JP2006155376A - 製造工程管理方法および製造工程管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技機のユニットについての製造工程を管理することができること。
【解決手段】 製造工程管理装置10は、各製造工程を経たときにIDタグ読取装置60によって読み取られたタグIDと当該IDタグ読取装置60のリーダIDとを対応付けて受信し、受信したタグIDに対応するユニットについて、前記受信したリーダIDで特定される製造工程を経たことを示す工程経過情報d4を管理する。そして、製造工程管理装置10は、前記管理した工程経過情報d4を管理者用端末30に出力する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、IDタグを用いて製造工程の管理を行う製造工程管理方法および製造工程管理システムに関するものである。
一般に、パチンコ遊技機などの機器製品は、主制御基板などの各種ユニットが組み込まれて構成されているが、近年、これらの各種ユニットが再利用される傾向にある。そこで、従来においては、製品出荷後のユニットの流通経路を把握するため、ユニット固有番号を記録したIDタグなどの記録装置を各ユニットに取り付け、製品出荷後、その記録装置からユニット固有番号を読み出して個々のユニットを特定するという提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−30008号公報(段落0013−0027)
しかしながら、特許文献1に記載の管理方法では、ユニット完成前の製造段階、すなわちユニットの製造工程の管理を行うことができないという問題があった。特に、パチンコ遊技機などの遊技機については、風営法規則の2004年改正に伴い、その製造者への管理義務が強化される為、前記したユニットの製造工程を管理することの意義は大きい。具体的には、製造者には、所定の行政機関に対して、個々のユニットを製造する際の製造工程や製造設備を事前に届ける義務があり、場合によっては、製造者に対して、その届出とおりの製造が行われたことの証明を求められるケースもあり得る。そのため、前記したユニットの製造工程を管理することにより、製造者は、前記した証明を行うことが容易になる。
そこで、本発明は、前記した状況下においてなされたものであり、その目的は、遊技機及びそのユニットについての製造工程を管理することである。
前記課題を解決するために本発明は、遊技機に組み込むユニットについての製造工程エリアに設置され、かつ前記ユニットに付随するIDタグに記録されたタグ識別情報を読み取るIDタグ用読取装置と、前記タグ識別情報と前記ユニットとの対応関係を記憶した製造工程管理装置とを備えた製造工程管理システムにおける製造工程管理方法であって、前記IDタグ用読取装置は、前記ユニットが前記製造工程エリアの製造工程を経るたびに、当該ユニットに付随するIDタグとの通信を行い、そのIDタグに記録されているタグ識別情報を読み込むステップを有する。また、前記製造工程管理装置は、前記各製造工程を経たときに前記IDタグ読取装置によって読み取られたタグ識別情報と当該各製造工程を特定するための工程情報とを対応付けて、前記通信ネットワーク網を介して受信するステップと、前記受信したタグ識別情報に対応するユニットについて、前記受信した工程情報で特定される製造工程を経たことを示す工程経過情報を管理するステップと、前記管理した工程経過情報を外部装置に出力するステップとを有する。
本発明によると、遊技機の各ユニットの製造工程を管理することができる。
まず、本発明の実施の形態における遊技機の製造工程の概略を図1ないし図3に基づいて説明する。ここにいう遊技機とは、2004年改正の風営法規則などの法規制により、製造設備などの届出が義務づけられているものを指す。例えば、パチンコ遊技機や回胴式遊技機などの遊技機がこれに該当する。
図1は、本発明の遊技機の製造工程の全体的な概略図である。ここでは、IDタグ発行元、管理会社(メーカ)およびユニット会社の関係を踏まえつつ説明する。
図1に示すように、まず、IDタグ発行元があらかじめIDナンバを付番したIDタグ(例えば、日立製作所製のミューチップ)を管理会社に納品する(同図(1))。なお、IDタグというのは、アンテナが内蔵されている非接触ICチップのことであり、非書換型のものが望ましい。こうすることで、データの単一性、システムの信頼性が向上し、また製造関係者における改ざんが防止できる。
次に、管理会社では、IDタグ発行元から納入したIDタグをユニット会社に配給する(同図(2))。この配給の際、管理会社では、その配給日(発送日)や配給先(ユニット会社)を含む出庫情報を個々のIDタグに対応付けて、後記する製造工程管理装置(コンピュータ)上で管理する。またこの配給の際、管理会社では、IDタグの管理の効率化を図るため、配給先のユニット会社に割り当てるIDタグのタグID(タグ識別情報)を登録する。例えば、A会社には1番から100番までのタグIDを登録したり、またB会社には100番以降のタグIDを登録したりする。
そして、ユニット会社では、遊技機に組み込む主制御基板ユニットなどの各種ユニットを組立工程や検査工程を経て製造することになるが、その製造の際に、同図(2)で管理会社から配給されたIDタグを個々のユニットに貼り付ける(これをIDタグ貼付と呼ぶ)。具体的には、IDタグ貼付は、組立工程時(同図(a)参照)および組立工程後(同図(b)参照)のいずれかのときに行われる。これにより、個々のユニットには、IDタグがそれぞれ貼り付けられ、ユニットとIDタグの関係が1対1の関係になる。
そして、次の検査工程ではユニットの性能などの各種検査を行い、それらの検査に合格したユニットが倉庫内に保管される。なお、この検査工程時は、検査日時や検査員名を含む検査情報を後記する方法によって管理会社に通知する。その後、倉庫内に保管されているユニットが管理会社に出荷される(同図(3))。なお、この出荷時は、出荷日や出荷担当者を含む出荷情報を後記する方法によって管理会社に通知する。
そうすると管理会社では、同図(3)でユニット会社から出荷されたユニットを入荷する(同図(4))。なお、この入荷の際、管理会社では、入荷日や入荷担当者を含む入荷情報を前記した製造工程管理装置上で管理する。このようにして、ユニット会社から、IDタグが貼り付けられた各種ユニットを入荷すると、管理会社では、次に、後記する組立工程で、それらのユニットを組み立てて遊技機を製造する。以下にその組立工程について図2および図3に基づいて説明する。ここでは、回胴式遊技機を例にして具体的に説明することとする。
図2は、ユニットを組み立てて遊技機を製造する組立工程の一例を示す説明図である。
図2(1)に示すように、まず、回胴式遊技機の箱(裏箱)に製品のIDタグを貼り付ける。ここで貼り付けられるIDタグは、回胴式遊技機本体を識別するためのものであり、例えば製品ID番号がこれに記録されている。したがって、この図2の組立工程では、最初の工程で回胴式遊技機本体を識別することが可能となる。続いて、同図(2)でIDタグが貼り付けられたリールユニットを前記した回胴式遊技機の箱に組み込む。これにより、回胴式遊技機本体とリールユニットとの対応付けが行われることとなる。次に、同図(3)でIDタグが貼られているホッパーユニットを前記した回胴式遊技機の箱に組み込む。このようにして、回胴式遊技機の箱内に前記した2種類のユニットが組み込まれることとなる。
また、回胴式遊技機のフロントマスクについても、同図(4)から同図(6)までの工程により、IDタグが貼り付けられた液晶ユニットや操作基板ユニットを組み込む。そして、同図(7)で回胴式遊技機の箱にフロントマスクを取り付け、その後、IDタグを貼り付けた主基板ユニットを実装する(同図(8))。このようにして、1台の回胴式遊技機本体に組み込まれる各種ユニットのヒモ付け、すなわちIDタグ相互の対応付けが行われ、次の検査工程の後、出荷する(同図(9))。この際、ヒモ付けられた製品及びユニットのベリファイを行ってもよい。これにより、人為的なミスなどにより工程外にてユニットの交換がなされた場合のデータの更新やチェックが可能となる。
次に、図3に示す組立工程について説明する。この組立工程では、最初の工程で回胴式遊技機の箱にIDタグを貼り付けて回胴式遊技機本体を識別する図2の場合と異なり、回胴式遊技機本体の完成後、その回胴式遊技機本体にIDタグを貼り付けて回胴式遊技機本体を識別する。具体的には、図3(9)の検査工程後、製品のIDタグ貼付工程で、回胴式遊技機本体に製品のIDタグを貼り付ける。その他の工程は図2の場合と同様である。
なお、この図3における組立工程においても、図2の場合と同様、ヒモ付けられた製品及びユニットのベリファイを出荷前に行ってもよい。
なお、図1(a)(b)において、IDタグ貼付のタイミングが異なる場合があることを説明したが、これは、図2および図3の場合と同様、ユニット本体へのIDタグの貼り付けタイミングが異なることと同様の趣旨である。つまり、図1(a)では、ユニット本体の完成前にIDタグを貼り付けるのに対し、図1(b)では、ユニット本体の完成後にIDタグを貼り付ける。
次に、前記した説明を踏まえて、本発明の実施の形態について説明する。
図4は、本発明の実施の形態に係る製造工程管理装置を含むシステム全体を示すブロック図である。
図4において、製造工程管理装置10は、遊技機のユニット80の製造工程を管理するものであり、LAN(Local Area Network)20を介して管理者用端末(外部装置)30に接続されている。なお、製造工程管理装置10および管理者用端末30は、例えば、図1に示した管理会社内に設置されている。
また、製造工程管理装置10は、通信ネットワーク網40を介して、複数のローカルサーバ50に接続されている。通信ネットワーク網40は、例えば、インターネット網や無線ネットワーク網などを含んで構成されている。
各ローカルサーバ50には、複数のIDタグ用読取装置(以下単に「読取装置」という)60が接続され、各読取装置60は、ユニット80に取り付けられたIDタグ70との通信を行い、そのIDタグ70にあらかじめ記録されているタグIDを読み取るようになっている。
ローカルサーバ50および読取装置60は、ユニット80を製造するA工場などの工場内に設置されている。具体的には、図1に示したユニット工場内や管理会社内に設置される。なお、ローカルサーバ50は、工場単位でユニット80の製造工程を管理するためのものであり、メモリやCPUなどを含む一般的なコンピュータの構成となっている。
A工場などの工場内には、第1工程から第N工程までの製造工程を行うための製造工程エリアがあり、これらの製造工程エリアには、ライン設備などの製造設備が設置されている。ここでの製造工程というのは、図1に示した組立工程や検査工程など、さらに図2および図3に示した組立工程の各工程を含む一連の工程のことである。本実施の形態においては、風営法規則に伴う行政機関への事前の届出にも、それらの一連の工程で用いる製造設備によって遊技機やユニット80を製造する旨の記載を行うこととする。
図4では、前記した第1工程から第N工程までの各製造工程エリアに読取装置60が設置されている。この設置例を図5に示す。ここでは、読取装置60がゲート型の場合を例にして説明する。
図5に示すように、読取装置60は、所定の製造工程エリア内のライン上部に設置され、ゲート部61、アンテナ62およびリーダ部63を備えている。この場合、そのライン上をユニット80が通過すると、アンテナ62を通じて、そのユニット80に取り付けられているIDタグ70と読取装置60との間で通信が行われる。そして、リーダ部63が、IDタグ70に記録されているタグIDを読み取るようになっている。このように構成することにより、ユニット80の製造工程時、読取装置60が設置されている製造工程エリアの製造工程をユニット80が経るたびに、それぞれの読取装置60がIDタグ70に記録されているタグIDを読み取ることとなる。
なお、図5では、ユニット80が所定の製造工程エリアのラインを通過する場合に、読取装置60がそのユニット80に取り付けられたIDタグ70のタグIDを読み取るケースを示しているが、所定の製造工程時に読取装置60がそのユニット80のIDタグ70を読み取ることができるのであれば、このようなケースに限られない。例えば、作業担当者がユニット80を次工程に搬入する際に、読取装置60がそのユニット80のIDタグ70を読み取るように構成してもよい。
次に、製造工程管理装置10および管理者用端末30について詳述する。まず、製造工程管理装置10について詳述する。製造工程管理装置10は、図4に示したように、記憶装置11および処理装置12を具備している。記憶装置11は、メモリなどであり、処理装置12は、CPUなどである。
記憶装置11には、工程計画情報d1(図6参照)、ユニット対応表d2(図7参照)、ユニット管理情報d3(図8参照)および工程経過情報d4(図9参照)が格納されている。工程計画情報d1は、遊技機の製造を円滑に行うためにあらかじめ定義されたものである。具体的には、工程計画情報d1には、遊技機に組み込まれるユニット80の組み合わせパターンが、ユニット80のユニットIDを用いて定義されている。なお、これらのユニットIDは、図2および図3で説明した製品のIDタグに記録されている製品ID番号に対応付けられる。また、この製品ID番号は、製品名や製品管理番号に対応付けられる。
そして、この工程計画情報d1には、各ユニット80についての第1工程から最終工程までの一連の製造工程が工程情報を用いて定義されている。ここにいう工程情報とは、ユニットの製造工程を特定するためのものであり、本実施の形態においては、読取装置60を識別するためのリーダIDを用いることとする。
リーダIDには、図6に示すように、当該読取装置60が設置されている製造工程エリアの製造工程(工場を含む)を特定するための工程IDが対応付けられている。例えば、リーダIDには、A工場およびその第1工程を示す工程IDが対応付けられている。なお、本実施の形態においては、工程情報として、前記したリーダIDを用いることとするが、前記した工程IDをそのまま直接用いてもよい。また、工程IDには、所定の工場およびその製造工程を対応付けておくこととしたが、運用形態に応じて、工場を特定することなく製造工程のみを対応付けておくようにしてもよい。
次に、ユニット対応表d2について説明する。ユニット対応表d2には、図7に示すように、前記したタグIDとユニットIDとが対応付けられている。
ユニット管理情報d3には、図8に示すように、前記したユニットID、製造番号および製造年月日が含まれている。製造番号は、ユニット80に固有の製造番号を意味し、個々のユニット80にあらかじめ付与されるものである。製造年月日というのは、ユニット80の製造年月日を意味する。ここでは、最終工程が終了したときの年月日を意味する。
工程経過情報d4には、図9に示すように、前記したユニットIDについて、第1工程から最終工程までの工程を実行した所定の工場(A工場など)が示されている。
図4に戻って、管理者用端末30について詳述する。管理者用端末30は、例えば、パーソナルコンピュータであり、表示装置やメモリ、CPUを含む一般的なコンピュータの構成となっている。管理者用端末30は、製造工程管理装置10から、所定のリクエストに応じたレスポンスを受け取るようになっている。
次に、前記した製造工程管理装置10の処理手順を説明する。
図10は、製造工程管理装置の処理手順を示す図である。ここでは、まず、図4に示した読取装置60が、ユニット80に取り付けられているIDタグ70のタグIDを読み取り(図5参照)、そのタグIDとその読取装置60のリーダIDとを対応付けて、図4に示したローカルサーバ50に順次送信する。そして、そのローカルサーバ50が、読取装置60から送信されたタグIDとリーダIDとを、通信ネットワーク網40を介して、製造工程管理装置10に順次送信していることとする。なお、遊技機本体に製品のIDタグが貼り付けられている場合は、そのIDタグに記録されている製品ID番号も、読取装置60から、タグIDとリーダIDとともに送信されるものとする。
この場合、図4に示した製造工程管理装置10の処理装置12は、まず、ローカルサーバ50から送信されてきたタグIDとリーダIDとを受信する(S11)。さらに詳述すると、このS11で受信したタグIDとリーダIDには、さらに、担当者IDと、IDタグ70の読取日時が対応付けられている。これは、次のような理由による。
すなわち、読取装置60は、製造工程管理装置10にタグIDとリーダIDとを送信する際、あらかじめ設定されている担当者IDとタグID70の読取日時も送信するからである。なお、製造工程管理装置10では、受信したタグID、リーダID、担当者IDおよび読取日時を相互に対応付けて記憶装置11の所定領域に格納する。
ここで、前記した担当者IDというのは、個々の工程の担当者を識別するためのものである。具体的には、検査工程時であれば、担当者IDはそのときの検査員を識別することになり、また出荷時であれば、担当者IDはそのときの出荷担当者を識別することになる。入荷時などの場合も同様である。
また、前記したタグID70の読取日時というのも、個々の工程に応じて、その意味が異なる。具体的には、検査工程時であれば、読取日時は検査日時を意味することになり、また出荷時であれば、読取日時は出荷日時を意味することになる。入荷時などの場合も同様である。したがって、例えば、検査工程時の場合には、前記した担当者IDおよび読取日時は、検査員名および検査日時を含む検査情報として送信されるようになっている。つまりこの場合、検査工程を行うユニット会社が、検査情報を管理会社に通知するようになっている。なお、図1に示した出荷時などにおける出荷情報などの場合も同様である。
続いて、処理装置12は、S11で受信したタグIDに対応するユニットIDを図7に示したユニット対応表d2から読み出す(S12)。
次に、処理装置12は、S11で受信したリーダIDに対応する工程IDを工程計画情報d1から特定する(S13)。そして、処理装置12は、S12で読み出したユニットIDのユニット80について、S13で特定した工程IDを示す製造工程の工場(例えば、第1工程のA工場)を図9に示した工程経過情報d4に設定する(S14)。なお、この設定の際、処理装置12が読取装置60から製品ID番号を受信していた場合は、処理装置12によって、その製品ID番号に工程経過情報d4が対応付けられて記憶装置12上で管理される。
そして、処理装置12は、S14で工程経過情報d4に最終工程の工場を設定したかどうかを判断し、判断の結果、例えば、最終工程を設定していない場合(S15の「No」の場合)、処理を終了する。このようにして、処理装置12は、ローカルサーバ50から送信されてきたタグIDとリーダIDとを受信することにより、S11からS15までの処理を繰り返し実行し、各ユニット80についての製造工程の工場(例えば、第2工程のA工場など)を順次、図9に示した工程経過情報d4に設定していく。
他方、S15における判断において、最終工程が設定されたと判断された場合(S15の「Yes」の場合)、処理装置12は、そのときの年月日をS12で読み出したユニットIDのユニット80の製造年月日として、図8に示したユニット管理情報d3に設定する(S16)。これにより、ユニット80の製造年月日が自動的に付与されて管理されることとなる。
なお、その後、製造工程管理装置10は、図4に示した管理者用端末30からのリクエストに応じたレスポンスとして、図9に示した工程経過情報d4を、LAN20を介して管理者用端末30に送信する。これにより、管理者は、図9に示した工程経過情報d4を管理者用端末30上で確認したり、あるいはプリント出力することが可能となる。このプリント出力の一例を図11に示す。
図11によると、ある製品名についての製品管理番号や製品ID番号のほか、主基板IDなどを含む各ユニットのユニットIDが記載されている。そして、各ユニットIDごとに製品製造場所と製造年月日が記載されている。これにより、遊技機のユニット80がどの工場の製造工程を経て製造されたかを確認することが可能となる。よって、所定の行政機関への事前届出に記載とおりの製造が行われていることを証明することが容易になり、有用である。なお、製造工程管理装置10は、図11に示した書面を所定の行政機関への届出書面として自動作成した後、それを管理者用端末30に出力することも可能である。いずれにせよ、本実施の形態によれば、届出に記載した設備(製造設備・製造工場など)の疎明ができる。
また、製造工程管理装置10は、管理者用端末30からのリクエストに応じたレスポンスとして、例えば、図10に示したS11で受信したタグIDとリーダIDに対応付けられた担当者IDおよび読取日時を管理者用端末30に送信するようにしてもよい。この場合、さまざまな工程に応じた担当者と作業日時とを把握することが可能となり、有益である。
なお、本発明は、前記した実施の形態に限定されない。製造工程管理装置10を含むシステム全体の構成およびデータ構成は、本発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の変更が可能である。例えば、製造工程管理装置10は、複数のコンピュータを用いて分散処理を行うように構成してもよい。また、図5に示したゲート型の読取装置60に代えて、ハンディタイプの読取装置を用いるようにしてもよい。
本発明の実施の形態における遊技機の製造工程の全体的な概略図である。 ユニットを組み立てて遊技機を製造する組立工程の一例を示す説明図である。 図2とは異なる他の組立工程を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る製造工程管理装置を含むシステム全体を示すブロック図である。 図4に示した読取装置の設置例を示す図である。 図4に示した工程計画情報を示す説明図である。 図4に示したユニット対応表を示す説明図である。 図4に示したユニット管理情報を示す説明図である。 図4に示した工程経過情報を示す図である。 図4に示した製造工程管理装置の処理手順を示す図である。 図4に示した工程経過情報の出力例を示す図である。
符号の説明
10 製造工程管理装置
30 管理者用端末(外部装置)
60 読取装置
70 IDタグ
80 ユニット
d1 工程計画情報
d2 ユニット対応表
d3 ユニット管理情報
d4 工程経過情報

Claims (6)

  1. 遊技機に組み込むユニットの製造工程エリアに設置され、かつ前記ユニットに付随するIDタグに記録されたタグ識別情報を読み取るIDタグ用読取装置と、前記タグ識別情報と前記ユニットとの対応関係を記憶した製造工程管理装置とを備えた製造工程管理システムにおける製造工程管理方法であって、
    前記IDタグ用読取装置は、
    前記ユニットが前記製造工程エリアの製造工程を経るたびに、当該ユニットに付随するIDタグとの通信を行い、そのIDタグに記録されているタグ識別情報を読み込むステップを有するとともに、
    前記製造工程管理装置は、
    前記各製造工程を経たときに前記IDタグ読取装置によって読み取られたタグ識別情報と当該各製造工程を特定するための工程情報とを対応付けて、通信ネットワーク網を介して受信するステップと、
    前記受信したタグ識別情報に対応するユニットについて、前記受信した工程情報で特定される製造工程を経たことを示す工程経過情報を管理するステップと、
    前記管理した工程経過情報を外部装置に出力するステップと、
    を有することを特徴とする製造工程管理方法。
  2. 前記工程情報には、当該製造工程の工場も特定されていることを特徴とする請求項1に記載の製造工程管理方法。
  3. 前記製造工程管理装置は、最終工程を経たことを示す工程経過情報を管理した場合、その管理したときの年月日を前記ユニットの製造年月日として設定するステップをさらに有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の製造工程管理方法。
  4. 遊技機に組み込むユニットの製造工程エリアに設置され、かつ前記ユニットに付随するIDタグに記録されたタグ識別情報を読み取るIDタグ用読取装置と、前記タグ識別情報と前記ユニットとの対応関係を記憶した製造工程管理装置とを備えた製造工程管理システムであって、
    前記IDタグ用読取装置は、
    前記ユニットが前記製造工程エリアの製造工程を経るたびに、当該ユニットに付随するIDタグとの通信を行い、そのIDタグに記録されているタグ識別情報を読み込むとともに、
    前記製造工程管理装置は、
    前記各製造工程を経たときに前記IDタグ読取装置によって読み取られたタグ識別情報と当該各製造工程を特定するための工程情報とを対応付けて、前記通信ネットワーク網を介して受信するとともに、
    前記受信したタグ識別情報に対応するユニットについて、前記受信した工程情報で特定される製造工程を経たことを示す工程経過情報を管理し、前記管理した工程経過情報を外部装置に出力する
    ことを特徴とする製造工程管理システム。
  5. 前記工程情報には、当該製造工程の工場も特定されていることを特徴とする請求項4に記載の製造工程管理システム。
  6. 前記製造工程管理装置は、最終工程を経たことを示す工程経過情報を管理した場合、その管理したときの年月日を前記ユニットの製造年月日として設定することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の製造工程管理システム。
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