JP2006252262A - Icラベルを利用した保守支援システム、保守支援方法、保守端末、及びプログラム - Google Patents

Icラベルを利用した保守支援システム、保守支援方法、保守端末、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 保守対象装置に貼り付けたICラベルに製品情報や保守管理・作業結果の情報を記憶し、この情報を利用して作業報告書の作成等の保守作業を支援し効率化すること。
【解決手段】 ICラベル20は、保守対象装置10を識別する製造番号と保守対象装置10を識別する管理番号と顧客を識別する顧客コードと保守作業情報とを含むラベル情報を記憶部22に保持し、保守支援サーバ40は、ICラベル20毎のラベル情報を保持するラベル情報DB42と、保守作業情報を含む履歴情報を顧客コード毎にまとめて保持する履歴情報DB44を有し、保守端末30はリーダライタ部32を有し、照合要求の入力を受けるとICラベル20からラベル情報を読み出し、ラベル情報の管理番号と作業指示書の管理番号とを照合して結果を表示し、一致した場合履歴情報DB44から該当する履歴情報を取得し作業指示書と取得した履歴情報から作業報告書を作成する。
【選択図】 図1

Description

本発明はICラベルを利用した保守支援システム、保守支援方法、保守端末、及びプログラムに関し、特に、ICラベルを利用して保守報告書の作成効率を改善する技術に関する。
一般的に高額な機械や電気・電子製品等の装置はメーカが装置を管理するための製品ラベルが貼られている。この製品ラベルは、メーカ名、品名、型名、製造番号、定格電圧、消費電力等の情報を含んでいる。製品ラベルはシールや金属板等に上記情報が記載されて通常工場出荷時に装置に貼り付けられ、製造番号等でその装置を生産したときの部品や組み込まれるソフトウェアのレビジョン等を識別することができる。
メーカは、後日顧客がオプション製品を追加したり不具合が発生した際に部品を交換したりソフトウェアを再インストールしたりする際に、製品ラベルに記載された情報に基づいて適用可能な部品とそのレビジョンやソフトウェアとそのレビジョンを判断することができる。
また、コンピュータやその関連機器或いは精密機械のように顧客が購入後も装置の機能を正常に保つために専門知識を持った保守業者による保守を必要とする装置は、製品ラベルの他に保守業者が管理で使用する保守管理ラベルが貼り付けられる。保守管理ラベルは
保守対象となる装置を識別するための情報(例えば管理番号)が記載される。保守業者は管理番号に基づいてその装置の保守契約の形態や保守内容や履歴を判断して保守サービスを実施する。
保守管理ラベルは通常顧客先に装置が搬入された後に保守契約に基づいて装置に貼り付けられる。例えばコンピュータのような装置は、顧客先に設置した後、関連機器やネットワークと接続してシステムを構築する現地調整作業の際に保守管理ラベルが貼り付けられる。保守管理ラベルには、管理番号の他に例えば保守会社名、連絡先電話番号等が記載される。
これらの製品ラベルと保守管理ラベルは従来必要な情報が記載された或いは記載可能なシールで作られていた。従って、保守作業者は保守作業の際に対象装置を確認するためにシールに記載された情報を目視で読み取る必要があった。目視による読み間違えや労力を減らすために管理番号等をバーコードで表示したシールを貼り付け、バーコードリーダで読み取れるようにしたものも知られている。しかし、このような方法では時間軸上で変化するような情報や複雑な情報を管理することはできなかった。
これを解決するために、特開平11−221727号公報の発明は、車の部品に非接触型のICカード(部品カード)を貼り付けて情報を記憶させる技術を開示している。ICカードは電子的に大量の情報を記録し無線でのやりとりができる機能を含んでいる。特開平11−221727号公報の発明では部品カードから情報を読み取るためのリーダ装置を有し、さらにリーダ装置で読み取った情報を制御装置に送る構成が示されている。部品カードは、部品番号や登録年月日や修理履歴等を記録している。
特開平11−221727号公報
保守作業者は保守作業を実施した結果を作業報告書として作成し、顧客に提出して承諾を得て保守料金を支払ってもらうことも必要である。従来は、目視で読み取った装置ラベルや保守管理ラベルの情報を転記し、保守作業の内容等を付け加えて作業報告書を作成していた。
特開平11−221727号公報の発明は部品番号や登録年月日や修理履歴等を記録した非接触型のICカードを部品に貼り付けているが、ICカードの情報を読み書きするだけで、ICカードの情報を加工して作業報告書のようなドキュメントを作成し保守作業を効率化することはできなかった。
本発明の目的は、保守対象装置に非接触型の通信機能を備えたICラベルを貼り付けて、ICラベルに製品ラベルや保守管理ラベルに記載される情報を記録し、これらの情報を活用して作業報告書の作成の支援などの保守作業の支援を行い保守作業の効率改善可能とした保守支援システム、保守支援方法、保守端末、及びプログラム提供することにある。
本発明の第1の保守支援システムは、保守対象装置に装着されたICラベルと保守員が携帯する保守端末とネットワークを介して保守端末と接続する保守支援サーバとを有する保守支援システムであって、
ICラベルは、装着された保守対象装置の個体を識別する個体情報と顧客を識別する顧客識別情報と保守作業の内容と結果を含む保守作業情報とを含むラベル情報を保持し、
保守支援サーバは、ICラベル毎のラベル情報を保持するラベル情報データベースと、個体情報と保守作業情報を含む履歴情報を顧客識別情報毎にまとめて保持する履歴情報データベースを有し、
保守端末は、保守対象装置に装着されたICラベルと通信しラベル情報の読み出しと書込を行うリーダライタ部を有し、
保守対象装置の個体情報と顧客識別情報を含んだ作業指示書に対する照合要求の入力を受けるとリーダライタ部を制御してICラベルからラベル情報を読み出し、ラベル情報の個体情報と作業指示書の個体情報とを照合して結果を表示し、結果が一致した場合に該当する顧客識別情報の履歴情報を要求し、
保守支援サーバは履歴情報の要求を受けると履歴情報データベースを参照して該当する顧客識別情報の履歴情報を返送し、
保守端末は、作業指示書から抽出した情報に受信した履歴情報を加えて作業報告書の原文を作成することを特徴とする。
本発明の第2の保守支援システムは、保守対象装置に装着されたICラベルと保守員が携帯する保守端末とネットワークを介して保守端末と接続する保守支援サーバとを有する保守支援システムであって、
ICラベルは、装着された保守対象装置の個体を識別する個体情報と顧客を識別する顧客識別情報と保守作業の内容と結果を含む保守作業情報とを含むラベル情報を保持し、
保守支援サーバは、ICラベル毎のラベル情報を保持するラベル情報データベースと、個体情報と保守作業情報を含む履歴情報を顧客識別情報毎にまとめて保持する履歴情報データベースを有し、
個体情報と顧客識別情報と保守作業の内容を含み保守作業の手順を指示する作業指示書に基づいて該当する顧客識別情報の履歴情報を前記履歴情報データベースから抽出し、抽出した履歴情報と作業指示書から抽出した情報から作業報告書の原文を作成し、作業指示書と作業報告書の原文を保守端末に送信し、
保守端末は、保守対象装置に装着されたICラベルと通信しラベル情報の読み出しと書込を行うリーダライタ部を有し、作業指示書と作業報告書の原文を受信すると作業指示書を表示し、照合要求の入力を受けるとリーダライタ部を制御してICラベルからラベル情報を読み出し、読み出したラベル情報の個体情報と作業指示書の個体情報とを照合し結果を表示することを特徴とする。
本発明の第3の保守支援システムは、保守対象装置に装着されたICラベルと保守員が携帯する保守端末とネットワークを介して保守端末と接続する保守支援サーバとを有する保守支援システムであって、
ICラベルは、装着された保守対象装置の個体を識別する個体情報と顧客を識別する顧客識別情報と保守作業の内容と結果を含む保守作業情報とを含むラベル情報を保持し、
保守端末は、保守対象装置に装着されたICラベルと通信しラベル情報の読み出しと書込を行うリーダライタ部を有し、
保守支援サーバは、ICラベル毎のラベル情報を保持するラベル情報データベースと、個体情報と保守作業情報を含む履歴情報を顧客識別情報毎にまとめて保持する履歴情報データベースを有し、
保守端末は、保守対象装置に装着されたICラベルと通信しラベル情報の読み出しと書込を行うリーダライタ部を有し、個体情報と照合要求の入力を受けるとリーダライタ部を制御してICラベルからラベル情報を読み出し、読み出したラベル情報の個体情報と入力された個体情報とを照合し結果を表示し、結果が一致した場合に該当する顧客識別情報の履歴情報を要求し、
保守支援サーバは履歴情報の要求を受けると履歴情報データベースを参照して該当する顧客識別情報の履歴情報を返送し、
保守端末は、読み出したラベル情報から抽出した情報に受信した履歴情報を加えて作業報告書の原文を作成することを特徴とする。
本発明の第4の保守支援システムは、本発明の第1、第2、又は第3の保守支援システムにおいて、前記保守端末は、前記作業報告書の原文に対して保守作業情報の編集入力がされると前記作業報告書の原文を変更して作業報告書を作成し、送信要求が入力されると作成した作業報告書を前記保守支援サーバに送信し、作成した作業報告書の保守作業情報の更新要求を前記リーダライタ部を制御して前記ICラベルに送信し、
前記保守支援サーバは、作成された作業報告書を受信すると前記履歴情報データベースの該当する顧客識別情報の履歴情報として変更後の作業報告書に含まれる情報を追加し、前記ラベル情報データベースの該当するラベル情報に作成された作業報告書の保守作業情報を追加し、
前記ICラベルは保守作業情報の更新要求を受けると前記記憶部に作成された作業報告書の保守作業情報を書き込むことを特徴とする。
本発明の第5の保守支援システムは、本発明の第1乃至第4のいずれかの保守支援システムにおいて、前記ICラベルは、前記保守端末と無線通信を実行する通信部と、前記ラベル情報を記憶する記憶部を有することを特徴とする。
本発明の第6の保守支援システムは、本発明の第1乃至第5のいずれかの保守支援システムにおいて、前記個体情報は、前記保守対象装置の製造時に個体を識別するために付与される製造番号と、前記保守対象装置の保守管理に利用するために付与される管理番号の少なくとも一方を含むことを特徴とする。
本発明の第1の保守支援方法は、保守対象装置に装着されたICラベルと保守員が携帯する保守端末とネットワークを介して保守端末と接続する保守支援サーバとを有する保守支援方法であって、
ICラベルは、装着された保守対象装置の個体を識別する個体情報と顧客を識別する顧客識別情報と保守作業の内容と結果を含む保守作業情報とを含むラベル情報を保持し、
保守支援サーバは、ICラベル毎のラベル情報を保持するラベル情報データベースと、個体情報と保守作業情報を含む履歴情報を顧客識別情報毎にまとめて保持する履歴情報データベースを有し、
保守端末は、保守対象装置に装着されたICラベルと通信しラベル情報の読み出しと書込を行うリーダライタ部を有し、
保守対象装置の個体情報と顧客識別情報を含んだ作業指示書に対する照合要求の入力を受けるとリーダライタ部を制御してICラベルからラベル情報を読み出し、ラベル情報の個体情報と作業指示書の個体情報とを照合して結果を表示し、結果が一致した場合に該当する顧客識別情報の履歴情報を要求し、
保守支援サーバは履歴情報の要求を受けると履歴情報データベースを参照して該当する顧客識別情報の履歴情報を返送し、
保守端末は、作業指示書から抽出した情報に受信した履歴情報を加えて作業報告書の原文を作成することを特徴とする。
本発明の第2の保守支援方法は、保守対象装置に装着されたICラベルと保守員が携帯する保守端末とネットワークを介して保守端末と接続する保守支援サーバとを有する保守支援方法であって、
ICラベルは、装着された保守対象装置の個体を識別する個体情報と顧客を識別する顧客識別情報と保守作業の内容と結果を含む保守作業情報とを含むラベル情報を保持し、
保守支援サーバは、ICラベル毎のラベル情報を保持するラベル情報データベースと、個体情報と保守作業情報を含む履歴情報を顧客識別情報毎にまとめて保持する履歴情報データベースを有し、
個体情報と顧客識別情報と保守作業の内容を含み保守作業の手順を指示する作業指示書に基づいて該当する顧客識別情報の履歴情報を前記履歴情報データベースから抽出し、抽出した履歴情報と作業指示書から抽出した情報から作業報告書の原文を作成し、作業指示書と作業報告書の原文を保守端末に送信し、
保守端末は、保守対象装置に装着されたICラベルと通信しラベル情報の読み出しと書込を行うリーダライタ部を有し、作業指示書と作業報告書の原文を受信すると作業指示書を表示し、照合要求の入力を受けるとリーダライタ部を制御してICラベルからラベル情報を読み出し、読み出したラベル情報の個体情報と作業指示書の個体情報とを照合し結果を表示することを特徴とする。
本発明の第3の保守支援方法は、保守対象装置に装着されたICラベルと保守員が携帯する保守端末とネットワークを介して保守端末と接続する保守支援サーバとを有する保守支援方法であって、
ICラベルは、装着された保守対象装置の個体を識別する個体情報と顧客を識別する顧客識別情報と保守作業の内容と結果を含む保守作業情報とを含むラベル情報を保持し、
保守端末は、保守対象装置に装着されたICラベルと通信しラベル情報の読み出しと書込を行うリーダライタ部を有し、
保守支援サーバは、ICラベル毎のラベル情報を保持するラベル情報データベースと、個体情報と保守作業情報を含む履歴情報を顧客識別情報毎にまとめて保持する履歴情報データベースを有し、
保守端末は、保守対象装置に装着されたICラベルと通信しラベル情報の読み出しと書込を行うリーダライタ部を有し、個体情報と照合要求の入力を受けるとリーダライタ部を制御してICラベルからラベル情報を読み出し、読み出したラベル情報の個体情報と入力された個体情報とを照合し結果を表示し、結果が一致した場合に該当する顧客識別情報の履歴情報を要求し、
保守支援サーバは履歴情報の要求を受けると履歴情報データベースを参照して該当する顧客識別情報の履歴情報を返送し、
保守端末は、読み出したラベル情報から抽出した情報に受信した履歴情報を加えて作業報告書の原文を作成することを特徴とする。
本発明の第4の保守支援方法は、本発明の第1、第2、又は第3の保守支援方法において、前記保守端末は、前記作業報告書の原文に対して保守作業情報の編集入力がされると前記作業報告書の原文を変更して作業報告書を作成し、送信要求が入力されると作成した作業報告書を前記保守支援サーバに送信し、作成した作業報告書の保守作業情報の更新要求を前記リーダライタ部を制御して前記ICラベルに送信し、
前記保守支援サーバは、作成された作業報告書を受信すると前記履歴情報データベースの該当する顧客識別情報の履歴情報として変更後の作業報告書に含まれる情報を追加し、前記ラベル情報データベースの該当するラベル情報に作成された作業報告書の保守作業情報を追加し、
前記ICラベルは保守作業情報の更新要求を受けると前記記憶部に作成された作業報告書の保守作業情報を書き込むことを特徴とする。
本発明の第1の保守端末は、保守対象装置の個体を識別する個体情報と顧客を識別する顧客識別情報と保守作業の内容と結果を含む保守作業情報を含むラベル情報を保持し保守対象装置に装着されるICラベルと通信しラベル情報の読み出しと書込を行うリーダライタ部を有し、
保守対象装置の個体情報と顧客識別情報を含んだ作業指示書に対する照合要求の入力を受けるとリーダライタ部を制御してICラベルからラベル情報を読み出し、読み出したラベル情報の個体情報と作業指示書の個体情報とを照合して結果を表示し、
結果が一致した場合に顧客識別情報毎にまとめて保守作業情報を含む履歴情報を履歴情報データベースに保持する保守支援サーバに該当する顧客識別情報の履歴情報を要求し、
保守支援サーバから履歴情報を取得すると作業指示書から抽出した情報に取得した履歴情報を加えて作業報告書の原文を作成することを特徴とする。
本発明の第2の保守端末は、保守対象装置の個体を識別する個体情報と顧客を識別する顧客識別情報と保守作業の内容と結果を含む保守作業情報を含むラベル情報を保持し保守対象装置に装着されるICラベルと通信しラベル情報の読み出しと書込を行うリーダライタ部を有し、
個体情報と照合要求の入力を受けるとリーダライタ部を制御してICラベルからラベル情報を読み出し、読み出したラベル情報の個体情報と入力された個体情報とを照合し結果を表示し、
結果が一致した場合に顧客識別情報毎にまとめて保守作業情報を含む履歴情報を履歴情報データベースに保持する保守支援サーバに該当する顧客識別情報の履歴情報を要求し、
保守支援サーバから履歴情報を取得すると読み出したラベル情報から抽出した情報に受信した履歴情報を加えて作業報告書の原文を作成することを特徴とする。
本発明の第3の保守端末は、本発明の第1又は第2の保守端末において、前記作業報告書の原文に対して保守作業情報の編集入力がされると前記作業報告書の原文を変更して作業報告書を作成し、送信要求が入力されると作成した作業報告書を前記保守支援サーバに送信して前記保守支援サーバが前記履歴情報データベースに追加するよう指示するとともに、作成した作業報告書の保守作業情報の更新要求を前記リーダライタ部を制御して前記ICラベルに送信し前記ICラベルが保持するラベル情報に追加して書き込むよう指示することを特徴とする。
本発明の第4の保守端末は、本発明の第1、第2又は第3の保守端末において、前記個体情報は、前記保守対象装置の製造時に個体を識別するために付与される製造番号と、前記保守対象装置の保守管理に利用するために付与される管理番号の少なくとも一方を含むことを特徴とする
本発明の第1のプログラムは、保守対象装置の個体を識別する個体情報と顧客を識別する顧客識別情報を含んだ作業指示書に対する照合要求の入力を受けると、個体情報と顧客識別情報と保守作業の内容と結果を含む保守作業情報を含むラベル情報を保持し保守対象装置に装着されるICラベルからラベル情報を読み出す手順と、
読み出したラベル情報の個体情報と作業指示書の個体情報とを照合して結果を表示する手順と、
結果が一致した場合に顧客識別情報毎にまとめて保守作業情報を含む履歴情報を履歴情報データベースに保持する保守支援サーバに該当する顧客識別情報の履歴情報を要求する手順と、
保守支援サーバから履歴情報を取得すると作業指示書から抽出した情報に取得した履歴情報を加えて作業報告書の原文を作成する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の第2のプログラムは、保守対象装置の個体を識別する個体情報と顧客を識別する顧客識別情報を含んだ作業指示書に対する照合要求の入力を受けると、個体情報と顧客識別情報と保守作業の内容と結果を含む保守作業情報を含むラベル情報を保持し保守対象装置に装着されるICラベルからラベル情報を読み出す手順と、
読み出したラベル情報の個体情報と入力された個体情報とを照合し結果を表示する手順と、
結果が一致した場合に顧客識別情報毎にまとめて保守作業情報を含む履歴情報を履歴情報データベースに保持する保守支援サーバに該当する顧客識別情報の履歴情報を要求する手順と、
保守支援サーバから履歴情報を取得すると読み出したラベル情報から抽出した情報に受信した履歴情報を加えて作業報告書の原文を作成する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の第3のプログラムは、本発明の第1又は第2のプログラムにおいて、前記作業報告書の原文に対して保守作業情報の編集入力がされると前記作業報告書の原文を変更して作業報告書を作成する手順と、
送信要求が入力されると作成した作業報告書を前記保守支援サーバに送信して前記保守支援サーバが前記履歴情報データベースに追加するよう指示するとともに、作成した作業報告書の保守作業情報の更新要求を前記リーダライタ部を制御して前記ICラベルに送信し前記ICラベルが保持するラベル情報に追加して書き込むよう指示する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、製品ラベルや保守管理ラベルに記載される情報をICラベルに記録して保守対象製品に貼り付けておき、保守員が携帯する保守端末によりこの情報を読み取って作業報告書の作成を支援するので保守員の保守作業時間を短縮し効率改善できるという効果がある。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明の第1の実施の形態の保守支援システムは、図1に示す通り、顧客側に設置された保守対象装置10と、保守対象装置10に貼り付けられたICラベル20と、守作業者が持つ保守端末30と、保守会社等のコンタクトセンター内に設置された保守支援サーバ40を有する。
図1では、保守対象装置10は保守対象装置10−1と保守対象装置10−2の2つが示されているが数を制限するものではなく、いずれかを代表して説明するときは単に保守対象装置10と記載する。ICラベル20も同様である。保守端末30もネットワーク50に複数接続することができる。また、保守端末30と保守支援サーバ40はネットワーク50を介して接続される。
ネットワーク50は、例えば公衆回線網やインターネットのような通信ネットワークであるが、その形態は限定しない。ネットワーク50がインターネットの場合、図示しないが保守端末30は有線電話回線又は無線電話回線を介してインターネットに接続する。保守対象装置10に通信機能があればネットワーク50と接続してもよい。
保守対象装置10は、顧客が使用し保守会社が保守対象として管理可能な装置であり、例えば顧客のシステムに組み込まれたコンピュータやその関連機器であり、また高信頼性や高可用性等の高い品質が要求され保守管理を必要とする装置であれば自動車や精密機械のような情報機器以外の機械・装置でもよい。保守対象装置10は装置ICラベル20を取り付けることができICラベル20による保守端末30との通信を妨害しない構造である必要があるが、他の機能は限定しない。
ICラベル20は、データを記憶する記憶部22とデータを読み書きする処理部21と無線通信等により非接触で保守端末30と通信する通信部23を有し、保守対象装置10に貼り付けたり取り付けたりして装着できる大きさと構造を持っている。図示しないが通常処理部21と記憶部22と通信部23はIC(半導体集積回路)に実装され、このICが保守対象装置10に装着可能なようにICラベル20に組み込まれる。
また、ICラベル20の電力は内部に電池を実装して供給するようにしてもよいし、保守端末30等の外部装置から電磁波による供給を受けて起電する回路を実装して供給するようにしてもよい。また、保守対象装置10が大きくICラベル20を大きくできる場合は従来の製品ラベル情報や保守管理ラベル情報の一部を表面に記載又は印刷して表示するようにしてもよい。
図2はICラベル20の記憶部22に記憶される内容を示した図である。ラベル情報は、主に工場出荷時に決められる製品ラベル情報と、出荷後の保守管理のための保守管理ラベル情報とを含んでいる。顧客管理情報は顧客が管理し参照する情報でありなくてもかまわない。
図2を参照すると、製品ラベル情報は製品を生産した企業名を示すメーカ名、製品の名称である品名、製品を識別する型名、製品の個体を識別する製造番号、製品の定格電圧等の情報を含んでいる。保守管理ラベル情報は、保守対象装置10を識別して管理するための管理番号、顧客名、顧客コード、設置場所、資産形態、保守形態、保守サービスの開始日、保守サービスの契約の期限日等の顧客情報と、障害発生日、作業日、作業者名、作業内容等の保守作業に関する保守作業情報を含んでいる。図2では説明上設置場所は単に「A社3F」としているが都道府県、市区町村等、番地等の住所情報も含んでいる。
顧客管理情報は、保守業者名、連絡先電話番号、メールアドレス、URL(uniform resource locator)、顧客システムでの装置の呼び名(例えばサーバ1号機)、顧客がメモとして入力した情報を含む。顧客管理情報は保守業者からはアクセスできないような保護手段を有し、ラベル情報の一部は顧客からアクセスできないような保護手段を有すると、顧客と保守業者の双方にとって使いやすくなる。例えば、パスワード認証機能等を処理部21に取り込めばよい。
保守端末30は、保守員が使用するために専用に設計された情報処理機器や携帯可能なパーソナルコンピュータや携帯情報機器や情報処理機能を有した携帯電話機のような情報処理機器であり、端末処理部31とリーダライタ部32と印刷部33を有している。ただし、リーダライタ部32と印刷部33は保守端末30に内蔵せずに外付けするように構成してもよい。保守端末30は図示しないがデータやプログラムを記憶する記憶手段や、プログラムを実行するCPUや、キーボードやマウスや表示装置等の入出力手段や、ネットワーク50と接続する通信手段を有している。
端末処理部31はプログラムで実現され保守端末30の様々な処理を実行する。リーダライタ部32は、ICラベル20と無線通信する機能と、無線通信機能を用いてICラベル20からデータを読み出したりICラベル20にデータを書き込んだりする機能を有する。印刷部33は作業報告書等を印刷する機能を有する。リーダライタ部32は外部に接続したリーダライタ装置で代用してもよいし、印刷部33は外部に接続したプリンタ装置で代用してもよい。
保守支援サーバ40は、保守端末30を介して保守員の保守作業を支援する情報処理装置であり、サーバ処理部41とラベル情報DB42と構成情報DB43と履歴情報DB44を有している。保守支援サーバ40は図示しないがプログラムやデータを記憶する記憶手段、プログラムを実行するCPU、データの入力機能やデータの表示機能等を実行する入出力手段、ネットワーク50に接続して保守端末30と通信する通信手段等を有している。
サーバ処理部41はプログラムで実現され保守支援サーバ40の様々な処理を実行する。ラベル情報DB42は、保守対象装置10毎のラベル情報を保持するデータベースであり保守支援サーバ40の記憶手段に置かれる。図3はラベル情報DB42の内容を示した図である。ラベル情報DB42は図2に示したラベル情報を保守対象装置10毎に登録し保持する。
構成情報DB43は保守対象装置10毎の構成情報を顧客毎にまとめて保持するデータベースであり保守支援サーバ40の記憶手段に置かれる。図4は構成情報DB43の内容を示した図である。構成情報は顧客名、顧客コード、管理番号、メーカ名、装置名、型名、保守サービスの開始日、保守サービスの契約期限日、設置場所を含み、図示しないが他に製品ラベル情報や、保守形態、資産形態等の保守管理情報の一部の情報を含んでいる。保守サービスの開始日は通常保守対象装置10を搬入して現地調整を開始した日であり、契約期限日は契約の更新により更新される。
履歴情報DB44は保守対象装置10毎の履歴情報を顧客毎にまとめて保持するデータベースであり保守支援サーバ40の記憶手段に置かれる。図5は履歴情報DB44の内容を示した図である。履歴情報は顧客名、顧客コード、管理番号、作業日、障害発生日、作業内容、装置名、型名を含み、図示しないが他にラベル情報や作業報告書に含まれる情報を含んでいる。履歴情報は保守員が保守作業後に作成した作業報告書からサーバ処理部41により抽出され作成される。
次に、本発明を第1の実施形態の動作について図面を参照して説明する。ICラベル20に対するラベル情報の書込の動作と作業報告書の作成の動作に分けて説明する。図6はICラベル20に対するラベル情報の書込の動作をICラベル20と保守端末30と保守支援サーバ40に分けて示したフローチャートである。
まず、保守業者は顧客との間で保守契約すると、保守対象装置10単位に管理番号を作成し、新規契約の顧客の場合はさらに顧客コードを作成する。保守支援サーバ40は保守業者により入力された管理番号と顧客コードとその他顧客に関する情報である顧客情報を構成情報DB43とラベル情報DB42に登録し保持する(S61)。
次に、契約に基づいて保守員が顧客先へ出向き保守端末30を用いて保守対象装置10に貼り付けられたICラベル20に近づけて読み出し操作をする。例えば、保守対象装置10の搬入から現地調整までを保守業務の一環として請け負う場合、保守員は現地調整作業をする中で本操作をすればよい。端末処理部31は保守員の操作に基づいてリーダライタ部32に指示してICラベル20にリード要求を送る(S62)。
ICラベル20の処理部21は通信部23を介してリーダライタ部32からのリード要求を識別すると記憶部22からラベル情報を読み出して返送する(S63)。このとき、処理部21はリーダライタ部32からのリード要求と識別するので記憶部22から顧客ラベル情報は読み出さない。現地調整の場合は工場出荷直後でありICラベル20には製品ラベル情報のみが登録されている。
端末処理部31はリーダライタ部32を介してラベル情報を受け取ると読み出されたラベル情報を表示手段(図示しない)に表示する。保守員は読み出したラベル情報のうち製品ラベル情報を保守支援サーバ40に登録要求するよう保守端末30を操作する。このとき保守員は管理番号も製品ラベル情報に付けて入力する。端末処理部31は保守員の操作によりICラベル20から読み出した製品ラベル情報の登録要求を管理番号を付けてネットワーク50を介して保守支援サーバ40へ送信する(S64)。
以上の説明では、保守対象装置10にICラベル20が初めから装着されているものとしているが、保守業者と保守対象装置10のメーカとの間で保守に関する契約があり規格が統一されたICラベル20が保守対象装置10に装着されている場合に可能となるもので、メーカによっては統一規格のICラベル20が保守対象装置10に装着されていない場合もある。
この場合は、保守対象装置10に貼り付けられた製品に関する文字情報が印刷又は記載された製品ラベルを保守員が読み取って保守端末30の入力手段により入力して製品ラベル情報を作成し管理番号を付けて保守支援サーバ40へ送信するよう操作する。端末処理部31は入力された製品ラベル情報を管理番号を付けて保守支援サーバ40へ送信する。このようにしてICラベル20が保守対象装置10に装着されている場合と同じく保守員は製品ラベル情報を保守支援サーバ40へ登録要求することができる。
次に、保守支援サーバ40のサーバ処理部41は製品ラベル情報の登録要求を受信すると付加された登録番号により登録先を決めて構成情報DB43に登録する(S65)。このとき、サーバ処理部41は登録済みの顧客情報を保持し製品ラベル情報を追加するように登録する。続いて、サーバ処理部41は構成情報DB43と受信した製品ラベル情報を合わせてラベル情報を作成して登録する(S66)。初回登録の際のラベル情報は保守作業情報としては有効な情報は含まれない。続いて、サーバ処理部41は作成したラベル情報を保守端末30に返送する(S67)。
端末処理部31はラベル情報を受信すると表示手段に表示する。保守員は表示を確認して受信した保守管理情報をICラベル20に書き込むよう保守端末30を操作する。端末処理部31は保守員の操作により受信した保守管理情報の書込要求をリーダライタ部32を制御してICラベル20に送信する(S68)。通信部23がリーダライタ部32から書込要求を受信すると、処理部21は受信した保守管理情報を記憶部22の保守管理情報記憶領域に書き込む(S69)。
以上の手順により、保守対象装置10に装着されたICラベル20に対して初期ラベル情報の書込が行われる。これ以降保守員は保守作業のたびにICラベル20を参照し、作業日や作業内容や次回の定期保守日等の情報を更新し、これらの保守関連情報をICラベル20に保持するようにする。
次に作業報告書の作成の動作について説明する。図7は作業報告書の作成の動作を示したフローチャートである。まず、保守支援サーバ40は図示しない障害受付システムにより障害を受け付けたり、受注システムにより顧客から現地調整等の注文を受けたり、サーバ処理部41が構成情報DB43を参照して定期保守日を検出したりした場合に作成される作業指示書を保守支援サーバ40の記憶手段に保持するとともに作業担当の保守員が携帯する保守端末30へ作業指示書を送信する(S71)。ここで、障害受付システムや受注システムは保守支援サーバ40内に構成してもよいし別の装置で構成してもよく、特に限定しない。作業指示書の作成方法も、全てを人手により作成して登録するようにしてもよいし、各システムで自動的に作成するようにしてもよく、特に限定しない。
図8は作業指示書の一例を示した図である。図8の作業指示書は顧客名が「A社」、障害発生日と作業日が「2003年7月30日」、障害現象、障害装置の管理番号が「T3456」等の他に、障害の原因や保守作業による処置内容や作業手順を含んでいる。保守員は作業指示書に従って作業を実施し、結果を作業報告書として作成して保守支援サーバ40に履歴として残すようにすることになる。
端末処理部31は保守支援サーバ40から作業指示書を受信すると表示手段に表示する(S72)。保守員は作業指示書を見ながら保守作業を実行することができる。保守員は表示された作業指示書を見て指示されたと思われる保守対象装置10を推定して近づき、保守端末30を推定した保守対象装置10に装着されたICラベル20に近づけて保守端末30に対して保守対象装置10を確認するための照合要求の操作をする。照合要求の操作は予め端末処理部31に組み込まれた機能を用い、作業指示書を受信すると自動的に利用できるようになっている。
端末処理部31は照合要求を検出すると(S73)、リーダライタ部32を制御してICラベル20に対してラベル情報のリード要求を送信する(S74)。通信部23はリード要求を受けると処理部21に通知する。処理部21は通信部23からリード要求受信の通知を受けると記憶部22からラベル情報を読み出して通信部23を介して返送する(S75)。
端末処理部31はラベル情報を受け取ると、受信したラベル情報の管理番号と製造番号が作業指示書の管理番号と製造番号にそれぞれ一致するか照合して結果を表示する(S76)。結果が一致しない場合、端末処理部31はステップS73へ戻り再度照合要求を待つ。保守員は照合結果を目視して保守対象装置10の推定が正しかったか否かを知ることができ、照合が不成功なら正しい保守対象装置10を見つけて再度照合要求の操作をすることができる。
照合結果が一致した場合、端末処理部31は作業指示書に記載された顧客コードの履歴情報の取得要求を保守支援サーバ40へ送信する(S77)。サーバ処理部41は履歴情報の取得要求を受けると要求された顧客コードの履歴情報を履歴情報DB44から抽出して返送する(S78)。端末処理部31は予め記憶手段に記憶してある作業報告書のひな形に対して、保守支援サーバ40から受け取った作業指示書と作業履歴とICラベル20から受け取ったラベル情報から予め決められた情報を抽出して所定の場所に転記して作業報告書の原文を作成する(S79)。
図9は作業報告書の一例を示した図である。図8と図9を参照すると、端末処理部31は作業指示書のお客様名、障害発生日、作業日、障害現象、障害装置の管理番号と品名と型名と製造番号、原因、処置、交換部品の各情報を作業報告書のひな形に転記する。端末処理部31は保守支援サーバ40から受け取った「A社」の履歴情報を「過去の作業履歴」として追加する。ただし、「処置」については交換部品の情報のみが転記され、「尚、交換したIOPカードに対して試験診断を実施し正常動作を確認済みです。」という作業結果は保守員により入力される部分である。その他の文章は予め作業報告書のひな形に登録されている。
照合結果が一致した場合、保守員は表示された作業指示書に従って保守作業を進めることができる。或いは、保守員は保守端末30を操作して作業指示書を印刷することもできる。これは、端末処理部31が印刷部33を制御して作業指示書を印刷する機能を有することにより実現できる。
保守員は作業が完了すると、保守端末30で自動作成された作業報告書の原文を呼び出して編集し作業報告書を作成する。図9の例では作業が順調に完了したので、保守員は作業報告書の原文に「尚、交換したIOPカードに対して試験診断を実施し正常動作を確認済みです。」という入力操作をするだけでよく、他の情報は目視により確認するだけで済む。
保守員は作業報告書の作成が終わると印刷部33の機能を利用して作業報告書を印刷することができ、印刷した作業報告書を顧客の担当者に提出して承諾を得ることができる。また、保守員は承諾を得た後に、保守端末30を操作して作業報告書の送信要求を保守支援サーバ40に送ることができる。端末処理部31は作業報告書の送信要求の操作がされると、作成した作業報告書の送信要求を保守支援サーバ40に送信する(S80)。
サーバ処理部41は作業報告書の送信要求を受信すると、記憶手段の所定場所に作業報告書を保持するとともに、該当する顧客コードの履歴情報として履歴情報DB44に追加し、作業報告書から保守作業情報を抽出しラベル情報DB42の該当する管理番号のラベル情報に追加登録する(S81)。
図9の作業報告書の場合、サーバ処理部41は顧客コード「456−78901」、顧客名「A社」の最新の履歴情報として、管理番号「T3456」、作業日「2003/07/30」、障害発生日「2003/07/30」、作業内容「IOPカード故障、IOPカード交換」、装置名「中央処理装置」、型名「N1234−01」(その他省略)を図5に示す履歴情報DB44へ追加して登録する。また、サーバ処理部41は管理番号「T3456」のラベル情報に作業日「2003/07/30」、障害発生日「2003/07/30」、作業内容「IOPカード故障、IOPカード交換」という保守作業情報を追加して登録する。
さらに、保守員は作成した作業報告書の情報をICラベル20に書き込むように作業対象のICラベル20の近くで保守端末30を操作する。端末処理部31は作業報告書から作業者名、作業内容等の保守作業情報を抽出しリーダライタ部32を制御してICラベル20に更新要求する(S82)。処理部21は更新要求を受けて記憶部22のラベル情報に保守作業情報を追加して書き込む(S83)。
図9の作業報告書の場合、記憶部22のラベル情報に作業日「2003/07/30」、障害発生日「2003/07/30」、作業内容「IOPカード故障、IOPカード交換」の保守作業情報を図2のように追加する。これにより、ICラベル20は過去の保守作業の履歴情報を保持することができる。なお、図2の担当顧客名は承諾を頂いた顧客名等を保守員が別途保守端末30を操作して追加することができる。
このように、本発明は作業報告書の作成について作業指示書や履歴情報やICラベル20から必要な情報を抽出しこれらの情報を参照して作業報告書の原文を作成するので、保守員は作業指示書で指示された情報や過去の履歴情報等を調べて作業報告書に入力する作業が省け、短時間で効率よく作業報告書を作成することができる。
以上の説明では、作業報告書の原文を保守端末30が作成するようにしたが、保守支援サーバ40が作成することも可能であることは以上の説明から容易に理解できる。簡単に説明すると、保守支援サーバ40は作業報告書のひな形を保持しておく。サーバ処理部41は例えば図8に示す作業指示書を入手すると、作業指示書の顧客コード「456−78901」に基づいて履歴情報DB44を参照して該当する顧客コードの「A社」の履歴情報を抽出し、作業指示書の情報と抽出した履歴情報を転記して作業報告書の原文を作成する。保守支援サーバ40は作成した作業報告書の原文を作業指示書と同時に保守端末30へ配信する。従って、ステップS77、S78、及びS79は不用となりスキップされ、他の動作は同じである。
第1の実施の形態では作業指示書を利用して作業報告書の原文を作成したが、作業指示書がない場合はICラベル20のラベル情報を参照して作業報告書の原文を作成することができる。これを本発明の第2の実施の形態として図10のフローチャートを用いて説明する。第2の実施の形態の構成とラベル情報の書込の動作は第1の形態と同じであるので説明は省略する。
図10を参照すると、保守員は保守端末20を操作して照合対象の情報として管理番号を入力し照合要求する。照合対象の情報は製造番号でもよい。端末処理部31は照合要求を検出すると(S89)、リーダライタ部32を制御してICラベル20に対してラベル情報のリード要求を送信する(S90)。通信部23はリード要求を受けると処理部21に通知する。処理部21は通信部23からリード要求受信の通知を受けると記憶部22からラベル情報を読み出して通信部23を介して返送する(S91)。
端末処理部31はラベル情報を受け取ると、受信したラベル情報の管理番号入力された管理番号と一致するか照合して結果を表示する(S92)。結果が一致しない場合、端末処理部31はステップS73へ戻り再度照合要求を待つ。照合結果が一致した場合、端末処理部31は作業指示書に記載された顧客コードの履歴情報の取得要求を保守支援サーバ40へ送信する(S93)。サーバ処理部41は履歴情報の取得要求を受けると要求された顧客コードの履歴情報を履歴情報DB44から抽出して返送する(S94)。
端末処理部31は予め記憶手段に記憶してある作業報告書のひな形に対して、保守支援サーバ40から受け取った作業履歴とICラベル20から受け取ったラベル情報から予め決められた情報を抽出して所定の場所に転記して作業報告書の原文を作成する(S95)。この後のステップS96〜S99は図7のステップS80〜S83と同じであるので説明は省略する。
図9に示す作業報告書の場合、第2の実施の形態では障害処理装置名の「中央処理装置」と「N1234−01」と管理番号の「T3456」の情報がICラベル20から読み出したラベル情報から抽出されて転記され、障害発生日、作業日、障害現象、原因、処置については作業報告書の原文には転記されない。従って、転記されない情報については保守員が入力して作業報告書を作成する必要がある。
このように、第2の実施の形態では作業指示書を事前に準備できない場合であっても本発明を適用でき、またICラベル20から読み出した情報を利用して作業報告書の原文が作成できるので第1の実施の形態に近い作業効率改善の効果がある。
以上のように、本発明は対象装置に関する管理番号等の情報は実際のICラベルから読み出した情報と照合しているので、保守員が保守対象装置10を取り違えて作業をしたり、管理番号等の情報を間違えて記入したりする作業ミスを防止することができる。また、保守員は保守支援サーバ40にアクセスしなくとも設置場所でICラベル20を読み出すことにより、その場で必要とする保守関連情報を入手することもできる。
また、ICラベル20はラベル情報を最新の状態で保持できるので、保守員は保守端末30さえ携帯すれば保守支援サーバ40に接続ができなくとも設置場所でICラベル20を読み出すことにより、最新の保守関連情報を入手することができる。ICラベル20は顧客管理情報を保持することができるので、顧客は保守端末30とは別にリーダライタ部32に相当する手段を備えた顧客端末を用いることにより、顧客も装置を管理するためにICラベル20を利用することができる。顧客管理情報の他にラベル情報の全部又は一部の情報も顧客が読めるようにすれば、顧客は保守業者が管理する情報を共有することができ、顧客による保守管理・品質管理に利用することができる。
本発明のシステム構成を示した図である。 本発明のICラベル20の記憶部22の一例を示した図である。 本発明のラベル情報DB42の一例を示した図である。 本発明の構成情報DB43の一例を示した図である。 本発明の履歴情報DB44の一例を示した図である。 本発明のラベル情報の書込の動作を示したフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の作業報告書の作成の動作を示したフローチャートである。 本発明の作業指示書の一例を示した図である。 本発明の作業報告書の一例を示した図である。 本発明の第2の実施形態の作業報告書の作成の動作を示したフローチャートである。
符号の説明
10 保守対象装置
20 ICラベル
21 処理部
22 記憶部
23 通信部
30 保守端末
31 端末処理部
32 リーダライタ部
33 印刷部
40 保守支援サーバ
41 サーバ処理部
42 ラベル情報DB
43 構成情報DB
44 履歴情報DB
50 ネットワーク

Claims (17)

  1. 保守対象装置に装着されたICラベルと保守員が携帯する保守端末とネットワークを介して保守端末と接続する保守支援サーバとを有する保守支援システムであって、
    ICラベルは、装着された保守対象装置の個体を識別する個体情報と顧客を識別する顧客識別情報と保守作業の内容と結果を含む保守作業情報とを含むラベル情報を保持し、
    保守支援サーバは、ICラベル毎のラベル情報を保持するラベル情報データベースと、個体情報と保守作業情報を含む履歴情報を顧客識別情報毎にまとめて保持する履歴情報データベースを有し、
    保守端末は、保守対象装置に装着されたICラベルと通信しラベル情報の読み出しと書込を行うリーダライタ部を有し、
    保守対象装置の個体情報と顧客識別情報を含んだ作業指示書に対する照合要求の入力を受けるとリーダライタ部を制御してICラベルからラベル情報を読み出し、ラベル情報の個体情報と作業指示書の個体情報とを照合して結果を表示し、結果が一致した場合に該当する顧客識別情報の履歴情報を要求し、
    保守支援サーバは履歴情報の要求を受けると履歴情報データベースを参照して該当する顧客識別情報の履歴情報を返送し、
    保守端末は、作業指示書から抽出した情報に受信した履歴情報を加えて作業報告書の原文を作成することを特徴とする保守支援システム。
  2. 保守対象装置に装着されたICラベルと保守員が携帯する保守端末とネットワークを介して保守端末と接続する保守支援サーバとを有する保守支援システムであって、
    ICラベルは、装着された保守対象装置の個体を識別する個体情報と顧客を識別する顧客識別情報と保守作業の内容と結果を含む保守作業情報とを含むラベル情報を保持し、
    保守支援サーバは、ICラベル毎のラベル情報を保持するラベル情報データベースと、個体情報と保守作業情報を含む履歴情報を顧客識別情報毎にまとめて保持する履歴情報データベースを有し、
    個体情報と顧客識別情報と保守作業の内容を含み保守作業の手順を指示する作業指示書に基づいて該当する顧客識別情報の履歴情報を前記履歴情報データベースから抽出し、抽出した履歴情報と作業指示書から抽出した情報から作業報告書の原文を作成し、作業指示書と作業報告書の原文を保守端末に送信し、
    保守端末は、保守対象装置に装着されたICラベルと通信しラベル情報の読み出しと書込を行うリーダライタ部を有し、作業指示書と作業報告書の原文を受信すると作業指示書を表示し、照合要求の入力を受けるとリーダライタ部を制御してICラベルからラベル情報を読み出し、読み出したラベル情報の個体情報と作業指示書の個体情報とを照合し結果を表示することを特徴とする保守支援システム。
  3. 保守対象装置に装着されたICラベルと保守員が携帯する保守端末とネットワークを介して保守端末と接続する保守支援サーバとを有する保守支援システムであって、
    ICラベルは、装着された保守対象装置の個体を識別する個体情報と顧客を識別する顧客識別情報と保守作業の内容と結果を含む保守作業情報とを含むラベル情報を保持し、
    保守端末は、保守対象装置に装着されたICラベルと通信しラベル情報の読み出しと書込を行うリーダライタ部を有し、
    保守支援サーバは、ICラベル毎のラベル情報を保持するラベル情報データベースと、個体情報と保守作業情報を含む履歴情報を顧客識別情報毎にまとめて保持する履歴情報データベースを有し、
    保守端末は、保守対象装置に装着されたICラベルと通信しラベル情報の読み出しと書込を行うリーダライタ部を有し、個体情報と照合要求の入力を受けるとリーダライタ部を制御してICラベルからラベル情報を読み出し、読み出したラベル情報の個体情報と入力された個体情報とを照合し結果を表示し、結果が一致した場合に該当する顧客識別情報の履歴情報を要求し、
    保守支援サーバは履歴情報の要求を受けると履歴情報データベースを参照して該当する顧客識別情報の履歴情報を返送し、
    保守端末は、読み出したラベル情報から抽出した情報に受信した履歴情報を加えて作業報告書の原文を作成することを特徴とする保守支援システム。
  4. 前記保守端末は、前記作業報告書の原文に対して保守作業情報の編集入力がされると前記作業報告書の原文を変更して作業報告書を作成し、送信要求が入力されると作成した作業報告書を前記保守支援サーバに送信し、作成した作業報告書の保守作業情報の更新要求を前記リーダライタ部を制御して前記ICラベルに送信し、
    前記保守支援サーバは、作成された作業報告書を受信すると前記履歴情報データベースの該当する顧客識別情報の履歴情報として変更後の作業報告書に含まれる情報を追加し、前記ラベル情報データベースの該当するラベル情報に作成された作業報告書の保守作業情報を追加し、
    前記ICラベルは保守作業情報の更新要求を受けると前記記憶部に作成された作業報告書の保守作業情報を書き込むことを特徴とする請求項1、2、又は3の保守支援システム。
  5. 前記ICラベルは、前記保守端末と無線通信を実行する通信部と、前記ラベル情報を記憶する記憶部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかの保守支援システム。
  6. 前記個体情報は、前記保守対象装置の製造時に個体を識別するために付与される製造番号と、前記保守対象装置の保守管理に利用するために付与される管理番号の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかの保守支援システム。
  7. 保守対象装置に装着されたICラベルと保守員が携帯する保守端末とネットワークを介して保守端末と接続する保守支援サーバとを有する保守支援方法であって、
    ICラベルは、装着された保守対象装置の個体を識別する個体情報と顧客を識別する顧客識別情報と保守作業の内容と結果を含む保守作業情報とを含むラベル情報を保持し、
    保守支援サーバは、ICラベル毎のラベル情報を保持するラベル情報データベースと、個体情報と保守作業情報を含む履歴情報を顧客識別情報毎にまとめて保持する履歴情報データベースを有し、
    保守端末は、保守対象装置に装着されたICラベルと通信しラベル情報の読み出しと書込を行うリーダライタ部を有し、
    保守対象装置の個体情報と顧客識別情報を含んだ作業指示書に対する照合要求の入力を受けるとリーダライタ部を制御してICラベルからラベル情報を読み出し、ラベル情報の個体情報と作業指示書の個体情報とを照合して結果を表示し、結果が一致した場合に該当する顧客識別情報の履歴情報を要求し、
    保守支援サーバは履歴情報の要求を受けると履歴情報データベースを参照して該当する顧客識別情報の履歴情報を返送し、
    保守端末は、作業指示書から抽出した情報に受信した履歴情報を加えて作業報告書の原文を作成することを特徴とする保守支援方法。
  8. 保守対象装置に装着されたICラベルと保守員が携帯する保守端末とネットワークを介して保守端末と接続する保守支援サーバとを有する保守支援方法であって、
    ICラベルは、装着された保守対象装置の個体を識別する個体情報と顧客を識別する顧客識別情報と保守作業の内容と結果を含む保守作業情報とを含むラベル情報を保持し、
    保守支援サーバは、ICラベル毎のラベル情報を保持するラベル情報データベースと、個体情報と保守作業情報を含む履歴情報を顧客識別情報毎にまとめて保持する履歴情報データベースを有し、
    個体情報と顧客識別情報と保守作業の内容を含み保守作業の手順を指示する作業指示書に基づいて該当する顧客識別情報の履歴情報を前記履歴情報データベースから抽出し、抽出した履歴情報と作業指示書から抽出した情報から作業報告書の原文を作成し、作業指示書と作業報告書の原文を保守端末に送信し、
    保守端末は、保守対象装置に装着されたICラベルと通信しラベル情報の読み出しと書込を行うリーダライタ部を有し、作業指示書と作業報告書の原文を受信すると作業指示書を表示し、照合要求の入力を受けるとリーダライタ部を制御してICラベルからラベル情報を読み出し、読み出したラベル情報の個体情報と作業指示書の個体情報とを照合し結果を表示することを特徴とする保守支援方法。
  9. 保守対象装置に装着されたICラベルと保守員が携帯する保守端末とネットワークを介して保守端末と接続する保守支援サーバとを有する保守支援方法であって、
    ICラベルは、装着された保守対象装置の個体を識別する個体情報と顧客を識別する顧客識別情報と保守作業の内容と結果を含む保守作業情報とを含むラベル情報を保持し、
    保守端末は、保守対象装置に装着されたICラベルと通信しラベル情報の読み出しと書込を行うリーダライタ部を有し、
    保守支援サーバは、ICラベル毎のラベル情報を保持するラベル情報データベースと、個体情報と保守作業情報を含む履歴情報を顧客識別情報毎にまとめて保持する履歴情報データベースを有し、
    保守端末は、保守対象装置に装着されたICラベルと通信しラベル情報の読み出しと書込を行うリーダライタ部を有し、個体情報と照合要求の入力を受けるとリーダライタ部を制御してICラベルからラベル情報を読み出し、読み出したラベル情報の個体情報と入力された個体情報とを照合し結果を表示し、結果が一致した場合に該当する顧客識別情報の履歴情報を要求し、
    保守支援サーバは履歴情報の要求を受けると履歴情報データベースを参照して該当する顧客識別情報の履歴情報を返送し、
    保守端末は、読み出したラベル情報から抽出した情報に受信した履歴情報を加えて作業報告書の原文を作成することを特徴とする保守支援方法。
  10. 前記保守端末は、前記作業報告書の原文に対して保守作業情報の編集入力がされると前記作業報告書の原文を変更して作業報告書を作成し、送信要求が入力されると作成した作業報告書を前記保守支援サーバに送信し、作成した作業報告書の保守作業情報の更新要求を前記リーダライタ部を制御して前記ICラベルに送信し、
    前記保守支援サーバは、作成された作業報告書を受信すると前記履歴情報データベースの該当する顧客識別情報の履歴情報として変更後の作業報告書に含まれる情報を追加し、前記ラベル情報データベースの該当するラベル情報に作成された作業報告書の保守作業情報を追加し、
    前記ICラベルは保守作業情報の更新要求を受けると前記記憶部に作成された作業報告書の保守作業情報を書き込むことを特徴とする請求項7、8、又は9の保守支援方法。
  11. 保守対象装置の個体を識別する個体情報と顧客を識別する顧客識別情報と保守作業の内容と結果を含む保守作業情報を含むラベル情報を保持し保守対象装置に装着されるICラベルと通信しラベル情報の読み出しと書込を行うリーダライタ部を有し、
    保守対象装置の個体情報と顧客識別情報を含んだ作業指示書に対する照合要求の入力を受けるとリーダライタ部を制御してICラベルからラベル情報を読み出し、読み出したラベル情報の個体情報と作業指示書の個体情報とを照合して結果を表示し、
    結果が一致した場合に顧客識別情報毎にまとめて保守作業情報を含む履歴情報を履歴情報データベースに保持する保守支援サーバに該当する顧客識別情報の履歴情報を要求し、
    保守支援サーバから履歴情報を取得すると作業指示書から抽出した情報に取得した履歴情報を加えて作業報告書の原文を作成することを特徴とする保守端末。
  12. 保守対象装置の個体を識別する個体情報と顧客を識別する顧客識別情報と保守作業の内容と結果を含む保守作業情報を含むラベル情報を保持し保守対象装置に装着されるICラベルと通信しラベル情報の読み出しと書込を行うリーダライタ部を有し、
    個体情報と照合要求の入力を受けるとリーダライタ部を制御してICラベルからラベル情報を読み出し、読み出したラベル情報の個体情報と入力された個体情報とを照合し結果を表示し、
    結果が一致した場合に顧客識別情報毎にまとめて保守作業情報を含む履歴情報を履歴情報データベースに保持する保守支援サーバに該当する顧客識別情報の履歴情報を要求し、
    保守支援サーバから履歴情報を取得すると読み出したラベル情報から抽出した情報に受信した履歴情報を加えて作業報告書の原文を作成することを特徴とする保守端末。
  13. 前記作業報告書の原文に対して保守作業情報の編集入力がされると前記作業報告書の原文を変更して作業報告書を作成し、送信要求が入力されると作成した作業報告書を前記保守支援サーバに送信して前記保守支援サーバが前記履歴情報データベースに追加するよう指示するとともに、作成した作業報告書の保守作業情報の更新要求を前記リーダライタ部を制御して前記ICラベルに送信し前記ICラベルが保持するラベル情報に追加して書き込むよう指示することを特徴とする請求項11又は12の保守端末。
  14. 前記個体情報は、前記保守対象装置の製造時に個体を識別するために付与される製造番号と、前記保守対象装置の保守管理に利用するために付与される管理番号の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項11、12、又は13のいずれかの保守端末。
  15. 保守対象装置の個体を識別する個体情報と顧客を識別する顧客識別情報を含んだ作業指示書に対する照合要求の入力を受けると、個体情報と顧客識別情報と保守作業の内容と結果を含む保守作業情報を含むラベル情報を保持し保守対象装置に装着されるICラベルからラベル情報を読み出す手順と、
    読み出したラベル情報の個体情報と作業指示書の個体情報とを照合して結果を表示する手順と、
    結果が一致した場合に顧客識別情報毎にまとめて保守作業情報を含む履歴情報を履歴情報データベースに保持する保守支援サーバに該当する顧客識別情報の履歴情報を要求する手順と、
    保守支援サーバから履歴情報を取得すると作業指示書から抽出した情報に取得した履歴情報を加えて作業報告書の原文を作成する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  16. 保守対象装置の個体を識別する個体情報と顧客を識別する顧客識別情報を含んだ作業指示書に対する照合要求の入力を受けると、個体情報と顧客識別情報と保守作業の内容と結果を含む保守作業情報を含むラベル情報を保持し保守対象装置に装着されるICラベルからラベル情報を読み出す手順と、
    読み出したラベル情報の個体情報と入力された個体情報とを照合し結果を表示する手順と、
    結果が一致した場合に顧客識別情報毎にまとめて保守作業情報を含む履歴情報を履歴情報データベースに保持する保守支援サーバに該当する顧客識別情報の履歴情報を要求する手順と、
    保守支援サーバから履歴情報を取得すると読み出したラベル情報から抽出した情報に受信した履歴情報を加えて作業報告書の原文を作成する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  17. 前記作業報告書の原文に対して保守作業情報の編集入力がされると前記作業報告書の原文を変更して作業報告書を作成する手順と、
    送信要求が入力されると作成した作業報告書を前記保守支援サーバに送信して前記保守支援サーバが前記履歴情報データベースに追加するよう指示するとともに、作成した作業報告書の保守作業情報の更新要求を前記リーダライタ部を制御して前記ICラベルに送信し前記ICラベルが保持するラベル情報に追加して書き込むよう指示する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする請求項15又は16のプログラム。
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JP2014067270A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Hitachi High-Tech Fielding Corp サービス報告書電子システム及びモバイル端末
JP2016115274A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 株式会社日立システムズ 作業支援システムおよび作業支援方法ならびに作業支援プログラム
JP2018156529A (ja) * 2017-03-21 2018-10-04 株式会社日立ビルシステム エレベーター交換部品管理装置、エレベーター交換部品管理システム、エレベーター交換部品管理システムにおける交換部品管理方法、及び保守端末

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014067270A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Hitachi High-Tech Fielding Corp サービス報告書電子システム及びモバイル端末
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