JP2006151393A - エアバッグ装置 - Google Patents

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良一 吉田
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Abstract

【課題】乗員がエアバッグ装置に近接しているときには少量のガスがエアバッグに供給され、エアバッグ内圧が低いものとなり、乗員がエアバッグ装置から十分に離隔しているときにはエアバッグ内に多量のガスが供給され、エアバッグが大きく膨張するエアバッグ装置を提供する。
【解決手段】インフレータ点火信号が発生した場合、まず第1点火器8に通電され、第1の室6内のガス発生剤からガスが発生し、エアバッグ1が膨張を開始する。エアバッグ装置の近傍に乗員Pが存在すると、膨張したエアバッグ1はすぐに乗員Pに当り、静電パッド12と対向パッド20との距離はゆっくりと増大するようになり、静電容量検出回路30で検出される静電容量はゆっくりと低下するようになる。点火信号が入力してから10mSec経過した時点においても静電容量が閾値よりも大きいときには、第2点火器9は点火しない。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両の衝突時にエアバッグを展開させて自動車の座席の乗員を保護するためのエアバッグ装置に関する。
エアバッグ装置は、車両の衝突等の緊急時にエアバッグを膨張させて座席乗員を保護するための装置であり、折り畳まれたエアバッグと、該エアバッグを囲む部材と、該エアバッグを膨張させるためのインフレータと称されるガス発生装置などを備えている。
このインフレータは、ガス噴出用の開口を有したケーシングと、該ケーシング内に装填されたガス発生剤と、該ケーシングに設けられた該ガス発生剤の反応を開始させるための点火器とを備えてなるものであり、車両の衝突時に該点火器が作動される。
このインフレータとして、作動直後の発生ガスが比較的低く、ある程度時間が経過してから発生ガス圧が高くなる時間−圧力特性を有するものがUSP4、950、458に記載されている。このUSP4、950、458では、アルミニウム製のハウジング内を2個のコンパートメント(小室)に区画し、一方のコンパートメント内のガス発生剤を先に点火し、少し遅れて他方のコンパートメント内のガス発生剤を点火させ、これによってガス圧の上昇を遅延させる。
USP4、950、458
USP4、950、458に記載のインフレータは、他方のコンパートメント内のガス発生剤も必ず点火作動され、発生したガスが全てエアバッグ内に供給される。
本発明は、ガス発生装置の作動後のエアバッグの膨張量を検知し、この検知結果に基づいてガス発生装置からエアバッグ内に供給されるガス量を制御するようにしたエアバッグ装置を提供するものである。
本発明のエアバッグ装置は、エアバッグ及び該エアバッグを膨張させるガス発生装置を有するエアバッグ装置において、該ガス発生装置の作動によるエアバッグの膨張量を検知する検知手段と、この検知手段の検知結果に基づいて該ガス発生装置からエアバッグ内に供給されるガス量を制御する手段とを備えたことを特徴とするものである。
このエアバッグの膨張量の検知手段は、ガス発生装置とエアバッグのガス発生装置対向面との間の距離を検知する距離検知手段であることが好ましい。
このエアバッグの膨張量の検知手段は、ガス発生装置とエアバッグとにそれぞれ設けられた電極と、該電極間の静電容量を検出する手段とからなることが好ましい。
本発明では、ガス発生装置が作動してから所定時間経過した時点におけるエアバッグの膨張量が所定量以上であるときにエアバッグ内へのガス供給量を増大させることが好ましい。
このガス発生装置は第1のガス発生部と第2のガス発生部とを備えており、最初に第1のガス発生部が作動され、前記時点に達したときにエアバッグの膨張量が所定以上であるときに、第2のガス発生部が作動されることが好ましい。
本発明のエアバッグ装置にあっては、乗員がエアバッグ装置に近接しているときには少量のガスがエアバッグに供給され、エアバッグ内圧が低いものとなり、乗員がエアバッグ装置から十分に離隔しているときにはエアバッグ内に多量のガスが供給され、エアバッグが急速に大きく膨張する。
第1図は実施の形態に係るエアバッグ装置の断面図である。第2図は固定パッドの断面図である。第3図はこのエアバッグ装置の制御装置の構成を示すブロック図である。第4図はこのエアバッグ装置の作動例を示す説明図である。第5図はインフレータの断面図である。
このエアバッグ装置は、運転席用エアバッグ装置に関するものであり、運転席用エアバッグ1がリテーナ2に取り付けられ、モジュールカバー3で覆われている。このモジュールカバー3はリテーナ2に取り付けられている。モジュールカバー3には、該モジュールカバー3の開裂を開始させるためのテアライン(溝)4が設けられている。リテーナ2にはインフレータ5が取り付けられている。このインフレータ5はアルミ合金よりなるケーシングを有しており、その内部は、第1の室6と第2の室7とに区画され、それぞれガス発生剤6a、7aが充填されている。ガス発生剤6a、7aを点火させるために第1の点火器8と第2の点火器9とがインフレータ5に取り付けられている。
このインフレータ5は、その上部がリテーナ2のインフレータ取付口を通ってエアバッグ1内に入り込んでいる。インフレータ5の上面に固定パッド10が接着剤又は粘着剤などにより取り付けられている。固定パッド10は、それぞれ導電性の金属フィルム(例えばアルミフィルム)よりなる補助パッド11及び静電パッド12と、両パッド11,12間に介在された絶縁フィルム13とを有する。補助パッド11はインフレータ5と静電パッド12との間に介在されている。
この固定パッド10と対面するように対向パッド20が配置されている。この対向パッド20はエアバッグ1の内面に接着剤又は粘着剤あるいは縫合により取り付けられている。この対向パッド20は、樹脂フィルムの表面にアルミニウムなどの金属層を形成したものである。この対向パッド20は、導電性の粉体又は液状塗料をエアバッグ1の内面にコーティング又は塗布することにより形成されたものであっても良い。
第3図の通り、補助パッド11、静電パッド12及びインフレータ5のケーシングはそれぞれ静電容量検出回路30の入力端子にリード線を介して接続されている。
この静電容量検出回路30は、静電パッド12と対向パッド20との間の静電容量を計測する。この静電容量は対向パッド20と固定パッド10との距離に逆比例する。
静電パッド12とインフレータ5のケーシングとの間の静電容量は、バッグ裏の対向パッド20を介在した容量と静電パッド12とインフレータケーシング間に直接に生じる容量の並列となる。通常、後者の容量が前者の容量の100〜1000倍程度と大きい。本来目的とする対向パッド20と静電パッド12との間の容量の変化を精度良く検出するために、補助パッド11と静電パッド12とにそれぞれ全く同位相同電圧の信号を給電することにより静電パッド12とインフレータケーシング間の容量を補助パッド11とインフレータケーシングとの間の静電容量に置き換え、静電パッド12とインフレータケーシング間の容量を見かけ上ゼロにできる。これにより静電パッド12と対向パッド20との間の静電容量だけを検出できる。
静電パッド12と対向パッド20との間の実際の静電容量を計測するには、固定パッド10を複数個の分割体に分割し、対向パッド20を介した固定パッド分割体同士の間の静電容量を計測すればよい。
この静電容量検出回路30は、検出された容量を電圧信号に変換してコンパレータ40の反転入力端子に入力する。コンパレータ40の非反転入力端子には閾値電圧発生回路41から所定の一定電圧を入力する。コンパレータ40の出力をDフリップフロップ50の入力端子Dに入力する。Dフリップフロップ50のクロック端子CKには、インフレータ点火信号をタイマ42で例えば10mSec遅延させて入力する。Dフリップフロップ50の出力Qと点火信号とをAND回路60に入力し、このAND回路60の出力によって第2点火器9を点火作動する。第1点火器8は点火信号によって直に点火作動する。
このように構成されたエアバッグ装置において、自動車の衝突や横転等によってインフレータ点火信号が発生した場合、まず第1点火器8に通電され、第1の室6内のガス発生剤からガスが発生し、エアバッグ1が膨張を開始する。エアバッグ1の膨張に伴って静電パッド12と対向パッド20との間の距離が増大し、両者の間の静電容量が低下する。
第4図(a)の通り、もしエアバッグ装置の近傍に乗員Pが存在すると、膨張したエアバッグ1はすぐに乗員Pに当り、静電パッド12と対向パッド20との距離はゆっくりと増大するようになり、静電容量検出回路30で検出される静電容量はゆっくりと低下するようになる。そして、点火信号が入力してから10mSec経過した時点においても静電パッド12と対向パッド20との間の静電容量が閾値よりも大きく、コンパレータ40の出力はLとなっているので、Dフリップフロップ50のクロック端子CKに点火信号(H)が入力しても出力QはLのままであり、AND回路60の出力はLのままとなり、第2点火器9は点火しない。このため、エアバッグ1には第1の室6内のガス発生剤から発生したガスだけが供給されることになり、エアバッグ1が乗員を押圧する力は弱いものとなる。
乗員がエアバッグ装置から十分に離れて存在していた状態で点火信号が発生した場合の作動について次に説明する。
この場合にも、第1点火器8に直ちに通電され、第1の室6からガスがエアバッグ1内に供給され、エアバッグ1が膨張開始する。この場合には、第4図(b)の通りエアバッグ装置と乗員Pとの間隔が広いので、エアバッグ1は乗員に当ることなく急速に膨張し、静電パッド12と対向パッド20との間隔も急速に大きくなり、静電容量検出回路30で検出される静電容量が急速に小さくなる。そして、点火信号が発生してから10mSec経過したときには、静電容量検出回路30の出力電圧は閾値電圧よりも低くなっており、コンパレータ40の出力はHとなっている。従って、タイマ42からクロック端子CKに信号Hが与えられたときにはDフリップフロップ50の出力QがHとなり、AND回路60の出力もHとなり、第2点火器9に通電され、インフレータ5の第2の室7のガス発生剤7aからもガスが発生し、エアバッグ1は大きく膨張する。この大きく膨張したエアバッグに乗員が突っ込んでくることにより乗員に対して加えられる衝撃が吸収される。
上記実施の形態ではタイマは10mSec遅延タイマとなっているが、この10mSecは一例にすぎないことは明らかである。
本発明では、運転席用エアバッグ装置の場合、タイマ遅延時間は5〜15mSecが好ましく、助手席用エアバッグ装置の場合、タイマ遅延時間は5〜20mSecが好ましい。
本発明は、助手席用エアバッグ装置、後席用エアバッグ装置、サイドエアバッグ装置などにも適用できる。
上記実施の形態では、インフレータに2個の室6、7と2個の点火器8、9を設け、10mSec経過時に静電パッド12と対向パッド20との間隔が所定距離よりも小さいときには第2の点火器に通電しない構成としているが、本発明ではインフレータに3個以上の室と3個以上の点火器を設けても良い。
上記実施の形態にあっては、点火信号発生後10mSec経過時の静電パッド12と対向パッド20との距離が小さいと第2点火器9を点火しないものとしているが、第2点火器の点火を更に遅延させるようにしても良い。
実施の形態に係るエアバッグ装置の断面図である。 実施の形態に係る固定パッドの断面図である。 本発明のエアバッグ装置の制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明のエアバッグ装置の作動例を示す説明図である。 実施の形態に係るインフレータの断面図である。
符号の説明
1 エアバッグ
2 リテーナ
3 モジュールカバー
4 テアライン
5 インフレータ
6 第1の室
7 第2の室
8 第1点火器
9 第2点火器
10 固定パッド
11 補助パッド
12 静電パッド
20 対向パッド
30 静電容量検出回路
40 コンパレータ
50 Dフリップフロップ
60 AND回路

Claims (5)

  1. エアバッグ及び該エアバッグを膨張させるガス発生装置を有するエアバッグ装置において、
    該ガス発生装置の作動によるエアバッグの膨張量を検知する検知手段と、この検知手段の検知結果に基づいて該ガス発生装置からエアバッグ内に供給されるガス量を制御する手段とを備えたことを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 請求項1において、前記エアバッグの膨張量の検知手段は、ガス発生装置とエアバッグのガス発生装置対向面との間の距離を検知する距離検知手段であることを特徴とするエアバッグ装置。
  3. 請求項1において、該エアバッグの膨張量の検知手段は、ガス発生装置とエアバッグとにそれぞれ設けられた電極と、該電極間の静電容量を検出する手段とからなることを特徴とするエアバッグ装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、ガス発生装置が作動してから所定時間経過した時点におけるエアバッグの膨張量が所定量以上であるときにエアバッグ内へのガス供給量を増大させる制御装置を有することを特徴とするエアバッグ装置。
  5. 請求項4において、前記ガス発生装置は第1のガス発生部と第2のガス発生部とを備えており、前記制御装置は、最初に第1のガス発生部を作動させ、前記時点に達したときにエアバッグの膨張量が所定以上であるときに第2のガス発生部を作動させることを特徴とするエアバッグ装置。
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