JP2006171992A

JP2006171992A - マルチファンクションプリンタ

Info

Publication number: JP2006171992A
Application number: JP2004361694A
Authority: JP
Inventors: Akinori Watanabe; 明則渡辺
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 2004-12-14
Filing date: 2004-12-14
Publication date: 2006-06-29

Abstract

【課題】セキュリティーを保つことのできるマルチファンクションプリンタを提供する。
【解決手段】セキュリティプリントのような認証確認を必要とするプリントを行う場合において、印刷データを分割しその分割データをネットワーク上のプリンタで各処理を行うことを特徴とする。
【選択図】図５

Description

本発明は、汎用的なインターフェース等を備えており、そのインターフェース部により様々な機能拡張を実現可能としたネットワーク接続されたマルチファンクションプリンタに関するものであり、特にプリント機能を拡張させるボード（ＰａｇｅＤｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎＬａｎｇｕａｇｅボード：以下ＰＤＬボード）等を備えたマルチファンクションプリンタで、ページ記述言語で記述された印刷データをバンド毎に処理してラスタイメージを生成する印刷装置で、認証確認を必要とする文書を印刷する場合に関するものである。

従来、１台で複写機機能、ＦＡＸ機能、スキャナ機能、プリンタ機能、電子文書保存機能等を備えたマルチファンクションプリンタや複写機にプリンタ機能やＦＡＸ機能等の拡張ユニットを後から追加させた複写機ベースのマルチファンクションプリンタやプリンタにスキャナユニット等を追加させて複写機機能やＦＡＸ機能を拡張させたプリンタベースのマルチファンクションプリンタが、ＯＡ機器の設置場所の省スペース化やＯＡ機器の統合化等といった要因から、急速に多くのオフィス用やＳＯＨＯ（ＳｍａｌｌＯｆｆｉｃｅ・ＨｏｍｅＯｆｆｉｃｅ）用等で使用されるようになり、またＬＡＮ（ＬｏｃａｌＡｒｅａＮｅｔｗｏｒｋ）等を用いて各装置をネットワーク接続されるようになったことはいうまでもない。また、プリンタ機能としては使用されているのは、ページ記述言語（ＰＤＬ）で記述された印刷データを入力して，記録用紙上に画像を記録する方式を採用しているものがほとんどである。
特開２０００−１１２６８９号公報

しかしながら、上記従来例で挙げたマルチファンクションプリンタの問題点として、ネットワークで各々の装置が接続され、誰もがいつでも必要な時、様々な機能を使用することが可能であるという便利さがあるという反面、機密性の高い文書を印刷する場合において、他の人の目に触れてしまうという可能性があり、機密性があまり守れないという問題もある。また、機密性の高い文書を印刷する場合の一手段として、印刷を行う際、ホスト側からユーザ名とパスワード等を設定しその情報データと共に文書データをマルチファンクションププリンタに送信し印刷時に改めて印刷データを送信したプリンタに対して認証作業を行い、認証が確認されると初めて印刷出力される手段がある、しかし印刷データを送信したプリンタにおいて、例えば大量のコピー作業を行っているような他の機能で使用中であるというような場合、直ぐに認証作業を行って印字出力をさせることが出来ない状況が発生してしまう恐れがあった。

本発明は、上述の問題点に着目してなされたものであって、この認証確認を必要とする印刷を行うとき場合において、他のプリンタからも容易に出力することのできるマルチファンクションプリンタを提供することを目的とする。

上記目的を達成する本発明のマルチファンクションプリンタには以下に示す構成を備える。即ち、ネットワークを介してデータの送受信が可能なマルチファンクションプリンタ、マルチファンクションプリンタにおいて印刷機能を拡張させるＰＤＬボード、印刷データ受信時データをバンド単位に分割する手段、ネットワークで接続されているマルチファンクションプリンタに印字の為の処理が可能かどうか問い合わせる手段と、その問い合わせ結果によりプリンタを選択する手段と、その選択したプリンタのリスト情報を作成する手段と、選択したプリンタに先の分割したデータ及びプリンタリスト情報を送信する手段と、プリンタリストをユーザ側に通知する手段と、そのリストの中のいずれのプリンタでも認証確認可能な手段と、認証確認したプリンタにおいて分割された印刷データを収集する手段と、収集した分割データからもとの文書の印刷データを作成する合成手段を具備してなり、認証確認が必要な文書印刷を容易に行なわれるようにするためのマルチファンクションプリンタを提供することを特徴とする。

すなわち、汎用的なバスインターフェース等を機能拡張インターフェースとして備えており、その機能拡張インターフェース部に例えばプリンタ機能を拡張させるＰＤＬボードを装着することで、複写機機能、ＦＡＸ機能、スキャナ機能等の機能に加え、プリンタとしての機能を拡張させることが可能で、ネットワークに接続されているマルチファンクションプリンタにおいて、該ＰＤＬボードはＰＤＬコードから印刷のための画素情報を得るラスタライズ処理機能（描画処理）を有するもので、セキュリティプリントのように認証確認を要する印刷を行う際に、前記ＰＤＬコードまたはＰＤＬコードから変換された中間コードを独立して描画処理可能な複数の分割データにする分割手段と、前記複数の分割データのうち、少なくとも１つを描画処理可能なネットワーク上の他のプリンタに転送する手段とを有する。

以上説明したように本発明に係るマルチファンクションプリンタによれば、上述した構成を備えているため、セキュリティプリントのような認証確認を必要とするプリントを行う場合において、印刷データを分割しその分割データをネットワーク上のプリンタで各処理を行うことにより、その分割データをもつプリンタにおいてならば、そのデータの認証確認がされたことにより印刷データをえることが出来るようになり、より容易にプリンタの使用状態にかかわらず直ぐに印刷結果を得る効果を奏することが可能となる。

以下、本発明の発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。

本発明について説明する前に、本実施例を適用するのに好適なマルチファンクションプリンタの構成について添付図面を参照しながら説明する。

図２は本発明の実施例を示すマルチファンクションプリンタの構成を説明するブロック図である。マルチファンクションプリンタ１００において、２０１はマルチファンクションプリンタのＣＰＵで、ＲＯＭ２０３のプログラム用ＲＯＭに記憶された制御プログラム等あるいは外部メモリ２１０に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス２１１に接続される各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御し、印刷部インターフェース２０５を介して接続される印刷部２０６に出力情報としての画像信号を出力する。

複写機機能及びＦＡＸ機能において、スキャナ部３００で複写する画像またはＦＡＸ送信する画像を読み込む、ＣＰＵ２０１はスキャナ部インターフェース２０７を介してスキャナ部３００とデータや制御コードの通信が可能に構成されている。

２０８の機能拡張インターフェースは、例えばＰＣＩバスインターフェースのような汎用的なインターフェースであり、このインターフェース部に機能拡張ボード２０９として、例えばプリンタ機能をサポート可能なＰＤＬボードやＦＡＸ機能をサポート可能なＦＡＸボードや図１のようにネットワークに接続可能とさせるためのネットワークボードを装着することによってマルチファンクションプリンタとして使用することが可能となる。機能拡張インターフェース２０８においては、機能拡張ボードが一度に複数枚装着することが可能で、装着したボード分の機能を増やすことが可能であることはいうまでもない。機能拡張ボードは、例えば図３で示す構成のようにＰＤＬボード４００の場合、ホストコンピュータ等から送信される印刷情報等を制御ユニット２００から機能拡張インターフェース２０８を介して受け取り、印刷用のパターンを作成するためボード上に描画処理用に、ＰＤＬＣＰＵ４０２、ＰＤＬＣＰＵの主メモリ、ワークエリア等用のＲＡＭ４０６またＲＡＭ４０６については図示しない増設ポートが設けられており、該ポートに接続されるオプションＲＡＭによりメモリ容量の拡張可能な構成である、ＰＤＬＣＰＵ４０２を制御するためのプログラム用ＲＯＭ４０３ａ、印刷出力情報を生成する際に使用するフォント用ＲＯＭ４０３ｂ、制御ユニット２００より入力された印刷情報を解析し印刷出力情報を生成したりＲＯＭ４０３、ＲＡＭ４０６等のメモリを制御したり機能拡張インターフェースを通して制御ユニット２００とデータや制御コードをやり取りする回路等で構成されたＡＳＩＣ４０５等で構成され、またＰＤＬボード４００上にあらかじめ内蔵されたフォントに加えオプションフォントカードや、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納したエミュレーションカードを接続できるように構成されおり、前述の外部接続されているホストコンピュータからの供給される印刷情報（文字コード等）やフォーム情報あるいはマクロ命令等を一度制御ユニット２００内に入力された情報を、機能拡張インターフェース２０８を介してＰＤＬボード４００内に入力し、ＰＤＬボード４００内のシステムにおいてその入力された文章情報等を順次解析し文字コードはＰＤＬボード４００に備わっているフォントに変換されドットデータに変換し、そのデータを、再度拡張機能インターフェース２０８を介して制御ユニット内にあるＲＡＭ２０２へと展開させる。ＲＡＭ２０２はＣＰＵ２０１に主メモリ、ワークエリア等として機能するＲＡＭで図示しない増設ポートに接続されるオプションＲＡＭによりメモリ容量を拡張することが出来るようにも構成されている。なお、ＲＡＭ２０２は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、ＮＶＲＡＭ等にも用いられ、さきの機能拡張ボード２０９と機能拡張インターフェース越しにお互いのＲＡＭ等のメモリが共有可能であり、ＤＭＡ等でデータのリード・ライトのやり取りが可能である。

ＡＳＩＣ２０４はＲＯＭ２０３やＲＡＭ２０２等のメモリコントローラやＤＭＡコントローラ、インターフェースコントローラ等の制御回路や機能拡張インターフェースを介して前述の機能拡張ボード２１０、２１１、４００とデータや制御コードのやり取りを行う為の制御回路を内部に備えており、前述したハードディスク（ＨＤ）等の外部メモリ２１０は、ＡＳＩＣ２０４によりアクセスを制御される。

また、１０４は操作部でマルチファンクションプリンタを操作のためのスイッチ類及びＬＥＤ類やＬＣＤ表示器等が配置されている。

図１及び図２のようなブロック図の構成を背景として、本発明の実施例の動作に関する説明を行う。

図４は本発明の１実施例を示すＰＤＬボード４００内のデータの流れを示す図であり、入出力部インターフェース４０１より、ホストコンピュータ等から送信されマルチファンクションプリンタの制御ユニット２００から入出力部インターフェース４０１（入出力部インターフェース４０１は制御ユニット２００の拡張機能インターフェース２０８に接続されている）を介して印刷（ＰＤＬ）データ５００が入力される、入力されたデータはＰＤＬトランスレート５０４でＰＤＬデータからラスタイメージデータへと変換するために必要なデータである中間コード５０２へと変換される、そのコードを元にバンド単位にデータを分割５０３する、分割させる理由としては最小限のメモリで描画処理（ラスタライズ）５０４を行わせるため等があげられる、バンド単位に分割されたデータは順次描画処理５０４を行い、入出力部インターフェース４０１を介して制御ユニット２００に描画処理データ５０７を渡す、また認証確認を必要とする文書の印刷等を行う際においてはバンド分割５０３においてその分割したデータをセレクタ５０５により、入出力部インターフェース４０１を介してバンド分割データ５０６を制御ユニット２００渡し、さらにネットワークボード２１１よりネットワーク上に接続されている他のマルチファンクションプリンタへと送信される、また、ネットワークに接続されたプリンタ間のやり取りについては制御ユニット２００で行われ、そのプリンタリスト作成等を行い分割データ５０６とともに各プリンタにデータを送信されるものである。

図５は、本発明において認証確認を必要とする文書を印刷する際の手順を示すフォローチャートであり、このフローチャートを用いて説明を行う。まず、ユーザは印刷を行う際にセキュリティプリントを行うか否かを選択する（Ｓ１）、セキュリティプリントを行わない場合は通常の印刷として指定したプリンタ内で処理され印刷出力する（Ｓ１６）、セキュリティプリントを行う場合、どこか任意のプリンタへと印刷要求を行い印刷データが送信される（Ｓ２）、プリンタは該データを受信するとＰＤＬボード４００内においてバンド単位にデータを分割する（Ｓ３）、と同時にプリンタの制御ユニット２００においてネットワーク上の他のプリンタに印字の為の処理が可能か否かを問い合わせ（Ｓ４）、処理が可能でない状態の場合分割処理を行わせるための、任意の必要台数が整うまで待機状態とし（Ｓ６）、処理が可能な状態であった場合データを送信するネットワーク上のプリンタを選択するとともに分割データを送るプリンタ情報等のリストを作成する（Ｓ７）、選択したプリンタに分割データ及び先のプリンタリスト情報のデータを送信する（Ｓ８）、データを受取ると各プリンタのＰＤＬボードにおいてバンド分割データの描画処理を行いう（Ｓ１０）、と共にユーザ（印刷データの送信もとのホストコンピュータ）に分割データの送信先（プリント出力可能な）のプリンタリストをディスプレイ上に通知（Ｓ９）、ユーザはリストそれをもとにいずれかのプリンタにおいて認証作業を行う（Ｓ１１）、認証確認が出来ると認証を確認したプリンタにおいて先のプリントリストデータをもとに分割データが収集され、ＰＤＬボードにおいて描画処理が行われた分割データを一つにし（Ｓ１４）、印刷が行われる。

また、認証確認がされなかった場合、任意数回認証を間違えると分割データ先のプリンタに通知して、データが消去される（Ｓ１３）、このようにユーザはセキュリティプリント等の認証確認の必要を伴う印刷においてより便利に印刷を行うことを可能とする。

本発明の一実施形態を示すマルチファンクションプリンタが接続されたネットワークの概略を示す構成図である。本発明の一実施形態を示すマルチファンクションプリンタの構成を示す概略図である。本発明の一実施形態を示すＰＤＬボードの構成を示す概略図である。本発明の一実施形態をＰＤＬボードのデータの流れを示す図である。本発明の利用者が印刷物を得る際の処理の手順を示すフローチャートである。

符号の説明

１００マルチファンクションプリンタ
１０４操作部
２０１ＣＰＵ
２０２ＲＡＭ
２０３プログラムＲＯＭ
２０４ＡＳＩＣ
２０５印刷部インターフェース
２０６印刷部
２０７スキャナ部インターフェース
２０８機能拡張インターフェース
２１０Ｆａｘボード
２１１ＮｅｔＷｏｒｋボード
２１２外部メモリ
３００スキャナ部
４００ＰＤＬボード

Claims

汎用的なバスインターフェース等を機能拡張インターフェースとして備えており、その機能拡張インターフェース部に例えばプリンタ機能を拡張させるＰＤＬボードを装着することで、複写機機能、ＦＡＸ機能、スキャナ機能等の機能に加え、プリンタとしての機能を拡張させることが可能で、ネットワークに接続されているマルチファンクションプリンタにおいて、該ＰＤＬボードはＰＤＬコードから印刷のための画素情報を得る描画処理の一つのラスタライズ処理機能を有するもので、セキュリティプリントのように認証確認を要する印刷を行う際に、前記ＰＤＬコードまたはＰＤＬコードから変換された中間コードを独立して描画処理可能な複数の分割データにする分割手段と、前記複数の分割データのうち、少なくとも１つを描画処理可能なネットワーク上の他のプリンタに転送する手段とを有するマルチファンクションプリンタ。
前記マルチファンクションプリンタにおいて、前記の描画処理手段をも有し、前記複数の分割データのうち、少なくとも１つを描画処理可能で画素情報を得ることが可能なことを特徴とする請求項１に記載されたマルチファンクションプリンタ。
前記転送手段が、ネットワークで接続されたプリンタの処理可能状態を、前記の描画処理を行うと並行して調べることが可能で、描画処理を行わせるプリンタを選択する選択手段を有し、前記選択されたプリンタに前記分割データを転送する手段を有することを特徴とする請求項１または請求項２に記載されたマルチファンクションプリンタ。
前記転送手段において、前記分割データ転送したプリンタの選択情報を作成する手段を有し、前記選択情報を前記分割データと一緒に前記プリンタに転送する手段を有することを特徴とする請求項１、請求項２、請求項３いずれかに記載されたマルチファンクションプリンタ。
前記印刷出力システムにおいて、前記分割データを転送したプリンタを、前記選択情報からリストを作成する手段を有し、前記リストを印刷要求があったホストコンピュータ側等に通知する手段を有することを特徴とする請求項１〜４いずれかに記載されたマルチファンクションプリンタ。
前記印刷出力システムにおいて、前記通知リストをもとにリスト内のいずれのプリンタにおいて認証確認が可能な手段を有し、前記認証確認を行ったプリンタにおいて印字結果を得ることが可能とすることを特徴とする請求項１〜５いずれかに記載されたマルチファンクションプリンタ。
前記印刷出力システムにおいて、前記認証確認を行ったプリンタにおいて、前記プリンタ選択情報をもとに、ネットワークを介して他のプリンタで描画処理されて得た部分的な画素情報を組み合わせて全体的な画素情報を得る合成手段を有することを特徴とする請求項１〜６いずれかに記載されたマルチファンクションプリンタ。
前記印刷出力システムにおいて、前記認証確認の際に認証入力が正しくない場合において任意の回数分エラーを確認した場合、ネットワークを介して前記他のプリンタに通知し、各々のプリンタにおいて描画処理されたデータを全て消去する手段を有することを特徴とする請求項１〜７いずれかに記載されたマルチファンクションプリンタ。