JP2006141682A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】電飾による演出効果を高めることができると共に、遊技の演出を制御する演出制御手段の負担を軽減することができる遊技機を提供する。
【解決手段】演出用表示灯は、点灯表示をすることにより遊技の演出を行うものである。かかる演出用表示灯にはLEDやランプが含まれている。演出用表示灯は電飾基板上に搭載されている。演出制御基板80のCPU83は、演出用表示灯の点灯表示を含む遊技の演出を制御する。電飾表示用サブ制御基板90の入出力エキスパンダ(点灯表示制御手段)91は、CPU83から送られる点灯指令信号に基づいて演出用表示灯の点灯時間をPWM制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技の状況等に応じて演出用表示灯を点灯することにより遊技の演出を行う、パチンコ遊技機や回胴式遊技機等の遊技機に関するものである。
一般に、パチンコ遊技機、回胴式遊技機等の遊技機は、主制御基板と、演出制御基板と、画像表示部と、電飾表示部(演出用表示灯)と、スピーカ部とを備えている。主制御基板は、主に遊技内容の制御や遊技媒体の払出の制御を行うものである。また、演出制御基板は、主に遊技の演出の制御を行うものである。すなわち、演出制御基板は、主制御基板からのコマンドに基づいて遊技の演出内容を決定し、その決定した遊技の演出内容にしたがって画像表示部、電飾表示部及びスピーカ部を制御する。特に、電飾による遊技の演出を行う場合には、演出制御基板は、所定の点灯タイミングで駆動パルスを生成して電飾表示部に送信する(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−17986号公報
しかしながら、従来は、演出制御基板が所定の点灯タイミングで駆動パルスを生成して電飾表示部に送信しているので、演出制御基板のCPU(central processing unit)は、点灯のタイミング、点灯時間を管理しなければならず、CPUの負荷がとても大きい。しかも、かかるCPUは、電飾表示部だけを制御しているわけではなく、演出内容の決定処理、スピーカ部の制御処理等、さまざまな処理を行う必要がある。このため、従来の遊技機では、電飾表示部の点灯を細かく制御することができず、その制御内容には限界があった。例えば、電飾表示部の明るさをフェードイン(だんだん明るくする。)又はフェードアウト(だんだん暗くなる。)しようとすると、電飾表示部の点滅のサイクルが遊技者の眼でも容易に分かってしまい、電飾表示部からの光がちらついてしまう。これでは、電飾による十分な演出効果が得られない。当然、CPUの作業時間をすべて電飾表示部の点灯制御に割り当てれば、電飾表示の明るさを滑らかにフェードイン又はフェードアウトさせることも可能ではあるが、上述したようにCPUはさまざまな処理を行う必要があるので、現状では、その実現は困難である。
本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、電飾による演出効果を高めることができると共に、遊技の演出を制御する演出制御手段の負担を軽減することができる遊技機を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明に係る遊技機は、遊技者に向けて点灯するように設けられ、点灯表示をすることにより遊技の演出を行う演出用表示灯と、前記演出用表示灯の点灯表示を含む遊技の演出を制御するための演出制御手段と、前記演出制御手段から送られる点灯指令信号に基づいて前記演出用表示灯の点灯時間をパルス幅変調制御する点灯表示制御手段と、を備えることを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の遊技機において、前記演出用表示灯が発光ダイオードを含むことを特徴とするものである。
請求項1記載の遊技機では、点灯表示制御手段が演出制御手段から送られる点灯指令信号に基づいて演出用表示灯の点灯時間をパルス幅変調制御する。このため、演出制御手段は、例えば、点灯指令信号を繰り返し送信することにより、演出用表示灯の明るさを滑らかにフェードイン又はフェードアウトすることができる。したがって、本発明の遊技機では、明るさが滑らか変化する演出用表示灯の点灯・消灯制御を行うことができるので、電飾による演出効果を高めることができる。また、演出制御手段は、演出用表示灯の点灯タイミングを制御する必要はなく、点灯指令信号を点灯表示制御手段に送信するだけでよいので、演出制御手段の作業負担を軽減することができると共に、プログラマーの作業負担も軽減することができる。
請求項2記載の遊技機では、演出用表示灯が発光ダイオード(light-emitting diode、以下「LED」と称する。)を含むことにより、LEDの明るさを滑らかに変化させることができるので、LEDのちらつきを無くすことができ、LEDによる演出効果をより高めることができる。
以下に、図面を参照して、本願に係る発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は本発明の一実施形態である遊技機の概略正面図、図2はその遊技機の概略ブロック図、図3はその遊技機における演出制御基板及び電飾表示用サブ制御基板の概略ブロック図である。ここでは、遊技機が、いわゆるパチスロ機といわれる回胴式遊技機である場合について説明する。
本実施形態の回胴式遊技機は、図1、図2及び図3に示すように、第一回胴リール11a,第二回胴リール11b,第三回胴リール11cと、表示窓12と、メダル投入口13と、クレジット数表示部14と、MAXベットボタン15と、一枚投入ボタン16と、ベット枚数表示部17と、スタートレバー18と、第一停止ボタン19a,第二停止ボタン19b,第三停止ボタン19cと、清算ボタン21と、払出数表示部22と、メダル放出口23と、メダル受皿24と、画像表示部30と、電飾表示部40と、スピーカ部50と、投入メダル検出センサ61と、MAXベットボタン操作検出センサ62と、一枚投入ボタン操作検出センサ63と、スタートレバー操作検出センサ64と、第一停止ボタン操作検出センサ65a,第二停止ボタン操作検出センサ65b,第三停止ボタン操作検出センサ65cと、第一回胴リール駆動手段66a,第二回胴リール駆動手段66b,第三回胴リール駆動手段66cと、主制御基板70と、演出制御基板80と、電飾表示用サブ制御基板90とを備える。
図1に示すように、回胴式遊技機の中央部のやや上側には、第一回胴リール11a、第二回胴リール11b、第三回胴リール11cが配設されている。各回胴リール11a,11b,11cは、複数の図柄を一列に配した図柄列を有しており、回転可能に構成されている。第一回胴リール11aは第一回胴リール駆動手段66aにより駆動され、第二回胴リール11bは第二回胴リール駆動手段66bにより駆動され、そして、第三回胴リール11cは第三回胴リール駆動手段66cにより駆動される。ここで、各回胴リール駆動手段66a,66b,66cとしては、例えばステッピングモータが用いられる。これら回胴リール駆動手段66a,66b,66cの制御は、主制御基板70により行われる。
各回胴リール11a,11b,11cに配される図柄には、例えば、赤色の数字「7」図柄、青色の数字「7」図柄、BAR図柄、リプレイ図柄、スイカ図柄、ベル図柄、チェリー図柄等がある。各回胴リール11a,11b,11cの外周には、これらの図柄が合計21個配されている。また、回胴リール11a,11b,11c毎に各図柄の数及び図柄の配置順序は異なっている。
表示窓12は回胴リール11a,11b,11cに対応する位置に設けられた透明な窓部である。遊技者は、図1に示すように、第一回胴リール11a、第二回胴リール11b、第三回胴リール11cの停止時において表示窓12からそれぞれの回胴リール11a,11b,11cに付された三つの図柄を目視することができる。
メダル投入口13は、遊技者がメダル(遊技媒体)を投入するための投入口である。投入メダル検出センサ61はメダル投入口13の内部に設けられており、メダルがメダル投入口13に投入されたことを検出するものである。投入メダル検出センサ61からの検出信号は主制御基板70に送られる。
表示窓12のすぐ下側には、クレジット数表示部14が設けられている。クレジット数表示部14は、メダルのクレジット数(貯留数)を所定の範囲内(例えば50枚以内)で表示するものである。メダル投入口13からメダルを投入すると、主制御基板70は、投入メダル検出センサ61からの信号に基づいて、現在のクレジット数からその投入したメダルの数だけ増加させた数を計数して貯留し、クレジット数表示部14に表示させる。また、主制御基板70は、ゲームにおいて所定の役が成立すると、その役に対応して払い出されるメダルの払出枚数を現在のクレジット数に加算し、その加算した数をクレジット数表示部14に表示させる。
MAXベットボタン15及び一枚投入ボタン16は、メダルを賭けてゲーム(遊技)を行う旨を指示するための遊技指示手段であり、表示窓12の左下側に設けられている。MAXベットボタン15は、メダルを三枚賭けてゲームを行うことを選択するボタンであり、また、一枚投入ボタン16は、メダルを一枚、二枚又は三枚賭けてゲームを行うことを選択するボタンである。具体的には、一枚投入ボタン16を一回押すことにより、メダルを一枚賭けてゲームを行うことが選択され、一枚投入ボタン16を二回押すことにより、メダルを二枚賭けてゲームを行うことが選択され、そして、一枚投入ボタン16を三回押すことにより、メダルを三枚賭けてゲームを行うことが選択される。すなわち、一枚投入ボタン16を三回押すことは、MAXベットボタン15を一回押すことと同じである。MAXベットボタン操作検出センサ62はMAXベットボタン15が押されたことを検出するものであり、一枚投入ボタン操作検出センサ63は一枚投入ボタン16が押されたことを検出するものである。各センサ62,63からの検出信号は、主制御基板70に送られる。これにより、主制御基板70は、メダルを何枚賭けてゲームを行うのかを認識することができる。
表示窓12のすぐ左下側には、ベット枚数表示部17が設けられている。かかるベット枚数表示部17は、当該ゲームにおいて賭けられたメダルの枚数を表示するものである。具体的には、一枚投入ボタン16が一回押されると、主制御基板70は、ベット枚数表示部17の「壱」の部分に対応するランプを点灯させる。一枚投入ボタン16が二回押されると、主制御基板70は、ベット枚数表示部17の「弐」の部分に対応するランプを点灯させる。そして、一枚投入ボタン16が三回押され、又はMAXベットボタン15が押されると、主制御基板70は、ベット枚数表示部17の「参」の部分に対応するランプを点灯させる。
本実施形態では、三つの回胴リール11a,11b,11cを停止させて所定の図柄を揃えるための入賞ラインが六つ設定されている。すなわち、表示窓12の上部、中央部、下部のそれぞれを通り水平方向に延びた三つのラインと、表示窓12の左上から右下に向かって延びるラインと、表示窓12の左下から右上に向かって延びるラインと、表示窓12の左部の真ん中から中央部の真ん中に向かって延び、その中央部の真ん中から右下に向かって延びるラインとである。メダルを何枚賭けるかに応じて、有効な入賞ラインが異なる。メダルを一枚賭けてゲームを行う場合には、表示窓12の中央部を通り水平方向に延びる一つの入賞ラインだけが有効な入賞ラインとなる。メダルを二枚賭けてゲームを行う場合には、表示窓12の上部、中央部、下部のそれぞれを通り水平方向に延びた三つの入賞ラインだけが有効な入賞ラインとなる。そして、メダルを三枚賭けてゲームを行う場合には、六つの入賞ラインすべてが有効な入賞ラインとなる。三つの回胴リール11a,11b,11cが停止したときに、六つの入賞ラインのうち有効な入賞ライン上に所定の図柄が揃い、所定の役が成立すると、当該ゲームが入賞となり、所定数のメダルが払い出される。
スタートレバー18は、ゲームを開始する旨を指示するために遊技者が操作するものである。メダル投入口13から一回のゲーム(遊技)に必要な数のメダルが投入されるか、又は、既に一回のゲームに必要な数のメダルがクレジットされている状態でMAXベットボタン15の操作、若しくは一枚投入ボタン16の必要回数の操作のうちいずれかの操作が行われることにより、スタートレバー18の操作が可能となる。ここで、一回のゲームは、スタートレバー18が操作されることにより開始し、三つの停止ボタン19a,19b,19cがすべて押されることにより終了する。スタートレバー操作検出センサ64は、スタートレバー18が操作されたことを検出するものである。スタートレバー操作検出センサ64は、スタートレバー18が操作されたことを検出すると、ゲーム開始信号を主制御基板70に送る。主制御基板70は、投入メダル検出センサ61、MAXベットボタン操作検出センサ62、一枚投入ボタン操作検出センサ63のいずれかから信号を受けているときに、スタートレバー操作検出センサ64からゲーム開始信号を受けると、前回のゲーム開始信号の受信時から所定時間(4.1秒)経過した後、ゲーム開始の処理を行う。具体的には、主制御基板70は、乱数値を取得し、その乱数値に基づいて役の抽選処理を行うと共に、三つの回胴リール11a,11b,11cの回転動作を開始する。
第一停止ボタン19aは第一回胴リール11aの回転動作の停止を指示するためのものであり、第二停止ボタン19bは第二回胴リール11bの回転動作の停止を指示するためのものであり、第三停止ボタン19cは第三回胴リール11cの回転動作の停止を指示するためのものである。第一停止ボタン操作検出センサ65aは第一停止ボタン19aが押されたことを検出するものであり、第二停止ボタン操作検出センサ65bは第二停止ボタン19bが押されたことを検出するものであり、第三停止ボタン操作検出センサ65cは第三停止ボタン19cが押されたことを検出するものである。各停止ボタン操作検出センサ65a,65b,65cからの検出信号は、主制御基板70に送られる。主制御基板70は、停止ボタン操作検出センサ65a,65b,65cからの検出信号を受けると、当該停止ボタン操作検出センサに対応する回胴リールの回転動作を所定の制御方法により停止する。こうして、三つの回胴リール11a,11b,11cが停止したときに、それらの回胴リール11a,11b,11cに付されている図柄が有効な入賞ライン上において特定の組合せとなると、役が成立することになる。
役の種類には、大きく分けて、大当りである大役(ボーナス)と、小当りである小役とがある。大役には、例えば、赤色の数字「7」の図柄及び青色の数字「7」の図柄(BB図柄)のうちいずれかが有効な入賞ライン上に揃った場合の役であるビッグボーナス(BB)と、「BAR」の図柄(RB図柄)が有効な入賞ライン上に揃った場合の役であるレギュラーボーナス(RB)とがある。大役になると、回胴式遊技機は、遊技者に有利な遊技状態に移行する。例えば、BBが成立した場合には、メダルが15枚払い出されるとともに、遊技者が最も多量のメダルを獲得可能なBBゲームに突入する。また、RBが成立した場合には、メダルが15枚払い出されるとともに、BBゲームに次いで遊技者が多量のメダルを獲得可能なRBゲームに突入する。
一方、小役には、例えば、スイカ図柄が有効な入賞ライン上に揃った場合の役(スイカ小役)と、ベル図柄が有効な入賞ライン上に揃った場合の役(ベル小役)と、チェリー図柄が有効な入賞ライン上の左側の位置に停止した場合の役(チェリー小役)とがある。かかる小役が成立したときには、それぞれ所定枚数のメダルが払い出される。その他に、リプレイ図柄が有効な入賞ライン上に揃った場合の役(リプレイ)がある。このリプレイが成立した場合には、回胴式遊技機は、再遊技の状態、すなわち、今回のゲームに賭けたメダルと同数のメダルが自動投入され、遊技者が新たにメダルを投入することなく、再度、ゲームを行うことが可能な状態となる。尚、本実施形態では、リプレイはメダルの払出しがないことから、リプレイを小役に含めていないが、次の遊技のための賭数設定すなわち新たなメダルの投入操作が不要なので、その遊技に使用したメダルが払い出されたと仮定して、リプレイを小役として取扱うことも可能である。また、役を構成する図柄が有効な入賞ライン上に揃わなかった場合には、外れとなる。
払出数表示部22は、成立した役に対応して払い出されるメダルの払出枚数を表示するものである。払出数表示部22の制御は主制御基板70により行われる。メダル放出口23からは、例えば、遊技者が清算ボタン21を押した場合にそのときのクレジット数に対応する数のメダルが放出される。メダル受皿24は、メダル放出口23から放出されるメダルを蓄積するための皿である。
画像表示部30は、表示窓12の上側に設けられている。本実施形態では、画像表示部30として液晶表示装置を用いている。かかる画像表示部30は、図1及び図2に示すように、液晶パネル31と、液晶パネル31を制御する液晶制御基板32とを有する。画像表示部30は、複数の文字、数字、図形やキャラクター等の画像を変動表示することにより、役の成立の予告、所定の情報の告知、その他の遊技の演出を行う。例えば、大当り確定を予告するプレミアム演出を行ったり、有効な入賞ライン上に揃えるべき図柄の種類を告知したりする。この画像表示部30の制御は、主制御基板70からのコマンドに基づいて演出制御基板80により行われる。
電飾表示部40は、各種の遊技状態を報知したり、遊技の演出を行ったりするものである。かかる電飾表示部40は、図1及び図2に示すように、三つのトップLEDユニット41a,41b,41cと、八つのパネルLEDユニット42a,42b,・・・,42hと、三つのバックライト(不図示)と、冷陰極管(不図示)と、三つのトップLED基板44a,44b,44cと、八つのパネルLED基板45a,45b,・・・,45hと、三つのバックライト基板46a,46b,46cと、冷陰極管基板47とを有する。ここで、トップLEDユニット41a,41b,41c、パネルLEDユニット42a,42b,・・・,42h、及びバックライトは、遊技者に向けて点灯表示するように設けられており、それぞれ、本発明の演出用表示灯に該当する。また、以下では、トップLED基板44a,44b,44c、パネルLED基板45a,45b,・・・,45h、及びバックライト基板46a,46b,46cをまとめて、「電飾基板」とも称することにする。
電飾表示部40の制御は、主制御基板70からのコマンドに基づいて演出制御基板80により行われる。具体的には、演出制御基板80は、主制御基板70からのコマンドに基づいて所定の点灯指令信号を作成し、その点灯指令信号を電飾表示用サブ制御基板90に送信する。そして、電飾表示用サブ制御基板90は、演出用表示灯については、演出制御基板80からの点灯指令信号に基づいて演出用表示灯の点灯時間をパルス幅変調(Pulse Width Modulation(PWM))制御する。一方、電飾表示用サブ制御基板90は、冷陰極管については、演出制御基板80からの点灯指令信号に基づいて通常のON・OFF制御を行う。
三つのトップLEDユニット41a,41b,41cはそれぞれ、前扉の内側上部の左側、中央、右側に設けられている。これらのトップLEDユニット41a,41b,41cはそれぞれ、トップLED基板44a,44b,44cに搭載されている。
前扉の内側であって表示窓12の左側には、パネルLEDユニット42a,42b,42c,42d,42eがこの順番で上から下に向かう方向に沿って設けられている。また、前扉の内側であって表示窓12の右側には、パネルLEDユニット42f,42g,42hがこの順番で上から下へ向かう方向に沿って設けられている。8個のパネルLEDユニット42a,42b,・・・,42hはそれぞれ、パネルLED基板45a,45b,・・・,45hに搭載されている。
三つのバックライトはそれぞれ、第一回胴リール11a、第二回胴リール11b、第三回胴リール11cの内部に設けられている。これらのバックライトはそれぞれ、バックライト基板46a,46b,46cに搭載されている。
冷陰極管は、前扉の内側であって表示窓12の上方に設けられている。冷陰極管は、遊技の演出を行うだけでなく、回胴リール11a,11b,11cに光を照射して、回胴リール11a,11b,11cに記された図柄の視認性を良くするという役割をも果たしている。冷陰極管基板47は、冷陰極管を駆動するものである。具体的に、冷陰極管基板47には、インバータ回路や高電圧発生回路等が搭載されている。電飾表示用サブ制御基板90から駆動用のパルス信号が送られると、インバータ回路が駆動し、そのインバータ回路からの信号に基づいて高電圧発生回路が高電圧を発生させることにより、冷陰極管が点灯する。
スピーカ部50は、音により遊技の演出を行うものである。スピーカ部50の制御は、主制御基板70からのコマンドに基づいて演出制御基板80により行われる。かかるスピーカ部50は、図1及び図2に示すように、第一ドアスピーカ51と、第二ドアスピーカ52と、背面スピーカ53とを有する。第一ドアスピーカ51及び第二ドアスピーカ52はそれぞれ、前扉の内側上部の左側、右側に設けられている。すなわち、図1において、前扉上部に点線で描いた円の部分が第一ドアスピーカ51及び第二ドアスピーカ52である。ここで、前扉の上部においては、トップLEDユニット41a,41b,41cが設けられた部分と画像表示部31が設けられた部分との間に隙間があり、第一ドアスピーカ51及び第二ドアスピーカ52からの音はこの隙間を通して出てくる。また、背面スピーカ53は回胴式遊技機の背面側に設けられている。
主制御基板70は、主に遊技内容やメダルの払出しの制御及び管理を行う。かかる主制御基板70には、複数の集積回路素子が実装されている。具体的に、主制御基板70は、図2に示すように、ROM71と、RAM72と、CPU(遊技制御手段)73とを備える。ROM71には、遊技内容の制御等に関する各種のプログラムが格納されている。また、RAM72は、データを一時的に記憶する作業用のメモリである。
CPU73は、ROM71に格納されたプログラムを実行することにより、遊技内容の制御等を行う。例えば、CPU73は、役の抽選処理を行う。具体的に、この役の抽選処理は次のようにして行われる。ROM71には、役と乱数値との対応関係を示した抽選テーブルが格納されている。CPU73は、スタートレバー操作検出センサ64からの信号を受けると、乱数値を取得する。そして、その取得した乱数値が、抽選テーブルにおいていずれの役に該当するかを調べることにより、役の不当選、各種の役の当選のいずれであるかを決定する。CPU73は、抽選結果に応じて所定のコマンドを演出制御基板80に送信する。
また、CPU73は、回胴リール11a,11b,11cを駆動及び停止させるリール制御を行う。このCPU73のリール制御には、リールの駆動開始制御、リールの駆動停止制御の他、例えば、役に当選した場合に行われるリール引込み制御、役に当選しなかった場合に行われる外れ制御等がある。
リール引込み制御とは、停止ボタンが押されたときに、その押されたタイミングで有効な入賞ライン上にある図柄を含めて当該図柄から所定のコマ数(例えば、5コマ)の範囲内に当該役を構成する図柄が存在するときに、その図柄を当該有効な入賞ライン上に引き込むように回胴リールの停止位置を制御することをいう。但し、遊技者が停止ボタンを押したタイミングにおいて上記の所定のコマ数の範囲内に当該役を構成する図柄が存在しないときには、リールの引込み制御が働かず、押したなりの図柄が有効な入賞ライン上に停止する。したがって、このときには、当該役を構成する図柄は有効な入賞ライン上に揃わず、当該役は成立しないことになる。
外れ制御とは、有効な入賞ラインにはいずれの役も成立しないように、リールの停止位置を制御することをいう。したがって、この場合には、遊技者が特定の役を狙って停止ボタンを押したとしても、どのような役も成立せず、ゲームの結果は外れとなる。
また、CPU73は、遊技状態の管理をも行っている。本実施形態の回胴式遊技機では、遊技機の遊技状態として、「BB未作動時の一般遊技状態」、「BB内部中状態」、「RB内部中状態」、「BB作動時の一般遊技状態」等の各種の遊技状態が設定されている。CPU73は、役の抽選結果に基づいて遊技状態の移行を制御する。
更に、CPU73は、演出制御基板80へコマンドを送信する処理を行う。CPU73から演出制御基板80に送信するコマンドには多くの種類がある。例えば、役の抽選処理の結果に基づいて作成される遊技の演出に関するコマンド(演出コマンド)や、遊技者によって所定の操作が行われたときに作成されるコマンド(操作コマンド)等がある。
尚、回胴式遊技機に関しては、さまざまな規格が定められている。その一つに、スタートレバー18を操作してから4.1秒を経過しないと、次にスタートレバー18を操作しても、回胴リール11a,11b,11cが回転しないという規格がある。このため、CPU73は、かかる規格に合致するように、回胴リール11a,11b,11cの駆動開始制御を行う。但し、スタートレバー18を操作してから4.1秒以内に、次にスタートレバー18を操作した場合であっても、CPU73が、投入メダル検出センサ61、MAXベットボタン操作検出センサ62、一枚投入ボタン操作検出センサ63のいずれかから信号をすでに受けていれば、乱数値に基づく抽選処理は行われる。
演出制御基板80は、主に遊技の演出に関する制御を行うものである。演出制御基板80には、複数の集積回路素子が実装されている。具体的に、演出制御基板80は、図3に示すように、ROM81と、RAM82と、CPU(演出制御手段)83と、音源LSI84と、音源データROM85と、パワーアンプ86と、双方向バスバッファ110aとを備える。ROM81には、遊技演出の制御等に関する各種のプログラム、画像演出用パターンデータや電飾演出用パターンデータ等の各種のデータが格納されている。また、RAM82は、データを一時的に記憶する作業用のメモリである。尚、本実施形態では、CPU83として、パラレル通信機能とシリアル通信機能とを兼ね備えるものを用いている。
音源LSI84は、音源データを送出するための複数のチャンネルを有しており、音源データROM85に記憶されている音源データを所定のチャンネルを通じて、スピーカ部50へ送出して音声を再生出力させるものである。音源データROM85には、複数の音源データと共に、各音源データに対する再生制御データが格納されている。再生制御データは、音源LSI84における当該音源データの送出を制御することによりスピーカ部50での音声の再生出力を制御するためのデータである。パワーアンプ86は、音源LSI84から送出された音信号を増幅して、スピーカ部50に出力するためのものである。
演出制御基板80内の複数の集積回路素子の間では、双方向シリアルバス方式により情報の伝送が行われる。ここで、双方向シリアルバス方式とは、集積回路素子を複数個並列に接続可能な伝送線を介して情報を双方向に逐次伝送する方式である。特に、本実施形態では、双方向シリアルバス方式として、ICバス(Inter-Integrated Circuit Bus)方式を採用している。
CPU83は、ROM81に格納されたプログラムを実行することにより、画像表示部30、電飾表示部40、スピーカ部50を制御する。具体的には、CPU83は、主制御基板70から演出コマンドを受けたとき、その演出コマンドに基づいて遊技の演出の内容を決定する。そして、CPU83は、その決定した内容に対応する画像演出用パターンデータをROM81から読み出し、液晶制御基板32に送出する。これにより、液晶制御基板32は、その画像演出用パターンデータに基づいて画像の表示を制御する。また、CPU83は、その決定した内容に対応する電飾演出用パターンデータをROM81から読み出した後、その電飾演出用パターンデータに基づいて所定の点灯指令信号を生成する。そして、CPU83は、その生成した点灯指令信号を電飾表示用サブ制御基板90に送出し、その電飾表示用サブ制御基板90を介して電飾表示部40を制御する。更に、CPU83は、その決定した内容についての情報を音源LSI84に送ると、音源LSI84は、当該情報に対応する音源データと再生制御データとを音源データROM85から読み出す。そして、音源LSI84は、その再生制御データに基づいて当該音源データの送出を制御する。音源LSI84から送出された音信号は、パワーアンプ86で増幅された後、スピーカ部50から出力される。
電飾表示用サブ制御基板90は、演出制御基板80が行う遊技演出の制御のうち電飾表示部40に対する制御を補助する役割を果たすものである。具体的に、電飾表示用サブ制御基板90は、演出制御基板80から送られる点灯指令信号に基づいて電飾表示部40の点灯・消灯を制御する。電飾表示用サブ制御基板90には、図3に示すように、入出力エキスパンダ(PCA9532)91、双方向バスバッファ110b等の複数の集積回路素子が実装されている。そして、これらの集積回路素子の間では、双方向シリアルバス方式により情報の伝達が行われる。この場合も、双方向シリアルバス方式としてICバス方式が採用されている。
本実施形態では、演出制御基板80、電飾表示用サブ制御基板90の各基板内においては、複数の集積回路素子の間の信号送信がICバス方式により行われることから、演出制御基板80と電飾表示用サブ制御基板90との間での信号送信をシリアル通信方式により行うことにしている。このため、演出制御基板80と電飾表示用サブ制御基板90との間をシリアル配線により接続する。特に、本実施形態では、かかるシリアル配線として、フィリップス社によって開発されたICバスを用い、演出制御基板80と電飾表示用サブ制御基板90との間ではICバス方式により信号の送信を行うことにする。
Cバスは、一般に、二本のワイヤー(信号伝送線)からなる簡単な構造の双方向性バスである。すなわち、ICバスは、シリアル・データ・ライン(SDA)とシリアル・クロック・ライン(SCL)という二本のバス・ラインのみで構成される。このバス・ラインには、回路基板や集積回路素子等の複数のデバイスの並設が可能である。また、ICバスに接続されている各デバイスはそれぞれ固有のアドレスを持つので、その固有アドレスを用いることにより、ソフトウエアによる各デバイスのアドレス指定が可能である。更に、かかるICバスには、集積回路素子間相互の制御を効率よく行うことができ、ハードウエアの効率を最大限に引き上げ、回路の簡素化を図ることができるといった、さまざまな利点がある。
また、図3に示すように、演出制御基板80及び電飾表示用サブ制御基板90の入出力ポートにはそれぞれ、双方向バスバッファ(P82B96)110a,110bが設けられている。図4(a)は双方向バスバッファの構成を説明するための図、図4(b)はその双方向バスバッファに含まれるバッファの特性を説明するための図である。また、図5はその双方向バスバッファの使用方法を説明するための図である。双方向バスバッファ110a,110bは、図4(a)に示すように、四つのバッファ111,112,113,114を有するICである。各バッファ111,112,113,114は、信号の方向性を規定する役割を有する。すなわち、各バッファは、図4(b)に示すように、同図の左側から入力した信号を右側に送出するが、逆に、同図の右側から入力した信号を左側に送出することはない。これらの双方向バスバッファ110a,110bの間が信号線により接続される。具体的には、図5に示すように、それらの双方向バスバッファ110a,110bの間を接続する信号線をツイストケーブルとする。これにより、接続する基板間の距離を長くして、長距離通信を行う場合であっても、ノイズに強くすることができる。
尚、本実施形態では、主制御基板70と演出制御基板80との間では、パラレル通信方式により信号送信が行われる。
次に、電飾表示用サブ制御基板90の入出力エキスパンダ91について詳しく説明する。
入出力エキスパンダ91と双方向バスバッファ110bとの間は、ICバス・ライン(SDAとSCL)により接続されている。この入出力エキスパンダ91は、信号の入出力数を増やすための集積回路素子である。ここでは、入出力エキスパンダ91として、16ビットの信号を入出力させることができるものを用いている。具体的に、入出力エキスパンダ91からの各信号は、電飾基板(トップLED基板44a,44b,44c、パネルLED基板45a,45b,・・・,45h、バックライト基板46a,46b,46c)、冷陰極管基板47に出力される。ここで、入出力エキスパンダ91は、双方向バスバッファ110bを介して送られたシリアル信号をパラレル信号に変換して、上記の各基板に出力する。
ところで、本実施形態では、入出力エキスパンダ91としては、信号の入出力数を増やすという機能だけを有するものではなく、さまざまな機能が付加されたものを用いている。具体的に、この入出力エキスパンダ91は、演出制御基板80からの点灯指令信号に基づいて電飾表示部40の点灯を制御する点灯表示制御手段としての機能を有する。すなわち、入出力エキスパンダ91は、LEDディマー(Dimmer)としての役割をも果たす。実際、入出力エキスパンダ91は、各演出用表示灯をON制御、OFF制御、あるいはPWM制御することができる。ここで、ON制御とは、単に演出用表示灯を点灯し続ける制御であり、OFF制御とは、単に演出用表示灯を消灯し続ける制御である。PWM制御とは、演出用表示灯に駆動用のパルス信号を出力し、そのパルス幅に応じて各演出用表示灯の点灯時間を変化させる制御である。すなわち、パルス信号がONのときに演出用表示灯が点灯し、パルス信号がOFFのときに演出用表示灯が消灯する。かかるPWM制御を行うために、入出力エキスパンダ91には、パルス信号を発生させるパルス発振器が内蔵されている。尚、本実施形態では、冷陰極管に対してはPWM制御を行わず、ON制御及びOFF制御を行うことにしている。
また、入出力エキスパンダ91には、PWM制御の行うために必要な情報を記憶するPWM制御用のレジスタが設けられている。このPWM制御用レジスタとしては、PCSレジスタと、PWMレジスタとがある。PCSレジスタには、パルス幅の周期(パルス間隔)が記憶され、PWMレジスタには、デューティ(duty)比が記憶される。ここで、デューティ比とは、パルス幅の周期に対するパルス幅の割合である。
入出力エキスパンダ91は、ON制御を行う場合には、PWM制御用レジスタの内容を無視して、パルス発振器から常にオンの信号を発生させて電飾基板、冷陰極管基板に送出する。同様に、入出力エキスパンダ91は、OFF制御を行う場合には、PWM制御用レジスタの内容を無視して、パルス発振器から常にオフの信号を発生させて電飾基板、冷陰極管基板に送出する。また、入出力エキスパンダ92は、PWM制御を行う場合には、PWM制御用レジスタに記憶されているパルス幅の周期及びデューティ比に従ったパルス信号をパルス発振器から発生させて、電飾基板に送出する。
本実施形態では、演出制御基板80と電飾表示用サブ制御基板90との間の信号送信を、ICバスを用いたシリアル通信方式により行うので、演出制御基板80は、電飾表示部40を制御する場合、入出力エキスパンダ91に対して点灯指令信号を送ればよい。ここで、かかる点灯指令信号としては、コマンド命令が用いられる。演出制御基板80が入出力エキスパンダ91に対して送信する点灯指令信号には、大きく分けて、次の三つの信号が含まれる。第一に、点灯制御方法の選択信号がある。この点灯制御方法の選択信号は、ON制御、OFF制御、PWM制御のうちいずれの方法により点灯制御を行うかを指定するものである。第二に、PWM制御を行う場合におけるパルス幅の周期の設定信号である。第三に、PWM制御を行う場合におけるデューティ比の設定信号である。パルス幅の周期の設定信号は、入出力エキスパンダ91のPCSレジスタに記憶され、デューティ比の設定信号は、入出力エキスパンダ91のPWMレジスタに記憶される。本実施形態では、これらのレジスタとして8ビットのものを用いているので、パルス幅の周期を、例えば0.16secから1.6secまでの範囲において256段階で設定することが可能である。また、デューティ比も、パルス幅の周期の各設定値に対して256段階で設定することが可能である。このように、演出制御基板80のCPU83は、PWM制御を行う場合、演出用表示灯の点灯タイミングを制御する必要はなく、上述した点灯指令信号を入出力エキスパンダ91に送信するだけでよいので、CPU83の作業負担を軽減することができる。
次に、本実施形態の回胴式遊技機において、演出制御基板80のCPU83が電飾表示用サブ制御基板90に点灯指令信号を送信する手順について説明する。図6は演出制御基板80のCPU83が電飾表示用サブ制御基板90に点灯指令信号を送信する手順を説明するための図である。
演出制御基板80のCPU83は、役の抽選処理の結果に基づいて生成された演出コマンドが主制御基板70から送られると、遊技の演出の内容を決定し、その決定した内容に対応する電飾演出用パターンデータをROM81から読み出す。そして、CPU83はその電飾演出用パターンデータに基づいて、電飾表示部40を制御するための点灯指令信号を生成する。この点灯指令信号には、点灯制御方法の選択信号、パルス幅の周期の設定信号、デューティ比の設定信号が含まれる。
CPU83は、かかる点灯指令信号を生成した後、まず、パルス幅の周期の設定信号を、入出力エキスパンダ91に送信する(S1)。入出力エキスパンダ91は、そのパルス幅の周期の設定信号を受け取ると、それをPCSレジスタに書き込む。次に、CPU83は、当該点灯指令信号のうちデューティ比の設定信号を、入出力エキスパンダ91に送信する(S2)。入出力エキスパンダ91は、かかるデューティ比の設定信号を受け取ると、それをPWMレジスタに書き込む。その後、CPU83は、当該点灯指令信号のうち点灯制御方法の選択信号を、入出力エキスパンダ91に送信する(S3)。こうして、点灯指令信号がCPU83から入出力エキスパンダ91に送信される。
入出力エキスパンダ91は、CPU83から点灯制御方法の設定信号を受け取ると、その内容を認識する。そして、点灯制御方法がON制御である場合には、入出力エキスパンダ91は、PWM制御用レジスタに書き込まれている情報を無視して、常にオンの信号を所定の電飾基板又は冷陰極管基板に送出する。これにより、当該演出用表示灯又は冷陰極管は常に点灯することになる。また、点灯制御方法がOFF制御である場合には、入出力エキスパンダ91は、PWM制御用レジスタに書き込まれている情報を無視して、常にオフの信号を所定の電飾基板又は冷陰極管基板に送出する。これにより、当該演出用表示灯又は冷陰極管は常に消灯することになる。更に、点灯制御方法がPWM制御である場合には、入出力エキスパンダ91は、PWM制御用レジスタに書き込まれているパルス幅の周期及びデューティ比に応じたパルス信号をパルス発振器から発生させて、所定の電飾基板に送出する。これにより、当該演出用表示灯の点灯時間がPWM制御される。
特に、本実施形態では、演出用表示灯をPWM制御する場合、CPU83は、入出力エキスパンダ91に対して、点灯指令信号を、その内容を変えながら繰り返し送信することにより、演出用表示灯の明るさを容易にフェードイン(だんだん明るくする)、フェードアウト(だんだん暗くする)することができる。例えば、演出用表示灯の明るさをフェードインするには、CPU83は、点灯指令信号を送信する度にそれに含まれるデューティ比が徐々に大きくなるようなデューティ比の設定信号を生成すればよい。この場合、CPU83は、一つの点灯指令信号を送信する際に、図6に示すフローにしたがってその点灯指令信号に含まれる三つの信号を順次送信する必要はなく、内容の異なるデューティ比の設定信号だけを入出力エキスパンダ91に送信して、PWMレジスタに書き込むようにすればよい。
本実施形態の回胴式遊技機では、電飾表示用サブ制御基板の入出力エキスパンダが演出制御基板のCPUから送られる点灯指令信号に基づいて演出用表示灯の点灯時間をパルス幅変調制御する。このため、演出制御基板のCPUは、例えば、点灯指令信号を繰り返し送信することにより、演出用表示灯の明るさを滑らかにフェードイン又はフェードアウトすることができる。したがって、本実施形態の回胴式遊技機では、明るさが滑らか変化する演出用表示灯の点灯・消灯制御を行うことができるので、電飾による演出効果を高めることができ、しかも、電飾による多彩な演出が可能となる。また、演出制御基板のCPUは、演出用表示灯の点灯タイミングを制御する必要はなく、点灯指令信号を入出力エキスパンダに送信するだけでよいので、演出制御基板のCPUの作業負担を軽減することができると共に、プログラマーの作業負担も軽減することができる。
また、演出用表示灯にLEDが含まれることにより、LEDの明るさを滑らかに変化させることができるので、LEDのちらつきを無くすことができ、LEDによる演出効果をより高めることができる。更に、演出制御基板と電飾表示用サブ制御基板との間では、ICバスを用いたシリアル通信方式により信号送信を行うことにより、配線の簡略化を図ることができる。実際、演出制御基板と電飾表示用サブ制御基板との間の配線の数は4本で済む。
尚、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。
上記の実施形態では、冷陰極管についてはPWM制御を行わない場合について説明したが、冷陰極管についてもPWM制御を行うようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、本発明を、遊技媒体としてメダルを使用した回胴式遊技機に適用した場合について説明したが、例えば、パロット機、パチロット機等と称される、遊技媒体としてパチンコ球を使用したスロットマシン遊技機に適用してもよい。更に、本発明をパチンコ遊技機に適用してもよい。
以上説明したように、本発明の遊技機では、点灯表示制御手段が演出制御手段から送られる点灯指令信号に基づいて演出用表示灯の点灯時間をパルス幅変調制御することにより、明るさが滑らか変化する演出用表示灯の点灯・消灯制御を行うことができるので、電飾による演出効果を高めることができる。また、演出制御手段は、演出用表示灯の点灯タイミングを制御する必要はなく、点灯指令信号を点灯表示制御手段に送信するだけでよいので、演出制御手段の作業負担を軽減することができる。したがって、本発明は、遊技の状況等に応じて演出用表示灯を点灯することにより遊技の演出を行う、パチンコ遊技機や回胴式遊技機等の遊技機に適用することができる。
本発明の一実施形態である遊技機の概略正面図である。 その遊技機の概略ブロック図である。 その遊技機における演出制御基板及び電飾表示用サブ制御基板の概略ブロック図である。 (a)は双方向バスバッファの構成を説明するための図、(b)はその双方向バスバッファに含まれるバッファの特性を説明するための図である。 その双方向バスバッファの使用方法を説明するための図である。 演出制御基板のCPUが電飾表示用サブ制御基板に点灯指令信号を送信する手順を説明するための図である。
符号の説明
11a 第一回胴リール
11b 第二回胴リール
11c 第三回胴リール
12 表示窓
13 メダル投入口
14 クレジット数表示部
15 MAXベットボタン
16 一枚投入ボタン
17 ベット枚数表示部
18 スタートレバー
19a 第一停止ボタン
19b 第二停止ボタン
19c 第三停止ボタン
21 清算ボタン
22 払出数表示部
23 メダル放出口
24 メダル受皿
30 画像表示部
31 液晶パネル
32 液晶制御基板
40 電飾表示部(演出用表示灯)
41a,41b,41c トップLEDユニット(演出用表示灯)
42a,42b,・・・,42h パネルLEDユニット(演出用表示灯)
44a,44b,44c トップLED基板
45a,45b,・・・,45h パネルLED基板
46a,46b,46c バックライト基板
47 冷陰極管基板
50 スピーカ部
51 第一ドアスピーカ
52 第二ドアスピーカ
53 背面スピーカ
61 投入メダル検出センサ
62 MAXベットボタン操作検出センサ
63 一枚投入ボタン操作検出センサ
64 スタートレバー操作検出センサ
65a 第一停止ボタン操作検出センサ
65b 第二停止ボタン操作検出センサ
65c 第三停止ボタン操作検出センサ
66a 第一回胴リール駆動手段
66b 第二回胴リール駆動手段
66c 第三回胴リール駆動手段
70 主制御基板
71 ROM
72 RAM
73 CPU
80 演出制御基板(演出制御手段)
81 ROM
82 RAM
83 CPU(演出制御手段)
84 音源LSI
85 音源データROM
86 パワーアンプ
90 電飾表示用サブ制御基板(点灯表示制御手段)
91 入出力エキスパンダ(点灯表示制御手段)
110a,110b 双方向バスバッファ
111,112,113,114 バッファ


Claims (2)

  1. 遊技者に向けて点灯するように設けられ、点灯表示をすることにより遊技の演出を行う演出用表示灯と、
    前記演出用表示灯の点灯表示を含む遊技の演出を制御するための演出制御手段と、
    前記演出制御手段から送られる点灯指令信号に基づいて前記演出用表示灯の点灯時間をパルス幅変調制御する点灯表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記演出用表示灯が発光ダイオードを含むことを特徴とする請求項1記載の遊技機。


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