JP2006162777A - 画像形成システム、画像形成装置及び後処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置と後処理装置との組み合わせに応じて、最速の通信速度で通信を行う。
【解決手段】後処理装置から画像形成装置に通信可能速度情報(V1〜V4)が送信される(ステップS7)。画像形成装置では、画像形成装置の通信可能速度情報と、後処理装置の通信可能速度情報とに基づいて、画像形成装置と後処理装置の相互間で通信可能な速度のうち最速通信速度(125000bps)が選択され、プログラムデータの転送速度として決定される(ステップS8)。そして、画像形成装置から後処理装置に最速通信速度情報(125000bps)が送信され、データ転送速度が指示される(ステップS10)。そして、画像形成装置及び後処理装置において、通信速度が切り替えられ、最速通信速度(125000bps)に変更される(ステップS13,S14)。
【選択図】図4
【解決手段】後処理装置から画像形成装置に通信可能速度情報(V1〜V4)が送信される(ステップS7)。画像形成装置では、画像形成装置の通信可能速度情報と、後処理装置の通信可能速度情報とに基づいて、画像形成装置と後処理装置の相互間で通信可能な速度のうち最速通信速度(125000bps)が選択され、プログラムデータの転送速度として決定される(ステップS8)。そして、画像形成装置から後処理装置に最速通信速度情報(125000bps)が送信され、データ転送速度が指示される(ステップS10)。そして、画像形成装置及び後処理装置において、通信速度が切り替えられ、最速通信速度(125000bps)に変更される(ステップS13,S14)。
【選択図】図4
Description
本発明は、画像形成システム、画像形成装置及び後処理装置に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの諸機能を有する複合機等の画像形成装置が広く用いられている。画像形成装置には、画像形成が行われた記録紙に対して、綴じ処理、折り処理等の後処理を行う後処理装置が接続される場合がある。ユーザの用途に応じて、画像形成装置と後処理装置の組み合わせが変更されたり、1台の画像形成装置に対して複数の後処理装置が連結して接続されたりする場合がある。
画像形成装置本体に接続される周辺装置が1つの通信方式しか持たない場合、周辺装置を接続することができる画像形成装置が限定されてしまう。そのため、画像形成装置本体及び周辺装置の相互制御を行う複数の通信制御手段を備え、周辺装置によって1つの通信制御手段を選択する画像形成システムが提案されている(特許文献1参照)。
また、主制御回路が外部機器からプログラム書き換えデータを受信し、書き換えを行うべきメモリを備えた制御回路へデータを配送する多機能装置において、データを配送する際の通信速度を変更可能とした多機能装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開平4−172465号公報
特開2001−117745号公報
しかし、特許文献1、特許文献2には、接続された各装置それぞれが通信可能な速度に基づいて通信速度を決定するという技術は記載されていなかった。
例えば、後処理装置のプログラムを書き換える際には、画像形成装置側から後処理装置にプログラムデータが転送されるが、処理時間の短縮のため、データ転送の高速化が望まれる。しかし、画像形成装置と後処理装置、又は、連結された各後処理装置は、CPU(Central Processing Unit)やクロック周波数の違いにより、それぞれ通信可能な速度がまちまちであるため、データ転送速度を上げることはできなかった。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、画像形成装置と後処理装置との組み合わせに応じて、最速の通信速度で通信を行うことができる画像形成システム、画像形成装置及び後処理装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、画像形成装置と後処理装置が通信回線を介して接続された画像形成システムにおいて、前記画像形成装置及び後処理装置のいずれか一方の装置は、当該自己が通信可能な速度情報を前記画像形成装置及び後処理装置のいずれか他方の装置に対し、予め定められた基本通信速度で送信する送信手段を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成システムにおいて、前記他方の装置は、前記一方の装置から前記一方の装置が通信可能な速度情報を受信する受信手段と、前記受信した前記一方の装置が通信可能な速度情報と前記他方の装置自身が通信可能な速度情報とに基づいて、前記画像形成装置と前記後処理装置の相互間で通信可能な速度のうち最速通信速度を選択し決定する最速通信速度決定手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成システムにおいて、前記他方の装置は、前記最速通信速度決定手段により決定された最速通信速度情報を前記一方の装置に送信する送信手段を備え、前記画像形成装置及び後処理装置は、通信速度を前記最速通信速度に変更し、当該最速通信速度で相互の通信を行うことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像形成システムにおいて、前記画像形成装置及び後処理装置が通信速度を前記最速通信速度に変更した後に通信異常が発生した場合には、前記画像形成装置及び後処理装置は、通信速度を前記基本通信速度に変更し、通信を再開することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の画像形成システムにおいて、前記画像形成装置及び後処理装置は、前記後処理装置のプログラムデータを書き換えるために前記画像形成装置から前記後処理装置にプログラムデータを転送する際に、通信速度を前記最速通信速度に変更することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の画像形成システムにおいて、前記画像形成装置から前記後処理装置にプログラムデータを転送する通信速度に応じて、前記後処理装置のプログラム書き換え完了予測時間を表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成システムにおいて、前記画像形成装置又は前記後処理装置が通信可能な速度情報は、複数の通信速度を含むデータテーブルであることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成システムにおいて、前記画像形成装置又は前記後処理装置が通信可能な速度情報は、複数の通信速度を計算するための計算式データであることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像形成システムにおいて、前記一方の装置が画像形成装置であり、前記他方の装置が後処理装置であることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像形成システムにおいて、前記一方の装置が後処理装置であり、前記他方の装置が画像形成装置であることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、画像形成装置と、当該画像形成装置に連結して接続された複数の後処理装置と、を備えた画像形成システムにおいて、前記画像形成装置が通信可能な速度情報と、前記複数の後処理装置のそれぞれが通信可能な速度情報とに基づいて、前記画像形成装置と前記複数の後処理装置とが通信可能な速度のうち最速通信速度を選択し決定し、当該最速通信速度で通信を行うことを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の画像形成システムにおいて、前記画像形成装置は、後処理装置から前記後処理装置が通信可能な速度情報を受信する受信手段と、前記画像形成装置が通信可能な速度情報と前記後処理装置が通信可能な速度情報とに基づいて前記最速通信速度を選択し決定する最速通信速度決定手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、後処理装置と通信回線を介して接続可能な画像形成装置において、前記後処理装置から前記後処理装置が通信可能な速度情報を受信するための受信手段と、前記後処理装置から受信した前記後処理装置が通信可能な速度情報と前記画像形成装置自身が通信可能な速度情報とに基づいて、前記画像形成装置と前記後処理装置の相互間で通信可能な速度のうち最速通信速度を選択し決定するための最速通信速度決定手段と、前記最速通信速度決定手段により決定された最速通信速度で前記後処理装置と通信を行うよう制御するための通信制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、画像形成装置と通信回線を介して接続可能な後処理装置において、前記画像形成装置から前記画像形成装置が通信可能な速度情報を受信するための受信手段と、前記画像形成装置から受信した前記画像形成装置が通信可能な速度情報と前記後処理装置自身が通信可能な速度情報とに基づいて、前記画像形成装置と前記後処理装置の相互間で通信可能な速度のうち最速通信速度を選択し決定するための最速通信速度決定手段と、前記最速通信速度決定手段により決定された最速通信速度で前記画像形成装置と通信を行うよう制御するための通信制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、画像形成装置及び後処理装置のいずれか一方の装置は、自己が通信可能な速度情報を画像形成装置及び後処理装置のいずれか他方の装置に対して送信するので、他方の装置は一方の装置が通信可能な速度情報を予め知ることができる。したがって、画像形成装置と後処理装置との組み合わせに応じて、最速の通信速度で通信を行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、一方の装置が通信可能な速度情報と他方の装置自身が通信可能な速度情報とに基づいて、画像形成装置と後処理装置の相互間で通信可能な速度のうち最速通信速度を選択し決定するので、画像形成装置と後処理装置との組み合わせに応じて、最速の通信速度で通信を行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、他方の装置は、最速通信速度決定手段により決定された最速通信速度情報を一方の装置に送信し、画像形成装置及び後処理装置は、通信速度を最速通信速度に変更し、最速通信速度で相互の通信を行うので、画像形成装置と後処理装置との組み合わせに応じて、最速の通信速度で通信を行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、画像形成装置及び後処理装置が通信速度を最速通信速度に変更した後に通信異常が発生した場合には、通信速度を基本通信速度に変更し、通信を再開することができる。基本通信速度の方が通信速度が遅いため、通信異常の発生頻度が下がり、通信処理の継続が期待できる。
請求項5に記載の発明によれば、画像形成装置及び後処理装置は、画像形成装置から後処理装置にプログラムデータを転送する際に、通信速度を最速通信速度に変更するので、プログラムデータを書き換える際の処理時間を短縮することができる。
請求項6に記載の発明によれば、画像形成装置から後処理装置にプログラムデータを転送する通信速度に応じて、後処理装置のプログラム書き換え完了予測時間を表示するので、ユーザに処理状況を通知することができる。
請求項7に記載の発明によれば、画像形成装置又は後処理装置が通信可能な速度情報として、複数の通信速度を含むデータテーブルを用いるため、その中から最速の通信速度を選択することが可能となる。
請求項8に記載の発明によれば、画像形成装置又は後処理装置が通信可能な速度情報として、複数の通信速度を計算するための計算式データを用いるため、その計算式により最速の通信速度を選択することが可能となる。
請求項9に記載の発明によれば、画像形成装置は、画像形成装置が通信可能な速度情報を後処理装置に対して送信するので、後処理装置は画像形成装置が通信可能な速度情報を予め知ることができる。したがって、画像形成装置と後処理装置との組み合わせに応じて、最速の通信速度で通信を行うことができる。
請求項10に記載の発明によれば、後処理装置は、後処理装置が通信可能な速度情報を画像形成装置に対して送信するので、画像形成装置は後処理装置が通信可能な速度情報を予め知ることができる。したがって、画像形成装置と後処理装置との組み合わせに応じて、最速の通信速度で通信を行うことができる。
請求項11、12に記載の発明によれば、画像形成装置が通信可能な速度情報と、複数の後処理装置のそれぞれが通信可能な速度情報とに基づいて、画像形成装置と複数の後処理装置とが通信可能な速度のうち最速通信速度を選択し決定し、最速通信速度で通信を行うので、画像形成装置と複数連結された後処理装置との組み合わせに応じて、最速の通信速度で通信を行うことができる。
請求項13に記載の発明によれば、後処理装置から受信した後処理装置が通信可能な速度情報と画像形成装置自身が通信可能な速度情報とに基づいて、画像形成装置と後処理装置の相互間で通信可能な速度のうち最速通信速度を選択し決定し、最速通信速度で後処理装置と通信を行うので、画像形成装置と後処理装置との組み合わせに応じて、最速の通信速度で通信を行うことができる。
請求項14に記載の発明によれば、画像形成装置から受信した画像形成装置が通信可能な速度情報と後処理装置自身が通信可能な速度情報とに基づいて、画像形成装置と後処理装置の相互間で通信可能な速度のうち最速通信速度を選択し決定し、最速通信速度で画像形成装置と通信を行うので、画像形成装置と後処理装置との組み合わせに応じて、最速の通信速度で通信を行うことができる。
[第1の実施の形態]
図1〜図6を参照して、本発明の第1の実施の形態における画像形成システム100を詳細に説明する。
図1に、画像形成システム100の全体構成及び各装置の機能的構成を示す。図1に示すように、画像形成システム100は、画像形成装置1と後処理装置2とがシリアル通信により接続され、データの送受信が可能なように構成されている。なお、1台の画像形成装置1に接続される後処理装置2の台数は特に限定されない。
図1〜図6を参照して、本発明の第1の実施の形態における画像形成システム100を詳細に説明する。
図1に、画像形成システム100の全体構成及び各装置の機能的構成を示す。図1に示すように、画像形成システム100は、画像形成装置1と後処理装置2とがシリアル通信により接続され、データの送受信が可能なように構成されている。なお、1台の画像形成装置1に接続される後処理装置2の台数は特に限定されない。
次に、画像形成システム100を構成する各装置について説明する。
まず、画像形成装置1の内部構成について説明する。
図1に示すように、画像形成装置1は、制御手段11、シリアル通信手段12、画像データ記憶手段13、画像形成手段14、操作手段15、記録紙収納手段16、搬送手段17、通信速度情報記憶手段18、最速通信速度決定手段19等により構成され、各部はバスにより接続されている。
まず、画像形成装置1の内部構成について説明する。
図1に示すように、画像形成装置1は、制御手段11、シリアル通信手段12、画像データ記憶手段13、画像形成手段14、操作手段15、記録紙収納手段16、搬送手段17、通信速度情報記憶手段18、最速通信速度決定手段19等により構成され、各部はバスにより接続されている。
制御手段11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。制御手段11のCPUは、入力手段15aの操作又は画像形成装置1とLAN等の通信回線を介して接続されるPC等の情報処理装置よりの指示により、ROMに記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAM内に展開し、展開されたプログラムに従って、画像形成装置1の各部の動作を集中制御する。
制御手段11は、後処理装置2から後処理装置2が通信可能な速度情報を受信すると、最速通信速度決定手段19に最速通信速度を決定させ、この最速通信速度情報を後処理装置2に基本通信速度で送信し、通信速度を最速通信速度に変更する。基本通信速度とは、予め設定されている通信速度であり、画像形成システム100において一般の通信を行う際の通信速度をいう。
シリアル通信手段12は、シリアル通信I/F等により構成され、画像形成装置1と後処理装置2との間でのシリアル通信による制御信号やデータ等の送受信を制御する。
画像データ記憶手段13は、半導体メモリ(DRAM)や磁気ディスク(HDD)により構成され、画像データを記憶するメモリである。
画像形成手段14は、感光ドラム、トナー等を備えて構成されており、制御手段11からの印刷指示に従って、入力手段15aから入力指示されたサイズ、向きの用紙が搬送手段17により搬送されると、感光ドラム表面に画像の静電潜像を形成する。更に画像形成手段14は、感光ドラム表面の静電潜像を含む領域にトナーを付着させ、記録紙にトナーを転写して定着させた後、後処理装置2へ排出する。
操作手段15は、入力手段15a及び表示手段15bを備えて構成されている。入力手段15aは、LCD(Liquid Crystal Display)の表示画面上に透明電極を格子状に配置した感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネルにより構成され、手指やタッチペン等で押下された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号として制御手段11に出力する。また、入力手段15aは、数字ボタン、スタートボタン等の各種操作ボタンを備え、ボタン操作による操作信号を制御手段11に出力する。表示手段15bは、LCDにより構成され、制御手段11から入力される表示信号の指示に従って表示画面上に各種操作ボタンや装置の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。
記録紙収納手段16は、画像を転写するための記録紙を収納する。記録紙収納手段16は、記録紙の収納の有無を検知する有無検知手段16a、収納されている紙サイズを検知する紙サイズ検知手段16bを備え、検知信号を制御手段11に出力する。
搬送手段17は、制御手段11からの指示に従って、記録紙収納手段16に収納されている記録紙を画像形成手段14等の各部へ搬送する。
通信速度情報記憶手段18は、半導体メモリや磁気ディスクにより構成され、画像形成装置1が通信可能な速度情報を記憶する。速度情報は、図2に示すように、複数の通信速度を含むデータテーブルにより構成される。図2に示すように、画像形成装置1の通信速度は、V1=256000bps,V2=153600bps,V3=125000bps,V4=78000bps,V5=64000bps,V6=32000bps,V7=19200bpsのいずれかに設定することができる。
最速通信速度決定手段19は、通信速度情報記憶手段18に記憶されている画像形成装置1が通信可能な速度情報と、後処理装置2から受信した後処理装置2が通信可能な速度情報とに基づいて、画像形成装置1と後処理装置2の相互間で通信可能な速度のうち最速通信速度を選択し決定する。
次に、後処理装置2の内部構成について説明する。
図1に示すように、後処理装置2は、制御手段21、シリアル通信手段22、通信速度情報記憶手段23、第1搬送手段24、第2搬送手段25、第1集積手段26、第2集積手段27、スタック整合手段28、綴じ手段29、穿孔手段30、中折り手段31、断裁手段32等により構成され、各部はバスにより接続されている。
図1に示すように、後処理装置2は、制御手段21、シリアル通信手段22、通信速度情報記憶手段23、第1搬送手段24、第2搬送手段25、第1集積手段26、第2集積手段27、スタック整合手段28、綴じ手段29、穿孔手段30、中折り手段31、断裁手段32等により構成され、各部はバスにより接続されている。
制御手段21は、CPU、ROM、RAM等により構成される。制御手段21のCPUは、ROMに記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAM内に展開し、展開されたプログラムに従って、後処理装置2の各部の動作を集中制御する。
制御手段21は、画像形成装置1からプログラム書き換えモード切り替え指示を受信すると、各部の負荷駆動を停止させ、後処理装置2が通信可能な速度情報を通信速度情報記憶手段23から読み出して、後処理装置2が通信可能な速度情報及びプログラム書き換えモードへの切り替えが完了したことを示す情報を画像形成装置1に基本通信速度で送信する。また、制御手段21は、画像形成装置1から最速通信速度情報を受信すると、通信速度を最速通信速度に変更する。
シリアル通信手段22は、シリアル通信I/F等により構成され、画像形成装置1と後処理装置2との間でのシリアル通信による制御信号やデータ等の送受信を制御する。
通信速度情報記憶手段23は、半導体メモリや磁気ディスクにより構成され、後処理装置2が通信可能な速度情報を記憶する。図3に、後処理装置2の通信可能速度データテーブルを示す。図3に示すように、後処理装置2の通信速度は、V1=125000bps,V2=78000bps,V3=32000bps,V4=19200bpsのいずれかに設定することができる。
第1搬送手段24は、モータ等からなる駆動部分を含むローラを用いて、画像形成装置1から排出された記録紙を第1集積手段26の排紙トレイへと搬送する。
第2搬送手段25は、モータ等からなる駆動部分を含むローラを用いて、画像形成装置1から排出された記録紙をスタック整合手段28、綴じ手段29、穿孔手段30、中折り手段31、断裁手段32へ搬送する。
第1集積手段26は、穿孔処理、中折り処理等の後処理を行わない記録紙を排紙して集積する排紙トレイを備えている。第2集積手段27は、穿孔処理、中折り処理等の後処理がなされた記録紙を集積する排紙トレイを備えている。
スタック整合手段28は、傾斜をもって配設されており、搬送路からスタック整合手段28上部に搬送された記録紙は、自重によりストッパーまで滑り落ちて停止する。これにより、スタック整合手段28内の複数の記録紙が、搬送方向に位置合わせされ、搬送方向の整合状態となる。また、搬送方向と直交する記録紙面の幅揃えは、図示しない軽打機構により記録紙を軽打し、幅整合が行われる。
綴じ手段29は、搬送方向に直交する方向に2組配置され、図示しない駆動手段により、搬送方向に直交する方向に移動可能である。綴じ手段29は、スタック整合手段28により整合された用紙を所定位置に移動させた後、幅方向の中央振り分け2箇所に綴じ針を打つ。
穿孔手段30は、画像形成装置1から排出された用紙の所定位置に所定形状のパンチ孔を空ける。
中折り手段31は、図示しない用紙突き出し手段、折りローラ、搬送ベルト、加圧ローラ等から構成されている。中折り開始信号により、用紙突き出し手段の突き出し板が斜め上方に直進し、突き出し板の先端部は、用紙束の中央部を押し上げ、用紙束を介して折りローラのニップ部を押し広げて揺動、離間させる。突き出し板の先端部が前記ニップ部を通過後、突き出し板が後退して、用紙束の中央部は、折りローラにより挟圧されて、折り目部が形成される。
断裁手段32は、図示しない断裁上刃、断裁下刃、可動板、押圧ローラ、駆動手段等から構成されている。断裁手段32は、綴じ処理、中折り処理されて製本化された用紙束に対して、用紙の小口を揃えるため小口を断裁する。
次に、動作について説明する。
図4は、画像形成システム100により実行されるプログラム書き換え処理を示すシーケンスチャートである。
図4は、画像形成システム100により実行されるプログラム書き換え処理を示すシーケンスチャートである。
まず、図4に示すように、画像形成装置1の電源が入れられると(ステップS1)、画像形成装置1から後処理装置2に初期通信が基本通信速度(19200bps)で送信される(ステップS2)。そして、後処理装置2から画像形成装置1に初期通信応答が基本通信速度(19200bps)で送信される(ステップS3)。
次に、画像形成装置1から後処理装置2に後処理装置2をプログラム書き換えモードに切り替えるためのプログラム書き換えモード切り替え指示が基本通信速度(19200bps)で送信される(ステップS4,S5)。
後処理装置2では、負荷駆動が停止され(ステップS6)、後処理装置2から画像形成装置1にプログラム書き換えモードへの切り替えが完了したことを示す情報が後処理装置2の通信可能速度情報とともに基本通信速度(19200bps)で送信される(ステップS7)。
画像形成装置1では、通信速度情報記憶手段18に記憶されている画像形成装置1の通信可能速度情報(図2参照)と、後処理装置2から受信した後処理装置2の通信可能速度情報(図3参照)とに基づいて、画像形成装置1と後処理装置2の相互間で通信可能な速度のうち最速通信速度(125000bps)が選択され、プログラムデータの転送速度として決定される(ステップS8)。
次に、画像形成装置1から後処理装置2にプログラム書き換え指示が最速通信速度情報(125000bps)とともに基本通信速度(19200bps)で送信され、データ転送速度が指示される(ステップS9,S10)。
後処理装置2では、プログラムが格納されているFlash ROMの消去処理が実行され(ステップS11)、後処理装置2から画像形成装置1にプログラムの書き換え準備が完了したことを示す情報が基本通信速度(19200bps)で送信される(ステップS12)。そして、画像形成装置1及び後処理装置2において、通信速度が切り替えられ、最速通信速度(125000bps)に変更される(ステップS13,S14)。
続いて、画像形成装置1から後処理装置2にプログラムデータが先頭からデータ転送速度125000bpsで送信される(ステップS15)。後処理装置2では、1ブロック毎にデータが受信され、プログラムの書き込み処理が行われる(ステップS16)。以下同様に、画像形成装置1から後処理装置2に中間のプログラムデータから(ステップS17)最終のプログラムデータまでがデータ転送速度125000bpsで送信され(ステップS19)、後処理装置2では、1ブロック毎にデータが受信され、プログラムの書き込み処理が行われる(ステップS18,S20)。
画像形成装置1では、プログラムデータの転送中、プログラムデータを転送する通信速度に応じて、表示手段15bに、後処理装置2のプログラム書き換え完了予測時間が表示される。例えば、「プログラム書き換え完了まであと何秒です」等のメッセージが表示される。なお、プログラム書き換え完了予測時間は、後処理装置2側に表示されることとしてもよい。また、プログラムの書き換えが画像形成装置1とLAN等の通信回線を介して接続されるPC等の情報処理装置よりの指示によりなされている場合等には、プログラム書き換え完了予測時間を情報処理装置の表示手段上で表示可能なように、画像形成装置1から情報処理装置へLAN等の通信回線を介して表示のためのデータを送信する構成とすることもできる。
後処理装置2のプログラムの書き換えが完了すると、後処理装置2から画像形成装置1にプログラムの書き換えが完了したことを示す情報がデータ転送速度125000bpsで送信される(ステップS21)。画像形成装置1では、後処理装置2のプログラム書き換え終了処理が行われる(ステップS22)。
以上で、画像形成システム100により実行されるプログラム書き換え処理が終了する。
以上で、画像形成システム100により実行されるプログラム書き換え処理が終了する。
なお、画像形成装置1及び後処理装置2が通信速度を最速通信速度(125000bps)に変更した後に通信異常が発生した場合には、画像形成装置1及び後処理装置2は、通信速度を基本通信速度(19200bps)に変更し、通信を再開することとする。
次に、図5を参照して、後処理装置2における通信速度変更処理を説明する。
図5に示すように、まず、通信速度が基本通信速度に設定され(ステップS31)、画像形成装置1からの初期通信の待機状態となる(ステップS32)。画像形成装置1から初期通信が受信された場合には(ステップS32;Yes)、初期通信応答が画像形成装置1に送信される(ステップS33)。
図5に示すように、まず、通信速度が基本通信速度に設定され(ステップS31)、画像形成装置1からの初期通信の待機状態となる(ステップS32)。画像形成装置1から初期通信が受信された場合には(ステップS32;Yes)、初期通信応答が画像形成装置1に送信される(ステップS33)。
次に、プログラム書き換えモード切り替え指示が受信された場合には(ステップS34;Yes)、通信速度情報記憶手段23に記憶されている通信可能速度データテーブル(図3参照)が読み出され、プログラム書き換えモードへの切り替えが完了したことを示す情報とともに画像形成装置1に送信される(ステップS35)。
次に、プログラム書き換え指示がデータ転送速度指示とともに受信されたか否かが判断され(ステップS36)、プログラム書き換え指示及びデータ転送速度指示が受信された場合には(ステップS36;Yes)、指示されたデータ転送速度が基本通信速度より速いか否かが判断される(ステップS37)。指示されたデータ転送速度が基本通信速度より速い場合には(ステップS37;Yes)、高速通信速度に設定が切り替えられる(ステップS38)。
ステップS34において、プログラム書き換えモード切り替え指示が受信されなかった場合(ステップS34;No)、又は、ステップS37において、指示されたデータ転送速度が基本通信速度以下の場合には(ステップS37;No)、そのまま終了する。
以上で、後処理装置2における通信速度変更処理が終了する。
以上で、後処理装置2における通信速度変更処理が終了する。
次に、図6を参照して、画像形成装置1における通信速度変更処理を説明する。
図6に示すように、まず、通信速度が基本通信速度に設定され(ステップS41)、後処理装置2に初期通信が送信される(ステップS42)。そして、後処理装置2からの初期通信応答の待機状態となる(ステップS43)。後処理装置2から初期通信応答が受信された場合には(ステップS43;Yes)、プログラムの書き換えが指示されているか否かが判断される(ステップS44)。
図6に示すように、まず、通信速度が基本通信速度に設定され(ステップS41)、後処理装置2に初期通信が送信される(ステップS42)。そして、後処理装置2からの初期通信応答の待機状態となる(ステップS43)。後処理装置2から初期通信応答が受信された場合には(ステップS43;Yes)、プログラムの書き換えが指示されているか否かが判断される(ステップS44)。
プログラムの書き換えが指示されている場合には(ステップS44;Yes)、後処理装置2にプログラム書き換えモード切り替え指示が送信される(ステップS45)。
次に、後処理装置2からプログラム書き換えモードへの切り替えが完了したことを示す情報が通信可能速度データテーブルとともに受信されたか否かが判断される(ステップS46)。後処理装置2からプログラム書き換えモードへの切り替えが完了したことを示す情報及び通信可能速度データテーブルが受信された場合には(ステップS46;Yes)、通信速度情報記憶手段18に記憶されている画像形成装置1の通信可能速度データテーブルと、後処理装置2から受信した後処理装置2の通信可能速度データテーブルとに基づいて、画像形成装置1と後処理装置2の相互間で通信可能な速度のうち最速通信速度がプログラムデータの転送速度として決定される(ステップS47)。
次に、後処理装置2にプログラム書き換え指示がデータ転送速度指示とともに送信される(ステップS48)。そして、後処理装置2からプログラムの書き換え準備が完了したことを示す情報が受信されると(ステップS49;Yes)、決定したデータ転送速度が基本通信速度より速いか否かが判断される(ステップS50)。決定したデータ転送速度が基本通信速度より速い場合には(ステップS50;Yes)、高速通信速度に設定が切り替えられる(ステップS51)。
ステップS44において、プログラムの書き換えが指示されていない場合(ステップS44;No)、又は、ステップS50において、決定した速度が基本通信速度以下の場合には(ステップS50;No)、そのまま終了する。
以上で、画像形成装置1における通信速度変更処理が終了する。
以上で、画像形成装置1における通信速度変更処理が終了する。
第1の実施の形態における画像形成システム100によれば、後処理装置2が通信可能な速度情報を後処理装置2から画像形成装置1に送信するので、画像形成装置1は後処理装置2が通信可能な速度情報を予め知ることができる。そして、画像形成装置1は、後処理装置2から受信した後処理装置2が通信可能な速度情報と、画像形成装置1が通信可能な速度情報とに基づいて、画像形成装置1と後処理装置2の相互間で通信可能な速度のうち最速通信速度を選択し決定し、最速通信速度情報を後処理装置2に送信することができる。したがって、画像形成装置1及び後処理装置2は、画像形成装置1と後処理装置2との組み合わせに応じて、通信速度を最速通信速度に変更し、通信を行うことができる。
また、画像形成装置1及び後処理装置2は、画像形成装置1から後処理装置2にプログラムデータを転送する際に、通信速度を最速通信速度に変更するので、プログラムデータを書き換える際の処理時間を短縮することができる。
また、画像形成装置1から後処理装置2にプログラムデータを転送する通信速度に応じて、後処理装置2のプログラム書き換え完了予測時間を表示手段15bに表示するので、ユーザに処理状況を通知することができる。
なお、第1の実施の形態では、画像形成装置1又は後処理装置2が通信可能な速度情報として、複数の通信速度を含むデータテーブルを用いることとしたが、複数の通信速度を計算するための計算式データを用いることとしてもよい。例えば、A,B,C,Dを定数、n(自然数)を変数として、下記式(1)により複数の通信速度を計算することができる。
通信速度(bps)=(A/B)/{(n+C)×D} (1)
ここで、定数AはCPUの周波数データ(Hz単位)である。
通信速度(bps)=(A/B)/{(n+C)×D} (1)
ここで、定数AはCPUの周波数データ(Hz単位)である。
図7に示すような、定数A,B,C,Dを含む計算式データテーブルが後処理装置2の通信速度情報記憶手段23に記憶されていてもよい。この場合には、後処理装置2から画像形成装置1へこの計算式データテーブルを送信し、画像形成装置1において変数nの値を順次変更して通信速度を計算する。例えば、n=1のときには通信速度は390625bps、n=2のときには通信速度は260417bpsとなる。計算で求められた通信速度と、画像形成装置1自身が通信可能な速度とに基づいて、画像形成装置1と後処理装置2の相互間で通信可能な速度のうち最速通信速度を選択し決定する。
[第2の実施の形態]
次に、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態に示す画像形成システムは、第1の実施の形態に示した画像形成システム100と同様の構成であるため、同一の構成部分については同一の符号を付し、その構成については図示及び説明を省略する。以下、第2の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
次に、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態に示す画像形成システムは、第1の実施の形態に示した画像形成システム100と同様の構成であるため、同一の構成部分については同一の符号を付し、その構成については図示及び説明を省略する。以下、第2の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
第1の実施の形態では、画像形成装置1において画像形成装置1と後処理装置2の相互間で通信可能な速度のうち最速通信速度を選択し決定することとしたが、第2の実施の形態では、後処理装置2において画像形成装置1と後処理装置2の相互間で通信可能な速度のうち最速通信速度を選択し決定する。すなわち、第2の実施の形態の画像形成システムは、図1の最速通信速度決定手段19に代えて、後処理装置2側に最速通信速度決定手段を備えた構成である。
制御手段11は、画像形成装置1が通信可能な速度情報を通信速度情報記憶手段18から読み出して、後処理装置2に送信する。また、制御手段11は、後処理装置2から受信した最速通信速度情報に基づいて、通信速度を最速通信速度に変更する。
制御手段21は、画像形成装置1から画像形成装置1が通信可能な速度情報を受信すると、最速通信速度決定手段に最速通信速度を決定させ、この最速通信速度情報を画像形成装置1に基本通信速度で送信し、通信速度を最速通信速度に変更する。
次に、動作について説明する。
図8は、第2の実施の形態における画像形成システムにより実行されるプログラム書き換え処理を示すシーケンスチャートである。
図8は、第2の実施の形態における画像形成システムにより実行されるプログラム書き換え処理を示すシーケンスチャートである。
まず、図8に示すように、画像形成装置1の電源が入れられると(ステップS61)、画像形成装置1から後処理装置2に初期通信が基本通信速度(19200bps)で送信される(ステップS62)。そして、後処理装置2から画像形成装置1に初期通信応答が基本通信速度(19200bps)で送信される(ステップS63)。
次に、画像形成装置1から後処理装置2に後処理装置2をプログラム書き換えモードに切り替えるためのプログラム書き換えモード切り替え指示が、画像形成装置1の通信可能速度情報とともに基本通信速度(19200bps)で送信される(ステップS64,S65)。
後処理装置2では、負荷駆動が停止される(ステップS66)。そして、通信速度情報記憶手段23に記憶されている後処理装置2の通信可能速度情報と、画像形成装置1から受信した画像形成装置1の通信可能速度情報とに基づいて、画像形成装置1と後処理装置2の相互間で通信可能な速度のうち最速通信速度(125000bps)が選択され、プログラムデータの転送速度として決定される(ステップS67)。
次に、後処理装置2から画像形成装置1にプログラム書き換えモードへの切り替えが完了したことを示す情報が最速通信速度情報(125000bps)とともに基本通信速度(19200bps)で送信され、データ転送速度が指示される(ステップS68)。
次に、画像形成装置1から後処理装置2にプログラム書き換え指示が基本通信速度(19200bps)で送信される(ステップS69,S70)。
後処理装置2では、プログラムが格納されているFlash ROMの消去処理が実行され(ステップS71)、後処理装置2から画像形成装置1にプログラムの書き換え準備が完了したことを示す情報が基本通信速度(19200bps)で送信される(ステップS72)。そして、後処理装置2及び画像形成装置1において、通信速度が切り替えられ、最速通信速度(125000bps)に変更される(ステップS73,S74)。
続いて、画像形成装置1から後処理装置2にプログラムデータが先頭からデータ転送速度125000bpsで送信される(ステップS75)。後処理装置2では、1ブロック毎にデータが受信され、プログラムの書き込み処理が行われる(ステップS76)。同様に、画像形成装置1から後処理装置2に中間のプログラムデータから(ステップS77)最終のプログラムデータまでがデータ転送速度125000bpsで送信され(ステップS79)、後処理装置2では、1ブロック毎にデータが受信され、プログラムの書き込み処理が行われる(ステップS78,S80)。
そして、後処理装置2のプログラムの書き換えが完了すると、後処理装置2から画像形成装置1にプログラムの書き換えが完了したことを示す情報がデータ転送速度125000bpsで送信される(ステップS81)。画像形成装置1では、後処理装置2のプログラム書き換え終了処理が行われる(ステップS82)。
以上で、第2の実施の形態の画像形成システムにより実行されるプログラム書き換え処理が終了する。
以上で、第2の実施の形態の画像形成システムにより実行されるプログラム書き換え処理が終了する。
第2の実施の形態における画像形成システムによれば、画像形成装置1が通信可能な速度情報を画像形成装置1から後処理装置2に送信するので、後処理装置2は画像形成装置1が通信可能な速度情報を予め知ることができる。そして、後処理装置2は、画像形成装置1から受信した画像形成装置1が通信可能な速度情報と、後処理装置2が通信可能な速度情報とに基づいて、画像形成装置1と後処理装置2の相互間で通信可能な速度のうち最速通信速度を選択し決定し、最速通信速度情報を画像形成装置1に送信することができる。したがって、画像形成装置1及び後処理装置2は、画像形成装置1と後処理装置2との組み合わせに応じて、通信速度を最速通信速度に変更し、通信を行うことができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態に示す画像形成システムは、1台の画像形成装置1に対して3台の後処理装置2a,2b,2cが連結して接続されている。画像形成装置1、後処理装置2a,2b,2cは、第1の実施の形態に示した画像形成システム100における画像形成装置1及び後処理装置2と同様の構成であるため、同一の構成部分については同一の符号を付し、その構成については図示及び説明を省略する。以下、第3の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
次に、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態に示す画像形成システムは、1台の画像形成装置1に対して3台の後処理装置2a,2b,2cが連結して接続されている。画像形成装置1、後処理装置2a,2b,2cは、第1の実施の形態に示した画像形成システム100における画像形成装置1及び後処理装置2と同様の構成であるため、同一の構成部分については同一の符号を付し、その構成については図示及び説明を省略する。以下、第3の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
後処理装置2a,2b,2cの通信可能速度はそれぞれ異なり、後処理装置2aの通信可能速度はV1=120000bps,V2=78000bps,V3=31000bps,V4=19200bps、後処理装置2bの通信可能速度はV1=110000bps,V2=78000bps,V3=30000bps,V4=19200bps、後処理装置2cの通信可能速度はV1=125000bps,V2=78000bps,V3=32000bps,V4=19200bpsである。
次に、動作について説明する。
図9は、第3の実施の形態の画像形成システムにより実行されるプログラム書き換え処理を示すシーケンスチャートである。
図9は、第3の実施の形態の画像形成システムにより実行されるプログラム書き換え処理を示すシーケンスチャートである。
まず、図9に示すように、画像形成装置1の電源が入れられると(ステップS91)、画像形成装置1から後処理装置2a,2b,2cに初期通信が基本通信速度(19200bps)で送信される(ステップS92)。そして、後処理装置2a,2b,2cから画像形成装置1に初期通信応答が基本通信速度(19200bps)で送信される(ステップS93)。
次に、画像形成装置1から後処理装置2a,2b,2cに後処理装置2a,2b,2cをプログラム書き換えモードに切り替えるためのプログラム書き換えモード切り替え指示が基本通信速度(19200bps)で送信される(ステップS94,S95)。
後処理装置2a,2b,2cでは、負荷駆動が停止される(ステップS96,S97,S98)。
次に、後処理装置2cから画像形成装置1にプログラム書き換えモードへの切り替えが完了したことを示す情報が後処理装置2cの通信可能速度情報とともに基本通信速度(19200bps)で送信される(ステップS99)。また、後処理装置2bから画像形成装置1にプログラム書き換えモードへの切り替えが完了したことを示す情報が後処理装置2bの通信可能速度情報とともに基本通信速度(19200bps)で送信される(ステップS100)。また、後処理装置2aから画像形成装置1にプログラム書き換えモードへの切り替えが完了したことを示す情報が後処理装置2aの通信可能速度情報とともに基本通信速度(19200bps)で送信される(ステップS101)。
画像形成装置1では、通信速度情報記憶手段18に記憶されている画像形成装置1の通信可能速度情報と、後処理装置2a,2b,2cから受信した後処理装置2a,2b,2cの通信可能速度情報とに基づいて、画像形成装置1と後処理装置2a,2b,2cとが通信可能な速度のうち最速通信速度(78000bps)が選択され、プログラムデータの転送速度として決定される(ステップS102)。
次に、画像形成装置1から後処理装置2cにプログラム書き換え指示が最速通信速度情報(78000bps)とともに基本通信速度(19200bps)で送信され、データ転送速度が指示される(ステップS103,S104)。
後処理装置2cでは、プログラムが格納されているFlash ROMの消去処理が実行され(ステップS105)、後処理装置2cから画像形成装置1にプログラムの書き換え準備が完了したことを示す情報が基本通信速度(19200bps)で送信される(ステップS106)。そして、画像形成装置1及び後処理装置2a,2b,2cにおいて、通信速度が切り替えられ、最速通信速度(78000bps)に変更される(ステップS107,S108,S109,S110)。
続いて、画像形成装置1から後処理装置2cにプログラムデータが先頭からデータ転送速度78000bpsで送信される(ステップS111)。後処理装置2cでは、1ブロック毎にデータが受信され、プログラムの書き込み処理が行われる(ステップS112)。以下、同様にプログラムの書き込み処理が行われる。
第3の実施の形態における画像形成システムによれば、画像形成装置1が通信可能な速度情報と、後処理装置2a,2b,2cのそれぞれが通信可能な速度情報とに基づいて、画像形成装置1と後処理装置2a,2b,2cとが通信可能な速度のうち最速通信速度を選択し決定し、最速通信速度で通信を行うので、画像形成装置1と後処理装置2a,2b,2cとの組み合わせに応じて、最速の通信速度で通信を行うことができる。
なお、上記各実施の形態における記述は、本発明に係る画像形成システム、画像形成装置及び後処理装置の一例を示すものであり、これに限定されるものではない。上記各実施の形態における画像形成システムの詳細については本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、画像形成装置及び後処理装置のいずれか一方の装置が、その他方の装置に対して当該他方の装置自身が通信可能な速度情報を要求し、この要求に応じて他方の装置が他方の装置自身が通信可能な速度情報を一方の装置に送信することとしてもよい。
100 画像形成システム
1 画像形成装置
11 制御手段
12 シリアル通信手段
13 画像データ記憶手段
14 画像形成手段
15 操作手段
16 記録紙収納手段
17 搬送手段
18 通信速度情報記憶手段
19 最速通信速度決定手段
2 後処理装置
21 制御手段
22 シリアル通信手段
23 通信速度情報記憶手段
24 第1搬送手段
25 第2搬送手段
26 第1集積手段
27 第2集積手段
28 スタック整合手段
29 綴じ手段
30 穿孔手段
31 中折り手段
32 断裁手段
1 画像形成装置
11 制御手段
12 シリアル通信手段
13 画像データ記憶手段
14 画像形成手段
15 操作手段
16 記録紙収納手段
17 搬送手段
18 通信速度情報記憶手段
19 最速通信速度決定手段
2 後処理装置
21 制御手段
22 シリアル通信手段
23 通信速度情報記憶手段
24 第1搬送手段
25 第2搬送手段
26 第1集積手段
27 第2集積手段
28 スタック整合手段
29 綴じ手段
30 穿孔手段
31 中折り手段
32 断裁手段
Claims (14)
- 画像形成装置と後処理装置が通信回線を介して接続された画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置及び後処理装置のいずれか一方の装置は、当該自己が通信可能な速度情報を前記画像形成装置及び後処理装置のいずれか他方の装置に対し、予め定められた基本通信速度で送信する送信手段を備えたことを特徴とする画像形成システム。 - 請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
前記他方の装置は、前記一方の装置から前記一方の装置が通信可能な速度情報を受信する受信手段と、前記受信した前記一方の装置が通信可能な速度情報と前記他方の装置自身が通信可能な速度情報とに基づいて、前記画像形成装置と前記後処理装置の相互間で通信可能な速度のうち最速通信速度を選択し決定する最速通信速度決定手段と、を備えたことを特徴とする画像形成システム。 - 請求項2に記載の画像形成システムにおいて、
前記他方の装置は、前記最速通信速度決定手段により決定された最速通信速度情報を前記一方の装置に送信する送信手段を備え、
前記画像形成装置及び後処理装置は、通信速度を前記最速通信速度に変更し、当該最速通信速度で相互の通信を行うことを特徴とする画像形成システム。 - 請求項3に記載の画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置及び後処理装置が通信速度を前記最速通信速度に変更した後に通信異常が発生した場合には、前記画像形成装置及び後処理装置は、通信速度を前記基本通信速度に変更し、通信を再開することを特徴とする画像形成システム。 - 請求項3又は4に記載の画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置及び後処理装置は、前記後処理装置のプログラムデータを書き換えるために前記画像形成装置から前記後処理装置にプログラムデータを転送する際に、通信速度を前記最速通信速度に変更することを特徴とする画像形成システム。 - 請求項5に記載の画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置から前記後処理装置にプログラムデータを転送する通信速度に応じて、前記後処理装置のプログラム書き換え完了予測時間を表示する表示手段を備えたことを特徴とする画像形成システム。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置又は前記後処理装置が通信可能な速度情報は、複数の通信速度を含むデータテーブルであることを特徴とする画像形成システム。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置又は前記後処理装置が通信可能な速度情報は、複数の通信速度を計算するための計算式データであることを特徴とする画像形成システム。 - 請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像形成システムにおいて、
前記一方の装置が画像形成装置であり、前記他方の装置が後処理装置であることを特徴とする画像形成システム。 - 請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像形成システムにおいて、
前記一方の装置が後処理装置であり、前記他方の装置が画像形成装置であることを特徴とする画像形成システム。 - 画像形成装置と、当該画像形成装置に連結して接続された複数の後処理装置と、を備えた画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置が通信可能な速度情報と、前記複数の後処理装置のそれぞれが通信可能な速度情報とに基づいて、前記画像形成装置と前記複数の後処理装置とが通信可能な速度のうち最速通信速度を選択し決定し、当該最速通信速度で通信を行うことを特徴とする画像形成システム。 - 請求項11に記載の画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置は、後処理装置から前記後処理装置が通信可能な速度情報を受信する受信手段と、前記画像形成装置が通信可能な速度情報と前記後処理装置が通信可能な速度情報とに基づいて前記最速通信速度を選択し決定する最速通信速度決定手段と、を備えたことを特徴とする画像形成システム。 - 後処理装置と通信回線を介して接続可能な画像形成装置において、
前記後処理装置から前記後処理装置が通信可能な速度情報を受信するための受信手段と、
前記後処理装置から受信した前記後処理装置が通信可能な速度情報と前記画像形成装置自身が通信可能な速度情報とに基づいて、前記画像形成装置と前記後処理装置の相互間で通信可能な速度のうち最速通信速度を選択し決定するための最速通信速度決定手段と、
前記最速通信速度決定手段により決定された最速通信速度で前記後処理装置と通信を行うよう制御するための通信制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 画像形成装置と通信回線を介して接続可能な後処理装置において、
前記画像形成装置から前記画像形成装置が通信可能な速度情報を受信するための受信手段と、
前記画像形成装置から受信した前記画像形成装置が通信可能な速度情報と前記後処理装置自身が通信可能な速度情報とに基づいて、前記画像形成装置と前記後処理装置の相互間で通信可能な速度のうち最速通信速度を選択し決定するための最速通信速度決定手段と、
前記最速通信速度決定手段により決定された最速通信速度で前記画像形成装置と通信を行うよう制御するための通信制御手段と、
を備えたことを特徴とする後処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004351408A JP2006162777A (ja) | 2004-12-03 | 2004-12-03 | 画像形成システム、画像形成装置及び後処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006162777A true JP2006162777A (ja) | 2006-06-22 |
Family
ID=36664899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004351408A Pending JP2006162777A (ja) | 2004-12-03 | 2004-12-03 | 画像形成システム、画像形成装置及び後処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006162777A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007163759A (ja) * | 2005-12-13 | 2007-06-28 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2017156624A (ja) * | 2016-03-03 | 2017-09-07 | キヤノン株式会社 | 印刷装置及びその制御方法、並びにプログラム |
-
2004
- 2004-12-03 JP JP2004351408A patent/JP2006162777A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007163759A (ja) * | 2005-12-13 | 2007-06-28 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
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