JP2006155874A - ディスクドライブ、ディスクドライブ組立用ランプツール、これを用いたディスクドライブ組立方法 - Google Patents

ディスクドライブ、ディスクドライブ組立用ランプツール、これを用いたディスクドライブ組立方法 Download PDF

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Abstract

【課題】異なる2つの構造体が組み付けられることによって製造できる、磁気ディスクとヘッドスタックアセンブリとを有するディスクドライブを提供することをその目的とし、また、上記のようなディスクドライブを容易に組み立てるためのツールを提供することもその目的とする。
【解決手段】2つの構造体にて構成され磁気ディスクとヘッドスタックアセンブリとを有するディスクドライブを組み立てる際に用いる傾斜部用ツールであって、ツール本体部と、このツール本体部からヘッドスタックアセンブリのリフトタブに負荷を加えた状態で保持するよう延びる保持手段と、を備えた。
【選択図】図7

Description

本発明は、ディスクドライブにかかり、特に、ディスクドライブを組み立てる際に用いられるツール、及び、当該ツールを用いてディスクドライブを組み立てる方法に関する。
図1に示すように(特許文献1も参照)、従来のディスクドライブ20は、相互に結合されるボトム部(下側に位置する部材)と上カバー29(上側に位置する部材)とを備えている。そして、ボトム部は、下カバー19と、この上に設置された磁気ヘッド(図示せず)が装備されているヘッドスタックアセンブリ17と、磁気ディスク11と、下カバー19の上に配置されている傾斜部15(ランプ)と、を備えている。また、上記磁気ディスク11はスピンドルモーター31に装着されており、当該スピンドルモーター31の駆動により回転される。また、ボイスコイルモーター13(VCM)が、ヘッドスタックアセンブリ17(HSA)の動作を制御するために配置されている。これにより、磁気ヘッドスライダは、磁気ディスクに対してデータの記録再生を行うために、当該磁気ディスク11の表面のトラック間上を移動するよう制御される。
また、傾斜部15は、磁気ヘッドスライダを、回転している磁気ディスク11の表面上空の浮上領域に送出したり、戻ってきた磁気ヘッドを受け入れて退避させるものであり、当該傾斜部15には、通常、ヘッドスタックアセンブリ17の一端に形成されたリフトタブが載置される。
ところが、従来のディスクドライブ20におけるヘッドスタックアッセンブリ17(特に、磁気ヘッドスライダ)の再組み立て(組み立て)の際には、下カバー19からヘッドスタックアッセンブリ17を取り外さなければならず、非常に手間がかかる。このため、ヘッドスタックアセンブリ17の再組み立てを簡単にするため、ヘッドスタックアセンブリ17を上カバー29に装着することが行われている。これにより、ヘッドスタックアセンブリ17、特に、磁気ヘッドの再組み立てする際に、ヘッドスタックアセンブリ17を上カバー29から分離する必要はなく、上カバー29をボトム部から分離するだけで済む。
特開2002−74870号公報
しかしながら、ヘッドスタックアセンブリ17が上カバー29に配置されていると、上カバー29とボトム部とを組み付けるとき、ヘッドスタックアセンブリ17のリフトタブを傾斜部15上に配置する際における初期位置に設定することが極めて困難である。これは、サスペンションの端部が自由状態である場合と負荷状態である場合との間で、当該サスペンションに自由角度が存在し、その結果、水平方向において、上記2つの状態の間で差異が生じるためである。
このため、本発明では、上記従来例の有する不都合を改善可能であり、特に、異なる2つの構造体が組み付けられることによって製造できる、磁気ディスクとヘッドスタックアセンブリとを有するディスクドライブを提供することをその目的とする。また、上記のようなディスクドライブを容易に組み立てるためのツールを提供することもその目的とする。さらに、上記ツールを用いてディスクドライブを組み立てる方法も提供することをその目的とする。
そこで、本発明の一形態であるディスクドライブは、
磁気構成部品の第1部品を有すると共に、ヘッドスタックアセンブリが搭載された第1のカバーと、
磁気構成部品の第2部品とスピンドルモーターと少なくとも1つの磁気ディスクとを有する第1のカバーに組み付けられる第2のカバーと、
を備えたことを特徴としている。
そして、上記第2のカバーに形成された傾斜部と、傾斜部用ツールが傾斜部に到達するよう挿通される第1のカバーに形成されたツール用開口部と、を備えたことを特徴としている。
また、ヘッドスタックアセンブリは、一端部にリフトタブが形成されたサスペンションを備えると共に、
リフトタブは、傾斜部用ツールから傾斜部に移動されることによって当該傾斜部に移載される、ことを特徴としている。
また、本発明の他の形態であるディスクドライブの組立方法は、
ディスクドライブの第1の構造体に、磁気ディスクと傾斜部とを装備すると共に、ディスクドライブの第2の構造体に、傾斜部に対応して傾斜部用ツールが挿通されるツール用開口部を形成し、ヘッドスタックアセンブリを搭載する工程と、
傾斜部用ツールを形成し、当該傾斜部用ツールをツール用開口部に挿通して、当該傾斜部用ツールにてヘッドスタックアセンブリのリフトタブに負荷を与えた状態で保持する工程と、
リフトタブ、傾斜部用ツール、及び、傾斜部が重なるよう第1の構造体と第2の構造体とを一体的に組み付ける工程と、
ヘッドスタックアセンブリのリフトタブを、傾斜部用ツールからディスクドライブの第1の構造体に装備された傾斜部に移載するよう傾斜部用ツールを移動する工程と、
を有することを特徴としている。
そして、傾斜部用ツールを形成する工程は、リフトタブを保持する保持手段を形成する工程を有する、ことを特徴としている。また、傾斜部用ツールを形成する工程は、ツール用開口部の中で回転可能なツール本体部を形成する工程をさらに有する、ことを特徴としている。また、傾斜部用ツールを形成する工程は、当該傾斜部用ツールを操作するハンドル部を形成する工程をさらに有する、ことを特徴としている。
また、上記方法は、傾斜部用ツールを、ディスクドライブの第2の構造体から取り外す工程をさらに有する、ことを特徴としている。また、ツール用開口部を密封する工程をさらに有する、ことを特徴としている。さらに、ツール開口部を粘着テープ又は栓で密封する、ことを特徴としている。
また、本発明の他の形態である傾斜部用ツールは、
2つの構造体にて構成され磁気ディスクとヘッドスタックアセンブリとを有するディスクドライブを組み立てる際に用いる傾斜部用ツールであって、
ツール本体部と、
このツール本体部からヘッドスタックアセンブリのリフトタブに負荷を加えた状態で保持するよう延びる保持手段と、
を備えたことを特徴としている。
そして、ツール本体部に連結され、傾斜部用ツールを操作するためのハンドル部を備えた、ことを特徴としている。このとき、ハンドル部の外形は、ツール本体部よりも大きいとよい。さらに、保持手段は、ツール本体部の側部から当該ツール本体部に対して垂直方向に延びて形成されている、ことを特徴としている。
本発明における傾斜部用ツールは、ディスクドライブの2つの構造体が組み付けられる前に、ヘッドスタックアセンブリのリフトタブが負荷状態となるよう保持するため、サスペンションの自由状態と負荷状態との間で存在する自由角度の影響を除去することができる。
また、傾斜部用ツールは、ツール用開口部の中で回転可能であるため、傾斜部に対応してその上に搭載されるリフトタブの位置を調整することができる。また、回転可能であることにより、リフトタブと傾斜部用ツールと傾斜部とが重ね合っているときに、傾斜部用ツールを容易に傾斜部とリフトタブとの間から抜き取るよう移動させることができ、これによって、リフトタブを傾斜部に移載させることができる。
さらに、ディスクドライブを構成する2つの構造体において、ヘッドスタックアセンブリと磁気ディスクとは異なる構造体にそれぞれ装備されているため、ディスクドライブの状態でヘッドスタックアセンブリ(特に、磁気ヘッド)の再組立(リワーク)を行うことができる。つまり、ディスクドライブの第2の構造体からヘッドスタックアセンブリを取り外す必要はく、単に、ディスクドライブの2つの構造体を相互に分離することで、リワークを行うことができる。
また、本発明における傾斜部用ツールは、サスペンションのリフトタブを傾斜部へ移動した後に、ディスクドライブから容易に取り外すことができるため、組み立て後のディスクドライブの通常の作動に影響を与えることがない。
以下、本発明の利点、及び、特徴を、添付した図面を参照した実施例を通じてより詳細に説明する。
まず、図2を参照して、本発明の第1の実施例におけるディスクドライブの構成について説明する。図2は、本実施例におけるディスクドライブの斜視図である。
図2に示したように、ディスクドライブ35は、上部構造体3と下部構造体5とを備えている。上部構造体3は、上部カバー129、上部磁気構成部品52、及び、上部カバー129に装着されたヘッドスタックアセンブリ117(HSA)を備えている。そして、ヘッドスタックアセンブリ117は、ベアリング38を介して上部カバー129に装着されており、当該ヘッドスタックアセンブリ117は、ベアリング38にて回転される。
また、下部構造体5は、下カバー119、下部磁気構成部品51、及び、下カバー119の上に搭載されるスピンドルモーター131を備えている。そして、このスピンドルモーター131に磁気ディスク111が装着されており、当該磁気ディスク111はスピンドルモーター131の駆動によって回転される。また、上記上カバー129と下カバー119とは、図示しない固定手段にて相互に接合される。さらに、本実施例では、下カバー119の磁気ディスク111に隣接する位置に、傾斜部(ランプ)115が形成されている。
また、図3に示したように、ヘッドスタックアセンブリ117は、駆動アーム171、この駆動アーム171と連結されるサスペンション172、及び、サスペンション172に装着される磁気ヘッド174(磁気ヘッドスライダ)、を備えている。なお、磁気ヘッド174を備えているサスペンション172を、「ヘッドジンバルアセンブリ(head gimbal assembly : HGA)」と言う。また、サスペンションの最先端部には、傾斜部115上に移載されるリフトタブ175が形成されている。
ここで、図2と図6に示すように、サスペンション172が自由状態である場合(自由端状態)、つまり、先端部が支持されていない状態になる場合、当該サスペンション172が上カバー129から離間する方向に傾く。また、図5に示すように、サスペンション172が負荷状態(支持状態)、つまり、リフトタブ175が符号73に示す傾斜部115に乗り上げて載置され下方から押し上げられるよう支持されている状態である場合は、サスペンション172と駆動アーム171が平行となる。このことから、サスペンション172は、自由状態と負荷状態の間で自由角度aが存在し、この自由角度aによって、リフトタブ175は、自由状態と負荷状態との間で水平方向の距離差bが生じうる。従って、上部構造体3と下部構造体5とが組み付けられた後、リフトタブ175の位置が傾斜部115の位置と一致しないことがあるため、リフトタブ175を傾斜部15の上に配置されるような初期状態を得ることが極めて困難となる。
以上より、本発明では、上部構造体3と下部構造体5とを組み付けるときにリフトタブ175を傾斜部115の上に配置するため、以下に説明するよう特別な構造を有する傾斜部用ツール7を備えている。これに伴い、以下の手順により、ディスクドライブ35は組み立てられる。
(1)傾斜部115に対応するツール用開口部を有する上カバー129を形成する。(2)ヘッドスタックアセンブリ117と他の必要な部品を上カバー129に装着して上部構造体3を形成する。(3)磁気ディスク111、傾斜部115、及び他の必要な部品を下カバー119に装着して下部構造体を形成する。(4)傾斜部用ツール7をツール用開口部32に挿入してディスクドライブ内部に挿通させる。このとき、傾斜部用ツール7にてヘッドスタックアセンブリ117のリフトタブ175が図5に示す負荷状態となるよう当該傾斜部用ツール7の一部(保持プレート)が延びている。(5)リフトタブ175、傾斜部用ツール7、及び、傾斜部115と、を重ね合うように上部構造体3と下部構造体5とを組み付ける。(6)その後、傾斜部用ツール7の位置を移動して、具体的には、傾斜部用ツール7を回転させ保持プレートの位置を移動させ、ヘッドスタックアセンブリ117のリフトタブ175を傾斜部用ツール7上から下カバー119の傾斜部115上に移動する。
そして、図4に示したように、傾斜部用ツール7は、ツール本体部71と、このツール本体部71の側部から延びる保持プレート73と、を備えている。また、ツール本体部71は円柱状であり、保持プレート73はツール本体部71の軸線に対して垂直方向に延びるバー状(板棒状)部材である。また、傾斜部用ツール7は、ツール本体部71に連結されるハンドル部75をさらに備えており、このハンドル部75は、傾斜部用ツール7を操作する際に用いる。
ここで、ハンドル部75は、その直径がツール本体部71の直径よりも大きい円柱状の部材である。そして、図2と図4に示したように、上カバー129の頂板39には、傾斜部115に対応して傾斜部用ツール7が挿通可能なツール用開口部32が形成されている。そして、このツール用開口部32に傾斜部用ツール7が挿通される。このとき、ツール用開口部32は、鈍角アーチ形の開口部321と、上記保持プレート73の形状に対応したバー状開口部322と、により形成される。
そして、バー状開口部322の外形は、保持プレート73の外形と等しいかそれより大きく形成されている。また、アーチ形開口部321の直径は、ツール本体部71の直径と等しいかそれよりも大きいと共に、ハンドル部75の直径より小さく形成されている。また、ツール本体部71の長さ(高さ)は、上カバー129の頂板39の厚さより長く形成され、保持プレート73とハンドル部75との間隔も、上カバー129の頂板39の厚さより大きく形成されている。これにより、保持プレート73がツール用開口部32に挿通されてヘッドスタックアセンブリ117のリフトタブ175を保持することができる。
また、図4に示したように、以下の順次によってディスクドライブ35を組み立てる。先ず、傾斜部用ツール7をツール用開口部32に挿入する。このとき、アーチ形開口部321の直径がハンドル部75より小さいため、当該ハンドル部75は上カバー129上に、つまり、ディスクドライブの外側に残っている。これにより、アーチ形開口部321とツール本体部71との形状によって、傾斜部用ツール7はハンドル部75を回すことで、ツール本体部71の軸線を中心に回転する。なお、上部構造体3と下部構造体5とを組み付けた後でも回転することができる。
続いて、図7に示したように、傾斜部用ツール7を回転させ、当該傾斜部用ツール7の保持プレート73で、サスペンション172のリフトタブ175を支持し、当該リフトタブ175が負荷状態となるよう保持する(図5を参照)。このとき、リフトタブ175からも保持プレート73に対して反力を生じ、これによって傾斜部用ツール7が上カバー129上で保持される。
続いて、上部構造体3と下部構造体5とが接合されると、上部磁気構成部品52と下部磁気構成部品51とが互いに対峙するよう配置される。そして、ヘッドスタックアセンブリ117がベアリング38を軸に作動されるサーボ制御システム(例えば、ボイスコイルモーター)が構成される。このとき、ツール用開口部32が傾斜部115に対応するように形成されていて、また、リフトタブ175が負荷状態を保持するため、保持プレート73、リフトタブ175、及び、傾斜部115が、重なり合っている。特に、保持プレート73は、リフトタブ175と傾斜部115との間に挟まれた状態となっている(図8を参照)。
すると、上部構造体3と下部構造体5とが接合されているときであっても、傾斜部用ツール7を回転させることにより、リフトタブ175を容易に保持プレート73から傾斜部115上に移動することができ、当該傾斜部115上に載置させることができる(図9を参照)。
その後、ディスクドライブの作動時には、サスペンション172のリフトタブ175がサーボ制御システムによって、傾斜部115から移動され、磁気ディスク上にて、磁気ヘッド174と磁気ディスク111の間でエアベアリングを形成する。つまり、磁気ヘッド174は、磁気ディスク111上で浮上しつつ、磁気ディスク111に情報を記録したり、記録された情報を再生したりする(図10を参照)。そして、磁気ディスクの作動が終わると、リフトタブ175が傾斜部115上に移動され、これにより、磁気ヘッド174が磁気ディスク111上から退避される。
そして、リフトタブ175と傾斜部115とが接触された後には、傾斜部用ツール7が所定の位置に回転され、当該傾斜部用ツール7は、上カバー129のツール用開口部32から抜き取られる。さらに、ディスクドライブ35の外観をよくするため、及び、異物が上部構造体3と下部構造体5との間の中空部に入ることを防止するため、粘着テープや栓などでツール用開口部32を密封する。
また、本発明において、例えば金属やプラスチック等の1つの材料で傾斜部用ツール7を製造してもよく、2つ以上の材料を混合して傾斜部用ツールを製造してもいい。例えばステンレス等の高い剛性の材料で製造することで、リフトタブ175を負荷状態で保持することの信頼性の向上を図ることができる。
また、本発明では、傾斜部用ツール7を一体化して形成してもよく、または、異なる部品を組み立てて形成してもよい。また、保持プレート73の厚さは極めて薄いため、リフトタブ175、保持プレート73、及び、傾斜部115が重なり合っている場合には、リフトタブ175と傾斜部115との間の間隔が短くなる。これによって、リフトタブ175を傾斜部115上に、円滑に、かつ、精度よく移動することができる。
なお、本発明では、上述したハンドル部75は円柱形状構造であることに限定されず、その外形がアーチ型開口部321よりも大きい構造体であればよい。同様に、保持プレート73とツール本体部71も、上述した構造であることに限定されず、上記同様の機能を発揮できる構造であればよい。
また、ディスクドライブの2つの構造体3,5が組み付けられる前に、傾斜部用ツール7がサスペンションのリフトタブ175を負荷状態に保持するよう用いられるため、自由状態と負荷状態のサスペンションの間における自由角度の影響を抑制することができる。また、傾斜部用ツール7が回転されるため、傾斜部115に対応するようリフトタブ175の位置を調整することができる。また、傾斜部用ツール7が回転されることで、リフトタブ175、傾斜部用ツール7、及び、傾斜部115が重なり合った状態であるときに、傾斜部用ツール7を容易に傾斜部115とリフトタブ175との間から抜き外すことができ、リフトタブ175を傾斜部115上へ移載することができる。
さらに、ヘッドスタックアセンブリ117を上カバー129に配置したため、ディスクドライブの状態でヘッドスタックアセンブリ(特に、磁気ヘッド)の再組み立て(リワーク)を行うことができる。つまり、ディスクドライブからヘッドスタックアセンブリを取り外す必要が無くなり、単にディスクドライブの2つの構造体を分離した状態で行うことができる。
また、本発明の傾斜部用ツール7は、サスペンションのリフトタブ175を傾斜部115上へ移動した後、簡単にディスクドライブの上カバー129から取り外すことができるため、組み立て後のディスクドライブの通常の動作に影響を及ぼすことがない。
本発明は、ヘッドスタックアセンブリの組み立てを簡単に行うべく、ディスクドライブを装着する際に利用することができるため、産業上の利用可能性を有する。
従来例におけるディスクドライブの構成を示す斜視図である。 本発明のディスクドライブの構成を示す斜視図である。 図2に示したヘッドスタックアセンブリの斜視図である。 図2に示したディスクドライブの上カバー、本発明の傾斜部用ツール、及び、それらの配置関係を示す斜視図である。 図3に示したヘッドスタックアセンブリのサスペンションが傾斜部ツールによって負荷状態に保持されているときの様子を示す図である。 図3に示したヘッドスタックアセンブリのサスペンションが自由状態であるときの様子を示す図である。 図3に示したヘッドスタックアセンブリのサスペンションが傾斜部用ツールによって負荷状態に保持されているときの様子を示す斜視図である。 サスペンションのリフトタブが傾斜部用ツール上から傾斜部上へ移動される際の様子を示す拡大斜視図である。 サスペンションのリフトタブが傾斜部上に移動したときの様子を示す斜視図である。 図2に示したディスクドライブの作動時における内部構造の様子を示す斜視図である。
符号の説明
3 上部構造体
5 下部構造体
7 傾斜部用ツール
32 ツール用開口部
35 ディスクドライブ
38 ベアリング
39 頂板
51 下部磁気構成部品
52 上部磁気構成部品
71 ツール本体部
73 保持プレート
75 ハンドル部
111 磁気ディスク
115 傾斜部
117 ヘッドスタックアセンブリ
119 下カバー
129 上カバー
131 スピンドルモーター
172 サスペンション
175 リフトタブ
321 アーチ形開口部
322 バー状開口部

Claims (14)

  1. 磁気構成部品の第1部品を有すると共に、ヘッドスタックアセンブリが搭載された第1のカバーと、
    磁気構成部品の第2部品とスピンドルモーターと少なくとも1つの磁気ディスクとを有する前記第1のカバーに組み付けられる第2のカバーと、
    を備えたことを特徴とするディスクドライブ。
  2. 前記第2のカバーに形成された傾斜部と、傾斜部用ツールが前記傾斜部に到達するよう挿通される前記第1のカバーに形成されたツール用開口部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のディスクドライブ。
  3. 前記ヘッドスタックアセンブリは、一端部にリフトタブが形成されたサスペンションを備えると共に、
    前記リフトタブは、傾斜部用ツールから前記傾斜部に移動されることによって当該傾斜部に移載される、ことを特徴とする請求項2記載のディスクドライブ。
  4. ディスクドライブの第1の構造体に、磁気ディスクと傾斜部とを装備すると共に、ディスクドライブの第2の構造体に、前記傾斜部に対応して傾斜部用ツールが挿通されるツール用開口部を形成し、ヘッドスタックアセンブリを搭載する工程と、
    前記傾斜部用ツールを形成し、当該傾斜部用ツールを前記ツール用開口部に挿通して、当該傾斜部用ツールにてヘッドスタックアセンブリのリフトタブに負荷を与えた状態で保持する工程と、
    前記リフトタブ、前記傾斜部用ツール、及び、前記傾斜部が重なるよう前記第1の構造体と第2の構造体とを一体的に組み付ける工程と、
    ヘッドスタックアセンブリの前記リフトタブを、前記傾斜部用ツールからディスクドライブの第1の構造体に装備された前記傾斜部に移載するよう前記傾斜部用ツールを移動する工程と、
    を有することを特徴とするディスクドライブ組立方法。
  5. 前記傾斜部用ツールを形成する工程は、前記リフトタブを保持する保持手段を形成する工程を有する、
    ことを特徴とする請求項4記載のディスクドライブ組立方法。
  6. 前記傾斜部用ツールを形成する工程は、前記ツール用開口部の中で回転可能なツール本体部を形成する工程をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項5記載のディスクドライブ組立方法。
  7. 前記傾斜部用ツールを形成する工程は、当該傾斜部用ツールを操作するハンドル部を形成する工程をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項6記載のディスクドライブ組立方法。
  8. 前記傾斜部用ツールを、前記ディスクドライブの第2の構造体から取り外す工程をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項4,5,6又は7記載のディスクドライブ組立方法。
  9. 前記ツール用開口部を密封する工程をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項8記載のディスクドライブ組立方法。
  10. 前記ツール開口部を粘着テープ又は栓で密封する、
    ことを特徴とする請求項9記載のディスクドライブ組立方法。
  11. 2つの構造体にて構成され磁気ディスクとヘッドスタックアセンブリとを有するディスクドライブを組み立てる際に用いる傾斜部用ツールであって、
    ツール本体部と、
    このツール本体部からヘッドスタックアセンブリのリフトタブに負荷を加えた状態で保持するよう延びる保持手段と、
    を備えたことを特徴とする傾斜部用ツール。
  12. 前記ツール本体部に連結され、前記傾斜部用ツールを操作するためのハンドル部を備えた、
    ことを特徴とする請求項11記載の傾斜部用ツール。
  13. 前記ハンドル部の外形は、前記ツール本体部よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項12記載の傾斜部用ツール。
  14. 前記保持手段は、前記ツール本体部の側部から当該ツール本体部に対して垂直方向に延びて形成されている、
    ことを特徴とする請求項11,12又は13記載の傾斜部用ツール。

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