JP2006162146A - スリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽 - Google Patents

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Abstract

【課題】スリット開口から放出される水流の散水方向に設定できると共に散水の均一性を実現したうえに配管施工の容易化を図り、維持管理やイニシャルコストを削減した解氷蓄熱槽の技術を提供する。
【解決手段】解氷蓄熱槽の内底面部上面には解氷水配管4としての転がし配管を周設しかつ敷設している。解氷蓄熱槽に配管された該解氷水配管4の内周部分から任意の位置に分岐して該解氷蓄熱槽の内側の4隅に該解氷蓄熱槽の内壁面に沿って又は、該内壁面に密着して4本の断面略円形状の散水管5を立設している。当該散水ヘッド5Aは図示するように5段に区分され、その各段に上記解氷蓄熱槽の略中央方向に開口を向けて形成した所定長のスリット開口5aないし5eを穿設する。
【選択図】図3

Description

本発明は、解氷蓄熱槽の内底面部に転がし配管(解氷水配管)を周設配置すると共に該転がし配管から複数本であって、当該解氷蓄熱槽の上方の気相部分に複数段のスリット開口を形成した散水管を備えた解氷蓄熱槽に係り、特に、解氷への水平散水技術に関するものである。
一般的に、氷蓄熱は高密度・高エクセルギーの冷熱を蓄熱するが、冷熱を取り出す際には氷の融解が必要となる。熱負荷に対して十分に潜熱冷却される状態、つまり解氷が良好に行われる状態であれば、氷蓄熱槽からの取出冷水温度は0(℃)に近い温度となる。解氷が有効に行われない場合は、氷蓄熱槽からの取出冷水温度は上昇する。該取出冷水温度を上昇させる要因として、氷を融解させる解氷水の内、氷の融解に関与せずに、取出冷水に混入するバイパス流の存在がある。該バイパス流は氷量が少なくなるほど生じやすく、解氷水温度が高いほど該取出冷水温度は上昇する。このためバイパス流の影響を小さくするために、スプレーノズルによる均一散水方法や攪拌装置による氷蓄熱槽内を攪拌することが行われているが、施工性、維持管理、省エネルギー性やイニシャルコスト等の点で問題がある。
そして、当該従来の技術は、例えば、略矩形状の箱体で構成した氷蓄熱槽を有し、その解氷蓄熱槽から散水管を立上げ構成し、該氷蓄熱槽から冷水取出口を取出している。
ところで、当該従来の技術は図7(a)、(b)及び図8に示すように散水管1が氷蓄熱槽2の中心方向に向けて、具体的には例えば90°の範囲であって、所望数かつ互いが7.9(mm)、つまり、散水管1の中心から角度15°の間隔を有して図7(b)で示すように4段の複数段に略円形状の散水孔1a、1a…を形成している。ここで、図7(a)は(b)の矢視A−A線方向の断面図及び図7(b)は散水管1に於ける氷蓄熱槽2の中心から見た側面図を示している。
而して、当該従来の技術によれば図8に示すように、散水方向の異なる噴流Bは、到達距離が長くなると噴流Bの相互間の距離が広がる。このために大容量の氷蓄熱槽2では、散水管1から離れた位置、すなわち、氷蓄熱槽2の中央部等で氷Cと噴流Bが接触しない箇所C1が生じ、バイパス流が増大し、氷Cの融解作用への影響が大きくなる。これを解消するためには、散水孔1aを増設する方法が考えられ、噴流Bの均一性を確保することより小径の孔で形成した散水孔1aを多く設け、例えば、シャワー散水とする必要がある。ところがこのシャワー散水は散水管1のヘッド部分の製作が煩雑となると共に、圧力損失の増大や散水孔1aの目詰まり等が誘発されることがあった。
また、この種の従来の技術としては、特開2001−254973号に開示した技術がある。かかる従来の技術は氷蓄熱槽の上方に支柱を設け、又この支柱に散水管に連結する配管を設備すること及び散水管に別異の平板等で構成する水平吹出体を垂下して設ける構成であった。
特開2001−254973号公開特許公報
従来の技術によれば、氷蓄熱槽内の氷の融解や解氷作用が有効に行なわれずバイパス流の増大による所望の冷水取出温度が確保できないこと、また、図7(a)、(b)及び図8に示す構成による散水方向の異なる噴流は、到達距離が長くなり該噴流の相互間の距離が広がり、大容量の氷蓄熱槽では、散水管から離れた位置で氷と噴流が接触しない箇所が生じバイパス流は増大することとなり叙上と同様の問題点が存し、また一方、小径の孔で形成した散水孔を多く設けたシャワー散水や撹拌装置で氷蓄熱槽内を撹拌する技術とすれば、噴流の均一性が確保できるが散水管1のヘッド部分の製作が煩雑となると共に、施工性、維持管理、省エネルギー性及びイニシャルコスト等の点で問題があり、また、圧力損失の増大や散水孔の目詰まりの危険性がある。さらに、散水管のヘッド部分をスプレーノズルとして均一な噴流にする技術によれば、散水重点部の設定が困難となり、蓄氷量の少なくなる解氷後半ではバイパス流が増大し、氷の融解作用に悪影響を及ぼすという問題点があった。また、特開2001−254973号に開示した技術によれば、氷蓄熱槽内の配管施工が複雑かつ施工工数が増大すると共に特異な構成を有する水平吹出体を別置する必要があった。本発明はかかる問題点を解決することを課題とするものである。
本発明に係るスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽は、噴流による水平散水方式を採用し、散水重点箇所の任意設定を行ない、解氷蓄熱槽内の配管の省施工性を実現した散水の均一性を改善すると共にバイパス流を少なくし、大容量の解氷蓄熱槽においても所望の取出冷水温度を確保できるうえ、スリット開口による多数の散水孔を散水ヘッドに容易に製作できる技術であって、次の構成、手段から成立する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、解氷蓄熱槽の内底面部に周設した解氷水配管と、該解氷水配管から該解氷蓄熱槽の内壁面に沿って所望数本を分岐立設して配置した散水管と、前記解氷蓄熱槽内に介装した蓄氷の蓄氷面及び該解氷蓄熱槽の上端で形成した気相部分に前記散水管の一部を構成すると共に複数段であってかつ該解氷蓄熱槽の略中央方向に開口を向けて所望数のスリット開口を形成した散水ヘッドと、前記解氷蓄熱槽の内底面部に配置すると共に前記蓄氷の融解による冷水を取出す冷水取出配管とでなることを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明に於いて、前記解氷蓄熱槽は、略矩形状の箱体で構成され、その内側の4隅に前記散水管を立設して配置構成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明に於いて前記解氷蓄熱槽は、略矩形状の箱体で構成され、その内壁面に前記散水管を立設して配置構成したことを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明に於いて、前記解氷蓄熱槽は、略円筒状の箱体で構成され、その内壁面に所定間隔を有して前記散水管を立設して配置したことを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明に於いて、前記スリット開口は、前記散水ヘッドの中心から略90°の角度の範囲であって、所定長の横幅及び縦幅を有しかつ単一又は複数横列に形成したことを特徴とする。
請求項6記載の発明によれば、請求項1記載の発明に於いて、前記スリット開口は、前記散水ヘッドの中心から略180°の角度の範囲であって、所定長の横幅及び縦幅を有しかつ単一又は複数横列に形成したことを特徴とする。
請求項7記載の発明によれば、請求項1記載の発明に於いて、前記スリット開口は、略矩形状又は菱形形状で構成されたことを特徴とする。
本発明に係るスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽は、叙上した構成手段を備えたので次の効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、解氷蓄熱槽の内底面部に周設した解氷水配管と、該解氷水配管から該解氷蓄熱槽の内壁面に沿って所望数本を分岐立設して配置した散水管と、前記解氷蓄熱槽内に介装した蓄氷の蓄氷面及び該解氷蓄熱槽の上端で形成した気相部分に前記散水管の一部を構成すると共に複数段であってかつ該解氷蓄熱槽の略中央方向に開口を向けて所望数のスリット開口を形成した散水ヘッドと、前記解氷蓄熱槽の内底面部に配置すると共に前記蓄氷の融解による冷水を取出す冷水取出配管とでなることを特徴とするスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽を提供する。
このような構成としたので、スリット開口から放出される主散水流の散水方向や散水重点箇所又は散水集中箇所を任意に設定できると共に散水の均一性を実現したうえに配管の施工を容易にし、その維持管理やイニシャルコストを削減し、さらに、解氷水配管を解氷蓄熱槽の内底面部に配管したことによる放熱損の低減化等省エネルギー化の要請に適応させ、所望の温度の冷水を取出すことができる効果がある。
請求項2記載の発明によれば、前記解氷蓄熱槽は、略矩形状の箱体で構成され、その内側の4隅に前記散水管を立設して配置構成したことを特徴とする請求項1記載のスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽を提供する。
このような構成としたので、請求項1記載の効果に加えて、蓄氷面直上の主散水流は常に、蓄氷面に放出させて、該蓄氷を融解すると共に蓄氷量が少ない状態でもバイパス流の低減が図られ、かつ取出冷水温度の安定化を図る効果がある。
請求項3記載の発明によれば、前記解氷蓄熱槽は、略矩形状の箱体で構成され、その内壁面に前記散水管を立設して配置構成したことを特徴とする請求項1記載のスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽を提供する。
このような構成としたので、請求項1記載の効果に加えて、蓄氷面直上の主散水流は常に、解氷蓄熱槽の中心に向って放出させて、該蓄氷を融解すると共に蓄氷量が少ない状態でもバイパス流の低減が図られ、かつ取出冷水温度の安定化を図る効果がある。
請求4記載の発明によれば、前記解氷蓄熱槽は、略円筒状の箱体で構成され、その内壁面に所定間隔を有して前記散水管を立設して配置したことを特徴とする請求項1記載のスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽を提供する。
このような構成としたので、請求項1記載の効果に加えて、蓄氷面直上の主散水流は常に、解氷蓄熱槽の中心に向って放出させて、該蓄氷を融解すると共に蓄氷量が少ない状態でもバイパス流の低減が図られ、かつ取出冷水温度の安定化を図る効果がある。
請求項5記載の発明によれば、前記スリット開口は、前記散水ヘッドの中心から略90°の角度の範囲であって、所定長の横幅及び縦幅を有しかつ単一又は複数横列に形成したことを特徴とする請求項1記載のスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽を提供する。
このような構成としたので、請求項1記載の効果に加えて、簡単な構成に基づくスリット開口や散水ヘッドの製作工数を削減したうえに、シャワー散水方式を廃止したことによるスリット開口部の圧力損失の増大及び目詰まり現象を防止する効果がある。
請求項6記載の発明によれば、前記スリット開口は、前記散水ヘッドの中心から略180°の角度の範囲であって、所定長の横幅及び縦幅を有しかつ単一又は複数横列に形成したことを特徴とする請求項1記載のスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽を提供する。
このような構成としたので、請求項1記載の効果に加えて、簡単な構成に基づくスリット開口や散水ヘッドの製作工数を削減したうえに、シャワー散水方式を廃止すると共に主散水流を180°の角度まで広範囲に放出することができるうえ、スリット開口部の圧力損失の増大及び目詰まり現象を防止する効果がある。
請求項7記載の発明によれば、前記スリット開口は、略矩形状又は菱形形状で構成されたことを特徴とする請求項1記載のスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽を提供する。
このような構成としたので、請求項1記載の効果に加えて、解氷蓄熱槽の主散水流の速度及び解氷速度等の設計仕様に応じてスリット開口の形状を各種形状に選定して散水ヘッドに形成することができる効果がある。
以下、本発明に係るスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽の実施の形態について、添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明に係るスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽を示す図面であって、図2の矢視D−D線方向の断面図であり、図2は、本発明に係るスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽の側面図を示す。図3は、本発明に係る解氷蓄熱槽の内底面部に周設した解氷水配管に接続すると共に該解氷蓄熱槽の内側の4隅に設置した散水管の構造を示す図面であり、(a)は(b)の矢視E−E線方向の断面図、(b)は当該散水管に於ける解氷蓄熱槽の略中心方向から見た側面図である。
3は、例えば、略矩形状の箱体で構成した解氷蓄熱槽である。この解氷蓄熱槽3の内底面部3a上面には図2に示すように外部取入口4aを有し、解氷水配管4としての転がし配管を周設しかつ敷設している。該解氷水配管4は蓄氷6が融解して生成された冷水の中に配置してあって、放熱損を低減している。また、この解氷水配管4の槽内底面部3aに於ける配管施工や配管支持固定が容易となる特長を備えている。該解氷水配管4の一部、例えば、解氷蓄熱槽3に配管された内周部分から任意の位置に分岐して該解氷蓄熱槽3の内側の4隅に該解氷蓄熱槽3の内壁面3cに沿って又は、該内壁面3cに密着して4本の例えば、断面略円形状の散水管5を立設している。
尚、解氷蓄熱槽3は上記形状に限定されるものではなく、例えば、円筒形の箱体で構成する場合は、上記散水管5は、所定間隔を置いて複数本その内周壁に沿って立設し又は、該内壁面3cに密着して構成する。
上記解氷蓄熱槽3内には蓄氷6が介装・収容されており、その蓄氷面6aと該解氷蓄熱槽3の上端3b間は気相Fが形成され、この気相F部分に上記散水管5の一部を構成する散水ヘッド3Aが散水管5の本体から穿設配置されている。
7は冷水取出配管であって、断面形状が例えば円形であり、上記解氷蓄熱槽3の内底面3aの近傍に配管されており、該解氷蓄熱槽3内の蓄氷6が融解した際に、外部に冷水を取出すためのものである。そして、その一端部は該解氷蓄熱槽3の内底面3a上面であって、その垂直方向の略中心部から突出した冷水取出口7aを備え、蓄氷6が融解して生成された冷水が垂下した後、該冷水を該解氷蓄熱槽3から外部へ取出し易く構成してある。そして、その他端部は、外部流出口7bを形成し、該解氷蓄熱槽3の内壁面3cを貫通して負荷(図示せず)に接続されている。また、前記解氷水配管4の外部取出口4aと前記冷水取出配管7の冷水取出口7aは該解氷蓄熱槽3の下面から図2に示すように略同一高さに設定し、配管施工の便宜さと本発明の構成のシンプル化を実現している。
図3(a)、(b)に基づき、散水管5の一部を構成する散水ヘッド5Aの構造等を説明する。
当該散水ヘッド5Aは例えば、上記散水管5から一体物として成形されてなり、図示するように5段に区分され、その各段に上記解氷蓄熱槽3の略中央方向に開口を向けて形成した所定長のスリット開口5aないし5eを穿設する。このスリット開口5aないし5eは簡単かつ容易に該散水ヘッド5Aに切削加工又はプレス加工等により成形でする。而して、例えば、第1段目及び第2段目のスリット開口5a、5bは縦幅2〜3(mm)程度であって散水ヘッド5Aの中心Oからそれぞれ略90°の角度まで、第3段目のスリット開口5cは同じく同幅であって、該散水ヘッド5Aの中心から略75°の角度まで、第4段目のスリット開口5dは同じく同幅であって、該散水ヘッド5Aの中心から略60°の角度まで、及び第5段目のスリット開口5eは同じく同幅であって、該散水ヘッド5Aの中心から略45°の角度まで、それぞれ切欠き、穿孔されている。このスリット開口5aないし5eの実施の形態は単一のものを示したが本発明はこれに限定されず散水ヘッド5Aの横方向、つまり円周方向に互に所定間隔を有しかつスリット開口の横幅を適宜選択して複数個列設してもよい。
次に、本発明に係るスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽の動作等を図4(a)、(b)及び図5(a)、(b)に基づき説明する。
本発明は解氷水の水平散水技術であり、該水平散水技術は解氷蓄熱槽3の内側の4隅や内壁面3cから蓄氷6の垂直中心方向、つまり矢印G方向に散水する。そして、冷水取出口7aは解氷蓄熱槽3の中心部分あるいは該解氷蓄熱槽3の垂直方向の中心線上の槽内底面部3aに設置してあり、図5(a)、(b)に示す主散水流Hの放出方向は、冷水取出口7aの上方に一致することとなり、その冷水流Jは冷水取出口7aに吸込まれ易く構成している。蓄氷6は図4(b)に示すように解氷蓄熱槽3内で水に浮いた状態となっており、図5(a)、(b)に示すように蓄氷面6aの直上の主散水流Hは常に蓄氷6と接触し、融解する。解氷蓄熱槽3の内にある蓄氷6の下面又は該解氷蓄熱槽3の上部から冷水取出口7aへの冷水流Jによって、氷量が少なくなった状態でも主散水流Hの前面には常に蓄氷6が存在し、バイパス流の低減が計られている。
そして、本発明に係る実施の形態による解氷蓄熱槽3によれば、該解氷蓄熱槽3の内底面部3aに配置した解氷水配管4の外部取入口4aから解氷水を散水管5に流送し、蓄氷面6a上に配置された散水ヘッド5Aの各スリット開口5aないし5eより主散水流Hが解氷蓄熱槽3内に散水される。この散水は噴流となり、例えば、各スリット開口5aないし5eの位置と数により、該噴流の方向と散水重点箇所又は散水集中箇所を任意に設定できる。而して、蓄氷6の融解が良好に行なわれ、冷水流Jが冷水取出口7aから該冷水取出配管7を介して流送され外部取出口7bを経由して負荷に流送される。
上述したように散水ヘッド5Aは複数のスリット開口5a〜5eを有しており主散水流Hは、スリット開口5a〜5eの散水ヘッド5Aの各段の位置やスリット開口の横幅長の程度でその方向と角度及び範囲等を調整することができる。従って、スリット開口5a〜5eは図3(a)、(b)に示すように5段に限定するものではなく任意の間隔で適宜の複数段設けることで、到達距離の異なる複数の主散水流Hが得られる。スリット開口5a〜5eからの主散水流Hはその開口近くでは水膜状散水となり、それより先は水滴状散水となり、均一な分布散水が可能である。
この発明によれば、噴流による水平散水技術に基づく散水方向又は散水角度と蓄氷6に於ける散水重点箇所又は集中箇所を任意に設定でき、解氷蓄熱槽3内の配管の省施工性を実現すると共に散水の均一性を実現することができる。殊に、大容量の解氷蓄熱槽3においても取出冷水温度が安定した冷水を取出すことが確保できた。
尚、上述に於いて、散水管5は、解氷蓄熱槽3に配管された内周部分から任意の位置に分岐して該解氷蓄熱槽3の内側の4隅に立設した構成について説明したが、当該散水管は前記解氷蓄熱槽3の形状が長方形である場合、その一辺又は各辺の内壁面3cに沿って又は該内壁面3cに密着して複数本を立設した構成でもよい。そして、該散水管5の散水ヘッド5Aに中心から略180°の角度の範囲にスリット開口5aないし5eを形成することとし、主散水流Hを約180°の角度の範囲まで広範囲に解氷蓄熱槽3内に散水することができる。また、上記スリット開口5aないし5eの形状は矩形状について開示したが、本発明はこれに限定するものではなく、菱形形状やその他各種の形状でも差支えないものであり、解氷蓄熱槽の主散水流の速度及び解氷速度等の設計仕様に応じてスリット開口の形状を各種形状に選定して散水ヘッドに形成する。
因みに、本発明に係るスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽の実施の形態の好適なスリット開口5a〜5eの設定条件としては、試算したところ、有効容量30(m)の解氷蓄熱槽3に於いて、散水管5の散水ヘッド5Aの直径が60(mm)であって、第1段目から第4段目までのそれぞれの高さ(間隔)が100(mm)、第4段目と第5段目間の高さ(間隔)が75(mm)に区分し、該スリット開口5a〜5eの縦幅(高さ)が3(mm)、各スリット開口5a〜5eの横幅長はそれぞれ47.4(mm)ないし23.7(mm)であった。
次に、解氷時間(min)に対する解氷水温度(℃)に於ける解氷特性を示す図6に基づき、本発明に係るスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽の利点を明らかにする。
図6は上述した条件を備えた解氷蓄熱槽6に基づき従来の技術と本発明の技術とを比較し、その実測データをもとに作成した特性図である。
この実測データは両者の取出冷水温度及び解氷水温度と取出冷水温度との温度差を示すものである。
図中、T1は本発明の場合に於ける取出冷水温度、T2は従来の場合に於ける取出冷水温度、T10は本発明の場合に於ける解氷水温度と取出冷水温度との温度差(単に「本発明の取出温度差」という)、T20は従来の場合に於ける解氷水温度と取出冷水温度との温度差(単に「従来の取出温度差」という)、t1は本発明の場合に於ける定常運転時間、t2は従来の場合に於ける定常運転時間である。
ここで、両者は同じ製氷装置や略矩形状の箱体でなる解氷蓄熱槽3(30m)を使用し、解氷水流量500(L/min)にて解氷を行ない、散水管5は解氷蓄熱槽3の内壁面3cの4隅に計4本を配置した。
尚、この実測データでは取出温度差が一定となるように解氷熱量を調整した。
図6に示す解氷特性に於いて、スリット開口5aないし5eによる本発明の取出温度差T10は約10(℃)であって、従来の技術のそれに比べ1.5(℃)程度高く、蓄氷6の解氷開始の立ち上がりに要する時間も短いため、従来の技術に比べ、取出冷水温度T1が上昇しやすい条件となる。
両者とも取出冷水温度T1、T2は、蓄氷6の解氷開始から徐々に上昇し、その後、つまり、解氷開始から解氷時間60(min)からはほぼ一定温度すなわち2(℃)又は3.5(℃)となる。
ここに於いて、一般的に取出冷水温度T1、T2が安定した解氷蓄熱槽3の定常運転時間帯に冷水を取出すことが要請される。従って、図6に示すように従来の技術では蓄氷6の解氷開始から約120(min)ないし210(min)の時間帯が定常運転時間t2とされ、本発明では蓄氷6の解氷開始から約60(min)ないし100(min)の時間帯が定常運転時間t2とされる。
而して、本発明によれば、冷水取出が従来の技術に比較し、早期であってかつ約1.5(℃)も低い温度差を有する冷水を取出すことが可能となった。そして、この定常解氷時での取出冷水温度T1が低く、温度変動の少ない解氷方式が解氷特性に優れていると判断され、本発明が従来の技術に比較して優れていることが判明した。解氷蓄熱槽3内の蓄氷6が減少する解氷後半では、潜熱による冷熱供給が少なくなり、取出冷水温度T1は上昇するが、負荷側が必要とする冷水温度T1の上限値以下で氷が完全に融解することが必要である。
尚、両者ともに取出冷水温度T1、T2の温度差が6(℃)以下となれば解氷蓄熱槽3内の蓄氷6が完全に融解することが確認された。
尤も本発明による解氷蓄熱槽3は解氷水の搬送動力を低減させるため、冷水取出温度差T1を大きくとり、循環水量を小さくすることが望ましい。また、空調システムに於ける用途だけではなく産業の分野の用途においても本発明を有効に利用するためには3(℃)以下のチルド冷水が安定的に取り出せることが要請される。冷水取出温度差T1の大きい条件では、バイパス流の影響を受けやすく、冷水出口温度は上昇しやすい傾向となることが判明した。
本発明に係るスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽の実施の形態を示す図面であって、図2の矢視D−D線方向の断面図である。 本発明に係るスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽の実施の形態を示す側面図である。 本発明に係るスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽の実施の形態を示すものであり、解氷蓄熱槽内に配管した散水管の構造を示す図面であって、(a)は(b)の矢視E−E線方向の断面図、(b)は散水管に於ける解氷蓄熱槽の略中心方向から見た側面図である。 本発明に係るスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽の実施の形態を示すものであり、散水ヘッドからの散水方向を示す図面であって、(a)は該解氷蓄熱槽の平面図、(b)は(a)の側面図である。 本発明に係るスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽の実施の形態を示すものであり、蓄氷の融解状態を示す図面であって、(a)は該解氷蓄熱槽の平面図、(b)は(a)の側面図である。 本発明と従来の技術の解氷特性を示す図面であって、蓄氷の解氷時間(min)に対する解氷温度(℃)の特性図である。 従来の技術に於ける氷蓄熱槽に配設した散水管の構造の一例を示すものであって、(a)は(b)の矢視A−A線方向の断面図、(b)は(a)の側面図である。 従来の技術に於ける氷蓄熱槽の場合の散水管による散水状態を示す平面図である。
符号の説明
3 解氷蓄熱槽
3a 解氷蓄熱槽の内底面部
3b 解氷蓄熱槽の上端
3c 解氷蓄熱槽の内壁面
4 解氷水配管
4a 解氷水配管の外部取入口
5 散水管
5A 散水管の散水ヘッド
5aないし5e スリット開口
6 蓄氷
6a 蓄氷の蓄氷面
7 冷水取出配管
7a 冷水取出配管の冷水取出口
7b 冷水取出配管の外部流出口
H 主散水流
J 冷水流
T1 本発明の取出冷水温度
T2 従来の技術の取出冷水温度
T10 本発明の取出温度差
T20 従来の技術の取出温度差
t1 本発明の場合の定常運転時間
t2 従来の場合の定常時間

Claims (7)

  1. 解氷蓄熱槽の内底面部に周設した解氷水配管と、該解氷水配管から該解氷蓄熱槽の内壁面に沿って所望数本を分岐立設して配置した散水管と、前記解氷蓄熱槽内に介装した蓄氷の蓄氷面及び該解氷蓄熱槽の上端で形成した気相部分に前記散水管の一部を構成すると共に複数段であってかつ該解氷蓄熱槽の略中央方向に開口を向けて所望数のスリット開口を形成した散水ヘッドと、前記解氷蓄熱槽の内底面部に配置すると共に前記蓄氷の融解による冷水を取出す冷水取出配管とでなることを特徴とするスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽。
  2. 前記解氷蓄熱槽は、略矩形状の箱体で構成され、その内側の4隅に前記散水管を立設して配置構成したことを特徴とする請求項1記載のスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽。
  3. 前記解氷蓄熱槽は、略矩形状の箱体で構成され、その内壁面に前記散水管を立設して配置構成したことを特徴とする請求項1記載のスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽。
  4. 前記解氷蓄熱槽は、略円筒状の箱体で構成され、その内壁面に所定間隔を有して前記散水管を立設して配置したことを特徴とする請求項1記載のスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽。
  5. 前記スリット開口は、前記散水ヘッドの中心から略90°の角度の範囲であって、所定長の横幅及び縦幅を有しかつ単一又は複数横列に形成したことを特徴とする請求項1記載のスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽。
  6. 前記スリット開口は、前記散水ヘッドの中心から略180°の角度の範囲であって、所定長の横幅及び縦幅を有しかつ単一又は複数横列に形成したことを特徴とする請求項1記載のスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽。
  7. 前記スリット開口は、略矩形状又は菱形形状で構成されたことを特徴とする請求項1記載のスリット開口の散水管を備えた解氷蓄熱槽。
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