JP2010130947A - 害虫駆除装置及び飼育ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】昆虫等を飼育する飼育ケース内で発生した害虫が、ケース外へ出るのを防止すると共に、飼育ケース内の昆虫等に安全で且つ快適な環境を与えられるようにする。
【解決手段】ケース蓋6内の天井スペース7に収容され且つケース本体5内へ向けて容器下部を開放させた状態に設けられる捕獲容器16と、捕獲容器16のまわりを取り囲んでケース本体5内で発生する害虫が通過できない状態にケース本体5とケース蓋6との上下間を区画する仕切り部材15と、捕獲容器16の容器下部とケース本体5の内部とを区画しつつも害虫用の侵入孔が貫通して設けられた遮蔽部17と、捕獲容器16の内部に設けられ容器内を飛翔する害虫を粘着する粘着面を有するトラップ部材18とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、昆虫類やその他の小動物類を飼育するための飼育ケースに対し、好適に使用することができる害虫駆除装置と、この害虫駆除装置を装着して成る飼育ケースに関するものである。
カブトムシ、クワガタムシなどの昆虫類やカエル、亀などの小動物類(以下、これらを総じて単に「昆虫等」という)を飼育ケースで飼育する場合、飼育ケース内に入れた土、木くず、餌、水などからコバエや蚊等といった害虫が発生することがある。
通常、飼育ケースには多数の通気口が形成されているが、飼育ケース内で発生した害虫が通気口から飛び出して極めて不快であり、また不衛生でもあった。
そこで、飼育ケース内へ小型の害虫捕獲器を入れることがあった。この種の害虫捕獲器としては、粘着シートの上に、害虫用の誘引孔が設けられたドーム形のカバーを被せたものが知られている(例えば特許文献1等参照)。また場合によっては、粘着シートを両面テープなどによって直接、飼育ケースの内面に貼り付けて、所謂、ハエ取り紙のような使い方をすることも行われていた。
特開2006−191883号公報
従来公知の害虫捕獲器を飼育ケース内へ入れると、当然の如く、飼育ケース内が狭くなり、昆虫等の飼育には不向きとなる。また、昆虫等が害虫捕獲器の上を歩き回ることで、害虫捕獲器内に土や木くずが混入してしまい、粘着シートの粘着性を低下させてしまうこともあった。さらに、飼育ケース内で発生した害虫の多くは飛翔することから、飼育ケース内に置かれた害虫捕獲器の誘引孔に思うように入らず、捕獲性が悪いという問題もあった。
これらの問題を回避する手段として、害虫捕獲器を両面テープなどで飼育ケースの内面のある程度高い位置に貼り付けることが考えられる。しかし、かかる解決手段では、害虫捕獲器が邪魔になって飼育ケース内部を観察できる機能が失われ、飼育ケース自体の価値を下げてしまうおそれがあった。
一方、粘着シートを飼育ケースの内面に貼り付けてハエ取り紙のように使う方法では、飼育している昆虫等までもがこの粘着シートに捕獲されてしまい、飼育している昆虫等を衰弱させてしまうといった問題もあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、昆虫等を飼育する飼育ケース内で発生した害虫が、飼育ケース外へ飛び出して付近を飛翔するといったことを防止して、不快感や不衛生さを払拭できるようにすると共に、飼育ケース内の昆虫等に対しても安全で且つ快適な環境を与えられるようにした害虫駆除装置と、この害虫駆除装置を装着した飼育ケースを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係る害虫駆除装置は、上部が開口したケース本体を、内部に天井スペースを有したケース蓋で施蓋する飼育ケースに対して取り付けられる害虫駆除装置であって、前記飼育ケースを施蓋した状態において、前記ケース蓋の天井スペース内に収容され、且つ前記ケース本体内へ向けて下部を開放させた状態に設けられる捕獲容器と、当該捕獲容器のまわりを取り囲んで前記ケース本体内の害虫が前記天井スペース側へ移動できないように前記ケース本体と前記ケース蓋との上下間を区画する仕切り部材とを備え、前記捕獲容器の下部には、前記ケース本体の内部とを区画しつつ当該捕獲容器内に害虫が侵入し得る侵入孔を有する遮蔽部が設けられ、前記捕獲容器の内部には、前記侵入孔から前記捕獲容器内に侵入した害虫を粘着する粘着面を有するトラップ部材が設けられている。
このような構成であると、飼育ケース内で発生した害虫は、ケース本体から飛び出すことがなく、遮蔽部の侵入孔を介して捕獲容器の内部へ誘い込まれ、この捕獲容器内に設けられたトラップ部材の粘着面で捕獲されることになる。そのため、害虫が飼育ケース外へ飛び出して付近を飛翔するといったことを防止できることになり、結果、昆虫等を飼育する者にとっての不快感や不衛生さを払拭できる。
また、捕獲容器は、ケース蓋内の天井スペースへ設けるのでケース本体内が徒に狭くなることはない。また、ケース本体内に捕獲容器を設けないので、ケース本体内で飼育する昆虫等が捕獲容器の上を歩き回るようなこともない。従って、飼育ケース内の昆虫等にとって、安全で且つ快適な環境を与えることができる。
なお、遮蔽部は、仕切り部材や捕獲容器とは別部材のものとして形成することが可能であるが、これ以外にも、仕切り部材と一体形成させることや、捕獲容器と一体形成させることも可能である。
前記仕切り部材には、前記捕獲容器の下部に対応して容器取付口が設けられ、前記捕獲容器の下部には、当該下部の外周から外方へ張り出すように前記仕切り部材における容器取付口の開口周部に上から重ね合わせ可能となるフランジ部が設けられ、前記遮蔽部には、前記捕獲容器の容器下部に嵌合する嵌合部と、この嵌合部の外周から外方へ張り出して前記仕切り部材における容器取付口の開口周部に下から重ね合わせ可能となって前記捕獲容器のフランジ部との間で仕切り部材を挟持する外周部とが設けられているものとすればよい。
このようにすると、飼育ケースに対して仕切り部材を取り付けるに際し、ケース本体とケース蓋との上下間で仕切り部材を挟持させるという方法を採用でき、取り扱いが極めて容易となり、特別な取付構造が不要である。また、仕切り部材に対して捕獲容器及び遮蔽を取り付ける場合も、捕獲容器のフランジ部と遮蔽部との上下間で仕切り部材(容器取付口の開口周部)を挟持させるという方法を採用でき、取り扱いの容易性や、特別な取付構造が不要であるといった利点が得られることになる。
なお、仕切り部材は、樹脂シートの他、紙や布、不織布等で形成したり樹脂や金属等の薄板で形成したりすることも可能である。
前記トラップ部材は、下面が上方へ凹む形状に形成されており、この凹み形状の下面に粘着面が設けられたものとすることができる。
このようにすることで、粘着面の面積を広く形成させることができ、害虫の捕獲能力を高めることができる。また、飼育容器内で発生する害虫の多くは飛翔するものであるため、その羽根が粘着面に接触する可能性が高くなり、それだけ害虫の捕獲性が高くなる。
なお、トラップ部材において、「その下面が上方へ凹む形状」とは、屋根型(シート材を二つ折りして「く」字状に傾斜させた形状)としたり、ドーム型(半球体や蒲鉾型とした形状)としたりすることを言う。
前記捕獲容器の容器内面、前記遮蔽部、前記トラップ部材のうち少なくとも一つが害虫の好む色で形成されたものとするのが好適である。
このようにすることで、捕獲容器内に害虫を誘引し易くなり、その捕獲性を可及的に高めることができる。なお、「害虫の好む色」とは、例えば黄色系である。
前記仕切り部材には、害虫の通過は阻止するが空気は通す通気孔が設けられたものとするのが好適である。
このようにすることで、飼育ケースで飼育する昆虫等の呼吸を確保することができる。
なお、このような通気孔は捕獲容器に対しても設けてもよい。また、通気性を有した素材(例えば不織布など)を用いて仕切り部材を形成する場合であれば、わざわざ通気孔を設けなくてもよい。
また、上記のような害虫駆除装置をケース本体とケース蓋との上下間を区画する状態で取り付けられた飼育ケースとすることができる。
本発明に係る害虫駆除装置及び飼育ケースでは、飼育ケース内で発生した害虫が、飼育ケース外へ飛び出して付近を飛翔するといったことを防止できるので、不快感や不衛生さを払拭できると共に、飼育ケース内の昆虫等に対しても安全で且つ快適な環境を与えられるものとなる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1及び図2は、本発明に係る害虫駆除装置1を装着した飼育ケース2の一実施形態を示している。
飼育ケース2は、透明樹脂やガラスなどにより上部が開口した箱形に形成されたケース本体5と、このケース本体5の上部を施蓋するケース蓋6とで主として構成される。
ケース蓋6は、蓋中央部が外周縁6aよりも上方へ膨出する形状となっており、内部に天井スペース7を有している。ケース蓋6は、その外周縁部6aでケース本体5の上周縁部5aに係合するようになっており、施蓋した状態において、ケース本体5よりも上部に所定高さの天井スペース7が確保できるようになっている。
このケース蓋6には、飼育対象となる昆虫等が逃げ出さない程度の開口大きさを有した複数の換気口8が形成されていると共に、給餌や昆虫等の出し入れなどに便利に使用できる中央開閉部9が設けられている。なお、この飼育ケース2において、ケース本体5及びケース蓋6(天井スペース7付き)を有している点を除けば、その他の細部構造や形状、材質などは害虫駆除装置1を構成するための前提条件ではない。
害虫駆除装置1は、仕切り部材15と、この仕切り部材15に設けられる捕獲容器16と、これら仕切り部材15と捕獲容器16のうちいずれか一方に一体形成されるか又は独立した別部材として形成される遮蔽部17と、捕獲容器16の容器内に設けられるトラップ部材18とを有している。
仕切り部材15は、ケース本体5とケース蓋6との上下間を区画するためのものであり、またこの区画状態においてはケース本体5内で発生する害虫を上方(即ち、ケース蓋6側)へは通過させない状態に保持できるようになったものである。
本実施形態において仕切り部材15は、樹脂シートによって形成されたものを示してある。樹脂シートとしては、扱いに便利で破れにくく且つ廉価でもあるポリエチレンシートなどを採用するとよい。なお、飼育ケース2には種々の大きさ(ケース本体5の容量)があり、これら全てに対応できるようにするため、樹脂シートには、最大サイズの飼育ケース2への使用が可能なシート大きさ(例えば440mm×300mm)のものを採用しておき、小さな飼育ケース2に対しては必要に応じて余った外周部分を適宜切断して用いるようにするとよい。
図3に示すように、この仕切り部材15にはシート中央部であって捕獲容器16を取り付ける位置に、容器取付口21が形成されている。この容器取付口21は、捕獲容器16の容器下部に設けられるフランジ部25(後述する)に比べて、その外周輪郭より一回り小さい程度の開口大きさに形成されている。
また図5に示すように、この仕切り部材15には、害虫の侵入は阻止するが空気は通す多数の通気孔22が設けられている。具体的には、通気孔22の孔径は0.5mm程度とすればよい。通気孔22を設ける孔ピッチ(仕切り部材15としての開口率)は特に限定されるものではないが、本実施形態では縦方向及び横方向へ共に2.5mmピッチをおくように分散させた。このような通気孔22を設けることで、飼育ケース2(ケース本体5内)で飼育する昆虫等の呼吸を確保することができる。また、ケース本体5内を適度な湿度に保つうえでも有益となる。
捕獲容器16は、図1に示すように、仕切り部材15に取り付け、且つこの仕切り部材15をケース本体5とケース蓋6との間に設けた状態としたとき、ケース蓋6内の天井スペース7に収容可能になっている。
図3及び図4に示すように、この捕獲容器16は、容器下方が全面的に開放されたものであって、且つ、容器下部の外周部には、その全周で外方へ張り出すようにしてフランジ部25が設けられている。なお、容器下方の開放部分以外には、容器内外を貫通する孔(ケース本体5内で発生した害虫が通り抜けられるような孔)は一切、設けられていない。
フランジ部25は、仕切り部材15の容器取付口21に対してその上に捕獲容器16を載せたとき(仕切り部材15の容器取付口21と捕獲容器16における容器下部の開放部分とを合致させて連通状態にしたとき)に、容器取付口21の開口周部に引っ掛かり、重ね合わされるようになっている。
なお、本実施形態において捕獲容器16は、家を模した形状(ハウス型)に形成されたものとしてあるが、これは外観上の意外性や面白み、飼育ケース2とのマッチング性などを醸し出すための試みである。従って例えば半球ドーム形にするなど、他の形状を採用することも可能である。
また、捕獲容器16は、透明乃至半透明(着色透明を含む)の素材で形成されたものとしてあり、捕獲された害虫の数などの容器内部の様子を容器外から観察できるようになっている。
遮蔽部17は、仕切り部材15に対して捕獲容器16が設けられる部分で、この捕獲容器16の容器下部(容器内)とケース本体5の内部とを区画する状態に設けられる。本実施形態では、仕切り部材15や捕獲容器16とは別個独立した部材として形成されたものを示してある。
この遮蔽部17は、捕獲容器16の容器下方の全面開放された部分に嵌合して係合可能となる嵌合部17aを有しており、この嵌合時には、嵌合部17aのまわりで全周的に張り出すようになっている遮蔽部17としての外周部17bが、捕獲容器16に設けられたフランジ部25と合致して重なり合うようになっている。
従って、仕切り部材15の容器取付口21上に捕獲容器16を被せ置いて、容器取付口21の開口周部にフランジ部25を載せる(係合させる)状態とさせ、仕切り部材15の下から捕獲容器16に対して遮蔽部17の嵌合部17aを嵌合させるようにすると、捕獲容器16のフランジ部25と遮蔽部17の外周部17bとで仕切り部材15の開口周部を挟持した状態が得られるようになる。
このような遮蔽部17には、図6に示すように、ケース本体5内で発生する害虫用の侵入孔27が貫通して設けられている。この侵入孔27は、害虫を捕獲容器16内へ誘いれるためのものであるため、害虫が素通りできる程度の開口大きさにしておくのが好適である。例えば、捕獲対象となる害虫がコバエの場合、開口幅が1.5mm以上、好ましくは2mm以上の丸孔や角穴又は長孔などとしておけばよい。
但し、一旦、捕獲容器16内へ入り込んだ害虫が、あまりにも簡単に捕獲容器16からケース本体5内へ戻ってしまうのを防止するために、開口大きさを極端に大きくするのは好ましくない。そのためこの侵入孔27は、その孔径又は孔幅として5mm以下程度に留めておくのが好適となる。侵入孔27の孔数は特に限定されるものではない。
トラップ部材18は、捕獲容器16の容器内に侵入し飛翔する害虫に向けて、粘着面を曝露させるようにしたものである。具体的には、台紙18aに対して自着性及び粘性を長期間保持できるような粘着剤18bを付着させたものである。台紙18aは、例えば黄色系など、害虫の好む色で形成されており、害虫の捕獲性を可及的に高めてある。
なお、本実施形態のトラップ部材18は、屋根型(シート材を二つ折りして「く」字状に傾斜させた形状)に形成させることで、捕獲容器16の容器内天井部に沿って下面が上方へ凹む形状とした。そして、この凹み形状の下面に、粘着面(粘着剤18b)が設けられるようにしてある。
これにより、粘着面の面積は可及的に広く形成されたものとなり、それだけ害虫の捕獲性が高められる。また、捕獲容器16内を飛翔する害虫に対して、その羽根が粘着面に接触する可能性が高くなるため、それだけ害虫の捕獲性が高くなる。
以上、詳説したところから明かなように、本発明に係る害虫駆除装置1及びこれを具備して成る飼育ケース2では、飼育ケース2内(ケース本体5内)で発生した害虫は、ケース本体5内を飛翔するうちに、遮蔽部17の害虫用の侵入孔27に誘われて捕獲容器16の容器内へ侵入する。
コバエのような飛翔する害虫は、一般に余り歩くのが得意ではないために、直ぐにその場から上方に飛び立つ習性があり、一旦、捕獲容器16内に入った害虫は、下方の侵入孔27から容易に脱出することができず、飛翔すればトラップ部材18が捕獲容器16の天井部に存在するので、その粘着面に羽根や足、その他躯体の一部などが付着して捕獲される。このようになれば、害虫は二度とケース本体5内へ戻ることは出来なくなる。
また、飼育ケース2内(ケース本体5内)で飼育する昆虫等に対し、給水や給餌のためケース蓋6を外し、ケース本体5の上部から仕切り部材15の一部又は全部をめくり上げるようにした場合であっても、捕獲容器16内でトラップ部材18に捕獲された害虫が外へ飛び出すことはない。
そして、飼育ケース2内にあって、捕獲容器16はケース蓋6内の天井スペース7へ設けるようにしてあるので、ケース本体5内が徒に狭くなることはないし、捕獲容器16内に土などが混入することはなく、トラップ部材18の粘着性が低下するといったことはない。勿論、昆虫等がトラップ部材18によって捕獲されてしまうといった問題も発生しないので、飼育ケース2内の昆虫等に対して、安全且つ快適な環境を与えることができる。
なお、飼育ケース2に対して害虫駆除装置1を装着するに際しては、トラップ部材18を入れた捕獲容器16と遮蔽部17とで仕切り部材15を挟持させるだけで仕切り部材15に対する捕獲容器16の取り付けができるものであるし、またこのように捕獲容器16を取り付けた仕切り部材15の外周部を、飼育ケース2のケース本体5とケース蓋6との上下間で挟持させるだけで、全ての装着手順が完了するという極めて簡単なものであり、取り扱いが極めて容易となっている。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
例えば、仕切り部材15に設ける通気孔22の大きさや遮蔽部17に設ける侵入孔27の大きさなどは、対象とする害虫の大きさや習性に応じて適宜変更可能である。また、トラップ部材18の粘着面(粘着剤18b)やこのトラップ部材18等に施す色などについても、対象とする害虫に応じて、種々変更することが可能である。
仕切り部材15、捕獲容器16、遮蔽部17、トラップ部材18において、それぞれ細部にわたる構造や材質、大きさなどは本発明の主旨から逸脱しない範囲で前記したように種々変更可能である。
飼育ケース2内で魚類やは虫類、植物類を飼育、観察する場合も、本発明に係る害虫駆除装置1を使用することができる。
図2のA−A線断面図である。 本発明に係る害虫駆除装置1を装着した飼育ケース2の一実施形態示した斜視図である。 本発明に係る害虫駆除装置の分解斜視図である。 図1のB部拡大図である。 図3のC部を拡大して示した平面図である。 図4のD−D線矢視図である。
符号の説明
1 害虫駆除装置
2 飼育ケース
5 ケース本体
6 ケース蓋
7 天井スペース
15 仕切り部材
16 捕獲容器
17 遮蔽部
17a 嵌合部
17b 外周部
18 トラップ部材
21 容器取付口
22 通気孔
25 フランジ部
27 侵入孔

Claims (6)

  1. 上部が開口したケース本体(5)を、内部に天井スペース(7)を有したケース蓋(6)で施蓋する飼育ケース(2)に対して取り付けられる害虫駆除装置であって、
    前記飼育ケース(2)を施蓋した状態において、前記ケース蓋(6)の天井スペース(7)内に収容され、且つ前記ケース本体(5)内へ向けて下部を開放させた状態に設けられる捕獲容器(16)と、当該捕獲容器(16)のまわりを取り囲んで前記ケース本体(5)内の害虫が前記天井スペース(7)側へ移動できないように前記ケース本体(5)と前記ケース蓋(6)との上下間を区画する仕切り部材(15)とを備え、
    前記捕獲容器(16)の下部には、前記ケース本体(5)の内部とを区画しつつ当該捕獲容器(16)内に害虫が侵入し得る侵入孔(27)を有する遮蔽部(17)が設けられ、前記捕獲容器(16)の内部には、前記侵入孔(27)から前記捕獲容器(16)内に侵入した害虫を粘着する粘着面を有するトラップ部材(18)が設けられていることを特徴とする害虫駆除装置。
  2. 前記仕切り部材(15)には、前記捕獲容器(16)の下部に対応して容器取付口(21)が設けられ、前記捕獲容器(16)の下部には、当該下部の外周から外方へ張り出すように前記仕切り部材(15)における容器取付口(21)の開口周部に上から重ね合わせ可能となるフランジ部(25)が設けられ、
    前記遮蔽部(17)には、前記捕獲容器(16)の容器下部に嵌合する嵌合部(17a)と、この嵌合部(17a)の外周から外方へ張り出して前記仕切り部材(15)における容器取付口(21)の開口周部に下から重ね合わせ可能となって前記捕獲容器(16)のフランジ部(25)との間で仕切り部材(15)を挟持する外周部(17b)とが設けられていることを特徴とする請求項1記載の害虫駆除装置。
  3. 前記トラップ部材(18)は、下面が上方へ凹む形状に形成されており、この凹み形状の下面に粘着面が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の害虫駆除装置。
  4. 前記捕獲容器(16)の容器内面、前記遮蔽部(17)、前記トラップ部材(18)のうち少なくとも一つが害虫の好む色で形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の害虫駆除装置。
  5. 前記仕切り部材(15)には、害虫の通過は阻止するが空気は通す通気孔(22)が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の害虫駆除装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の害虫駆除装置(1)が、ケース本体(5)とケース蓋(6)との上下間を区画する状態で取り付けられていることを特徴とする飼育ケース。
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