダの前記表側当接部は、前記ケースの前記第1の内面に沿う方向に、前記マイクホルダの本体部から突出していることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記挟持部は板状部材であり、その片面で前記マイクホルダの前記裏側当接部に当接していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の電子機器。
  5. 前記挟持部は、当該電子機器の制御基板であることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記板状部材に前記マイクロホンの外周形状よりも大径の開口部を形成し、該板状部材において該開口部の周縁部を前記マイクホルダの裏側部分に当接させることにより、
    前記マイクホルダにおいて前記挟持部に当接する裏側当接部が、前記第1の内面と平行な面内において前記マイクロホンの外周よりも外側に位置されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の電子機器。
  7. 前記マイクホルダの前記裏側当接部は、前記挟持部又は前記ケースの前記第2の内面に向けて、前記マイクホルダの本体部から突出していることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の電子機器。
  8. 前記マイクロホンは、可撓性の配線を介して、当該電子機器の制御基板と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の電子機器。
  9. 前記マイクホルダには、前記マイクロホンを前記ケースの外部と連通させる音孔が形成され、
    前記マイクホルダにおいて、少なくとも前記音孔の周囲縁部は弾性体からなり、
    前記マイクホルダにおける前記音孔及びその周囲縁部が、前記ケースに形成された開口を介して外部に臨まされていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の電子機器。
  10. マイクロホンと、
    前記マイクロホンを保持したマイクホルダと、
    前記マイクホルダを収納したケースと、
    を備える電子機器において、
    前記マイクホルダには、前記マイクロホンを前記ケースの外部と連通させる音孔が形成され、
    前記マイクホルダにおいて、少なくとも前記音孔の周囲縁部は弾性体からなり、
    前記マイクホルダにおける前記音孔及びその周囲縁部が、前記ケースに形成された開口を介して外部に臨まされていることを特徴とする電子機器。
  11. 前記ケースの外面と、前記マイクホルダの前記音孔の周囲縁部における外側の端面と、がほぼ面一とされていることを特徴とする請求項9又は10に記載の電子機器。
  12. 更に、前記マイクホルダの周囲を被覆した被覆部材を備えることを特徴とする請求項1乃至11の何れか一項に記載の電子機器。
  13. 当該電子機器は、通話機能を有することを特徴とする請求項1乃至12の何れか一項に記載の電子機器。
  14. 当該電子機器は携帯電話機であることを特徴とする請求項13に記載の電子機器。
  15. 電子機器のケース内に収納されるマイクロホンを収納するマイクホルダにおいて、
    当該マイクホルダは、その表側部分が前記ケースの第1の内面に当接する一方で、その裏側部分が、該マイクホルダを前記第1の内面との間に挟持する挟持部に当接するか、又は、前記第1の内面と対向する前記ケースの第2の内面に当接することにより、前記ケース内で挟持され、
    前記マイクホルダにおいて、前記第1の内面に当接する表側当接部と、前記挟持部又は前記第2の内面に当接する裏側当接部と、のうちの少なくとも一方は、前記第1の内面と平行な面内において、前記マイクロホンの外周よりも外側に位置していることを特徴とするマイクホルダ。
  16. 前記表側当接部と前記裏側当接部との双方が、前記ケースの前記第1の内面と平行な面内において前記マイクロホンの外周よりも外側に位置していることを特徴とする請求項15に記載のマイクホルダ。
  17. 前記表側当接部は、前記ケースの前記第1の内面に沿う方向に、当該マイクホルダの本体部から突出していることを特徴とする請求項15又は16に記載のマイクホルダ。
  18. 前記裏側当接部は、前記挟持部又は前記ケースの前記第2の内面に向けて、当該マイクホルダの本体部から突出していることを特徴とする請求項15乃至17の何れか一項に記載のマイクホルダ。
  19. 当該マイクホルダには、前記マイクロホンを前記ケースの外部と連通させる音孔が形成され、
    当該マイクホルダにおいて、少なくとも前記音孔の周囲縁部は弾性体からなり、
    当該マイクホルダにおける前記音孔及びその周囲縁部が、前記ケースに形成された開口を介して外部に臨まされるようになっていることを特徴とする請求項15乃至18の何れか一項に記載のマイクホルダ。
  20. 電子機器のケース内に収納されるマイクロホンを収納するマイクホルダにおいて、
    当該マイクホルダには、前記マイクロホンを前記ケースの外部と連通させる音孔が形成され、
    当該マイクホルダにおいて、少なくとも前記音孔の周囲縁部は弾性体からなり、
    当該マイクホルダにおける前記音孔及びその周囲縁部が、前記ケースに形成された開口を介して外部に臨まされるようになっていることを特徴とするマイクホルダ。
  21. 前記ケースの外面と、前記マイクホルダの前記音孔の周囲縁部における外側の端面と、がほぼ面一となるように構成されていることを特徴とする請求項19又は20に記載のマイクホルダ。
  22. マイクロホンと、前記マイクロホンを保持したマイクホルダと、前記マイクホルダを収納したケースと、を備える電子機器を製造する方法において、
    請求項15乃至21の何れか一項に記載のマイクホルダ内にマイクロホンを保持させるマイクロホン保持工程と、
    前記マイクロホン保持工程により内部にマイクロホンを保持した状態とされたマイクホルダを、その表側部分が前記ケースの第1の内面に当接する一方で、その裏側部分が、該マイクホルダを前記第1の内面との間に挟持する挟持部、又は、前記第1の内面と対向する前記ケースの第2の内面に当接する状態となるように、前記ケース内で挟持させるマイクホルダ挟持工程と、
    を備えることを特徴とする電子機器の製造方法。

JP2004359635A 2004-12-13 2004-12-13 電子機器及びマイクホルダ Expired - Fee Related JP4860144B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004359635A JP4860144B2 (ja) 2004-12-13 2004-12-13 電子機器及びマイクホルダ
US11/299,912 US7912511B2 (en) 2004-12-13 2005-12-13 Electronic device and microphone holder therefor
CN200510134287.8A CN1791134A (zh) 2004-12-13 2005-12-13 电子器件及其麦克风保持架
DE602005026360T DE602005026360D1 (de) 2004-12-13 2005-12-13 Elektronisches Gerät und seine Mikrofonhalterung
EP05027207A EP1670219B1 (en) 2004-12-13 2005-12-13 Electronic device and microphone holder therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004359635A JP4860144B2 (ja) 2004-12-13 2004-12-13 電子機器及びマイクホルダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006173718A true JP2006173718A (ja) 2006-06-29
JP4860144B2 JP4860144B2 (ja) 2012-01-25

Family

ID=35985316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004359635A Expired - Fee Related JP4860144B2 (ja) 2004-12-13 2004-12-13 電子機器及びマイクホルダ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7912511B2 (ja)
EP (1) EP1670219B1 (ja)
JP (1) JP4860144B2 (ja)
CN (1) CN1791134A (ja)
DE (1) DE602005026360D1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007087727A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Kitagawa Ind Co Ltd 電気部品ホルダ
JP2016032220A (ja) * 2014-07-29 2016-03-07 富士通株式会社 電子機器
US10356502B2 (en) 2016-02-25 2019-07-16 Kyocera Corporation Electronic device

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080240471A1 (en) * 2007-03-30 2008-10-02 Fortemedia, Inc. Electronic device including internal microphone array
JP2010177901A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Funai Electric Co Ltd マイクロホンユニット
JP6354832B2 (ja) * 2014-02-24 2018-07-11 株式会社リコー マイクロフォンの保持構造、及び電子機器
GB2526846B (en) 2014-06-05 2020-03-25 Nokia Technologies Oy An apparatus and method for providing an apparatus comprising an audio transducer

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0178489U (ja) * 1987-11-13 1989-05-26
US5788516A (en) * 1994-04-05 1998-08-04 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Elastomeric connector
JP2004120598A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Minolta Co Ltd 音響部品の保持構造および携帯型電子機器

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62146079A (ja) 1985-12-20 1987-06-30 Sony Corp ビデオカメラ装置
JPH0349158Y2 (ja) 1986-04-24 1991-10-21
JP2984599B2 (ja) 1996-07-05 1999-11-29 埼玉日本電気株式会社 電話機
JPH1065775A (ja) 1996-08-14 1998-03-06 Saitama Nippon Denki Kk 携帯電話機におけるマイクホルダ
JP3621615B2 (ja) * 1999-11-12 2005-02-16 ヤマハメタニクス株式会社 マイクホルダ
FR2805669B1 (fr) * 2000-02-24 2002-05-17 Mitsubishi Electric France Connecteur pour circuit imprime et equipement le comportant
DE10022705C2 (de) 2000-05-10 2002-08-01 Siemens Ag Mobiltelefon mit einem eingebauten Mikrofon, wobei der Schalleintritt durch Öffnungen im Gehäuse erfolgt
KR200205554Y1 (ko) * 2000-06-30 2000-12-01 김종달 이동통신 단말기의 마이크로폰 접속 구조물
DE10106588B4 (de) 2001-02-13 2005-10-06 Siemens Ag Elektronisches Gerät mit einem elektroakustischen Bauteil
JP2002281134A (ja) * 2001-03-16 2002-09-27 Nec Corp マイクユニット実装構造
DE10121523A1 (de) 2001-05-03 2002-11-07 Siemens Ag Elektronisches Gerät mit einer Lautsprechereinrichtung
US20030008676A1 (en) * 2001-07-03 2003-01-09 Baumhauer John Charles Communication device having a microphone system with optimal acoustic transmission line design for improved frequency and directional response
CN2525302Y (zh) 2002-02-08 2002-12-11 广东科龙电器股份有限公司 减震支撑装置
ATE315872T1 (de) 2002-04-05 2006-02-15 Ipm Internat Sa Schokprotecktionsvorrichtung für wandlerkapsel eines telefonhandapparats
TW563971U (en) * 2002-12-27 2003-11-21 Benq Corp Mobile phone and microphone module therein
US7236588B2 (en) * 2003-12-12 2007-06-26 Nokia Corporation Interlocking cover for mobile terminals

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0178489U (ja) * 1987-11-13 1989-05-26
US5788516A (en) * 1994-04-05 1998-08-04 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Elastomeric connector
JP2004120598A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Minolta Co Ltd 音響部品の保持構造および携帯型電子機器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007087727A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Kitagawa Ind Co Ltd 電気部品ホルダ
JP4693568B2 (ja) * 2005-09-21 2011-06-01 北川工業株式会社 電気部品ホルダ
JP2016032220A (ja) * 2014-07-29 2016-03-07 富士通株式会社 電子機器
US10356502B2 (en) 2016-02-25 2019-07-16 Kyocera Corporation Electronic device

Also Published As

Publication number Publication date
EP1670219A1 (en) 2006-06-14
JP4860144B2 (ja) 2012-01-25
EP1670219B1 (en) 2011-02-16
US20060128444A1 (en) 2006-06-15
CN1791134A (zh) 2006-06-21
US7912511B2 (en) 2011-03-22
DE602005026360D1 (de) 2011-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11234066B2 (en) Earphone
US8687828B2 (en) Cover unit covering openings and an electronic device provided with the cover unit
JP4709282B2 (ja) マイクロホンの音響経路をプリント回路基板内に設けた無線通信装置
US7729721B2 (en) Antenna integrated speaker assembly, manufacturing method thereof, and wireless communication device having the same
US20090074226A1 (en) Pcb with embedded speaker assembly
US7400910B2 (en) Speaker sound enhancement for a mobile terminal
US9167324B2 (en) Speaker module for portable terminal
US20090052715A1 (en) Electronic device with an internal microphone array
WO2006049646A1 (en) Dual-diaphragm speaker assemblies with acoustic passageways and mobile terminals including the same
US10932021B2 (en) Speaker box and mobile terminal device using same
US20110069855A1 (en) Electronic apparatus
EP1670219B1 (en) Electronic device and microphone holder therefor
JP2010119032A (ja) スピーカ装置、携帯型電子機器、スピーカ装置の製造方法、及びスピーカ装置の制御方法
JP4158347B2 (ja) 電子部品取付構造
EP2356822B1 (en) Electronic devices including substrate mounted acoustic actuators and related methods and mobile radiotelephones
US8301188B2 (en) Electronic devices including substrate mounted acoustic actuators and related methods and mobile radiotelephones
EP3518554B1 (en) External speaker assembly and audio device
JP2007096843A (ja) 携帯端末装置
JPH0983623A (ja) 接話型マイクロホンの取付構造
WO2018227434A1 (zh) 电子设备
JP2001168963A (ja) 通信機器
JP3306821B2 (ja) 携帯電話機
JP2007060481A (ja) 電子機器
JP5228329B2 (ja) 薄型音響部品実装構造、携帯型音響装置、携帯電話機、薄型音響部品実装方法
KR100511218B1 (ko) 전자음향변환기의 구조

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071112

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20080807

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090803

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091130

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20091211

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20100326

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141111

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees