JP2006158667A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【課題】 各操作部の操作等について時期的な制限が緩和され、かつ斬新な遊技内容を備えたスロットマシンを提供する。
【解決手段】 賭け数設定可能期間以外の期間にされた賭け数を設定する行為(具体的には、メダルの投入操作、又はベットボタン7の操作)、リール始動可能期間以外の期間にされたスタートレバー5の操作、又はリール停止可能期間以外の期間にされたリールストップボタン4a〜4cの操作(以下、これらの操作を変則操作という)が二以上された場合に、表示装置2の表示画面2a上に、次回のボーナス時期を知らせる情報やSC(ボーナス放出モード)が終了してから進行したゲーム数を知らせる情報を表示するようにした。
【選択図】 図5
【解決手段】 賭け数設定可能期間以外の期間にされた賭け数を設定する行為(具体的には、メダルの投入操作、又はベットボタン7の操作)、リール始動可能期間以外の期間にされたスタートレバー5の操作、又はリール停止可能期間以外の期間にされたリールストップボタン4a〜4cの操作(以下、これらの操作を変則操作という)が二以上された場合に、表示装置2の表示画面2a上に、次回のボーナス時期を知らせる情報やSC(ボーナス放出モード)が終了してから進行したゲーム数を知らせる情報を表示するようにした。
【選択図】 図5
Description
本発明は、外周面上に複数の図柄を具備したリールを複数内蔵したスロットマシンに関する。
従来のスロットマシンは、外周面上に複数の図柄を具備したリールを複数備え、これらのリールが前面パネルの表示窓からそれぞれ視認可能となっている。また、本体前面には、メダル投入口、ベットボタン、スタートレバー、複数のリールストップボタン等が設けられており、遊技者がベットボタンを操作する又はメダル投入口にメダルを投入すると賭け数が設定され、スタートレバーを操作すると全リールが一斉に回転始動し、リールストップボタンを順次ボタン操作すると各ボタンに対応するリールが順次回転停止する。そして、停止図柄が当り組合せの場合は、賭け数に基づいて利益が払い出される。
ところで、これまでのスロットマシンには、賭け数を実際に設定することができる賭け数設定可能期間が規定されていることは良く知られている。この賭け数設定可能期間は、遊技者が実際に遊技媒体であるメダルを投入したり又はベットボタンを操作したりすると、該操作が機械側に受付けられる期間である。逆に、賭け数設定可能期間以外に、メダルを投入しても又はベットボタンを操作しても、かかる行為は機械側に受付けられず、当該投入又はボタン操作は無効とされていた。例えば、既に賭け数が設定された後にベットボタンを重ねて操作しても、かかる操作は機械側に受付けられず、無効な操作として処理されていた。そして、新たに賭け数設定可能期間が開始すると、新たなメダル投入又はベットボタン操作が機械側に受付けられ得る構成であった(例えば、特許文献1参照。)。
また、従来のスロットマシンには、リールを回転始動することができるリール始動可能期間が規定されていることも良く知られている。すなわち、このリール始動可能期間にスタートレバーの操作があるとリールが回転始動する。一方、このリール始動可能期間以外にスタートレバーを操作してもリールの始動が制限されたり、遊技者の操作が機械側に受付けられずに無効となってしまったりする(例えば、特許文献1参照)。例えば、リールが回転している状態でスタートレバーを操作しても、かかる操作は機械側に受付けられず、無効な操作として処理されていた。
さらに、従来のスロットマシンには、リールを回転停止することができるリール停止可能期間が規定されていることも良く知られている。すなわち、このリール停止可能期間にリールストップボタンのボタン操作があるとリールが回転停止するが、リール停止可能期間以外にリールストップボタンを操作しても、この操作は機械側に受付けられず、無効な操作として処理されていた(例えば、特許文献2参照)。例えば、このリール停止可能期間以外の期間としては、対応するリールが停止状態にある期間が例示され得る。
また、本体前面に設けられた所定のボタンを操作すると、BB(ビッグボーナス)又はRB(レギュラーボーナス)の履歴データ(図17参照)に基づいて、これまでの遊技状況が表示画面2a’上に表示される構成は、既に知られている(図18参照)。このBB又はRBの履歴を見ると、例えば、比較的浅いゲーム数で頻繁にボーナスが引かれている、ということなどがわかり、当該スロットマシンのいわゆる「設定」の高低を推測することができる。したがって、遊技者は、前記のような履歴を参照しながら、高設定と思われるスロットマシンを選定していた。
しかしながら、上述のように、賭け数を設定することができる期間、又はリール始動若しくはリール停止することができる期間があまりに厳密に定められていると、遊技者は様々な時期的制限の下で、所定の操作手順に従ってベットボタン、スタートレバー、及びリールストップボタンの操作を何度も繰返すこととなるため、遊技が長時間になると遊技が極めて単調となる場合があった。
また、所定のボタン操作によりBB又はRBの履歴が開示される構成にあっては、単純にボーナス出現率だけでは「設定」の高低を推測することができない遊技内容のスロットマシンが提案されてきており、上記従来構成のままでは、昨今の機種に十分に対応できない問題が生じていた。
そこで、本発明は、これらの問題を解消し得るスロットマシンを提供することを目的とする。
本発明は、外周面上に複数の図柄を具備し、前方から視認可能な複数のリールと、遊技媒体が投入される遊技媒体投入口と、賭け数を入力指令する賭け数入力操作部と、リールの回転始動を指令するリール始動操作部と、リールの回転停止を指令するリール停止操作部と、所定の賭け数設定可能期間に、遊技媒体投入口へ遊技媒体を投入する操作又は賭け数入力操作部の操作があると賭け数設定信号を出力する賭け数設定信号出力手段と、所定のリール始動可能期間に、リール始動操作部が操作されるとリール始動信号を出力するリール始動信号出力手段と、所定のリール停止可能期間に、リール停止操作部が操作されるとリール停止信号を出力するリール停止信号出力手段と、賭け数設定信号が出力されると賭け数を設定し、リール始動信号が出力されると全リールを回転始動し、及びリール停止信号が出力されるとリールを回転停止し、かつその停止図柄の組合せが当りの組合せである場合には利益を払い出し、又は停止図柄の組合せがハズレの組合せである場合には停止図柄を確定すると共に、賭け数の設定により開始し、停止図柄の組合せが当りの組合せである場合には利益の払い出しの終了により、又は停止図柄の組合せがハズレの組合せである場合には停止図柄の確定により満了するゲームを順次進行させる遊技制御手段とを備えたスロットマシンにおいて、賭け数設定信号出力手段は、賭け数設定可能期間以外に、遊技媒体投入口への遊技媒体の投入操作又は賭け数入力操作部の操作があると賭け数設定変則信号を出力するものであり、リール始動信号出力手段は、リール始動可能期間以外に、リール始動操作部の操作があるとリール始動変則信号を出力するものであり、リール停止信号出力手段は、リール停止可能期間以外に、リール停止操作部の操作があるとリール停止変則信号を出力するものであると共に、遊技制御手段は、賭け数設定変則信号、リール始動変則信号、及びリール停止変則信号のうち、少なくとも二つ以上の変則信号を受信してなる変則操作複合受付け遊技状態であるか否かを判定する変則操作複合受付け遊技状態判定制御行程と、変則操作複合受付け遊技状態であると判定すると、賭け数の設定、リールの回転始動、及びリールの回転停止、以外の特殊作動を実行する特殊遊技制御行程とを実行する制御内容を備えたものであることを特徴とするスロットマシンである(請求項1)。
かかる構成にあっては、賭け数設定可能期間以外の期間にされた賭け数を設定する行為(具体的には、遊技媒体の投入操作、又は賭け数入力操作部の操作)、リール始動可能期間以外の期間にされたリール始動操作部の操作、又はリール停止可能期間以外の期間にされたリール停止操作部の操作(以下、これらの操作を変則操作という。)により、所定要件具備の下、上記特殊作動が行われることとなる。したがって、従来においては無効な操作として処理されていた変則操作が、本発明にあっては、そのように処理されない場合が生ずる。これにより、各操作部の操作等について時期的な制限が緩和されるため、様々な順序、又は期間に各種の操作部を操作することが可能となる。また、1.遊技媒体の投入操作又は賭け数入力操作部の操作をすると賭け数が設定される、2.リール始動操作部を操作するとリールが回転始動する、3.リール停止操作部を操作するとリールが回転停止することは既に常識化しているところ、本発明にあっては、二以上の変則操作がされると、これらの作動とは異なる作動が生ずる。このことは、遊技内容を斬新なものとするものである。ここで、変則操作は極めて例外的な操作であるため、遊技者がこの例外的な変則操作を二度も実行するということは、係る操作をしたことに対して明確な意思表示が現れていると考えられる。このように、遊技者が、意図的に従来にはない操作手順で操作部を操作し、従来にない特殊作動が実行される遊技態様は斬新で変化に富み、遊技の興趣性が向上することとなる。
また、上記構成にあって、遊技制御手段が、所定の特殊遊技情報データを記憶保持する特殊遊技情報メモリーを備えると共に、前面に表示画面が配設された、特殊遊技情報メモリーに記憶保持される特殊遊技情報データに基づいて該表示画面上に所定の特殊遊技情報を表示する表示装置が設けられた構成にあって、遊技制御手段の特殊遊技制御行程が、変則操作複合受付け遊技状態であると判定すると、表示装置により所定の特殊遊技情報を表示する特殊作動を実行する制御内容を備えたものである構成が提案される(請求項2)。
かかる構成にあって、特殊遊技情報としては、従来から遊技者が見ることができたBB又はRBの履歴以外の情報が例示され得る。ここで、特殊遊技情報を参照したい遊技者は、変則操作を意図的に少なくとも二回行う必要がある。このように、遊技者が、意図的に従来にはない操作手順で操作部を操作し、従来では見ることができなかった特殊遊技情報が開示される遊技態様は斬新で変化に富み、遊技の興趣性が向上することとなる。
本発明のスロットマシンは、賭け数設定変則信号、リール始動変則信号、及びリール停止変則信号のうち、少なくとも二つ以上の変則信号を受信してなる変則操作複合受付け遊技状態であると判定すると、賭け数の設定、リールの回転始動、及びリールの回転停止、以外の特殊作動を実行する構成としたため(請求項1)、各操作部の操作等について時期的な制限が緩和されて様々な操作態様が生じ、変化に富んだ遊技内容となる効果がある。また、遊技者が意図的に例外的な変則操作を二以上した場合に特殊作動が実行される遊技態様は、斬新で変化に富み、遊技の興趣性が飛躍的に向上する効果がある。
また、変則操作複合受付け遊技状態であると判定すると、表示装置により所定の特殊遊技情報を表示する構成とした場合は(請求項2)、遊技者が、意図的に従来にはない操作手順で操作部を操作し、従来参照することができない情報が開示されるという遊技態様が実現される。これにより、遊技内容は斬新で変化に富み、遊技の興趣性が向上する効果が生ずる。
<第一実施例>
本発明にかかるスロットマシン1を添付図面に従って説明する。
スロットマシン1は、図1に示されるように、正面矩形状をなす遊技機本体14を備え、その内部に、個別に前方回転する三つのリール3a,3b,3cが横並びに設けられている。各リール3a〜3cの外周面には、複数の図柄x(図2参照)が設けられており、前面パネル14aに開口した三つの表示窓6a,6b,6cを介して、各リール3a,3b,3c前面の一部が前方から視認可能となっている。
本発明にかかるスロットマシン1を添付図面に従って説明する。
スロットマシン1は、図1に示されるように、正面矩形状をなす遊技機本体14を備え、その内部に、個別に前方回転する三つのリール3a,3b,3cが横並びに設けられている。各リール3a〜3cの外周面には、複数の図柄x(図2参照)が設けられており、前面パネル14aに開口した三つの表示窓6a,6b,6cを介して、各リール3a,3b,3c前面の一部が前方から視認可能となっている。
ここで、前記図柄xについてさらに詳述すると、各リール3a〜3cの外周面には、図柄xが等間隔に形成されている。この図柄xとしては、図2に示されるように、例えば「7」、「BAR」、「R(リプレイ)」、「チェリー」、「鐘」、「レモン」があり、各リール3a〜3cごとに特徴的な図柄列30a,30b,30cを構成している。
また、遊技機本体14の前面のうち、中央左寄り位置には、スタートレバー5が突設されている。このスタートレバー5は、リール3a〜3cの回転始動を指令するものであって、所定要件具備の下、遊技者がスタートレバー5を押し下げると、かかる操作を契機として遊技機本体14に内蔵された回胴装置34(図3参照)が駆動して、この回胴装置34と連繋された前記リール3a〜3cが前方に一斉に回転始動する構成となっている。これにより、表示窓6a〜6cを介して、リール3a〜3c上の図柄xが上方から下方へと移動するように視認される。
また、左表示窓6aの左斜め下には、ベットボタン7が設けられている。このベットボタン7は、賭け数を入力指令するためのものである。一方、右表示窓6cの右斜め下にはメダル投入口8が配設されている。このメダル投入口8へのメダルの投入操作は、賭け数を入力指令するための操作である。かかる構成にあって、遊技者によりメダル投入口8に遊技媒体としてのメダルが投入されると、又はベットボタン7が操作されると、メダル投入数、又はボタン操作回数に応じて賭け数が設定される構成となっている。具体的には、前面パネル14aに形成された縦に並ぶ五つの点灯具24により、横三本、斜め二本(計五本)の有効ラインが、設定した賭け数に応じて報知される。そして、そのライン数により、遊技者は設定した賭け数を確認することができる。
また、表示窓6a〜6cの下方には、三つのリールストップボタン4a,4b,4cが横並びに設けられている。これらリールストップボタン4a〜4cは、回転中のリール3a〜3cの停止を指令するものである。すなわち、左位置にある左リールストップボタン4aを押すと左リール3aが、中位置の中リールストップボタン4bを押すと中リール3bが、右位置の右リールストップボタン4cを押すと右リール3cがそれぞれ回転停止する構成となっている。
また、リールストップボタン4a〜4cの直上位置には、表示装置2が設けられている。この表示装置2は、液晶表示器、CRT表示器等によって構成され、中央に設けられた表示画面2a上で様々な映像を表示可能としている。これにより、遊技者は様々な情報を得ることが可能となる。
また、メダル投入口8の直上位置には、クレジット数表示部27と入賞払出数表示部28とが並んで形成されている。このクレジット数表示部27には、メダルのクレジット数が所定上限数(例えば50枚)まで表示される。さらに詳述すると、ゲームを進行するのに必要なメダル枚数のうち、最大の必要メダル枚数(本実施例では3枚)を超えてメダルが投入されると、その最大必要メダル枚数を超えて投入されたメダルについては遊技機側に預けられてクレジット化されることとなる。そして、クレジット化されたメダルの枚数が積算されてクレジット数表示部27に表示されることとなる。
一方、入賞払出数表示部28には、入賞として払い出されるメダル数が表示される。
また、遊技機本体14前面の最下位置には、入賞として払い出されるメダル数がクレジット上限数を超えた場合に供出されるメダルを貯留する受皿13が配設されている。
これまでに述べた構成にあって、原則、以下のように遊技が進行する。
遊技者が、賭け数を設定することが可能な期間(以下、賭け数設定可能期間という)にメダルを投入して、又はベットボタン7をボタン操作して賭け数を設定すると、点灯具24の点灯により所定数の有効ライン15が報知される。また、クレジット数表示部27に、現在のクレジット数が表示される。このように賭け数が設定されると、次にリール3a〜3cを回転始動することができる期間(以下、リール始動可能期間という)が開始し、このリール始動可能期間にスタートレバー5を押し下げると、全リール3a〜3cが一斉に回転始動する。さらに、リール3a〜3cの回転速度が一定となると、次にリール3a〜3cを回転停止することができる期間(以下、リール停止可能期間という)が開始する。そして、このリール停止可能期間にリールストップボタン4a〜4cを順にボタン操作すると、各リール3a〜3cがその操作タイミングに基づいて順に回転停止する。ここで、点灯表示される有効ライン15上に同じ柄の図柄xが並んで停止すると、当り組合せとなって、所定数だけメダルが遊技者に払い出される。また、遊技内容についていえば、遊技者に有利なボーナスゲーム等の遊技作動が実行開始されることとなる。一方、停止した図柄xの組合せが当り組合せ以外である場合は、ハズレ組合せとして確定表示されることとなる。なお、賭け数設定可能期間とは、未だ賭け数が設定されずにリール3a〜3cが停止している状態をいう。また、リール始動可能期間とは、既に賭け数が設定され、かつリール3a〜3cが停止している状態をいう。さらに、リール停止可能期間とは、リールが定速で回転している状態をいう。
遊技者が、賭け数を設定することが可能な期間(以下、賭け数設定可能期間という)にメダルを投入して、又はベットボタン7をボタン操作して賭け数を設定すると、点灯具24の点灯により所定数の有効ライン15が報知される。また、クレジット数表示部27に、現在のクレジット数が表示される。このように賭け数が設定されると、次にリール3a〜3cを回転始動することができる期間(以下、リール始動可能期間という)が開始し、このリール始動可能期間にスタートレバー5を押し下げると、全リール3a〜3cが一斉に回転始動する。さらに、リール3a〜3cの回転速度が一定となると、次にリール3a〜3cを回転停止することができる期間(以下、リール停止可能期間という)が開始する。そして、このリール停止可能期間にリールストップボタン4a〜4cを順にボタン操作すると、各リール3a〜3cがその操作タイミングに基づいて順に回転停止する。ここで、点灯表示される有効ライン15上に同じ柄の図柄xが並んで停止すると、当り組合せとなって、所定数だけメダルが遊技者に払い出される。また、遊技内容についていえば、遊技者に有利なボーナスゲーム等の遊技作動が実行開始されることとなる。一方、停止した図柄xの組合せが当り組合せ以外である場合は、ハズレ組合せとして確定表示されることとなる。なお、賭け数設定可能期間とは、未だ賭け数が設定されずにリール3a〜3cが停止している状態をいう。また、リール始動可能期間とは、既に賭け数が設定され、かつリール3a〜3cが停止している状態をいう。さらに、リール停止可能期間とは、リールが定速で回転している状態をいう。
ところで、説明中に用いる「ゲーム」は、賭け数の設定により進行開始して、停止図柄xが当り組合せの場合は利益の払い出しの終了により、停止図柄xがハズレ組合せの場合はその図柄xの確定表示により、満了するものである。すなわち、ゲームは、賭け数の設定、リール3a〜3cの回転始動、及び当該リール3a〜3cの回転停止が含まれるものである。
なお、本実施例にかかるメダル投入口8により、本発明にかかる遊技媒体投入口が構成される。また、ベットボタン7により、本発明にかかる賭け数入力操作部が構成される。また、スタートレバー5により、本発明にかかるリール始動操作部が構成される。また、リールストップボタン4a〜4cにより、本発明にかかるリール停止操作部が構成される。
次に、本実施例にかかるスロットマシン1の遊技作動を制御する制御回路を、図3に従って説明する。
スロットマシン1は、遊技作動等を制御するための基板回路が設けられた主制御基板40を備えている。この主制御基板40の基板回路上には、マイクロコンピュータを構成し、遊技に関する統括的な制御を処理実行する主制御用中央制御装置CPU60が配設されている。
スロットマシン1は、遊技作動等を制御するための基板回路が設けられた主制御基板40を備えている。この主制御基板40の基板回路上には、マイクロコンピュータを構成し、遊技に関する統括的な制御を処理実行する主制御用中央制御装置CPU60が配設されている。
また、この主制御用中央制御装置CPU60には、記憶装置ROM61が、アドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示省略)を介して接続している。さらに、記憶装置RAM62も、データのやり取りを行うデータバス(図示省略)を介して接続している。ここで、記憶装置ROM61には、演算処理に用いる動作プログラムや各種乱数テーブル等の固定データが記憶保持されている。一方、記憶装置RAM62には、記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域、及びワークエリア等が設けられていると共に、本発明にかかる特殊遊技情報データが記憶保持されている。なお、前記特殊遊技情報データを記憶保持する記憶装置RAM62により、本発明にかかる特殊遊技情報メモリーが構成される。この特殊遊技情報データについては、後述する。
また、この主制御基板40の基板回路には、主制御用中央制御装置CPU60が周辺機器とデータ通信を行うための第一I/Oポート50a及び第二I/Oポート50bがそれぞれ設けられている。
第一I/Oポート50aには、スタートスイッチ5a、左リールストップスイッチ41a、中リールストップスイッチ41b、右リールストップスイッチ41c、投入メダル検出センサ8a、及びベットスイッチ7aがそれぞれ接続されている。そして、主制御用中央制御装置CPU60が所定の時間間隔でこれらのスイッチ又はセンサから出力される検出信号を調べ、検出信号を受信すると、その情報を記憶装置RAM62に記憶保持する。そして、種々の制御処理を実行する。
これに対し第二I/Oポート50bには、点灯具24、メダル払出装置31、ランプ装置32、クレジット数表示部27、入賞払出数表示部28、効果音発生装置33、及び表示装置2がそれぞれ接続され、主制御用中央制御装置CPU60からの制御指令が、各装置等へ一方向に出力される。また、これ以外にも第二I/Oポート50bには、回胴装置34が接続されており、当該第二I/Oポート50bを介して主制御用中央制御装置CPU60と回胴装置34とが信号をやり取りしている。
さらに詳述すると、スタートスイッチ5aは、スタートレバー5に配設されている。そして、リール始動可能期間に遊技者がスタートレバー5を操作すると、主制御用中央制御装置CPU60が、スタート信号が出力されたと判定し、各種乱数テーブルから乱数値を取得する等の各動作を開始すると共に、回胴装置34に回転始動信号を送信する。そして、回胴装置34は、かかる信号に従って、三つのリール3a〜3cを回転始動する。
各リールストップスイッチ41a〜41cは、各リールストップボタン4a〜4cにそれぞれ配設されている。そして、リール停止可能期間に遊技者がリールストップボタン4a〜4cをボタン操作すると、主制御用中央制御装置CPU60が、それぞれストップ信号が出力されたと判定し、回胴装置34に回転停止信号を送信する。そして、回胴装置34は、かかる信号に従って、所定のリール3a〜3cを回転停止する。
投入メダル検出センサ8aは、メダル投入口8に配設されている。そして、賭け数設定可能期間に遊技者がメダル投入口8へメダルを投入すると、主制御用中央制御装置CPU60が、そのメダル数に応じて賭け数設定信号が出力されたと判定し、最大必要メダル枚数まで(3枚まで)は有効ライン15を表示する点灯具24に点灯信号を出力する。一方、投入メダル数が最大必要メダル枚数を超えると、クレジット数表示部27にも表示信号を送信する。そして、前記点灯具24は、点灯信号に従って有効ライン15を表示し、一方、クレジット数表示部27は、表示信号に従ってクレジット化されたメダル数を表示する。また、主制御用中央制御装置CPU60は、賭け数設定信号が出力されたと判定すると、当該信号の受信データを賭け数データとして記憶装置RAM62に記憶保持する。また、クレジット化されたメダル数もクレジット数データとして記憶装置RAM62に記憶保持する。
また、ベットスイッチ7aは、ベットボタン7に配設されている。そして、賭け数設定可能期間に遊技者がベットボタン7を操作すると、主制御用中央制御装置CPU60が、そのボタン操作に応じて賭け数設定信号を出力されたと判定し、点灯具24に点灯信号を出力すると共にクレジット数表示部27に表示信号を送信する。そして、点灯具24は、点灯信号に従って有効ライン15を表示し、一方、クレジット数表示部27は、表示信号に従って所要のクレジット数を表示する。また、主制御用中央制御装置CPU60は、投入メダル検出センサ8aが賭け数設定信号を出力した場合と同様に、ベットスイッチ7aが賭け数設定信号を出力すると、当該信号の受信データを賭け数データとして記憶装置RAM62に記憶保持する。また、上述のように、所要のクレジット数データを記憶装置RAM62に記憶保持する。
また、停止した図柄xの組合せが当りの組合せとなって遊技者に利益を払い出す場合には、主制御用中央制御装置CPU60は、記憶装置RAM62に記憶保持された賭け数データに基づいて、その払い出し数を表示させるように入賞払出数表示部28に表示信号を送信すると共に、これに対応するクレジット数を表示させるようにクレジット数表示部27にも表示信号を送信する。また、クレジット数がクレジット上限数(例えば50枚)を超えた場合には、超えた数のメダルを供出するようにメダル払出装置31に払出信号を送信する。そして、各表示部27,28は、表示信号に従ってそれぞれ所要の内容を表示する。また、メダル払出装置31は、送信された払出信号に従って駆動して、所定数のメダルを供出する。一方、ハズレの組合せの場合は、主制御用中央制御装置CPU60は、ハズレの態様で停止図柄xを確定表示する。
また、遊技の進行に伴って所定の演出・報知を実行する場合には、主制御用中央制御装置CPU60は、表示装置2、ランプ装置32、又は効果音発生装置33に演出・報知信号を送信する。そして、表示装置2、ランプ装置32、又は効果音発生装置33は、かかる信号に従ってそれぞれ所要の演出態様で駆動し、表示、点灯又は鳴音する。
また、この主制御用中央制御装置CPU60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示省略)が設けられている。そして主制御用中央制御装置CPU60は、一定間隔のクロックパルスによって時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。また、このクロック装置により出力されたクロックパルスをカウントして、時間を計測するタイマTMも接続されている。このタイマTMは、クロック装置のクロックと同期してカウントを計数し、このカウントが所定数に達すると、解除信号を出力するものである。なお、解除信号が出力されると、タイマTMは初期化(リセット)される。
なお、賭け数設定可能期間にメダルの投入操作、又はベットボタン7の操作があると、賭け数設定信号が出力されたと判定する投入メダル検出センサ8a、ベットスイッチ7a、及び主制御用中央制御装置CPU60により、賭け数設定信号出力手段が構成される。また、前記スタート信号により、本発明にかかるリール始動信号が構成され、リール始動可能期間にスタートレバー5の操作があると、スタート信号が出力されたと判定するスタートスイッチ5a、及び主制御用中央制御装置CPU60により、本発明にかかるリール始動信号出力手段が構成される。また、前記ストップ信号により、本発明にかかるリール停止信号が構成され、リール停止可能期間にリールストップボタン4a〜4cの操作があると、ストップ信号が出力されたと判定するリールストップスイッチ41a〜41c、及び主制御用中央制御装置CPU60により、本発明にかかるリール停止信号出力手段が構成される。また、賭け数設定可能期間に賭け数設定信号が出力されると賭け数を設定し、リール始動可能期間にスタート信号が出力されるとリール3a〜3cを回転始動し、リール停止可能期間にストップ信号が出力されるとリール3a〜3cを回転停止し、停止図柄xが当り組合せである場合に利益を払い出し、ゲームを順次進行させる主制御用中央制御装置CPU60により、本発明にかかる遊技制御手段が構成される。
次に、上記構成からなるスロットマシン1の制御処理について、図4に従って説明する。
図4に示されるように、主制御用中央制御装置CPU60は、まず賭け数設定行為(具体的には、メダルの投入操作又はベットボタン7のボタン操作)があったか否かを判定する(ステップS1)。ここで、賭け数設定行為がなかったと判定した場合は、再度ステップ1の制御処理を実行する。一方、賭け数設定行為があったと判定した場合は、賭け数設定信号の出力があったものとして処理する(ステップS2)。
図4に示されるように、主制御用中央制御装置CPU60は、まず賭け数設定行為(具体的には、メダルの投入操作又はベットボタン7のボタン操作)があったか否かを判定する(ステップS1)。ここで、賭け数設定行為がなかったと判定した場合は、再度ステップ1の制御処理を実行する。一方、賭け数設定行為があったと判定した場合は、賭け数設定信号の出力があったものとして処理する(ステップS2)。
次に、主制御用中央制御装置CPU60は、スタートレバー5が操作されたか否かを判定する(ステップS3)。ここで、スタートレバー5の操作がなかったと判定した場合は、再度ステップ3の制御処理を実行する。一方、スタートレバー5の操作があったと判定した場合は、賭け数決定処理を実行する(ステップS4)。具体的には、主制御用中央制御装置CPU60が、賭け数設定信号の受信データを賭け数データとして記憶装置RAM62に記憶保持すると共に、有効ライン15を表示すべく点灯具24に点灯信号を送信する。さらに、クレジット数表示部27に表示信号を送信する。
そして、賭け数決定処理を実行すると、次に抽選処理を実行する(ステップS5)。具体的には、記憶装置ROM61に記憶保持されている各種乱数テーブルから乱数値を取得する。例えば、ビッグボーナス値、レギュラーボーナス値、小役値、又はリプレイ値を所定乱数テーブルから取得する。
次に、主制御用中央制御装置CPU60は、スタート信号が出力されたものと判定する(ステップS6)。そして、リール回転始動処理を実行する(ステップS7)。具体的には、主制御用中央制御装置CPU60は、回胴装置34に回転始動信号を送信する。
次に、主制御用中央制御装置CPU60は、リール3a〜3cを停止することが可能か否かを判定する(ステップS8)。ここで、停止不可能と判定した場合は、再度ステップS8の制御処理を実行する。一方、停止可能と判定した場合は、次にステップS9の制御処理を実行する。なお、このステップS8の制御処理は、リール3a〜3cの回転速度が一定となるまでは、リール3a〜3cを停止させない期間とすることを具体的に実現するものである。
ステップS9は、リールストップボタン4a〜4cの操作があったか否かを判定する。ここで、リールストップボタン4a〜4cの操作がなかったと判定した場合は、再度ステップS9の制御処理を実行する。一方、リールストップボタン4a〜4cの操作があったと判定した場合は、ストップ信号が出力されたものと判定する(ステップS10)。
そして、次に主制御用中央制御装置CPU60は、リール停止制御処理を実行する(ステップS11)。具体的には、主制御用中央制御装置CPU60は、回胴装置34に回転停止信号を送信する。
ステップS11の制御処理を実行すると、次に全リール3a〜3cが停止したか否かを判定する(ステップS12)。ここで、全リール3a〜3cが停止していないと判定した場合は、再度ステップS11の制御処理を実行する。一方、全リール3a〜3cが停止したと判定した場合は、次に入賞が確定したか否かを判定する(ステップS13)。具体的には、取得した乱数値と予め備えられた判定値とが一致しているか否かを判定する。
ステップS13で、入賞が確定していないと判定した場合は、そのまま遊技を終了する。具体的には、ハズレ組合せの図柄態様を確定表示して遊技を終了する。一方、入賞が確定したと判定した場合は、払出制御処理を実行する(ステップS14)。具体的には、停止した図柄xの組合せ態様に応じて、所定枚数のメダルをクレジット化又は実際に供出することにより遊技者に利益を払い出す。そして、その後ゲームを終了する。
次に、本発明の要部について説明する。
賭け数設定可能期間以外にするメダル投入若しくはベットボタン7の操作、リール始動可能期間以外にするスタートレバー5の操作、又はリール停止可能期間以外にするリールストップボタン4a〜4cの操作は、変則操作であることから、従来は無効な操作として処理されていた。しかし、本発明は、このような変則操作が二以上された遊技状態(以下、変則操作複合受付け遊技状態という。)となると、特殊作動が実行されるようにしたものである。なお、この特殊作動は、賭け数の設定、リール3a〜3cの回転始動、及びリール3a〜3cの回転停止、以外の作動である。
賭け数設定可能期間以外にするメダル投入若しくはベットボタン7の操作、リール始動可能期間以外にするスタートレバー5の操作、又はリール停止可能期間以外にするリールストップボタン4a〜4cの操作は、変則操作であることから、従来は無効な操作として処理されていた。しかし、本発明は、このような変則操作が二以上された遊技状態(以下、変則操作複合受付け遊技状態という。)となると、特殊作動が実行されるようにしたものである。なお、この特殊作動は、賭け数の設定、リール3a〜3cの回転始動、及びリール3a〜3cの回転停止、以外の作動である。
まず、変則操作複合受付け遊技状態となるまでの遊技進行状況を図6等に示されるタイムチャート図に従って説明する。
図6は、ベットボタン7とスタートレバー5が変則操作されて、変則操作複合受付け遊技状態が発生した場合に進行する遊技状況を示している。さらに詳述すると、図6は、ゲームαの進行中であって、少なくともいずれかのリール3a〜3cが回転している期間にベットボタン7が操作されてベットスイッチ7aがONとなり、さらにその後、当該回転中にスタートレバー5も操作されてスタートスイッチ5aがONとなった状況である。ここで、リール3a〜3cが回転している期間は、本来賭け数を設定することができず、賭け数設定可能期間以外の期間に該当する。したがって、かかるベットボタン7操作は、変則操作である。また、同様に、リール3a〜3cが回転している期間は、リール始動可能期間以外の期間に該当するため、かかるスタートレバー5操作は、変則操作である。
図6は、ベットボタン7とスタートレバー5が変則操作されて、変則操作複合受付け遊技状態が発生した場合に進行する遊技状況を示している。さらに詳述すると、図6は、ゲームαの進行中であって、少なくともいずれかのリール3a〜3cが回転している期間にベットボタン7が操作されてベットスイッチ7aがONとなり、さらにその後、当該回転中にスタートレバー5も操作されてスタートスイッチ5aがONとなった状況である。ここで、リール3a〜3cが回転している期間は、本来賭け数を設定することができず、賭け数設定可能期間以外の期間に該当する。したがって、かかるベットボタン7操作は、変則操作である。また、同様に、リール3a〜3cが回転している期間は、リール始動可能期間以外の期間に該当するため、かかるスタートレバー5操作は、変則操作である。
このように、二つの変則操作がされると、変則操作複合受付け遊技状態となる。そして、本発明にあっては、変則操作複合受付け遊技状態となると、表示装置2の表示画面2a上に、特殊遊技情報が表示される特殊作動が実行されるようにしている。かかる構成とすると、特殊作動の実行を希望する遊技者は、意図的に変則操作を二度以上することとなる。
ここで、特殊遊技情報としては、例えば、高確率状態となったことを知らせる情報(図5イ参照)、高確率状態が終了したことを知らせる情報(図5ロ参照)、チャンス目によるボーナス率を知らせる情報(図5ハ参照)、次回のボーナス時期を知らせる情報(図5ニ参照)、SC(ボーナス放出モード)が終了してから進行したゲーム数を知らせる情報(図5ホ参照)、又は高確率中のボーナス奪取率を知らせる情報(図5ヘ参照)等が例示され得る。これらの特殊遊技情報は、従来には遊技者は参照できなかった情報であって、従来に比して高い精度で「設定」を推測することが可能となる。なお、特殊遊技情報が表示画面2a上に表示されるタイミングは、二度目の変則操作がされた直後であっても良いし、所定時間経過後であっても良く、適宜設定可能である。また、特殊作動が終了するタイミングとしては、変則操作複合受付け遊技状態となってから所定時間経過後に終了する構成としても良いし、他のタイミングで終了する構成としても良い。
一方、図6にあって、二つの変則操作をした後においても、当該ゲームαにおけるリール3a〜3cはリール停止の指令がなされない以上、継続して回転する。そして、遊技者が、次にリールストップボタン4a〜4cを操作すると、リールストップスイッチ41a〜41cがONとなり、回転中のリール3a〜3cが回転停止する。そして、停止図柄xが当り組合せの場合は払い出し終了により、ハズレ組合せの場合はハズレ確定表示により当該ゲームαが終了する。
ところで、本実施例にあっては、変則操作複合受付け遊技状態となると、特殊作動が実行開始されると共に、以下のような変則的なゲームが進行するようにしている。
前記ゲームαが終了すると、これと共に賭け数が設定できない期間は終了し、同時に賭け数設定可能期間が開始される。そして、本実施例では、賭け数設定可能期間が開始されると、遊技者が賭け数を設定する具体的な行為をしていないのに、点灯具24が自動的に点灯し、またクレジット数表示部27が自動的に作動して賭け数が自動設定される。すなわち、新たなゲームが進行開始する。このゲームが、変則ゲームβである。
前記ゲームαが終了すると、これと共に賭け数が設定できない期間は終了し、同時に賭け数設定可能期間が開始される。そして、本実施例では、賭け数設定可能期間が開始されると、遊技者が賭け数を設定する具体的な行為をしていないのに、点灯具24が自動的に点灯し、またクレジット数表示部27が自動的に作動して賭け数が自動設定される。すなわち、新たなゲームが進行開始する。このゲームが、変則ゲームβである。
自動的に賭け数が設定され、変則ゲームβが開始すると、次に、遊技者がスタートレバー5を操作していないのに全リール3a〜3cが所定タイミングで自動的に回転し始める。一方、この回転始動したリール3a〜3cは、遊技者がリールストップボタン4a〜4cを操作することにより回転停止する。そして、停止図柄xの組合せが当り組合せの場合は払い出し終了により、ハズレ組合せの場合はハズレ図柄xの確定表示により変則ゲームβが終了する。ところで、図6に示される変則ゲームβにあっては、上述のようにリール3a〜3cの回転停止は自動で行われない。これは、変則ゲームβの進行前に、リールストップボタン4a〜4cに係る変則操作はされていないことによるものである。
また、変則操作複合受付け遊技状態を生じさせる変則操作の組合せは、他の組合せであっても良い。
例えば、図7は、スタートレバー5とリールストップボタン4a〜4cが変則操作されて変則操作複合受付け遊技状態が発生した場合の遊技進行状況を示している。さらに詳述すると、リール3a〜3cが停止状態であって、未だ賭け数が設定されていない状況でスタートレバー5が操作され、さらにその後、リールストップボタン4a〜4cのいずれかが操作された状況である。ここで、賭け数が未だ設定されずにリール3a〜3cが停止している期間は、本来リール3a〜3cを始動することができず、リール始動可能期間以外の期間に該当する。したがって、かかるスタートレバー5操作は、変則操作である。また、同様に、リール3a〜3cが停止している期間は、リール停止可能期間以外の期間に該当するため、かかるリールストップボタン4a〜4c操作は、変則操作である。
例えば、図7は、スタートレバー5とリールストップボタン4a〜4cが変則操作されて変則操作複合受付け遊技状態が発生した場合の遊技進行状況を示している。さらに詳述すると、リール3a〜3cが停止状態であって、未だ賭け数が設定されていない状況でスタートレバー5が操作され、さらにその後、リールストップボタン4a〜4cのいずれかが操作された状況である。ここで、賭け数が未だ設定されずにリール3a〜3cが停止している期間は、本来リール3a〜3cを始動することができず、リール始動可能期間以外の期間に該当する。したがって、かかるスタートレバー5操作は、変則操作である。また、同様に、リール3a〜3cが停止している期間は、リール停止可能期間以外の期間に該当するため、かかるリールストップボタン4a〜4c操作は、変則操作である。
一方、二つの変則操作をした後においても、賭け数は未だ設定されていないため、賭け数設定可能期間が継続している。したがって、遊技者が、当該期間にベットボタン7を操作すると、そのボタン操作に従って点灯具24が点灯して賭け数が設定され、前記した二つの変則操作に基づく変則操作複合受付け遊技状態の下で、新たにゲームが進行開始する。このゲームが、変則ゲームβである。
そして、変則ゲームβが進行開始すると、賭け数が設定されたため、リール始動可能期間が開始する。ここで、変則ゲームβにあっては、遊技者がスタートレバー5を具体的に操作していないのに、停止状態の全リール3a〜3cがこのリール始動可能期間内に自動的に回転し始める。
このようにしてリール3a〜3cが回転始動すると、リール停止可能期間が開始する。ここで、変則ゲームβにあっては、回転するリール3a〜3cが、遊技者がリールストップボタン4a〜4cを操作していないのに、当該リール停止可能期間内に自動的に順次回転停止する。そして、停止図柄xの組合せが当り組合せの場合は払い出し終了により、ハズレ組合せの場合はハズレ図柄xの確定表示により変則ゲームβが終了する。
図8は、ベットボタン7とリールストップボタン4a〜4cが変則操作されて変則操作複合受付け遊技状態が発生した場合の遊技進行状況を示している。さらに詳述すると、リール3a〜3cが停止し、かつ利益の払い出しがされている状況でベットボタン7が操作され、さらにその直後にリールストップボタン4a〜4cのいずれかが操作された状況である。ここで、リール3a〜3cが停止し、かつ利益の払い出しがされている期間は、賭け数を設定することができず、賭け数設定可能期間以外の期間に該当する。したがって、かかるベットボタン7操作は、変則操作である。また、同様に、当該期間は、リール停止可能期間以外の期間に該当するため、かかるリールストップボタン4a〜4c操作は、変則操作である。
そして、当該利益の払い出しが終了すると、これと共に賭け数が設定できない期間は終了し、同時に賭け数設定可能期間が開始される。そして、賭け数設定可能期間が開始されると、点灯具24等が自動的に作動し、新たなゲームが進行開始する。このゲームが、変則ゲームβである。
自動的に賭け数が設定され、変則ゲームβが開始すると、これと共にリール始動可能期間が開始する。そして、このリール始動可能期間内に遊技者がスタートレバー5を操作すると、全リール3a〜3cが一斉に回転始動する。
リール3a〜3cが回転始動すると、次にリール停止可能期間が開始する。ここで、変則ゲームβにあっては、回転始動した前記リール3a〜3cが、このリール停止可能期間内に自動的に順次回転停止する。そして、停止図柄xの組合せに従って、所定態様で変則ゲームβが終了する。
図9は、ベットボタン7、スタートレバー5、及びリールストップボタン4a〜4cが変則操作されて変則操作複合受付け遊技状態が発生した場合の遊技進行状況を示している。さらに詳述すると、リール3a〜3cが停止し、かつ利益の払い出しがされている期間にベットボタン7、スタートレバー5、及びいずれかのリールストップボタン4a〜4cが操作された状況である。ここで、当該期間は、賭け数設定可能期間以外の期間、リール始動可能期間以外の期間、及びリール停止可能期間以外の期間に該当する。したがって、各操作は、変則操作である。
そして、当該利益の払い出しが終了すると、賭け数の設定、リール3a〜3cの回転始動、及び回転停止が自動的に行われるゲームが進行する。このゲームが、変則ゲームβである。
なお、本実施例では、変則ゲームβで自動的に賭け数が設定される場合は、前回ゲームの賭け数で設定される。また、変則ゲームβで自動的にリール3a〜3cが回転始動する場合は、リール始動可能期間の開始直後にリール3a〜3cが回転始動する。また、変則ゲームβで自動的にリール3a〜3cが回転停止する場合は、リール停止可能期間の開始から所定時間経過後にリール3a〜3cが回転停止する。ただし、自動的な賭け数の設定、自動的なリール3a〜3cの回転始動、及び自動的なリール3a〜3cの回転停止は、様々な態様で実施することが可能とである。例えば、回転中のリール3a〜3cを自動停止する態様としては、回転するリール3a〜3cの角度位置が、前回停止させた際の角度位置となるタイミングで自動停止する態様としても良い。
なお、図6〜図9に示す遊技進行にあっては、ベットボタン7の操作による賭け数の設定に代えて、メダルの投入操作によるものであっても勿論良い。すなわち、賭け数設定可能期間以外にメダルの投入操作があると、その操作は変則操作として処理されることとなる。
次に、本発明の要部にかかる制御回路について説明する。
遊技者が、リール始動可能期間以外の期間にスタートレバー5を操作すると、主制御用中央制御装置CPU60は、スタートスイッチ5aからスタート変則信号が出力されたと判定する。そして、当該信号の受信データを、記憶装置RAM62に一旦記憶保持する。そして、リール始動可能期間が開始すると、各種乱数テーブルから乱数値を取得する等の各動作を開始すると共に、回胴装置34に回転始動信号を送信する。
遊技者が、リール始動可能期間以外の期間にスタートレバー5を操作すると、主制御用中央制御装置CPU60は、スタートスイッチ5aからスタート変則信号が出力されたと判定する。そして、当該信号の受信データを、記憶装置RAM62に一旦記憶保持する。そして、リール始動可能期間が開始すると、各種乱数テーブルから乱数値を取得する等の各動作を開始すると共に、回胴装置34に回転始動信号を送信する。
遊技者が、リール停止可能期間以外の期間にリールストップボタン4a〜4cを操作すると、主制御用中央制御装置CPU60は、リールストップスイッチ41a〜41cからストップ変則信号が出力されたと判定する。そして、当該信号の受信データを、記憶装置RAM62に一旦記憶保持する。そして、リール停止可能期間が開始すると、回胴装置34に回転停止信号を送信する。
遊技者が、賭け数設定可能期間以外の期間にメダル投入口8にメダルを投入すると、主制御用中央制御装置CPU60は、投入メダル検出センサ8aから賭け数設定変則信号が出力されたと判定する。また、ベットボタン7を操作すると、主制御用中央制御装置CPU60は、ベットスイッチ7aから賭け数設定変則信号が出力されたと判定する。そして、当該信号の受信データを記憶装置RAM62に一旦記憶保持する。そしてさらに、賭け数設定可能期間が開始すると、点灯具24に点灯信号を出力し、又はクレジット数表示部27に表示信号を送信する。
なお、上述の賭け数設定変則信号により、本発明にかかる賭け数設定変則操作信号が構成される。また、上述のスタート変則信号により、本発明にかかるリール始動変則操作信号が構成される。さらに、上述のストップ変則信号により、本発明にかかるリール停止変則操作信号が構成される。
次に、上記構成にあって、上述した特殊作動、及び変則ゲームβを実行するための制御処理について説明する。
図10に示されるように、主制御用中央制御装置CPU60は、まず賭け数設定行為(メダルの投入又はベットボタン7のボタン操作)があったか否かを判定する(ステップS20)。ここで、賭け数設定行為がなかったと判定した場合は、遊技を終了する。一方、賭け数設定行為があったと判定した場合は、次に賭け数設定可能期間であるか否かを判定する(ステップS21)。そして、賭け数設定可能期間以外であると判定した場合は、賭け数設定変則信号Aが出力されたと判定し(ステップS22)、ステップS23に移行する。これに対し、賭け数設定可能期間であると判定した場合は、そのままステップS23に移行する。
図10に示されるように、主制御用中央制御装置CPU60は、まず賭け数設定行為(メダルの投入又はベットボタン7のボタン操作)があったか否かを判定する(ステップS20)。ここで、賭け数設定行為がなかったと判定した場合は、遊技を終了する。一方、賭け数設定行為があったと判定した場合は、次に賭け数設定可能期間であるか否かを判定する(ステップS21)。そして、賭け数設定可能期間以外であると判定した場合は、賭け数設定変則信号Aが出力されたと判定し(ステップS22)、ステップS23に移行する。これに対し、賭け数設定可能期間であると判定した場合は、そのままステップS23に移行する。
ステップS23では、スタートレバー5の操作があったか否かを判定する。そして、スタートレバー5の操作がなかったと判定した場合は、遊技を終了する。一方、スタートレバー5の操作があったと判定した場合は、次にリール始動可能期間であるか否かを判定する(ステップS24)。そして、リール始動可能期間以外であると判定した場合は、スタート変則信号Bが出力されたと判定し(ステップS25)、ステップS26に移行する。これに対し、リール始動可能期間であると判定した場合は、そのままステップS26に移行する。
ステップS26では、リールストップボタン4a〜4cの操作があったか否かを判定する。そして、リールストップボタン4a〜4cの操作がなかったと判定した場合は、遊技を終了する。一方、リールストップボタン4a〜4cの操作があったと判定した場合は、次にリール停止可能期間であるか否かを判定する(ステップS27)。そして、リール停止可能期間以外であると判定した場合は、ストップ変則信号Cが出力されたと判定し(ステップS28)、ステップS30(図11参照)に移行する。これに対し、リール停止可能期間であると判定した場合は、そのままステップS30に移行する。
図11に示されるように、ステップS30では、賭け数設定変則信号Aが出力されたか否かを判定する。そして、賭け数設定変則信号Aが出力されたと判定した場合は、次にスタート変則信号Bが出力されたか否かを判定する(ステップS31)。さらに、スタート変則信号Bが出力されたと判定した場合は、ストップ変則信号Cが出力されたか否かを判定する(ステップS32)。そして、ストップ変則信号Cが出力されたと判定した場合は、変則操作複合受付け遊技状態フラグをONとし(ステップS36)、特殊作動処理を実行する(ステップS37)。この特殊作動処理については、後述する。
さらに、ステップS37の後には、制御A+B+Cの制御処理を実行する(ステップS38)。この制御A+B+Cの制御処理は、図9に示される変則ゲームβを進行する制御内容である。
一方、ステップS32でストップ変則信号Cは出力されていないと判定した場合は、変則操作複合受付け遊技状態フラグをONとし(ステップS33)、特殊作動処理を実行する(ステップS34)。さらに、制御A+Bの制御処理を実行する(ステップS35)。この制御A+Bの制御処理は、図6に示される変則ゲームβを進行する制御内容である。
一方、ステップS31で、スタート変則信号Bは出力されていないと判定した場合は、次にストップ変則信号Cが出力されたか否かを判定する(ステップS39)。そして、ストップ変則信号Cが出力されたと判定した場合は、変則操作複合受付け遊技状態フラグをONとし(ステップS40)、特殊作動処理を実行する(ステップS41)。さらに、制御A+Cの制御処理を実行する(ステップS42)。この制御A+Cの制御処理は、図8に示される変則ゲームβを進行する制御内容である。
一方、ステップS39でストップ変則信号Cは出力されていないと判定した場合は、遊技を終了する。
ステップS30で、賭け数設定変則信号Aは出力されていないと判定した場合は、次にスタート変則信号Bが出力されたか否かを判定する(ステップS43)。ここで、スタート変則信号Bは出力されたと判定した場合は、次にストップ変則信号Cが出力されたか否かを判定する(ステップS44)。そして、ストップ変則信号Cが出力されたと判定した場合は、変則操作複合受付け遊技状態フラグをONとし(ステップS45)、特殊作動処理を実行する(ステップS46)。さらに、制御B+Cの制御処理を実行する(ステップS47)。この制御B+Cの制御処理は、図7に示される変則ゲームβを進行する制御内容である。
一方、ステップS44で、ストップ変則信号Cは出力されていないと判定した場合は、遊技を終了する。
ステップS43でストップ変則信号Cは出力されていないと判定した場合は、次にストップ変則信号Cが出力されたか否かを判定する(ステップS48)。そして、ストップ変則信号Cも出力されていないと判定した場合は、図4に示される制御内容を実行する(ステップS49)。一方、ストップ変則信号Cが出力されたと判定した場合は、遊技を終了する。
なお、ステップS30〜ステップS41までの、少なくとも二つ以上の変則信号A,B,Cを受信してなる変則操作複合受付け遊技状態であるか否かを判定する制御処理により、本発明にかかる変則操作複合受付け遊技状態判定制御行程が構成される。
ここで、特殊作動処理について詳述する。
特殊作動処理は、記憶装置RAM62に記憶保持されている特殊遊技情報データに基づく特殊遊技情報を表示する表示信号を表示装置2に送信する。そして、表示装置2は、この表示信号を受信すると特殊遊技情報を表示画面2a上に表示する。このように、特殊作動処理は、賭け数の設定、リール3a〜3cの回転始動、及びリール3a〜3cの回転停止、以外の作動を実行するものである。なお、主制御用中央制御装置CPU60が、変則操作複合受付け遊技状態フラグがONであると判定すると、表示装置2に表示信号を送信し、表示装置2の表示画面2a上に図5に示される特殊遊技情報を表示させる制御内容(ステップS34,37,41,46)により、本発明にかかる特殊遊技制御行程が構成される。
特殊作動処理は、記憶装置RAM62に記憶保持されている特殊遊技情報データに基づく特殊遊技情報を表示する表示信号を表示装置2に送信する。そして、表示装置2は、この表示信号を受信すると特殊遊技情報を表示画面2a上に表示する。このように、特殊作動処理は、賭け数の設定、リール3a〜3cの回転始動、及びリール3a〜3cの回転停止、以外の作動を実行するものである。なお、主制御用中央制御装置CPU60が、変則操作複合受付け遊技状態フラグがONであると判定すると、表示装置2に表示信号を送信し、表示装置2の表示画面2a上に図5に示される特殊遊技情報を表示させる制御内容(ステップS34,37,41,46)により、本発明にかかる特殊遊技制御行程が構成される。
ここで、特殊遊技情報データは、図16に示されるデータが例示される。具体的には、BB又はRBのゲーム数履歴データに加えて、「状態」に関するデータ、及び「SC(ボーナス放出モード)」に関するデータも参照可能となっている。かかる構成にあって、高設定域ではいわゆる高確率状態でのボーナス当選確率が100%であることを前提とすると、例えば図16のデータによれば、高確率状態中にも関わらずボーナスを引かずに終了していることがわかり、遊技者は、この台は高設定の確率が低い、ということを推測することができる。一方、このような推測は、図17,18で示される従来構成のデータからは推測することができない。
また、図17に示される従来構成のデータによれば、後半部分は早いゲーム数でボーナスが連続して発生しているため、一見高設定であるように思えるが、一方、図16に示される特殊遊技情報データによれば、そのようなボーナスの連打は、単純にSC状態中であったことによるものとわかり(ボーナス放出モードであるため、ボーナス連打は当然に発生する)、設定を推測する情報としては殆ど参考にならない、という判断ができる。なお、表示装置2に表示する特殊遊技情報は、様々な態様とすることができ、図5に示すような遊技の進行状況に基づいて要点を押さえた表示態様としても良いし、図16に示されるようなデータの一覧表をそのまま表示する態様としても良い。
次に、図6に示される変則ゲームβを進行させる制御内容(制御A+B)の制御処理について説明する。
図12に示されるように、主制御用中央制御装置CPU60は、まず、前回設定した賭け数を参照する処理を実行する(ステップS50)。そして、賭け数自動決定処理を実行する(ステップS51)。具体的には、記憶装置RAM62に記憶保持された賭け数データのうち、前回の賭け数設定時に用いられた賭け数データに基づいて賭け数を設定する。また、点灯具24に点灯信号を出力し、又はクレジット数表示部27に表示信号を送信する。なお、この賭け数自動決定処理を実行することにより、賭け数設定行為が省略された変則ゲームβが進行開始することとなる。
図12に示されるように、主制御用中央制御装置CPU60は、まず、前回設定した賭け数を参照する処理を実行する(ステップS50)。そして、賭け数自動決定処理を実行する(ステップS51)。具体的には、記憶装置RAM62に記憶保持された賭け数データのうち、前回の賭け数設定時に用いられた賭け数データに基づいて賭け数を設定する。また、点灯具24に点灯信号を出力し、又はクレジット数表示部27に表示信号を送信する。なお、この賭け数自動決定処理を実行することにより、賭け数設定行為が省略された変則ゲームβが進行開始することとなる。
次に、抽選処理(ステップS52)を実行する。かかる処理は、上述のステップS5(図4参照)の処理と同じである。
次に、リール始動可能期間か否かを判定する(ステップS53)。そして、リール始動可能期間であると判定した場合はステップS54に移行する。一方、リール始動可能期間でないと判定した場合は、再度ステップS53を実行する。
ステップS54では、リール自動回転始動処理を実行し、リール3a〜3cを回転始動する。具体的には、リール始動可能期間の開始直後にリール3a〜3cを回転始動させる。
次に、リール停止可能期間か否かを判定する(ステップS55)。そして、リール停止可能期間であると判定した場合は、ステップS56に移行し、リール停止可能期間でないと判定した場合は、再度ステップS55を実行する。
ステップS56では、リールストップボタン4a〜4cが操作されたか否かを判定する。ここで、リールストップボタン4a〜4cが操作されたと判定した場合は、ステップS57に移行し、ストップ信号が出力されたと判定する。一方、操作されていないと判定した場合は、再度ステップS56を実行する。
ステップS58では、リール停止制御処理を実行する。かかる処理は、上述のステップS11(図4参照)の処理と同じである。
次に、ステップS59からステップS61までの制御処理を実行する。かかる処理は、上述のステップS12からステップS14までの制御処理と同じである。なお、ステップS61で払出制御処理を実行する場合にあっては、利益は、前回履歴を参照して設定された賭け数データにより定められる。
次に、図7に示される変則ゲームβを進行させる制御内容(制御B+C)の制御処理について説明する。
図13に示されるように、主制御用中央制御装置CPU60は、まず賭け数設定行為があったか否かを判定する(ステップS70)。ここで、賭け数設定行為がなかったと判定した場合は、再度ステップS70を実行する。一方、賭け数設定行為があったと判定した場合は、賭け数設定信号が出力されたと判定し(ステップS71)し、賭け数決定処理(ステップS72)、及び抽選処理を実行する(ステップS73)。なお、賭け数決定処理、及び抽選処理は、上述のステップS4(図4参照)、及びステップS5(図4参照)の処理と同じである。
図13に示されるように、主制御用中央制御装置CPU60は、まず賭け数設定行為があったか否かを判定する(ステップS70)。ここで、賭け数設定行為がなかったと判定した場合は、再度ステップS70を実行する。一方、賭け数設定行為があったと判定した場合は、賭け数設定信号が出力されたと判定し(ステップS71)し、賭け数決定処理(ステップS72)、及び抽選処理を実行する(ステップS73)。なお、賭け数決定処理、及び抽選処理は、上述のステップS4(図4参照)、及びステップS5(図4参照)の処理と同じである。
次に、リール始動可能期間か否かを判定する(ステップS74)。そして、リール始動可能期間でないと判定した場合は、再度ステップS74を実行し、リール始動可能期間であると判定した場合は、リール自動回転始動処理を実行する(ステップS75)。具体的には、リール始動可能期間の開始直後にリール3a〜3cが回転始動する。
次に、リール停止可能期間であるか否かを判定する(ステップS76)。そして、リール停止可能期間でない場合は、再度ステップS76を実行し、リール停止可能期間であると判定した場合は、リール自動停止制御処理を実行する(ステップS77)。具体的には、リール停止可能期間の開始から所定時間経過後にリール3a〜3cが回転停止する。
さらに、ステップS78からステップS80までの処理を実行する。かかる処理は、上述のステップS12からステップS14までの制御処理と同じである。
次に、図8に示される変則ゲームを進行させる制御内容(制御A+C)の制御処理について説明する。
図14に示されるように、主制御用中央制御装置CPU60は、まず前回の賭け数を参照する処理を実行する(ステップS90)。
図14に示されるように、主制御用中央制御装置CPU60は、まず前回の賭け数を参照する処理を実行する(ステップS90)。
次に、スタートレバー5が操作されたか否かを判定する(ステップS91)。ここで、スタートレバー5は操作されていないと判定した場合は、再度ステップS91を実行する。一方、スタートレバー5が操作されたと判定した場合は、スタート信号が出力されたと判定する(ステップS92)。そして、賭け数自動決定処理(ステップS93)、及び抽選処理(ステップS94)を実行する。
次に、リール始動可能期間か否かを判定する(ステップS95)。そして、リール始動可能期間でないと判定した場合は、再度ステップS95を実行し、リール始動可能期間であると判定した場合は、リール回転始動処理を実行する(ステップS96)。
次に、リール停止可能期間であるか否かを判定する(ステップS97)。そして、リール停止可能期間でない場合は、再度ステップS97を実行し、リール停止可能期間であると判定した場合は、リール自動停止制御処理を実行する(ステップS98)。
さらに、ステップS99からステップS101までの処理を実行する。かかる処理は、上述のステップS12からステップS14までの制御処理と同じである。
次に、図9に示される変則ゲームを進行させる制御内容(制御A+B+C)の制御処理について説明する。
図15に示されるように、主制御用中央制御装置CPU60は、まず前回の賭け数を参照する処理を実行する(ステップS110)。そして、賭け数自動決定処理を実行する(ステップS111)。さらに抽選処理を実行する(ステップS112)。
図15に示されるように、主制御用中央制御装置CPU60は、まず前回の賭け数を参照する処理を実行する(ステップS110)。そして、賭け数自動決定処理を実行する(ステップS111)。さらに抽選処理を実行する(ステップS112)。
次に、リール始動可能期間か否かを判定する(ステップS113)。そして、リール始動可能期間でないと判定した場合は、再度ステップS113を実行し、リール始動可能期間であると判定した場合は、リール自動回転始動処理を実行する(ステップS114)。
次に、リール停止可能期間であるか否かを判定する(ステップS115)。そして、リール停止可能期間でない場合は、再度ステップS115を実行し、リール停止可能期間であると判定した場合は、リール自動停止制御処理を実行する(ステップS116)。
さらに、ステップS117からステップS119までの処理を実行する。かかる処理は、上述のステップS12からステップS14までの制御処理と同じである。
これまでに述べたように、本実施例は、主制御用中央制御装置CPU60が、変則操作複合受付け遊技状態となったと判定すると特殊作動を実行すると共に、当該変則操作複合受付け遊技状態に係るベットボタン7の操作、スタートレバー5の操作、及びリールストップボタン4a〜4cの操作のうち、少なくともいずれかの操作が省略される内容の変則ゲームを進行させる変則ゲーム進行制御行程を実行するようにしたものである。
<第二実施例>
また、特殊作動としては、以下のような構成も提案され得る。
すなわち、変則操作が二以上されて変則操作複合受付け遊技状態となると、クレジット上限数(50枚)の上限が無効となると共に、利益として払い出されるメダルが全てクレジット化される構成である。例えば、変則操作複合受付け遊技状態となった後、クレジット数表示部27で「45」と表示されているときに50枚の入賞があると、この入賞にかかるメダルがすべてクレジット化されて、クレジット数表示部27には「95」と表示されることとなる。なお、変則操作複合受付け遊技状態となっていない場合は、クレジット上限数は有効であり、上記した例の場合では、上限の50枚まではクレジット化されて、残りの90枚はメダルとして供出される。
また、特殊作動としては、以下のような構成も提案され得る。
すなわち、変則操作が二以上されて変則操作複合受付け遊技状態となると、クレジット上限数(50枚)の上限が無効となると共に、利益として払い出されるメダルが全てクレジット化される構成である。例えば、変則操作複合受付け遊技状態となった後、クレジット数表示部27で「45」と表示されているときに50枚の入賞があると、この入賞にかかるメダルがすべてクレジット化されて、クレジット数表示部27には「95」と表示されることとなる。なお、変則操作複合受付け遊技状態となっていない場合は、クレジット上限数は有効であり、上記した例の場合では、上限の50枚まではクレジット化されて、残りの90枚はメダルとして供出される。
かかる構成にあって、利益として払い出されるメダルを全てクレジット化することを希望する遊技者は、これまでに述べた変則操作を意図的に二以上して変則操作複合受付け遊技状態を発生させることとなる。
なお、本発明にかかる実施例は、適宜変更することが可能である。例えば、賭け数の設定、リール3a〜3cの回転始動、及びリール3a〜3cの回転停止、以外の作動である特殊作動は、様々な態様が提案され得る。
1 スロットマシン
3a,3b,3c リール
4a,4b,4c リールストップボタン
5 スタートレバー
5a スタートスイッチ
7 ベットボタン
7a ベットスイッチ
8 メダル投入口
8a 投入メダル検出センサ
41a〜41c リールストップスイッチ
62 記憶装置RAM
x 図柄
α ゲーム
3a,3b,3c リール
4a,4b,4c リールストップボタン
5 スタートレバー
5a スタートスイッチ
7 ベットボタン
7a ベットスイッチ
8 メダル投入口
8a 投入メダル検出センサ
41a〜41c リールストップスイッチ
62 記憶装置RAM
x 図柄
α ゲーム
Claims (2)
- 外周面上に複数の図柄を具備し、前方から視認可能な複数のリールと、
遊技媒体が投入される遊技媒体投入口と、
賭け数を入力指令する賭け数入力操作部と、
リールの回転始動を指令するリール始動操作部と、
リールの回転停止を指令するリール停止操作部と、
所定の賭け数設定可能期間に、遊技媒体投入口へ遊技媒体を投入する操作又は賭け数入力操作部の操作があると賭け数設定信号を出力する賭け数設定信号出力手段と、
所定のリール始動可能期間に、リール始動操作部が操作されるとリール始動信号を出力するリール始動信号出力手段と、
所定のリール停止可能期間に、リール停止操作部が操作されるとリール停止信号を出力するリール停止信号出力手段と、
賭け数設定信号が出力されると賭け数を設定し、リール始動信号が出力されると全リールを回転始動し、及びリール停止信号が出力されるとリールを回転停止し、かつその停止図柄の組合せが当りの組合せである場合には利益を払い出し、又は停止図柄の組合せがハズレの組合せである場合には停止図柄を確定すると共に、賭け数の設定により開始し、停止図柄の組合せが当りの組合せである場合には利益の払い出しの終了により、又は停止図柄の組合せがハズレの組合せである場合には停止図柄の確定により満了するゲームを順次進行させる遊技制御手段と
を備えたスロットマシンにおいて、
賭け数設定信号出力手段は、賭け数設定可能期間以外に、遊技媒体投入口への遊技媒体の投入操作又は賭け数入力操作部の操作があると賭け数設定変則信号を出力するものであり、
リール始動信号出力手段は、リール始動可能期間以外に、リール始動操作部の操作があるとリール始動変則信号を出力するものであり、
リール停止信号出力手段は、リール停止可能期間以外に、リール停止操作部の操作があるとリール停止変則信号を出力するものであると共に、
遊技制御手段は、
賭け数設定変則信号、リール始動変則信号、及びリール停止変則信号のうち、少なくとも二つ以上の変則信号を受信してなる変則操作複合受付け遊技状態であるか否かを判定する変則操作複合受付け遊技状態判定制御行程と、
変則操作複合受付け遊技状態であると判定すると、賭け数の設定、リールの回転始動、及びリールの回転停止、以外の特殊作動を実行する特殊遊技制御行程と
を実行する制御内容を備えたものであることを特徴とするスロットマシン。 - 遊技制御手段が、所定の特殊遊技情報データを記憶保持する特殊遊技情報メモリーを備えると共に、
前面に表示画面が配設された、特殊遊技情報メモリーに記憶保持される特殊遊技情報データに基づいて該表示画面上に所定の特殊遊技情報を表示する表示装置が設けられた構成にあって、
遊技制御手段の特殊遊技制御行程が、
変則操作複合受付け遊技状態であると判定すると、表示装置により所定の特殊遊技情報を表示する特殊作動を実行する制御内容を備えたものであることを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004354608A JP2006158667A (ja) | 2004-12-07 | 2004-12-07 | スロットマシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004354608A JP2006158667A (ja) | 2004-12-07 | 2004-12-07 | スロットマシン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006158667A true JP2006158667A (ja) | 2006-06-22 |
Family
ID=36661292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004354608A Withdrawn JP2006158667A (ja) | 2004-12-07 | 2004-12-07 | スロットマシン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006158667A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008054816A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Daikoku Denki Co Ltd | 遊技データ表示装置 |
JP2009000150A (ja) * | 2007-06-19 | 2009-01-08 | Abilit Corp | スロットマシン |
JP2014158686A (ja) * | 2013-12-25 | 2014-09-04 | Sankyo Co Ltd | スロットマシン |
-
2004
- 2004-12-07 JP JP2004354608A patent/JP2006158667A/ja not_active Withdrawn
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---|---|---|---|---|
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JP2009000150A (ja) * | 2007-06-19 | 2009-01-08 | Abilit Corp | スロットマシン |
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