以下に、図面を参照して、本願に係る発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は本発明の一実施形態である遊技機の概略正面図、図2はその遊技機の概略ブロック図、図3はその遊技機における演出制御基板、サブ中継基板及び液晶制御基板の概略ブロック図である。ここでは、遊技機が、いわゆるパチスロ機といわれる回胴式遊技機である場合について説明する。
本実施形態の回胴式遊技機は、図1、図2及び図3に示すように、第一回胴リール11a,第二回胴リール11b,第三回胴リール11cと、表示窓12と、メダル投入口13と、クレジット数表示部14と、MAXベットボタン15と、一枚投入ボタン16と、ベット枚数表示部17と、スタートレバー18と、第一停止ボタン19a,第二停止ボタン19b,第三停止ボタン19cと、清算ボタン21と、払出数表示部22と、メダル放出口23と、メダル受皿24と、画像表示部30と、電飾表示部40と、スピーカ部50と、履歴表示指示装置(入力手段)60と、投入メダル検出センサ71と、MAXベットボタン操作検出センサ72と、一枚投入ボタン操作検出センサ73と、スタートレバー操作検出センサ74と、第一停止ボタン操作検出センサ75a,第二停止ボタン操作検出センサ75b,第三停止ボタン操作検出センサ75cと、第一回胴リール駆動手段76a,第二回胴リール駆動手段76b,第三回胴リール駆動手段76cと、主制御基板80と、演出制御基板90と、サブ中継基板100とを備える。
図1に示すように、回胴式遊技機の中央部のやや上側には、第一回胴リール11a、第二回胴リール11b、第三回胴リール11cが配設されている。各回胴リール11a,11b,11cは、複数の図柄を一列に配した図柄列を有しており、回転可能に構成されている。第一回胴リール11aは第一回胴リール駆動手段76aにより駆動され、第二回胴リール11bは第二回胴リール駆動手段76bにより駆動され、そして、第三回胴リール11cは第三回胴リール駆動手段76cにより駆動される。ここで、各回胴リール駆動手段76a,76b,76cとしては、例えばステッピングモータが用いられる。これら回胴リール駆動手段76a,76b,76cの制御は、主制御基板80により行われる。
各回胴リール11a,11b,11cに配される図柄には、例えば、赤色の数字「7」図柄、青色の数字「7」図柄、BAR図柄、リプレイ図柄、スイカ図柄、ベル図柄、チェリー図柄等がある。各回胴リール11a,11b,11cの外周には、これらの図柄が合計21個配されている。また、回胴リール11a,11b,11c毎に各図柄の数及び図柄の配置順序は異なっている。
表示窓12は回胴リール11a,11b,11cに対応する位置に設けられた透明な窓部である。遊技者は、図1に示すように、第一回胴リール11a、第二回胴リール11b、第三回胴リール11cの停止時において表示窓12からそれぞれの回胴リール11a,11b,11cに付された三つの図柄を目視することができる。
メダル投入口13は、遊技者がメダル(遊技媒体)を投入するための投入口である。投入メダル検出センサ71はメダル投入口13の内部に設けられており、メダルがメダル投入口13に投入されたことを検出するものである。投入メダル検出センサ71からの検出信号は主制御基板80に送られる。
表示窓12のすぐ下側には、クレジット数表示部14が設けられている。クレジット数表示部14は、メダルのクレジット数(貯留数)を所定の範囲内(例えば50枚以内)で表示するものである。メダル投入口13からメダルを投入すると、主制御基板80は、投入メダル検出センサ71からの信号に基づいて、現在のクレジット数からその投入したメダルの数だけ増加させた数を計数して貯留し、クレジット数表示部14に表示させる。また、主制御基板80は、ゲームにおいて所定の役が成立すると、その役に対応して払い出されるメダルの払出枚数を現在のクレジット数に加算し、その加算した数をクレジット数表示部14に表示させる。
MAXベットボタン15及び一枚投入ボタン16は、メダルを賭けてゲーム(遊技)を行う旨を指示するための遊技指示手段であり、表示窓12の左下側に設けられている。MAXベットボタン15は、メダルを三枚賭けてゲームを行うことを選択するボタンであり、また、一枚投入ボタン16は、メダルを一枚、二枚又は三枚賭けてゲームを行うことを選択するボタンである。具体的には、一枚投入ボタン16を一回押すことにより、メダルを一枚賭けてゲームを行うことが選択され、一枚投入ボタン16を二回押すことにより、メダルを二枚賭けてゲームを行うことが選択され、そして、一枚投入ボタン16を三回押すことにより、メダルを三枚賭けてゲームを行うことが選択される。すなわち、一枚投入ボタン16を三回押すことは、MAXベットボタン15を一回押すことと同じである。MAXベットボタン操作検出センサ72はMAXベットボタン15が押されたことを検出するものであり、一枚投入ボタン操作検出センサ73は一枚投入ボタン16が押されたことを検出するものである。各センサ72,73からの検出信号は、主制御基板80に送られる。これにより、主制御基板80は、メダルを何枚賭けてゲームを行うのかを認識することができる。
表示窓12のすぐ左下側には、ベット枚数表示部17が設けられている。かかるベット枚数表示部17は、当該ゲームにおいて賭けられたメダルの枚数を表示するものである。具体的には、一枚投入ボタン16が一回押されると、主制御基板80は、ベット枚数表示部17の「壱」の部分に対応するランプを点灯させる。一枚投入ボタン16が二回押されると、主制御基板80は、ベット枚数表示部17の「弐」の部分に対応するランプを点灯させる。そして、一枚投入ボタン16が三回押され、又はMAXベットボタン15が押されると、主制御基板80は、ベット枚数表示部17の「参」の部分に対応するランプを点灯させる。
本実施形態では、三つの回胴リール11a,11b,11cを停止させて所定の図柄を揃えるための入賞ラインが六つ設定されている。すなわち、表示窓12の上部、中央部、下部のそれぞれを通り水平方向に延びた三つのラインと、表示窓12の左上から右下に向かって延びるラインと、表示窓12の左下から右上に向かって延びるラインと、表示窓12の左部の真ん中から中央部の真ん中に向かって延び、その中央部の真ん中から右下に向かって延びるラインとである。メダルを何枚賭けるかに応じて、有効な入賞ラインが異なる。メダルを一枚賭けてゲームを行う場合には、表示窓12の中央部を通り水平方向に延びる一つの入賞ラインだけが有効な入賞ラインとなる。メダルを二枚賭けてゲームを行う場合には、表示窓12の上部、中央部、下部のそれぞれを通り水平方向に延びた三つの入賞ラインだけが有効な入賞ラインとなる。そして、メダルを三枚賭けてゲームを行う場合には、六つの入賞ラインすべてが有効な入賞ラインとなる。三つの回胴リール11a,11b,11cが停止したときに、六つの入賞ラインのうち有効な入賞ライン上に所定の図柄が揃い、所定の役が成立すると、当該ゲームが入賞となり、所定数のメダルが払い出される。
スタートレバー18は、ゲームを開始する旨を指示するために遊技者が操作するものである。メダル投入口13から一回のゲーム(遊技)に必要な数のメダルが投入されるか、又は、既に一回のゲームに必要な数のメダルがクレジットされている状態でMAXベットボタン15の操作、若しくは一枚投入ボタン16の必要回数の操作のうちいずれかの操作が行われることにより、スタートレバー18の操作が可能となる。ここで、一回のゲームは、スタートレバー18が操作されることにより開始し、三つの停止ボタン19a,19b,19cがすべて押されることにより終了する。スタートレバー操作検出センサ74は、スタートレバー18が操作されたことを検出するものである。スタートレバー操作検出センサ74は、スタートレバー18が操作されたことを検出すると、ゲーム開始信号を主制御基板80に送る。主制御基板80は、投入メダル検出センサ71、MAXベットボタン操作検出センサ72、一枚投入ボタン操作検出センサ73のいずれかから信号を受けているときに、スタートレバー操作検出センサ74からゲーム開始信号を受けると、前回のゲーム開始信号の受信時から所定時間(4.1秒)経過した後、ゲーム開始の処理を行う。具体的には、主制御基板80は、乱数値を取得し、その乱数値に基づいて役の抽選処理を行うと共に、三つの回胴リール11a,11b,11cの回転動作を開始する。
第一停止ボタン19aは第一回胴リール11aの回転動作の停止を指示するためのものであり、第二停止ボタン19bは第二回胴リール11bの回転動作の停止を指示するためのものであり、第三停止ボタン19cは第三回胴リール11cの回転動作の停止を指示するためのものである。第一停止ボタン操作検出センサ75aは第一停止ボタン19aが押されたことを検出するものであり、第二停止ボタン操作検出センサ75bは第二停止ボタン19bが押されたことを検出するものであり、第三停止ボタン操作検出センサ75cは第三停止ボタン19cが押されたことを検出するものである。各停止ボタン操作検出センサ75a,75b,75cからの検出信号は、主制御基板80に送られる。主制御基板80は、停止ボタン操作検出センサ75a,75b,75cからの検出信号を受けると、当該停止ボタン操作検出センサに対応する回胴リールの回転動作を所定の制御方法により停止する。こうして、三つの回胴リール11a,11b,11cが停止したときに、それらの回胴リール11a,11b,11cに付されている図柄が有効な入賞ライン上において特定の組合せとなると、役が成立することになる。
役の種類には、大きく分けて、大当りである大役(ボーナス)と、小当りである小役とがある。大役には、例えば、赤色の数字「7」の図柄及び青色の数字「7」の図柄(BB図柄)のうちいずれかが有効な入賞ライン上に揃った場合の役であるビッグボーナス(BB)と、「BAR」の図柄(RB図柄)が有効な入賞ライン上に揃った場合の役であるレギュラーボーナス(RB)とがある。大役になると、回胴式遊技機は、遊技者に有利な遊技状態に移行する。例えば、BBが成立した場合には、メダルが15枚払い出されるとともに、遊技者が最も多量のメダルを獲得可能なBBゲームに突入する。また、RBが成立した場合には、メダルが15枚払い出されるとともに、BBゲームに次いで遊技者が多量のメダルを獲得可能なRBゲームに突入する。
一方、小役には、例えば、スイカ図柄が有効な入賞ライン上に揃った場合の役(スイカ小役)と、ベル図柄が有効な入賞ライン上に揃った場合の役(ベル小役)と、チェリー図柄が有効な入賞ライン上の左側の位置に停止した場合の役(チェリー小役)とがある。かかる小役が成立したときには、それぞれ所定枚数のメダルが払い出される。その他に、リプレイ図柄が有効な入賞ライン上に揃った場合の役(リプレイ)がある。このリプレイが成立した場合には、回胴式遊技機は、再遊技の状態、すなわち、今回のゲームに賭けたメダルと同数のメダルが自動投入され、遊技者が新たにメダルを投入することなく、再度、ゲームを行うことが可能な状態となる。尚、本実施形態では、リプレイはメダルの払出しがないことから、リプレイを小役に含めていないが、次の遊技のための賭数設定すなわち新たなメダルの投入操作が不要なので、その遊技に使用したメダルが払い出されたと仮定して、リプレイを小役として取扱うことも可能である。また、役を構成する図柄が有効な入賞ライン上に揃わなかった場合には、外れとなる。
払出数表示部22は、成立した役に対応して払い出されるメダルの払出枚数を表示するものである。払出数表示部22の制御は主制御基板80により行われる。メダル放出口23からは、例えば、遊技者が清算ボタン21を押した場合にそのときのクレジット数に対応する数のメダルが放出される。メダル受皿24は、メダル放出口23から放出されるメダルを蓄積するための皿である。
画像表示部30は、表示窓12の上側に設けられている。画像表示部30は、複数の文字、数字、図形やキャラクター等の画像を変動表示することにより、役の成立の予告、所定の情報の告知、その他の遊技の演出を行う。例えば、大当り確定を予告するプレミアム演出を行ったり、有効な入賞ライン上に揃えるべき図柄の種類を告知したりする。また、本実施形態では、画像表示部30は、遊技履歴の表示をも行うことができる。かかる画像表示部30の制御は、演出制御基板90により行われる。
本実施形態では、画像表示部30として液晶表示装置を用いている。かかる画像表示部30は、図1、図2及び図3に示すように、液晶パネル(画像表示手段)31と、液晶パネル31を制御する液晶制御基板(画像制御基板)32とを有する。液晶制御基板32は、図3に示すように、ROM32aと、RAM32bと、CPU32cと、履歴表示用RAM(記憶手段)32dと、ビデオチップ32eと、キャラクタROM32fと、フレームバッファ32gと、インターフェース回路32hと、双方向バスバッファ110aとを備える。ROM32aには、各種のプログラムが格納されている。また、RAM32bは、データを一時的に記憶する作業用のメモリである。
履歴表示用RAM32dには、ボーナス間情報やスランプ情報等の遊技履歴情報が記憶されている。ボーナス間情報とは、これまでに大当りがそれぞれ最初のゲームから何ゲーム目に当選したのかを示す情報である。スランプ情報とは、大当りに当選してから次に大当りに当選するまでに要したゲーム数を、多いものから順番に並べた情報である。かかる遊技履歴情報は、演出制御基板90により作成され、演出制御基板90から液晶制御基板32に送られる。尚、一般に、遊技履歴情報の内容は遊技機の機種によって異なっている。
キャラクタROM32fには、演出用の画像データが格納されている。フレームバッファ32gは、液晶パネル31に表示する画像データを一時的に保管しておくものである。ビデオチップ32eは、液晶パネル31に対して画像表示の制御を行う集積回路素子である。このビデオチップ32eは、画像データをフレームバッファ32gから順に取り出して、インターフェース回路32hを介して液晶パネル31に送出する。これにより、液晶パネル31に画像が表示される。
CPU32cは、ROM32aに格納されたプログラムを実行することにより、各部を制御する。具体的に、CPU32cは、演出制御基板90から遊技履歴情報が送られると、その遊技履歴情報を履歴表示用RAM32dに保管する。また、CPU32cは、演出制御基板90から画像演出用パターンデータ(画像表示に関する指令信号)が送られると、ビデオチップ32eを制御して、当該画像演出用パターンデータに対応する画像(演出用の画像)を液晶パネル31に表示させる。更に、CPU32cは、演出制御基板90から遊技履歴の表示に関する指令信号が送られると、当該指令信号に対応する画像(履歴表示用の画像)を液晶パネル31に表示させる。ここで、履歴表示用の画像としては、例えば、各遊技履歴情報の項目が表示された遊技履歴のメニュー画面、遊技履歴情報が表示された遊技履歴画像等がある。また、CPU32cは、演出用の画像の表示よりも、履歴表示用の画像の表示を優先的に行う。したがって、例えば、現在、液晶パネル31に演出用の画像が表示されていても、CPU32cは、演出制御基板90から遊技履歴の表示に関する指令命令が送られてきたときには、その演出用の画像の表示を中断して、直ちに履歴表示用の画像の表示に切り替える。
また、CPU32cとしては、パラレル通信機能とシリアル通信機能とを兼ね備えるものを用いている。そして、液晶制御基板32と演出制御基板90との間ではシリアル通信方式により信号送信を行うことにしている。この点に関しては後に詳述する。
電飾表示部(点灯表示手段)40は、点灯表示することにより、各種の遊技状態を報知したり、遊技の演出を行ったりするものである。かかる電飾表示部40は、図1及び図2に示すように、三つのトップLEDユニット41a,41b,41cと、八つのパネルLEDユニット42a,42b,・・・,42hと、三つのバックライト(不図示)と、冷陰極管(不図示)と、三つのトップLED基板44a,44b,44cと、八つのパネルLED基板45a,45b,・・・,45hと、三つのバックライト基板46a,46b,46cと、冷陰極管基板47とを有する。ここで、トップLEDユニット41a,41b,41c、パネルLEDユニット42a,42b,・・・,42h、及びバックライトは、遊技者に向けて点灯表示するように設けられている。尚、以下では、トップLED基板44a,44b,44c、パネルLED基板45a,45b,・・・,45h、及びバックライト基板46a,46b,46cをまとめて、「電飾基板」とも称することにする。
電飾表示部40の制御は、主制御基板80からのコマンドに基づいて演出制御基板90により行われる。具体的には、演出制御基板90は、主制御基板80からのコマンドに基づいて所定の点灯指令信号(点灯表示に関する指令信号)を生成し、その点灯指令信号をサブ中継基板100を介して電飾基板及び冷陰極管基板47に送出する。
三つのトップLEDユニット41a,41b,41cはそれぞれ、前扉の内側上部の左側、中央、右側に設けられている。これらのトップLEDユニット41a,41b,41cはそれぞれ、トップLED基板44a,44b,44cに搭載されており、各トップLED基板44a,44b,44cは当該トップLEDユニットを駆動する。
前扉の内側であって表示窓12の左側には、パネルLEDユニット42a,42b,42c,42d,42eがこの順番で上から下に向かう方向に沿って設けられている。また、前扉の内側であって表示窓12の右側には、パネルLEDユニット42f,42g,42hがこの順番で上から下へ向かう方向に沿って設けられている。8個のパネルLEDユニット42a,42b,・・・,42hはそれぞれ、パネルLED基板45a,45b,・・・,45hに搭載されており、各パネルLED基板45a,45b,・・・,45hは当該パネルLEDユニットを駆動する。
三つのバックライトはそれぞれ、第一回胴リール11a、第二回胴リール11b、第三回胴リール11cの内部に設けられている。これらのバックライトはそれぞれ、バックライト基板46a,46b,46cに搭載されており、各バックライト基板46a,46b,46cは当該バックライトを駆動する。
冷陰極管は、前扉の内側であって表示窓12の上方に設けられている。冷陰極管は、遊技の演出を行うだけでなく、回胴リール11a,11b,11cに光を照射して、回胴リール11a,11b,11cに記された図柄の視認性を良くするという役割をも果たしている。冷陰極管基板47は、冷陰極管を駆動するものである。具体的に、冷陰極管基板47には、インバータ回路や高電圧発生回路等が搭載されている。サブ中継基板100から冷陰極管基板47に点灯指令信号が送られると、インバータ回路が駆動し、そのインバータ回路からの信号に基づいて高電圧発生回路が高電圧を発生させることにより、冷陰極管が点灯する。
スピーカ部50は、音により遊技の演出を行うものである。スピーカ部50の制御は、主制御基板80からのコマンドに基づいて演出制御基板90により行われる。かかるスピーカ部50は、図1及び図2に示すように、第一ドアスピーカ51と、第二ドアスピーカ52と、背面スピーカ53とを有する。第一ドアスピーカ51及び第二ドアスピーカ52はそれぞれ、前扉の内側上部の左側、右側に設けられている。すなわち、図1において、前扉上部に点線で描いた円の部分が第一ドアスピーカ51及び第二ドアスピーカ52である。ここで、前扉の上部においては、トップLEDユニット41a,41b,41cが設けられた部分と画像表示部31が設けられた部分との間に隙間があり、第一ドアスピーカ51及び第二ドアスピーカ52からの音はこの隙間を通して出てくる。また、背面スピーカ53は回胴式遊技機の背面側に設けられている。
履歴表示指示装置60は、遊技履歴の表示に関する指令信号を入力するためのものである。かかる履歴表示指示装置60は、図1及び図2に示すように、選択ボタン61と、決定ボタン62と、履歴表示指示基板63とを備える。選択ボタン61及び決定ボタン62は、図1に示すように、液晶パネル31の右側に設けられている。
履歴表示指示基板63は、選択ボタン61又は決定ボタン62が押されたときに、当該ボタンが押された旨の信号をサブ中継基板100に送信するものである。選択ボタン61が押された旨の信号及び決定ボタン62が押された旨の信号は、遊技履歴の表示に関する指令信号である。液晶パネル31に演出用の画像が表示されている状態で、遊技者が選択ボタン61を押すと、液晶パネル31には、遊技履歴のメニュー画面が表示される。図4は遊技履歴のメニュー画面の一例を説明するための図である。遊技履歴のメニュー画面には、図4に示すように、「ボーナス間情報」、「スランプ情報」、・・・、「終了」の各項目が含まれている。「ボーナス間情報」の項目は、ボーナス間情報についての遊技履歴画像を液晶パネル31に表示させるためのものであり、「スランプ情報」の項目は、スランプ情報についての遊技履歴画像を液晶パネル31に表示させるためのものである。「終了」の項目は、当該メニュー画面の表示を終了させるためのものである。
最初に遊技履歴のメニュー画面を液晶パネル31に表示させたときには、一番上の項目が選択状態になっている。図4の例では、項目を点線で囲むことにより、当該項目が選択状態にあることを示している。このメニュー画面が液晶パネル31に表示されている状態で、遊技者が再度、選択ボタン61を押すと、現在選択状態となっている項目の選択状態が解除され、その一つ下の項目が選択状態となったメニュー画面が表示される。また、遊技者が決定ボタン62を押すと、メニュー画面上で現在選択状態となっている項目が決定され、その決定された項目に対応する遊技履歴情報についての遊技履歴画像が液晶パネル31に表示される。
主制御基板80は、主に遊技内容やメダルの払出しの制御及び管理を行う。かかる主制御基板80には、複数の集積回路素子が実装されている。具体的に、主制御基板80は、図2に示すように、ROM81と、RAM82と、CPU(遊技制御手段)83とを備える。ROM81には、遊技内容の制御等に関する各種のプログラムが格納されている。また、RAM82は、データを一時的に記憶する作業用のメモリである。
CPU83は、ROM81に格納されたプログラムを実行することにより、遊技内容の制御等を行う。例えば、CPU83は、役の抽選処理を行う。具体的に、この役の抽選処理は次のようにして行われる。ROM81には、役と乱数値との対応関係を示した抽選テーブルが格納されている。CPU83は、スタートレバー操作検出センサ74からの信号を受けると、乱数値を取得する。そして、その取得した乱数値が、抽選テーブルにおいていずれの役に該当するかを調べることにより、役の不当選、各種の役の当選のいずれであるかを決定する。CPU83は、抽選結果に応じて所定のコマンドを演出制御基板90に送信する。
また、CPU83は、回胴リール11a,11b,11cを駆動及び停止させるリール制御を行う。このCPU83のリール制御には、リールの駆動開始制御、リールの駆動停止制御の他、例えば、役に当選した場合に行われるリール引込み制御、役に当選しなかった場合に行われる外れ制御等がある。
リール引込み制御とは、停止ボタンが押されたときに、その押されたタイミングで有効な入賞ライン上にある図柄を含めて当該図柄から所定のコマ数(例えば、5コマ)の範囲内に当該役を構成する図柄が存在するときに、その図柄を当該有効な入賞ライン上に引き込むように回胴リールの停止位置を制御することをいう。但し、遊技者が停止ボタンを押したタイミングにおいて上記の所定のコマ数の範囲内に当該役を構成する図柄が存在しないときには、リールの引込み制御が働かず、押したなりの図柄が有効な入賞ライン上に停止する。したがって、このときには、当該役を構成する図柄は有効な入賞ライン上に揃わず、当該役は成立しないことになる。
外れ制御とは、有効な入賞ラインにはいずれの役も成立しないように、リールの停止位置を制御することをいう。したがって、この場合には、遊技者が特定の役を狙って停止ボタンを押したとしても、どのような役も成立せず、ゲームの結果は外れとなる。
また、CPU83は、遊技状態の管理をも行っている。本実施形態の回胴式遊技機では、遊技機の遊技状態として、「BB未作動時の一般遊技状態」、「BB内部中状態」、「RB内部中状態」、「BB作動時の一般遊技状態」等の各種の遊技状態が設定されている。CPU83は、役の抽選結果に基づいて遊技状態の移行を制御する。
更に、CPU83は、演出制御基板90へコマンドを送信する処理を行う。CPU83から演出制御基板90に送信するコマンドには多くの種類がある。例えば、役の抽選処理の結果に基づいて作成される遊技の演出に関するコマンド(演出コマンド)や、遊技者によって所定の操作が行われたときに作成されるコマンド(操作コマンド)等がある。
尚、回胴式遊技機に関しては、さまざまな規格が定められている。その一つに、スタートレバー18を操作してから4.1秒を経過しないと、次にスタートレバー18を操作しても、回胴リール11a,11b,11cが回転しないという規格がある。このため、CPU83は、かかる規格に合致するように、回胴リール11a,11b,11cの駆動開始制御を行う。但し、スタートレバー18を操作してから4.1秒以内に、次にスタートレバー18を操作した場合であっても、CPU83が、投入メダル検出センサ71、MAXベットボタン操作検出センサ72、一枚投入ボタン操作検出センサ73のいずれかから信号をすでに受けていれば、乱数値に基づく抽選処理は行われる。
演出制御基板90は、主に遊技の演出に関する制御を行うものである。演出制御基板90には、複数の集積回路素子が実装されている。具体的に、演出制御基板90は、図3に示すように、ROM91と、RAM92と、CPU(演出制御手段)93と、音源LSI94と、音源データROM95と、パワーアンプ96と、双方向バスバッファ110b,110cとを備える。ROM91には、遊技演出の制御等に関する各種のプログラム、画像演出用パターンデータや電飾演出用パターンデータ等の各種のデータが格納されている。また、RAM92は、データを一時的に記憶する作業用のメモリである。
音源LSI94は、音源データを送出するための複数のチャンネルを有しており、音源データROM95に記憶されている音源データを所定のチャンネルを通じて、スピーカ部50へ送出して音声を再生出力させるものである。音源データROM95には、複数の音源データと共に、各音源データに対する再生制御データが格納されている。再生制御データは、音源LSI94における当該音源データの送出を制御することによりスピーカ部50での音声の再生出力を制御するためのデータである。パワーアンプ96は、音源LSI94から送出された音信号を増幅して、スピーカ部50に出力するためのものである。
本実施形態では、CPU93として、パラレル通信機能とシリアル通信機能とを兼ね備えるものを用いている。そして、演出制御基板90と液晶制御基板32との間、演出制御基板90とサブ中継基板100との間ではそれぞれ、シリアル通信方式により信号送信を行うことにしている。
また、演出制御基板90内の複数の集積回路素子の間では、双方向シリアルバス方式により情報の伝送が行われる。ここで、双方向シリアルバス方式とは、集積回路素子を複数個並列に接続可能な伝送線を介して情報を双方向に逐次伝送する方式である。特に、本実施形態では、双方向シリアルバス方式として、I2Cバス(Inter-Integrated Circuit Bus)方式を採用している。
CPU93は、ROM91に格納されたプログラムを実行することにより、画像表示部30、電飾表示部40、スピーカ部50を制御する。具体的には、CPU93は、主制御基板80から演出コマンドを受けたとき、その演出コマンドに基づいて遊技の演出の内容を決定する。そして、CPU93は、その決定した内容に対応する画像演出用パターンデータをROM91から読み出し、液晶制御基板32に送出する。これにより、液晶制御基板32は、その画像演出用パターンデータに基づいて画像の表示を制御する。また、CPU93は、その決定した内容に対応する電飾演出用パターンデータをROM91から読み出した後、その電飾演出用パターンデータに基づいて所定の点灯指令信号を生成する。そして、CPU93は、その生成した点灯指令信号を、サブ中継基板100を介して電飾基板、冷陰極管基板に送出することにより、各LEDユニット、各バックライト、冷陰極管の点灯を制御する。更に、CPU93は、その決定した内容についての情報を音源LSI94に送ると、音源LSI94は、当該情報に対応する音源データと再生制御データとを音源データROM95から読み出す。そして、音源LSI94は、その再生制御データに基づいて当該音源データの送出を制御する。音源LSI94から送出された音信号は、パワーアンプ96で増幅された後、スピーカ部50から出力される。
また、CPU93は、サブ中継基板100から遊技履歴の表示に関する指令信号が送られてくると、その指令信号を液晶制御基板32に送出する。更に、CPU93は、主制御基板80から送られた演出コマンド等の情報に基づいて遊技履歴情報を作成し、その作成した遊技履歴情報を液晶制御基板32に送出する。その遊技履歴情報は、液晶制御基板32の履歴表示用RAM32dに記憶される。
サブ中継基板100は、演出制御基板90と別個に構成されており、演出制御基板90から送られた点灯指令信号を中継して電飾基板や冷陰極管基板に送信したり、履歴表示指示基板63から送られた遊技履歴の表示に関する指令信号を中継して演出制御基板90に送信したりするものである。かかるサブ中継基板100は、例えば前扉の裏面に取り付けられている。サブ中継基板100には、図3に示すように、入出力エキスパンダ(PCA9532)101,102、双方向バスバッファ110d等の複数の集積回路素子が実装されている。そして、これらの集積回路素子の間では、双方向シリアルバス方式により情報の伝達が行われる。この場合も、双方向シリアルバス方式としてI2Cバス方式が採用されている。また、サブ中継基板100と演出制御基板90との間ではシリアル通信方式により信号送信を行うことにしている。
入出力エキスパンダ101,102は、信号の入出力数を増やすための集積回路素子である。具体的に、入出力エキスパンダ101からの各信号は、電飾基板(トップLED基板44a,44b,44c、パネルLED基板45a,45b,・・・,45h、バックライト基板46a,46b,46c)、冷陰極管基板47に出力される。ここで、入出力エキスパンダ101は、双方向バスバッファ110dを介して送られたシリアル信号をパラレル信号に変換して、上記の各基板に出力する。また、入出力エキスパンダ102には、履歴表示指示基板63からの遊技履歴の表示に関する指令信号が入力する。ここで、入出力エキスパンダ102は、入力した信号をシリアル信号に変換して、双方向バスバッファ110dに出力する。
本実施形態では、上述したように、演出制御基板90と液晶制御基板32との間、演出制御基板90とサブ中継基板100との間ではそれぞれ信号送信をシリアル通信方式により行う。このため、演出制御基板90と液晶制御基板32との間、及び演出制御基板90とサブ中継基板100との間をそれぞれ、シリアル配線により接続する。特に、本実施形態では、かかるシリアル配線として、フィリップス社によって開発されたI2Cバスを用い、演出制御基板90と液晶制御基板32との間、演出制御基板90とサブ中継基板100との間ではそれぞれ、I2Cバス方式により信号の送信を行うことにする。
I2Cバスは、一般に、二本のワイヤー(信号伝送線)からなる簡単な構造の双方向性バスである。すなわち、I2Cバスは、シリアル・データ・ライン(SDA)とシリアル・クロック・ライン(SCL)という二本のバス・ラインのみで構成される。このバス・ラインには、回路基板や集積回路素子等の複数のデバイスの並設が可能である。また、I2Cバスに接続されている各デバイスはそれぞれ固有のアドレスを持つので、その固有アドレスを用いることにより、ソフトウエアによる各デバイスのアドレス指定が可能である。更に、かかるI2Cバスには、集積回路素子間相互の制御を効率よく行うことができ、ハードウエアの効率を最大限に引き上げ、回路の簡素化を図ることができるといった、さまざまな利点がある。
また、図3に示すように、液晶制御基板32、演出制御基板90及び電飾表示用サブ制御基板100の入出力ポートにはそれぞれ、双方向バスバッファ(P82B96)110a,110b,110c,110dが設けられている。図5(a)は双方向バスバッファの構成を説明するための図、図5(b)はその双方向バスバッファに含まれるバッファの特性を説明するための図である。また、図6はその双方向バスバッファの使用方法を説明するための図である。双方向バスバッファは、図5(a)に示すように、四つのバッファ111,112,113,114を有するICである。各バッファ111,112,113,114は、信号の方向性を規定する役割を有する。すなわち、各バッファは、図5(b)に示すように、同図の左側から入力した信号を右側に送出するが、逆に、同図の右側から入力した信号を左側に送出することはない。本実施形態では、双方向バスバッファ110aと双方向バスバッファ110bとの間、双方向バスバッファ110cと双方向バスバッファ110dとの間がそれぞれ信号線により接続される。具体的には、図6に示すように、二つの双方向バスバッファの間を接続する信号線をツイストケーブルとする。これにより、接続する基板間の距離を長くして、長距離通信を行う場合であっても、ノイズに強くすることができる。
尚、主制御基板80と演出制御基板90との間では、パラレル通信方式により信号送信が行われる。
次に、本実施形態の回胴式遊技機において遊技履歴情報を液晶パネル31に表示するときの処理手順について説明する。
いま、液晶パネル31には、演出用の画像が表示されているものとする。このとき、遊技者が選択ボタン61を押すと、履歴表示指示基板63は、選択ボタン61が押された旨の信号(遊技履歴の表示に関する指令信号)をサブ中継基板100に送出する。サブ中継基板100の入出力エキスパンダ102は、遊技履歴の表示に関する指令信号が入力すると、その入力した指令信号をシリアル信号に変換して、双方向バスバッファ110dに出力する。そして、シリアル信号である遊技履歴の表示に関する指令信号は、双方向バスバッファ110dと演出制御基板90の双方向バスバッファ110cとの間を接続する信号線を介して、双方向バスバッファ110cに送られ、双方向バスバッファ110cから演出制御基板90のCPU93に送出される。
CPU93は、遊技履歴の表示に関する指令信号を受け取ると、その指令信号を双方向バスバッファ110bに出力する。その指令信号は、双方向バスバッファ110bと液晶制御基板32の双方向バスバッファ110aとの間を接続する信号線を介して、双方向バスバッファ110aに送られ、双方向バスバッファ110aから液晶制御基板32のCPU32cに送出される。CPU32cは、遊技履歴の表示に関する指令信号を受け取ると、現在、液晶パネル31に演出用の画像が表示されていることから、当該指令の内容が遊技履歴のメニュー画面を表示することであると認識する。そして、CPU32cは、ビデオチップ32eを制御することにより、液晶パネル31に、図4に示すような遊技履歴のメニュー画面を表示させる。この時点では、このメニュー画面では、複数のメニュー項目のうち一番上に記されている「ボーナス間情報」が選択状態になっている。
次に、遊技者は、こうして表示された遊技履歴のメニュー画面において、自己が知りたい遊技履歴の項目を決定する。具体的には、遊技者が選択ボタン61を一回押すと、上述したように、選択ボタン61が押された旨の信号(遊技履歴の表示に関する指令信号)が、履歴表示指示基板63から、サブ中継基板100、演出制御基板90を介して、液晶制御基板32のCPU32cに送られる。CPU32cは、その指令信号を受け取ると、現在、液晶パネル31に遊技履歴のメニュー画面が表示されていることから、当該指令の内容がメニュー画面において現在選択状態にある項目から一つ下の項目を選択状態にすることであると認識する。そして、CPU32cは、ビデオチップ32eを制御することにより、液晶パネル31に、現在選択状態にある項目から一つ下の項目が選択状態とされた遊技履歴のメニュー画面を表示させる。遊技者は、選択ボタン61を何回か押すことにより、遊技履歴のメニュー画面において自己が知りたい遊技履歴の項目を選択状態にする。
こうして、遊技者が知りたい遊技履歴の項目が選択状態となった後、遊技者が決定ボタン62を押すと、決定ボタン62が押された旨の信号(遊技履歴の表示に関する指令信号)が、履歴表示指示基板63から、サブ中継基板100、演出制御基板90を介して、液晶制御基板32のCPU32cに送られる。CPU32cは、その指令信号を受け取ると、当該指令の内容が現在選択状態にある項目に対応する遊技履歴情報を表示することであると認識する。そして、CPU32cは、ビデオチップ32eを制御して、当該遊技履歴情報を履歴表示用RAM32dから読み出し、液晶パネル31に表示させる。
例えば、遊技者が遊技履歴のメニュー画面において「ボーナス間情報」を選択して、決定ボタン62を押した場合には、液晶パネル31に、ボーナス間情報が表示される。図7は液晶パネル31上に表示されたボーナス間情報の一例を示す図である。このボーナス間情報の画像では、横軸がゲーム数を表している。具体的に、図7に示すボーナス間情報には、最初のゲームから200ゲーム後にRBに当選したことが示されている。そして、そのRBに当選してから、50ゲーム後にBBに当選し、さらに250ゲーム後に再びBBに当選したことが示されている。
本実施形態の回胴式遊技機では、遊技履歴の表示に関する指令信号を発生させるための履歴表示指示装置が備えられており、その履歴表示指示装置で発生された遊技履歴の表示に関する指令信号がサブ中継基板を介して演出制御基板に送信されると共に、サブ中継基板と演出制御基板との間ではシリアル通信方式により信号の送信が行われる。このサブ中継基板は、遊技履歴の表示に関する指令信号を中継するだけでなく、演出制御基板から送られる点灯表示に関する指令信号をも中継する。このため、演出制御基板には、履歴表示指示装置で発生された指令信号を入力するための専用の入力ポート回路を設けておく必要がなく、しかも、履歴情報の表示機能を有しない遊技機に対して、その演出制御基板を使用しても、演出制御基板に空きの入力ポート回路が生じてしまうことはない。したがって、履歴情報の表示機能を有する遊技機、履歴情報の表示機能を有しない遊技機のいずれに対しても、演出制御基板としては同一のものを使用することができ、演出制御基板については再利用が可能である。このため、新たな機種の遊技機を開発する場合には、演出制御基板の設計を変更する必要がないので、遊技機の開発期間を短縮することができると共に、その開発費用を低減することができる。また、サブ中継基板と演出制御基板との間ではシリアル通信方式により信号の送信を行うことにより、それらの基板間を接続する信号線の数を削減して、筐体内の視認性を高めることによって不正防止ができる。
尚、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。
上記の実施形態では、本発明を、遊技媒体としてメダルを使用した回胴式遊技機に適用した場合について説明したが、例えば、パロット機、パチロット機等と称される、遊技媒体としてパチンコ球を使用したスロットマシン遊技機に適用してもよい。更に、本発明をパチンコ遊技機に適用してもよい。