JP2020110072A - 匍匐害虫捕獲器 - Google Patents

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Abstract

【課題】誘引剤を捕獲空間に配置することなく、目的とする誘引効果を発揮可能にして高い捕獲能力を得る。【解決手段】匍匐害虫捕獲器1は、捕獲空間R1の外部に配置され、匍匐害虫を誘引する誘引成分が揮発する誘引剤4を備えている。匍匐害虫捕獲器1の容器2には、捕獲空間R1に連通する細長い害虫導入口14aが形成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、例えばゴキブリ等の匍匐害虫を捕獲する匍匐害虫捕獲器に関する。
従来より、一般家庭等ではゴキブリを捕獲するゴキブリ捕獲器が使用されている。ゴキブリ捕獲器は例えば床面等に設置しておき、床面を歩行するゴキブリを、誘引剤によってゴキブリ捕獲器の内部に誘導し、内部に設けられている粘着剤により捕獲することができるように構成されている(例えば、特許文献1〜5参照)。
特許文献1のゴキブリ捕獲器は、小箱状の容器を複数段積み重ねて構成されており、各容器の内部の底面は水平方向に延びており、その底面に粘着剤が設けられている。
特許文献2のゴキブリ捕獲器は、底板部が水平方向に延びる一方、上板部は容器の奥側へ行くほど下に位置するように傾斜している。上板部の内面に粘着剤が設けられている。
特許文献3のゴキブリ捕獲器は、底板部が水平方向に延びる一方、上板部はその長手方向一方側の端部から中央部に近づくほど下に位置するように傾斜し、また長手方向他方側の端部から中央部に近づくほど下に位置するように傾斜している。上板部の内面における長手方向一方側と他方側にそれぞれ粘着剤が設けられており、容器の一方側から侵入可能な空間と、他方側から侵入可能な空間とが並設されている。
特許文献4のゴキブリ捕獲器は、底板部が水平方向に延びる一方、上板部は底板部と略平行に延びる部分と、底板部に対して傾斜する部分とを有している。上板部の内面に粘着剤が設けられている。
特許文献5のゴキブリ捕獲器は、底板部が水平方向に延びており、この底板部と上板部との間に山型に形成された中間板を設けている。底板部の上面と、中間板の上面に粘着剤が設けられている。
特許第4392698号公報 特開2006−136296号公報 実開昭49−112768号公報 特許第2694338号公報 特開平6−327389号公報
ところで、市販されているゴキブリ捕獲器は、揮散する誘引成分を含む誘引剤を備えているのが一般的である。誘引剤は、床面を歩行するゴキブリを、ゴキブリ捕獲器の内部に形成されている捕獲空間、即ち粘着剤が設置された空間へと誘導するためのものであることから、ゴキブリ捕獲器の捕獲空間内に配置する。
このように誘引剤を配置することは、ゴキブリを捕獲する上で必要不可欠と考えられていた。
また、従来のゴキブリ捕獲器は、捕獲空間の内部に誘引剤を配置することが当然の前提とされていたところ、該捕獲空間の内部に誘引剤を設置するスペースが必要であった。特に、捕獲空間が狭い場合や薄型のゴキブリ捕獲器では、捕獲空間に誘引剤を配置すると、誘引剤の体積の分だけ捕獲空間が狭くなるため、捕獲空間で捕獲できるゴキブリの数が減ってしまうおそれもあったが、これは当然のことであるため課題として認識されることも無かった。
また、従来のゴキブリ捕獲器は、捕獲空間の内部に誘引剤を配置することが当然の前提とされていたところ、誘引剤を内部に配置する際に捕獲空間の一部を開放できる構造であるか、あるいは捕獲空間の外部から誘引剤を挿入できるような開口部等が少なくとも必要であった。このため、ゴキブリ捕獲器のデザイン等での制約があったが、これも当然のことであるため課題として認識されることは無かった。
以上のことはゴキブリ捕獲器に限られるものではなく、他の匍匐害虫を捕獲する捕獲器についても同様に生じ得る問題であった。
ところが、本願発明者らがゴキブリの捕獲実験を様々な形態で行ったところ、誘引剤がゴキブリ捕獲器の捕獲空間に配置されていなくても、捕獲空間の外部に配置されているだけでも、ゴキブリを捕獲できる場合があることが分かった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、誘引剤をもちいた捕獲器において、これまで意識されることが無かった上記課題を解決した捕獲器を提供することにある。
上記目的を達成するために、誘引剤を捕獲空間の外部に設置し、匍匐害虫の導入口を細長い形状にした。
第1の発明は、匍匐害虫を導入して捕獲する捕獲空間を有する容器を備えた匍匐害虫捕獲器において、前記捕獲空間の外部に配置され、匍匐害虫を誘引する誘引成分が揮発する誘引剤を備え、前記容器には、前記捕獲空間に連通する細長い害虫導入口が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、捕獲空間の外部に誘引剤が配置されているので、捕獲空間で誘引剤がスペースを占有することがなく、その分、匍匐害虫の捕獲数を多くすることが可能になる。また、薄型の匍匐害虫捕獲器にすることも可能になる。また、薄型の匍匐害虫捕獲器にすることも可能になる。
誘引剤が捕獲空間の外部に配置されているので、誘引成分が捕獲空間の外部に届きやすくなる。これにより、周囲の匍匐害虫が容器に向けて誘引される。匍匐害虫が容器近傍に来ると、容器には細長い害虫導入口が形成されているので、匍匐害虫が狭い所を好む習性によって害虫導入口へ誘導され、その結果、捕獲空間での捕獲が可能となる。
すなわち、匍匐害虫を容器近傍まで誘引するために、誘引剤が捕獲空間内にある必要はなく、誘引剤が捕獲空間の外部にあっても十分な誘引効果が発揮され、害虫が容器近傍まで一旦誘引されると、誘引成分による誘引効果よりも、害虫導入口の形状による最終的な誘引効果が発揮されて捕獲空間への導入が促されることになる。
また、誘引剤を配置する際に捕獲空間を開放可能としたり、当該誘引剤を外部から挿入するための開口部を捕獲空間に設けたりする必要がないので、容器のデザインの自由度が向上する。
第2の発明は、前記容器の内部には、前記誘引剤が配置される誘引剤配置空間が前記捕獲空間とは仕切られた状態で形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、誘引剤を容器の内部に配置しておくことが可能になるので、誘引剤が目立ちにくくなる。これにより、誘引剤が例えば幼児に見えないようになる。
第3の発明は、前記容器には、前記誘引剤配置空間に連通する開口部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、誘引剤配置空間に配置された誘引剤から揮発した誘引成分が開口部から容器の外部に出ていくので、誘引成分が拡散し易くなる。
第4の発明は、前記誘引剤配置空間は、匍匐害虫を導入して捕獲する空間であり、前記開口部は、前記誘引剤配置空間に害虫を導入する害虫導入口であることを特徴とする。
この構成によれば、誘引剤配置空間にも害虫を導入することが可能になるので、匍匐害虫の捕獲可能数がより一層多くなる。
第5の発明は、前記容器の内部には、前記捕獲空間と前記誘引剤配置空間とを仕切る仕切部が設けられ、前記仕切部には、匍匐害虫を付着させる粘着剤が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、仕切部を利用して粘着剤を設けることが可能になる。
第6の発明は、前記容器の上壁部内面には、匍匐害虫を付着させる粘着剤が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、容器の上壁部の内面に粘着剤が配置されることになるので、容器に導入された匍匐害虫が例えばゴキブリである場合には、羽根または背部が粘着剤に付着することになる。従って、脚を付着させる場合に比べて粘着剤との接触面積が広くなり、一旦捕獲した後に逃げ出してしまうゴキブリの数を減らすことが可能になる。
第7の発明は、前記捕獲空間は、上記害虫導入口から該捕獲空間の奥へ行くほど上下方向の寸法が短くなるように形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、害虫導入口から容器の奥へ行くほど上下方向の寸法が短くなるので、粘着剤と匍匐害虫との距離が短くなり、匍匐害虫を粘着剤に確実に付着させることができる。
第1の発明によれば、捕獲空間の外部に誘引剤を配置し、容器に、捕獲空間に連通する細長い害虫導入口を形成したので、誘引剤を捕獲空間に配置することなく、高い捕獲能力を得ることができるとともに、容器のデザインの自由度も向上する。
第2の発明によれば、容器の内部に誘引剤を配置したので、例えば幼児に対する安全性を高めることができる。
第3の発明によれば、誘引成分の拡散性が向上するので、誘引効果をより一層高めることができる。
第4の発明によれば、匍匐害虫を誘引剤配置空間でも捕獲することができるので、匍匐害虫の捕獲可能数をより一層多くすることができる。
第5の発明によれば、捕獲空間と誘引剤配置空間とを仕切る仕切部を利用して粘着剤を設けることができる。
第6の発明によれば、匍匐害虫がゴキブリである場合に捕獲後に逃げ出してしまう個体を減少させることができる。
第7の発明によれば、匍匐害虫の捕獲能力をより一層高めることができる。
本発明の実施形態に係る匍匐害虫捕獲器を上方かつ前側から見た斜視図である。 匍匐害虫捕獲器を上方かつ後側から見た斜視図である。 匍匐害虫捕獲器の正面図である。 匍匐害虫捕獲器の右側面図である。 図3におけるV−V線断面図である。 匍匐害虫捕獲器の平面図である。 匍匐害虫捕獲器の底面図である。 実施形態の変形例に係る図1相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る匍匐害虫捕獲器1を上方かつ前側から見た斜視図であり、図2は、匍匐害虫捕獲器1を上方かつ後側から見た斜視図である。この匍匐害虫捕獲器1は、匍匐害虫を捕獲するための器具である。匍匐害虫捕獲器1で捕獲する対象となる匍匐害虫としては、例えばゴキブリを挙げることができるが、ゴキブリに限られるものではなく、床や地面を歩行する様々な害虫であってもよい。ゴキブリには、クロゴキブリ、チャバネゴキブリ、ワモンゴキブリ等が含まれるとともに、各々、オス、メス、卵鞘を持ったメス、幼虫等が含まれる。
図5に示すように、匍匐害虫捕獲器1は、匍匐害虫を導入して捕獲する捕獲空間R1を有する容器2と、粘着剤3Aと、誘引剤4とを備えており、該容器2の捕獲空間R1に導入した匍匐害虫を粘着剤3Aによって捕獲することができるように構成されている。さらに、この匍匐害虫捕獲器1の容器2の内部には、誘引剤4が配置される誘引剤配置空間R2も形成されており、誘引剤配置空間R2には粘着剤3Bが設けられている。したがって、誘引剤配置空間R2に導入した匍匐害虫を粘着剤3Bによって捕獲することができるように構成されている。なお、詳しくは後述するが、捕獲空間R1内には誘引剤が配置されていない。
また、この例では、誘引剤4が容器2の内部に収容されているが、これに限られるものではなく、誘引剤4が容器2の外部に配置されていてもよい。誘引剤4によって捕獲空間R1や誘引剤配置空間R2に誘引された匍匐害虫を粘着剤3A、3Bによって捕獲することができる他、誘引されなくても捕獲空間R1や誘引剤配置空間R2に導入された匍匐害虫を粘着剤3A、3Bによって捕獲することができる。
尚、この実施形態の説明では、各図に示すように匍匐害虫捕獲器1の前側及び後側を定義し、前側から見たときに右となる側を右側、左となる側を左側と定義するが、これは説明の便宜を図るためだけであり、実際の使用時の姿勢や運搬時の姿勢、製造時の姿勢を限定するものではない。例えば、匍匐害虫捕獲器1の前側が、使用者から向かって右や左、後に位置するように匍匐害虫捕獲器1を設置したり、匍匐害虫捕獲器1の前側が上や下に位置するように匍匐害虫捕獲器1を設置することもできる。
また、図5に示すように、匍匐害虫捕獲器1は、一般家庭や事務所、各種工場等の床面(設置面)200に載置して使用することができる他、図示しないが地面に直接載置して使用することもできる。また、例えば、家具と壁の隙間や電化製品と壁の隙間等、匍匐害虫が歩行しそうな場所に設置することもできる。また、壁に沿わせて設置することや、家具や電化製品の上に設置して使用することもできる。
(容器2の構成)
容器2は、例えばボール紙等の厚紙からなる板材が折り曲げられて構成されている。容器2を構成する板材は、1枚であってもよいし、複数枚であってもよい。板材は、厚紙や、厚紙に印刷層が設けられた部材以外にも例えば樹脂材等で構成されていてもよいが、組み立てた状態で長期間(短くても数週間から数ヶ月)に亘って形状を維持することができる形状維持性を備えた部材で構成するのが好ましい。
図1〜図5に示すように、容器2は、底壁部10と、上壁部11と、左側壁部12と、右側壁部13と、前端壁部14と、後端壁部15とを備えている。図7に示すように、底壁部10は略矩形状とされている。図示しないが、底壁部10の所定部位に切り込みを形成して開閉可能にしておき、この開閉可能な部分を開いて誘引剤4を容器2の内部に挿入することができる。誘引剤4を容器2の内部に挿入した後、上記開閉可能な部分を閉じておけばよい。
右側壁部13は、底壁部10の左縁部から上方へ延びるように形成されており、図4に示す右側面視で平行四辺形に近い形状となっている。図2等に示すように、左側壁部12は、底壁部10の左縁部から上方へ延びるように形成されており、左側面視で平行四辺形に近い形状となっている。左側壁部12と、右側壁部13とは互いに平行である。また、左側壁部12の上縁部と右側壁部13の上縁部とは略同じ高さに位置している。
図4に示すように、前端壁部14は、底壁部10の前縁部から上方へ延びるように形成されており、上端に近づくほど後に位置するように傾斜している。図3に示すように、正面からみたとき、前端壁部14は、左右方向に長い長方形となっている。また、後端壁部15は、底壁部10の後縁部から上方へ延びるように形成されており、上端に近づくほど後に位置するように傾斜している。後端壁部15も左右方向に長い長方形となっている。前端壁部14と、後端壁部15とは互いに平行である。また、前端壁部14の上縁部と後端壁部15の上縁部とは、左側壁部12の上縁部と略同じ高さに位置している。
上壁部11は、底壁部10と略平行に延びており、前端壁部14の上縁部、後端壁部15の上縁部、左側壁部12の上縁部及び右側壁部13の上縁部と連続している。図6に示すように、上壁部11は、略矩形状である。
図5に示すように、容器2の内部には、捕獲空間R1と誘引剤配置空間R2とを仕切る板状の仕切部16が設けられている。仕切部16は、底壁部10の前縁部から上壁部11の後縁部まで傾斜しながら連続して延びるとともに、左側壁部12から右側壁部13まで連続して延びている。
容器2の前後方向に沿う縦断面形状は、平行四辺形に近い形状となっており、容器2の前後方向に沿う縦断面には、鋭角となる角部と、鈍角となる角部とが2つずつ形成されることになる。この実施形態では、鋭角となる角部が容器2の前下部と後上部とに形成され、鈍角となる角部が容器2の前上部と後下部とに形成されることになる。仕切部16の前後方向の端部は、容器2の前後方向に沿う縦断面形状の鋭角となる角部に配置されている。これにより、仕切部16の前後方向の端部が、容器2の角部から位置ずれし難くなり、その結果、仕切部16を容器2の内部で所定位置に配置しておくことができる。特に、仕切部16が底壁部10や上壁部11と一体成形されていない場合は、当該仕切部16が容器2内で位置ずれしてしまうおそれがあるので、上記のように配置するのが好適である。
尚、仕切部16は、底壁部10や上壁部11と一体成形されていてもよい。この場合、仕切部16の前後方向の端部は、容器2の前後方向に沿う縦断面形状の鈍角となる角部に配置することができる。また、仕切部16は、左側壁部12や右側壁部13と一体成形されていてもよい。
容器2の内部における仕切部16よりも上側の空間が捕獲空間R1であり、仕切部16よりも下側の空間が誘引剤配置空間R2である。したがって、捕獲空間R1の底面は仕切部16の上面で構成され、捕獲空間R1の上面は上壁部11の下面で構成されることになる。また、誘引剤配置空間R2の底面は底壁部10の上面で構成され、誘引剤配置空間R2の上面は仕切部16の下面で構成されることになる。捕獲空間R1の左側面及び誘引剤配置空間R2の左側面は、左側壁部12の内面で構成され、捕獲空間R1の右側面及び誘引剤配置空間R2の右側面は、右側壁部13の内面で構成される。
図1に示すように、前端壁部14には、捕獲空間R1に連通する前側害虫導入口14aと前側サイド開口部14bとが形成されている。前側害虫導入口14aは、左右方向に細長く形成されており、容器2の外部の害虫を捕獲空間R1に導入するための開口部である。前側害虫導入口14aは、スリット状の開口部であってもよい。前側害虫導入口14aの下縁部は、前端壁部14の下縁部から上方に離れており、左右方向に直線状に延びている。前側害虫導入口14aの上縁部は、前端壁部14の上縁部から下方に離れており、左右方向に直線状に延びている。前側害虫導入口14aの左右方向の寸法は、一般的なゴキブリが余裕を持って進入できるように設定されており、例えば、30mm以上150mm以下の範囲とすることができる。
前側害虫導入口14aをこのような形状としているのは、匍匐害虫(特にゴキブリ)が、自身の体に密着する扁平な隙間に好んで入り込む習性があるためである。前端壁部14に前側害虫導入口14aを複数形成してもよく、例えば複数の前側害虫導入口14aを左右方向に並べて形成することや、前側害虫導入口14aを上下方向に並べて形成することも可能である。前側害虫導入口14aは、長手方向の寸法が短手方向の寸法よりも長い形状、例えば、長手方向の寸法が短手方向の寸法の2倍以上、好ましくは3倍以上の細長い形状が好ましい。
前側サイド開口部14bは、前側害虫導入口14aの左側方及び右側方にそれぞれ配置されており、前側害虫導入口14aよりも小さく形成されている。前側サイド開口部14bは、害虫の導入口として使用されなくてもよいし、害虫の導入が可能な寸法にして害虫導入口として使用されてもよい。前側サイド開口部14bは、省略してもよい。前側サイド開口部14bを細長い形状にしてもよい。
図2に示すように、後端壁部15には、誘引剤配置空間R2に連通する後側害虫導入口15aと後側サイド開口部15bとが形成されている。後側害虫導入口15aは、前側害虫導入口14aと同様に形成され、また、後側サイド開口部15bは、前側サイド開口部14bと同様に形成されている。図5に示すように、誘引剤配置空間R2には、誘引剤4が配置されているので、誘引剤4から揮発した誘引成分は後側害虫導入口15a及び後側サイド開口部15bから外部へ放散されることになり、後側害虫導入口15aと後側サイド開口部15bは誘引成分の放散口にもなる。この実施形態では、前端壁部14と後端壁部15に同じ開口部を形成しているが、これに限らず、前端壁部14と後端壁部15とで異なる形状の開口部を形成してもよい。
図2に示すように、左側壁部12には、捕獲空間R1に連通する第1〜第3左側開口部12a、12b、12cと、誘引剤配置空間R2に連通する第4〜第6左側開口部12d、12e、12fとが形成されている。第1左側開口部12aは、左側壁部12の前部に形成されており、害虫の進入が可能な大きさとされている。第2左側開口部12bは、左側壁部12の第1左側開口部12aよりも後に形成されており、第1左側開口部12aよりも小さい。第3左側開口部12cは、左側壁部12の第2左側開口部12bよりも後、即ち左側壁部12の前後方向中間部に形成されており、第1左側開口部12a及び第2左側開口部12bよりも小さい。第2左側開口部12b及び第3左側開口部12cの大きさは、害虫が進入可能な大きさとしてもよく、この場合、第2左側開口部12b及び第3左側開口部12cは害虫導入口となる。
第4左側開口部12dは、左側壁部12の後部に形成されており、害虫の進入が可能な大きさとされている。第5側開口部12eは、左側壁部12の第4左側開口部12dよりも前に形成されており、第4左側開口部12dよりも小さい。第6左側開口部12fは、左側壁部12の第5左側開口部12eよりも前、即ち左側壁部12の前後方向中間部に形成されており、第4左側開口部12d及び第5左側開口部12eよりも小さい。第5左側開口部12e及び第6左側開口部12fの大きさは、害虫が進入可能な大きさとしてもよく、この場合、第5左側開口部12e及び第6左側開口部12fは害虫導入口となる。誘引剤配置空間R2に連通する第4〜第6左側開口部12d、12e、12fは、誘引剤4の誘引成分を外部へ放散する放散口にもなる。尚、図示しないが、左側壁部12には、前後方向に細長い害虫導入口を形成してもよい。
図4に示すように、右側壁部13には、左側壁部12の第1〜第6左側開口部12a、12b、12c、12d、12e、12fと同様に、捕獲空間R1に連通する第1〜第3右側開口部13a、13b、13cと、誘引剤配置空間R2に連通する第4〜第6右側開口部13d、13e、13fとが形成されている。この実施形態では、左側壁部12と右側壁部13に同じ開口部を形成しているが、これに限らず、左側壁部12と右側壁部13とで異なる形状の開口部を形成してもよい。また、左側壁部12と右側壁部13には開口部を形成しなくてもよい。
底壁部10、上壁部11、左側壁部12、右側壁部13、前端壁部14及び後端壁部15の形状は上述した形状に限られるものではなく、任意の形状にすることができる。
(捕獲空間R1)
図5に示すように、捕獲空間R1は、上壁部11と、仕切部16と、左側壁部12と、右側壁部13と、前端壁部14とで区画された空間であり、誘引剤配置空間R2とは仕切られている。捕獲空間R1には誘引剤4が配置されていないので、誘引剤4は捕獲空間R1の外部に配置されたものになる。よって、誘引剤4の誘引成分は、前側害虫導入口14a等から放散されない。尚、仕切部16に例えば針穴程度の小さな貫通孔や小さなスリット等が形成されていてもよく、この場合は、誘引剤4の誘引成分が貫通孔やスリットから僅かに捕獲空間R1に流入することがあるが、この誘引成分の流入は積極的に行っているものではなく、誘引効果としても実質的に無視できる程度に小さいので、本発明に含まれるものとする。
また、前端壁部14に前側害虫導入口14aが形成されているので、捕獲空間R1の前側を害虫が進入する側とすることができる。この場合、仕切部16が上壁部11に対して後側へ行くほど接近するように傾斜しているので、捕獲空間R1の上下方向の寸法は、捕獲空間R1の奥側へ行くほど短くなる。尚、上壁部11を傾斜させてもよい。
(誘引剤配置空間R2)
誘引剤配置空間R2は、底壁部10と、仕切部16と、左側壁部12と、右側壁部13と、後端壁部15とで区画された空間であり、捕獲空間R1の下に位置している。尚、容器2を上下反転した状態、即ち、捕獲空間R1を下に形成し、誘引剤配置空間R2を上に形成してもよい。
また、誘引剤配置空間R2は害虫を捕獲する空間として利用してもよいし、誘引剤4を配置するためだけの空間として利用してもよい。誘引剤4を配置するためだけの空間として利用する場合、容器2には、誘引剤配置空間R2に連通する放散口のみ形成し、害虫導入口を形成しない形態としてもよい。
誘引剤配置空間R2を害虫の捕獲空間として利用する場合、後端壁部15に後側害虫導入口15aが形成されているので、誘引剤配置空間R2の後側を害虫が進入する側とすることができる。この場合、仕切部16が底壁部10に対して前側へ行くほど接近するように傾斜しているので、誘引剤配置空間R2の上下方向の寸法は、誘引剤配置空間R2の奥側へ行くほど短くなる。
(粘着剤3A、3Bの構成)
粘着剤3A、3Bは、従来から匍匐害虫を捕獲する場合に使用されているものを用いることができる。この実施形態では、上壁部11の前端部近傍から後端部近傍まで連続し、かつ、上壁部11の左端部近傍から右端部近傍まで連続して粘着剤3Aが設けられているが、これに限らず、上壁部11の前後方向に不連続に設けてもよいし、上壁部11の左右方向に不連続に設けてもよい。粘着剤3Aは、上壁部11の前側部分と後側部分とで別々に設けてもよい。
また、粘着剤3Bは、仕切部16の前端部近傍から後端部近傍まで連続し、かつ、仕切部16の左端部近傍から右端部近傍まで連続して設けられているが、これに限らず、仕切部16の前後方向に不連続に設けてもよいし、仕切部16の左右方向に不連続に設けてもよい。粘着剤3Bは、仕切部16の前側部分と後側部分とで別々に設けてもよい。
図示しないが、仕切部16の上面に粘着剤を設けてもよいし、底壁部10に粘着剤を設けてもよい。誘引剤配置空間R2が捕獲空間として利用されない場合には、粘着剤3Bを省略することができる。
上記粘着剤3A、3Bには、図示しないが剥離紙が設けられている。剥離紙は使用開始前に粘着剤3A、3Bから剥離する。
(誘引部材4の構成)
図5に示すように、誘引剤4は底壁部10に設けてもよいし、図示しないが、仕切部16に設けてもよい。誘引剤4を粘着剤3Bによって仕切部16や底壁部10に接着することもできる。
誘引剤4の形態は特に限定されるものではなく、例えば、通気性を有する袋体の内部に薬剤等を収容してなるものを挙げることができる。誘引剤は、従来から周知の匍匐害虫を誘引するための薬剤等を用いることができ、例えば粉状または粒状の薬剤であってもよいし、餌等であってもよい。誘引剤4の誘引成分は、袋体を通過して外部に放散されるようになっている。袋体は、上記粘着剤3Bによって仕切部16や底壁部10に接着することができる。
尚、図示しないが、誘引剤4を液体として誘引剤容器に収容しておくこともできる。誘引剤容器も上記粘着剤3Bによって仕切部16や底壁部10に接着することができる。
(実施形態の作用効果)
以上説明したように、この実施形態に係る匍匐害虫捕獲器1によれば、誘引剤4をその内部に配置していないにもかかわらず、捕獲空間R1によって匍匐害虫を捕獲することができる。
この理由は必ずしも十分に解明されているわけでは無いが、以下のように説明することができる。即ち、誘引成分が容器2の周囲に放散されることにより、周囲の匍匐害虫が容器2に向けて誘引される。誘引された匍匐害虫は、容器2近傍に来ると、自身の触角等によって容器2に触れる。ここで、例えば狭い隙間に好んで身を潜める習性を有する匍匐害虫(ゴキブリ等)は、この容器2の細長い前側害虫導入口14aの縁に触れることで、身を隠すのに好ましい隙間があると判断する。これにより、当該匍匐害虫が前側害虫導入口14aへ誘導され、その結果、捕獲空間R1内で捕獲される。また、誘引剤配置空間R2を捕獲空間として利用する場合には、同様に後側害虫導入口15aへ誘導され、その結果、誘引剤配置空間R2でも捕獲することができる。
すなわち、誘引剤4は、匍匐害虫を容器2近傍まで誘引するだけである。従って、当該誘引剤4は捕獲空間R1内にある必要はなく、誘引剤4が捕獲空間R1の外部にあっても十分な効果が発揮される。そして、容器2近傍まで一旦誘引されると、誘引成分による誘引効果よりも、害虫導入口14a、15aの形状による最終的な誘引効果が強く発揮されて捕獲空間R1や誘引剤配置空間R2への導入が促されることになる。
このように、捕獲空間R1の外部に誘引剤4が配置されているので、当該誘引剤4が捕獲空間R1内でスペースを占有する事がない。これにより、捕獲空間内に誘引剤を配置していた従来の捕獲器に比べて、誘引剤4の体積分のスペースを有効活用できるので、匍匐害虫の捕獲数を多くすることが可能になる。また、誘引剤4の体積分のスペースが内部に不要となるので、薄型の匍匐害虫捕獲器1にすることも可能になる。尚、匍匐害虫捕獲器1は厚みのある形状であってもよく、薄型に限定されるものではない。
また、捕獲空間R1の内部に誘引剤4を配置する必要が無いので、当該誘引剤4を配置する際に捕獲空間R1を開放可能としたり、当該誘引剤4を外部から挿入するための開口部等を捕獲空間R1に設けたりする必要がない。これにより、容器2のデザインの自由度を向上させることができる。
また、誘引剤4が捕獲空間R1の外部である誘引剤配置空間R2に配置されているので、誘引剤4から揮散された誘引成分が、後側害虫導入口15a、後側サイド開口部15b、第4〜第6左側開口部12d、12e、12f、第4〜第6右側開口部13d、13e、13fから誘引剤配置空間R2の外部、即ち容器2の外部に放散される。これにより、誘引成分が捕獲空間R1の外部に届きやすくなる。
また、誘引剤配置空間R2を捕獲空間として利用する場合には、捕獲空間が2つとなるにもかかわらず、誘引剤4は1つで済む。即ち、複数の捕獲空間それぞれの内部に誘引剤を配置する必要がないので、誘引剤の数が少なくて済みコスト削減を達成できる。
また、捕獲空間R1や誘引剤配置空間R2に導入された匍匐害虫が例えばゴキブリである場合には、羽根または背部が粘着剤3A、3Bに付着することになる。従って、脚を付着させる場合に比べて粘着剤3A、3Bとの接触面積が広くなり、一旦捕獲した後に逃げ出してしまうゴキブリの数を減らすことが可能になる。しかも前述のように、仕切部16は、容器2内で位置ずれしないように構成されている。より具体的には、仕切部16(捕獲空間R1の床面)の後端部と、粘着剤3Aの後端部とが相対的に移動しないように位置決めされている。従って、捕獲空間R1内の匍匐害虫が奥(後方)に向けて進んでいき、その羽根または背部が粘着剤3Aに押し付けられたときに、当該粘着剤3Aが上に向けて押されて相対的に動いてしまうことが無い。同様に、粘着剤3Bの前端部と、底壁部10(誘引剤配置空間R2の床面)の前端部とが相対的に移動しないように位置決めされている。従って、誘引剤配置空間R2内の匍匐害虫が奥(前方)に向けて進んでいき、その羽根または背部が粘着剤3Bに押し付けられたときに、当該粘着剤3Bが上に向けて押されて相対的に動いてしまうことが無い。これにより、粘着剤3A、3Bを、匍匐害虫の羽根または背部に対してよりしっかりと付着させることができる。
図1〜図7に示す形状に類似した匍匐害虫捕獲器1をボール紙で形成し、前側サイド開口部14b、後側サイド開口部15b、第1〜第6左側開口部12a、12b、12c、12d、12e、12f及び第1〜第6右側開口部13a、13b、13c、13d、13e、13fを省略し、代わりに、左側壁部12及び右側壁部13に、それぞれ、11mm×15mmの矩形の開口部を2つずつ形成し、一方の開口部を捕獲空間R1に連通する開口部とし、他方の開口部を誘引剤配置空間R2に連通する開口部とした。
匍匐害虫捕獲器1の左右方向の寸法は120mm、底壁部10の前後方向の寸法は70mm、匍匐害虫捕獲器1の高さは30mmとした。前側害虫導入口14a及び後側害虫導入口15aの左右方向の寸法は90mm、前側害虫導入口14a及び後側害虫導入口15aの高さは8mmとした。尚、各部の寸法は一例である。
上記した匍匐害虫捕獲器1を4つ用意し、飲食店のゴキブリが出そうな場所に設置して4週間設置状態を維持した。設置から4週間後、匍匐害虫捕獲器1で捕獲されたゴキブリの数を数えた。4つの匍匐害虫捕獲器1の捕獲空間R1で捕獲されたゴキブリの数を合計すると、8匹であった。つまり、誘引剤4が設置されていない空間であっても、十分な数のゴキブリを捕獲することができた。尚、4つの匍匐害虫捕獲器1の誘引剤配置空間R2で捕獲されたゴキブリの数を合計すると、12匹であった。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
例えば、図8に示す実施形態の変形例のように、誘引剤4を容器2の外部に設置してもよい。図8に示す例では、誘引剤4を容器2の上壁部11の上面に取り付けるようにしているが、これに限らず、容器2の左側壁部12と、右側壁部13と、前端壁部14と、後端壁部15とのうち、いずれか1つの壁部または複数の壁部に誘引剤4を取り付けてもよい。また、容器2から離した状態で誘引剤4を設置してもよい。この変形例の場合、容器2の内部には1つの空間のみを形成し、その空間を捕獲空間とすることができる。
また、この実施形態では容器2の内部に2つの空間を形成しているが、これに限らず、図示しないが、容器2の内部に3つ以上の空間を形成することができる。また、図示しないが、容器2の内部には、複数の捕獲空間R1を形成することもできるし、複数の誘引剤配置空間R2を形成することもできる。
また、匍匐害虫捕獲器1を上下方向に複数連結して使用することや、左右方向に複数連結して使用することもできる。
以上説明したように、本発明に係る匍匐害虫捕獲器は、例えば、ゴキブリ等の匍匐害虫を捕獲する場合に使用することができる。
1 匍匐害虫捕獲器
2 容器
4 誘引剤
10 底壁部
11 上壁部
12 左側壁部
13 右側壁部
14 前端壁部
14a 前側害虫導入口
15 後端壁部
15a 後側害虫導入口(開口部)
16 仕切部
3A、3B 粘着剤
R1 捕獲空間
R2 誘引剤配置空間

Claims (7)

  1. 匍匐害虫を導入して捕獲する捕獲空間を有する容器を備えた匍匐害虫捕獲器において、
    前記捕獲空間の外部に配置され、匍匐害虫を誘引する誘引成分が揮発する誘引剤を備え、
    前記容器には、前記捕獲空間に連通する細長い害虫導入口が形成されていることを特徴とする匍匐害虫捕獲器。
  2. 請求項1に記載の匍匐害虫捕獲器において、
    前記容器の内部には、前記誘引剤が配置される誘引剤配置空間が前記捕獲空間とは仕切られた状態で形成されていることを特徴とする匍匐害虫捕獲器。
  3. 請求項2に記載の匍匐害虫捕獲器において、
    前記容器には、前記誘引剤配置空間に連通する開口部が形成されていることを特徴とする匍匐害虫捕獲器。
  4. 請求項3に記載の匍匐害虫捕獲器において、
    前記誘引剤配置空間は、匍匐害虫を導入して捕獲する空間であり、
    前記開口部は、前記誘引剤配置空間に害虫を導入する害虫導入口であることを特徴とする匍匐害虫捕獲器。
  5. 請求項2から4のいずれか1つに記載の匍匐害虫捕獲器において、
    前記容器の内部には、前記捕獲空間と前記誘引剤配置空間とを仕切る仕切部が設けられ、
    前記仕切部には、匍匐害虫を付着させる粘着剤が設けられていることを特徴とする匍匐害虫捕獲器。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の匍匐害虫捕獲器において、
    前記容器の上壁部内面には、匍匐害虫を付着させる粘着剤が設けられていることを特徴とする匍匐害虫捕獲器。
  7. 請求項6に記載の匍匐害虫捕獲器において、
    前記捕獲空間は、上記害虫導入口から該捕獲空間の奥へ行くほど上下方向の寸法が短くなるように形成されていることを特徴とする匍匐害虫捕獲器。
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