JP2006150835A - 画像形成装置,そのジョブ処理方法およびジョブ処理プログラム - Google Patents

画像形成装置,そのジョブ処理方法およびジョブ処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ジョブ処理用メモリを最大限利用してジョブを処理すると共に、次ジョブの起動条件に合わないときには事前にジョブの発生を抑制し、中途半端にユーザを拘束することを避ける。
【解決手段】 画像形成装置10の制御手段300が、ジョブ処理用メモリ400を最大限の効率で利用してカレントジョブの処理を行なうと共に、次ジョブの設定が入力されたとき、この次ジョブの設定を先読みし、メモリ空き容量に基づいて、次ジョブを実行するか否かを判定する。判定の結果、次ジョブの処理が可能な場合には、カレントジョブと当該次ジョブを並列処理する。一方、処理不可能な場合には、当該次ジョブの処理を行なわない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばコピー,プリント,ファクシミリ送受信,画像スキャン,画像付きメール(e−mail)送信等の画像形成ジョブの並列処理の可能な画像形成装置に関する。
一般に、例えばコピー,プリント,ファクシミリ送受信,画像スキャン,画像付きメール送信等の画像形成を行なうための画像形成装置において、操作パネルの操作手段にて使用者が設定した画像形成ジョブの処理を行なう場合、そのときのジョブ処理用メモリの使用状況に応じて、効率良くジョブ処理を行なうようしている。
しかしながら、このような画像形成装置においては、カレントジョブの処理状況に対応して、使用者の次ジョブの設定を制限するようには構成されておらず、また使用者の次ジョブの設定を予期することはできなかった。
したがって、例えばコピー等の画像形成ジョブが使用者によって操作パネルの操作手段から設定される場合、操作パネルの操作手段のスタートキーが操作されることにより、その画像形成ジョブの内容が確定することになる。
ここで、画像形成装置が複合機能を備えている場合、使用者が設定した複数の画像形成ジョブを並列処理することがあるが、カレントジョブの処理状況、すなわちジョブ処理用メモリの空き容量によっては、次の画像形成ジョブの処理を実行することができない可能性がある。
例えばカレントジョブがプリンタ機能を利用している場合、カラースキャンやカラー画像付きメール送信等ではジョブデータのデータサイズが非常に大きくなるため、次ジョブとして処理不可能になることが多い。
これに対して、処理するジョブを一つに制限する方法があるが、カレントジョブの状態によっては、他のジョブを処理するために十分なメモリ容量が空いていて、並列処理可能な場合もあるので、システム的に効率が悪くなってしまう。
また、次ジョブを起動して、ジョブ処理用メモリの空きメモリ容量が不足する場合に、次ジョブの処理をエラー終了させることも可能であるが、使用者は、再度次ジョブの設定を入力する必要があることから、操作が煩雑になってしまう。しかしながら、次ジョブの内容は、操作パネルの操作手段のスタートキーが操作されることにより確定するので、事前に次ジョブの設定を抑制することは困難である。
これに対して、特許文献1には、処理すべき複数の画像形成ジョブに対して優先度を付与して、優先度の高い画像形成ジョブを割り込み処理するようにした画像形成装置が開示されている。
また、特許文献2には、共有メモリを利用するために、調停モジュールを設けた画像形成装置が開示されている。
さらに、特許文献3には、ジョブ起動の際に、メモリが不足する場合にはハードディスクドライブ等の補助記憶装置にメモリ上の展開されているデータを退避するよにした画像形成装置が開示されている。
特開平08−123970号 特開平10−074163号 特開平07−175916号
しかしながら、上述した特許文献1〜3には、以下のような問題がある。
すなわち、特許文献1においては、複数のジョブの並列処理を行なうものではなく、優先度の高いジョブを割り込み処理するようにしていることから、割り込まれたジョブが中断され、あるいは後回しにされてしまうことになる。
また、特許文献2においては、調整モジュールにより限られた共有メモリの容量を複数のジョブデータのために割り当て調整するものであり、カレントジョブのジョブデータに対して最大限のメモリを割り当てるようにはなっていない。したがって、一つのジョブ処理のために、メモリを効率良く利用して、できるだけ迅速にジョブ処理を行なうことはできない。
さらに、特許文献3においては、メモリ不足の場合に、ジョブ処理用メモリ上に展開しているジョブデータの少なくとも一部を一時的に補助記憶装置に退避するようになっているが、この退避に関連して、補助記憶装置に対するデータの書込および読取のための時間がかかってしまい、ジョブ処理を迅速に行なうことができなくなることがある。
本発明は、上記の問題を解決すべくなされたものであり、ジョブ処理用メモリを最大限利用して画像形成ジョブの処理を行なうと共に、次ジョブの処理のためのメモリ容量が不足する場合には次ジョブの実行を抑制するようにした画像形成装置と、そのジョブ処理方法およびジョブ処理プログラムの提供を目的とする。
この目的を達成するため、本発明の請求項1記載の画像形成装置は、画像形成の処理を行なう画像形成手段と、使用者により画像形成ジョブの設定が入力される操作パネルと、画像形成手段および操作パネルを制御する制御手段と、を備えており、上記制御手段が、操作パネルの操作手段からの入力操作に基づいて、画像形成ジョブのためのジョブデータをジョブ処理用メモリ上に展開して、当該画像形成ジョブの処理を実行して、画像形成手段により画像形成を行なう画像形成装置において、上記制御手段が、カレントジョブの処理中に、上記ジョブ処理用メモリを最大限の効率で利用することにより、カレントジョブの処理を行なうと共に、上記操作パネルの操作手段から次ジョブの設定が入力されたとき、次ジョブの設定を先読みして、上記ジョブ処理用メモリのメモリ空き容量に基づいて、当該次ジョブの処理が可能か否かを判定し、処理可能な場合には、上記カレントジョブと当該次ジョブを並列処理し、処理不可能な場合には、当該次ジョブの処理を行なわない構成としてある。
画像形成装置をこのような構成とすると、カレントジョブについては、制御手段が、ジョブ処理用メモリを最大限の効率で利用して効率良くジョブ処理を行なうことにより、最速処理を行なうことができる。
また、上記制御手段は、カレントジョブ処理中に次ジョブの設定が入力されたときには、例えばスタートキーの操作により次ジョブの内容が確定する前に、次ジョブの内容を先読みして、そのときのジョブ処理用メモリの状況に応じて、次ジョブの処理が可能か不可能かを判定する。
そして、次ジョブが処理可能な場合には、上記制御手段は、次ジョブの処理を開始して、上記カレントジョブと当該次ジョブを並列処理する。
また、次ジョブが処理不可能な場合には、上記制御手段は、次ジョブの処理を行なわない。
このようにして、本発明による画像形成装置によれば、カレントジョブに関して、ジョブ処理用メモリを最大限の効率で利用して、効率良く最速でジョブ処理が行なわれると共に、カレントジョブ処理中に次ジョブの設定が入力されたとき、次ジョブの内容を先読みして、次ジョブの処理のために必要なジョブ処理用メモリの空きメモリ容量が確保できる場合にのみ、次ジョブの処理可能と判断して、次ジョブを並列処理する。
したがって、カレントジョブについては効率良く最速でジョブ処理が行なわれると共に、次ジョブについては、ジョブ処理用メモリの空き容量が十分である場合にのみ処理が行なわれることになり、ジョブ処理用メモリの利用状況に応じて効率良くジョブ処理が行なわれる。
しかも、次ジョブの起動条件が合わないときには事前にジョブの発生を抑制でき、中途半端にユーザを拘束することを避けることができる。
また、請求項2記載の画像形成装置は、上記制御手段が、次ジョブが処理不可能である場合に、操作パネルの操作手段での次ジョブの実行のための操作を無効にする構成としてある。
画像形成装置をこのような構成とすると、次ジョブが処理不可能な場合には、操作はパネルの操作手段により入力中の次ジョブの設定に関して、次ジョブの実行のための操作、例えばスタートキーの操作が無効であることから、次ジョブの設定内容が確定せず、使用者をジョブ開始までの間拘束するようなことはない。
また、請求項3記載の画像形成装置は、上記制御手段が、次ジョブが処理不可能である場合に、その旨を操作パネルの表示手段に表示する構成としてある。
画像形成装置をこのような構成とすると、使用者は、操作パネルの表示手段を見ることによって、次ジョブが処理不可能であることを確認するとことができる。
また、請求項4記載の画像形成装置は、上記制御手段が、次ジョブが処理可能である場合に、その旨を操作パネルの表示手段に表示し、使用者による操作パネルの操作手段からのジョブ実行指令に基づいて、次ジョブを並列処理する構成としてある。
画像形成装置をこのような構成とすると、使用者は、操作パネルの表示手段を見ることにより、次ジョブが処理可能であることを確認してから、操作パネルの操作手段を操作して、ジョブの実行指令を入力することにより、当該次ジョブの処理を行なうことができる。
また、請求項4記載の画像形成装置は、上記制御手段が、カレントジョブの処理中、そのジョブ処理用メモリの空きメモリ容量に基づいて、次ジョブとして処理可能なジョブ種別を操作パネルの表示手段に表示する構成としてある。
画像形成装置をこのような構成とすると、使用者は、次ジョブの設定を入力しようとする前に、操作パネルの表示手段を見ることによって、次ジョブとして処理可能なジョブの種別を確認することができるので、使用者が設定しようとする次ジョブが処理可能か否かを次ジョブの設定入力の前に把握することができ、無駄な入力操作を排除することが可能となる。
また、請求項6記載の画像形成装置のジョブ処理方法は、使用者により設定された画像形成ジョブのためのジョブデータをジョブ処理用メモリ上に展開して、当該画像形成ジョブの処理を実行して、画像形成手段により画像形成を行なう画像形成装置におけるジョブ処理方法において、カレントジョブの処理中に、上記ジョブ処理用メモリを最大限の効率で利用することにより、カレントジョブの処理を行なうステップと、上記カレントジョブの処理中に、次ジョブの設定が入力されたとき、次ジョブの設定を先読みするステップと、上記先読みした次ジョブの設定と上記ジョブ処理用メモリのメモリ空き容量とに基づいて、当該次ジョブの処理が可能か否かを判定するステップと、上記判定の結果、処理可能な場合には、上記カレントジョブと当該次ジョブを並列処理し、処理不可能な場合には、当該次ジョブの処理を行なわないステップとを有した構成としてある。
このように、本発明は、方法としても実現化することができる。
また、請求項7記載の画像形成装置のジョブ処理プログラムは、使用者により設定された画像形成ジョブのためのジョブデータをジョブ処理用メモリ上に展開して、当該画像形成ジョブの処理を実行して、画像形成手段により画像形成を行なう処理をコンピュータに実行させるための画像形成装置におけるジョブ処理プログラムであって、カレントジョブの処理中に、上記ジョブ処理用メモリを最大限の効率で利用することにより、カレントジョブの処理を行なう手順と、上記カレントジョブの処理中に、次ジョブの設定が入力されたとき、次ジョブの設定を先読みして、上記ジョブ処理用メモリのメモリ空き容量に基づいて、当該次ジョブの処理が可能か否かを判定する手順と、上記判定の結果、処理可能な場合には、上記カレントジョブと当該次ジョブを並列処理し、処理不可能な場合には、当該次ジョブの処理を行なわない手順とを前記画像形成装置に実行させる構成としてある。
このように、本発明は、プログラムとしても実現化することができる。
このように、本発明によれば、ジョブ処理用メモリを最大限の効率で利用して、カレントの画像形成ジョブの処理を行なうと共に、次ジョブの処理のためのメモリ容量が不足する場合には次ジョブの実行を抑制することができる。
以下、本発明の画像形成装置の一実施形態について、図1を参照して説明する。
図1は、本発明による画像形成装置の一実施形態の構成を示している。
図1に示すように、画像形成装置10は、例えばコピー,ファクシミリ送受信,画像スキャン,画像付きメール送信等の複合機能を備えた複合機として、画像形成手段100と、操作パネル200と、制御手段300と、ジョブ処理メモリ400と、を備えている。
ここで、上記制御手段300は、コンピュータ上で動作するプログラムにより動作が制御されるようになっている。
上記画像形成手段100は、画像形成装置本体として、コピー,ファクシミリ送受信,画像スキャン,画像付きメール送信,リーガルサイズ用紙またはA4サイズ用紙の2in1集約処理等の複合機能を実現するものであり、原稿台表面に載置された原稿の画像読取を行なって、画像データを生成し、印刷,送信等の画像形成を行なうものであり、この場合、送信としてカラーまたはモノクロの画像付きメールを送信することができるようになっている。
上記操作パネル200は、画像形成装置本体としての画像形成手段100の例えば上面に配置されたパネルデバイスであって、図2に示すように、操作手段210と、表示手段220と、から構成されている。
ここで、上記操作手段210と表示手段220は、操作パネル200の表面に一体に配置されている。
上記操作手段210は、複数個(図示の場合、8個)の操作ボタン211を備えており、これらの操作ボタン211をユーザが操作することによって、表示手段220に表示されるメニュー画面を切り替えて、画像形成手段100の各種機能に関するジョブの設定のための入力操作を行なうことができるようになっている。
ここで、操作ボタン211のうち、スタートキー211aは、操作手段210の他の操作ボタン211により入力され設定された画像形成ジョブの設定内容を確定するためのものである。
また、上記表示手段220は、操作手段210による画像形成ジョブの設定内容や、カレントジョブに関する各種情報等を表示するようになっている。
尚、画像形成ジョブの設定内容は、例えばメール送信ジョブの場合、カラー(カラーまたはモノクロ),解像度(600dpi,300dpi,200dpi等),圧縮率(JPEGにて例えば5段階),原稿サイズ(A4,A5等)等の項目から成る。
上記制御手段300は、上述した画像形成手段100,操作パネル200を適宜に制御するようになっている。
ここで、上記制御手段300は、操作パネル200の操作手段210から入力された画像形成ジョブの設定に基づいて、画像形成手段100を制御することにより、所望の画像形成、例えばコピー,プリント,ファクシミリ送受信,画像スキャン,画像付きメール送信等の画像形成を行なうようになっている。
そして、上記制御手段300は、ジョブ処理を行なう場合、以下のようにジョブ制御を行なうようになっている。
すなわち、上記制御手段300は、一つのジョブ処理を行なう場合、このカレントジョブに関して、ジョブデータをジョブ処理用メモリ400上に展開して、ページを作成する。その際、上記制御手段300は、上記ジョブデータのデータサイズに対応してジョブ処理用メモリ400のメモリ容量を最大限に効率的に利用し、当該画像形成ジョブの処理を行なう。これにより、当該画像形成ジョブは、最速で処理され得ることになる。
また、上記制御手段300は、カレントジョブの処理中、ジョブ処理用メモリ400の空きメモリ容量に基づいて、この空きメモリ容量で処理可能なジョブ種別を操作パネル200の表示手段220に対して表示させるようになっている。
さらに、上記制御手段300は、判定手段310を備えている。
この判定手段310は、判定モジュールとしてハードウエアあるいはソフトウエアにより構成され、または制御手段300上で動作するソフトウエアにより機能するようになっている。
そして、上記判定手段310は、カレントジョブの設定内容(カレント設定)が制御手段300から送られてきており、このカレントジョブの処理中に、操作パネル200の操作手段210に対して次ジョブの設定が入力されると、スタートキー211aが操作される前に、操作パネル200の操作手段210に対して入力された次ジョブの設定内容を先読みして、次ジョブの処理のためにジョブ処理用メモリ400の空きメモリ容量が十分であるか否か、すなわち次ジョブが処理可能か処理不可能かの判定を行なって、判定結果を制御手段300に送出する。
例えば、リーガルサイズ用紙のカラー画像付きメール送信では、そのジョブ処理のために14MBのメモリ容量が必要である。そして、ジョブ処理用メモリ400の容量が15MBであって、プリンタジョブのために2MBのメモリ容量を利用している場合には、空きメモリ容量は13MBとなるため、上記メール送信のジョブは処理不可能となる。
これを受けて、上記制御手段300は、上記判定手段310からの判定結果に基づいて、操作パネル200の表示手段220に、判定結果を表示させる。
すなわち、上記制御手段300は、判定結果が次ジョブ処理不可能である場合には、その旨を操作パネル200の表示手段220に表示させると共に、操作パネル200の操作手段210のスタートキー211aを操作無効にする。これにより、使用者がスタートキー211aを操作しても、既に入力されている次ジョブの設定内容は確定されず、処理も行なわれない。
これに対して、上記制御手段300は、判定結果が次ジョブ処理可能である場合には、その旨を操作パネル200の表示手段220に表示させると共に、使用者による操作手段210のスタートキー211aの操作を待つ。そして、スタートキー211aが操作されたとき、操作パネル200の操作手段210から実行指令が制御手段300に入力される。これにより、上記制御手段300は、前述したカレントジョブと並列に、当該次ジョブの処理を開始するようになっている。
次に、本実施形態の画像形成装置10の画像形成ジョブの処理動作について、図3〜図4を参照して説明する。
図3は、一つのプリンタジョブを処理する場合の動作を示している。
図3において、制御手段300は、符号A1で示すように、操作パネル200の操作手段210からプリンタジョブの設定が入力され、符号A2で示すように、スタートキー211aが操作されると、符号A3で示すように、プリンタジョブの処理を開始し、符号A4で示すように、ジョブ開始の旨および当該プリンタジョブの設定内容を判定手段310に送出すると共に、符号A5で示すように、当該プリンタジョブのジョブデータをジョブ処理用メモリ400上に展開して、ページを作成し、符号A6で示すように、画像形成手段100に出力する。
これにより、画像形成手段100は、符号A7で示すように、上記プリンタジョブのジョブデータの印刷出力を行なう。
この際、上記判定手段310は、符号A8で示すように、上記プリンタジョブの設定内容からジョブ処理用メモリ400の空き容量を算出して、符号A9で示すように、この空き容量で処理可能なジョブ種別を操作パネル200の表示手段220に表示させる。
ここで、プリンタジョブの処理中には、次ジョブとして、例えば図5に示すように、カラー画像付きメール送信およびリーガルサイズ用紙の集約処理は不可能であるが、モノクロ画像付きメール送信およびA4サイズ用紙の集約処理は可能である。尚、カレントジョブがない場合、すなわち待機状態においては、何れの処理も可能である。
したがって、上記表示は、例えば図6に示すように行なわれ、これは、ネットワークスキャナ機能に関して、カラー処理は不可能であるが、モノクロ処理は可能であることを示している。
そして、符号A10で示すように、画像形成手段100が印刷出力を終了すると、上記制御手段300は、符号A11で示すように、ジョブ終了の旨を判定手段310に送出すると共に、符号A12で示すように、操作パネル200の表示手段220に対して、待機状態の旨を表示させる。
以上で、単独ジョブの処理が終了する。
図4は、カレントジョブとしてプリンタジョブの処理中に、次ジョブの設定が入力された場合の動作を示している。
図4において、制御手段300は、図3における符号A7で示すジョブデータの印刷出力中に、符号B1で示すように、操作パネル200の操作手段210から次ジョブの設定が入力されると、上記制御手段300は、符号B2で示すように、この次ジョブの設定内容を判定手段310に送出する。
これを受けて、上記判定手段310は、符号B3で示すように、前もってカレントジョブの設定内容から算出したジョブ処理用メモリ400の空きメモリ容量に基づいて、当該次ジョブが処理可能であるか否かを判定し、その判定結果を制御手段300に送出する。
これにより、上記制御手段300は、符号B4で示すように、判定結果を操作パネル200の表示手段220に表示させる。
そして、例えば次ジョブがカラー画像付きメール送信のように、次ジョブ処理不可能の判定結果の場合には、上記制御手段300は、符号B5で示すように、操作パネル200の操作手段210のスタートキー211aを操作無効にする。
これに対して、例えば次ジョブがモノクロ画像付きメール送信のように、次ジョブ処理可能の判定結果の場合には、上記制御手段300は、符号B6に示すように、操作パネル200の操作手段210のスタートキー211aの操作に基づいて、符号B7に示すように、モノクロ画像付きメール送信ジョブの処理を開始し、符号B8で示すように、ジョブ開始の旨および当該モノクロ画像付きメール送信ジョブの設定内容を判定手段310に送出すると共に、符号B9で示すように、当該モノクロ画像付きメール送信ジョブのジョブデータをジョブ処理用メモリ400上に展開して、ページを作成し、符号B10で示すように、、画像形成手段100に出力する。
これにより、画像形成手段100は、符号B11で示すように、上記モノクロ画像付きメール送信ジョブを並列処理して、そのジョブデータの送信出力を行なう。
その後、カレントジョブおよび次ジョブの処理が終了すると、上記制御手段300は、それぞれジョブ終了の旨を判定手段310に送出し、上記判定手段310は、操作パネル200の表示手段220に、何れか一方のジョブのみが終了した場合には、ジョブ処理用メモリ400の空きメモリ容量に基づいて処理可能なジョブ種別を表示させ、またすべてのジョブが終了した場合には、上記制御手段300は、操作パネル200の表示手段220に待機状態の旨を表示させる。
以上で、カレントジョブおよび次ジョブの並列処理が完了する。
尚、符号B11で示すカレントジョブ及び次ジョブの並列処理中に、図3の符号A8〜A9に示すと同様にして、上記判定手段310がさらに空きメモリ容量を算出して、この空き容量で処理可能なジョブ種別を操作パネル200の表示手段220に表示させると共に、さらに次々ジョブの設定が入力されたとき、図4にて符号B1〜B11で示すように、上記制御手段300が、この次々ジョブについて処理可能か否かの判定を行なって、処理可能な場合には、さらに次々ジョブを同時に実行するようにすることも可能である。
上述した実施形態においては、カレントジョブとしてプリンタジョブの処理中に、次ジョブとして画像付きメール送信ジョブの設定が入力された場合について説明したが、これに限らず、種々のジョブの組合せが可能であることは明らかである。
このようにして、本発明によれば、ジョブ処理用メモリを最大限利用して画像形成ジョブの処理を行なうと共に、次ジョブの処理のためのメモリ容量が不足する場合には次ジョブの実行を抑制することができる。
次に、画像形成装置のジョブ処理プログラムについて説明する。
上記の実施形態におけるコンピュータ(画像形成装置)のジョブ処理機能(ジョブ処理方法を実行する機能)は、記憶手段(例えば、ROMなど)に記憶されたジョブ処理プログラムにより実現される。
ジョブ処理プログラムは、コンピュータの制御手段(CPUなど)に読み込まれることにより、コンピュータの構成各部に指令を送り、所定の処理、たとえば、カレントジョブに関する処理、カレントジョブの処理中にジョブ処理用メモリを最大限の効率で利用する処理、カレントジョブの処理中に次ジョブの設定が入力されたときにその次ジョブの設定を先読みする処理、先読みした次ジョブの設定とジョブ処理用メモリのメモリ空き容量に基づいて次ジョブの処理が可能か否かを判定する処理、処理可能と判定された場合におけるカレントジョブと次ジョブの並列処理、処理不可能と判定された場合における次ジョブの処理を行なわないようにする処理などを行わせる。
これによって、ジョブ処理機能は、ソフトウエアであるジョブ処理プログラムとハードウエア資源であるコンピュータ(画像形成装置)の各構成手段とが協働することにより実現される。
なお、ジョブ処理機能を実現するためのジョブ処理プログラムは、コンピュータのROMやハードディスクなどに記憶される他、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、たとえば、外部記憶装置及び可搬記録媒体等に格納することができる。
外部記憶装置とは、CD−ROM等の記憶媒体を内蔵し、画像形成装置に外部接続されるメモリ増設装置をいう。一方、可搬記録媒体とは、記録媒体駆動装置(ドライブ装置)に装着でき、かつ、持ち運び可能な記録媒体であって、たとえば、フレキシブルディスク,メモリカード,光磁気ディスク等をいう。
そして、記録媒体に記録されたプログラムは、コンピュータのRAM等にロードされて、CPU(制御手段)により実行される。この実行により、上述した本実施形態の画像形成装置の機能が実現される。
さらに、コンピュータでジョブ処理プログラムをロードする場合、他のコンピュータで保有されたジョブ処理プログラムを、通信回線を利用して自己の有するRAMや外部記憶装置にダウンロードすることもできる。このダウンロードされたジョブ処理プログラムも、CPUにより実行され、本実施形態の画像形成装置のジョブ処理機能を実現する。
本発明は、ジョブ実行時に使用されるメモリの管理・制御に関する発明であるため、ジョブが実行されるとともに、そのためのメモリが備えられた機器や装置に利用可能である。
本発明による画像形成装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。 図1の画像形成装置における操作パネルを示す概略図である。 図1の画像形成装置における一つのジョブ処理の動作を示すフローチャートである。 図1の画像形成装置におけるカレントジョブ処理中に次ジョブの設定が入力された場合のジョブ処理の動作を示すフローチャートである。 図1の画像形成装置におけるカレントジョブと次ジョブの処理可能または不可能を示す図である。 図1の画像形成装置における操作パネルの表示手段の表示例を示す図である。
符号の説明
10 画像形成装置
100 画像形成手段
200 操作パネル
210 操作手段
211 操作ボタン
211a スタートキー
220 表示手段
300 制御手段
310 判定手段
400 ジョブ処理用メモリ

Claims (7)

  1. 画像形成の処理を行なう画像形成手段と、使用者により画像形成ジョブの設定が入力される操作パネルと、画像形成手段および操作パネルを制御する制御手段と、を備えており、上記制御手段が、操作パネルの操作手段からの入力操作に基づいて、画像形成ジョブのためのジョブデータをジョブ処理用メモリ上に展開して、当該画像形成ジョブの処理を実行して、画像形成手段により画像形成を行なう画像形成装置において、
    上記制御手段が、カレントジョブの処理中に、上記ジョブ処理用メモリを最大限の効率で利用することにより、カレントジョブの処理を行なうと共に、上記操作パネルの操作手段から次ジョブの設定が入力されたとき、次ジョブの設定を先読みして、上記ジョブ処理用メモリのメモリ空き容量に基づいて、当該次ジョブの処理が可能か否かを判定し、処理可能な場合には、上記カレントジョブと当該次ジョブを並列処理し、処理不可能な場合には、当該次ジョブの処理を行なわない
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記制御手段が、次ジョブが処理不可能である場合に、操作パネルの操作手段での次ジョブの実行のための操作を無効にする
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 上記制御手段が、次ジョブが処理不可能である場合に、その旨を操作パネルの表示手段に表示する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 上記制御手段が、次ジョブが処理可能である場合に、その旨を操作パネルの表示手段に表示し、使用者による操作パネルの操作手段からのジョブ実行指令に基づいて、次ジョブを並列処理する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 上記制御手段が、カレントジョブの処理中、そのジョブ処理用メモリの空きメモリ容量に基づいて、次ジョブとして処理可能なジョブ種別を操作パネルの表示手段に表示する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 使用者により設定された画像形成ジョブのためのジョブデータをジョブ処理用メモリ上に展開して、当該画像形成ジョブの処理を実行して、画像形成手段により画像形成を行なう画像形成装置におけるジョブ処理方法において、
    カレントジョブの処理中に、上記ジョブ処理用メモリを最大限の効率で利用することにより、カレントジョブの処理を行なうステップと、
    上記カレントジョブの処理中に、次ジョブの設定が入力されたとき、次ジョブの設定を先読みするステップと、
    上記先読みした次ジョブの設定と上記ジョブ処理用メモリのメモリ空き容量に基づいて、当該次ジョブの処理が可能か否かを判定するステップと、
    上記判定の結果、処理可能な場合には、上記カレントジョブと当該次ジョブを並列処理し、処理不可能な場合には、当該次ジョブの処理を行なわないステップとを有した
    ことを特徴とする画像形成装置のジョブ処理方法。
  7. 使用者により設定された画像形成ジョブのためのジョブデータをジョブ処理用メモリ上に展開して、当該画像形成ジョブの処理を実行して、画像形成手段により画像形成を行なう処理をコンピュータに実行させるための画像形成装置におけるジョブ処理プログラムであって、
    カレントジョブの処理中に、上記ジョブ処理用メモリを最大限の効率で利用することにより、カレントジョブの処理を行なう手順と、
    上記カレントジョブの処理中に、次ジョブの設定が入力されたとき、次ジョブの設定を先読みして、上記ジョブ処理用メモリのメモリ空き容量に基づいて、当該次ジョブの処理が可能か否かを判定する手順と、
    上記判定の結果、処理可能な場合には、上記カレントジョブと当該次ジョブを並列処理し、処理不可能な場合には、当該次ジョブの処理を行なわない手順とを前記画像形成装置に実行させる
    ことを特徴とする画像形成装置のジョブ処理プログラム。
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