JP2003145429A - ドライアイス噴射用ノズルおよびブラスト装置 - Google Patents
ドライアイス噴射用ノズルおよびブラスト装置Info
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Abstract
となく、結露を防ぐことができるドライアイス噴射用ノ
ズルを提供する。 【解決手段】 ドライアイスを噴出させる内管2と、内
管2に対し間隔をおいて設けられた外管3とを備えた多
重管構造を有し、結露防止用ガスを、内管2と外管3と
の間を通して、ドライアイス噴出方向先端から噴出させ
ることができるようにされている。
Description
イアイスをブラスト対象物に向けて噴射するブラスト装
置、およびこれに用いられるドライアイス噴射用ノズル
に関する。
するブラスト装置では、低温(−78℃)のドライアイ
スを噴射するため、ノズルが冷却され、ノズル外面に結
露や着霜が生じることがある。ノズルの先端付近に結露
が生じた場合には、水分がドライアイスとともに噴射さ
れ、この水分によってブラスト対象物が汚染されてしま
うことがあった。また結露した水分が凍結して生じた氷
がノズル外面に付着し、この氷がドライアイス噴射流に
沿って成長し、ドライアイス噴射流を妨げてしまうこと
があった。ノズルにおける結露を防止する方法として
は、処理室内を低露点ガスでパージ(置換)し、処理室
内の水分濃度を低くした後にブラストを行うことが提案
されている。またノズルにヒータを設置し、このヒータ
でノズルを加温することによって結露を防止することも
行われている。またノズルに断熱材を設置し、ノズル外
面の温度低下を抑えることによって結露を防止すること
も提案されている。
ガスで処理室内をパージする場合には、処理室内雰囲気
の露点をノズル外面温度(通常、−50〜−78℃)よ
り低くする必要があるため、多量の低露点ガスが必要と
なる。またブラスト対象物の搬入、搬出などのため処理
室を開放した際には、その都度、低露点ガスのパージが
必要となる。このため、作業効率が低下するという問題
があった。またヒータを用いてノズルを加温する場合、
結露を防ぐことが可能となるまでノズル外面温度を高め
るには、大容量のヒータが必要となり、コスト増大を招
いていた。またノズルの温度が高くなるため、噴射され
るドライアイスが昇華してしまうことがあった。さらに
は、ノズル外面が高温となるため、ノズルの取扱いが難
しくなるという問題があった。また断熱材を使用する場
合、結露を完全に防ぐには断熱層を厚くする必要があ
る。例えば高湿度条件下でドライアイス噴射を24時間
行う場合に結露を防ぐには、厚さ約100mmの断熱層
が必要となる。このため、ノズル外径が大きくなり、操
作性が悪化する問題があった。さらには、ノズル先端部
に断熱材を設置するのは難しいため、ノズル先端面の結
露を防ぐことは困難であった。本発明は、上記事情に鑑
みてなされたもので、作業効率、取扱い性、操作性を低
下させることなく、結露を防ぐことができるドライアイ
ス噴射用ノズルを提供することを目的とする。
射用ノズルは、ドライアイスを噴出させる内管と、内管
に対し間隔をおいて設けられた外管とを備えた多重管構
造を有し、結露防止用ガスを、内管と外管との間を通し
て、ドライアイス噴出方向先端から噴出させることがで
きるようにされていることを特徴とする。本発明のドラ
イアイス噴射用ノズルは、内管内に、ドライアイスを加
速する加速用ガスを供給することができるように構成す
ることができる。本発明のドライアイス噴射用ノズル
は、内管内に、ドライアイスを供給するドライアイス供
給管が設けられ、外管に、結露防止用ガスを導入する結
露防止用ガス導入経路が接続され、この導入経路の接続
位置が、ドライアイス供給管の出口端よりもノズル基端
側、または該出口端とほぼ同位置とされた構成とするこ
とができる。ドライアイス供給管は、内管に対し間隔を
おいて設けるのが好ましい。本発明のドライアイス噴射
用ノズルは、ドライアイスを噴出させる内管と、内管に
対し間隔をおいて設けられた外管とを備えた多重管構造
を有し、内管内に、ドライアイスを加速する加速用ガス
を供給できるようにされ、内管に、内管内の加速用ガス
を、内管と外管との間に導入するガス導入孔が形成さ
れ、ガス導入孔から内管と外管との間に導入された加速
用ガスを、ドライアイス噴出方向先端から噴出させるこ
とができるように構成することができる。本発明のドラ
イアイス噴射用ノズルでは、外管の先端部に、内管と外
管との間のガスを外部に導出するガス導出孔を形成する
のが好ましい。このガス導出孔は、内管の軸方向に沿う
方向に形成するのが好ましい。本発明のドライアイス噴
射用ノズルは、内管に、先端方向に肉厚が徐々に薄くな
るテーパ状の整流部が形成された構成とすることができ
る。本発明のドライアイス噴射用ノズルでは、内管と外
管との間に、該間を流れるガスを加温するヒータを設け
ることができる。このヒータは、外管に当接するように
設置するのが好ましい。
原料となる炭酸ガスを供給する炭酸ガス供給系と、ドラ
イアイスを噴射させるドライアイス噴射用ノズルと、結
露防止用ガスを供給する結露防止用ガス供給系とを備
え、炭酸ガス供給系が、炭酸ガスからドライアイスを生
成させることができるようにされ、ドライアイス噴射用
ノズルが、炭酸ガス供給系からのドライアイスを噴出さ
せる内管と、内管に対し間隔をおいて設けられた外管と
を備えた多重管構造を有し、かつ結露防止用ガス供給系
からの結露防止用ガスを、内管と外管との間を通して、
ドライアイス噴出方向先端から噴出させることができる
ようにされていることを特徴とする。結露防止用ガス供
給系は、結露防止用ガスを加温するヒータを備えた構成
とすることができる。本発明のブラスト装置は、ドライ
アイスの原料となる炭酸ガスを供給する炭酸ガス供給系
と、ドライアイスを噴射させるドライアイス噴射用ノズ
ルと、ドライアイスを加速する加速用ガスを供給する加
速用ガス供給系とを備え、炭酸ガス供給系が、炭酸ガス
からドライアイスを生成させることができるようにさ
れ、ドライアイス噴射用ノズルが、炭酸ガス供給系から
のドライアイスを噴出させる内管と、内管に対し間隔を
おいて設けられた外管とを備えた多重管構造を有し、加
速用ガス供給系が、内管内に加速用ガスを供給すること
ができるようにされ、内管に、内管内の加速用ガスを、
内管と外管との間に導入するガス導入孔が形成され、ガ
ス導入孔から内管と外管との間に導入された加速用ガス
を、ドライアイス噴出方向先端から噴出させることがで
きる構成とすることができる。加速用ガス供給系は、加
速用ガスを加温するヒータを備えた構成とすることがで
きる。
スト装置の第1の実施形態を示すものである。図2に示
すように、このブラスト装置は、ドライアイスの原料と
なる液化炭酸ガスを供給する液化炭酸ガス供給系16
と、ドライアイスを噴射させるドライアイス噴射用ノズ
ル10と、ドライアイスを加速させる加速用ガスを供給
する加速用ガス供給系17と、結露防止用ガスを供給す
る結露防止用ガス供給系18とを備えている。符号19
は、ブラスト対象物Mのブラスト処理を行う処理室であ
る。
付き液体炭酸ガス容器21と、この容器21からの液体
炭酸ガスを自由膨張させてドライアイスを生成させる絞
り部22と、生成したドライアイスを噴射用ノズル10
に導入するドライアイス導入経路23とを備えている。
加速用ガス供給系17は、液体窒素貯槽24と、この貯
槽24からの液体窒素を気化させる蒸発器24aと、得
られた窒素ガスを所定の圧力に減圧する減圧弁25と、
窒素ガスを加速用ガスとして噴射用ノズル10に導入す
る加速用ガス導入経路26とを備えている。結露防止用
ガス供給系18は、液体窒素貯槽24からの液体窒素を
気化させて得られた窒素ガスを、噴射用ノズル10に導
入する結露防止用ガス導入経路27を備えている。
ズル10は、ドライアイスを噴出させる内管2と、内管
2に対し間隔をおいて設けられた外管3と、内管2内に
設けられたドライアイス供給管1とを備えた三重管構造
を有する。
管1の内部がドライアイス流路4とされ、ドライアイス
供給管1と内管2との間が加速用ガス流路5とされ、内
管2と外管3との間が結露防止用ガス流路6とされてい
る。
先端方向に向けて徐々に縮径するテーパ部9が形成さ
れ、テーパ部9の先端側に、先端方向に向けて徐々に拡
径する拡径部11が形成されて構成されている。テーパ
部9は、ドライアイス供給管1の出口端1aよりもノズ
ル先端側に設けられている。
に、先端方向に向けて徐々に縮径するテーパ部(先端
部)13が形成されて構成されている。外管3の先端3
aの内径は、内管2の先端2aの外径よりやや大きく設
定されており、先端3aと先端2aとの隙間は、結露防
止用ガスが噴出するスリット状の結露防止用ガス噴出部
14となっている。
3mm以上とするのが好ましい。特に、0.3〜2.0
mmとするのが好適である。この間隔を0.3mm未満
にすると、製造時、内管と外管が接触しやすくなる。ま
た接触しない場合でも圧損が大きくなりガス噴出部14
からガスが流出しにくくなる。この間隔は管2、3の周
方向のどの位置でも0.3mm以上であることが望まし
く、部分的にも間隔が0.3mm未満となると、外管3
の表面が部分的に結露する可能性がある。この間隔を
0.3mm以上とすることにより、部分的に多少間隔が
小さくなっても結露防止用ガスの噴出量を一定以上確保
でき、結露を防ぐことができる。この間隔は管2、3の
周方向のどの位置でも等間隔であることが望ましい。ガ
ス噴出部14の間隔を上記範囲とすることによって、結
露防止用ガスをスムーズに排出し、結露防止用ガス流路
6内の結露防止用ガスの温度が低下するのを防ぐことが
できる。また結露防止用ガスの噴出流速を高め、大気が
結露防止用ガス流路6内に侵入するのを防ぎ、大気中の
水分による結露を防ぐことができる。
路27が接続されている。外管3に対する導入経路27
の接続位置(外管3の延在方向の位置)は、ドライアイ
ス供給管1の出口端1aより基端側、または出口端1a
とほぼ同位置とするのが好ましい。導入経路27の接続
位置が、出口端1aよりも先端側である場合には、この
接続位置と出口端1aとの間の部分がドライアイスによ
り冷却され、結露が生じやすくなるため好ましくない。
3aからノズル先端方向に突出しないようにするのが好
ましい。外管3に対し内管2が突出する場合には、突出
部分の内管2に結露が生じやすくなる。
隔をおいて設けると、加速用ガス流路5が断熱層として
機能するため、ドライアイス供給管1が結露することを
防ぐことができる。
ンレス鋼等)や合成樹脂(ポリ4フッ化エチレン等)で
構成することができる。また供給系16、17、18の
導入経路23、26、27についても金属(ステンレス
鋼等)や合成樹脂(ポリ4フッ化エチレン、ゴム等)で
構成することができる。また導入経路23、26、27
と噴射用ノズル10との接続には、溶接接続を採用して
もよいし、継手を用いてもよい。特に、絞り部22より
下流側のドライアイス導入経路23を合成樹脂(ポリ4
フッ化エチレン等)で形成する場合には、ドライアイス
の噴出圧(吹付け衝突圧力)を高めることができ、ブラ
スト処理効率を高めることができるため好ましい。
て説明する。図2に示すように、液体炭酸ガス容器21
からの液体炭酸ガスを、絞り部22で自由膨張させてド
ライアイス(例えばスノー状ドライアイス)を生成さ
せ、このドライアイスを、導入経路23を通して噴射用
ノズル10のドライアイス供給管1内に導入する。供給
管1内に導入されたドライアイスは、ドライアイス流路
4内を先端方向に流れ、出口端1aから噴出する。噴出
したドライアイスの一部は、テーパ部9に衝突してその
形状が整えられる。
を蒸発器24aで気化させ、減圧弁25で所定の圧力に
減圧し、この窒素ガスを、導入経路26を通して加速用
ガスとして内管2に導入する。内管2内に導入された加
速用ガス(窒素ガス)は、加速用ガス流路5内を先端方
向に流れ、供給管1からのドライアイスを同伴して先端
2aから噴出する。加速用ガスは、拡径部11を流れる
際に、適度に膨張して流れ方向の乱れが抑えられ、ドラ
イアイスおよび加速用ガスの流れ方向が均一となる。加
速用ガスとともに噴出したドライアイスは、処理室19
内のブラスト対象物Mに吹き付けられ、ブラスト対象物
Mの付着物やバリなどが除去される。
24からの窒素ガスの一部が、導入経路27を通して結
露防止用ガスとして内管2と外管3との間に導入され
る。この結露防止用ガスとしては、露点が−50℃以下
である低露点ガスを用いるのが好適である。露点をこの
範囲とすることによって、ノズルの結露防止効果を高め
ることができる。結露防止用ガスの温度は、少なくとも
雰囲気温度(ノズル外の気温)以上であることが望まし
い。また乾燥条件下(例えば湿度40%以下)では、雰
囲気温度より5〜6℃低い温度以上とすることができ
る。結露防止用ガスの温度をこの範囲とすることによっ
て、ノズルの結露防止効果を高めることができる。内管
2と外管3との間に導入された結露防止用ガスは、結露
防止用ガス流路6内を先端方向に流れ、結露防止用ガス
噴出部14を通して噴出する。
スを、内管2と外管3との間(結露防止用ガス流路6)
を通して、先端2a、3aのガス噴出部14から噴出さ
せることができるようにされているので、結露防止用ガ
スによって、ノズル10の先端付近の雰囲気を低露点と
することができる。結露防止用ガスは、ノズル10の温
度を調整する温度調整用ガスとしても機能する。すなわ
ち、結露防止用ガスを内管2と外管3との間に流通させ
るため、内管2と外管3との間の結露防止用ガスを断熱
層として機能させることができる。このため、内管2と
外管3との間の伝熱によって外管3の温度が低下するの
を防ぐことができる。また、結露防止用ガスによって外
管3を加温し、外管3の温度が低下するのを防ぐことが
できる。このため、処理室19の低露点ガスパージ、ヒ
ータによるノズル加温、断熱材の使用などを行うことな
く、内管2および外管3の結露を防ぐことができる。従
って、作業効率、ノズルの取扱い性、操作性を低下させ
ることなく、噴射用ノズル10に結露が生じるのを防ぐ
ことができる。
施形態に用いられる噴射用ノズルを示すもので、ここに
示す噴射用ノズル20は、内管2と外管3とを備えた二
重管構造を有する。この噴射用ノズル20は、ドライア
イス供給管1が内管2内に設けられていない点、ドライ
アイス導入経路23が内管2に接続されている点で、図
1に示す噴射用ノズル10と異なる。
(内管2の延在方向の位置)は、外管3に対する結露防
止用ガス導入経路27の接続位置に対し、ほぼ同位置ま
たは先端側とされている。導入経路23の接続位置が、
導入経路27の接続位置よりも基端側である場合には、
これら接続位置の間の部分がドライアイスにより冷却さ
れ、結露が生じやすくなるため好ましくない。
体炭酸ガス容器21からの液体炭酸ガスを、絞り部22
で自由膨張させてドライアイスを生成させ、このドライ
アイスを、導入経路23を通して内管2内に導入する。
内管2内に導入されたドライアイスは、加速用ガスとと
もに先端方向に流れ、先端2aから噴出し、ブラスト対
象物Mに吹き付けられる。
射用ノズル10と同様に、結露防止用ガスを結露防止用
ガス流路6に流すことによって、ノズル先端付近の雰囲
気を低露点とするとともに、外管3の温度低下を防ぐこ
とができる。従って、結露が生じるのを防ぐことができ
る。
施形態に用いられる噴射用ノズルを示すもので、ここに
示す噴射用ノズル30は、ドライアイスを噴出させる内
管32と、内管32に対し間隔をおいて設けられた外管
33とを備えた二重管構造を有する。内外管32、33
の基端側には、液体炭酸ガスを供給する液体炭酸ガス供
給管31が接続され、この供給管31には、他の部分に
比べ内径が小さい絞り部35が形成されている。この絞
り部35は、液体炭酸ガスを自由膨張させ、ドライアイ
スを生成させることができるようになっている。外管3
3には、結露防止用ガスの導入経路27が接続されてい
る。この噴射用ノズル30では、内管32内部がドライ
アイス流路34とされ、内管32と外管33との間が結
露防止用ガス流路36となっている。
ス容器21からの液体炭酸ガスを、絞り部35で自由膨
張させてドライアイスを生成させ、このドライアイス
を、内管32を通して先端32aから噴出させる。この
噴射用ノズル30では、図1に示す噴射用ノズル10と
同様に、導入経路27からの結露防止用ガスを結露防止
用ガス流路36に流すことによって、ノズル先端付近の
雰囲気を低露点とするとともに、外管33の温度低下を
防ぐことができる。従って、結露が生じるのを防ぐこと
ができる。
施形態の要部を示すもので、ここに示すブラスト装置
は、結露防止用ガス供給系18の導入経路27に、結露
防止用ガスを加熱する結露防止用ガス加熱用ヒータ28
が設けられている点で、図1および図2に示すブラスト
装置と異なる。ヒータ28の容量はドライアイスの流
量、内管2と外管3の間の流路寸法および結露防止用ガ
スの流量から適宜決めることが望ましい。このブラスト
装置では、結露防止用ガスをヒータ28によって加熱
し、その温度を高めた後に結露防止用ガス流路6に供給
することができる。結露防止用ガスの加熱温度は、ヒー
タ出口温度で40〜45℃(ノズルの入口温度(ノズル
に導入される時点での温度)で30〜40℃)とするこ
とが望ましい。これによって、外管3の温度低下を確実
に防ぎ、結露を防ぐことができる。また、ヒータ28が
設けられているので、結露防止用ガスの温度を高めるこ
とができ、結露防止用ガスの使用量を少なくした場合で
も、十分な結露防止効果を得ることができる。従って、
結露防止用ガスの使用量を抑えることができる。
施形態に用いられる噴射用ノズルを示すもので、ここに
示す噴射用ノズル40は、ドライアイスを噴出させる内
管42と、内管42に対し間隔をおいて設けられた外管
43と、内管42内に設けられたドライアイス供給管1
とを備えた三重管構造を有する。この噴射用ノズル40
では、内管42内に、加速用ガスを供給することができ
るようにされている。
を、内管42と外管43との間(結露防止用ガス流路4
6)に導入するガス導入孔44が形成されている。ガス
導入孔44は、供給管1の出口端1aよりも基端側に形
成するのが好ましい。ガス導入孔44は、周方向に間隔
をおいて複数設けるのが好適である。
を供給管1に導入するとともに、加速用ガス(窒素ガ
ス)を内管42内に導入する。内管42内に導入された
加速用ガスは、ドライアイスとともに先端部42aから
噴出する。この際、内管42内の加速用ガスの一部は、
ガス導入孔44を通して内管42外の結露防止用ガス流
路46内に導入され、結露防止用ガスとして、流路46
内を先端方向に流れ、ガス噴出部47から排出される。
結露防止用ガス流路46に流すことによって、ノズル先
端付近の雰囲気を低露点とするとともに、外管43の温
度低下を防ぐことができる。従って、結露が生じるのを
防ぐことができる。
施形態の要部を示すもので、ここに示すブラスト装置で
は、図6に示す噴射用ノズル40が用いられ、この噴射
用ノズル40の基端側に、加速用ガス用連結管51が接
続されており、この連結管51の基端部付近に、加速用
ガス導入経路26が接続されている。導入経路26に
は、加速用ガスを加熱する加速用ガス用ヒータ52が設
けられている。ヒータ52の容量は、ドライアイスの流
量、内管2と外管3の間の流路寸法および加速用ガス流
量から適宜決めることが望ましい。
タ52によって加熱し、その温度を高めた後に結露防止
用ガス流路46に供給することができる。加速用ガスの
加熱温度は、例えばヒータ出口温度で40〜45℃(ノ
ズルの入口温度(ノズルに導入される時点での温度)で
30〜40℃)とすることが望ましい。従って、外管4
3の温度低下を確実に防ぎ、結露が生じるのを防ぐこと
ができる。また、ヒータ52が設けられているので、加
速用ガスの温度を高めることができ、このガスの使用量
を少なくした場合でも、十分な結露防止効果を得ること
ができる。従って、加速用ガスの使用量を抑えることが
できる。
施形態に用いられる噴射用ノズルを示すもので、ここに
示す噴射用ノズル50は、内管42と外管43との間
に、加速用ガス用ヒータ53が設けられている点で、図
6に示す噴射用ノズル40と異なる。ヒータ53は、外
管43に当接するように設置すると、外管43を効率よ
く加熱し、その温度低下を確実に防ぎ、結露を防ぐこと
ができるため好ましい。ヒータ53は、外管43に当接
し、かつ内管42に当接しないように設置するのが好ま
しい。なお、ヒータ53は、内管42と外管43の双方
に当接するように設置してもよいし、内管42に当接
し、外管43に当接しないように設置してもよい。ヒー
タ53の容量はドライアイスの流量、内管2と外管3の
間の流路寸法および加速用ガスの流量から適宜決めるこ
とが望ましい。加速用ガスの加熱温度は、30〜40℃
とすることが望ましい。
熱し、その温度を高めることができる。また流路46を
流れる加速用ガスの温度を高めることができる。従っ
て、外管43の温度低下を確実に防ぎ、結露が生じるの
を防ぐことができる。また、ヒータ53が設けられてい
るので、外管43および加速用ガスの温度を高めること
ができ、このガスの使用量を少なくした場合でも、十分
な結露防止効果を得ることができる。従って、加速用ガ
スの使用量を抑えることができる。
図5に示す噴射用ノズル10、20、30において、内
管と外管の間に設けることもできる。
例を示すものである。図9に示す噴射用ノズル60は、
外管3のテーパ部(先端部)13に、流路6内の結露防
止用ガスを外部に導出する結露防止用ガス導出孔61が
設けられている点で、図1に示す噴射用ノズル10と異
なる。
て貫通形成されている。ガス導出孔61は、周方向に間
隔をおいて、複数形成するのが好ましい。この噴射用ノ
ズル60では、ガス導出孔61が形成されているので、
このガス導出孔61を通して、結露防止用ガスの一部を
外管3の外部に導出することができる。このため、結露
防止用ガスとして低露点ガスを用いることによって、外
管3のテーパ部13(特に先端3aの端面)の周囲を低
露点雰囲気とすることができる。従って、ガス導出孔6
1を設けることによって、内管2との間の伝熱によって
外管3が低温となった場合でも、外管3に結露が生じる
のを確実に防ぐことができる。
出孔71が、内管2、3の軸方向に対し傾斜する方向
(テーパ部13に対しほぼ垂直な方向)に形成されてい
る点で、図9に示す噴射用ノズル60と異なる。この噴
射用ノズル70では、ガス導出孔71から導出される結
露防止用ガスが多方向に拡がって流れるため、外管3の
テーパ部13周囲を広範囲にわたって低露点雰囲気とす
ることができる。従って、外管3に結露が生じるのを確
実に防ぐことができる。
出孔81が、周方向に沿うスリット状に形成されている
点で、図9に示す噴射用ノズル60と異なる。この噴射
用ノズル80では、ガス導出孔81がスリット状に形成
されているため、結露防止用ガスが外管3周方向の広範
囲にわたって導出される。このため、外管3のテーパ部
13の周囲を広範囲にわたって低露点雰囲気とすること
ができる。従って、外管3に結露が生じるのを確実に防
ぐことができる。
出孔91の形成方向が、周方向に傾いている点で、図1
0に示す噴射用ノズル70と異なる。この噴射用ノズル
90では、ガス導出孔91の形成方向が周方向に傾いて
いるため、図12(a)に示すガス導出孔91の出口端
の周方向位置と、図12(c)に示す入口端の周方向位
置とが異なる。
1の形成方向が周方向に傾いているので、ガス導出孔9
1から導出される結露防止用ガスの流れ方向が外管3の
周方向に傾くことになる。このため、ガス導出孔91が
周方向に間隔をおいて形成されているにもかかわらず、
結露防止用ガスによる結露防止効果を、周方向の広い範
囲にわたって得ることができるようになる。従って、外
管3に結露が生じるのを確実に防ぐことができる。
ので、ここに示す噴射用ノズル100は、内管2に、先
端方向に肉厚が徐々に薄くなるテーパ状の整流部101
が形成されている点で、図1に示す噴射用ノズル10と
異なる。整流部101は、内管2の先端部外面に、外径
が徐々に小さくなるように形成されていることが望まし
い。内管2の軸方向に対する整流部101の傾斜角度
は、鋭角であるほど望ましいが、加工上10〜20°と
するのが好ましい。特に15°前後とするのが好適であ
る。
1が形成されているため、内管2の先端2aの幅を小さ
くすることができる。よって、先端2aにおいて、ドラ
イアイス噴流(ドライアイススノーと加速用ガスとの混
合流)および結露防止用ガス流が乱れるのを防ぎ、これ
らドライアイス噴流と結露防止用ガスとをスムーズに合
流させることができる。このため、先端2aの端面付近
に停滞流(渦流)が生じるのを防ぎ、大気が巻き込まれ
るのを防ぐことができる。従って、ドライアイス噴流や
大気に含まれる水分によって、内管2(特に先端2aの
端面)に結露や着霜が生じるのを防止することができ
る。また、整流部101がテーパ状に形成されているた
め、整流部101上を流れるドライアイス噴流が乱れる
のを防ぐことができる。
ので、ここに示す噴射用ノズル110は、ドライアイス
を噴出させる内管112と、内管112に対し間隔をお
いて設けられた外管113と、内管112内に設けられ
たドライアイス供給管1とを備えた三重管構造を有す
る。内管112は、一定内径の基部114の先端側に、
内径が徐々に大きくなるテーパ部115が形成されてい
る。外管113は、一定内径の基部116の先端側に、
内径が徐々に小さくなるテーパ部117が形成されてい
る。外管113には、結露防止用ガスの導入経路27が
接続されている。これら内管112および外管113
は、断面長円状に形成されており、図14(a)に示す
ように、少なくとも先端部分が偏平な形状となってい
る。
ので、ここに示す噴射用ノズル120は、ドライアイス
を噴出させる内管122と、内管122に対し間隔をお
いて設けられた外管123と、内管122内に設けられ
たドライアイス供給管1とを備えた三重管構造を有す
る。内管122は、直管状(ストレート形状)に形成さ
れている。外管123は、一定内径の基部126の先端
側に、内径が徐々に小さくなるテーパ部127が形成さ
れている。外管123には、結露防止用ガスの導入経路
27が接続されている。
よび結露防止用ガスとして窒素ガスを用いる場合を例示
したが、これに限らず、加速用ガスおよび結露防止用ガ
スとしては、任意のガス、例えば空気、不活性ガスなど
を使用することができる。また上記処理室19を、ブラ
スト対象物Mを収容するブース状に形成し、該ブース状
処理室19内に本発明のノズルを設け、該処理室19内
を低露点ガスでパージした後に、ブラスト対象物Mにブ
ラスト処理を施すこともできる。この場合には、結露防
止用ガスの露点、ヒータ温度等の条件範囲を広くするこ
とができる。
装置を用いて次の試験を行った。以下に示す試験は、気
温25℃、湿度32%の条件下で行った。噴射用ノズル
10の仕様を以下に示す。 ドライアイス供給管:テフロン(登録商標)製チューブ
(外径3.2mm) 絞り部より下流側のドライアイス導入経路:ドライアイ
ス供給管と一体とされたテフロン(登録商標)製チュー
ブ(外径3.2mm) 内管:ステンレス鋼製(先端の外径6.4mm、基部の
外径9.5mm) 外管:ステンレス鋼製(外径15mm) 結露防止用ガス導入経路:ステンレス鋼製(外径3.2
mm) 噴射用ノズルの長さ(図1に示す長さL1):100m
m ガス噴出部の間隔:0.3mm
0g/min、圧力6MPaで供給し、絞り部22でジ
ュールトムソン膨張させてドライアイススノーを生成さ
せ、このドライアイススノーを、導入経路23を通して
噴射用ノズル10の供給管1に導入した。同時に、貯槽
24からの窒素ガス(18℃)を、流量200L/mi
nで、導入経路26を通して加速用ガスとして内管2に
導入し、ドライアイススノー噴流(ドライアイススノー
と加速用ガスとの混合流)を先端2aから噴出させた。
この際、貯槽24からの窒素ガス(露点−70℃以下)
の一部を、導入経路27を通して結露防止用ガスとして
外管3内に導入した。結露防止用ガスの流量は20L/
minとした。ドライアイススノー噴流を噴射する試験
を、24時間にわたって行った結果、噴射用ノズルには
結露が生じなかったことが確認された。
のブラスト装置を用いて、実施例1と同様のドライアイ
ス噴射試験を行った。この試験は、高湿度条件(温度2
8℃、湿度55%)で行った。その結果、外管3の温度
が20℃となり、外管3外面に結露が生じたことが確認
された。
ズル10(図1)に供給される結露防止用ガスを加熱す
るヒータを設けたもの)を用いて次の試験を行った。以
下に示す試験は、高湿度条件(気温30℃、湿度60
%)で行った。噴射用ノズル10としては、実施例1で
用いたものと同様のものを使用した。絞り部22で得ら
れたドライアイススノーを供給管1内に導入するととも
に、窒素ガス(加速用ガス)を導入経路26を通して内
管2に導入し(流量200L/min)、ドライアイス
スノー噴流をノズル先端から噴出させた。この際、ヒー
タ28を用いて窒素ガス(結露防止用ガス)(露点−7
0℃以下)(ノズル導入時点で30℃)を、外管3内に
導入した。結露防止用ガスの流量は20L/minとし
た。ドライアイススノー噴流を噴射する試験を、24時
間にわたって行った結果、噴射用ノズル10には結露が
生じなかったことが確認された。
L/minとすること以外は実施例2と同様の試験を行
った。その結果、噴射用ノズル10には結露が生じなか
ったことが確認された。
を有するブラスト装置を用いて次の試験を行った。以下
に示す試験は、気温25℃、湿度32%の条件下で行っ
た。噴射用ノズル40の仕様を以下に示す。 ドライアイス供給管:テフロン(登録商標)製チューブ
(外径3.2mm) 絞り部より下流側のドライアイス導入経路:ドライアイ
ス供給管と一体とされたテフロン(登録商標)製チュー
ブ(外径3.2mm) 内管:ステンレス鋼製(先端部の外径6.4mm、基部
の外径9.5mm) 外管:ステンレス鋼製(外径15mm) 噴射用ノズルの長さ(図6に示す長さL2):100m
m ガス噴出部の間隔:0.3mm ガス導入孔:周方向に等間隔となるよう4つ形成(内径
1.5mm)。
るとともに、窒素ガス(加速用ガス)(露点−70℃以
下)(18℃)を内管42に導入し(流量220L/m
in)、ドライアイススノー噴流をノズル先端から噴出
させた。この際、窒素ガスの一部(流量20L/mi
n)が、ガス導入孔44を通して結露防止用ガス流路4
6に流入するようにした。ドライアイススノー噴流を噴
射する試験を、24時間にわたって行った結果、噴射用
ノズル40には結露が生じなかったことが確認された。
度60%)で試験を行うこと以外は実施例4と同様の試
験を行った。その結果、外管3の外面温度は20℃とな
り、外管3外面に結露が生じたことが確認された。
ズル40(図6)に供給される加速用ガスを加熱するヒ
ータを設けたもの)を用い、加速用ガスを噴射用ノズル
40に供給するに先だって、ヒータ52によって加速用
ガスの温度を42℃(ノズル導入時点の温度)とするこ
と以外は比較例2と同様の試験を行った。その結果、噴
射用ノズル40には結露が生じなかったことが確認され
た。
いて次の試験を行った。以下に示す試験は、気温28
℃、湿度55%の条件で行った。ヒータ53としては、
直径1mmのシース型ヒータ(50W)を用いた。その
他の噴射用ノズル50の仕様は、実施例4に準じた。
加温しつつ、18℃の窒素ガス(加速用ガス)(露点−
70℃以下)を内管42に導入し(流量220L/mi
n)、ドライアイススノー噴流をノズル先端から噴出さ
せた。この際、窒素ガスの一部(流量20L/min)
が、ガス導入孔44を通して結露防止用ガス流路46に
流入するようにした。ドライアイススノー噴流を噴射す
る試験を、24時間にわたって行った結果、噴射用ノズ
ルには結露が生じなかったことが確認された。
イス噴射用ノズルでは、ドライアイスを噴出させる内管
と、外管とを備えた多重管構造を有し、結露防止用ガス
を、内管と外管との間を通して、ドライアイス噴出方向
先端から噴出させることができるようにされているの
で、ノズル先端付近の雰囲気を低露点とするとともに、
外管の温度低下を防ぐことができる。従って、作業効
率、ノズルの取扱い性、操作性を低下させることなく、
ノズルに結露が生じるのを防ぐことができる。
いられる噴射用ノズルを示す構成図であり、(a)は全
体構成図であり、(b)は要部拡大図である。
ト装置の構成図である。
いられる噴射用ノズルを示す構成図である。
いられる噴射用ノズルを示す構成図である。
す構成図である。
いられる噴射用ノズルを示す構成図であり、(a)は全
体構成図であり、(b)は要部拡大図である。
す構成図である。
す構成図である。
り、(a)は正面図であり、(b)は側面図であり、
(c)は縦断面図である。
り、(a)は正面図であり、(b)は側面図であり、
(c)は縦断面図である。
り、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。
り、(a)は正面図であり、(b)は側面図であり、
(c)は横断面図であり、(d)は縦断面図である。
である。
り、(a)は正面図であり、(b)は横断面図である。
り、(a)は正面図であり、(b)は横断面図である。
42・・・内管、2a・・・先端、3、33、43・・・外管、
3a・・・先端、4・・・ドライアイス流路、5・・・加速用ガ
ス流路、6・・・結露防止用ガス流路、10、20、3
0、40、50、60、70、80、90、100、1
10、120・・・ドライアイス噴射用ノズル、13・・・テ
ーパ部(先端部)、16・・・液化炭酸ガス供給系、17・
・・加速用ガス供給系、18・・・結露防止用ガス供給系、
23・・・ドライアイス導入経路、26・・・加速用ガス導入
経路、27・・・結露防止用ガス導入経路、28・・・結露防
止用ガス用ヒータ、44・・・ガス導入孔、52、53・・・
加速用ガス用ヒータ、61、71、81、91・・・ガス
導出孔、101・・・整流部
Claims (14)
- 【請求項1】 ドライアイスを噴射させるドライアイス
噴射用ノズルであって、 ドライアイスを噴出させる内管と、内管に対し間隔をお
いて設けられた外管とを備えた多重管構造を有し、 結露防止用ガスを、内管と外管との間を通して、ドライ
アイス噴出方向先端から噴出させることができるように
されていることを特徴とするドライアイス噴射用ノズ
ル。 - 【請求項2】 内管内に、ドライアイスを加速する加速
用ガスを供給することができるようにされていることを
特徴とする請求項1記載のドライアイス噴射用ノズル。 - 【請求項3】 内管内に、ドライアイスを供給するドラ
イアイス供給管が設けられ、 外管に、結露防止用ガスを導入する結露防止用ガス導入
経路が接続され、 この導入経路の接続位置は、ドライアイス供給管の出口
端よりもノズル基端側、または該出口端とほぼ同位置と
されていることを特徴とする請求項1または2記載のド
ライアイス噴射用ノズル。 - 【請求項4】 ドライアイス供給管は、内管に対し間隔
をおいて設けられていることを特徴とする請求項3記載
のドライアイス噴射用ノズル。 - 【請求項5】 ドライアイスを噴射させるドライアイス
噴射用ノズルであって、 ドライアイスを噴出させる内管と、内管に対し間隔をお
いて設けられた外管とを備えた多重管構造を有し、 内管内に、ドライアイスを加速する加速用ガスを供給で
きるようにされ、 内管に、内管内の加速用ガスを、内管と外管との間に導
入するガス導入孔が形成され、 ガス導入孔から内管と外管との間に導入された加速用ガ
スを、ドライアイス噴出方向先端から噴出させることが
できるようにされていることを特徴とするドライアイス
噴射用ノズル。 - 【請求項6】 外管の先端部には、内管と外管との間の
ガスを外部に導出するガス導出孔が形成されていること
を特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項記載のド
ライアイス噴射用ノズル。 - 【請求項7】 ガス導出孔は、内管の軸方向に沿う方向
に形成されていることを特徴とする請求項6記載のドラ
イアイス噴射用ノズル。 - 【請求項8】 内管に、先端方向に肉厚が徐々に薄くな
るテーパ状の整流部が形成されていることを特徴とする
請求項1〜7のうちいずれか1項記載のドライアイス噴
射用ノズル。 - 【請求項9】 内管と外管との間に、該間を流れるガス
を加温するヒータが設けられていることを特徴とする請
求項1〜8のうちいずれか1項記載のドライアイス噴射
用ノズル。 - 【請求項10】 ヒータは、外管に当接するように設置
されていることを特徴とする請求項9記載のドライアイ
ス噴射用ノズル。 - 【請求項11】 ドライアイスの原料となる炭酸ガスを
供給する炭酸ガス供給系と、ドライアイスを噴射させる
ドライアイス噴射用ノズルと、結露防止用ガスを供給す
る結露防止用ガス供給系とを備え、 炭酸ガス供給系が、炭酸ガスからドライアイスを生成さ
せることができるようにされ、 ドライアイス噴射用ノズルが、炭酸ガス供給系からのド
ライアイスを噴出させる内管と、内管に対し間隔をおい
て設けられた外管とを備えた多重管構造を有し、かつ結
露防止用ガス供給系からの結露防止用ガスを、内管と外
管との間を通して、ドライアイス噴出方向先端から噴出
させることができるようにされていることを特徴とする
ブラスト装置。 - 【請求項12】 結露防止用ガス供給系は、結露防止用
ガスを加温するヒータを備えていることを特徴とする請
求項11記載のブラスト装置。 - 【請求項13】 ドライアイスの原料となる炭酸ガスを
供給する炭酸ガス供給系と、ドライアイスを噴射させる
ドライアイス噴射用ノズルと、ドライアイスを加速する
加速用ガスを供給する加速用ガス供給系とを備え、 炭酸ガス供給系が、炭酸ガスからドライアイスを生成さ
せることができるようにされ、 ドライアイス噴射用ノズルが、炭酸ガス供給系からのド
ライアイスを噴出させる内管と、内管に対し間隔をおい
て設けられた外管とを備えた多重管構造を有し、 加速用ガス供給系が、内管内に加速用ガスを供給するこ
とができるようにされ、 内管に、内管内の加速用ガスを、内管と外管との間に導
入するガス導入孔が形成され、 ガス導入孔から内管と外管との間に導入された加速用ガ
スを、ドライアイス噴出方向先端から噴出させることが
できるようにされていることを特徴とするブラスト装
置。 - 【請求項14】 加速用ガス供給系は、加速用ガスを加
温するヒータを備えていることを特徴とする請求項13
記載のブラスト装置。
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