JP2006157384A - 再生装置、画像表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば光ディスク等、アクセスに比較的時間を要する記録媒体を用いた再生装置において、表示レスポンスがよく、動作負担が少なく、かつ良好なランダム性をもったランダム画像表示を実現する。
【解決手段】
記録媒体に記録された画像データのランダム表示のためには、その画像データ自体ではなく、各画像データファイルに対応するサムネイル画像データを集めたサムネイルファイルをランダムに読み出し、バッファメモリ手段にバッファリングする。そしてバッファメモリ手段に格納されたサムネイルファイルから、ランダムにサムネイル画像データを選択して表示出力させていく。さらに、ディレクトリ−サブディレクトリ構造を備える場合、サブディレクトリについてもランダムに選択していく。また、サムネイルファイルのバッファリングについては、複数のファイル格納領域を用意していわゆる先読みを実行する。
【選択図】 図10

Description

本発明は再生装置とその画像表示方法に関するものである。
特開平10−327385号公報 特開2004−64514号公報
CCDセンサ或いはCMOSセンサなどの固体撮像素子を用いて被写体の画像信号を得、これを撮像データとして記録媒体に記録するデジタルスチルカメラが普及している。
これらデジタルスチルカメラでは、撮像データ(写真データ)を記録する記録媒体としてフラッシュメモリを内蔵するメモリカードが用いられたり、或いは光ディスク、光磁気ディスク、或いは、ハードディスク(磁気ディスク)などのディスクメディアが用いられる。現在一般的であるDCF準拠のデジタルカメラの場合、これらの記録媒体において撮像データはFATシステム上でフォルダ分けされて記録される。
また、CD(Compact Disc)、MD(Mini Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、ブルーレイディスク(Blu-Ray Disc)など、各種のディスクメディアが開発され、オーディオデータ、ビデオデータ、コンピュータユースのデータ等、各種データ記録再生システムで利用されている。
さらにこれらディスクメディアの大容量化、機器の複合機能化などの状況により、より多様な電子機器が開発されている。
例えばディスクメディアを用いたオーディオ再生装置などとして携帯用の小型機器も多種が普及しており、近年では、携帯用オーディオプレーヤに画像表示機能やデジタルカメラ機能を持たせたものも開発されている。
ところで、例えばフラッシュメモリ等の固体メモリ、或いはそれを内蔵したメモリカードを記録媒体として用いたデジタルスチルカメラの分野では、撮像した画像データを表示部に表示したり、サムネイル画像により一覧表示することが行われている。
このような機器において、記録媒体に記録された複数の画像をランダムな順序で表示することを考える。例えばデジタルスチルカメラにおいて、これまで撮像した画像データをランダムに表示させたり、或いは画像表示可能なオーディオプレーヤにおいて、音楽再生中のスライドショウ機能などとして、記録された画像データをランダムに選択して順次表示させるようにすると、ユーザーとしての機器の使用上における楽しみが増え、好ましい機能となる。
ところが、このようなランダム表示機能を、光ディスクを記録媒体とする機器に搭載することを考えると、次のような問題が生ずる。
光ディスクシステムでは、そのデータ再生のためのアクセスには、光ピックアップのスレッド移動やそれに伴うフォーカス/トラッキングサーボ制御などを必要とし、固体メモリに比べて時間がかかるという性質がある。
この場合に画像データをランダムな順序で読み出して表示することを考えると、その読出アクセスのための動作的負担が増大し、また読出にかかる時間によってスムースな表示切換ができない場合が生ずる。特にランダム性を考慮すれば、それだけ各画像データを読み出すためのディスク上でのアクセス頻度も増大する。例えばアクセス時間を考慮して、なるべく物理的に近い位置に記録された画像データを順次選択するようにすると、ランダム性が損なわれやすいことになる。従ってランダム性を考慮するほど動作負担が大きく、またレスポンスの良い表示が困難になる。
さらに、オーディオ再生装置において、オーディオ再生中にランダム表示を行うとする場合、オーディオデータの読出のためのディスクアクセス動作の合間をぬって画像データ読出のディスクアクセスを行わなければならず、画像データのためにアクセス動作が増えることは好ましくない。消費電力の増大にもつながると共に、画像表示についてはさらに迅速性が損なわれるため画像表示レスポンスの低下も顕著となる。
また、通常、ディスクから読み出した画像データは、一旦バッファメモリに格納し、所定の処理(ディスプレイサイズ似合わせたリサイズなど)を行って表示出力するが、比較的データサイズの大きい画像データをバッファリングすることで、バッファメモリの容量的な負担も増大する。
オーディオ再生中のランダム表示を考えれば、画像データのバッファリングのためのバッファメモリ容量負担の増大は、オーディオ再生能力を阻害するものともなる。
特に近年のオーディオ再生装置では、ディスクから高速に読み出したオーディオデータを一旦バッファメモリに格納し、バッファメモリから連続的に所定レートで読み出して再生出力していくことが一般的であるが、バッファメモリ容量の増大に応じてディスクからの読出期間としての時間長が低減されつつある。つまりディスクからのオーディオデータの読出は、高速でバッファメモリにため込むようにすれば、或る程度の時間休止でき、その分、消費電力を低減できるし、アクセス動作負担も減る。ところが画像データのバッファリングのためにオーディオデータのバッファリング領域が少なくなると、それだけディスクアクセスの頻度が増加する。これは上記したような画像データの読出のためのアクセス動作や電力消費と相乗的に機器への負担として作用する。
これらのことから、例えばディスク等、アクセスに時間を要するメディアを用いた再生装置において画像データのランダム表示を実行するための好適な手法が求められている。
本発明はこのような課題に鑑み、例えばディスク等の記録媒体を用いた再生装置で、画像データのランダム表示をレスポンスよく、また動作負担を少なく実現することを目的とする。
本発明の再生装置は、画像データファイルと、各画像データファイルに対応するサムネイル画像データを集めたサムネイルファイルとが、それぞれ複数記録可能な記録媒体に対してデータの読出を行う読出手段と、上記読出手段で読み出されたデータをバッファリングするバッファメモリ手段と、表示手段と、上記記録媒体に記録されたサムネイルファイルを順次ランダムに選択して読み出させ、上記バッファメモリ手段に格納させるとともに、上記バッファメモリ手段に格納されたサムネイルファイルから、サムネイル画像データを順次ランダムに選択して読み出し、上記表示手段で表示させる制御を行う制御手段とを備える。
また上記バッファメモリ手段には、上記サムネイルファイルを格納するファイル格納領域が複数形成されるようにし、上記制御手段は、或るファイル格納領域に格納させたサムネイルファイルからサムネイル画像データを順次ランダムに選択して読み出しているときに、次にランダム順序で選択したサムネイルファイルを上記読出手段によって上記記録媒体から読み出させ、他のファイル格納領域に格納させる先読み制御を行う。
また上記記録媒体では、特定のディレクトリ下に複数のサブディレクトリが配置可能であり、上記サブディレクトリに、画像データファイルと、各画像データファイルに対応するサムネイル画像データを集めたサムネイルファイルとが、それぞれ複数配置可能なファイル管理構造が形成されており、上記制御手段は、上記サブディレクトリをランダムに選択して、そのサブディレクトリの情報を上記読出手段によって読み出させて上記バッファメモリ手段に格納するとともに、そのサブディレクトリの情報を用いて、該サブディレクトリにおける上記サムネイルファイルをランダムに選択して上記読出手段によって読み出させて上記バッファメモリ手段に格納する制御を行う。
本発明の画像表示方法は、画像データファイルと、各画像データファイルに対応するサムネイル画像データを集めたサムネイルファイルとが、それぞれ複数記録可能な記録媒体から、サムネイルファイルをランダムに選択して読み出し、バッファメモリ手段に格納する読出ステップと、上記バッファメモリ手段に格納されたサムネイルファイルから、サムネイル画像データを順次ランダムに選択して読み出し、表示手段で表示させる表示ステップとを備える。そして上記表示ステップの動作の実行中に、先読み動作として、上記記録媒体から、ランダムに選択されたサムネイルファイルを読み出してバッファメモリ手段に格納する上記読出ステップが実行されるようにする。
即ち本発明では、記録媒体に記録された画像データのランダム表示のためには、その画像データ自体ではなく、各画像データファイルに対応するサムネイル画像データを集めたサムネイルファイルをランダムに読み出し、バッファメモリ手段にバッファリングする。そしてバッファメモリ手段に格納されたサムネイルファイルから、ランダムにサムネイル画像データを選択して表示出力させていく。さらに、ディレクトリ−サブディレクトリ構造を備える場合、サブディレクトリについてもランダムに選択していく。
また、サムネイルファイルのバッファリングについては、複数のファイル格納領域を用意していわゆる先読みを実行するようにする。
本発明によれば、各画像データファイルに対応するサムネイル画像データを集めたサムネイルファイルを記録媒体からランダムに読み出してバッファメモリ手段にバッファリングするとともに、そのバッファメモリ手段に格納したサムネイルファイルからサムネイル画像データをランダムに順次選択して表示させるようにしている。
つまり順次ランダムに画像を切り換えていく表示出力のためにはサムネイル画像データをバッファメモリ手段から読み出せばよく、その表示する1つの画像毎に記録媒体へのアクセスを行うことは不要であるため、レスポンスの良い迅速なランダム表示が実現できる。また、記録媒体からサムネイルファイルを読み出してバッファリングすることは、表示する複数の画像を効率よく読み出せることになるため、1つの画像データファイル毎に記録媒体から読み出す場合に比べて著しく効率的な記録媒体へのアクセスが可能となる。これによってアクセス時間が比較的長いディスク等の記録媒体を用いた装置でも好適であり、さらには、例えばオーディオ再生中のランダム表示などの動作においても、大きなアクセス負担を生じさせない。またアクセス負担が少ないことは消費電力の削減にもつながる。
また、サムネイルファイルをランダムに選択し、さらにサムネイルファイル内でサムネイル画像データをランダムに選択することで、表示順序としてのランダム性は損なわれず、ランダム表示として好適な動作が実現できる。
また比較的データサイズの大きい画像データファイル毎にバッファリングするのではなく、データサイズの小さいサムネイル画像データを集めたサムネイルファイル毎にバッファリングすることで、バッファメモリ手段の容量的な負担も小さくなる。
ランダム表示のためのバッファメモリ手段の容量的な負担が小さいことは、例えば同時にオーディオ再生を行う場合などには、そのためのバッファリング能力を阻害しないことになり、動作上非常に好ましい。
なお、装置の表示手段としてのディスプレイがサイズ的に、通常の画像データファイルの静止画像を表示するにはオーバースペックである場合、適度に圧縮されたサムネイル画像データを表示データとして利用することが好適となる。また、ランダムな順序で画像が切り換えられていくスライドショーとしての動作では、例えば撮像した静止画を継続して表示する場合に比べてユーザーの画面に対する注意は少ない。このため、サムネイル画像データを利用して表示を行うようにしたときに、その表示画像の質が、通常の画像データを利用して表示した場合より落ちたとしても大きな問題とはならない。
また、サムネイルファイルのバッファリングにおいて、いわゆる先読みを行うようにすることで、或るサムネイルファイルでのサムネイル画像データのランダム表示を終えて、次のサムネイルファイルでのサムネイル画像データのランダム表示に移る際にも、記録媒体へのアクセス時間によって表示レスポンスが悪くなるといったことは発生しない。
さらに、ディレクトリ−サブディレクトリ構造を備える場合、サブディレクトリについてもランダムに選択していくことで、サブディレクトリ、サムネイルファイル、サムネイル画像データの各段階でのランダム性が得られるとともに、記録媒体に記録された全てのサムネイル画像データを対象としてランダム性の高い表示を実現できる。
そしてこれらのことから、例えば光ディスク等、アクセスに比較的時間を要する記録媒体を用いた再生装置であっても、レスポンスがよく、動作負担が少なく、かつ良好なランダム性をもったランダム表示を実現できる。
以下、本発明の実施の形態として、携帯型のオーディオプレーヤ及びカメラの複合機能を備えた装置を説明する。この例のオーディオ・カメラ複合装置は、光ディスクを記録媒体としてオーディオデータの再生を行い、また撮像した静止画データ(撮像データ)やそのサムネイルデータを光ディスクに記録し、再生できるものとする。説明は次の順序で行う。
[1.オーディオ・カメラ複合装置の外観構成]
[2.オーディオ・カメラ複合装置の内部構成]
[3.ファイル管理形態]
[4.バッファメモリの使用形態例]
[5.ランダム表示のための制御機能構成]
[6.ランダム表示動作]
[7.他のバッファメモリの使用形態及びランダム表示動作]
[8.実施の形態の効果及び変形例]
[1.オーディオ・カメラ複合装置の外観構成]
図1(a)(b)(c)(d)(e)(f)に、本例のオーディオ・カメラ複合装置1の正面図、平面図、左側面図、右側面図、底面図、背面図を示す。
このオーディオ・カメラ複合装置1の筐体は、上部筐体2と下部筐体3から成り、上部筐体2は下部筐体3に対して開閉される構造を採っている。詳細な機構の説明は省略するが図1(e)に示す開閉操作子16を操作することで、上部筐体2が開かれた状態となり、いわゆるミニディスク方式のディスクの装填機構が表出する。そしてディスクが装填された状態で上部筐体2を閉じることで、筐体内部でディスクに対する情報の記録又は再生が実行される。
このオーディオ・カメラ複合装置1は、ディスクを装填することにより、そのディスクに記録されているオーディオデータ(楽曲等)の再生を行うことができ、携帯用のオーディオプレーヤとして機能する。またディスクに対して撮像データの記録再生を行うことができ、デジタルスチルカメラとしても機能することになる。
なお、以下では、オーディオプレーヤとして機能する動作状態をオーディオモード、デジタルスチルカメラとして機能する動作状態をカメラモードと言う。
図1(a)のように筐体正面には、例えば液晶パネル等による表示部4が設けられている。この表示部4には、オーディオモード時には、光ディスクに記録されたオーディオデータの選択のための一覧や操作メニュー、再生中のトラックナンバ、進行時間や総演奏時間などの時間情報、操作ガイド、或いはアルバムジャケット画像やトラックに関連づけられた画像などが表示される。特に、オーディオ再生中にスライドショウ画像として、サムネイルデータを順次ランダムに切り換えて表示していくランダム画像表示も実行される。
またカメラモードの場合は、撮像スタンバイ状態にあるときは、その際に撮像素子で取り込まれている被写体画像(実動画)や、シャッタ操作した時点で撮像された静止画像(写真画像)が表示され、また写真閲覧状態にあるときは、過去に撮像した写真(光ディスクに記録された撮像データ)の再生画像やサムネイル画像が表示される。またカメラモードにおいても、サムネイルデータを用いたランダム表示を行うようにもできる。
また筐体上の所定位置には各種の操作子が設けられている。
図1(a)に示すように筐体正面には操作子として、集中コントローラ5,メニューキー6,ストップ/キャンセルキー7、スライドショウキー8、ディスプレイキー9が設けられる。また図1(b)に示すように筐体上面にはカメラオン/オフキー10、シャッタボタン11が設けられる。また図1(d)に示すように筐体側面にはボリュームキー12,ダウンロードキー13,ホールドスイッチ14が設けられる。
集中コントローラ5は、オーディオモード、カメラモードのいずれの場合も主たる操作を行う操作子とされる。集中コントローラ5は、まずその中央部を押圧するプッシュ操作が可能とされている。また中央の周囲の4隅もそれぞれ押圧可能とされ、その上下左右の押圧が、アップ操作、ダウン操作、レフト操作、ライト操作とされる。さらに集中コントローラ5の外周部分はいわゆるジョグダイヤルとして回転可能に形成されており、右回り或いは左回りのジョグ操作が可能とされている。
これらのプッシュ操作、アップ操作、ダウン操作、レフト操作、ライト操作、ジョグ操作は、それぞれモード状態に応じて所定の機能が割り当てられており、例えば再生、一時停止、停止、メニューや一覧表示上でのカーソル移動、決定、モード切換、トラック送り/戻し、早送り/早戻し等、ユーザーが実行する主たる操作機能の操作子となる。
メニューキー6は、表示部4における操作メニュー表示のオン/オフ操作のためのキーとされる。
ストップ/キャンセルキー7は、再生動作の停止や各種キャンセル操作のためのキーとされる。
スライドショウキー8はスライドショウとして、例えばオーディオ再生時やカメラモード時のランダム画像表示動作を指示するキーとされる。
ディスプレイキー9は、表示部4における表示モード、表示内容等を切り換えるためのキーとされる。
カメラオン/オフキー10はカメラモードの起動及びカメラモードの終了を指示するキーとされる。
シャッタボタン11は、カメラモードにおいて撮像タイミングを指示するキーである。シャッタボタン11により写真画像の撮像が行われる。
ボリュームキー12は、オーディオ再生時の音量調整キーである。
ダウンロードキー13は、例えば当該オーディオ・カメラ複合装置1をパーソナルコンピュータに接続した場合などにおいて、データのダウンロードを実行させるためのキーである。
ホールドスイッチ14は、携帯時等の誤操作をなくすために、各操作子のキーの無効化(ホールド状態)を設定するスライド操作子である。
図1(e)のように筐体前面には、USB端子3が設けられ、USB方式のインターフェースで例えばパーソナルコンピュータ等と接続することが可能とされている。
図1(c)のように筐体側面にはヘッドホン/リモコン端子18が形成され、リモートコントローラ付きのヘッドホンが接続される。
図1(d)のように筐体側面にはバッテリーボックス開閉部19が設けられ、このバッテリーボックス開閉を開くことで、バッテリーの挿入/取り出しが可能となる。
図1(f)のように筐体背面側には、スライド操作可能なレンズカバー15が設けられている。レンズカバー15は、撮像レンズの保護のために設けられる。
図2(a)(b)に、レンズカバー15のスライドによる開閉状態を示す。
レンズカバー15は、図2(a)のような閉状態と、図2(b)のような開状態とにスライド可能とされている。図2(b)の開状態とすることで、撮像レンズ部19が表出され、カメラ撮像が可能な状態となる。また図2(a)の閉状態では、撮像レンズ部19が遮蔽され、レンズが保護される状態となる。本例では、レンズカバー15のスライド操作が、動作状態遷移を指示する操作ともなる。
[2.オーディオ・カメラ複合装置の内部構成]

図3によりオーディオ・カメラ複合装置1の内部構成を説明する。
CPU30は装置全体の制御部として機能し、オーディオモードでの再生動作やカメラモードでの撮像動作や画像再生動作や、表示部4の表示動作などのための制御、ユーザー操作の検知、動作状態の遷移処理、外部機器との通信制御などを行う。CPU30はバス50を介して各部とデータや制御情報のやりとりを行う。
RAM31は、CPU30が演算のワーク領域として用いたり、動作中の情報の記憶に用いる。
ROM32は、CPU30が実行するプログラムや各種処理係数などが記憶される。
不揮発性メモリ33(NV−RAMやフラッシュROM)は、各種係数、設定情報、リジュームポイント(再生停止時のアドレス)、その他、電源オフ時にも保持しておくべき情報の記憶に用いられる。
メディアドライブ部34は、CPU30の制御に基づいて、ディスク90、例えばミニディスク方式の光ディスク(又は光磁気ディスク)に対する記録再生を行う。このため、ディスク90に記録すべきデータについての記録フォーマットへのエンコード部、ディスク90からの再生データのデコード部、記録再生ヘッド、サーボ機構、スピンドルモータ機構などを備える。
バッファメモリ35は例えばSD−RAMにより構成され、このバッファメモリ35では、メディアドライブ部34に転送してディスク90に記録させるデータのバッファリングや、メディアドライブ部34でディスク90から読み出されたデータのバッファリングが行われる。
また、ディスク90に記録された管理情報、即ちデータの記録再生動作のために必要なディスク90の物理情報、エリア情報、記録されたデータファイル情報などは、ディスク90が装填された際に、CPU30の指示によってメディアドライブ部34によって読み出される(システムリード)が、これらの管理情報はバッファメモリ35はの一部領域に格納され、CPU30が参照できるようにされる。なおCPU30は、バッファメモリ35に格納した管理情報をRAM31に取り込んで参照するようにしてもよい。
さらに本例の場合、後述するトラック用サムネイルファイル、グループ用サムネイルファイルが、システムリード時にディスク90から読み出され、バッファメモリ35の所定の領域に格納される。
メモリインターフェース36は、バッファメモリ35に格納されるデータの転送処理やバッファメモリ内の書込/読出アドレスの制御処理を行う。
圧縮エンコード/デコード部37は、例えばATRACなどの圧縮方式でオーディオデータの圧縮エンコードや圧縮に対するデコードを行う。
圧縮エンコード/デコード部37でデコード処理されることで例えばリニアPCMデータとされたオーディオデータは、D/A変換器47でアナログオーディオ信号に変換され、ヘッドホンアンプ48に供給される。ヘッドホンアンプ48では、増幅処理、インピーダンス調整処理などを行い、オーディオ信号をヘッドホン端子49に供給する。
ヘッドホン端子49は、図1(c)のヘッドホン/リモコン端子18におけるヘッドホン端子部分であり、接続されたリモートコントローラ付きのヘッドホンにおいて再生音声が出力されることになる。
なお、図示していないが、例えばライン入力、マイクロホン入力、デジタルオーディオ入力などの入力系が設けられてアナログオーディオ信号又はデジタルオーディオデータが入力される場合、入力されたオーディオ信号は例えばデジタルオーディオデータ形態で圧縮エンコード/デコード部37に供給され、圧縮エンコードされるようにする。そして圧縮エンコードされたデータがバッファメモリ35を介してメディアドライブ部34に転送され、ディスク90に記録されるようにすることで、オーディオ録音機能を実現することができる。
また、例えばパーソナルコンピュータ等と接続され、オーディオデータがダウンロードされる場合に、該データを圧縮エンコード/デコード部37で圧縮エンコード処理を行う場合もある。
USBインターフェース39は、USB端子17を介して接続されるパーソナルコンピュータ等の機器との間のデータ転送処理を行う。
シリアルインターフェース40は、後述するカメラ/LCDブロックとの間のデータ入出力処理を行う。
A/Dポート41は、各種ユーザー操作を検出し、A/D変換値を操作情報としてCPU30に供給する。操作キー44とは、上述した集中コントローラ5,メニューキー6,ストップ/キャンセルキー7、スライドショウキー8、ディスプレイキー9、カメラオン/オフキー10、シャッタボタン11、ボリュームキー12,ダウンロードキー13を指し、A/Dポート41はこれらの操作子の操作情報を所定の値でCPU30に伝える。
また、リモコン端子46は、図1(c)のヘッドホン/リモコン端子18におけるリモコン端子部分であり、接続されたヘッドホンに設けられたリモートコントローラからの操作情報がA/Dポート41によって検出され、所定の値としてCPU30に伝えられる。
シリアルインターフェース42は、CPU30が指示する表示データをリモコン端子46からリモートコントローラに供給する。ヘッドホンに設けられたリモートコントローラには表示部が形成されており、その表示部においては、シリアルインターフェース42を介してCPU30から供給された表示制御情報に基づく表示動作が行われる。
DSPインターフェース43は、CPU30、USBインターフェース39等のバス50上の各部と圧縮エンコード/デコード部37でのデータや制御情報の転送を行う。
ホールドキー14の操作は、CPU30によって検出される。CPU30はホールドキー14によってキーの無効化操作がなされている場合、A/Dポート41を介して供給される操作キー44による操作情報を無効なものとして扱う。
カバー連動スイッチ45は、レンズカバー15の開閉に応じてオン/オフが切り換えられるスイッチであり、レンズカバー15の開閉の検出部として機能する。CPU30はカバー連動スイッチ45のオン/オフ状態を検知することで、レンズカバー15が開状態にあるか閉状態にあるかを知ることができる。
カメラ/LCDブロック38は、撮像処理系及び表示部4を含む表示処理系としての部位である。
撮像処理系としては、上述した撮像レンズ部19によって入射される被写体光を検出するCCDセンサ或いはCMOSセンサ等の固体撮像素子部、固体撮像素子から画素信号を転送し、ゲイン調整やA/D変換を行う撮像信号転送回路、撮像信号転送回路によって得られた撮像画像データに対するホワイトバランス、Y/C処理等を行うデジタル処理系、撮像画像データに対して圧縮処理やフォーマット処理等を行うエンコード系などが設けられる。
また表示処理系としては、表示部4としてのLCDに表示すべき画像、文字、キャラクタ等を形成する表示画像処理部、表示画像に基づいてLCDを駆動する表示駆動回路などが設けられる。
このようなオーディオ・カメラ複合装置では、オーディオモードでは、ディスク90に記録されたオーディオデータの再生が行われる。
ユーザーが操作キー44又はリモートコントローラを用いて再生操作を行った場合、CPU30はメディアドライブ部34を制御して、ディスク90のオーディオファイル(オーディオトラック)の再生を実行させる。
メディアドライブ部34で再生されたオーディオデータは、バッファメモリ35に蓄積された後、順次読み出されて圧縮エンコード/デコード部37に転送され、デコードされる。そしてD/A変換器47でアナログオーディオ信号とされ、ヘッドホンアンプ48の処理を介して接続されたヘッドホンから音声出力される。
このオーディオモードの際には、カメラ/LCDブロック38における表示部4及び表示処理系では、CPU30の制御に基づいて、再生メニュー(曲名等の一覧表示)、再生中の曲名、アーティスト名、時間情報、ジャケット画像、ランダムな順序のスライドショウ画像などの表示動作を実行する。
カメラモードの場合において、撮像スタンバイ状態にあるときは、CPU30はカメラ/LCDブロック38を制御して、被写体画像の取り込み、画像信号処理や、表示部4での被写体画像(実動画)の表示を実行させる。
その状態でユーザーがシャッタボタン11を押したら、CPU30は、その時点の被写体画像(静止画)を撮像データとして記録する制御を行う。つまり、そのシャッタ操作時の1フレームの画像データを、バッファメモリ35を介してメディアドライブ部34に記録データとして供給する。
メディアドライブ部34はディスク90に対して、1つの写真画像ファイルとして撮像データを記録する。
カメラモードにおいて写真閲覧状態にあるときは、CPU30はメディアドライブ部34にディスク90に記録されている写真画像ファイルのデータの読出を行う。読み出された画像データはバッファメモリ35を介して、カメラ/LCDブロック38に転送され、表示部4に表示される。
なお、写真画像データは1枚づつ表示部4に表示される場合と、サムネイル画像として多数の画像が一覧表示される場合がある。CPU30はユーザーの操作に応じて1枚表示とサムネイル表示を切り換えるように制御する。
またCPU30は、カメラモードにおいても、ランダムな順序のスライドショウ画像を実行するように制御してもよい。
[3.ファイル管理形態]

ここでディスク90に記録される画像データ(撮像データ)やオーディオデータの管理形態について説明しておく。
ディスク90においては、記録データは例えばFATファイルシステムにより管理される。
図4に示すようにFATファイルシステムのルートには、DCIMディレクトリ、HiFiディレクトリが配置される。
デジタルカメラシステムにおける静止画像(撮像データ等)は、JEIDA規格のカメラファイルシステム規格(Design rule for Camera File system:DCF規格)に準拠して管理され、このDCF規格では、ルートにDCIMディレクトリがおかれることが規定されている。
そしてDCIMディレクトリには、最大999個のサブディレクトリCF100,CF101,CF102・・・をおくことができる。
各サブディレクトリCFxxx内には、それぞれ最大9999枚の静止画像データを格納できると規定されているが、その最大数の設定は、設計上の都合により任意である(9999枚以下であればよい)。
図4では、サブディレクトリCFxxxに含まれる画像データのファイルを、DT0001、DT0002・・・として示している。
また各画像データファイルDT0001・・・には、それぞれ実際の画像データとともに、ヘッダ情報やサムネイルデータが含まれているが、さらに、各画像データファイルのサムネイルデータを集めたサムネイルファイルが1又は複数個生成され、サブディレクトリCFxxx内に配置される。ファイルTMF001、TMF002・・・は、サムネイルファイルを示している。1つのサムネイルファイルには、例えば最大100枚のサムネイルデータが格納されるように設定される。
1つのサブディレクトリCFxxx内に配置される画像データファイル(即ち1つの静止画像データ)の数は、設定された最大値以内で任意であり、例えばユーザーが、任意の数の撮像データをサブディレクトリCF100内に格納した後、次の撮像データからは次のサブディレクトリCF101内に配置していくなどが可能である。
また基本的には、1つのサブディレクトリCFxxx内の画像データファイルの数によって、サムネイルファイルの数も決まる。例えば1つのサムネイルファイルには、100枚のサムネイルデータが含まれるとする。この場合、そのサブディレクトリCFxxxに含まれる画像データファイル(撮像画像データ)数が100以内であれば、サムネイルファイルは1つでよい。また画像データファイル(撮像画像データ)数が401〜500の間であれば、サムネイルファイルは5つ設けられる。
FATファイルシステムのルート下におかれるHiFiディレクトリによっては、ミニディスクシステムとしてのオーディオデータが管理される。このHiFiディレクトリには、トラックインデックスファイルとオーディオデータファイルが配される。
オーディオデータファイルは、実際のオーディオデータとしてのトラックや各種フリンジ情報などが含まれ、それらの実データがトラックインデックスファイル内の管理情報によって管理される。
トラックインデックスファイルによる管理構造についての詳述は避けるが、トラックインデックスファイルによって各オーディオトラックの記録位置、パーツ構成、名称、フリンジ情報などが管理され、また多数のオーディオデータとしてのトラックが、1又は複数のグループに分けられて管理される。グループとは、例えばアルバム毎、アーティスト毎、或いはユーザー設定などの区分となる。
図5には、上記のようにDCIMディレクトリ下のサブディレクトリCFxxx内に配置されるサムネイルファイルTMFxxxxの構造例を示している。
サムネイルファイルTMFxxxxでは、図5(a)のように例えばヘッダとサムネイルデータを有する8KByteのスロットとして1つのサムネイルデータを格納する。例えば「tm0001」は、同じサブディレクトリCFxxx内の画像データファイルDT0001のサムネイルデータであり、例えばJPEG方式で、画像データファイルDT0001よりも大きな圧縮率で圧縮した画像データである。
このサムネイルデータtm0001に対してヘッダが付加される。ヘッダには、図5(b)のようにJPEGサイズとしてサムネイルデータtm0001のデータサイズが記され、また日時情報として記録日時が年月日時分秒で記される。
同様に8KByteの各スロットで、それぞれ特定の画像データファイルに対応するサムネイルデータtm002、tm003・・・が格納される。
なお図6には、DCIMディレクトリ下において記録されている記録状態の例を示している。
例えばこの図6の例では、DCIMディレクトリ下にサブディレクトリCF100〜CF109が設けられている状態としている。
各サブディレクトリCFxxxには、図示していないがそれぞれ5000個の画像データファイルDTが記録され、このため、それぞれ100個のサムネイルデータtm1〜tm100を含むサムネイルファイルTMFが、TMF001〜TM050まで50個設けられる例を示している。
もちろんこれは、説明上のモデル的な一例であり、1つのサブディレクトリ内の画像データファイルDTの数や、1つのサムネイルファイルTMFに含まれるサムネイルデータtmの数などは多様になり、例えば或るサムネイルファイルTMFには、サムネイルデータが数個しか含まれていないような状態となることもある。
[4.バッファメモリの使用形態例]

本例は、その特徴的な動作として、上記サムネイルファイルTMFに含まれるサムネイルデータtmを用いて、ランダムな順序での画像表示を行う。
そして、このランダム表示動作のために、バッファメモリ35において特定のバッファ領域を設けるようにしている。
図7にバッファメモリ35における各領域の使用形態を示している。
バッファメモリ35では、オーディオデータのバッファリングその他に用いる領域を除いて、図示するように領域AR1〜AR8が設定される。
領域AR1は、いわゆるシステムリードによってFAT、HiFiディレクトリ情報、トラックインデックスファイル(TIF)を読み込む領域とされる。システムリードとは、ディスクが装填された際や、装置の電源がオンとされた際に最初にディスク90から必要な管理情報を読み込む動作である。システムリードによってFAT、HiFiディレクトリ情報、トラックインデックスファイル等を読み込むことによって、ディスク90への記録再生が可能となる。
領域AR2は、FAT管理情報やサムネイル管理情報の格納領域とされる。後述するが、この領域AR2には、システムリードによってディレクトリ情報やサムネイルファイルが読み込まれるが、サムネイルファイルを用いたランダム表示のためにも、この領域AR2の一部が用いられる。
領域AR3は先頭サムネイルバッファ領域とされる。また領域AR4は終端サムネイルバッファ領域とされる。
本例のようにカメラ機能を備えた機器では、ユーザーが撮像後に画像を確認したり、或いはそれまでに撮像した画像を順次切り換えて表示させていく操作が行われることが多い。ところが本例のようにディスク90を記録媒体とするシステムでは画像表示の要求操作がある毎にディスク90から該当の画像データファイルDTxxxxの読出を行っていると、そのアクセス所要時間によって迅速な表示ができない。このため、ユーザーによって表示が求められる可能性が高い撮像データを表示するためのサムネイルファイルTMFを予めディスク90から読み出してバッファリングしておくようにする。ユーザーによって表示が求められる可能性が高い撮像データを表示するためのサムネイルファイルとは、記録された先頭のサムネイルファイルと、終端のサムネイルファイルである。上記図6の記録状態で言えば、先頭のサムネイルファイルとは、サブディレクトリCF100のサムネイルファイルTMF001であり、終端のサムネイルファイルとは、サブディレクトリCF109のサムネイルファイルTMF050である。
ユーザーが撮像データを表示させる操作を行った場合は、CPU30は、最新の(つまりその時点で最後に撮像した)撮像画像を表示させる処理を行う。最新の撮像画像のサムネイルデータは、図6の場合、サブディレクトリCF109のサムネイルファイルTMF050に含まれるサムネイルデータtm100である。
従って、この終端のサムネイルファイルをバッファリングしておけば、ユーザーの表示要求操作に対して、サムネイルデータtm100についてのレスポンスの良い表示が実行できる。
また、そのように撮像画像の表示を行った場合、ユーザーの操作としては、順送りもしくは逆送りで1枚づつ撮像画像を順番に送っていく操作を行うことが多い。
例えば逆送りに操作が行われた場合、表示すべき画像は、サブディレクトリCF109のサムネイルファイルTMF050に含まれるサムネイルデータtm99、tm98、Tm97・・・となる。つまりこの終端のサムネイルファイルをバッファリングしておくことで、ユーザーが画像切換操作を行った場合にも、迅速に各画像を表示していくことができる。さらに、ユーザーが順送りの操作を行った場合、表示すべき画像は、サブディレクトリCF100のサムネイルファイルTMF001に含まれるサムネイルデータtm1、tm2、Tm3・・・となる。つまり先頭のサムネイルファイルについてもバッファリングしておくことで、ユーザーが画像切換操作を行った場合に迅速に各画像を表示していくことができる。
これら先頭サムネイルバッファ領域、終端サムネイルバッファ領域には、例えばシステムリードの際に先頭と終端のサムネイルファイルを取り込んでおけばよい。また撮像が行われて終端のサムネイルファイルが更新又は他のサムネイルファイルが終端となったときには、逐次、終端サムネイルバッファ領域へ終端のサムネイルファイルの格納を行えばよい。
領域AR5,AR6,AR7,AR8は、それぞれサムネイルバッファ領域とされ、それぞれがランダム表示のためのサムネイルファイルのバッファリングに用いられる領域となる。この領域AR5,AR6,AR7,AR8を用いたバッファリング動作例については後述する。
領域AR2内に設けられる記憶領域を、図中右側破線内に詳しく示している。
領域AR2においては、図示するように、DCFディレクトリエントリキャッシュ、DCFサブディレクトリキャッシュ情報、DCFサブディレクト順番テーブル、サムネイルファイル順番テーブル、サムネイルファイルキャッシュ情報が取り込まれる。
DCFディレクトリエントリキャッシュとしては、DCFRootとして、DCIMディレクトリのFATエントリが配置される。またDCFSub1、DCFSub2としては、上記した領域AR3,AR4に格納される先頭サムネイルファイル、終端サムネイルファイルを含むサブディレクトリCFのFATエントリが配置される。図6の状態で言えば、DCFSub1にはサブディレクトリCF100のFATエントリが、DCFSub2にはサブディレクトリCF109のFATエントリが、それぞれ配置されることになる。
DCFSub3〜DCFSub6には、ランダム表示のためにランダムに選択されたサブディレクトリCFについてのFATエントリが配置される。
このDCFディレクトリエントリキャッシュに配置された各ディレクトリ又はサブディレクトリに関する情報として、そのルート或いはサブディレクトリのナンバやアップデートフラグが、DCFサブディレクトリキャッシュ情報として格納される。
また、DCFディレクトリエントリキャッシュのDCFRootに対応してDCFサブディレクトリ順番テーブルが設けられ、このDCFサブディレクトリ順番テーブルに、DCIMディレクトリ下における各サブディレクトリがエントリされる。
またDCFディレクトリエントリキャッシュのDCFSub1〜DCFSub6に対応してサムネイルファイル順番テーブルが設けられる。各サムネイルファイル順番テーブルには、それぞれDCFSub1〜DCFSub6のうちで対応するキャッシュに取り込まれたサブディレクトリに含まれる、サムネイルファイルのアドレス情報がエントリされる。
例えばサブディレクトリCF100のFATエントリを格納したDCFSub1に対応するサムネイルファイル順番テーブルには、エントリ0、1、2・・・として、図6のようにサブディレクトリCF100に含まれるサムネイルファイルTMF001〜TM050のそれぞれについてのアドレス情報(先頭のFATクラスタナンバ)が格納される。
サムネイルファイルキャッシュ情報は、それぞれ矢印で示すように対応する領域AR3〜AR8にバッファリングされたサムネイルファイルTMFについての情報として、それらのサムネイルファイルTMFのディレクトリナンバ、サムネイルファイルナンバ、アップデートフラグが記述される。
領域AR2のFAT/サムネイル管理情報としてこれらの情報が取り込まれることで、バッファリングされたサムネイルファイルTMFについての情報をCPU30が確認でき、サムネイルファイルのディスク90からの読出/バッファリングや、バッファメモリ35からの任意のサムネイルデータtmの読出制御を実行できる。
例えばサムネイル画像を表示するためには、任意のサブディレクトリエントリをディスク90から読み出して、DCFサブディレクトリキャッシュに配置する。このディレクトリエントリに対応するサムネイルファイル順番テーブルによって、サブディレクトリ内のサムネイルファイルがディスク90上のどの位置にあるか、或いはサムネイルファイルの存在が判断できる。次に、そのサブディレクトリ内の或るサムネイルファイルをディスク90から読出して領域AR3〜AR8のいずれかに配置する。これによって、サムネイルファイル内のサムネイルがどのように配置されるか、或いは存在するのかがわかる。この情報から、サムネイルファイルが配置された領域ら任意のサムネイルデータを読み出すことができる。
なお、DCFディレクトリエントリキャッシュのDCFRoot、DCFSub1、DCFSub2のFATエントリや、これらに対応するDCFサブディレクトリキャッシュ情報、DCFサブディレクトリ順番テーブル、サムネイルファイル順番テーブルについては、システムリード時などに読み込まれればよい。サムネイルファイルキャッシュ情報における領域AR3,AR4に対応する情報も同様である。
一方、DCFディレクトリエントリキャッシュのDCFSub3〜DCFSub6のFATエントリは、ランダム表示の際にランダムに選択されて読み込まれる。これらに対応するDCFサブディレクトリキャッシュ情報、サムネイルファイル順番テーブルもそのときに読み込まれる。また領域AR5〜AR8は、サムネイルファイルがランダムに選択されてバッファリングされるが、サムネイルファイルキャッシュ情報において領域AR5〜AR8に対応する情報は、領域AR5〜AR8へのサムネイルファイルのバッファリングに応じて更新されていく。
[5.ランダム表示のための制御機能構成]

ランダム表示を行うためにはCPU30において図8のような機能ブロックが例えばソフトウエアにより構成される。
図示するようにランダム表示制御機能61,M系列乱数発生部62,バッファリング制御機能63,サムネイル表示制御機能64が設けられる。
M系列乱数発生部62ではサブディレクトリ用乱数発生部62aにより、サブディレクトリCFをランダムに順次選択してバッファリング(DCFディレクトリエントリキャッシュへのFATエントリの格納)するためのM系列乱数を発生させる。またサムネイルファイル用乱数発生部62bにより、サムネイルファイルTMFをランダムに順次選択してバッファリング(領域AR5〜AR8のいずれかへのバッファリング)するためのM系列乱数を発生させる。さらにサムネイルデータ用乱数発生部62cにより、領域AR5〜AR8のいずれかにバッファリングされている或るサムネイルファイルのうちから、サムネイルデータtmをランダムに順次選択して読み出し、表示するためのM系列乱数を発生させる。
バッファリング制御機能63は、ランダム表示制御機能61からの指示に基づき、サブディレクトリ用乱数発生部62aから出力されたM系列乱数で指定されるサブディレクトリをディスク90から読み出し、DCFディレクトリエントリキャッシュにエントリするバッファリング動作制御を行う。
また、ランダム表示制御機能61からの指示に基づき、サムネイルファイル用乱数発生部62bから出力されたM系列乱数で指定されるサムネイルファイルをディスク90から読み出し、領域AR5〜AR8のいずれかへバッファリングする動作制御を行う。
これらの制御のため、ディスクから読み出すサブディレクトリCFやサムネイルファイルの指定やバッファメモリ35における領域指定を行う。
なおこれらの場合、いわゆる先読みバッファリングとしての動作も行われることになる。
サムネイル表示制御機能64は、ランダム表示制御機能61からの指示に基づき、サムネイルデータ用乱数発生部62cから出力されたM系列乱数で指定されるサムネイルデータを、領域AR5〜AR8のいずれかにバッファリングされているサムネイルファイルから読み出し、カメラ/LCDブロック38に転送して表示部4に表示させる動作制御を行う。このためサムネイル表示制御機能64は、サムネイルデータtmを読み出すサムネイルファイルTMFが格納されたサムネイルバッファ領域(AR5〜AR8のいずれか)を指定するとともに、そのサムネイルバッファ領域に格納されたサムネイルファイルTMFから抽出するサムネイルデータtmを指定する。
ランダム表示制御機能61は、これらM系列乱数発生部62、バッファリング制御機能63、サムネイル表示制御機能64の動作を指示する。特に後述する図9の処理により、ランダム表示のためのバッファリングが適正に行われるように制御する。
ランダム表示制御機能61は、M系列乱数発生部62に対しては、乱数発生の初期値を与える。M系列はある特定のビットパターン(m−系列パターン)を選択し初期値を与えると計算する毎に異なった値を出力し、一巡して初期値に戻るという特徴を持つシーケンスである。具体的には、M系列の特性方程式の次数をサブディレクトリCF、サムネイルファイルTMF、サムネイルデータtmの最大数を考慮して、決定することで、同じ数字がある周期まで発生することはない。
[6.ランダム表示動作]

本例ではバッファメモリ35にバッファリングしたサムネイルファイルを用いてサムネイルデータをランダムな順序で表示部4に表示させる。このランダム表示を行うための処理として、はじめに、システムリード時に読込んだDCIMディレクトリのFATエントリからランダムにサブディレクトリを読み出す。
このランダム表示のために選択されたサブディレクトリCFは、上述のように、そのFATエントリがDCFディレクトリエントリキャッシュにおいてDCFSub3〜DCFSub6のいずれかに配置される。
そしてサブディレクトリCFのエントリから、ランダムにサムネイルファイルTMFxを読み出し、サムネイルバッファ領域AR5〜AR6のいずれかに取り込む。さらに、このサムネイルファイルTMFxから、ランダムにサムネイルデータtmを選択し、表示する。
サムネイルファイルTMFxからランダムな順序で全てのサムネイルデータtmを表示した後は、続いてランダムに選ばれ、サムネイルバッファ領域AR5〜AR6のいずれかに取り込まれているサムネイルファイルTMFyに対象を移し、そのサムネイルファイルTMFyから同様に各サムネイルデータdmをランダムな順序で読み出して表示させていく。
或るサブディレクトリCF内の全てのサムネイルファイルTMFについてランダム表示を終えたら、次には、ランダムに選ばれる次のサブディレクトリCFに対象を移して同様の処理を行う。
これらサブディレクトリCF、サムネイルファイルTMF、サムネイルデータtmが、それぞれ上記のM系列乱数発生部62によって発生されるM系列乱数に基づいて順次選択されていくことで、DCIMディレクトリ下の全てのサムネイルデータを対象として静止画像を順次ランダムに表示していく動作が実現される。
ここで、CPU30(ランダム表示制御機能61とバッファリング制御機能63)は、図9のサムネイル更新処理により、サブディレクトリCF及びサムネイルファイルTMFのバッファリングを制御し、サムネイル表示制御機能64の制御によるサムネイルデータtmの読出及び表示処理がディスクアクセス動作の影響を受けずにスムーズに実行されるようにしている。
図9のサムネイル更新処理について説明する。
なお、以下の説明にあたって用いる変数を示しておく。
xc:現在ランダム表示再生の対象としているサブディレクトリCFの番号。
yc:現在ランダム表示再生の対象としているサブディレクトリ(xc)内にある、ランダム表示再生の対象としているサムネイルファイルTMFの番号。
zc:現在対象のサブディレクトリ(xc)内にある現在対象のサムネイルファイル(yc)内で、現在ランダム表示再生対象のサムネイルデータtmの番号。
X:DCIMディレクトリ以下のサブディレクトリCFの総数。
Y:現在対象のサブディレクトリ(xc)内にあるサムネイルファイルTMFの総数。
Z:現在対象のサブディレクトリ(xc)内にある現在対象のサムネイルファイル(yc)にあるサムネイルデータtmの総数。
A:サブディレクトリのキャッシュの最大収容数(図7の場合、DCFSub3〜DCFSub6であるためA=4)。
B:サムネイルキャッシュファイルの最大収容数(図7の場合、AR5〜AR8であるためB=4)。
sa:サブディレクトリCFの順方向の有効なキャッシュ数(図7の場合、DCFSub3〜DCFSub6にキャッシュされたサブディレクトリCFのうちで、ランダム表示に未使用の数)。
sb:サムネイルファイルTMFの有効キャッシュ数(図7の場合、AR5〜AR8にキャッシュされたサムネイルファイルTMFのうちで、ランダム表示に未使用の数)。
cx:サブディレクトリ再生数。つまりランダム表示再生を完了したサブディレクトリCFの数。
cy:サムネイルファイル再生数。つまり現在対象のサブディレクトリ(xc)内でのランダム表示再生を完了したサムネイルファイルTMFの数。
cz:サムネイル再生数。つまり現在対象のサムネイルファイルTMF(yc)内でのランダム表示再生を完了したサムネイルデータtmの数。
また、図9のサムネイル更新処理は、ランダム表示のためにバッファメモリ35への良好な先読みバッファリング(キャッシュ)を実現するものであるが、これは以下の考え方を実現するアルゴリズムとなっている。
・キャッシュはディスク90へのアクセス回数を減らすために行う。
・ランダム表示処理とキャッシュは並列して動作する。表示動作中のみ、キャッシュの溜め込み動作(ディスクへのアクセス)を行う。そのため、ディスク90へのアクセスのために表示切換が停止するようなことを極力減らす。
・ランダムな順序での表示は戻る(ランダムに表示された順序を後戻りして表示する)こともできるようにするため、逆方向(既に表示したデータ)に対してもキャッシュ領域に維持する。
・順方向、逆方向に対して最低1つのキャッシュが必要。従って現在表示対象としているキャッシュと合わせて最低3つ分のキャッシュ領域が必要。さらに、進行方向に対して順方向を多くキャッシュする。この2つの条件により、図7のように最低4つの領域(上記A=4,B=4)を確保する。
・初期状態では逆方向は不要であるため順方向にキャッシュしていく。
・キャッシュ数(sa,sb)が残りひとつになったときに、ディスク90へのアクセス(先読みバッファリング)を開始する
図9の処理を説明する。この図9の処理は、CPU30において、サムネイル表示制御機能64により表示する画像が切り換えられる度に、ランダム表示制御機能61によって実行される。
図7の例でいえば上記変数の初期値として、sa=0であり、初期動作としての最初のサブディレクトリの先読みが完了した時点でsa=A=4とされる。またsb=0であり、初期動作としての最初のサムネイルファイルの先読みが完了した時点でsb=B=4とされる。
サブディレクトリの総数Xは、例えば図6のようにサブディレクトリCF100〜CF109が存在すれば、X=10とされる。
またフローチャートでは示していないが、Y、Zの各値(総数)は、対象が切り換えられた時点で更新される。つまりサムネイルデータ総数Zは、表示対象のサムネイルファイルTMFが切り換えられることに応じて、新たに対象となったサムネイルファイルTMFのサムネイルデータtmの総数が代入され、またサムネイルファイル総数Yは、表示対象のサブディレクトリCFが切り換えられることに応じて、新たに対象となったサブディレクトリCFのサムネイルファイルTMFの総数が代入される。
図9の処理が、表示部4で表示されるサムネイル画像が切り換えられるタイミングで開始されると、まずステップF101でサムネイル再生数をカウントする。つまりそれまで表示を行ったサムネイルデータtmの数である変数czについてインクリメント(cz=cz+1)する。
ステップF102では、サムネイル再生数のカウント値czが変数Z、つまり現在ランダム表示対象としているサムネイルファイル(yc)にあるサムネイルデータtmの総数に達しているか否かを確認する。
サムネイル再生数czが現在対象のサムネイルファイル(yc)内のサムネイルデータtmの総数Zに達していなければ、図9の処理を終える。つまりそのときはバッファリング制御機能63によるバッファリング制御は行なわれない。サムネイル表示制御機能64による表示処理は継続されている。
ある表示切換時点で図9の処理が開始され、ステップF102でサムネイル再生数czがサムネールデータ総数Zに達したら、それは現在対象としていたサムネイルファイルTMFでの全てのサムネイルデータtmの表示が完了し、表示対象が次にランダムに選択されてバッファリングされているサムネイルファイルTMFに切り換えられるタイミングである。この場合はステップF103に進み、サムネイルファイル再生数cyをインクリメントする(cy=cy+1)。また、その時点でエリアAR5〜AR8のうちの1つにキャッシュされているサムネイルファイルTMFの再生が完了したものであるため、サムネイルファイル有効キャッシュ数sbをデクリメントする(sb=sb−1)。
ステップF104では、サムネイルファイル有効キャッシュ数sbが「1」であるか否かを判断する。
sb=1でなければ、ステップF106に進んでサムネイルファイル再生数cyがサムネイルファイル総数Yに達しているか否かを判断し、達していなければ処理を終える。
一方、ステップF104でサムネイルファイル有効キャッシュ数sbが「1」である場合は、ステップF105でサムネイルファイルTMFのバッファリングを実行する。即ち、領域AR5〜AR8のうち、3つの領域は使用済みサムネイルファイルTMFが格納されいるため、その使用済みの領域へ、新たにサムネイルファイルTMFのバッファリングを行う制御を、バッファリング制御機能63により実行させる。
ただし、直前に対象としていた領域はそのまま直前のサムネイルファイルTMFを保持したままとし、それより過去に表示対象とした2つのサムネイルファイルTMFが格納された領域を開放して、新たにランダムに選択された2つのサムネイルファイルTMFのディスク90からの先読みバッファリングを行う。
このステップF105で先読みバッファリングを開始した場合も、ステップF106に進んでサムネイルファイル再生数cyがサムネイルファイル総数Yに達しているか否かを判断し、達していなければ処理を終える。
ある表示切換時点で図9の処理が行われ、ステップF106でサムネイルファイル再生数cyがサムネイルファイル総数Yに達したら、それは現在対象としていたサブディレクトリCFでの全てのサムネイルファイルTMFにおけるサムネイルデータtmの表示が完了し、表示対象が次にランダムに選択されてバッファリングされているサブディレクトリCFに切り換えられるタイミングである。従って、ステップF107に進み、サブディレクトリ再生数cxをインクリメントする(cx=cx+1)。また、その時点でDCFディレクトリエントリキャッシュのDCFSub3〜DCFSub6のうちの1つにキャッシュされているサブディレクトリCFの再生が完了したものであるため、サブディレクトリ有効キャッシュ数saをデクリメントする(sa=sa−1)。
ステップF108では、サブディレクトリ有効キャッシュ数saが「1」であるか否かを判断する。
sa=1でなければ、ステップF110に進んでサブディレクトリ再生数cxがサブディレクトリ総数Xに達しているか否かを判断し、達していなければ処理を終える。
一方、ステップF108でサブディレクトリ有効キャッシュ数saが「1」である場合は、ステップF109でサブディレクトリCFのバッファリングを実行する。即ち、ディレクトリエントリキャッシュのDCFSub3〜DCFSub6のうち、3つの領域に使用済みサブディレクトリCFのFATエントリが格納されいるため、その使用済みの領域へ、新たにサブディレクトリCFのバッファリングを行う制御を、バッファリング制御機能63により実行させる。
ただし、直前に対象としていた領域はそのまま直前のサブディレクトリCFを保持したままとし、それより過去に表示対象とした2つのサブディレクトリCFが格納された領域を開放して、新たにランダムに選択された2つのサブディレクトリCFのディスク90からの先読みバッファリングを行う。
このステップF109で先読みバッファリングを開始した場合も、ステップF110に進んでサブディレクトリ再生数cxがサブディレクトリ総数Xに達しているか否かを判断し、達していなければ処理を終える。
ステップF110でサブディレクトリ再生数cxがサブディレクトリ総数Xに達していると判断された場合は、全てのサブディレクトリCFが対象とされてのランダム再生が完了された場合である。つまりDCIMディレクトリ下の全てのサムネイルデータtmのランダム表示が完了した場合である。従って、この場合は全てのサムネイルデータtmのランダム再生が完了したとして処理を終了する。この場合、ランダム表示動作自体を終了させても良いし、或いは2巡目のランダム再生を開始してもよい。
以上の処理で実現されるバッファリング動作を図10〜図14で模式的に説明する。
図10〜図14の各図においては、DCFディレクトリエントリキャッシュにおけるDCFSub3〜DCFSub6に格納されるサブディレクトリCFと、サムネイルバッファ領域AR5〜AR8に格納されるサムネイルファイルTMFと、或るサムネイルファイルTMFから読み出されて表示出力されるサムネイルデータtmを、それぞれ示している。現在対象としているサブディレクトリCFをxc、現在対象としていたサムネイルファイルTMFをyc、表示出力しているサムネイルデータtmをzcとして示す。
図10はランダム表示を開始した場合の初期状態を示している。
まず初期動作でDCFSub3〜DCFSub6へのサブディレクトリCFの読込が行われる。サブディレクトリ用乱数発生部62aからのM系列乱数で最初にサブディレクトリCF102が選択されたとすると、このサブディレクトリCF102の情報がDCFSub3に格納される。このときさらにDCFSub4、DCFSub5、DCFSub6には、それぞれ順次、M系列乱数で選択されたサブディレクトリCF、例えばCF105,CF103,CF108が先読みとしてキャッシュされていく。このように4つのサブディレクトリCFがバッファリングされた時点で、上記サブディレクトリ有効キャッシュ数sa=4となる。
また初期動作として、最初にサブディレクトリCF102が選択されたことに応じて、サブディレクトリCF102内のサムネイルファイルTMFが、サムネイルファイル用乱数発生部62bからのM系列乱数によって順次選択され、バッファリングされていく。例えば領域AR5に最初に選択されたサムネイルファイルTMF025がキャッシュされ、さらに先読みとして領域AR6〜AR8へ、それぞれM系列乱数で選択されたサムネイルファイルTMF、例えばTMF004,TMF039,TMF015が先読みとしてキャッシュされていく。このように4つのサムネイルファイルTMFがバッファリングされた時点で、上記サムネイルファイル有効キャッシュ数sb=4となる。
最初はサブディレクトリCF102におけるサムネイルファイルTMF025がランダム表示の対象とされているため、領域AR5に格納されたサムネイルファイルTMF025から、サムネイルデータtmがサムネイルデータ用乱数発生部62cからのM系列乱数によって順次選択され、表示出力される。例えばサムネイルデータtm83からランダム表示が開始され、その後サムネイルデータtm31,tm05,tm98・・・とランダムな順序で各サムネイルデータが表示出力されていく。
次に図11、図12は、対象となるサムネイルファイル(yc)が切り換えられる時点で先読みが行われる場合を表している。
図11のようにサブディレクトリCF102におけるサムネイルファイルTMF039が対象とされてランダム表示が行われ、例えばサムネイルデータtm03がサムネイルファイルTMF039から最後に選択されて表示されたサムネイルデータであったとする。
このサムネイルデータtm83に続いては、次に対象のサムネイルファイル(yc)が領域AR8に取り込んであるサムネイルファイルTMF015に切り換えられるわけであるが、この時の図9の処理では、ステップF104でサムネイルファイル有効キャッシュ数sb=1と判断される。つまり領域AR5,AR6,AR7に格納していたサムネイルファイルTMF025、TMF004、TMF039についてのランダム再生が完了し、有効な残りのキャッシュデータは領域AR8のサムネイルファイルTMF015のみとなったためである。
このとき、図12のように表示出力としては領域AR8にキャッシュされたサムネイルファイルTMF015からランダムにサムネイルデータtmが選択され、例えばサムネイルデータtm32、tm85、tm01・・・と表示出力されていくが、このときに同時に図9のステップF105の処理によりサムネイルファイルTMFの先読みバッファリングが行われる。この場合、図12のように最も古い2つのサムネイルファイルTMFを格納した領域AR5,AR6を開放して、新たにランダムに選択されたサムネイルファイルTMF、例えばTMF044、TMF019をディスク90から読み出してバッファリングしていく。
なお、直前に対象としていた領域AR7のサムネイルファイルTMF039については、そのまま維持しておく。
図13,図14は、対象となるサブディレクトリ(xc)が切り換えられる時点での先読み動作を示している。
図13のようにサブディレクトリCF103におけるサムネイルファイルTMF036が対象とされてランダム表示が行われ、例えばサムネイルデータtm03・・・tm77が順次ランダムに選択されて表示されたとする。
ここでサムネイルファイルTMF036が、サブディレクトリCF103において最後に選択されたサムネイルファイルであったとする。すると、このサムネイルファイルTMF036の最後のサムネイルデータtm77に続いては、次に対象のサブディレクトリ(xc)がDCFSub6にキャッシュされているサブディレクトリCF108に切り換えられ、また対象のサムネイルファイル(yc)が、そのサブディレクトリCF108内で最初に選択されたサムネイルファイルTMF050となる。なお、次に対象となるサブディレクトリCF108内で選択されるサムネイルファイル(例えばTMF050、TMF006)は、領域AR7のサムネイルファイルTMF016のサムネイルデータの表示が完了した時点で先読みされ、領域AR5,AR6に取り込まれている。
図13のようにサブディレクトリCF103で最後に選択されたサムネイルファイルTMF036の、最後に選択されたサムネイルデータtm77から、図14のサブディレクトリCF108の最初に選択されたサムネイルファイルTMF050の、最初に選択されたサムネイルデータtm07に表示が切り換えられる際には、図9の処理では、ステップF108でサブディレクトリ有効キャッシュ数sa=1と判断される。つまりDCFSub3〜DCFSub5に格納していたサブディレクトリCF102、CF105、CF103についてのランダム再生が完了し、有効な残りのキャッシュデータはDCFSub6のサブディレクトリCF108のみとなったためである。
このとき、図14のように表示出力としては領域AR5にキャッシュされたサムネイルファイルTMF050からランダムにサムネイルデータtmが選択され、例えばサムネイルデータtm07、tm68、tm75・・・と表示出力されていくが、同時に図9のステップF109の処理によりサブディレクトリCFの先読みバッファリングが行われる。この場合、図14のように最も古い2つのサブディレクトリCFを格納したDCFSub3、DCFSub4を開放して、新たにランダムに選択されたサブディレクトリCF、例えばCF104,CF106をバッファリングしていく。
なお、直前に対象としていたDCFSub5のサブディレクトリCF103については、そのまま維持しておいてもよいし、このDCFSub5を開放してさらにバッファリングしてもよい。
以上のようにバッファリングが行われながら、バッファメモリ35からランダムに読み出されたサムネイルデータtmによってランダム表示が行われていく。
[7.他のバッファメモリの使用形態及びランダム表示動作]

ところで以上の例では、上述のとおり、順方向/逆方向に対して最低1つのキャッシュし、かつ順方向に対して多くキャッシュするという条件を設けた場合として、図7のように最低4つの領域(上記A=4,B=4)を確保した。
しかしながら逆方向のキャッシュを不要、つまりランダム表示に使用済みのデータを残しておく必要が無いものとすれば、少なくともバッファリングのための領域は2つでよい。つまり上記A=2、B=2とすればよい。
このような場合、バッファメモリ35では図15のように領域設定すればよい。即ち基本的には図7と同様であるが、DCFディレクトリエントリキャッシュとしては、ランダム表示に使用する領域をDCFSub3、DCFSub4の2つとし、またサムネイルバッファ領域は領域AR5,AR6の2つとすればよい。また、これらに応じて、DCFサブディレクトリキャッシュ情報、サムネイルファイル順番テーブル、サムネイルファイルキャッシュ情報としての領域も削減される。
この場合も、図8の機能構成による動作は同様であり、また図9のサムネイル更新処理によって先読みを行えばよい。それによって実行される具体的な先読み動作例を図16〜図19に示す。
図16はランダム表示を開始した場合の初期状態を示している。
まず初期動作でDCFSub3、DCFSub4へのサブディレクトリCFの読込が行われる。サブディレクトリ用乱数発生部62aからのM系列乱数で最初にサブディレクトリCF102が選択されたとすると、このサブディレクトリCF102の情報がDCFSub3に格納される。このときさらにDCFSub4には、M系列乱数で次に選択されたサブディレクトリCF、例えばCF105が先読みとしてキャッシュされていく。このように2つのサブディレクトリCFがバッファリングされた時点で、上記サブディレクトリ有効キャッシュ数sa=2となる。
また初期動作として、最初にサブディレクトリCF102が選択されたことに応じて、サブディレクトリCF102内のサムネイルファイルTMFが、サムネイルファイル用乱数発生部62bからのM系列乱数によって順次選択され、バッファリングされていく。例えば領域AR5に最初に選択されたサムネイルファイルTMF025がキャッシュされ、さらに先読みとして領域AR6へ、M系列乱数で次に選択されたサムネイルファイルTMF、例えばTMF004が先読みとしてキャッシュされていく。このように2つのサムネイルファイルTMFがバッファリングされた時点で、上記サムネイルファイル有効キャッシュ数sb=2となる。
最初はサブディレクトリCF102におけるサムネイルファイルTMF025がランダム表示の対象とされているため、領域AR5に格納されたサムネイルファイルTMF025から、サムネイルデータtmがサムネイルデータ用乱数発生部62cからのM系列乱数によって順次選択され、表示出力される。例えばサムネイルデータtm83からランダム表示が開始され、その後サムネイルデータtm31,tm05,tm98・・・とランダムな順序で各サムネイルデータが表示出力されていく。
次に図17は、対象となるサムネイルファイル(yc)が切り換えられる時点で先読みが行われる場合を表している。
上記図16のようにサブディレクトリCF102におけるサムネイルファイルTMF025が対象とされてランダム表示が行われ、例えばサムネイルデータtm21がサムネイルファイルTMF025から最後に選択されて表示されたサムネイルデータであったとする。
このサムネイルデータtm21に続いては、次に、図17のように対象のサムネイルファイル(yc)が領域AR6に取り込んであるサムネイルファイルTMF004に切り換えられるわけであるが、この時の図9の処理では、ステップF104でサムネイルファイル有効キャッシュ数sb=1と判断される。つまり領域AR5に格納していたサムネイルファイルTMF025についてのランダム再生が完了し、有効な残りのキャッシュデータは領域AR6のサムネイルファイルTMF004のみとなったためである。
このとき図17のように、表示出力としては領域AR6にキャッシュされたサムネイルファイルTMF004からランダムにサムネイルデータtmが選択され、その後、例えばサムネイルデータtm19、tm03、tm95・・・と表示出力されていくが、ここで図9のステップF105の処理によりサムネイルファイルTMFの先読みバッファリングが行われる。この場合、使用済みのサムネイルファイルTMF025を格納していた領域AR5を開放して、新たにランダムに選択されたサムネイルファイルTMF、例えばTMF039をディスク90から読み出してバッファリングしていく。
図18,図19は、対象となるサブディレクトリ(xc)が切り換えられる時点での先読み動作を示している。
図18のようにサブディレクトリCF102におけるサムネイルファイルTMF036が対象とされてランダム表示が行われ、例えばサムネイルデータtm06・・・tm92が順次ランダムに選択されて表示されたとする。
ここでサムネイルファイルTMF036が、サブディレクトリCF102において最後に選択されたサムネイルファイルであったとする。すると、このサムネイルファイルTMF036の最後のサムネイルデータtm92に続いては、次に対象のサブディレクトリ(xc)がDCFSub4にキャッシュされているサブディレクトリCF105に切り換えられ、また対象のサムネイルファイル(yc)が、そのサブディレクトリCF105内で最初に選択されたサムネイルファイルTMF018となる。なお、この新たに対象となるサムネイルファイルTMF018は、上記図17の動作と同様に、領域AR5のサムネイルファイルTMF(図示していないがTMF036の直前に選択されていたサムネイルファイル)の表示が完了した時点で先読みされ、領域AR5に取り込まれている。
図18のようにサブディレクトリCF102で最後に選択されたサムネイルファイルTMF036の、最後に選択されたサムネイルデータtm92から、図19のサブディレクトリCF105の最初に選択されたサムネイルファイルTMF018の、最初に選択されたサムネイルデータtm86に表示が切り換えられる際には、図9の処理では、ステップF108でサブディレクトリ有効キャッシュ数sa=1と判断される。つまりDCFSub3に格納していたサブディレクトリCF102についてのランダム再生が完了し、有効な残りのキャッシュデータはDCFSub4のサブディレクトリCF105のみとなったためである。
このとき、図19のように表示出力としては領域AR5にキャッシュされたサムネイルファイルTMF018からランダムにサムネイルデータtmが選択され、例えばサムネイルデータtm86、tm37、tm17・・・と表示出力されていくが、図9のステップF109の処理によりサブディレクトリCFの先読みバッファリングを行う。この場合、図19のように使用済みのサブディレクトリCFを格納したDCFSub3を開放して、新たにランダムに選択されたサブディレクトリCF、例えばCF103をバッファリングしていく。
さらにこのときには、図19のようにサムネイルファイルTMF018が対象のサムネイルファイル(yc)となった時点で図9のステップF104でサムネイルファイル有効キャッシュ数sb=1と判断されるため、上記したステップF109のサブディレクトリCFの先読みに先立って、ステップF105の処理で、領域AR6に対して先読みバッファリングが行われる。例えば図19に示すようにサブディレクトリCF105内でサムネイルファイルTMF018の次に選択されたサムネイルファイルTMF025がバッファリングされる。
以上のように少なくともサブディレクトリのキャッシュの最大収容数A=2、サムネイルキャッシュファイルの最大収容数B=2とすれば、先読みバッファリングが行われながら、バッファメモリ35からランダムに読み出されたサムネイルデータtmによってランダム表示が行われていく。
[8.実施の形態の効果及び変形例]

以上説明した実施の形態のランダム表示動作ば、サムネイルデータtmを集めたサムネイルファイルTMFをディスク90からランダムに読み出してバッファメモリ35にバッファリングするとともに、そのバッファメモリ35に格納したサムネイルファイルTMFからサムネイルデータtmをランダムに順次選択して表示させるものとなる。
つまり表示部4に表示する画像を順次ランダムに切り換えていくためにはサムネイルデータtmをバッファメモリ35から読み出せばよく、その表示する1つの画像毎にディスク90へのアクセスを行うことは不要であるため、レスポンスの良い迅速なランダム表示が実現できる。また、ディスク90からサムネイルファイルTMFを読み出してバッファリングすることは、表示する複数の画像(サムネイルデータtm)を効率よく読み出せることになるため、1つの画像データファイル(図4のDT0001等)毎にディスク90から読み出す場合に比べて著しく効率的なディスクアクセスが可能となる。これによってアクセス時間が比較的長いディスク90を用いた本例のオーディオ・カメラ複合装置でも好適である。特にオーディオモードでオーディオ再生中にランダム表示を行う場合に、ディスク90へのアクセス負担を大きくすることもない。またアクセス負担が少ないことは消費電力の削減にもつながる。本例のような携帯用の機器の場合、消費電力の削減はバッテリー寿命の観点から非常に有効である。
また、サムネイルファイルTMFをランダムに選択し、さらにサムネイルファイルTMF内でサムネイルデータtmをランダムに選択することで、表示順序としてのランダム性は損なわれず、ランダム表示として好適な動作が実現できる。
さらに、DCIMディレクトリ下のサブディレクトリCFを備える構造において、サブディレクトリCFについてもランダムに選択していくことで、サブディレクトリCF、サムネイルファイルTMF、サムネイルデータtmの各段階でのランダム性が得られるとともに、ディスク90に記録された全てのサムネイルデータtmを対象としてランダム性の高い表示を実現できる。
また比較的データサイズの大きい画像データファイル(DT0001等)毎にバッファリングするのではなく、データサイズの小さいサムネイルデータtmを集めたサムネイルファイルTMF毎にバッファリングすることで、バッファメモリ35の容量的な負担も小さい。ランダム表示のためのバッファメモリ35の容量的な負担が小さいことは、例えば同時にオーディオ再生を行う場合に用いる、オーディオバッファリング用の領域を広くとることができ、オーディオデータのバッファリング能力を低下させないものとなるため好適である。
また、サムネイルファイルTMFやサブディレクトリCFのバッファリングにおいて、いわゆる先読みを行うようにしているため、或るサムネイルファイルTMFでのサムネイルデータtmのランダム表示を終えて、次のサムネイルファイルTMFでのサムネイルデータtmのランダム表示に移る際にも、ディスク90へのアクセス時間によって表示レスポンスが悪くなるといったことは発生しない。
また、図7〜図14で説明した例では、サムネイルファイルTMFとしての使用済みのデータも或る程度残しておくことになるため、後戻り表示がレスポンスよく可能となる。例えばランダム表示中にユーザーが後戻りを指示した場合に、それまでランダム順序で表示された順を後戻りして表示していくようにすることが考えられるが、その場合に、表示を終えたデータをバッファメモリ35に残しておくことで、逆方向に先読みがなされた状態となり、レスポンスよく画像を表示できる。
一方、図15〜図19で説明した例では、ランダム表示のためにバッファメモリ35に必要とされる容量を小さくでき、バッファメモリ35の負担を軽減できる。
なお、バッファリングに関しては2つの例を挙げたが、もちろんこれら以外にもバッファメモリ35の領域設定や、サムネイル更新処理(図9)の変形例は多様に考えられる。特に先読みを行うタイミング、先読みするデータ量などは多様に考えられる。
また、実施の形態はオーディオ・カメラ複合装置としての例を挙げたが、オーディオ機能のないカメラ装置でも本発明を適用できる。さらには記録された画像データのランダム表示を行う機器として多様な機器に適用できる。
また、実施の形態ではオーディオデータや画像データを記録する記録媒体として例えばミニディスク方式のディスク90を例に挙げたが、CD(Compact Disc)方式、DVD(Digital Versatile Disc)方式、ブルーレイディスク(Blu-Ray Disc)方式等の他の規格の光ディスクが記録媒体として採用されるものでも本発明は好適である。もちろん、HDD(Hard Disc Drive)などの磁気ディスクメディアや、磁気テープメディアなど、多様な記録媒体を本発明の装置の記録媒体として採用できる。特にアクセスに時間を要する記録媒体を用いたシステムにおいて本発明は有効となる。
本発明の実施の形態のオーディオ・カメラ複合装置の正面図、平面図、左側面図、右側面図、底面図、背面図である。 実施の形態のレンズカバーの開閉状態の説明図である。 実施の形態のオーディオ・カメラ複合装置のブロック図である。 実施の形態のファイル管理形態の説明図である。 実施の形態のサムネイルファイルの構造の説明図である。 実施の形態のサブディレクトリ及びサムネイルファイルの記録例の説明図である。 実施の形態のバッファメモリの領域使用形態の説明図である。 実施の形態のランダム表示のためのCPUの制御機能のブロック図である。 実施の形態のサムネイル更新処理のフローチャートである。 実施の形態の初期状態のバッファリングの説明図である。 実施の形態の対象サムネイルファイル切換時の先読みバッファリングの説明図である。 実施の形態の対象サムネイルファイル切換時の先読みバッファリングの説明図である。 実施の形態の対象サブディレクトリ切換時の先読みバッファリングの説明図である。 実施の形態の対象サブディレクトリ切換時の先読みバッファリングの説明図である。 実施の形態のバッファメモリの領域使用形態の他の例の説明図である。 実施の形態の初期状態のバッファリングの説明図である。 実施の形態の対象サムネイルファイル切換時の先読みバッファリングの説明図である。 実施の形態の対象サブディレクトリ切換時の先読みバッファリングの説明図である。 実施の形態の対象サブディレクトリ切換時の先読みバッファリングの説明図である。
符号の説明
1 オーディオ・カメラ複合装置、4 表示部、5 集中コントローラ、10 カメラオン/オフキー、11 シャッタボタン、15 レンズカバー、30 CPU、34 メディアドライブ部、35 バッファメモリ、37 圧縮エンコード/デコード部、38 カメラ/LCDブロック、61 ランダム表示制御機能、62 M系列乱数発生部、63 バッファリング制御機能、64 サムネイル表示制御機能

Claims (4)

  1. 画像データファイルと、各画像データファイルに対応するサムネイル画像データを集めたサムネイルファイルとが、それぞれ複数記録可能な記録媒体に対してデータの読出を行う読出手段と、
    上記読出手段で読み出されたデータをバッファリングするバッファメモリ手段と、
    表示手段と、
    上記記録媒体に記録されたサムネイルファイルを順次ランダムに選択して読み出させ、上記バッファメモリ手段に格納させるとともに、上記バッファメモリ手段に格納されたサムネイルファイルから、サムネイル画像データを順次ランダムに選択して読み出し、上記表示手段で表示させる制御を行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とする再生装置。
  2. 上記バッファメモリ手段には、上記サムネイルファイルを格納するファイル格納領域が複数形成され、
    上記制御手段は、或るファイル格納領域に格納させたサムネイルファイルからサムネイル画像データを順次ランダムに選択して読み出しているときに、次にランダム順序で選択したサムネイルファイルを上記読出手段によって上記記録媒体から読み出させ、他のファイル格納領域に格納させる先読み制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 上記記録媒体では、特定のディレクトリ下に複数のサブディレクトリが配置可能であり、上記サブディレクトリに、画像データファイルと、各画像データファイルに対応するサムネイル画像データを集めたサムネイルファイルとが、それぞれ複数配置可能なファイル管理構造が形成されており、
    上記制御手段は、上記サブディレクトリをランダムに選択して、そのサブディレクトリの情報を上記読出手段によって読み出させて上記バッファメモリ手段に格納するとともに、そのサブディレクトリの情報を用いて、該サブディレクトリにおける上記サムネイルファイルをランダムに選択して上記読出手段によって読み出させて上記バッファメモリ手段に格納する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  4. 画像データファイルと、各画像データファイルに対応するサムネイル画像データを集めたサムネイルファイルとが、それぞれ複数記録可能な記録媒体から、サムネイルファイルをランダムに選択して読み出し、バッファメモリ手段に格納する読出ステップと、
    上記バッファメモリ手段に格納されたサムネイルファイルから、サムネイル画像データを順次ランダムに選択して読み出し、表示手段で表示させる表示ステップと、
    を備えると共に、
    上記表示ステップの動作の実行中に、先読み動作として、上記記録媒体から、ランダムに選択されたサムネイルファイルを読み出してバッファメモリ手段に格納する上記読出ステップが実行されることを特徴とする画像表示方法。
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