JP2006170551A - 天井輻射パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】 この発明の目的は、熱効率に優れた天井輻射パネルを提供することである。
【解決手段】 パネル本体Pに、直線部11aとUターン部11bとを交互に繰り返して蛇行させた放熱パイプ11を敷設する一方、この放熱パイプ11の上記直線部11aは、その一本ずつを個別に直線部放熱板12で覆い、上記Uターン部11bは、上記直線部放熱板12とは別のUターン部放熱板13で覆ってなる。そして、上記直線部放熱板12は、放熱パイプ11の表面の曲率に合わせた凹溝部12aと、この凹溝部12aの両側に設けた平板部12bとを備え、上記Uターン部放熱板13は、放熱パイプ11の表面の曲率に合わせるとともに放熱パイプPのUターン部11bの平面形状に合わせた凹溝部13aと、この凹溝部13aを所定形状の面の範囲に収める平板部13bとを備えている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、建造物の天井に設ける天井輻射パネルに関する。
この種の天井輻射パネルとして、図4,5に示したものが従来から知られている。この従来の輻射パネルは、パネル本体aに放熱パイプ1を敷設しているが、この放熱パイプ1は直線部1aとUターン部1bとを交互に繰り返して全体的には蛇行させている。そして、上記直線部1aは放熱板2で覆っているが、この放熱板2は、図5に示すように放熱パイプ1の表面の曲率に合わせた凹溝部2aと、この凹溝部2aの両側に設けた平板部2bとを備えている。
そして、上記凹溝部2aに予め敷設した放熱パイプ1の直線部1aを包み込むとともに、平板部2bをパネル本体aに密着して、放熱板2をパネル本体aに固定している。ただし、上記Uターン部1bは、むき出しの構造にしている。
上記のようにしたパネル本体aの放熱パイプ1に、例えば、冷温熱流体を供給すると、その冷温熱流体は、放熱パイプ1の一方から流入して他方に流出して行くが、この流出過程でパネル本体aに熱を放出し、そのパネル本体aの輻射熱が、パネル本体aを天井に設けた部屋を冷暖房することになる。
実開平5−19828
上記のようにした従来の天井輻射パネルでは、そのUターン部1bをパネル本体a内でむき出しにしているので、このUターン部1bにおける熱が有効に使えないという問題があった。特に、近年、施工時におけるパネル本体の方向性をなくすために、パネル本体aを小型の正方形にすることが多くなっているが、パネル本体aが小型化すればするほど、Uターン部1bが多くなるとともに、放熱パイプにおけるUターン部の割合が大きくなる傾向にある。このような傾向のもとで、上記Uターン部1bがむき出しになっていると、その熱効率が非常に悪くなる。また、パネル本体の小型化にともない、Uターン部での放熱パイプの曲げ半径も小さくなり、放熱パイプがキンクしたり割れるトラブルも心配される。
この発明の目的は、熱効率に優れた天井輻射パネルを提供することである。
第1の発明は、パネル本体に、直線部とUターン部とを交互に繰り返して蛇行させた放熱パイプを敷設する一方、この放熱パイプの上記直線部は、その一本ずつを個別に直線部放熱板で覆い、上記Uターン部は、上記直線部放熱板とは別のUターン部放熱板で覆った点に特徴を有する。なお、この発明の天井輻射パネルは、暖房用にも冷房用にも使用できるものである。
第2の発明は、上記直線部放熱板が、放熱パイプの表面の曲率に合わせた凹溝部と、この凹溝部の両側に設けた平板部とを備え、上記Uターン部放熱板は、放熱パイプの表面の曲率に合わせるとともに放熱パイプのUターン部の平面形状に合わせた凹溝部と、この凹溝部を所定形状の面の範囲に収める平板部とを備えた点に特徴を有する。
第3の発明は、上記直線部放熱板が、その隣り合う他の直線部放熱板との間に間隔を設けるとともに、パネル本体であって、直線部放熱板およびUターン部放熱板に対応する位置以外の箇所に吸音孔を形成する一方、これら直線部放熱板およびUターン部放熱板のそれぞれを不燃材で形成した点に特徴を有する。
第1の発明によれば、放熱パイプの直線部とUターン部とを、放熱板で覆っているので、放熱パイプ内の熱は、この放熱板に伝達されるとともに、この放熱板から放熱されるので、全体の放熱面積が大きくなり、その分、熱効率もよくなる。
第2の発明によれば、Uターン部放熱板は、その平板部が、上記凹溝部を所定形状の面の範囲に納めるようにしたので、Uターン部分の凹溝部と凹溝部との間はもちろん、Uターン部分の外側部分も上記平板部で覆うことができる。このように凹溝部に沿ったU字状の部分だけでなく、その内側も外側も面で覆えるので、その熱効率は飛躍的に向上する。なお、上記所定形状の面とは、矩形、正方形あるいは半円形のいずれであってもよい。
第3の発明によれば、パネル本体に吸音孔を形成した場合でも、放熱パイプを可燃製材で構成できる。つまり、パネル本体に吸音孔を形成した場合には、消防法上、パネル本体内には可燃性物質を表出してはならないという制約がある。しかし、第3の発明によれば、放熱パイプを不燃性の放熱板で覆うとともに、吸音孔は放熱板に対応する位置以外の箇所に形成しているので、上記放熱パイプが表出するところがなくなる。そのためにこの放熱パイプを可燃性物質で形成しても、消防法に違反することがなくなる。言い換えると、十分な吸音効果を維持しながら、コスト的に有利な樹脂パイプを利用することができることになる。
図1〜3に示した実施形態は、パネル本体Pに放熱パイプ11を敷設しているが、この放熱パイプ11は複数の直線部11aと複数のUターン部11bとを交互に繰り返して全体的には蛇行させている。この放熱パイプ11の上記直線部11aは、その一本ずつを不燃性材からなる複数の直線部放熱板12で個別に覆っている。このようにした直線部放熱板12は、図2に示すように放熱パイプ11の表面の曲率に合わせた凹溝部12aと、この凹溝部12aの両側に設けた平板部12bとを備えている。そして、上記凹溝部12aに予め敷設した放熱パイプ11の直線部11aを包み込むとともに、平板部12bをパネル本体Pに密着させて、放熱板12をパネル本体Pに固定している。
また、上記各Uターン部11bは、不燃材からなる複数のUターン部放熱板13で覆うが、このUターン部放熱板13は、図3に示すように、上記放熱パイプ11の表面の曲率に合わせるとともに放熱パイプ11のUターン部11bの平面形状に合わせた凹溝部13aと、この凹溝部13aを所定形状の面の範囲に収める平板部13bとを備えている。なお、所定形状の面の範囲とは、例えば、矩形、正方形あるいは半円形などを含むもので、要するに、凹溝部13aが、放熱パイプ11のUターン部11bを完全に覆うとともに、この凹溝部13aと凹溝部13aとの間、および凹溝部13aの外側が平板部13bとなっていればそれで足りる。
上記のように放熱パイプ11を直線部放熱板12で覆うことによって、所定の直線部放熱板12と他の直線部放熱板12との間に間隔14が形成されるが、この間隔14に吸音孔15を形成している。言い換えると、直線部放熱板12およびUターン部放熱板13に対応する位置以外の箇所に吸音孔15を形成している。
なお、パネル本体aを天井に設け、、天井裏に空調空気を供給し、輻射と対流を組み合わせた場合は、この吸音孔が空調空気の通気孔の役割も兼ねることになる。
今、放熱パイプ11に、例えば、温熱流体を流すと、その冷温熱流体は、放熱パイプ11に沿って蛇行しながら流れるが、このように温熱流体が流れる過程で、その熱が直線部放熱板12およびUターン部放熱板13を介して放熱されるとともに、そのパネル本体aの輻射熱が、パネル本体Pを天井に設けた部屋を冷暖房することになる。また、放熱パイプPのUターン部1bをUターン部放熱板13で覆っているので、放熱パイプPの全長にわたって流れる温熱流体の熱が効率よく伝達されることになる。またUターン部で放熱パイプの曲げ半径を小さくしても、凹溝部13aは放熱パイプ11の表面の曲率に合わせているので、放熱パイプがキンクしたり割れるおそれもない。
さらに、吸音孔15は、直線部放熱板12およびUターン部放熱板13に対応する位置以外の箇所に形成するとともに、両放熱板12,13を不燃材で構成しているので、放熱パイプ11の表面が表出することがなくなる。したがって、放熱パイプ11を可燃性樹脂で形成し、しかもパネル本体Pに吸音孔15を形成しても、消防法等に違反することもなくなる。言い換えると、放熱パイプ11を安価な樹脂製にしても、消防法上問題ないので、パネル本体Pのコストダウンに役立つことになる。
この発明の実施形態を示す平面図である。 放熱パイプの直線部と直線部放熱板との関係を示す斜視図である。 Uターン部放熱板の斜視図である。 従来の天井輻射パネルの平面図である。 従来の天井輻射パネルにおける放熱パイプの直線部と直線部放熱板との関係を示す斜視図である。
符号の説明
P パネル本体
11 放熱パイプ
11a 直線部
11b Uターン部
12 直線部放熱板
12a 凹溝部
12b 平板部
13 Uターン部放熱板
13a 凹溝部
13b 平板部
14 間隔
15 吸音孔

Claims (3)

  1. パネル本体に、直線部とUターン部とを交互に繰り返して蛇行させた放熱パイプを敷設する一方、この放熱パイプの上記直線部は、その一本ずつを個別に直線部放熱板で覆い、上記Uターン部は、上記直線部放熱板とは別のUターン部放熱板で覆ってなる天井輻射パネル。
  2. 上記直線部放熱板は、放熱パイプの表面の曲率に合わせた凹溝部と、この凹溝部の両側に設けた平板部とを備え、上記Uターン部放熱板は、放熱パイプの表面の曲率に合わせるとともに放熱パイプのUターン部の平面形状に合わせた凹溝部と、この凹溝部を所定形状の面の範囲に収める平板部とを備えた請求項1記載の天井輻射パネル。
  3. 上記直線部放熱板は、その隣り合う他の直線部放熱板との間に間隔を設けるとともに、パネル本体であって、直線部放熱板およびUターン部放熱板に対応する位置以外の箇所に吸音孔を形成する一方、これら直線部放熱板およびUターン部放熱板のそれぞれを不燃材で形成した請求項1または2記載の天井輻射パネル。
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