JP2006158954A - トイレ装置およびトイレシステムおよびそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】日常の生活の中で、わずらわしい操作なしに衣類の重量の影響を受けない正確な体重を計測することを可能とする。
【解決手段】便座1にかかる重量を検出する重量検出手段3a〜dは衣類5a、5bの重量を含んだ使用者の重量を検出する。一方、衣類情報読取手段7は使用者の衣類から発信される衣類情報を読み取り、衣類重量特定手段8が衣類の重量を特定する。そして演算手段9が、重量検出手段が検出した衣類の重量を含んだ使用者の重量から衣類重量特定手段8が特定した衣類の重量を減算するので、使用者の体重だけが算出できる。したがって使用者は衣類の重量を測定したりその重量を入力したりするわずらわしい操作をすることなく、トイレ装置で簡単に正確な体重を計測することが可能になる。
【選択図】図1

Description

本発明はトイレ装置およびトイレシステムに関するものであり、特に体重測定機能を有するトイレ装置およびトイレシステムおよびそのプログラムにおいて衣類の重量の影響を受けず正確に使用者の体重を測定する技術に関するものである。
従来より健康管理のために日々体重を計測して管理することの大切さは知られていて、そのための体重計は広く普及している。そして体重計測は衣類の重量の影響を受けないようにするためには裸になって計測することで正確な体重計測が可能となり、一般には入浴の前や後など裸になる機会に計測することが多い。しかし家庭では風呂の脱衣場所はあまり広くなく、洗面所を兼ねる場合が多く、体重計を常時置いておくと邪魔になる場合が多い。そのために体重計の小型化や薄型化などの工夫がされているものの、棚などに収納されている場合が多い。そうするとどうしてもわざわざ体重計を取り出すのが面倒なため毎日体重計測する習慣がなかなかできない。
これらの課題を解決して、日常的に無意識のうちに体重計測することを目的として、トイレ装置に体重計測機能を設けた構成が提案されている。この構成であれば、体重計が邪魔になることがなく、わざわざ計測するということでなく、日常的な排尿、排便の際に体重計測できて、体重計測を無意識のうちに生活習慣にしてしまうことができるというものである(例えば特許文献1)。
特開2000−83866号公報
しかしながら、特許文献1に示されている方法は、衣類の重量の影響を受けて正確に体重計測できないという課題がある。即ち風呂の脱衣場所であれば衣類を脱いで裸になるので、その際に体重を測定すれば衣類の重量の影響を受けずに正確な体重を測定することができるが、一般にトイレ装置のある便所で裸になることはない。そのために衣類の重量が加算された体重を計測することしかできない。
特許文献1によれば、その影響を少なくするために、衣類の重量を手入力する方法も開示されているが、そのためには衣類の重量を別に計測する必要がある。しかも日々違う衣類を着用することが多く、そのためには毎日衣類の重量を測定して入力する必要が生じる使い勝手のわずらわしい操作が必要になる。
本発明は前記従来の課題を解決するもので、使用者はごく自然に排便、排尿の行為を行なうだけで、わずらわしい操作なしに、衣類の重量の影響を受けない正確な体重を計測することを可能とすることを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のトイレ装置およびトイレシステムおよびそのプログラムは、便座にかかる重量を検出する重量検出手段と、使用者の衣類から発信される衣類情報を読取る衣類情報読取手段と、前記衣類情報読取手段の読取った衣類情報から前記衣類の重量を特定する衣類重量特定手段と、前記重量検出手段の検出した便座にかかる重量から前記衣類重量特定手段で特定した前記衣類の重量を減算し使用者の体重を算出する演算手段を有する構成としたものである。
これによって、便座にかかる重量を検出する重量検出手段は衣類の重量を含んだ使用者の重量を検出する。一方、衣類情報読取手段は使用者の衣類から発信される衣類情報を読取り、衣類重量特定手段が衣類情報より衣類の重量を特定する。そして演算手段が、重量検出手段が検出した衣類の重量を含んだ使用者の重量から衣類重量特定手段が特定した衣類の重量を減算するので、使用者の体重だけが算出できる。したがって使用者は衣類の重量を測定したりその重量を入力したりするわずらわしい操作をすることなく、トイレ装置で簡単に正確な体重を計測することが可能になる。
本発明のトイレ装置およびトイレシステムおよびそのプログラムは、便座にかかる重量を検出する重量検出手段により衣類の重量を含んだ使用者の重量を検出し、衣類情報読取手段は使用者の衣類から発信される衣類情報を読取り、衣類重量特定手段が衣類情報より衣類の重量を特定し、演算手段により、重量検出手段が検出した衣類の重量を含んだ使用者の重量から衣類重量特定手段が特定した衣類の重量を減算するので、使用者の体重だけが算出できる。したがって使用者は衣類の重量を測定したりその重量を入力したりするわずらわしい操作をすることなく、トイレ装置で簡単に正確な体重を計測することが可能になり、排尿や排便のような日常の自然な生活習慣の中で体重を計測できるので、毎日の体重計測結果に基づいた健康管理ができるようになる。
第1の発明は、便座にかかる重量を検出する重量検出手段と、使用者の衣類から発信される衣類情報を読取る衣類情報読取手段と、前記衣類情報読取手段の読取った衣類情報から前記衣類の重量を特定する衣類重量特定手段と、前記重量検出手段の検出した便座にかかる重量から前記衣類重量特定手段で特定した前記衣類の重量を減算し使用者の体重を算出する演算手段を有する構成としたものである。
これによって、便座にかかる重量を検出する重量検出手段により衣類の重量を含んだ使用者の重量を検出する。一方、衣類情報読取手段は使用者の衣類から発信される衣類情報を読取り、衣類重量特定手段が衣類情報より衣類の重量を特定する。そして演算手段が、重量検出手段が検出した衣類の重量を含んだ使用者の重量から衣類重量特定手段が特定した衣類の重量を減算するので、使用者の体重だけが算出できる。したがって使用者は衣類の重量を測定したりその重量を入力したりするわずらわしい操作をすることなく、トイレ装置で簡単に正確な体重を計測することが可能になる。
第2の発明は、特に、第1の発明の衣類を、衣類の情報を記録した非接触ICタグを備え、衣類情報読取手段は前記非接触ICタグの情報を読取る構成とすることにより、衣類の情報を読取ることが可能となり、読取った衣類情報から正確な衣類の重量を認識できる。
第3の発明は、特に、第1の発明に、更に演算手段により算出された体重を表示する体重表示器と、衣類重量特定手段で特定した衣類の重量を表示する衣類重量表示器、または重量検出手段が検出した便座にかかる重量を表示する総重量表示器を有する構成とすることにより、使用者に体重が算出された根拠を知らせることができ、使用者に信用を与えることができる。
第4の発明は、特に、第3の発明の体重表示器と衣類重量表示器または総重量表示器は、衣類重量特定手段が衣類の重量を特定すると表示を開始する構成とすることにより、非使用時には表示をせずに必要なときに表示して消費電力を節約することができる。
第5の発明は、特に、第1の発明の衣類から発信される衣類情報には衣類の重量情報を
含み、衣類重量特定手段は衣類情報読取手段が読取った衣類情報の中から重量情報を抽出する構成とすることにより、簡易な構成で読取った衣類情報から正確な衣類の重量を認識できる。
第6の発明は、特に第1の発明の衣類重量特定手段はネットワーク通信手段を有し、前記ネットワーク通信手段を介して衣類情報を発信し、前記衣類情報とその重量情報を関連付けて記憶した衣類情報サーバから前記重量情報を受信して衣類の重量を特定する構成とすることにより、衣類から発信する衣類情報を最小限に少なくして正確な衣類の重量を認識できる。
第7の発明は、特に、第1の発明に、更に衣類情報読取手段が読取った衣類情報から使用者を特定する使用者特定手段と、前記使用者特定手段で特定した使用者と前記演算手段で算出した体重を関連付けて記憶する記憶手段を有する構成とすることにより、使用者ごとに体重の履歴を記録でき、体重の絶対値だけでなく増減傾向なども管理できるので、健康管理に効果を発揮することができる。
第8の発明のトイレシステムは、特に、第7の発明のトイレ装置と、前記トイレ装置と通信する情報管理サーバとを有し、前記情報管理サーバは前記トイレ装置が備える代わりに前記使用者特定手段と前記記憶手段の少なくとも一方を有して使用者または体重の情報を共有する構成とすることにより、使用者ごとに体重の履歴を記録でき、体重の絶対値だけでなく増減傾向なども管理できるので、健康管理に効果を発揮することができる。
第9の発明は、第1の発明に記載のトイレ装置または第8の発明に記載のトイレシステムの少なくとも一部をコンピュータに実行させるためのプログラムであるので、電気・情報機器、コンピュータ等のハードリソースを協働させて本発明のトイレ装置またはトイレシステムの少なくとも一部を容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態を説明する構成図である。便座1は使用者の体重を支えるために4箇所に足2a〜2dを備えている。それぞれの足2a〜2dには重量検出手段としてストレンゲージ3a〜3dを取り付けている。ストレンゲージ3a〜3dはそれぞれの足2a〜2dにかかる圧力(重量)を電圧に変換するセンサである。4は重量算出器であり、ストレンゲージ3a〜3dで出力された電圧を増幅する増幅器やCPUなどの演算器を備えていて、ストレンゲージ3a〜3dで検出された重量を全て足し合わせ、また予め知られている便座1の重量を減算して便座1にかかる重量として算出するものである。
5a、5bは衣類であり、それぞれは非接触ICタグ6a、6bを縫い付けていて、非接触ICタグ6a、6bには衣類5a、5bの情報が記録されていて、少なくとも衣類5a、5bの重量の情報が登録されている。また7は衣類情報読取手段の非接触ICタグリーダである。非接触ICタグ6a、6bは電池を内蔵しないが、非接触ICタグリーダ7が発生させる電磁波領域内に入ると電磁波により励起され、非接触ICタグ6aや6bに電源が供給される。非接触ICタグリーダ7が発生する電磁波にはコマンドが含まれているので、そのコマンドを非接触ICタグ6aや6bが受け取ると、衣類5aや5bの衣類情報を含むデータを非接触ICタグリーダ7に返答するというものである。
8は衣類重量特定手段であり、例えばCPUなどで構成しているものであり、このCPUは重量算出器4のCPUと共通のものであってよい。衣類重量特定手段8は非接触ICタグリーダ7で読取った衣類情報の中から衣類の重量情報を抽出するものである。
衣類の情報とは例えば、衣類の重量のほか、男性用・女性用の区別、サイズ、素材、色、メーカーや製造日などの情報があり、例えば計128ビットの情報としてそれが非接触ICタグ6aや6bに登録され、非接触ICタグリーダ7でそれらの情報を読取り、衣類重量特定手段8でこのうち衣類重量情報を抽出するのである。衣類重量は例えば10g単位で0から10kgまでを10ビットで表している。
また9は演算手段であり、例えばCPUなどを含む構成で、このCPUは重量算出器4や衣類重量特定手段8のCPUと共通のものであってよい。演算手段9では重量算出器4で算出された便座1にかかる重量から衣類重量特定手段8で特定した各衣類5aや5bの重量を減算する演算を行なうものである。この演算を行なうことで、便座1にかかる重量、即ち使用者の体重と衣類の重量の合算した重量から、衣類5aや5bの重量を減算できるので、使用者の体重のみを導き出すことができる。
10は表示手段である。表示手段10は総重量を表示する総重量表示器10aと、衣類の重量を表示する衣類重量表示器10bと、体重を表示する体重表示器10cを有するもので、液晶表示器や、7セグメントのLEDなどにより構成している。表示手段10は演算手段9から演算結果の体重の他、演算に使った便座1にかかる重量や、衣類5aや5bの重量を受け取り、便座1にかかる重量を総重量表示器10aに表示し、5aや5bなど衣類の重量の和を衣類重量表示器10bに表示し、それらより演算した結果の体重を体重表示器10cに表示するものである。このように演算結果の体重だけでなく、その演算の根拠となった総重量や衣類重量を表示することで、使用者の信用を確保できる。また万一、正しく測定できず、体重が異常値となった場合、便座1にかかる重量の検出が異常なのか、衣類の情報を読み込み特定した重量が異常なのかを区別することもできる。
次に図2により、非接触ICタグ6aや6bの例を示す。非接触ICタグ6は例えば図2に示すようにプラスチック等の基材11にコイルパターン12を形成し、コイルと容量素子とにより共振回路を形成して一定周波数の電波を受信して送信することができる。図2の場合、コイルパターン12は導通部材13により基材10の裏面でジャンピング回路を形成してコイル接続端子14によりICチップ15の裏面のバンプに接続している。ICチップ15は容量素子を内蔵している。このような非接触ICタグ6はプラスチック基材に銅箔等の金属箔を設けて、金属箔をパターンエッチングして形成することが多い。非接触ICタグリーダ7との交信には一般には135kHz、13.56MHz、2.45GHzの周波数帯を使用する。
次に図3のフローチャートにより本実施形態の動作の流れを説明する。最初にステップS1において非接触ICタグリーダ7が何らかの衣類情報を非接触ICタグ6から受け取るかどうかを監視する。即ち、非接触ICタグ6を含む衣類5を着用した使用者が近づいてくると衣類情報を受け取ることができ、衣類情報を受け取らなければ使用者が近くにいないことになるので、使用者が近づいたかどうかを判定することができる。使用者が近づいて非接触ICタグから衣類情報の読取りがあればステップS2に進む一方、読取がなければ、ステップS1を繰り返し、使用者が近づくことを待つ。
ステップS2においては、衣類の重量総和を表す変数Waを0に初期化し、また衣類の枚数を表すカウンタiを1に初期化してステップS3に進む。ステップS3においては、非接触ICタグリーダ7は各非接触ICタグから衣類情報を読取り、また衣類重量特定手
段8がその衣類情報から重量情報を抽出して衣類重量Waiを特定し、ステップS4に進む。ステップS4では特定したWaiを重量総和Waに加算するとともに、カウンタiをカウントして、ステップS5に進む。ステップS5においては、他に衣類情報を送信する非接触ICタグがあるかどうかを調べ、なければステップS6に進む一方、あればステップS3からS5を繰り返す。
ステップS5で他に衣類情報を送信している非接触ICタグがあるかどうかを調べる方法については、一般的な衝突防止方法で調べることが可能であり、即ち非接触ICタグリーダ7側から可能性のあるビットの組み合わせを順番に送信し、それに合致する非接触ICタグ6がその送信に反応して衣類情報を返信するという方法である。また全く同じ衣類情報を発信する衣類を複数着用するようなことがないように区別のつく情報(例えば識別符号IDなど)を予め非接触ICタグに持たせておけばよい。
次にステップS6においては、便座にかかる重量の総和を表す変数Wbを0に初期化して、ステップS7に進む。ステップS7からS9は繰り返す処理であり、繰り返し回数はカウンタiで4回カウントするまで処理を繰り返す。ステップS8ではストレンゲージ3により重量Wbiを検出する。そしてステップS9では便座の重量総和Wbに検出した重量Wbiを加算する。この処理を4回繰り返すと、4箇所のストレンゲージ3の検出する重量の和がWbに足しあわされることとなり、Wbは便座にかかる総重量となる。そしてステップS10に進む。
なお、ステップS7でカウンタiを4回カウントとしたが、これはストレンゲージの個数に応じて異なる。
ステップS10においては、便座1にかかる重量総和Wbから衣類の重量総和Waと予め定めた既知の定数である便座1の重量Wcを減算することで、使用者の体重Wを演算する。そしてステップS11では体重Wを体重表示器10cに表示し、衣類の重量総和Waを衣類重量表示器10bに表示し、総重量Wbを総重量表示器10aに表示する。
ステップS12では、再度、非接触ICタグリーダー7が何らかの衣類情報を読取れるかを調べる。読取れるようであれば、非接触ICタグ6を含む衣類5が近くにある、即ち使用者が便座1を使用中ということで、ステップS6に戻り、上記処理を繰り返す。読取れなければ、非接触ICタグ6を含む衣類が近くにない、即ち便座1は使用されていないと判断してステップS13に進む。ステップS13では各表示器の表示を消灯して処理を終了する。
本実施の形態において、図3のフローチャートでは、非接触ICタグリーダが衣類情報を読取れなくなったところで、表示を消灯すると説明したが、これは省エネルギー効果のために最も電力消費の大きい表示を消すこととしたが、他にも重量検出のために使っている電源を停止するなどして、更に電力消費を抑制することができる。
なお、重量検出手段としてストレンゲージを用いて説明したが本発明はこれに限定されるものでなく、重量を検出できれば他の手段であっても良い。
また、本実施の形態では表示手段として、総重量表示器10a、衣類重量表示器10b、体重表示器10cを備えているが、これを全て備える必要はなく、例えば、体重表示器10cと衣類重量表示器10b、体重表示器10cと総重量表示器10aの組み合わせで備えても良い。
(実施の形態2)
図4は本発明の第2の実施の形態を説明する構成図である。第1の実施の形態と同一機能を有する構成要素については同一符号を付し、説明を省略する。
衣類重量特定手段8は、ネットワーク通信手段16を含んでいる。ネットワーク通信手段16は通信をするためのプログラムを備えたCPUと電気回路などにより構成したものである。17はネットワーク、18は衣類情報サーバであり、衣類重量特定手段8はネットワーク17を介して衣類情報サーバ18とつながっている。また衣類情報サーバ18はネットワーク17を介して多くの衣類重量特定手段8がつながっていて、それぞれの衣類重量特定手段8と情報の送受信をしている。
非接触ICタグ6には衣類を特定するコードが記録されている。一方、衣類情報サーバ18にはコードに対応する衣類の情報が記録されている。衣類の情報とは例えば、衣類の重量のほか、男性用・女性用の区別、サイズ、素材、色、メーカーや製造日などの情報が登録されている。ここで、衣類重量特定手段8は非接触ICタグリーダ7により読み取った衣類のコードをネットワーク17を介して衣類情報サーバ18に送信する。それに対して衣類情報サーバ18は受信した衣類のコードに対応する重量情報を、ネットワークを介して衣類重量特定手段8に送信する。衣類重量特定手段8はその情報を受信することで、衣類の重量を特定できる。
この実施の形態にすることで、非接触ICタグに記録すべき情報は衣類コードのような最小限でよく、それに対応する多くの情報を衣類情報サーバに登録しておくことができ、豊富な機能展開が可能となる。
(実施の形態3)
図5は本発明の第3の実施の形態を説明する構成図である。第1または第2の実施の形態と同一機能を有する構成要素については同一符号を付し、説明を省略する。
19は使用者特定手段である。家庭など、同じ便器を繰り返し使う複数の人がいる場合に、一般に同じ人は同じ衣類を繰り返し着用するものであって、また他の人の衣類を着用することはない。したがって衣類から人を特定することができる。
また下着から上着まで上半身と下半身に衣類を着用するもので、普通は同時に複数の衣類を着用する。したがって例えば初めて着る上着ではあるが下着は以前に着たことがあるなど、複数の衣類のどれかで過去と関連付けできる場合が多い。使用者特定手段19は非接触ICタグリーダ7から衣類情報を読み取ることで、その便座を使用している人を特定する。
特定の方法は、最初は例えば複数の衣類に付いている128ビットの情報を衣類のIDとして非接触ICタグリーダ7で読取ると、複数のIDそれぞれと関連付けるグループコードを割当て、そのグループコードと体重を関連付けて登録する。次からは衣類のIDを読取るとそれが関連付けられているグループコードを検索し、そのグループコードに次の体重を登録するとともに、そのグループコードと関連づいている衣類のIDにはない新しい衣類のIDを読取っていれば、そのIDもグループコードと関連付けるという処理を行う。こうすることでグループコードを検索することが使用者を特定することになる。
ネットワーク通信手段16は使用者特定手段19で特定した人の情報と、演算手段9で算出したその人の体重情報をセットにして、ネットワーク17を介して情報管理サーバ20に送信する。情報管理サーバ20は、人と体重と更に時刻情報をセットにして、その履歴を記録し管理するサーバである。
情報管理サーバ20は、特定された人の体重情報を受信すると受信時刻を合わせて記録するとともに、特定された人の過去の記録をすべて、受信した時刻と体重の情報をセットにして、ネットワーク17を介してネットワーク通信手段16に送信する。ネットワーク通信手段16は受信した記録をすべて表示手段10に送る。表示手段10では体重表示器10cに演算手段9で演算した今回の体重を表示し、体重履歴表示器10dに過去からの体重履歴を表示する。体重履歴表示器10dは図5に示すように例えばグラフ表示するなど、増加や減少の傾向をわかりやすくすればよい。
本実施の形態の説明においては、ネットワーク17を介して備えた情報管理サーバ20に使用者の体重を記録するものとしたが、トイレ装置に十分な容量のメモリ(記憶手段)があれば、そのメモリに記録しておいても良い。また使用者特定手段19で使用者を特定するために過去の衣類情報の履歴を用いたが、この衣類情報の履歴も情報管理サーバ20に記録するようにしてもよい。情報管理サーバ20とトイレ装置のどちらに多く記録させるかは、トイレ装置のメモリ容量の大きさに応じて適宜設計すればよいことである。
また、実施の形態2の衣類情報サーバ18を情報管理サーバ20の一部に含める構成としてもよい。
なお、本実施の形態1〜3で説明した演算手段や重量算出器、衣料重量特定手段、使用者特定手段等は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以上のように、本発明にかかるトイレ装置およびトイレシステムおよびそのプログラムは、使用者が日常的に使用するトイレ装置で衣類の重量の影響なく正確に体重を測定できるので、毎日の体重を測定して記録し、それを基に生活指導などを行なうような健康管理機器にも応用可能である。
本発明の実施の形態1におけるトイレ装置およびトイレシステムの構成の説明図 同実施の形態におけるトイレ装置の非接触ICタグの説明図 同実施の形態におけるトイレ装置の動作の流れを説明するフローチャート 本発明の実施の形態2におけるトイレ装置およびトイレシステムの構成の説明図 本発明の実施の形態3におけるトイレ装置およびトイレシステムの構成の説明図
符号の説明
1 便座
3a〜3d 重量検出手段
4 重量算出器
6a〜6b 非接触ICタグ
7 衣類情報読取手段
8 衣類重量特定手段
9 演算手段
10a 総重量表示器
10b 衣類重量表示器
10c 体重表示器
10d 体重履歴表示器
16 ネットワーク通信手段
17 ネットワーク
19 使用者特定手段
18 衣料情報サーバ
20 情報管理サーバ

Claims (9)

  1. 便座にかかる重量を検出する重量検出手段と、使用者の衣類から発信される衣類情報を読取る衣類情報読取手段と、前記衣類情報読取手段の読取った衣類情報から前記衣類の重量を特定する衣類重量特定手段と、前記重量検出手段の検出した便座にかかる重量から前記衣類重量特定手段で特定した前記衣類の重量を減算し使用者の体重を算出する演算手段を有するトイレ装置。
  2. 衣類は衣類の情報を記録した非接触ICタグを備え、前記衣類情報読取手段は前記非接触ICタグの情報を読取る請求項1記載のトイレ装置。
  3. 前記演算手段により算出された体重を表示する体重表示器と、前記衣類重量特定手段で特定した衣類の重量を表示する衣類重量表示器、または前記重量検出手段が検出した便座にかかる重量を表示する総重量表示器を更に有する請求項1記載のトイレ装置。
  4. 前記体重表示器と前記衣類重量表示器または前記総重量表示器は、前記衣類重量特定手段が衣類の重量を特定すると表示を開始する請求項3記載のトイレ装置。
  5. 衣類から発信される衣類情報には前記衣類の重量情報を含み、前記衣類重量特定手段は前記衣類情報読取手段が読取った衣類情報の中から重量情報を抽出する請求項1記載のトイレ装置。
  6. 前記衣類重量特定手段はネットワーク通信手段を有し、前記ネットワーク通信手段を介して衣類情報を発信し、前記衣類情報とその重量情報を関連付けて記憶した衣類情報サーバから前記重量情報を受信して衣類の重量を特定する請求項1記載のトイレ装置。
  7. 前記衣類情報読取手段が読取った衣類情報から使用者を特定する使用者特定手段と、前記使用者特定手段で特定した使用者と前記演算手段で算出した体重とを関連付けて記憶する記憶手段を更に有する請求項1記載のトイレ装置。
  8. 請求項7記載のトイレ装置と、前記トイレ装置と通信する情報管理サーバとを有し、前記情報管理サーバは前記トイレ装置が備える代わりに前記使用者特定手段と前記記憶手段の少なくとも一方を有して使用者または体重の情報を共有するトイレシステム。
  9. 請求項1記載のトイレ装置または請求項8記載のトイレシステムの少なくとも一部をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022201921A1 (ja) * 2021-03-24 2022-09-29 株式会社Lixil 体重測定方法、体重測定装置、サーバ装置、及び体重測定システム

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