JP2006160598A - 防犯ガラス - Google Patents
防犯ガラス Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006160598A JP2006160598A JP2005322897A JP2005322897A JP2006160598A JP 2006160598 A JP2006160598 A JP 2006160598A JP 2005322897 A JP2005322897 A JP 2005322897A JP 2005322897 A JP2005322897 A JP 2005322897A JP 2006160598 A JP2006160598 A JP 2006160598A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- intermediate film
- conductive
- crime prevention
- security
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
- Burglar Alarm Systems (AREA)
Abstract
【解決手段】少なくとも二枚のガラス、ならびに当該二枚のガラスの間に少なくとも一枚の中間膜を含む中間膜部および当該中間膜を含まない非中間膜部を有する合わせガラスであって、当該ガラスのうち少なくとも一枚は熱処理強化ガラスであり、当該熱処理強化ガラスのうち少なくとも一枚の非中間膜部に接する側のガラス表面に導電性部分が形成されており、当該導電性部分に電流通電端子と接続された接続部分が設けられており、当該導電性部分に電流を通電するための端子用穴が当該ガラスのうち少なくとも一枚の非中間膜部に接する部分に形成されていることを特徴とする防犯ガラス。
【選択図】図1
Description
[1] 少なくとも二枚のガラス、ならびに当該二枚のガラスの間に少なくとも一枚の中間膜を含む中間膜部および当該中間膜を含まない非中間膜部を有する合わせガラスであって、当該ガラスのうち少なくとも一枚は熱処理強化ガラスであり、当該熱処理強化ガラスのうち少なくとも一枚の非中間膜部に接する側のガラス表面に導電性部分が形成されており、当該導電性部分に電流通電端子と接続された接続部分が設けられており、当該導電性部分に電流を通電するための端子用穴が当該ガラスのうち少なくとも一枚の非中間膜部に接する部分に形成されていることを特徴とする防犯ガラス、
[2] 非中間膜部が空間部である前記[1]記載の防犯ガラス、
[3] 非中間膜部がスペーサーである前記[1]記載の防犯ガラス、
[4] 導電性部分が、ガラスの表面に形成された導電パターンである前記[1]に記載の防犯ガラス、
[5] 導電性部分が、ガラスの表面に形成された導電性薄膜である前記[1]に記載の防犯ガラス、
[6] 導電性薄膜が、絶縁部分によって検知領域と非検知領域とに区切られており、検知領域は非中間膜部のみにあることを特徴とする前記[5]に記載の防犯ガラス、
[7] 端子用穴に気密シール処理が施されている前記[1]〜[6]のいずれかに記載の防犯ガラス、
[8] 電流通電端子に端子ボックスが接続されている前記[1]〜[7]のいずれかに記載の防犯ガラス、
[9] 端子ボックスは合わせガラスの表面に固着されていることを特徴とする前記[8]に記載の防犯ガラス、
[10] 端子ボックス内部に、電流通電端子間の直流抵抗又は交流インピーダンスの変化を検知する回路を備えていることを特徴とする前記[8]または[9]のいずれかに記載の防犯ガラス、
[11] 端子ボックス内に、前記直流抵抗又は前記交流インピーダンスの値が設定された範囲を超えた場合に有線又は無線通信によって外部に信号を発信する回路を備えていることを特徴とする前記[10]に記載の防犯ガラス、および
[12] 前記[1]〜[11]のいずれかに記載の防犯ガラスを用いた複層ガラス、
に関する。
非中間膜部5を設置する領域は、特に限定されないが、例えば図1および4に示すように、合わせガラスの外周縁近傍の部分(図1および4中、DEFで囲まれる領域)とするのが好ましい。このようにすることにより、窓を通して見える景観を損なうことを回避できる。
図1および4に、本発明の好ましい形態の一つである防犯ガラスの模式図を示す。また、図1におけるX−X断面の模式図を図2に示し、図1におけるY−Y断面の模式図を図3に示す。さらに、図4におけるX−X断面の模式図を図5に示し、図4におけるY−Y断面の模式図を図6に示す。
図1〜6中のGの位置の導電性部分3に接続部分7が設けられており、この接続部分7は、端子用穴8にまで伸びており、電流通電端子6と接続されている。端子用穴8は、電流通電端子6が外部に露出することを可能としており、外部から電流通電端子6を介して導電性部分3に電流を通電することを可能としている。また、図1および4に示すように、非中間膜部5には絶縁部分17が設けられて、検知領域と非検知領域とが区切られている。このようにすることにより、電流通電端子6が設けられた部分の周辺の導電性薄膜を選択的に絶縁保護することができ、検知の際に、絶縁保護されてない非検知領域の導電性薄膜によるインピーダンス変化の影響を受けないようにすることができ、絶縁保護された導電性薄膜の破壊時における防犯ガラスの検知精度を飛躍的に向上させることができる。
図7に、本発明の好ましい形態の一つである防犯ガラスの仮想的分解図を示す。また、図7におけるX−X断面の模式図を図8に示し、図7におけるY−Y断面の模式図を図9に示す。
図7中のGおよびIの位置の導電性部分3に接続部分7が設けられており、この接続部分7は、図8および9に示す通り、ガラス2に設けられた端子用穴8にまで伸びており、電流通電端子6と接続されている。
その他については、前述した図1で示される防犯ガラスの場合と同様であるので省略する。
また、フロートバス中におけるCVD成膜法(例えば、特開2001−35275の実施例1に記載の方法に準じた方法)により表面に酸化錫導電性薄膜を成膜して、導電性薄膜が形成された厚さ5mmの導電性薄膜が形成されたフロート板ガラスを得た。この導電性薄膜が形成されたフロート板ガラスをガラス1の外形寸法と同じ外形寸法に切断し、その後絶縁部分17を設けて、これをガラス2とした。
比較例1として、二枚のガラスがともに熱処理強化ガラスでないソーダライム系フロート板ガラスであり、かつ非中間膜部を設けない以外は実施例1と同様にして防犯ガラスを得た。
比較例2として、非中間膜部を設けない以外は実施例1と同様にして防犯ガラスを得た。
実施例1、実施例2、実施例3および実施例4ならびに比較例1および比較例2の防犯ガラスについて、ガラスの破壊を検出する機能を確認する目的で破壊試験を行った。破壊試験の方法は、先端が尖った鉄製の棒を用いてサッシ窓の施錠部分近傍を複数回突き、穿孔する方法によりガラスを破壊して、腕が入る程度の貫通穴を作るというものであった。
2 ガラス(室内側に使用されるべき側)
3 導電性部分
4 中間膜部
5 非中間膜部
6 電流通電端子
7 接続部分
8 端子用穴
9 端子ボックス
10 封着部
13 導電性薄膜
15 樹脂シートスペーサー
17 絶縁部分
18 封着部(中間膜の一部)
19 くりぬき部分
Claims (12)
- 少なくとも二枚のガラス、ならびに当該二枚のガラスの間に少なくとも一枚の中間膜を含む中間膜部および当該中間膜を含まない非中間膜部を有する合わせガラスであって、当該ガラスのうち少なくとも一枚は熱処理強化ガラスであり、当該熱処理強化ガラスのうち少なくとも一枚の非中間膜部に接する側のガラス表面に導電性部分が形成されており、当該導電性部分に電流通電端子と接続された接続部分が設けられており、当該導電性部分に電流を通電するための端子用穴が当該ガラスのうち少なくとも一枚の非中間膜部に接する部分に形成されていることを特徴とする防犯ガラス。
- 非中間膜部が空間部である請求項1記載の防犯ガラス。
- 非中間膜部がスペーサーである請求項1記載の防犯ガラス。
- 導電性部分が、ガラスの表面に形成された導電パターンである請求項1に記載の防犯ガラス。
- 導電性部分が、ガラスの表面に形成された導電性薄膜である請求項1に記載の防犯ガラス。
- 導電性薄膜が、絶縁部分によって検知領域と非検知領域とに区切られており、検知領域は非中間膜部のみにあることを特徴とする請求項5に記載の防犯ガラス。
- 端子用穴に気密シール処理が施されている請求項1〜6のいずれかに記載の防犯ガラス。
- 電流通電端子に端子ボックスが接続されている請求項1〜7のいずれかに記載の防犯ガラス。
- 端子ボックスは合わせガラスの表面に固着されていることを特徴とする諸求項8に記載の防犯ガラス。
- 端子ボックス内部に、電流通電端子間の直流抵抗又は交流インピーダンスの変化を検知する回路を備えていることを特徴とする請求項8または9のいずれかに記載の防犯ガラス。
- 端子ボックス内に、前記直流抵抗又は前記交流インピーダンスの値が設定された範囲を超えた場合に有線又は無線通信によって外部に信号を発信する回路を備えていることを特徴とする請求項10に記載の防犯ガラス。
- 請求項1〜11のいずれかに記載の防犯ガラスを用いた複層ガラス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005322897A JP2006160598A (ja) | 2004-11-15 | 2005-11-07 | 防犯ガラス |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004331167 | 2004-11-15 | ||
JP2005322897A JP2006160598A (ja) | 2004-11-15 | 2005-11-07 | 防犯ガラス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006160598A true JP2006160598A (ja) | 2006-06-22 |
Family
ID=36663025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005322897A Pending JP2006160598A (ja) | 2004-11-15 | 2005-11-07 | 防犯ガラス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006160598A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018142078A1 (fr) * | 2017-02-03 | 2018-08-09 | Saint-Gobain Glass France | Vitrage feuillete dont une seule feuille de verre presente un trou traversant |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0493U (ja) * | 1990-04-18 | 1992-01-06 | ||
WO2003071964A2 (fr) * | 2002-02-27 | 2003-09-04 | Saint-Gobain Glass France | Element de panneau avec une couche chauffante |
JP2005170740A (ja) * | 2003-12-11 | 2005-06-30 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 防犯合わせガラス |
-
2005
- 2005-11-07 JP JP2005322897A patent/JP2006160598A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0493U (ja) * | 1990-04-18 | 1992-01-06 | ||
WO2003071964A2 (fr) * | 2002-02-27 | 2003-09-04 | Saint-Gobain Glass France | Element de panneau avec une couche chauffante |
JP2005170740A (ja) * | 2003-12-11 | 2005-06-30 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 防犯合わせガラス |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018142078A1 (fr) * | 2017-02-03 | 2018-08-09 | Saint-Gobain Glass France | Vitrage feuillete dont une seule feuille de verre presente un trou traversant |
FR3062594A1 (fr) * | 2017-02-03 | 2018-08-10 | Saint-Gobain Glass France | Vitrage feuillete dont une seule feuille de verre presente un trou traversant |
JP2020507543A (ja) * | 2017-02-03 | 2020-03-12 | サン−ゴバン グラス フランス | 1つのガラス板が貫通孔を有する積層ガラス |
RU2752347C2 (ru) * | 2017-02-03 | 2021-07-26 | Сэн-Гобэн Гласс Франс | Многослойное остекление, в котором только один стеклянный лист имеет сквозное отверстие |
US11148399B2 (en) | 2017-02-03 | 2021-10-19 | Saint-Gobain Glass France | Laminated glass in which a single glass sheet has a through-hole |
JP7137572B2 (ja) | 2017-02-03 | 2022-09-14 | サン-ゴバン グラス フランス | 1つのガラス板が貫通孔を有する積層ガラス |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4696060B2 (ja) | 車両用ガラスパネル | |
CN107223364B (zh) | 智能窗户热控制系统 | |
CN105264583B (zh) | 具有裂纹传感器的玻璃 | |
TWI641830B (zh) | 具有水分感測器之航空透明件及其製造方法 | |
US20200060021A1 (en) | Display apparatus | |
JP2019525399A (ja) | 容量性タッチ感知装置及び発光ダイオードによるタッチ制御グレージング並びにその製造 | |
US10242542B2 (en) | Alarm pane arrangement | |
JP2007035009A (ja) | 異常検出装置 | |
US11852929B2 (en) | Dimming glass window assembly | |
CN107667080A (zh) | 夹层窗玻璃 | |
US10557877B2 (en) | Alarm pane assembly | |
US9978229B2 (en) | Tamper detection device and a method for installing the device | |
JP2006160598A (ja) | 防犯ガラス | |
CN111213117A (zh) | 触控面板、触控面板制备方法及触控装置 | |
JP2005170740A (ja) | 防犯合わせガラス | |
JP6568308B2 (ja) | 警報ペイン装置 | |
JP2019531533A (ja) | 警報ペインアセンブリ | |
JP2005018131A (ja) | 防犯用ガラスユニット | |
JP2006188929A (ja) | 盗難防止用フィルムおよび盗難防止装置 | |
US20150062060A1 (en) | Touch panel and display | |
JP4554258B2 (ja) | 板ガラス、ガラス割れ検出方法、及び割れ検出可能な板ガラスの製造方法、ガラスの割れ検出システム | |
JP4160485B2 (ja) | 割れ検出可能な板ガラス及び板ガラスの割れ検出システム | |
JP2008306399A (ja) | 合わせ積層体 | |
US20240274323A1 (en) | Ribbon cable for detecting a break, connection assembly with composite panel, method for detecting a break, and use of the ribbon cable | |
JP2005100394A (ja) | 板ガラス、ガラスの割れ検出システム、ガラス割れに関する情報を送信する装置及び方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081020 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20081020 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20081022 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090910 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090915 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091006 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100420 |