JP2006151377A - 自転車用クランク - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来の自転車はペダルを足で踏み込む動作で足にかかる負担は、ペダルが上部にある時に重く、下方へ回転するに従い軽くなり、一定でないため、向かい風や坂道、又長時間の走行で疲労が大きい。
【解決手段】 ペダルが上部にある時に、足にかかる負担を掛けずに走行するため、クランクがクランク軸の周りを摺動し回転する装置を設け、また、クランクが回転してペダルの位置が低くなり、負荷が比較的軽くなった位置から、クランクとクランク軸は摺動することなく、固定され回転することで、ペダルの踏みこむ力を低く抑えて走行が出来る自転車用クランクを提供する。
【選択図】図2
【解決手段】 ペダルが上部にある時に、足にかかる負担を掛けずに走行するため、クランクがクランク軸の周りを摺動し回転する装置を設け、また、クランクが回転してペダルの位置が低くなり、負荷が比較的軽くなった位置から、クランクとクランク軸は摺動することなく、固定され回転することで、ペダルの踏みこむ力を低く抑えて走行が出来る自転車用クランクを提供する。
【選択図】図2
Description
本発明はペダルの踏み込む力を低く抑えて走行するための自転車用クランクに関する。
クランクの長さを増減させるものがある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
クランクを二分割し連結させたものがある(例えば、特許文献3参照。)。
クランクを直線状でなく形成したものがある(例えば、特許文献4参照。)。
特開平7−277266号 公報 特開平6−156356号 公報 特表2001−521859号 公報 特開平2003−13766号 公報
クランクを二分割し連結させたものがある(例えば、特許文献3参照。)。
クランクを直線状でなく形成したものがある(例えば、特許文献4参照。)。
自転車の推進力はペダルを踏み込む動作によりクランクが回転し、その回転が、クランク軸、チェーンホイールに伝わることにより得られる。
その推進力を得るために、ペダルを踏み込む動作で足にかかる負担は、ペダルの位置が上部で重く、クランクが回転し下方になるに従い軽くなる。
この様に、ペダルの踏み込むために要する力は一定でなく、そのため、ペダルの位置が上部のとき、足にかかる負荷が大きいため、向かい風や坂道、長時間の走行時に疲労が大きい。
本発明は、小さな踏み込む力で走行が可能な自転車を実現することを目的とするものである。
本発明は上記の目的を達成するため、クランクの一端でクランク軸との連結される部分に、クランクの回転の設定された範囲内は、ペダルを踏み込んでクランクを回転させても、クランクはクランク軸とは連結されずに、クランクだけをクランク軸の周りを摺動して回転し、その回転はクランクからクランク軸へは伝わらない装置を設けたものである。また、前記クランクの回転の設定された範囲外では、クランクはクランク軸と固定され、ペダルを踏み込めば、クランクはクランク軸に回転を伝える装置を設けた自転車用クランクである。
クランクはクランク軸との連結される部分に、クランクの回転で設定された範囲内はペダルを踏み込んでクランクを回転させても、クランク軸は回転しないため、この回転の範囲ではペダルを足で踏み込む力は、無負荷に近い動作になる。
上述のクランクの摺動する範囲を、ペダルの位置が上部あり、負荷の重い踏み込みを要する位置に設定すれば、この間を無負荷に近い足の踏み込む力で、ペダルをその間をこぐことが可能になる。
続いて、ペダルを踏み込む動作を行えば、クランクは回転して、ペダルの位置が低くなるため、ペダルを踏むに要する力は軽い状態になる。この状態に達したときに、クランクの回転で設定された範囲外とすれば、クランク軸の摺動して回転するのを停止して、クランクはクランク軸と連結し、クランクの回転がクランク軸に伝わり、また、チェーンホイールも回転され、自転車は負荷が軽い状態で走行ができる。
又更に、ペダルの踏み込みを行えば、クランクは回転してペダルの位置は最下部に達する。
また、もう一方にあるペダルによる踏み込み動作により、クランク軸が回転し、クランクが回転するため、ペダルは押し上げられて上部の位置になる。
その押し上げられる過程でクランクに設けられている摺動する装置にも伝達されるため、ペダルに乗せた足により、下向の力がペダルに作用するため、このクランクとクランク軸とが摺動する部分で、クランクは踏み込む時とは逆方向に摺動される。したがって、クランクとクランク軸の関係方位は初めの位置に戻る。
上述したように本発明の自転車用クランクを使用することで、強い踏み込む力を必要とされる範囲を、ペダルをこいで回転するクランクを、クランク軸との間で摺動させることで、無負荷に近い力でクランクだけを回転させる。また、ペダルの位置が低くなり踏む力が少なくてすむ位置からは摺動するのを停止させ、クランクはクランク軸と連結し、クランクの回転がクランク軸に伝わり、チエーンホイールが回転し,負荷の軽い状態で自転車は走行し、疲労の少ないない自転車用クランクを提供できる。
以下本発明の実施の形態を図1〜図8に基いて説明する。
自転車のフレーム1に組み込まれているクランク軸5の両端に、ペダル3a,3bを有するクランク4a,4bを、緩みのないようにボルト7で十分に組み付ける。クランク4aにはチェーンホイール2を有している。
クランク4a,4bのそれぞれに摺動する装置を設け、その装置はクランク摺動部4−1、クランク摺動部4−2で構成され、それらは内、外に組み込まれ、その接合面は滑らかに加工され、摺動し回転するように一体の円筒状に組み立てられ、ナット6により保持され、また、摺動する範囲を変えるために、調整部品8を用意できる。また、サイズの異なるクランク摺動部4−1,4−2と交換することで摺動する範囲を変えることができる。
図7aから図7dに於いて、X,Y,Z,Wはクランクの方位を表したもので、方位Xから方位Yまでの間は、クランクはクランク軸の周りで摺動して回転をし、又、方位Yから方位Zはクランクとクランク軸とは、摺動することなく固定され回転することを表し、方位Wでは、クランクはクランク軸の回転により押し上げられる状態を表している。
クランク4aの回転は最上部の方位Xより方位Yまでは無負荷に近い力で回転する。これは、ペダル3aを足で踏み込む動作によりクランク4aを回転させると、クラク摺動部4−1はクランク摺動部4−2と固定されることなく、クランク摺動部4−2の周りを摺動して回転するため、その回転は方位Xから方位Y迄はクランク軸5へは伝はらない。したがって、この間はペダル4aの踏み込みではクランク軸5を回転することはないので、自転車の走行には寄与しない。
方位Yを過ぎ、例えば、方位Zになれば、ペダル3aの踏み込みでクランク4aが回転して、クランク摺動部4−1とクランク摺動部4−2の凹凸部が接合しているため、クランク4aとクランク軸5とは摺動することなく固定され、チエーンホイール2を回転させ自転車は走行する。方位Zでは方位X,Yよりペダル3aの位置が低いために回転に要する踏み込み力は低くなる。
ペダル3aの踏み込みでクランク4aが回転し最下部至り、さらに、他方のペダル3bの踏み込でクランク軸5が回転され、クランク4aは上方に押し上げられる。また、ペダル3aに乗せた足の重さが下方に作用するため、クランク摺動部4−1は摺動部4−2で、前とは逆方向に摺動して回転し、クランク4aとクランク軸5は方位Wの関係なる。
更にペダル4bの踏み込みでクランク4aとクランク軸5の関係は初めの方位Xに戻る。
クランク4a,bの摺動する範囲を調整するために、調整部品8をクランク摺動部4−1、クランク摺動部4−2の間に取り付けることで設定することが出来る。また、サイズの異なるクランク摺動部4−1,4−2と交換することで摺動する範囲を変えることができる。極端な場合、摺動を無しとする事もできる。
クランク摺動部4−1とクランク摺動部4−2とが接合している部分に緩衝装置を組み込むことにより、自転車の走行時スムーズな乗り心地が得られる。この緩衝装置は圧縮型コイルバネ10−1、伸長型コイルバネ10−2の両方叉は片方を組み込むことにより、クランク4a、叉は、クランク4bの回転が摺動回転から摺動回転しない状態に移る時の衝撃を無くすのに役立つ。
本発明の自転車用クランクを自転車への取り付けは、本発明のクランクを両クランク軸へ取り付けても良いし、本発明のクランクと従来のクランクを一本ずつ取り付けても良い。
1 自転車のフレーム
2 チェーンホイール
3a ペダル
3b ペダル
4a クランク
4b クランク
4−1 クランク摺動部
4−2 クランク摺動部
5 クランク軸
6 ナット
7 ボルト
8 調整部品
9 緩衝部品
10−1 圧縮型コイルバネ
10−2 伸長型コイルバネ
2 チェーンホイール
3a ペダル
3b ペダル
4a クランク
4b クランク
4−1 クランク摺動部
4−2 クランク摺動部
5 クランク軸
6 ナット
7 ボルト
8 調整部品
9 緩衝部品
10−1 圧縮型コイルバネ
10−2 伸長型コイルバネ
Claims (3)
- 自転車用のクランクとクランク軸を連結する部分に、ペダルを踏み込んで前記クランクを回転させても、該回転は設定された範囲では、前記クランクは前記クランク軸と連結されずに前記クランク軸の周りを前記クランクが摺動して回転し、また、前記の設定された範囲外では、前記クランクは前記クランク軸と固定され、前記ペダルを踏み込めば、前記クランクは前記クランク軸に回転を伝えるクランク摺動部を設けたことを特徴とする自転車用クランク。
- 前記クランク摺動部に緩衝装置が組み込まれていることを特徴とする請求項1に記載の自転車用クランク。
- 前記クランクと前記クランク軸とが摺動する部分に調整部品を取り付けることで、前記クランクが摺動して回転する範囲を変えて設定できることを特徴とする請求項1に記載の自転車用クランク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005324094A JP2006151377A (ja) | 2004-11-01 | 2005-10-11 | 自転車用クランク |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004347565 | 2004-11-01 | ||
JP2005324094A JP2006151377A (ja) | 2004-11-01 | 2005-10-11 | 自転車用クランク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006151377A true JP2006151377A (ja) | 2006-06-15 |
Family
ID=36630141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005324094A Pending JP2006151377A (ja) | 2004-11-01 | 2005-10-11 | 自転車用クランク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006151377A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106697163A (zh) * | 2017-01-10 | 2017-05-24 | 李钢 | 一种上下往复踩踏式自行车 |
US9988959B2 (en) | 2015-05-22 | 2018-06-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Exhaust purifying apparatus |
JP6370460B1 (ja) * | 2017-10-30 | 2018-08-08 | 富雄 柿見 | 自転車用緩衝装置および自転車 |
TWI668036B (zh) * | 2018-07-18 | 2019-08-11 | 賴宜亨 | Reversing crank module for fitness equipment |
-
2005
- 2005-10-11 JP JP2005324094A patent/JP2006151377A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9988959B2 (en) | 2015-05-22 | 2018-06-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Exhaust purifying apparatus |
CN106697163A (zh) * | 2017-01-10 | 2017-05-24 | 李钢 | 一种上下往复踩踏式自行车 |
JP6370460B1 (ja) * | 2017-10-30 | 2018-08-08 | 富雄 柿見 | 自転車用緩衝装置および自転車 |
JP2019081527A (ja) * | 2017-10-30 | 2019-05-30 | 富雄 柿見 | 自転車用緩衝装置および自転車 |
TWI668036B (zh) * | 2018-07-18 | 2019-08-11 | 賴宜亨 | Reversing crank module for fitness equipment |
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