JP2006154022A - 電気光学装置、電気光学装置の検査方法及び電子機器 - Google Patents

電気光学装置、電気光学装置の検査方法及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 断線位置を簡単に且つ迅速に特定することができる電気光学装置の検査方法及びその検査方法を用いて検査された電気光学装置を備えた電子機器を提供する。
【解決手段】 データ線駆動回路用IC12を実装する第1FPC基板3aを、予め、信
号出力配線13a1〜13aj、及び信号入力配線14といった各種配線パターンの他に、信号出力配線13a1〜13ajの一端側を短絡するショートパターンBを備えたフレキシブルプリント回路基板25を切り出して製造するようにした。そして、フレキシブルプリント回路基板25上にデータ線駆動回路用IC12を実装した状態で、ショートパターンBを介して各信号出力配線13a1〜13ajに検査電流Ikを供給し、検流計26によって検査電流Ikが信号出力配線13a1〜13ajに流れたか否かを判断するようにした。
【選択図】 図8

Description

本発明は、電気光学装置、電気光学装置の検査方法及び電子機器に関するものである。
一般に、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイや液晶ディスプレイ等といったフラットパネルディスプレイ(FPD)は、高精細化する傾向にあり、そのためには画素ピッチを縮小する必要がある。このような高精細表示可能なディスプレイでは、画素電極と各種駆動回路用半導体集積回路との間で、電気的な接続不良が生じやすくなる。この原因としては、たとえば、データ線駆動回路用半導体集積回路(以下、「データ線駆動回路用IC」という)や走査線駆動回路用半導体集積回路(以下、「走査線駆動回路用IC」という)を実装するフレキシブルプリント回路基板上の配線パターンの断線が考えられる。またこの他に、各駆動回路用ICとフレキシブルプリント回路基板との実装部分の断線、電気光学パネル上の配線パターンの断線が考えられる。
配線パターンに断線がある場合、その位置に対応した画素は、データ信号が供給されないため、同画素にある電気光学素子は発光せず暗線として表示されるため、表示品質が劣化してしまう。従って、出荷前において、各駆動回路や配線パターンに断線があるか否かを検査している。そして、断線が検出された場合は、さらに、その位置を特定するために、各種基板上の配線パターン及びCOF等の接続部の顕微鏡観察による検査及び修正を行い、また、場合によっては、一旦、実装した各種回路基板を取り外して、新しい回路基板に交換するようにしていた。このため、多大な労力と相当の時間を要していた。また、高精細なディスプレイや大型パネルを搭載したディスプレイでは、複数のデータ線駆動回路用ICが必要となるため、フレキシブルプリント回路基板が複数必要になり、さらに多大な労力と相当の時間が費やされることとなる。
そこで、フレキシブルプリント回路基板を電気光学パネルに接続する前に、同フレキシブルプリント回路基板上の出力端子部にショートバーを当てて全て短絡させて、短絡した出力端子の電気的特性からフレキシブルプリント回路基板上に断線があるか否かを特定するようにしたものが提案されている。このようにすることで、断線位置がフレキシブルプリント回路基板上にあるのか、電気光学パネル上にあるのかを検出することができるので、ディスプレイ全体の断線検査する場合と比べて迅速に断線位置を特定することができる(例えば、特許文献1)。
特開平11−65476号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の方法では、出力端子部にショートバーを当てる等の作業が必要であり、検査作業が煩わしくなる。
そこで本発明の目的は、断線位置を簡単に且つ迅速に特定することができる電気光学装置の検査方法及びその検査方法を用いて検査された電気光学装置を備えた電子機器を提供することである。
本発明の電気光学装置は、複数のデータ線、複数の走査線、及び、前記各データ線と前記各走査線との交差に対応して各々電気光学素子を備えた複数の画素を有する電気光学パネルと、前記データ線にデータ信号を供給するデータ線駆動回路及び前記走査線に走査信号を供給する走査線駆動回路のいずれかを内蔵した半導体集積回路とを備えた電気光学装
置において、前記半導体集積回路は、前記データ線または前記走査線に対応した複数の駆動用信号線を備え、前記電気光学パネルは、前記データ線または前記走査線の一端側を短絡状態可能にする短絡配線と、前記データ線または前記走査線に電流を供給する入力端子とを備えた短絡回路を含む。
これによれば、電気光学パネルを製造した後、データ線または走査線の一端側を短絡する。そして、入力端子から電流を供給し、複数の駆動用信号線のうちの1本の駆動用信号線を選択してその駆動用信号線に前記電流が流れたか否かを確認する。その結果、電流が流れたことを確認した場合は、前記駆動用信号線が対応するデータ線または走査線と電気的に接続された状態であることが分かる。一方、電流が流れないことを確認した場合は、前記駆動用信号線が対応するデータ線または走査線と電気的に接続された状態でなく、たとえば、その接続部に断線部分があることが分かる。同様にして、他の駆動用信号線を順次選択し、入力端子から電流を供給し、その駆動用信号線に電流が流れたか否かを確認する。このようにすることで、複数本ある駆動用信号線のうち、どの駆動用信号線に対応したデータ線または走査線に断線があるのかその断線位置を簡単に且つ迅速に特定することができる。
この電気光学装置において、前記電気光学パネルは、前記短絡回路の前記データ線または前記走査線の一端側の前記短絡状態を制御する検査回路制御部を備えていてもよい。
これによれば、検査回路制御部に各種信号を入力することで前記短絡回路の前記データ線または前記走査線の一端側の前記短絡状態を制御することができる。
この電気光学装置において、前記電気光学パネルは、前記データ線または前記走査線を所定の位置で電気的に接続または切断するスイッチング手段を具備していてもよい。
これによれば、電気光学パネルを製造した後、たとえば、全てのデータ線を所定の位置でそれぞれ電気的に切断する。そして、短絡回路を制御して全てのデータ線の一端側を短絡する。上記状態で、入力端子から電流を供給し、複数の駆動用信号線のうちの1本の駆動用信号線を選択して、その駆動用信号線に前記電流が流れたか否かを確認する。その結果、電流が流れたことを確認した場合は、前記駆動用信号線と対応するデータ線とが電気的に接続された状態であることが分かる。一方、電流が流れないことを確認した場合は、前記駆動用信号線と対応するデータ線とが電気的に接続された状態でなく、断線部分があることが分かる。そして、同様にして、他の駆動用信号線を順次選択し、入力端子から電流を供給し、その駆動用信号線に前記電流が流れたか否かを確認する。このようにすることで、複数本ある駆動用信号線のうち、どの駆動用信号線が対応するデータ線と断線しているのかその断線位置を簡単に且つ迅速に特定することができる。
続いて、全てのデータ線を所定の位置でそれぞれ電気的に接続する。そして、短絡回路を制御して各データ線の一端側を短絡しないようにする。上記状態で、複数の駆動用信号線のうちの1本の駆動用信号線を選択してその駆動用信号線にデータ信号を供給し、同データ線に対応して形成された画素の電気光学素子が発光するか否かを確認する。その結果、画素の電気光学素子が発光したことを確認した場合は、前記データ線に断線部分が無いことが分かる。
一方、前記電気光学素子が発光しないことを確認した場合は、前記データ線に断線部分があることが分かる。また、同様にして、他の駆動用信号線を順次選択し、入力端子から電流を供給し、対応する画素の電気光学素子が発光するか否かを確認する。このようにすることで、複数本あるデータ線のうち、どのデータ線が断線しているのかその断線位置を簡単に且つ迅速に特定することができる。
また、走査線についても上記と同様にすることで、複数本ある駆動用信号線のうち、ど
の駆動用信号線が対応する走査線と断線しているのかその断線位置を簡単に且つ迅速に特定することができる。また、複数本ある走査線のうち、どの走査線が断線しているのかその断線位置を簡単に且つ迅速に特定することができる。
この電気光学装置において、前記半導体集積回路は、前記電気光学パネル上に実装されていてもよい。
これによれば、電気光学パネル上にICを実装した状態で、複数の駆動用信号線の各々に順に検査電流を供給し、駆動用信号線を介してデータ線または走査線に検査電流が流れたか否かを確認するようにする。このようにすることで、電気光学パネル上のどのデータ線上または走査線上に断線しているかを特定することができる。
この電気光学装置において、前記電気光学パネルは、前記駆動用信号線に接続する複数の信号配線を備えた回路基板に接続され、前記半導体集積回路は、前記回路基板上に実装されていてもよい。
これによれば、回路基板上に半導体集積回路を実装した状態で、複数の信号配線の各々に順に検査電流を供給し、各信号配線に検査電流が流れたか否かを確認するようにする。このようにすることで、複数の信号配線のうち、どの信号配線上に断線があるかを特定することができる。また、複数の回路基板を備えた場合では、どの回路基板の信号配線上に断線があるかを特定することができる。
また、電気光学パネルに回路基板を接続した状態で、複数の信号配線の各々に順に電力を供給し、各信号配線を介してデータ線または走査線に接続する各画素の電気光学素子が発光するか否かを確認するようにする。このようにすることで、どのデータ線または走査線が断線しているかを特定することができる。
この電気光学装置において、前記回路基板は、TCPやCOFのパッケージ形体であってもよい。
これによれば、COF(Chip On Flexible Board)及びTCP(Tape Carrier Package)のパッケージ形体によって実装された半導体集積回路と回路基板との接続部での各信号配線上に断線しているかを特定することができる。
この電気光学装置において、前記電気光学素子は、エレクトロルミネッセンス素子または電流駆動型素子であってもよい。
これによれば、電気光学素子として、たとえば、その発光層が有機物で構成された有機エレクトロルミネッセンス素子を備えた、所謂有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ等の製造工程において、その製造されたディスプレイの各データ線や走査線に断線部分があるか否かを確実に判断することができる。
本発明の電気光学装置の検査方法は、複数のデータ線、複数の走査線、及び、前記各データ線と前記各走査線との交差に対応して各々電気光学素子を備えた複数の画素を有する電気光学パネルと、前記データ線にデータ信号を供給するデータ線駆動回路及び前記走査線に走査信号を供給する走査線駆動回路のいずれかを内蔵した半導体集積回路とを備えた電気光学装置の検査方法において、前記半導体集積回路内の前記データ線または前記走査線に接続される複数の駆動用信号線の一端側を短絡するステップと、前記各駆動用信号線に検査電流を供給するステップと、前記駆動用信号線の一端側に前記検査電流が出力されるか否かを検出するステップとを備えている。
これによれば、電気光学パネルを製造した後、データ線または走査線の一端側を短絡する。そして、入力端子から電流を供給し、複数の駆動用信号線のうちの1本の駆動用信号
線を選択してその駆動用信号線に前記電流が流れたか否かを確認する。その結果、電流が流れたことを確認した場合は、前記駆動用信号線が対応するデータ線または走査線と電気的に接続された状態であることが分かる。一方、電流が流れないことを確認した場合は、前記駆動用信号線が対応するデータ線または走査線と電気的に接続された状態でなく、たとえば、その接続部に断線部分があることが分かる。同様にして、他の駆動用信号線を順次選択し、入力端子から電流を供給し、その駆動用信号線に電流が流れたか否かを確認する。このようにすることで、複数本ある駆動用信号線のうち、どの駆動用信号線に対応したデータ線または走査線に断線があるのかその断線位置を簡単に且つ迅速に特定することができる。
この電気光学装置の検査方法において、前記データ線または前記走査線を所定の位置で電気的に切断した状態で前記各駆動用信号線に検査電流を供給するステップを備えていてもよい。
これによれば、電気光学パネルを製造した後、たとえば、全てのデータ線を所定の位置でそれぞれ電気的に切断する。そして、短絡回路を制御して全てのデータ線の一端側を短絡する。上記状態で、入力端子から電流を供給し、複数の駆動用信号線のうちの1本の駆動用信号線を選択して、その駆動用信号線に前記電流が流れたか否かを確認する。その結果、電流が流れたことを確認した場合は、前記駆動用信号線と対応するデータ線とが電気的に接続された状態であることが分かる。一方、電流が流れないことを確認した場合は、前記駆動用信号線と対応するデータ線とが電気的に接続された状態でなく、断線部分があることが分かる。そして、同様にして、他の駆動用信号線を順次選択し、入力端子から電流を供給し、その駆動用信号線に前記電流が流れたか否かを確認する。このようにすることで、複数本ある駆動用信号線のうち、どの駆動用信号線が対応するデータ線と断線しているのかその断線位置を簡単に且つ迅速に特定することができる。
続いて、全てのデータ線を所定の位置でそれぞれ電気的に接続する。そして、短絡回路を制御して各データ線の一端側を短絡しないようにする。上記状態で、複数の駆動用信号線のうちの1本の駆動用信号線を選択してその駆動用信号線にデータ信号を供給し、同データ線に対応して形成された画素の電気光学素子が発光するか否かを確認する。その結果、画素の電気光学素子が発光したことを確認した場合は、前記データ線に断線部分が無いことが分かる。
一方、前記電気光学素子が発光しないことを確認した場合は、前記データ線に断線部分があることが分かる。また、同様にして、他の駆動用信号線を順次選択し、入力端子から電流を供給し、対応する画素の電気光学素子が発光するか否かを確認する。このようにすることで、複数本あるデータ線のうち、どのデータ線が断線しているのかその断線位置を簡単に且つ迅速に特定することができる。
また、走査線についても上記と同様にすることで、
複数本ある駆動用信号線のうち、どの駆動用信号線が対応する走査線と断線しているのかその断線位置を簡単に且つ迅速に特定することができる。また、複数本ある走査線のうち、どの走査線が断線しているのかその断線位置を簡単に且つ迅速に特定することができる。
本発明の電子機器は、上記電気光学装置の検査方法を用いて製造された電気光学装置を備えている。
これによれば、製造時に各信号配線上の断線位置を迅速に且つ確実に特定されるので、歩留まりの少ない電子機器が製造される。
(第1実施形態)
以下、本発明の電気光学装置を有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ(以下、「有機ELディスプレイ」という)に具体化した一実施形態について説明する。
図1は、本発明の有機ELディスプレイの上面図であり、図2は有機ELパネルの電気的構成図である。図1に示すように、有機ELディスプレイ1は、ガラス基板GSを用いて構成された有機ELパネル2と、該有機ELパネル2の一側に接続された4個のフレキシブルプリント回路基板(以下、「FPC基板という」)3a〜3dと、各FPC基板3a
〜3dに接続された制御基板4とを備えている。
有機ELパネル2は、その略中央部に画像を表示する表示領域6と、表示領域6を囲む外周部に非表示領域7とを備えている。表示領域6上には、各種配線パターンが形成されている。詳しくは、図2に示すように、表示領域6上には、n本の走査線LY1〜LYn及び各走査線LY1〜LYnに対して交差するように配置されたm本のデータ線LX1〜LXmが形成されている。また、表示領域6上には、各走査線LY1〜LYnに平行にn本の電源供給線LZが形成されている。さらに、各走査線LY1〜LYnと各データ線LX1〜LXmとの交差に対応して有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、「有機EL素子」という)8を備えた画素9が配置されている。
各走査線LY1〜LYnは、図3に示すように、第1副走査信号SC1aを供給する第1副走査線LY1aと、第2副走査信号SC1bを供給する第2副走査線LY1bとから構成されている。そして、例えば、本実施形態では、図2中最上側に位置する第1走査線LY1から
最下側に位置する第n走査線LYnに向かって、第1走査線LY1→第2走査線LY2→…
→第n走査線LYnの順に選択されるようになっている。一方、各データ線LX1〜LXm
には、アナログ信号であるデータ信号SD1〜SDmが供給されるようになっている。また、各電源供給線LZには外部電源供給回路から供給される定電圧Vddが供給されるようになっている。
本実施形態の画素9は、有機EL素子8に供給される駆動電流Idを制御するスイッチングトランジスタや駆動トランジスタ等といった各種電子回路素子で構成された公知の画素である。
図3は、画素9の内部構成を示す回路図である。尚、画素9の回路構成は、全て同じであるので、説明の便宜上、第1走査線LY1と第1データ線LX1との交差に対応して配置された画素9の回路構成についてのみ説明し、他の画素9の回路構成についての説明は省略する。
図3に示すように、画素9は、有機EL素子8、駆動トランジスタQd、第1スイッチ
ングトランジスタQsw1、第2スイッチングトランジスタQsw2、制御用トランジスタQc
、及び保持コンデンサCoを有している。
保持コンデンサCoは、データ線LX1を介して供給されるデータ信号(アナログ電流)SD1に応じた電荷を保持し、これにより、駆動電流Idの電流値を制御することで有機
EL素子8の発光輝度を調節するためのものである。第1及び第2スイッチングトランジスタQsw1,Qsw2、制御用トランジスタQcは、それぞれnチャネル型TFTであり、駆
動トランジスタQdはpチャネル型TFTである。有機EL素子8は、発光ダイオードと
同様に電流駆動型の発光素子なので、ここではダイオードの記号で描かれている。
第1スイッチングトランジスタQsw1のソースは、第2スイッチングトランジスタQsw2
及び制御用トランジスタQcの各ドレインと接続されている。第1スイッチングトランジ
スタQsw1のドレインは、駆動トランジスタQdのゲートに接続されている。保持コンデンサCoは、駆動トランジスタQdのゲート/ソース間に接続されている。また、駆動トランジスタQdのソースは、電源供給線LZにも接続されている。
第2スイッチングトランジスタQsw2は、そのソースが第1データ線LXmに接続されている。有機EL素子8は、その陽極が制御用トランジスタQcのソースに接続され、陰極
が接地されている。
第1及び第2スイッチングトランジスタQsw1,Qsw2の各ゲートは第1副走査線LY1aに共通に接続され、第1副走査信号SC1aが入力される。また、制御用トランジスタQc
のゲートは、第2副走査線LY1bに接続され、第2副走査信号SC1bが入力される。そして、前記したように、この第1副走査信号SC1aと第2副走査信号SC1bとで第1走査信号SC1が構成され、また、第1副走査線LY1aと第2副走査線LY1bとで第1走査線L
Y1が構成されている。
図7は、画素9の動作を説明するためのタイミングチャートである。ここでは、第1副走査線LY1aを介して入力される第1副走査信号SC1a、第2副走査線LY1bを介して入力される第2副走査信号SC1b、データ線LX1を介して入力されるデータ信号SD1、及び、有機EL素子8に流れる駆動電流Idが示されている。
また、フレーム期間Tcは、n本の全ての走査線LY1〜LYnが一巡して選択され終わる期間である。プログラム期間T1は、有機EL素子8の発光輝度を画素9内に設定する
期間であり、第1副走査線LY1aを介して入力される第1副走査信号SC1aによって決定される。発光期間T2は、有機EL素子8が発光する期間であり、第2副走査線LY1bを
介して入力される第2副走査信号SC1bによって決定される。
プログラム期間T1では、まず、第1副走査線LY1aを介してHレベルの第1副走査信
号SC1aが供給され、第1及び第2スイッチングトランジスタQsw1,Qsw2が共にオン状態になる。また、第2副走査線LY1bを介してLレベルの第2副走査信号SC1bが供給され、制御用トランジスタQcがオフ状態になる。第1スイッチングトランジスタQsw1がオン状態になると駆動トランジスタQdがダイオード接続される。このタイミングで、第1
データ線LX1を介して第1データ信号SD1が供給される。従って、プログラム期間T1
では、駆動トランジスタQd→第2スイッチングトランジスタQsw2→第1データ線LX1
に沿って第1データ信号SD1が流れる。その結果、保持コンデンサCoには、第1データ信号SD1に対応した電荷が保持される。その後、第1副走査線LY1aを介してLレベル
の第1副走査信号SC1aが供給され、第1及び第2スイッチングトランジスタQsw1,Qsw2が共にオフ状態になり、プログラム期間T1が終了する。
プログラム期間T1が終了すると、発光期間T2に入り、第2副走査線LY1bを介してHレベルの第2副走査信号SC1bが供給され、制御用トランジスタQcがオン状態になる。
このとき、第1及び第2スイッチングトランジスタQsw1,Qsw2は共にオフ状態が保持されている。また、このタイミングで、第1データ線LX1を介して第1データ信号SD1の供給が停止する。
この状態では、保持コンデンサCoには、データ信号SD1に対応した電荷が保持されているので、駆動トランジスタQdのソース/ドレイン間には、データ信号SD1に応じた
電流値を有した電流が流れ、この電流が制御用トランジスタQcを介して駆動電流Idとして有機EL素子8の陽極/陰極間に流れ込む。この結果、発光期間T2の間では、有機E
L素子8は、データ信号SD1に応じた輝度で発光する。
尚、有機EL素子8は、発光層が有機材料で構成されたエレクトロルミネッセンス素子であって、赤色の光を出射する赤用有機EL素子、緑色の光を出射する緑用有機EL素子、青色の光を出射する青用有機EL素子である。そして、各色用有機EL素子は、たとえば行方向に沿って赤用有機EL素子→緑用有機EL素子→青用有機EL素子→赤用有機EL素子→…の順に繰り返して配置されている。そして、各色用の有機EL素子8がデータ信号SD1〜SDmに応じた輝度で発光することにより表示領域6上には所望のフルカラーの画像が表示される。
一方、図1及び図2に示すように、非表示領域7には、走査線駆動回路10が形成されている。走査線駆動回路10は、図示しないシフトレジスタ、出力回路等を内蔵している。本実施形態では、シフトレジスタ、出力回路等といった走査線駆動回路10を構成する電子回路素子は、ガラス基板GS上に直接形成されている。走査線駆動回路10は、図示しない外部回路から水平同期信号HSYNC及び垂直同期信号VSYNCを入力する。そして、走査線駆動回路10は、水平同期信号HSYNCに基づいて、Hレベルの第1副走査信号SC1a〜
SCnaを順次出力することで走査線LY1〜LYnを第1走査線LY1→第2走査線LY2→…→第n走査線LYn→第1走査線LY1→…の順に選択する。
また、図2に示すように、非表示領域7の下側には、各データ線LX1〜LXmに対応したm個のアナログスイッチ11a1〜11amが形成されている。さらに、図1に示すように、非表示領域7上の各アナログスイッチ11a1〜11amの下方側には、4個の接続部7aが形成されている。各接続部7aは、j本のデータ線LX1〜LXjに対応したj個の入力端子Pi1〜Pijが形成されている。そして、非表示領域7上全体としてはm本のデータ線LX1〜LXmに対応したm個の入力端子Pi1〜Pimが形成されている。各アナログスイッチ11a1〜11amは、例えば、MOS型トランジスタで構成され、オン・オフ制御されることで入力端子Pi1〜Pimと、対応するデータ線LX1〜LXmとを電気的に接続または切断するためのものである。また、各入力端子Pi1〜Pijは、各第1〜第4FPC基板3a
〜3d(図1参照)上に形成された出力端子Po1〜Poj(図4参照)と異方導電性膜(ACF)によって接続(ACF接続)されるようになっている。
また、非表示領域7には、外部入力端子31及び検査用配線Ltが形成されている。外部入力端子31は、検査電流Ikを入力するための端子である。検査用配線Ltは、接続部7aとアナログスイッチ11a1〜11amとの間に各データ線LX1〜LXmを横切るように配線されている。検査用配線Ltは、所定の1つのアナログスイッチ11a1〜11amと外部入力端子31とを電気的に接続・遮断可能にするためのm−1個の検査用スイッチ30a1〜30am―1を備えている。この検査用スイッチ30a1〜30am―1がオン状態になることで各アナログスイッチ11a1〜11amを介して各データ線LX1〜LXm同士が電気的に接続され短絡する短絡回路を構成する。
さらにまた、非表示領域7には、第1検査回路制御部HAが設けられている。第1検査回路制御部HAは、コントロール端子Ta1を備えている。そして、各アナログスイッチ11a1〜11amは、コントロール端子Ta1の状態により第1検査回路制御部HAから供給される第1制御信号SPaによってオン・オフ制御されるようになっている。また、各検査
用スイッチ30a1〜30am―1は、第1検査回路制御部HAから供給される制御信号Sに
応じてオン・オフ制御されるようになっている。
図1に示すように、制御基板4上には、制御用半導体集積回路(以下、「制御用IC」という)4aが実装されている。この制御用IC4aは、データ信号SD1〜SDmを決定するための画像データD(図4参照)を生成し対応する各第1〜第4FPC基板3a〜3dに供給するためのICである。また、図1に示すように、各第1〜第4FPC基板3a〜
3d上には、データ線駆動回路用半導体集積回路(以下、「データ線駆動回路用IC」と
いう)12が実装されている。
図4及び図5は、それぞれ第1〜第4FPC基板3a〜3dの構成を説明するための図である。図4は第1FPC基板3aの上面図であり、図5は第1FPC基板3aの一部断面図である。尚、第1〜第4FPC基板3a〜3dは基本的に全て同じ構成であるので、第1FPC基板3aについてのみ説明し、他の第2〜第4FPC基板3b〜3dの説明は省略する
図4に示すように、第1FPC基板3a上には、データ線駆動回路用IC12の他に各
種配線パターンが形成されている。詳しくは、データ信号SD1〜SDjを供給するj本の信号出力配線13a1〜13aj、及び画像データDを供給する信号入力配線14が形成されている。また、信号出力配線13a1〜13ajの一端側には、同信号出力配線13a1〜13ajのそれぞれに接続されたj個の出力端子Po1〜Pojが形成されている。本実施形態の第1FPC基板3aは、図5に示すように、COF(Chip On Flexible Board)のパッケー
ジ形体である。つまり、データ線駆動回路用IC12が実装される実装部分に対向した各信号出力配線13a1〜13aj及び信号入力配線14上には、例えば、金(Au)で構成されたバンプBPが配置されている。そして、データ線駆動回路用IC12は、バンプBPを介してデータ線駆動回路用IC12の入出力端子(図示略)と、各信号出力配線13a1〜13aj及び信号入力配線14と接続されるようになっている。
そして、信号入力配線14に供給された画像データDは、各バンプBPを介してデータ線駆動回路用IC12に入力され、また、同データ線駆動回路用IC12から出力されたデータ信号SD1〜SDjは、各バンプBPを介して対応する信号出力配線13a1〜13ajに出力される。尚、データ線駆動回路用IC12近傍の各信号出力配線13a1〜13aj及び信号入力配線14上にはソルダーレジスト15が設けられている。そして、該ソルダーレジスト15とデータ線駆動回路用IC12との間には、例えばアンダーフィル材Aoで
コーティングされることでデータ線駆動回路用IC12が第1FPC基板3a上に強固に
固定されている。
図6は、データ線駆動回路用IC12内部の電気的構成を説明するための図である。図6に示すように、データ線駆動回路用IC12は、j個の単一ラインドライバ16を備えたデータ線駆動回路を内蔵したICである。
各単一ラインドライバ16は、デジタル・アナログ変換回路20と、同デジタル・アナログ変換回路20に接続しデータ信号SD1〜SDjを供給する駆動用信号線L1〜Ljと、同駆動用信号線L1〜Lj上に形成されたスイッチSw1〜Swjと、各駆動用信号線L1〜
Ljに接続してなる出力端子22a1〜22ajとを備えている。
デジタル・アナログ変換回路20は、信号入力配線14に接続され同信号入力配線14を介して入力された画像データDをそのデータ値に応じた大きさのアナログ信号であるデータ信号SD1〜SDjに変換する公知のデジタル・アナログ変換回路である。スイッチSw1〜Swjは、オン状態に制御された状態では、デジタル・アナログ変換回路20にて生成されたデータ信号SD1〜SDjを駆動用信号線L1〜Ljを介して対応する出力端子22a1〜22ajに供給する。
また、データ線駆動回路用IC12の内部には、第2検査回路制御部HBが設けられている。第2検査回路制御部HBは、コントロール端子Tb1及びクロック信号入力端子Tb2を備えている。そして、各スイッチSw1〜Swjは、コントロール端子Tb1の状態により第2検査回路制御部HBから供給される第2制御信号SPbによってオン・オフ制御され
るようになっている。また、各スイッチSw1〜Swjをオンするタイミングは、クロック信号入力端子Tb2から入力されるクロック信号CLKに同期して第1スイッチSw1→第
2スイッチSw2→第3スイッチSw3→第4スイッチSw4→第5スイッチSw5→…→第jスイッチSwjの順にオン状態に制御される。
このような構成を成した第1FPC基板3aは、図8(a)に示すような縦長のフレキ
シブルプリント回路基板25を切り出して製造されたものである。図8(a)に示すように、フレキシブルプリント回路基板25上には、信号出力配線13a1〜13aj、及び信号入力配線14といった各種配線パターンの他に、ショートパターンB、該ショートパターンBに接続してなる入力ランド25aが形成されている。
ショートパターンBは、各信号出力配線13a1〜13ajの一端側を短絡するものである。入力ランド25aには、検流計26を介して図示しない外部電流生成回路にて生成された検査電流Ikが供給されるようになっている。従って、入力ランド25aから入力された検査電流Ikは、ショートパターンBを介して各信号出力配線13a1〜13ajに入力可能となっている。
次に、このように構成された有機ELディスプレイ1の検査方法について説明する。
尚、有機ELディスプレイ1の製造工程において、予め、有機ELパネル2、第1〜第4FPC基板3a〜3d、データ線駆動回路用IC12がそれぞれ別々に製造された状態である。そして、本実施形態では、第1〜第4FPC基板3a〜3dは予め制御基板4に接続された状態になっている。
先ず、図8(a)に示したように、フレキシブルプリント回路基板25上にバンプBPを介してデータ線駆動回路用IC12を実装する。このとき、初期条件として、第2検査回路制御部HBから全てのスイッチSw1〜Swjをオフ状態にする旨の第2制御信号SPbを供給し、各スイッチSw1〜Swjがオフ状態になるように設定する。尚、各データ線
駆動回路用IC12は、公知の検査方法によって各単一ラインドライバ16同士がショートしていなく、正常動作することが確認されたものである。
次に、フレキシブルプリント回路基板25上にデータ線駆動回路用IC12が実装された状態で、入力ランド25aに検流計26を介して検査電流Ikを入力可能な状態にする。そして、第2検査回路制御部HBのクロック信号入力端子Tb2にクロック信号CLKを入力し、先ず、第1スイッチSw1のみがオンになる旨の第2制御信号SPbが供給される。すると、第1スイッチSw1のみがオン状態になり、他の第2〜第jスイッチSw2〜Swjを全てオフ状態にする。また、入力ランド25aに検流計26を介して検査電流Ik
を入力する。
そして、検査電流Ikが流れたか否かを検流計26によって確認する。その結果、検査電流Ikが流れた場合は、第1信号出力配線13a1と第1駆動用信号線L1とがバンプB
Pを介して電気的に接続されていることが示される。従って、この場合、デジタル・アナログ変換回路20にて変換された第1データ信号SD1が第1駆動用信号線L1を介して第1信号出力配線13a1に出力可能であり、第1信号出力配線13a1については正常に機能することが分かる。
一方、検査電流Ikが流れていないことが確認された場合は、第1信号出力配線13a1と第1駆動用信号線L1とが電気的に切断状態であることが示される。この場合、デジタ
ル・アナログ変換回路20にて変換された第1データ信号SD1が第1駆動用信号線L1を介して第1信号出力配線13a1に出力不可能であり、第1信号出力配線13a1、及びバンプBPを介して同第1信号出力配線13a1と第1駆動用信号線L1との接続部に断線部分
があることが分かる。そして、断線部分があると判断された場合は、従来のように、顕微鏡観察等することで断線位置を特定し修繕する。
次に、第2スイッチSw2のみをオンにする旨の第2制御信号SPbが供給されて、第2スイッチSw2のみがオン状態になり、他の第1スイッチSw1及び第3〜第jスイッチSw3〜Swjがオフ状態になる。そして、検査電流Ikが流れたか否かを検流計26によって確認する。その結果、検査電流Ikが流れた場合は、第2信号出力配線13a2と第2駆動用信号線L2とがバンプBPを介して電気的に接続されていることが示される。従って
、この場合、デジタル・アナログ変換回路20にて変換された第2データ信号SD2が第
2駆動用信号線L2を介して第2信号出力配線13a2に出力可能であり、第2信号出力配線13a2については正常に機能することが分かる。
一方、検査電流Ikが流れていないことが確認された場合は、第2信号出力配線13a2と第2駆動用信号線L2とが電気的に切断状態であることが示される。従って、この場合
、デジタル・アナログ変換回路20にて変換された第2データ信号SD2が第2駆動用信
号線L2を介して第2信号出力配線13a2に出力不可能であり、第2信号出力配線13a2
、及びバンプBPを介して同第2信号出力配線13a2と第2駆動用信号線L2との接続部
に断線部分があることが分かる。そして、断線部分があると判断された場合は、従来のように、顕微鏡観察等することで断線位置を特定し修繕する。
以降、前記と同様にして、データ線駆動回路用IC12に第3スイッチSw3、第4ス
イッチSw4、第5スイッチSw5、…、第jスイッチSwjを順次オンさせる旨の第2制
御信号SPbを入力し、検査電流Ikが流れたか否かを検流計26によって確認する。こ
のようにすることで、各信号出力配線13a3〜13aj、及び信号出力配線13a3〜13ajと第3〜第j駆動用信号線L3〜Ljとの接続部に断線部分があるか否かが分かる。そして、断線部分があると判断された場合は、従来のように、顕微鏡観察等することで断線位置を特定し修繕する。
また、前記と同様にして、他のデータ線駆動回路用IC12が実装された3つのフレキシブルプリント回路基板25についても各信号出力配線、及び信号出力配線と対応する駆動用信号線との接続部に断線部分があるか否かを順次検査する。
このように、各FPC基板3a〜3dは、予め、信号出力配線13a1〜13aj、及び信号入力配線14といった各種配線パターンの他に、信号出力配線13a1〜13ajの一端側を短絡するショートパターンBを備えたフレキシブルプリント回路基板25を切り出して製造されたものである。このため、従来のように、出力端子にショートバーを当てる等の作業が必要は無い。また、第1〜第4FPC基板3a〜3dのうち、どのFPC基板に断線部分があるか、及び、そのFPC基板上に形成されたj本の信号出力配線13a1〜13ajのうち、どの信号出力配線上若しくは対応する駆動用信号線との接続部に断線部分があるかを確実に特定することができる。
次に、図8(b)に示すように、フレキシブルプリント回路基板25の上部側の所定の位置で切断して入力ランド25a及びショートパターンBを切り取り、その切り取ったデータ線駆動回路用IC12が実装された側のフレキシブルプリント回路基板を第1FPC基板3aとする。このとき、第1FPC基板3a上の第1〜第j信号出力配線13a1〜13ajの一端側が前記した第1〜第j出力端子Po1〜Pojとなる。
続いて、前記のようにして切り出した第1FPC基板3aの第1〜第j出力端子Po1〜
Pojを予め製造した有機ELパネル2の入力端子Pi1〜PijにACF接続する。このとき、初期条件として前記第1検査回路制御部HAから有機ELパネル2上に形成された全て
のアナログスイッチ11a1〜11amを全てオフにする旨の第1制御信号SPaを供給し、各アナログスイッチ11a1〜11amをオフ状態になるように設定する。従って、このと
き、入力端子Pi1〜Pimと対応するデータ線LX1〜LXmとは電気的に切断した状態になっている。また、前記第1検査回路制御部HAから全ての検査用スイッチ30a1〜30am―1を全てオンにする旨の制御信号Sを供給し、各アナログスイッチ11a1〜11amをオン状態になるように設定する。
そして、有機ELパネル2の入力端子Pi1〜PijにACF接続した状態で、外部入力端子31に検流計26を介して検査電流Ikを入力可能な状態にする。次に、前記と同様に、第1スイッチSw1のみがオンになる旨の第2制御信号SPbが供給される。すると、第1スイッチSw1のみがオン状態になり、他の第2〜第jスイッチSw2〜Swjを全てオ
フ状態にする。また、入力ランド25aに検流計26を介して検査電流Ikを入力する。
そして、検査電流Ikが流れたか否かを検流計26によって確認する。その結果、検査電流Ikが流れた場合は、検査電流Ikが各検査用スイッチ30a1〜30am―1→入力端
子Pi1→第1出力端子Po1→データ線駆動回路用IC12の順に流れたことになるので、接続部7aでの第1出力端子Po1と第1入力端子Pi1との電気的接続(ACF接続)には断線部分が無いことがわかる。
一方、検査電流Ikが流れなかった場合は、接続部7aでの第1出力端子Po1と第1入力端子Pi1との電気的接続(ACF接続)に電気的に切断された部分があることがわかる。断線部分があると判断された場合は、従来のように、顕微鏡観察等することで断線位置を特定し修繕する。
次に、第2スイッチSw2のみをオンにする旨の第2制御信号SPbが入力されて、第2スイッチSw2のみがオン状態になり、他の第1スイッチSw1及び第3〜第jスイッチSw3〜Swjがオフ状態になる。そして、検査電流Ikが流れたか否かを検流計26によって確認する。その結果、検査電流Ikが流れた場合は、検査電流Ikが各検査用スイッチ30a1〜30am―1→入力端子Pi2→第2出力端子Po2→データ線駆動回路用IC12の
順に流れたことになるので、接続部7aでの第2出力端子Po2と第2入力端子Pi2との電気的接続(ACF接続)には断線部分が無いことがわかる。
一方、検査電流Ikが流れなかった場合は、接続部7aでの第2出力端子Po2と第2入力端子Pi2との電気的接続(ACF接続)に電気的に切断された部分があることがわかる。断線部分があると判断された場合は、従来のように、顕微鏡観察等することで断線位置を特定し修繕する。
以降、前記と同様にして、データ線駆動回路用IC12に第3スイッチSw3、第4ス
イッチSw4、第5スイッチSw5、…、第jスイッチSwjを順次オンさせる旨の第2制
御信号SPbを入力し、検査電流Ikが流れたか否かを検流計26によって確認する。こ
のようにすることで、接続部7aでの各出力端子Po3〜Pojと入力端子Pi3〜Pijとの電気的接続(ACF接続)に断線部分があるか否かが分かる。そして、断線部分があると判断された場合は、従来のように、顕微鏡観察等することで断線位置を特定し修繕する。
また、前記と同様にして、他の接続部7aについてもその出力端子Poj〜Pomと入力端子Pij〜Pimとの電気的接続(ACF接続)に断線部分があるか否かを順次検査する。
このようにすることで、各FPC基板3a〜3dのACF接続に断線部分があるかを確実に特定することができる。
次に、第1検査回路制御部HAから有機ELパネル2上に形成された全てのアナログス
イッチ11a1〜11amを全てオンにする旨の第1制御信号SPaを供給し、各アナログスイッチ11a1〜11amをオン状態になるように設定する。従って、このとき、入力端子
Pi1〜Pi mと対応するデータ線LX1〜LXmとは電気的に接続した状態になっている。
また、第1検査回路制御部HAから全ての検査用スイッチ30a1〜30am―1を全てオフ
にする旨の制御信号Sを供給し、各アナログスイッチ11a1〜11amをオフ状態になる
ように設定する。さらに、外部入力端子31から検流計26を取り外す。
そして、前記と同様に、第1スイッチSw1のみがオンになる旨の第2制御信号SPbを供給する。すると、第1スイッチSw1のみがオン状態になり、他の第2〜第jスイッチ
Sw2〜Swjを全てオフ状態にする。この状態で、データ線駆動回路用IC12を駆動させ、画像データDをデータ線駆動回路用IC12に供給する。また、このとき、走査線駆動回路10を駆動する。そして、データ線駆動回路用IC12に第1データ線LX1に接
続されたn個の各画素9の各有機EL素子8が、例えば最高輝度で発光するような画像データDを供給する。そして、各画素9の有機EL素子8が発光するか否かを目視によって確認する。
その結果、有機EL素子8が発光した場合は、第1信号出力配線13a1が第1データ線LX1を介して画素9に電気的に接続されていることが示される。従って、この場合、デ
ジタル・アナログ変換回路20にて変換された第1データ信号SD1が第1データ線LX1に接続された画素9に出力可能であり、第1データ線LX1に電気的に切断された部分が
無いことが分かる。
一方、有機EL素子8が発光しなかった場合は、第1信号出力配線13a1が第1データ線LX1を介して画素9に電気的に接続されていないことが示される。つまり、第1デー
タ線LX1に電気的に切断された部分があることがわかる。従って、この場合、デジタル
・アナログ変換回路20にて変換された第1データ信号SD1が第1データ線LX1に接続された画素9に出力不可能であることが分かる。断線部分があると判断された場合は、従来のように、顕微鏡観察等することで断線位置を特定し修繕する。
このようにすることで、各接続部7aでの出力端子Po1〜Pojと入力端子Pi1〜PijのACF接続の部分のうち、どのACF接続の部分に断線部分があるかを確実に特定することができる。
次に、前記と同様に、第2スイッチSw2のみがオンになる旨の第2制御信号SPbを供給する。すると、第2スイッチSw2のみがオン状態になり、第1スイッチSw1及び他の第3〜第jスイッチSw3〜Swjが全てオフ状態になる。この状態で、画像データDをデータ線駆動回路用IC12に供給し、また、走査線駆動回路10及びデータ線駆動回路用IC12を駆動する。そして、データ線駆動回路用IC12からは、第2データ線LX2
に接続されたn個の各画素9に、各有機EL素子8を例えば最高輝度で発光するような第2データ信号SD2を出力する。そして、各画素9の有機EL素子8が発光するか否かを
目視によって確認する。
その結果、有機EL素子8が発光した場合は、第2信号出力配線13a2が第2データ線LX2を介して画素9に電気的に接続されていることが示される。つまり、第2データ線
LX2には断線部分が無いことがわかる。従って、この場合、デジタル・アナログ変換回
路20にて変換された第2データ信号SD2が第2データ線LX2に接続された画素9に出力可能であり、第2データ線LX2電気的接続については正常に機能することが分かる。
一方、有機EL素子8が発光しなかった場合は、第2信号出力配線13a2が第2データ線LX2を介して画素9に電気的に接続されていないことが示される。つまり、接続部7
aでの第2出力端子Po2と第2入力端子Pi 2との電気的接続、及び、第2データ線LX2上に断線部分があることがわかる。従って、この場合、デジタル・アナログ変換回路20にて変換された第2データ信号SD2が第2データ線LX2に接続された画素9に出力不可能であることが分かる。断線部分があると判断された場合は、従来のように、顕微鏡観察等することで断線位置を特定し修繕する。
以降、前記と同様にして、データ線駆動回路用IC12に第2検査回路制御部HBから順次、他のスイッチを順次オンさせる旨の第2制御信号SPbを入力し、オン状態のスイ
ッチに接続された画素の有機EL素子8が発光したか否かを目視して確認する。このようにすることで、データ線に断線された部分があることがわかる。そして、断線部分があると判断された場合は、従来のように、顕微鏡観察等することで断線位置を特定し修繕する。
また、前記と同様にして、他の第2〜第4FPC基板3b〜3dについてもデータ線に断線された部分があるか否かを検査する。
このようにすることで、第1〜第mデータ線LX1〜LXmのうち、どのデータ線に断線部分があるかを確実に特定することができる。
特許請求の範囲に記載の電気光学装置は、例えば、本実施形態においては有機ELディスプレイ1に対応している。特許請求の範囲に記載の電気光学パネルは、例えば、本実施形態においては有機ELパネル2に対応している。特許請求の範囲に記載の回路基板は、例えば、本実施形態においては第1〜第4フレキシブルプリント回路基板3a,3b,3c
,3dに対応している。特許請求の範囲に記載の電気光学素子またはエレクトロルミネッ
センス素子は、例えば、本実施形態においては有機EL素子8に対応している。特許請求の範囲に記載のスイッチング手段は、例えば、本実施形態においてはアナログスイッチ11に対応している。
さらに、特許請求の範囲に記載のICは、例えば、本実施形態においてはデータ線駆動回路用IC12に対応している。特許請求の範囲に記載の信号配線は、例えば、本実施形態においては信号出力配線13a1〜13ajに対応している。特許請求の範囲に記載のデータ線駆動回路は、例えば、本実施形態においては単一ラインドライバ16に対応している。特許請求の範囲に記載の短絡回路は、例えば、本実施形態においては検査用スイッチ30a1〜30am―1を備えた検査用配線Ltに対応している。特許請求の範囲に記載の入力
端子は、例えば、本実施形態においては外部入力端子31に対応している。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態では、各FPC基板3a〜3dは、予め、信号出力配線13a1〜13aj、及び信号入力配線14といった各種配線パターンの他に、信号出力配線13a1〜13ajの一端側を短絡するショートパターンBを備えたフレキシブルプリント回路基板25を切り出して製造されたものである。従って、従来のように、出力端子にショートバーを当てる等の作業が必要無い。この結果、断線検査の煩わしさを解消することができる。
(2)本実施形態では、第1〜第4FPC基板3a〜3dを、各信号出力配線13a1〜13ajの一端側を互いに短絡するようにして配線されたショートパターンBと、ショートパターンBに接続してなる入力ランド25aとが形成されたフレキシブルプリント回路基板25を用いて製造した。また、第1〜第4FPC基板3a〜3d上に実装されるデータ線駆動回路用IC12内の各単一ラインドライバ16にスイッチSw1〜Swjを設けた。そして、第1〜第4FPC基板3a〜3d上にデータ線駆動回路用IC12を実装した状態で、各スイッチSw1〜Swjを順にオンし、スイッチSw1〜Swjをオン状態にする毎に入力ランド25aから検査電流Ikを供給するようにした。そして、検流計26によって検査電流Ikが流れたか否かを判断するようにした。これにより、第1〜第4FPC基板3a〜
3dのうち、どのFPC基板に断線部分があるか、及び、そのFPC基板上に形成された
j本の信号出力配線13a1〜13ajのうち、どの信号出力配線上若しくは対応する駆動用信号線との接続部に断線部分があるかを確実に特定することができる。
(3)本実施形態では、有機ELパネル2の非表示領域7の下側に、アナログスイッチ11a1〜11am、第1検査回路制御部HA、外部入力端子31及び検査用スイッチ30a1〜30am―1を備えた検査用配線Ltを設けた。
前記有機ELパネル2に、スイッチSw1〜Swjを備え、第2検査回路制御部HBからの第2制御信号SPbに応じてオン・オフ制御されるスイッチSw1〜Swjを備えたデー
タ線駆動回路用IC12を実装した各FPC基板3a〜3dをACF接続する。そして、その状態で、全てのアナログスイッチ11a1〜11amをオフにし、また全ての検査用スイッチ30a1〜30am―1をオンにする。そして、外部入力端子31に検査電流Ikを供給す
るとともに、第2検査回路制御部HBから第2制御信号SPbを供給して、スイッチSw1〜Swjを第1スイッチSw1→第2スイッチSw2→…→第jスイッチSwjにオンする
ようにした。そして、各スイッチSw1〜Swjがオンになる毎に検査電流Ikが流れたか否かを確認するようにした。これにより、とFPC基板3a〜3dとの各ACF接続の部分のうち、どのACF接続の部分に断線部分があるかを確実に特定することができる。
(4)本実施形態では、有機ELパネル2の非表示領域7の下側に、アナログスイッチ11a1〜11am、第1検査回路制御部HA、外部入力端子31及び検査用スイッチ30a1〜30am―1を備えた検査用配線Ltを設けた。
前記有機ELパネル2に、スイッチSw1〜Swjを備え、第2検査回路制御部HBからの第2制御信号SPbに応じてオン・オフ制御されるスイッチSw1〜Swjを備えたデー
タ線駆動回路用IC12を実装した各FPC基板3a〜3dをACF接続する。そして、その状態で、全てのアナログスイッチ11a1〜11amをオンにし、また全ての検査用スイッチ30a1〜30am―1をオフにする。第2検査回路制御部HBから第2制御信号SPbを
供給して、スイッチSw1〜Swjを第1スイッチSw1→第2スイッチSw2→…→第jスイッチSwjにオンするようにした。そして、各スイッチSw1〜Swjがオンになる毎に
、データ線駆動回路用IC12から所定のデータ信号SD1〜SDjを対応するデータ線LX1〜LXjに供給し、対応する画素9の有機EL素子8が発光するか否かを目視によって確認するようにした。これにより、第1〜第mデータ線LX1〜LXmのうち、どのデータ線に断線部分があるかを確実に特定することができる。
(5)本実施形態では、信号出力配線13a1〜13aj、信号入力配線14及び各信号出力配線13a1〜13ajに接続されたj個の出力端子Po1〜Pojといった各種配線パターンが形成された第1〜第4FPC基板3a〜3d上に複数の単一ラインドライバ16等といったデータ線駆動回路を備えたデータ線駆動回路用IC12を実装した。そして、第1〜第4FPC基板3a〜3dを、各信号出力配線13a1〜13ajの一端側を短絡するようにして配線されたショートパターンBと、ショートパターンBに接続してなる入力ランド25aとが形成されたフレキシブルプリント回路基板25を用いて製造した。
従って、第1〜第4FPC基板3a〜3d上に形成された各種配線パターンの断線があるか否か、及びその位置を特定することができる。
(6)本実施形態では、データ線駆動回路用IC12を実装する第1〜第4FPC基板3a〜3dは、それぞれ、COF(Chip On Flexible Board)のパッケージ形体である。従って、COFのパッケージ形体によるデータ線駆動回路用IC12と第1〜第4FPC基板3a〜3dとの接続部での各配線の断線の位置を確実に特定することができる。
(第2実施形態)
次に、第1実施形態で説明した電気光学装置の検査方法を用いて検査された有機ELディスプレイ1を備えた電子機器の適用について図9に従って説明する。有機ELディスプレイ1は、モバイル型のパーソナルコンピュータ、携帯電話、デジタルカメラ等種々の電
子機器に適用できる。
図9は、大型テレビ40の斜視図である。この大型テレビ40は、有機ELディスプレイ1を搭載した大型テレビ用の表示ユニット41と、スピーカー42と、複数の操作ボタン43とを備えている。この場合でも、有機ELディスプレイ1を用いた表示ユニット41は、上記第1実施形態で説明した検査方法によって各配線パターン上に断線があるか否かを検査されたものである。従って、製造時に各配線パターン上の断線位置を迅速且つ確実に特定されるので、歩留まりの少ない大型テレビ40が製造される。
尚、発明の実施形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように実施してもよい。
○上記第1実施形態では、各アナログスイッチ11a1〜11am、各スイッチSw1〜Swj、及び各検査用スイッチ30a1〜30amは、それぞれ外部回路から出力される各制御
信号によって任意に独立してオン・オフ制御されるものであったが、そうではなく、たとえば、外部クロック信号に同期して制御されるものであってもよい。
○上記第1実施形態では、データ線駆動回路用IC12を実装する第1〜第4FPC基板3a〜3dを、予め、信号出力配線13a1〜13aj、及び信号入力配線14といった各種配線パターンの他に、信号出力配線13a1〜13ajの一端側を短絡するショートパターンBを備えたフレキシブルプリント回路基板25を切り出して製造する。そして、データ線駆動回路用IC12を実装した状態で、ショートパターンBを介して各信号出力配線13a1〜13ajに検査電流Ikを供給し、検流計26によって検査電流Ikが信号出力配線13a1〜13ajに流れたか否かを判断するようにした。また、走査線駆動回路10は、ガラス基板GS上に直接、同走査線駆動回路10を構成する各種電子回路を形成するようにした。
これを、走査線駆動回路10を備えた走査線駆動回路用半導体集積回路を実装するFPC基板を備えた有機ELディスプレイにおいて、その走査線駆動回路用半導体集積回路を実装するFPC基板上の各種配線パターンの断線を検査する際の検査方法に適用してもよい。このようにすることで、走査線駆動回路用ICを実装するFPC基板上の各種配線パターンの断線検査を、従来のように、ショートバーを出力端子に当てることなく、行うことができる。
○上記第1実施形態では、電気光学素子として有機EL素子8を用いたが、そうではなく、例えば発光ダイオードといった電流駆動型素子であってもよく、上記各実施形態と同様な効果を得ることができる。
○上記第1実施形態では、FPC基板3a〜3dのパッケージ形体は、COF(Chip On Flexible Board)であったが、TCP(Tape Carrier Package)であってもよい。
○上記各実施形態では、有機EL素子8を備えた有機ELディスプレイ1に具体化して好適な効果を得たが、有機ELディスプレイ以外の例えばデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を用いたディスプレイ、電子放出素子を用いたディスプレイ(FED)やSED(Surface−Conduction Electron−Emitter Display)に具体化してもよい。また。電子
写真装置の光ヘッド(光プリンタのヘッドやデジタルラボのヘッド)に使用してもよい。
本実施形態の有機ELディスプレイの上面図である。 第1実施形態に係る有機ELパネルの電気的構成図である。 画素の内部構成を示す回路図である。 第1FPC基板の上面図である。 第1FPC基板の一部断面図である。 データ線駆動回路用半導体集積回路内部の電気的構成を説明するための図である。 画素の動作を示すタイミングチャートである。 (a)及び(b)は、それぞれ有機ELディスプレイの検査方法を説明するための図である。 第2実施形態に係る電子機器としての大型テレビの斜視図である。
符号の説明
Ik…検査電流、L1〜Lj…駆動用信号線、LX1〜LXm…データ線、LY1〜LYn…走査線、SC1〜SCn…走査信号、SD1〜SDm…データ信号、1…電気光学装置としての有機ELディスプレイ、2…電気光学パネルとしての有機ELパネル、3a〜3d…回路基板としての第1〜第4フレキシブルプリント回路基板、8…電気光学素子としての有機EL素子、9…画素、10…走査線駆動回路、12…半導体集積回路としてのデータ線駆動回路用半導体集積回路、13a1〜13aj…信号配線としての信号出力配線、16…データ線駆動回路としての単一ラインドライバ、40…電子機器としての大型テレビ。

Claims (10)

  1. 複数のデータ線、複数の走査線、及び、前記各データ線と前記各走査線との交差に対応して各々電気光学素子を備えた複数の画素を有する電気光学パネルと、
    前記データ線にデータ信号を供給するデータ線駆動回路及び前記走査線に走査信号を供給する走査線駆動回路のいずれかを内蔵した半導体集積回路と
    を備えた電気光学装置において、
    前記半導体集積回路は、前記データ線または前記走査線に対応した複数の駆動用信号線を備え、
    前記電気光学パネルは、前記データ線または前記走査線の一端側を短絡状態可能にする短絡配線と、前記データ線または前記走査線に電流を供給する入力端子とを備えた短絡回路を含むことを特徴とする電気光学装置。
  2. 請求項1に記載の電気光学装置において、
    前記電気光学パネルは、前記短絡回路の前記データ線または前記走査線の一端側の前記短絡状態を制御する検査回路制御部を備えたことを特徴とする電気光学装置。
  3. 請求項1または2に記載の電気光学装置において、
    前記電気光学パネルは、前記データ線または前記走査線を所定の位置で電気的に接続または切断するスイッチング手段を具備することを特徴とする電気光学装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一つに記載の電気光学装置において、
    前記半導体集積回路は、前記電気光学パネル上に実装されていることを特徴とする電気光学装置。
  5. 請求項1乃至3のいずれか一つに記載の電気光学装置において、
    前記電気光学パネルは、前記駆動用信号線に接続する複数の信号配線を備えた回路基板に接続され、
    前記半導体集積回路は、前記回路基板上に実装されていることを特徴とする電気光学装置。
  6. 請求項5に記載の電気光学装置において、
    前記回路基板は、TCPやCOFのパッケージ形体であることを特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一つに記載の電気光学装置において、
    前記電気光学素子は、エレクトロルミネッセンス素子または電流駆動型素子であることを特徴とする電気光学装置。
  8. 複数のデータ線、複数の走査線、及び、前記各データ線と前記各走査線との交差に対応して各々電気光学素子を備えた複数の画素を有する電気光学パネルと、
    前記データ線にデータ信号を供給するデータ線駆動回路及び前記走査線に走査信号を供給する走査線駆動回路のいずれかを内蔵した半導体集積回路と
    を備えた電気光学装置の検査方法において、
    前記半導体集積回路内の前記データ線または前記走査線に接続される複数の駆動用信号線の一端側を短絡するステップと、
    前記各駆動用信号線に検査電流を供給するステップと、
    前記駆動用信号線の一端側に前記検査電流が出力されるか否かを検出するステップと
    を備えたことを特徴とする電気光学装置の検査方法。
  9. 請求項8に記載の電気光学装置の検査方法において、
    前記データ線または前記走査線を所定の位置で電気的に切断した状態で前記各駆動用信号線に検査電流を供給するステップを備えたことを特徴とする電気光学装置の検査方法。
  10. 請求項1乃至7のいずれか一つに記載の電気光学装置の検査方法を用いて製造された電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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