JP2006158843A - 遊技媒体貸出システム及びそれに設けられるicコイン発行装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 貯玉再プレイ機能とICコインを使った高額対応の貸出システムの機能を両立させながらも簡易な構成で実現できる、利便性及び安全性の高い遊技媒体貸出システムを提供する。
【解決手段】 メンバー管理装置30と連携して動作するICコイン発行装置100を設け、会員の会員番号に基づく有効期限付きのICコインを発行する。これにより、ICコインを使って会員の貯玉データに基づく遊技媒体の払い出しをすることができ、システムを簡易な構成で実現することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばパチンコホール等の遊技店舗において、会員管理システムを利用して遊技球等の遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出システムに関する。
従来、パチンコホール等の遊技店舗においては、パチンコ機等の遊技機に使用する遊技球を遊技客に貸し出す遊技媒体貸出システムが知られている。かかる遊技媒体貸出システムにおいては、会員管理システムと連携し、登録会員に配布された会員カードを使用して、遊技で得た遊技球の貯玉と他日来店の際に貯玉を払い戻すことで再プレイできるようにした貯玉再プレイを提供するシステムがある。また、再プレイ時に遊技球を払い出すのではなく、プリペイドカード等と同様の機能を有する再プレイカードを発行するシステムも提案されている(例えば特許文献1及び2を参照)。
また、近年、高額紙幣も対応可能な遊技媒体貸出システムが求められており、これに対しては、金銭データが安全に保持されまた扱いやすい等の点からICタグが埋め込まれたICコインを使った遊技媒体の貸し出しを行うシステムが提案されている(例えば特許文献3及び4を参照)。
実用新案第3042889号公報 特開2001−96036号公報 特開2002−18109号公報 特開2003−19341号公報
ところで、上述した会員管理システムに基づく貯玉再プレイ機能と、ICコインを使った高額対応の貸出システムの機能を両立させる場合、これら会員カードとICコインの2種類で運用しなければならず、またこれらカード類(金銭代用媒体)を受け付ける手段をそれぞれ設ける必要もあり、システムの構成が複雑になるといった問題があった。また、遊技客は、これら複数種類のカード類を用途に応じて使い分けしなければならず、貸し出しに係る操作が煩雑となり困惑する場合があった。また、ICコインが盗まれ転売等されて損害が発生する等のおそれもあった。
本発明は、こうした従来の問題に鑑みてなされたものであり、会員管理システムに基づく貯玉再プレイ機能とICコイン等を使った高額対応の貸出システムの機能を両立させながらも簡易な構成で実現でき、また良好な利便性または高い安全性を有する等の遊技媒体貸出システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ICコインを受け入れて遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出装置と、顧客会員が貯留する遊技媒体の貯留データを各顧客の会員IDに対応付けた貯留データファイルにより管理するメンバー管理装置と、各顧客会員に配布された会員カードを受け付け、当該会員カードから読み取った会員IDを前記メンバー管理装置へ送信する会員カード受付装置と、当該会員カード受付装置に接続され、当該会員カード受付装置から前記会員カードを受け付けた際に出力されるカード受付信号を受信したとき、所定の有効期限付きのICコインを発行するとともに、発行したICコインの識別情報であるコインIDを前記メンバー管理装置へ送信するICコイン発行装置とを備える遊技媒体貸出システムであって、前記メンバー管理装置は、前記貯留データファイルにおいて、前記会員カード受付装置で読み取られた会員IDに対し前記ICコイン発行装置が発行したICコインのコインIDを対応付けて記憶することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技媒体貸出システムであって、前記会員カード受付装置は、顧客会員の認証情報を入力可能な認証情報入力部を有し、投入された前記会員カードから読み取った会員IDと、前記認証情報入力部に入力された認証情報とを含む認証要求を前記メンバー管理装置に対して送信し、前記メンバー管理装置から認証する旨の結果を受信した場合に、前記カード受付信号を前記ICコイン発行装置へ送信することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の遊技媒体貸出システムであって、前記認証情報入力部はキー入力スイッチであり、前記認証情報は、少なくとも数字列、英文字列又はこれらを組み合せた文字列からなるパスワードであることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の遊技媒体貸出システムであって、前記メンバー管理装置は、前記遊技媒体貸出装置に投入されたICコインのコインIDを含む払出許可要求を当該遊技媒体貸出装置から受信すると、前記貯留データファイルを参照し、受信した当該コインIDに基づく顧客会員の貯留データを貸出数だけ減算するとともに当該遊技媒体貸出装置へ払出許可を送信し、前記遊技媒体貸出装置は、当該払出許可の受信に応じて当該貸出数の遊技媒体を払い出すことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の遊技媒体貸出システムであって、各ICコインが保有する有価価値を各ICコインのコインIDに対応付けた論理マネー管理ファイルにより管理するICコイン管理装置を更に備え、前記ICコイン発行装置は、新たなICコインを発行したとき、前記ICコイン管理装置に当該ICコインのコインIDを送信し、前記ICコイン管理装置は、当該コインIDを受信したとき、当該日を発行日とする発行日データを当該コインIDに対応付けて前記論理マネー管理ファイルにおいて記憶し、前記遊技媒体貸出装置は、投入されたICコインのコインIDとともに払出許可要求を前記ICコイン管理装置を経由して送信し、前記ICコイン管理装置は、前記払出許可要求を受信したとき、前記論理マネー管理ファイルに記憶された当該ICコインの前記発行日データに基づいて、当該払出許可要求を受信した当該時が前記有効期限内か否か判断し、有効期限を過ぎている場合には、前記払出許可要求を前記メンバー管理装置に転送しないか、又は遊技媒体の払い出しを規制する払出規制信号を当該遊技媒体貸出装置に対し返信することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか1項に記載の遊技媒体貸出システムであって、前記有効期限は、前記ICコイン発行装置によるICコインの発行当日限りであることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載の遊技媒体貸出システムであって、前記会員カード受付装置は、会員カードを受け付けたとき、当該受付処理のタスク割込に対して固有の受付タスクIDを生成して割り当て、前記会員IDとともに当該受付タスクIDを前記メンバー管理装置へ送信し、かつ同じ受付タスクIDを前記カード受付信号とともに前記ICコイン発行装置へ送信し、当該ICコイン発行装置は、発行したICコインのコインIDとともに当該受付タスクIDを前記メンバー管理装置へ送信し、当該メンバー管理装置は、前記会員カード受付装置と前記ICコイン発行装置とから受信した前記受付タスクIDが相互に一致する信号に含まれる会員IDとコインIDとを対応付けて前記貯留データファイルに記憶することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、ICコインを受け入れて遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出装置と、顧客会員が貯留する遊技媒体の貯留データを各顧客の会員IDに対応付けた貯留データファイルにより管理するメンバー管理装置と、各顧客会員に配布された会員カードを受け付け当該会員カードから読み取った会員IDを前記メンバー管理装置へ送信する会員カード受付装置とを備える遊技媒体貸出システムに設けられ、前記会員カード受付装置に接続されるICコイン発行装置であって、前記会員カード受付装置から前記会員カードを受け付けた際に出力されるカード受付信号を受信したとき、所定の有効期限付きのICコインを発行するとともに、発行したICコインの識別情報であるコインIDを前記メンバー管理装置へ送信することで、当該メンバー管理装置により、前記会員カード受付装置で読み取られた会員IDと前記ICコイン発行装置が発行したICコインのコインIDとを対応付けて、前記貯留データファイルに記憶させることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、ICコインを受け入れて遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出装置と、顧客会員が貯留する遊技媒体の貯留データを各顧客の会員IDに対応付けた貯留データファイルにより管理するメンバー管理装置とを備える遊技媒体貸出システムに設けられるICコイン発行装置であって、各顧客会員に配布された会員カードを受け付け当該会員カードから会員IDを読み取るデータ読取部と、会員カードを受け付けたとき所定の有効期限付きのICコインを発行するコイン発行部とを有し、任意の会員カードが投入されたとき、前記データ読取部は、当該会員カードから読み取った会員IDを前記メンバー管理装置へ送信し、前記コイン発行部は、所定の有効期限付きのICコインを発行するとともに、発行したICコインの識別情報であるコインIDを前記メンバー管理装置へ送信することで、読み取った会員IDと発行したICコインのコインIDとを対応付けて、前記メンバー管理装置の前記貯留データファイルに記憶させることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項8又は9に記載のICコイン発行装置であって、前記有効期限は、ICコインの発行当日限りであることを特徴とする。
請求項1に記載の遊技媒体貸出システムによれば、メンバー管理装置は、貯留データファイルにおいて、会員カード受付装置で読み取られた会員IDに対しICコイン発行装置が発行したICコインのコインIDを対応付けて記憶する。これにより、ICコインを使って会員IDに基づく遊技媒体の貸し出しが可能となる。したがって、システムを簡易な構成で実現することができる。
請求項2に記載の遊技媒体貸出システムによれば、会員カード受付装置は、メンバー管理装置と連携し本人を認証してから会員カードを受け付けるので、安全性が確保される。また、会員カード受付装置により会員が認証されれば、その後のICコインの利用の際には認証確認が不要となり、操作性、利便性、が高まる。
請求項3に記載の遊技媒体貸出システムによれば、認証情報入力部としてキー入力スイッチを採用することで、システムを簡易に構成することができる。
請求項4に記載の遊技媒体貸出システムによれば、ICコインを使って会員の貯玉データに基づく遊技球の払い出しがされるので、操作性、利便性が高まる。
請求項5に記載の遊技媒体貸出システムによれば、ICコイン管理装置は、ICコインを発行日を記憶することでICコインの有効期限を管理し、有効期限を過ぎたICコインは使用できなくなるので、盗難等による損害を抑制することができる。
請求項6に記載の遊技媒体貸出システムによれば、ICコインの有効期限を発行日限りにするので、盗難等による損害を抑制し安全性を向上させる。
請求項7に記載の遊技媒体貸出システムによれば、メンバー管理装置は、会員カード受付装置とICコイン発行装置とから受信した一致した受付タスクIDにより、会員IDとコインIDとを対応付けるようにしたので、会員IDを会員カード受付装置からICコイン発行装置へ知らせなくてもシステムを機能させることができる。すなわち、会員に係る情報を保護することができ、システムを簡易な構成で実現することができる。
請求項8に記載のICコイン発行装置によれば、メンバー管理装置は、会員カード受付装置で読み取られた会員IDに対しICコイン発行装置が発行したICコインのコインIDを対応付けて記憶する。これにより、ICコインを使って会員IDに基づく遊技媒体の貸し出しが可能となる。したがって、システムを簡易な構成で実現することができる。
請求項9に記載のICコイン発行装置によれば、メンバー管理装置は、ICコイン発行装置のデータ読取部で読み取った会員IDとコイン発行部が発行したICコインのコインIDを対応付けて記憶する。これにより、ICコインを使って会員IDに基づく遊技媒体の貸し出しが可能となる。したがって、システムを簡易な構成で実現することができる。
請求項10に記載のICコイン発行装置によれば、ICコインの有効期限を発行日限りにするので、盗難等による損害を抑制し安全性を向上させる。
本発明に係る遊技媒体貸出システムによれば、メンバー管理装置と連携して動作するICコイン発行装置を設け、顧客会員の会員IDに基づく有効期限付きのICコインを発行するようにした。これにより、ICコインのみを使って顧客会員の貯留データに基づく遊技媒体の払い出しをすることができ、システムを簡易な構成で実現することができる。また、ICコインのみを使って遊技媒体の払い戻し、及び貸し出しが可能なため、操作性または利便性等が向上する。また、ICコインを取り扱う上での安全性が高まる。
以下、本発明の好適な実施形態として、パチンコホール等の遊技店舗に構築され遊技客に遊技媒体を有料で貸し出す遊技媒体貸出システムについて説明する。なお、本実施の形態の説明では、遊技機をパチンコ機とし、また遊技媒体をパチンコ機に使用する遊技球(パチンコ玉)とした玉貸システムについて説明する。但し、遊技機としてはスロットマシンその他の遊技機であってもよく、また遊技媒体は遊技メダル、ゲームカード等であってもよい。また、本システムは、遊技店舗またはこの遊技店舗が属しているフランチャイズチェーンにおいて共通の顧客会員(以下、単に「会員」という)が利用し得る貯玉再プレイ機能に係る会員管理システムと、ICコインを介して会員及び非会員の遊技客が共に利用可能な高額対応の玉貸し機能に係るネットワークシステムとが併存する簡易なシステム構成となっている。
まず、図1のブロック図に基づいて、パチンコホールに構築される玉貸システムの全体構成を説明する。
図1に示されるシステムは、各パチンコ機20に隣接して、遊技球を遊技客に貸し出す遊技媒体貸出装置としての台間玉貸機10と、当該遊技店舗の会員として登録された遊技客が貯玉(貯留)する貯玉データを管理するコンピュータであるメンバー管理装置30と、各会員に配布された会員カードを受け付けその会員を認証する端末装置としての会員カード受付装置200と、ICコインを発行するICコイン発行装置100と、発行されたICコインが保有する有価価値をそのICコインの識別情報であるコインIDに基づいて管理するコンピュータであるICコイン管理装置40とを少なくとも備え、これらがネットワーク(イーサネット等のLAN回線)500、600を介して接続されている。
ここで、ICコインは、メモリチップ(主としてフラッシュメモリ)と、その記憶内容を無線通信による読み出し、及び書き込みを制御するチップセット(ICタグ)を樹脂材料でコイン状に封止、成形した情報記憶媒体である。本発明では、遊技に使用可能な金銭代用媒体としての用途に供し得る情報記憶媒体としてICコインを例に説明しているが、同様の機能を有するものであればコイン状のものに限定するものではなく、例えばカード状のICカードまたは磁気カードであってもよい。また、データの書き込みを不可とし、少なくとも固有のID(「コインID」に相当)が記憶された読み出し専用の情報記憶媒体であってもよい。ICコインは、金銭代用媒体としての用途において取り扱いが容易である等の利便性と、記憶するデータが改ざんされ難い等の高い安全性とを有するものである。
始めに、上述したICコインを使って遊技球の貸し出しを行う高額対応に係る部分のシステム構成について説明する。
台間玉貸機10は、後述するように、ICコインの投入口を有するICコイン受付部を有し、遊技客が遊技球の貸し出しを求めて投入口にICコインを1枚投入すると、当該ICコインの識別情報(以下、「コインID」という)を読み取り、読み取ったコインIDの情報を含む払出許可要求の信号をICコイン管理装置40へ送信する。また、ICコイン投入した後、図示しない貸出ボタンを遊技客が押す(貸出操作)毎に、上記払出許可要求の信号をICコイン管理装置40へ送信する。
ICコイン管理装置40は、磁気ディスクユニット等の記憶装置に、図2に示されるデータ構成の論理マネー管理ファイル41を記憶管理している。ICコイン管理装置40は、いずれかの台間玉貸機10から払出許可要求の信号を受信すると、当該ICコインが有価価値を保有するものか否か論理マネー管理ファイル41を参照して調べる。
論理マネー管理ファイル41には、各ICコインのコインID毎に単位取引金額に分けられた論理マネーが記憶、管理され、コインIDに基づいて記憶された論理マネーの総額が当該ICコインが保有する有価価値となっている。
ここで、「論理マネー」とは、遊技に使用可能な有価価値に相当するデータのことをいう。また、「論理マネー」は、単に有価価値(金額)そのものの値を表すデータではなく、図2に示されるように、論理マネー管理ファイル41において、単位取引金額(1回の貸出操作による遊技球の払い出しに課される予め定められた金額、例えば1000円)毎に分割されて管理され、それ自体が示すデータは、それぞれに割り当てられたユニークな識別データ(例えば、シリアル番号)である。例えば、図2に示される論理マネー管理ファイル41のコインID=101に基づく口座には、6枚の単位論理マネーが記憶されており、単位取引金額を1000円とすれば、当該ICコインは6000円の価値を有しているものとして扱われる。
このように、「論理マネー」は、実際の紙幣と同様に送り出し元と受け取り先で1枚毎に取引されるべく個別に管理されている。これによれば、論理マネーを介して装置間の取引の履歴を識別データとともに記録することができ、仮に取引において異常が発生した場合でも、どの段階で異常が発生したかを識別データに基づいて特定することが可能となる。また、ユニークな識別データで取引毎の確認が行なわれるため、伝送路上の事故により破壊された論理マネーの修復が可能となる。また、送り出し側の事故等により誤って重複的に送り出された論理マネーも、受け取り側でその識別データが同一のものであると確認できれば、当該論理マネーの重複した受信処理が回避され、適正な取引が維持されることとなる。
ICコイン管理装置40は、台間玉貸機10から払出許可要求の信号を受信すると、論理マネー管理ファイル41を参照し、当該ICコインのコインIDから特定される口座に論理マネーが記憶されているか否か調べる。少なくともICコインが単位論理マネーを1枚保有している場合には、当該台間玉貸機10へ玉払い出し許可の信号を送信するとともに、当該コインIDに基づく口座から単位論理マネー1枚のデータを消去する。台間玉貸機10は、玉払出許可の信号を受信すると、1回の操作で貸し出される予め定められた貸出数の遊技球を、前面に設けられた回動ノズルよりパチンコ機20の受け皿へ払い出す。このとき、ICコイン管理装置40は、当該台間玉貸機10へ投入されたICコインの残高情報を送信し、当該台間玉貸機10の情報表示部(例えば7セグLED)にICコインの残高金額を表示させてもよい。
なお、詳細は後述するが、本発明に係るテンポラリな(すなわち有効期限付きの)ICコインが投入された場合には、それ自体は有価価値を有するものではないが、そのICコインを発行した会員をメンバー管理装置30で照合されれば、遊技球の払い出しを許可し、会員番号に基づく料金の自動支払い(決済)ができるようになっている。
また、店舗内のネットワーク500には、預り金両替機50、預り金返却装置60が接続されている。預り金両替機50は、現金の投入を受けてICコインの発行(両替)を行う装置である。預り金両替機50に投入された現金は、上述のICコイン管理装置40の論理マネー管理ファイル41において、発行したICコインのコインIDに基づく口座に論理マネーとして記憶し管理される。預り金返却機60は、ICコインの投入を受け、そのICコインが保有する有価価値(論理マネー)に相当する現金を、当該ICコインの投入者に返却する。すなわち、預り金返却機60は、残高を有しているICコインを現金に精算するための装置ともいえる。
次に、貯玉再プレイ機能に係る会員管理システムの構成について説明する。
再び図1を参照し、メンバー管理装置30には、少なくともPOSシステム(Point of Sales System)80と、玉計数機90とがネットワーク600を介して接続されている。
メンバー管理装置30は、磁気ディスクユニット等の記憶装置に、図3に示されるデータ構成のメンバー管理ファイル31と貯玉データファイル32とを記憶管理している。同図によれば、メンバー管理ファイル31には、各会員に個別に割り当てられている会員番号毎に、その会員の属性情報であるパスワード(会員が任意に決めた数字列、英文字列、または英数字を組み合せた文字列)、会員の氏名、生年月日等の会員情報が対応付けられて記憶されている。また、貯玉データファイル32には、会員番号毎に、その会員が貯玉する遊技球の数である貯玉数(貯玉データ)と、その会員に貸与された後述するテンポラリなICコインのコインIDと、当該ICコインを発行する際に会員カードを受け付けた割込処理(受付タスク)に対し固別に割り当てられる後述の受付タスクIDとが対応付けられて記憶されている。なお、これらメンバー管理ファイル31と貯玉データファイル32とを1つのデータ管理ファイルにまとめて、上述の各種属性情報を会員番号に基づいて記憶管理してもよい。また、貯玉データファイル32には、貯玉数とともにマイレージポイント等の蓄積可能なサービスポイントを併せて記憶するものであってもよい。
POSシステム80は、主としてパチンコホールの景品交換カウンタに設置されるものであり、例えばタッチパネル式の液晶表示部を有するレジ機と、会員カードの情報を読み取るカードリーダと、キーボードと、バーコードスキャナとを少なくとも備えて構成され、メンバー管理装置30の情報端末装置として機能する。貯玉を景品に交換しようとする遊技客は、店員等に会員カードを渡してカードリーダに挿入し、キーボードに所定のパスワードを入力する。POSシステム80は、カードリーダが当該会員カードから会員番号を読み取り、キーボードに入力されたパスワードとともに認証要求の信号をメンバー管理装置30へ送信する。
メンバー管理装置30側では、POSシステム80から送信された会員番号とパスワードとをメンバー管理ファイル31を参照して照合し、送信されたパスワードが会員番号に対応するものであれば、当該会員を認証する。そして、貯玉データファイル32に記憶されたその会員の貯玉データを会員情報とともにPOSシステム80に返信する。
POSシステム80は、受信した貯玉データをレジ機の液晶表示部に表示させるとともに、その貯玉数の範囲内で交換可能な景品のリスト等を表示させる。当該会員である遊技客が、表示された景品リストのなかから欲しい景品をタッチパネルで選択するか、または遊技客が申し出る景品のバーコードをスキャナで読み取らせる。
そして、POSシステム80は、選択された景品の対価に等しい貯玉数の出玉要求信号を会員番号の情報とともにメンバー管理装置30へ送信する。メンバー管理装置30側では、出玉要求信号を受信すると、貯玉データファイル32の当該会員番号に基づく貯玉数のデータを、受信した要求出玉数だけ減算する。そして、当該景品が不図示の景品自動投出装置により放出されるか、または店員によって遊技客に手渡される。かかるPOSシステム80を介した処理手続きにより、遊技客会員は、貯玉していた遊技球を消費して景品と交換することができる。
玉計数機90は、再プレイ可能な貯玉として遊技球をホールに預けるための装置であり、投入された遊技球の数を高速で計数する計数部と、投入された会員カードの情報を読み取るカードデータ読取部とを備えている。すなわち、遊技客が遊技で得た遊技球をホールに貯玉する場合、遊技球を玉計数機90の上面に形成された遊技球投入口に投入し、会員カードを図示しないカード挿入口へ挿入する。玉計数機90は、計数部が計数した遊技球の計数値と、カードデータ読取部が会員カードから読み取った会員番号の情報とを含む貯玉要求信号をメンバー管理装置30へ送信する。このとき、投入された遊技球は玉計数機90内のタンクに回収される。
メンバー管理装置30側では、貯玉要求信号を受信すると、貯玉データファイル32の当該会員番号に基づく貯玉数のデータを、受信した計数値だけ加算する。これにより、当該遊技客会員は、玉計数機90に投入した遊技球を再プレイ可能な遊技球としてホールに貯玉することができる。
かかる玉貸システムにおいて、上述した貯玉再プレイ機能とICコインによる玉貸し機能とを簡易なシステム構成で併存し得るように設けられた、本発明の特徴的な部分でもあるICコイン発行装置100と会員カード受付装置200の構成、及び本玉貸システムにおけるこれら装置の連携動作について、以下、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示したように、ICコインを発行するICコイン発行装置100と、挿入された会員カードを受け付ける会員カード受付装置200とは、信号配線ケーブル等を介して直接的に接続され、ICコイン発行装置100側はICコイン管理装置40が接続されているネットワーク500に回線接続し、会員カード受付装置200側はメンバー管理装置30側が接続されているネットワーク600に回線接続されている。
なお、上述した貯玉再プレイ機能に係るシステムのネットワーク600は、図1に示されるように、玉貸し機能に係るシステムのネットワーク500とは別の通信プロトコルで分離して構成することが望ましい。その理由は、メンバー管理装置30を有するネットワークシステムは、会員の一部個人的な情報を扱っているため、他の機能に係るネットワークシステムへの情報の漏洩防止、保護等が特に求められているからである。本実施形態では、これらシステムを別々のネットワークで構成し、メンバー管理装置30とICコイン管理装置40との間に通信の整合を取るためのゲートウェイ70を設けている。なお、同一のシステム会社がこれらのシステム全体を一括して供給するものであって、会員番号等の顧客情報が他社システムへ漏洩しない等の情報の保護が確保されたシステムであれば、併存する2つのネットワークを1つに共通化することも可能である。
図4を参照し、ICコイン発行装置100と会員カード受付装置200のハードウェア構成について説明する。なお、図4は、前述した有効期限付きのテンポラリなICコイン(TC)の新規発行動作に係る部分のハードウェアシステム構成を表したブロック図である。
ICコイン発行装置100は、装置の動作制御を司るマイクロコンピュータからなる制御部101に、ICコイン発行部102と、会員カード受付装置200との通信を可能にする通信回路103と、ICコイン管理装置40と回線接続し通信を可能にする通信回路104とが接続されている。
会員カード受付装置200は、装置の動作制御を司るマイクロコンピュータからなる制御部201に、カードデータ読取部202と、会員本人を認証する認証情報を入力するための認証情報入力部としてのキー入力部(例えば押圧式またはタッチ式のキー入力スイッチ)203と、メンバー管理装置30と回線接続し通信を可能にする通信回路204と、ICコイン発行装置100との通信を可能にする通信回路205とが接続されている。なお、上記認証情報としては、会員が任意に決めた複数桁の数字列等からなるパスワードが簡易構成を目的とする装置においては望ましい。しかし、会員本人の認証をより確実にし、認証操作の簡便さを重視する場合には、人の指紋、虹彩等の生体情報に基づく認証方式(バイオメトリクス認証方式)を採用してもよい。この方式の場合においては、認証情報入力部は、生体情報を取り込むスキャナであり、スキャナで取り込まれコード化された生体情報が認証情報としてメンバー管理装置30へ送信される。
メンバー管理装置30は、CPU33に、例えば磁気ディスクユニットである記憶装置34と、装置の制御プログラムが記憶されたROM35と、CPU33による処理において使用する作業メモリ領域を提供するRAM36と、会員カード受付装置200との回線接続を可能にする通信回路38と、ICコイン管理装置40との回線接続を可能にする通信回路37とが、内部バスで接続されている。なお、記憶装置34には、前述したデータ構成を有するメンバー管理ファイル31と、貯玉データファイル32とが記憶され管理されている。
一方、ICコイン管理装置40は、CPU43に、例えば磁気ディスクユニットである記憶装置44と、装置の制御プログラムが記憶されたROM45と、CPU43による処理において使用する作業メモリ領域を提供するRAM46と、ICコイン発行装置100との回線接続を可能にする通信回路47と、メンバー管理装置30との回線接続を可能にする通信回路48と、日付情報を供給し得る時計49とが、内部バスで接続されている。なお、記憶装置44には、前述したデータ構成を有する論理マネー管理ファイル41が記憶され管理されている。
本システムによる新たにテンポラリなICコイン(TC)発行する動作について、図4のブロック図と、図5及び図6のフローチャートを参照して説明する。
まず、会員である遊技客は、ICコイン(TC)の発行を求め、会員カード受付装置200へ自身が所有する会員カードを挿入する(ステップS101)。会員カード受付装置200は、カードデータ読取部202により、挿入された会員カードから会員番号の情報を読み取る(ステップS102)。
続いて、会員カード受付装置200は、パスワードの入力を遊技客に促し、遊技客がキー入力部203により所定のパスワードを入力すると(ステップS103)、メンバー管理装置30に対し、読み取った会員番号とパスワードの情報を含む認証要求の信号を送信する(ステップS104)。
メンバー管理装置30は、認証要求とともに受信した会員番号とパスワードとをメンバー管理ファイル31を参照して照合し、パスワードが会員番号に対応するものであれば、当該会員を認証する。そして、会員本人として認証する旨の認証結果を会員カード受付装置200へ返信する(ステップS105)。
会員カード受付装置200は、会員として認証する旨の認証結果を受信すると、会員カードを受け付ける処理タスクを起動する。この時、当該受付タスクの割込イベントに対して固有のID(これを「受付タスクID」という)を生成し、当該会員番号とともにメンバー管理装置30へ送信する(ステップS106)。更に、生成した当該受付タスクIDを含むカード受付信号をICコイン発行装置100へ送信する(ステップS107)。
ICコイン発行装置100は、カード受付信号を受信すると、ICコイン発行部102により、新たなICコイン(TC)を排出する(ステップS108)。
引き続き、ICコイン発行装置100は、発行したICコインのコインIDと会員カード受付装置200から受信した受付タスクIDとを、ICコイン管理装置40を経由してメンバー管理装置30へ送信する(ステップS109)。
ICコイン管理装置40は、当該コインIDを受信すると、本日の日付情報を時計49より取得し、論理マネー管理ファイル41の当該コインIDに基づく有効期限の欄に本日をICコインの発行日とする発行日データを記憶する(ステップS110)。具体的な例としては、図2に示されるように、論理マネー管理ファイル41において、新たに発行されたICコイン(TC)のコインID(例えばID=100)に対応する有効期限の欄に、当該ICコインが発行された本日の日付情報(例えば2004年12月10日)が記憶される。
そして、ICコイン管理装置40は、当該コインIDと受付タスクIDとをメンバー管理装置30へ転送する(ステップS111)。
メンバー管理装置40は、図7に示されるように、会員カード受付装置200から受付タスクIDとともに受信した会員番号と、ICコイン管理装置40から受付タスクIDとともに受信したコインIDのうち、受付タスクIDが相互に一致する信号に含まれる会員番号とコインIDとを、貯玉データファイル32に対応付けて記憶する(ステップS112)。
かかる処理手続きにより、会員カード受付装置200に会員カードを挿入した遊技客は、ICコイン発行装置100からテンポラリなICコイン(TC)が発行されて貸与される。
次に、会員が貯玉した遊技球を、テンポラリICコイン(TC)を使って払い出す動作について説明する。図8は、テンポラリICコイン(TC)の使用動作に係る部分のハードウェアシステム構成を表したブロック図である。
同図において、台間玉貸機10は、動作制御を司るマイクロコンピュータからなる制御部11に、ICコイン受付部12と、遊技球をパチンコ機20に払い出す玉払出部13と、ICコイン発行装置40と回線接続し通信を可能にする通信回路14とが接続されている。
本システムにより、会員が貯玉した遊技球をテンポラリICコイン(TC)を使って払い出す動作について、図8のブロック図、及び図9のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、貯玉の払い出しを求める遊技客は、ICコイン発行装置100によって取得したICコイン(TC)を台間玉貸機10に投入する(ステップS201)。
台間玉貸機10は、ICコイン受付部12により、投入されたICコイン(TC)からそのコインIDを読み取る(ステップS202)。そして、読み取ったコインIDを含む払出許可を要求する信号をICコイン管理装置40を経由してメンバー管理装置30へ送信する(ステップS203)。
このとき、ICコイン管理装置40のCPU43は、論理マネー管理ファイル41を参照し、受信したコインIDのICコインはテンポラリか否か調べる。テンンポラリのICコインであれば、論理マネー管理ファイル41において、そのコインIDに基づく有効期限の欄に発行日データが記憶されている(例えば、図2に示すコインID=100を参照)。そして、ICコイン管理装置40は、当該ICコイン(TC)がテンポラリである場合、時計49より現在の日付時間情報を取得し、当該時が論理マネー管理ファイル41に記憶された当該コインIDに基づく有効期限内か否か判断する。有効期限以内である場合、すなわち本日がそのICコインの発行当日であれば、メンバー管理装置30へ当該コインIDを含む払出許可要求の信号を転送する(ステップS204)。
現在の時刻が上記有効期限を過ぎている場合には、ICコイン管理装置40は、払出許可要求の信号をメンバー管理装置30へ転送しないか、または遊技球の払い出しを規制する旨の払出規制信号を当該台間玉貸機10へ返信する。かかる処理手続きにより、本システムは、ICコインが使用可能な有効期限をそのICコインの発行当日限りとする期限管理を行っている。
メンバー管理装置30は、受信した払出許可要求に含まれるコインIDに基づいて、当該ICコインを台間玉貸機10に投入した会員の会員番号を、貯玉データファイル32を参照して特定し、当該会員の貯玉データから予め定められた貸出玉数を減算する(ステップS205)。そして、玉払出許可の信号をICコイン管理装置40を経由して当該台間玉貸機10へ送信する(ステップS206、S207)。なお、メンバー管理装置30は、当該会員の貯玉データが上記貸出玉数よりも少ない場合には、貯玉データを変更することなく、払出規制信号を当該台間玉貸機10へ送信する。
当該台間玉貸機10は、玉払出許可の信号を受信すると、上記貸出玉数の遊技球を玉払出部13によりパチンコ機20へ払い出し、ICコイン(TC)を遊技客へ返却する(ステップS208)。
このように、本システムは、テンポラリなICコイン(TC)を使って遊技客にパチンコ機20における貯玉の再プレイを提供することができる。
上述したように、本実施形態に示された玉貸システムによれば、以下に示す進歩的で有利な効果が期待される。
パチンコホールにおいて、会員管理システムと連携した貯玉再プレイ機能とICコインを介して会員及び非会員の遊技客が共に利用可能な高額対応の玉貸し機能とを併存させたシステムを簡易な構成で提供することができる。すなわち、会員管理システムと連携するICコイン発行装置100を設け、会員の貯玉に基づくICコイン(TC)を使って貯玉再プレイの機能を提供するようにしたので、それぞれの台間玉貸機10には、少なくともICコインを受け付ける機能があればよく、従来のように、会員カード受付手段と高額入金手段等を併存させる必要がなくなる。
特に、パチンコ機20の貯玉再プレイ機能に係る会員管理システムがホールに既に構築されている場合には、会員カード受付装置200にICコイン発行装置100を接続するだけで、既存の会員管理システムにICコインを使用する高額対応の玉貸しネットワークシステムを増設することができる。すなわち、本玉貸システムは、会員管理システム(メンバー管理装置30)から登録会員に関わる一切の情報を漏らすことなく機能するシステム構成となっているので、会員情報を保護しながらも、他社が供給する高額対応の玉貸しシステムを増設することが可能となっている。
また、会員管理システム(会員カード受付装置200)側からカード受付信号とともに、読み取った会員番号を高額対応の玉貸しシステム(ICコイン発行装置100)側へ送信するシステム構成とすれば、上述の受付タスクIDを生成しなくてもメンバー管理装置30において会員番号とコインIDとを対応させることができ、システムの構成を更に簡易にすることができる。
また、会員カード受付機能とICコイン発行機能とを1つのユニットで構成してもよい。これにより、システムの構成が更に簡易となる。
また、一旦、ICコイン(TC)を発行すれば、会員カードを使用しなくても有効期限においてそのICコインのみを用いて遊技球の払い出しができるので、遊技客は複数種類の金銭代用媒体を使い分けしなくても済み、利便性がある。
また、会員認証のためのパスワードの入力は、ICコイン(TC)を発行するときのみであり、これ以外の遊技球の払い出し等の操作時には不要であるため、遊技操作が簡便となる。また、入力パスワードが盗み見られる機会が少なくなるので、安全性が高まる。
また、会員カード受付装置200のキー入力部203を入力し易い適宜の大きさに形成し、ICコイン発行装置100とともにパチンコホールのボックスコーナ等に設置すれば、遊技客は他人の目を気にすることなく、安心してパスワードを入力することができる。
また、ICコイン(TC)は、発行当日のみ有効なので、仮に盗用または転売等されたとしても、これによる損害を抑制することができる。
本発明は、パチンコ、パチスロ等の遊技機を設置する遊技店舗に構築されるシステムに限らず、メンバーとビジター共にサービスを提供する施設及び販売店舗等における料金決済システムとしての応用が可能である。具体的には、例えば、貸し出したゴルフボールを他の日に持ち越して練習ができるようなゴルフ練習場、または敷地内に設けられた各種レジャー施設への入場券を一旦預け再入場が可能な大規模レジャーランド、或いはトレーニング機器等の使用を従量制の課金システムで提供するようなアスレチッククラブ等における料金自動支払い(決済)システムといった広範な利用態様のビジネスへの展開が見込まれる。
図1は、本発明の一実施形態による、玉貸システムの全体構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の一実施形態による、ICコイン管理装置に記憶された論理マネー管理ファイルのデータ構成を例示する図である。 図3は、本発明の一実施形態による、メンバー管理装置に記憶されたメンバー管理ファイルと貯玉データファイルのデータ構成を例示する図である。 図4は、本発明の一実施形態による、ICコインの発行動作に係るシステムのハードウェア構成を例示するブロック図である。 図5は、本発明の一実施形態による、ICコインの発行処理動作を表すフローチャートである。 図5は、本発明の一実施形態による、ICコインの発行処理動作を更に表すフローチャートである。 図7は、本発明の一実施形態による、メンバー管理装置に記憶された貯玉データファイルのデータ内容を例示する図である。 図8は、本発明の一実施形態による、ICコインを使った遊技球の払い出し動作に係るシステムのハードウェア構成を例示するブロック図である。 図9は、本発明の一実施形態による、ICコインを使った遊技球の払い出し処理動作を表すフローチャートである。 図10は、本発明の一実施形態による、メンバー管理装置に記憶された貯玉データファイルのデータ内容を例示する図である。
符号の説明
10…台間玉貸機、
11…制御部、12…ICコイン受付部、13…玉払出部、14…通信回路、
20…パチンコ機、
30…メンバー管理装置、
31…メンバー管理ファイル、32…貯玉データファイル、33…CPU、
34…記憶装置、35…ROM、36…RAM、37、38…通信回路、
40…ICコイン管理装置、
41…論理マネー管理ファイル、43…CPU、44…記憶装置、
45…ROM、46…RAM、47、48…通信回路、49…時計、
50…預り金両替機、60…預り金返却機、
70…ゲートウェイ、80…POSシステム、90…玉計数機、
100…ICコイン発行装置、
101…制御部、102…ICコイン発行部、103、104…通信回路、
200…会員カード受付装置、
201…制御部、202…カードデータ読取部、203…キー入力部、
204、205…通信回路、
500、600…ネットワーク

Claims (10)

  1. ICコインを受け入れて遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出装置と、
    顧客会員が貯留する遊技媒体の貯留データを各顧客の会員IDに対応付けた貯留データファイルにより管理するメンバー管理装置と、
    各顧客会員に配布された会員カードを受け付け、当該会員カードから読み取った会員IDを前記メンバー管理装置へ送信する会員カード受付装置と、
    当該会員カード受付装置に接続され、当該会員カード受付装置から前記会員カードを受け付けた際に出力されるカード受付信号を受信したとき、所定の有効期限付きのICコインを発行するとともに、発行したICコインの識別情報であるコインIDを前記メンバー管理装置へ送信するICコイン発行装置とを備える遊技媒体貸出システムであって、
    前記メンバー管理装置は、前記貯留データファイルにおいて、前記会員カード受付装置で読み取られた会員IDに対し前記ICコイン発行装置が発行したICコインのコインIDを対応付けて記憶することを特徴とする遊技媒体貸出システム。
  2. 前記会員カード受付装置は、顧客会員の認証情報を入力可能な認証情報入力部を有し、投入された前記会員カードから読み取った会員IDと、前記認証情報入力部に入力された認証情報とを含む認証要求を前記メンバー管理装置に対して送信し、前記メンバー管理装置から認証する旨の結果を受信した場合に、前記カード受付信号を前記ICコイン発行装置へ送信することを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体貸出システム。
  3. 前記認証情報入力部はキー入力スイッチであり、前記認証情報は、少なくとも数字列、英文字列又はこれらを組み合せた文字列からなるパスワードであることを特徴とする請求項2に記載の遊技媒体貸出システム。
  4. 前記メンバー管理装置は、前記遊技媒体貸出装置に投入されたICコインのコインIDを含む払出許可要求を当該遊技媒体貸出装置から受信すると、前記貯留データファイルを参照し、受信した当該コインIDに基づく顧客会員の貯留データを貸出数だけ減算するとともに当該遊技媒体貸出装置へ払出許可を送信し、
    前記遊技媒体貸出装置は、当該払出許可の受信に応じて当該貸出数の遊技媒体を払い出すことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の遊技媒体貸出システム。
  5. 各ICコインが保有する有価価値を各ICコインのコインIDに対応付けた論理マネー管理ファイルにより管理するICコイン管理装置を更に備え、
    前記ICコイン発行装置は、新たなICコインを発行したとき、前記ICコイン管理装置に当該ICコインのコインIDを送信し、
    前記ICコイン管理装置は、当該コインIDを受信したとき、当該日を発行日とする発行日データを当該コインIDに対応付けて前記論理マネー管理ファイルにおいて記憶し、
    前記遊技媒体貸出装置は、投入されたICコインのコインIDとともに払出許可要求を前記ICコイン管理装置を経由して送信し、
    前記ICコイン管理装置は、前記払出許可要求を受信したとき、前記論理マネー管理ファイルに記憶された当該ICコインの前記発行日データに基づいて、当該払出許可要求を受信した当該時が前記有効期限内か否か判断し、有効期限を過ぎている場合には、前記払出許可要求を前記メンバー管理装置に転送しないか、又は遊技媒体の払い出しを規制する払出規制信号を当該遊技媒体貸出装置に対し返信することを特徴とする請求項4に記載の遊技媒体貸出システム。
  6. 前記有効期限は、前記ICコイン発行装置によるICコインの発行当日限りであることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の遊技媒体貸出システム。
  7. 前記会員カード受付装置は、会員カードを受け付けたとき、当該受付処理のタスク割込に対して固有の受付タスクIDを生成して割り当て、前記会員IDとともに当該受付タスクIDを前記メンバー管理装置へ送信し、かつ同じ受付タスクIDを前記カード受付信号とともに前記ICコイン発行装置へ送信し、
    当該ICコイン発行装置は、発行したICコインのコインIDとともに当該受付タスクIDを前記メンバー管理装置へ送信し、
    当該メンバー管理装置は、前記会員カード受付装置と前記ICコイン発行装置とから受信した前記受付タスクIDが相互に一致する信号に含まれる会員IDとコインIDとを対応付けて前記貯留データファイルに記憶することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の遊技媒体貸出システム。
  8. ICコインを受け入れて遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出装置と、顧客会員が貯留する遊技媒体の貯留データを各顧客の会員IDに対応付けた貯留データファイルにより管理するメンバー管理装置と、各顧客会員に配布された会員カードを受け付け当該会員カードから読み取った会員IDを前記メンバー管理装置へ送信する会員カード受付装置とを備える遊技媒体貸出システムに設けられ、前記会員カード受付装置に接続されるICコイン発行装置であって、
    前記会員カード受付装置から前記会員カードを受け付けた際に出力されるカード受付信号を受信したとき、所定の有効期限付きのICコインを発行するとともに、発行したICコインの識別情報であるコインIDを前記メンバー管理装置へ送信することで、当該メンバー管理装置により、前記会員カード受付装置で読み取られた会員IDと前記ICコイン発行装置が発行したICコインのコインIDとを対応付けて、前記貯留データファイルに記憶させることを特徴とするICコイン発行装置。
  9. ICコインを受け入れて遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出装置と、顧客会員が貯留する遊技媒体の貯留データを各顧客の会員IDに対応付けた貯留データファイルにより管理するメンバー管理装置とを備える遊技媒体貸出システムに設けられるICコイン発行装置であって、
    各顧客会員に配布された会員カードを受け付け当該会員カードから会員IDを読み取るデータ読取部と、会員カードを受け付けたとき所定の有効期限付きのICコインを発行するコイン発行部とを有し、
    任意の会員カードが投入されたとき、前記データ読取部は、当該会員カードから読み取った会員IDを前記メンバー管理装置へ送信し、前記コイン発行部は、所定の有効期限付きのICコインを発行するとともに、発行したICコインの識別情報であるコインIDを前記メンバー管理装置へ送信することで、読み取った会員IDと発行したICコインのコインIDとを対応付けて、前記メンバー管理装置の前記貯留データファイルに記憶させることを特徴とするICコイン発行装置。
  10. 前記有効期限は、ICコインの発行当日限りであることを特徴とする請求項8又は9に記載のICコイン発行装置。
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