JP2006153085A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 配管の誤組付けを防止するとともに、配管の抜け止めのためのリテーナの移動操作にかかる作業スペースを縮小することのできるコネクタを提供する。
【解決手段】 コネクタ本体10には配管Pを挿入する配管挿入筒部11が形成される。ホルダー30は、配管挿入筒部11に設けられ、配管Pのバルジ部Pvに弾性変形を利用して係合する抜け止め片32を有する。チェッカー50は、配管挿入筒部11に軸方向に移動可能に設けられ、配管Pのバルジ部Pvにより軸方向に作動される。リテーナ70は、配管挿入筒部11に軸方向に移動操作可能に設けられ、移動操作によりホルダー30の抜け止め片32の弾性変形を制限する。チェッカー50とリテーナ70との間に、相互の係合によりチェッカー50を作動前位置に位置決めするとともにリテーナ70を操作前位置に位置決めし、チェッカー50の作動により係合を解除する係合手段を設ける。
【選択図】 図8

Description

本発明は、例えば、自動車のエンジン冷却水の配管、燃料の配管等の管接続に使用されるコネクタに関する。
この種の従来のコネクタには、特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載されたコネクタは、図15に示すように、パイプ体すなわち配管130を挿入可能に形成された配管挿入筒部115を有するコネクタ本体110と、前記配管挿入筒部115に対して軸方向に移動可能すなわちスライド可能に外嵌されたリテーナ120とにより構成されている。また、コネクタ本体110の配管挿入筒部115には、その開口端面(図15において左端面)より軸方向に延びる切込み溝117が形成されている。これにより、配管挿入筒部115が弾性変形いわゆる口径を拡大する変形(「拡径変形」という。)が可能となっている。また、配管挿入筒部115の内周面には、配管130のバルジ部131の抜け止めのための抜け止め部118が突出されている。
そして、コネクタ(符号、101を付す。)に配管130を接続するときには、リテーナ120を配管挿入筒部115の基端側(図15において右側)に位置させた状態(図15中、実線120参照)で、配管挿入筒部115内に配管130を挿入する。すると、配管130のバルジ部131が、配管挿入筒部115の拡径変形を利用して抜け止め部118を通過し、配管挿入筒部115の弾性復元により抜け止め部118の反入口側すなわち奥側(図15において右側)に係合する(図15中、二点鎖線131参照)。次に、リテーナ120をコネクタ本体110の配管挿入筒部115の入口側にスライド操作する(図15中、二点鎖線120参照)。すると、リテーナ120によって配管挿入筒部115の拡径変形が制限されることにより、配管130の抜け止めがなされる。
なお、前記コネクタ101(図15参照)の他に、コネクタ本体に形成された配管挿入筒部に配管を挿入した状態で、配管挿入筒部にワイヤーリテーナを径方向へ移動操作することにより、配管を抜け止めするように構成されたコネクタも提案されている(特許文献2参照。)。
特開平9−310791号公報 特開2003−21287号公報
前記特許文献1のコネクタ101(図15参照)では、コネクタ本体110の配管挿入筒部115の正規の挿入位置に配管130が挿入されていない状態すなわち配管130の挿入が不完全な状態においても、リテーナ120を入口側にスライド操作することが可能であるため、配管130の誤組付けが起こるおそれがあった。また、配管130の誤組付けを防止するために、配管130の組付けが正規に行なわれているか否かを、別の工程で検査する必要があった。また、別の工程での検査において、配管130の誤組付けが判明したときには、配管130の組付けをやり直すことになる。したがって、配管130の組付けに係る工数が増加し、作業性が低下するという問題があった。
また、前記特許文献2のコネクタでは、コネクタ本体の配管挿入筒部に対してワイヤーリテーナを径方向に移動操作しなくてはならないことから、ワイヤーリテーナの移動操作に際して、コネクタの周辺に広い作業スペースが必要となるという問題があった。このため、コネクタの周辺部品のレイアウトによって、コネクタの使用上の制約が大きいという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、配管の誤組付けを防止するとともに、配管の抜け止めのためのリテーナの移動操作にかかる作業スペースを縮小することのできるコネクタを提供することにある。
前記課題を解決する本発明の請求項1に記載されたコネクタは、コネクタ本体とホルダーとチェッカーとリテーナとを備えている。前記コネクタ本体には、バルジ部を有する配管を挿入可能な配管挿入筒部が形成されている。また、前記ホルダーは、前記コネクタ本体の配管挿入筒部に設けられかつ該配管挿入筒部の正規の挿入位置に挿入された配管のバルジ部に対して弾性変形を利用して係合する抜け止め片を有している。また、前記チェッカーは、前記コネクタ本体の配管挿入筒部に軸方向に移動可能に設けられかつ該配管挿入筒部の正規の挿入位置に挿入される配管のバルジ部により軸方向に作動可能に構成されている。また、前記リテーナは、前記コネクタ本体の配管挿入筒部に軸方向に移動操作可能に設けられかつその移動により前記ホルダーの抜け止め片の弾性変形を制限可能に構成されている。また、前記チェッカーと前記リテーナとの間には、相互の係合によってチェッカーを作動前位置に位置決めするとともにリテーナを操作前位置に位置決めし、かつ前記チェッカーの作動によって前記係合を解除する係合手段が設けられている。
このように構成すると、コネクタ本体の配管挿入筒部における正規の挿入位置に配管が挿入されることにより、配管のバルジ部にホルダーの抜け止め片が弾性変形を利用して係合する。これとともに、配管のバルジ部によりチェッカーが軸方向に作動されることにより、チェッカーとリテーナとの間の係合手段による相互の係合が解除される。そして、チェッカーを軸方向に移動操作することにより、ホルダーの抜け止め片の弾性変形が制限される。これにより、コネクタに配管が抜け止めされた状態に接続されることになる。
ところで、コネクタ本体の配管挿入筒部に対する配管の挿入が不完全な状態のときには、配管のバルジ部によりチェッカーが作動されない。したがって、チェッカーとリテーナとの間の係合手段による相互の係合が解除されないため、リテーナを移動操作することができない。したがって、コネクタ本体の配管挿入筒部に配管を挿入し直して、チェッカーを作動させることにより、チェッカーとリテーナとの間の係合手段による相互の係合を解除したうえで、リテーナを移動操作する。
このように、作業者は、リテーナを移動操作できるか否かにより、コネクタ本体の配管挿入筒部における正規の挿入位置に配管が挿入されているか否かを容易に確認すなわちチェックすることができる。また、後工程においては、作業者の目視によって、リテーナが操作後位置にあるか否かを再チェックすることにより、配管の接続状態を再確認することができる。したがって、コネクタに対する配管の誤組付けを防止あるいは低減することができる。
また、コネクタ本体の配管挿入筒部に対して配管の抜け止めのためのリテーナを軸方向に移動操作するものであから、リテーナを径方向に移動操作する場合(前記特許文献2参照。)に比べて、リテーナの移動操作にかかる作業スペースを縮小することができる。
また、本発明の請求項2に記載された発明のコネクタは、請求項1に記載のコネクタにおいて、前記ホルダーと前記リテーナとの間に、リテーナが移動操作されたときの相互の係合によって該リテーナの操作前位置への移動を制限する戻り止め手段が設けられている。
このように構成すると、リテーナが移動操作されたときには、ホルダーとリテーナとの間の戻り止め手段による相互の係合により、リテーナの操作前位置への不用意な移動を制限することができる。
また、本発明の請求項3に記載された発明のコネクタは、請求項1又は2に記載のコネクタにおいて、前記コネクタ本体の配管挿入筒部に、前記ホルダー及び前記チェッカー並びに前記リテーナが多重管状をなすように嵌装されている。
このように構成すると、コネクタの配管挿入筒部にホルダー及びチェッカー並びにリテーナをコンパクトに組付けることができるとともに、チェッカー及びリテーナを軸方向に安定的に移動可能に組付けることができる。
以上述べたように、本発明のコネクタによれば、配管の誤組付けを防止あるいは低減するとともに、配管の抜け止めのためのリテーナの移動操作にかかる作業スペースを縮小することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について一実施例を参照して説明する。
本発明の一実施例について説明する。なお、図1に示すように、本実施例のコネクタCに挿入して接続する配管Pは、例えば、樹脂製あるいは金属製で、ほぼ丸パイプ状に形成されている。配管Pの先端寄りの位置すなわち先端面Paから所定間隔を隔てた外周面上には、周方向に沿って円環フランジ状をなすバルジ部Pvが突出されている。
図1に示すように、配管Pを接続するためのコネクタCは、コネクタ本体10とホルダー30及びチェッカー50並びにリテーナ70を備えている(図2及び図3参照)。以下、説明の都合上、コネクタ本体10、チェッカー50、ホルダー30、リテーナ70の順に説明する。
コネクタ本体10を説明する。図1に示すように、コネクタ本体10は、例えば樹脂製で、大径側筒部11及び小径側筒部12を有するほぼ段付き円筒状に形成されている。図4に示すように、コネクタ本体10の大径側筒部11は、前記配管Pを挿入可能な配管挿入筒部11(大径側筒部と同一符号を付す。)となっている。また、コネクタ本体10の小径側筒部12は、例えば、樹脂製のチューブT内に差込みによって接続されるチューブ接続部12(小径側筒部と同一符号を付す。)となっている。なお、説明の都合上、コネクタCの配管Pの接続側(図4において右側)を前側とし、チューブTの接続側(図4において左側)を後側と称する。また、図1に示すように、コネクタ本体10に対するホルダー30(後述する)の配置側を上側とし、チェッカー50の配置側を下側と称する。
図5に示すように、前記コネクタ本体10の配管挿入筒部11は、後側から前方に向かって口径を段階的に大きくする小径筒部11aと中径筒部11bと大径筒部11cとを有している。中径筒部11b内には、前後2つのオーリング(Oリングという。)13が配置され、両Oリング13の間において樹脂製のスペーサリング14が固定され、前側のOリング13の前側において樹脂製のストッパリング15が固定されている。なお、図11に示すように、配管Pがコネクタ本体10の配管挿入筒部11の正規の挿入位置まで挿入されたときには、該配管Pのバルジ部Pvが前記ストッパリング15の前端面にチェッカー50の検知爪部53(図1参照。後述する。)を間に近接する。このとき、両Oリング13がその弾性変形を利用して配管挿入筒部11と配管Pとの間をシールする。また、配管Pは、配管挿入筒部11の小径筒部11a、スペーサリング14及びストッパリング15内にほとんど間隙のない状態に挿入される。また、配管Pのバルジ部Pvは、配管挿入筒部11の大径筒部11c内にほとんど間隙のない状態に挿入される。
図1に示すように、前記配管挿入筒部11の大径筒部11cの前端部の外周面上には、周方向に沿って円環状に突出する前側の鍔部16が形成されている。また、配管挿入筒部11の小径筒部11aの後端部の外周面上には、周方向に沿って円環状に突出する後側の鍔部17が形成されている。なお、前側の鍔部16の外径は、後側の鍔部17の外径に比べて所定量大きい寸法に設定されている。
図1に示すように、前記配管挿入筒部11の大径筒部11cには、ほぼ四角形状をなす上段の開口窓18と中段の左右の両開口窓19と下段の開口窓20が形成されている。各開口窓18,19,20は大径筒部11cの軸方向全長に亘って開口されている。また、図6に示すように、上段の開口窓18は、配管挿入筒部11の大径筒部11cの最上端位置に形成されている。また、中段の左右の両開口窓19は、上段の開口窓18の周方向の開口幅に比べて所定量広い開口幅で、かつ上段の開口窓18に対して左右に約45°ずつずれた位置において左右対称状に形成されている。また、下段の左右の両開口窓20は、中段の開口窓19の周方向の開口幅に比べて所定量広い開口幅で、かつ上段の開口窓18に対して左右に約135°ずつずれた位置において左右対称状に形成されている。このため、中段の左右の両開口窓19と下段の左右の両開口窓20とは、周方向に約90°ずつずれた位置関係をもって形成されている。
次に、チェッカー50を説明する。図1に示すように、チェッカー50は、例えば樹脂製で、C型筒状のチェッカー主部51を主体として形成されている。チェッカー主部51の前端面には、計4本の検知片52が周方向に等間隔すなわち約90°間隔で突出されている。このため、チェッカー主部51は、約270°の断面ほぼC字状をなしており、残りの約90°分が上方に向けて開口されている。また、チェッカー主部51は、その弾性変形いわゆる口径を大きくする撓み変形を利用して、前記コネクタ本体10の配管挿入筒部11の中径筒部11bに対して同心状にかつ軸方向に移動可能すなわちスライド可能に嵌合されている(図4及び図7参照)。
図1に示すように、前記各検知片52の先端部(前端部)には、それぞれ径方向内方へ向けて突出する検知爪部53が形成されている。各検知爪部53は、前記コネクタ本体10における中段の左右の両開口窓19及び下段の左右の両開口窓20に対応しており、該当する開口窓19,20内にそれぞれ係入されている(図2、図3及び図6参照)。また、各検知爪部53は、各検知爪部53内に前記配管Pを挿入可能でかつ該配管Pのバルジ部Pvに対して軸方向に関して係合すなわち当接可能に形成されている。
図6に示すように、前記チェッカー主部51の下部の約90°の範囲に亘る部分すなわち左右の両検知片52の間に相当する部分の外周面には、所定肉厚の膨大部54が形成されている(図7参照)。なお、膨大部54は、チェッカー主部51の両端部分の肉厚の約2倍程度の肉厚に設定されている。また、膨大部54は、前記コネクタ本体10の後側の鍔部17の外径とほぼ等しい外径に設定されている(図4参照)。また、膨大部54の最下端部の外周面には、軸方向全長に延びる条溝55が形成されている(図7参照)。
次に、ホルダー30を説明する。図1に示すように、ホルダー30は、例えば樹脂製で、C型筒状のホルダー主部31を主体として形成されている。ホルダー主部31の前端面には、計3本の抜け止め片32が周方向に等間隔すなわち約120°間隔で突出されている。このため、ホルダー主部31は、約240°の断面ほぼC字状をなしており、残りの約120°分が下方に向けて開口されている。また、ホルダー主部31は、その弾性変形いわゆる口径を大きくする撓み変形を利用して、前記コネクタ本体10の配管挿入筒部11に対して同心状に嵌合されている(図4及び図7参照)。このホルダー主部31の両端部は、前記チェッカー50のチェッカー主部51の両端部に対して相対的に軸方向に移動可能すなわちスライド可能に外嵌されている。なお、ホルダー主部31は、前記コネクタ本体10の後側の鍔部17の外径とほぼ等しい外径に設定されている(図4参照)。また、前記ホルダー30のホルダー主部31及び各抜け止め片32は、前記コネクタ本体10の前側の鍔部16と後側の鍔部17との間にほとんど隙間なく嵌合されており、その軸方向の移動が制限されている(図4参照)。
前記各抜け止め片32は、その先端部(前端部)を径方向外方へ拡径する方向へ弾性変形いわゆる撓み変形可能に形成されている(図4中、二点鎖線32参照)。また、図1に示すように、各抜け止め片32の先端部(前端部)には、それぞれ径方向内方へ向けて突出する抜け止め爪部33が形成されている。図4に示すように、抜け止め爪部33は、径方向内端に向かって先細り状をなすほぼ台形形状に形成されている。抜け止め爪部33は、その前端部から径方向内端に向かって傾斜する前側斜面33aと、その前側斜面33aの径方向内端から軸方向後方へ延びる内端面33bと、その内端面33bの後端から径方向外方へ向かって傾斜する後側斜面33cと、その後側斜面33cの後端から軸方向後方へ延びる段付面33dと、その段付面33dの後端から軸方向外方へ延びて抜け止め片32につながる後側面33eとを有している。
前記各抜け止め爪部33は、前記コネクタ本体10の上段の開口窓18及び下段の左右の両開口窓20に対応しており、該当する開口窓18,20内にそれぞれ係入されている(図2、図3及び図6参照)。また、左右の両抜け止め爪部33は、前記チェッカー50の下側の左右の両検知爪部53の外側に並ぶ状態で下段の左右の両開口窓20内にそれぞれ係入されている。なお、各抜け止め爪部33の内端面33bは、前記配管Pの外周面に近接又は当接可能に形成されている(図4及び図6参照)。また、各抜け止め爪部33の段付面33dは、前記配管Pのバルジ部Pvに近接又は当接可能に形成されている(図11参照)。また、各抜け止め爪部33の後側面33eは、前記コネクタ本体10の配管挿入筒部11の中径筒部11bの前端面に近接している(図4参照)。また、ホルダー主部31の外周面には、軸方向全長に延びる左右2本の両条溝34が形成されている(図6参照)。両条溝34は、前記チェッカー50の条溝55に対して約120°ずれた位置関係をなすように形成されている(図6参照)。また、ホルダー主部31の後端面には、各条溝34の後端部に連通しかつ径方向に貫通する連通溝35がそれぞれ形成されている(図5及び図13参照)。なお、連通溝35の前壁面(溝底面)と条溝34の溝壁面とのなす隅角部は面取りされている。
次に、リテーナ70を説明する。図1に示すように、リテーナ70は、例えば樹脂製で、ほぼ円筒状のリテーナ主部71を主体として形成されている。リテーナ主部71は、前記コネクタ本体10の配管挿入筒部11に対して同心状に嵌合されている(図4及び図6参照)。このリテーナ主部71は、コネクタ本体10の後側の鍔部17をその後方から相対的に内挿することにより、前記チェッカー50のチェッカー主部51(詳しくは、膨大部54)及び前記ホルダー30のホルダー主部31の外周面に対して軸方向に移動操作可能すなわちスライド操作可能に外嵌されている。したがって、リテーナ70は、コネクタ本体10の配管挿入筒部11に対して、ホルダー30及びチェッカー50とともに多重管状をなすように嵌装されている。
図1に示すように、前記リテーナ主部71の後端部には、計3本のロック片72が周方向に等間隔すなわち約120°間隔で形成されている。図13に示すように、ロック片72は、リテーナ主部71の後端部に周方向に平行する二本の切込み溝74を形成することにより、両切込み溝74の間において弾性変形すなわち撓み変形可能に形成されている(図13中、二点鎖線72参照)。なお、リテーナ主部71の内周面には、ロック片72及び両切込み溝74の周辺部を含みかつ軸方向に延びる計3本の凹溝75が形成されている。これにより、ロック片72が撓み変形し易くなっている(図1及び図6参照)。
図5に示すように、前記各ロック片72の先端部(後端部)には、径方向内方へ向けて突出するロック爪部73が形成されている(図13参照)。各ロック片72のロック爪部73は、前記ホルダー30の両条溝34及び前記チェッカー50の条溝55にそれぞれ対応している。このうち、ホルダー30の両条溝34に対応する左右両側のロック爪部73は、該ホルダー30の両連通溝35(図5及び図13参照)内に係入されている。これにより、両ロック爪部73がホルダー30のホルダー主部31により軸回り方向に回り止めされるとともに、ホルダー主部31と前記コネクタ本体10の後側の鍔部17との間においてリテーナ70の軸方向に関する移動が制限すなわち軸方向に関して位置決めされている。この状態では、リテーナ70がコネクタ本体10の配管挿入筒部11の後方位置にある(図3参照)。
また、チェッカー50の条溝55に対応する下側のロック爪部73は、前記コネクタ本体10の後側の鍔部17と該チェッカー50のチェッカー主部51との対向面間に係入されている(図5参照)。なお、下側のロック爪部73については、コネクタ本体10の後側の鍔部17により軸方向後方への移動が制限される。
図5に示すように、前記各ロック爪部73は、前記コネクタ本体10の後側の鍔部17と前記チェッカー50のチェッカー主部51との対向面間に介入されており、チェッカー主部51の後端面に係合されている。これにより、チェッカー50が作動前位置に位置決めされている。なお、この状態がいわゆるコネクタCの納入状態である(図8参照)。
次に、上記したコネクタCに対して配管Pを接続する手順について説明する。いま、コネクタCは、前記納入状態(図8参照)にあるものとする。また、図8においては、コネクタCに対して配管Pがその前方(図8において右方)から挿入を開始した状態で示されている。なお、図8〜図11及び図14は、各部材10、30、50、70の各部を便宜上の配置関係をもって表わした説明図である。
前記納入状態(図8参照)において、作業者が、コネクタ本体10の配管挿入筒部11内に配管Pを挿入する。この配管Pの挿入途中において、該配管Pのバルジ部Pvがホルダー30の各抜け止め片32の抜け止め爪部33の前側斜面33aに当接しかつ前側斜面33aに沿って摺動していくことにより、各抜け止め片32が弾性変形すなわち拡径変形される(図8中、二点鎖線32参照)。そして、配管Pのバルジ部Pvが前記各抜け止め爪部33の前側斜面33aから内端面33bに摺動していき、その内端面33bの後端部付近で該抜け止め片32の拡径変形が最大となる(図9参照)。さらに、配管Pのバルジ部Pvが各抜け止め爪部33の抜け止め爪部33の内端面33bから後側斜面33cに達すると、バルジ部Pvの挿入にともなって、抜け止め片32が弾性復元していき(図10参照)、最終的にバルジ部Pvが段付面33d内に位置する(図11参照)。なお、この状態では、コネクタCに対して配管Pを引き抜こうとすれば、バルジ部Pvにより各抜け止め片32が拡径変形可能であるため、配管Pを引き抜くことができる。
また、図10に示すように、配管Pのバルジ部Pvが前記抜け止め爪部33の段付面33d内に位置する手前で、該バルジ部Pvがチェッカー50の検知片52の検知爪部53に当接し、その後、配管Pの挿入とともにバルジ部Pvによってチェッカー50が軸方向後方へ作動される(図11参照)。このチェッカー50の作動によって、図11に示すように、チェッカー50のチェッカー主部51の後端面に係合していたリテーナ70の左右の両ロック片72が各ロック爪部73を介して弾性変形すなわち拡径変形され、両ロック片72のロック爪部73がチェッカー50のチェッカー主部51の後端部の外周面上に乗り上げる。これにより、チェッカー50のチェッカー主部51に対するリテーナ70の左右の両ロック片72のロック爪部73の係合が解除されるため、リテーナ70の軸方向前方(図11において右方)への移動操作が可能となる。なお、リテーナ70の下側に位置するロック片72のロック爪部73は、チェッカー50の膨大部54の条溝55(図5参照)内に嵌合する。
したがって、配管Pがコネクタ本体10の配管挿入筒部11の正規の挿入位置に挿入されない限り、チェッカー50が軸方向後方へ作動されないので、チェッカー50のチェッカー主部51に対するリテーナ70の左右の両ロック片72のロック爪部73の係合が解除されない。このため、リテーナ70を軸方向前方へ移動操作することができない。なお、チェッカー50のチェッカー主部51とリテーナ70の各ロック片72とは、本明細書でいう「係合手段」を構成している。
また、図11に示すように、配管Pがコネクタ本体10の配管挿入筒部11の正規の挿入位置に挿入された状態では、配管Pのバルジ部Pvによりチェッカー50の検知片52の検知爪部53がストッパリング15の前端面に当接されることにより、配管Pの挿入が制限される。この状態では、配管Pは、ストッパリング15、前側のOリング13、スペーサリング14及び後側のOリング13を順次貫通した状態となる。また、配管Pの先端部は、コネクタ本体10の小径筒部11a内に達する。また、配管Pの外周面に両Oリング13が弾性変形を利用して接触することにより、両者間がシールされる。
また、前に述べたように、配管Pがコネクタ本体10の配管挿入筒部11の正規の挿入位置に挿入されることにより、チェッカー50のチェッカー主部51に対するリテーナ70の各ロック片72のロック爪部73の係合が解除された状態(図11参照)では、リテーナ70の軸方向前方(図11において右方)への移動操作が可能となる。したがって、作業者が、リテーナ70が軸方向前方へ移動操作することにより、図12に示すように、リテーナ70のリテーナ主部71がホルダー30のホルダー主部31及び各抜け止め片32に沿って軸方向へ移動すなわちスライドされる。これにともない、左右の両ロック片72の各ロック爪部73の先端部がホルダー30のホルダー主部31の当該条溝34に沿って摺動していく。そして、リテーナ70のリテーナ主部71の前端面がコネクタ本体10の前側の鍔部16に近接又は当接した時点で、両ロック片72のロック爪部73がホルダー30のホルダー主部31の当該条溝34を通過することにより、各ロック片72が弾性復元する(図12参照)。すると、各ロック片72のロック爪部73がホルダー30のホルダー主部31の前端面に係合することにより、リテーナ70の操作前位置への移動が制限される。なお、リテーナ70の両ロック片72とホルダー30のホルダー主部31とは、本明細書でいう「戻り止め手段」を構成している。
なお、前記リテーナ70の軸方向前方への移動操作にともない、リテーナ70の下端部に位置するロック片72のロック爪部73がホルダー30のホルダー主部31の当該条溝34(図5参照)に沿って摺動し、かつ最終的には当該条溝34を通過する。また、リテーナ70のリテーナ主部71の前端面がコネクタ本体10の前側の鍔部16に当接することによって、リテーナ70の軸方向前方への移動が制限される。したがって、リテーナ70が軸方向に関して位置決めされることになる。
このように、リテーナ70が前方位置に位置決めされると、リテーナ70のリテーナ主部71によってホルダー30の各抜け止め片32が外嵌状に取り囲まれることにより、各抜け止め片32の弾性変形いわゆる拡径変形が制限される(図12参照)。これにより、ホルダー30の各抜け止め片32の抜け止め爪部33が配管Pのバルジ部Pvに係合した状態に保持され、配管Pが強固に抜け止めされる。したがって、仮に、コネクタCと配管Pとの間に引き離す方向の外力が作用したとしても、ホルダー30の各抜け止め片32が配管Pのバルジ部Pvによって拡径変形されることがないため、コネクタCに対する配管Pの不用意な抜け外れを防止あるいは低減することができる。
上記したコネクタCによれば、前に述べたように、コネクタ本体10の配管挿入筒部11における正規の挿入位置に配管Pが挿入されることにより、配管Pのバルジ部Pvにホルダー30の各抜け止め片32が弾性変形を利用して係合する。これとともに、配管Pのバルジ部Pvによりチェッカー50が軸方向後方に作動されることにより、チェッカー50のチェッカー主部51とリテーナ70の各ロック片72との係合が解除される。そして、チェッカー50を軸方向前方に移動操作することにより、ホルダー30の各抜け止め片32の弾性変形が制限される。これにより、コネクタCに配管Pが抜け止めされた状態に接続されることになる。
ところで、コネクタ本体10の配管挿入筒部11に対する配管Pの挿入が不完全な状態のときには、配管Pのバルジ部Pvによりチェッカー50が作動されない。したがって、チェッカー50のチェッカー主部51とリテーナ70の各ロック片72との係合が解除されないため、リテーナ70を軸方向前方へ移動操作することができない。したがって、コネクタ本体10の配管挿入筒部11に配管Pを挿入し直して、チェッカー50を作動させることにより、チェッカー50のチェッカー主部51とリテーナ70の各ロック片72との係合を解除したうえで、リテーナ70を軸方向前方へ移動操作する。
このように、作業者は、リテーナ70を軸方向前方へ移動操作できるか否かにより、コネクタ本体10の配管挿入筒部11における正規の挿入位置に配管Pが挿入されているか否かを容易に確認すなわちチェックすることができる。
また、後工程においては、作業者の目視によって、リテーナ70が操作後位置にあるか否かを再チェックすることにより、配管Pの接続状態を再確認することができる。したがって、コネクタCに対する配管Pの誤組付けを防止あるいは低減することができる。
また、コネクタ本体10の配管挿入筒部11に対して配管Pの抜け止めのためのリテーナ70を軸方向前方に移動操作するものであから、リテーナ70を径方向に移動操作する場合(前記特許文献2参照。)に比べて、リテーナ70の移動操作にかかる作業スペースを縮小することができる。
また、リテーナ70が移動操作されたときには、リテーナ70の両ロック片72とホルダー30のホルダー主部31との係合により、リテーナ70の操作前位置(図12において右方位置)への不用意な移動を制限することができる。
また、コネクタ本体10の配管挿入筒部11に、ホルダー30及びチェッカー50並びにリテーナ70が多重管状をなすように嵌装されている(図6参照)。このため、コネクタCの配管挿入筒部11にホルダー30及びチェッカー50並びにリテーナ70をコンパクトに組付けることができるとともに、チェッカー50及びリテーナ70を軸方向に安定的に移動可能に組付けることができる。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、コネクタ本体10、チェッカー50、ホルダー30、リテーナ70の少なくとも1つは、樹脂製に代えて、金属製とすることができる。また、ホルダー30の抜け止め片32の本数、チェッカー50の検知片52の検知爪部53の本数、これらの本数に対応するコネクタ本体10の開口窓18,19,20の個数等は適宜増減することができる。また、上記実施の形態では、コネクタ本体10の配管挿入筒部11にチェッカー50、ホルダー30、リテーナ70の順に外嵌したものを例示したが、図14に示すように、コネクタ本体10の配管挿入筒部11にホルダー30、チェッカー50、リテーナ70の順に外嵌することも可能である。
本発明の一実施例に係るコネクタの構成部品を示す分解斜視図である。 コネクタを示す正面図である。 コネクタを示す側面図である。 図2のIV−IV線矢視断面図である。 図2のV−V線矢視断面図である。 図4のVI−VI線矢視断面図である。 図4のVII−VII線矢視断面図である。 コネクタに対する配管の挿入開始状態を示す説明図である。 コネクタに対する配管の挿入途中においてホルダーの抜け止め片が拡径変形された状態を示す説明図である。 コネクタに対する配管の挿入途中においてチェッカーの作動開始状態を示す説明図である。 コネクタに対する配管の挿入完了状態を示す説明図である。 リテーナの移動操作を完了した状態を示す説明図である。 ホルダーとリテーナのロック片との関係を示す部分斜視図である。 コネクタの別例を示す断面図である。 従来例に係るコネクタを示す断面図である。
符号の説明
10 コネクタ本体
11 配管挿入筒部
30 ホルダー
31 ホルダー主部(戻り止め手段の一部)
32 抜け止め片
50 チェッカー
51 チェッカー主部(係合手段の一部)
70 リテーナ
71 リテーナ主部
72 ロック片(係合手段の一部、戻り止め手段の一部)
P 配管
Pv バルジ部

Claims (3)

  1. コネクタ本体とホルダーとチェッカーとリテーナとを備え、
    前記コネクタ本体には、バルジ部を有する配管を挿入可能な配管挿入筒部が形成され、
    前記ホルダーは、前記コネクタ本体の配管挿入筒部に設けられかつ該配管挿入筒部の正規の挿入位置に挿入された配管のバルジ部に対して弾性変形を利用して係合する抜け止め片を有し、
    前記チェッカーは、前記コネクタ本体の配管挿入筒部に軸方向に移動可能に設けられかつ該配管挿入筒部の正規の挿入位置に挿入される配管のバルジ部により軸方向に作動可能に構成され、
    前記リテーナは、前記コネクタ本体の配管挿入筒部に軸方向に移動操作可能に設けられかつその移動により前記ホルダーの抜け止め片の弾性変形を制限可能に構成され、
    前記チェッカーと前記リテーナとの間には、相互の係合によってチェッカーを作動前位置に位置決めするとともにリテーナを操作前位置に位置決めし、かつ前記チェッカーの作動によって前記係合を解除する係合手段が設けられている
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタであって、
    前記ホルダーと前記リテーナとの間に、リテーナが移動操作されたときの相互の係合によって該リテーナの操作前位置への移動を制限する戻り止め手段が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1又は2に記載のコネクタであって、
    前記コネクタ本体の配管挿入筒部に、前記ホルダー及び前記チェッカー並びに前記リテーナが多重管状をなすように嵌装されていることを特徴とするコネクタ。

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