JP2006152849A - 遠心ポンプの吐出ケーシング - Google Patents

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博明 松井
Takeo Fujii
武夫 藤井
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Abstract

【課題】遠心ポンプの吐出ケーシングの外径を小さくし、より大径の羽根車の採用を可能にする。
【解決手段】遠心ポンプにおいて、内部に羽根車を収容するとともに、その外周に、ポンプの回転軸方向に徐々に流路面積を拡大させながら吐出口に流体を導く螺旋形状の流路を形成し、この螺旋部で徐々に流路を拡大して流速を落とし、圧力回復させて吐出す構造とした。螺旋形状の流路は、前記吐出ケーシングの内部端壁面の外周縁と羽根車の外周円に対応する円弧との間の円輪部分から、ポンプの回転軸方向に、吐出口に向かって徐々に深くなる螺旋形状の溝部によって構成される。
【選択図】図1

Description

この発明は、遠心ポンプの吐出ケーシングの構造に関する。
従来型の遠心多段ポンプは、図5に示すように、外殻を形成する吐出ケーシングの内部に羽根車、案内羽根、内部ケーシングを収容し、最終段では羽根車から遠心状に吐出された水を案内羽根で圧力回復させ、吐出ケーシング内に循環させて吐出口に導く構造としていた。
また、図6に示すような遠心多段ポンプの場合は、最終段では案内羽根を用いず、吐出ケーシングを図4に示すような一般的な渦巻形状とし、この渦巻部で徐々に流路を拡大して流速を落とし、圧力回復させて吐出す構造としていた。
前者は内部ケーシングや最終段案内羽根があって部品点数が多かった。また、前者は吐出ケーシングと内部ケーシングをもつ二重構造であるため、更に後者は吐出ケーシングが一般的な渦巻形状であるため、ポンプ外径が大きくなるか、外径の大きな羽根車が使用できなかった。
そこでこの発明では、遠心ポンプにおいて、内部に羽根車を収容するとともに、その外周に、ポンプの回転軸方向に徐々に流路面積を拡大させながら吐出口に流体を導く螺旋形状の流路を形成し、この螺旋部で徐々に流路を拡大して流速を落とし、圧力回復させて吐出す構造とした。
この発明の実施態様として、前記螺旋形状の流路が、前記吐出ケーシングの内部端壁面の外周縁と羽根車の外周円に対応する円弧との間の円輪部分から、ポンプの回転軸方向に、吐出口に向かって徐々に深くなる螺旋形状の溝部によって構成される。
この発明は以上のように構成したので、従来の遠心多段ポンプと比較してポンプ性能とポンプ外径は同等としたまま、段数を削減し、かつ、最終段の案内羽根を廃止して部品点数を減らし、ポンプ長を短くすることができる。また、従来の遠心単段ポンプと比較して、ケーシングは吐出ケーシングと吸込ケーシングの二分割となったものの、一部に中子を使用するだけの単純な鋳造が可能となった。
この発明は上記のように構成したので、吐出ケーシングはその溝部がポンプの軸線方向に若干拡張されるだけで、従来型のように渦巻形に半径方向に拡大することがないので、ポンプ外径を拡大することなく、外径の大きな羽根車を入れることができる。また、段数と部品点数を削減できて、安価でコンパクトな遠心多段ポンプを製作することができる。
この発明の一実施例として、拡大流路が螺旋状の吐出ケーシング1の外観を図1に、またこの吐出ケーシングを使用した遠心多段ポンプを図2に、遠心単段ポンプを図3に示す。吐出ケーシング1内部端壁面の外周縁と羽根車2の外周円に対応する円弧との間の円輪部分から、ポンプの回転軸方向に、吐出口に向かって徐々に深くなる螺旋形状の溝部3が形成され、吐出口4に連通している。このような吐出ケーシング1を遠心多段ポンプ5に配置した場合、図2に示すように、吐出ケーシング1がポンプの回転軸線方向に若干膨出するだけで、回転羽根車の半径方向に渦巻形状が拡大することはない。またこの発明の他の実施例として、前記螺旋形状の流路の幅が、吐出口に向って次第に拡大されるもの、前記流路の溝が最初平底であり、途中からU字型溝に変化して吐出口に至るもの等、種々の変形例が含まれる。
この発明によれば、吐出ケーシングは既述した通り、ポンプの回転軸線方向に吐出水を誘導することになるので、従来型の遠心ポンプ6に比べれば、吐出水の流速を落とし、圧力回復させる効率は若干変化するが、螺旋形状の溝部を、例えばU字断面形状にし且つ溝部表面を平滑にして水流の抵抗を極力減少させることによって、図4に示すような従来型の渦巻型吐出ケーシングと同等の性能の吐出ケーシングを得ることが可能である。
また。従来型の遠心ポンプと同じ外径のポンプを造る場合、各段の回転羽根は、渦巻型の外径に制限されることなく、比較的大径の羽根車を採用することができ、同一性能のポンプを造る場合、その段数を減らすことが可能になる。従ってポンプ全体の部品点数を減らすことが出来る。図3に示す、遠心単段ポンプは、その究極例を示している。この発明による遠心ポンプと比較するため、従来型の遠心多段ポンプの断面図を図5,6に、遠心単段ポンプの断面図を図7に示す。また、図8に、本発明による吐出ケーシングを用いた、口径50の遠心単段ポンプと、同口径の従来型遠心単段ポンプの全揚程、効率、出力を比較したグラフを示す。
この発明による吐出ケーシングは、従来法により鋳造で作成されるが、図1に示すようにポンプの回転軸線方向から見て、溝部の深さを徐々に変化させる構成になっているので、従来型の渦巻型ケーシングと比較して、中子の数を減らし、鋳造作業がより簡単になる。
この発明による吐出ケーシングの見取り図である。 この発明の実施例を示す遠心多段ポンプの側面断面図 この発明の実施例を示す遠心単段ポンプの側面断面図 従来の遠心多段ポンプの吐出ケーシング図 従来の遠心多段ポンプの側面断面図 従来の他の遠心多段ポンプの側面断面図 従来の遠心単段ポンプの側面断面図 この発明及び従来型遠心単段ポンプの全揚程、効率、出力を比較したグラフ
符号の説明
1 吐出ケーシング
2 羽根車
3 螺旋形状の溝部
4 吐出口
5 遠心多段ポンプ
6 遠心単段ポンプ

Claims (2)

  1. 遠心ポンプにおいて、内部に羽根車を収容するとともに、その外周に、ポンプの回転軸方向に徐々に流路面積を拡大させながら吐出口に流体を導く螺旋形状の流路を有することを特徴とする遠心ポンプの吐出ケーシング。
  2. 前記螺旋形状の流路が、前記吐出ケーシングの内部端壁面の外周縁と羽根車の外周円に対応する円弧との間の円輪部分から、ポンプの回転軸方向に、吐出口に向かって徐々に深くなる螺旋形状の溝部によって構成される、請求項1に記載の遠心ポンプの吐出ケーシング。
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