JP2006154640A - 光ファイバケーブル及びその製造方法 - Google Patents

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孝太郎 丹
Takahiro Sato
高宏 佐藤
Taichi Okamoto
太一 岡本
Misao Watabiki
操 綿引
Ryo Nagai
僚 永井
Yoshihiro Takahashi
佳裕 高橋
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Abstract

【課題】屋外に敷設された光ケーブルにおいて、蝉等による光ファイバ断線等の被害を受け難い光ファイバケーブルを実現すること。
【解決手段】光ファイバ6とこの光ファイバ6の周囲に配置されたテンションメンバ7とこれら光ファイバ6とテンションメンバ7とを収容する外部保護材4とを備えた光ファイバケーブル11において、前記外部保護材4の内部に、空隙部12を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電柱等に敷設される架空用光ファイバケーブル(以下、光ケーブルと称す)に関するものである。
従来、電柱等に敷設される架空用光ケーブルにおいては、図6に示す構造のものが提案されている。図6に示されるように、従来の光ケーブル1は、光ファイバ6が収容されているエレメント部2とこのエレメント部2を支持するための支持線3とから構成される。
エレメント部2は、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂からなる外部保護材4で被覆されており、光ファイバ6を挟んで対称的に2本のテンションメンバ7が配置されている。この光ファイバ6には、外径0.25mmの単心線が用いられ、テンションメンバ7には、外径約0.4mmのガラス繊維やアラミド繊維等のFRPが用いられる。
また、支持線3は、例えば外径1.2mmの亜鉛メッキ鋼線9に、外部保護材4と同じポリエチレン等の熱可塑性樹脂のシース10が被覆されたものである。このエレメント部2と支持線3とは、外部保護材4などと同じ熱可塑性樹脂からなる首部5により連結される。
さらに、光ケーブル1には、外部保護材4の剥離及び除去を容易にするためのV字型の引裂き用ノッチ部8が形成されている。このV字型の引裂き用ノッチ部8は、光ファイバ6が位置する両側の外部保護材4表面に形成されており、ノッチ部8の深さ(図6の左右方向)は約0.4〜0.5mm、開口部の長さ(図6の上下方向)は約0.5〜0.8mm程度である。
このような光ケーブル1は、寸法が長径で約5〜6mm、短径で約2mmとなっている。
特開2004−037723号公報
上記の従来の光ケーブル1を屋外に敷設した場合において、断線障害が報告されている。この障害の原因としては、蝉などが産卵管をノッチ部に突き刺し、丁度ノッチ部の内側にある光ファイバを断線させたものがあった。
これは、蝉の産卵管の寸法とノッチ部の寸法や形状から、蝉が産卵管を刺そうとしたときに、産卵管がノッチ部に落ち込み誘導され、ちょうど光ファイバが収容されている部分に刺さるためと推定される。
蝉対策用として、単にノッチ部をなくしたものも提案されてはいるが、このような構造では、光ケーブルから光ファイバを取り出すために、外部保護材を引裂くための切込み等を付加する特殊工具が必要となる。このように、光ファイバを取り出すためには特殊工具を用いることは、コストアップの要因になり好ましくない。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、蝉等による光ファイバ断線等の被害を受け難い光ファイバケーブルを実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、光ファイバとこの光ファイバの周囲に配置された抗張力線とこれら光ファイバと抗張力線とを収容する外部保護材とを備えた光ファイバケーブルにおいて、前記外部保護材の内部に、空隙部が形成されているものである。
また、金属線とこの金属線を被覆するシースとからなる支持線が連結されていても良い。
また、本発明は、光ファイバと抗張力線とを外部保護材の内部に収容しながらダイスから押出すことで成型する光ファイバケーブルの製造方法であって、前記ダイスの穴に、押出し方向の位置によって段階的に形状が変化する突起を設けることにより、前記外部保護材の内部に空隙部を形成するものである。
蝉等による光ファイバの断線障害を防ぐことが可能であり、且つ特殊な工具を用いず、容易に光ファイバを取り出しすることが可能であり、経済的である。
以下、図面を用いて本発明について説明する。なお、図6の光ケーブル1と同一の部材については、同一番号を付与している。
図1に、本発明に係る光ケーブルの一実施形態を示す。図1に示される光ケーブル11では、蝉の産卵管が光ファイバに刺さらないようにするために、産卵管を光ファイバが収容されている部分に誘導してしまうV字型の引裂き用ノッチ部を外部保護材4に設けていない。その代わりに、本発明の光ケーブル11では、外部保護材4に空隙部12を設け、光ファイバを取り出すために外部保護材4を引裂きできるようにされている。
この空隙部12は、光ファイバ6の両側に設けられており、外部保護層4を押出し成型時に形成される。この空隙部12は、高さ(図1の上下方向)が約0.2mm、長さ(図1の左右方向)が約0.3mmの矩形になっている。
次に、本発明の光ケーブル11の製造方法について説明する。
光ケーブル11は、光ファイバ6とテンションメンバ7とを外部保護材4を収容しながらダイス(図示しない)から押出すことにより成型される。空隙部12も、この押出し成型時に形成される。この空隙部12を形成するために、ダイスの穴には、押出し方向の位置によって段階的に形状が変化する突起が形成されている。
本実施形態においては、外部保護材4として難燃剤入りのポリエチレンを用い、160℃に加熱して押出し成型することにより光ケーブル11を形成した。また、空隙部12の最も深いところは、光ファイバ6の両側の外部保護材4外周部から0.5mmの位置になっており、従来の光ケーブル1のノッチ部8の深さとほぼ同じである。この結果、分離部12での外部保護材4の引裂き力は、15N以下となり、人が特殊工具を用いず、容易に引裂き出来るものであり、作業性も良好であった。
本発明は、このような構成を採ることで、V字型の引裂き用ノッチ部をなくし、分離部12が位置する外部保護材4の表面にも大きな凹凸はなくすことができるため、蝉の産卵管が光ファイバ上に誘導されることがなくなる。
また、本発明の光ケーブルは、従来の光ケーブルの構造寸法を維持しつつ、特殊工具等を用いないで光ファイバを取り出すことが可能である。
なお、この空隙部12は、矩形以外にも、図2に示すような三角形などにすることも可能である。
また、本発明は、図3に示されるような支持線3を除いたエレメント部2単独での構造や、図4に示されるようなエレメント部2を集合させた構造も採ることができる。上述した実施形態では、エレメント部2が矩径であるが、楕円型(図5(a))や丸型(図5(b))でも良い。
さらに、光ファイバ6は1本のみではなく複数本収容するものであっても良い(図示せず)。
以上、本発明の具体的な実施形態について説明したが、本発明の技術思想を逸脱しない範囲において、種々の変更を行い類似の構成を採ることが可能であるのは言うまでもない。
本発明の光ケーブルの一実施形態を示す断面図である。 本発明の光ケーブルにおける空隙部の形状の変形例を示す断面図である。 本発明の光ケーブルの他の実施形態を示す断面図である。 本発明の光ケーブルの他の実施形態を示す断面図である。 本発明の光ケーブルにおけるエレメント部の形状を変形例を示す断面図である。 従来の光ケーブルを示す断面図である。
符号の説明
1、11 光ケーブル
2 エレメント部
3 支持線
4 外部保護材
5 首部
6 光ファイバ
7 テンションメンバ
8 ノッチ部
9 鋼線
10 シース
12 空隙部

Claims (3)

  1. 光ファイバとこの光ファイバの周囲に配置された抗張力線とこれら光ファイバと抗張力線とを収容する外部保護材とを備えた光ファイバケーブルにおいて、前記外部保護材の内部に、空隙部が形成されていることを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 金属線とこの金属線を被覆するシースとからなる支持線が連結されていることを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
  3. 光ファイバと抗張力線とを外部保護材の内部に収容しながらダイスから押出すことで成型する光ファイバケーブルの製造方法であって、前記ダイスの穴に、押出し方向の位置によって段階的に形状が変化する突起を設けることにより、前記外部保護材の内部に空隙部を形成することを特徴とする光ファイバケーブルの製造方法。
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