JP2006157608A - 通信機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明にかかる通信機では、音声データフレームと非音声データフレームとを含む通信フレームを送信および/または受信することができる通信機において、所定の条件を満たす非音声データフレームを送信または受信すると報知する報知手段を備えている。さらに、前記報知手段は、非音声データフレームが所定の条件を満たす有効なデータ信号のみを含んでいるときに視覚的に認識可能な情報で報知するように構成されている。
【選択図】 図1
Description
なお、図2において、aはヘッダ部、bはデータ部、eはラストフレームを示している。前記ヘッダ部aはビット同期信号、フレーム同期信号、送り先中継局識別情報、送り元中継局識別情報、相手局識別情報、自局識別情報等を含んでいる。前記ラストフレームeは、パケットの最後の位置を示している。
この場合、音声データフレームc1,c2,c3,c4は、例えば、マイク等から入力された通話用の音声をデジタル信号に変換した固定長データである。
非音声データフレームd1,d2,d3は、例えば、小さな静止画データや、テキストデータ等からなる固定長データである。
図において、
100は通信機、10は送受信部、20はデータ処理部、30は音声信号変換部、41はスピーカ、42はマイク、51は非音声データ入力部、52は非音声データ出力部、60は制御部、70はPTT(Press To Talk)スイッチである。
前記非音声データ入力部51と非音声データ出力部52は、外部入出力端子90に接続される。前記通信機100は、外部入出力端子90を介して、パソコン、GPS等の外部機器と接続することで、これらの外部機器との間で非音声データのやりとりを行うことができるように構成されている。
そして、前記制御部60はPTTスイッチ70がオンされた場合、データ送信状態中であると認識して、データ送信状態表示部81に、データ送信中であることを表示させる。
また、前記制御部60は受信信号中に音声信号を認識した場合、データ受信状態中であると認識して、データ受信状態表示部82に、データ受信中であることを表示させる。
PTTスイッチ70を操作(オン)してマイク42に向かって音声を発すると、マイク42からの音声信号は音声信号変換部30にてデジタル信号に変換されて、データ処理部20において生成される送信パケットの音声データフレームを構成する。
このとき、前記マイク42からの音声信号の入力と並行して、前記非音声データ入力部51から静止画データ等が送信すべき非音声データ信号として入力されると、この非音声データ信号は、前記データ処理部20において生成される送信パケットの非音声データフレームを構成する。前記制御部60においては、前記音声データフレームと前記非音声データフレームとが交互に連続するようにデータフレームを作成して、前記送受信部10へ出力する。従って、実質的に非音声データが非音声データ入力部51から入力されていない場合であっても、制御部60は非音声データを含むデータフレームを作成する。
従って、実質的に非音声データが非音声データ入力部51から入力されていない場合であっても、制御部60は、非音声データフレームを含むデータフレームを作成する。このようにして作成されたデータフレームに含まれる非音声データフレームは形式的なものとなることがある。
前記データ送信状態表示部81、および前記データ受信状態表示部82においては、通信中の非音声データが有効な非音声データでなく形式的なものであっても表示されるので、本当に有効な非音声データが通信中である状態を、オペレータは直ぐには確認できない。
また、受信パケットに含まれている音声データの前記スピーカ41からの出力と並行して、前記非音声データ入力部51から静止画データ等が送信すべき非音声データ信号として入力されると、この非音声データ信号は、前記データ処理部20において生成される送信パケットの非音声データフレームを構成し、この送信パケットは送受信部10から送信される。このとき、非音声データが有効なデータであるか否かは表示されないので、操作者は気づかない。
同様に、オペレータが音声データの受信が終了したと思っている場合であっても、送信元から送信される有効な非音声データの受信が終了していない場合がある。
従って、こちらからまだ送信されていないと思って再送信の操作をしようとしたり、相手からまだ受信していないと思って相手に再送信を要求しようとしたりする場合がある。
音声データフレームと非音声データフレームとを含む通信フレームを送信および/または受信することができる通信機において、
所定の条件を満たす非音声データフレームを送信または受信すると報知する報知手段を備えていることを特徴としている。
請求項2では、前記報知手段は、非音声データフレームが所定の条件を満たす有効なデータ信号のみを含んでいるときに報知するように構成されている。
請求項3では、前記報知手段は、視覚的に認識可能な情報で報知するように構成されている。
所定の条件を満たす非音声データフレームを送信または受信すると報知する報知手段を備えているので、非音声データフレームを送信中または受信中であることが直ちに認識できる。
請求項2では、
前記報知手段は、非音声データフレームが所定の条件を満たす有効なデータ信号のみを含んでいるときに報知するように構成されているので、有効な非音声データのみを送信中または受信中であることが直ちに認識できる。即ち、フェージング等でエラーが発生しているときには報知されないので解りやすい。
請求項3では、
前記報知手段は、視覚的に認識可能な情報で報知するように構成されているので、音声の送受信中であっても、非音声データの送受信を明確に認識することができる。
図1において、
1は通信機、11は送受信部、20はデータ処理部、30は音声信号変換部、41はスピーカ、42はマイク、51は非音声データ入力部、52は非音声データ出力部、61は制御部、70はPTT(Press To Talk)スイッチである。
81はデータ送信状態表示部、82はデータ受信状態表示部、83は受信中表示部である。前記制御部60はPTTスイッチ70がオンされた場合、データ送信状態中であると認識して、データ送信状態表示部81に、データ送信中であることを表示させる。
また、前記制御部60は受信信号中に音声信号を認識した場合、データ受信状態中であると認識して、データ受信状態表示部82に、データ受信中であることを表示させる。
83は有効データ受信状態表示部であり、受信したデータフレームに含まれる非音声データフレームに実質的に有効なデータが書き込まれている場合、その旨を表示する。
84は有効データ送信状態表示部であり、送信するデータフレームに含まれる非音声データフレームに実質的に有効なデータが書き込まれている場合、その旨を表示する。
前記有効データ受信状態表示部83、および前記データ送信状態表示部84は、視覚的な表示を行うように構成されている。例えば、LED等の表示灯を点灯させたり、ディスプレイ画面上へ文字や図形を表示する。
62は入力部であり、送信するデータフレームもしくは受信したデータフレームに含まれている非音声データフレームが実質的に有効なデータであるか否かを識別するために、満足すべき所定の条件の設定を行う。例えば、外部入出力端子90に外部機器が接続されていない場合には、非音声データフレームには実質的に有効な非音声データが書き込まれていないと判断するように設定することができる。
以上の構成のうち、送受信部11、制御部61、入力部62、有効データ受信状態表示部83、およびデータ送信状態表示部84以外は従来例の構成と同様であるので、従来例と同じ番号を付して、その説明を省略した。
前記送受信部11は、送信パケットもしくは受信パケットに、有効な非音声データが含まれているか否かを検出する機能を備えている点が、従来例の送受信部10と異なっている。
図3に示したように、
前記送受信部11はデータ処理部20にて生成された送信パケットを取り出して(ステップS1)、非音声データフレームが含まれているか否かを検査する(ステップS2)。非音声データフレームが含まれている場合には、その非音声データフレームから非音声データを取り出す。そして、取り出した非音声データが有効な非音声データであるか否かを検査して(ステップS3)、有効な非音声データである場合には、非音声データ送信中信号を出力する(ステップS4)ように構成されている。
また、前記送受信部11は受信した受信パケットを取り出して(ステップS1)、非音声データフレームが含まれているか否かを検査する(ステップS2)。非音声データフレームが含まれている場合には、その非音声データフレームから非音声データを取り出す。そして、取り出した非音声データが有効な非音声データであるか否かを検査して(ステップS3)、有効な非音声データである場合には、非音声データ受信中信号を出力する(ステップS4)ように構成されている。
PTTスイッチ70を操作してマイク42に向かって音声を発すると、データ処理部20においては、前記音声データに基づいた音声データフレームが生成される。
このとき、前記データ入力部51から静止画データ等が送信すべき非音声データ信号として入力されると、前記データ処理部20においては、前記非音声データに基づいた非音声データフレームが生成され、前記音声データフレームと合わせて送信パケットが生成される。このようにして生成された送信パケットは前記送受信部11から出力される。このとき、前記送受信部11は前記送信パケットから非音声データフレームを取り出し、有効な非音声データが含まれているか否かを検査する。なお、非音声データフレームは送信パケットからではなく、前記データ処理部20にて生成された非音声データフレームを直接取り出してもよい。
有効な非音声データが含まれている場合には、非音声データ送信中信号を、前記有効データ送信状態表示部84へ出力して、この有効データ送信状態表示部84において視覚的に認識可能な情報を表示する。
PTTスイッチ70を操作していない状態で受信中の場合に、前記送受信部11は受信パケットから非音声データフレームを取り出し、有効な非音声データが含まれているか否かを検査する。有効な非音声データが含まれている場合には、非音声データ受信中信号を、前記有効データ受信状態表示部83へ出力し、この有効データ受信状態表示部83において視覚的に認識可能な情報を表示する。
なお、前記送受信部11における変調/復調形式はGMSK方式に限らず、平衡変調方式やリアクタンス変調方式を採用することができる。
11 送受信部
20 データ処理部
30 音声信号変換部
41 スピーカ
42 マイク
51 非音声データ入力部
52 非音声データ出力部
61 制御部
62 入力部
70 PTTスイッチ
81 データ送信状態表示部
82 データ受信状態表示部
83 有効データ受信状態表示部
84 有効データ送信状態表示部
Claims (3)
- 音声データフレームと非音声データフレームとを含む通信フレームを送信および/または受信することができる通信機において、
所定の条件を満たす非音声データフレームを送信または受信すると報知する報知手段を備えていることを特徴とする通信機。 - 前記報知手段は、非音声データフレームが有効なデータ信号のみを含んでいるときに報知するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の通信機。
- 前記報知手段は、視覚的に認識可能な情報で報知するように構成されていることを特徴とする請求項1、2の何れか1項に記載の通信機。
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