JP2006317807A - 反射防止構造体を備える部材およびその部材の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 曲面上にも高精度に製造可能で反射防止効果が良好で均一な反射防止構造体を備えるレンズ素子の製造方法を提供する。
【解決手段】 反射を抑制すべき光が入射する表面に、反射防止構造体を備える部材であって、反射防止構造体は、多角形を底面とするアスペクト比が1以上の錐形状を構造単位とし、各構造単位が、反射を抑制すべき光の波長以下のピッチで、底面同士が互いの辺を共有することなく互いの頂点を共有するようにアレイ状に配列されている。この部材は、X線に感光する材料からなる基板、もしくは表面にX線に感光するX線レジストからなる層が形成された基板のいずれかを準備する準備工程と、基板に、X線マスクを介してX線を露光して、X線マスクのパターンに応じたX線強度分布を形成する露光工程と、露光された基板を、現像して反射防止構造体を形成する現像工程とを含む製造方法により製造される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、反射防止構造体を備える部材およびその部材の製造方法に関し、より特定的には、X線リソグラフィを用いて製造される反射防止構造体を備える部材およびその部材の製造方法に関する。
入射光に対する反射防止処理が施されたレンズなどの光学素子や、鏡筒の機構部品などの光学部品(以下、単に光学素子等という)が、様々な用途で用いられている。反射防止処理は、光学素子の光学機能面や、光学部品の内の光路に露出した部分に施されることにより、迷光を防止し、フレアやゴーストなどの光学性能の劣化を防止する。従来、反射防止処理は、蒸着、スパッタリング、塗装などの手段により、当該面に処理が施される基材より低屈折率の物質からなる単層膜、あるいは、低屈折率の物質と高屈折率の物質とを交互に積層してなる多層膜を形成することにより製造されている(特許文献1)。
このような反射防止膜は、従来から広く用いられている。しかしながら、反射防止膜の反射防止効果を向上させるためには、精密な膜厚の制御が必要である。このため、反射防止膜は、製造時に高精度かつ複雑なプロセスが要求され、生産性の向上が難しく光学素子等のコストアップを招来している。また、反射防止膜は、波長依存性を持つため、デジタルスチルカメラやプロジェクター装置といった広い帯域の光を取り扱う機器に含まれる光学素子等に良好な反射防止処理を行うことは困難である。さらに、反射防止膜は、入射角依存性を持つため、曲率を持つレンズ面などの光学機能面に形成する場合、面全面で良好な反射防止処理を行うことは困難である。
これに対して、光学素子等の反射防止処理が施されるべき表面に、入射光の波長以下の大きさを持つ構造単位を波長以下のピッチでアレイ状に形成(以下、反射防止構造体という)する技術が知られている。例えば、非特許文献1は、反射を防止しようとする波長以下のピッチを持ち、当該波長の0.4倍以上の高さを持つ三角波状断面の構造単位を、光学素子表面に形成する例を開示している。非特許文献1によれば、表面に反射防止構造体を形成することにより、表面での屈折率の急激な変化を滑らかにすることができ、入射光を不要な反射光を生じさせることなく光学素子内部へと進入させることができる。
また、非特許文献2は、反射防止構造体による反射防止処理の波長依存性と入射角依存性について開示している。非特許文献2によれば、反射防止構造体による反射防止処理は、反射防止膜による反射防止処理と比較しても、波長依存性及び入射角依存性が共に改善される。
このように、反射防止構造体による反射防止処理は、波長依存性及び入射角依存性に非常に有効である。このような、反射防止構造体を形成する方法として、特許文献2は、光学素子等の材料(例えば、石英ガラス)表面に電子ビーム(EB)描画などの方法を用いて、直接サブミクロンピッチの構造のマスクを形成し、ドライエッチングにより光学素子材料のマスクで覆われた以外の部分を微細加工する方法を提案している。
また、最近、X線リソグラフィの技術を用いて、サブミクロンレベルの微細な構造を形成する技術が提案されている。X線は、波長が短く直進性に優れているので、従来加工が困難であったサブミクロンレベルの微細な構造を加工するのに適している。X線リソグラフィの技術を用いて微細な構造を加工する技術として、特許文献3および特許文献4に記載のプロセスが提案されている。
特開2001−127852号公報 特開2001−272505号公報 特開2000−035500号公報 特許第3521205号公報 ダニエル H.ラグイン(Daniel H. Raguin) G. マイケル モリス(G. Michael Morris)著、「アナリシス オブ アンチリフレクション ストラクチャード サーフェイス ウィズ コンティニュアス ワン ディメンジョナル サーフェイス プロフィールズ (Analysis of antireflection-structured surfaces with continuous one-dimensional surface profiles)」、アプライド・オプティクス(Applied Optics)、第32巻 第14号(Vol. 32, No.14)、 P.2582−2598、1993年 エリック B.グラン(Eric B. Grann)、M.G.モーラン(M. G. Moharam)、ドリュー A.ポメ(Drew A. Pommet)、「オプティマル デザイン フォー アンチリフレクティブ テイパード ツゥー ディメンジョナル サブウェーブレンクス グレイティング ストラクチャーズ (Optimal design for antireflective tapered two-dimensional subwavelength grating structures)」、 ジャーナル・オブ・オプティカルソサエティ・オブ・アメリカ A(Journal of the Optical Society of America A)、第12巻 第2号(Vol. 12, No. 2)、 P.333−339、1995年
特許文献2のように、サブミクロンパターンのパターニングにEB描画法を用いると、非常に長時間の描画時間を要する。描画するパターン形状や条件にもよるが、例えば、5mm角の領域に0.25μmピッチで円形パターン(直径0.2μm)を描画するには、約5時間の描画時間を要する。したがって、カメラ鏡筒の内面全体に対応する面積(50mm角)に描画するには、500時間もの描画時間が必要となり、直接に、光学材料に反射防止構造体を形成して量産することは現実的に不可能である。
一方、特許文献3や特許文献4に記載されているように、X線リソグラフィにより基板上に微細構造を形成する場合、微細構造に対応するパターンをもつX線マスクを介して基板を露光する露光工程が含まれる。ここで、X線マスクは、非常に薄く破壊されやすいメンブレンにX線を吸収する吸収体を配置することにより形成されている。したがって、X線マスクを保護するため、密着露光を行うことは困難であり、露光工程においてX線マスクと基板との間に一定の間隔を開けて露光すること必要になる。
ところが、微細なパターンをもつX線マスクと基板との間に一定の間隔が存在する状態でX線露光を行うと、X線マスクの異なる透過部を透過したX線同士が回折により干渉し、基板上に意図しない強度分布を生成してしまうという問題があった。X線の干渉により基板上に意図しない強度分布が生成されると、マスクに対応する所望のパターンを基板上に露光することができず、微細構造を形成することが困難になる。
特に、レンズなどの曲面上にX線リソグラフィを用いて反射防止構造体を形成しようとすると、マスクと基板との間の間隔は一定ではなくなり、基板上の干渉条件が場所によって変化するので、間隔が大きくなるような曲率の大きなレンズなどへの反射防止構造体の形成は困難であった。
本発明の目的は、曲面上にも高精度に製造可能で反射防止効果が良好で均一な反射防止構造体を備えるレンズ素子を提供することである。また、本発明の目的は、上記レンズ素子を製造する製造方法を提供することである。
上記目的の一つは、以下の反射防止構造体を備える部材によって達成される。反射を抑制すべき光が入射する表面に、反射防止構造体を備える部材であって、反射防止構造体は、多角形を底面とするアスペクト比が1以上の錐形状を構造単位とし、各構造単位が、反射を抑制すべき光の波長以下のピッチで、底面同士が互いの辺を共有することなく互いの頂点を共有するようにアレイ状に配列されている。前述の構成を備える反射防止構造体を形成するX線マスクを用いて露光することにより、前述のX線の干渉による意図しない強度分布を抑制することができ、部材表面に良好な反射防止構造体を形成することができる。
なお、反射防止構造体を備える部材とは、反射を抑制するために表面に微細な反射防止構造体が形成された部材を意味する。また、反射防止構造体とは、反射を低減すべき光を完全に反射させない態様だけではなく、所定波長の反射を低減すべき光の反射を抑制する効果を有する態様も含む。
本発明によれば、曲面上にも高精度に製造可能で反射防止効果が良好で均一な反射防止構造体を備えるレンズ素子を提供することができる。また、本発明によれば、上記レンズ素子を製造する製造方法を提供することができる。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1の反射防止構造体を透過させて示した拡大模式図である。実施の形態1の反射防止構造体10は、正三角形を底面11とする三角錐形状12(構造単位)が、底面11同士が互いの辺を共有することなく互いの頂点を共有するようにアレイ状に配列された微細な周期構造を有している。
反射防止構造体10は、反射を抑制すべき光の波長よりも小さいピッチP1で形成される。例えば、反射を抑制すべき光が可視光である場合、可視光の下限値である約400nm程度より小さいピッチP1で形成される。各構造単位は、ピッチP1が200nm、高さH1が300nmで形成されている。
なお、ピッチP1は、反射防止構造体中、界面での透過/反射特性の入射角依存性及び波長依存性をより一層低減させることができるという点から、反射を抑制すべき光の波長の1/2以下、さらには1/3以下であることが好ましい。他方、後述するような反射防止構造体の製造性を考慮すると、ピッチP1はある程度の大きさを有することが望ましく、通常照明光の最短波長の1/5程度以上であることが好ましい。
また、高さH1には特に限定がなく、反射防止構造体中、全ての構造単位の高さH1が必ずしも一定でなくてもよい。しかしながら、高さH1が高いほど、反射を抑制すべき光に対する反射防止機能が向上するという利点がある。したがって、高さH1は、少なくともピッチP1以上(最小の構造単位の高さがピッチ以上)、さらには少なくともピッチP1の3倍以上(最小の構造単位の高さがピッチの3倍以上)であることが好ましい。他方、後述するような反射防止構造体の製造性を考慮すると、高さH1がある程度の大きさまでであることが望ましく、通常高くともピッチP1の5倍程度以下(最大の構造単位の高さがピッチの5倍程度以下)であることが好ましい。すなわち、高さH1とピッチP1との比H1/P1を、アスペクト比とすると、アスペクト比は、1以上5未満であることが好ましく、3以上5未満であるとさらに好ましい。
図2は、実施の形態1にかかる反射防止構造体を形成するためのX線マスクの一部を拡大した模式図である。また、図3は、実施の形態1にかかる反射防止構造体を備える部材の製造方法に用いるX線マスクの製造方法を説明する模式図である。また、図4は、実施の形態1にかかる反射防止構造体を備える部材の製造方法を説明する模式図である。
図2において、X線マスクAは、X線を吸収する吸収部21と、X線を透過する透過部22とを含む。吸収部21は、X線を吸収する吸収体であるタンタル(Ta)からなる。吸収部21と透過部22とは等しい形状を持ち、二次元の三角格子を形成している。透過部22は、各三角形同士が互いの辺を共有することなく互いの頂点を共有するように配置されている。なお、X線を吸収する吸収体は、Ta以外の、ニッケル(Ni)、金(Au)、銅(Cu)、銀(Ag)、クロム(Cr)、鉄(Fe)等のいずれであってもよい。
次に、図3を参照して、X線マスクの製造方法を説明する。はじめに、シリコンウェハ31上にSiCメンブレン32を形成する(図3(A))。次に、SiCメンブレン32上にTa吸収体薄膜33を形成する(図3(B))。
さらに、露光に必要な部分に対応するシリコンウェハの一部を裏窓として除去し、Ta吸収体薄膜33上に電子ビームレジスト層34を形成する(図3(C))。この状態のまま電子ビームレジスト層34に電子ビーム描画を行い、前述した正三角形を単位とする三角格子による底面パターンを描画する。この結果、SiCメンブレン32上に、ピッチ200nmの電子ビームレジストからなる三角柱形状を構造単位とする微細構造35が形成される(図3(D))。このままドライエッチング処理を行って、Ta吸収体薄膜33を選択的に除去することにより、厚さ1μmでピッチ200nmのTa吸収体薄膜からなる三角柱形状の吸収部36が形成される。以上のようにして、三角柱形状にパターン化されたTa吸収体薄膜を持つX線マスクAが得られる(図3(E))。
次に、図4を参照して、X線リソグラフィによりレンズの表面に反射防止構造体を形成する方法を説明する。はじめに、石英ガラスを材料とする曲面を持つ石英ガラス基板L1を準備し、石英ガラス基板L1の表面を中心線表面粗さRa=2nm程度まで平滑に研磨加工する。加工した後、石英ガラス基板L1の表面に、スピンコート法を用いてX線レジスト41を0.3μmの厚みで形成する。以上の準備の後、X線レジスト41が塗布された石英ガラス基板L1に、X線マスクAを30μmのギャップを介して対向させ、X線マスクA側から10A・minでX線露光を行う(図4(A))。X線露光の結果、X線レジストは、微小な三角錐形状を構造単位とするピッチ200nmの微細構造43に加工される(図4(B))。
次に、微細構造43が形成された石英ガラス基板L1をRFドライエッチング装置の中に入れ、CHF3 +O2 ガスを用いて、表面をエッチング処理する。RFエッチング処理によって、表面にピッチ200nm、高さ300nmの三角錐形状を構造単位とする反射防止構造体45を有するレンズ素子46を形成した(図4(C))。反射防止構造体45が形成されたレンズ素子46の表面の反射率を測定したところ、波長が220nm以上の光について平均で約0.07%の値を示した。
以上説明した製造方法では、石英ガラス基板L1とX線マスクAとの間の距離は、X線露光を行う際、互いに異なるX線マスクAの透過部を透過したX線同士が干渉する程度に離れている。特に、石英ガラス基板L1が有限の曲率半径を持つ光学機能面を持つレンズ素子であるため、石英ガラス基板L1とX線マスクAとの間の距離は、一定ではなく干渉による影響が大きい。
しかしながら、以上説明した製造方法では、X線マスクAにおいて、各三角形同士が互いの辺を共有することなく互いの頂点を共有するようにX線の透過部が配置されているので、X線マスクAを通過したX線が干渉した結果、石英ガラス基板L1上に形成されるX線強度分布は、X線マスクAと石英ガラス基板L1との距離によるが、本来形成されるべきX線強度分布、あるいは、本来形成されるべきX線強度分布に対して反転したものとなる。したがって、曲面上に微細構造43を形成する際に、所望の微細形状、あるいは、所望の微細形状を反転したもの、さらに、所望の微細形状と所望の微細形状を反転したものとが混在したもののいずれかが形成されるが、反射防止効果が良好な反射防止構造体とすることが可能になる。
このように、実施の形態1によれば、曲面上にも高精度に製造可能で反射防止効果が良好で均一な反射防止構造体を備えるレンズ素子を提供することができる。また、実施の形態1によれば、上記レンズ素子を製造する製造方法を提供することができる。
(実施の形態2)
図5を用いて、実施の形態2にかかる反射防止構造体を備える部材の製造方法を示す。図5は、実施の形態2にかかる反射防止構造体を備える部材の製造方法を説明する模式図である。実施の形態2にかかる製造方法は、X線マスクAを用いてポリメチルメタクリレート(以下、PMMAという)からなる光学樹脂を直接露光して反射防止構造体を形成することを特徴としている。
図5において、実施の形態1の製造方法で説明したものと同一のX線マスクAを、PMMA基板L2とギャップ30μmを介して対向させる。このPMMA基板L2は、先に説明した石英ガラス基板L1と同様に、表面が平滑に成型されたレンズ基板である。このPMMA基板L2に、X線の露光量は10A・minとしてX線露光を行う(図5(A))。次に、X線マスクAの無い状態でPMMA基板L2全面にX線を照射する。この方法は二重露光法と呼ばれる方法である。なお、X線の露光量は10A・minで同一である。
この後、PMMA基板L2を2−2(2−n−ブトキシエトキシ)エタノールエタノールを主成分とする現像液に浸漬することにより、基板表面にピッチ200nm、高さ300nmの三角錐形状を構造単位とする反射防止構造体51を有するレンズ素子52を形成した(図5(B))。反射防止構造体51が形成されたレンズ素子52の表面の反射率を測定したところ、波長が220nm以上の光について平均で約0.04%であった。
このように、実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に曲面上にも高精度に製造可能で反射防止効果が良好で均一な反射防止構造体を備えるレンズ素子を提供することができる。また、実施の形態2によれば、実施の形態1の製造方法と比較して、レジスト層を形成する必要がなく、製造工程を簡素化することが可能である。
(実施の形態3)
図6は、実施の形態3の反射防止構造体を透過させて示した拡大模式図である。実施の形態3の反射防止構造体60は、正方形を底面61とする四角錐形状62(構造単位)が、底面61同士が互いの辺を共有することなく互いの頂点を共有するようにアレイ状に配列された微細な周期構造を有している。
反射防止構造体60は、反射を抑制すべき光の波長よりも小さいピッチP2で形成される。例えば、反射を抑制すべき光が可視光である場合、可視光の下限値である約400nm程度より小さいピッチP2で形成される。各構造単位は、ピッチP2が200nm、高さH2が300nmで形成されている。すなわち、アスペクト比H2/P2は、1.5である。実施の形態2においても、アスペクト比は、1以上5未満であることが好ましく、3以上5未満であるとさらに好ましい。
図7は、実施の形態3にかかる反射防止構造体を形成するためのX線マスクの一部を拡大した模式図である。図7において、X線マスクBは、X線を吸収する吸収部71と、X線を透過する透過部72とを含む。吸収部71は、X線を吸収する吸収体であるタンタル(Ta)からなる。吸収部71と透過部22とは等しい形状を持ち、二次元の正方格子を形成している。透過部72は、各正方形同士が互いの辺を共有することなく互いの頂点を共有するように配置されている。なお、X線を吸収する吸収体は、Ta以外の、ニッケル(Ni)、金(Au)、銅(Cu)、銀(Ag)、クロム(Cr)、鉄(Fe)等のいずれであってもよい。
実施の形態3の反射防止構造体は、実施の形態1及び実施の形態2において説明した製造方法を用いて製造することが可能である。すなわち、実施の形態1及び実施の形態2において用いたX線マスクAに代えて、X線マスクBを用いるだけで、反射防止構造体60あるいは、反射防止構造体60を反転したもの、反射防止構造体60と反射防止構造体60を反転したものとが混在したもののいずれかを備える部材を製造することができる。したがって、実施の形態3は、実施の形態1及び実施の形態2と同様の効果を奏功させることが可能である。
(実施の形態4)
図8及び図9を用いて、実施の形態4にかかる反射防止構造体を備える部材の製造方法を説明する。図8は、実施の形態4にかかる反射防止構造体を備える部材の製造方法に用いる電鋳型の製造方法を説明する模式図である。図9は、実施の形態4にかかる反射防止構造体を備える部材の製造方法を説明する模式図である。実施の形態4にかかる反射防止構造体を備える部材の製造方法は、電鋳複製により複製型を製造し、その型を用いて反射防止構造体を備える部材を、樹脂材料を射出成型して製造することを特徴としている。
前述の実施の形態1あるいは実施の形態2による製造方法を用いることにより、反射防止構造体を備える部材を製造することは可能である。しかしながら、反射防止構造体を備える部材をすべてX線リソグラフィにより形成することは、製造工程を複雑化させるため、効率的ではない。したがって、実施の形態1あるいは実施の形態2により形成された部材を効率的に複製することが必要になる。
以下、PMMAを材料とするレンズ素子を、マスタ81として、その複製型を用いて製造する方法を説明する。マスタ81は、実施の形態2の製造方法と同様の方法で製造されたPMMAを材料とするレンズ素子であり、表面に三角錐形状を構造単位とする反射防止構造体82が形成されている(図8(A))。
マスタ81は、導電性ではないので、無電解メッキ用Ni/B溶液83に浸漬して、反射防止構造体82の表面に無電解メッキ層84を形成する(図8(B))。マスタ81の反射防止構造体82に形成された無電解メッキ層84は、39nmの厚みを有していた。
無電解メッキ層84を形成したマスタ型をスルファミン酸ニッケル電解液85に浸漬し、マスタ81の表面にNiメッキ層86を形成する(図8(C))。その後、Niメッキしたマスタ81を塩基溶液に浸漬して、マスタ81を引き離し(図8(D))、マスタ81に形成された反射防止構造体の反転形状を持つNi複製型88が得られる(図8(E))。電鋳プロセス後、Ni複製型88の厚さは、4.0mmであった。
以上のように複製された型88は、加熱軟化された樹脂やガラス等を直接成型する型として用いることができる。このようにして、反射防止構造体を成型するために用いる型を低コストで生産性の高い方法によって製造することができる。
次に、図9を用いて、反射防止構造体を備える部材の製造方法を説明する。はじめに、樹脂射出前の型空きの状態の一対の射出成型型91bの内面に、シランカップリング剤を塗布し表面保護膜92を形成する。ついで、型88にも同様の表面保護膜92を形成して、射出成型型をセットする(図9(A))。次に、220°Cに加熱し流動状態にあるポリオレフィン樹脂94を型内に射出し(図9(B))、充填する(図9(C))。樹脂が冷却により固化したら、型を開き樹脂を取り出すことにより、反射防止構造体が形成されたレンズ素子95が得られる(図9(D))。反射防止構造体が形成されたレンズ素子95の表面の反射率を測定したところ、波長が220nm以上の光について平均で約0.09%の値を示した。
以上説明したように、実施の形態4によれば、反射防止構造体を成型するために用いる型を低コストで生産性の高い方法によって製造することができ、その型を用いて効率的に反射防止構造体を備える部材を量産することができる。なお、実施の形態4において、射出成型する際の樹脂材料としては、PMMA限定されることなく、アクリル、テフロン(登録商標)、ポリエチレン、ポリオレフィンなどを用いることができる。
(実施の形態5)
図10を用いて、実施の形態5にかかる反射防止構造体を備える部材の製造方法を説明する。図10は、実施の形態5にかかる反射防止構造体を備える部材の製造方法を説明する模式図である。実施の形態5にかかる反射防止構造体を備える部材の製造方法は、反射防止構造体を備える部材を、ガラス材料をプレス成型して製造することを特徴としている。
マスタ101(上型101ともいう)は、実施の形態1の製造方法と同様の方法で製造された石英ガラスを材料とするレンズ素子である。マスタ101は、表面に三角錐形状を構造単位とする反射防止構造体が形成されているが、表面の曲率は、最終的に形成すべきレンズ素子の反転形状である。すなわち、レンズ素子の凸面に反射防止構造体を形成する場合、マスタ101は凹面からなるものを用いる。
はじめに、マスタ101の表面に、スパッタリング法によって、Ir−Rhからなる表面保護のための薄膜102を0.01μmの厚みで形成し、成型用上型とした。下型103は、WCを主成分とする超硬合金表面にスパッタリング法により、Ir−Rhからなる表面保護のための薄膜102を0.03μmの厚みで形成したものを用いた。成型用ガラス材料104には、クラウン系硼珪酸ガラス(転移点Tg:501°C、屈伏点At:549°C)を用い、その表面に離型剤として窒化硼素(BN)を主成分とする薄膜105を形成した。
次に、上型101と下型103とを対向して成型機に設置し、その間に成型用ガラス材料104を置く(図10(A))。このとき、上型101と下型103と成型用ガラス材料104とは、すべて、窒素N2 に置換されたチャンバー106の内部に収納される。次に、温度590℃、1000Nの加圧力で3分間プレス成型し(図10(B))、冷却せずに上型101を離型し(図10(C))、成型用ガラス材料104の表面に反射防止構造体の反転形状を形成して、レンズ素子107が得られる(図10(D))。なお、表面保護の薄膜102がなければ、成型用ガラス材料94は部分的に直接型101又は103に接触し、融着を起こして型101又は103から離型させることができなくなってしまう。さらに、無理に離型しようとすると、成型用ガラス材料104あるいは型101又は103が割れてしまう。
以上のように製造されたレンズ素子107は、加熱軟化されたガラスを直接成型することができるため、低コストで生産性が高い。なお、同様の方法を用いて、樹脂材料をプレス成形してもよい。
(実施の形態6)
実施の形態6は、実施の形態4で説明した電鋳複製された型88を用いて反射防止構造体を備える部材を成型することを特徴としている。はじめに、シランカップリング剤により表面保護膜を形成した電鋳複製型を用いて、実施の形態5と同様の成型機を用いて、光学樹脂材料をプレス成型した。表面保護膜を形成した電鋳複製型を上型とし、WCを主成分とする超硬合金を下型に用いた。上型、下型、及びPMMA樹脂基板をセットし、180°C、20MPaでプレス成型し、樹脂基板表面に反射防止構造体を形成した。反射防止構造体が形成された樹脂表面の反射率を測定したところ、波長が220nm以上の光について平均で約0.08%の値を示した。なお、本実施の形態はアクリル、テフロン(登録商標)、ポリエチレン、ポリオレフィンなどを樹脂基板として用いることができる。また、本実施形態において、ガラス材料を成型してもよい。
本発明は、デジタルカメラやプリンタ装置などに用いられるレンズ素子、プリズム素子など光路中の光線に対する反射防止処理が必要な光学機能面を持つ光学素子に好適である。また、本発明は、それら光学素子の保持に用いられる構造部材や光学素子を含む機器全体を保護する筐体部材などに適用することにより、不要光を防止する反射防止面とすることができる。さらに、本発明は、半導体レーザ素子や発光ダイオードなどの発光素子や、フォトダイオードなどの受光素子、CCDやCMOSなどの撮像素子や、光通信に用いられる光スイッチや分岐器などの各種デバイスにおいて、反射防止処理が必要な部分に形成することにより、各デバイスの機能を向上させることができる。さらに、本発明は、液晶表示パネルや有機エレクトロルミネッセンスパネル、プラズマ発光パネルなどのディスプレイパネルの表示部分に適用してもよい。その他、本発明は、光学機器に用いられる反射防止処理が必要なあらゆる部材に対して広く適用可能である。
実施の形態1の反射防止構造体を透過させて示した拡大模式図 実施の形態1にかかる反射防止構造体を形成するためのX線マスクの一部を拡大した模式図 実施の形態1にかかる反射防止構造体を備える部材の製造方法に用いるX線マスクの製造方法を説明する模式図 実施の形態1にかかる反射防止構造体を備える部材の製造方法を説明する模式図 実施の形態2にかかる反射防止構造体を備える部材の製造方法を説明する模式図 実施の形態3の反射防止構造体を透過させて示した拡大模式図 実施の形態3にかかる反射防止構造体を形成するためのX線マスクの一部を拡大した模式図 実施の形態4にかかる反射防止構造体を備える部材の製造方法に用いる電鋳型の製造方法を説明する模式図 実施の形態4にかかる反射防止構造体を備える部材の製造方法を説明する模式図 実施の形態5にかかる反射防止構造体を備える部材の製造方法を説明する模式図
符号の説明
A X線マスク
B X線マスク
L1 石英ガラス基板
L2 PMMA基板
10 反射防止構造体
11 底面
12 三角錐形状
21 吸収部
22 透過部
31 シリコンウェハ
32 SiCメンブレン
33 Ta吸収体薄膜
34 電子ビームレジスト層
35 微細構造
36 吸収部
41 X線レジスト
43 微細構造
45 反射防止構造体
46 レンズ素子
51 反射防止構造体
52 レンズ素子
60 反射防止構造体
61 底面
62 四角錐形状
71 吸収部
72 透過部
81 マスタ
82 反射防止構造体
83 無電解メッキ用Ni/B溶液
84 無電解メッキ層
85 スルファミン酸ニッケル電解液
86 Niメッキ層
88 Ni複製型
91 射出成型型
92 表面保護膜
94 成型用ガラス材料
95 レンズ素子
101 マスタ
102 薄膜
103 下型
104 成型用ガラス材料
105 薄膜
106 チャンバー
107 レンズ素子

Claims (13)

  1. 反射を抑制すべき光が入射する表面に、反射防止構造体を備える部材であって、
    前記反射防止構造体は、多角形を底面とするアスペクト比が1以上の錐形状を構造単位とし、各前記構造単位が、反射を抑制すべき光の波長以下のピッチで、前記底面同士が互いの辺を共有することなく互いの頂点を共有するようにアレイ状に配列されている、反射防止構造体を備える部材。
  2. 前記多角形は、正三角形である、請求項1に記載の反射防止構造体を備える部材。
  3. 前記多角形は、正方形である、請求項1に記載の反射防止構造体を備える部材。
  4. 前記表面は、有限の値の曲率を持つ曲面である、請求項1に記載の反射防止構造体を備える部材。
  5. 請求項1に記載の反射防止構造体を備える部材の製造方法であって、
    X線に感光する材料からなる基板、もしくは表面にX線に感光するX線レジストからなる層が形成された基板のいずれかを準備する準備工程と、
    前記基板に、X線マスクを介してX線を露光して、X線マスクのパターンに応じたX線強度分布を形成する露光工程と、
    前記露光された基板を、現像して反射防止構造体を形成する現像工程とを含み、
    前記X線マスクは、X線を透過する透過部と、X線を吸収する吸収部とを含み、前記透過部は、製造すべき前記反射防止構造体の底面に対応する多角形形状を有しており、
    前記透過部同士が互いの辺を共有することなく互いの頂点を共有するようにアレイ状に配列されている、反射防止構造体を備える部材の製造方法。
  6. 前記準備工程において、X線に感光する材料からなる基板はPMMAを材料とする樹脂基板である、請求項5に記載の反射防止構造体を備える部材の製造方法。
  7. 前記準備工程において、基板は石英ガラスを材料とするガラス基板であり、前記ガラス基板上にX線レジストからなる層が形成されている、請求項5に記載の反射防止構造体を備える部材の製造方法。
  8. 請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の製造方法に続けて、
    請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の製造方法により形成された部材をマスタとして、当該マスタの反射防止構造体の反転形状を持つ型を複製する複製工程と、
    前記複製工程によって複製された型を用いて、前記マスタと等しい形状を持つ反射防止構造体を備える部材を成型する成型工程とを含む、反射防止構造体を備える部材の製造方法。
  9. 前記複製工程において、マスタを電鋳して複製型を形成する請求項8に記載の反射防止構造体を備える部材の製造方法。
  10. 前記成型工程において、樹脂材料を射出成型することにより部材を成型する、請求項8に記載の反射防止構造体を備える部材の製造方法。
  11. 前記成型工程において、樹脂材料又はガラス材料のいずれかをプレス成型することにより部材を成型する、請求項8に記載の反射防止構造体を備える部材の製造方法。
  12. 請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の製造方法に続けて、
    請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の製造方法により形成された部材を型として、当該型の反射防止構造体の反転形状を持つ反射防止構造体を備える部材を成型する成型工程とを含む、反射防止構造体を備える部材の製造方法。
  13. 前記成型工程において、樹脂材料又はガラス材料のいずれかをプレス成型することにより部材を成型する、請求項12に記載の反射防止構造体を備える部材の製造方法。

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