JP2006171229A - 無反射構造及び無反射構造を有する光学素子、ならびにその製造方法及びその製造方法に用いるマスク - Google Patents

無反射構造及び無反射構造を有する光学素子、ならびにその製造方法及びその製造方法に用いるマスク Download PDF

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【課題】 反射防止効果が大きい無反射構造および無反射構造を有する光学素子を提供する。
【解決手段】 反射を抑制すべき光が入射する表面に形成される無反射構造であって、アスペクト比が1以上の六角錐形状を単位とし、当該六角錐形状が反射を抑制すべき光の波長以下のピッチでアレイ状に配列されており、六角錐形状は、各底面の六角形の外接円が2次元の最密構造をなし、かつ隣接する六角形の頂点同士が接するように配置される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、無反射構造、及び無反射構造を有する光学素子に関し、特定的にはX線リソグラフィやフォトリソグラフィやEB描画とエッチングとを用いて形成される無反射構造、及びその無反射構造を有する光学素子に関する。また、本発明は、上記無反射構造の製造方法及びその製造に用いられるマスクに関する。
反射を抑制すべき光に対する反射防止処理が施された光学素子は、様々な用途で用いられている。反射防止処理の手法として、従来より、蒸着、スパッタリング、あるいは塗装等によって、低屈折率層からなる単層膜を反射防止膜として光学素子の光学機能面に形成する方法、あるいは低屈折率層と高屈折率層とを積層した多層膜を反射防止膜として光学素子の光学機能面に形成する方法(特許文献1)等が、一般的である。しかし、蒸着やスパッタリングなどの方法により形成される反射防止膜は、複雑な工程が必要であるため生産性が悪く、また高コストであるという問題があった。また、これらの反射防止膜は、波長依存性が大きく、所定の波長以外での反射防止効果は小さくなり、撮像系などにおいて必要とされる可視光領域全域で良好な反射防止を達成することは非常に困難であった。さらに、これらの反射防止膜は、入射角が大きくなると反射防止効果が小さくなるという入射角依存性の問題もあった。
一方、光学素子の光学機能面に反射を抑制すべき光の波長以下のピッチ(例えば、可視光であればサブミクロンピッチ)でアスペクト比が1以上の非常に微細な凹凸形状をアレイ状に並べた構造(無反射構造)を形成する技術が注目を集めている。ここで、アスペクト比とは、ピッチと高さの比を表す。このような無反射構造を形成すると、表面での急激な屈折率変化は解消されて、滑らかな屈折率分布が形成されるため、反射を抑制すべき光はほとんど全て光学素子内部に進入し、光学素子表面からの光の反射を防止することができる。したがって、無反射構造であれば、特許文献1に記載されたような反射防止膜で問題であった波長依存性及び入射角依存性の問題は大部分、解消される。
無反射構造を形成する方法として、光学素子の材料(例えば、石英ガラス)表面に電子ビーム(EB)描画などの方法を用いて、直接サブミクロンピッチの構造のマスクを形成し、ドライエッチングにより光学素子材料のマスクで覆われた以外の部分を微細加工する方法が提案されている(特許文献2)。
特開2001−127852号公報 特開2001−272505号公報
特許文献2に記載された無反射構造は、微細な凹凸形状として円錐状の突起を、反射を抑制すべき光の波長以下のピッチで並べた構造を採用している。このような円錐状の突起を並べて形成される無反射構造の場合、単位面積あたりの面占有率(円の面積の和/光学機能面の面積)が高いほど反射率を低減する効果が高くなる。円錐形状が形成されていない部分は、なんら反射防止処理を施していない状態と等しい状態であるため、平面部で屈折率が急激に変化し、反射が発生するため、反射防止効果に寄与しないからである。したがって、反射防止の効果を最大に引き出すためには、錐状の形状が形成されていない残存平面部分を可能な限り小さくする必要がある。
特許文献2に記載された無反射構造のように、X線リソグラフィやフォトリソグラフィ等の技術を用いて微細な凹凸形状を形成する場合、構造を作成するためのマスクは、反射を抑制すべき光の波長以下のピッチ(可視光であればサブミクロンピッチ)と非常に微細であることが要求されるため、電子ビーム(EB)の直接描画によって製造される。ところが、電子ビームの最小線幅は数十nmであるので、特許文献2の円錐形状の微細凹凸形状に対応するマスクを作成する場合、各円錐の底面である、円同士の間隔を電子ビームの最小線幅である数十nmより小さくできなかった。このため、特許文献2に記載された無反射構造は、底面の円同士が接した状態である最密構造に並べることができず、底面の円同士が数十nm離れた状態で並んだ状態になっていた。したがって、特許文献2に記載された無反射構造は、マスクを作成する際の電子ビームの最小線幅に依存する一定の値より単位面積あたりの円の面占有率を高くすることできなかった。その他、底面が円形状であると、EB描画の位置合わせの精度の影響が大きくなるという問題や、EB描画の際に円同士を近づけ過ぎると重なり合ってしまい、アレイ状に配列することができなくなるという問題もある。
本発明の目的は、反射防止効果が大きい無反射構造および無反射構造を有する光学素子を提供することである。また、本発明の目的は、上記無反射構造の製造方法および無反射構造の製造に用いるマスクを提供することである。
上記目的は、以下の構成を備える無反射構造により達成される。反射を抑制すべき光が入射する表面に形成される無反射構造であって、アスペクト比が1以上の六角錐形状を単位とし、当該六角錐形状が反射を抑制すべき光の波長以下のピッチでアレイ状に配列されており、六角錐形状は、各底面の六角形の外接円が2次元の最密構造をなし、かつ隣接する六角形の頂点同士が接するように配置される。
上記目的は、以下の構成を備えるマスクにより達成される。上述の無反射構造をX線リソグラフィ及びフォトリソグラフィのいずれかを用いて製造する際に使用されるマスクであって、リソグラフィに使用される光線に対する吸収体が、六角形形状を単位とし、無反射構造に入射する反射を抑制すべき光の波長以下のピッチでアレイ状に配置されており、六角形形状の外接円が2次元の最密構造をなし、かつ隣接する六角形の頂点同士が接するように配置されることを特徴とする。
なお、この明細書において、無反射構造とは、所定の波長を有する反射を抑制すべき光の反射を抑制するために、光学機能面の表面に形成される微細構造を意味し、所定の波長の反射を抑制すべき光を完全に反射させない態様だけではなく、所定の波長の反射を抑制すべき光の反射を抑制する効果を持つ態様を含む。また、この明細書において、光学素子とは、光路中に配置され光学機能面を持つレンズ素子、プリズム素子およびミラー素子等のすべての部品を含む。また、この明細書において、マスクとは、フォトリソグラフィやX線リソグラフィ等の方法により構造を転写する際に、転写すべき構造に対応した遮光板を意味する。
本発明によれば、反射防止効果が大きい無反射構造および無反射構造を有する光学素子を提供することができる。また、本発明によれば、上記無反射構造の製造方法および無反射構造の製造に用いるマスクを提供することができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる無反射構造の一部を拡大した透過斜視図である。また、図2は、本発明の実施の形態1にかかる無反射構造の光学機能面内の底面の配置を示す平面図である。図1において、実施の形態1にかかる無反射構造は、底面の形状が正六角形で高さが300nmである六角錐形状を単位とし、この六角錐形状がピッチ(底面の中心間距離)200nmで平面部2上に周期的に並べて形成されている。図2において、実施の形態1にかかる無反射構造の底面の正六角形2aは、その外接円2cが2次元の最密構造をなし、かつ隣接する六角形の頂点同士が接するように配置されている。
図12は、従来の無反射構造の光学機能面内の底面の理想的な配置を示す平面図である。図12に示すように、円錐形状を単位とする無反射構造の場合、底面の円100aの中心がすべて正三角形をなす2次元の最密構造になるように円錐形状を配置すると、円錐形状が形成されていない平面部100bの面積を最も小さくすることができる。
図13は、従来の無反射構造の光学機能面内の底面の実際の配置を示す平面図である。図13に示すように、円錐形状の底面である円110a同士の間隔は、無反射構造の製造に用いられるマスクの電子ビーム描画の最小線幅より小さくすることができないため、有限の値aだけ間隔をもって配置される。このため、実施に形成される無反射構造では、円錐形状が形成されていない平面部110bの面積が、図12に示した理想状態と比較して大きくなる。電子ビーム描画の最小線幅は、数十nmのオーダーであるため、マスクを直接投影するX線リソグラフィなどの方法で無反射形状を形成する場合、底面の円110a同士の間隔aは、数十nmより小さくすることができない。
図3は、円錐形状を単位とする無反射構造と六角錐形状を単位とする無反射構造とに対して、単位面積あたりの面占有率と構造単位間の最大間隔aとの間の関係を示すグラフである。図3において、縦軸は、単位面積あたりの面占有率を示し、光学機能面全体が無反射構造を構成する底面で覆われている場合を1.0としている。また、図3において、横軸は、構造単位間の最大間隔a(nm)を示す。構造単位間の最大間隔aは、X線リソグラフィなどのようにマスク上の構造をそのまま露光する製造プロセスでは、電子ビーム描画の最小線幅に依存する。また、円錐形状を単位とする無反射構造は、底面の半径rが50nm(直径が100nm)の場合と、底面rの半径が100nm(直径が200nm)の場合との両方を計算している。
円錐形状を単位とする無反射構造の場合、底面の半径rが50nmのとき、あるいはr=100nmのときのいずれであっても、単位面積あたりの面占有率は、構造単位間の最大間隔aが数十nmの小さい範囲で急激に低下する。このときの構造単位間の最大間隔aは、電子ビーム描画の最小線幅に相当している。面占有率は、その後、徐々に小さくなり、例えばr=50nmのとき、最小線幅aの値が約50nmになると25%以下に落ち込んでしまう。特に、主として赤外域や可視域を設計波長とする無反射構造では、円錐形状のピッチは数百nm(サブミクロン)であるため、底面の半径r=50nmあるいは100nmで構成可能であるが、紫外域を設計波長とする無反射構造では、底面の半径rをさらに小さくする必要がある。ところが、底面の半径rが小さくなればなるほど、構造単位間の最大間隔aの影響が相対的に増大し、面占有率の落ち込みはさらに急激になってしまう。
一方、実施の形態1にかかる無反射構造は、六角錐形状を単位とし、底面の正六角形2aの外接円2cが2次元の最密構造となるように配置されている。このため、実施の形態1にかかる無反射構造は、底面の正六角形2aの外接円2cの半径にかかわらず、単位面積あたりの面占有率が75%の一定の値をとる。図3のグラフからもわかるように、実施の形態1にかかる無反射構造は、構造単位間の最大間隔aが20nm以上の領域で、底面の半径r=50nmの円錐形状を単位とする無反射形状の面占有率を上回っており、円錐形状を単位とする無反射形状より反射防止の効果が大きい。特に、実施の形態1にかかる無反射構造は、紫外域を設計波長とする無反射構造のように、構造単位間のピッチが小さいとき、構造単位間の最大間隔aの影響が顕著である円錐形状を単位とする無反射構造と比較して、効果が大きい。
また、実施の形態1にかかる無反射構造は、構造単位間の最大間隔aがちょうどピッチの半分の値であるので、例えば、可視域を設計波長とする無反射構の場合、ピッチが100〜150nm程度であり、電子ビーム描画の最小線幅の値である数十nmと比較しても十分大きい。したがって、実施の形態1にかかる無反射構造のマスクは、電子ビーム描画を用いて容易に製造することが可能である。
以下、以上説明した実施の形態1にかかる無反射構造を有する光学素子の製造方法を説明する。図4は、本発明の実施の形態1にかかる無反射構造を有する光学素子の製造方法を説明する模式図である。実施の形態1にかかる製造方法は、石英ガラス基板表面に電子ビーム描画とエッチングにより無反射構造を直接形成する点に特徴を持つ。
はじめに、石英ガラス基板Q1を20mm×20mm×5mmの大きさに切り出し、表面を中心線表面粗さRa=2nm程度まで平滑に研磨加工した。石英ガラス基板は、耐熱性を有しているため高温強度に優れ、また、ドライエッチングによる表面荒れの少ない材料であるので、実施の形態1にかかる無反射構造を形成するための基板として最適である。この石英ガラス基板Q1の表面に、スパッタリング法を用いて後にマスクとして機能するCr膜11を0.1μmの厚みで形成した(図4(A))。
次に、Cr膜11の表面にスピンコート法を用いてPMMAレジスト膜12を0.3μmの厚みで形成した(図4(B))。さらに、Cr膜11上に形成されたPMMAレジスト膜12に直接、電子ビームにて図2に示す配置を持つ正六角錐形状を描画した。この結果、PMMAレジスト膜12を六角柱形状を単位とするピッチ200nmの微細構造13に加工した(図4(C))。
次に、Cr膜11をウェットエッチングにより、六角柱形状を単位とする微細構造を持つエッチングマスク14に加工した(図4(D))。エッチングマスク14が形成された石英ガラス基板Q1をRFドライエッチング装置の中に入れ、CHF3 +O2 ガスを用いて、石英ガラス基板Q1をエッチングした。この処理により、石英ガラス基板Q1とともにエッチングマスク14もエッチングにより処理され、石英ガラス基板Q1の表面に、ピッチ200nm、アスペクト比が1以上である高さ300nmの六角錐形状を単位とする無反射構造を持つ石英ガラス基板15が形成された(図4(E))。なお、石英ガラス基板Q1上に無反射構造15が形成されたときには、エッチングマスク14も同時にエッチングされるので、石英ガラス基板上から無くなっていた。
形成された無反射構造の表面を検査したところ、エッチング後の表面荒れは少なく、エッチング前の研磨面とほぼ等しい表面粗さを保っていた。また、無反射構造が形成された石英ガラス基板15表面の反射率を測定したところ、波長が220nm以上の光について平均で約0.07%の値を示した。同様の方法で、別の石英ガラス基板の表面にピッチ100nm、アスペクト比が1以上である高さ150nmの六角錐形状を単位とする無反射構造を形成し、反射率を測定したところ、波長が120nm以上の光について平均で約0.05%であった。このようにピッチが100nmの無反射構造は、ピッチが200nmの無反射構造と比較して、より広い波長範囲に対して反射率は低い値を保ったままであり、値の絶対値も改善されていることが分かる。
一方、比較のため、平滑に研磨した状態のまま表面に無反射構造を形成しない状態の石英ガラス基板Q1の反射率を測定したところ、4.1%であった。この石英ガラス基板に、上述と同様の電子ビームによる直接描画とエッチングとを用いて、石英ガラス基板Q1の表面に、ピッチ200nm、アスペクト比が1以上である高さ300nmの円錐形状を単位とする無反射構造を持つ石英ガラス基板15を形成した。この無反射構造の反射率を測定したところ、波長が220nm以上の光について平均で約0.20%の値を示した。同様の方法で、別の石英ガラス基板の表面にピッチ100nm、アスペクト比が1以上である高さ150nmの円錐形状を単位とする無反射構造を形成し、反射率を測定したところ、波長が220nm以上の光について平均で約0.62%であった。以上の結果を、以下の表1にまとめる。
Figure 2006171229
また、ピッチ100nm、アスペクト比が1以上である高さ150nmの円錐形状を単位とする無反射構造は、波長120nm以上の光について平均で0.66%の反射率を示し、波長が220nm以上の光に対する平均の反射率より、反射率が大きくなった。表1に示すように、六角錐形状を単位とする無反射構造は、ピッチによらず反射率はほぼ一定であったが、円錐形状を単位とする無反射構造は、ピッチが小さくなると急激に反射率が増大する。これは、六角錐形状を単位とする無反射構造の場合、面占有率はピッチに依存せず常に75%と一定であるが、円錐形状を単位とする無反射形状はピッチが小さくなると面占有率が大きくなるためである。
(実施の形態2)
図5および図6を用いて、実施の形態1にかかる無反射構造の別の製造方法を示す。図5は、本発明の実施の形態2にかかる製造方法に用いるX線マスクの製造方法を説明する模式図である。また、図6は、本発明の実施の形態2にかかる製造方法を説明する模式図である。実施の形態2にかかる無反射構造を有する光学素子の製造方法は、X線マスクを作成し、このX線マスクを用いてX線リソグラフィにより無反射構造を形成する点を特徴としている。
はじめに図5を参照して、実施の形態2にかかる光学素子の製造方法に用いるX線マスクの製造方法を説明する。図5において、シリコンウェハ21上にSiCメンブレン22を形成した(図5(A))。次に、SiCメンブレン22上にTa吸収体薄膜23を形成した(図5(B))。さらに、必要部分のシリコンウェハを除去し(裏窓加工)、Ta吸収体薄膜23上に電子ビームレジスト層24を形成した(図5(C))。この状態のまま電子ビームレジスト層24に電子ビーム照射を行い、六角柱構造を描画した。この結果、SiCメンブレン22上に、ピッチ200nmの電子ビームレジストからなる六角柱形状を単位とする微細構造25が形成された(図5(D))。このままドライエッチング処理を行ってTa吸収体薄膜23を選択的に除去し、厚さ1μmでピッチ200nmのTa吸収体薄膜からなる六角柱形状の無反射構造26を形成した。この結果、構造化されたTa吸収体薄膜からなるX線マスクAが得られた。
次に、図6を参照して、X線リソグラフィにより石英ガラス基板の表面に無反射構造を形成する方法を説明する。石英ガラス基板Q1を20mm×20mm×5mmの大きさに切り出し、表面を中心線表面粗さRa=2nm程度まで平滑に研磨加工した。この石英ガラス基板Q1の表面に、スピンコート法を用いてX線レジスト31を0.3μmの厚みで形成した。X線レジスト31が塗布された石英ガラス基板Q1に、図5を用いて説明した方法で製造されたX線マスクAを30μmのギャップを介して対向させた。その後、X線マスクA側から10A・minでX線露光を行った(図6(A))。X線露光の結果、X線レジスト31は、六角柱形状を単位とするピッチ200nmの微細構造32に加工された(図6(B))。
次に、X線レジストからなる六角柱形状の微細構造32が形成された石英ガラス基板Q1をRFドライエッチング装置の中に入れ、CHF3 +O2 ガスを用いて、石英ガラス基板の表面をエッチング処理し、石英ガラス基板Q1の表面にピッチ200nm、高さ300nmの六角錐型の無反射構造33を形成した(図6(C))。無反射構造が形成された石英ガラス基板33表面の反射率を測定したところ、波長が220nm以上の光について平均で約0.07%の値を示した。
なお、吸収体の材料として、具体的にTaを挙げたがこれに限られない。例えば、吸収材が、Ta、Ni、Au、Cu、Ag、Cr、Fe等のいずれであってもよい。
このように、実施の形態2にかかる製造方法によれば、無反射構造を形成する対象面に直接電子ビーム描画する実施の形態1にかかる光学素子の製造方法と比較して、生産性が高く、容易に無反射構造を形成することが可能である。
(実施の形態3)
図7を用いて、実施の形態1にかかる無反射構造のさらに別の製造方法を示す。図5は、本発明の実施の形態3の製造方法を説明する模式図である。実施の形態3にかかる製造方法は、X線マスクAを用いてPMMAなどの光学樹脂を直接加工することを特徴としている。
図7において、実施の形態2の製造方法で説明したものと同一のX線マスクAを加工しようとするPMMA基板41とギャップ30μmを介して対向させる。このPMMA基板41は、先に説明した石英ガラス基板Q1と同様に、表面を平滑加工した大きさ20mm×20mm×5mmの基板である。このPMMA基板41に、X線の露光量は10A・minとしてX線露光を行った。次に、マスクの無い状態でPMMA基板41全面にX線を照射した。この方法は二重露光法と呼ばれる方法である。なお、X線の露光量は10A・minで同一である。
この後、PMMA基板41を2−2(2−n−ブトキシエトキシ)エタノールエタノールを主成分とする現像液に浸漬して、基板表面にピッチ200nm、高さ300nmの六角錐形状を単位とする無反射構造42を形成した(図9(B))。無反射構造42が形成されたPMMA基板の表面の反射率を測定したところ、波長が220nm以上の光について平均で約0.04%であった。
このように、実施の形態3にかかる製造方法によれば、無反射構造を形成する対象面に直接電子ビーム描画する実施の形態1にかかる光学素子の製造方法と比較して、生産性が高く、容易に無反射構造を形成することが可能である。
(実施の形態4)
図8を用いて、実施の形態1にかかる無反射構造のさらに別の製造方法を示す。図8は、本発明の実施の形態4の製造方法を説明する模式図である。実施の形態4にかかる製造方法は、フォトマスクBを用いてフォトリソグラフィにより無反射構造を製造することを特徴としている。
図8において、図5を用いて説明したX線マスクAの製造方法と概略同様に、フォトマスクBを形成した。ただし、X線マスクAとは異なり、フォトマスクBは、石英ガラス基板上に厚さ5μmのCrからなる六角柱形状を単位とする微細構造を有している。
次に、石英ガラス基板Q1を20mm×20mm×5mmの大きさに切り出し、表面を中心線表面粗さRa=2nm程度まで平滑に研磨加工した。この石英ガラス基板Q1の表面に、スパッタリング法を用いてエッチングマスクであるCr膜51を0.1μmの厚みで形成した。さらに、Cr膜51の上に、スピンコート法を用いてフォトレジスト52を0.5μmの厚みで形成し、フォトマスクBを用いて、照度7.7mW/cm2 で5秒間コンタクト露光を行った(図8(A))。
さらに、コンタクト露光の後、石英ガラス基板Q1をアルカリ現像液に1分間無攪拌浸漬してポストベーキング処理を施し、フォトレジスト52をピッチ200nmの六角柱形状を単位とする微細構造53に加工した(図8(B))。その後、Cr膜51をウェットエッチング処理することにより、フォトマスクの六角形に対応するCrからなる六角柱形状54をエッチングマスクとして形成した(図8(C))。六角柱形状54が形成された石英ガラス基板Q1をRFドライエッチング装置の中に入れ、CHF3 +O2 ガスを用いて、石英ガラス基板Q1表面をエッチング処理し、高さ300nmの六角錐形状を単位としピッチ200nmで配置された無反射構造55を形成した(図8(D))。無反射構造が形成された石英ガラス基板Q1表面の反射率を測定したところ、波長が220nm以上の光について平均で約0.07%の値を示した。
なお、エッチングマスクの材料として、具体的にCr膜を挙げたがこれに限られない。例えば、エッチングマスクが、Cr、Ni、Al、C、Ta、Mo、Fe、Pt、Au等のいずれの膜であってもよい。
(実施の形態5)
図9を用いて、実施の形態1にかかる無反射構造を有する光学素子を製造するための金型を複製する方法を説明する。図9は、本発明の実施の形態5にかかる製造方法に用いる電鋳金型の製造方法を説明する模式図である。実施の形態5にかかる無反射構造を有する光学素子の製造方法は、金型を電鋳複製することを特徴としている。以下、実施の形態3などの方製造方法により作成された無反射構造が形成されたPMMA基板61を電鋳複製するプロセスを例に説明を行う。
PMMA基板61(マスタ金型、図9(A))は、導電性ではないので、無電解メッキ用Ni/B溶液63に浸漬して、無反射構造62の表面に無電解メッキ層64を形成した(図9(B))。PMMA基板61の無反射構造62に形成された無電解メッキ層64は、39nmの厚みを有していた。
無電解メッキ層64を形成したマスタ金型をスルファミン酸ニッケル電解液65に浸漬し、マスタ金型の表面にNiメッキ層66を形成させた(図9(C))。その後、Niメッキしたマスタ金型を塩基溶液67に浸漬して、PMMA基板61を引き離し(図9(D))、Ni複製金型68を得た(図9(E))。電鋳プロセス後、Ni複製金型68の厚さは4.0mmであった。
以上のように複製された金型は、加熱軟化された樹脂やガラス等を直接成形する金型として用いることができる。実施の形態5によれば、無反射構造を成形するために用いる金型を電子ビーム描画などの高コストで生産性の低い方法によらずに製造することが可能になる。
(実施の形態6)
次に、図10を参照して、実施の形態1にかかる無反射構造を有する光学素子を製造するための金型を複製する別の方法を説明する。図10は、本発明の実施の形態6にかかる製造方法に用いるガラス成形型の製造方法を表す。
無反射構造が形成された石英ガラス基板表面に、スパッタリング法によって、Ir−Rhからなる表面保護のための薄膜71を0.01μmの厚みで形成し、成形用上金型72とした。下金型73は、WCを主成分とする超硬合金表面にスパッタリング法により、Ir−Rhからなる表面保護のための薄膜71を0.03μmの厚みで形成したものを用いた。成形用ガラス材料74には、クラウン系硼珪酸ガラス(転移点Tg:501°C、屈伏点At:549°C)を用い、その表面に離型剤として窒化硼素(BN)を主成分とする薄膜75を形成した。
上金型72と下金型73とを対向して成形機に設置し、その間に成形用ガラス材料74を置いた(図10(A))。なお、上金型72と下金型73と成形用ガラス材料74とは、すべて、窒素N2 に置換されたチャンバー76の内部に収納される。温度590℃、1000Nの加圧力で3分間プレス成形し(図10(B))、冷却せずに上金型72を離型し、成形用材料77表面に無反射構造の反転形状を形成した(図10(C))。なお、表面保護の薄膜がなければ、ガラス材料は部分的に直接金型に接触し、融着を起こして金型から離型させることができなくなってしまう。無理に離型しようとすると、ガラス材料あるいは金型が割れてしまう。
以上のように複製された金型は、加熱軟化された樹脂やガラス等を直接成形する金型として用いることができる。実施の形態5によれば、無反射構造を成形するために用いる金型を電子ビーム描画などの高コストで生産性の低い方法によらずに製造することが可能になる。
(実施の形態7)
次に、図11を参照して、実施の形態1にかかる無反射構造を有する光学素子を製造する別の方法を説明する。図11は、本発明の実施の形態7にかかる製造方法を説明する模式図である。実施の形態7は、先に述べたマスタ金型から電鋳複製された金型を用いて光学樹脂材料からなる光学素子を成形することを特徴としている。
はじめに、樹脂射出前の型空きの状態の一対の射出成形型81の内面に、シランカップリング剤を塗布し表面保護膜82を形成した。ついで、電鋳金型83にも同様の表面保護膜82を形成して、射出成形型81を装着した(図11(A))。次に、220°Cに加熱し、流動状態にあるポリオレフィン樹脂84を型内に射出し(図11(B))、充填した(図11(C))。樹脂が冷却により固化したら、型を開き樹脂を取り出し、無反射構造が形成された樹脂85を得た。無反射構造が形成された樹脂85の表面の反射率を測定したところ、波長が220nm以上の光について平均で約0.09%の値を示した。なお、本実施の形態はアクリル、テフロン(登録商標)、ポリエチレン、ポリオレフィンなどが樹脂材料として用いることができる。
(実施の形態8)
実施の形態8は、先に述べたマスタ金型から電鋳複製された金型を用いて光学樹脂かならなる光学素子を成形することを特徴としている。シランカップリング剤により表面保護膜を形成した電鋳複製金型を用いて、実施の形態6と同様の成形機を用いて、光学樹脂材料をプレス成形した。表面保護膜を形成した電鋳複製金型を上金型とし、WCを主成分とする超硬合金を下金型に用いた。上金型、下金型、及びPMMA樹脂基板をセットし、180°C、20MPaでプレス成形し、樹脂基板表面に無反射構造を形成した。無反射構造が形成された樹脂表面の反射率を測定したところ、波長が220nm以上の光について平均で約0.08%の値を示した。なお、本実施の形態はアクリル、テフロン(登録商標)、ポリエチレン、ポリオレフィンなどを樹脂基板として用いることができる。また、本実施形態において、ガラス材料を成形してもよい。
本発明は、反射防止効果が要求されるレンズ素子、プリズム素子、ミラー素子などに広く適用可能であり、これらの光学素子が搭載される光再生記録装置の光ピックアップ光学系、デジタルスチルカメラの撮影光学形、プロジェクタの投影系および照明系、光走査光学系等に好適である。
実施の形態1にかかる無反射構造の一部を拡大した透過斜視図 実施の形態1にかかる無反射構造の光学機能面内の底面の配置を示す平面図 円錐形状を単位とする無反射構造と六角錐形状を単位とする無反射構造とに対して、単位面積あたりの面占有率と構造単位間の最大間隔aとの間の関係を示すグラフ 実施の形態1にかかる無反射構造を有する光学素子の製造方法を説明する模式図 実施の形態2にかかる製造方法に用いるX線マスクの製造方法を説明する模式図 実施の形態2にかかる製造方法を説明する模式図 実施の形態3の製造方法を説明する模式図 実施の形態4の製造方法を説明する模式図 実施の形態5にかかる製造方法に用いる電鋳金型の製造方法を説明する模式図 実施の形態6にかかる製造方法に用いるガラス成形型の製造方法 実施の形態7にかかる製造方法を説明する模式図 従来の無反射構造の光学機能面内の底面の理想的な配置を示す平面図 従来の無反射構造の光学機能面内の底面の実際の配置を示す平面図
符号の説明
Q1 石英ガラス基板
1 無反射構造
2 平面部
12 PMMAレジスト膜
13 微細構造
14 エッチングマスク
15 石英ガラス基板
21 シリコンウェハ
22 SiCメンブレン
23 Ta吸収体
24 電子ビームレジスト層
25 微細構造
26 無反射構造
31 X線レジスト
32 微細構造
33 無反射構造
41 PMMA基板
42 無反射構造
51 Cr膜
52 フォトレジスト
53 微細構造
54 六角柱形状
55 無反射構造
61 PMMA基板
62 無反射構造
63 Ni/B溶液
64 無電解メッキ層
65 スルファミン酸ニッケル電解液
66 Niメッキ層
67 塩基溶液
68 Ni複製金型
71 薄膜
72 上金型
73 下金型
74 成形用ガラス材料
75 薄膜
76 チャンバー
77 成形用材料
81 射出成形型
82 表面保護膜
83 電鋳金型
84 流動状態のポリオレフィン樹脂
85 樹脂

Claims (18)

  1. 反射を抑制すべき光が入射する表面に形成される無反射構造であって、
    アスペクト比が1以上の六角錐形状を単位とし、当該六角錐形状が反射を抑制すべき光の波長以下のピッチでアレイ状に配列されており、
    前記六角錐形状は、各底面の六角形の外接円が2次元の最密構造をなし、かつ隣接する六角形の頂点同士が接するように配置される、無反射構造。
  2. 請求項1記載の無反射構造を表面に形成したことを特徴とする、光学素子。
  3. 請求項1に記載の無反射構造をX線リソグラフィ及びフォトリソグラフィのいずれかを用いて製造する際に使用されるマスクであって、
    リソグラフィに使用される光線に対する吸収体が、六角形形状を単位とし、前記無反射構造に入射する反射を抑制すべき光の波長以下のピッチでアレイ状に配置されており、前記六角形形状の外接円が2次元の最密構造をなし、かつ隣接する六角形の頂点同士が接するように配置されることを特徴とする、マスク。
  4. 前記吸収体が、Ta、Ni、Au、Cu、Ag、Cr、Feの元素のうち1種類以上を含んでいることを特徴とする、請求項3に記載のマスク。
  5. 請求項3に記載のマスクの製造方法であって、
    電子ビーム描画により製造されることを特徴とする、マスクの製造方法。
  6. 請求項1に記載の無反射構造を有する光学素子の製造方法であって、
    光学素子材料表面にエッチングマスクを形成する工程と、
    前記エッチングマスクの上に、感光性レジストを形成する工程と、
    X線マスクを用いて、X線あるいはフォトリソグラフィによって、前記感光性レジストに前記X線マスクのパターンを転写した後、ウェットエッチング及びドライエッチングにより前記光学素子材料を加工して前記無反射構造を形成する工程とを備える、光学素子の製造方法。
  7. 請求項1に記載の無反射構造を有する光学素子の製造方法であって、
    光学素子材料表面にエッチングマスクを形成する工程と、
    前記エッチングマスクの上に、感光性レジストを形成する工程と、
    電子ビームの直接描画によって、前記感光性レジストに微細構造を形成した後、ウェットエッチング及びドライエッチングによって前記光学素子材料を加工して前記無反射構造を形成する工程とを備える、光学素子の製造方法。
  8. 前記エッチングマスクの材料が、Cr、Ni、Al、C、Ta、Mo、Fe、Pt、Auの元素のうち1種類以上を含んでいることを特徴とする、請求項6あるいは請求項7のいずれかに記載の光学素子の製造方法。
  9. 請求項1に記載の無反射構造を有する光学素子の製造方法であって、
    光学素子材料表面に感光性レジストを形成する工程と、
    X線リソグラフィによって、前記感光性レジストに微細構造を形成した後、ドライエッチングによって光学素子材料を加工して前記無反射構造を形成する工程とを備える、光学素子の製造方法。
  10. 請求項1に記載の無反射構造を有する光学素子を製造する際に使用される金型の製造方法であって、
    請求項6、請求項7、および請求項9のいずれかに記載の光学素子の製造方法により製造された光学素子から、電鋳あるいはプレス成形によって複製金型を製造することを特徴とする、金型の製造方法。
  11. 請求項10記載の金型の製造方法により製造された金型を用いて、光学素子材料をプレス成形することを特徴とする、光学素子の製造方法。
  12. 請求項10記載の金型の製造方法により製造された金型を用いて、光学素子材料を射出成形することを特徴とする、光学素子の製造方法。
  13. 光学素子の製造方法に用いる金型の表面に離型剤が形成されている、請求項11及び12記載のいずれかに記載の光学素子の製造方法。
  14. 請求項1に記載の無反射構造を有する光学素子の製造方法であって、
    X線リソグラフィによって、光学素子材料表面に微細構造を形成することを特徴とする、光学素子の製造方法。
  15. 請求項1に記載の無反射構造を有する光学素子を製造する際に使用される金型の製造方法であって、
    請求項14に記載の光学素子の製造方法により製造された光学素子から、複製金型を製造することを特徴とする、金型の製造方法。
  16. 請求項15記載の金型を用いて、光学素子材料をプレス成形することを特徴とする、光学素子の製造方法。
  17. 請求項15記載の金型を用いて、光学素子材料を射出成形することを特徴とする、光学素子の製造方法。
  18. 光学素子の製造方法に用いる金型の表面に離型剤が形成されている、請求項16及び17記載のいずれかに記載の光学素子の製造方法。
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