JP2006169052A - 下地基板保持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 少ない部品点数で、溶湯に対する浸漬時においても下地基板を落下することなく、かつ下地基板の着脱が容易な下地基板保持装置を提供する。
【解決手段】 下地基板保持装置30は、下地基板31を保持するための保持固定部32と保持可動部33とを有し、保持可動部33と保持固定部32との間に設けられる弾性部材34が弾性変形することによって、保持可動部33と保持固定部32とがその相対位置を変化させ、該相対位置の変化を利用して保持可動部33と保持固定部32とで下地基板31を保持し、また保持を解除する。
【選択図】 図1
Description
下地基板を保持する一方の保持部材である保持固定部と、
下地基板を保持する他方の保持部材であって、保持固定部に対して相対変位可能に設けられ、保持固定部との間で下地基板を保持する保持可動部と、
弾性変形することによって保持可動部と保持固定部との相対位置を変化させるように設けられる弾性部材とを含むことを特徴とする下地基板保持装置である。
保持可動部は、保持固定部の底板部と側板部と張出部とで形成される内方空間に位置して相対変位可能に設けられ、
弾性部材は、保持固定部の底板部と保持可動部との間に設けられ、弾性変形することによって、保持可動部と保持固定部の張出部との相対位置を変化させることを特徴とする。
弾性部材が、浸漬アームの動作に連動する保持可動部の動作に応じて弾性変形し、伸長変形することによって下地基板を保持し、圧縮変形することによって下地基板を保持解除することを特徴とする。
保持固定部の底板部と側板部と張出部とで形成される内方空間に臨み、下地基板が当接する基板当接面であって、保持固定部と保持可動部とで保持されている状態にある下地基板の溶湯への浸漬面に対して平行な基板当接面が形成されることを特徴とする。
保持可動部によって押圧される下地基板の被押圧面には、係合凸部と係合する係合溝部が形成されることを特徴とする。
また本発明は、弾性部材が、ばね部材であることを特徴とする。
チャンバ35内を、真空ポンプ36によって6.7×10−1Pa以下に減圧後、不図示のアルゴン(Ar)ガス供給手段からチャンバ35内にArガスを導入してチャンバ35内を常圧環境とし、さらにArガスを1dm3/minの流量で分流し続ける。続いて、不図示の坩堝周辺に設置した不図示の加熱ヒータを用いた高周波誘導加熱により、坩堝内の温度が1500℃になるまで、坩堝の加熱を行い、坩堝内に初期投入したシリコン原料を溶融し、シリコンの溶湯全体を均一な温度に維持する。
下地基板受取工程について図9(a)および図9(b)を参照して説明する。下地基板31が、結晶シート生成装置内に搬入され、チャンバ35内の不図示の搬送装置によって、浸漬待機部91に載置される。このとき、下地基板保持装置30は、浸漬待機部91に並列配置してチャンバ35の内壁面81に設けられる着脱用ブロック82上で待機している状態にある。この状態で、下地基板保持装置30は、保持固定部32の第1および第2張出部44,45と保持可動部33の押圧板51との間に間隙が形成されている。
結晶シート生成工程について図9(c)および後述の図10を参照して説明する。下地基板保持装置30による下地基板31の受取完了後、浸漬アーム60を含む浸漬手段の動作によって、下地基板31が矢符95方向に搬送され、さらに浸漬軌道に沿って溶湯に浸漬される。
下地基板引渡工程について図9(d)を参照して説明する。結晶シート生成工程完了後、浸漬アーム60は再び着脱用ブロック82が設けられる位置に復帰し、下地基板保持装置30は着脱用ブロック82上に載置される。続いて、浸漬アーム60が低速で下方に移動する一連の動作にて、下地基板31の保持解除が行われる。この後、保持解除された下地基板31は、プッシャー92によってさらに矢符94方向にスライド移動されて、下地基板保持装置30から離脱される。スライド移動される下地基板31は、浸漬待機部91の反対側で着脱用ブロック82に並列配置される搬出待機部99上へ、搬出待機部99に形成される第2案内部材100に案内されて移載される。この搬出待機部99上の結晶シート98の生成された下地基板31は、不図示の搬送装置によって結晶シート生成装置から搬出され、次工程へと送られる。
31 下地基板
32 保持固定部
33 保持可動部
34 弾性部材
41 底板部
42,43 側板部
44,45 張出部
51 押圧板
52,53 突出片
54 係合凸部
60 浸漬アーム
77 係合溝部
Claims (6)
- 半導体材料または金属材料を溶融した溶湯に下地基板を浸漬するための浸漬手段に備わる搬送部材である浸漬アームの先端部に設けられ、溶湯に浸漬される下地基板に半導体材料または金属材料を凝固成長させて結晶シートを形成させるに際し、下地基板を着脱可能に保持する下地基板保持装置において、
下地基板を保持する一方の保持部材である保持固定部と、
下地基板を保持する他方の保持部材であって、保持固定部に対して相対変位可能に設けられ、保持固定部との間で下地基板を保持する保持可動部と、
弾性変形することによって保持可動部と保持固定部との相対位置を変化させるように設けられる弾性部材とを含むことを特徴とする下地基板保持装置。 - 保持固定部は、底板部と、底板部の両端部からそれぞれ立上がり対向するように設けられる2つの側板部と、側板部の遊端部から互いに向かい合う方向であって、かつ底板部に対して略平行な方向に張出す張出部とを含み、
保持可動部は、保持固定部の底板部と側板部と張出部とで形成される内方空間に位置して相対変位可能に設けられ、
弾性部材は、保持固定部の底板部と保持可動部との間に設けられ、弾性変形することによって、保持可動部と保持固定部の張出部との相対位置を変化させることを特徴とする請求項1記載の下地基板保持装置。 - 保持可動部が、浸漬アームの先端に連結されて浸漬アームの動作に連動し、
弾性部材が、浸漬アームの動作に連動する保持可動部の動作に応じて弾性変形し、伸長変形することによって下地基板を保持し、圧縮変形することによって下地基板を保持解除することを特徴とする請求項1または2記載の下地基板保持装置。 - 保持固定部の張出部には、
保持固定部の底板部と側板部と張出部とで形成される内方空間に臨み、下地基板が当接する基板当接面であって、保持固定部と保持可動部とで保持されている状態にある下地基板の溶湯への浸漬面に対して平行な基板当接面が形成されることを特徴とする請求項2または3記載の下地基板保持装置。 - 保持固定部と保持可動部とで保持されている状態にある下地基板に当接して下地基板を押圧する保持可動部の押圧面には、下地基板が溶湯に浸漬される浸漬軌道に対して略平行方向に延びる係合凸部が形成され、
保持可動部によって押圧される下地基板の被押圧面には、係合凸部と係合する係合溝部が形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の下地基板保持装置。 - 弾性部材が、ばね部材であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の下地基板保持装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004364737A JP2006169052A (ja) | 2004-12-16 | 2004-12-16 | 下地基板保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004364737A JP2006169052A (ja) | 2004-12-16 | 2004-12-16 | 下地基板保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006169052A true JP2006169052A (ja) | 2006-06-29 |
JP2006169052A5 JP2006169052A5 (ja) | 2007-06-07 |
Family
ID=36670194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004364737A Pending JP2006169052A (ja) | 2004-12-16 | 2004-12-16 | 下地基板保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006169052A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007148527A1 (ja) | 2006-06-19 | 2007-12-27 | Panasonic Corporation | インバータ制御回路及び高周波誘電加熱装置 |
-
2004
- 2004-12-16 JP JP2004364737A patent/JP2006169052A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2007148527A1 (ja) | 2006-06-19 | 2007-12-27 | Panasonic Corporation | インバータ制御回路及び高周波誘電加熱装置 |
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