JP2006153559A - ナビゲーション装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 カーナビゲーション装置が、渋滞税エリアへの進入履歴を記憶媒体に記憶させ、当日当該ナビゲーション装置が当該渋滞税エリアに進入したことがないことに基づいて、当該渋滞税エリアへの進入を避けるような案内経路を算出する。
【選択図】 図12
Description
この場合、当該渋滞税エリアに進入する経路のコストを、当該渋滞税エリアに進入する経路が最適経路となり得るような値とする。すなわち、当該渋滞税エリアへの進入を避けることを考慮しないようなコスト計算を行う。
この場合、全区間のうち、少なくとも1つの区間について、その区間の始点が当該渋滞税エリア外にあり、その区間の終点が当該渋滞税エリア内にあれば、当該渋滞税エリアへの進入を避けることを考慮しないようなコスト計算を、各区間について行う。これは、現在位置、目的地、および経由地の、到達順が連続する2つの組のうち、到達の早い方が当該渋滞税エリア外にあり、到達の遅い方が当該渋滞税エリア内にあるような組み合わせが1つでもあれば、よほど特殊な事情がない限り、自車両は一度は必ずその渋滞税エリア内に進入するので、当該渋滞税エリアへの進入を避けるような経路を算出しようとしてもほとんど無意味であるということに基づいた作動である。
この場合、当該渋滞税エリアへの進入を避けるような経路の算出を行う。当該渋滞税エリアへの進入を避けるようなコスト計算としては、当該渋滞税エリアに進入する経路のコストが、当該渋滞税エリアに進入しない経路のコストより下回ることがないようなコストとする。なお、このような場合であっても、候補となる経路がすべて当該渋滞税エリアに進入するものばかりである場合は、それらのうちの1つを最適経路として算出する。
この場合、全課金額が料金入力フィールド72に入力された料金額以内に収まる範囲内で、当該渋滞税エリア(進入履歴フラグがオフである渋滞税エリア)への進入を許す。具体的には、案内経路候補が、1つ以上の当該渋滞税エリアに進入するようになっている場合、それら当該渋滞税エリアの課金額を特定し、それらの総和が料金入力フィールド72に入力された料金額以下であれば、この経路のコストを、渋滞税エリアに進入しない経路に対抗して最適経路となり得るような値とする。また、それらの総和が料金入力フィールド72に入力された料金額を超えていれば、この経路のコストを、渋滞税エリアに進入しない経路に対抗して最適経路となることが事実上ないような大きな値とする。
この場合、通過する当該渋滞税エリア(進入履歴フラグがオフである渋滞税エリア)が個数入力フィールド74に入力された個数に収まる範囲内で、当該渋滞税エリアへの進入を許す。具体的には、案内経路候補が、1つ以上の当該渋滞税エリアに進入するようになっている場合、それら当該渋滞税エリアの総数が個数入力フィールド74に入力された個数以下であれば、この経路のコストを、渋滞税エリアに進入しない経路に対抗して最適経路となり得るような値とする。また、その総数が個数入力フィールド74に入力された個数を超えていれば、この経路のコストを、渋滞税エリアに進入しない経路に対抗して最適経路となることが事実上ないような大きな値とする。
この場合、進入履歴フラグがオフである渋滞税エリアのうち、個別エリアフラグがオンとなっている渋滞税エリアについては、その渋滞税エリアへの進入を避けることを考慮しない経路を算出し、個別エリアフラグがオフとなっている渋滞税エリアについては、その渋滞税エリアへの進入を避けるような経路を算出する。具体的には、案内経路候補が、進入履歴フラグがオフで個別エリアフラグがオフであるような渋滞税エリアに1度でも進入するようになっていれば、その経路のコストを、渋滞税エリアに進入しない経路に対抗して最適経路となり得ることが事実上ないような大きな値とする。また、案内経路候補が、個別エリアフラグがオンであるような渋滞税エリアにのみ進入するようになっていれば、その経路のコストを、渋滞税エリアに進入しない経路に対抗して最適経路となり得るような値とする。
(他の実施形態)
なお、上記の実施形態においては、カーナビゲーション装置1は、状況に応じて渋滞税エリアへの進入を避けるような案内経路を算出するようになっている。ここでいう渋滞税エリアとは、ある車両の当該領域への進入履歴に基づいて、その車両に対する課金額が設定されるように定められている都市区域の一例であるということができる。しかし、かならずしもこのような都市区域のみならず、カーナビゲーション装置1は、ある車両の当該領域への進入履歴に基づいて、その車両に対する課金額が設定されるように定められている有料道路への進入を避けるような案内経路を算出するようになっていてもよい。すなわち、カーナビゲーション装置1は、状況に応じて1つ以上のリンクから成る道路領域への進入を避けるような案内経路を算出するようになっていればよい。
13…画像表示装置、14…スピーカ、16…RAM、17…ROM、
18…外部記憶媒体、19…CPU、20…表示画面、21…住所用選択ボタン、
22…名所用選択ボタン、23…地図用選択ボタン、24…郵便番号用選択ボタン、
25…メモリ地点用選択ボタン、26…前回地点選択ボタン、
27…現在地表示ボタン、28…リターンボタン、30…表示画面、
31…選択位置マーク、32…目的地ボタン、33…経由地ボタン、
34…方位アイコン、35…縮尺変更ボタン、36…ポップアップウインドウ、
40、60、70、80…表示画面、41…現在位置名称、42、43…経由地名称、
44…目的地名称、45〜47…地点追加ボタン、48…ルート条件設定ボタン、
49、50…スクロールボタン、61…幹線道路可ボタン、
62…時間制限道路可ボタン、63…有料道路可ボタン、64…フェリー可ボタン、
65…渋滞税可ボタン、66…渋滞税詳細設定ボタン、67…経路計算ボタン、
68…ポップアップウインドウ、71…総量金額ボタン、72…料金入力フィールド、
73…通過エリア個数ボタン、74…個数入力フィールド、
75…個別エリア設定ボタン、76…ロンドンボタン、77…都市Aボタン、
78…都市Bボタン、79…終了ボタン、81…目的地、82…案内経路、
83…行程リスト、84…総距離表示、85…経路変更ボタン、
86…ガイドボタン、87…到着予定表示、88…ポップアップウインドウ、
100〜500…プログラム。
Claims (28)
- 道路領域への進入履歴を記憶媒体に記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶制御手段が前記記憶媒体に記憶させたある道路領域への進入履歴に基づいて、当該道路領域への進入を避けるような案内経路を算出する案内経路算出手段と、を備えたナビゲーション装置。 - 前記案内経路算出手段は、過去のある時点から現在に至るまで当該ナビゲーション装置が当該道路領域に進入したことがないことに基づいて、当該道路領域への進入を避けるような案内経路を算出することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
- 前記過去のある時点とは、一定時間間隔で現れる区切りタイミングのうち、直前の区切りタイミングであることを特徴とする請求項2に記載のナビゲーション装置。
- 前記区切りタイミングは、各日の午前0時であることを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
- 前記記憶制御手段は、ある道路領域について、自車両がその道路領域に進入したときに進入履歴としてのフラグをセットし、前記区切りタイミングにおいて当該フラグをリセットし、
前記案内経路算出手段は、前記フラグがリセットされていることに基づいて、当該道路領域への進入を避けるような案内経路を算出することを特徴とする請求項3または4に記載のナビゲーション装置。 - 前記過去のある時点とは、現在から所定時間前であることを特徴とする請求項2に記載のナビゲーション装置。
- 前記記憶制御手段は、ある道路領域について、自車両がその道路領域に進入したときに進入履歴としてその進入時刻を前記記憶媒体に記憶させ、
前記案内経路算出手段は、前記進入履歴中の当該道路領域への最新の進入時刻が、現在から前記所定時間前の時刻よりも前であることに基づいて、当該道路領域への進入を避けるような案内経路を算出することを特徴とする請求項6に記載のナビゲーション装置。 - 前記案内経路算出手段は、時間の経過によって前記過去のある時点の日時が変化することで、前記過去のある時点から現在に至るまで当該ナビゲーション装置が当該道路領域に進入したことがあるか否かの状態が変化したことに基づいて、案内経路を再度算出することを特徴とする請求項2ないし7のいずれか1つに記載のナビゲーション装置。
- 前記案内経路算出手段は、算出する案内経路を自車両が走行したとしたら、その走行中の時間の経過によって、当該道路領域に自車両が進入する前に、前記過去のある時点の日時が変化することで、前記過去のある時点から現在に至るまで当該ナビゲーション装置が当該道路領域に進入したことがあるか否かの状態が変化する、と予測することに基づいて、その変化後の状態に基づいて、案内経路を再度算出することを特徴とする請求項2ないし8のいずれか1つに記載のナビゲーション装置。
- 前記案内経路算出手段は、現在位置が当該道路領域外にあり、設定された目的地が当該道路領域外にあることに基づいて、当該道路領域への進入を避けるような案内経路を算出することを特徴とする請求項1ないし9に記載のナビゲーション装置。
- 前記案内経路算出手段は、現在位置が当該道路領域内にあり、設定された目的地が当該道路領域外にあることに基づいて、当該道路領域への進入を避けるような案内経路を算出することを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載のナビゲーション装置。
- 前記案内経路算出手段は、現在位置が当該道路領域内にあり、設定された目的地が当該道路領域内にあることに基づいて、当該道路領域への進入を避けるような案内経路を算出することを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1つに記載のナビゲーション装置。
- 前記案内経路算出手段は、現在位置が当該道路領域外にあり、設定された目的地が当該道路領域内にあることに基づいて、当該道路領域への進入を避けることを考慮しない案内経路を算出することを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載のナビゲーション装置。
- 前記案内経路算出手段は、現在位置、設定された目的地、および設定された経由地からなる地点群中の、到達順が連続する2つの地点のうち、到達の早い方が当該道路領域外にあり、到達の遅い方が当該道路領域内にあるような組み合わせが1つでもある場合、当該道路領域への進入を避けることを考慮しない案内経路を算出することを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1つに記載のナビゲーション装置。
- 前記案内経路算出手段は、前記記憶媒体に記憶された自車両のナンバープレート情報に基づいて、当該道路領域への進入を避けるような案内経路を算出することを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1つに記載のナビゲーション装置。
- 前記案内経路算出手段は、現在の曜日に基づいて、当該道路領域への進入を避けるような案内経路を算出することを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1つに記載のナビゲーション装置。
- 前記案内経路算出手段は、現在の時分に基づいて、当該道路領域への進入を避けるような案内経路を算出することを特徴とする請求項1ないし16のいずれか1つに記載のナビゲーション装置。
- 前記案内経路算出手段は、無線通信によって車外から取得された情報に基づいて、当該道路領域への進入を避けるような案内経路を算出することを特徴とする請求項1ないし17のいずれか1つに記載のナビゲーション装置。
- 前記案内経路算出手段は、ユーザによる当該道路領域への進入を避けたい旨の設定が為されたことに基づいて、当該道路領域への進入を避けるような案内経路を算出する請求項1ないし18のいずれか1つに記載のナビゲーション装置。
- 前記案内経路算出手段は、ユーザによる当該道路領域への進入を避けたい旨の設定が為されたにも関わらず、当該道路領域への進入を避けることを考慮しない案内経路を算出する際に、ユーザに対してその旨の通知を行うことを特徴とする請求項19に記載のナビゲーション装置。
- 前記案内経路算出手段は、ユーザによる当該道路領域への進入を避けたい旨の設定が為されたにも関わらず、当該道路領域へ進入する案内経路を算出したとき、ユーザに対してその旨の通知を行うことを特徴とする請求項19または20に記載のナビゲーション装置。
- 当該道路領域内の目的地または経由地が設定されたとき、ユーザに対してその旨の通知を行うことを特徴とする請求項1ないし21のいずれか1つに記載のナビゲーション装置。
- 前記記憶制御手段は、複数の道路領域毎の進入履歴を記憶媒体に記憶させ、
前記案内経路算出手段は、前記記憶制御手段が前記記憶媒体に記憶させた複数の道路領域への進入履歴に基づいて、当該複数の道路領域のうち少なくとも1つへの進入を避けるような案内経路を算出することを特徴とする請求項1ないし22のいずれか1つに記載のナビゲーション装置。 - 前記案内経路算出手段は、当該複数の道路領域のうち、上限個数分の道路領域への進入を避けることを考慮せず、他の道路領域への進入を避けるような案内経路を算出することを特徴とする請求項23に記載のナビゲーション装置。
- 前記案内経路算出手段は、進入に対する課金額が定められている当該複数の道路領域のうち、課金額の合計が上限金額を超えない道路領域への進入を避けることを考慮せず、他の道路領域への進入を避けるような案内経路を算出することを特徴とする請求項23に記載のナビゲーション装置。
- 当該道路領域は、ある車両の当該道路領域への進入履歴に基づいて、その車両に対する課金額が設定されるように定められている都市区域であることを特徴とする請求項1ないし25のいずれか1つに記載のナビゲーション装置。
- 当該道路領域は、ある車両の当該道路領域への進入履歴に基づいて、その車両に対する課金額が設定されるように定められている有料道路であることを特徴とする請求項1ないし26のいずれか1つに記載のナビゲーション装置。
- 道路領域への進入履歴を記憶媒体に記憶させる記憶制御手段、および
前記記憶制御手段が前記記憶媒体に記憶させたある道路領域への進入履歴に基づいて、当該道路領域への進入を避けるような案内経路を算出する案内経路算出手段として、コンピュータを機能させるプログラム。
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