JP2011182006A - 色変換装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色覚異常者が弁別できない色を弁別可能な色に変換する色変換装置であって異常三色型色覚にも対応できるものを提供する。
【解決手段】色覚異常者が、弁別できない色の組み合わせを弁別可能な色の組み合わせに色調整した結果(弁別可能になった混同色対に係る色覚特性とそれらの調整後の色差)から、該色覚異常者が弁別できない2色の関係を一方の色を基準にしてその色と区別できない色の領域で表わした弁別不可色域を求め、処理対象の画像で使用されている各色に、その色を基準にして弁別不可色域を設定し、弁別不可色域内に他の色が存在する場合は、それらの色が互いの色の弁別不可色域の外に出るように、一方もしくは双方の色を色変換する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像内に含まれる色覚異常者が弁別できない色を、弁別可能な色に変換する色変換装置およびこれを備えた画像形成装置に関する。
近年、文書のカラー化が進み、カラーでの印刷や複写を行う機会が増加している。カラー文書は色によって多くの情報を表現できかつまた見易いという利点を備える。しかし、ユーザの中には、色覚正常者の弁別可能な色を弁別できない、あるいは弁別困難な者(以下、色覚異常者と呼ぶ)もおり、カラー文書の中にそのような色が混在していると、色覚異常者にとってその文書の内容の理解が困難になったり誤解が生じたりする。そこで、色覚異常者が色弁別しやすいように色変換する技術が様々に提案されている。
たとえば、非特許文献1には、均等色空間として知られるL表色系のa色度図上において、同一の混同色線上に存在する色をその混同色線と直交する方向に移動させた色に色変換することで、必要以上の色変更を行わずに、弁別可能な色に色変換する手法が開示されている。
なお、詳細は記載しないが、色覚特性および混同色線の概要を説明しておく。人間は、光の波長に対する感度のことなる三種類の錐体を網膜上に有しており、色はこれら三種類の錐体の反応値の相対比によって知覚される。色覚異常の種類(色覚特性)には、三種類の錐体のうちのいずれか1つの錐体を欠く二色型色覚と、三種類の錐体の感度のバランスが色覚正常者と異なる異常三色型色覚がある。二色型色覚には、欠損している錐体の種類によって、第一色盲(P型、Protanope)、第二色盲(D型、Duteranope)、第三色盲(T型、Tritanope)がある。
混同色線とは、色覚特性の種類により位置の異なる混同色中心と呼ばれるxy色平面上の一点の座標から引かれる無数の直線のことであり、同一の混同色線上に位置する色同士は、その混同色線に対応する色覚特性を有する色覚異常者にとって弁別困難な色である。なお、弁別不可もしくは弁別困難な色の組み合わせを混同色群(2色の場合を特に混同色対)と呼び、混同色群(もしくは混同色対)に属する各色を混同色と呼ぶものとする。
特許文献1には、ユーザの色覚特性のタイプおよびその程度の入力を受け付け、入力された色覚特性のタイプに基づいて、ユーザが認識し難い混同色を画像データから判定し、混同色対が画像データに含まれる場合は、程度情報に応じた補正処理を行う画像処理方法が開示されている。
特許文献2には、各色覚特性において混同色対をなす2色のカラーパッチを表示し、これらが弁別可能な色となるように一方のカラーパッチに対する色相、彩度、明度の調整操作を受け付けることで使用者の色覚特性を認識して色補正パラメータを生成し、入力される画像データに対してこの色補正パラメータを適用して色補正を行う画像処理方法が開示されている。
特開2009−65532号公報 特開2009−71541号公報
「混同色線理論と色覚モデルに基づくカラー画像からの弁別困難色の検出と弁別しやすい色への変換」目黒光彦,高橋知紘,古閑敏夫,電子情報通信学会技術研究報告,SIP2004-79,pp.19-24,Oct.2004
非特許文献1では、2色型色覚と異常三色型色覚を同様に扱い、いずれにも、同一の混同色線上にある混同色対の一方の色を混同色線と直交する方向へ移動させるという色変換を適用している。この手法は2色型色覚には色変換量が少なく好ましいが、同じ混同色線上にあっても色差を大きくすれば色の弁別が可能になる異常三色型色覚に対しては、ユーザが弁別可能な色までも混同色として色変換の対象にしたり、色変換の方向を必要以上に限定したりして好適ではなかった。
特許文献1では、色覚特性のタイプおよびその程度を入力する必要があるが、ユーザが自身の色覚特性やその程度を把握しているとは限らず、実際の運用では、適切な色変換は難しい。また、ユーザの色覚特性に応じた混同色線上に存在する色をすべて混同色と判定するので、異常三色型色覚を持つユーザにとっては弁別可能な色も混同色と判定されて、不要な色変換が行われることがある。
特許文献2では、カラーパッチの調整量から色補正パラメータを取得するので、カラーパッチ調整時の調整方向に色変換の方向性が限定されてしまい、画一的な方向への色変換となり、処理対象画像の内容やユーザの好みなどの状況によって色変換の方向を変更するなどの柔軟な色変換はできない。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、異常三色型色覚にも対応できる色変換装置および画像形成装置、あるいは、色変換の方向が限定されない柔軟な色変換の可能な色変換装置および画像形成装置、を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]色覚異常者が、弁別できない色の組み合わせを弁別可能な色の組み合わせに色調整した結果から、該色覚異常者が弁別できない2色の関係を一方の色を基準にしてその色と区別できない色の範囲で表わした弁別不可色域を求める弁別不可色域導出部と、
処理対象の画像を入力する画像入力部と、
前記画像入力部によって入力した前記画像で使用されている色の中に、その色を基準にして設定した弁別不可色域内に当該画像で使用されている他の色が存在する色がある場合に、前記基準にした色と前記他の色とを弁別できない色の組み合わせとして抽出する抽出部と、
前記抽出部が抽出した前記組み合わせに属する各色が互いの弁別不可色域の外に出るように色変換する色変換部と、
を有する
ことを特徴とする色変換装置。
上記発明では、色覚異常者が、弁別できない色の組み合わせを弁別可能な色の組み合わせに色調整した結果から、その色覚異常者の弁別不可色域(ある色を基準にしてその色と区別できない色の範囲を示したもの)を算出し、処理対象の画像に含まれる各色に、その色を基準として弁別不可色域を設定し、その中に当該画像で使用されている他の色が存在する場合は、それらの色が互いの弁別不可色域の外に出るように、その一方もしくは双方の色を色変換する。画像内で使用されているそれぞれの各色に対して弁別不可色域を設定することによって、処理対象の画像内に当該色覚異常者の弁別できない色の組み合わせ(混同色群)が存在するか否かを判定するので、色変換の要否を的確に判断することができる。また、弁別不可色域を設定し、その外に出るように色変換するので、色変換の方向を選択でき、たとえば、混同色線の法線方向にのみ色を移動させるような場合に比べて、状況に応じた柔軟な色変換が可能になる。
[2]前記弁別不可色域導出部は、前記弁別可能な色の組み合わせに属する色間の色差を、その色調整前の弁別できない色の組み合わせに係る混同色線に対する法線方向成分と接線方向成分とに分解し、前記色差の接線方向成分と法線方向成分とから、前記弁別不可色域を求める
ことを特徴とする[1]に記載の色変換装置。
上記発明では、色空間内において大きさと方向性を持ったベクトルとして把握できる色差を、この色差に係る2色を混同色として抽出した由来の混同色線に対する法線方向成分と接線方向成分に分解し、該色差の法線方向成分と接線方向成分に基づいて弁別不可色域を算出する。これにより、異常三色型色覚にも対応した弁別不可色域を定義することができ、異常三色型色覚にも対応した色変換が可能になる。
なお、色差の接線方向成分を色覚異常者の混同色線上の色に対する弁別能力に応じて補正し、該補正した値と、色差の混同色線に対する法線方向成分とから、弁別不可色域を求めるようにしてもよい。また、色覚異常者の混同色線上の色に対する弁別能力(色覚係数α)が不明の場合等には、弁別不可色域導出部は、色差の混同色線に対する法線方向成分と接線方向成分とから求めた第1の弁別不可色域と、法線方向成分のみから求めた第2の弁別不可色域とをあわせた領域を、弁別不可色域として求めるとよい。
[3]前記弁別不可色域導出部は、前記色調整の結果から、複数の色について、それぞれの色を基準とした弁別不可色域を求め、
前記抽出部は、前記設定の基準になる色に対して、前記弁別不可色域導出部で求めた複数の弁別不可色域のうち前記設定の基準になる色に最も近い色に係る弁別不可色域を設定する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の色変換装置。
上記発明では、画像内で使用されている各色に対して弁別不可色域を設定する場合、その色に最も近い色に係る弁別不可色域を設定する。弁別不可色域導出部が求めた弁別不可色域は、色調整によって弁別可能となった色を基準にしたものである。そこで、画像内のチェック対象の色に設定する弁別不可色域を、そのチェック対象の色に最も近い色を基準とする弁別不可色域にすることで、そのチェック対象の色を中心として色覚異常者が実際に弁別できない色の範囲と設定された弁別不可色域との誤差を少なくすることができる。
[4]前記色変換部は、色変換後の画像において、すべての色がそれぞれ、他のすべての色の弁別不可色域に含まれないように、色変換する
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の色変換装置。
上記発明では、ある混同色対を弁別可能な色に色変換した結果、他の色と色弁別できなくなっている、といったことがなく、色変換後の画像においてすべての色を弁別可能色とすることができる。
[5]前記画像入力部から入力した画像を、写真領域と非写真領域とに分離し、
前記非写真領域のみを前記抽出部および前記色変換部に処理させ、
前記処理後の非写真領域と前記写真領域とを合成した画像を出力画像とする
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1つに記載の色変換装置。
上記発明では、写真領域を除く部分についてのみ色変換を行うので、写真領域については色覚異常者が普段見慣れた色合いのままとなり、自然な仕上がりにすることができる。
[6]前記色変換部は、弁別できない色の組み合わせとして前記抽出部によって抽出された前記基準にした色と前記他の色のうち前記画像に占める画素数が少ない方の色を色変換する
ことを特徴とする[1]乃至[5]のいずれか1つに記載の色変換装置。
上記発明では、画像全体としての色合いの変化を小さくすることができる。
[7]前記色変換部は、弁別できない色の組み合わせとして前記抽出部によって抽出された前記基準にした色と前記他の色とに対する色変換量が、前記画像に占める前記基準にした色の画素数と前記他の色の画素数との逆比となるように色変換する
ことを特徴とする[1]乃至[5]のいずれか1つに記載の色変換装置。
上記発明では、画像全体としての色合いの変化をより小さくしつつ、色弁別可能に画像にすることができる。
[8]色変換を、明度を変更する第1方式、色度を変更する第2方式、明度と色度の両方を変更する第3方式のいずれで行うかの選択を受ける色変換方式選択部を有し、
前記色変換部は、前記色変換方式選択部で選択された方式で色変換する
ことを特徴とする[1]乃至[7]のいずれか1つに記載の色変換装置。
上記発明では、ユーザの希望する要素によって色変換することができる。
[9]前記画像入力部から入力された画像で使用されている色の中から、同じ混同色線上にある2以上の色を混同色群として抽出する混同色群抽出部と、
前記混同色群抽出部によって抽出された混同色群を表示し、これらが弁別可能な色の組み合わせとなるように前記色覚異常者から色調整の操作を受ける色調整操作部と、
前記色調整操作部によって前記色覚異常者から受けた色調整の結果として、前記弁別可能な色の組み合わせに属する色間の色差を示す色差データと、その色調整前の弁別できない色が属する混同色線のタイプとを記憶する記憶部と、
をさらに有し、
前記弁別不可色域導出部は、前記記憶部に記憶されている色調整の結果に基づいて弁別不可色域を求める
ことを特徴とする[1]乃至[8]のいずれか1つに記載の色変換装置。
上記発明では、ユーザから色調整操作を受け付けて、弁別不可色域の算出に必要な色調整データ(色差および混同色線のタイプ)を取得する機能を、当該色変換装置が備えている。
[10]動作モードの選択を受け付ける動作モード選択部を備え、
前記動作モード選択部で第1動作モードが選択されている場合は、前記画像入力部から入力された画像を前記混同色群抽出部で処理し、前記色調整操作部で色調整の操作を受け、その結果を前記記憶部に記憶するように動作し、
前記動作モード選択部で第2動作モードが選択されている場合は、前記記憶部に記憶されている色調整の結果に基づいて前記弁別不可色域導出部で弁別不可色域を導出し、前記画像入力部から入力された画像を前記抽出部および前記色変換部で処理するように動作する
ことを特徴とする[9]に記載の色変換装置。
上記発明では、ユーザから色調整の操作を受け付けて、その結果を記憶部に記憶する第1動作モードと、既に記憶部に記憶されている色調整の結果に基づいて弁別不可色域を導出し、処理対象の画像を色変換する第2動作モードのいずれで動作するかの選択をユーザから受け付けることができる。
[11][1]乃至[10]のいずれか1つに記載の色変換装置と、
前記色変換装置によって色変換された後の画像を印刷出力する印刷部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
上記発明では、色変換した画像を印刷出力することができる。
[12]前記画像入力部は、原稿をカラーで読み取る画像読取装置を、含む
ことを特徴とする[11]に記載の画像形成装置。
上記発明では、色調整や色変換の処理対象となる画像を、原稿をカラーで読み取る画像読取装置によって得ることができる。
本発明に係る色変換装置および画像形成装置によれば、異常三色型色覚にも対応した色変換を行うことができる。また、状況に応じて色変換の方向性を選択でき、柔軟な色変換が可能になる。
本発明の実施の形態に係る色変換装置としての機能を備えた画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置のうち、色変換装置の機能に関連する部分の機能構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置が原稿のコピー動作を行う際の概略の動作を示す流れ図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置に表示される混同色調整モード選択画面の一例を示す正面図である。 手動混同色調整処理を示す流れ図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置に表示される混同色調整画面の一例を示す正面図である。 自動混同色調整処理を示す流れ図である。 式(1)に従って設定した、色Aに関する弁別不可色域、およびこの弁別不可色域内の色Bを弁別不可色域外へ色変換する様子を示す説明図である。 式(2)および式(3)に従って設定した、色Cに関する弁別不可色域、およびこの弁別不可色域内の色Cを弁別不可色域外へ色変換する様子を示す説明図である。 混同色対のうち、画像内に存在する画素数が少ない方の色を色変換することで互いが弁別不可色域の外に出るようにする場合の一例を示す説明図である。 混同対の各色を、画像内に存在するそれぞれの色の画素数の逆非の色変換量で色変換することで互いが弁別不可色域の外に出るようにする場合の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置に表示される混同色変換方法設定画面の一例を示す正面図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る色変換装置の機能を備えた画像形成装置10の概略構成を示している。画像形成装置10は、原稿を光学的にカラーで読み取ってその複製画像を記録紙にカラー印刷するカラーコピー機能、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部端末へネットワークを通じて送信したりするスキャン機能、外部端末からネットワークを通じて受信した印刷データに係る画像を記録紙上に形成して印刷出力するPCプリント機能などを備えた装置(所謂、カラー複合機)である。
また、画像形成装置10は、処理対象の画像から、各色覚特性で弁別できない色の組み合わせ(混同色群)を抽出して表示部に表示し、色覚異常者であるユーザからこれらの色が弁別可能な色の組み合わせとなるように色調整の操作を受け付け、その色調整の結果に基づいて、弁別できない色がないように処理対象の画像を色変換する手動混同色調整機能を有している。手動混同色調整機能における色調整の結果は、該色調整を行ったユーザのユーザIDに対応付けて記憶される。
さらに、あるユーザ(色覚異常者)について既に記憶されている色調整の結果からその色覚異常者が弁別できない2色の関係を一方の色を基準にしてその色と区別できない色の範囲を相対的に表わした弁別不可色域を求め、弁別不可色域を処理対象の画像内の各色に当てはめることで、該画像内で使用されている当該色覚異常者が弁別できない色の組み合わせを抽出し、これらの色が互いの弁別不可色域の外に出るように色変換する自動混同色調整機能を備えている。
画像形成装置10は、当該画像形成装置10の動作を統括制御する制御部としてのCPU(Central Processing Unit)11を備えている。CPU11には、バス12を通じて画像読取部13と、印刷部14と、ROM(Read Only Memory)15と、RAM(Random Access Memory)16と、不揮発メモリ17と、表示部18と、操作部19と、画像処理部21と、ネットワークI/F部22と、ハードディスク装置(HDD)23とが接続されている。
ROM15には各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU11が処理を実行することにより画像形成装置10としての各機能(色変換装置としての機能を含む)が実現される。RAM16はCPU11がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを格納する画像メモリなどとして使用される。
画像読取部13は、原稿を光学的にフルカラーで読み取って画像データを取得する機能を果たす。画像読取部13は、たとえば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るカラーのラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。
印刷部14は、画像データに応じたカラー画像を記録紙に印刷する機能を果たす。ここでは、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う、所謂、カラーレーザープリンタとして構成されている。他の方式のプリンタであっても構わない。
不揮発メモリ17には、システム情報、ユーザ情報などが記憶される。ユーザ情報には、そのユーザに関する色調整の結果を示す情報(色調整結果情報)も含まれる。
表示部18は、液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)などで構成され、各種の操作画面、設定画面、色調整用の画面などを表示する機能を果たす。操作部19は、ユーザからジョブの投入操作や、色調整に係る操作など各種の操作を受け付ける機能を果たす。操作部19は、表示部18の画面上に設けられて押下された座標位置を検出するタッチパネルのほかテンキーや文字入力キー、スタートキーなどを備えて構成される。
画像処理部21は、画像の拡大縮小、回転などの処理のほか、印刷データをイメージデータに変換するラスタライズ処理、画像データの圧縮、伸張処理などを行う。色変換処理の一部、たとえば、座標変換処理などを画像処理部21で行うように構成してもよい。
ネットワークI/F部22は、LANなどのネットワークと接続してネットワーク上の端末装置やサーバなどと各種のデータを送受信する機能を果たす。ハードディスク装置23は、大容量不揮発の記憶装置であり、たとえば、印刷データや画像データの保存に使用される。
図2は、画像形成装置10のうち色変換装置の機能に関連する部分を示す機能構成図である。各部の機能は、図3以降の動作の説明において示す。なお、混同色調整モード設定部31、色調整操作部36、色変換方法設定部41におけるユーザインターフェース機能は表示部18および操作部19が果たし、混同色調整モード記憶部32、色差データ記憶部39、色変換方法記憶部42の機能は不揮発メモリ17が果たし、画像入力部33、画像認識部34、混同色群抽出部35、色調整パラメータ計算部37、色差データ計算部38、混同色対抽出部43、色調整パラメータ計算部44、画像合成部45の機能は主としてCPU11が果たす。
図3は、画像形成装置10が原稿のコピー動作を行う際の概略の流れを示している。なお、ユーザは、ユーザ認証によってログインして初めて当該画像形成装置10を使用可能となる。これにより、画像形成装置10は使用中のユーザを特定する。
画像形成装置10は、図示省略の設定メニュー画面などにおいて所定の操作を受けると、図4に示すような混同色調整モード選択画面60を表示部18に表示し、ユーザから混同色調整モードの選択操作を受け付ける(図2:混同色調整モード設定部31としての機能)。混同色調整モード選択画面60には、混同色に関する調整動作を行わない調整なしモードの選択ボタン61と、手動調整モードの選択ボタン62と、自動調整モードの選択ボタン63が表示される。ユーザによりいずれかのモードの選択ボタンが押下された後、OKボタンが操作されると、CPU11は、そのとき選択されていたモードを示す設定値を、ログイン中のユーザのユーザ情報として不揮発メモリ17(図2;混同色調整モード記憶部32)に記憶する。その後、図示省略のスタートボタンの操作を受けると、図3に示す動作を開始する。
コピー動作において、まず、画像形成装置10は、ログイン中のユーザに対応付けて記憶されている混同色調整モードの設定値を不揮発メモリ17(混同色調整モード記憶部32)から読み出し、混同色調整モードが手動調整/自動調整/調整なしのいずれかであるかをチェックする(ステップS101)。ここで、当該ユーザが手動調整モードを一度も行っていない段階では、自動調整を行えないことが望ましい。
CPU11は、設定されている混同色調整モードが手動調整モードであれば(ステップS101:手動調整)、手動混同色調整処理を行う(ステップS102)。手動混同色調整処理は、処理対象の画像から、各色覚特性で弁別できない色の組み合わせ(混同色群)を抽出して表示部18に表示し、ユーザからこれらの色が弁別可能な色の組み合わせとなるように色調整の操作を受け付け、その色調整の結果に基づいて、弁別不可色が含まれないように処理対象の画像を色変換すること、およびその色調整結果を当該ユーザに対応付けしたユーザ情報として不揮発メモリ17(図2:色差データ記憶部39)に記憶することを行う。手動混同色調整処理の詳細については後述する。
手動混同色調整処理の後、CPU11は、色調整した画像データに基づいて印刷処理を印刷部14で行わせて(ステップS104)コピー動作を終了する。
CPU11は、設定されている混同色調整モードが自動調整モードであれば(ステップS101:自動調整)、自動混同色調整処理を行う(ステップS103)。自動混同色調整処理では、不揮発メモリ17(色差データ記憶部39)に記憶されている当該ユーザの色調整結果情報から、当該ユーザが弁別できない2色の関係を一方の色を基準にしてその色と区別できない色の範囲を相対的に表わした弁別不可色域を求め、この弁別不可色域を、処理対象の画像内の各色に当てはめることで、該画像内で使用されている当該ユーザが弁別できない色の組み合わせを抽出し、これらの色が互いの弁別不可色域の外に出るように色変換することを行う。自動混同色調整処理の詳細については後述する。
自動混同色調整処理の後、CPU11は、色調整した画像データに基づいて印刷処理を印刷部14で行わせて(ステップS104)コピー動作を終了する。
CPU11は、設定されている混同色調整モードが調整なしモードであれば(ステップS101:調整なし)、通常のコピー動作を行って(ステップS105)処理を終了する。通常のコピー動作では、画像読取部13によって原稿画像を光学的に読み取って画像データを取得し、この画像データに基づく印刷を印刷部14に行わせる。通常のコピー動作では、混同色調整のための色変換は行わない。
図5は、手動混同色調整処理の流れを示している。CPU11は、画像読取部13に原稿全ページの読み取りを行わせ、その読み取りで得た画像データを画像入力部33(図2参照)を通じて入力し、画像メモリ(RAM16)に保存する(ステップS201)。続いて、CPU11(図2:画像認識部34)は、この画像データ(元の画像データ)が表す画像の中の写真領域を検出する(ステップS202)。そして、検出した写真領域の画像データを別の領域に複製して記憶し(ステップS203)、元の画像データ内の写真領域を消去して、混同色の抽出、及び色補正の対象とする画像データを作成する(ステップS204)。
なお、ステップS203で複製して記憶した写真領域は、後にS216で写真領域以外の色補正された画像データと合成される。写真領域は、混同色の抽出、及び色補正の対象とすることは望ましくないため、写真領域を消去することで、混同色の抽出、及び色補正の対象となることを防止する。
続いてCPU11(図2:混同色群抽出部35)は、均等表色系(L*a*b*表色系など)の色空間を立方体等に隙間無く区切ったセルを設定し、写真領域を消去したあとの画像データ内の各画素をその画素の色が属するセルに割り当てて、各セルに対する分布を求める(ステップS205)。画素が一定以上存在する各セルの中心、または各セル内の色の分布に関する重心をそのセルの代表色として設定する(ステップS206)。
次に、CPU11(図2:混同色群抽出部35)は、設定した代表色の中から、第一色盲(P型)、第二色盲(D型)、第三色盲(T型)など標準的な色覚異常者の色覚特性に対応する混同色群を抽出する。詳細には、第一色盲、第二色盲、第三色盲などの色覚特性毎に、所定数の混同色線を予め選出しておき(混同色線は無数に存在するので、たとえば、各色覚特性について所定の間隔毎に混同色線を選出しておく)、それぞれの混同色線について、以下の処理を行う。
まず、予め選出してある混同色線の中から最初のチェック対象となる混同色線を選択する(ステップS207)。なお、このとき、前回までの手動混同色調整処理によりユーザの色覚特性が第一色盲(P型)、第二色盲(D型)または第三色盲(T型)の1つ以上に当てはまらないと判定されていた場合は、該当する混同色線を選択対象から除外する。
すべての代表色について、チェック対象の混同色線上に存在するか否かを判定し、2以上の代表色が該チェック対象の混同色線上に存在すれば、それらの色を混同色群として抽出する(ステップS208)。
なお、混同色線、及び、混同色群の判定については、非特許文献1に詳細に記載されているので、詳細は記載しないが、概略を述べると、色覚特性ごとに、互いに色弁別が困難な色の組み合わせの軌跡が混同色線として表され、逆に2つ以上の色が同じ混同色線上にある場合、その混同色線に対応する色覚特性の場合には、色の弁別が困難になるため、混同色群と判定される。
次に、CPU11(図2:混同色群抽出部35)は、ステップS208で抽出した混同色群に含まれる各代表色の属するセルの周辺のセルであり、かつチェック対象としている混同色線上に無く、かつ画素の分布の無いセルの中心を複数選択し、色変換候補として保持する(ステップS209)。ここで、色変換候補は、チェック対象としている混同色線からの距離(色差)、あるいは最も近い代表色までの距離(色差)が様々となるようにして複数選択することが好ましい。
チェックを必要とするすべての混同色線に対してステップS208、S209の処理が完了したかを確認し(ステップS210)、未チェックの混同色線が存在する場合は(ステップS210;;No)、次のチェック対象となる混同色線を選択して(ステップS211)、ステップS208へ移行する。なお、このときもステップS207と同様に、ユーザの色覚特性が第一色盲(P型)、第二色盲(D型)または第三色盲(T型)の1つ以上に当てはまらないと判定された場合は、該当する混同色線を選択対象から除外する。
チェックを必要とするすべての混同色線に対してステップS208、S209の処理が完了した場合は(ステップS210;Yes)、混同色の抽出処理と色変換候補の選定処理を終了する。
続いて、上記の混同色群と色変換候補とから、各混同色群について、その混同色群に属する代表色(混同色)を、弁別可能な色の組み合わせに調整する操作をユーザから受け付ける(ステップS212)。詳細には、CPU11は、ステップS208〜S211で抽出して保持した混同色群のひとつを選択し、その混同色群に属するすべての代表色と、その混同色群に対応する色変換候補とを含む図6に示すような混同色調整画面70(図2:色調整操作部36に相当する)を表示部18に表示させる。
図6の混同色調整画面70の混同色群表示領域71には、選択した1つの混同色群に属する各代表色(混同色)が、その色で塗りつぶされた代表色ボタン73として表示される。また色変換候補表示エリア72には、その混同色群に対応する色変換候補の各色が、その色で塗りつぶされた変換色選択ボタン74として表示される。混同色群表示領域71にて1つの代表色ボタンを選択した状態で、色変換候補表示エリア72内のいずれかの変換色選択ボタンを押下すると、選択中の代表色ボタンの表示色がその押下した変換色選択ボタンの色に置き換えられる。
ユーザは、混同色群表示領域71に表示された代表色ボタンの色を弁別できないときは、前述のような操作を行うことで、弁別可能な色の組み合わせとなるように、代表色ボタン73の色を、適宜、色変換候補表示エリア72に表示された色変換候補の中のいずれかの色に置き換える。そして、弁別可能になると、OKボタン75を押下する。
なお、色調整は、色変換候補の中から色を選択するという手法に限定されるものではない。たとえば、代表色ボタン73の色を連続的に変化させるスライダ(明度、彩度、色相をそれぞれ独立に調整するようにされてもよい)を混同色調整画面に表示し、ユーザからそのスライダによって色調整操作を受けるようにされてもよい。この場合、スライダの調整量に従った色は、色調整パラメータ計算部37が算出する。このようにユーザが自分の目で確認しながら色弁別できるように色調整する場合には、ある色について、ユーザが弁別可能でありながらも小さい色差を求めることができ、後述する弁別不可色域を小さくでき、必要以上に弁別不可色域が広範になることが防止される。
色覚正常者が色弁別できる色差と同程度に弁別可能であった場合、すなわち、混同色群表示領域71に表示された2つの代表色が色覚正常者にとっても色弁別できる最小程度の色差を持つ色であって、ユーザがその2色に対して色調整を行わなかった場合(色変換候補への色の置き換え等による色調整を行わずにOKボタン75を押下した場合)は、そのユーザはその2色の混同色群抽出の根拠となった混同色線に対応する色覚特性が無いと判断してその結果を保持する。保持した結果は、次回以降の手動混同色調整処理においてステップS207、S211での混同色線の選定に使用されて、チェック対象から除外される。
CPU11は、すべての混同色群に対してユーザの色調整操作が完了したかを確認し(ステップS213)、色調整の操作を受けるべき混同色群が残っている場合は(ステップS213;No)、別の混同色群に係る混同色調整画面70を表示部18にさせて、ユーザから色調整操作を受ける(ステップS212)。
すべての混同色群に対して、ユーザの色調整操作が完了して色弁別できる状態となった場合は(ステップS213;Yes)、色調整された色毎に、その色と、該色と同じ混同色群に属する他の色との間の色差を示す色差データと、該色が属する混同色群の抽出の根拠となった色覚特性のタイプとを対応付けした色調整結果情報を該ユーザ(ログイン中のユーザ)に関連付けて不揮発メモリ17(図2:色差データ記憶部39)に記憶する。また、色調整によって得られた各色の補正量を不揮発メモリ17(色差データ記憶部39)に記憶する(ステップS214)。
なお、各色差データは、CPU11(色差データ計算部38)が計算して求める。色差データは、たとえば、色空間内での2つの色を結ぶベクトル情報である。対象となる2色の色空間内での距離と方向を特定可能な情報であれば、ベクトル情報に限定されない。たとえば、各色の位置座標で表されてもよい。色覚特性は、混同色線もしくは混同色線のタイプを示す情報であればよい。
次に、CPU11(図2:色調整パラメータ計算部37)は、ステップS214で記憶した各色の補正量に従って画像データ内の各色の色変換を行う(ステップS215)。そして、CPU11(図2:画像合成部45)はステップS203で記憶した写真領域の画像データを、ステップS215で色変換が行われた画像データ(写真が消去されている)に合成して(ステップS216)、処理を終了する(リターン)。なお、色変換の全部もしくは一部を画像処理部21で行うように構成してもよい。
図7は、自動混同色調整処理の流れを示している。CPU11は、画像読取部13に原稿全ページの読み取りを行わせ、その読み取りで得た画像データを画像入力部33(図2参照)を通じて入力し、画像メモリ(RAM16)に保存する(ステップS301)。続いて、CPU11(図2:画像認識部34)は、この画像データ(元の画像データ)が表す画像の中の写真領域を検出する(ステップS302)。そして、検出した写真領域の画像データを別の領域に複製して記憶し(ステップS303)、元の画像データ内の写真領域を消去して、混同色の抽出、及び色補正の対象とする画像データを作成する(ステップS304)。
なお、ステップS303で複製して記憶した写真領域は、後にS314で写真領域以外の色補正された画像データと合成される。写真領域は、混同色の抽出、及び色補正の対象とすることは望ましくないため、写真領域を消去することで、混同色の抽出、及び色補正の対象となることを防止する。
続いてCPU11(図2:混同色対抽出部43)は、均等表色系(L*a*b*表色系など)の色空間を立方体等に隙間無く区切ったセルを設定し、写真領域を消去したあとの画像データ内の画素をその画素の色が属するセルに割り当てて、各セルに対する分布を求める(ステップS305)。画素が一定以上存在する各セルの中心、または各セル内の色の分布に関する重心をそのセルの代表色として設定する(ステップS306)。
以後、その設定した代表色の中に、ログイン中のユーザが弁別できない色の組み合わせ(混同色群)が存在するか否かを判定し、弁別できない色が存在する場合は、弁別可能となるように色変換を行う。詳細には、CPU11(混同色対抽出部43)は、最初のチェック対象の代表色を選択し(ステップS307)、ステップS214で記憶した、当該ログインユーザに関連付けされて不揮発メモリ17(色差データ記憶部39)に記憶されている色調整結果情報の中から、チェック対象の代表色に最も近い色についての色差データと、この色差データとともに記憶された色覚特性とを取得し(ステップS308)、これらから、チェック対象の代表色を基準(中心)にして当該ユーザがその色と区別できない色の範囲として弁別不可色域を求める(ステップS309)。
弁別不可色域は、ある色と色弁別できない色の色空間上の領域である。ここでは、ユーザが色弁別でき、かつなるべく小さい色差を求め、ユーザが知覚する色差がそれよりも小さい色差であることを条件とする。
ユーザが知覚する色差は、色覚正常者であれば均等色空間上の距離に等しい。しかしながら、2色型色覚、及び異常3色型色覚の色覚異常者の場合は、混同色線(チェック対象の代表色を通過し、かつ色覚特性に依存して決定する混同色線)の法線方向の色弁別性は色覚正常者と同等であると考えられるが、接線方向の色弁別性は色覚正常者と比較して、劣る、もしくは色弁別不可であると考えられる。そのため、2色型色覚、及び異常3色型色覚の色覚異常者を想定した場合、知覚上の色差は混同色線の接線方向に対しては、色覚正常者と比較して小さく計算する必要がある。
上記より、弁別不可色域の条件は、ユーザが色弁別できた色差の混同色線に対する法線方向成分をΔEN1、接線方向成分をΔET1、色覚特性の程度によって決定される混同色線の接線方向の色覚係数α(色覚正常者の場合を1とし、色覚異常者がその何倍の色差を感じるかを表した値を色覚係数とする。範囲は0≦α≦1)とし、またユーザが弁別不可能となる色差の混同色線に対する法線方向成分をΔEN2、接線方向成分をΔET2とすると、色覚係数αが既知の場合は
ΔEN2 +αΔET2 <ΔEN1 +αΔET1 ・・・式(1)
を満たすΔEN2、ΔET2となり、
色覚係数αが未知の場合は、範囲0≦α≦1のすべてで、上記式(1)が成り立つΔEN2、ΔET2を考え、
ΔEN2<ΔEN1・・・式(2)
または
ΔEN2 +ΔET2 <ΔEN1 +ΔET1 ・・・式(3)
を満たすΔEN2、ΔET2となる。
ここでは、ユーザが色弁別できた色差とする色差は、ステップS308で取得したチェック対象の代表色に最も近い色についての色差データが示す色差とし、接線方向等を求めるための混同色線は、ステップS308で取得した色覚特性に対応した混同色線であってチェック対象の代表色が含まれる混同色線とする。色空間において、チェック対象の代表色を基準(中心)として上記式(1)、(2)、(3)に示す範囲を設定した領域が、当該チェック対象の代表色に関する弁別不可色域となる。
なお、αの値は、別途検査した値が入力され、そのユーザに関連付けて不揮発メモリ17に記憶される。また、αの値を、ユーザが手動混同色調整において色調整した結果から算出するようにしてもよい。たとえば色調整において、混同色に対する色変換候補の中に、その混同色と同一の混同色線上の色を1または複数種類含ませておき、ユーザがこれを置き換え色として選択した場合は、それらの色差からαの値を求めるようにする。また、3色以上の混同色を含む混同色群の中に色調整されなかった2色が存在する場合には、その2色の色差からαの値を求める、などとしてもよい。
図8は、式(1)に従って設定した、色Aに関する弁別不可色域81の一例を示している。弁別不可色域81は、図では2次元で示してあるが、実際には、色Aを含む混同色線82を中心軸として図中の楕円形の弁別不可色域81を1周回転させた3次元形状(ラグビーボールのような偏平した球体形状)の領域となっている。
図9は、式(2)および式(3)に従って設定した、色Cに関する弁別不可色域85の一例を示している。弁別不可色域85は、式(2)に対した領域85aと、式(3)に対応した領域85bとを併せた領域である。図9では弁別不可色域85を2次元で示してあるが、実際には、図中の領域85aと円形の領域85bとを色Cを含む混同色線86を中心軸として1周回転させた3次元形状の領域となっている。
CPU11(混同色対抽出部43)は、チェック対象の代表色を基準にして設定した弁別不可色域に、他の代表色が存在するか否かをチェックする(ステップS310)。他の代表色が存在した場合は、この両方の色(代表色と他の色)を混同色対とする。混同色対が発生していなければ(ステップS310;No)、ステップS312へ移行して、別のチェック対象の代表色の有無を判定する。
混同色対が発生していた場合(ステップS310;Yes)、CPU11(図2:色調整パラメータ計算部44)は、混同色対の各色が互いの弁別不可色域内に存在しないように、一方、あるいは両方の色について色変換するための色変換パラメータを作成し、その混同色対の各色の画素の色を該色変換パラメータに従って実際に色変換し(ステップS311)、その後、ステップS312へ移行する。
図8の例では、弁別不可色域81内に色Bが存在するため、この色Bを弁別不可色域81の外に出るように、色B´に色変換している。色B´は弁別不可色域81の外に出る条件下で色変換量が最小となる方向へ移動されている。図9の例では、弁別不可色域85内に色Dが存在するため、この色Dを弁別不可色域85の外に出るように、色D´に色変換している。色C´は弁別不可色域85の外に出る条件下で色変換量が最小となる方向へ移動されている。
仮に、図8の色Bを、混同色線82から法線方向のみに移動させて弁別可能な色に変換する場合には、たとえば、色bのような色に色変換することになる。これに対して本発明では、弁別不可色域81を設定してその外に出すので、色B´のような位置に色変換することができ、法線方向のみに移動させる場合に比べて色変換量を少なく抑えることができる。色B´は、色Aを含む混同色線82からの距離が比較的小さいが、ユーザの色覚特性は混同色線の接線方向にもある程度色を弁別可能な異常三色型色覚である(α>0)ので、その色弁別力を活かした色変換、すなわち、異常三色型色覚にも対応した色変換となっている。
また、設定した弁別不可色域の外側であれば、任意の位置へ色変換できるので、画像内の色分布の状況やユーザの希望などに応じた方向へ色変換することができる。
ここで、色変換パラメータを作成するに際し、全体の色合いの変化を小さくするため、または、利便性の向上のため、状況に応じて以下のひとつ、または複数の方法を用いる。
1.色変換可能な色のうち、変換前の色と最も色差が小さい色に変換する。2.混同色対を成す各色のうち、画像データ内のドット数(画素数)が少ないほうの色を色変換対象とする。
3.混同色対を成す各色に対して、それぞれの色を有する画像データ内のドット数の逆数に比例した量の色変換を行う。
4.ユーザが別に設定した混同色変換方法(明るさを変更するか、色合いを変更するか、自動とするか)に従って色変換を行う。
上記1.は、図8、図9に例示したような色変換である。色合いの変化を小さくすることができる。
上記2.の例は、図10に示すように色Fに対して設定した弁別不可色域87内に色Gがあり、画像内に存在する色Fの画素数が色Gの画素数より少ない場合は、色Fを移動させ、移動先の色F´を基準に設定した弁別不可色域87´の外に色Gが出るようにする。このように画像全体の中に占める面積(画素数)の小さい色を色変換するので、画像全体の色合いを大きく変えることなく、色弁別可能な画像に変換することができる。
上記3.の例を図11に示す。色Jの弁別不可色域88内に色Kがあり、画像内に存在する色Jの画素数がM個、色Kの画素数がN個の場合、色Jと色Kとを互いが離れる方向に、かつそれぞれの色変換量がN:Mの比率となり、かつ色J´を基準とした弁別不可色域の外へ色K´が出るようにして、色Jを色J´に、色Kを色K´にそれぞれ色変換する。このように面積の逆比に従って色変換量を設定することで、画像全体としての色合いの変化をより小さくしつつ、色弁別を可能にすることができる。
図12は、ユーザから混同色変換方法の設定を受ける混同色変換方法設定画面90の一例を示している。図2の色変換方法設定部41としての機能を果たす混同色変換方法設定画面90には、自動ボタン91と指定ボタン92が設けられ、ユーザはこれらのいずれかを押下することで混同色変換方法として「自動」と「指定」とを選択することができる。「自動」の場合は、色変換前の互いの色差のうち、明度成分と色度成分の比率を変更せず色変換を行う。「指定」の場合は、スライダ93によって明るさ(明度成分)と色あい(色度成分)の変更割合の設定操作を受け付け、該スライダ93によって指定された割合で明度成分と色度成分を変更して色変換を行う。
たとえば、スライダ93にて明るさ方向に最も大きく設定されていた場合(図で一番左の位置にスライダ93が置かれていた場合)は、明度のみを変更することによって、混同色対の各色が互いの弁別不可色域内に存在しないよう色変換する。混同色変換方法設定画面90で設定された色変換方法に関する指定は不揮発メモリ17(図2:色変換方法記憶部42)に記憶され、色調整パラメータ計算部44が色変換パラメータを計算する際に参照される。このようにユーザから色変換方法の指定を受けてそれに応じた色変換を行うので、ユーザの希望に応じた色変換が可能になる。また自動では操作が容易になる。
図7に戻って説明を続ける。ステップS312では、CPU11(混同色対抽出部43)は、チェックを必要とするすべての代表色に対してチェックを完了したかを確認する。すべての代表色に対してチェックを完了していなければ(ステップS312;No)、別のチェック対象の代表色を選択し(ステップS313)、ステップS308へ移行して、新たなチェック対象に対する処理を継続する。
すべての代表色に対して色変換、及びチェックを完了した場合は(ステップS312;Yes)、CPU11(画像合成部45)は、ステップS303で記憶した写真領域の画像データを、色変換完了後の画像データ(写真が消去されている)に合成して(ステップS314)、処理を終了する(リターン)。
このように、本発明では、色覚異常者が弁別できない色の組み合わせを弁別可能な色の組み合わせに色調整した結果から、その色覚異常者が弁別できない2色の関係を一方の色を基準にしてその色と区別できない色の範囲で表わした弁別不可色域を求め、この弁別不可色域を、処理対象の画像内の各色に当てはめることで、該画像内で使用されている当該色覚異常者が弁別できない色の組み合わせを抽出し、これらの色が互いの弁別不可色域の外に出るように色変換するので、異常三色型色覚にも対応した色変換を行うことができ、また、状況に応じて色変換の方向性を選択することができる。
特に、弁別可能色差を混同色線の接線方向成分と法線方向成分に分離するので、接線方向にも色弁別能力をある程度有する異常3色型色覚に適した色変換を行うことができる。
また、チェック対象の代表色に最も近い色の色差データに基づいて弁別不可色域を算出するので、チェック対象の代表色に対する実際の弁別不可色域と、算出した弁別不可色域との誤差を小さくすることができる。
また、すべての色が他の色の弁別不可色域から外れるように色変換するので、ある混同色対を弁別可能に色変換した結果、他の色と弁別できない色になる、といったことが防止される。
また色調整操作の結果から弁別不可色域を求めて色変換するので、ユーザは自身の色覚特性やその程度を示す情報を入力する必要がない。
写真領域を除く部分についてのみ色変換を行うので、写真領域については色覚異常者が普段見慣れた色合いのままとなり、自然な仕上がりにすることができる。
また、手動混同色調整処理においては、同じ混同色線上にあることを抽出根拠とする色についてユーザが弁別可能か否かを確認するので、その混同色線に対応する色覚異常の有無、程度を簡易な検査で求めることができる。
また、混同色調整モードを、自動、手動、調整なし、の中からユーザが選択できるので、ユーザに色調整を行わせてその結果を取得する機能と、既に行われた色調整の結果に基づいて自動的に色変換する機能とを1台の画像形成装置10で実現することができる。また、同じ画像形成装置10において通常のコピーも可能になる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、実施の形態では、画像形成装置10を例に説明したが、画像読取部13や印刷部14などを具備しない色変換装置として構成されてもよい。また、色変換装置としての機能は、コンピュータ装置に所定のプログラムを実行させることで実現されてもよく、本発明は該プログラムとされてもよい。
また、色調整に使用する画像は、各種の色覚特性における混同色が含まれるようなテストチャートとしてもよい。
実施の形態では、画像形成装置10にて手動混同色調整処理を行い、ユーザから色調整操作を受けて色調整の結果を取得するようにしたが、色調整操作を受けて色調整の結果を取得する機能については、別の装置で行われてもよく、該別の装置から色調整結果情報を入力して自動混同色調整処理で使用するように構成されてもよい。たとえば、ユーザ毎の色調整結果情報をファイルとして外部から入力し、これを不揮発メモリ17に記憶して使用するといった構成でもよい。
実施の形態では、手動混同色調整処理の処理対象画像から抽出された混同色群を弁別可能な色の組み合わせに変更するといった色調整を受けるので、その色調整結果が示す色差は、そのユーザが色弁別可能な最小色差であることは確認できないが、少なくとも色弁別可能な色差であることは確認できる。したがって、色調整結果の色差から求めた弁別不可色域を使用すれば、そのユーザが弁別可能な色に必ず変換することができる。なお、色変換量を少なくするためには、弁別不可色域を必要以上に広くせず最適化することが望ましい。このためには、手動混同色調整処理で処理対象とする画像を、この目的を達成し得るテスト画像としたり、色調整においてユーザに対してなるべく色調整量を少なくするように、あるいは元の色に近い色の色変換候補を選択するように案内したりする、ことが望ましい。
実施の形態では、原稿全ページを読み取り、全ページを対象に混同色群を抽出して色変換するようにしたが、ページ毎に個別の混同色群を抽出し、ページ毎に色弁別可能なように色変換するように構成されてもよい。
実施の形態では、コピー動作を例に説明したが、混同色を色変換して出力する動作はこれに限定されない。たとえば、色変換後の画像の出力先は、表示部18などの表示装置であってもよい。また、ユーザの表示端末など外部装置への送信であってもよい。
10…画像形成装置
11…CPU
12…バス
13…画像読取部
14…印刷部
15…ROM
16…RAM
17…不揮発メモリ
18…表示部
19…操作部
21…画像処理部
22…ネットワークI/F部
23…ハードディスク装置
31…混同色調整モード設定部
32…混同色調整モード記憶部
33…画像入力部
34…画像認識部
35…混同色群抽出部
36…色調整操作部
37…色調整パラメータ計算部
38…色差データ計算部
39…色差データ記憶部
41…色変換方法設定部
42…色変換方法記憶部
43…混同色対抽出部
44…色調整パラメータ計算部
45…画像合成部
60…混同色調整モード選択画面
61…調整なしモードの選択ボタン
62…手動調整モードの選択ボタン
63…自動調整モードの選択ボタン
70…混同色調整画面
71…混同色群表示領域
72…色変換候補表示エリア
73…代表色ボタン
74…変換色選択ボタン
75…OKボタン
81…色Aを基準とした弁別不可色域
82…色Aを含む混同色線
85…色Cを基準とした弁別不可色域
86…色Cを含む混同色線
87…色Fを基準とした弁別不可色域
88…色Jを基準とした弁別不可色域
90…混同色変換方法設定画面
91…自動ボタン
92…指定ボタン
93…スライダ

Claims (12)

  1. 色覚異常者が、弁別できない色の組み合わせを弁別可能な色の組み合わせに色調整した結果から、該色覚異常者が弁別できない2色の関係を一方の色を基準にしてその色と区別できない色の範囲で表わした弁別不可色域を求める弁別不可色域導出部と、
    処理対象の画像を入力する画像入力部と、
    前記画像入力部によって入力した前記画像で使用されている色の中に、その色を基準にして設定した弁別不可色域内に当該画像で使用されている他の色が存在する色がある場合に、前記基準にした色と前記他の色とを弁別できない色の組み合わせとして抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出した前記組み合わせに属する各色が互いの弁別不可色域の外に出るように色変換する色変換部と、
    を有する
    ことを特徴とする色変換装置。
  2. 前記弁別不可色域導出部は、前記弁別可能な色の組み合わせに属する色間の色差を、その色調整前の弁別できない色の組み合わせに係る混同色線に対する法線方向成分と接線方向成分とに分解し、前記色差の接線方向成分と法線方向成分とから、前記弁別不可色域を求める
    ことを特徴とする請求項1に記載の色変換装置。
  3. 前記弁別不可色域導出部は、前記色調整の結果から、複数の色について、それぞれの色を基準とした弁別不可色域を求め、
    前記抽出部は、前記設定の基準になる色に対して、前記弁別不可色域導出部で求めた複数の弁別不可色域のうち前記設定の基準になる色に最も近い色に係る弁別不可色域を設定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の色変換装置。
  4. 前記色変換部は、色変換後の画像において、すべての色がそれぞれ、他のすべての色の弁別不可色域に含まれないように、色変換する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の色変換装置。
  5. 前記画像入力部から入力した画像を、写真領域と非写真領域とに分離し、
    前記非写真領域のみを前記抽出部および前記色変換部に処理させ、
    前記処理後の非写真領域と前記写真領域とを合成した画像を出力画像とする
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の色変換装置。
  6. 前記色変換部は、弁別できない色の組み合わせとして前記抽出部によって抽出された前記基準にした色と前記他の色のうち前記画像に占める画素数が少ない方の色を色変換する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の色変換装置。
  7. 前記色変換部は、弁別できない色の組み合わせとして前記抽出部によって抽出された前記基準にした色と前記他の色とに対する色変換量が、前記画像に占める前記基準にした色の画素数と前記他の色の画素数との逆比となるように色変換する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の色変換装置。
  8. 色変換を、明度を変更する第1方式、色度を変更する第2方式、明度と色度の両方を変更する第3方式のいずれで行うかの選択を受ける色変換方式選択部を有し、
    前記色変換部は、前記色変換方式選択部で選択された方式で色変換する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の色変換装置。
  9. 前記画像入力部から入力された画像で使用されている色の中から、同じ混同色線上にある2以上の色を混同色群として抽出する混同色群抽出部と、
    前記混同色群抽出部によって抽出された混同色群を表示し、これらが弁別可能な色の組み合わせとなるように前記色覚異常者から色調整の操作を受ける色調整操作部と、
    前記色調整操作部によって前記色覚異常者から受けた色調整の結果として、前記弁別可能な色の組み合わせに属する色間の色差を示す色差データと、その色調整前の弁別できない色が属する混同色線のタイプとを記憶する記憶部と、
    をさらに有し、
    前記弁別不可色域導出部は、前記記憶部に記憶されている色調整の結果に基づいて弁別不可色域を求める
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載の色変換装置。
  10. 動作モードの選択を受け付ける動作モード選択部を備え、
    前記動作モード選択部で第1動作モードが選択されている場合は、前記画像入力部から入力された画像を前記混同色群抽出部で処理し、前記色調整操作部で色調整の操作を受け、その結果を前記記憶部に記憶するように動作し、
    前記動作モード選択部で第2動作モードが選択されている場合は、前記記憶部に記憶されている色調整の結果に基づいて前記弁別不可色域導出部で弁別不可色域を導出し、前記画像入力部から入力された画像を前記抽出部および前記色変換部で処理するように動作する
    ことを特徴とする請求項9に記載の色変換装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1つに記載の色変換装置と、
    前記色変換装置によって色変換された後の画像を印刷出力する印刷部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記画像入力部は、原稿をカラーで読み取る画像読取装置を、含む
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
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