JP2006166783A - 粘着式捕獲器 - Google Patents

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史直 谷冨
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Abstract

【課題】前後の足を粘着剤を敷き詰めた捕捉部で確実に捕らえ、その捕らえられた姿が人やネズミの目に触れないようにした、クマネズミ(中型)以上のネズミをも捕獲できる捕獲器を提供すること。
【解決手段】粘着剤3を敷き詰めたトレー底基盤2上の捕捉部5の一部又は周辺に、粘着剤3の表面の粘着力を抑制(破れ・崩れやすい表面膜6)するか、又は粘着剤をなくしたか、或いは滑りやすいものとしたネズミ侵入部4を設ける。更に、上記トレー底基盤2を、入り口以外は通過阻止部としての壁を設けた組み立て式のハウス内に、前記ネズミ侵入部4が入り口側となり、餌置部7bが奥側となるようにして載置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ネズミ等の小動物を捕獲する粘着式捕獲器に関するもので、中型以上のネズミをも捕獲できるもの。
小型のネズミ(ハツカネズミ等)の捕獲・駆除は割りと容易であるが、クマネズミ(中型)以上のネズミの捕獲・駆除は容易でないのが実情である。
すなわち、ネズミを捕獲・駆除する器具として、主に使用されているものには、「毒餌」「粘着式」「罠式(シーソー式等)」の3つがある。
しかし、どれもが、多くの欠陥・課題を有しており、従って、特許等の出願も続いている。
特に、中型以上のネズミ(特にクマネズミ)を捕獲・駆除するという点から見た場合、その欠陥は著しいものである。
例えば、知恵があり、電線、梁、柱、パイプ等を伝わることが得意であり、屋根裏をも住処とするクマネズミの捕獲・駆除は困難であり、クマネズミによる被害は深刻なものとなっている。
特開2001ー231428号公報
本発明が解決しようとする課題は、
1 上記捕獲・駆除の器具(3つ)の中で、現在、最も脚光を浴び、解決すべき課題も多く、発展途上のものでもある「粘着式」を進歩・発展させ、“クマネズミ(中型)以上のネズミをも捕獲できる「粘着式捕獲器」”を提供することにある。
2 具体的には、下記の欠陥1〜7を解決することである。
欠陥1 粘着力が温度により変化すること。
欠陥2 ホコリや水等が足に付着すると粘着力が弱まること。
欠陥3 ネズミが、粘着剤に、足を一歩踏み入れると同時に、異常を感じ取り逃げてし
まうこと。両前足を踏み込んだ場合は残りの後足で捕獲器を振り回し、壁にぶつけたり等して逃げること。
欠陥4 粘着剤を柔らかくすると、上記欠陥3を助長すること。
はくり紙の使用が不可能になること。
欠陥5 粘着剤を固めにすると、粘着力を強めることは出来るが、ネズミの足の接触面
積は減り、上記欠陥2、3を助長すること。
欠陥6 後足が捕獲器外にある形での捕捉が多く、逃げるものも多く、ネズミの脱糞、
放尿で床などを汚すことも多いこと。
欠陥7 捕獲されたネズミの「残忍さ・惨さ」が、人にも、捕獲されなかったネズミにも見えることから、
a 人に対しては、「残酷感・罪悪感・不快感」を与えること。
b ネズミに対しては、「粘着式捕獲器に近付くな、このようになってしまうぞ」との警告を与え、学習させ、その結果として、急速に捕れなくなってしまうこと。
3 以上のとおりであり、従来の「粘着式捕獲器」により捕獲されるネズミは、下記abの場合だけであり、ほんの一部(運悪く、下記abを満たすに至ったネズミ)だけだったのである。
a ホコリや水等が足に付着しており、かつ、欠陥7の学習が足らないネズミが、
b 前足は勿論のこと後足をも粘着剤の上に乗せ、かつ、その乗った足に付着しているホコリや水等が粘着剤側に付着して無くなった(粘着剤の本来の粘着力が発揮されるに至った)場合。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、「破れ・崩れやすい表面膜、ネズミ路、滑路、通過阻止部等」の新たな発明・手段により前記問題を解決する粘着式捕獲器を実現することを目的とするものである。
課題解決手段その1は、厚紙やプラスチック等の基盤の上に粘着剤が粘着してある粘着式捕獲器において、粘着剤を敷き詰めた捕捉部の一部又は周辺に、粘着剤の表面の粘着力を抑制又は粘着剤をなくしたネズミ侵入部を設けたものである。
課題解決手段その2は、前記ネズミ侵入部の全部又は一部を、粘着剤の上に破れ・崩れやすい表面膜があるものにしたものである。
課題解決手段その3は、前記ネズミ侵入部の全部又は一部の表面を、ネズミの足が滑りやすいもの(滑路)にしたものである。
課題解決手段その4は、トレーの底を基盤とした基盤(以下「トレー底基盤」ともいう。)の上に粘着剤がある捕獲器(以下「トレー型粘着式捕獲器」ともいう。)おいて、粘着剤を敷き詰めた捕捉部の一部又は両辺に粘着剤の表面の粘着力を抑制又は粘着剤をなくしたネズミ侵入部を設けたものである。
課題解決手段その5は、前記トレー型粘着式捕獲器のネズミ侵入部の全部又は一部を、粘着剤の上に破れ・崩れやすい表面膜があるものにしたものである。
課題解決手段その6は、前記トレー型粘着式捕獲器のネズミ侵入部の全部又は一部の表面を、滑路にしたものである。
課題解決手段その7は、前記トレー型粘着式捕獲器のネズミ侵入部を、少なくともネズミ路と粘着剤があるものにしたものである。
課題解決手段その8は、前記トレー型粘着式捕獲器を、底と側面と上面を有するハウス内に載置する又は設置したハウス・トレー型粘着式捕捉器において、捕捉部の縁付近に、ネズミの通過を阻止・抑制する通過阻止部を設けたものである。
上記課題解決手段その1による作用は次のとおりである。すなわち、厚紙やプラスチック等の基盤の上に粘着剤が粘着してある粘着式捕獲器において、粘着剤を敷き詰めた捕捉部の一部又は周辺に、粘着剤の表面の粘着力を抑制又は粘着剤をなくしたネズミ侵入部を設けたものであるため、粘着剤がどんなに強力なものであっても、ネズミは、前記ネズミ侵入部を経て捕捉部に到達でき、到達し、前記基盤の上に乗り、前記捕捉部に前足を踏み入れ、その捕捉部の粘着剤に捕捉され、前記基盤の上で逃げようとして暴れ・もがくが、粘着剤が強力なものであること及び全足が基盤上にあることから、逃れることが出来ず前記基盤の上で捕獲される。
つまり、ここの手段その1による作用の骨子は、望みどおりの強力な粘着剤を使用できること及びネズミを前記基盤上で捕獲することであり、その作用により上記課題を解決するという効果を発揮する。
以下、段落番号を引用する場合は[]を用いて表示する。
上記課題解決手段その2による作用は次のとおりである。すなわち、前記ネズミ侵入部の全部又は一部を、粘着剤の上に破れ・崩れやすい表面膜があるものにしたものであるため、前記ネズミ侵入部を、粘着剤の上に破れ・崩れやすい表面膜を形成したことを特徴とするもので全部又は一部を構成したため、ネズミは、このネズミ侵入部(破れ・崩れやすい表面膜で覆われて粘着力が抑制されている部分)を経て、前記捕捉部に到達し、その捕捉部の粘着剤に前足を捕らえられ、逃れようとして下向き等の力を後足に入れ、前記表面膜を破壊しまくり、埋まり込み(粘着剤との接触面積を拡大させ)このネズミ侵入部の粘着剤にも捕捉され、基盤上で捕獲されるに至る。
つまり、ここの手段その2による作用の骨子は、このネズミ侵入部の粘着剤の上に破れ・崩れやすい表面膜があるため、ネズミの足の埃や水が侵入部で除去されて、かつ、このネズミ侵入部の粘着剤にも捕捉されることである。
前記[0015]記載の効果をより高めるものである。
上記課題解決手段その3による作用は次のとおりである。すなわち、前記ネズミ侵入部の全部又は一部の表面を、ネズミの足が滑りやすいもの(滑路)にしたものであるため、ネズミは、その滑路を通り、捕捉部に到達したところで、前足を前記捕捉部に踏み入れ捕らえられ、逃れようとして暴れるが、後足等も滑路上にあるため、捕捉部の粘着剤に滑り込み捕捉され、上記基盤上で捕獲されるに至る。
この手段その3による作用の骨子は、上記手段その2に比し、簡便さにおいて勝るものがあることである。
上記課題解決手段その4による作用は次のとおりである。すなわち、トレー型粘着式捕獲器おいて、粘着剤を敷き詰めた捕捉部の一部又は両辺に粘着剤の表面の粘着力を抑制又は粘着剤をなくしたネズミ侵入部を設けたものであるため、ハウス内に載置することができ、狭いスペースでの設置が可能、ハウス内での捕獲向上、処理が簡単、不快感の減少、使用勝っての向上等の効果を発揮する。
上記課題解決手段その5による作用は次のとおりである。すなわち、前記トレー型粘着式捕獲器のネズミ侵入部の全部又は一部を、粘着剤の上に破れ・崩れやすい表面膜があるものにしたため、上記[0018]記載の作用効果に上記[0016]記載の作用効果が加わった作用効果を発揮する。
上記課題解決手段その6による作用は次のとおりである。すなわち、前記トレー型粘着式捕獲器のネズミ侵入部の全部又は一部の表面を、滑路にしたものであるため、上記[0018]記載の作用効果に上記[0017]記載の作用効果が加わった作用効果を発揮する。
上記課題解決手段その7による作用は次のとおりである。すなわち、前記トレー型粘着式捕獲器のネズミ侵入部を、少なくともネズミ路と粘着剤があるものにしたため、ネズミが、ネズミ侵入部のネズミ路を通り、捕捉部に至ったところで、そのネズミは、前足を捕捉部の粘着剤に捕らえられ、ハウス内で逃れようとして暴れ、後足がネズミ路の側の粘着剤に乗ってしまう等して捕捉され、上記[0018]記載の作用効果の進歩を発揮する。
上記課題解決手段その8による作用は次のとおりである。すなわち、前記トレー型粘着式捕獲器を、底と側面と上面を有するハウス内に載置する又は設置したハウス・トレー型粘着式捕捉器において、捕捉部の縁付近に、ネズミの通過を阻止・抑制する通過阻止部を設けたものであるため、ハウスを通り抜けようとしたネズミに対し、通り抜け・前進を阻止・抑制し、ネズミは後すざりが不得手なこともあり、ネズミが捕捉部乃至ネズミ侵入部の粘着剤の上に留まる時間を長くし、ネズミと粘着剤との接触面積を広げ、粘着力を高めるという作用をもたらし、捕獲力を高め、かつ、ハウス内での捕獲を一段と高める効果を発揮する。
つまり、上記[0018から[0021]までの作用効果を一段と高め、従来の欠陥(上記[0005]2の欠陥1〜7)をより改善・解決するという効果を発揮するものである。
上述したように、従来の粘着式捕獲器により捕獲されるネズミは、ホコリや水等が足に付着していたネズミであり、かつ、[0005]2欠陥7bの学習が足らないネズミであり、かつ、そのネズミが奥(後足も粘着剤上に乗る位置)に侵入した時点で、そのホコリや水等が粘着剤に付着して無くなった(本来の粘着力が発揮されるに至った)ネズミだけだったのに対し、
本発明の粘着式捕獲器は、上述したように、望みどおりの強力な粘着剤を使用でき、かつ、ネズミを基盤上で捕獲するという作用をも生まれ、上記課題([0005]2の欠陥1〜7)を解決するという効果を発揮するものである。
以上のとおり、本発明は、構成は簡単であるが、その構成の作用効果は顕著なものであり、進歩性を有するというべきものである。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図15に基づいて説明する。
実施例その1の1。(図6参照)
ここの実施例は、前記[0008]の『課題解決手段その2は、前記[0007]のネズミ侵入部につき、そのネズミ侵入部の全部又は一部を、粘着剤の上に破れ・崩れやすい表面膜があるものにしたものである。』に関するものであり、捕獲部5の周辺に、前記ネズミ侵入部4を設けたものである。
すなわち、図6に示すように、縁16を有し折り畳み式になっている基盤(厚紙製)17の上に粘着剤3が粘着してある従来の粘着式捕獲器において、粘着剤3を敷き詰めた捕獲部5の周辺に、粘着剤3の上に破れ・崩れやすい表面膜6(次の備考参照)があるネズミ侵入部4を設けたものである。
備考:破れ・崩れやすい表面膜6は、実験では、ティシュペーパーを剥がして薄くしたものを使用したが、オブラート、ラップに横の切れ目を入れたもの、小粒子状の砂等を、粘着剤の上に張り付け又は吹き付け又は塗り付けたもの、あるいは、紫外線等で粘着剤の表面を硬化させたもの等、「ネズミが逃れようとして後足に力を入れたとき破壊するもの」なら何でもよい。
実施例その1の2。(図7参照)
前実施例と同じく、前記[0008]に関するものであり、折り畳み式になっており、縁16を有する基盤(厚紙製)上に粘着剤3が粘着してある従来の粘着式捕獲器において、図7に示すように、片方(左部)には粘着剤3の上に破れ・崩れやすい表面膜6があり、残り(右部)にはその表面膜6がない。
すなわち、粘着剤を敷き詰めた捕獲部5の一部(右部)に、粘着剤の上に破れ・崩れやすい表面膜6があるネズミ侵入部4(左部)を設けた例である。
設置例については、餌を置き、その餌を捕捉部5で取り囲むように、複数の捕獲器を設置する。
ネズミが出て来る穴に対しては、その穴をネズミ侵入部4が囲むように設置する。つまり、複数の捕獲器を、ネズミが来る方向にネズミ侵入部4を向けて設置する方がよい。
以上の[0026]〜[0028の作用効果は前記[0016]参照。
実施例その2の1。(図12参照)
ここの実施例は、前記[0009]記載の『課題解決手段その3は、前記ネズ
ミ侵入部の全部又は一部の表面を、ネズミの足が滑りやすいもの(滑路)にしたものである。』に関するものである。
すなわち、「折り畳み式」になっている従来の粘着式捕獲器において、図12に示すように、基盤(厚紙製)17の中央部に粘着剤3を敷き詰めた捕捉部5があり、その捕捉部5の周辺に、全部の表面をネズミの足が滑りやすいもの(滑路)29(次の備考参照)にしたネズミ侵入部4がある。
捕捉部5の中心部には餌置部18がある。
ネズミは、餌置部18の餌を食べる為に、表面をネズミの足が滑りやすいもの29にしてあるネズミ侵入部4から侵入し、捕捉部5に踏み込み、前足が捕らえられ、逃れようとするが、足が滑り、捕捉部5の粘着剤3に滑り込み、基盤17上で捕獲されるに至る。
ストッパー30は、折り畳んだときに粘着剤3どうしが付かない為のものである。
備考:ネズミの足が滑りやすいもの(滑路ともいう)29とは、基盤の表面にポリエチレン等の樹脂、ロウ、油等が付けてあるもの、基盤自体が滑りやすいもの(樹脂等)、下り勾配等、捕獲部5の粘着剤3に前足を捕捉されたネズミの後足が乗る巾とその後足等が滑るものであればよい。その巾は、好ましくは3cm以上であるが、目的とするネズミの大きさで異なるものでもある。
実施例その2の2。(図13、14参照)
ここの実施例も、前記[0009]記載のものに関するものである。
すなわち、図13、14に示すように、周辺が略へ状のプラスチック製の皿状の容器を基盤とした皿状基盤31の中央部には粘着剤3を敷き詰めた捕捉部5があり、その捕捉部5の周辺に略へ状のネズミ侵入部4がある。
そのネズミ侵入部4の外周辺は、昇り勾配部・波形32で滑りにくいものであるが、内周辺は、下り勾配部・滑路33で、ネズミの足が滑りやすいものになっている。
以上[0029][0030]の作用効果は前記[0017]参照。
実施例その3。(図1〜5参照)
ここの実施例は、前記[0011]の『課題解決手段その5は、前記[0010]のトレー型粘着式捕獲器のネズミ侵入部につき、ネズミ侵入部の全部又は一部を、粘着剤の上に破れ・崩れやすい表面膜があるものにしたものである。』に関するものであり、従って、トレー型粘着式捕獲器(従来「粘着部材」ともいっていたもの)をハウスに載置する点において従来のものと同じであり、外形上も、従来のもの(特開2001ー231428等)とほぼ同じものである。
しかし、ここの本発明は、構成及び作用効果において重要な点が異なっているものである。次に、図1〜5を参照して説明する。
すなわち、ここの実施例のトレー型粘着式捕獲器は、トレー底基盤2の上に、粘着剤3を敷き詰めた捕捉部5の一部(一辺)に粘着剤の上に破れ・崩れやすい表面膜6があるネズミ侵入部4を設けたもの(以下、「表面膜があるトレー型粘着式捕獲器」ともいう。)であり、従来のように、ハウス10の底面11の上に載置する等して使用されるものである。
以上[0031][0032]の作用効果は、前記[0019]参照。
捕捉部5には、捕捉部の縁7aと餌置部7bとが一体となった縁兼餌置部7(図2)があり、そこに餌(ソーセージ、カマボコ、サツマイモ等)を置くことで、ネズミを捕捉部5に招き込む工夫(捕獲効果をより高める工夫)や、トレー底基盤2の底部に凹部8を設け、ネズミの脱出をより困難なものにした工夫もある。
なお、組み立ては、表面膜があるトレー型粘着式捕獲器1の両端にある弁部9、9(図2)をハウス10の底面11の両端に設けた切込み穴12(図1)に差し込んで、そのトレー型粘着式捕獲器1をハウス10に固定する。
ついで、図1、3に示すように「取っ手13」の両側にある係合部14、14の凸部15、15(図1)を相手の「取っ手13」にかけ、「取っ手13」を重ね合わ、ハウス10を組み立てる。高さ及び幅は約10cm以上、長さは約25cm以上として形成されている。
設置例について、図4のごとく、ネズミがネズミ侵入部4から入るように、ハウス・トレー型粘着式捕獲器、二つを、捕捉部が中央部に位置する形に連結・設置する。又は、図5のように、その捕獲器を、捕捉部が壁等で塞がる形(ネズミがネズミ侵入部4から入る形)に設置するのがよい。
実施例その4。(図15参照)
ここの実施例は、前記[0012]記載の『課題解決手段その6は、前記トレー型粘着式捕獲器のネズミ侵入部の全部又は一部の表面を滑路にしたものである。』に関するものである。
すなわち、図15に示すように、前記トレー型粘着式捕獲器において、粘着剤3を敷き詰めた捕捉部5の一部に、全部の表面を滑路29にしたネズミ侵入部4があるトレー型粘着式捕獲器(以下、「滑路があるトレー型粘着式捕獲器」ともいう。)である。
なお、滑路29にした部分は、トレー底基盤2を全面的に凸状にしたものである。
使用に際しては、前記[0034]記載のようにし、滑路があるトレー型粘着式捕獲器34をハウス10に載置し組み立てて使用する等、少なくともネズミ侵入部4への入口がある形にして使用すればよい。
以上の作用効果については前記[0020]参照。
実施例その5。(図8〜10参照)
ここの実施例は、前記[0013]記載の『課題解決手段その7は、前記トレー型粘着式捕獲器のネズミ侵入部を、少なくともネズミ路と粘着剤があるものにしたものである。』に関するものであり、ネズミ侵入部4にネズミ路20、21と粘着剤3があるものである。
すなわち、図8、9に示すように、前記トレー型粘着式捕獲器において、粘着剤3を敷き詰めた捕捉部5の一部に、ネズミ路(次の備考参照)20、21と粘着剤3を有するネズミ侵入部4があるトレー型粘着式捕獲器(以下、「ネズミ路があるトレー型粘着式捕獲器」ともいう。)である。
使用に際して、前記[0034]記載のようにして、組み立てる等、ネズミ侵入部4が入口になっている形態で使用すればよい。
備考:ネズミ路は、ネズミが通るものであり、かつ、図8、9のように、侵入口22付近から捕捉部5に至っているものである。例えば、図8に示すように、粘着剤3の上にネズミが通る巾の厚紙を貼った厚紙路20、図9に示すように、トレー底基盤2の一部をネズミが通る巾だけ凸にした凸路21、当該基盤2をネズミが通れる巾だけ剥き出しにした凹路等。
以上の作用効果は、前記[0021]参照。
図10に示すように、ネズミが、ネズミ路20、21から侵入するように誘導する誘導部材を設けるとなお良い。例えば、ハウス10の側面の延長部を曲げた誘導部材23(図10)等。
実施例の形態につき、図9のネズミ路(凸路)21がある実施例は、ネズミ路(凸路)21の表面を滑路29にすれば、前記[0036](実施例その4)の滑路29がある実施例になるものでもある。
図8、9のネズミ侵入部4の粘着剤3の上に破れ・崩れやすい表面膜6を設ければ、[0031](実施例その3)の表面膜6がある実施例に該当するものになるものでもある。
実施例その6。(図11参照)
ここの実施例は、前記[0014]記載の『課題解決手段その8は、前記トレー型粘着式捕獲器を、底と側面と上面を有するハウス内に載置する又は設置したハウス・トレー型粘着式捕捉器において、捕捉部の縁付近に、ネズミの通過を阻止・抑制する通過阻止部を設けたものである。』に関するものである。
すなわち、前記通過阻止部24は、図11に示すように、阻止材25(次の備考参照)を、ハウス10に設けてある差込口26(捕捉部の縁7aの上部付近)から差し込み、その下部を捕捉部の縁7aの内側の粘着材3に粘着させて固定したものである。
備考:阻止材25の材質は、樹脂、厚紙等、ネズミの通過を阻止・抑制するものなら何でもよい。その形状は、空気は流れるが、ネズミの通過は阻止・抑制するものであればよい。(空気の流れは、餌の臭いを運び、ネズミを誘引し、かつ、ネズミに安心等を与える。)
例えば、ハウス10の侵入口22の反対側の側面を、上下の巾を狭くして延長させ、その延長部28aを曲げ、粘着テープで両方の延長部28aを結合させたもの等でもよい。
なお、この実施例の阻止材25は、材質は樹脂であり、その形状には、空気の流れを確保する為の工夫=本体の側部等との間に透き間を設け、かつ、下部に切込27を設けた工夫=がされているものである。
通過阻止部24があるため、ネズミは、ハウスを通過すること延いてはハウスからのはみ出しを阻止され、ハウス内で捕獲されることになり、「ハウス内での捕獲」という目指すべき目的の進歩・発展をもたらす。
以上の構成により、前記[0022]記載の作用効果を発揮するものになる。
さらに、侵入口22に延長部28bを設けて置けば、両端を塞いだ形で廃棄処理ができ、処理作業が進歩する。
上述したように、本発明の粘着式捕獲器の効果は、
1 従来の枯着式捕獲器により捕獲されるネズミは、ホコリや水等が足に付着していたネ
ズミであり、かつ、[0005]2欠陥7bの学習が足らないネズミであり、かつ、そ
のネズミが奥(後足も粘着剤上に乗る位置)に侵入した時点で、そのホコリや水等が粘
着剤に付着して無くなった(本来の粘着力が発揮されるに至った)ネズミだけだったの
に対し、
2 ネズミ侵入部4等の本発明の手段により、強力な粘着剤を使用し、ネズミを基盤上で
捕獲できる等の作用を生み出し、上記課題([0005]2の欠陥1〜7)を改善・解
決するという効果を発揮する。
3 中型以上のネズミを捕獲するには、ネズミと粘着剤との接触面積の拡大が必要となり
、強力で柔らかい粘着剤の使用(剥離紙の使用は不可能)の方向に進むと見られる。本
発明は、これを想定したもので、これに対応するものである。
4 本発明は、サイズ等を限定するものではないから、小型ネズミに対しても有効なもの
である。小型向きのサイズにすればなおよい。
本発明の実施形態を示すハウス10の一部を切りかいだ、ハウス・トレー 型粘着式捕捉器の正面図。 図1におけるA−A線断面図兼表面膜があるトレー型粘着式捕捉器の平面図。 図1におけるB−B線断面図。 同ハウス・トレー型粘着式捕捉器を二器連結した斜視図。 同ハウス・トレー型粘着式捕捉器を一器設置したときの斜視図。 同破れ・崩れやすい表面膜6があるネズミ侵入部4を設けた粘着式捕獲器 の一部を切りかいだ平面図と、A−A線断面図。 同破れ・崩れやすい表面膜6があるネズミ侵入部4(左部)を設けた粘着 式捕獲器の平面図 同ネズミ侵入部4にネズミ路(厚紙)21と粘着部材19があるトレー型 粘着式捕獲器の平面図と、A−A線断面図 同ネズミ侵入部4にネズミ路(凸路)19があるトレー型粘着式捕獲器の 平面図と、A−A線断面図 同ネズミ路があるトレー型粘着式捕獲器を誘導材23付きハウス内に設 置したハウス・トレー型粘着式捕捉器の斜視図 同図10に通過阻止部を設けたハウス・トレー型粘着式捕捉器の斜視図 同中央部の捕捉部5の周辺に、全体の表面を滑路29にしたネズミ侵入 部4を設けた粘着式捕獲器の一部を切りかいだ平面図と、A−A線断面図。 同中央部の捕捉部5の周辺に、一部の表面を滑路29にしたネズミ侵入 部4がある粘着式捕獲器の平面図 図13におけるA−A線断面図。 同ネズミ侵入部の全体の表面を滑路29にしたトレー型粘着式捕捉器の 平面図と、A−A線断面図。
符号の説明
1 表面膜があるトレー型粘着式捕捉器
2 トレー底基盤
3 粘着剤
4 ネズミ侵入部
5 捕捉部
6 破れ・崩れやすい表面膜
7 縁兼餌置部(捕捉部の縁7a兼餌置部7b)
8 凹部
9 弁部
10 ハウス
11 底面
12 切込み穴
13 取っ手
14 係合部
15 凸部
16 縁
17 基盤(厚紙製)
18 餌置部
19 ネズミ路があるトレー型粘着式捕捉器
20 ネズミ路(厚紙)
21 ネズミ路(凸路)
22 侵入口
23 誘導部材
24 通過阻止部
25 阻止材
26 差込口
27 切込
28a 延長部
28b 侵入口の延長部
29 活路(ネズミの足が滑りやすいもの)
30 ストッパー
31 皿状基盤
32 昇り勾配・波形
33 下り勾配・活路
34 滑路があるトレー型粘着式捕捉器

Claims (8)

  1. 厚紙やプラスチック等の基盤の上に粘着剤が粘着してある粘着式捕獲器において、粘着剤を敷き詰めた捕捉部の一部又は周辺に、粘着剤の表面の粘着力を抑制又は粘着剤をなくしたネズミ侵入部を設けたことを特徴とする粘着式捕獲器。
  2. 前記ネズミ侵入部の全部又は一部を、粘着剤の上に破れ・崩れやすい表面膜があるものにしたことを特徴とする請求項1記載の粘着式捕獲器。
  3. 前記ネズミ侵入部の全部又は一部の表面を、ネズミの足が滑りやすいもの(以下「滑路」ともいう。)にしたことを特徴とする請求項1記載の粘着式捕獲器。
  4. トレーの底を基盤とし、その基盤の上に粘着剤がある捕獲器(以下、「トレー型粘着式捕獲器」ともいう。)において、粘着剤を敷き詰めた捕捉部の一部又は両辺に粘着剤の表面の粘着力を抑制又は粘着剤をなくしたネズミ侵入部を設けたことを特徴とする請求項1記載のトレー型粘着式捕獲器
  5. 前記トレー型粘着式捕獲器のネズミ侵入部の全部又は一部を、粘着剤の上に破れ・崩れやすい表面膜があるものにしたことを特徴とする請求項1、2、4いずれか記載のトレー型粘着式捕獲器。
  6. 前記トレー型粘着式捕獲器のネズミ侵入部の全部又は一部の表面を、滑路にしたことを特徴とする請求項1、3、4いずれか記載のトレー型粘着式捕獲器。
  7. 前記トレー型粘着式捕獲器のネズミ侵入部を、少なくともネズミ路と粘着剤があるものにしたことを特徴とする請求項1乃至4記載のトレー型粘着式捕獲器。
  8. 前記トレー型粘着式捕獲器を、底と側面と上面を有するハウス内に載置する又は載置したハウス・トレー型粘着式捕捉器において、捕捉部の縁付近に、ネズミの通過を阻止・抑制する通過阻止部を設けたことを特徴とする請求項1、4〜7いずれか記載のハウス・トレー型粘着式捕捉器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8082691B2 (en) * 2007-11-28 2011-12-27 Bernd Walther System for repelling small mammals
JP2012090572A (ja) * 2010-10-27 2012-05-17 Earth Chemical Co Ltd 小動物捕獲器

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