JP2006162832A - プロジェクタ - Google Patents

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【課題】画像を鮮明に表示でき、しかも照明器具としての利便性に優れたプロジェクタを提供する。
【解決手段】画像投射用の光路L3aとは異なる光路L4aを通過させて光源部2からの光を射出可能に構成されている。これにより、液晶パネル22等を移動させることなく、光源部2からの光を射出させて照明器具として使用することができる。したがって、画像を表示する際には、液晶パネル22等ががたつくおそれがないため、鮮明な映像を表示することができる。また、投射光学系3(投射レンズ)と、照明光学系4とで別個独立したレンズ群を配設することができるため、画像の表示に適したレンズ群を投射光学系3に採用して鮮明な画像を表示することができると共に、例えばスポット光から拡散光までの各種照明光を射出可能なレンズ群を照明光学系4に採用して照明器具としての利便性を十分に向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源からの光を照明光として射出可能に構成されたプロジェクタに関するものである。
この種のプロジェクタとして、スクリーンに映像を表示可能に構成されると共に、ビデオライトや懐中電灯等(以下、「照明器具」ともいう)として使用可能に構成されたプロジェクタ装置が特開平6−59239号公報に開示されている。このプロジェクタ装置では、光源からの光が、熱線吸収フィルタ、コンデンサレンズ、液晶表示パネルおよび投影レンズをこの順で通過する光路を経て装置外部に射出されることにより、例えばビデオテープに記録された画像(ビデオデッキ等から出力される映像信号に基づく画像)がスクリーンに表示される。この場合、このプロジェクタ装置では、液晶表示パネルがパネルホルダに取り付けられると共に、パネルホルダがヒンジを介してケーシングに取り付けられている。これにより、ケーシングに対してパネルホルダを横倒しにして液晶表示パネルを上記の光路上から退避させることが可能となっている。したがって、このプロジェクタを照明器具として使用する際には、光透過率が低い液晶表示パネルを光路上から退避させて光源からの光の光量を低下させることなく投影レンズから射出することが可能となっている。
特開平6−59239号公報
ところが、従来のプロジェクタ装置には、以下の問題点がある。すなわち、このプロジェクタ装置では、照明器具として使用する際に液晶表示パネルを光路上から退避させる構成が採用されている。この場合、映像信号に基づく画像の表示に際しては、コンデンサレンズと液晶表示パネルとの位置関係、および液晶表示パネルと投影レンズとの位置関係が非常に重要であり、これらの位置関係が僅かにずれただけでも鮮明な画像を表示させるのが困難となる。一方、従来のプロジェクタ装置では、照明器具としての使用を考慮して可倒式のパネルホルダに液晶表示パネルが取り付けられているため、液晶表示パネル(パネルホルダ)がケーシングに対してがたつくおそれがある。このため、従来のプロジェクタ装置には、映像信号に基づく画像を鮮明に表示するのが困難であるという問題点が存在する。また、この種のプロジェクタに搭載されている投影レンズは、スクリーン上の所定の領域に映像を表示させるのに適した開口率のレンズ群で構成されている。したがって、照明器具として使用する際に画像表示用の投影レンズから光を射出する従来のプロジェクタ装置では、ある程度狭い範囲を明るく照らしたり、広範囲を照らしたりするのが困難のため、照明器具としての利便性に劣るという問題点も存在する。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、画像を鮮明に表示でき、しかも照明器具としての利便性に優れたプロジェクタを提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく本発明に係るプロジェクタは、画像投射用の第1光路とは異なる第2光路を通過させて光源からの光を射出可能に構成されている。
このプロジェクタによれば、画像投射用の第1光路とは異なる第2光路を通過させて光源からの光を射出することにより、液晶パネル等を移動させることなく、光源からの光を射出させてプロジェクタを照明器具として使用することができる。したがって、プロジェクタによって画像を表示する際には、液晶パネル等ががたつくおそれがないため、鮮明な映像を表示することができる。また、画像を表示させるための光学系(投射レンズ)と、プロジェクタから照明光を射出するための光学系とで別個独立したレンズ群を配設することができるため、画像の表示に適したレンズ群を画像表示用の光学系に採用して鮮明な画像を表示することができると共に、例えばスポット光から拡散光までの各種照明光を射出可能なレンズ群を照明用の光学系に採用してプロジェクタの照明器具としての利便性を十分に向上させることができる。
また、本発明に係るプロジェクタは、上記のプロジェクタにおいて、前記第1光路および前記第2光路のいずれかに前記光源からの光を案内する案内部を備えている。
このプロジェクタによれば、第1光路および第2光路のいずれかに光源からの光を案内する案内部を備えたことにより、画像の表示に際しては、表示の妨げとなり得る照明光の射出を規制できるため、照明器具としての使用に際しては、液晶パネル等に負担をかけることなく、光源からの光を照明光として射出して周囲を明るく照らすことができる。
さらに、本発明に係るプロジェクタは、上記のプロジェクタにおいて、前記案内部が、前記光源を回動させて当該光源からの光を前記第1光路および前記第2光路のいずれかに向けさせる回動機構を備えている。
このプロジェクタによれば、案内部が、光源からの光を第1光路および第2光路のいずれかに向けさせる回動機構を備えたことにより、比較的簡易な構成でありながら、光源からの光を両光路のいずれかに案内することができる。したがって、製造コストの高騰を招くことなく、画像表示装置および照明器具として使用可能なプロジェクタを提供することができる。
また、本発明に係るプロジェクタは、上記のプロジェクタにおいて、前記案内部が、ミラーと、当該ミラーを移動させて前記光源からの光を前記第1光路および前記第2光路のいずれかに反射させる移動機構とを備えている。
このプロジェクタによれば、案内部が、ミラーと、ミラーを移動させて光源からの光を第1光路および第2光路のいずれかに反射させる移動機構とを備えたことにより、比較的簡易な構成でありながら、光源からの光を両光路のいずれかに案内することができる。したがって、製造コストの高騰を招くことなく、画像表示装置および照明器具として使用可能なプロジェクタを提供することができる。
さらに、本発明に係るプロジェクタは、上記のプロジェクタにおいて、前記光源からの光を偏光変換して前記第1光路および前記第2光路に案内する偏光変換部を備えている。
このプロジェクタによれば、光源からの光を偏光変換して第1光路および第2光路に案内する偏光変換部を備えたことにより、この種のプロジェクタ(偏光ビームスプリッタによる偏光変換処理を行うタイプのプロジェクタ)において画像の表示時に使用されないP偏光された光を照明光として有効に利用することができる。
また、本発明に係るプロジェクタは、上記のプロジェクタにおいて、前記第2光路に案内された光の射出を規制する規制部を備えている。
このプロジェクタによれば、第2光路に案内された光の射出を規制する規制部を備えたことにより、画像の表示に際して表示の妨げとなり得る照明光の射出を規制することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係るプロジェクタの最良の形態について説明する。本発明に係るプロジェクタの一例であるプロジェクタ1Aは、図1,2に示すように、光源部2、投射光学系3、照明光学系4、光路変更部5Aおよび制御部(制御基板)6を備えて構成されている。光源部2は、光源11および冷却部14がフレーム15に固定されている。この場合、光源11は、一例として、メタルハライドランプや高圧水銀ランプ等の高輝度ランプで構成され、制御部6の制御に従って点灯させられる。また、ランプの光を集光するためのリフレクタ12が配設されている。さらに、リフレクタ12に集光レンズ13を配設することもできる。この場合、集光レンズ13を配設したときには、投射光学系3および照明光学系4の光学的特定を適宜変更する。また、冷却部14は、冷却用のファン(図示せず)等を備え、制御部6の制御に従って所定温度範囲内となるように光源11を冷却する。
投射光学系3は、映像信号等に基づく画像をスクリーン等(図示せず)に表示するための光学系であって、両図に示すように、集光レンズ21、液晶パネル22および投射レンズ23を備えている。集光レンズ21は、光源部2からの光を液晶パネル22に集光する。液晶パネル22は、制御部6の制御に従って光源部2からの光を変調する。投射レンズ23は、液晶パネル22によって変調された光をスクリーンに向けて射出する。この場合、投射レンズ23は、画像の表示に適した開口率のレンズ群で構成されている。なお、投射光学系3の構成は、上記の例示に限定されるものではなく、レンズアレイ、重畳レンズ、調光部および偏光部などを必要に応じて適宜配設することができる。照明光学系4は、プロジェクタ1Aをビデオライトや電灯として使用する際に照明光を射出するための光学系であって、一例として、開口率可変型のレンズ群で構成され、スポット光から拡散光までの各種照明光を射出可能に構成されている。この場合、このプロジェクタ1Aでは、光源部2からの光が投射光学系3を通過する(集光レンズ21、液晶パネル22および投射レンズ23をこの順で通過する)光路L3aが本発明における第1光路に相当し、光源部2からの光が照明光学系4を通過する光路L4aが本発明における第2光路に相当する。
光路変更部5Aは、本発明における案内部に相当し、両図に示すように、制御部6の制御に従って光源部2のフレーム15を図1に示す矢印A1の向き、および図2に示す矢印A2の向きに回動させるモータ31(本発明における回動機構の一例)を備えている。なお、本発明における回動機構は、上記のモータ31に限定されず、アクチュエータ等の各種動力機構を用いて光源部2を回動させる構成、または、手動で光源部2を回動させる構成を採用することができる。制御部6は、光源11の点灯および消灯に対する制御処理、光路変更部5A(モータ31)による光源部2の回動に対する制御処理、並びに投射光学系3(液晶パネル22)による光変調に対する制御処理などを実行する。
次に、プロジェクタ1Aの使用方法について、図面を参照して説明する。プロジェクタ1Aによる画像の表示に際しては、まず、制御部6が光路変更部5A(モータ31)を制御して、図1に示すように、光源部2を投射光学系3側(光路L3a側)に向けて回動させる。次いで、制御部6は、光源部2を制御して光源11を点灯させると共に、液晶パネル22を制御して例えばビデオデッキからの映像信号に基づく光変調を開始させる。この際には、光源11からの光がリフレクタ12によって反射されて、集光レンズ21、液晶パネル22および投射レンズ23を順に通過して(光路L3aを通過して)図示しないスクリーンに投射される。この際に、光源部2からの光が液晶パネル22を通過するときに光変調されることにより、映像信号に基づく画像がスクリーンに表示される。この場合、このプロジェクタ1Aでは、集光レンズ21、液晶パネル22および投射レンズ23が可動することなくプロジェクタ1Aの筐体に対して固定されているため、液晶パネル22等のがたつき等を招くことなく、鮮明な画像がスクリーンに表示される。
一方、プロジェクタ1Aを照明器具として使用する際には、まず、制御部6が光路変更部5A(モータ31)を制御して、光源部2を図1に示す矢印A1の向きに回動させることにより、図2に示すように、光源部2を照明光学系4側(光路L4a側)に向けて回動させる。次いで、制御部6は、光源部2を制御して光源11を点灯させる。この際には、光源部2からの光が液晶パネル22等を通過することなく、光路L3aとは異なる光路L4a(照明光学系4)を通過してプロジェクタ1Aの外部に射出される。この際に、狭い範囲を明るく照らすときには、照明光学系4を適宜調節してスポット光を射出させる。一方、広い範囲を照らすときには、照明光学系4を適宜調節して拡散光を射出させる。これにより、照明光学系4からの光によってプロジェクタ1Aの周囲(照明光学系4の前方)が明るく照らされる。
このように、このプロジェクタ1Aによれば、画像投射用の光路L3aとは異なる照明光射出用の光路L4aを通過させて光源部2からの光を射出することにより、液晶パネル22等を移動させることなく、光源部2からの光を射出させてプロジェクタ1Aを照明器具として使用することができる。したがって、プロジェクタ1Aによって画像を表示する際には、液晶パネル22等ががたつくおそれがないため、鮮明な映像を表示することができる。また、画像を表示させるための投射光学系3(投射レンズ23)と、プロジェクタ1Aから照明光を射出するための照明光学系4とで別個独立したレンズ群を配設することができるため、画像の表示に適したレンズ群を投射光学系3に採用して鮮明な画像を表示することができると共に、例えばスポット光から拡散光までの各種照明光を射出可能なレンズ群を照明光学系4に採用してプロジェクタ1Aの照明器具としての利便性を十分に向上させることができる。
また、このプロジェクタ1Aによれば、光路L3aおよび光路L4aのいずれかに光源部2からの光を案内する光路変更部5Aを備えたことにより、画像の表示に際しては、表示の妨げとなり得る照明光の射出を規制できるため、照明器具としての使用に際しては、液晶パネル22等に負担をかけることなく、光源部2からの光を照明光として射出して周囲を明るく照らすことができる。
さらに、このプロジェクタ1Aによれば、光路変更部5Aが、光源部2からの光を光路L3aおよび光路L4aのいずれかに向けさせるモータ31を備えたことにより、比較的簡易な構成でありながら、光源部2からの光を光路L3a,L4aのいずれかに案内することができる。したがって、製造コストの高騰を招くことなく、画像表示装置および照明器具として使用可能なプロジェクタ1Aを提供することができる。
次いで、本発明におけるプロジェクタの他の一例であるプロジェクタ1Bの構成、およびその使用方法について、図面を参照して説明する。なお、上記のプロジェクタ1Aと共通の構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。プロジェクタ1Bは、図3,4に示すように、上記のプロジェクタ1Aにおける光源部2に代えて光源部2Aを備えると共に、プロジェクタ1Aにおける投射光学系3に代えて投射光学系3Aを備えている。光源部2Aは、光源11R,11G,11Bと、プリズム16とがフレーム15に固定されている。この場合、光源11R,11G,11Bには、リフレクタ12がそれぞれ取り付けられると共に、光源11Rが赤色光を射出し、光源11Gが緑色光を射出し、光源11Bが青色光を射出するように構成されている。プリズム16は、光源11R,11Bからそれぞれ射出された赤色光および青色光を屈折させて光路変換すると共に、光源11Gから射出された緑色光を透過させることにより、光源11R,11G,11Bから射出された赤色光、緑色光および青色光を同一の方向に案内する。
投射光学系3Aは、投射光学系3における液晶パネル22に代えて液晶パネル22aを備えている。液晶パネル22aは、制御部6の制御に従って、フィールドシーケンシャル方式による光変調を実行する。この場合、このプロジェクタ1Bでは、光源部2Aからの光が投射光学系3Aを通過する(集光レンズ21、液晶パネル22aおよび投射レンズ23をこの順で通過する)光路L3bが本発明における第1光路に相当し、光源部2Aからの光が照明光学系4を通過する光路L4bが本発明における第2光路に相当する。
このプロジェクタ1Bによる画像の表示に際しては、まず、制御部6が光路変更部5A(モータ31)を制御して、図3に示すように、光源部2Aを投射光学系3A側(光路L3b側)に向けて回動させる。次いで、制御部6は、光源部2Aを制御して光源11R,11G,11Bを順次点灯させると共に、液晶パネル22aを制御して例えばビデオデッキからの映像信号に基づく光変調を開始させる。この際には、光源11R,11G,11Bからそれぞれ射出された光がリフレクタ12によって反射されて、集光レンズ21、液晶パネル22aおよび投射レンズ23を順に通過して(光路L3bを通過して)図示しないスクリーンに投射される。この際に、液晶パネル22aは、制御部6の制御に従って、光源11Rの点灯時に赤色についての信号に基づく光変調を実行し、光源11Gの点灯時に緑色についての信号に基づく光変調を実行し、光源11Bの点灯時に青色についての信号に基づく光変調を実行する。これにより、映像信号に基づく画像がスクリーンに表示される。この場合、このプロジェクタ1Bでは、集光レンズ21、液晶パネル22aおよび投射レンズ23が可動することなくプロジェクタ1Bの筐体に固定されているため、液晶パネル22a等のがたつき等を招くことなく、鮮明な画像がスクリーンに表示される。
一方、プロジェクタ1Bを照明器具として使用する際には、まず、制御部6が光路変更部5A(モータ31)を制御して、光源部2Aを図3に示す矢印B1の向きに回動させることにより、図4に示すように、光源部2Aを照明光学系4側(光路L4b側)に向けて回動させる。次いで、制御部6は、光源部2Aを制御して光源11R,11G,11Bを同時点灯させる。この際には、光源11R,11G,11Bからそれぞれ射出された赤色光、緑色光および青色光がプリズム16を通過する際に光合成されて白色光となり、液晶パネル22a等を通過することなく、照明光学系4(光路L4b)を通過してプロジェクタ1Bの外部に射出される。これにより、プロジェクタ1Bの周囲(照明光学系4の前方)が照明光学系4からの光によって明るく照らされる。この後、プロジェクタ1Bによって画像を表示させる際には、光路変更部5Aが制御部6の制御に従って光源部2Aを矢印B2の向きに回動させる。これにより、前述したように、光源部2Aから光路L3bを通過した光によってスクリーンに画像が表示される。
このように、このプロジェクタ1Bによれば、画像投射用の光路L3bとは異なる照明光射出用の光路L4bを通過させて光源部2Aからの光を射出することにより、上記のプロジェクタ1Aと同様にして、画像の表示に際しては、表示の妨げとなり得る照明光の射出を規制でき、照明器具としての使用に際しては、液晶パネル22等に負担をかけることなく、光源部2Aからの光を照明光として射出して周囲を明るく照らすことができる。
続いて、本発明におけるプロジェクタのさらに他の一例であるプロジェクタ1Cの構成、およびその使用方法について、図面を参照して説明する。なお、上記のプロジェクタ1A,1Bと共通の構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。プロジェクタ1Cは、図5,6に示すように、前述したプロジェクタ1Aにおける光路変更部5Aに代えて光路変更部5Cを備えると共に、光源部2が可動することなくプロジェクタ1Cの筐体に固定されている。光路変更部5Cは、本発明における案内部の他の一例であって、ミラー41およびモータ42を備えている。ミラー41は、画像を表示する状態において本発明における第1光路に相当する光路L3c上から退避させられると共に、プロジェクタ1Cを照明器具として使用する際にモータ42によって回動させられて(移動させられて)光路L3c上に配置されて、光源部2からの光を反射して本発明における第2光路に相当する光路L4cに反射する。モータ42は、本発明における移動機構の一例であって、制御部6の制御に従ってミラー41を回動(移動)させる。この場合、制御部6による制御によらず、ミラー41を手動で回動(移動)させる構成を採用することもできる。
このプロジェクタ1Cによる画像の表示に際しては、まず、制御部6が光路変更部5C(モータ42)を制御して、図5に示すように、ミラー41を光路L3c上から退避させる。次いで、制御部6は、光源部2を制御して光源11を点灯させると共に、液晶パネル22を制御して例えばビデオデッキからの映像信号に基づく光変調を開始させる。この際には、光源部2からの光が、集光レンズ21、液晶パネル22および投射レンズ23を順に通過して(光路L3cを通過して)図示しないスクリーンに投射される。これにより、映像信号に基づく画像がスクリーンに表示される。この場合、このプロジェクタ1Cでは、集光レンズ21、液晶パネル22および投射レンズ23が可動することなくプロジェクタ1Cの筐体に固定されているため、前述したプロジェクタ1A,1Bと同様にして、液晶パネル22等のがたつき等を招くことなく、鮮明な画像がスクリーンに表示される。
一方、プロジェクタ1Cを照明器具として使用する際には、まず、制御部6が光路変更部5C(モータ42)を制御して、ミラー41を図5に示す矢印C1の向きに回動させることにより、図6に示すように、ミラー41を光路L3c上に移動させる。次いで、制御部6は、光源部2を制御して光源11を点灯させる。この際には、光源部2からの光がミラー41によって反射されて光路L4cに案内され、液晶パネル22等を通過することなく、照明光学系4(光路L4c)を通過してプロジェクタ1Cの外部に射出される。これにより、プロジェクタ1Cの周囲(照明光学系4の前方)が照明光学系4から射出された光によって明るく照らされる。この後、プロジェクタ1Cによって画像を表示させる際には、光路変更部5Cが制御部6の制御に従ってミラー41を矢印C2の向きに回動させて光路L3c上から退避させる。これにより、前述したように、光源部2から光路L3cを通過した光によってスクリーンに画像が表示される。
このように、このプロジェクタ1Cによれば、画像投射用の光路L3cとは異なる照明光射出用の光路L4cを通過させて光源部2からの光を射出することにより、上記のプロジェクタ1A,1Bと同様にして、画像の表示に際しては、表示の妨げとなり得る照明光の射出を規制でき、照明器具としての使用に際しては、液晶パネル22等に負担をかけることなく、光源部2からの光を照明光として射出して周囲を明るく照らすことができる。
また、このプロジェクタ1Cによれば、光路変更部5Cが、ミラー41と、ミラー41を回動させて光源部2からの光を光路L3cおよび光路L4cのいずれかに案内するモータ42とを備えたことにより、比較的簡易な構成でありながら、光源部2からの光を光路L3c,L4cのいずれかに案内することができる。したがって、製造コストの高騰を招くことなく、画像表示装置および照明器具として使用可能なプロジェクタ1Cを提供することができる。
なお、上記のプロジェクタ1Cでは、ミラー41を回動させることによって光源部2からの光を光路L3c,L4cのいずれかに案内する構成が採用されているが、本発明はこれに限定されず、例えばミラー41をスライドさせて移動させることで光源部2からの光を光路L3c,L4cのいずれかに案内する構成を採用することができる。また、このプロジェクタ1Cでは、画像を表示する状態においてミラー41を光路L3c上から退避させると共に、プロジェクタ1Cを照明器具として使用する際にミラー41を光路L3c上に移動させる構成が採用されているが、本発明はこれに限定されず、画像を表示する状態においてミラー41によって光源部2から光を反射させて本発明における第1光路に案内し、照明器具として使用する際にミラー41による反射を解除して光源部2から光を反射させて本発明における第2光路に案内する構成を採用することもできる。さらに、画像を表示するとき、および照明器具として使用するときの双方においてミラー41によって光源部2からの光を反射して本発明における第1光路および第2光路のいずれかに案内する構成を採用することもできる。
次に、本発明におけるプロジェクタのさらに他の一例であるプロジェクタ1Dの構成、およびその使用方法について、図面を参照して説明する。なお、上記のプロジェクタ1A〜1Cと共通の構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。プロジェクタ1Dは、図7,8に示すように、前述したプロジェクタ1Aにおける光路変更部5Aに代えて光路変更部5Dを備えると共に、光源部2が可動することなくプロジェクタ1Dの筐体に固定されている。光路変更部5Dは、本発明における偏光変換部の一例である偏光ビームスプリッタ51と、本発明における規制部の一例である遮光板61とを備えている。
偏光ビームスプリッタ51は、光源部2からの光に対してS偏光した光を投射光学系3側(光路L3d側)に案内すると共に、光源部2からの光に対してP偏光した光を照明光学系4側(光路L4d側)に案内する。この場合、このプロジェクタ1Dでは、光源部2からの光が投射光学系3を通過する(集光レンズ21、液晶パネル22および投射レンズ23をこの順で通過する)光路L3dが本発明における第1光路に相当し、光源部2からの光が照明光学系4を通過する光路L4dが本発明における第2光路に相当する。遮光板61は、アクチュエータ62によって図7,8に示す矢印D1,D2に向きにスライドさせられることにより、照明光学系4からの光の射出を規制する規制位置(図7に示す位置)または許容位置(図8に示す位置)に移動させられる。
このプロジェクタ1Dによる画像の表示に際しては、まず、制御部6がアクチュエータ62を制御して、図7に示すように、遮光板61を規制位置にスライドさせる。次いで、制御部6は、光源部2を制御して光源11を点灯させると共に、液晶パネル22を制御して例えばビデオデッキからの映像信号に基づく光変調を開始させる。この際には、光源11からの光がリフレクタ12によって反射される。また、反射された光のうち、偏光ビームスプリッタ51によってS偏光された光が光路L3dに案内させられて、集光レンズ21、液晶パネル22および投射レンズ23を順に通過して(光路L3dを通過して)、図示しないスクリーンに投射される。これにより、映像信号に基づく画像がスクリーンに表示される。この場合、このプロジェクタ1Dでは、集光レンズ21、液晶パネル22および投射レンズ23が可動することなくプロジェクタ1Dの筐体に固定されているため、前述したプロジェクタ1A〜1Cと同様にして液晶パネル22等のがたつき等を招くことなく、鮮明な画像がスクリーンに表示される。また、画像の表示に際して光源部2から射出された光のうち、偏光ビームスプリッタ51によってP偏光された光は、照明光学系4に向けて案内されるものの、遮光板61によって遮光されてプロジェクタ1D外への射出が規制される。
一方、プロジェクタ1Dを照明器具として使用する際には、まず、制御部6がアクチュエータ62を制御して、図7に示す矢印D1の向きにスライドさせることにより、図8に示すように、遮光板61を許容位置にスライドさせる。次いで、制御部6は、光源部2を制御して光源11を点灯させる。この際には、光源部2から射出された光のうち、偏光ビームスプリッタ51によってP偏光された光が光路L4dに案内されて、液晶パネル22等を通過することなく、照明光学系4(光路L4d)を通過してプロジェクタ1Dの外部に射出される。これにより、プロジェクタ1Dの周囲(照明光学系4の前方)が照明光学系4から射出された光によって明るく照らされる。この後、プロジェクタ1Dによって画像を表示させる際には、アクチュエータ62が制御部6の制御に従って遮光板61を矢印D2の向きにスライドさせて照明光学系4からの光の射出を規制する。これにより、前述したように、光源部2からの光が偏光ビームスプリッタ51によってS偏光された光が光路L3dを通過してスクリーンに画像が表示される。
このように、このプロジェクタ1Dによれば、画像投射用の光路L3dとは異なる照明光射出用の光路L4dを通過させて光源部2からの光を射出することにより、上記のプロジェクタ1A〜1Cと同様にして、画像の表示に際しては、表示の妨げとなり得る照明光の射出を規制でき、照明器具としての使用に際しては、光源部2からの光を照明光として射出して周囲を明るく照らすことができる。
また、このプロジェクタ1Dによれば、光源部2からの光を偏光変換して光路L3dおよび光路L4dに案内する偏光ビームスプリッタ51を備えたことにより、この種のプロジェクタ(偏光ビームスプリッタによる偏光変換処理を行うタイプのプロジェクタ)において画像の表示時に使用されないP偏光された光を照明光として有効に利用することができる。この場合、照明光としてP偏光(画像投射光としてS偏光)を利用する構成を採用することもできる。
さらに、このプロジェクタ1Dによれば、光路L4dに案内された光の射出を規制する遮光板61を備えたことにより、画像の表示に際して表示の妨げとなり得る照明光の射出を規制することができる。
なお、上記のプロジェクタ1Dでは、遮光板61をスライドさせて遮光する構成を採用しているが、本発明における規制部の構成はこれに限定されない。例えば、P偏光された光の通過を光路L4d上に配設した液晶シャッタによって規制または許容する構成を採用することができる。また、照明光学系4に装着可能なレンズキャップによって本発明における規制部を構成することもできる。さらに、本発明における規制部を投射光学系3側(光路L3d側)にも配設し、プロジェクタ1Dを照明器具として使用する際に、投射光学系3から光が射出されるのを規制する構成を採用することもできる。
画像を表示している状態のプロジェクタ1Aの構成図である。 照明光を射出している状態のプロジェクタ1Aの構成図である。 画像を表示している状態のプロジェクタ1Bの構成図である。 照明光を射出している状態のプロジェクタ1Bの構成図である。 画像を表示している状態のプロジェクタ1Cの構成図である。 照明光を射出している状態のプロジェクタ1Cの構成図である。 画像を表示している状態のプロジェクタ1Dの構成図である。 照明光を射出している状態のプロジェクタ1Dの構成図である。
符号の説明
1A〜1D プロジェクタ、2,2A 光源部、3,3A 投射光学系、4 照明光学系、5A,5C〜5D 光路変更部、31,42 モータ、41 ミラー、51 偏光ビームスプリッタ、61 遮光板、62 アクチュエータ、L3a〜L3d,L4a〜L4d 光路

Claims (6)

  1. 画像投射用の第1光路とは異なる第2光路を通過させて光源からの光を射出可能に構成されているプロジェクタ。
  2. 前記第1光路および前記第2光路のいずれかに前記光源からの光を案内する案内部を備えている請求項1記載のプロジェクタ。
  3. 前記案内部は、前記光源を回動させて当該光源からの光を前記第1光路および前記第2光路のいずれかに向けさせる回動機構を備えている請求項2記載のプロジェクタ。
  4. 前記案内部は、ミラーと、当該ミラーを移動させて前記光源からの光を前記第1光路および前記第2光路のいずれかに反射させる移動機構とを備えている請求項2記載のプロジェクタ。
  5. 前記光源からの光を偏光変換して前記第1光路および前記第2光路に案内する偏光変換部を備えている請求項1記載のプロジェクタ。
  6. 前記第2光路に案内された光の射出を規制する規制部を備えている請求項5記載のプロジェクタ。
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