JP2006159523A - 印刷装置、印刷処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数種類のデータを記憶しているメモリカードが装着された際に、当該メモリカードに記憶されているデータの種類によらずにその内容を確認できるようにする。
【解決手段】 装着されたメモリカードからすべてのデータをデータ読み取り手段7001で読み取り、読み取ったデータの種類をデータ特定手段7003で特定し、特定されたデータの種類に応じた印刷データを画像処理手段7005で生成する。そして、メモリカードに記憶されているすべてのデータにおける印刷データを一覧にしてプリンタエンジン3004で印刷する。
【選択図】 図7
【解決手段】 装着されたメモリカードからすべてのデータをデータ読み取り手段7001で読み取り、読み取ったデータの種類をデータ特定手段7003で特定し、特定されたデータの種類に応じた印刷データを画像処理手段7005で生成する。そして、メモリカードに記憶されているすべてのデータにおける印刷データを一覧にしてプリンタエンジン3004で印刷する。
【選択図】 図7
Description
本発明は、装着された記憶媒体に記憶されている複数種類のデータを処理し、印刷を行う印刷装置、印刷処理方法、当該印刷処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム及び当該プログラムを記憶するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
ホストコンピュータを用いることなく自機器のみで印刷処理を行うことが可能な印刷装置(以下、ダイレクトプリンタと称する)は、従来の印刷装置の機能に加え、コンパクトフラッシュ(登録商標)やパーソナルコンピュータMCIAカード等(以下、これらの記憶媒体を総称してメモリカードと称する)の記憶媒体装着部を備えている。そして、この記憶媒体装着部にデジタルカメラ等で撮影した画像データを記憶したメモリカードを装着し、画像処理部でメモリカードに記憶されている画像データに画像処理を行って、印刷データを作成するものである。
また、前述のダイレクトプリンタに、ホストコンピュータと接続するためのインターフェースを備えることにより、ホストコンピュータ用印刷装置として使用することができる。また、前述のダイレクトプリンタの中には、記憶媒体装着部に装着されたメモリカードの読み書き装置として使用できるものもある。また、ダイレクトプリンタには、デジタルカメラとケーブルで接続したり、あるいは無線接続したりすることにより、前記デジタルカメラに記憶されている画像データを印刷できるものもある。
また、ダイレクトプリンタの操作部は、印刷するときの設定や自機器の機能を実行するための1つ乃至複数の操作キーを備えており、この操作キーを操作することにより、印刷する画像の選択、印刷枚数の指定、印刷レイアウトの設定等の各種設定を行い、印刷を実行することも可能である。また、ダイレクトプリンタは、画像表示用のディスプレイ等を備えることにより、印刷する画像を表示しながら印刷する画像を選択することもできる。また、印刷する画像に文字列を追加して印刷することや、その他の画像を重ね合わせて印刷することなど、印刷する画像を編集可能なダイレクトプリンタも実現してきている。
また、ダイレクトプリンタの一般的な使用の手順としては、まず、メモリカードに記憶されているすべての画像データの一覧がわかるように画像データに対して一意になる文字列、例えば画像番号を付加して印刷するインデックス印刷を行い、さらに、インデックス印刷によって得られた画像データに対応する画像番号を使用して、メモリカードに記憶された画像データを選択し、選択した画像データの印刷を行うようにしている。例えば、下記の特許文献1には、このようなインデックス印刷の際に、インデックス印刷の結果を混同しないようにして、ユーザの利便性を向上させる方法が提案されている。
ところで、昨今のメモリカードにおける記憶容量の大容量化は目覚しく、デジタルカメラで使用されるメモリカードも同様に大容量化が進んでいる。近時においては、このメモリカードの大容量化により、例えば、1つのメモリカードだけでデジタルカメラで撮影した画像データや、オーディオ用データ、文書データなどの複数種類のデータを記憶し、そのまま使用することが可能となっている。また、メモリカードの低価格化が進んだことによりメモリカードが普及し、メモリカードを装着する機器も増加してきている。そのため、ユーザは複数のメモリカードを所持し、それぞれのメモリカードに複数種類のデータを混在させて使用することが多くなってきている。
しかしながら、複数種類のデータが記憶されているメモリカードをダイレクトプリンタに装着して、ユーザが所望するデータがどのメモリカードに記憶されているかを確認する場合がある。例えば、ユーザが所望するデータが画像データであれば、ユーザが所望するデータの内容を確認することができるが、例えば、ユーザが所望するデータがオーディオデータである場合には、その内容を確認することができなかった。従来、このオーディオデータの内容を確認したい場合には、前記メモリカードをオーディオプレーヤーに装着して内容を確認する必要があった。
すなわち、メモリカードに記憶されている複数種類のデータの内容を確認するためには、それぞれのデータの種類に対応した機器にメモリカードを装着し、各装置毎にデータの内容を確認しなければならず、メモリカードの利便性を向上させる上での障害となっていた。
本発明は前述の問題点にかんがみてなされたものであり、記憶媒体装着部に挿入された記憶媒体に記憶されているすべてのデータの一覧を印刷できるようにすることを目的とする。
本発明の印刷装置は、複数種類のデータを記憶する記憶媒体を装着する記憶媒体装着手段と、前記記憶媒体装着手段に装着された記憶媒体からデータを読み取るデータ読み取り手段と、前記データ読み取り手段で読み取ったデータの種類に応じた印刷データを生成する印刷データ生成手段と、前記印刷データ生成手段が生成した印刷データを印刷する印刷手段とを有する。
本発明の印刷処理方法は、複数種類のデータを記憶する記憶媒体を装着する印刷装置における印刷処理方法であって、前記記憶媒体からデータを読み取るデータ読み取りステップと、前記データ読み取りステップで読み取ったデータの種類に応じた印刷データを生成する印刷データ生成ステップと、前記印刷データ生成ステップで生成した印刷データを印刷する印刷ステップとを有する。
本発明のプログラムは、複数種類のデータを記憶する記憶媒体を装着する印刷装置における印刷処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記記憶媒体からデータを読み取るデータ読み取りステップと、前記データ読み取りステップで読み取ったデータの種類に応じた印刷データを生成する印刷データ生成ステップと、前記印刷データ生成ステップで生成した印刷データを印刷する印刷ステップとをコンピュータに実行させる。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、前記プログラムをコンピュータに読み取り可能に記憶する。
本発明によれば、記憶媒体に記憶されているデータを読み取り、読み取ったデータの種類に応じて印刷データを生成し、生成した印刷データを印刷するようにしたので、記憶媒体に記憶されているデータの種類によらずに記憶媒体に記憶されているすべてのデータの内容を一覧的に確認することができる。これにより、メモリカードの管理を容易にすることができ、メモリカードの利便性を向上させることが可能となる。
また、本発明の他の特徴によれば、データの種類に応じた文字列データを付加して印刷データを生成するようにしたので、各データの内容を容易に把握することができる。
(第1の実施の形態)
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。本発明の印刷装置の実施の形態として、ダイレクトプリンタ装置を例に挙げて説明する。
図1は、第1の実施の形態に係るダイレクトプリンタ装置(以下、PDプリンタ装置と称する)1000の外観図である。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。本発明の印刷装置の実施の形態として、ダイレクトプリンタ装置を例に挙げて説明する。
図1は、第1の実施の形態に係るダイレクトプリンタ装置(以下、PDプリンタ装置と称する)1000の外観図である。
図1において、このPDプリンタ装置1000は、ホストコンピュータ(パーソナルコンピュータ)からデータを受信して印刷する通常のパーソナルコンピュータプリンタとしての機能と、メモリカードなどの記憶媒体に記憶されている画像データを直接読み取って印刷する機能、或いはデジタルカメラからの画像データを受信して印刷する機能を備えている。
このPDプリンタ装置1000の外殻を構成する本体は、下ケース1001、上ケース1002、アクセスカバー1003及び排出トレイ1004の外装部材を有している。また、下ケース1001は、PDプリンタ装置1000の略下半部を、上ケース1002は本体の略上半部をそれぞれ形成しており、両ケースの組合せによって後述の各機構を収納する収納空間を内部に有する中空体構造をなし、その上面部及び前面部にはそれぞれ開口部が形成されている。
さらに、排出トレイ1004は、その一端部が下ケース1001に回転自在に保持され、その回転によって下ケース1001の前面部に形成される開口部を開閉させ得るようになっている。このため、記録動作を実行させる際には、排出トレイ1004を前面側へと回転させて開口部を開成させることにより、ここから記録シートが排出可能となると共に、排出された記録シートを順次積載し得るようになっている。
また、排紙トレイ1004には、2枚の補助トレイ1004a、1004bが収納されており、必要に応じて各トレイを手前に引き出すことにより、用紙の支持面積を3段階に拡大、縮小させ得るようになっている。
アクセスカバー1003は、その一端部が上ケース1002に回転自在に保持され、上面に形成される開口部を開閉し得るようになっており、このアクセスカバー1003を開くことによって本体内部に収納されている記録ヘッドカートリッジ(不図示)あるいはインクタンク(不図示)等の交換が可能となる。
なお、ここでは特に図示しないが、アクセスカバー1003を開閉させると、その裏面に形成された突起がカバー開閉レバーを回転させるようになっており、そのレバーの回転位置をマイクロスイッチなどで検出することにより、アクセスカバーの開閉状態を検出し得るようになっている。
また、上ケース1002の上面には、電源キー1005が押下可能に設けられている。また、上ケース1002の上面には、液晶表示部1006や各種キースイッチ等を備える操作パネル1010が設けられている。この操作パネル1010の構造は、後述の図2において詳しく説明する。
自動給送部1007は、記録シートを装置本体内へと自動的に給送する。紙間選択レバー1008は、プリントヘッドと記録シートとの間隔を調整するためのレバーである。カードスロット1009は、ここにメモリカードを装着可能なアダプタが挿入され、このアダプタを介してメモリカードに記憶されている画像データを直接取り込んで印刷することができる。このメモリカードとしては、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ、スマートメディア、メモリスティック等がある。
ビューワ(液晶表示部)1011は、このPDプリンタ装置1000の本体に着脱可能であり、メモリカードに記憶されている画像の中からプリントしたい画像を検索する場合などに、1コマ毎の画像やインデックス画像などを表示するものに使用される。端子1012は、後述するデジタルカメラを接続するためのものである。また、このPDプリンタ装置は、不図示であるがパーソナルコンピュータを接続するためのUSBバスコネクタを備えている。
図2は、PDプリンタ装置1000の操作パネル1010の外観図である。
図2において、操作パネル1010には、液晶表示部1006が設けられており、その液晶表示部1006の両側には、印刷に関する各種設定を行うためのメニュー項目が表示されている。ここに表示される項目としては、印刷したい範囲の先頭写真番号、指定コマ番号(図2の「開始/−指定」)、印刷を終了した範囲の最後の写真番号(図2の「終了」)、印刷部数(図2の「部数」)、印刷に使用する用紙(記録シート)の種類(図2の「用紙種類」)、1枚の用紙に印刷する写真の枚数設定(図2の「レイアウト」)、印刷の品位の指定(図2の「品位」)、撮影した日付を印刷するかどうかの指定(図2の「日付印刷」)、写真を補正して印刷するかどうかの指定(図2の「画像補正」)、印刷に必要な用紙枚数の表示(図2の「用紙枚数」)等がある。これら各項目は、カーソルキー2001を用いて選択、或いは指定される。
図2において、操作パネル1010には、液晶表示部1006が設けられており、その液晶表示部1006の両側には、印刷に関する各種設定を行うためのメニュー項目が表示されている。ここに表示される項目としては、印刷したい範囲の先頭写真番号、指定コマ番号(図2の「開始/−指定」)、印刷を終了した範囲の最後の写真番号(図2の「終了」)、印刷部数(図2の「部数」)、印刷に使用する用紙(記録シート)の種類(図2の「用紙種類」)、1枚の用紙に印刷する写真の枚数設定(図2の「レイアウト」)、印刷の品位の指定(図2の「品位」)、撮影した日付を印刷するかどうかの指定(図2の「日付印刷」)、写真を補正して印刷するかどうかの指定(図2の「画像補正」)、印刷に必要な用紙枚数の表示(図2の「用紙枚数」)等がある。これら各項目は、カーソルキー2001を用いて選択、或いは指定される。
モードキー2002は、このキーを押下する毎に、印刷の種類(インデックス印刷、全コマ印刷、1コマ印刷等)を切り替えるものであり、この切り替えに応じてLED2003の対応するLEDが点灯される。メンテナンスキー2004は、プリントヘッドのクリーニング等、プリンタのメンテナンスを行わせるためのキーである。印刷開始キー2005は、印刷の開始を指示する時、或いはメンテナンスの設定を確立する際に押下されるものである。印刷中止キー2006は、印刷を中止する時や、メンテナンスの中止を指示する際に押下されるものである。
次に、PDプリンタ装置1000の制御に係る主要部の構成を説明する。
図3は、第1の実施の形態に係るPDプリンタ装置1000の制御に係る主要部の概略構成図である。なお、この図3において、図1と共通する部分は同じ符号を付与しており、それらの説明は省略する。
図3は、第1の実施の形態に係るPDプリンタ装置1000の制御に係る主要部の概略構成図である。なお、この図3において、図1と共通する部分は同じ符号を付与しており、それらの説明は省略する。
図3において、制御部(制御基板)3000は、PDプリンタ装置1000を統括的に制御するものである。ASIC(専用カスタムLSI)3001の構成は、図4のブロック図を参照して詳しく後述する。DSP(デジタル信号処理プロセッサ)3002は、内部にCPUを有し、後述する各種制御処理及び、輝度信号(RGB)から濃度信号(CMYK)への変換、スケーリング、ガンマ変換、誤差拡散等の画像処理等を行うものである。メモリ3003は、DSP3002のCPUの制御プログラムを記憶するプログラムメモリ3003a、及び実行時のプログラムを記憶するRAMエリア、画像データなどを記憶するワークメモリとして機能するメモリエリアを有している。
プリンタエンジン3004は、本実施の形態では、複数色のカラーインクを用いてカラー画像を印刷するインクジェットプリンタのプリンタエンジンが搭載されている。USBバスコネクタ3005は、デジタルカメラ3012を接続するためのポートとして機能するものである。コネクタ3006は、ビューワ1011を接続するためのものである。
USBハブ(USB HUB)3008は、このPDプリンタ装置1000がパーソナルコンピュータ3010からの画像データに基づいて印刷を行う際には、パーソナルコンピュータ3010からのデータをUSB3021を介してそのままプリンタエンジン3004に出力する。これにより、接続されているパーソナルコンピュータ3010は、プリンタエンジン3004と直接、データや信号のやり取りを行って印刷を実行することができる(一般的なパーソナルコンピュータプリンタとして機能する)。
電源コネクタ3009は、電源3013により、商用ACから変換された直流電圧をPDプリンタ装置1000に入力するものである。パーソナルコンピュータ3010は、一般的なパーソナルコンピュータである。メモリカードであるパーソナルコンピュータカード3011は、本実施の形態では、画像データや、オーディオ用データ、文書データなどの多種多様なデータが記憶されているものである。デジタルカメラ3012は、画像データを生成するものである。なお、制御部3000とプリンタエンジン3004との間の信号のやり取りは、前述したUSBバス3021又はIEEE1284バス3022を介して行われる。
図4は、ASIC3001の構成を示すブロック図である。なお、この図4において、図3と共通する部分は同じ符号を付与しており、それらの説明は省略する。
図4において、パーソナルコンピュータカードインターフェース部4001は、装着されたパーソナルコンピュータカード3011に記憶されている画像データを読み取ることや、或いはパーソナルコンピュータカード3011へのデータの書き込み等を行うものである。IEEE1284インターフェース部4002は、プリンタエンジン3004との間のデータのやり取りを行うものである。このIEEE1284インターフェース部4002は、デジタルカメラ3012、或いはパーソナルコンピュータカード3011に記憶されている画像データを印刷する場合に使用されるバスである。
USBインターフェース部4003は、パーソナルコンピュータ3010との間でデータのやり取りを行うものである。USBホストインターフェース部4004は、デジタルカメラ3012との間でデータのやり取りを行うものである。操作パネルインターフェース部4005は、操作パネル1010からの各種操作信号を入力することや、表示部1006への表示データの出力などを行うものである。ビューワインターフェース部4006は、ビューワ1011への画像データの表示を制御するものである。インターフェース部4007は、各種スイッチやLED4009等との間のインターフェースを制御するものである。CPUインターフェース部4008は、DSP3002との間でデータのやり取りの制御を行うものである。内部バス(ASICバス)4010は、前述した4001〜4008の各部を接続するためのものである。
図7は、第1の実施の形態に係るPDプリンタ装置1000の機能構成を示すブロック図である。なお、この図7において、図1〜図4と共通する部分は同じ符号を付与しており、それらの説明は省略する。
図7において、データ読み取り手段7001は、パーソナルコンピュータカードインターフェース部4001を介してパーソナルコンピュータカード3011からデータを読み取るためのものである。メモリカード管理手段7002は、データ読み取り手段7001で読み取られたパーソナルコンピュータカード3011のデータをリスト構造にして管理するものである。データ特定手段7003は、パーソナルコンピュータカード3011に記憶されているデータの種類を特定するためのものである。このデータ特定手段7003により、パーソナルコンピュータカード3011に記憶されているデータの種類をそれぞれ判別することができる。
詳細解析手段7004は、データ特定手段7003で特定された種類ごとにデータの詳細を解析するためのものである。この詳細解析手段7004により、例えば特定されたデータが画像データの場合には撮影状況や、撮影日などを解析するといったように、それぞれのデータの種類に応じた詳細な解析を行うことができる。
画像処理手段7005は、印刷データを生成するものである。アイコン管理手段7006は、データ特定手段7003によって特定可能なデータの種類に対応したアイコンを管理するものであり、本実施の形態においては、印刷データ用のアイコンデータを読み出すことができる。文字列挿入手段7007は、画像処理手段7005によって生成された印刷データに対して、任意の文字列を挿入し、印刷時に任意の文字列を印刷するためのものである。
以上の構成に基づくPDプリンタ装置1000の動作概要を以下に説明する。
<通常のパーソナルコンピュータプリンタモード>
通常のパーソナルコンピュータプリンタモードは、パーソナルコンピュータ3010から送られてくる画像データに基づいて画像を印刷する印刷モードである。このモードでは、パーソナルコンピュータ3010から画像データがコネクタ(不図示)を介して入力されると、当該画像データがUSBハブ3008及びUSBバス3021を介してプリンタエンジン3004に直接送られ、当該画像データに基づいた印刷が行われる。
通常のパーソナルコンピュータプリンタモードは、パーソナルコンピュータ3010から送られてくる画像データに基づいて画像を印刷する印刷モードである。このモードでは、パーソナルコンピュータ3010から画像データがコネクタ(不図示)を介して入力されると、当該画像データがUSBハブ3008及びUSBバス3021を介してプリンタエンジン3004に直接送られ、当該画像データに基づいた印刷が行われる。
<パーソナルコンピュータカードからの直接プリントモード>
パーソナルコンピュータカードからの直接プリントモードは、パーソナルコンピュータカード3011がカードスロット1009に装着、或いはカードスロット1009から脱着されると、割り込み信号が発生する。DSP3002は、この割り込み信号によりパーソナルコンピュータカード3011が装着されたのか、或いは脱着(取り外された)されたかのかを検知することができる。
パーソナルコンピュータカードからの直接プリントモードは、パーソナルコンピュータカード3011がカードスロット1009に装着、或いはカードスロット1009から脱着されると、割り込み信号が発生する。DSP3002は、この割り込み信号によりパーソナルコンピュータカード3011が装着されたのか、或いは脱着(取り外された)されたかのかを検知することができる。
例えば、パーソナルコンピュータカード3011がカードスロット1009に装着されると、パーソナルコンピュータカード3011に記憶されている圧縮された(例えばJPEG圧縮)画像データを読み取って、読み取った画像データをメモリ3003に記憶する。その後、その圧縮された画像データを解凍して再度メモリ3003に記憶する。
次に、操作パネル1010を使用して、メモリ3003に記憶されている画像データの印刷が指示されると、RGB信号からYMCK信号への変換、ガンマ補正、誤差拡散等を実行してプリンタエンジン3004で印刷可能な印刷データに変換し、IEEE1284インターフェース部4002を介してプリンタエンジン3004に出力することにより印刷が行われる。
<カメラからの直接プリントモード>
カメラからの直接プリントモードを図面を用いて説明する。
図5は、第1の実施の形態に係るPDプリンタ装置1000とデジタルカメラ3012とが接続された状態を示す図である。
カメラからの直接プリントモードを図面を用いて説明する。
図5は、第1の実施の形態に係るPDプリンタ装置1000とデジタルカメラ3012とが接続された状態を示す図である。
図5において、ケーブル5000は、PDプリンタ装置1000のコネクタ1012に接続されるコネクタ5001と、デジタルカメラ3012の接続用コネクタ5003に接続されるコネクタ5002とを備えている。また、デジタルカメラ3012は、内部のメモリに記憶している画像データを接続用コネクタ5003を介して出力可能に構成されている。なお、デジタルカメラ3012の構成としては、内部に記憶手段としてのメモリを備えるものや、取り外し可能なメモリを装着するためのスロットを備えたものなど、種々の構成を採用することができる。
図5に示すように、ケーブル5000を介してPDプリンタ装置1000とデジタルカメラ3012とを接続することにより、デジタルカメラ3012からの画像データを直接PDプリンタ装置1000で印刷することができる。
<メモリカードのデータ一覧を印刷するモード>
メモリカードのデータ一覧を印刷するモードを図面を用いて説明する。
図6は、第1の実施の形態に係るPDプリンタ装置1000において、メモリカードに記憶されているデータの一覧を印刷処理する手順を示すフローチャートである。
メモリカードのデータ一覧を印刷するモードを図面を用いて説明する。
図6は、第1の実施の形態に係るPDプリンタ装置1000において、メモリカードに記憶されているデータの一覧を印刷処理する手順を示すフローチャートである。
PDプリンタ装置1000の操作パネル1010が操作され、メモリカードのデータ一覧の印刷実行が指示されると、まず、ステップS6001では、データ読み取り手段7001において、カードスロット1009に装着されたパーソナルコンピュータカード3011に記憶されているすべてのデータを読み出す。そして、メモリカード管理手段7002は、データ読み取り手段7001で読み出したデータをメモリカードデータリストに登録する。
続いて、ステップS6002では、プリンタエンジン3004において、メモリカードの一覧印刷であることを示すタイトル部、及び全データ数などの付加情報を印刷する。続いて、ステップS6003では、データ特定手段7003において、登録されているメモリカードデータリストの先頭のデータから、そのデータの種類を特定する。
続いて、ステップS6004では、詳細解析手段7004において、データ特定手段7003で特定されたデータの種類が詳細解析可能なデータの種類であるか否かを判断する。この判断の結果、データ特定手段7003で特定されたデータの種類が詳細解析可能なデータの種類であると判断された場合には、ステップS6005に進む。一方、ステップS6004での判断の結果、データ特定手段7003で特定されたデータの種類が詳細解析可能なデータの種類ではないと判断された場合には、ステップS6012に進む。
ステップS6004でデータ特定手段7003で特定されたデータの種類が詳細解析可能なデータの種類であると判断された場合、続いて、ステップS6005では、データ特定手段7003で特定されたデータの種類が画像データであるか否かを判断する。この判断の結果、データ特定手段7003で特定されたデータの種類が画像データであると判断された場合には、ステップS6006に進む。一方、ステップS6005での判断の結果、データ特定手段7003で特定されたデータの種類が画像データでないと判断された場合には、ステップS6009に進む。
ステップS6005でデータ特定手段7003で特定されたデータの種類が画像データであると判断された場合、続いて、ステップS6006では、画像処理手段7005において、画像データに対して画像処理を行って、印刷データを生成する。続いて、ステップS6007では、詳細解析手段7004において、当該画像データの撮影情報を解析する。ここで、デジタルカメラ3012で撮影した画像データの撮影情報は、現在、Exif情報として記憶されていることがほとんどである。そのため、本実施の形態では、このExif情報を使用して、撮影した日付、撮影モード、撮影状況の詳細等の撮影情報を解析することになるが、ここでの撮影情報の解析は、Exif情報の解析のみに限定されるものではない。
続いて、ステップS6008では、文字列挿入手段7007において、詳細解析手段7004で解析した画像データの画像情報を文字列に変換して、ステップS6006で生成した印刷データ上に当該文字列データを挿入する。
ステップS6001〜ステップS6008の手順を経ることにより、パーソナルコンピュータカード3011に記憶されている画像データ及び画像情報の文字列データを有する印刷データを生成することができる。
ステップS6005でデータ特定手段7003で特定されたデータの種類が画像データでないと判断された場合、続いて、ステップS6009では、アイコン管理手段7006において、データ特定手段7003で特定されたデータの種類に対応するアイコンデータを読み出す。そして、画像処理手段7005において、読み出したアイコンデータに対して画像処理を行って、印刷データを生成する。
続いて、ステップS6010では、詳細解析手段7004において、データ特定手段7003で特定されたデータの詳細を解析する。ここで、例えば、ステップS6003で特定されたデータの種類が楽曲データである場合には、楽曲に関係する楽曲タイトル、アーティスト名などが解析され、また、ステップS6003で特定されたデータの種類が音声データであった場合には、サンプリングレート、サンプリングビット数、チャネル数などが解析される。ここで解析される情報は、一般的に楽曲データ、音声データ等のヘッダ部に記録されているため、詳細解析手段7004では、これらのデータのヘッダ部を解析することにより詳細情報を得ている。
続いて、ステップS6011では、文字列挿入手段7007において、ステップS6010で解析した詳細情報を文字列に変換して、ステップS6009で生成したアイコンの印刷データ上に当該文字列データを挿入する。
ステップS6001〜ステップS6005及びステップS6009〜ステップS6011の手順を経ることにより、パーソナルコンピュータカード3011に記憶されている画像データ以外のデータであって、詳細解析可能なデータ及びその詳細情報の文字列データを有する印刷データを生成することができる。
ステップS6004でデータ特定手段7003で特定されたデータの種類が詳細解析可能なデータの種類でないと判断された場合、続いて、ステップS6012では、アイコン管理手段7006において、一般的なデータであることを示すアイコンデータを読み出す。そして、画像処理手段7005において、読み出したアイコンデータに対して画像処理を行って、印刷データを生成する。
続いて、ステップS6013では、文字列挿入手段7007において、データのサイズを文字列に変換して、ステップS6013で生成したアイコンの印刷データ上に当該文字列データを挿入する。
ステップS6001〜ステップS6004及びステップS6012、ステップS6013の手順を経ることにより、パーソナルコンピュータカード3011に記憶されているデータであって、特定できない(詳細解析ができない)種類のデータ及びそのデータサイズの文字列データを有する印刷データを生成することができる。
ステップS6008の処理が終了した場合、或いはステップS6011の処理が終了した場合、或いはステップS6013の処理が終了した場合、続いて、ステップS6014では、文字列挿入手段7007において、各ステップにおける印刷データに対して、当該印刷データが格納されているディレクトリパスを文字列に変換して、各印刷データに当該文字列を挿入する。
続いて、ステップS6015では、画像処理手段7005においてデータの種類に応じて作成した各種印刷データをプリンタエンジン3004に送信して、印刷処理を行う。続いて、ステップS6016では、メモリカード管理手段7002で管理しているメモリカードデータリストにおけるすべてのデータに対して印刷処理が行われたか否かを判断する。この判断の結果、メモリカードデータリストにおけるすべてのデータに対しては印刷処理が行われていないと判断された場合には、ステップS6003に戻って、メモリカードデータリストの最後に印刷処理が行われたデータの次のデータについて、同様の処理を繰り返す。一方、ステップS6016での判断の結果、メモリカードデータリストにおけるすべてのデータに対して印刷処理が行われたと判断された場合には、図6におけるメモリカードに記憶されているデータの一覧印刷処理を終了する。
なお、本実施の形態では、印刷実行時の個々の印刷データを生成する際に、データの種類の特定、及びデータの詳細解析を行っているが、パーソナルコンピュータカード3011がPDプリンタ装置1000に装着された際に、このパーソナルコンピュータカード3011に記憶されているすべてのデータに対してあらかじめ解析処理を行うようにして、印刷時に行われる処理を削減し、印刷スピードの向上を図るようにすることも可能である。
また、本実施の形態においては、個々のデータの種類に対応する一覧印刷データを作成して、1データごとにプリンタエンジン3004へデータを送信するようにして印刷処理を行っているが、一覧印刷データのレイアウトを変更したい場合など、一度に複数の一覧印刷データを作成してプリンタエンジン3004に送信するようにして印刷処理を行うようにすることも可能である。したがって、本実施の形態は、図6に示したフローチャートにおける印刷処理に限定されるわけではない。
図8は、図6に示した印刷処理により作成されたメモリカードのデータ一覧の印刷出力を示した図である。
図8に示されたメモリカードのデータ一覧には、メモリカードのデータ一覧であることを示すタイトル8001と、パーソナルコンピュータカード3011に記憶されているデータ数を示すメモリカードデータ数8002と、印刷される全枚数及び現在の枚数を示す枚数情報8003と、パーソナルコンピュータカード3011に記憶されている画像データを示すサムネイル画像8004と、画像データに対応した画像情報8005とを含むものが印刷されている。ここで、本実施の形態では、画像情報として、画像の撮影日、撮影モード、及び画像番号やファイル名等の撮影個別情報を挙げているが、画像情報としてこれらに限られるものではない。
図8に示されたメモリカードのデータ一覧には、メモリカードのデータ一覧であることを示すタイトル8001と、パーソナルコンピュータカード3011に記憶されているデータ数を示すメモリカードデータ数8002と、印刷される全枚数及び現在の枚数を示す枚数情報8003と、パーソナルコンピュータカード3011に記憶されている画像データを示すサムネイル画像8004と、画像データに対応した画像情報8005とを含むものが印刷されている。ここで、本実施の形態では、画像情報として、画像の撮影日、撮影モード、及び画像番号やファイル名等の撮影個別情報を挙げているが、画像情報としてこれらに限られるものではない。
また、図8に示されたメモリカードのデータ一覧には、詳細解析可能なデータ及びその詳細情報の文字列データを有する印刷データが印刷されている。
図8に示されたメモリカードのデータ一覧には、詳細解析可能なデータとして、楽曲データであることを示す楽曲データアイコン8006と、音声データであることを示す音声データアイコン8008が示されており、また、それぞれのデータに対応する詳細情報として、楽曲データの詳細情報8007と、音声データの詳細情報8009が示されている。
図8に示されたメモリカードのデータ一覧には、詳細解析可能なデータとして、楽曲データであることを示す楽曲データアイコン8006と、音声データであることを示す音声データアイコン8008が示されており、また、それぞれのデータに対応する詳細情報として、楽曲データの詳細情報8007と、音声データの詳細情報8009が示されている。
ここで、本実施の形態では、楽曲データの詳細情報8007として、楽曲タイトル、アーティスト名、ファイル名を挙げており、音声データの詳細情報8009として、音声データのサンプリングレート、サンプリングビット数、チャネル数、ファイル名を挙げているが、各詳細情報としてこれらに限られるものではない。
さらに、図8に示されたメモリカードのデータ一覧には、特定できない(詳細解析ができない)種類のデータ及びそのデータサイズの文字列データを有する印刷データが印刷されている。
図8に示されたメモリカードのデータ一覧には、特定できない種類のデータであることを示すアイコン8010が示されており、また、そのデータに対応するデータサイズ情報8011が示されている。ここで、本実施の形態では、特定できない種類のデータに関する情報として、データサイズの情報を挙げているが、当該データに関する情報としてデータサイズの情報に限られるものではない。
図8に示されたメモリカードのデータ一覧には、特定できない種類のデータであることを示すアイコン8010が示されており、また、そのデータに対応するデータサイズ情報8011が示されている。ここで、本実施の形態では、特定できない種類のデータに関する情報として、データサイズの情報を挙げているが、当該データに関する情報としてデータサイズの情報に限られるものではない。
図8のいずれのデータにおいても、データが格納されているディレクトリパスを示している。これにより、データがどのディレクトリ位置に記憶されているかを確認することができる。なお、本実施の形態における印刷例では、メモリカードのデータ一覧であることを示すタイトル8001や、各詳細情報を表示するエリアを特定する枠等が印刷されているが、これらは、文字列データを付加する処理や、枠線を挿入する処理等の公知の技術で実現することができ、本発明の本質に関わらないため、その実現方法の説明は省略する。
本発明の第1の実施の形態によれば、パーソナルコンピュータカード3011に記憶されているデータをデータ読み取り手段7001で読み取り、読み取ったデータの種類に応じて画像処理手段で印刷データを生成し、生成した印刷データの一覧をプリンタエンジン3004で印刷するようにしたので、パーソナルコンピュータカード3011に記憶されているデータの種類によらずに当該パーソナルコンピュータカード3011に記憶されているすべてのデータの内容を一覧的に確認することができる。
また、パーソナルコンピュータカード3011に記憶されているデータの種類に応じた文字列データを付加して印刷データを生成するようにしたので、パーソナルコンピュータカード3011の管理を容易にすることができる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。
<特定の種類のデータ一覧を印刷するモード>
図9は、第2の実施の形態に係るPDプリンタ装置2000の機能構成を示すブロック図である。第2の実施の形態におけるPDプリンタ装置2000は、第1の実施の形態におけるPDプリンタ装置1000に対して、さらに、パーソナルコンピュータカード3011に記憶されている特定の種類のデータ一覧を印刷するための機能ブロックを追加した図である。また、この図9において、図7と共通する部分は同じ符号を付与しており、それらの説明を省略する。
図9は、第2の実施の形態に係るPDプリンタ装置2000の機能構成を示すブロック図である。第2の実施の形態におけるPDプリンタ装置2000は、第1の実施の形態におけるPDプリンタ装置1000に対して、さらに、パーソナルコンピュータカード3011に記憶されている特定の種類のデータ一覧を印刷するための機能ブロックを追加した図である。また、この図9において、図7と共通する部分は同じ符号を付与しており、それらの説明を省略する。
第2の実施の形態におけるPDプリンタ装置2000は、図7に示したPDプリンタ装置1000の各機能構成に加え、さらに、パーソナルコンピュータカード3011に記憶されているデータを特定するデータ特定手段7003により特定されたデータをグループごとにまとめるグループ化手段9001と、装着されたパーソナルコンピュータカード3011の個体を識別するメモリカード識別手段9002と、メモリカード識別手段9002で識別された個体ごとに異なるIDを割り当てるID割り当て手段9003とを有している。さらに、PDプリンタ装置2000は、グループ化手段9001でグループ化された各グループを指定するグループ指定手段を備えている。ここで、グループ指定手段としては、グループ化された各グループを指定するための表示を液晶表示部1006に行うようにすることにより実現することができる。
図10は、第2の実施の形態に係るPDプリンタ装置2000において、メモリカードに記憶されているデータをグループ化処理する手順を示すフローチャートである。
PDプリンタ装置2000のカードスロット1009に、パーソナルコンピュータカード3011が挿入されると、まず、ステップS10001では、メモリカード識別手段9002において、装着されたパーソナルコンピュータカード3011の個体を識別する。そして、ID割り当て手段9003において、ステップS10001で識別された個体ごとに異なるIDを割り当てる。
PDプリンタ装置2000のカードスロット1009に、パーソナルコンピュータカード3011が挿入されると、まず、ステップS10001では、メモリカード識別手段9002において、装着されたパーソナルコンピュータカード3011の個体を識別する。そして、ID割り当て手段9003において、ステップS10001で識別された個体ごとに異なるIDを割り当てる。
続いて、ステップS10002では、データ読み取り手段7001において、カードスロット1009に装着されたパーソナルコンピュータカード3011に記憶されているすべてのデータを読み出す。そして、メモリカード管理手段7002は、データ読み取り手段7001で読み出したデータをメモリカードデータリストに登録する。続いて、ステップS10003では、データ特定手段7003において、登録されているメモリカードデータリストの先頭のデータから、そのデータの種類を特定する。
続いて、ステップS10004では、詳細解析手段7004において、データ特定手段7003で特定されたデータの種類が詳細解析可能なデータの種類であるか否かを判断する。この判断の結果、データ特定手段7003で特定されたデータの種類が詳細解析可能なデータの種類であると判断された場合には、ステップS10005に進む。一方、ステップS10004での判断の結果、データ特定手段7003で特定されたデータの種類が詳細解析可能なデータの種類ではないと判断された場合には、ステップS10006に進む。
ステップS10004でデータ特定手段7003で特定されたデータの種類が詳細解析可能なデータの種類であると判断された場合、続いて、ステップS10005では、当該特定されたデータをその種類に対応するグループのリストに追加する。
ステップS10004でデータ特定手段7003で特定されたデータの種類が詳細解析可能なデータの種類ではないと判断された場合、続いて、ステップS10006では、当該データをステップS10005におけるリストとは別のその他グループのリストに追加する。
ステップS10005の処理が終了した場合、或いはステップS10006の処理が終了した場合、続いて、ステップS10007では、メモリカードデータリストに登録されているすべてのデータに対してグループ化の処理が終了したか否かを判断する。この判断の結果、メモリカードデータリストに登録されているすべてのデータに対してはグループ化の処理が終了していないと判断された場合には、ステップS10003に戻り、メモリカードデータリストの最後にグループ化の処理が行われたデータの次のデータについて、同様の処理を繰り返す。ステップS10007での判断の結果、メモリカードデータリストに登録されているすべてのデータに対してグループ化の処理が終了したと判断された場合には、図10におけるメモリカードに記憶されているデータのグループ化処理を終了する。
ステップS10001〜ステップS10007の処理を経ることにより、パーソナルコンピュータカード3011に記憶されているすべてのデータを特定し、特定された種類ごとにグループ分けしたリストを作成することができる。
図11は、第2の実施の形態に係るPDプリンタ装置2000において、グループ分けされたグループを指定して印刷処理する手順を示したフローチャートである。
PDプリンタ装置2000の操作パネル1010が操作され、特定データの一覧印刷が実行されると、まず、ステップS11001では、印刷用のリストを指定されたグループのリストに設定する。続いて、ステップS11002では、メモリカードのデータ一覧であることを示すタイトル、指定されたグループ名、ステップS10001で割り当てたメモリカードID、及び全データ数などの付加情報を印刷する。
PDプリンタ装置2000の操作パネル1010が操作され、特定データの一覧印刷が実行されると、まず、ステップS11001では、印刷用のリストを指定されたグループのリストに設定する。続いて、ステップS11002では、メモリカードのデータ一覧であることを示すタイトル、指定されたグループ名、ステップS10001で割り当てたメモリカードID、及び全データ数などの付加情報を印刷する。
そして、ステップS11003として、以降の処理は、指定したグループに設定されたリストに対して、図6で示したステップS60003〜ステップS6016の処理を適応し、パーソナルコンピュータカード3011に記憶されている特定データの一覧印刷を実現する。
図12は、図11に示した印刷処理により作成されたメモリカードの特定データにおけるグループのみのデータ一覧の印刷出力を示した図である。
図12に示されたメモリカードの特定データ一覧には、メモリカードのデータ一覧であることを示すタイトル12001と、データの種類を特定するためのデータ種類12002と、パーソナルコンピュータカード3011を識別するためのメモリカードID12003と、パーソナルコンピュータカード3011に記憶されている特定データ数を示すメモリカードデータ数12004と、印刷される全枚数及び現在の枚数を示す枚数情報8003とを含むものが印刷されている。
図12に示されたメモリカードの特定データ一覧には、メモリカードのデータ一覧であることを示すタイトル12001と、データの種類を特定するためのデータ種類12002と、パーソナルコンピュータカード3011を識別するためのメモリカードID12003と、パーソナルコンピュータカード3011に記憶されている特定データ数を示すメモリカードデータ数12004と、印刷される全枚数及び現在の枚数を示す枚数情報8003とを含むものが印刷されている。
ここで、図12では、特定データとして、パーソナルコンピュータカード3011に記憶ざれている楽曲データを例にしており、このメモリカードの特定データ一覧には、楽曲データアイコン12006が示されている。また、図8に示した第1の実施の形態と同様に、詳細解析可能なデータである楽曲データとともに、その詳細データの文字列データも印刷されている。その他の印刷内容については、第1の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。なお、図12に示したメモリカードの特定データ一覧には、特定データとして楽曲データの例が示されているが、本実施の形態においては、特定データとして画像データ、音声データ、その他データであっても、楽曲データの場合と同様の手順により、メモリカードの特定データ一覧を作成することができる。
本発明の第2の実施の形態によれば、パーソナルコンピュータカード3011に記憶されている特定の種類のデータごとに印刷データの一覧を印刷するようにしたので、第1の実施の形態における効果に加えて、さらに、パーソナルコンピュータカード3011の管理を容易にすることができる。
本発明の実施の形態は、例えば、図6のステップS6001〜ステップS6016、図10のステップS10001〜ステップS10007、図11のステップS11001〜ステップS11003の各ステップの処理のプログラムをコンピュータが実行することによって実現することができる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段としては、例えば、かかるプログラムを記録したCD−ROM、DVD、メモリ、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体や、かかるプログラムを伝送するインターネットやLAN等の伝送媒体が挙げられる。以上、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は前述した実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1000 PDプリンタ装置(ダイレクトプリンタ装置)
1006 液晶表示部
3004 プリンタエンジン
4001 PCカードI/F(パーソナルコンピュータカードインターフェース部)
7001 データ読み取り手段
7002 メモリカード管理手段
7003 データ特定手段
7004 詳細解析手段
7005 画像処理手段
7006 アイコン管理手段
7007 文字列挿入手段
1006 液晶表示部
3004 プリンタエンジン
4001 PCカードI/F(パーソナルコンピュータカードインターフェース部)
7001 データ読み取り手段
7002 メモリカード管理手段
7003 データ特定手段
7004 詳細解析手段
7005 画像処理手段
7006 アイコン管理手段
7007 文字列挿入手段
Claims (11)
- 複数種類のデータを記憶する記憶媒体を装着する記憶媒体装着手段と、
前記記憶媒体装着手段に装着された記憶媒体からデータを読み取るデータ読み取り手段と、
前記データ読み取り手段で読み取ったデータの種類に応じた印刷データを生成する印刷データ生成手段と、
前記印刷データ生成手段が生成した印刷データを印刷する印刷手段とを有することを特徴とする印刷装置。 - 前記データ読み取り手段で読み取ったデータの種類を特定するデータ特定手段を更に有し、
前記印刷データ生成手段は、前記データ特定手段で特定されたデータの種類ごとに前記印刷データを変更することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 前記印刷データに文字列データを挿入する文字列挿入手段を更に有し、
前記文字列挿入手段は、前記データ特定手段によりデータの種類が画像データであると特定された場合には、前記画像データを格納した位置を特定するためのディレクトリパスと、前記画像データを特定するために任意に割り当てられた画像識別番号と、前記画像データが作成された日付情報との少なくとも1つを含む情報を文字列データとして前記印刷データに付加することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。 - 前記印刷データに文字列データを挿入する文字列挿入手段と、
前記データ読み取り手段で読み取ったデータの種類を示すアイコンを管理するアイコン管理手段を更に有し、
前記文字列挿入手段は、前記データ特定手段によりデータの種類が楽曲データであると特定された場合には、前記楽曲データを格納した位置を特定するためのディレクトリパスと、楽曲タイトルと、作曲者との少なくとも1つを含む楽曲情報を文字列データとして、前記アイコン管理手段で管理されている楽曲データであることを示すアイコンに付加することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。 - 前記データ特定手段により特定された各データを解析する解析手段を更に有し、
前記解析手段により前記データ特定手段で特定されたデータが解析できない種類のデータであった場合、前記文字列挿入手段は、解析できないデータであることを示す文字列データを印刷データに付加することを特徴とする請求項3又は4に記載の印刷装置。 - 前記データ特定手段により特定されたデータの種類ごとにグループ化を行うグループ化手段と、
前記グループ化手段によりグループ化されたデータのグループを指定するグループ指定手段とを更に有し、
前記印刷データ生成手段は、前記グループ指定手段により指定されたグループのデータにおける印刷データを一覧にして印刷データを生成することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の印刷装置。 - 前記記憶媒体装着手段に装着された記憶媒体の個体を識別する記憶媒体識別手段と、
前記記憶媒体識別手段で識別された個体ごとに異なるIDを割り当てるID割り当て手段とを更に有し、
前記印刷データ生成手段は、前記印刷データの一覧を生成する際に、前記ID割り当て手段により割り当てられたIDを前記一覧に付加することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の印刷装置。 - 前記記憶媒体に記憶されているデータを管理する記憶媒体管理手段と、
前記記憶媒体に記憶されているデータを選択するデータ選択設定と、前記データ選択設定で選択されたデータを印刷する枚数を指定する枚数指定設定と、前記印刷手段で印刷する印刷データの処理項目を指定する処理項目指定設定とを含む各種設定を行うための操作手段と、
前記印刷データ及び自機器の状態を示す情報を表示装置に表示する表示手段とを更に有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の印刷装置。 - 複数種類のデータを記憶する記憶媒体を装着する印刷装置における印刷処理方法であって、
前記記憶媒体からデータを読み取るデータ読み取りステップと、
前記データ読み取りステップで読み取ったデータの種類に応じた印刷データを生成する印刷データ生成ステップと、
前記印刷データ生成ステップで生成した印刷データを印刷する印刷ステップとを有することを特徴とする印刷処理方法。 - 複数種類のデータを記憶する記憶媒体を装着する印刷装置における印刷処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記記憶媒体からデータを読み取るデータ読み取りステップと、
前記データ読み取りステップで読み取ったデータの種類に応じた印刷データを生成する印刷データ生成ステップと、
前記印刷データ生成ステップで生成した印刷データを印刷する印刷ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 請求項10に記載のプログラムをコンピュータに読み取り可能に記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
Priority Applications (1)
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JP2004351918A JP2006159523A (ja) | 2004-12-03 | 2004-12-03 | 印刷装置、印刷処理方法及びプログラム |
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US8804181B2 (en) | 2006-06-27 | 2014-08-12 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus with index printing and direct search functionalities |
-
2004
- 2004-12-03 JP JP2004351918A patent/JP2006159523A/ja active Pending
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