JP2003203447A - ディスクドライブ用サスペンション - Google Patents

ディスクドライブ用サスペンション

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JP2003203447A
JP2003203447A JP2002000419A JP2002000419A JP2003203447A JP 2003203447 A JP2003203447 A JP 2003203447A JP 2002000419 A JP2002000419 A JP 2002000419A JP 2002000419 A JP2002000419 A JP 2002000419A JP 2003203447 A JP2003203447 A JP 2003203447A
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則幸 齋藤
Akira Nojima
晃 野嶋
Hideki Fuchino
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
    • G11B5/4826Mounting, aligning or attachment of the transducer head relative to the arm assembly, e.g. slider holding members, gimbals, adhesive

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリッジに対するプレートの取付けを容易
にすると共に、正確な取付けによって接合精度向上、接
合強度向上を図ることを可能とする。 【解決手段】 プレート19と、ロードビームとを備
え、ボス部23は、プレート19に対し別体に形成され
てプレート19に固定される基部39及びキャリッジア
ーム9の取付孔37に嵌合して取り付けられる取付嵌合
部41を有し、プレート19に、ボス部23を配置する
支持穴57を貫通形成し、ボス部23を、支持穴57に
配置して基部39をプレート19に固着し、ボス部23
の取付嵌合部41をプレート19の一側面61に突出さ
せると共にボス部23の基部39をプレート19の他側
面63に突出させ、基部39の端面を治具49の当接面
51としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばパーソナ
ルコンピュータ等の情報処理装置に内蔵されるディスク
ドライブ用サスペンションに関する。
【0002】
【従来の技術】回転する磁気ディスクあるいは光磁気デ
ィスク等に情報を記録し再生するためのハードディスク
ドライブ(HDD)は、軸を中心に旋回可能なキャリッ
ジを有している。このキャリッジによる旋回は、ポジシ
ョニング用モータにより前記軸を中心として駆動され
る。
【0003】例えば米国特許(USP)第4,167,
765号明細書に記載されているように、前記キャリッ
ジは、キャリッジアームと、該キャリッジアームの先端
部に設けたディスクドライブ用サスペンション(以下、
単に「サスペンション」と称する)と、該サスペンショ
ンに取付けたスライダを含むヘッド部などとを備えてい
る。そして、ディスクが高速回転することによってスラ
イダがディスクから僅かに浮上するとともに、ディスク
とスライダとの間にエアベアリングが形成されるように
なっている。
【0004】前記サスペンションは、精密な薄板ばねか
らなるロードビーム(load beam)と、該ロードビーム
の先端部にレーザ溶接等によって固定された極薄い板ば
ねからなるフレキシャ(flexure)と、前記ロードビー
ムの基部にレーザ溶接等によって固定されたプレートな
どからなっている。前記プレートは、前記キャリッジア
ームのサスペンション取付面に固定される。
【0005】図16は、前記キャリッジアームにサスペ
ンションを固定する従来の構造を示したものである(特
開2001−176224)。この図16において、ボ
ス部101はプレート103に対し別体に形成されてい
る。尚、前記ボス部101をフランジ部及びボス部から
成るベースプレートと称し、プレート103を基部と称
する場合もある。
【0006】前記ボス部101は、基部105及び取付
嵌合部107を有している。前記基部105は、前記プ
レート103に貫通形成された支持穴109に配置され
ている。前記基部105には、支持嵌合部115が周回
状に形成されている。この支持嵌合部115周面の支持
嵌合面117がプレート103の支持穴109に嵌合
し、ボス部101がプレート103にレーザ溶接等によ
って固着されている。この場合、ボス部101の基部1
05の端面124はプレート103の一側面121と略
面一となる。前記取付嵌合部107は、キャリッジのキ
ャリッジアーム111に設けられた取付孔113に取り
付けられるものである。この取付嵌合部107の外周面
は、取付嵌合面119となっている。前記プレート10
3の一側面121には、ばね部材123の基部側がレー
ザ溶接等によって固着されている。
【0007】前記プレート103を前記キャリッジアー
ム111に取り付けるには、前記プレート103の他側
面125をキャリッジアーム111の一側面127に合
わせるようにして取付嵌合部107を取付孔113に嵌
合させる。
【0008】次に、治具129をボス部101の基部1
05側に当ててキャリッジアーム111に対しボス部1
01側を保持する。矢印の方向からボス部101のボー
ル挿通孔131にスチールボールを通してボール挿通孔
131を押し拡げ、取付嵌合部107を塑性変形させ
る。この取付嵌合部107の塑性変形により取付嵌合部
107の取付嵌合面119がキャリッジアーム111の
取付孔113に圧接し、ボス部101を介してプレート
103をキャリッジアーム111に固定することができ
る。
【0009】前記ボス部101は前記塑性変形のために
適度な柔らかさが要求され、プレート103はキャリッ
ジ111への接合精度向上と、接合強度向上との観点か
ら平面度と高硬度とが要求される。従って、仮にボス部
101とプレート103とを一体で形成すると両者に要
求される性質を両立させることが困難になる。
【0010】また、近年では、軽量化の観点からプレー
ト103の薄板化が、例えば300μmから150μm
等へと進み、仮にボス部101とプレート103とを一
体で形成する場合には、ボス部101の成形上、所定の
厚みを有する板材をプレスしてボス部101を成形する
と共にプレート103を要求される薄い板厚とする。し
かし、プレート103の板厚をプレスにより薄くすると
平面度の確保が困難になるという問題を招く。また、プ
レート103の板厚が150μm等と薄くなると、原材
料の板厚も薄くなり、ボス部101の肉厚が十分に取れ
ないという問題を招く。
【0011】これらに対して、図16のボス部101と
プレート103とは、上記のように別体に形成されてい
るため、ボス部101をプレート103よりも柔らかい
金属で形成して塑性変形を行い易くし、ボス部101を
塑性変形させて行うキャリッジアーム111への固定を
容易にすることができる。また、プレート103はプレ
スで板厚を調整する必要がなくなりその平面度を高くす
ることができると共に、硬度の高い金属で形成して高硬
度にすることにより、キャリッジアーム111に対する
接合精度を向上させることができると共に接合強度も向
上させることができる。さらに、ボス部101の形状設
定をプレート103の板厚に影響を受けることなく自由
に行うことができ、且つプレート103もさらなる薄板
化を図ることができ、全体として軽量化等も可能である
という利点がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構造では、ボス部101の基部105の端面124とプ
レート103の一側面121とが面一となっているた
め、治具129による支持反力がプレート103側にも
伝達されることになる。このため、治具129によるボ
ス部101の支持が不十分となり、ボール挿通孔131
にスチールボールを通して基部107を塑性変形させる
ときにボス部101がキャリッジアーム111に対して
僅かではあるが傾く虞れがある。
【0013】このようにボス部101がキャリッジアー
ム111に対し傾いた状態で、前記取付嵌合面119が
取付孔113に圧接されると、プレート103がキャリ
ッジアーム111に対して傾いて取り付けられることに
なり、キャリッジアーム111に対するプレート103
の接合精度は低下し、ディスクに対するスライダの高精
度な位置決めや振動特性に大きく影響する虞がある。
【0014】また、キャリッジアーム111の取付孔1
13に対するボス部101の取り付けが不正確になるた
め、接合強度も低下するという問題があった。
【0015】本発明は、キャリッジに対するプレートの
接合精度向上、接合強度向上を図ることのできるディス
クドライブ用サスペンションの提供を課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、キャ
リッジの取付孔にボス部の嵌合及び塑性変形を介して取
り付けられるプレートと、剛体部及びばね部を含み前記
プレートに支持されて先端部のスライダに負荷荷重を与
えるロードビームとを備え、前記ボス部は、前記プレー
トに対し別体に形成されて該プレートに固定される基部
及び前記キャリッジの取付孔に嵌合して取り付けられる
取付嵌合部を有し、前記プレートに、前記ボス部を配置
する支持穴を貫通形成し、前記ボス部を、前記支持穴に
配置して前記基部を前記プレートに固着し、前記ボス部
の取付嵌合部を前記プレートの一側面に突出させると共
に前記ボス部の基部を前記プレートの他側面に突出さ
せ、前記基部の端面を治具の当接面としたことを特徴と
する。
【0017】請求項2の発明は、請求項1記載のディス
クドライブ用サスペンションであって、前記ボス部の基
部に、支持嵌合部を周回状に形成し、前記支持嵌合部
を、前記プレートの支持穴に嵌合させると共に該支持嵌
合部で前記固着を行ったことを特徴とする。
【0018】請求項3の発明は、請求項1記載のディス
クドライブ用サスペンションであって、前記ボス部の基
部に、結合フランジを周回状に設け、前記プレートの支
持穴に、該プレートの他側面に開放された凹部を周回状
に設け、前記結合フランジを、前記凹部に嵌合させると
共に該結合フランジで前記固着を行ったことを特徴とす
る。
【0019】請求項4の発明は、請求項1記載のディス
クドライブ用サスペンションであって、前記ボス部の基
部に、結合フランジを周回状に設け、前記結合フランジ
を、前記プレートの他側面に突き当てると共に該結合フ
ランジで前記固着を行ったことを特徴とする。
【0020】請求項5の発明は、請求項1〜4記載のデ
ィスクドライブ用サスペンションであって、前記ロード
ビームの剛体部とばね部とを別体に形成し、前記ばね部
の一側に、前記剛体部を結合すると共に、前記ばね部の
他側に、前記プレートを結合したことを特徴とする。
【0021】請求項6の発明は、請求項1〜5記載のデ
ィスクドライブ用サスペンションであって、前記ロード
ビーム先端側を前記プレート側に対し前記キャリッジと
は別に変位可能とする変位許容部及び前記変位を行わせ
るアクチュエータ素子を設けたことを特徴とする
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明では、プレートは、キャ
リッジの取付孔にボス部の嵌合及び塑性変形を介して取
り付けられ、剛体部及びばね部を含み前記プレートに支
持されたロードビームによって先端部のスライダに負荷
荷重を与えることができる。
【0023】そして、前記ボス部は、前記プレートに対
し別体に形成されて該プレートに固定される基部及び前
記キャリッジの取付孔に嵌合して取り付けられる嵌合部
を有し、前記プレートに前記ボス部を配置する支持穴を
貫通形成し、前記ボス部を前記支持穴に嵌合させて前記
基部を前記プレートに固着し、前記ボス部の嵌合部を前
記プレートの一側面に突出させると共に前記ボス部の基
部を前記プレートの他側面に突出させ、前記基部の端面
を治具の当接面としたため、ボス部の取付嵌合部をキャ
リッジの取付孔に嵌合して取り付けるに際して、治具の
支持反力をプレートの他側面に突出した当接面からボス
部にのみ作用させることができる。
【0024】従って、キャリッジの取付孔に対しボス部
を正確に保持することができ、キャリッジに対するプレ
ートの接合精度を向上させ、正確な取付けを行うことが
できる。このため、ディスクに対するスライダの高精度
な位置決め及び優れた振動特性等を正確に維持すること
ができる。また、ボス部をキャリッジの取付孔に正確に
取り付けることができるため、接合強度も向上すること
ができる。
【0025】さらに、前記ボス部は、プレートに対し別
体に形成されているため、例えばボス部の剛性をプレー
トよりも低くして塑性変形を行い易くすることもでき、
ボス部の塑性変形による取付けを容易にすることも可能
である。
【0026】また、プレートは、プレスで板厚を調整す
る必要がなくなりその平面度を高くすることができると
共に、硬度の高い金属で形成して高硬度にすることによ
り、キャリッジに対する接合精度を向上させることがで
きると共に接合強度も向上させることができる。さら
に、ボス部の形状設定をプレートの板厚に影響を受ける
ことなく自由に行うことができ、且つプレートもさらな
る薄板化を図ることができ、全体として軽量化等も可能
である。
【0027】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、前記ボス部の基部に支持嵌合部を周回状に形
成し、前記支持嵌合部を前記プレートの支持穴に嵌合さ
せると共に、該支持嵌合部で前記固着を行ったため、ボ
ス部の塑性変形による取付けの際に治具の支持反力をボ
ス部にのみ確実に作用させることができ、接合精度の向
上及び接合強度の向上をより確実に奏することができ
る。
【0028】また、ボス部の支持嵌合部をプレートの支
持穴に嵌合させることによって、ボス部をプレートに対
し位置決めることもでき、プレートに対するボス部の正
確な固着を容易に行うことができる。
【0029】請求項3の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、前記ボス部の基部に結合フランジを周回状に
設け、前記プレートの支持穴に該プレートの他側面に開
放された凹部を周回状に設け、前記結合フランジを前記
凹部に嵌合させると共に、該結合フランジで前記固着を
行ったため、前記ボス部の結合フランジをプレートの凹
部に嵌合させて、サスペンション全体の厚み増大を抑制
することができる。
【0030】請求項4の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、前記ボス部の基部に結合フランジを周回状に
設け、前記結合フランジを前記プレートの他側面に突き
当てると共に該結合フランジで前記固着を行ったため、
該結合フランジによってボス部をプレートに対し容易に
固着することができる。
【0031】請求項5の発明では、請求項1〜4のいず
れかの発明の効果に加え、前記ロードビームの剛体部と
ばね部とを別体に形成し、前記ばね部の一側に前記剛体
部を結合すると共に前記ばね部の他側に前記プレートを
結合したため、ロードビームを構成する剛体部の材質や
板厚がばね部に制約を受けることがなくなり、それぞれ
の要求に応じた適正材質及び板厚の選択が可能となり、
サスペンションに要求される性能を的確に満足すること
ができる。例えばロードビームの剛体部に板厚の大きな
プレートを採用すれば、曲げ縁やリブ等を形成するため
の曲げ加工を行う必要がないものでありながら、より剛
性を高めることが可能になると共に、剛体部の空気抵抗
を減少させることができる。このためディスク高速回転
時の風乱の影響が減少し、サスペンションフラッタ(風
によるサスペンションのばたつき)の発生を抑制するこ
とができる。
【0032】請求項6の発明では、請求項1〜5のいず
れかの発明の効果に加え、前記ロードビーム先端側を前
記プレート側に対し前記キャリッジとは別に変位可能と
する変位許容部及び前記変位を行わせるアクチュエータ
素子を設けたため、スライダの位置決め精度をより向上
することができる。すなわち、アクチュエータ素子によ
る駆動部は、シングルアクチュエータ方式による駆動部
などに比較して軽量であるため、スライダを高い周波数
帯域で制御することができる。このためスライダの位置
制御を行うサーボのバンド幅をボイスコイルモータによ
る駆動部などと比較して数倍高くすることができ、その
分トラックミスを少なくすることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は本発明の
第1実施形態を適用したサスペンションを有するハード
ディスクドライブの一部断面図を示している。この図1
のように、ハードディスクドライブ1は、軸3を中心に
旋回可能なキャリッジ5を有している。
【0034】前記キャリッジ5はボイスコイルモータ等
のポジショニング用モータ7によって軸3を中心に旋回
駆動される。前記キャリッジ5は、複数のキャリッジア
ーム9(図1では4個)と、各キャリッジアーム9の先
端部に取り付けられたサスペンション11と、各サスペ
ンション11の先端部に設けられたヘッド部13等を備
えている。
【0035】前記キャリッジ5が前記軸3を中心に旋回
することによって、前記ヘッド部13がディスク15の
所望トラックまで移動する。前記ヘッド部13は、前記
ディスク15のトラックと対向可能な位置に設けられた
スライダ17と、該スライダ17に保持されたトランス
ジューサ(図示せず)等を含んでいる。前記スライダ1
7は、前記ディスク15が高速回転したとき、該ディス
ク15と前記スライダ17との間に空気が入り込むこと
によってディスク15から僅かに浮上すると共に、ディ
スク15及びスライダ17間にエアベアリングが形成さ
れる。
【0036】前記サスペンション11は、例えば図2,
図3,図4のようになっている。図2は本実施形態のサ
スペンション11の一部を断面にした側面図、図3は同
平面図、図4は同底面図を示している。このサスペンシ
ョン11は、プレート19とロードビーム21とを備え
ている。
【0037】前記プレート19は、前記図1のキャリッ
ジアーム9に取り付けられる。このプレート19は、例
えばステンレス鋼板等で形成され、プレス等の機械加工
を入れずにその厚みを本実施形態において200μmに
設定している。このプレート19に対しボス部23が別
体に形成され、該ボス部23はプレート19に固着され
ている。このボス部23の材質は、取付時の塑性変形を
容易にするため、前記プレート19よりも柔らかい金属
が用いられ、プレート19は、薄板で平面度を確保し、
接合精度向上、接合強度向上のため、硬い金属が用いら
れている。例えば、ボス部23の硬さをビッカース硬さ
で最大Hv=180とし、プレート19の硬さをHv=
300〜350としている。
【0038】前記ロードビーム21は、先端部のスライ
ダ17に負荷荷重を与えるものである。このロードビー
ム21は、剛体部25と、ばね部27とからなってい
る。このばね部27は、前記剛体部25とは別体のばね
部材29によって構成されている。
【0039】前記剛体部25は、例えばステンレス鋼で
形成されている。但し、剛体部25は、アルミニウム
(Al)、チタン(Ti)等の軽金属(Feよりも軽い
金属)の合金もしくは合成樹脂等によって形成すること
もできる。これにより、サスペンション11の、より軽
量化と高剛性化とを両立させることもできる。また剛体
部25を、アルミニウムやチタン等の軽金属もしくはこ
れらを主体とする合金とそれ以外の金属(例えばステン
レス鋼)とを積層した2種類以上の材料からなる複合材
(クラッド材)によって形成することもできる。
【0040】前記ばね部材29は、前記プレート19上
から剛体部25側へ伸びた略矩形の板状に形成されてい
る。このばね部材29は、例えば、ばね性のある薄いス
テンレス鋼等からなっており、前記剛体部25よりもそ
のばね定数が低く、精度の高い低ばね定数を有してい
る。
【0041】前記ばね部材29には、エッチングあるい
は精密プレス加工等によって開口部31が形成されてい
る。この開口部31によって部分的に曲げ剛性(ばね定
数)を小さくし、前記プレート19と剛体部25との間
にヒンジ部として前記ばね部27を構成している。すな
わち、前記ばね部材29の一側29aに、前記剛体部2
5の端部が重ね合わされてレーザ溶接等による溶着ある
いは接着剤による接着等によって固着されている。前記
ばね部材29の他側29bは、前記プレート19の端部
に重ね合わされてレーザ溶接による溶着あるいは接着剤
による接着等によって固着されている。
【0042】前記剛体部25にはフレキシャ33が取り
付けられている。このフレキシャ33の取付は、レーザ
溶接による溶着あるいは接着剤による接着等によって行
われている。前記フレキシャ33は、ばね性を有する薄
いステンレス鋼圧延板等の金属基板の表面に、電気絶縁
層を介して導電路を形成したものである。導電路の一端
は、ヘッド部13の端子に導通し、他端は信号取り出し
側の端子に導通している。前記フレキシャ33のタング
部35には、前記ヘッド部13のスライダ17(図1)
が装着されている。
【0043】このような構成のサスペンション11のキ
ャリッジアーム9に対する取付けは、図5のようになっ
ている。
【0044】図5はキャリッジアーム9に対するサスペ
ンション11の取付構造を示す要部拡大断面図である。
この図5のように、前記プレート19は、キャリッジ5
の取付孔であるキャリッジアーム9の円形の取付孔37
にボス部23の嵌合及び塑性変形を介して取り付けられ
ている。
【0045】前記ボス部23は、前記のように前記プレ
ート19に対し別体に形成されている。このボス部23
は、ステンレス鋼のプレス成形等により略中空筒状に形
成され、基部39及び取付嵌合部41を有している。
【0046】前記基部39には、支持嵌合部43が周回
状に形成され、前記プレート19に固定されている。前
記支持嵌合部43の周面には、支持嵌合面45が形成さ
れている。この支持嵌合面45の外径は、前記取付嵌合
部41の外径よりも若干大きく形成され、取付嵌合部4
1と基部39との間に段部47が形成されている。前記
基部39の端面は、治具49の当接面51として構成さ
れている。
【0047】前記取付嵌合部41の外周面は、取付嵌合
面53として構成されている。この取付嵌合面53は、
前記取付嵌合部41の塑性変形によってキャリッジアー
ム9の取付孔37に圧接される構成となっている。この
取付嵌合面53に対応して、取付嵌合部41の内周側に
は、ボール挿通孔55が設けられている。
【0048】前記プレート19には、前記ボス部23を
配置する支持穴57が貫通形成されている。この支持穴
57の内径は、組込み前において前記支持嵌合面45の
外径よりも僅かに小さく形成されている。これによりボ
ス部23は、支持嵌合面45においてプレート19の支
持穴57に所定の圧入代で圧入嵌合される。この圧入代
は、例えば10μmに設定されている。この圧入状態
で、ボス部23は、基部39においてプレート19に対
しレーザ溶接による溶着部59によって固着されてい
る。
【0049】そして、前記ボス部23の取付嵌合部41
を前記プレート19の一側面61に突出させると共に、
前記ボス部23の基部39を前記プレート19の他側面
63に突出させている。これにより前記基部39の当接
面51は、プレート19の他側面63よりも突出してい
る。前記ボス部23は、前記プレート19に対して別体
に形成され、その形状が前記プレート19の板厚に影響
を受けないため、当接面51をプレート19の他側面6
3より突出させる形状を容易に形成することができる。
前記ボス部23の段部47とプレート19の一側面61
とは面一となっている。但し、段部47を一側面61よ
りも若干引っ込んだ形態に形成することもできる。
【0050】前記ばね部材29には、エッチングあるい
は精密プレス加工等によって窓部65が貫通形成されて
いる。この窓部65は、前記プレート19の支持穴57
よりもさらに大径に形成され、前記溶着部59の外周側
に位置する構成となっている。
【0051】次に、前記プレート19に対するボス部2
3の組み付け、前記サスペンション11のキャリッジア
ーム9に対する取付けを説明する。
【0052】前記プレート19に対するボス部23の組
み付けに際しては、プレート19の支持穴57にボス部
23の基部39を支持嵌合面45において圧入し、治具
を用いてプレート19に対するボス部23の高さを固定
する。この状態で、当接面51がプレート19の他側面
63から図5のように突出した状態となる。次いで、支
持穴57及び支持嵌合面45間をレーザ溶接して、溶着
部59を形成する。
【0053】前記サスペンション11のキャリッジアー
ム9に対する取付けに際しては、ボス部23の塑性変形
前の状態で、プレート19の一側面61をキャリッジア
ーム9の取付面67に突き合わせる。この状態で、段部
47とプレート19の一側面61とは面一となっている
ため、段部47及び一側面61をキャリッジアーム9の
取付面67に精度良く接合させることができる。
【0054】前記ボス部23の取付嵌合部41は、前記
キャリッジアーム9の取付孔37に嵌合する。この状態
では、取付孔37に対し取付嵌合面53が遊嵌状態で嵌
合している。
【0055】次に、治具49を当接面51に当てて、ボ
ス部23をキャリッジアーム9に対し保持する。前記治
具49は、図1の複数のサスペンションに対応して例え
ば全体的に櫛歯状を呈し、その各歯部が横方向から各サ
スペンション11間に挿入され、図5のように対応する
ボス部23を保持する。この状態で、矢印の方向からス
チールボールを押し込み、ボール挿通孔55を通過させ
る。この通過で、ボール挿通孔55は外周側へ押し拡げ
られ、取付嵌合部41が塑性変形する。この取付嵌合部
41の塑性変形によって、取付嵌合面53が取付孔37
に圧接され、プレート19がボス部23を介してキャリ
ッジアーム9に取り付けられる。
【0056】このような取付けに際して、前記当接面5
1は、前記プレート19の他側面63よりも突出して位
置しているため、治具49の支持反力をボス部23の基
部39に確実に作用させることができる。従って、キャ
リッジアーム9に対し治具49によってボス部23を精
度良く位置決めることができる。
【0057】前記ボス部23のキャリッジアーム9に対
する精度良い位置決め状態において、前記取付嵌合部4
1の塑性変形を行わせるから、ボス部23をキャリッジ
アーム9の取付孔37に正確に取り付けることができ
る。このためプレート19のキャリッジアーム9に対す
る接合精度を向上することができる。この接合精度の向
上によって、スライダ17の高精度な位置決め及び優れ
た振動特性等を正確に維持することができる。また、ボ
ス部23をキャリッジアーム9の取付孔37に正確に取
り付けることができるため、接合強度を向上することが
できる。
【0058】前記ボス部23を、プレート19に対し別
体に形成し、ボス部23をプレート19よりも柔らかい
金属を用いて形成しているため、キャリッジアーム9に
取り付けるときのボス部23の塑性変形が行い易く、ボ
ス部23の塑性変形による取付けを容易且つ正確に行う
ことができる。
【0059】前記ボス部23は、プレート19の板厚に
影響を受けることなくその形状を設定することができ、
ボス部23の肉厚を十分に確保してキャリッジアーム9
への取付を確実に行わせることができる。
【0060】前記プレート19は、プレスで板厚を調整
する必要がなくなり、その平面度を数μm等と高くする
ことができ、且つ硬度の高い金属で形成して高硬度にす
ることができる。従って、キャリッジアーム9に対する
接合精度を向上させることができると共に接合強度も向
上させることができる。
【0061】前記プレート19の支持穴57にボス部2
3の支持嵌合面45を圧入するから、ボス部23をプレ
ート19に対し平面から見てXY方向に正確に位置決め
ることができ、サスペンション11のキャリッジアーム
9に対する取付精度を容易に向上することができる。
【0062】前記サスペンション11は、前記ロードビ
ーム21を構成する剛体部25とばね部材29とが別体
で構成され、それぞれに適した材料と板厚を選定するこ
とができる。このため、剛体部25に要求される性能
(例えば高剛性)とばね部27に要求される性能(例え
ば低ばね定数)とを容易に両立させることができる。前
記ばね部27に、精度の高い圧延材を使用することで安
定した低ばね定数のばね部27を得ることができる。
【0063】尚、前記支持嵌合面45は基部39の当接
面51に至っているが、当接面51と支持嵌合面45と
の間に段部47と同様な段部を形成することも可能であ
る。
【0064】図6,図7は、第1実施形態の変形例に係
る実施形態を示し、図6はサスペンション11Aの一部
を断面にした側面図、図7はキャリッジアーム9に対す
るサスペンション11Aの取付構造を示す要部拡大断面
図である。尚、上記実施形態と対応する構成部分には同
符号を付している。
【0065】本実施形態では、上記実施形態のばね部材
29をばね部材29Aに変えたものである。このばね部
材29Aは、上記ばね部材29と基本的には同様な構成
であり、プレート19と剛体部25との間にヒンジ部と
して前記ばね部27を構成している。すなわち、前記ば
ね部材29Aの一側29Aa端部に、前記剛体部25の
端部が重ね合わされてレーザ溶接等による溶着あるいは
接着剤による接着等によって固着されている。前記ばね
部材29Aの他側29Abは、前記プレート19上に延
長形成されており、該プレート19に全体的に重ね合わ
されてレーザ溶接による溶着あるいは接着剤による接着
等によって固着されている。
【0066】前記ばね部材29Aには、エッチングある
いは精密プレス加工等によって窓部65が貫通形成され
ている。この窓部65は、前記プレート19の支持穴5
7よりもさらに大径に形成され、前記溶着部59の外周
側に位置する構成となっている。
【0067】本実施形態では、治具49Aを当接面51
に当てて、ボス部23をキャリッジアーム9に対し保持
する。従って、第1実施形態と同様な効果を得ることが
できる。又、本実施形態では、前記ばね部材29Aの他
側29Abが、前記プレート19上に延長形成され、該
プレート19に全体的に重ねて固着されているため、ば
ね部材29Aの取付強度等を向上させることができる。 (第2実施形態)図8〜図11は本発明の第2実施形態
に係り、図8はサスペンション11Bの一部を断面にし
た側面図、図9は同平面図、図10は同底面図、図11
はキャリッジアーム9に対するサスペンション11Bの
取付構造を示す要部拡大断面図である。尚、本実施形態
も第1実施形態と基本的には同様な構成であり、第1実
施形態と対応する構成部分には同符号を付している。
【0068】一方、本実施形態においては、ボス部23
Aの基部39に、結合フランジ69が周回状に設けられ
ている。この結合フランジ69の径方向への突出幅は、
例えば300μm程度に設定されている。プレート19
Aの板厚は、例えば200μm程度に設定されている。
【0069】前記プレート19Aの支持穴57には、該
プレート19Aの他側面63に開放された凹部71がハ
ーフエッチング等によって周回状に設けられている。前
記結合フランジ69の外周面73と、前記凹部71の内
周面75との間には僅かな隙間が設定されている。
【0070】そして、前記結合フランジ69が前記凹部
71に嵌合されると共に、該結合フランジ69がレーザ
溶接による溶着部59Aによってプレート19Aに固着
されている。この状態で、ボス部23Aの当接面51A
は、プレート19Aの他側面63よりも突出している。
【0071】以上の構成により、本実施形態において
も、治具49の支持反力をボス部23Aに確実に作用さ
せることができ、第1実施形態とほぼ同様な効果を奏す
ることができる。
【0072】また、本実施形態においては、ボス部23
Aの結合フランジ69をプレート19Aの凹部71に嵌
合させているので、全体として板厚増大を防ぐことがで
き、コンパクト化及び重量増大を抑制することができ
る。
【0073】図12,図13は、第2実施形態の変形例
に係る実施形態を示し、図12はサスペンション11C
の一部を断面にした側面図、図13はキャリッジアーム
9に対するサスペンション11Cの取付構造を示す要部
拡大断面図である。尚、上記実施形態と対応する構成部
分には同符号を付している。
【0074】本実施形態では、上記実施形態のばね部材
29をばね部材29Aに変えたものである。このばね部
材29Aは、上記ばね部材29と基本的には同様な構成
であり、プレート19Aと剛体部25との間にヒンジ部
として前記ばね部27を構成している。すなわち、前記
ばね部材29Aの一側29Aa端部に、前記剛体部25
の端部が重ね合わされてレーザ溶接等による溶着あるい
は接着剤による接着等によって固着されている。前記ば
ね部材29Aの他側29Abは、前記プレート19A上
に延長形成されており、該プレート19Aに重ね合わさ
れてレーザ溶接による溶着あるいは接着剤による接着等
によって固着されている。
【0075】本実施形態では、治具49Aを当接面51
に当てて、ボス部23Aをキャリッジアーム9に対し保
持する。従って、第2実施形態と同様な効果を得ること
ができる。又、本実施形態では、前記ばね部材29Aの
他側29Abが、前記プレート19A上に延長形成さ
れ、該プレート19Aに全体的に重ねて固着されている
ため、ばね部材29Aの取付強度等を向上させることが
できる。
【0076】尚、前記溶着部59Aは、図14,図15
のように行うこともできる。すなわち凹部71におい
て、プレート19Aにφ0.15程度の小孔77を形成
し(図14)、該小孔77の部分においてレーザ溶接に
よって溶着部59Aを形成する(図15)。これによっ
て、溶着部59Aの表面79が若干凹むことになる。従
って、溶着部59Aの表面79がキャリッジアーム9の
取付面67に対して隙間を有することになり、プレート
19Aの取付面67に対する接合精度をより向上するこ
とができる。
【0077】前記溶着部59Aを形成するレーザ溶接の
方向は、プレート19A側から行っているが、これとは
逆に結合フランジ69側から行うこともできる。 (第3実施形態)図16は本発明の第3実施形態に係
り、キャリッジアーム9に対するサスペンション11D
の取付構造を示すの要部拡大断面図である。尚、本実施
形態においても、全体的な構成は第1実施形態と同様で
あり、対応する構成部分には同符号を付している。
【0078】本実施形態においては、ボス部23Bの基
部39に結合フランジ69Bを周回状に設けている。前
記プレート19Bとボス部23Bの基部39との間には
隙間が形成されている。
【0079】前記結合フランジ69Bは、前記プレート
19Bの他側面63に突き当てられている。該結合フラ
ンジ69Bでレーザ溶接による溶着部59Bが形成さ
れ、ボス部23Bがプレート19Bに固着されている。
尚、溶着部59Bを形成するレーザ溶接の方向は、結合
フランジ69B側から行っているが、これとは逆にプレ
ート19B側から行うこともできる。本実施形態のサス
ペンション11Dに用いられているばね部材は、前記第
1,第2実施形態のばね部材29と同一構成のものであ
る。
【0080】そして、本実施形態においても、第2実施
形態とほぼ同様な作用効果を奏することができる。また
本実施形態においては、プレート19Bにハーフエッチ
ングを施さないので、製造がより簡単になる。また結合
フランジ69Bの厚みをばね部材29の板厚と同程度に
設定することにより、全体の板厚増は抑制することがで
きる。
【0081】図17は、第3実施形態の変形例に係る実
施形態を示し、図17はキャリッジアーム9に対するサ
スペンション11Eの取付構造を示す要部拡大断面図で
ある。尚、上記実施形態と対応する構成部分には同符号
を付している。
【0082】本実施形態では、上記実施形態のばね部材
29をばね部材29Aに変えたものである。このばね部
材29Aは、上記ばね部材29と基本的には同様な構成
であり、前記プレート19B上に延長形成されており、
該プレート19Bに重ね合わされてレーザ溶接による溶
着あるいは接着剤による接着等によって固着されてい
る。
【0083】本実施形態では、治具49Aを当接面51
Bに当てて、ボス部23Bをキャリッジアーム9に対し
保持する。従って、第2実施形態と同様な効果を得るこ
とができる。又、本実施形態では、前記ばね部材29A
が、前記プレート19B上に延長形成され、該プレート
19Bに全体的に重ねて固着されているため、ばね部材
29Aの取付強度等を向上させることができる。 (第4実施形態)図18〜図20は本発明の第4実施形
態に係り、図18はサスペンションの平面図、図19は
側面図、図20はプレートの平面図である。上記第1〜
第3実施形態は、ポジショニング用モータ7(図1)の
みによってサスペンション11,11A,11Bを駆動
するシングルアクチュエータ方式であったが、本実施形
態はポジショニング用モータ7以外に第2のアクチュエ
ータとしてピエゾ素子等のアクチュエータ素子を備えた
デュアルアクチュエータ方式としたものである。
【0084】図18,図19のように、本実施形態にお
いてもサスペンション11Fはプレート19Cとロード
ビーム21Cとを備え、さらにピエゾ素子等のアクチュ
エータ素子81a,81bを備えている。
【0085】前記プレート19は、図20のように支持
穴57Cのほか、素子収容部83a,83bを備えてい
る。この素子収容部83a,83bには、それぞれ素子
保持部85が設けられている。
【0086】そして、前記支持穴57Cにボス部23C
が配置され、該ボス部23Cがプレート19Cに固着さ
れている。このプレート19Cとボス部23Cの関係及
びボス部23Cの構造は、前記第1〜第3実施形態のも
のを適用している。
【0087】前記素子収容部83a,83b間は、前記
スライダ17を前記キャリッジ5とは別に変位可能とす
る変位許容部87として構成されている。この変位許容
部87は、その変形によりプレート19Cの先端部19
Caが基部19Cbに対し図18の矢印Sのスウェイ方
向へ変位するのを許容する。すなわち、前記変位許容部
87、前記ロードビーム21C先端側を前記プレート1
9C側に対し前記キャリッジとは別に変位可能とする構
成となっている。
【0088】前記プレート19Cの基部19Cb側に
は、補強プレート89がレーザ溶接等の溶着あるいは接
着剤による接着等によって固着されている。前記ロード
ビーム21Cは、剛体部25Cとばね部27Cとからな
り、ばね部27Cは剛体部25Cと別体のばね部材29
Cで構成されている。前記ばね部材29Cには、開口部
31Cがエッチングあるいは精密プレス加工等によって
形成されている。
【0089】前記ばね部材29Cの一側に前記剛体部2
5Cの基端部が重ね合わされ、レーザ溶接等の溶着ある
いは接着剤による接着等によって固着されている。前記
ばね部材29Cの他側には、前記プレート19Cの先端
部19Caがレーザ溶接等の溶着あるいは接着剤による
接着等によって固着されている。
【0090】前記剛体部25Cに取り付けられたフレキ
シャ33Cの導電路91の一端は、ヘッド部13Cの端
子93に導通され、他端は前記補強プレート89側に設
けられた端子95に導通接続されている。補強プレート
89側には、さらに前記アクチュエータ素子81a,8
1b用の端子97が設けられている。この端子97には
前記アクチュエータ素子81a,81bに一端が導通さ
れた導電路99の他端が導通接続されている。
【0091】そして、本実施形態においても、前記キャ
リッジアーム9の取付孔37にボス部23Cの嵌合及び
塑性変形を介してプレート19Cがキャリッジアーム9
に取り付けられ、前記第1〜第3実施形態とほぼ同様な
作用効果を奏することができる。
【0092】さらに本実施形態においては、前記アクチ
ュエータ素子81a,81bへの通電により、例えばア
クチュエータ素子81aを伸長させ、アクチュエータ素
子81bを収縮させると、変位許容部87の変形を介し
てヘッド部13Cのスライダをスウェイ方向、例えば図
18の矢印S上方に変位させることができる。逆にアク
チュエータ素子81aを収縮させ、アクチュエータ素子
81bを伸長させると、同様にヘッド部13Cのスライ
ダを図18の矢印S下方へ変位させることができる。
【0093】このアクチュエータ素子81a,81bに
よる駆動部は、シングルアクチュエータ方式に比べてか
なり軽量であるため、スライダを高い周波数帯域で制御
することができる。このためスライダの位置制御を行う
サーボのバンド幅をシングルアクチュエータ方式と比較
して数倍高くすることができ、その分トラックミスを少
なくすることができる。
【0094】この場合、プレート19Cのキャリッジア
ーム9に対する接合精度向上、接合強度向上によって、
アクチュエータ素子81a,81bによる駆動特性をよ
り正確に引き出すことができる。
【0095】尚、前記デュアルアクチュエータ方式に用
いるサスペンションは、剛体部25Cとばね部27Cと
が一体に形成された構造のものにも適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るサスペンションを
備えたハードディスクドライブの一部断面図である。
【図2】第1実施形態に係り、サスペンションの一部を
断面にした側面図である。
【図3】第1実施形態に係り、サスペンションの平面図
である。
【図4】第1実施形態に係り、サスペンションの底面図
である。
【図5】第1実施形態に係り、キャリッジアームに対す
るサスペンションの取付け構造を示す要部拡大断面図で
ある。
【図6】第1実施形態の変形例に係るサスペンションの
一部を断面にした側面図である。
【図7】第1実施形態の変形例に係り、キャリッジアー
ムに対するサスペンションの取付け構造を示す要部拡大
断面図である。
【図8】第2実施形態に係り、サスペンションの平面図
である。
【図9】第2実施形態に係り、サスペンションの底面図
である。
【図10】第2実施形態に係り、キャリッジアームに対
するプレートの取付け構造を示す要部拡大断面図であ
る。
【図11】第2実施形態に係り、キャリッジアームに対
するサスペンションの取付け構造を示す要部拡大断面図
である。
【図12】第2実施形態の変形例に係るサスペンション
の一部を断面にした側面図である。
【図13】第2実施形態の変形例に係り、キャリッジア
ームに対するサスペンションの取付け構造を示す要部拡
大断面図である。
【図14】第2実施形態に係り、溶接前に穴を形成する
状態を示す要部拡大断面図である。
【図15】第2実施形態に係り、溶接構造の変形例に係
る要部拡大断面図である。
【図16】本発明の第3実施形態に係り、キャリッジア
ームに対するサスペンションの取付け構造を示す要部拡
大断面図である。
【図17】本発明の第3実施形態の変形例に係り、キャ
リッジアームに対するサスペンションの取付け構造を示
す要部拡大断面図である。
【図18】本発明の第4実施形態に係るサスペンション
の平面図である。
【図19】第4実施形態に係り、サスペンションの側面
図である。
【図20】第4実施形態に係り、プレートの平面図であ
る。
【図21】従来例に係り、キャリッジアームに対するサ
スペンションの取付け構造を示す要部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
5 キャリッジ 9 キャリッジアーム 11,11A,11B,11C,11D,11E,11
F サスペンション 17 スライダ 19,19A,19B,19C プレート 25,25C 剛体部 27,27C ばね部 37 取付孔 39 基部 41 取付嵌合部 43 支持嵌合部 49 治具 51,51A,51B 当接面 57,57C 支持穴 61 一側面 63 他側面 69,69B 結合フランジ 71 凹部 81a,81b アクチュエータ素子 87 変位許容部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野嶋 晃 神奈川県愛甲郡愛川町中津字桜台4056番地 日本発条株式会社内 (72)発明者 淵野 英己 神奈川県愛甲郡愛川町中津字桜台4056番地 日本発条株式会社内 Fターム(参考) 5D059 AA01 BA01 CA02 CA03 DA02 DA26 EA12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリッジの取付孔にボス部の嵌合及び
    塑性変形を介して取り付けられるプレートと、 剛体部及びばね部を含み前記プレートに支持されて先端
    部のスライダに負荷荷重を与えるロードビームとを備
    え、 前記ボス部は、前記プレートに対し別体に形成されて該
    プレートに固着される基部及び前記キャリッジの取付孔
    に嵌合して取り付けられる取付嵌合部を有し、 前記プレートに、前記ボス部を配置する支持穴を貫通形
    成し、 前記ボス部を、前記支持穴に配置して前記基部を前記プ
    レートに固着し、前記ボス部の取付嵌合部を前記プレー
    トの一側面に突出させると共に前記ボス部の基部を前記
    プレートの他側面に突出させ、前記基部の端面を治具の
    当接面としたことを特徴とするディスクドライブ用サス
    ペンション。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディスクドライブ用サス
    ペンションであって、 前記ボス部の基部に、支持嵌合部を周回状に形成し、 前記支持嵌合部を、前記プレートの支持穴に嵌合させる
    と共に該支持嵌合部で前記固着を行ったことを特徴とす
    るディスクドライブ用サスペンション。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のディスクドライブ用サス
    ペンションであって、 前記ボス部の基部に、結合フランジを周回状に設け、 前記プレートの支持穴に、該プレートの他側面に開放さ
    れた凹部を周回状に設け、 前記結合フランジを、前記凹部に嵌合させると共に該結
    合フランジで前記固着を行ったことを特徴とするディス
    クドライブ用サスペンション。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のディスクドライブ用サス
    ペンションであって、 前記ボス部の基部に、結合フランジを周回状に設け、 前記結合フランジを、前記プレートの他側面に突き当て
    ると共に該結合フランジで前記固着を行ったことを特徴
    とするディスクドライブ用サスペンション。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4記載のディスクドライブ用
    サスペンションであって、 前記ロードビームの剛体部とばね部とを別体に形成し、 前記ばね部の一側に、前記剛体部を結合すると共に、前
    記ばね部の他側に、前記プレートを結合したことを特徴
    とするディスクドライブ用サスペンション。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5記載のディスクドライブ用
    サスペンションであって、 前記ロードビーム先端側を前記プレート側に対し前記キ
    ャリッジとは別に変位可能とする変位許容部及び前記変
    位を行わせるアクチュエータ素子を設けたことを特徴と
    するディスクドライブ用サスペンション。
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