JP2006164853A - 放電灯点灯装置及び照明器具 - Google Patents

放電灯点灯装置及び照明器具 Download PDF

Info

Publication number
JP2006164853A
JP2006164853A JP2004357155A JP2004357155A JP2006164853A JP 2006164853 A JP2006164853 A JP 2006164853A JP 2004357155 A JP2004357155 A JP 2004357155A JP 2004357155 A JP2004357155 A JP 2004357155A JP 2006164853 A JP2006164853 A JP 2006164853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge lamp
life
filament
constant current
lighting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004357155A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4556652B2 (ja
Inventor
Masahito Onishi
雅人 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2004357155A priority Critical patent/JP4556652B2/ja
Publication of JP2006164853A publication Critical patent/JP2006164853A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4556652B2 publication Critical patent/JP4556652B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

【課題】 放電灯の寿命末期の検出の精度を向上することができる放電灯点灯装置及び照明器具を提供する。
【解決手段】 制御部6は、第2の電流供給部32によって放電灯1のフィラメントに定電流を供給し、電圧検出部4の出力に基いてフィラメントの抵抗値の変化速度を算出する。そして、得られた変化速度の最大値を記憶部7に格納された基準値と比較し、変化速度の最大値が基準値よりも大きければ放電灯1が寿命末期であると判定して報知部8に発光ダイオードを点灯させる。放電灯1が寿命末期か否かを判定する際にフィラメントに定電流を流しているから、フィラメントの抵抗値について電流の変動に起因する誤差が抑制される。したがって、放電灯1の寿命末期の検出の精度を向上することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、放電灯の寿命を検出する機能を備えた放電灯点灯装置及び照明器具に関するものである。
従来から、放電灯のフィラメントのエミッタが減少するにつれ、フィラメントの熱容量が小さくなってフィラメントの温度が上がりやすくなることにより、予熱時のフィラメントの抵抗値の変化速度が増大することが知られている(例えば、非特許文献1参照)。そして、このことを利用して放電灯のエミッタが消耗した寿命末期を検出する放電灯点灯装置が提供されている。
この種の放電灯点灯装置として、例えば図6に示すものがある(例えば、特許文献1参照)。この放電灯点灯装置は、直流電源Eに一対のスイッチング素子Q1,Q2の直列回路を接続し、低電圧側のスイッチング素子Q2の一端にコンデンサCaとインダクタLaとの直列回路を介して放電灯1の一方のフィラメントの一端を接続し、スイッチング素子Q2の他端には放電灯1の他方のフィラメントの一端を接続している。また、各フィラメントの他端同士の間には、コンデンサCbを接続している。さらに、一方のフィラメントの両端電圧を検出する電圧検出部4と、コンデンサCbに直列に接続されフィラメントに流れる電流を検出する電流検出部9と、電圧検出部4の出力と電流検出部9の出力とがそれぞれ入力される制御部6と、制御部6によって制御され各スイッチング素子Q1,Q2をオンオフする駆動部5とを備える。制御部6は、駆動部5を制御してスイッチング素子Q1,Q2を交互にオンオフすることにより、コンデンサCa,CbとインダクタLaとの共振回路を介して放電灯1に交流電力を供給する。
また、制御部6は、電圧検出部4の出力と電流検出部9の出力とからフィラメントの抵抗値及び抵抗値の変化速度を算出し、この変化速度が、例えばEEPROMからなる記憶部7に格納された基準値よりも大きいときに放電灯1が寿命末期であると判定する。放電灯1が寿命末期であると判定された場合、制御部6は例えば放電灯1の始動を中止する。
「Cathode heating rate and life prediction in fluorescent lamps」、D.O.Wharmby、Institute of Physics Conference Series Number 182 LIGHT SOURCES 2004(International Symposium on the Science and Technology of Light Sources)の論文集、235〜236頁 特開2004−158211号公報
しかし、上記従来の放電灯点灯装置においては、フィラメントの両端電圧とフィラメントに流れる電流とでそれぞれ誤差が生じるため、フィラメントの抵抗値の誤差が大きくなり、したがって放電灯の寿命末期の検出の精度が低くなっていた。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、放電灯の寿命末期の検出の精度を向上することができる放電灯点灯装置及び照明器具を提供することにある。
請求項1の発明は、放電灯に交流電力を供給して点灯させる点灯手段と、放電灯のフィラメントに定電流を供給する定電流供給手段と、点灯手段と定電流供給手段とをそれぞれ制御する制御手段と、フィラメントの両端電圧を検出する電圧検出手段と、電圧検出手段で検出された電圧に基いてフィラメントの抵抗値の変化速度を算出する演算手段と、演算手段によって算出された変化速度が最大値となったことを検出する最大値検出手段と、変化速度の最大値と所定の基準値とを比較して変化速度の最大値が基準値よりも大きいときに放電灯が寿命末期であると判定する判定手段と、放電灯が寿命末期であると判定手段が判定したときに放電灯が寿命末期であることを報知する報知手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、定電流供給手段を用いることにより、フィラメントに流れる電流がほとんど変動しないから、従来例に比してフィラメントの抵抗値の誤差が低減され、したがって放電灯の寿命末期の検出の精度を向上することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、標準的なフィラメントの抵抗値の変化速度の最大値と、放電灯の累積点灯時間との対応関係を示す寿命データが格納された記憶手段を備え、演算手段で算出された変化速度の最大値を寿命データと比較することによって放電灯の残り寿命を算出する寿命算出手段と、寿命算出手段によって算出された残り寿命を表示する寿命表示手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、使用者が放電灯の残り寿命を知ることができることにより、放電灯を交換する時期を選びやすくなる。
請求項3の発明は、放電灯を点灯させる点灯手段と、放電灯のフィラメントに定電流を供給する定電流供給手段と、点灯手段と定電流供給手段とをそれぞれ制御する制御手段と、フィラメントの両端電圧を検出する電圧検出手段と、電圧検出手段で検出された電圧に基いてフィラメントの抵抗値の変化速度を算出する演算手段と、演算手段によって算出されたフィラメントの抵抗値の変化速度が最大値となったことを検出する最大値検出手段と、定電流供給手段がフィラメントへの定電流の供給を開始してから最大値検出手段に最大値が検出されるまでの時間を測定する計時手段と、計時手段によって測定された時間が所定の基準値を下回ったときに放電灯が寿命末期であると判定する判定手段と、放電灯が寿命末期であると判定手段が判定したときに放電灯が寿命末期であることを報知する報知手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、定電流供給手段を用いることにより、フィラメントに流れる電流がほとんど変動しないから、従来例に比してフィラメントの抵抗値の誤差が低減され、したがって放電灯の寿命末期の検出の精度を向上することができる。
請求項4の発明は、放電灯を点灯させる点灯手段と、放電灯のフィラメントに定電流を供給する定電流供給手段と、点灯手段と定電流供給手段とをそれぞれ制御する制御手段と、フィラメントの両端電圧を検出する電圧検出手段と、電圧検出手段で検出された電圧に基いてフィラメントの抵抗値の変化速度を算出する演算手段と、それぞれ残り寿命が異なる複数の放電灯についてそれぞれ定電流供給手段が定電流の供給を開始してからの経過時間とフィラメントの抵抗値の変化速度との対応関係を示す点灯データが格納された記憶手段と、制御手段によって制御され定電流供給手段がフィラメントへの定電流の供給を開始してからの経過時間を測定する計時手段と、演算手段によって算出された変化速度と計時手段によって測定された経過時間との関係に対し、記憶手段に格納された点灯データのうち寿命末期である放電灯の点灯データが最も近いときに放電灯が寿命末期であると判定する判定手段と、放電灯が寿命末期であると判定手段が判定したときに放電灯が寿命末期であることを報知する報知手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、定電流供給手段を用いることにより、フィラメントに流れる電流がほとんど変動しないから、従来例に比してフィラメントの抵抗値の誤差が低減され、したがって放電灯の寿命末期の検出の精度を向上することができる。また、変化速度が最大値に達する前に放電灯が寿命末期であるか否かを判定することができるから、寿命末期であるか否かの判定を放電灯の予熱時に行う場合には、放電灯が寿命末期でないと判定された後は、フィラメントの抵抗値の誤差をおそれる必要がないのでフィラメントの温度を速やかに上昇させて請求項1の発明よりも早く放電灯を点灯させることができる。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの発明において、放電灯の消灯中に、制御手段は定電流供給手段を制御してフィラメントに定電流を供給させ、判定手段は寿命末期か否かの判定を行うことを特徴とする。
この発明によれば、寿命末期であるか否かの判定を放電灯の予熱時に行う必要がないので、放電灯を点灯する際にはフィラメントの温度を速やかに上昇させて早く放電灯を点灯させることができる。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかの発明と、放電灯点灯装置を収納する器具本体とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、定電流供給手段を用いることにより、フィラメントに流れる電流がほとんど変動しないから、従来例に比してフィラメントの抵抗値の誤差が低減され、したがって放電灯の寿命末期の検出の精度を向上することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
本実施形態は、図1に示すように、例えば商用電源ACの交流出力を整流平滑する整流平滑回路と力率改善用の昇圧チョッパ回路とを具備して商用電源ACの交流出力を直流電力に変換する電力変換部2を構成する回路部品と、電力変換部2の出力端間に直列に接続された2個のスイッチング素子Q1,Q2と、低電圧側のスイッチング素子Q2の両端間に直列に接続されたインダクタL1とコンデンサC1とがそれぞれ実装されたプリント配線板(図示せず)が、器具本体(図示せず)に収納されてなる。コンデンサC1の一端はコンデンサC2を介して放電灯1の一方のフィラメントの一端に接続され、コンデンサC1の他端は放電灯1の他方のフィラメントの一端に接続されている。
また、放電灯1のコンデンサC3が接続されたフィラメントの両端間には第1の電流供給部31が接続され、放電灯1の他方のフィラメントの両端間には第2の電流供給部32が接続されている。さらに、放電灯1の一方のフィラメントの両端間にはフィラメントの両端電圧を検出する電圧検出部4が接続されている。
また、上記プリント配線板には、各スイッチング素子Q1,Q2をそれぞれ駆動する駆動部5を構成する回路部品と、駆動部5と各電流供給部31,32とをそれぞれ制御するとともに電圧検出部4の出力に基いて放電灯1が寿命末期か否かを判定する例えばマイコンからなる制御部6と、制御部6が放電灯1の寿命末期を判定する際に用いる基準値が格納された例えばEEPROMからなる記憶部7と、発光ダイオード(図示せず)を有し制御部6によって制御され放電灯1が寿命末期と判定されたときに発光ダイオードを点灯させて報知する報知部8を構成する回路部品とがそれぞれ実装されている。
そして、放電灯1を始動する際には、制御部6は、各電流供給部31,32をそれぞれ制御してフィラメントを予熱し、その後、駆動部5を制御してスイッチング素子Q1,Q2を交互にオンオフすることにより、インダクタL1とコンデンサC1との共振回路を介して放電灯1に交流電力を供給する。また、制御部6は、スイッチング素子Q1,Q2をオンオフする周波数を変化させることにより、放電灯1に供給する電力を増減して放電灯1を調光する。すなわち、電流供給部31,32、スイッチング素子Q1,Q2、インダクタL1、コンデンサC1,C2が点灯手段を構成する。
以下、本発明の要旨である、放電灯1が寿命末期であるか否かを判定する際の動作について説明する。第2の電流供給部32はフィラメントの抵抗値が変化しても一定電流を流すことができる定電流源からなり、制御部6は少なくともフィラメントを予熱する際には第2の電流供給部32に一定の電流を出力させる。つまり、第2の電流供給部32が定電流供給手段である。すると、図2に曲線Aで示すように、フィラメントの温度上昇に伴ってフィラメントの抵抗値が単調に増大する。図2に曲線Bで示すフィラメントの抵抗値の変化速度も初期においては増大する。しかし、伝導や輻射による放熱が大きくなることにより、やがて抵抗値の変化速度が減少を開始し、その後は単調に減少する。
制御部6は例えばタイマ回路を有し、第2の電流供給部32が一定の電流の出力を開始した後、一定のサンプリング周期おきのサンプリング時刻t1,t2,…に、電圧検出部4によって検出された電圧に基いて算出したフィラメントの抵抗値を記憶部7に格納する。そして、連続する2つの抵抗値の差をサンプリング周期で除してフィラメントの抵抗値の変化速度(以下、単に「変化速度」と呼ぶ。)を算出し、記憶部7に格納する。そして、新たに算出された変化速度と直前に算出され記憶部7に格納された変化速度とを比較し、新たに算出された変化速度の方が小さかったとき(つまり、変化速度が減少していたとき)、直前に算出された変化速度をフィラメントの変化速度の最大値(以下、「最大変化速度」と呼ぶ。)であると判断する。そして、得られた最大変化速度を記憶部7に格納された基準値と比較し、最大変化速度が基準値よりも大きければ放電灯1が寿命末期であると判定して報知部8に発光ダイオードを点灯させる。つまり、制御部6が、演算手段と、最大値検出手段と、判定手段とを兼ねている。ここで、基準値は、具体的には例えばエミッタが塗布されていないフィラメントの最大変化速度よりもやや低い値である。
上記構成によれば、放電灯1が寿命末期か否かを判定する際にフィラメントに定電流を流しているから、フィラメントの抵抗値について電流の変動に起因する誤差が低減される。したがって、放電灯1の寿命末期の検出の精度を向上することができる。さらに、抵抗値にプラスマイナスの系統誤差があっても、変化速度をとったことで前記系統誤差は消えるから、フィラメントの抵抗値そのものの大小に基いて放電灯1の寿命末期を判定する場合に比べ、放電灯1の寿命末期の検出の精度が向上する。また、従来の技術で挙げた特許文献1では、フィラメントの抵抗値をそのまま用いる代わりに、予熱開始直後のフィラメントの抵抗値を基準とした比をとって定数倍の系統誤差を消すことにより誤差を低減していたが、本実施形態では上記のような比をとらなくとも誤差が十分に低く抑えられる。
なお、報知部8は発光ダイオードを用いるものに限られず、例えばブザー(図示せず)や、寿命末期を報知する音声を発するスピーカー(図示せず)を用いてもよい。または、制御部6が放電灯1を調光することや明滅させることで放電灯1の寿命末期を報知する構成としてもよい。この場合、放電灯1が報知手段となる。または、報知手段を、例えば公衆網やLANを通じて管理センターのような外部に放電灯1が寿命末期であることを報知するものとしてもよい。
また、放電灯1のフィラメントへの定電流の供給、並びに、放電灯1が寿命末期か否かの判定を、放電灯1の始動時に行う代わりに放電灯1の消灯中に行ってもよい。例えば消灯後1分経過したときに、制御部6は定電流の供給を開始させ、放電灯1が寿命末期か否かの判定を行う。この構成を採用すれば、放電灯1の始動時には放電灯1が寿命末期か否かの判定を行う必要がないことにより、フィラメントの抵抗値の変化が速くてもよいから、放電灯1を速やかに点灯することができる。
さらに、放電灯1が寿命末期か否かの判定(以下、「放電灯1の寿命判定」と呼ぶ。)は、必ずしも放電灯1の始動又は消灯毎に行う必要はない。例えば、制御部6が、放電灯1の累積点灯時間を計測して記憶部7に格納し、放電灯1の始動時又は消灯時に、前回放電灯1の寿命判定を行ってから累積点灯時間が所定の判定時間以上増加している場合のみ、放電灯1の寿命判定を行うようにしてもよい。この構成を採用すれば、放電灯1の寿命判定のタイミングを放電灯1の始動時としても、放電灯1の寿命判定を行わないときは放電灯1を速やかに点灯させることができる。一方、放電灯1の寿命判定のタイミングを放電灯1の消灯後とする場合には、放電灯1の寿命判定を放電灯1の消灯毎に行う場合に比べ、消費電力を低減することができる。さらに、上記判定時間を一定とせずに、累積点灯時間が放電灯1の標準的な寿命に近いときには判定時間が短くなるようにすれば、累積点灯時間が少ないうちは寿命判定の頻度を低くしながらも、累積点灯時間が放電灯1の標準的な寿命に近いときには寿命判定の頻度を高くして放電灯1の寿命末期を精度よく検出することができる。
また、標準的なフィラメントの最大変化速度と、放電灯の累積点灯時間との対応関係を示す寿命データを記憶手段に格納し、制御部6が、算出された最大変化速度を寿命データと比較することによって放電灯1の残り寿命を算出するようにするとともに、制御部6によって制御され制御部6が算出した残り寿命を表示する例えば液晶パネルのような寿命表示部(図示せず)を設けてもよい。寿命データは、例えば図3において黒点で示す実測値に基いて決定された曲線のようなものである。この構成を採用すれば、使用者が残り寿命を知ることができるから、放電灯1を交換する時期を選びやすくなる。
さらに、第2の電流供給部32が定電流を出力可能とする代わりに、定電流を供給する回路を別途に設けてもよい。例えば、図4に示すように、放電灯1のフィラメントのうち第2の電流供給部32が接続されたフィラメントの非電源側の端と、スイッチング素子Q1,Q2の接続点との間に、インダクタL2とコンデンサC3との直列回路からなる定電流供給手段を、第1のスイッチSW1を介して接続する。また、第2の電流供給部32と放電灯1のフィラメントとの間には第2のスイッチSW2を設ける。各スイッチSW1,SW2はそれぞれ制御部によってオンオフ制御される。そして、放電灯1が寿命末期か否かを判定する際には、制御部は第2のSW2をオフにするとともに第1のスイッチSW1をオンにする。さらに、スイッチング素子Q1,Q2を制御してインダクタL2とコンデンサC3とを介して放電灯1のフィラメントに定電流を供給する。一方、放電灯1を点灯するときには、第1のスイッチをオフにするとともに第2のスイッチをオンにし、第2の電流供給部32によってフィラメントに電流を供給する。
(実施形態2)
本実施形態の基本構成は実施形態1と共通であるので、共通する部分については同じ符号を付して図示並びに説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態において、制御部6は、変化速度が最大値に達する以前に、放電灯1への定電流の供給が開始されてから変化速度が最大値に達するまでの経過時間と、放電灯1のフィラメントの抵抗値の変化速度との対応関係に基いて放電灯1が寿命末期か否かを判定する。
具体的に説明すると、記憶部7には、残り寿命が異なる複数の放電灯についてそれぞれフィラメントへの定電流の供給が開始されてからの経過時間とフィラメントの抵抗値の変化速度との対応関係を示す点灯データが格納されている。そして、制御部6は、放電灯1への定電流の供給が開始されてから変化速度が最大値に達するまでの経過時間を計時し、経過時間と変化速度との対応関係をとる。つまり、制御部6は計時手段でもある。そして、制御部6は、上記対応関係と記憶部7に格納された各点灯データとそれぞれ比較し、寿命末期の放電灯に最も近いときに放電灯1が寿命末期であると判定する。具体的には例えば、変化速度の測定値と点灯データとの差の2乗を複数個(例えば時刻t1〜t4の4個)のサンプリング時刻について合計した判定値を全ての点灯データについて計算し、点灯データのうち判定値が最小となったものを最も近い点灯データとし、この点灯データが寿命末期のものであったときに放電灯1が寿命末期であると判定する。
上記構成によれば、フィラメントの抵抗値の変化速度が最大値に達する前に、放電灯1が寿命末期であるか否かを判定することができるから、寿命末期であるか否かの判定を放電灯1の予熱時に行う場合に、放電灯が寿命末期でないと判定された後は、検出の誤差をおそれる必要がないのでフィラメントの温度を速やかに上昇させて実施形態1よりも早く放電灯を点灯させることができる。
なお、最も近いとされた点灯データに基いて放電灯1の残り寿命を推定して報知する構成としてもよい。
(実施形態3)
本実施形態の基本構成は実施形態1と共通であるので、共通する部分については同じ符号を付して図示並びに説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
ところで、図5に曲線Aで示すフィラメントに対し、曲線Bで示すエミッタがより消耗したフィラメントでは、放電灯1のフィラメントへの定電流の供給が開始されてから変化速度が最大値に達するまでの時間が短くなっている。
本実施形態は上記の点に着目したものであり、制御部6は、最大変化速度の大小ではなく、放電灯1のフィラメントへの定電流の供給が開始されてから変化速度が最大値に達するまでの時間を測定し、この測定された時間が基準値を下回ったときに放電灯1が寿命末期であると判定する。つまり、制御部6は計時手段でもある。本実施形態において、基準値は、例えばエミッタが塗布されていないフィラメントに定電流の供給が開始されてから変化速度が最大値に達するまでの時間よりもやや大きい値としてある。
上記構成によれば、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、実施形態1,3において、基準値を記憶部7に格納する代わりに、基準値を外部からの操作で設定するための設定手段を設け、設定手段を操作することによって基準値を変更可能としてもよい。例えば設定手段を可変抵抗器で構成し、制御部6は可変抵抗器の抵抗値を読み取ることによって基準値を得るようにする。
また、実施形態1〜3において、基準値や寿命データや点灯データを、互いに電気的特性が異なる複数種類の放電灯に対してそれぞれ記憶部7に格納するとともに、放電灯1の種類に応じた基準値や寿命データや点灯データを制御部6が選択して使用するようにしてもよい。
本発明の実施形態1を示す回路図である。 放電灯のフィラメントの抵抗値及び抵抗値の変化速度との時間との関係を示す図である。 同上の別の形態の動作を示す説明図である。 同上の更に別の形態の要部を示す回路図である。 フィラメントの抵抗値の変化速度と経過時間との対応関係の例を示す説明図である。 従来例を示す回路図である。
符号の説明
1 放電灯
4 電圧検出部
6 制御部
7 記憶部
8 報知部
32 第2の電流供給部

Claims (6)

  1. 放電灯に交流電力を供給して点灯させる点灯手段と、放電灯のフィラメントに定電流を供給する定電流供給手段と、点灯手段と定電流供給手段とをそれぞれ制御する制御手段と、フィラメントの両端電圧を検出する電圧検出手段と、電圧検出手段で検出された電圧に基いてフィラメントの抵抗値の変化速度を算出する演算手段と、演算手段によって算出された変化速度が最大値となったことを検出する最大値検出手段と、変化速度の最大値と所定の基準値とを比較して変化速度の最大値が基準値よりも大きいときに放電灯が寿命末期であると判定する判定手段と、放電灯が寿命末期であると判定手段が判定したときに放電灯が寿命末期であることを報知する報知手段とを備えることを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 標準的なフィラメントの抵抗値の変化速度の最大値と、放電灯の累積点灯時間との対応関係を示す寿命データが格納された記憶手段を備え、演算手段で算出された変化速度の最大値を寿命データと比較することによって放電灯の残り寿命を算出する寿命算出手段と、寿命算出手段によって算出された残り寿命を表示する寿命表示手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 放電灯を点灯させる点灯手段と、放電灯のフィラメントに定電流を供給する定電流供給手段と、点灯手段と定電流供給手段とをそれぞれ制御する制御手段と、フィラメントの両端電圧を検出する電圧検出手段と、電圧検出手段で検出された電圧に基いてフィラメントの抵抗値の変化速度を算出する演算手段と、演算手段によって算出されたフィラメントの抵抗値の変化速度が最大値となったことを検出する最大値検出手段と、定電流供給手段がフィラメントへの定電流の供給を開始してから最大値検出手段に最大値が検出されるまでの時間を測定する計時手段と、計時手段によって測定された時間が所定の基準値を下回ったときに放電灯が寿命末期であると判定する判定手段と、放電灯が寿命末期であると判定手段が判定したときに放電灯が寿命末期であることを報知する報知手段とを備えることを特徴とする放電灯点灯装置。
  4. 放電灯を点灯させる点灯手段と、放電灯のフィラメントに定電流を供給する定電流供給手段と、点灯手段と定電流供給手段とをそれぞれ制御する制御手段と、フィラメントの両端電圧を検出する電圧検出手段と、電圧検出手段で検出された電圧に基いてフィラメントの抵抗値の変化速度を算出する演算手段と、それぞれ残り寿命が異なる複数の放電灯についてそれぞれ定電流供給手段が定電流の供給を開始してからの経過時間とフィラメントの抵抗値の変化速度との対応関係を示す点灯データが格納された記憶手段と、制御手段によって制御され定電流供給手段がフィラメントへの定電流の供給を開始してからの経過時間を測定する計時手段と、演算手段によって算出された変化速度と計時手段によって測定された経過時間との対応関係に対し、記憶手段に格納された点灯データのうち寿命末期である放電灯の点灯データが最も近いときに放電灯が寿命末期であると判定する判定手段と、放電灯が寿命末期であると判定手段が判定したときに放電灯が寿命末期であることを報知する報知手段とを備えることを特徴とする放電灯点灯装置。
  5. 放電灯の消灯中に、制御手段は定電流供給手段を制御してフィラメントに定電流を供給させ、判定手段は寿命末期か否かの判定を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の放電灯点灯装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか記載の放電灯点灯装置と、放電灯点灯装置を収納する器具本体とを備えることを特徴とする照明器具。
JP2004357155A 2004-12-09 2004-12-09 放電灯点灯装置及び照明器具 Expired - Fee Related JP4556652B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004357155A JP4556652B2 (ja) 2004-12-09 2004-12-09 放電灯点灯装置及び照明器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004357155A JP4556652B2 (ja) 2004-12-09 2004-12-09 放電灯点灯装置及び照明器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006164853A true JP2006164853A (ja) 2006-06-22
JP4556652B2 JP4556652B2 (ja) 2010-10-06

Family

ID=36666610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004357155A Expired - Fee Related JP4556652B2 (ja) 2004-12-09 2004-12-09 放電灯点灯装置及び照明器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4556652B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008135366A (ja) * 2006-10-26 2008-06-12 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置及び照明器具
JP2008135234A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置及び照明器具
JP2009037055A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Hitachi Maxell Ltd 鏡筒付光学素子及び光学素子成形用金型

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6110899A (ja) * 1985-05-31 1986-01-18 三菱電機株式会社 放電灯点灯装置
JP2002075676A (ja) * 2000-08-29 2002-03-15 Toshiba Lighting & Technology Corp 放電ランプ点灯装置および照明器具
JP2003347082A (ja) * 2002-05-30 2003-12-05 West Electric Co Ltd 誘電体バリア放電灯点灯回路の安全回路
JP2004158211A (ja) * 2002-11-01 2004-06-03 Toshiba Lighting & Technology Corp 放電灯点灯装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6110899A (ja) * 1985-05-31 1986-01-18 三菱電機株式会社 放電灯点灯装置
JP2002075676A (ja) * 2000-08-29 2002-03-15 Toshiba Lighting & Technology Corp 放電ランプ点灯装置および照明器具
JP2003347082A (ja) * 2002-05-30 2003-12-05 West Electric Co Ltd 誘電体バリア放電灯点灯回路の安全回路
JP2004158211A (ja) * 2002-11-01 2004-06-03 Toshiba Lighting & Technology Corp 放電灯点灯装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008135366A (ja) * 2006-10-26 2008-06-12 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置及び照明器具
JP2008135234A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置及び照明器具
JP4692473B2 (ja) * 2006-11-27 2011-06-01 パナソニック電工株式会社 放電灯点灯装置及び照明器具
JP2009037055A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Hitachi Maxell Ltd 鏡筒付光学素子及び光学素子成形用金型

Also Published As

Publication number Publication date
JP4556652B2 (ja) 2010-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4586567B2 (ja) 照明器具
JP5607980B2 (ja) 照明装置、ランプ、点灯回路装置、照明器具
US8310162B2 (en) Lighting apparatus and lighting fixture
JP4736464B2 (ja) 点灯装置、照明器具および照明システム
JP4556652B2 (ja) 放電灯点灯装置及び照明器具
JP2010279103A (ja) 電源装置及び消費電力測定システム
JP5645250B2 (ja) Led点灯装置及びそれを用いた照明器具
JP2010113986A (ja) Led照明装置
JP4529724B2 (ja) 放電灯点灯装置及び照明器具
JP2006236664A (ja) 照明装置
JP4569112B2 (ja) 照明器具
JPH10284267A (ja) 発光制御装置
JP2007080740A (ja) 放電灯点灯装置および照明装置
EP2434844B1 (en) Lighting device, illumination fixture, and illumination system
KR101695264B1 (ko) Led 조명장치용 컨버터
JP2009032521A (ja) 放電灯点灯装置及び照明システム
JP4045965B2 (ja) 放電ランプ点灯装置
JP2004234924A (ja) 放電ランプ点灯装置
JP2005353382A (ja) 蛍光ランプ点灯装置および照明制御システム
JP4692473B2 (ja) 放電灯点灯装置及び照明器具
JP4711127B2 (ja) 放電灯点灯装置および照明装置
JP2004296207A (ja) 放電灯点灯装置及び照明器具
JP2007103135A (ja) 照明装置
JP5537105B2 (ja) 照明装置及び照明器具
JP5121370B2 (ja) 光源点灯装置及び照明器具及び照明システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100629

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100712

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees