JP2006160427A - 折畳みタオル積層体の転倒防止装置 - Google Patents

折畳みタオル積層体の転倒防止装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 タオル折畳み機で長方形の小面積に折畳んだ折畳みタオルを所定枚数積層させ、その折畳みタオル積層体を細幅方向に搬出しようとすると、移動時のショックや移動停止時の移動慣性によって折畳みタオル積層体が転倒するおそれがある。
【解決手段】 タオルを長方形の小面積に折畳み、その折畳みタオルを所定枚数積層させ、その折畳みタオル積層体を送出しコンベア72で搬出するようにしたタオル折畳み機において、送出しコンベア72上に、落下してくる折畳みタオルを順次整頓した積層状態で収容でき且つ一側部に折畳みタオル積層体の排出用通口94を形成した積層体収容部材91を、落下してくる折畳みタオルを受け入れ得る受入姿勢位置と、通口94が送出しコンベア72の走行方向に指向する排出姿勢位置との間で姿勢変更させ得るようにしていることにより、送出しコンベアで搬出される折畳みタオル積層体が転倒しないようにした。
【選択図】 図6

Description

本願発明は、例えばランドリー工場において洗濯・乾燥済みのタオルを縦・横に所定回数ずつ折畳んで平面視長方形の小面積に折畳み、その折畳みタオルを所定枚数積層させた状態で次の処理位置に搬送させるようにしたタオル折畳み機に関し、さらに詳しくは、そのようなタオル折畳み機に使用する折畳みタオル積層体の転倒防止装置に関するものである。
ホテル・旅館・入浴施設等では、バスタオルのような大面積タオルやフェイスタオルのような小面積タオルが使用され、それらの使用済みの大小各タオルが混在した状態でランドリー工場に搬入される。そして、ランドリー工場では、それらの大小各タオルが混在した状態で、洗濯・乾燥させた後、大小各サイズに分別して、それぞれのサイズごとにタオル折畳み機にかけて所定小面積に折畳んでいる。尚、以下の説明では、バスタオルのような大面積タオルを大タオルといい、フェイスタオルのような小面積タオルを小タオルということがある。又、以下の説明では、タオルを長尺方向に平行な折り線で折ることを縦折りといい、タオルを幅方向に平行な折り線で折ることを横折りということがある。
ところで、ランドリー工場において洗濯・乾燥済みのタオルは、タオル折畳み機によって例えば図8に示すように処理される。まず、図8(A)に示すように展張状態のタオルYを長手方向に平行な2つの縦折り線M,Mでそれぞれ折畳んで縦3つ折り状にした後(図18(B)の状態)、その縦3つ折り状のタオルY′をさらに2つの横折り線N,Nでそれぞれ折畳んで、合計9つ折りのタオルY″(図8(C)の状態)に成形し、さらに順次折畳まれる折畳みタオルY″を図8(D)に示すように送出しコンベア72上の所定位置に所定枚数(例えば10枚)だけ積層させた後、その折畳みタオル積層体Zを送出しコンベア72により次の処理位置(例えば箱入れ位置)まで搬出する。
タオル折畳み機としては、各メーカーから各種のものが製作・販売されているが、本出願人も例えば特願2004−340080号(特許文献1)のものを提供している。そして、本出願人提供のタオル折畳み機(例えば特願2004−340080号のもの)では、折畳みタオルY″を送出しコンベア72上の積層位置まで搬送させるのに、タオル折畳み機の構造上、図9に示すように該折畳みタオルY″の長手方向と平行(矢印A方向)に搬送される。尚、折畳みタオルY″は、移送コンベア17の下面で押圧されながら矢印A方向に搬送される。
他方、タオル折畳み機において、折畳みタオル積層体Zを搬出する送出しコンベア72は、図9に示すように、送出しコンベア72の配置上(コンパクト化及び作業スペース確保の点で)、移送コンベア17の走行方向(矢印A方向)に対して水平直交方向(矢印B方向)に走行するように配置される。従って、移送コンベア17側から送出しコンベア72上に落下する折畳みタオルY″は、その長手方向が送出しコンベア72の走行方向(矢印B方向)とは水平直交方向に向き、順次その姿勢で積層される。尚、送出しコンベア72は、折畳みタオルY″が所定枚数(例えば10枚)積層されるまでは停止しており、カウンターからのカウントアップ信号を受けて搬出方向(矢印B方向)に走行するようになっている。
ところで、処理されるタオルYがフェイスタオルのような小タオルの場合は、展張状態で縦長さが約65cmで横幅が約30cmの大きさであり、図8(C)に示すように合計9つ折りした折畳みタオルY″では、縦長さLが20cm強で横幅Wが10cm程度の長方形で厚さが3cm前後になる。そして、該折畳みタオルY″を10枚程度積層させると、その折畳みタオル積層体Zの高さHが30cm程度になる。
特願2004−340080号
図8に示すように、フェイスタオルのような小タオルY(30cm×65cm程度)を縦3つ折りした後、横3つ折りした折畳みタオルY″では、縦長さLが20cm強で横幅Wが10cm程度の細長状態になる。そして、図9に示すように、各折畳みタオルY″が送出しコンベア72上に落下・積層されるときに、細幅(10cm程度)のものでは、上下に積層される各折畳みタオルY″,Y″が横幅方向(符号Wの方向)に位置ずれすると、上部側の折畳みタオルY″の安定性が悪くなる。特に、積層完了(10枚積層)時点では、折畳みタオル積層体Zの高さHが30cm程度とかなり高くなり、底面の横幅Wが狭い(10cm)ものでは上下の折畳みタオルY″が少しずつでも横幅(短幅)方向に位置ずれしていくと、積層完了(10枚積層)時点で折畳みタオル積層体Zが横幅方向に傾斜し、延いては転倒(積層状態が崩壊)するおそれがある。
又、折畳みタオルY″の積層時には、送出しコンベア72が停止していて、積層完了後に該送出しコンベア72が走行するが、送出しコンベア72上での折畳みタオル積層体Zの姿勢が、その横幅(短幅)方向が送出しコンベア72の走行方向と平行に向いているので、送出しコンベア72の走行始動時のショックで折畳みタオル積層体Zの上部側が取り残される作用が働き、該折畳みタオル積層体Zの上部側を図9の矢印Cで示すように後方(反走行方向)に転倒させることがある。又、送出しコンベア72の走行状態から停止するときには、折畳みタオル積層体Zの移動慣性により、折畳みタオル積層体Zの上部側を前方側(走行方向側)に転倒させる作用が働き、この場合も折畳みタオル積層体Zが転倒するおそれがある。
本願発明は、上記した従来の問題点に鑑み、タオル折畳み機で小さく折畳んだ折畳みタオルを送出しコンベア上に積層する際、及び積層完了後に折畳みタオル積層体を送出しコンベアで搬出する際(送出しコンベアの始動時及び停止時)等に、折畳みタオル積層体を正常姿勢に維持させた状態で行えるようにした折畳みタオル積層体の転倒防止装置を提供することを目的としている。
本願発明は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。
本願発明は、図1〜図7に例示するように、タオルYを搬送させながら縦・横に所定回数ずつ折畳んで平面視長方形の小面積に折畳み、その折畳みタオルY″を所定位置において送出しコンベア72上に落下させて所定枚数積層させ、その折畳みタオル積層体Zを送出しコンベア72で折畳みタオルY″の搬送方向とは水平直交方向に向けて搬出するようにしたタオル折畳み機に使用するもので、上記折畳みタオル積層体Zの転倒防止装置を対象にしている。
本願で使用するタオル折畳み機は、フェイスタオルのような小タオルや、バスタオルのような大タオルの折畳みに適用でき、さらに展張状態のタオルYを縦3つ折りした後、横3つ折り(又は横4つ折り)し得るものが採用できる。尚、フェイスタオルでは、最終折畳み状態(合計9つ折り状態)において縦長さが20cm強、横幅が10cm程度、厚さが3cm程度になる。
又、タオルは、最終折畳み後(折畳みタオルY″となる)、送出しコンベア72上の積層位置まで移送コンベア17で移送されるが、該折畳みタオルY″はその長手方向が移送コンベア17の走行方向に向く姿勢で移送される。
他方、折畳みタオルY″を積層させる送出しコンベア72は、移送コンベア17の下方位置において該移送コンベア17の走行方向(折畳みタオルの移送方向)に対して水平直交方向に向けて設置されている。尚、この送出しコンベア72には、広幅の1枚もので上面が滑り易い性質のものが使用される。
移送コンベア17によって移送されてくる折畳みタオルY″は、積層位置の上部にある開閉ゲート上に達したときに該開閉ゲートが開いて送出しコンベア72上の積層位置に落下するようになっている。このとき、折畳みタオルY″は、その長手方向が送出しコンベア72の走行方向に対して水平直交方向に向く姿勢で落下する。
そして、送出しコンベア72上に所定枚数(例えば10枚)の折畳みタオルY″が落下・積層されると、そのときのカウントアップ信号によって該送出しコンベア72が作動して送出しコンベア72上の折畳みタオル積層体Zを積層位置から搬出するようになっている。
本願発明の折畳みタオル積層体の転倒防止装置は、次のように構成されている。即ち、送出しコンベア72上の折畳みタオル積層位置に、落下してくる折畳みタオルY″を順次整頓した積層状態で収容できる積層体収容部材91を設置している。この積層体収容部材91は、折畳みタオルY″の横幅Wよりやや広い間隔をもち且つ折畳みタオル積層体Zの最終高さ範囲(約30cm)をほぼカバーし得る高さの左右各ガイド板92,92を有している。又、この積層体収容部材91の一側部(両ガイド板92,92の一端側)には、折畳みタオル積層体Zの排出用通口94を形成している。尚、この積層体収容部材91は、上・下面が開放されており、該積層体収容部材91内に収容された折畳みタオルY″は、両ガイド板92,92にガイドされた状態で送出しコンベア72上に着座するようになっている。
又、この積層体収容部材91は、水平方向に姿勢変更自在に設置している。尚、積層体収容部材91の姿勢変更動作は、積層体収容部材91の中心部で回転させ得るものでもよいし、積層体収容部材91の一端を枢支して積層体収容部材全体を揺動させ得るようにしたものでもよい。
積層体収容部材91は、作動装置90により、落下してくる折畳みタオルY″を受け入れ得る受入姿勢位置と、通口94が送出しコンベア72の走行方向に指向する排出姿勢位置との間(角度90°の範囲)で姿勢変更させ得るようにしている。作動装置90としては伸縮シリンダを使用でき、該伸縮シリンダの押し引き操作で積層体収容部材91を水平方向に姿勢変更させるようにすることができる。そして、この作動装置90は、折畳みタオルY″が所定枚数(例えば10枚)積層されるごとに積層体収容部材91を受入姿勢位置から排出姿勢位置まで水平作動させ、送出しコンベア72が走行して積層体収容部材91内の折畳みタオル積層体Zを排出した後、積層体収容部材91を元の受入姿勢位置まで戻すように作用する。
本願の折畳みタオル積層体の転倒防止装置は、次のように機能する。まず、移送コンベア17で移送されてくる折畳みタオルY″が開閉ゲートから落下するときには、積層体収容部材91がその落下位置の直下に受入姿勢状態で待機しており、該開閉ゲートから落下する折畳みタオルY″が順次積層体収容部材91内に収容・積層される。このとき、積層体収容部材91内に収容された各折畳みタオルY″は、両ガイド板92,92でガイドされて整頓状態で積層される。そして、積層体収容部材91内に所定枚数(例えば10枚)の折畳みタオルY″が積層されると、そのカウントアップ信号により作動装置90が作動して積層体収容部材91を折畳みタオル積層体Zとともに排出姿勢状態に変更させ、続いて送出しコンベア72が走行して積層体収容部材91内の折畳みタオル積層体Zを通口94から排出させ、その後、作動装置90により空の積層体収容部材91を元の受入姿勢位置まで戻す。
ところで、積層体収容部材91内に積層された折畳みタオル積層体Zは、当初(積層体収容部材91が受入姿勢位置にある)はその長手方向が送出しコンベア72の走行方向に対して水平直交方向に向いているが、積層体収容部材91が排出姿勢位置まで姿勢変更されると、内部の折畳みタオル積層体Zの長手方向が送出しコンベア72の走行方向と平行に向く。この状態では、送出しコンベア72が走行始動したときのショックや、送出しコンベア72が走行停止したときの移動慣性等の、折畳みタオル積層体Zに対する転倒作用が働いても、折畳みタオル積層体Zの長手方向が送出しコンベア72の走行方向に向いているので、その転倒作用力は折畳みタオル積層体Zにさほど影響しない。
本願発明の折畳みタオル積層体の転倒防止装置は、タオル折畳み機における送出しコンベア72上の折畳みタオル積層位置に、落下してくる折畳みタオルY″を順次整頓した積層状態で収容でき且つ一側部に折畳みタオル積層体Zの排出用通口94を形成した積層体収容部材91を水平方向に姿勢変更自在に設置しているとともに、該積層体収容部材91を、作動装置90により、落下してくる折畳みタオルY″を受け入れ得る受入姿勢位置と、通口94が送出しコンベア72の走行方向に指向する排出姿勢位置との間で姿勢変更させ得るようにしている。
従って、本願発明の折畳みタオル積層体の転倒防止装置では、次の効果がある。
まず、送出しコンベア72上に順次落下してくる各折畳みタオルY″を積層体収容部材91内に整頓状態で収容・積層できるので、各折畳みタオルY″が横幅方向に多少位置ずれした状態で落下しても、積層体収容部材91に収容されるときにその位置ずれを補正でき、各折畳みタオルY″の積層状態が形崩れしないという効果がある。
又、折畳みタオル積層体Zを収容した積層体収容部材91を、作動装置90により折畳みタオル積層体Zの長手方向が送出しコンベア72の走行方向に向く姿勢位置(排出姿勢位置)まで水平方向に姿勢変更させ得るので、積層体収容部材91内の折畳みタオル積層体Zを安定した姿勢(折畳みタオル積層体Zの長手方向が送出しコンベア72の走行方向に向く姿勢)で搬出させることができ、送出しコンベア72の走行始動時あるいは走行停止時に折畳みタオル積層体Zが不用意に転倒することがないという効果がある。
以下、図1〜図7を参照して本願実施例の折畳みタオル積層体の転倒防止装置を説明する。尚、本願実施例の説明に当たっては、図8及び図9も援用する。
転倒防止装置9は、図1〜図5に示すタオル折畳み機における折畳みタオル積層体Zの搬出部分に取付けられているが、まずこの実施例で使用されるタオル折畳み機の概略について説明する。
この実施例で使用されるタオル折畳み機は、図8(A)に示すように、展張状態のタオルYを、図8(B)に示すように縦3つ折りした後(符号Y′の状態)、図8(C)に示すようにさらに横3つ折り(横2つ折りや横4つ折りの場合もある)して最終形態の折畳みタオルY″に成形し、さらにその各折畳みタオルY″を送出しコンベア72上に所定枚数(例えば10枚)積層した後、その折畳みタオル積層体Zを後述の転倒防止装置で姿勢変更させた状態で送出しコンベア72により搬出し得るように構成されている。
又、この実施例のタオル折畳み機は、バスタオルのような大タオル(横幅50cm×縦長さ110cm程度の面積)やフェイスタオルのような小タオル(横幅30cm×縦長さ65cm程度の面積)が混在した状態でそれぞれ連続して折畳めるものであるが、その詳細については本願の転倒防止装置にさほど関係がないので簡単に説明する程度に留める。尚、図1〜図5に示すタオル折畳み機の基本構成の詳細は、既出願の特願2004−340080号に記載している。
図1〜図5に示すタオル折畳み機は、タオルYを搬送する搬送コンベア1と、該搬送コンベア1の前部にあってタオル載せ掛け用の前コンベア10と、左右一対の折目ガイド装置2A,2Bと、該各折目ガイド装置2A,2Bをそれぞれ個別に左右移動させる左右の各ガイド移動装置3A,3Bと、タオルYの左右各側縁部をそれぞれ折返す左右一対のエアブロー装置4A,4Bと、搬送コンベア1の終端部に設けた第1横折り装置5と、該第1横折り装置5の下手側に設けた第2横折り装置6と、縦折り及び横折りされた最終折畳み状態の大小2種類の折畳みタオルY″,Y″をそれぞれ分別して積層させる第1折畳みタオル積層部(大タオル積層部)7と第2折畳みタオル積層部(小タオル積層部)8とを備えて構成されている。
左右の各折目ガイド装置2A,2Bは、それぞれ可動台21にガイド棒22を取付けている。各可動台21,21は、搬送コンベア1の始端部付近の上部離間位置においてそれぞれ左右(搬送コンベア幅方向)に個別に移動可能となっている。
左右の各ガイド棒22,22は、タオルYを縦3つ折りするときの折目ガイドとなるもので、それぞれ搬送コンベア1の搬送方向に向けた姿勢で且つガイド棒下面が搬送コンベア1上を搬送されるタオルYの上面に近接する状態で、各可動台21,21に対してそれぞれ搬送方向の上手側のみで片持ち支持されている。従って、各ガイド棒22,22の先端(下流側端)側はそれぞれ開放されている。
各ガイド移動装置3A,3Bは、各折目ガイド装置2A,2Bをそれぞれ個別に左右方向に移動させるものであり、各折目ガイド装置2A,2Bをそれぞれ個別のサーボモータで可逆的に走行させ得るようにしている。
各エアブロー装置4A,4Bは、エア管41に小間隔をもって多数のノズル42,42・・を取付けたものを使用している。各エア管41,41のノズル42,42・・は、搬送コンベア1とその上のタオルYとの間に向けてエアを吹き出し得るように設置されている。
各エア管41,41への圧縮エアの供給は、図示しないコンプレッサーからの圧縮エアをそれぞれ左右の電磁バルブ43,43を介して供給するようになっている。各電磁バルブ43,43に対する操作信号は、時間差をもって発せられる。
搬送コンベア1上のタオル縦折り部には、エアブロー装置4A,4Bからの吹き出しエアが上方に逃げないようにするためのガード板18が設けられている。このガード板18は、タオル縦折り部の全長(エア管41又はガイド棒22の全長)及び搬送コンベア1の左右幅全体を被覆し得る面積を有している。又、このガード板18は、図2に示すように、左右幅の中央部が低くなる緩やかなV形に折曲されていて、左右のエアブロー装置4A,4Bの各ノズル42,42・・から吹き出されたエアを、各ガイド棒22,22付近に集中させ得るようにしている。
第1横折り装置5、第2横折り装置6、第1折畳みタオル積層部(大タオル積層部)7、及び第2折畳みタオル積層部(小タオル積層部)8は、それぞれ従来から使用されているものであるが、それらの装置類の概略を以下に説明する。
第1横折り装置5は、図1及び図5に示すように、搬送コンベア1の終端部付近に設けられていて、縦3つ折りされたタオルY′の先行端から1/3(他の使用例で1/2)の位置(第1折り位置)を折畳むものである。
第2横折り装置6は、図2及び図5に示すように、第1横折り装置5の下流側に設置されていて、該第1横折り装置5と同構造のものが採用されている。即ち、第2横折り装置6は、第1横折り装置5で第1次横折りされたタオルの長さ方向1/2の位置を折畳むものである。
そして、第2横折り装置6部分を通過した最終折畳みタオルY″は、乗継ぎコンベア16を経て移送コンベア17の下面(図5参照)で図1に示す第1折畳みタオル積層部(小タオル積層部)7又は第2折畳みタオル積層部(大タオル積層部)8まで移送される。尚、この実施例では、図1に示すように第1折畳みタオル積層部(小タオル積層部)7が搬送方向の上手側で第2折畳みタオル積層部(大タオル積層部)8が搬送方向の奥側に位置している。
第1折畳みタオル積層部7は、移送コンベア17の上手側位置に開閉ゲート71を設けるとともに、その直下に送出しコンベア72を設けている。尚、この実施例では、送出しコンベア72の後端部に別のコンベア73を接続している。又、大タオル積層部8も同様に、移送コンベア17の奥側位置に開閉ゲート81を設けるとともに、その直下に送出しコンベア82を設けている。各積層部7,8の各開閉ゲート71,81の開閉操作は、図示しない開閉手段(シリンダ)で行われる。この各開閉手段は、それぞれ各開閉ゲート71,81の上方に設けたセンサーからの信号を受けて作動するが、移送コンベア17部分に移送されてくる各折畳みタオルY″は、搬送コンベア1上を搬送されるときに大タオルか小タオルか判別されており(この判別方法の詳細は省略する)、大タオルの折畳みタオルは奥側の大タオル積層部7に落下し、小タオルの折畳みタオルは手前側の小タオル積層部7に落下するようになっている。
小タオル積層部7及び大タオル積層部8には、当該各積層部に対応したサイズの折畳みタオルY″が順次積み重ねられ、積層枚数が所定枚数(例えば10枚)になれば、そのカウントアップ信号により、当該送出しコンベア(72又は82)が作動してその上の折畳みタオル積層体Zを搬出するようになっている。尚、小タオル積層部7側においては、カウントアップ信号が発せられると、後述の転倒防止装置9が作動し、その後に送出しコンベア72が作動するようになっている。
この実施例のタオル折畳み機は、大タオルと小タオルを混在させて順次供給できるが、このタオル折畳み機の機能として、小タオルYを供給した場合で説明する。
タオルYを前コンベア10上に載せ掛けると、そのタオルYは搬送コンベア1上に移送されて、そこでタオルの横幅を検出し、左右の各ガイド移動装置3A,3Bにより、折目ガイド装置2A,2Bの各ガイド棒22,22(各外側縁)をそれぞれタオルYの横幅を正確に3等分する位置に位置させる(図3参照)。尚、小タオルYの場合は、横幅が30cm程度であるので、各ガイド棒22,22の各外側縁がタオルYの左右側縁Ya,Yaからそれぞれ10cmの位置に位置している。
次に、図3の状態で一旦搬送コンベア1を停止させ、左右のエアブロー装置4A,4Bを時間差をもって作動させて、左右の各側のノズル42,42・・から吹き出されるエアでタオルYの左右各側縁を順次時間差をもって各側のガイド棒22,22上に折返す。この状態では、図4に示すように、タオルが各ガイド棒22,22上に折返されて縦3つ折り状態(横幅が元の1/3)に折畳まれている。尚、縦折り部の上部にガード板18を設けていると、吹き出しエアが中心付近に集中するので、タオルの折り線をシャープにすることができる。
次に、搬送コンベア1が走行し、縦3つ折りタオルY′の下面が搬送コンベア1の上面に接触していることにより、図5に示すように該縦3つ折りタオルY′が各ガイド棒22,22から順次抜き外されていく。
そして、第1横折り装置5によって縦3つ折りタオルY′の先端から全長の1/3の位置が折り込まれ、該縦3つ折りタオルY′の第1次横折りが達成される。続いて、第2横折り装置6部分で、第1次横折りタオルの先端から1/2の位置が折り込まれて、第2次横折りが達成される(折畳みタオルY″が完成される)。
次に、この折畳みタオル(小タオル)Y″は、乗継ぎコンベア16で後送されて積層部側の移送コンベア17の始端部に送られ、該移送コンベア17によって所定の積層部(この場合は小タオル積層部7)まで移送されて、開閉ゲート71上の所定位置で停止する。そして、開閉ゲート71が開き、該折畳みタオルY″が送出しコンベア72(図1)上に落下する。以下、順次同様に、小タオルYは9つ折りされて(折畳みタオルY″)、小タオル積層部7の開閉ゲート71から落下し、先の折畳みタオルY″の上に積層される。
尚、大タオルを前コンベア10上の載せ掛けた場合は、該大タオルの横幅の1/3の部分で縦3つ折りされ、以下同様に横3つ折りされた後(折畳みタオルとなる)、移送コンベア17により大タオル積層部8(図1)まで移送されて、そこの送出しコンベア82上に落下・積層される。
転倒防止装置9は、小タオル積層部7側の送出しコンベア72上に設置されている。尚、この転倒防止装置9は、大タオル積層部8側にも設置してもよいが、大タオルの場合は展張状態の横幅が50cm程度あって最終の折畳み状態でも横幅が16〜17cmあり、10枚程度積層した状態(高さが30cmを超える)でも、その積層姿勢が比較的安定するので、この実施例では、大タオル積層部8側には転倒防止装置9を設置していない。
この実施例の転倒防止装置9は、図1、図2及び図6、図7に示すように、小タオル積層部7側の送出しコンベア72上の折畳みタオル積層位置に設置されており、落下してくる折畳みタオルY″を順次整頓した積層状態で収容できる積層体収容部材91と、該積層体収容部材91を水平方向に角度90°の範囲で姿勢変更させる作動装置90とを有している。
積層体収容部材91は、折畳みタオルY″の横幅Wよりやや広い間隔をもち且つ折畳みタオル積層体Zの最終高さ範囲(約30cm)をほぼカバーし得る高さの左右各ガイド板92,92を有している。この両ガイド板92,92の一端側は連結材93で連結されているが、該両ガイド板92,92の他端側は折畳みタオル積層体Zの通口94として開放されている。又、該両ガイド板92,92間の上部及び下部はそれぞれ開放されている。
そして、この積層体収容部材91は、小タオル積層部7側の開閉ゲート71から落下する折畳みタオルY″を収容し得る位置において連結材93側を縦軸95で機体フレームに枢支して、水平旋回自在に設置している。尚、この積層体収容部材91の下面は、送出しコンベア72の上面に対して近接(非接触)させており、積層体収容部材91内に折畳みタオル積層体Zを収容した状態で、該積層体収容部材91を水平旋回させると、最下段の折畳みタオルY″を含めて折畳みタオル積層体Z全体を積層体収容部材91とともに姿勢変更させ得るようになっている。
この転倒防止装置9の作動装置90は、この実施例では伸縮シリンダが使用されており、該伸縮シリンダ90の押し引き操作で、積層体収容部材91を、送出しコンベア72の走行方向に対して水平直交方向に向く受入姿勢位置(図6の状態)と、送出しコンベア72の走行方向と平行な排出姿勢位置(図7の状態)との間で揺動させ得るようになっている。
この転倒防止装置9は、次のように作動する。まず、初期状態では、図6に示すように、伸縮シリンダ(作動装置)90が縮小していて積層体収容部材91を受入姿勢位置に維持させている。この状態では、小タオル積層部7の開閉ゲート71から順次落下してくる小タオルの折畳みタオルY″を積層体収容部材91内(両ガイド板92,92間)に収容でき、順次整頓状態で積層できる。そして、開閉ゲート71から所定枚数(例えば10枚)の折畳みタオルY″が落下すると、そのカウントアップ信号(例えば開閉ゲート71の開閉回数を計測するカウンターからのカウントアップ信号)によって、伸縮シリンダ90が伸長して、図7に示すように積層体収容部材91を内部の折畳みタオル積層体Zとともに角度90°だけ水平揺動させる(積層体収容部材91が図7に示す排出姿勢位置まで移動する)。この状態では、積層体収容部材91の通口94が送出しコンベア72の走行方向(矢印B方向)に向いている。
続いて、積層体収容部材91が排出姿勢位置まで移動した、送出しコンベア72(及びコンベア73)が走行開始して、積層体収容部材91内にあった折畳みタオル積層体Zが図7に鎖線図示(符号Z′)するように積層体収容部材91内から搬出されて次の作業位置(例えば箱入れ作業位置)まで搬送される。そして、折畳みタオル積層体Zが積層体収容部材91内から搬出された後、伸縮シリンダ90が縮小して、積層体収容部材91を元の受入姿勢位置(図6)まで戻し、一連の動作が完了する。
ところで、積層体収容部材91内に積層された折畳みタオル積層体Zは、当初は図6に示すようにその長手方向が送出しコンベア72の走行方向に対して水平直交方向に向いているが、積層体収容部材91が排出姿勢位置(図7)まで移動すると、内部の折畳みタオル積層体Zの長手方向が送出しコンベア72の走行方向と平行に向く。このように、折畳みタオル積層体Zの長手方向が送出しコンベア72の走行方向と平行に向いた状態では、送出しコンベア72が走行始動したときのショックや、後続のコンベア73が走行停止したときの移動慣性等の、折畳みタオル積層体Zに対する転倒作用が働いても、その転倒作用力は折畳みタオル積層体Zにさほど影響しない。即ち、折畳みタオル積層体Zの積層姿勢が崩れたり、該折畳みタオル積層体Zが転倒することがない。尚、次の作業位置に搬送されるまでに折畳みタオル積層体Zの積層状態が崩れたり転倒したりしていると、次の作業場所で補修作業(積み直し作業)が必要となり、次の作業に悪影響がでる。
本願実施例の転倒防止装置を備えたタオル折畳み機の側面図である。 図1の左側面図である。 図1の平面図である。 図3からの状態変化図である。 図4からの第1横折り装置及び第2横折り装置の作動説明図である。 図1のVI−VI矢視図である。 図6からの状態変化図である。 タオルを縦折り及び横折りする場合の説明図である。 折畳みタオルの送出しコンベア上への積層姿勢説明図である。
符号の説明
1は搬送コンベア、2A,2Bは左右の折目ガイド装置、3A,3Bは左右のガイド移動装置、4A,4Bは左右のエアブロー装置、5は第1横折り装置、6は第2横折り装置、7は小タオル積層部、10は前コンベア、71は開閉ゲート、72は送出しコンベア、91は積層体収容部材、92はガイド板、94は通口、Yはタオル、Y″は折畳みタオル、Zは折畳みタオル積層体である。

Claims (1)

  1. タオル(Y)を搬送させながら縦・横に所定回数ずつ折畳んで平面視長方形の小面積に折畳み、その折畳みタオル(Y″)を所定位置において送出しコンベア(72)上に落下させて所定枚数積層させ、その折畳みタオル積層体(Z)を前記送出しコンベア(72)で折畳みタオル(Y″)の搬送方向とは水平直交方向に向けて搬出するようにしたタオル折畳み機に使用する折畳みタオル積層体の転倒防止装置であって、
    前記送出しコンベア(72)上の折畳みタオル積層位置に、落下してくる折畳みタオル(Y″)を順次整頓した積層状態で収容でき且つ一側部に折畳みタオル積層体(Z)の排出用通口(94)を形成した積層体収容部材(91)を水平方向に姿勢変更自在に設置しているとともに、
    該積層体収容部材(91)を、作動装置(90)により、落下してくる折畳みタオル(Y″)を受け入れ得る受入姿勢位置と、前記通口(94)が送出しコンベア(72)の走行方向に指向する排出姿勢位置との間で姿勢変更させ得るようにしている、
    ことを特徴とする折畳みタオル積層体の転倒防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010148734A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Yozo Maejima 布類折り畳み機におけるゲージ部材の振れ止め装置
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CN111573219A (zh) * 2020-05-24 2020-08-25 王大勇 一种具有固定机构的自动化物流码垛用传输装置
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