JP2003274834A - ゴキブリ用疑似巣容器 - Google Patents

ゴキブリ用疑似巣容器

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JP2003274834A JP2002088142A JP2002088142A JP2003274834A JP 2003274834 A JP2003274834 A JP 2003274834A JP 2002088142 A JP2002088142 A JP 2002088142A JP 2002088142 A JP2002088142 A JP 2002088142A JP 2003274834 A JP2003274834 A JP 2003274834A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】合成樹脂シート等のシート材料の一枚から製造
することができて、ゴキブリが他に移動せずに留まるの
で摂餌殺虫剤を十分食べることになる疑似巣エリアを形
成することができ、結果的に製造が容易でゴキブリの駆
除を確実に行うことのできるゴキブリ用疑似巣容器を提
供すること。 【解決手段】摂餌物質と殺虫用物質とを含む摂餌殺虫剤
20を取付けて、ゴキブリを呼び込んで駆除するように
したゴキブリ用疑似巣容器10であって、ゴキブリの体
高と同じかそれより低い高さで立ち上がって疑似巣エリ
アAを形成する囲い壁11と、この囲い壁11に形成さ
れてゴキブリが入る入口12と、囲い壁11の上端に形
成されて疑似巣エリアAの全体を覆う天井部13と、こ
の天井部13の一部に形成されて、摂餌殺虫剤20を内
側に取付けるための取付部14とを備えたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴキブリの住みかとな
る疑似巣容器に関し、特に、これに取付けられる摂餌殺
虫剤によってゴキブリを呼び込み、その中にゴキブリの
住みかを形成するようにした疑似巣容器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】繁殖力の非常に強い衛生害虫であるゴキ
ブリを駆除するための薬品や器具は種々なものが提案さ
れており、食べて巣に戻ったゴキブリが死ぬようにした
薬品、あるいは箱の中の接着剤によってゴキブリを箱内
に捕獲するようにした器具がよく知られている。しかし
ながら、巣に戻ってから死ぬようにした薬品では、その
致死量分を十分食べてくれる保証はなく、接着剤で捕獲
する器具では、中をのぞかないと効果の程が不明であ
る。
【0003】このため、出願人は、特開2000−31
6450号公報にて提案している「ゴキブリ用疑似巣容
器」によって、上記薬品や器具の不具合を解消するよう
にしている。このゴキブリ用疑似巣容器は、図7にも示
したように、2枚の合成樹脂シートによって疑似巣エリ
アを形成するようにしたものであり、ゴキブリの巣を摂
餌物質(エサ)と殺虫用物質(殺虫剤)からなる摂餌殺
虫剤の周囲に形成するようにしたものである。
【0004】この図7に示した従来のゴキブリ用疑似巣
容器は、その疑似巣エリア内にゴキブリが安心して住み
込むとともに、摂餌殺虫剤を十分食べることになるもの
である。
【0005】しかしながら、この図7に示したゴキブリ
用疑似巣容器は、2枚の合成樹脂シートを使用して疑似
巣エリアを形成するようにしているため、まず製造コス
トがかかるものであり、疑似巣エリア内の様子が外から
は全く見えないため効果の程も不明となる。
【0006】そこで、本発明者は、この種の疑似巣容器
について、もっと簡単に製造することができて、効果も
はっきりわかるようにするにはどうしたらよいか、につ
いて種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したので
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な経緯の下になされたもので、その解決しようとする課
題は、ゴキブリの駆除を明瞭にかつ効果的に行えるよう
にすることである。
【0008】すなわち、まず請求項1に係る発明の目的
とするところは、合成樹脂シート等のシート材料の一枚
から製造することができて、ゴキブリCが他に移動せず
に留まるので摂餌殺虫剤を十分食べることになる疑似巣
エリアAを形成することができ、結果的に製造が容易で
ゴキブリCの駆除を確実に行うことのできるゴキブリ用
疑似巣容器10を提供することにある。
【0009】また、請求項2に係る発明の目的とすると
ころは、請求項1の発明と同様な目的を達成できる他、
摂餌殺虫剤20を床面上から浮かせた状態で取付けるこ
とができるようにして、摂餌殺虫剤20の水濡れ防止を
確実に行えるようにしたゴキブリ用疑似巣容器10を提
供することにある。
【0010】さらに、請求項3に係る発明の目的とする
ところは、請求項1または請求項2の発明と同様な目的
を達成できる他、摂餌殺虫剤20の取付けは勿論、その
交換をも簡単に行えるようにしたゴキブリ用疑似巣容器
10を提供することにある。
【0011】そして、請求項4に係る発明の目的とする
ところは、上記請求項1〜3の発明と同様な目的を達成
することができる他、さらに、種類の異なるゴキブリC
の駆除を確実に行えるようにしたゴキブリ用疑似巣容器
10を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、後述す
る実施の形態の説明中において使用する符号を付して説
明すると、「摂餌物質と殺虫用物質とを含む摂餌殺虫剤
20を取付けて、ゴキブリCを呼び込んで駆除するよう
にしたゴキブリ用疑似巣容器10であって、ゴキブリC
の体高と同じかそれより低い高さで立ち上がって疑似巣
エリアAを形成する囲い壁11と、この囲い壁11に形
成されてゴキブリCが入る入口12と、囲い壁11の上
端に形成されて疑似巣エリアAの全体を覆う天井部13
と、この天井部13の一部に形成されて、摂餌殺虫剤2
0を内側に取付けるための取付部14とを備えたことを
特徴とするゴキブリ用疑似巣容10」である。
【0013】すなわち、このゴキブリ用疑似巣容器10
は、たとえば合成樹脂シートを真空または圧空成形する
ことにより、図1及び図4に示すように、下方が開口す
るとともに、直径が80〜90mm程度の円盤状の一枚
物として形成したものであり、囲い壁11と天井部13
により疑似巣エリアAを形成するとともに、囲い壁11
に形成した入口12からゴキブリCが入り得るようにし
たものである。
【0014】勿論、このゴキブリ用疑似巣容器10は、
紙によっても形成できるものではあるが、いずれにして
も、図7に示した従来のもののような二枚物ではなく一
枚物となっているため、製造が非常に簡単になってい
て、低コストが図られているものである。
【0015】また、このゴキブリ用疑似巣容器10は、
図1にも示すように、その天井部13の一部に取付部1
4を形成したものであり、この取付部14には、摂餌物
質と殺虫用物質とからなる摂餌殺虫剤20を収納した容
器21が内側から取付けられるものである。この摂餌殺
虫剤20の取付けは、その容器21を接着剤によって取
付部14の内面に接着してもよいが、後述する請求項3
のゴキブリ用疑似巣容器10のように、嵌合固定するよ
うにしてもよい。
【0016】以上のように構成したゴキブリ用疑似巣容
器10は、図4にも示すように、下方が開口したものと
なっているから、これを持ってひっくり返せば摂餌殺虫
剤20を収納した容器21の取付けあるいは交換が簡単
に行えるものとなっている。摂餌殺虫剤20を取付部1
4の内面に取付けたゴキブリ用疑似巣容器10は、図3
に示すようにして、床30上に載置すれば、疑似巣エリ
アAはゴキブリCが好む暗所となるのであり、摂餌殺虫
剤20によってゴキブリCを呼び込むものとなるのであ
る。
【0017】また、このゴキブリ用疑似巣容器10は、
図5にも示すように、摂餌殺虫剤20を収納した容器2
1の裏面に接着材(例えば両面テープ)23を貼付して
おけば、図3に示したような床30上載置タイプではな
く、図6に示すように、壁32と家具33との隙間内に
設置するものとすることができるものである。
【0018】摂餌殺虫剤20を取付けた当該ゴキブリ用
疑似巣容器10を図3に示すようにセットすれば、各入
口12から摂餌殺虫剤20中の臭いが洩れ出てゴキブリ
Cを誘い込むのであり、ゴキブリCは図2に示すように
疑似巣エリアA内に入り込む。この疑似巣エリアA内は
暗くなっているとともに、天井部13が覆い被さってい
るから、ゴキブリCの好む場所となるのであり、しかも
摂餌殺虫剤20の存在によってゴキブリCは他に移動す
ることがない。つまり、この疑似巣エリアA内は、文字
通り、ゴキブリCの「巣」となるのである。
【0019】疑似巣エリアA内に入り込んだゴキブリC
は、容器21の窓22から露出している摂餌殺虫剤20
を食べるのであるが、当該疑似巣エリアAを住みかとし
ているゴキブリCは、十分な摂餌殺虫剤20を食べるま
で、つまり苦しくなって水を求めて外に出るまで移動す
ることがない。十分な摂餌殺虫剤20を食べたゴキブリ
Cは、この疑似巣エリアAを出てすぐ死ぬことになる。
【0020】ゴキブリCがどれだけ集まってきた、つま
り当該ゴキブリ用疑似巣容器10及びその設置場所が十
分なものであるか否かは、当該ゴキブリ用疑似巣容器1
0を持ち上げれば確実に確認できる。当該ゴキブリ用疑
似巣容器10の下方は開放されているため、集まってき
ているゴキブリCは、床30上、または床30上に敷い
た新聞紙等の防汚材31上に住み込んだまま残っている
からである。
【0021】なお、当該ゴキブリ用疑似巣容器10は、
床30上にそのまま設置してもよいが、図3に示すよう
に、床30上に敷いた防汚材31上に設置するようにす
れば、この防汚材31を除去することで死んだゴキブリ
Cの処理を衛生的に行える。また、この防汚材31に、
ゴキブリCの集合フェロモンが浸み付くことにより、ゴ
キブリCの誘い込みをより効果的に行えることにもな
る。
【0022】従って、この請求項1に係るゴキブリ用疑
似巣容器10は、下方に開口する一枚物として形成でき
るから、構造が非常に簡単になっており、従来品に比し
て安価に製造できるだけでなく、摂餌殺虫剤20の交換
も簡単に行えて繰り返し使用もできるものとなっている
のである。勿論、ゴキブリCの駆除を効果的に行えるの
である。
【0023】上記課題を解決するために、請求項2に係
る発明の採った手段は、上記請求項1のゴキブリ用疑似
巣容器10について、「取付部14を、疑似巣エリアA
の全体を覆う天井部13の一部を上方に膨出させること
により形成したこと」である。
【0024】すなわち、この請求項2に係るゴキブリ用
疑似巣容器10は、図1にも示すように、その天井部1
3の一部を上方に膨出させることにより形成した取付部
14を有したものであり、この取付部14には、摂餌物
質と殺虫用物質とからなる摂餌殺虫剤20を収納した容
器21が内側から取付けられるものである。この取付け
は、容器21を接着剤によって取付部14の内面に接着
してもよいが、後述する請求項3のゴキブリ用疑似巣容
器10のように、嵌合固定するようにしてもよい。
【0025】この取付部14は、天井部13の上面から
約20mm前後で上方に突出し、直径が約40mm程度
のものであり、これをつまむことにより、当該ゴキブリ
用疑似巣容器10の取扱いを簡単に行えるようにしてい
るものである。また、この取付部14の内面には、図3
にも示すように、摂餌殺虫剤20の容器21が取付けら
れるが、この取付部14が上方に突出したものとしてあ
ることから、図3及び図5に示すように、摂餌殺虫剤2
0の容器21を、床30上から少し浮き上がらせること
になるのである。このため、この取付部14に取り付け
られた容器21内の摂餌殺虫剤20には、床30上にこ
ぼれた水が浸入することがなくなるのであり、水を含む
と効果が薄れる摂餌殺虫剤20の保護を、膨出形成した
当該取付部14は行っているのである。
【0026】従って、この請求項2に係るゴキブリ用疑
似巣容器10は、請求項1のそれと同様な機能を発揮す
る他、摂餌殺虫剤20を床面30上から浮かせた状態で
取付けることができて、摂餌殺虫剤20の水濡れ防止を
確実に行えるのである。
【0027】上記課題を解決するために、請求項3に係
る発明の採った手段は、上記請求項1または2のゴキブ
リ用疑似巣容器10について、「取付部14の立ち上が
り部に係合部14aを形成して、摂餌殺虫剤20の嵌合
取付けが行えるようにしたこと」である。
【0028】すなわち、この請求項3のゴキブリ用疑似
巣容器10は、図1及び図4に示すように、膨出させて
形成した取付部14の立ち上がり部に係合部14aを形
成したものでありこの係合部14aによって、図3に示
すように、摂餌殺虫剤20を収納した容器21の嵌合取
付けが行えるようにしたものである。このような係合部
14aは、当該ゴキブリ用疑似巣容器10を合成樹脂シ
ートで成形するのであれば、所謂「アンダーカット部」
とすればよいものであり、単に内側に突出する係止片と
してもよいものである。
【0029】このような係合部14aがあれば、これに
摂餌殺虫剤20の容器21を強制的に嵌め込むことによ
り、図3に示すような取付けが簡単に行えるだけでな
く、その取外しも行えることから、摂餌殺虫剤20の交
換も簡単に行えることになる。
【0030】上記課題を解決するために、請求項4に係
る発明の採った手段は、上記請求項1〜3のいずれかの
ゴキブリ用疑似巣容器10について、「天井部13の一
部を下方へ膨出させて低天井部13aとしたこと」であ
る。
【0031】すなわち、この請求項4のゴキブリ用疑似
巣容器10は、図1及び図4に示すように、天井部13
の一部を図示下方に膨出させることにより形成した低天
井部13aを有したものである。
【0032】ゴキブリCは、種類を問わず、背と腹の両
方が接触するような隙間を好むものであり、隙間の大き
さに合ったすみ分けを行っている。換言すれば、小型で
あるチャバネゴキブリとこれより大きいクロゴキブリと
では住む場所が異なることになるのであるが、この請求
項4のゴキブリ用疑似巣容器10は、天井部13下の疑
似巣エリアAにはクロゴキブリが入り込み、各低天井部
13a下の疑似巣エリアAにはチャバネゴキブリが入り
込むということになるのである。
【0033】従って、この請求項4のゴキブリ用疑似巣
容器10は、一つのもので種類の異なるゴキブリCの駆
除を同時に行えるのである。
【0034】
【実施の形態】次に、上記のように構成した各請求項に
係る発明を、図面に示した実施の形態であるゴキブリ用
疑似巣容器10について説明するが、この実施形態に係
るゴキブリ用疑似巣容器10は、上記請求項に係る発明
の全てを実質的に内包するものである。
【0035】図1には、本発明に係るゴキブリ用疑似巣
容器10の斜視図が示してあり、このゴキブリ用疑似巣
容器10に対しては、図1中に示した容器21が内面側
に取付けられるものである。この容器21内には、ゴキ
ブリCのエサとなる摂餌物質と、ゴキブリCを殺すため
の殺虫剤物質とを含んだ摂餌殺虫剤20が収納されるも
のであり、この摂餌殺虫剤20の一部は、図1等に示し
たように、容器21に予め形成した窓22から露出し得
るようにしたものである。なお、この容器21は、出願
人の特許第1344373号に係るものであり、その中
の摂餌殺虫剤20は、乾燥して硬化させた所謂「ゴキブ
リダンゴ」である。
【0036】さて、ゴキブリ用疑似巣容器10である
が、本実施形態では、厚さ0.4mmのポリプロピレン
シートを使用して真空または圧空成形したものであり、
下縁の最大直径を80〜90mm程度とした円盤状のも
のである。このゴキブリ用疑似巣容器10は、図3及び
図4に示したように、下方が開口することになるもので
あり、要するに一枚物である。
【0037】そして、このゴキブリ用疑似巣容器10
は、図1〜図5に示したように、ゴキブリCの体高と同
じかそれより低い高さで立ち上がって疑似巣エリアAを
形成する囲い壁11と、この囲い壁11に形成されてゴ
キブリCが入る入口12と、囲い壁11の上端に形成さ
れて疑似巣エリアAの全体を覆う天井部13と、この天
井部13の一部を上方に膨出させることにより形成され
て、摂餌殺虫剤20を内側に取付けるための取付部14
とを備えたものである。
【0038】本実施形態における囲い壁11は、約9m
m程度の高さで立ち上がるものであり、これに形成した
入口12の下端は約18mmの広さを有している。つま
り、当該ゴキブリ用疑似巣容器10を床30上や、その
上に敷いた新聞紙等の防汚材31上に設置したとき、疑
似巣エリアAを覆っている天井部13の高さが、クロゴ
キブリの体型に合わせた約9mmとなるようにしてあ
る。
【0039】また、この天井部13の中央から上方に膨
出している取付部14は、高さが約19mm程度で、直
径が約38mm程度のものであり、これを手指で掴み易
い大きさのものとしてある。そして、この取付部14の
立ち上がり部には、図1及び図4に示したように、アン
ダーカット部とした係合部14aが複数形成してあるの
であり、これら係合部14aに摂餌殺虫剤20を収納し
ている容器21の上端を、図3に示したように、係合で
きるようにしてある。
【0040】さらに、天井部13の取付部14以外の部
分には、この天井部13を下方に膨出させて形成した低
天井部13aがあり、この低天井部13aによって、疑
似巣エリアAの天井の一部が低くなるようにしてある。
要するに、各低天井部13aの下側が、比較的小型のゴ
キブリCであるチャバネゴキブリの住みかとなるのであ
る。
【0041】摂餌殺虫剤20を収納している容器21を
取付けたゴキブリ用疑似巣容器10は、図3に示したよ
うに、床30上、またはその上に敷いた防汚材31上に
載置することにより、疑似巣エリアAがゴキブリCが好
む暗所となるのであり、容器21の窓22から露出して
いる摂餌殺虫剤20によって、囲い壁11に形成してあ
る各入口12から、図2に示したように、ゴキブリCが
誘い込まれることになるのである。そして、ゴキブリC
は、この疑似巣エリアA内を住みかとするとともに、当
該疑似巣エリアA内で摂餌殺虫剤20を致死量に至るま
で十分食することになる。
【0042】ゴキブリCの状態を知るには、ゴキブリ用
疑似巣容器10の取付部14をつまんで持ち上げればよ
い。一度置いた床30または防汚材31は、ゴキブリC
の集合フェロチンが浸み込んでいるため、そのまま利用
するとより効果的となる。なお、摂餌殺虫剤20は前述
した通り、必要に応じて交換すればよい。
【0043】
【発明の効果】以上、詳述した通り、まず請求項1に係
る発明においては、上記実施形態にて例示した如く、
「摂餌物質と殺虫用物質とを含む摂餌殺虫剤20を取付
けて、ゴキブリCを呼び込んで駆除するようにしたゴキ
ブリ用疑似巣容器10であって、ゴキブリCの体高と同
じかそれより低い高さで立ち上がって疑似巣エリアAを
形成する囲い壁11と、この囲い壁11に形成されてゴ
キブリCが入る入口12と、囲い壁11の上端に形成さ
れて疑似巣エリアAの全体を覆う天井部13と、この天
井部13の一部に形成されて、摂餌殺虫剤20を内側に
取付けるための取付部14とを備えたことを特徴とした
こと」にその構成上の特徴があり、これにより、合成樹
脂シート等のシート材料の一枚から製造することができ
て、ゴキブリCが他に移動せずに留まる疑似巣エリアA
を形成することができ、結果的に製造が容易でゴキブリ
Cの駆除を確実に行うことのできるゴキブリ用疑似巣容
器10を提供することができるのである。
【0044】また、請求項2に係るゴキブリ用疑似巣容
器10は、上記請求項1のゴキブリ用疑似巣容器10に
ついて、「取付部14を、疑似巣エリアAの全体を覆う
天井部13の一部を上方に膨出させることにより形成し
たこと」にその構成上の特徴があり、これにより、請求
項1のゴキブリ用疑似巣容器10と同様な効果を発揮す
る他、摂餌殺虫剤20を床面30上から浮かせた状態で
取付けることができて、摂餌殺虫剤20の水濡れ防止を
確実に行うことができるのである。
【0045】さらに、請求項3に係るゴキブリ用疑似巣
容器10は、上記請求項1または2のゴキブリ用疑似巣
容器10について、「取付部14の立ち上がり部に係合
部14aを形成して、摂餌殺虫剤20の嵌合取付けが行
えるようにしたこと」にその構成上の特徴があり、これ
により、請求項1または2のゴキブリ用疑似巣容器10
と同様な効果を発揮する他、摂餌殺虫剤20の取付けは
勿論、その交換をも簡単に行えるようにしたゴキブリ用
疑似巣容器10を提供することができる。
【0046】さらに、請求項4に係るゴキブリ用疑似巣
容器10は、前述した通りのものであるから、請求項1
〜請求項3のゴキブリ用疑似巣容器10と同様な効果を
発揮する他、種類の異なるゴキブリCの駆除を確実に行
えるようにしたゴキブリ用疑似巣容器10を提供するこ
とができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴキブリ用疑似巣容器に摂餌殺虫
剤の容器を取付けようとしている斜視図である。
【図2】同ゴキブリ用疑似巣容器中にゴキブリCが入り
込もうととしている様子を示した斜視図である。
【図3】同ゴキブリ用疑似巣容器を設置したときの縦断
面図である。
【図4】同ゴキブリ用疑似巣容器そのものの縦断面図で
ある。
【図5】同ゴキブリ用疑似巣容器に取付けられるべき摂
餌殺虫剤及びその容器を示す正面図である。
【図6】同ゴキブリ用疑似巣容器を壁と家具との隙間に
設置した状態を示す縦断面図である。
【図7】従来の技術を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ゴキブリ用疑似巣容器 11 囲い壁 12 入口 13 天井部 13a 低天井部 14 取付部 14a 係合部 20 摂餌殺虫剤 21 容器 22 窓 23 接着材 30 床 31 防汚材 32 壁 33 家具 A 疑似巣エリア C ゴキブリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】摂餌物質と殺虫用物質とを含む摂餌殺虫剤
    を取付けて、ゴキブリを呼び込んで駆除するようにした
    ゴキブリ用疑似巣容器であって、 ゴキブリの体高と同じかそれより低い高さで立ち上がっ
    て疑似巣エリアを形成する囲い壁と、この囲い壁に形成
    されて前記ゴキブリが入る入口と、前記囲い壁の上端に
    形成されて前記疑似巣エリアの全体を覆う天井部と、こ
    の天井部の一部に形成されて、前記摂餌殺虫剤を内側に
    取付けるための取付部とを備えたことを特徴とするゴキ
    ブリ用疑似巣容器。
  2. 【請求項2】前記取付部を、前記疑似巣エリアの全体を
    覆う天井部の一部を上方に膨出させることにより形成し
    たことを特徴とする請求項1に記載のゴキブリ用疑似巣
    容器。
  3. 【請求項3】前記取付部の立ち上がり部に係合部を形成
    して、前記摂餌殺虫剤の嵌合取付けが行えるようにした
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のゴキ
    ブリ用疑似巣容器。
  4. 【請求項4】前記天井部の一部を下方へ膨出させて低天
    井部としたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいず
    れかに記載のゴキブリ用疑似巣容器。
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