JP2006165778A - 遠隔カラー調整装置、遠隔カラー調整システムおよび遠隔カラー調整方法 - Google Patents

遠隔カラー調整装置、遠隔カラー調整システムおよび遠隔カラー調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置を、各ユーザの好みにあった色バランスに的確にカラー調整することのできる遠隔カラー調整装置、遠隔カラー調整システムおよび遠隔カラー調整方法を提供する。
【解決手段】ユーザが希望する色バランスに画像形成装置12を調整するためのカラーチャートを複数の選択候補の中から選択すると、遠隔カラー調整装置11の送信手段43は、選択されたカラー特性に調整するために必要なカラーチャートを決定し、それに対応するチャートデータをチャート記憶手段40から取り出して画像形成装置12に送信する。画像形成装置12は、受信したデータからカラーチャートを印刷して、これを光学的に読み取って得た画像データを遠隔カラー調整装置11に送信する。遠隔カラー調整装置の遠隔設定手段45は、受信した画像データとそのオリジナルデータであるチャートデータとを比較解析し、遠隔から画像形成装置のカラー調整に係わる設定を行なう。
【選択図】図2

Description

本発明は、遠隔から画像処理装置のカラー調整を行なうカラー調整装置、カラー調整システム、およびカラー調整方法に係わり、特に、ユーザの希望する色バランスに調整するための技術に関する。
カラー複写機などの画像形成装置では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)など複数の基本色を混色してカラー画像が形成される。このようなカラー画像の色再現性は、温度や湿度、使用時間、劣化など様々な要素の影響を受けるので、適切な色再現性が確保されているか否かの判断は、一般的に標準のカラーチャートを印刷し、これを目視観察して、あるいは機械で測定して行なわれる。
たとえば、特許文献1には、標準カラーチャートを用いて画像形成装置のカラー調整を遠隔から行なうシステムが開示されている。このシステムでは、予め画像形成装置のメモリに標準カラーチャートのチャートデータを記憶させておき、診断の際にこの標準カラーチャートを印刷する。そして、印刷した標準カラーチャートをスキャナで読み取り、その画像データを遠隔の診断装置に送信する。診断装置は受信した画像データを解析し、その結果に基づいて先の画像形成装置に対するカラー調整を遠隔から行なうようになっている。
特開2001−277675号公報
上記の遠隔診断システムでは、標準カラーチャートを用いて、画像形成装置を標準の色再現性に遠隔調整することができる。しかしながら、標準のカラーチャートを用い測定した結果、さらに特定のパラメータを詳細測定必要な場合が生じたときには、詳細測定を行なうチャートが画像形成装置になく対応できないという問題があった。また、色の再現性には好みがあり、ユーザ毎、あるいは業界団体・国・地域毎にその傾向が異なる。このような場合に、標準カラーチャートを一律に使用してカラー調整を行なったのでは、それぞれの好みにあった色再現性となるように的確にカラー調整することができないという問題があった。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、各ユーザの好みにあった色バランスに的確にカラー調整することのできるカラー調整装置、カラー調整システムおよびカラー調整方法を提供することを目的としている。
請求項1に係わる発明は、カラー調整用のチャートデータを複数種類記憶したチャート記憶手段と、
カラー特性の選択を受ける選択手段と、
前記選択手段で選択されたカラー特性に調整するために必要なカラーチャートを決定し、それに対応するチャートデータを前記チャート記憶手段から取り出して、画像形成装置に送信する送信手段と
を有する
ことを特徴とする遠隔カラー調整装置である。
上記発明によれば、遠隔カラー調整装置に記憶してある複数のカラーチャートの中から画像形成装置に送信するカラーチャートを任意に選択することができる。目的の色バランスへの調整に適したカラーチャートを選択すれば、その色バランスへの的確な調整が可能になる。
カラー調整の方法は、画像処理による調整でもよいし、電子写真プロセスなど画像形成プロセスに係わる設定値の調整でもよい。また、これらの双方で調整してもよい。
記憶手段に記憶するチャートデータは、画像形成装置からカラーチャートを印刷させるための印刷データであり、そのデータ形式は問わない。また、チャートデータに基づいて印刷されるカラーチャートの内容は、カラー調整に係わる設定を解析できるものであればよく、たとえば、色の濃淡、色味、彩度、明度、先鋭度などの項目をチェックできるものがよい。なお、カラー調整は、色の調整に限らず、カラー画像に係わる調整全般を含み、色ずれや、線の太さなどの項目も含まれる。
カラー特性の選択は、当該遠隔カラー調整装置から離れた場所にある画像形成装置から行なっても、他の端末装置から行なってもよい。また、当該カラー調整装置側にカラー特性の選択手段を有していてもよい。
カラー特性の選択方法は、複数あるカラー特性の中からいずれか1つを選択できる方法であればよいが、選択者の意図したカラー特性を選択し得るようにすることが好ましい。具体的な選択方法の態様としては、(1)印刷あるいは画面に表示されたカラー特性のサンプルを参考にしてユーザがカラー特性番号を選択する方法、(2)カラー特性の内容を言葉で表現したもの(具体的には「弱赤み系カラー特性」、「強青み系カラー特性」など)を基準に選択する方法、(3)カラー特性で調整する項目名(具体的には「位置ずれ調整」、「50%網点調整」など)を基準に選択する方法などが考えられるが、これらに限定されるものではない。
遠隔カラー調整装置は、専用のサーバでもよいし、汎用のコンピュータ装置を利用してもよい。チャートデータの送信は、専用回線や、コンピュータ・ネットワーク(以下、ネットワーク)などを通じて行なわれる。また、チャートデータの送信先となる画像形成装置は、1台に固定されていてもよいし、特定あるいは不特定の複数台であってもよい。
請求項2に係わる発明は、カラー調整用のチャートデータを複数種類記憶したチャート記憶手段と、
ネットワークを介してカラー特性の選択を受ける選択手段と、
前記選択手段で選択されたカラー特性に調整するために必要なカラーチャートを決定し、それに対応するチャートデータを前記チャート記憶手段から取り出し、これを指定された画像形成装置にネットワークを介して送信する送信手段と、
前記送信手段が送信した前記チャートデータに対応するカラーチャートを前記画像形成装置で印刷した出力結果を光学的に読み取って得られた画像データを受信する画像受信手段と、
前記画像受信手段で受信した画像データを解析し、カラー調整に係わる設定を前記画像形成装置に対して遠隔から行なう遠隔設定手段と
を有する
ことを特徴とする遠隔カラー調整装置である。
上記発明によれば、ネットワークを介してカラー特性の選択を受け付け、この選択されたチャートデータを画像形成装置に送信して印刷させる。さらにその印刷したカラーチャートを光学的に読み取って得た画像データを返送してもらう。そして、受信した画像データを解析し、その結果に基づいて画像形成装置を遠隔からカラー調整するように動作する。
ネットワークは、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)でも、LAN(Local Area Network)でもよく、その種類は問わない。
チャートデータの選択は、画像形成装置からでも、他の端末装置からでもよい。また画像形成装置で印刷したカラーチャートの光学的読み取りは、画像形成装置がスキャナを備えている場合にはそれを使用してもよいし、画像形成装置とは別の読み取り装置を使用してもかまわない。
解析とは、チャートデータと受信した画像データとを比較し、色あいの違いや線の太さの違いなどを検出した結果から、必要な調整項目とその調整量とを導出することである。調整項目には、カラープロファイルデータや、電子写真プロセスに係わる設定値、たとえば、帯電電圧や、トナーの攪拌速度などがある。
請求項3に係わる発明は、前記送信手段は、前記画像受信手段で受信した画像データを遠隔設定手段が解析した結果から、チャートデータを選択し直す
ことを特徴とする請求項2に記載の遠隔カラー調整装置である。
上記発明によれば、先に送信したチャートデータに係わるカラーチャートでは適切なカラー調整ができない場合に、別のカラーチャートを選択し直して送信する。
カラーチャートの選択し直しが生じるケースには、たとえば、想定している記録紙と異なる種類の記録紙が使用されたために、色再現性が大きく相違するような場合がある。
選択し直されたチャートデータについては、画像形成装置への送信、印刷、印刷結果の光学的読み取り、読み取った画像データの返信、遠隔カラー調整装置での解析、というカラー調整サイクルをもう一度繰り返す。
選択し直したカラーチャートによるカラー調整サイクルは、前回送信したカラーチャートに基づく遠隔設定を実施してから開始してもよいし、実施せずに開始してもよい。
選択し直す回数は、適切なカラー調整がなされるまで無制限でもよいし、所定の上限回数以下に制限してもよい。
請求項4に係わる発明は、前記チャート記憶手段に記憶させるチャートデータを追加およびまたは変更する変更手段を有する
ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の遠隔カラー調整装置である。
上記発明によれば、記憶手段に新たな種類のカラーチャートを追加したり、より精度良くカラー調整できるカラーチャートを開発した場合に、これまでのチャートデータを新しいものに変更したりすることができる。
請求項5に係わる発明は、前記画像形成装置の設置環境に係わる環境データを取得する環境条件取得手段をさらに有し、
前記送信手段は、前記チャート記憶手段から取り出すチャートデータを前記環境条件取得手段で取得した環境データと前記選択手段で選択されたカラー特性とから選定する
ことを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の遠隔カラー調整装置である。
上記発明によれば、遠隔カラー調整装置は、画像形成装置自体やその設置場所に取り付けられたセンサから環境データを採取し、この環境データと選択されたカラー特性とから、画像形成装置の設置環境に適したチャートデータを選定する。すなわち、選択されたチャートデータの種類を環境データに基づいて補正する。
取得する環境データは、温度や湿度など、カラー画像の再現性に影響を与え得る要素に係わるものが好ましい。
環境データは、ある時点の環境条件(温度・湿度など)を示すもののほか、環境条件の変化状況を示すものでもよい。たとえば、カラー特性の選択を受け付けた時点の温度、湿度などを表わすデータでもよいし、選択を受け付けた時点での温度や湿度とその変化率でもよい。また、環境データを常時あるいは所定時間間隔で繰り返し収集するようにしてもよい。
請求項6に係わる発明は、遠隔カラー調整装置と、画像形成装置とからなる遠隔カラー調整システムであって、
前記遠隔カラー調整装置は、チャート記憶手段と、選択手段と、送信手段と、画像受信手段と、遠隔設定手段とを有し、
前記画像形成装置は、カラー特性受信手段と、印刷手段と、読取手段と、画像データ送信手段と、設定変更手段とを有し、
前記遠隔カラー調整装置のチャート記憶手段は、カラー調整用のチャートデータを複数種類記憶し、
前記選択手段は、ネットワークを介してカラー特性の選択を受け、
前記送信手段は、前記選択手段で選択されたカラー特性に調整するために必要なカラーチャートを決定し、それに対応するチャートデータを前記チャート記憶手段から取り出し、これを指定された画像形成装置にネットワークを介して送信し、
前記画像形成装置のカラー特性受信手段は、前記遠隔カラー調整装置から前記チャートデータを受信し、
前記印刷手段は、前記チャートデータに対応するカラーチャートを印刷し、
前記読取手段は、前記印刷手段で印刷されたカラーチャートを光学的に読み取り、
前記画像データ送信手段は、前記読取手段で読み取って得た画像データを前記遠隔カラー調整装置に送信し、
前記遠隔カラー調整装置の画像受信手段は、前記画像データ送信手段が送信した画像データを受信し、
前記遠隔設定手段は、前記画像受信手段で受信した画像データを解析し、前記画像形成装置に対してカラー調整に係わる設定命令を送信し、
前記画像形成装置の設定変更手段は、前記遠隔カラー調整装置からの設定命令に応じて自装置の設定を変更する
ことを特徴とする遠隔カラー調整システムである。
上記発明によれば、ネットワークに接続された遠隔カラー調整装置と画像形成装置とからなる遠隔カラー調整システムにおいて、遠隔カラー調整装置はカラー特性の選択を受け付け、この選択されたカラー特性に調整するために必要なカラーチャートを決定し、それに対応するチャートデータを画像形成装置に送信して印刷させ、さらにその画像を光学的に読み取った画像データを返送してもらう。そして、受信した画像データを解析し、その結果に基づいて画像形成装置を遠隔からカラー調整するように動作する。
請求項7に係わる発明は、前記遠隔カラー調整装置の送信手段は、前記画像受信手段で受信した画像データを遠隔設定手段が解析した結果から、チャートデータを選択し直す
ことを特徴とする請求項6に記載の遠隔カラー調整システムである。
請求項8に係わる発明は、前記遠隔カラー調整装置のチャート記憶手段に記憶させるチャートデータを追加およびまたは変更する変更手段を有する
ことを特徴とする請求項6または7に記載の遠隔カラー調整システムである。
請求項9に係わる発明は、前記画像形成装置は、設置環境に係わる環境データを採取する環境計測手段をさらに有し、
前記遠隔カラー調整装置は、前記環境計測手段から環境データを取得する環境条件取得手段をさらに有し、
前記遠隔カラー調整装置の送信手段は、前記チャート記憶手段から取り出すチャートデータを前記環境条件取得手段で取得した環境データと前記選択手段で選択されたカラー特性とから選定する
ことを特徴とする請求項6、7または8に記載の遠隔カラー調整システムである。
請求項10に係わる発明は、画像形成装置のカラー調整を遠隔から行なう遠隔カラー調整方法であって、
カラー調整用のチャートデータを記憶手段に複数種類記憶させるステップと、
ネットワークを介してカラー特性の選択を受けるステップと、
前記ステップで選択されたカラー特性に調整するために必要なカラーチャートを決定し、それに対応するチャートデータを前記記憶手段から取り出し、これを指定された画像形成装置にネットワークを介して送信するステップと、
前記画像形成装置で前記チャートデータを受信するステップと、
前記受信したチャートデータに対応するカラーチャートを前記画像形成装置で印刷するステップと、
前記印刷されたカラーチャートを光学的に読み取って得た画像データを解析手段に送信するステップと、
前記解析手段で前記画像データを受信して解析し、この解析結果に基づいて前記画像形成装置に対してカラー調整に係わる設定命令を送信するステップと、
画像形成装置が前記解析手段からの設定命令に応じて自装置の設定を変更するステップと
を有する
ことを特徴とする遠隔カラー調整方法である。
この発明では、チャートデータを送信する装置、画像形成装置から画像データを受信して解析する装置、解析結果に基づいて画像形成装置を遠隔設定する装置などは同一装置として構成されても、別体の装置として構成されてもかまわない。
本発明に係わる画像形成装置によれば、遠隔カラー調整装置に記憶してある複数のカラー特性名称の中から画像形成装置に送信するカラーチャートを選択できるので、ユーザが望む色バランスへの調整に適したカラーチャートを選択することで、そのユーザの要求する色バランスへの的確な調整が可能になる。特に、遠隔カラー調整装置側にチャートデータを記憶させたので、画像形成装置に記憶させる場合に比べて、チャートデータを大量に記憶することができ、豊富なカラーチャートの中から最適なものを使用して、より的確できめ細かいカラー調整が可能になる。
送信したカラーチャートを画像形成装置に印刷させ、その画像を光学的に読み取って得た画像データを返信させ、この返信された画像データを遠隔カラー調整装置で解析して画像形成装置をカラー調整に関して遠隔設定するものでは、画像形成装置が設置されている現場に出向かなくても、遠隔からカラー調整することができる。また、1台の遠隔カラー調整装置から複数の画像形成装置を遠隔設定することも可能となる。さらに、画像形成装置自体にカラー調整に係わる解析手段を搭載する必要がなく、画像形成装置の価格を低減することができる。
画像形成装置から受信した画像データを解析して、チャートデータを選択し直すものでは、ユーザの選択したカラー特性名から決定されたカラーチャートでは適切なカラー調整ができなかった場合に、より適切なカラーチャートで再度のカラー調整が可能となるので、目的の色バランスへの的確なカラー調整が実現される。また、カラーチャートをユーザ自身で選択し直す必要がないので、使い勝手が向上する。
チャートデータを追加・変更できるものでは、あるカラー特性に調整するための新たな手法が見つかり、そのために新たなチャートにて計測が必要なときに、新たな種類のカラーチャートを追加したり、従前のものをより精度高くカラー調整できるカラーチャートに変更したりすることができ、新機種の画像形成装置への対応も容易になる。
ユーザの選択と環境データとから、送信するチャートデータを選定するものでは、たとえば、温度や湿度が異常に高いなどの劣悪な環境が画像形成に影響を与えるような場合でも、予めその影響を勘案したチャートデータを選定するので、画像形成装置の設置環境に影響されず、ユーザの選択意図にあったカラー調整を実現することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わる遠隔カラー調整システムのシステム構成を示している。遠隔カラー調整システム10は、遠隔カラー調整装置11と、この遠隔カラー調整装置11が遠隔からカラー調整を行なう対象となる画像形成装置12とから構成される。遠隔カラー調整装置11と画像形成装置12とは、インターネット13を介して接続されているが、さらにLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)14を介していてもよいし、他の種類のネットワークによって接続されていてもかまわない。
遠隔カラー調整装置11は、複数記憶してあるカラーチャートの中から選択されたものを画像形成装置12に送信して印刷出力させ、その出力結果をスキャナで読み取って得た画像データを返送してもらい、この画像データを解析した結果に基づいて画像形成装置12を遠隔からカラー調整する機能を備えている。遠隔カラー調整装置11は、専用機あるいは汎用のコンピュータ装置からなるサーバとして構成されている。
画像形成装置12は、原稿画像を読み取ってその複製カラー画像を記録紙上に形成するコピー機能や、画像データに対応するカラー画像を記録紙上に形成するプリンタ機能、ファクシミリ機能などを備えた、いわゆる複合機として構成されている。
図2は、遠隔カラー調整システム10を構成する遠隔カラー調整装置11と画像形成装置12との電気的構成を示している。
遠隔カラー調整装置11は、遠隔カラー調整に係わる情報処理を統括制御する制御手段41と、チャート記憶手段40と、ネットワーク制御手段48とで構成されている。
制御手段41は、遠隔カラー調整装置11の動作を統括制御する機能を果たす。制御手段41は、図示省略のCPU(中央処理装置)と、ROM(リード・オンリ・メモリ)と、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)とから構成されている。CPUは、プログラムの指示に従って、カラー調整に係わる判断や、解析を行なう演算装置である。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種固定データを記憶している。RAMは、プログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリとして機能する。
制御手段41は、選択手段42と、チャート記憶手段40と、送信手段43と、画像受信手段44と、遠隔設定手段45と、環境条件取得手段49としての機能を果たす。また、遠隔設定手段45は、解析手段46としての機能も備えている。
選択手段42は、画像形成装置12からカラー特性の選択を受ける機能を果たす。送信手段43は、選択されたカラー特性に調整するために必要なカラーチャートを決定し、それに対応するチャートデータをチャート記憶手段40から取り出して、画像形成装置12に送信する機能を果たす。このチャートデータは送信先の画像形成装置12でカラーチャートとして印刷出力され、さらにその出力結果をスキャナで読み取って得た画像データが画像形成装置12から返送されてくるようになっている。
画像受信手段44は、画像形成装置12から返送されてくる上記の画像データを受信する機能を果たし、遠隔設定手段45の解析手段46は、この受信した画像データを解析してカラー調整に係わる調整項目と調整量とを導出し、遠隔設定手段45はこの導出結果に対応する設定命令を画像形成装置12に対して送信する機能を果たす。
環境条件取得手段49は、画像形成装置12から機内およびまたは機外の温度や湿度などの環境データを受信して、このデータを送信手段43に提供する機能を果たす。
また、制御手段41は、変更手段47としての機能をも有し、チャート記憶手段40に新たなカラーチャートを追加したり、チャート記憶手段40内の既存のカラーチャートを新たなカラーチャートに更新したりすることができるようになっている。具体的には、外部端末から遠隔カラー調整装置11にネットワークなどを介してチャートデータをアップロードし、チャート記憶手段40に書き込むことによって、チャートデータの追加や更新が行なわれる。
チャート記憶手段40は、画像形成装置12のカラー調整に使用するカラーチャートの印刷データであるチャートデータを多数記憶するための大容量の記憶装置である。ここではハードディスク装置(HDD)を使用している。
ネットワーク制御手段48は、ネットワークを通じて画像形成装置12とデータの送受信をするための通信制御部である。
次に、画像形成装置12の電気的構成を説明する。
画像形成装置12は、その動作を統括制御する制御部としてのCPU20と、ROM21とRAM22とを主要部とした回路で構成されている。
ROM21は、CPU20が実行するプログラムや各種固定データを記憶している。RAM22は、CPU20がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリや、回転処理などを施すために画像データを少なくとも1ページ分格納するページメモリとして機能する。
さらに、画像形成装置12には、表示手段23と、操作手段24と、読取手段25と、画像記憶手段26と、画像処理手段27と、カラー印刷手段28と、環境計測手段29と、ネットワーク接続手段33とが接続されている。
表示手段23は、液晶ディスプレイで構成され、ユーザに各種の案内表示や状態表示を行なう機能を果たす。表示手段23には、コピー機能に係わる操作画面やカラー調整機能に係わる操作画面などが切り替え表示される。
操作手段24は、表示手段23の液晶画面を覆うタッチパネルと、操作ボタンを備えた操作パネルとで構成され、ユーザから各種の操作を受け付ける機能を果たす。
読取手段25は、原稿画像を光学的に読み取って対応する画像データを取り込む機能を果たす。読取手段25は、原稿を照射する光源と、原稿をその幅方向に1ライン分読み取るカラーのラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーからなる光学経路とを備えている。ラインイメージセンサはCCD(Charge Coupled Device)で構成される。ラインイメージセンサが出力するカラーのアナログ画像信号はA/D(アナログ/デジタル)変換され、デジタルの画像データとして取り込まれる。
画像記憶手段26は、圧縮された画像データや印刷データなどを格納するための大容量の記憶装置である。ここではハードディスク装置(HDD)を使用している。
画像処理手段27は、画像データの色彩を調整する機能、画像データを拡大・縮小する機能、画像を回転させる機能などを果たす。
カラー印刷手段28は、与えられた画像データに対応するカラー画像を電子写真プロセスによって記録紙上に形成する、いわゆるタンデム式のカラーレーザープリンタとして構成されている。
詳細には、記録紙の搬送装置と、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色それぞれの像形成ユニットと、各色の像形成ユニットの感光体ドラムに形成されたトナー像が順次転写され、これらが重ね合わされたカラートナー像が形成される中間転写ベルトと、中間転写ベルト上に形成されたカラートナー像を記録紙に転写する転写装置と、記録紙上のカラートナー像を熱定着させる定着装置とを備えている。なお、各像形成ユニットは、レーザユニットと、感光体ドラムと、帯電装置と、現像装置と、クリーニング装置とから構成される。
環境計測手段29は、温度および相対湿度を表した環境データを検出するセンサであり、像形成ユニットや中間転写ベルトの近傍など電子写真プロセスに影響を与える部分の環境温度や環境湿度を検出する。なお、画像形成装置12の機外の温度や湿度を測るように構成してもよいし、機内と機外の双方について計測するように構成してもよい。
ネットワーク制御手段33は、ネットワークを通じて遠隔カラー調整装置11とデータの送受信をするための通信制御部である。
CPU20は、カラー特性受信手段30と、画像データ送信手段31と、設定変更手段32との機能を有する。
カラー特性受信手段30は、遠隔カラー調整装置11からチャートデータを受信する機能を果たす。画像データ送信手段31は、画像データを、遠隔カラー調整装置11に送信する機能を果たす。この画像データは、受信したチャートデータからカラーチャートを印刷出力し、この出力結果をスキャナで読み取ることによって得られる。設定変更手段32は、遠隔カラー調整装置11から受信した設定命令に応じて自装置12のカラー調整に係わる設定を変更する機能を果たす。
図3および図4は、遠隔カラー調整システム10におけるカラー調整動作の流れを示している。これらの図においては、画像形成装置12に係わる動作はステップS100番台で、遠隔カラー調整装置11に係わる動作はステップS200番台でそれぞれ示してある。
画像形成装置12は、ユーザから図示省略の機能選択画面でカラー調整機能の選択操作を受けると(図3、ステップS101)、カラー特性の選択画面を表示して、カラー特性の選択操作をさらに受け付ける(ステップS102)。たとえば、カラー特性はユーザの希望する色バランスに応じて、赤み系、青み系などのように選択される。
その後、CPU20は、その時点の環境データ(温度・湿度など)を環境計測手段29から受け取り、この環境データとカラー特性の選択結果とを遠隔カラー調整装置11に送信する(ステップS103)。
遠隔カラー調整装置11は、画像形成装置12からカラー特性の選択結果と環境データとを受信すると(ステップS201)、この受信した選択結果を、受信した環境データで補正して、相手方に送信すべきチャートデータを選定する(ステップS202)。
ここで、環境データで補正してチャートデータを選定するとは、たとえば、印刷される画像の濃淡が湿度変化に応じて微妙に変化するという関係がわかっている場合において、1つのカラー特性について、予め湿度の影響を勘案した複数のチャートデータを記憶させておき、これらの中から、受信した環境データの示す湿度に対応するチャートデータを選択することである。
環境データに応じた複数種類のチャートデータが用意されていない場合は、受信した選択結果のみに従ってチャートデータを選定すればよい。
遠隔カラー調整装置11は、上記のようにして選定したチャートデータをチャート記憶手段40から取り出し(ステップS203)、このチャートデータを画像形成装置12に送信する(ステップS204)。
画像形成装置12は、遠隔カラー調整装置11からチャートデータを受信し、さらにこのチャートデータに対応するカラーチャートを印刷する(ステップS104)。
ユーザはこの印刷されたカラーチャートを読取手段25にセットしてスタート釦を操作する(ステップS105)。この操作により画像形成装置12は、セットされたカラーチャートを読取手段25で光学的に読み取り画像データを取得する(ステップS106)とともに、この画像データを遠隔カラー調整装置11に送信する(図4、ステップS107)。
遠隔カラー調整装置11は、この画像データを画像形成装置12から受信する(ステップS205)。そして、受信した画像データを解析し、画像形成装置12のカラー調整に係わる調整項目と調整量とを導出する(ステップS206)。
導出した調整項目と調整量とに基づき、遠隔カラー調整装置11の遠隔設定手段45は、カラー調整に係わる設定命令を画像形成装置12に送信する(ステップS207)。
画像形成装置12は、この設定命令を遠隔カラー調整装置11から受信するとともに、その設定命令に応じて自装置12の設定を変更する(ステップS108)。
画像形成装置12は、以上の動作により、ユーザの選択したカラー特性に基づいて遠隔からカラー調整される。
ここで、遠隔カラー調整装置11は、チャートデータを選定し直して、カラー調整をやり直す必要があるか否かの判断をする。
ここでは、画像形成装置12から受信した画像データと、そのオリジナルデータであるチャートデータとの間に生じる色彩データや位置データ、線の太さなどの差に対して、予め許容差を定めておき、許容差を超える差が確認された場合は、カラー調整のやり直しが必要であると判断する方法を採用している。
カラー調整のやり直しが必要であると判断すると(ステップS208;Yes)、遠隔カラー調整装置11は、画像形成装置12に再設定信号を送信し(ステップS209)、チャートデータを選定し直す(図3、ステップS210)。
一方、画像形成装置12は、再設定信号を受信すると(図4、ステップS109;Yes)、遠隔カラー調整装置11から再びチャートデータを受信できる状態(図3、ステップS104)に戻って待機する。
以降、遠隔カラー調整システム10は、再選定したチャートデータの取り出し(ステップS203)から、画像形成装置12の設定変更(図4、ステップS108)までの各ステップを実行する。
カラー調整のやり直しが必要であると判断した場合であっても、既に選択されたカラーチャートを使って、一度大まかなカラー調整を行なっているので、この調整結果をスタート地点に、カラー調整をやり直すことにより、より的確な調整が実現できることとなる。
遠隔カラー調整装置11は、最初のカラーチャートでカラー調整のやり直しが不要と判断した場合、もしくはカラー調整をやり直した結果、チャートデータと画像データとの間に生じる差が、許容差以下になった場合(図4、ステップS208;No)は、カラー調整に係わるすべての動作を終了する。
なお、カラー調整のやり直し回数が所定の上限回数に達したときは、許容差以下に収束しない場合でもカラー調整を終了するようになっている。また、ユーザがカラー調整のやり直しを継続するか否かを選択することができる。
遠隔カラー調整装置11はカラー調整に係わる動作を終了する場合には再設定信号を送信しないので、画像形成装置12は、一定時間が経過しても再設定信号を受信しないことにより(図4、ステップS109;No)、やり直しがないものと判断して、カラー調整に係わるすべての動作を終了する。
図5は、画像形成装置12の表示手段23に表示されるカラー特性選択画面310の一例を示している。この画面310は、ユーザからカラー特性の選択操作を受け付ける画面である。ガイド表示部311には、カラー特性の選択操作に係わる案内メッセージが表示されている。
ガイド表示部の下欄には、カラー特性選択ボックス312が表示される。カラー特性選択ボックス312には、選択可能なカラー特性のカラー特性名がリスト表示されている。ユーザは、当該ボックス312の右側にある上スクロールボタン313、下スクロールボタン314を操作して、カラー特性選択バー315を移動させることにより希望のカラー特性名を選択することができる。カラー特性選択バー315は、選択項目の背景と文字の色とが反転することで、そのカラー特性名が選択されていることを意味する。
このボックス312の右側には、「OK」ボタン316と「中止」ボタン317とが設けられている。「OK」ボタン316を押すことによって、カラー特性の選択が確定する。「中止」ボタン317を押すと、待機状態となって、カラー調整に係わる操作を終了する。
カラー特性名は、調整内容や調整目標となる色の傾向などが理解可能な名称になっている。ユーザは、このカラー特性名を頼りに、自己の希望する色バランスに応じたチャートデータを選択することができる。なお、カラー特性選択ボックス312に表示されるカラー特性名は、遠隔カラー調整装置11に記憶されているチャートデータに対応したものであり、たとえば、定期的に遠隔カラー調整装置11からカラー特性名を取得する構成になっている。
図6は、遠隔カラー調整装置11から受信したチャートデータに基づいて、カラーチャートが印刷されたことをユーザに通知する、カラーチャート印刷通知画面320である。ガイド表示部321には、ユーザにカラーチャートが印刷されたことを通知するメッセージと、印刷されたカラーチャートから画像データを取得し、遠隔カラー調整装置11に送信するためにユーザが行なうべき操作を案内するメッセージとが表示されている。
ガイド表示部321の下欄には、選択カラー特性表示欄322が表示されている。選択カラー特性表示欄322には、印刷されたカラーチャートに対応するカラー特性名が表示されており、ユーザは印刷されたカラーチャートが、先に選択したカラー特性名に対応するものであることを確認できる。
ガイド表示部321の案内に従って、ユーザが図示省略のスタート釦を押すと、画像形成装置12はそのカラーチャートを読取手段25で光学的に読み取って画像データを取得し、これを遠隔カラー調整装置11に送信する。また、同じく図示省略のリセット釦を押すと、待機状態に戻って、カラー調整に係わる操作を終了する。
図7は、カラー調整をやり直すためのカラーチャートが再印刷されたことをユーザに通知する、カラーチャート再印刷通知画面330である。ガイド表示部331には、再度カラー調整を行なうためのカラーチャートが印刷されたことを通知するメッセージなどが表示されている。その他の表示やボタンの機能については、カラーチャート印刷通知画面320において説明したものと同様である。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、実施の形態においては、環境データを勘案してチャートデータを選定するようにしたが、ユーザからの選択のみに従ってチャートデータを選定するようにしてもよい。この場合、遠隔カラー調整装置11は環境条件取得手段49を有していなくてもよい。
画像形成装置12は、前回選択されたものや、選択頻度の高い特定のカラー特性名を、カラー特性選択ボックス312に「デフォルト表示」できる機能を有していてもよい。デフォルト表示には、たとえば、特定のカラー特性名を、リストの先頭に表示したり、網掛け表示によって強調して表示したりする方法がある。これにより、前回のカラー調整で使用したカラー特性名をデフォルト表示にしておけば、同じ条件に調整したい場合に、そのカラー特性名を覚えておかなくてもよい。また、頻繁に使用するカラー特性名をデフォルト表示にしておけば、リストの中からそのカラー特性名を探さなくてもよい、などといったメリットが得られる。
遠隔カラー調整装置11は、複数の機種の画像形成装置12を機種別にカラー調整できるように構成してもよい。たとえば、様々なチャートデータを機種別に記憶しておき、画像形成装置12からカラー特性の選択を受け付ける際に機種情報も取得して、該当する機種のチャートデータを選択するようにすればよい。これにより、画像形成装置12の機種毎に遠隔カラー調整装置11を別々に設置する必要がなくなり、遠隔カラー調整システム10の運用コストの低減につながる。また、特定の機種にのみ使用するカラーチャートと、どの機種にも共通して使用できるカラーチャートとを使い分ければ、機種別の調整に対応しつつ、チャートデータの総記憶容量を低減することができる。
本発明の実施の形態に係わる遠隔カラー調整システムの構成図である。 本発明の実施の形態に係わる遠隔カラー調整装置および画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係わる遠隔カラー調整システムによって画像形成装置のカラー調整をする際の動作を示す流れ図である。 本発明の実施の形態に係わる遠隔カラー調整システムによって画像形成装置のカラー調整をする際の動作を示す流れ図である。 本発明の実施の形態に係わる画像形成装置の表示部に表示されるカラー特性選択画面の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係わる画像形成装置の表示部に表示されるカラーチャート印刷通知画面の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係わる画像形成装置の表示部に表示されるカラーチャート再印刷通知画面の一例を示す説明図である。
符号の説明
10…遠隔カラー調整システム
11…遠隔カラー調整装置
12…画像形成装置
13…インターネット
14…LAN
20…CPU
21…ROM
22…RAM
23…表示手段
24…操作手段
25…読取手段
26…画像記憶手段
27…画像処理手段
28…カラー印刷手段
29…環境計測手段
30…カラー特性受信手段
31…画像データ送信手段
32…設定変更手段
33…ネットワーク制御手段
40…チャート記憶手段
41…制御手段
42…選択手段
43…送信手段
44…画像受信手段
45…遠隔設定手段
46…解析手段
47…変更手段
48…ネットワーク制御手段
49…環境条件取得手段
310…カラー特性選択画面
311…ガイド表示部
312…カラー特性選択ボックス
313…上スクロールボタン
314…下スクロールボタン
315…カラー特性選択バー
316…「OK」ボタン
317…「中止」ボタン
320…カラーチャート印刷通知画面
321…ガイド表示部
322…選択カラー特性表示欄
330…カラーチャート再印刷通知画面
331…ガイド表示部

Claims (10)

  1. カラー調整用のチャートデータを複数種類記憶したチャート記憶手段と、
    カラー特性の選択を受ける選択手段と、
    前記選択手段で選択されたカラー特性に調整するために必要なカラーチャートを決定し、それに対応するチャートデータを前記チャート記憶手段から取り出して、画像形成装置に送信する送信手段と
    を有する
    ことを特徴とする遠隔カラー調整装置。
  2. カラー調整用のチャートデータを複数種類記憶したチャート記憶手段と、
    ネットワークを介してカラー特性の選択を受ける選択手段と、
    前記選択手段で選択されたカラー特性に調整するために必要なカラーチャートを決定し、それに対応するチャートデータを前記チャート記憶手段から取り出し、これを指定された画像形成装置にネットワークを介して送信する送信手段と、
    前記送信手段が送信した前記チャートデータに対応するカラーチャートを前記画像形成装置で印刷した出力結果を光学的に読み取って得られた画像データを受信する画像受信手段と、
    前記画像受信手段で受信した画像データを解析し、カラー調整に係わる設定を前記画像形成装置に対して遠隔から行なう遠隔設定手段と
    を有する
    ことを特徴とする遠隔カラー調整装置。
  3. 前記送信手段は、前記画像受信手段で受信した画像データを遠隔設定手段が解析した結果から、チャートデータを選択し直す
    ことを特徴とする請求項2に記載の遠隔カラー調整装置。
  4. 前記チャート記憶手段に記憶させるチャートデータを追加およびまたは変更する変更手段を有する
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の遠隔カラー調整装置。
  5. 前記画像形成装置の設置環境に係わる環境データを取得する環境条件取得手段をさらに有し、
    前記送信手段は、前記チャート記憶手段から取り出すチャートデータを前記環境条件取得手段で取得した環境データと前記選択手段で選択されたカラー特性とから選定する
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の遠隔カラー調整装置。
  6. 遠隔カラー調整装置と、画像形成装置とからなる遠隔カラー調整システムであって、
    前記遠隔カラー調整装置は、チャート記憶手段と、選択手段と、送信手段と、画像受信手段と、遠隔設定手段とを有し、
    前記画像形成装置は、カラー特性受信手段と、印刷手段と、読取手段と、画像データ送信手段と、設定変更手段とを有し、
    前記遠隔カラー調整装置のチャート記憶手段は、カラー調整用のチャートデータを複数種類記憶し、
    前記選択手段は、ネットワークを介してカラー特性の選択を受け、
    前記送信手段は、前記選択手段で選択されたカラー特性に調整するために必要なカラーチャートを決定し、それに対応するチャートデータを前記チャート記憶手段から取り出し、これを指定された画像形成装置にネットワークを介して送信し、
    前記画像形成装置のカラー特性受信手段は、前記遠隔カラー調整装置から前記チャートデータを受信し、
    前記印刷手段は、前記チャートデータに対応するカラーチャートを印刷し、
    前記読取手段は、前記印刷手段で印刷されたカラーチャートを光学的に読み取り、
    前記画像データ送信手段は、前記読取手段で読み取って得た画像データを前記遠隔カラー調整装置に送信し、
    前記遠隔カラー調整装置の画像受信手段は、前記画像データ送信手段が送信した画像データを受信し、
    前記遠隔設定手段は、前記画像受信手段で受信した画像データを解析し、前記画像形成装置に対してカラー調整に係わる設定命令を送信し、
    前記画像形成装置の設定変更手段は、前記遠隔カラー調整装置からの設定命令に応じて自装置の設定を変更する
    ことを特徴とする遠隔カラー調整システム。
  7. 前記遠隔カラー調整装置の送信手段は、前記画像受信手段で受信した画像データを遠隔設定手段が解析した結果から、チャートデータを選択し直す
    ことを特徴とする請求項6に記載の遠隔カラー調整システム。
  8. 前記遠隔カラー調整装置のチャート記憶手段に記憶させるチャートデータを追加およびまたは変更する変更手段を有する
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の遠隔カラー調整システム。
  9. 前記画像形成装置は、設置環境に係わる環境データを採取する環境計測手段をさらに有し、
    前記遠隔カラー調整装置は、前記環境計測手段から環境データを取得する環境条件取得手段をさらに有し、
    前記遠隔カラー調整装置の送信手段は、前記チャート記憶手段から取り出すチャートデータを前記環境条件取得手段で取得した環境データと前記選択手段で選択されたカラー特性とから選定する
    ことを特徴とする請求項6、7または8に記載の遠隔カラー調整システム。
  10. 画像形成装置のカラー調整を遠隔から行なう遠隔カラー調整方法であって、
    カラー調整用のチャートデータを記憶手段に複数種類記憶させるステップと、
    ネットワークを介してカラー特性の選択を受けるステップと、
    前記ステップで選択されたカラー特性に調整するために必要なカラーチャートを決定し、それに対応するチャートデータを前記記憶手段から取り出し、これを指定された画像形成装置にネットワークを介して送信するステップと、
    前記画像形成装置で前記チャートデータを受信するステップと、
    前記受信したチャートデータに対応するカラーチャートを前記画像形成装置で印刷するステップと、
    前記印刷されたカラーチャートを光学的に読み取って得た画像データを解析手段に送信するステップと、
    前記解析手段で前記画像データを受信して解析し、この解析結果に基づいて前記画像形成装置に対してカラー調整に係わる設定命令を送信するステップと、
    画像形成装置が前記解析手段からの設定命令に応じて自装置の設定を変更するステップと
    を有する
    ことを特徴とする遠隔カラー調整方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006252002A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理システム
JP2008073228A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 画像診断システムおよびその操作装置
JP2013082115A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Sinfonia Technology Co Ltd キャリブレーションモジュール、プリンタ

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