JP2006159966A - 走行装置および作業機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】アジャスタシリンダの給排脂部への土砂の付着を防止できる下部走行装置を提供する。
【解決手段】アジャスタシリンダ22のプレート73の外周面に泥受けカバー110を溶接する。泥受けカバー110でフィルバルブ101およびリリーフバルブ102の上側を覆って保護する。上部ローラから剥がれて走行フレームの土砂落下穴から落下する土砂が泥受けカバー110に付着する。土砂による給排脂部23のフィルバルブ101およびリリーフバルブ102への付着を泥受けカバー110で防止できる。既存のアジャスタシリンダ22のプレート73に泥受けカバー110を溶接にて固定できる。フィルバルブ101およびリリーフバルブ102への土砂の付着を防止できる所定の位置に泥受けカバー110を簡単な構成で容易に取り付けることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、作動流体供給部を側部に備え付勢手段の付勢力を調整するシリンダを有する走行装置およびこれを備えた作業機械に関する。
従来、例えば油圧ショベルなどの作業機械に用いられる走行装置は、長尺の走行フレームを備えており、この走行フレームの一端部に駆動輪が回転駆動可能に設けられている。また、この走行フレームの他端部には、転輪支持体が移動調整可能に設けられ、この転輪支持体にアイドラが回動自在に軸支されている。そして、これら駆動輪からアイドラに亘って無端状の履帯が走行フレームに巻き掛けられている。
また、アイドラには、スプリングが一体的に接続されており、このスプリングには、このスプリングの付勢力を調整する略円筒状のアジャスタシリンダが接続されている。そして、このアジャスタシリンダには、このアジャスタシリンダへのグリス等の作動流体の補給または排出を可能とする給脂部が側部に設けられている。
さらに、走行フレームの上側に覆帯の回転をサポートするキャリアローラが取り付けられ、これらキャリアローラに対向した走行フレームの上側面に上下方向に貫通した土砂落下穴が形成されている。そして、この土砂落下穴より下方に給脂部が取り付けられており、この給脂部は土砂落下穴に臨んだ位置に取り付けられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−175869号公報(第3−4頁、図1−2)
しかしながら、上述の走行装置では、スプロケットの回転駆動にて覆帯を回転させて走行装置を走行させた際に、この覆帯にて土砂が掻き上げられる。そして、この覆帯にて掻き揚げられた土砂がキャリアローラに溜まり、このキャリアローラから落ちた土砂が土砂落下穴を介してアジャスタシリンダの給脂部に付着して、この給脂部が土砂にて覆われてしまうおそれがあるという問題を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、作動流体供給部への土砂の付着を防止できる走行装置およびこれを備えた作業機械を提供することを目的とするものである。
請求項1記載の発明は、走行方向に長尺に設けられた走行フレームと、この走行フレームの一端部に設けられ回転駆動される駆動輪と、走行フレームの他端部に移動調整可能に設けられた転輪支持体と、この転輪支持体に回動自在に軸支された従動輪と、この従動輪および駆動輪に亘って走行フレームに巻き掛けられた無端状の履帯と、走行フレームに取り付けられ、履帯を張る方向に転輪支持体を介して従動輪を付勢する付勢手段と、作動流体供給部を備え、走行フレームに取り付けられ、付勢手段の付勢力を調整するシリンダと、このシリンダの少なくとも作動流体供給部の上側を覆って、この作動流体供給部を保護するカバー部材とを具備した走行装置であり、シリンダの少なくとも作動流体供給部の上側をカバー部材にて覆って、このカバー部材にて作動流体供給部を保護することにより、覆帯にて掻き揚げられた土砂などによる作動流体供給部への付着がカバー部材にて防止されるので、この作動流体供給部への土砂の付着を防止できる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の走行装置において、付勢手段は、付勢体と、この付勢体の一端部を支持しシリンダに取り付けられた支持体とを具備し、カバー部材は、支持体に取り付けられている走行装置であり、付勢手段の支持体にカバー部材を取り付けることにより、このカバー部材を取り付ける機構を新たに設けることなく、このカバー部材をシリンダの少なくとも作動流体供給部の上側を覆う位置に容易に取り付けることができる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の走行装置において、走行フレームの上側に取り付けられ、覆帯の回転を支持する上部ローラを具備し、走行フレームは、上部ローラに対向して上下方向に貫通した開口部を備え、作動流体供給部は、開口部より下方で、この開口部に臨んだ位置に設けられ、カバー部材は、開口部と作動流体供給部との間に位置している走行装置であり、覆帯の回転にて掻き上げられた土砂が上部ローラに付着し、この土砂が上部ローラから開口部へと落ちていく。このとき、この開口部と作動流体供給部との間にカバー部材が位置しているので、このカバー部材によって作動流体供給部への土砂の付着を防止できるから、この作動流体供給部への土砂の付着を防止できる。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3いずれか一記載の走行装置において、カバー部材は、上下方向に回動自在に走行フレームに取り付けられている走行装置であり、カバー部材を上下方向に回動自在に走行フレームに取り付けることにより、駆動輪の回転駆動にて覆帯を回転させて走行させた際の振動に伴って、カバー部材が上下方向に回動して振動するから、このカバー部材に付着した土砂などを走行時に落とすことができる。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4いずれか一記載の走行装置と、この走行装置の走行フレームに旋回可能に設けられた旋回体と、この旋回体に作動可能に設けられた作業装置とを具備した作業機械であり、シリンダの少なくとも作動流体供給部の上側をカバー部材で覆って保護することにより、走行装置の覆帯にて掻き揚げられた土砂などによる作動流体供給部への付着をカバー部材にて防止でき、この作動流体供給部への土砂の付着を防止できるから、走行装置のメンテナンス性が向上する。
請求項1記載の発明によれば、シリンダの少なくとも作動流体供給部の上側をカバー部材にて覆って保護することにより、覆帯にて掻き揚げられた土砂などによる作動流体供給部への付着をカバー部材にて防止できるので、この作動流体供給部への土砂の付着を防止できる。
請求項2記載の発明によれば、付勢手段の支持体にカバー部材を取り付けることにより、カバー部材を取り付ける機構を新たに設けることなく、シリンダの少なくとも作動流体供給部の上側を覆う位置にカバー部材を容易に取り付けることができる。
請求項3記載の発明によれば、覆帯の回転にて掻き上げられて上部ローラに付着した土砂が開口部へと落ちる際に、この開口部と作動流体供給部との間に位置したカバー部材によって作動流体供給部への土砂の付着を防止できるから、この作動流体供給部への土砂の付着を防止できる。
請求項4記載の発明によれば、駆動輪の回転駆動にて覆帯を回転させて走行させた際の振動に伴って、カバー部材が上下方向に回動して振動するから、このカバー部材に付着した土砂などを走行時に落とすことができる。
請求項5記載の発明によれば、シリンダの少なくとも作動流体供給部の上側をカバー部材で覆って保護することにより、走行装置の覆帯にて掻き揚げられた土砂などによる作動流体供給部への付着をカバー部材にて防止でき、この作動流体供給部への土砂の付着を防止できるから、走行装置のメンテナンス性を向上できる。
以下、本発明を図1乃至図7に示された第1の実施の形態を参照しながら詳細に説明する。
図7は、作業機械としての油圧ショベルを示し、この油圧ショベルの走行装置としての下部走行装置1は、いわゆるトラックフレームと呼ばれる一対の走行フレーム2を左右両側部に備えている。これら走行フレーム2の間には、図示しないセンターフレームが設けられている。このセンターフレーム上には、図示しない旋回軸受部を介して旋回体としての上部旋回体3が旋回可能に設けられている。この上部旋回体3の前部左側には、オペレータを保護するキャブ4が搭載されている。また、この上部旋回体3の前部中央には、作業装置5が作動可能に設けられている。
そして、下部走行装置1は、油圧ショベルの左右両側にそれぞれ位置する走行フレーム2の一端部に駆動輪としてのスプロケット12が軸支されている。これらスプロケット12は、図示しない油圧モータおよび減速機にて回転駆動される。そして、これら走行フレーム2の他端部には、転輪支持体としてのアイドラサポート13を介して従動輪としてのアイドラ14が回動自在に軸支されている。さらに、走行フレーム2には、スプロケット12およびアイドラ14に亘って、いわゆるトラックまたはクローラと呼ばれる履帯15が回行移動自在に掛け回されて装着されている。
また、この履帯15の下側部は、いわゆるトラックローラと呼ばれる複数の下部ローラ16にて上側から移動自在に受けられて支持されている。これら下部ローラ16は、各走行フレーム2の下部に配列され回動自在に軸支されている。また、この履帯15の上側部は、いわゆるキャリアローラと呼ばれる複数、例えば2つの上部ローラ18にて下側から移動自在に支持されている。これら上部ローラ18は、各走行フレーム2の上部に支持ブラケット17を介して回動自在に軸支されている。また、これら上部ローラ18は、走行フレーム2の長手方向の中央部から両端側に向けて等間隔に離間させた位置に取り付けられている。すなわち、これら上部ローラ18は、走行フレーム2から上方に向けて突出して上側の覆帯15の下面をサポートしている。
そして、これら各走行フレーム2の内部には、図1、図2、図6および図7に示すように、アジャストメントグループ19が収容されている。これらアジャストメントグループ19は、アイドラサポート13を介してアイドラ14を付勢して履帯15の張力を調整する履帯張力調整装置である。また、これらアジャストメントグループ19は、付勢手段としてのスプリンググループ21と、シリンダとしてのアジャスタシリンダ22とを備えている。なお、これらアジャストメントグループ19は、スプリンググループ21とアジャスタシリンダ22とが直列的に接続された直列型である。
具体的に、スプリンググループ21は、アイドラ14側である前端側がアイドラサポート13に一体的に接続されている。また、アジャスタシリンダ22は、スプリンググループ21のスプロケット12側である後端側に一体的に接続されてスプリンググループ21の付勢力を調整する。すなわち、このアジャスタシリンダ22は、覆帯15を適当な張りにする機能を有している。さらに、このアジャスタシリンダ22の前端部の側部には、作動流体としてのグリスをアジャスタシリンダ22に給排可能な作動流体給排部としての給排脂部23が設けられている。
また、各走行フレーム2は、図4および図5に示すように、油圧ショベルの走行方向である前後方向に長尺の底板25および天板26を備えている。これら底板25と天板26との間には側板27,28が設けられて、これら側板27,28にて連結されている。また、これら底板25、天板26および側板27,28のそれぞれは、補強ブラケット29にて連結されて補強されている。さらに、アイドラ14の近傍には、フレーム板31が油圧ショベルの幅方向である左右方向に設けられている。また、スプロケット12の近傍には、フレーム板32が油圧ショベルの幅方向である左右方向に設けられている。
そして、底板25の下部には、図示しないローラ部ラケットに回動自在に軸支された下部ローラ16が取り付けられている。さらに、この底板25には、下部ローラ16の上端部が嵌合される複数の孔部35が、長手方向に互いに離間されて穿設されている。
さらに、天板26は外側に向けて下方に傾斜しており、この天板26の上部に支持ブラケット17が突設されている。これら支持ブラケット17は、天板26の長手方向に向けて離間されて取り付けられている。すなわち、これら支持ブラケット17は、天板26の長手方向の中央部から、この長手方向に沿った方向に向けて等間隔に離間させた位置に設けられている。
また、この天板26の各支持ブラケット17それぞれの下部には、上部ローラ18に付着した土砂などを落下させる開口部としての土砂落下穴43がそれぞれ穿設されている。これら土砂落下穴43は、上部ローラ18の周辺に溜まった土砂の泥はけ用として設けられている。すなわち、これら土砂落下穴43は、上部ローラ18に土砂が溜まることにより発生する、これら上部ローラ18の偏磨耗による部品寿命の著しい低下を防止させる。ここで、各支持ブラケット17それぞれの上端部には、上部ローラ18が回転自在に軸支されている。すなわち、各土砂落下穴43は、上部ローラ18に対向した位置に設けられて上下方向に貫通している。
そして、側板27は、下部走行装置1の左右方向の中心側に対向する側面である。また、この側板27の下端部は底板25に接続されており、この側板27の上端部は天板26に接続されている。
さらに、側板28は、下部走行装置1の左右方向の外側面である。そして、この側板28の下端部は底板25に接続されており、この側板28の上端部は天板26に接続されている。また、この側板28の側面には、給排脂部23が臨む開口部としてのグリス給排穴である点検窓51が設けられている。この点検窓51は、アジャストメントグループ19のスライドに伴い給排脂部23が前後方向にスライドした場合でもこの給脂排部23に外部からアクセス可能な前後方向に沿った幅寸法を有している。
また、補強ブラケット29は、底板25、天板26、側板27および側板28にそれぞれ取り付けられて走行フレーム2を補強している。さらに、この補強ブラケット29にはアジャスタシリンダ22の前端部が固定されている。
一方、アイドラサポート13は、アイドラブラケット57と、このアイドラブラケット57に一体的に溶接されたサポート58とを有している。そして、このアイドラブラケット57は、アイドラ14の両側部にそれぞれ位置しており、このアイドラ14のアイドラシャフト56の両端部を回動自在に軸支している。また、このアイドラブラケット57は、アイドラ14に対向しない側面である外側面によって摺動部59がアイドラシャフト56の上下にそれぞれ設けられている。これら摺動部59は、走行フレーム2のフレーム板31に突設された図示しないアイドラガイドに沿って前後方向にガイドされている。また、サポート58の前端部の両側には、アイドラブラケット57に接続される接続部62が突設されている。さらに、このサポート58の後端部の内周縁部には、スプリンググループ21の前端部を保持する座面部63が突設されている。そして、このサポート58の上部には、サポートカバー64が取り付けられている。
さらに、スプリンググループ21は、図1および図2に示すように、前端部がサポート58に接続される付勢体としての細長円筒状のスプリング部66と、このスプリング部66の中心部に挿通されたリコイルロッド67とを有している。そして、スプリング部66は、付勢体としてのリコイルスプリング68と、このリコイルスプリング68を収容したスプリングケース69とを備えている。
具体的に、リコイルスプリング68は、サポート58の後端部とプレート73の前端部とに両端部がそれぞれ保持されており、前後方向に伸縮可能となっている。すなわち、このリコイルスプリング68は、履帯15の張力の急激な変化を伸縮により吸収する。
また、スプリングケース69は、前端部が開口された筒部72と、この筒部72の後端部に設けられた端板部としての支持体であるプレート73とを有している。さらに、筒部72は、リコイルスプリング68の外部を覆う円筒状の外筒72aと、この外筒72aと同軸状に設けられリコイルスプリング68の内部を覆う円筒状の内筒72bとを備えている。
そして、外筒72aは、前端部がサポート58の外側面に摺動可能に係合し、後端部がプレート73の外側面に溶接されて固定されている。また、内筒72bには、リコイルロッド67が挿通されている。さらに、この内筒72bの前端部は、サポート58の座面部63の内縁部から後方に向けて突設されたストッパ部74に離間されて対向している。また、この内筒72bの後端部は、プレート73に固定されている。このため、内筒72bの前端面とストッパ部74との距離がスプリング部66のスライドストロークとなっている。
さらに、プレート73は、略円筒状に形成されており、外筒72aおよび内筒72bのそれぞれに一体的に溶接されている。また、プレート73の前端部には、リコイルスプリング68の後端部が保持されて、このリコイルスプリングを支持する座面部75が設けられている。この座面部75の内縁部には、内筒72bの後端面に当接する当接部76が突設されている。
そして、リコイルロッド67は、プレート73および内筒72bに挿通された円柱状のロッド本体77を備えている。このロッド本体77は、前端部がサポート58に摺動可能に挿通されて抜止め用のリコイルナット78が外周面に取り付けられている。また、このロッド本体77の後端部には、抜止め用のロッドヘッド79が一体的に設けられている。したがって、このロッド本体77は、リコイルスプリング68の長さを規制している。なお、リコイルナット78の上側部は、サポートカバー64に覆われて外部に露出しないようになっている。
また、アジャスタシリンダ22は、外部フレームとなる略円筒状のシリンダ部81と、このシリンダ部81に挿入されたアジャスタピストン82とを有している。ここで、このアジャスタピストン82は、シリンダ部81内のグリス量を調整することにて位置が調整されて、覆帯15に適切な張りを与えて、この覆帯15の外れなどを防止する。そして、シリンダ部81の外側部に給排脂部23が設けられている。この給排脂部23の近傍には、給排脂作業時の注意事項などが記載された表示プレート83が設けられている。
そして、シリンダ部81の前端部には、ロッドヘッド79が嵌合するヘッド嵌合室84が設けられる。また、このシリンダ部81の後端部には、アジャスタピストン82が摺動可能に挿入されるピストン室85が設けられている。このピストン室85の前端部には、給排脂部23に連通するグリス室86がヘッド嵌合部84に向けて設けられている。
一方、アジャスタピストン82は、略円柱状に設けられ、前端部がピストン室85に挿入されている。また、このアジャスタピストン82の後端部は、シリンダ部81から突出して補強ブラケット29に固定されている。そして、アジャスタピストン82の前端側には、ピストン室85の内周面と摺接するアジャスタシール99が外周面に複数嵌着されて取り付けられている。
また、給排脂部23は、補強ブラケット29間に位置しており、作動流体供給部としてのフィルバルブ101と、作動流体排出部としてのリリーフバルブ102とを備えている。ここで、フィルバルブ101は、グリス室86を介してグリスをピストン室85に供給可能な給脂部としてのグリスニップルである。また、リリーフバルブ102は、ピストン室85内に供給されたグリスを外部に排出可能な排脂部である。そして、これらフィルバルブ101およびリリーフバルブ102のそれぞれには、ストッパプレート115が嵌合されており、表示プレート83とともに点検窓51から走行フレーム2の外部に露出している。
具体的に、フィルバルブ101は、シリンダ部81の側部に穿設されグリス室86に連通するリリーフ口88にねじ込まれて取り付けられている。そして、このフィルバルブ101の先端部がグリス室86に連通しているとともに、このフィルバルブ101の基端部がシリンダ部81から径方向に突出している。ここで、このフィルバルブ101は、土砂落下穴43の下方に設けられており、この土砂落下穴43に臨んだ位置に設けられている。
そして、このフィルバルブ101は、略円筒状のバルブ本体103を備えている。このバルブ本体103の基端部に、外部からグリスが注入可能なグリス注入口104が設けられている。また、このバルブ本体103内には、グリス注入口104から注入されて供給されたグリスの逆流を防止する逆流防止弁105が取り付けられている。この逆流防止弁105は、バルブ本体103内で移動可能に取り付けられているボール106と、このボール106をバルブ本体103の基端側で受け止めするバルブシート107と、このバルブシート107にボール106を押し付けるスプリング108とを備えている。
すなわち、フィルバルブ101は、グリス室86内のグリスの圧力が所定値となるまでは、図3に示すように、逆流防止弁105による作用によってグリス室86内のグリスを外部に排出させない。また、このフィルバルブ101は、グリス室86内のグリスの圧力が所定値となると、フィルバルブ取付孔87の側部からシリンダ部81の側部へと連通したリリーフ口88からグリス室86を介してピストン室85内のグリスを外部へと逃がして排出させて、ピストン室85内のグリスの圧力を所定の範囲に維持する。ここで、このリリーフ口88は、シリンダ部81の周方向に沿ってフィルバルブ取付孔87から離間された位置に設けられている。
また、リリーフバルブ102は、シリンダ部81の側部のフィルバルブ取付孔87の軸方向の近傍に穿設されグリス室86に連通するリリーフバルブ取付孔89にねじ込まれて取付けられている。そして、このリリーフバルブ102の先端部がグリス室86に連通するとともに、このリリーフバルブ102の基端部がシリンダ部81から径方向に突出する。
そして、このリリーフバルブ102は、グリス室86内のグリスを外部へと排出させるためのもので、図3に示すように、シリンダ部81に対するねじ込みを緩めることによって、リリーフバルブ取付孔89の側部からシリンダ部81の側部へと連通した排出口90から、グリス室86を介してピストン室85内のグリスを外部へと排出可能とする。ここで、この排出口90は、リリーフバルブ取付孔89からシリンダ部81の周方向に沿って離間された位置に設けられている。さらに、この排出口90は、リリーフ口88からシリンダ部81の軸方向に沿って離間された位置に取り付けられている。
一方、スプリングケース69のプレート73には、少なくとも給排脂部23のフィルバルブ101およびリリーフバルブ102の上側を覆って、これらフィルバルブ101およびリリーフバルブ102のそれぞれを保護するカバー部材としての泥受けカバー110が取り付けられている。この泥受けカバー110は、アジャスタシリンダ22のシリンダ部81に設けられているリリーフ口88および排出口90のそれぞれをも覆って保護している。そして、この泥受けカバー110は、幅方向が円弧状に湾曲した矩形平板状に形成されている。具体的に、この泥受けカバー110は、プレート73の外周面に沿った円弧面状に形成されており、この泥受けカバー110の一端縁がプレート73の外周面に溶接にて固定されている。
ここで、この泥受けカバー110は、アジャスタシリンダ22のシリンダ部81の外径寸法より大きな幅寸法を有しているとともに、このシリンダ部81の前側略半分の領域を覆うことができる程度の長さ寸法を有している。すなわち、この泥受けカバー110は、上部ローラ18に付着した土砂が落下した際に、この土砂が土砂落下穴43を通過してシリンダ部81の給排脂部23に付着することを防止する土砂避け機構である。
よって、この泥受けカバー110は、給排脂部23のフィルバルブ101によるグリスの供給やリリーフバルブ102によるグリスの排出などのグリス補充作業およびグリス排出作業などのメンテナンスを容易にさせる。具体的に、この泥受けカバー110は、走行フレーム2の土砂落下穴43に臨んだ位置に取り付けられている。すなわち、この泥受けカバー110は、走行フレーム2の土砂落下穴43と給排脂部23のフィルバルブ101およびリリーフバルブ102との間に位置するように設けられている。
次に、上記図1乃至図5に示された実施の形態の作用効果を説明する。
まず、スプロケット12の回転駆動にて覆帯15を回転させて下部走行装置1を走行動作させた際に、この覆帯15の回転に伴って土砂が覆帯15に付着して掻き上げられる。この後、この覆帯15にて掻き上げられた土砂が各上部ローラ18に付着して、これら上部ローラ18に溜まってしまう。
そして、これら上部ローラ18に溜まった土砂は、下部走行装置1の動作時に生じる振動や衝撃によって、これら上部ローラ18から剥がれて走行フレーム2に設けた各土砂落下穴43を介して走行フレーム2の下方へと落下する。
このとき、土砂落下穴43の下にアジャスタシリンダ22が位置しないようにレイアウトすべきであるが、走行フレーム2内のスペースが限られているため、場合によってはやむおえず、走行フレーム2の前側の土砂落下穴43の下方に、アジャスタシリンダ22の給排脂部23を対向させて臨ませて位置させざるを得ない。
したがって、従来の下部走行装置1の場合には、この前側の土砂落下穴43から落下した土砂が給排脂部23周辺に付着してしまう。よって、この給排脂部23のフィルバルブ101およびリリーフバルブ102が土砂にて覆われたり、走行フレーム2の点検窓51が土砂で埋まって詰まったりしてしまう。
このため、これらフィルバルブ101およびリリーフバルブ102に付着した土砂を取り除かなければ、これらフィルバルブ101へのグリスの供給によってアジャスタシリンダ22で覆帯15を適当な張りにする定期的なグリス補充作業や、リリーフバルブ102からのグリスの排出による覆帯15を外す際のグリス排出作業などのメンテナンス作業ができない。
このとき、これらフィルバルブ101およびリリーフバルブ102に付着した土砂が強固に硬化してしまうため、これらフィルバルブ101およびリリーフバルブ102から土砂を取り除くのは容易ではない。
そこで、上述のように、アジャスタシリンダ22に泥受けカバー110を取り付けて、この泥受けカバー110にて給排脂部23の上側を覆って保護する構成とした。この結果、上部ローラ18から剥がれて走行フレーム2の土砂落下穴43から落下する土砂が泥受けカバー110に付着し、この土砂による給排脂部23のフィルバルブ101およびリリーフバルブ102への付着が泥受けカバー110にて防止できる。したがって、上部ローラ18から剥がれ落ちた土砂による土砂落下穴43を介した給排脂部23のフィルバルブ101およびリリーフバルブ102への付着を防止できる。
また、この泥受けカバー110をアジャスタシリンダ22のプレート73の外周面に沿って湾曲した円弧面状とし、この泥受けカバー110の一端縁をアジャスタシリンダ22のプレート73の外周面に溶接させる構成とした。この結果、この泥受けカバー110を取り付けるための機構をアジャスタシリンダ22や走行フレーム2に新たに設けることなく、既存のアジャスタシリンダ22のプレート73に泥受けカバー110を溶接にて固定させるだけで、給排脂部23のフィルバルブ101およびリリーフバルブ102への土砂の付着を防止できる所定の位置に泥受けプレート110を簡単な構成で容易に取り付けることができる。また、この泥受けカバー110の大きさの調整が容易であるから、この泥受けカバー110の大きさを必要最小限に設定できる。
さらに、この泥受けカバー110を走行フレーム2に溶接追加して、この走行フレーム2内に土砂の溜まるスペースを設ける場合に比べ、この走行フレーム2内のスペースを狭くすることなく、この泥受けカバー110による給排脂部23のフィルバルブ101およびリリーフバルブ102への泥掃け性能を向上できる。また、泥受けカバー110をアジャスタシリンダ22のプレート73に溶接して固定させたことにより、このアジャスタシリンダ22の組み付け性などの利便性を損なわせることなく、泥受けカバー110にて給排脂部23のフィルバルブ101およびリリーフバルブ102への土砂の付着を防止できる。
また、この泥受けカバー110をアジャスタシリンダ22のプレート73に溶接にて固定させたことにより、外部からのアイドラ14への衝撃や振動に伴ってアジャスタシリンダ22が移動あるいは振動した際に、このアジャスタシリンダ22とともに泥受けカバー110が一体的に移動する。したがって、アジャスタシリンダ22が移動あるいは振動した場合にも、このアジャスタシリンダ22の給排脂部23のフィルバルブ101およびリリーフバルブ102のそれぞれを泥受けカバー110にて確実に保護して土砂の付着を防止できる。このため、この給排脂部23のフィルバルブ101およびリリーフバルブ102への土砂の付着を確実に防止できる。
なお、上記第1の実施の形態では、スプリンググループ21とアジャスタシリンダ22とが直列的に接続された直列型のアジャストメントグループ19としたが、図8乃至10に示す第2の実施の形態のように、スプリンググループ21とアジャスタシリンダ22とが一体的に接続された一体型のアジャストメントグループ19に泥受けカバー110を取り付けることもできる。
この場合、スプリンググループ21のスプリング部66のリコイルスプリング68内にアジャスタシリンダ22が同心状に挿入されて取り付けられている。また、リコイルスプリング68は、サポート58の前端部の接続部の後端面とプレート73の前端部とに両端部がそれぞれ保持されて前後方向に伸縮可能となっている。このため、アジャスタシリンダ22の前端面とサポート58の後端面との間の距離がスプリング部66のスライドストロークとなっている。さらに、プレート73は、略円筒状に形成されており、アジャスタシリンダ22のシリンダ部81の前端側から挿入されて、このシリンダ部81の後端縁に形成された係止片121に係止されて同心状に取り付けられている。
そして、リコイルロッド67のロッド本体77の後端部は、アジャスタシリンダ22のシリンダ部81の前端側の中央部から摺動可能に挿入されて、このアジャスタシリンダ22に一体的に接続されている。なお、サポート58の接続部62の外周面に幅方向が円弧状に湾曲した略矩形平板状のサポートカバー64が取り付けられている。このサポートカバー64は、リコイルナット78の上側部が外部に露出しないようにしている。
さらに、アジャスタシリンダ22のシリンダ部81の後端部に略円筒状の給排脂部23が同心状に取り付けられている。そして、このシリンダ部81の後端部にピストン室85が設けられている。また、アジャスタピストン82は後端部がピストン室85の前端部から挿入されている。さらに、給排脂部23の内部にグリス室86が設けられており、この給排脂部23の側部にフィルバルブ101およびリリーフバルブ102が取り付けられている。そして、これらフィルバルブ101およびリリーフバルブ102は、給排脂部23内のグリス室86に連通しており、この給排脂部23の側部にリリーフバルブ取付孔89および排出口90が設けられている。
また、スプリングケース69のプレート73に泥受けカバー110が取り付けられており、この泥受けカバー110は、幅方向が円弧状に湾曲した矩形平板状のカバー本体111を備えている。そして、このカバー本体111は、プレート73の外周面に沿った円弧面状に形成されており、給排脂部23の幅寸法より大きな幅寸法を有しているとともに、この給排脂部23の長さ寸法より大きな長さ寸法を有している。
すなわち、このカバー本体111は、図8および図9に示すように、給排脂部23の上側を覆って保護し、この給排脂部23への土砂の付着を防止する。さらに、このカバー本体111の前端側の一端縁は、プレート73の外周面にボルト112にてボルト締めされて固定されてボルトアップされている。ここで、これらボルト112は、図9に示すように、カバー本体111の幅方向の両側縁に設けられているボルト挿入孔114に挿入されてプレート73の外周面に固定されている。
さらに、このカバー本体111の幅方向の一側縁には、矩形平板状のバルブカバー部113が一体的に突設されている。このバルブカバー部113は、カバー本体111の一側部を一体的に突出させて、この突出させた一側部を長手方向に沿って水平に折り曲げて形成されている。すなわち、このバルブカバー部113は、主としてフィルバルブ101およびリリーフバルブ102の上側を覆って保護して、これらフィルバルブ101およびリリーフバルブ102への土砂の付着を防止する。
この結果、アジャスタシリンダ22に取り付けた泥受けカバー110にて給排脂部23、フィルバルブ101およびリリーフバルブ102のそれぞれの上側を覆って保護できるから、上記図1乃至図7に示す第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。さらに、ボルト112にてアジャスタシリンダ22のプレート73の外周面に泥受けカバー110を固定させるボルトアップとしたため、この泥受けカバー110の大きさを容易に変えることができるから、この泥受けカバー110が取り付けられる周辺状況や機体の状況に応じて臨機に対応できる。
すなわち、アジャスタシリンダ22の給排脂部23、フィルバルブ101およびリリーフバルブ102の真上に土砂落下穴43が位置しない場合には、このアジャスタシリンダ22のプレート73に泥受けカバー110を取り付けず、これら給排脂部23、フィルバルブ101およびリリーフバルブ102の真上に土砂落下穴43が位置する場合にのみ、このアジャスタシリンダ22のプレート73に泥受けカバー110を取り付ければよいので、種々の下部走行装置1に対応させて用いることができる。したがって、機種レイアウトの相違性に応じて泥受けカバー110を柔軟に対応できる。
また、上記第1および第2の実施の形態では、アジャスタシリンダ22に泥受カバー110を取り付けたが、図11に示す第3の実施の形態のように、この泥受けカバー110の一側縁を走行フレーム2の土砂落下穴43の下端縁に回動自在に取り付けて、この泥受けカバー110の他側部をアジャスタシリンダ22のシリンダ部81に立て掛けて、この泥受けカバー110にてシリンダ部81の給排脂部23、フィルバルブ101およびリリーフバルブ102のそれぞれを覆って保護する構成とすることもできる。
この場合、この泥受けカバー110は、幅方向の略中央部で長さ方向に沿って略V字状に屈曲した略矩形板状に形成されている。そして、この泥受けカバー110の幅方向の一側縁と、走行フレーム2の前側の土砂落下穴43の下端縁との間には、走行フレーム2の左右方向に向けて回動自在なヒンジ体131が取り付けられている。このヒンジ体131は、泥受けカバー110の裏面の一側縁と、走行フレーム2の天板26の裏面の土砂落下穴43の下端縁より若干下側の位置との間に取り付けられている。
そして、このヒンジ体131によって、泥受けカバー110の幅方向の他側部がアジャスタシリンダ22のシリンダ部81上に回動可能に立て掛けられて載置されている。すなわち、このヒンジ体131は、下部走行装置1の走行時の衝撃や振動に伴って泥受けカバー110を自由に振動させて、この泥受けカバー110によるアジャスタシリンダ22のシリンダ部81への衝突による衝撃によって、この泥受けカバー110上に付着した土砂を剥がれさせて落下させる。
この結果、泥受けカバー110にて給排脂部23、フィルバルブ101およびリリーフバルブ102のそれぞれの上側を覆って保護できるから、上記図1乃至図7に示す第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。さらに、スプロケット12の回転駆動にて覆帯15を回転させて下部走行装置1を走行動作させた際の振動に伴って泥受けカバー110がヒンジ体131を介して上下方向に回動して振動する。このため、この振動に伴う泥受けカバー110のアジャスタシリンダ22のシリンダ部81への衝突時の衝撃によって、この泥受けカバー110上に付着した土砂などを剥がれ落とすことができるから、下部走行装置1を走行させるだけで、泥受けカバー110に付着した土砂を払い落とすことができる。
なお、上記第3の実施の形態において、泥受けカバー110をアジャスタシリンダ22のシリンダ部81に衝突させて、この泥受けカバー110に付着した土砂を払い落とす構成としたが、この泥受けカバー110をアジャスタシリンダ22のシリンダ部81以外のスプリング部66の外周面や走行フレーム2の一部やその別の部分に衝突させて、この泥受けカバー110に付着した土砂を払い落とす構成とすることもできる。さらに、この泥受けカバー110の回動をヒンジ体131にて規制して、振動時に泥受けカバー110がアジャスタシリンダ22に衝突しないようにして、このヒンジ体131による泥受けカバー110の回動の規制にて、この泥受けカバー110に付着した土砂を払い落とす構成とすることもできる。
また、上記各実施の形態において、作業機械として油圧ショベル以外のものにも下部走行装置1を使用することが可能である。
本発明に係る走行装置の第1の実施の形態の要部を示す側面図である。 同上走行装置を示す側面断面図である。 同上走行装置の作動流体供給部を示す説明回路図である。 同上走行装置の作動流体供給部を示す正面図である。 同上走行装置の作動流体供給部を示す説明断面図である。 同上走行装置を示す一部を切り欠いた側面図である。 同上走行装置を備えた作業機械を示す斜視図である。 本発明に係る走行装置の第2の実施の形態の要部を示す側面断面図である。 同上走行装置の作動流体供給部を示す正面図である。 同上走行装置のカバー部材を示す平面図である。 本発明に係る走行装置の第3の実施の形態の要部を示す説明断面図である。
符号の説明
1 走行装置としての下部走行装置
2 走行フレーム
3 旋回体としての上部旋回体
5 作業装置
12 駆動輪としてのスプロケット
13 転輪支持体としてのアイドラサポート
14 従動輪としてのアイドラ
15 履帯
18 上部ローラ
21 付勢手段としてのスプリンググループ
22 シリンダとしてのアジャスタシリンダ
43 開口部としての土砂落下穴
66 付勢体としてのスプリング部
73 支持体としてのプレート
101 作動流体供給部としてのフィルバルブ
110 カバー部材としての泥受けカバー

Claims (5)

  1. 走行方向に長尺に設けられた走行フレームと、
    この走行フレームの一端部に設けられ回転駆動される駆動輪と、
    走行フレームの他端部に移動調整可能に設けられた転輪支持体と、
    この転輪支持体に回動自在に軸支された従動輪と、
    この従動輪および駆動輪に亘って走行フレームに巻き掛けられた無端状の履帯と、
    走行フレームに取り付けられ、履帯を張る方向に転輪支持体を介して従動輪を付勢する付勢手段と、
    作動流体供給部を備え、走行フレームに取り付けられ、付勢手段の付勢力を調整するシリンダと、
    このシリンダの少なくとも作動流体供給部の上側を覆って、この作動流体供給部を保護するカバー部材と
    を具備したことを特徴とする走行装置。
  2. 付勢手段は、付勢体と、この付勢体の一端部を支持しシリンダに取り付けられた支持体とを具備し、
    カバー部材は、支持体に取り付けられている
    ことを特徴とした請求項1記載の走行装置。
  3. 走行フレームの上側に取り付けられ、覆帯の回転を支持する上部ローラを具備し、
    走行フレームは、上部ローラに対向して上下方向に貫通した開口部を備え、
    作動流体供給部は、開口部より下方で、この開口部に臨んだ位置に設けられ、
    カバー部材は、開口部と作動流体供給部との間に位置している
    ことを特徴とした請求項1または2記載の走行装置。
  4. カバー部材は、上下方向に回動自在に走行フレームに取り付けられている
    ことを特徴とした請求項1乃至3いずれか一記載の走行装置。
  5. 請求項1乃至4いずれか一記載の走行装置と、
    この走行装置の走行フレームに旋回可能に設けられた旋回体と、
    この旋回体に作動可能に設けられた作業装置と
    を具備したことを特徴とする作業機械。
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