JP2010100164A - 三輪自転車 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、前輪、ハンドル、ハンドル軸などを備えた前輪側フレームと、後輪、ペダル、クランク軸、サドルなどを備えた後輪側フレームとを、ロック手段により形態ごとに定めた結合位置で固定及び解除ができるように構成して、両フレームの下方を離して結合することにより自立した三輪自転車として利用可能とし、両フレームを接近させて結合することによりコンパクトな三輪のキャリーカーとして搬送可能とし、サドル、ハンドルの高さを低くかつ逆向きにするとともに両フレームを中間位置で結合することにより車椅子として利用可能としたのである。
【選択図】図2
Description
そして、前1輪後2輪の三輪自転車において、乗車時に左右後輪の間隔を広げ安定に走行させ、駐輪時に後輪の間隔を狭めて駐車場所を減少するようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、特許文献2に記載された前1輪後2輪の三輪自転車は、駐輪時に後輪の間隔を狭めて駐輪場所を減少することができるが、三輪自転車以外の他の用途に形態を変えることができないという問題があった。
特に、前輪を回転軸に対して直角な平面で2分割して車輪半部を回転可能に支持する支持ロッドを設けるという構造が複雑であるという問題があった。
メインフレームを、前輪及び操舵装置を取付けた前部フレームと、後輪、サドル及び駆動装置を取付けた後部フレームとから形成し、
前部フレームは、操舵装置のハンドル軸を回動自在に支持し、下端に前輪を回転自在に軸支する前輪軸を取付けるとともに、後部フレームに固定する第一接続部及び第二接続部を、第一接続部が下方で、第二接続部が第一接続部の上方位置で回動自在に支持された所定長の接続アームを介してそれぞれ設けており、
操舵装置のハンドル軸は長さを調節可能に形成するとともに、ハンドルは水平方向で前後の向きを変更可能とし、
後部フレームは、第一アームと、後輪フレームとから形成し、
第一アームは、上端が後輪側上方に位置し下端が前輪側に位置し、かつ前部フレーム側に中心が位置する円弧状に傾斜して設けるとともに、上下方向中央に位置する外管部と、外管部内をスライド可能で下方に延びる中管部と、中管部内をスライド可能で上方に延びる内管部とで三重に形成し、
第一アームにおける内管部の上端に固定したサドルは水平方向で前後の向きを変更可能とするとともに、内管部をスライドさせて第一アームの上下方向長さを調節可能としてサドルの高さを調節可能に形成し、
第一アームにおける中管部の下端に前部フレームの第一接続部に固定する第一固定部を設け、第一アームにおける外管部には、第一固定部から第一所定距離斜め上方に第二接続部に固定可能な第二固定部を設け、第二固定部から斜め上方の第二所定位置に第二接続部を固定可能な第四固定部を設けており、
後輪フレームは、第一アームにおける外管部に後輪の位置を調節可能に固定するとともに、前輪と後輪との距離を、第一長さで開脚した第一位置と、第三長さで開脚した第三位置とで第一アームにおける外管部に固定可能に形成し、
第二接続部には第二固定部及び第四固定部のいずれにも解除及びロックが可能なロック手段を形成するとともに、第一接続部と第一固定部とをこれらを支点として第一アームにおける内管部の先端が前部フレーム側に回動自在となるように結合し、
ペダルを左右とも下方に固定可能に形成し、
第二接続部をロック手段により第二固定部に結合し、かつ、後輪フレームを第一位置で第一アームにおける外管部に固定して前2輪後1輪の三輪自転車として利用可能とするとともに、第二接続部をロック手段により第四固定部に結合して第一アームを前部フレーム側に第二所定角度回動させ、かつ、後輪フレームを前輪側に回動して第三位置で第一アームにおける外管部に固定し、サドル及びハンドルの高さを低く調節し、これらの向きを後輪側に向け、ペダルを左右とも下方に固定して前1輪後2輪の車椅子として利用可能とした三輪自転車である。
後輪フレームは、前輪と後輪との距離を、第一長さで開脚した第一位置と、第二長さで開脚した第二位置と、第三長さで開脚した第三位置とで第一アームにおける外管部に固定可能に形成し、
第二接続部には第二固定部、第三固定部及び第四固定部のいずれにも解除及びロックが可能なロック手段を形成するとともに、第一接続部と第一固定部とをこれらを支点として第一アームにおける内管部の先端が前部フレーム側に回動自在となるように結合し、
第二接続部をロック手段により第二固定部に結合し、かつ、後輪フレームを第一位置で第一アームにおける外管部に固定して前2輪後1輪の三輪自転車として利用可能とし、第二接続部をロック手段により第三固定部に結合して第一アームを前部フレーム側に第一所定角度回動させ、かつ、後輪フレームを前輪側に回動して第二位置で第一アームにおける外管部に固定することにより三輪を使用したキャリーカーとして搬送可能とし、さらに、第二接続部をロック手段により第四固定部に結合して第一アームを前部フレーム側に第二所定角度回動させ、かつ、後輪フレームを前輪側に回動して第三位置で第一アームにおける外管部に固定し、サドル及びハンドルの高さを低く調節し、これらの向きを後輪側に向け、ペダルを左右とも下方に固定して前1輪後2輪の車椅子として利用可能とした三輪自転車である。
メインフレームを、前輪及び操舵装置を取付けた前部フレームと、後輪、サドル及び駆動装置を取付けた後部フレームとから形成し、
前部フレームは、下端に前輪を回転自在に軸支したフォークを備えた操舵装置におけるハンドル軸を回動自在に支持するとともに、後部フレームに固定する第一接続部及び第二接続部を、第一接続部が下方で、第二接続部が第一接続部の上方位置で回動自在に支持された所定長の接続アームを介してそれぞれ設けており、
操舵装置のハンドル軸は長さを調節可能に形成するとともに、ハンドルは水平方向で前後の向きを変更可能とし、
後部フレームは、第一アームと、後輪フレームとから形成し、
第一アームは、上端が後輪側上方に位置し下端が前輪側に位置し、かつ前部フレーム側に中心が位置する円弧状に傾斜して設けるとともに、上下方向中央に位置する外管部と、外管部内をスライド可能で下方に延びる中管部と、中管部内をスライド可能で上方に延びる内管部とで三重に形成し、
第一アームにおける内管部の上端に固定したサドルは水平方向で前後の向きを変更可能とするとともに、内管部をスライドさせて第一アームの上下方向長さを調節可能としてサドルの高さを調節可能に形成し、
第一アームにおける中管部の下端に前部フレームの第一接続部に固定する第一固定部を設け、第一アームにおける外管部には、第一固定部から第一所定距離斜め上方に第二接続部に固定可能な第二固定部を設け、第二固定部から斜め上方の第二所定位置に第二接続部を固定可能な第四固定部を設けており、
後輪フレームは、第一アームにおける外管部に後輪の位置を調節可能に固定するとともに、前輪と後輪との距離を、第一長さで開脚した第一位置と、第三長さで開脚した第三位置とで第一アームにおける外管部に固定可能に形成し、
第二接続部には第二固定部及び第四固定部のいずれにも解除及びロックが可能なロック手段を形成するとともに、第一接続部と第一固定部とをこれらを支点として第一アームにおける内管部の先端が前部フレーム側に回動自在となるように結合し、
ペダルを左右とも下方に固定可能に形成し、
第二接続部をロック手段により第二固定部に結合し、かつ、後輪フレームを第一位置で第一アームにおける外管部に固定して前1輪後2輪の三輪自転車として利用可能とするとともに、第二接続部をロック手段により第四固定部に結合して第一アームを前部フレーム側に第二所定角度回動させ、かつ、後輪フレームを前輪側に回動して第三位置で第一アームにおける外管部に固定し、さらに、サドル及びハンドルの高さを低く調節し、これらの向きを後輪側に向け、ペダルを左右とも下方に固定して前2輪後1輪の車椅子として利用可能とした三輪自転車である。
図1〜図10は、本発明の第一の実施の形態に係る図面であり、図1は前2輪後1輪の三輪自転車の正面図、図2は図1の側面図、図3は図1の一部を省略した平面図、図4は図2のA矢視による部分図、図5はロック手段の説明図、図6〜図8は操舵装置を示す図で、図6は一部を断面とした平面図、図7は図6の部分拡大図、図8は図7の部分拡大斜視図、図9はキャリーカーに形態を変えた側面図、図10は前1輪後2輪の車椅子に形態を変えた側面図である。
また、図11〜図14は本発明の第二の実施の形態に係る図面であり、図11は前1輪後2輪の三輪自転車の側面図、図12は図11の一部を省略した平面図、図13はキャリーカーに形態を変えた側面図、図14は前2輪後1輪の車椅子に形態を変えた側面図である。
1は、前2輪後1輪の三輪自転車であり、左右前輪2と、後輪3と、前輪2の方向を操舵する操舵装置4と、サドル5と、ペダル6及びクランク軸7を有し後輪3を駆動する駆動装置8と、メインフレーム9とを備えている。
前部フレーム10は、操舵装置4のハンドル軸12を回動自在に支持するとともに、下端に前輪2を回転自在に軸支する前輪軸2aを取付けている。
前部フレーム10の下方部10aにおいて枠状の前輪支持フレーム14を後方に突出するように設けており、この前輪支持フレーム14は前部フレーム10の一部を構成しており、この前輪支持フレーム14に設けた第一接続部15及び第二接続部16により、後部フレーム11に固定するようにしている。
また、前輪支持フレーム14の下方には、前輪操舵ボックス18を設けており、第一接続部15を設けた位置の近くの分岐部19から前輪操舵ボックス18に向けて、図6に示すように90度の角度で分岐した補強フレーム14bを形成して、補強フレーム14bを前輪操舵ボックス18に固定している。
第一アーム20は、上端が後輪3側上方に位置し下端が前輪2側に位置し、かつ、前部フレーム10側に中心が位置する円弧状に傾斜して設けるとともに、上下方向中央に位置する外管部20aと、この外管部20a内をスライド可能で下方に延びる中管部20bと、この中管部20b内をスライド可能で上方に延びる内管部20cとで三重に形成している。
第一アーム20における中管部20bの下端に前部フレーム10の第一接続部15に固定する第一固定部22を設け、第一アーム20における外管部20aには、この第一固定部22から第一所定距離斜め上方に第二接続部16に固定可能な第二固定部23を設け、この第二固定部23から斜め上方の第一所定位置に第二接続部16を固定可能な第三固定部24を設け、さらに、この第二固定部23から斜め上方の第二所定位置に第二接続部16を固定可能な第四固定部25を設けている。
すなわち、後輪フレーム21は、左右前輪2を軸支した前輪軸2aと後輪3との距離を、第一長さL1で開脚した第一位置と、第一長さL1よりも短い第二長さL2で開脚した第二位置と、第一長さL1と第二長さL2との中間の第三長さL3で開脚した第三位置とで第一アーム20における外管部20aに第一ゲージ付ロック手段26により固定可能に形成している。
次に、ロック手段27及びロック手段27と係合する第二固定部23、第三固定部24及び第四固定部25の構造の一例を図5a〜図5dに基き説明する。
外管部20aのガイドレール29には、図5a〜図5dに示すように、図2に示す第二固定部23となる位置に第二係合穴23aを、図9に示す第三固定部24となる位置に第三係合穴24aを、及び図10に示す第四固定部25となる位置に第四係合穴25aをそれぞれ穿設している。
結合ピン部30は、接続アーム17の端部に溶接で固定された本体部30aと、T字状のガイドレール29に跨ってスライド可能な形状に形成した保持部30bとを備えており、保持部30bの上方を本体部30aにボルト30cとナット30dとにより固定している。
そして、ロック手段27により、第一アーム20の外管部20aに設けた第二固定部23の第二係合穴23a、第三固定部24の第三係合穴24a及び第四固定部25の第四係合穴25aのいずれかに、前部フレーム10の一部を構成する前輪支持フレーム14に設けた第二接続部16を固定するのである。
次に、ロック手段27による第二接続部16の第二固定部23、第三固定部24又は第四固定部25へのロックは、選択した第二係合穴23a、第三係合穴24a又は第四係合穴25aの位置で操作部材31aを離せば、弾性部材31hの弾性力により、係合ピン31cが選択した第二係合穴23a、第三係合穴24a又は第四係合穴25aに嵌り込み、第二接続部16が選択した第二固定部23、第三固定部24、第四固定部25のいずれかに固定されるのである。
前部フレーム10の一部を構成する前輪支持フレーム14の下方には、左右前輪2間の中央位置に前輪操舵ボックス18を設けている。
前輪操舵ボックス18の左右側部18dには前輪軸2aを支持しており、ハンドル軸12に連結した方向操舵バー12cを軸方向に移動自在に支持している。
前輪軸受バー2bは、前輪軸2aを挟んで上下に車輪受リング2cを回転可能に支持するとともに、車輪受リング2cの位置決め部材2dを固定している。
前輪回転受軸用取付部材2eには、前輪軸2aの端部を延長した方向に前輪回転受軸2fを固定している。
なお、図6〜図8において、2hはタイヤ、2iはリムである(図6〜図8を除く図面においては、タイヤ2hの符号の表示及びリム2iの図示を省略している)。
方向操舵バー12cの両端部をそれぞれリンク機構12fを介して振子アーム12gに連結し、振子アーム12gの他端部を前輪回転受軸用取付部材2eに連結するとともに、振子アーム12gを二分割してその連結部に筒状部12hと筒状部12hに出入可能な軸部12iを形成して長さを調節可能にしている。
さらに振子アーム12gの角度変動を前輪回転受軸用取付部材2eの回動に伝達し、前輪回転受軸用取付部材2eに固定された前輪回転受軸2fを車輪軸受バー2bを支点として左右前輪2の向きを操作することができるのである。
駆動装置8は、三輪自転車1の使用者がペダル6を踏むことによりクランク軸7に駆動力を伝達し、クランク軸7の駆動力を可撓性の駆動軸32に伝達し、駆動軸32の回転力を後輪フレーム21に回転自在に支持された後輪軸3aに伝達して後輪3を駆動するのである。
そして、ペダル6を踏むことにより駆動力が、クランク軸7、歯車機構32a、駆動軸32、歯車機構32b及び後輪軸3aに伝達されて、後輪軸3aに固定された後輪3を駆動するのである。
まず、図1〜図4に示す前2輪後1輪の三輪自転車1として利用可能とする場合は、ロック手段27の係合ピン31cを第二固定部23の第二係合穴23aに係合することにより、第二接続部16を第二固定部23に結合し、かつ、後輪フレーム21を第一位置で第一アーム20の外管部20aに固定するのである。
この場合、図2及び図9に示すように、後輪フレーム21を第一ゲージ付ロック手段26により第一アーム20の中央部である外管部20aの上端に固定しているが、図2の三輪自転車1の場合と、図9のキャリーカー1aの場合とで、後輪フレーム21の第一アーム20に対する位置関係が変化するので、外管部20aが中管部20bをスライドして変化を吸収できるように形成している。
また、左右前輪2のタイヤ2h間の間隔を狭くしてコンパクトにするために、図6に示すように、前輪軸2aを中央部の第一外管2jと第一外管2j内をスライド可能な第二外管2kと第二外管2kにスライド可能な軸部2mとに分割し、方向操舵バー12cを外管12jと外管12jにスライド可能な軸部12kとに分割して、キャリーカー1aに変形する場合、左右前輪2の幅を狭くすることができる。
また、ハンドル12aを水平方向で前後の向きを変更可能として、キャリーカー1aとして利用する場合に、使用者の好みに合わせてハンドル12aの向きを変えることができるようにしている。
円弧状の半径はこの実施の形態では70cmとしているが、60cm〜80cmが望ましい。
また、軽量化のために筒状にできる部品は筒状とするのである。
この場合、図2及び図10に示すように、後輪フレーム21を第一ゲージ付ロック手段26により第一アーム20の中央部である外管部20aの上端に固定しているが、図2の三輪自転車1の場合と、図10の前1輪後2輪の車椅子1bの場合とで、後輪フレーム21の第一アーム20に対する位置関係が変化するので、外管部20aが中管部20bをスライドして変化を吸収できるように形成している。
また、ハンドル軸12の長さを短く調節してハンドル12aの高さを低く調節するとともに、ハンドルの向きを後輪3側に向け、さらに、ハンドル12aは、ハンドル軸12との結合部分にハンドル軸12aとの角度を調節できるハンドル角度調節部材12mを設けて、ハンドル12aの先端が下方に傾斜して車椅子1bを押し易くしている。
したがって、三輪自転車1の場合及び車椅子1bの場合とも、2を前輪、3を後輪として説明を行なっている。
前2輪後1輪の三輪自転車1として利用可能とするとともに、3輪を使用したキャリーカー1aとして利用可能とする場合は、前1輪後2輪の車椅子1bとしてのみ利用する構成を省略するのである。
また、以上の実施の形態では、駆動装置8は、駆動軸32、歯車機構32a、歯車機構32bなどを備えたシャフトドライブ式としたが、タイミングベルトやチェーンを用いた方式でもよい。
第二の実施の形態は、第一の実施の形態における前2輪後1輪の三輪自転車1から、前1輪後2輪の三輪自転車としたものである。
第二の実施の形態は、前1輪後2輪の三輪自転車としたことにより、前2輪後1輪の三輪自転車1に対して、操舵装置の構成が簡単になったこと、駆動装置の構成が複雑になったことが、主として異なる構成である。
前部フレーム10は、操舵装置54のハンドル軸12を回動自在に支持するとともに、下方部10aの下端に前輪52を前輪軸52aにより回転自在に軸支したフォーク55をハンドル軸12から分岐して形成している。
後輪フレーム21には左右後輪53を固定した後輪軸53aを回転可能に軸支している。
クランク軸7の駆動力を駆動軸32に伝達するのは、クランク軸7と駆動軸32の入力側とに設けた歯車機構32aにより行うのであり、駆動軸32の回転力を後輪軸53aに伝達するのは、駆動軸32の出力側と後輪軸53aとに設けた歯車機構32bにより行なうのである。
次に、図11及び図12に示す前1輪後2輪の三輪自転車51として利用可能とする場合、図13に示す三輪を使用したキャリーカー51aとして利用可能とする場合及び図14に示す前2輪後1輪の車椅子51bとして利用可能とする場合のそれぞれの形態については、第一の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
前1輪後2輪の三輪自転車51として利用可能とするとともに、3輪を使用したキャリーカー51aとして利用可能とする場合は、前2輪後1輪の車椅子51bとしてのみ利用する構成を省略するのである。
また、第二の実施の形態では、駆動装置56による左右後輪53の駆動を後輪軸53aにより同期させたので、曲がる際に左右後輪53の内外軌跡の長さの違いにより一方の後輪にスリップが生ずるが、このスリップをなくすために歯車機構32bに作動歯車を組み込んでもよい。
1a キャリーカー
1b 車椅子
2 左右前輪
2a 前輪軸
3 後輪
3a 後輪軸
4 操舵装置
5 サドル
6 ペダル
7 クランク軸
8 駆動装置
9 メインフレーム
10 前部フレーム
11 後部フレーム
12 ハンドル軸
12a ハンドル
15 第一接続部
16 第二接続部
17 接続アーム
20 第一アーム
20a 外管部
20b 中管部
20c 内管部
21 後輪フレーム
22 第一固定部
23 第二固定部
24 第三固定部
25 第四固定部
27 ロック手段
31c 係合ピン
31g 操作部材
31h 弾性部材
32 駆動軸
32a 歯車機構
32b 歯車機構
51 三輪自転車
51a キャリーカー
51b 車椅子
52 前輪
52a 前輪軸
53 左右後輪
54 操舵装置
55 フォーク
56 駆動装置
L1 第一長さ
L2 第二長さ
L3 第三長さ
Claims (9)
- 左右前輪と、後輪と、前輪の方向を操舵する操舵装置と、サドルと、ペダル及びクランク軸を有し後輪を駆動する駆動装置と、メインフレームとを備えた前2輪後1輪の三輪自転車において、
メインフレームを、前輪及び操舵装置を取付けた前部フレームと、後輪、サドル及び駆動装置を取付けた後部フレームとから形成し、
前部フレームは、操舵装置のハンドル軸を回動自在に支持し、下端に前輪を回転自在に軸支する前輪軸を取付けるとともに、後部フレームに固定する第一接続部及び第二接続部を、第一接続部が下方で、第二接続部が第一接続部の上方位置で回動自在に支持された所定長の接続アームを介してそれぞれ設けており、
後部フレームは、上端にサドルを固定した第一アームと、この第一アームの中央部に後輪の位置を調整可能に固定した後輪フレームとから形成し、
第一アームは、上端が後輪側上方に位置し下端が前輪側に位置するように傾斜して設けるとともに、下端に前部フレームの第一接続部に固定する第一固定部を設け、第一固定部から第一所定距離斜め上方に第二接続部に固定可能な第二固定部を設け、第二固定部から斜め上方の第一所定位置に第二接続部を固定可能な第三固定部を設けており、
後輪フレームは、前輪と後輪との距離を、第一長さで開脚した第一位置と、第二長さで開脚した第二位置とで第一アームに固定可能に形成し、
第二接続部には第二固定部及び第三固定部のいずれにも解除及びロックが可能なロック手段を形成するとともに、第一接続部と第一固定部とをこれらを支点として第一アームの先端が前部フレーム側に回動自在となるように結合し、
第二接続部をロック手段により第二固定部に結合し、かつ、後輪フレームを第一位置で第一アームに固定して前2輪後1輪の三輪自転車として利用可能とするとともに、第二接続部をロック手段により第三固定部に結合して第一アームを前部フレーム側に第一所定角度回動させ、かつ、後輪フレームを前輪側に回動して第二位置で第一アームに固定することにより三輪を使用したキャリーカーとして搬送可能としたことを特徴とする三輪自転車。 - 左右前輪と、後輪と、前輪の方向を操舵する操舵装置と、サドルと、ペダル及びクランク軸を有し後輪を駆動する駆動装置と、メインフレームとを備えた前2輪後1輪の三輪自転車において、
メインフレームを、前輪及び操舵装置を取付けた前部フレームと、後輪、サドル及び駆動装置を取付けた後部フレームとから形成し、
前部フレームは、操舵装置のハンドル軸を回動自在に支持し、下端に前輪を回転自在に軸支する前輪軸を取付けるとともに、後部フレームに固定する第一接続部及び第二接続部を、第一接続部が下方で、第二接続部が第一接続部の上方位置で回動自在に支持された所定長の接続アームを介してそれぞれ設けており、
操舵装置のハンドル軸は長さを調節可能に形成するとともに、ハンドルは水平方向で前後の向きを変更可能とし、
後部フレームは、上端にサドルを固定した第一アームと、この第一アームの中央部に後輪の位置を調整可能に固定した後輪フレームとから形成し、
第一アームは、上端が後輪側上方に位置し下端が前輪側に位置するように傾斜して設けるとともに、下端に前部フレームの第一接続部に固定する第一固定部を設け、第一固定部から第一所定距離斜め上方に第二接続部に固定可能な第二固定部を設け、第二固定部から斜め上方の第二所定位置に第二接続部を固定可能な第四固定部を設けており、
後輪フレームは、前輪と後輪との距離を、第一長さで開脚した第一位置と、第三長さで開脚した第三位置とで第一アームに固定可能に形成し、
第一アームの上端に固定したサドルは水平方向で前後の向きを変更可能とし、第一アームの上下方向長さを調節可能としてサドルの高さを調節可能に形成し、
第二接続部には第二固定部及び第四固定部のいずれにも解除及びロックが可能なロック手段を形成するとともに、第一接続部と第一固定部とをこれらを支点として第一アームの先端が前部フレーム側に回動自在となるように結合し、
第二接続部をロック手段により第二固定部に結合し、かつ、後輪フレームを第一位置で第一アームに固定して前2輪後1輪の三輪自転車として利用可能とするとともに、第二接続部をロック手段により第四固定部に結合して第一アームを前部フレーム側に第二所定角度回動させ、かつ、後輪フレームを前輪側に回動して第三位置で第一アームに固定し、サドル及びハンドルの高さを低く調節し、これらの向きを後輪側に向けて前1輪後2輪の車椅子として利用可能としたことを特徴とする三輪自転車。 - 第一アームには、第二固定部から斜め上方の第一所定位置に第二接続部を固定可能な第三固定部を設け、
後輪フレームは、前輪と後輪との距離を、第一長さで開脚した第一位置と、第二長さで開脚した第二位置と、第三長さで開脚した第三位置とで第一アームに固定可能に形成し、
第二接続部には第二固定部、第三固定部及び第四固定部のいずれにも解除及びロックが可能なロック手段を形成するとともに、第一接続部と第一固定部とをこれらを支点として第一アームの先端が前部フレーム側に回動自在となるように結合し、
第二接続部をロック手段により第二固定部に結合し、かつ、後輪フレームを第一位置で第一アームに固定して前2輪後1輪の三輪自転車として利用可能とし、第二接続部をロック手段により第三固定部に結合して第一アームを前部フレーム側に第一所定角度回動させ、かつ、後輪フレームを前輪側に回動して第二位置で第一アームに固定することにより三輪を使用したキャリーカーとして搬送可能とし、さらに、第二接続部をロック手段により第四固定部に結合して第一アームを前部フレーム側に第二所定角度回動させ、かつ、後輪フレームを前輪側に回動して第三位置で第一アームに固定し、サドル及びハンドルの高さを低く調節し、これらの向きを後輪側に向けて前1輪後2輪の車椅子として利用可能としたことを特徴とする請求項2に記載の三輪自転車。 - 前輪と、左右後輪と、前輪の方向を操舵する操舵装置と、サドルと、ペダル及びクランク軸を有し後輪を駆動する駆動装置と、メインフレームとを備えた前1輪後2輪の三輪自転車において、
メインフレームを、前輪及び操舵装置を取付けた前部フレームと、後輪、サドル及び駆動装置を取付けた後部フレームとから形成し、
前部フレームは、下端に前輪を回転自在に軸支したフォークを備えた操舵装置におけるハンドル軸を回動自在に支持するとともに、後部フレームに固定する第一接続部及び第二接続部を、第一接続部が下方で、第二接続部が第一接続部の上方位置で回動自在に支持された所定長の接続アームを介してそれぞれ設けており、
後部フレームは、上端にサドルを固定した第一アームと、この第一アームの中央部に後輪の位置を調整可能に固定した後輪フレームとから形成し、
第一アームは、上端が後輪側上方に位置し下端が前輪側に位置するように傾斜して設けるとともに、下端に前部フレームの第一接続部に固定する第一固定部を設け、第一固定部から第一所定距離斜め上方に第二接続部に固定可能な第二固定部を設け、第二固定部から斜め上方の第一所定位置に第二接続部を固定可能な第三固定部を設けており、
後輪フレームは、前輪と後輪との距離を、第一長さで開脚した第一位置と、第二長さで開脚した第二位置とで第一フレームに固定可能に形成し、
第二接続部には第二固定部及び第三固定部のいずれにも解除及びロックが可能なロック手段を形成するとともに、第一接続部と第一固定部とをこれらを支点として第一アームの先端が前部フレーム側に回動自在となるように結合し、
第二接続部をロック手段により第二固定部に結合し、かつ、後輪フレームを第一位置で第一アームに固定して前1輪後2輪の三輪自転車として利用可能とするとともに、第二接続部をロック手段により第三固定部に結合して第一アームを前部フレーム側に第一所定角度回動させ、かつ、後輪フレームを前輪側に回動して第二位置で第一アームに固定することにより三輪を使用したキャリーカーとして搬送可能としたことを特徴とする三輪自転車。 - 前輪と、左右後輪と、前輪の方向を操舵する操舵装置と、サドルと、ペダル及びクランク軸を有し後輪を駆動する駆動装置と、メインフレームとを備えた前1輪後2輪の三輪自転車において、
メインフレームを、前輪及び操舵装置を取付けた前部フレームと、後輪、サドル及び駆動装置を取付けた後部フレームとから形成し、
前部フレームは、下端に前輪を回転自在に軸支したフォークを備えた操舵装置におけるハンドル軸を回動自在に支持するとともに、後部フレームに固定する第一接続部及び第二接続部を、第一接続部が下方で、第二接続部が第一接続部の上方位置で回動自在に支持された所定長の接続アームを介してそれぞれ設けており、
操舵装置のハンドル軸は長さを調節可能に形成するとともに、ハンドルは水平方向で前後の向きを変更可能とし、
後部フレームは、上端にサドルを固定した第一アームと、この第一アームの中央部に後輪の位置を調整可能に固定した後輪フレームとから形成し、
第一アームは、上端が後輪側上方に位置し下端が前輪側に位置するように傾斜して設けるとともに、下端に前部フレームの第一接続部に固定する第一固定部を設け、第一固定部から第一所定距離斜め上方に第二接続部に固定可能な第二固定部を設け、第二固定部から斜め上方の第二所定位置に第二接続部を固定可能な第四固定部を設けており、
第一アームの上端に固定したサドルは水平方向で前後の向きを変更可能とし、第一アームの上下方向長さを調節可能としてサドルの高さを調節可能に形成し、
後輪フレームは、前輪と後輪との距離を、第一長さで開脚した第一位置と、第三長さで開脚した第三位置とで第一アームに固定可能に形成し、
第二接続部には第二固定部及び第四固定部のいずれにも解除及びロックが可能なロック手段を形成するとともに、第一接続部と第一固定部とをこれらを支点として第一アームの先端が前部フレーム側に回動自在となるように結合し、
第二接続部をロック手段により第二固定部に結合し、かつ、後輪フレームを第一位置で第一アームに固定して前1輪後2輪の三輪自転車として利用可能とするとともに、第二接続部をロック手段により第四固定部に結合して第一アームを前部フレーム側に第二所定角度回動させ、かつ、後輪フレームを前輪側に回動して第三位置で第一アームに固定し、さらに、サドル及びハンドルの高さを低く調節し、これらの向きを後輪側に向けて前2輪後1輪の車椅子として利用可能としたことを特徴とする三輪自転車。 - 第一アームには、第二固定部から斜め上方の第一所定位置に第二接続部を固定可能な第三固定部を設け、
後輪フレームは、前輪と後輪との距離を、第一長さで開脚した第一位置と、第二長さで開脚した第二位置と、第三長さで開脚した第三位置とで第一アームに固定可能に形成し、
第二接続部には第二固定部、第三固定部及び第四固定部のいずれにも解除及びロックが可能なロック手段を形成するとともに、第一接続部と第一固定部とをこれらを支点として第一アームの先端が前部フレーム側に回動自在となるように結合し、
第二接続部をロック手段により第二固定部に結合し、かつ、後輪フレームを第一位置で第一アームに固定して前1輪後2輪の三輪自転車として利用可能とし、第二接続部をロック手段により第三固定部に結合して第一アームを前部フレーム側に第一所定角度回動させ、かつ、後輪フレームを前輪側に回動して第二位置で第一アームに固定することにより三輪を使用したキャリーカーとして搬送可能とし、さらに、第二接続部をロック手段により第四固定部に結合して第一アームを前部フレーム側に第二所定角度回動させ、かつ、後輪フレームを前輪側に回動して第三位置で第一アームに固定し、サドル及びハンドルの高さを低く調節し、これらの向きを後輪側に向けて前2輪後1輪の車椅子として利用可能としたことを特徴とする請求項5に記載の三輪自転車。 - 駆動装置は、駆動軸及び駆動軸の入力側と出力側に設けた歯車機構を備えたシャフトドライブ式であり、クランク軸を後輪フレームの上方位置に軸支していることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の三輪自転車。
- 第一アームは、上端が後輪側上方に位置し下端が前輪側に位置し、かつ前部フレーム側に中心が位置する円弧状に形成していることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の三輪自転車。
- 第二接続部に形成したロック手段は、第一アームに形成した係合穴に係合する係合ピンと、係合ピンを係合穴に嵌るように作用する弾性部材と、係合ピンを係合穴から離脱させるように操作する操作部材とを備えていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の三輪自転車。
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