JP2009119924A - 自転車 - Google Patents
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Abstract
【課題】平坦な道を走行するときにペダルを円滑に操作することができ、且つ必要に応じて大きな駆動力を発生させることができる自転車を提供することを課題とする。
【解決手段】右リンク機構30は、右揺動レバー33と、右クランクレバー34と、右連結レバー35と、右屈曲部36で右ペダル37を支持している右延長レバー38と、この右延長レバー38の先端に取り付けられている右第2ペダル39とからなる。
【効果】平坦な道を走行するときには右ペダル37を円滑に操作することができ、漕ぎ出しや登坂走行のときには右第2ペダル39を漕ぐことで大きな駆動力を発生させることができる二輪車を実現することができる。よって、平坦な道を走行するときに右ペダル37を円滑に操作することができ、且つ必要に応じて大きな駆動力を発生させることができる二輪車を提供することができる。
【選択図】図2
【解決手段】右リンク機構30は、右揺動レバー33と、右クランクレバー34と、右連結レバー35と、右屈曲部36で右ペダル37を支持している右延長レバー38と、この右延長レバー38の先端に取り付けられている右第2ペダル39とからなる。
【効果】平坦な道を走行するときには右ペダル37を円滑に操作することができ、漕ぎ出しや登坂走行のときには右第2ペダル39を漕ぐことで大きな駆動力を発生させることができる二輪車を実現することができる。よって、平坦な道を走行するときに右ペダル37を円滑に操作することができ、且つ必要に応じて大きな駆動力を発生させることができる二輪車を提供することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、駆動スプロケットを備えたクランク軸にリンク機構が設けられ、このリンク機構にペダルが設けられている自転車に関する。
自転車は、漕ぎ出し時や登坂走行時に大きな駆動力を必要とする。
従来大きな駆動力を発生させることができる自転車としてリンク機構付き自転車が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−263279号公報(図1)
従来大きな駆動力を発生させることができる自転車としてリンク機構付き自転車が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図12は従来の技術の基本構成を説明する図であり、(a)にて、自転車100は、前輪101を支持しているフロントフォーク102と、このフロントフォーク102を操舵可能に支持したヘッドパイプ103を前部に備えると共に後端で後輪104を支持しているフレーム105と、このフレーム105の下端に回転自在に設けられているクランク軸106と、このクランク軸106の右端に取付けられている右クランクレバー107と、この右クランクレバー107より後方のフレーム105に揺動自在に取付けられている右揺動レバー108と、この右揺動レバー108の先端と右クランクレバー107の先端とを繋ぎくの字形に形成されている右連結レバー109と、この右連結レバー109の先端に取付けられている右ペダル111と、右クランクレバー107よりも図奥側のクランク軸106に取付けられている駆動スプロケット112と、後輪104の後輪軸に取付けられている従動スプロケット113と、駆動スプロケット112と従動スプロケット113を繋いでいるチェーン114と、フレーム105の上端に設けられているサドル115と、フロントフォーク102の上端に設けられているハンドル116とで構成され、上記に加えて奥側に左クランクレバー、左揺動リンク、左連結レバー、左ペダルが設けられる。
図12は従来の技術の基本構成を説明する図であり、(a)にて、自転車100は、前輪101を支持しているフロントフォーク102と、このフロントフォーク102を操舵可能に支持したヘッドパイプ103を前部に備えると共に後端で後輪104を支持しているフレーム105と、このフレーム105の下端に回転自在に設けられているクランク軸106と、このクランク軸106の右端に取付けられている右クランクレバー107と、この右クランクレバー107より後方のフレーム105に揺動自在に取付けられている右揺動レバー108と、この右揺動レバー108の先端と右クランクレバー107の先端とを繋ぎくの字形に形成されている右連結レバー109と、この右連結レバー109の先端に取付けられている右ペダル111と、右クランクレバー107よりも図奥側のクランク軸106に取付けられている駆動スプロケット112と、後輪104の後輪軸に取付けられている従動スプロケット113と、駆動スプロケット112と従動スプロケット113を繋いでいるチェーン114と、フレーム105の上端に設けられているサドル115と、フロントフォーク102の上端に設けられているハンドル116とで構成され、上記に加えて奥側に左クランクレバー、左揺動リンク、左連結レバー、左ペダルが設けられる。
運転者が例えば右ペダル111を漕ぐと、この右ペダル111の軌跡は(b)に示すように垂直に延びた楕円形状117を描く。右ペダル111の軌跡が垂直に長い楕円形状117であれば、右ペダル111の踏み込み方向は楕円形状117の軌跡の略直線部118と一致する。これによって、自転車(図(a)の符号100)は大きな駆動力を得ることができる。
ところで、特許文献1の自転車100では、右ペダル111は楕円形状117の略直線部118と曲線部119を通るため、一定の周速度で移動することが難しい。ペダルの周速度が一定でなければ、大きな駆動力を要しない平坦な道を走行する場合、ペダルを操作しに難くなることがある。これでは、自転車の操作性の悪化を招く。
そのため、平坦な道を走行するときにペダルを円滑に操作することができ、且つ必要に応じて大きな駆動力を発生させることができる自転車の開発が求められる。
本発明は、平坦な道を走行するときにペダルを円滑に操作することができ、且つ必要に応じて大きな駆動力を発生させることができる自転車を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明では、駆動スプロケットを備えたクランク軸にリンク機構が設けられ、このリンク機構にペダルが設けられている自転車において、前記リンク機構は、前記車体フレームに揺動自在に取り付けられている揺動レバーと、この揺動レバーの対辺を構成するように前記クランク軸の一端から延ばされているクランクレバーと、このクランクレバーの先端と前記揺動レバーの先端とにピンを介して連結されている連結レバーと、くの字を呈するように前記連結レバーの先端から延ばされ屈曲部で前記ペダルを支持している延長レバーと、この延長レバーの先端に取り付けられている第2ペダルとからなり、前記ペダルを漕ぐことで、ペダルは車体フレームを側方から見たときに円形状の軌跡を描くことができ、前記第2ペダルを漕ぐことで、第2ペダルは車体フレームを側方から見たときに垂直に延びた楕円形状の軌跡を描くことができることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、第2ペダルは、延長レバーに折り畳み可能に取り付けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、第2ペダルは、折り畳み方向へ付勢するトーションばねを備えていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、第2ペダルを支える第2ペダル軸は、水平旋回可能にピンを介して延長レバーの先端に取り付けられていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、第2ペダル軸と延長レバーの先端は、シヤーピンで連結されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ペダルを漕ぐことで、ペダルは円形状の軌跡を描くことができ、第2ペダルを漕ぐことで、第2ペダルは垂直に延びた楕円形状の軌跡を描くことができるので、1台の自転車で円形状の軌跡と楕円形状の軌跡を得ることができる。円形状の軌跡は、ペダルの移動が円滑になるため、定速走行が多い平坦な道での運転に適する。一方、垂直に長い楕円形状の軌跡は、楕円形状の軌跡の略直線部と第2ペダルに作用する踏み込みベクトルの方向とが一致するので、大きな駆動力を発生させることができる。そのため、楕円形状の軌跡は、大きな駆動力を要する漕ぎ出しや登坂走行に適する。
すなわち、平坦な道を走行するときにはペダルを円滑に操作することができ、漕ぎ出しや登坂走行のときには第2ペダルを漕ぐことで大きな駆動力を発生させることができる自転車を実現することができる。請求項1によれば、平坦な道を走行するときにペダルを円滑に操作することができ、且つ必要に応じて大きな駆動力を発生させることができる自転車を提供することができる。
請求項2に係る発明では、第2ペダルは、延長レバーに折り畳み可能に取り付けられているので、第2ペダルとペダルに置いた足とが干渉することを防止することができる。
請求項3に係る発明では、第2ペダルは、折り畳み方向へ付勢するトーションばねを備えているので、第2ペダルが折り畳まれた垂直状態から水平状態に倒れることを防止することができる。
請求項4に係る発明では、第2ペダルを支える第2ペダル軸は、水平旋回可能にピンを介して延長レバーの先端に取り付けられている。そのため、運転中に第2ペダルに水平方向の荷重が作用しても、第2ペダルはピンの中心を回転中心として水平旋回することができる。これにより、第2ペダル軸の破損を防止することができる。
請求項5に係る発明では、第2ペダル軸と延長レバーの先端は、シヤーピンで連結されているので、第2ペダルを確実に固定することができる。また、運転中に第2ペダルに水平方向の荷重が作用した場合、第2ペダル軸の破損を確実に防止することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る自転車の斜視図であり、自転車は二輪車を例にして説明する。また、以下に示す「左」、「右」、「前」、「後」、「上」、「下」は、運転者から見たものとして説明する。
図1は本発明に係る自転車の斜視図であり、自転車は二輪車を例にして説明する。また、以下に示す「左」、「右」、「前」、「後」、「上」、「下」は、運転者から見たものとして説明する。
二輪車10は、前輪11を回転自在に支えているフロントフォーク12と、このフロントフォーク12を操舵可能に支えている車体フレームとしてのヘッドパイプ13と、このヘッドパイプ13の前方に配置されているかご14と、このかご14の下方に配置され前輪11を覆っているフロントフェンダ15と、ヘッドパイプ13よりも上方に配置されフロントフォーク12の上端に取り付けられているハンドル16と、このハンドル16よりも下方に配置されヘッドパイプ13から後方に延ばされている車体フレームとしてのフレーム17と、このフレーム17の後端に回転自在に取り付けられている後輪18と、この後輪18を覆っているリアフェンダ19と、このリアフェンダ19の上方に配置されフレーム17に支持されている荷台21と、この荷台21よりも前方に配置されフレーム17の上端に取り付けられているサドル22と、このサドル22の下方に配置されフレーム17で支持されているチェーンカバー23と、このチェーンカバー23に取り付けられているスタンド24と、チェーンカバー23から左右に突出させているクランク軸25と、このクランク軸25の右端に取り付けられチェーンカバー23の中央部で支持されている右リンク機構30(詳細後述)と、クランク軸25の左端に取り付けられチェーンカバー23の中央部で支持されている左リンク機構40(詳細後述)とで構成される。
図2は図1の2部拡大図であり、右リンク機構30は、チェーンカバー23の右側面に設けた右支持材31に右ピン32で揺動自在に取り付けられている右揺動レバー33と、この右揺動レバー33の対辺を構成するようにクランク軸25の右端に取り付けられクランク軸25の右端から延ばされている右クランクレバー34と、この右クランクレバー34の先端と右揺動レバー33の先端とに右ピン32、32を介して連結されている右連結レバー35と、くの字を呈するように右連結レバー35の先端から右斜め上に延ばされ右屈曲部36で右ペダル37を支持している右延長レバー38と、この右延長レバー38の先端に取り付けられている右第2ペダル39とからなる。
左リンク機構40は、チェーンカバー23の左側面に設けた左支持材41に左ピン42で揺動自在に取り付けられている左揺動レバー43と、この左揺動レバー43の対辺を構成するようにクランク軸25の左端に取り付けられクランク軸25の左端から延ばされている左クランクレバー44と、この左クランクレバー44の先端と左揺動レバー43の先端とに左ピン42、42を介して連結されている左連結レバー45と、くの字を呈するように左連結レバー45の先端から右斜め下に延ばされ左屈曲部46で左ペダル47を支持している左延長レバー48と、この左延長レバー48の先端に取り付けられている左第2ペダル49とからなる。51は点検蓋である。
右リンク機構30及び左リンク機構40は、構成要素数が少ないので、二輪車(図1の符号10)の価格上昇を抑えることができる。
図3は本発明に係るリンク機構の要部断面図であり、クランク軸25の中央部は、フレーム17と一体化した右軸受箱52(図左側)及び左軸受箱53(図右側)に右軸受54及び左軸受55を介して回転自在に支持されている。
また、クランク軸25の右端部には、駆動スプロケット56が取り付けられ、この駆動スプロケット56を覆うように右軸受箱52及びフレーム17には、固定側チェーンカバー57が取り付けられ、この固定側チェーンカバー57には、取外し側チェーンカバー58が嵌められている。
59は右軸受押さえ、61は左軸受押さえ、62、63は間隔保持用スリーブ、64はチェーン、65は止めねじ、66は固定用ボルト、67は点検蓋用ねじである。
運転者が右足68で右ペダル37を図下方向に押し下げると、右クランクレバー34を介してクランク軸25にトルクが作用する。このトルクは同時に左クランクレバー44を回転させ、左足69及び左ペダル47を図上方向に移動させ、駆動スプロケット56を回転させる。これにより、駆動スプロケット56に作用したトルクは、チェーン64を介して後輪(図1の符号18)に伝達されるので、二輪車(図1の符号10)を前進させることができる。
二輪車の前進時、フレーム17、右軸受箱52、左軸受箱53、右軸受押さえ59、左軸受押さえ61、右軸受54の外輪、左軸受55の外輪、チェーンカバー23、右支持材31、左支持材41は静止し、右ペダル37、左ペダル47、右クランクレバー34、左クランクレバー44、クランク軸25、駆動スプロケット56、チェーン64、間隔保持用スリーブ62、63、右軸受54の内輪及び転動体、左軸受55の内輪及び転動体、右揺動レバー33、左揺動レバー43、右連結レバー35、左連結レバー45、右延長レバー38、左延長レバー48、右第2ペダル39、左第2ペダル49は運動する。
加えて、右第2ペダル39及び左第2ペダル49は、右延長レバー38及び左延長レバー48に矢印のように垂直に折り畳み可能に取り付けられていることを特徴とする。そのため、右第2ペダル39と右ペダル37に置いた右足68とが干渉することを防止することができ、且つ左第2ペダル49と左ペダル47に置いた左足69とが干渉することを防止することができる。
図4は図3の4部拡大図であり、右第2ペダル39は、右第2ペダル支持部材71を備え、この右第2ペダル支持部材71は、右延長レバー38に取り付けた支持材72に右第2ペダル用ピン73で回転可能に取り付けられている。
また、右第2ペダル39は、折り畳み方向へ付勢する右トーションばね74を備えている。
また、右第2ペダル39は、折り畳み方向へ付勢する右トーションばね74を備えている。
右第2ペダル39を垂直状態から矢印(1)のように下げて水平状態にすることで、右第2ペダル39に右足68を載せることができる。次に右足68を白抜き矢印(2)のように右第2ペダル39から離すことで、右第2ペダル39は矢印(3)のように垂直状態に戻る。
右第2ペダル39は、折り畳み方向へ付勢する右トーションばね74を備えているので、右第2ペダル39が折り畳まれた垂直状態から水平状態に倒れることを防止することができる。
なお、ペダルの折り畳み構造について、上記では右第2ペダル39を例にして説明したが、左第2ペダル49の折り畳み構造は右第2ペダル39と同様であるため、左第2ペダル49の折り畳み構造の説明は省略する。
以上の構成からなるリンク機構の作用を右リンク機構30を例にして次に述べる。
以上の構成からなるリンク機構の作用を右リンク機構30を例にして次に述べる。
図5は本発明に係るペダルの踏み込み動作を説明する図であり、(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)において、C1は右クランクレバー34の回転中心点、C2は右揺動レバー33の回転中心点である。また、C1から図右に延ばしてX軸とし、C1から図上に延ばしてY軸とした。
(a)にて、運転者の右足68を右ペダル37に載せ、この右ペダル37の回転中心点をP1とし、このP1の座標は(X1,Y1)とする。この状態から右足68を矢印(4)のように図下へ押し下げると、右クランクレバー34は時計回りに回転し、右揺動レバー33も時計回りに回転する。
(b)にて、右ペダル37の回転中心点をP2とし、このP2の座標は(X2,Y2)とする。右ペダル37が矢印(5)のように下へ押し下げられると、右クランクレバー34と右揺動レバー33は時計回りに回転する。
(c)にて、右ペダル37の回転中心点をP3とし、このP3の座標は(X3,Y3)とする。右ペダル37が矢印(6)のように下へ押し下げられると、右クランクレバー34と右揺動レバー33は時計回りに回転する。
(d)にて、右ペダル37の回転中心点をP4とし、このP4の座標は(X4,−Y4)とする。右ペダル37が矢印(7)のように下へ押し下げられると、右クランクレバー34と右揺動レバー33は時計回りに回転する。
(e)にて、右ペダル37の回転中心点をP5とし、このP5の座標は(X5,−Y5)とする。右ペダル37が矢印(8)のように下へ押し下げられると、右クランクレバー34は時計回りに回転し、右揺動レバー33は反時計回りに回転する。
(f)にて、右ペダル37の回転中心点をP6とし、このP6の座標は(X6,−Y6)とする。右ペダル37が矢印(9)のように下へ押し下げられると、右クランクレバー34は時計回りに回転し、右揺動レバー33は反時計回りに回転する。
(a)から(f)までの間、左ペダル47は、右ペダル37が右足68で押されることでクランク軸25に発生するトルクにより、左クランクレバー44に押される。
図6は本発明に係るペダルの戻し動作を説明する図であり、(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)において、C1は右クランクレバー34の回転中心点、C2は右揺動レバー33の回転中心点である。また、C1から図右に延ばしてX軸とし、C1から図上に延ばしてY軸とした。
(a)にて、右ペダル37の回転中心点をP7とし、このP7の座標は(−X7,−Y7)とする。この状態から左足69で左ペダル47を踏み込む(以降の(b)〜(f)でも同様とする。)と、右ペダル37が矢印(10)のように図上へ戻され、右クランクレバー34は時計回りに回転し、右揺動レバー33は反時計回りに回転する。
(b)にて、右ペダル37の回転中心点をP8とし、このP8の座標は(−X8,−Y8)とする。右ペダル37が矢印(11)のように上へ戻されると、右クランクレバー34は時計回りに回転し、右揺動レバー33は反時計回りに回転する。
(c)にて、右ペダル37の回転中心点をP9とし、このP9の座標は(−X9,−Y9)とする。右ペダル37が矢印(12)のように上へ戻されると、右クランクレバー34は時計回りに回転し、右揺動レバー33は反時計回りに回転する。
(d)にて、右ペダル37の回転中心点をP10とし、このP10の座標は(−X10,Y10)とする。右ペダル37が矢印(13)のように上へ戻されると、右クランクレバー34と右揺動レバー33は時計回りに回転する。
(e)にて、右ペダル37の回転中心点をP11とし、このP11の座標は(−X11,Y11)とする。右ペダル37が矢印(14)のように上へ戻されると、右クランクレバー34と右揺動レバー33は時計回りに回転する。
(f)にて、右ペダル37の回転中心点をP12とし、このP12の座標は(−X12,Y12)とする。右ペダル37が矢印(15)のように上へ戻されると、右クランクレバー34と右揺動レバー33は時計回りに回転する。この後、右リンク機構30は図5(a)の位置に戻る。
図7は本発明に係る第2ペダルの踏み込み動作を説明する図であり、(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)において、C1は右クランクレバー34の回転中心点、C2は右揺動レバー33の回転中心点である。また、C1から図右に延ばしてX軸とし、C1から図上に延ばしてY軸とした。
(a)にて、運転者の右足68を右第2ペダル39に載せ、この右第2ペダル39の回転中心点をP13とし、このP13の座標は(X13,Y13)とする。この状態から右足68を矢印(16)のように図下へ押し下げると、右クランクレバー34と右揺動レバー33は時計回りに回転する。
(b)にて、右第2ペダル39の回転中心点をP14とし、このP14の座標は(X14,Y14)とする。右第2ペダル39が矢印(17)のように下へ押し下げられると、右クランクレバー34と右揺動レバー33は時計回りに回転する。
(c)にて、右第2ペダル39の回転中心点をP15とし、このP15の座標は(X15,Y15)とする。右第2ペダル39が矢印(18)のように下へ押し下げられると、右クランクレバー34と右揺動レバー33は時計回りに回転する。
(d)にて、右第2ペダル39の回転中心点をP16とし、このP16の座標は(X16,Y16)とする。右第2ペダル39が矢印(19)のように下へ押し下げられると、右クランクレバー34と右揺動レバー33は時計回りに回転する。
(e)にて、右第2ペダル39の回転中心点をP17とし、このP17の座標は(X17,−Y17)とする。右第2ペダル39が矢印(20)のように下へ押し下げられると、右クランクレバー34は時計回りに回転し、右揺動レバー33は反時計回りに回転する。
(f)にて、右第2ペダル39の回転中心点をP18とし、このP18の座標は(X18,−Y18)とする。右第2ペダル39が矢印(21)のように下へ押し下げられると、右クランクレバー34は時計回りに回転し、右揺動レバー33は反時計回りに回転する。
(a)から(f)までの間、左第2ペダル49は、右第2ペダル39が右足68で押されることでクランク軸25に発生するトルクにより、左クランクレバー44に押される。
図8は本発明に係る第2ペダルの戻し動作を説明する図であり、(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)において、C1は右クランクレバー34の回転中心点、C2は右揺動レバー33の回転中心点である。また、C1から図右に延ばしてX軸とし、C1から図上に延ばしてY軸とした。
(a)にて、右第2ペダル39の回転中心点をP19とし、このP19の座標は(X19,−Y19)とする。この状態から左足69で左第2ペダル49を踏み込む(以降の(b)〜(f)でも同様とする。)と、右第2ペダル39が矢印(22)のように図上へ戻され、右クランクレバー34は時計回りに回転し、右揺動レバー33は反時計回りに回転する。
(b)にて、右第2ペダル39の回転中心点をP20とし、このP20の座標は(0,−Y20)とする。右第2ペダル39が矢印(23)のように上へ戻されると、右クランクレバー34は時計回りに回転し、右揺動レバー33は反時計回りに回転する。
(c)にて、右第2ペダル39の回転中心点をP21とし、このP21の座標は(−X21,−Y21)とする。右第2ペダル39が矢印(24)のように上へ戻されると、右クランクレバー34は時計回りに回転し、右揺動レバー33は反時計回りに回転する。
(d)にて、右第2ペダル39の回転中心点をP22とし、このP22の座標は(−X22,Y22)とする。右第2ペダル39が矢印(25)のように上へ戻されると、右クランクレバー34と右揺動レバー33は時計回りに回転する。
(e)にて、右第2ペダル39の回転中心点をP23とし、このP23の座標は(−X23,Y23)とする。右第2ペダル39が矢印(26)のように上へ戻されると、右クランクレバー34と右揺動レバー33は時計回りに回転する。
(f)にて、右第2ペダル39の回転中心点をP24とし、このP24の座標は(X24,Y24)とする。右第2ペダル39が矢印(27)のように上へ戻されると、右クランクレバー34と右揺動レバー33は時計回りに回転する。この後、右リンク機構30は図7(a)の位置に戻る。
図9は本発明に係る円形状の軌跡と楕円形状の軌跡の説明図であり、横軸をX軸とし、縦軸をY軸とする。図5及び図6の(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)にて示した右ペダル37の回転中心点P1、P2、P3、P4、P5、P6、P7、P8、P9、P10、P11、P12を図9にプロットし、これらの点を結ぶと、円形状の軌跡77が得られる。
上記と同様に、図7及び図8の(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)にて示した右第2ペダル39の回転中心点P13、P14、P15、P16、P17、P18、P19、P20、P21、P22、P23、P24を図9にプロットし、これらの点を結ぶと、垂直に長い楕円形状の軌跡78が得られる。
二輪車(図1の符号10)では、右ペダル(図5の符号37)を漕ぐことで、右ペダルは円形状の軌跡77を描くことができ、右第2ペダル(図7の符号39)を漕ぐことで、右第2ペダルは垂直に延びた楕円形状の軌跡78を描くことができるので、1台の二輪車で円形状の軌跡77と楕円形状の軌跡78を得ることができる。
円形状の軌跡77は、右ペダルの移動が円滑になるため、定速走行が多い平坦な道での運転に適する。一方、垂直に長い楕円形状の軌跡78は、楕円形状の軌跡78の略直線部79と右第2ペダル39に作用する踏み込みベクトル81の方向とが一致するので、大きな駆動力を発生させることができる。そのため、楕円形状の軌跡78は、大きな駆動力を要する漕ぎ出しや登坂走行に適する。
すなわち、平坦な道を走行するときには右ペダルを円滑に操作することができ、漕ぎ出しや登坂走行のときには右第2ペダル39を漕ぐことで大きな駆動力を発生させることができる二輪車を実現することができる。よって、平坦な道を走行するときに右ペダルを円滑に操作することができ、且つ必要に応じて大きな駆動力を発生させることができる二輪車を提供することができる。
図10は図4の変更実施例図であり、図4と共通の構造については符号を流用して説明を省略する。右第2ペダル39を支える右第2ペダル軸82は、図表裏方向に水平旋回可能に右連結ピン83を介して右延長レバー38の先端に設けた右第2ペダル支持部材71Bに取り付けられている。
加えて、右第2ペダル軸82と延長レバーの先端としての右第2ペダル支持部材71Bは、右シヤーピン84で連結されている。
ここで、右第2ペダル軸82の下端を右第2ペダル側連結部85とし、右第2ペダル支持部材71Bの上端を右延長レバー側連結部86とする。87は割りピンである。次に右連結ピン83と右シヤーピン84の作用を次に説明する。
ここで、右第2ペダル軸82の下端を右第2ペダル側連結部85とし、右第2ペダル支持部材71Bの上端を右延長レバー側連結部86とする。87は割りピンである。次に右連結ピン83と右シヤーピン84の作用を次に説明する。
図11は図10の作用図であり、(a)にて、右第2ペダル39は水平状態にある。
(b)にて、水平状態の右第2ペダル39に水平荷重が白抜き矢印のように作用する。
(c)にて、上記水平荷重により、右シヤーピン84が破断し、右第2ペダル側連結部85は右連結ピン83を中心にして回転可能な状態になる。
(d)にて、右第2ペダル39は矢印のように水平旋回する。
(b)にて、水平状態の右第2ペダル39に水平荷重が白抜き矢印のように作用する。
(c)にて、上記水平荷重により、右シヤーピン84が破断し、右第2ペダル側連結部85は右連結ピン83を中心にして回転可能な状態になる。
(d)にて、右第2ペダル39は矢印のように水平旋回する。
右第2ペダル39を支える右第2ペダル軸82は、水平旋回可能に右連結ピン83を介して右第2ペダル支持部材71Bに取り付けられている。そのため、運転中に右第2ペダル39に水平方向の荷重が作用しても、右第2ペダル39は右連結ピン83の中心を回転中心として水平旋回することができる。これにより、右第2ペダル軸82の破損を防止することができる。
また、右第2ペダル軸82と右第2ペダル支持部材71Bは、右シヤーピン84で連結されているので、右第2ペダル39を確実に固定することができる。また、運転中に右第2ペダル39に水平方向の荷重が作用した場合、右第2ペダル軸82の破損を確実に防止することができる。
尚、本発明の自転車は、実施の形態では二輪車に適用したが、三輪車、四輪車にも適用可能であり、一般の自転車に適用することは差し支えない。
本発明の自転車は、二輪車に好適である。
10…二輪車(自転車)、13…ヘッドパイプ(車体フレーム)、17…フレーム(車体フレーム)、25…クランク軸、30…右リンク機構、32…右ピン、33…右揺動レバー、34…右クランクレバー、35…右連結レバー、36…右屈曲部、37…右ペダル、38…右延長レバー、39…右第2ペダル、40…左リンク機構、42…左ピン、43…左揺動レバー、44…左クランクレバー、45…左連結レバー、46…左屈曲部、47…左ペダル、48…左延長レバー、49…左第2ペダル、56…駆動スプロケット、71、71B…右第2ペダル支持部材、72…支持材、73…右第2ペダル用ピン、74…右トーションばね、77…円形状の軌跡、78…楕円形状の軌跡、82…右第2ペダル軸、83…右連結ピン(ピン)、84…右シヤーピン。
Claims (5)
- 駆動スプロケットを備えたクランク軸にリンク機構が設けられ、このリンク機構にペダルが設けられている自転車において、
前記リンク機構は、前記車体フレームに揺動自在に取り付けられている揺動レバーと、この揺動レバーの対辺を構成するように前記クランク軸の一端から延ばされているクランクレバーと、このクランクレバーの先端と前記揺動レバーの先端とにピンを介して連結されている連結レバーと、くの字を呈するように前記連結レバーの先端から延ばされ屈曲部で前記ペダルを支持している延長レバーと、この延長レバーの先端に取り付けられている第2ペダルとからなり、
前記ペダルを漕ぐことで、ペダルは車体フレームを側方から見たときに円形状の軌跡を描くことができ、前記第2ペダルを漕ぐことで、第2ペダルは車体フレームを側方から見たときに垂直に延びた楕円形状の軌跡を描くことができることを特徴とする自転車。 - 前記第2ペダルは、前記延長レバーに折り畳み可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の自転車。
- 前記第2ペダルは、折り畳み方向へ付勢するトーションばねを備えていることを特徴とする請求項2記載の自転車。
- 前記第2ペダルを支える第2ペダル軸は、水平旋回可能にピンを介して前記延長レバーの先端に取り付けられていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の自転車。
- 前記第2ペダル軸と前記延長レバーの先端は、シヤーピンで連結されていることを特徴とする請求項4記載の自転車。
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Cited By (3)
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KR101464198B1 (ko) | 2012-11-05 | 2014-11-21 | 서상남 | 자전거용 이중페달장치 |
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-
2007
- 2007-11-12 JP JP2007293375A patent/JP2009119924A/ja active Pending
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