JP6897151B2 - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、画像形成装置及びプログラムに関し、特に画像形成装置に画像処理装置が接続される場合に画像処理を制御する技術に関する。
従来、MFP(Multifunction Peripherals)の画像形成装置に対して、印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成する画像処理装置を外付けで接続し、印刷対象ファイルから描画データを生成する画像処理を専ら画像処理装置に行わせるようにしたシステムが提案されている。しかし、このシステムの場合、画像形成装置の本体内部にも画像処理を行うための機能が設けられているにも関わらず、それが使用されることはない。それ故、画像形成装置の本体内部に設けられているシステム資源の有効活用ができないという問題がある。
また、例えば印刷対象ファイルがPDFファイルなどの所定形式のファイルである場合、1ページを構成するデータがファイル内に分散して記録されている(例えば特許文献1)。そのため、上述したように画像形成装置に接続された画像処理装置に画像処理を行わせる場合であっても、印刷対象ファイルがPDFファイルなどの所定形式のファイルであれば、画像処理装置は、画像形成装置から印刷対象ファイルに含まれる全データを受信してからでないと、画像処理を開始することができない。特に画像形成装置と画像処理装置との間の通信速度が遅く、しかも印刷対象ファイルのファイルサイズが大きい場合には、画像処理装置において画像処理が開始されるまでに長時間を要することがあり、効率が悪いという問題がある。
特開2008−262543号公報
本発明は、上述した従来の問題点を解決するためになされたものであり、本体内部に設けられている画像処理機能を有効活用し、効率的に印刷出力を行うことができるようにした画像形成装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成する画像処理装置と接続される画像形成装置であって、印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成可能な画像処理手段と、前記画像処理装置及び当該画像形成装置の性能又は負荷状態を比較し、ユーザーによって指定された印刷対象ファイルに基づく画像処理を、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別する判別手段と、前記判別手段による判別結果に基づいて前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方に対して印刷対象ファイルを出力して画像処理を行わせるファイル出力手段と、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方から描画データを取得する描画データ取得手段と、前記描画データ取得手段により取得される描画データに基づいて画像形成を行う画像形成手段と、記録媒体を着脱可能な接続端子とを備え、前記判別手段は、前記接続端子に装着された前記記録媒体に記録されている印刷対象ファイルがユーザーによって指定された場合に、当該印刷対象ファイルに基づく画像処理を前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別し、前記接続端子に装着された前記記録媒体に記録されている印刷対象ファイルがユーザーによって指定された場合に、前記画像処理装置に設けられている接続端子に前記記録媒体を装着することをユーザーに促すことを特徴とする構成である。
請求項2に係る発明は、印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成する画像処理装置と接続される画像形成装置であって、印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成可能な画像処理手段と、前記画像処理装置及び当該画像形成装置の性能又は負荷状態を比較し、ユーザーによって指定された印刷対象ファイルに基づく画像処理を、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別する判別手段と、前記判別手段による判別結果に基づいて前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方に対して印刷対象ファイルを出力して画像処理を行わせるファイル出力手段と、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方から描画データを取得する描画データ取得手段と、前記描画データ取得手段により取得される描画データに基づいて画像形成を行う画像形成手段とを備え、前記判別手段は、前記画像処理手段が画像処理を開始した後に当該画像形成装置の負荷状態の変化を検知した場合、前記画像処理手段による画像処理を中断させ、前記ファイル出力手段は、前記判別手段によって画像処理が中断された場合に、印刷対象ファイルを前記画像処理装置へ出力して画像処理を行わせることを特徴とする構成である。
請求項3に係る発明は、印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成する画像処理装置と接続される画像形成装置であって、印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成可能な画像処理手段と、前記画像処理装置及び当該画像形成装置の性能又は負荷状態を比較し、ユーザーによって指定された印刷対象ファイルに基づく画像処理を、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別する判別手段と、前記判別手段による判別結果に基づいて前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方に対して印刷対象ファイルを出力して画像処理を行わせるファイル出力手段と、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方から描画データを取得する描画データ取得手段と、前記描画データ取得手段により取得される描画データに基づいて画像形成を行う画像形成手段とを備え、前記判別手段は、印刷対象ファイルに基づく画像処理を前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別した結果を表示すると共に、ユーザーによる前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方の選択操作を受け付け、印刷対象ファイルに基づく画像処理を、ユーザーの選択操作に基づいて前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方に決定することを特徴とする構成である。
請求項4に係る発明は、印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成する画像処理装置と接続される画像形成装置であって、印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成可能な画像処理手段と、前記画像処理装置及び当該画像形成装置の性能又は負荷状態を比較し、ユーザーによって指定された印刷対象ファイルに基づく画像処理を、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別する判別手段と、前記判別手段による判別結果に基づいて前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方に対して印刷対象ファイルを出力して画像処理を行わせるファイル出力手段と、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方から描画データを取得する描画データ取得手段と、前記描画データ取得手段により取得される描画データに基づいて画像形成を行う画像形成手段と、印刷対象ファイルに基づく画像処理を前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを予め設定した画像処理設定情報を登録する設定手段とを備え、前記判別手段は、前記画像処理設定情報において前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方で画像処理を行うことが設定されている場合、前記画像処理設定情報における設定に基づいて、画像処理を前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを決定することを特徴とする構成である。
請求項に係る発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の画像形成装置において、前記判別手段は、前記画像処理装置の性能又は負荷状態に基づいて前記画像処理装置で画像処理を行わせた場合に前記画像形成手段で画像形成が開始されるまでに要する第1の時間を算出すると共に、当該画像形成装置の性能又は負荷状態に基づいて前記画像処理手段で画像処理を行わせた場合に前記画像形成手段で画像形成が開始されるまでに要する第2の時間を算出し、前記第1の時間と前記第2の時間のいずれが早いかを判別することを特徴とする構成である。
請求項に係る発明は、請求項に記載の画像形成装置において、前記画像処理設定情報は、ユーザーごとに、印刷対象ファイルに基づく画像処理を前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを予め設定した情報が含まれることを特徴とする構成である。
請求項に係る発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の画像形成装置において、前記ファイル出力手段は、印刷対象ファイルに1ページ分のデータが分散して含まれている場合であって当該印刷対象ファイルを前記画像処理装置に対して出力する場合、印刷対象ファイルから1ページを構成するデータを順次抽出して前記画像処理装置に1ページずつ順次出力することを特徴とする構成である。
請求項に係る発明は、印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成する画像処理装置と接続され、印刷用の描画データに基づいて画像形成を行う画像形成手段を備える画像形成装置において実行されるプログラムであって、前記画像形成装置を、印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成可能な画像処理手段、前記画像処理装置及び当該画像形成装置の性能又は負荷状態を比較し、ユーザーによって指定された印刷対象ファイルに基づく画像処理を、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別する判別手段、前記判別手段による判別結果に基づいて前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方に対して印刷対象ファイルを出力して画像処理を行わせるファイル出力手段、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方から描画データを取得する描画データ取得手段、及び、前記描画データ取得手段により取得される描画データに基づいて画像形成を行わせるジョブ制御手段、として機能させるプログラムであって、前記画像形成装置は、記録媒体を着脱可能な接続端子を備えており、前記判別手段は、前記接続端子に装着された前記記録媒体に記録されている印刷対象ファイルがユーザーによって指定された場合に、当該印刷対象ファイルに基づく画像処理を前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別し、印刷対象ファイルに基づく画像処理を前記画像処理装置で行うことに決定した場合、前記画像処理装置に設けられている接続端子に前記記録媒体を装着することをユーザーに促すことを特徴とする構成である。
請求項9に係る発明は、印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成する画像処理装置と接続され、印刷用の描画データに基づいて画像形成を行う画像形成手段を備える画像形成装置において実行されるプログラムであって、前記画像形成装置を、印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成可能な画像処理手段、前記画像処理装置及び当該画像形成装置の性能又は負荷状態を比較し、ユーザーによって指定された印刷対象ファイルに基づく画像処理を、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別する判別手段、前記判別手段による判別結果に基づいて前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方に対して印刷対象ファイルを出力して画像処理を行わせるファイル出力手段、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方から描画データを取得する描画データ取得手段、及び、前記描画データ取得手段により取得される描画データに基づいて画像形成を行わせるジョブ制御手段、として機能させるプログラムであって、前記判別手段は、前記画像処理手段が画像処理を開始した後に当該画像形成装置の負荷状態の変化を検知した場合、前記画像処理手段による画像処理を中断させ、前記ファイル出力手段は、前記判別手段によって画像処理が中断された場合に、印刷対象ファイルを前記画像処理装置へ出力して画像処理を行わせることを特徴とする構成である
請求項10に係る発明は、印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成する画像処理装置と接続され、印刷用の描画データに基づいて画像形成を行う画像形成手段を備える画像形成装置において実行されるプログラムであって、前記画像形成装置を、印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成可能な画像処理手段、前記画像処理装置及び当該画像形成装置の性能又は負荷状態を比較し、ユーザーによって指定された印刷対象ファイルに基づく画像処理を、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別する判別手段、前記判別手段による判別結果に基づいて前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方に対して印刷対象ファイルを出力して画像処理を行わせるファイル出力手段、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方から描画データを取得する描画データ取得手段、及び、前記描画データ取得手段により取得される描画データに基づいて画像形成を行わせるジョブ制御手段、として機能させるプログラムであって、前記判別手段は、印刷対象ファイルに基づく画像処理を前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別した結果を表示すると共に、ユーザーによる前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方の選択操作を受け付け、印刷対象ファイルに基づく画像処理を、ユーザーの選択操作に基づいて前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方に決定することを特徴とする構成である。
請求項11に係る発明は、印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成する画像処理装置と接続され、印刷用の描画データに基づいて画像形成を行う画像形成手段を備える画像形成装置において実行されるプログラムであって、前記画像形成装置を、印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成可能な画像処理手段、前記画像処理装置及び当該画像形成装置の性能又は負荷状態を比較し、ユーザーによって指定された印刷対象ファイルに基づく画像処理を、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別する判別手段、前記判別手段による判別結果に基づいて前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方に対して印刷対象ファイルを出力して画像処理を行わせるファイル出力手段、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方から描画データを取得する描画データ取得手段、前記描画データ取得手段により取得される描画データに基づいて画像形成を行わせるジョブ制御手段、及び、印刷対象ファイルに基づく画像処理を前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを予め設定した画像処理設定情報を登録する設定手段、として機能させるプログラムであって、前記判別手段は、前記画像処理設定情報において前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方で画像処理を行うことが設定されている場合、前記画像処理設定情報における設定に基づいて、画像処理を前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを決定することを特徴とする構成である。
請求項12に係る発明は、請求項乃至11のいずれかに記載のプログラムにおいて、前記判別手段は、前記画像処理装置の性能又は負荷状態に基づいて前記画像処理装置で画像処理を行わせた場合に前記画像形成手段で画像形成が開始されるまでに要する第1の時間を算出すると共に、当該画像形成装置の性能又は負荷状態に基づいて前記画像処理手段で画像処理を行わせた場合に前記画像形成手段で画像形成が開始されるまでに要する第2の時間を算出し、前記第1の時間と前記第2の時間のいずれが早いかを判別することを特徴とする構成である。
請求項13に係る発明は、請求項11に記載のプログラムにおいて、前記画像処理設定情報は、ユーザーごとに、印刷対象ファイルに基づく画像処理を前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを予め設定した情報が含まれることを特徴とする構成である。
請求項13に係る発明は、請求項11に記載のプログラムにおいて、前記画像処理設定情報は、ユーザーごとに、印刷対象ファイルに基づく画像処理を前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを予め設定した情報が含まれることを特徴とする構成である。

本発明によれば、画像形成装置の本体内部に設けられている画像処理機能を有効活用することができるようになり、しかも効率的に印刷出力を行うことができるようになる。
画像形成システムの概念的構成例を示す図である。 画像形成装置及び画像処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 画像形成装置及び画像処理装置の機能構成を示すブロック図である。 画像処理設定情報及び性能情報の一例を示す図である。 画像形成装置における処理手順の一例を示すフローチャートである。 自動判別処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 画像処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 案内処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 所定形式のファイルの一例を示す図である。 画像処理の実行パターンの一例を示す図である。 画像処理の別の実行パターンの例を示す図である。 画像処理の更に別の実行パターンの例を示す図である。
以下、本発明に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する部材には同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
図1は、本発明の第1実施形態である画像形成システム1の概念的構成例を示す図である。この画像形成システム1は、画像形成装置2に対し、通信ケーブル4などを介して画像処理装置3が外付けで接続された構成である。尚、画像形成装置2と画像処理装置3との通信は、必ずしも通信ケーブル4を介した有線通信に限られず、無線通信であっても良い。
画像形成装置2は、少なくともプリント機能を有し、印刷用の描画データに基づいて印刷用紙などのシート材に画像形成を行うことにより、印刷出力を行うことが可能な装置である。本実施形態における画像形成装置2は、例えばMFPで構成されており、プリント機能の他に、スキャン機能、コピー機能などの複数の機能を備えている。ただし、画像形成装置2は、MFPに限られず、プリント機能のみを有するプリンタであっても構わない。
画像処理装置3は、入力する画像データに基づいて画像処理を行うことにより、印刷用の描画データを生成する装置である。画像処理装置3は、例えば画像形成装置2から印刷対象ファイル9を受信すると、その印刷対象ファイル9に対する画像処理を行う。そして画像処理装置3は、印刷対象ファイル9に対応する印刷用の描画データを生成し、その描画データを画像形成装置2へ出力する。
画像形成装置2は、図1に示すようにUSBメモリなどの外部記録媒体8を装着することが可能である。画像形成装置2は、装着された外部記録媒体8に印刷対象ファイル9が記録されている場合、その印刷対象ファイル9を読み出して印刷対象ファイル9に基づく印刷出力を行うことが可能である。画像形成装置2において印刷可能なファイルは、例えば、PCL(Printer Control Language)、PS(Post Script)、PJL(Printer Job Language)などのページ記述言語で表現されたファイルや、PDF(Portable Document Format)形式のファイルなどである。尚、画像形成装置2は、図示を省略するLAN(Local Area Network)などのネットワークにも接続されており、ネットワーク経由で印刷対象ファイル9を受信することも可能である。
画像形成装置2は、印刷対象ファイル9に基づいて印刷出力を行う際には、印刷対象ファイル9に基づいて印刷用の描画データを生成する必要がある。そのため、画像形成装置2は、後述するように画像処理機能を備えており、その画像処理機能によって印刷対象ファイル9から印刷用の描画データを生成することができる。また画像形成装置2は、上述したように印刷対象ファイル9を画像処理装置3へ送信することによって画像処理を画像処理装置3に行わせることも可能である。この場合、画像形成装置2は、画像処理装置3において生成される描画データを取得し、その描画データに基づいて印刷出力を行う。
そして本実施形態における画像形成装置2は、印刷対象ファイル9に基づく印刷出力を効率的に開始することができるように、自機に設けられている画像処理機能と、画像処理装置3に設けられている画像処理機能との双方を有効活用するように構成される。以下、このような画像形成装置2及び画像処理装置3について詳しく説明する。
図2は、画像形成装置2及び画像処理装置3のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。まず画像形成装置2は、制御部10と、操作パネル11と、接続端子12と、ネットワークインタフェース13と、記憶部14と、通信インタフェース15と、画像形成部16とを備えている。
制御部10は、CPU10aとメモリ10bとを備え、CPU10aが図示を省略するプログラムを実行することにより、後述する各種処理部として機能する。メモリ10bは、CPU10aがプログラムを実行する際に一時的なデータなどを記憶するためのものである。尚、CPU10aが実行するプログラムは、例えば記憶部14に予め記憶されている。
操作パネル11は、画像形成装置2をユーザーが使用する際のユーザーインタフェースであり、表示部11aと、操作部11bとを備えている。表示部11aは、例えばカラー液晶ディスプレイなどで構成され、ユーザーに対して各種情報を表示する。操作部11bは、例えば表示部11aの表示画面上に配置されるタッチパネルキーなどで構成され、ユーザーによる操作を受け付ける。
接続端子12は、外部記録媒体8を着脱可能な端子である。接続端子12に外部記録媒体8が装着されると、制御部10は、接続端子12を介して外部記録媒体8に保存されている情報を参照したり、読み出したりすることができる。したがって、接続端子12に装着された外部記録媒体8に印刷対象ファイル9が保存されている場合、画像形成装置2は、その印刷対象ファイル9に基づいてダイレクト印刷を行うことも可能である。
ネットワークインタフェース13は、画像形成装置2をLANなどのネットワークに接続するためのインタフェースである。画像形成装置2は、ネットワークインタフェース13を介して印刷ジョブを受信した場合、その印刷ジョブに基づいて印刷出力を行うこともできる。
記憶部14は、例えばハードディスクドライブ(HDD)などによって構成される不揮発性の記憶装置である。この記憶部14には、制御部10のCPU10aによって実行されるプログラムや、印刷ジョブ、印刷対象ファイルなどが記憶されると共に、後述する各種情報なども記憶される。
通信インタフェース15は、画像処理装置3と通信を行うためのインタフェースである。したがって、画像形成装置2は、この通信インタフェース15を介して画像処理装置3と通信を行う。
画像形成部16は、入力する描画データに基づいて印刷用紙などのシート材に画像形成を行って定着させた後に、そのシート材を排出する機能を有している。例えば画像形成部16は、複数色のトナー像をシート材に転写して定着させることにより、カラー印刷を行うこともできる。
一方、画像処理装置3は、ハードウェア構成として、制御部20と、通信インタフェース21と、接続端子22とを備えている。ただし、接続端子22は、必ずしも画像処理装置3に必須のものではない。
制御部20は、CPU20aとメモリ20bとを備え、CPU20aが図示を省略するプログラムを実行することにより、後述する各種処理部として機能する。メモリ20bは、CPU20aがプログラムを実行する際に一時的なデータなどを記憶するためのものである。尚、CPU20aが実行するプログラムは、例えば図示を省略する不揮発性の記憶手段に予め記憶されている。
通信インタフェース21は、画像形成装置2と通信を行うためのインタフェースである。したがって、画像処理装置3は、この通信インタフェース21を介して画像形成装置2と通信を行う。
接続端子22は、外部記録媒体8を着脱可能な端子である。接続端子22に外部記録媒体8が装着されると、制御部20は、接続端子22を介して外部記録媒体8に保存されている情報を参照したり、読み出したりすることができるようになる。
図3は、画像形成装置2及び画像処理装置3の機能構成を示すブロック図である。尚、以下においては、主として、画像形成装置2の接続端子12に対して印刷対象ファイル9が保存された外部記録媒体8が装着され、画像形成装置2が、その外部記録媒体8に保存されている印刷対象ファイル9に基づいてダイレクト印刷を行う場合を例示する。
図3に示すように、画像形成装置2の制御部10は、CPU10aが所定のプログラムを実行することにより、画像処理設定部30、ファイル指定部31、判別部32、ファイル出力部33、画像処理部34、描画データ取得部35、及び、ジョブ制御部36として機能する。また画像処理装置3の制御部20は、CPU20aが所定のプログラムを実行することにより、情報送信部40、及び、画像処理部41として機能する。
画像処理設定部30は、外部記録媒体8に保存されている印刷対象ファイル9に対する画像処理を、どのようにして行うかを予め設定した画像処理設定情報38を登録する処理部である。画像処理設定部30は、ユーザーごとに、印刷対象ファイル9に対する画像処理の設定を記録した画像処理設定情報38を生成し、その画像処理設定情報38を記憶部14に保存して管理する。
記憶部14は、画像処理設定情報38と、画像形成装置2の性能に関する性能情報39とを記憶する。図4は、記憶部14に記憶される画像処理設定情報38及び性能情報39の一例を示す図である。まず、図4(a)に示すように、画像処理設定情報38は、ユーザーと、画像処理設定とを相互に対応付けた情報である。画像処理設定では、印刷対象ファイル9に対する画像処理を、画像形成装置2で毎回行うことを設定できると共に、画像処理装置3で毎回行うことも設定することができる。また画像処理設定では、画像形成装置2と画像処理装置3のいずれで画像処理を行うかを自動判別することも設定可能である。例えば、図4(a)では、ユーザーA,B,Eに対して自動判別を行うことが設定されており、ユーザーCに対して常に画像形成装置2で画像処理を行うことが設定されており、ユーザーD,Fに対して常に画像処理装置3で画像処理を行うことが設定されている。このように画像処理設定情報38には、ユーザーごとに、画像処理をどのようにして行うかが設定されている。
性能情報39は、画像形成装置2の性能を示す情報であり、例えばCPU10aの処理速度や、メモリ10bの容量、制御部10が外部記録媒体8との間でデータ転送を行う際のデータ転送速度、画像形成装置2が画像処理装置3との間でデータ転送を行う際のデータ転送速度などが予め登録されている。この性能情報39は、印刷対象ファイル9に対する画像処理を画像形成装置2と画像処理装置3のいずれで行うかを自動判別する際に参照される情報である。
図3に戻り、ファイル指定部31は、ユーザーによる印刷対象ファイル9の指定を受け付ける処理部である。ファイル指定部31は、例えばユーザーが画像形成装置2にログインした場合に機能し、ログインユーザーによるファイルの指定操作に基づいて印刷対象ファイル9を決定する。例えば、ログインユーザーによって接続端子12に外部記録媒体8が装着されると、ファイル指定部31は、接続端子12を介して外部記録媒体8にアクセスし、外部記録媒体8に保存されているファイルの一覧を表示部11aに表示させる。そして操作部11bに対するログインユーザーの操作に基づいて印刷対象ファイル9を決定する。尚、ファイル指定部31は、外部記録媒体8に保存されているファイルだけでなく、記憶部14に保存されているファイルや、ネットワークを介して接続されている外部装置に記憶されているファイルなどを印刷対象ファイル9として決定することもできる。ファイル指定部31によって印刷対象ファイル9が決定されると、制御部10において判別部32が機能する。
尚、ファイル指定部31は、ネットワークインタフェース13を介して印刷対象となるファイルを受信した場合にもそのファイルを印刷対象ファイル9として決定することができる。この場合、ファイル指定部31は、ネットワークインタフェース13を介して受信した情報に基づいて印刷対象ファイル9を送信したユーザーを特定する。
判別部32は、印刷対象ファイル9に対する画像処理を、画像形成装置2の画像処理部34で行うか、或いは、画像処理装置3の画像処理部41で行うか、を判別する処理部である。判別部32は、まず記憶部14から画像処理設定情報38を読み出し、ユーザーに対する画像処理設定を参照する。そして画像処理設定情報38において当該ユーザーが指定した印刷対象ファイル9に対する画像処理を常に画像形成装置2で画像処理を行うことが設定されている場合、判別部32は、画像形成装置2において画像処理を行うことを決定する。また画像処理設定情報38において当該ユーザーが指定した印刷対象ファイル9に対する画像処理を常に画像処理装置3で画像処理を行うことが設定されている場合、判別部32は、画像処理装置3において画像処理を行うことを決定する。さらに画像処理設定情報38において当該ユーザーが指定した印刷対象ファイル9に対する画像処理を自動判別することが設定されている場合、判別部32は、画像形成装置2及び画像処理装置3のいずれで画像処理を行うかを自動判別する。
判別部32は、自動判別を行う場合、印刷対象ファイル9のファイルサイズ、画像形成装置2及び画像処理装置3の性能及び負荷状態に基づいて、印刷対象ファイル9に対する画像処理を、画像形成装置2及び画像処理装置3のいずれで行うかを決定する。判別部32は、記憶部14から性能情報39を読み出すと共に、画像形成装置2における現在の負荷状態を検出する。また判別部32は、通信インタフェース15を介して画像処理装置3に画像処理装置3の性能情報などを要求するリクエストを送信する。画像処理装置3は、画像形成装置2から送信されるリクエストを受信すると、情報送信部40を機能させ、画像処理装置3の性能情報と、画像処理装置3における現在の負荷状態とを、画像形成装置2へ送信する。これにより、判別部32は、画像処理装置3の性能情報と、画像処理装置3における現在の負荷状態とを取得することができる。
そして判別部32は、画像形成装置2及び画像処理装置3の性能及び負荷状態を比較し、画像形成装置2で画像処理を行った場合と、画像処理装置3で画像処理を行った場合とで、印刷対象ファイル9に基づく印刷出力をいずれが早期に開始できるかを判別し、早期に印刷出力を開始できる装置で画像処理を行うことを決定する。より詳しく説明すると、判別部32は、画像処理装置3の性能又は負荷状態に基づき、印刷対象ファイル9に対する画像処理を画像処理装置3で行わせた場合に画像形成部16が画像形成を開始するまでに要する第1の時間を算出する。また判別部32は、画像形成装置2の性能又は負荷状態に基づき、印刷対象ファイル9に対する画像処理を画像処理部34で行わせた場合に画像形成部16が画像形成を開始するまでに要する第2の時間を算出する。そして判別部32は、第1の時間と第2の時間のいずれが早いかを判別することにより、画像処理を行わせるべき装置を、画像形成装置2及び画像処理装置3のいずれか一方から選択するのである。したがって、判別部32が自動判別を行う場合には、画像形成装置2及び画像処理装置3のうち、早期に印刷出力を開始できる装置が画像処理を行う装置として決定されることになる。
さらに判別部32は、上述した自動判別により、印刷対象ファイル9に対する画像処理を画像処理装置3及び画像処理部34のいずれで行うかを判別した結果を表示部11aに表示するようにしても良い。この場合、判別部32は、判別結果を表示部11aに表示した後、ユーザーによる画像処理装置3及び画像処理部34のいずれか一方の選択操作を受け付け、印刷対象ファイルに基づく画像処理を、ユーザーの選択操作に基づいて画像処理装置3及び画像処理部34のいずれか一方に決定するようにしても良い。これにより、ユーザーが手動選択する場合であっても、上述した自動判別の結果を参考にしつつ、画像処理装置3及び画像処理部34のいずれか一方を選択することができるため、効率的な処理が可能な方を簡単に選択することができるようになる。
ファイル出力部33は、判別部32による判別結果に基づき、印刷対象ファイル9を画像処理部34及び画像処理装置3のいずれか一方へ出力する処理部である。ファイル出力部33は、判別部32による判別結果が得られると、接続端子12を介して外部記録媒体8に保存されている印刷対象ファイル9の読み出しを開始する。すなわち、ファイル出力部33は、まず外部記録媒体8から印刷対象ファイル9のダウンロードを開始するのである。このダウンロードが完了するまでに要する時間は、印刷対象ファイル9のファイルサイズ及び外部記録媒体8とのデータ転送速度に依存する。そのため、ファイル出力部33が外部記録媒体8から印刷対象ファイル9の全部を取得するまでには一定の時間を要することになる。
またファイル出力部33は、印刷対象ファイル9が記憶部14に保存されている場合、或いは、ネットワークを介して接続されている外部装置に保存されている場合も同様に印刷対象ファイル9を取得する。ただし、印刷対象ファイル9が記憶部14に保存されている場合、ファイル出力部33が印刷対象ファイル9の全部を取得するまでに要する時間はそれ程長くならず、比較的早期に印刷対象ファイル9の全部を取得することができる。
ファイル出力部33は、印刷対象ファイル9を取得すると、判別部32の判別結果に基づいて印刷対象ファイル9を出力する。例えば、判別部32によって画像処理を画像処理部34で行うと決定された場合、ファイル出力部33は、印刷対象ファイル9を画像処理部34へ出力する。また判別部32によって画像処理を画像処理装置3で行うと決定された場合、ファイル出力部33は、通信インタフェース15を介して印刷対象ファイル9を画像処理装置3へ出力する。
画像処理部34は、印刷対象ファイル9に対してRIP(Raster Image Processing)などの画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成する処理部である。画像処理部34は、ファイル出力部33から出力された印刷対象ファイル9を受け取ると、その印刷対象ファイル9に対する画像処理を行い、印刷用の描画データを生成する。そして画像処理部34は、その描画データを描画データ取得部35へ出力する。
また画像処理装置3は、画像形成装置2から印刷対象ファイル9を受信すると、画像処理部41を機能させる。画像処理部41は、画像処理部34と同様に、印刷対象ファイル9に対してRIP(Raster Image Processing)などの画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成する処理部である。画像処理部41は、ファイル出力部33から出力された印刷対象ファイル9を受信すると、その印刷対象ファイル9に対する画像処理を行い、印刷用の描画データを生成する。そして画像処理部41は、通信インタフェース21を介して描画データを画像形成装置2へ送信する。
描画データ取得部35は、画像処理部34又は画像処理装置3において生成される描画データを取得する。例えば、画像処理部34において画像処理が行われた場合、描画データ取得部35は、画像処理部34から出力される描画データを取得する。また画像処理装置3において画像処理が行われた場合、描画データ取得部35は、通信インタフェース15を介して画像処理装置3から出力される描画データを取得する。そして描画データ取得部35は、印刷用の描画データをジョブ制御部36へ出力する。
ジョブ制御部36は、描画データ取得部35から出力される描画データを取得すると、その描画データを画像形成部16に出力して画像形成部16を駆動することにより、描画データに基づく印刷出力を行わせる。したがって、本実施形態では、画像形成装置2の画像処理部34と、画像処理装置3の画像処理部41とのいずれか一方で画像処理が行われることによって生成される描画データに基づき印刷出力が行われる。
次に画像形成装置2において行われる処理手順について説明する。図5は、画像形成装置2における処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理は、例えば制御部10のCPU10aが所定のプログラムを実行することによって行われる。尚、図5のフローチャートでは、外部記録媒体8に保存されているファイルが印刷対象ファイル9として指定された場合に画像処理を画像形成装置2と画像処理装置3のいずれで行うかを判別し、その他の場合には画像処理装置3で画像処理を行う処理手順を例示している。
画像形成装置2は、この処理を開始すると、ユーザーのログイン操作を受け付け、ユーザーを特定することができると、動作状態をログイン状態に移行させる(ステップS10)。ログイン状態においてログインユーザーによるファイル選択操作を検知すると(ステップS11)、画像形成装置2は、ログインユーザーによって選択された印刷対象ファイル9が外部記録媒体8のファイルであるか否かを判断する(ステップS12)。その結果、印刷対象ファイル9が外部記録媒体8のファイルではない場合(ステップS12でNO)、画像形成装置2による処理はステップS22へ進む。これに対し、外部記録媒体8のファイルが印刷対象ファイル9として指定された場合(ステップS12でYES)、画像形成装置2は、画像処理設定情報38を読み出す(ステップS13)。そして画像形成装置2は、画像処理設定情報38におけるログインユーザーの画像処理設定を判別する(ステップS14,S15)。すなわち、画像形成装置2は、ログインユーザーの画像処理設定が毎回画像形成装置2で画像処理を行う設定であるか否かを判別し(ステップS14)、毎回画像形成装置2で画像処理を行う設定であれば(ステップS14でYES)、ステップS18の処理を行う。またログインユーザーの画像処理設定が毎回画像形成装置2で画像処理を行う設定ではない場合(ステップS14でNO)、画像形成装置2は、次にログインユーザーの画像処理設定が毎回画像処理装置3で画像処理を行う設定であるか否かを判別し(ステップS15)、毎回画像処理装置3で画像処理を行う設定であれば(ステップS15でYES)、ステップS21の処理を行う。さらにログインユーザーの画像処理設定が自動判別を行う設定である場合(ステップS15でNO)、画像形成装置2は、自動判別処理を実行する(ステップS16)。
図6は、自動判別処理(ステップS16)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。画像形成装置2は、自動判別処理(ステップS16)を開始すると、印刷対象ファイル9のファイルサイズを取得する(ステップS40)。続いて、画像形成装置2は、画像処理装置3と通信を行い、画像処理装置3の性能情報を取得すると共に(ステップS41)、画像処理装置3の負荷状態を取得する(ステップS42)。そして画像形成装置2は、画像処理装置3の性能情報及び負荷状態に基づき、画像処理装置3で画像処理を行った場合に画像形成部16による画像形成が開始されるまでの所要時間(第1の時間Ta)を算出する(ステップS43)。
次に画像形成装置2は、画像形成装置2の性能情報39を記憶部14から読み出して取得し(ステップS44)、さらに画像形成装置2の負荷状態を検出する(ステップS45)。そして画像形成装置2は、画像形成装置2の性能情報及び負荷状態に基づき、画像形成装置2で画像処理を行った場合に画像形成部16による画像形成が開始されるまでの所要時間(第2の時間Tb)を算出する(ステップS46)。
そして画像形成装置2は、第1の時間Taと第2の時間Tbとを比較する(ステップS47)。その結果、第1の時間Taが第2の時間Tbよりも短い場合(ステップS47でYES)、画像形成装置2は、画像処理装置3で画像処理を行うことを決定する(ステップS48)。これに対し、第1の時間Taが第2の時間Tbと同じ又は第2の時間Tbよりも長い場合(ステップS47でNO)、画像形成装置2は、画像形成装置2で画像処理を行うことを決定する(ステップS48)。以上で、自動判別処理(ステップS16)が終了する。したがって、自動判別処理(ステップS16)では、画像形成装置2と画像処理装置3のうち、画像形成部16による画像形成を早期に開始することができる装置が画像処理を行う装置として自動判別される。
図5に戻り、自動判別処理(ステップS16)が終了すると、画像形成装置2は、画像処理を画像形成装置2で行うことに決定されたか否かを判別する(ステップS17)。そして画像処理を画像形成装置2で行うことに決定された場合(ステップS17でYES)、画像形成装置2による処理は、ステップS18へ進む。また画像処理を画像処理装置3で行うことに決定された場合(ステップS17でNO)、画像形成装置2による処理は、ステップS21へ進む。
画像形成装置2で画像処理を行う場合、画像形成装置2は、外部記録媒体8から印刷対象ファイル9を読み出し(ステップS18)、画像処理部34による画像処理を実行する(ステップS19)。
図7は、画像処理(ステップS19)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。画像形成装置2は、この処理を開始すると、画像処理部34を動作させ、印刷対象ファイル9に対するRIPなどの画像処理を開始する(ステップS50)。これにより、印刷対象ファイル9に基づく描画データが1ページずつ順に生成されていくようになる。画像形成装置2は、印刷対象ファイル9に対する画像処理を開始すると、現在の負荷状態を初期状態として登録する(ステップS51)。例えば、画像形成装置2は、画像処理を開始した後の負荷状態を検知し、その負荷状態をメモリ10bなどに一時的に登録しておく。そして画像形成装置2は、その後の負荷状態を監視する状態となる。
次に画像形成装置2は、印刷対象ファイル9に対する画像処理が終了したか否かを判断する(ステップS52)。印刷対象ファイル9に対する画像処理が終了していない場合(ステップS52でNO)、画像形成装置2は、画像処理以外のその他の処理が発生することによって画像形成装置2の負荷状態の変化を検知したか否かを判断する(ステップS53)。画像処理以外のその他の処理とは、例えば、他のジョブを受信した場合、ネットワークを介して外部装置から画像形成装置2へのアクセスを検知した場合、或いは、画像安定化処理が割り込みで発生した場合などに行われる処理である。その結果、負荷状態の変化を検知している場合(ステップS53でYES)、画像形成装置2は、負荷状態が所定値以上増加しているか否かを判断する(ステップS54)。画像形成装置2の負荷状態が所定値以上増加すると、ステップS50で開始した画像処理の実行速度が低下するため、印刷対象ファイル9に対する画像処理が終了するまでに要する時間が遅延する。そのため、画像形成装置2は、負荷状態が所定値以上増加していると判断すると(ステップS54でYES)、画像形成部16による画像形成が開始されるまでの所要時間を再び算出する(ステップS55)。そして画像形成装置2は、画像形成が開始されるまでに要する時間が、その他の処理が発生するまでの時間と比較して所定時間以上遅延するか否かを判断する(ステップS56)。このとき、画像形成装置2は、画像形成装置2で画像処理を続行するよりも画像処理装置3に画像処理を行わせた方が速やかに画像形成を開始できるか否かを判断するようにしても良い。そして画像形成装置2は、画像形成が開始されるまでの時間が所定時間以上遅延する場合(ステップS56でYES)、画像処理部34による画像処理を中断し(ステップS57)、画像処理装置3で画像処理を行うことに決定してその後の処理を図5のステップS21へ進める。
これに対し、負荷状態の変化を検知していない場合(ステップS53でNO)、負荷状態が所定値以上増加していない場合(ステップS54でNO)、或いは、画像形成部16による画像形成が開始されるまでの時間が所定時間以上遅延しない場合(ステップS56)、画像形成装置2は、画像処理部34による画像処理を続行させ、ステップS52の処理へと戻る。そして画像処理部34による画像処理が終了すると(ステップS52でYES)、画像処理(ステップS19)が終了する。そして図5のフローチャートに戻り、画像形成装置2は、ステップS19で生成された描画データを画像形成部16へ出力し、描画データに基づく印刷出力を開始させる(ステップS20)。
一方、画像処理装置3で画像処理を行うと判断した場合、画像形成装置2は、印刷対象ファイル9を画像処理装置3に転送する必要がある。そのため、外部記録媒体8に印刷対象ファイル9が保存されている場合、画像形成装置2は、外部記録媒体8から印刷対象ファイル9を読み出してから画像処理装置3に転送することとなる。しかし、画像形成装置2が外部記録媒体8から印刷対象ファイル9を読み出して取得し、その後、印刷対象ファイル9を画像処理装置3へ転送するようにすると、画像処理装置3への転送が完了するまでに要する時間は、外部記録媒体8との間のデータ転送速度及び画像処理装置3との間のデータ転送速度に依存する。すなわち、これらのデータ転送速度が遅い場合には、画像処理装置3に対する印刷対象ファイル9の転送が完了するまでに時間を要する。したがって、画像処理装置3に外部記録媒体8を装着するための接続端子22が設けられているのであれば、画像処理装置3の接続端子22に外部記録媒体8を直接装着した方が効率的に印刷対象ファイル9を画像処理装置3へ渡すことができる。そこで、画像形成装置2は、画像処理装置3で画像処理を行うと判断した場合、まずログインユーザーに対する案内処理を実行する(ステップS21)。
図8は、この案内処理(ステップS21)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。画像形成装置2は、案内処理(ステップS21)を開始すると、画像処理装置3に外部記録媒体8を装着するための接続端子22が存在するか否かを判断する(ステップS60)。このとき、画像形成装置2は、画像処理装置3に対して接続端子22が存在するか否かを問い合わせ、画像処理装置3からの返答によって接続端子22が存在するか否かを判断するようにしても良い。そして画像処理装置3に接続端子22が存在する場合(ステップS60でYES)、画像形成装置2は、接続端子12に装着されている外部記録媒体8を画像処理装置3の接続端子22に装着することをログインユーザーに案内する(ステップS61)。例えば、画像形成装置2は、操作パネル11の表示部11aに対し、外部記録媒体8を画像処理装置3に装着することを促すメッセージを表示させることにより、ログインユーザーに対する案内を行うようにしても良い。
画像形成装置2は、ログインユーザーに対する案内を行った後、接続端子12に装着されていた外部記録媒体8が外されたか否かを判断する(ステップS62)。そして接続端子12から外部記録媒体8が外された場合(ステップS62でYES)、画像形成装置2による処理は、図5に示すステップS26へ進む。この場合、画像処理装置3の接続端子22に外部記録媒体8が装着されることとなるため、画像処理装置3は、接続端子22に装着された外部記録媒体8から印刷対象ファイル9を直接読み出して画像処理を実行する。そのため、画像形成装置2は、画像処理装置3から送信される描画データの受信を待機する状態となる。
これに対し、ログインユーザーに対する案内を行った後、接続端子12から外部記録媒体8が外されていない場合(ステップS62でNO)、画像形成装置2は、所定時間が経過したか否かを判断し(ステップS63)、所定時間が経過するまで外部記録媒体8が外されたか否かを判断する処理を繰り返す。そして外部記録媒体8が外されることなく、所定時間が経過した場合(ステップS63でYES)、案内処理(ステップS21)は終了する。尚、画像処理装置3に接続端子22が存在しない場合も(ステップS60でNO)、案内処理(ステップS21)は終了する。
図5のフローチャートに戻り、次に画像形成装置2は、印刷対象ファイル9が所定形式のファイルであるか否かを判断する(ステップS22)。ここで、所定形式のファイルとは、1ページを構成するデータがファイル内に分散して含まれているファイルであり、例えばPDFファイルなどのファイルである。
図9は、所定形式のファイルの一例を示す図であり、PDFファイルの場合を例示している。PDFファイルの場合、図9に示すようにファイルの先頭領域から順に各ページのリソースが記述され、最終ページ(nページ)のリソースの次の領域から順に各ページの描画コマンドが記述され、末尾の領域にディレクトリ情報ブロックが設けられている。このようなPDFファイルの場合、画像処理装置3は、PDFファイルの全部を取得してからでないと、1ページに対する画像処理を開始することができない。しかし、印刷対象ファイル9のファイルサイズが大きい場合には、上述したように画像処理装置3が印刷対象ファイル9の全部を取得するまでに時間を要するため、画像処理装置3において画像処理が開始されるまでに時間がかかることになる。
そこで、画像形成装置2は、印刷対象ファイル9が所定形式のファイルであると判断した場合(ステップS22でYES)、外部記録媒体8に保存されている印刷対象ファイル9から、1ページ分のデータを読み出し(ステップS23)、その1ページ分のデータを画像処理装置3に対して送信する(ステップS24)。そして全ページ分のデータ送信が完了するまで、ステップS23〜S24の処理を繰り返す(ステップS25)。図9に示す例の場合、画像形成装置2は、はじめに、1ページ目のリソースと、1ページ目の描画コマンドと、ディレクトリ情報ブロックに記録されている1ページ目のデータ構築に必要な情報とを読み出して画像処理装置3に送信し、次回以降は2ページ目、3ページ目の順で最終ページまで1ページずつのデータを読み出して画像処理装置3に送信する処理を繰り返す。これにより、画像処理装置3は、画像形成装置2から1ページ目のデータの受信を完了したタイミングで1ページ目の描画データを生成する処理を開始することができるため、処理効率が向上する。特に、印刷対象ファイル9が外部記録媒体8に保存されており、外部記録媒体8と画像形成装置2とのデータ転送速度が画像形成装置2と画像処理装置3とのデータ転送速度よりも遅い場合には、ステップS23〜S25の処理を繰り返し行うことにより、画像処理装置3において早期に画像処理を開始することができるようになるため、次に説明するステップS29,S30の処理と比較すると著しい効果を発揮する。
一方、印刷対象ファイル9が所定形式のファイルでなかった場合(ステップS22でNO)、画像形成装置2は、印刷対象ファイル9をそのままの状態で全て読み出し(ステップS29)、その印刷対象ファイル9を画像処理装置3へ送信する(ステップS30)。
その後、画像形成装置2は、画像処理装置3から描画データの受信を待機する状態となる(ステップS26)。画像処理装置3から描画データを受信すると、画像形成装置2は、その描画データを画像形成部16へ出力し、描画データに基づく印刷出力を開始させる(ステップS27)。そして画像形成装置2は、全ページ分の描画データの出力を完了させると(ステップS28でYES)、印刷処理を終了する。
次に上記のような処理によって行われる画像処理の実行パターンについて説明する。図10は、画像処理の実行パターンの一例を示す図である。まず図10(a)は、画像処理装置3で画像処理を行う場合を示している。画像形成装置2は、画像処理装置3で画像処理を行うと決定した場合、図10(a)に示すように、印刷対象ファイル9を画像処理装置3へ送信する。画像処理装置3は、画像形成装置2から印刷対象ファイル9を受信すると、印刷対象ファイル9に基づいて画像処理を実行する(プロセスP10)。そして画像処理装置3は、画像処理を行うことによって生成した描画データDPを画像形成装置2へ送信する。画像形成装置2は、画像処理装置3から受信する描画データDPに基づいて画像形成を行って印刷出力する(プロセスP11)。
次に図10(b)は、画像形成装置2で画像処理を行う場合を示している。画像形成装置2は、画像処理装置3で画像処理を行うと決定した場合、図10(b)に示すように、印刷対象ファイル9を画像処理装置3へ送信しない。そして画像形成装置2は、自身の画像処理機能を動作させて印刷対象ファイル9に基づく画像処理を実行する(プロセスP20)。そして画像形成装置2は、画像処理を行うことによって生成した描画データに基づいて画像形成を行って印刷出力する(プロセスP21)。
このように本実施形態では、画像形成装置2と画像処理装置3のいずれか一方で画像処理を行うことが可能である。特に、画像形成装置2と画像処理装置3とのいずれで画像処理を行うかを自動判別するときには、画像形成装置2及び画像処理装置3の性能や負荷状態を比較して早期に画像形成を開始できる装置で画像処理を行うため、画像形成装置2の内部に設けられた画像処理機能が使用されない事態を解消することができると共に、効率的に印刷出力を行うことが可能である。
次に図11は、画像処理の別の実行パターンの例を示す図である。図11の例では、画像処理装置3で画像処理を行うことが決定され、且つ、印刷対象ファイル9が所定形式のファイルである場合を示している。画像形成装置2は、印刷対象ファイル9が所定形式のファイルである場合、図11(a)に示すように、印刷対象ファイル9から1ページ目のデータD1を読み出し、そのデータD1を画像処理装置3へ送信する。画像処理装置3は、1ページ目のデータD1を受信すると、そのデータD1に基づいて画像処理を開始し、1ページ目の描画データを生成する。また画像形成装置2は、1ページ目のデータD1を送信した後、印刷対象ファイル9から2ページ目のデータD2を読み出し、そのデータD2を画像処理装置3へ送信する。以後、画像形成装置2は、印刷対象ファイル9から1ページずつ読み出して画像処理装置3へ送信していき、最後にnページ目のデータDnを画像処理装置3へ送信する。そして画像処理装置3は、1ページずつのデータを受信する都度、画像処理を行い、各ページの描画データを順次生成する。この場合、画像処理装置3は、1ページずつの描画データを生成する。そのため、図11(b)に示すように、画像処理装置3は、画像形成装置2に対して1ページずつの描画データDP1,DP2,…,DPnを順次生成し、画像形成装置2へ送信する。そして画像形成装置2は、1ページ目の描画データDP1を受信することに伴い、画像形成を開始することができる(プロセスP30)。このように画像形成装置2は、印刷対象ファイル9が所定形式のファイルである場合、1ページずつのデータD1,D2,…,Dnを画像処理装置3へ順次送信することにより、1ページ目の描画データDP1を早期に画像処理装置3から取得することが可能であり、早期に画像形成を開始することができる。
次に図12は、画像処理の更に別の実行パターンの例を示す図である。図12の例では、画像形成装置2において画像処理を開始した後に画像形成装置2の負荷状態が増加する場合の実行パターンを示している。画像形成装置2は、自機の画像処理機能を利用して印刷対象ファイル9に対する画像処理を行うことを決定した場合、画像処理装置3に印刷対象ファイル9を送信することなく、画像処理部34による画像処理を開始する(プロセスP40)。その後、印刷対象ファイル9に対する画像処理の実行中に、その他の処理が割り込みで発生することに伴って画像形成装置2における負荷の増加を検知した場合(プロセスP41)、画像形成装置2は、印刷対象ファイル9に対する画像処理を中断する(プロセスP42)。これにより、画像形成装置2の負荷を低減することができる。そして画像形成装置2は、印刷対象ファイル9を画像処理装置3へ送信する。画像処理装置3は、画像形成装置2から印刷対象ファイル9を受信すると、その印刷対象ファイル9に対する画像処理を実行する(プロセスP43)。これにより、印刷対象ファイル9に基づく描画データDPが画像処理装置3において生成されるようになる。そして画像処理装置3は、印刷用の描画データDPを画像形成装置2へ送信する。画像形成装置2は、画像処理装置3から描画データDPを受信すると、その描画データDPに基づく画像形成を開始し、印刷出力を行う(プロセスP44)。
このように画像形成装置2は、画像処理を実行しているときに負荷の増加を検知すると、印刷対象ファイル9を画像処理装置3へ送信し、画像形成装置2に代わって画像処理装置3に画像処理を行わせる。そのため、画像形成装置2において発生したその他の処理の実行効率が低下してしまうことを防止することができるようになる。
また画像処理装置3は、画像形成装置2から印刷対象ファイル9を受信した場合、画像形成装置2が中断した途中から引き継いで画像処理を行うようにすれば、処理効率がより一層向上する。ただし、これに限られるものではなく、画像処理装置3は、印刷対象ファイル9に対する画像処理をはじめから行うようにしても良い。例えば、画像形成装置2における画像処理部34と、画像処理装置3における画像処理部41とが、互いに異なるプログラムに基づいて画像処理を実行する場合、画像処理装置3の画像処理部41は、画像形成装置2の画像処理部34によって途中まで実行された状態のデータを取得しても画像処理部34で行われていた画像処理を継続させることができない。そのような場合、画像処理装置3の画像処理部41は、印刷対象ファイル9に対する画像処理をはじめから行うことが必要となる。
以上のように、本実施形態の画像形成装置2は、印刷対象ファイル9に基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成する画像処理装置3と接続されると共に、自機においても印刷用の描画データを生成可能な画像処理部34を備えている。そして画像形成装置2は、画像処理装置3及び画像形成装置2の性能又は負荷状態を比較し、ユーザーによって指定された印刷対象ファイル9に基づく画像処理を、画像処理装置3及び画像処理部34のいずれで行うかを自動判別することが可能な構成である。したがって、本実施形態の画像形成装置2は、外部の画像処理装置3に画像処理を常に行わせるのではなく、効率的に印刷出力を行うことができるように自機の画像処理機能を有効活用することができる構成である。
特に本実施形態の画像形成装置2は、接続端子12に装着された外部記録媒体8に記録されている印刷対象ファイル9がユーザーによって指定された場合に、当該印刷対象ファイル9に基づく画像処理を画像処理装置3及び画像処理部34のいずれで行うかを自動判別する。そのため、外部記録媒体8に印刷対象ファイル9が保存されている場合に、画像形成装置2が外部記録媒体8から印刷対象ファイル9を読み出すのに要する時間を考慮しつつ効率的に印刷出力を行うことができるようになる。
また画像形成装置2は、外部記録媒体8に印刷対象ファイル9が保存されており、その印刷対象ファイル9に基づく画像処理を画像処理装置3で行うことに決定した場合、画像処理装置3に設けられている接続端子22に外部記録媒体8を装着することをユーザーに促す。そのため、画像形成装置2が外部記録媒体8から印刷対象ファイル9を読み出してさらにその印刷対象ファイル9を画像処理装置3へ転送する必要がなくなるため、より効率的な処理が可能である。
また外部記録媒体8に保存されている印刷対象ファイル9が所定形式のファイルであり、その印刷対象ファイル9に基づく画像処理を画像処理装置3で行うことに決定した場合、画像形成装置2は、印刷対象ファイル9から1ページを構成するデータを順次抽出して画像処理装置3に1ページずつ順次出力するように構成される。したがって、印刷対象ファイル9が所定形式のファイルである場合、画像処理装置3は、1ページずつのデータを受信する度に画像処理を開始して描画データを生成することができるため、画像形成装置2において1ページ目の印刷出力を開始するまでの時間を短縮することができ、効率的である。これにより、PDFファイルなどの印刷対象ファイル9をダイレクト印刷する際の処理効率が向上する。
以上、本発明に関する好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態において説明した内容のものに限られるものではなく、種々の変形例が適用可能である。
例えば上記実施形態における画像形成システム1では、1つの画像形成装置2に対して1つの画像処理装置3が接続される場合を例示した。しかし、これに限られるものではなく、複数の画像形成装置2に対して1つの画像処理装置3が接続される構成であっても構わない。この場合、1つの画像処理装置3は、複数の画像形成装置2によって共有されることになる。そのため、画像形成装置2が上述したような自動判別を行うことにより、特に画像処理装置3が他の画像形成装置2によって利用されている場合にも、効率的に印刷出力を開始することができる装置を選択して画像処理を行わせることができるようになる。
1 画像形成システム
2 画像形成装置
3 画像処理装置
8 外部記録媒体(記録媒体)
12 接続端子
16 画像形成部(画像形成手段)
32 判別部(判別手段)
33 ファイル出力部(ファイル出力手段)
34 画像処理部(画像処理手段)
35 描画データ取得部(描画データ取得手段)
36 ジョブ制御部(ジョブ制御手段)

Claims (14)

  1. 印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成する画像処理装置と接続される画像形成装置であって、
    印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成可能な画像処理手段と、
    前記画像処理装置及び当該画像形成装置の性能又は負荷状態を比較し、ユーザーによって指定された印刷対象ファイルに基づく画像処理を、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別する判別手段と、
    前記判別手段による判別結果に基づいて前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方に対して印刷対象ファイルを出力して画像処理を行わせるファイル出力手段と、
    前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方から描画データを取得する描画データ取得手段と、
    前記描画データ取得手段により取得される描画データに基づいて画像形成を行う画像形成手段と、
    記録媒体を着脱可能な接続端子とを備え、
    前記判別手段は、前記接続端子に装着された前記記録媒体に記録されている印刷対象ファイルがユーザーによって指定された場合に、当該印刷対象ファイルに基づく画像処理を前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別し、前記接続端子に装着された前記記録媒体に記録されている印刷対象ファイルがユーザーによって指定された場合に、前記画像処理装置に設けられている接続端子に前記記録媒体を装着することをユーザーに促すことを特徴とする画像形成装置。
  2. 印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成する画像処理装置と接続される画像形成装置であって、
    印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成可能な画像処理手段と、
    前記画像処理装置及び当該画像形成装置の性能又は負荷状態を比較し、ユーザーによって指定された印刷対象ファイルに基づく画像処理を、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別する判別手段と、
    前記判別手段による判別結果に基づいて前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方に対して印刷対象ファイルを出力して画像処理を行わせるファイル出力手段と、
    前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方から描画データを取得する描画データ取得手段と、
    前記描画データ取得手段により取得される描画データに基づいて画像形成を行う画像形成手段とを備え、
    前記判別手段は、前記画像処理手段が画像処理を開始した後に当該画像形成装置の負荷状態の変化を検知した場合、前記画像処理手段による画像処理を中断させ、
    前記ファイル出力手段は、前記判別手段によって画像処理が中断された場合に、印刷対象ファイルを前記画像処理装置へ出力して画像処理を行わせることを特徴とする画像形成装置。
  3. 印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成する画像処理装置と接続される画像形成装置であって、
    印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成可能な画像処理手段と、
    前記画像処理装置及び当該画像形成装置の性能又は負荷状態を比較し、ユーザーによって指定された印刷対象ファイルに基づく画像処理を、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別する判別手段と、
    前記判別手段による判別結果に基づいて前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方に対して印刷対象ファイルを出力して画像処理を行わせるファイル出力手段と、
    前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方から描画データを取得する描画データ取得手段と、
    前記描画データ取得手段により取得される描画データに基づいて画像形成を行う画像形成手段とを備え、
    前記判別手段は、印刷対象ファイルに基づく画像処理を前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別した結果を表示すると共に、ユーザーによる前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方の選択操作を受け付け、印刷対象ファイルに基づく画像処理を、ユーザーの選択操作に基づいて前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方に決定することを特徴とする画像形成装置。
  4. 印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成する画像処理装置と接続される画像形成装置であって、
    印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成可能な画像処理手段と、
    前記画像処理装置及び当該画像形成装置の性能又は負荷状態を比較し、ユーザーによって指定された印刷対象ファイルに基づく画像処理を、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別する判別手段と、
    前記判別手段による判別結果に基づいて前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方に対して印刷対象ファイルを出力して画像処理を行わせるファイル出力手段と、
    前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方から描画データを取得する描画データ取得手段と、
    前記描画データ取得手段により取得される描画データに基づいて画像形成を行う画像形成手段と
    印刷対象ファイルに基づく画像処理を前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを予め設定した画像処理設定情報を登録する設定手段とを備え、
    前記判別手段は、前記画像処理設定情報において前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方で画像処理を行うことが設定されている場合、前記画像処理設定情報における設定に基づいて、画像処理を前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを決定することを特徴とする像形成装置。
  5. 前記判別手段は、前記画像処理装置の性能又は負荷状態に基づいて前記画像処理装置で画像処理を行わせた場合に前記画像形成手段で画像形成が開始されるまでに要する第1の時間を算出すると共に、当該画像形成装置の性能又は負荷状態に基づいて前記画像処理手段で画像処理を行わせた場合に前記画像形成手段で画像形成が開始されるまでに要する第2の時間を算出し、前記第1の時間と前記第2の時間のいずれが早いかを判別することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記画像処理設定情報は、ユーザーごとに、印刷対象ファイルに基づく画像処理を前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを予め設定した情報が含まれることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記ファイル出力手段は、印刷対象ファイルに1ページ分のデータが分散して含まれている場合であって当該印刷対象ファイルを前記画像処理装置に対して出力する場合、印刷対象ファイルから1ページを構成するデータを順次抽出して前記画像処理装置に1ページずつ順次出力することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成する画像処理装置と接続され、印刷用の描画データに基づいて画像形成を行う画像形成手段を備える画像形成装置において実行されるプログラムであって、前記画像形成装置を、
    印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成可能な画像処理手段、
    前記画像処理装置及び当該画像形成装置の性能又は負荷状態を比較し、ユーザーによって指定された印刷対象ファイルに基づく画像処理を、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別する判別手段、
    前記判別手段による判別結果に基づいて前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方に対して印刷対象ファイルを出力して画像処理を行わせるファイル出力手段、
    前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方から描画データを取得する描画データ取得手段、及び、
    前記描画データ取得手段により取得される描画データに基づいて画像形成を行わせるジョブ制御手段、として機能させるプログラムであり
    前記画像形成装置は、記録媒体を着脱可能な接続端子を備えており、
    前記判別手段は、前記接続端子に装着された前記記録媒体に記録されている印刷対象ファイルがユーザーによって指定された場合に、当該印刷対象ファイルに基づく画像処理を前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別し、印刷対象ファイルに基づく画像処理を前記画像処理装置で行うことに決定した場合、前記画像処理装置に設けられている接続端子に前記記録媒体を装着することをユーザーに促すことを特徴とするプログラム。
  9. 印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成する画像処理装置と接続され、印刷用の描画データに基づいて画像形成を行う画像形成手段を備える画像形成装置において実行されるプログラムであって、前記画像形成装置を、
    印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成可能な画像処理手段、
    前記画像処理装置及び当該画像形成装置の性能又は負荷状態を比較し、ユーザーによって指定された印刷対象ファイルに基づく画像処理を、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別する判別手段、
    前記判別手段による判別結果に基づいて前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方に対して印刷対象ファイルを出力して画像処理を行わせるファイル出力手段、
    前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方から描画データを取得する描画データ取得手段、及び、
    前記描画データ取得手段により取得される描画データに基づいて画像形成を行わせるジョブ制御手段、として機能させるプログラムであり、
    前記判別手段は、前記画像処理手段が画像処理を開始した後に当該画像形成装置の負荷状態の変化を検知した場合、前記画像処理手段による画像処理を中断させ、
    前記ファイル出力手段は、前記判別手段によって画像処理が中断された場合に、印刷対象ファイルを前記画像処理装置へ出力して画像処理を行わせることを特徴とするプログラム。
  10. 印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成する画像処理装置と接続され、印刷用の描画データに基づいて画像形成を行う画像形成手段を備える画像形成装置において実行されるプログラムであって、前記画像形成装置を、
    印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成可能な画像処理手段、
    前記画像処理装置及び当該画像形成装置の性能又は負荷状態を比較し、ユーザーによって指定された印刷対象ファイルに基づく画像処理を、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別する判別手段、
    前記判別手段による判別結果に基づいて前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方に対して印刷対象ファイルを出力して画像処理を行わせるファイル出力手段、
    前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方から描画データを取得する描画データ取得手段、及び、
    前記描画データ取得手段により取得される描画データに基づいて画像形成を行わせるジョブ制御手段、として機能させるプログラムであり、
    前記判別手段は、印刷対象ファイルに基づく画像処理を前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別した結果を表示すると共に、ユーザーによる前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方の選択操作を受け付け、印刷対象ファイルに基づく画像処理を、ユーザーの選択操作に基づいて前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方に決定することを特徴とするプログラム。
  11. 印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成する画像処理装置と接続され、印刷用の描画データに基づいて画像形成を行う画像形成手段を備える画像形成装置において実行されるプログラムであって、前記画像形成装置を、
    印刷対象ファイルに基づいて画像処理を行うことにより印刷用の描画データを生成可能な画像処理手段、
    前記画像処理装置及び当該画像形成装置の性能又は負荷状態を比較し、ユーザーによって指定された印刷対象ファイルに基づく画像処理を、前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを判別する判別手段、
    前記判別手段による判別結果に基づいて前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方に対して印刷対象ファイルを出力して画像処理を行わせるファイル出力手段、
    前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方から描画データを取得する描画データ取得手段、
    前記描画データ取得手段により取得される描画データに基づいて画像形成を行わせるジョブ制御手段、及び、
    印刷対象ファイルに基づく画像処理を前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを予め設定した画像処理設定情報を登録する設定手段、として機能させるプログラムであり、
    前記判別手段は、前記画像処理設定情報において前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれか一方で画像処理を行うことが設定されている場合、前記画像処理設定情報における設定に基づいて、画像処理を前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを決定することを特徴とするプログラム。
  12. 前記判別手段は、前記画像処理装置の性能又は負荷状態に基づいて前記画像処理装置で画像処理を行わせた場合に前記画像形成手段で画像形成が開始されるまでに要する第1の時間を算出すると共に、当該画像形成装置の性能又は負荷状態に基づいて前記画像処理手段で画像処理を行わせた場合に前記画像形成手段で画像形成が開始されるまでに要する第2の時間を算出し、前記第1の時間と前記第2の時間のいずれが早いかを判別することを特徴とする請求項乃至11のいずれかに記載のプログラム。
  13. 前記画像処理設定情報は、ユーザーごとに、印刷対象ファイルに基づく画像処理を前記画像処理装置及び前記画像処理手段のいずれで行うかを予め設定した情報が含まれることを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
  14. 前記ファイル出力手段は、印刷対象ファイルに1ページ分のデータが分散して含まれている場合であって当該印刷対象ファイルを前記画像処理装置に対して出力する場合、印刷対象ファイルから1ページを構成するデータを順次抽出して前記画像処理装置に1ページずつ順次出力することを特徴とする請求項乃至13のいずれかに記載のプログラム。
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