JP4517957B2 - データ処理装置、データ処理方法、プログラム - Google Patents
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Description
これらの記録媒体に記録された撮像データは、ユーザの操作に応じて表示部に表示させたり、パーソナルコンピュータ等に転送して閲覧することなどができる。
さらには、メディアの大容量化、機器の複合機能化などの状況により、より多様な電子機器が開発されている。例えばディスクメディアを用いた携帯用音楽プレーヤに画像表示機能やデジタルカメラ機能を持たせたものも開発されている。
そして、特に音楽を聴きながら写真を撮るという機会が多くなると、写真(撮像データ)と合わせて、その聞いていた音楽についても何らかの形で記録しておけるとユーザーにとって好ましい。
そこで本発明はユーザーが撮像を行ったときに聴いていた音楽等に関連する情報を撮像データに貼付できるようにすることを目的とする。
即ち例えばカメラ装置、或いは外部のカメラ装置から送信されてくる撮像データを取り込む装置において、本発明のデータ処理装置を実現できる。
つまり、カメラ装置とオーディオ再生装置が一体化した機器として本発明のデータ処理装置を実現する場合には、撮像時に聴いていた音楽等についてのオーディオ関連データを、装置内で取得できるため、撮像時に、オーディオ関連データを取得し、これを撮像データに貼付する。
例えばカメラ装置として本発明のデータ処理装置を実現する場合に、他のオーディオ再生装置で聴いていた音楽等に関連するオーディオ関連データを貼付するには、外部のオーディオ再生装置から上記聴取データを取得するようにすればよい。すると、日時情報の照合により、撮像データとオーディオ関連データを対応させることができ、それによって撮像データにオーディオ関連データを貼付できる。
つまり本発明のデータ処理装置が、外部のカメラ装置等での撮像データに、外部のオーディオ再生装置で再生された音楽等のオーディオ関連データを貼付する装置とする場合、外部のオーディオ再生装置から上記聴取データを取得し、また外部のカメラ装置等から取得する。そして日時情報の照合により、撮像データとオーディオ関連データを対応させ、撮像データにオーディオ関連データを貼付する。
また本発明のプログラムは、上記データ処理方法をデータ処理装置に実行させるプログラムである。
撮像データに対するオーディオ関連データの貼付とは、撮像データにオーディオ関連データを関連づけて記録することを言い、その記録の形式、ファイルフォーマット、管理形態などが問われるものではない。
[1.第1の実施の形態:オーディオ再生機能付きのカメラ装置]
[2.第2の実施の形態:コンピュータ装置]
[3.第3の実施の形態:カメラ装置]
[4.変形例及びプログラム]
オーディオ再生機能付きのデジタルスチルカメラにおいて本発明のデータ処理装置を実現する例を第1の実施の形態として説明する。
図1はオーディオ再生機能付きのカメラ装置20の要部の構成を示している。なお、オーディオ再生機能付きのカメラ装置としての具体的な構成例は図4〜図7で後述する。
撮像部22は、撮像レンズ機構26から入射される被写体光を受光し、電気信号に変換して各種処理を行い、撮像データを得る。
記録再生部24は、記録メディア25に対してデータの記録再生を行う。記録メディア25としては、光ディスクや不揮発性メモリを内蔵したメモリカードなど、装置に着脱可能な可搬性のメディアでもよいし、ハードディスク(磁気ディスク)、或いは固体メモリなどとして装置に着脱不能に内蔵されるものでもよい。記録再生部24は、これらの記録メディア25に応じて、データの変復調、エラー訂正コード処理、メディアアクセス処理を行って各種データの記録再生を行う。
記録再生部24は、撮像部22で得られた撮像データ(静止画データ)を記録メディア25に記録する処理を行う。また、記録再生部24は、記録メディア25に記録された撮像データを図1には示していない表示部に表示させるために読み出す処理を行う。
また記録メディア25にオーディオデータが記録されている場合、記録再生部24は記録メディア25からオーディオデータを再生する処理も行う。
またオーディオコンテンツファイルM1,M2,M3・・・として楽曲等のオーディオデータが記録される。各オーディオコンテンツファイルM1,M2,M3・・・はオーディオ管理データによって管理された状態で格納される。
撮像データファイルPHは、例えばExif(Exchangeable Image File Format)規格のファイルとされる。データ内容としては、図3(b)に示すように、ファイルヘッダと、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式の圧縮データなどとしての撮像データが含まれる。ファイルヘッダには、ファイル名、データサイズ、ファイル形式、撮像日時などの情報が含まれる。
撮像データ取込手段:撮像部22、撮像制御部21a。
貼付処理手段:貼付処理部21d。
記録制御手段:記録再生制御部21c。
オーディオ再生手段:オーディオ再生処理部23、オーディオ処理制御部21b、及び記録再生部24の再生系。
図示しないシャッタボタンをユーザーが操作すると、それに応じて撮像部26で被写体画像を取り込む撮像処理が行われる。制御部21(撮像制御部21a)はステップF101として、シャッタ操作に応じて撮像部22を制御し、撮像処理、つまり静止画データの取込処理を実行させる。
このときステップF102で制御部21は、そのシャッタ操作時点(撮像時点)でオーディオ再生中であるか否かを判断し、処理を分岐する。
オーディオ再生中でなければ、ステップF106で、制御部21(撮像制御部21a)は、撮像部22で取り込んだ撮像データのファイル化を実行させる。即ち、ファイル名、時計部21eで得られる日時情報(年月日時分秒)、ファイル形式等のヘッダ情報を撮像部22に与え、また撮像データについての圧縮エンコードを実行させ、例えば図3(b)のような撮像データファイルとしてのデータを生成させる。
そして制御部21(撮像制御部21a及び記録再生制御部21c)は、ステップF105で、撮像データファイルを記録メディア25に記録させる。即ち撮像部22で生成させた撮像データファイルとしてのデータを記録再生部24に転送させ、メディア種別に応じた記録用のエンコード処理等を実行させて記録メディア25に記録させる。
この場合は、制御部21(貼付処理部21d)はステップF103で、再生中の楽曲等の音楽関連データを取得する。例えば図3に示したオーディオ管理データ、或いはオーディオコンテンツファイルのヘッダ情報等に記述されている曲名、アルバム名、アーティスト名などの情報やオーディオコンテンツファイルとしてのファイル名やコンテンツIDなどの情報を取得する。制御部21は、オーディオ管理データやファイルヘッダは、オーディオ再生に先だって記録メディア25から読み出しているため、それらの管理データ内容から、音楽関連データを取得することができる。
ステップF104では、制御部21(撮像制御部21a及び貼付処理部21d)は、撮像データファイルを生成させるが、このときに音楽関連データを貼付する。
即ち、撮像データのファイル名、時計部21eで得られる日時情報(年月日時分秒)、ファイル形式等のヘッダ情報を撮像部22に与え、また撮像データについての圧縮エンコードを実行させる。さらにステップF103で取得した音楽関連データを撮像部22に与え、撮像データファイルに貼付させる。これにより例えば図3(c)のような内容の撮像データファイルを生成させる。つまり撮像データに、そのとき聴いていた音楽についての音楽関連データを付加したものである。
そして制御部21(撮像制御部21a及び記録再生制御部21c)は、ステップF105で、撮像データファイルを記録メディア25に記録させる。即ち撮像部22で生成させた撮像データファイルとしてのデータを記録再生部24に転送させ、メディア種別に応じた記録用のエンコード処理等を実行させて記録メディア25に記録させる。これによって図3(c)のような撮像データファイルが記録されることになる。
このように音楽関連データが貼付された撮像データファイルを記録メディア25から読み出して表示させる場合、音楽関連データの内容(曲名、アーティスト名等)を共に表示したり、或いは、音楽関連データに含まれるファイル名のオーディオコンテンツファイルの再生を実行させることで、ユーザーは写真閲覧を行いながら、撮像時に聴いていた音楽を思い起こしたり、或いはその音楽を聴きながら写真を見るといったことが可能となる。
図4(a)(b)(c)(d)(e)(f)に、本例のカメラ装置20に相当するオーディオ・カメラ複合装置1の正面図、平面図、左側面図、右側面図、底面図、背面図を示す。
このオーディオ・カメラ複合装置1の筐体は、上部筐体2と下部筐体3から成り、上部筐体2は下部筐体3に対して開閉される構造を採っている。詳細な機構の説明は省略するが図4(e)に示す開閉操作子16を操作することで、上部筐体2が開かれた状態となり、いわゆるミニディスク方式のディスクの装填機構が表出する。そしてディスクが装填された状態で上部筐体2を閉じることで、筐体内部でディスクに対する情報の記録又は再生が実行される。
このオーディオ・カメラ複合装置1は、ディスクを装填することにより、そのディスクに記録されているオーディオデータ(楽曲等)の再生を行うことができ、携帯用のオーディオプレーヤとして機能する。またディスクに対して撮像データの記録再生を行うことができ、デジタルスチルカメラとしても機能することになる。
またカメラ動作時は、撮像スタンバイ状態にあるときは、その際に撮像素子で取り込まれている被写体画像(実動画)や、シャッタ操作した時点で撮像された静止画像(写真画像)が表示され、また写真閲覧状態にあるときは、過去に撮像した写真(光ディスクに記録された撮像データ)の再生画像やサムネイル画像が表示される。
図4(a)に示すように筐体正面には操作子として、集中コントローラ5,サーチキー6,ストップ/キャンセルキー7、スライドショウ/ディスプレイキー8、メニューキー9が設けられる。また図4(b)に示すように筐体上面にはカメラオン/オフキー10、シャッタボタン11が設けられる。また図4(d)に示すように筐体側面にはボリュームキー12,ダウンロードキー13,ホールドスイッチ14が設けられる。
これらのプッシュ操作、アップ操作、ダウン操作、レフト操作、ライト操作、ジョグ操作は、それぞれモード状態に応じて所定の機能が割り当てられており、例えば再生、一時停止、停止、メニューや一覧表示上でのカーソル移動、決定、モード切換、トラック送り/戻し、早送り/早戻し等、ユーザーが実行する主たる操作機能の操作子となる。
ストップ/キャンセルキー7は、再生動作の停止や各種キャンセル操作のためのキーとされる。
スライドショウ/ディスプレイキー8は、スライドショウとして、例えば撮像データのスライドショウの指示や、各種表示モード、表示内容等を選択するキーとされる。
メニューキー9は、表示部4における操作メニュー表示のオン/オフ操作のためのキーとされる。
カメラオン/オフキー10はカメラ動作の起動及び終了を指示するキーとされる。
シャッタボタン11は、カメラモードにおいて撮像タイミングを指示するキーである。シャッタボタン11により写真画像の撮像が行われる。
ボリュームキー12は、オーディオ再生時の音量調整キーである。
ダウンロードキー13は、例えば当該オーディオ・カメラ複合装置1をパーソナルコンピュータに接続した場合などにおいて、データのダウンロードを実行させるためのキーである。
ホールドスイッチ14は、携帯時等の誤操作をなくすために、各操作子のキーの無効化(ホールド状態)を設定するスライド操作子である。
図4(c)のように筐体側面にはヘッドホン/リモコン端子18が形成され、リモートコントローラ付きのヘッドホンが接続される。
図4(d)のように筐体側面にはバッテリーボックス開閉部3aが設けられ、このバッテリーボックス開閉部3aを開くことで、バッテリーの挿入/取り出しが可能となる。
図5(a)(b)に、レンズカバー15のスライドによる開閉状態を示す。
レンズカバー15は、図5(a)のような閉状態と、図5(b)のような開状態とにスライド可能とされている。図5(b)の開状態とすることで、撮像レンズ19aやフラッシュ発光部19bが表出され、カメラ撮像が可能な状態となる。また図5(a)の閉状態では、撮像レンズ19aやフラッシュ発光部19bが遮蔽され、レンズが保護される状態となる。
CPU30は装置全体の制御部として機能し、オーディオ再生動作、撮像動作や画像再生動作、表示部4の表示動作などのための制御、ユーザー操作の検知、外部機器との通信制御などを行う。CPU30はバス50を介して各部とデータや制御情報のやりとりを行う。
RAM(Random Access Memory)31は、CPU30が演算のワーク領域として用いたり、動作中の情報の記憶に用いる。
ROM(Read Only Memory)32は、CPU30が実行するプログラムや各種処理係数などが記憶される。
不揮発性メモリ33(NV−RAM(Non Volatile RAM)やフラッシュROM)は、各種係数、設定情報、リジュームポイント(再生停止時のアドレス)、その他、電源オフ時にも保持しておくべき情報の記憶に用いられる。
バッファメモリ35は例えばSD−RAMにより構成され、このバッファメモリ35では、メディアドライブ部34に転送してディスク90に記録させるデータのバッファリングや、メディアドライブ部34でディスク90から読み出されたデータのバッファリングが行われる。オーディオ再生時には、ディスク90から読み出されたオーディオデータがバッファリングされる。
また、ディスク90に記録された管理情報、即ちデータの記録再生動作のために必要なディスク90の物理情報、エリア情報、記録されたデータファイル情報などは、ディスク90が装填された際に、CPU30の指示によってメディアドライブ部34によって読み出される(システムリード)が、これらの管理情報はバッファメモリ35の一部領域に格納され、CPU30が参照できるようにされる。なおCPU30は、バッファメモリ35に格納した管理情報をRAM31に取り込んで参照するようにしてもよい。
メモリインターフェース36は、バッファメモリ35に格納されるデータの転送処理やバッファメモリ内の書込/読出アドレスの制御処理を行う。
圧縮エンコード/デコード部37でデコード処理されることで例えばリニアPCMデータとされたオーディオデータは、D/A変換器47でアナログオーディオ信号に変換され、ヘッドホンアンプ48に供給される。ヘッドホンアンプ48では、増幅処理、インピーダンス調整処理などを行い、オーディオ信号をヘッドホン端子49に供給する。
ヘッドホン端子49は、図4(c)のヘッドホン/リモコン端子18におけるヘッドホン端子部分であり、接続されたリモートコントローラ付きのヘッドホンにおいて再生音声が出力されることになる。
また、例えばパーソナルコンピュータ等と接続され、オーディオデータがダウンロードされる場合に、該データを圧縮エンコード/デコード部37で圧縮エンコード処理を行う場合もある。
シリアルインターフェース40は、後述するカメラ/LCDブロック38との間のデータ入出力処理を行う。
A/Dポート41は、各種ユーザー操作を検出し、A/D変換値を操作情報としてCPU30に供給する。操作キー44とは、上述した集中コントローラ5,サーチキー6,ストップ/キャンセルキー7、スライドショウ/ディスプレイキー8、メニューキー9、カメラオン/オフキー10、シャッタボタン11、ボリュームキー12,ダウンロードキー13を指し、A/Dポート41はこれらの操作子の操作情報を所定の値でCPU30に伝える。
また、リモコン端子46は、図1(c)のヘッドホン/リモコン端子18におけるリモコン端子部分であり、接続されたヘッドホンに設けられたリモートコントローラからの操作情報がA/Dポート41によって検出され、所定の値としてCPU30に伝えられる。
シリアルインターフェース42は、CPU30が指示する表示データをリモコン端子46からリモートコントローラに供給する。ヘッドホンに設けられたリモートコントローラには表示部が形成されており、その表示部においては、シリアルインターフェース42を介してCPU30から供給された表示制御情報に基づく表示動作が行われる。
ホールドキー14の操作は、CPU30によって検出される。CPU30はホールドキー14によってキーの無効化操作がなされている場合、A/Dポート41を介して供給される操作キー44による操作情報を無効なものとして扱う。
撮像処理系としては、上述した撮像レンズ部19によって入射される被写体光を検出するCCDセンサ或いはCMOSセンサ等の固体撮像素子部、固体撮像素子から画素信号を転送し、ゲイン調整やA/D変換を行う撮像信号転送回路、撮像信号転送回路によって得られた撮像画像データに対するホワイトバランス、Y/C処理等を行うデジタル処理系、撮像画像データに対して圧縮処理やフォーマット処理等を行うエンコード系などが設けられる。
また表示処理系としては、表示部4としてのLCDに表示すべき画像、文字、キャラクタ等を形成する表示画像処理部、表示画像に基づいてLCDを駆動する表示駆動回路などが設けられる。
メディアドライブ部34で再生されたオーディオデータは、バッファメモリ35に蓄積された後、順次読み出されて圧縮エンコード/デコード部37に転送され、デコードされる。そしてD/A変換器47でアナログオーディオ信号とされ、ヘッドホンアンプ48の処理を介して接続されたヘッドホンから音声出力される。
このオーディオ再生の際には、カメラ/LCDブロック38における表示部4及び表示処理系では、CPU30の制御に基づいて、再生メニュー(曲名等の一覧表示)、再生中の曲名、アーティスト名、時間情報、ジャケット画像、スライドショウ画像などの表示動作を実行する。
その状態でユーザーがシャッタボタン11を押したら、CPU30は、その時点の被写体画像(静止画)を撮像データとして記録する制御を行う。つまり、そのシャッタ操作時の1フレームの画像データを、バッファメモリ35を介してメディアドライブ部34に記録データとして供給する。
メディアドライブ部34はディスク90に対して、1つの写真画像ファイルとして撮像データを記録する。
カメラモードにおいて写真閲覧状態にあるときは、CPU30はメディアドライブ部34にディスク90に記録されている写真画像ファイルのデータの読出を行う。読み出された画像データはバッファメモリ35を介して、カメラ/LCDブロック38に転送され、表示部4に表示される。
なお、写真画像データは1枚ずつ表示部4に表示される場合と、サムネイル画像として多数の画像が一覧表示される場合がある。CPU30はユーザーの操作に応じて1枚表示とサムネイル表示を切り換えるように制御する。
上述したようにカメラ/LCDブロック38は、撮像処理系と表示処理系が設けられる。
撮像処理系は、上述した撮像レンズ19aを含むレンズ系61、イメージセンサとしての固体撮像素子部62、撮像信号転送部63、デジタル信号処理部64、エンコーダ65、レンズ駆動部66、発光駆動部67、フラッシュ発光部19b、カメラコントローラ68、カメラインターフェース69を有する。
固体撮像素子部62は例えばCCDセンサアレイや、CMOSセンサアレイとして構成される。
撮像信号転送部63は、固体撮像素子部62の各撮像素子によって得られる信号の転送、サンプリング、ゲイン調整等を行い、さらにA/D変換を行って撮像によるデジタル画像データを生成し、デジタル信号処理部64に転送する。
デジタル信号処理部64は、撮像信号転送部63から得られた撮像画像データに対するホワイトバランス、Y/C処理等を行う。
エンコーダ65は、デジタル信号処理部64で処理された撮像画像データについて圧縮処理やフォーマット処理等を行う。例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式の静止画撮像データを生成する。
カメラインターフェース69は、シリアルインターフェース40を介した撮像データの転送出力や、CPU30からの制御信号の入力処理を行う。
レンズ駆動部66は、レンズ系61におけるフォーカスレンズやズームレンズの駆動を行う。
発光駆動部67は、フラッシュ発光部19bからのフラッシュ発光駆動を行う。
カメラコントローラ68は、CPU30からの指示に基づいて、当該撮像処理系の動作を制御する。
表示インターフェースは、シリアルインターフェース40を介した表示データの入力処理や、CPU30からの制御信号の入力処理を行う。
表示データ処理部72は、表示インターフェース74もしくは上述した撮像処理系から供給された表示データを格納する。また表示出力のための所要のデコード処理、RGB処理等を行う。
表示駆動回路71は、表示データ処理部72に格納され、必要な信号処理がされてR、G、B信号形態とされた表示データを取り込み、表示データに基づいてLCD4を駆動して表示を実行させる。
表示コントローラ4は当該表示処理系の動作を制御する。
まずカメラ動作がCPU30から指示されている際には、カメラコントローラ68は、信号転送回路63、デジタル信号処理部64、エンコーダ65を制御して、被写体画像の取り込み、画像信号処理を実行させる。この場合において、ユーザーがシャッタボタン11を押すまでの期間は、エンコーダ65から出力される画像(動画像)を表示データ処理部72に転送し、表示駆動回路71によってLCD4に表示させる。即ちユーザーが被写体を確認できるようにしている。
ユーザーがシャッタボタン11を押したら、CPU30は、その時点の被写体画像(静止画)を撮像データとして記録する制御を行うが、このときカメラコントローラ68に、シャッタ操作時の1フレームの画像データを、カメラインターフェース69、シリアルインターフェース40を介して出力させる。この撮像データはCPU30の制御に基づいて、バッファメモリ35を介してメディアドライブ部34に記録データとして供給され、ディスク90に記録される。
また、その撮像データは表示データ処理部72にも供給され、表示駆動回路71によってLCD4に表示されることで、ユーザーが撮像した画像を確認できるようにしている。
またカメラコントローラ68は、固体撮像素子部62での電荷蓄積時間調整やデジタル信号処理部64での信号処理を制御して、露出調整を行ったり、デジタル信号処理部64やエンコーダ65を制御して撮像データの画サイズ設定なども行う。
また、カメラコントローラ68は発光駆動部67を制御してシャッタタイミングでのフラッシュ発光制御も行う。シャッタタイミングでフラッシュ発光させるか否かはフラッシュ設定のモードとしてCPU30から指示される。
また、CPU30の指示に応じて、シリアルインターフェース40を介してバッファメモリ35から転送されてくる画像データや、さらにはCPU30から供給される操作メニュー画像、アイコン、一覧画像などの表示が実行されるように制御を行う。
なお、カメラ/LCDブロック38における撮像処理系が図1の撮像部22に相当する。またメディアドライブ部34が図1の記録再生部24に相当する。また、圧縮エンコード/デコード部37、D/A変換器47、ヘッドホンアンプ48が図1のオーディオ再生処理部23に相当する。またCPU30が図1の制御部21に相当する。
続いて、本発明のデータ処理装置をコンピュータ装置で実現する例を第2の実施の形態として説明する。
図8はパーソナルコンピュータシステムとしての構成と、パーソナルコンピュータシステムに接続される外部機器としてのカメラ装置20A、オーディオプレーヤ80を示している。
PC本体100は、ハードウエア構成として、CPU、ROM、RAM、各種インターフェースユニット等を備えるものであるが、ソフトウエア構成として、図示するようにOS(Operating System)111が稼動し、その上で各種アプリケーションが稼働する。例えば文書作成、表計算、描画/作図、会計、ブラウザ、ゲーム、音楽/映像再生などの機能を備えた各種アプリケーションが稼動する。各種のアプリケーションは、OS111を介して、キーボード102やマウス101からのユーザーの操作を受け付け、処理し、その結果をモニタ装置103に表示する。
本例の動作で稼働するアプリケーションとしては、図示する音楽データ同期アプリケーション112,撮像データコピーアプリケーション113がある。
音楽データ同期アプリケーション112は、オーディオプレーヤ80との通信時に稼働する。
撮像データコピーアプリケーション113は、カメラ装置20Aとの通信時に稼働する。
またPC本体100内の通信インターフェースとして外部機器とのデータ通信を行う通信部114が設けられる。通信部114は、例えばUSB(Universal Serial Bus)方式の通信インターフェース部として形成される。もちろんUSBに限らず、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394方式、イーサネット(登録商標)、ワイヤレスLAN(Local Area Network)、ブルートゥース(Bluetooth)通信などの他の通信インターフェース方式が採用されても良い。
このカメラ装置20Aは、図1のカメラ装置20の構成と同様に、レンズ機構26、撮像部22、記録メディア25に対する記録再生部24、及び制御部21を備える。但し制御部21における機能として図1のオーディオ処理制御部21bは設けられず、撮像データの取込動作や記録メディア25への撮像データファイルの記録動作を制御するために、撮像制御部21a、記録再生制御部21c、時計部21eが設けられる。
さらにこのカメラ装置20Aは、パーソナルコンピュータシステムとのデータ通信を行う通信部27が設けられ、またデータ通信制御を行うために制御部21には通信制御部21fとしての機能が設けられる。
通信部27は、例えばUSB方式の通信インターフェース部として形成される。もちろんUSBに限らず、IEEE1394方式、イーサネット、ワイヤレスLAN、ブルートゥース通信などの他の通信インターフェース方式が採用されても良い。
記録再生部82は、音楽等のオーディオコンテンツファイルを記録メディア83から読み出す動作を行う。また記録再生部82は、後述する聴取データの記録再生を行う。
この記録再生部82はHDDとして実現できるし、光ディスクを記録メディア83としたディスクドライブ装置としても実現できる。さらにはメモリカードを記録メディア83としたメモリカード再生部としてもよい。
通信部85は、パーソナルコンピュータシステムとのデータ通信を行う。この通信部85は、例えばUSB方式の通信インターフェース部として形成される。もちろんUSBに限らず、IEEE1394方式、イーサネット、ワイヤレスLAN、ブルートゥース通信などの他の通信インターフェース方式が採用されても良い。
撮像データ取込手段:通信部114及び撮像データコピーアプリケーション113による撮像データ受信処理。
貼付処理手段:撮像データコピーアプリケーション113による音楽関連データの貼付処理。
記録制御手段:撮像データコピーアプリケーション113及びOS111による記録再生制御。
聴取データ取得手段:通信部114及び音楽データ同期アプリケーション112による聴取データ受信処理。
ユーザーは、携帯用音楽プレーヤであるオーディオプレーヤ80で音楽を再生させることができる。そしてオーディオプレーヤ80の再生音楽を聴きながら、カメラ装置20Aで写真撮影(撮像データ記録)を行う。
またユーザーは、カメラ装置20Aで撮像した撮像データファイルを、任意の時点でPC本体100に転送し、記録メディア121に格納させる。
PC本体100は、本発明のデータ処理装置の実施の形態としての処理として、カメラ装置20Aから取り込んだ撮像データファイルについて、音楽関連データを貼付する処理を行う。この音楽関連データ及びその貼付のために必要な情報として、オーディオプレーヤ80では音楽再生に応じて聴取データを生成する。そして任意の時点でオーディオプレーヤ80とPC本体100のデータ通信が行われ、聴取データがPC本体100に転送される。PC本体100内では、聴取データを用いて、撮像データファイルに対する音楽関連データの貼付処理を行う。
図9(a)は、オーディオプレーヤ80における記録メディア83に格納される情報の例を示している。
例えば記録メディア83には、図9(a)に模式的に示すようにオーディオコンテンツファイルM1,M2,M3・・・として楽曲等のオーディオデータが記録される。各オーディオコンテンツファイルM1,M2,M3・・・はオーディオ管理データによって管理された状態で格納される。
そしてさらに、オーディオコンテンツファイルの再生に応じて制御部83が逐次生成・更新する聴取データが格納される。
即ち日時情報として、或るオーディオコンテンツファイルの再生を開始した年月日時分秒を聴取開始日時として記憶し、またそのオーディオコンテンツファイルの再生を終了した年月日時分秒を聴取終了日時として記憶する。そして音楽関連データとして、再生したオーディオコンテンツファイルの曲名、アルバム名、演奏者名、ファイル名、コンテンツIDその他の情報を付加する。
ユーザーが或るオーディオコンテンツファイルの再生を指示する操作を行うと、制御部81の処理はステップF201からF202に進む。このとき時計部81dで計数されている現在日時を聴取開始日時として保存する。そしてステップF203で、オーディオコンテンツファイルの再生を開始させる。つまり記録再生部に、指定されたオーディオコンテンツファイルの再生を指示すると共に、オーディオ再生処理部84でのオーディオ処理を指示し、再生音声出力を開始させる。
ステップF204では、オーディオコンテンツファイルの再生の終了を監視する。再生の終了とは、再生中のオーディオコンテンツファイルの再生演奏が完了した場合か、或いは曲の再生演奏の途中であってもユーザーが再生を停止させたり、頭出し操作などにより他の曲(他のオーディオコンテンツファイル)を指示した場合などで、当該再生中のオーディオコンテンツファイルについての再生が終了される場合を言う。
そして現在のオーディオコンテンツファイルの再生が終了と判断されたら、ステップF205に進み、制御部81はその時点で時計部81dで計数されている現在日時を聴取終了日時として保存する。
このステップF206の処理で、再生された1つのオーディオコンテンツファイル、つまり1曲に関しての聴取データ内容が生成される。
即ちステップF207で生成した聴取データ内容を、それまで記録メディア83に記憶されていた聴取データに追加する更新を行う。なお、もちろん記録メディア83に聴取データ自体が記録されていなければ、新規に聴取データを書き込むことになる。
そしてオーディオコンテンツファイルの再生時にこの図10の処理が行われることにより、オーディオコンテンツファイルとしての1曲の再生毎に、聴取データが、その内容が追加的に更新されていくことになるため、聴取データは常に、過去の再生履歴として再生日時と音楽関連データを保存したものとなる。
図11に、オーディオプレーヤ80とPC本体100が通信可能に接続された際の処理を示す。PC本体100側では音楽データ同期アプリケーション112による処理となり、オーディオプレーヤ80側では制御部81による処理となる。
オーディオプレーヤ80の制御部81は、ステップF311で聴取データ要求を受信したら、ステップF312で記録再生部82に指示して記録メディア83から聴取データを読み出させる。そして制御部81はステップF313で、記録メディア83から読み出した聴取データを通信部85からPC本体100に対して送信させる。
音楽データ同期アプリケーション112は、ステップF302でオーディオプレーヤ80から送信されてきた聴取データを受信したら、ステップF303で、受信した聴取データを記録再生部120に転送し、記録メディア121に格納させる。
図13(b)に、記録メディア121に聴取データが保存された状態を模式的に示している。
なお、このような聴取データの転送はPC本体100とオーディオプレーヤ80が通信可能に接続された際に、自動的に行われればよい。
ここでは、カメラ装置20AとPC本体100が通信可能に接続され、カメラ装置20Aから撮像データがPC本体100に転送されたときに、音楽関連データの貼付処理が行われる例として説明する。
図12に、カメラ装置20AとPC本体100が通信可能に接続された際の処理を示す。PC本体100側では撮像データコピーアプリケーション113による処理となり、カメラ装置20A側では制御部21による処理となる。
撮像データコピーアプリケーション113は、ステップF403でカメラ装置20Aから転送されてきた撮像データの受信及び記録メディア121に保存する処理が全て完了したか否かを確認する。
完了時点において、カメラ装置20Aで撮像され記録メディア83に格納されていた撮像データが、全てPC本体100(記録メディア121)にコピーされたことになる。
音楽データ同期アプリケーション112は、上述した図11の処理で記録メディア121に格納した聴取データを読み出し、聴取データが存在すれば、撮像データコピーアプリケーション113に受け渡す。つまり撮像データコピーアプリケーション113は、ステップF405→F406と進み、聴取データを取得する。
なお、この処理は、必ずしも音楽データ同期アプリケーション112を介する必要はなく、撮像データコピーアプリケーション113が記録再生部120に聴取データの読み出しを指示して聴取データを取り込むようにしてもよい。
一方、以前に図11の処理が行われていなければ、記録メディア121に聴取データは保存されておらず、その場合はステップF405から処理を終える。
そしてステップF408で、その撮像データファイルPH1がカメラ装置20Aで撮像された日時に、オーディオプレーヤ80で再生していた音楽等が存在するか否かを確認する。上述した第1の実施の形態において説明したように、撮像データファイルのヘッダには、撮像日時の情報が含まれる。また聴取データには、図9で説明したようにオーディオコンテンツファイルの聴取開始日時と聴取終了日時の情報が含まれる。
従ってステップF408では、例えば撮像データファイルPH1のヘッダ情報から撮像日時を確認し、その撮像日時と、聴取データにおける聴取開始日時と聴取終了日時を比較していくことで、撮像時点にユーザーが聴いていたオーディオコンテンツファイルが存在するか否かを確認できる。
一方、撮像日時に再生されていたオーディオコンテンツファイルが存在する場合は、ステップF408からF409に進み、既にその撮像データファイルPH1に音楽関連データが貼付されているか否かを確認する。ステップF407で取り出した撮像データファイルPH1に対して過去に音楽関連データの貼付処理が行われていた場合、今回の処理は必要ないため、ステップF409からF412に進む。
ステップF409で、撮像データファイルPH1に音楽関連データが貼付されていないと判断されたら、ステップF410に進み、音楽関連データを貼付する処理を行う。
即ち聴取データにおいて、撮像時点が含まれる聴取開始日時、聴取終了日時に対応して記録されている音楽関連データを読み出し、これを撮像データファイルPH1に貼付する。つまり撮像時点で聴いていたオーディオコンテンツファイルの音楽関連データである。
そして貼付処理を行ったら、ステップF411で、当該撮像データファイルPH1を、記録メディア121に上書き記録させる。つまりそれまで音楽関連データが貼付されていない撮像データファイルPH1が保存された状態であったのを、音楽関連データが貼付された撮像データファイルPH1に書き換える。
そしてステップF412に進む。
その後、撮像データファイルPH3以降の撮像データファイルについても同様に処理を行っていく。そしてステップF412で、未処理の撮像データファイルがないと判断された時点で撮像データコピーアプリケーション113による音楽関連データの貼付処理を終える。
以上の処理により、例えば図13(d)のように、撮像データファイルPH1,PH2,PH3・・・に音楽関連データが付加されて記録メディア121に保存されることになる。
このように音楽関連データが貼付された撮像データファイルを記録メディア121から読み出して、例えばモニタ装置103で表示させる場合、音楽関連データの内容(曲名、アーティスト名等)を共に表示することで、ユーザーは写真閲覧を行いながら、撮像時に聴いていた音楽を思い起こすことができる。
また、音楽関連データにオーディオコンテンツファイルのファイル名やコンテンツIDなどが存在し、かつ記録メディア121にそのオーディオコンテンツファイルが格納されているのであれば、撮像データファイルを記録メディア121から読み出してモニタ装置103で表示させる場合、音楽関連データからオーディオコンテンツファイルを特定し、PC本体100にインストールされているオーディオ再生アプリケーション等を起動して再生出力されることもでき、ユーザーは、撮像時に聴いていた音楽を聴きながら、写真閲覧を行うといったことも可能となる。
例えば図12のステップF401〜F403と、ステップF404〜F412は別の処理とされて実行されてもよい。つまりステップF401〜F403は、カメラ装置20とPC本体100との通信によって実行する処理であり、一方、ステップF404〜F412はPC本体100側のみで行う処理である。従って、通信確立時にステップF401〜F403を実行し、非通信時にステップF404〜F412を実行してもよい。
また、ステップF401〜F403は、カメラ装置20Aで撮像された撮像データファイルをPC本体100に取り込む処理であるが、必ずしもデータ通信によって実行する必要はない。例えばカメラ装置20Aの記録メディア25が光ディスクやメモリカードなどの可搬性メディアである場合、その記録メディア25をPC本体100側に設けられたディスクドライブやメモリカードスロットに装填して再生し、撮像データファイルを取り込むようにしてもよい。
もちろん図12のステップF404〜F412の処理が、ユーザーの操作により、或いは撮像データファイルの格納状況などに応じて自動的に、任意の時点で実行されるようにしてもよい。
続いて、本発明のデータ処理装置を、オーディオ再生機能のないカメラ装置で実現する例を第3の実施の形態として説明する。
図14はオーディオ再生機能のないカメラ装置20Bと、そのカメラ装置20Bとの間でデータ通信を行う外部機器としてのオーディオプレーヤ80Aを示している。
さらにこのカメラ装置20Bの通信部27は、オーディオプレーヤ80Aとのデータ通信を行う通信部とされ、またデータ通信制御を行うために制御部21には通信制御部21fとしての機能が設けられる。
通信部27は、例えばUSB方式の通信インターフェース部として形成される。もちろんUSBに限らず、IEEE1394方式、イーサネット、ワイヤレスLAN、ブルートゥース通信などの他の通信インターフェース方式が採用されても良い。
この場合、通信部85は、カメラ装置20Bとのデータ通信を行う。この通信部85は、例えばUSB方式の通信インターフェース部として形成される。もちろんUSBに限らず、IEEE1394方式、イーサネット、ワイヤレスLAN、ブルートゥース通信などの他の通信インターフェース方式が採用されても良い。
撮像データ取込手段:撮像部22、撮像制御部21a。
貼付処理手段:貼付処理部21d。
記録制御手段:記録再生制御部21c。
聴取データ取得手段:通信部27。
ユーザーは、携帯用音楽プレーヤであるオーディオプレーヤ80Aで音楽を再生させながら、カメラ装置20Bで写真撮影(撮像データ記録)を行う。
オーディオプレーヤ80Aは、上記第2の実施の形態のオーディオプレーヤ80と同様に、図10の処理でオーディオコンテンツファイルの再生に応じて聴取データを追加更新していく。そしてオーディオプレーヤ80Aとカメラ装置20Bは任意の時点でデータ通信を行い、聴取データがカメラ装置20Bに提供される。
カメラ装置20Bは、撮像して記録メディア25に格納した撮像データファイルについて、聴取データを用いて音楽関連データを貼付する処理を行う。
図15は、オーディオプレーヤ80Aとカメラ装置20Bが通信可能に接続された際の処理を示している。カメラ装置20B側では制御部21による処理となり、オーディオプレーヤ80A側では制御部81による処理となる。
オーディオプレーヤ80の制御部81は、ステップF511で聴取データ要求を受信したら、ステップF512で記録再生部82に指示して記録メディア83から聴取データを読み出させる。そして制御部81はステップF513で、記録メディア83から読み出した聴取データを通信部85からカメラ装置20Bに対して送信させる。
カメラ装置20Bの制御部21は、ステップF502でオーディオプレーヤ80から送信されてきた聴取データを受信し、その受信した聴取データを記録再生部24に転送して記録メディア25に格納させる。
そしてステップF504で、その撮像データファイルを撮像した日時に、オーディオプレーヤ80Aで再生していた音楽等が存在するか否かを確認する。上述した第2の実施の形態において説明したように、聴取データにおける聴取開始日時と聴取終了日時と、撮像データファイルのヘッダ情報に含まれる撮像日時を比較照合していくことで、撮像時点にユーザーが聴いていたオーディオコンテンツファイルが存在するか否かが確認できる。
一方、撮像日時に再生されていたオーディオコンテンツファイルが存在する場合は、ステップF504からF505に進み、既にその撮像データファイルに音楽関連データが貼付されているか否かを確認する。ステップF503で取り出した撮像データファイルに対して過去に音楽関連データの貼付処理が行われていた場合、今回の処理は必要ないため、ステップF505からF508に進む。
ステップF505で、処理対象としている撮像データファイルに音楽関連データが貼付されていないと判断されたら、ステップF506に進み、音楽関連データを貼付する処理を行う。
即ち聴取データにおいて、撮像時点が含まれる聴取開始日時、聴取終了日時に対応して記録されている音楽関連データ、つまり撮像時点で聴いていたオーディオコンテンツファイルの音楽関連データを読み出し、これを撮像データファイルに貼付する。
そして貼付処理を行ったら、ステップF507で、記録再生部24によって当該音楽関連データを貼付した撮像データファイルを、記録メディア25に上書き記録させる。そしてステップF508に進む。
制御部21は、ステップF508で、未処理の撮像データファイルがないと判断された時点で音楽関連データの貼付処理を終える。
以上の処理により、撮像データファイルに音楽関連データが付加されて記録メディア25に保存された状態となる。
このように音楽関連データが貼付された撮像データファイルを記録メディア25から読み出して表示させる場合、音楽関連データの内容(曲名、アーティスト名等)を共に表示することで、ユーザーは写真閲覧を行いながら、撮像時に聴いていた音楽を思い起こすことができる。
また、このようにカメラ装置20B内で音楽関連データが貼付された撮像データファイルを、その後にパーソナルコンピュータ等に転送することもできる。すると、パーソナルコンピュータ等で撮像データファイルを閲覧する際に、音楽関連データを共に表示させたり、音楽関連データに基づいて該当曲を再生させたりすることもできる。
例えば図15のステップF501〜F502と、ステップF503〜F508は、別の処理として制御部21が実行してもよい。つまりステップF501〜F502は、オーディオプレーヤ80Aとの通信によって実行する処理であり、一方、ステップF503〜F508はカメラ装置20B側のみで行う処理である。従って、通信確立時にステップF501〜F502を実行し、非通信時にステップF503〜F508を実行してもよい。
もちろんステップF503〜F508の処理が、ユーザーの操作により、或いは撮像データファイルの格納状況などに応じて自動的に、任意の時点で実行されるようにしてもよい。
以上、実施の形態を説明してきたが、本発明としては多様な変形例が考えられる。
実施の形態では、カメラ装置やパーソナルコンピュータにおいて本発明のデータ処理装置が実現される例を説明したが、撮像データファイルを扱う多様な機器で本発明は実現可能である。例えば携帯用のパーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話機などであっても本発明は実施可能である。
また音楽関連データとして説明し、オーディオコンテンツファイルは楽曲であるとした例で説明したが、もちろん楽曲に限られない。例えば、小説等の朗読音声、講演音声、落語等の芸能音声、風の音、波の音などの自然音などがオーディオコンテンツファイルとして記録されており、撮像時にユーザーが再生させていた場合、それらに関連するデータが撮像データファイルに貼付されればよい。
このような本発明のプログラムは、カメラ装置やコンピュータシステムにおける記録媒体としてのシステムHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROM等に予め記録しておくことができる。
あるいはまた、プログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magnet optical)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。例えばCD−ROM、DVD−ROM等により提供されることで、コンピュータシステムにインストールできる。またプログラムは、リムーバブル記録媒体からインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
Claims (3)
- 被写体画像を撮像する撮像部として構成される撮像データを取り込む撮像データ取込手段と、
外部のオーディオ再生装置から、そのオーディオ再生装置で再生されたオーディオデータについての再生日時情報とオーディオ関連データを含む聴取データを取得する聴取データ取得手段と、
上記撮像データに対して、上記撮像部で撮像された撮像データに含まれる撮像日時情報と、上記聴取データ取得手段によって取得された上記聴取データにおける再生日時情報を用いて、撮像データに、上記聴取データに含まれるオーディオ関連データを貼付する処理を行う貼付処理手段と、
上記貼付処理手段でオーディオ関連データが貼付された撮像データを記録媒体に記録させる記録制御手段と、
を備えたデータ処理装置。 - 被写体画像を撮像して撮像データを取り込む撮像データ取込ステップと、
外部のオーディオ再生装置から、そのオーディオ再生装置で再生されたオーディオデータについての再生日時情報とオーディオ関連データを含む聴取データを取得する聴取データ取得ステップと、
上記撮像データに対して、上記撮像データに対して、撮像された撮像データに含まれる撮像日時情報と、上記聴取データ取得ステップにおいて取得された上記聴取データにおける再生日時情報を用いて、撮像データに、上記聴取データに含まれるオーディオ関連データを貼付する処理を行う貼付処理ステップと、
上記貼付処理ステップでオーディオ関連データが貼付された撮像データを記録媒体に記録させる記録制御ステップと、
を備えたことを特徴とするデータ処理方法。 - 被写体画像を撮像して撮像データを取り込む撮像データ取込ステップと、
外部のオーディオ再生装置から、そのオーディオ再生装置で再生されたオーディオデータについての再生日時情報とオーディオ関連データを含む聴取データを取得する聴取データ取得ステップと、
上記撮像データに対して、上記撮像データに対して、撮像された撮像データに含まれる撮像日時情報と、上記聴取データ取得ステップにおいて取得された上記聴取データにおける再生日時情報を用いて、撮像データに、上記聴取データに含まれるオーディオ関連データを貼付する処理を行う貼付処理ステップと、
上記貼付処理ステップでオーディオ関連データが貼付された撮像データを記録媒体に記録させる記録制御ステップと、
をデータ処理装置に実行させるプログラム。
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