JP2006150814A - シャープペンシル - Google Patents

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JP2006150814A
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Yoshiaki Yanagawa
良明 柳川
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Pentel Co Ltd
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Abstract

【課題】 組み立て時に、扇形歯車とラックとの位置合わせが必要となり、その組み立てに時間を費やしてしまい、その結果、生産性が悪いものとなってしまっていた。つまり、不使用時における芯の繰り出しが行われない状態と、使用時における芯の繰り出しが行われる状態、つまり、その双方の位置を考慮し、前記扇形歯車とラックを位置合わせし組み立てなければならなかった。また、カバーと扇形歯車の腕が接触しているため、そのカバーによる扇形歯車の押圧操作量も考慮しつつ、前記扇形歯車とラックを位置合わせし組み立てなければならず、さらに生産性を悪くしてしまっていた。
【解決手段】 軸筒の軸線に対して平行に回転する回転体を配置すると共に、その回転体の回転動作によって芯繰り出し手段を作動せしめたことを特徴とするシャープペンシル。
【選択図】 図1

Description

本発明は、芯の繰り出しを行うシャープペンシルに関するものであり、特に、芯繰り出し手段を作動せしめるノック部材が軸筒に配置されたシャープペンシルに関する。
従来から、鉛筆芯を保持するチャックの側面に軸方向のラックを形成して、そのチャックを軸筒内に摺動自在に収容し、また、そのチャックのつばと軸筒内面の段部との間にチャックを尾端方向へ押圧するばねを張架し、さらに、軸筒内面の段部により軸方向の移動範囲を制限された締付環を前記チャックに嵌合させ、かつ、前記軸筒にその軸筒と直角な方向に取り付けた軸で前記ラックに噛合う扇形歯車を保持させると共に、軸筒の側面にその軸と直角な方向へ移動し得るように取付けたカバーの内面に前記扇形歯車に突設した腕の先端を対向させて設けた繰り出し機構鉛筆が知られている。
実公昭52−15864号。
しかし、上記の従来技術にあっては、組み立て時に、扇形歯車とラックとの位置合わせが必要となり、その組み立てに時間を費やしてしまい、その結果、生産性が悪いものとなってしまっていた。つまり、不使用時における芯の繰り出しが行われない状態と、使用時における芯の繰り出しが行われる状態、つまり、その双方の位置を考慮し、前記扇形歯車とラックを位置合わせし組み立てなければならなかった。
また、カバーと扇形歯車の腕が接触しているため、そのカバーによる扇形歯車の押圧操作量も考慮しつつ、前記扇形歯車とラックを位置合わせし組み立てなければならず、さらに生産性を悪くしてしまっていた。
本発明は、軸筒の中間部の側面に軸線に対して平行に回転する回転体を配置すると共に、その回転体の回転動作によって芯繰り出し手段を作動せしめたことを要旨とする。
本発明は、軸筒の中間部の側面に軸線に対して平行に回転する回転体を配置すると共に、その回転体の回転動作によって芯繰り出し手段を作動せしめたので、回転体と芯繰り出し手段の位置合わせを極めて容易に行うことができ、その結果、生産性に優れたシャープペンシルを提供することができる。
作用について説明する。回転体を回転することによって、芯繰り出し手段が前後動し芯が繰り出される。
第1例を図1〜図5に示し説明する。軸筒1の後部は、断面形状がほぼ八角形状の芯タンク部2となっており、その後端開口部にはキャップ3が着脱自在に嵌め込まれている。そのキャップ3にはクリップ4が一体形成されているが、別部材で構成し、圧入などの手段によってキャップ3に固定しても良い。そのキャップ3は軸筒1の円周方向の位置に対して常に一定の位置で嵌合するようになっており、後述する回転体がクリップの延長線上に常に位置するようになっている。芯の繰り出し操作時におけるクリップによる違和感を防止しているのである。
他方、軸筒1の前端部には、先部材5が螺合などの手段によって着脱自在に取り付けられているが、圧入などの手段によって固定しても良い。その先部材5の内側には、繰り出される芯の後退を阻止するゴム状弾性体からなる芯戻り止め部材6が圧入などの手段によって配置されているが、先部材5の内面にリブなどを一体形成することによって、そのリブを芯戻り止め部としても良い。また、先部材5の内面には、後述するチャックリングの前進移動を規制する当接段部7が形成されている。また、先部材5の先端には、ステンレス材などからなる芯保護管8が圧入・固定されているが、この芯保護管8も前記先部材5と一体形成などしても良い。芯保護管を具備させることによって、筆記の際の芯の視認性を良好なものとしている。
そして、軸筒1の中間部の内側には、芯繰り出し手段9が前後動可能に配置されている。その芯繰り出し手段9について詳述する。芯繰り出し手段は、前記芯タンク2内に収納されている複数の芯を1本ごと分離する芯受け部材10と、その芯受け部材10の前方に圧入されたスライド部材11、並びに、そのスライド部材11の前方に圧入された芯の把持・解放を行うチャック体12、そして、そのチャック体12の開閉を行うチャックリング13から構成されているが、それら、芯受け部材10やスライド部材11、チャック体12などはコイルスプリングなどの弾撥部材14によって後方に向けて付勢されている。
ここで、前記芯受け部材10は、芯タンク2の断面形状とほぼ同様な八角形状をなしており、また、スライド部材11の両側面には後述する回転体と係合する係合突起15が形成されているが、その係合突起15には、図1(図3)中右側に向かって上昇する傾斜面16が形成されている。この係合突起15は、本例においては傾斜面16を有しているが、円弧状の湾曲部としても良く、また、断面が円径の係合突起であっても良いし、或いは、断面が正方形や矩形状といった板状であっても良い。
一方、前記軸筒1の中間部には、窓孔17が形成されており、その窓孔17には回転体18が軸筒1から露出した状態で配置されている。その回転体18は軸筒1の軸線に対して平行に設けられた回転軸18aを有しており、軸筒1に対して回転自在に配置されているが、前記スライド部材11に跨るように配置されている。即ち、2個の回転体18を連結することによって構成されているが、1個の回転体から構成しても良い。回転操作性や回転体の回転安定性を考慮して2個の回転体18から構成している。その回転体18は、外側に位置する円盤部19とその円盤部19の内側に一体形成され、かつ、前記スライド部材11の係合突起15の傾斜面16に当接するカム羽根20から構成されており、本例においてはそのカム羽根20は放射状に5枚形成されているが、此に限定されることなく4枚であっても良く、6枚などであってもても良い。そのカム羽根20の前面は円弧状に形成されている(円弧部21)が、傾斜面としても良いし、単なる板状としても良い。しかし、円弧部21とすることによって、繰り出し操作力が最初は軽く、そして、徐々に重くなることから好ましい。
尚、本例においては、前記窓孔17は回転体18ごと、即ち、2つに分けて形成しているが、連結させて1つの窓孔としても良い。しかし、外観見栄えや回転体18の横振れなどを考慮すると各々形成するのが好ましい。又、回転体18に回転軸を一体形成するなどして軸筒1に回転自在に取り付けるなどしても良い。部品に費やす費用が減少すると共に、組み立て性も向上する。
また、本例においては、回転体18を円径の円盤部19から形成したが、6角形や10角形と言った多角形状であっても良く、さらには、興趣性を考慮して花模様や動物模様の形状としても良い。また、円盤部19の円周状縁部にゴム状弾性体を被覆したり、ローレット加工やなし地加工を施しても良く、指に対する滑りが防止され操作性が向上すると共に、外観見栄えも向上する。
次ぎに、動作について説明する。回転体18を時計方向に回転させると、回転体のカム羽根20が回転すると共に、傾斜面16を押圧しながら係合突起15を前進せしめる。このとき、スライド部材11やチャック体12も弾撥部材14の弾撥力に抗して前進する。このチャック体12の前進によって芯が繰り出され、やがて、チャックリング13が当接段部7に当接しチャック体12が拡開し芯が解放される。前記回転体18の回転が約45度程度行われると、カム羽根20が係合突起15の傾斜面16から離脱する。この瞬間に弾撥部材14によってスライド部材11や拡開したチャック体12が後退し復帰する。ここで、さらに前記回転体18を回転させれば、前記の動作、具体的には芯の繰り出し動作を繰り返す。この様に、回転体18を回転させることによって、カム羽根20と係合突起15は間欠的に係合・解除を繰り返しつつ、芯が繰り出されることになる。つまり、カム羽根20は、係合突起15の傾斜面に、常に当接しているのではなく、芯を繰り出すときのみ接触・係合しており、繰り出し後は係合突起15(傾斜面16)から離脱している。即ち、従来の技術にあっては、押圧操作を行うためのカバーを押圧操作し、次いで、必ずそのカバーを元の位置に戻す必要があり、このとき、指が前記カバーに振れていると不十分な動きとなることがあった。つまり、前記カバーが元の位置に戻る前に、再度、押圧操作を行ってしまうと芯が繰り出されなくなってしまうのである。これに対し、本発明のシャープペンシルにあっては、回転操作による芯の繰り出し操作を行うと、芯繰り出し手段が最前進位置まで移動した瞬間に、回転部におけるカム羽根と芯繰り出し手段の係合突起との接触・係合が解除され離脱するため、仮に回転体に指が振れていても、芯繰り出し手段が確実に元の位置に復帰する。これによって、確実な芯の繰り出しが得られるものとなる。即ち、不完全な芯の繰り出し動作が無くなり早くて確実な芯出しが行えるようになる。
ここで、本発明においては、回転体18を回転させることによって芯の繰り出し操作を行っているので、例えば、シャープペンシルをポケットなどに差し込んだ場合における不慮の押圧動作による芯の繰り出しを防止すると言った効果も有している。つまり、ポケットの外側から回転体18に押圧動作が付与されても、芯の繰り出しが行われないのである。
また、本例においては回転体を時計方向に回転させることによって芯の繰り出しを行っているが、反時計方向に回転させることによって芯の繰り出しを行えるようにしても良い。後に例示する。
次に、前記回転体の変形例を種々挙げ説明する。図6、図7に示す例は、前記例のカム羽根に変え、円形状のカム板22を回転体18の回転軸18aに対して偏心させた状態で設けている。そして、円形状のカム板22がスライド部材11の係合突起15に接触していると共に、そのカム板22の回転によってスライド部材11が前後動し、芯の繰り出しが行われるようになっている。この円形状のカム板22によると、回転体18を一回転させることによって1回の芯繰り出し動作が行われるようになっているが、図8に示すように楕円状のカム板23を回転軸を中心とし点対称な位置に設ければ、回転体18を半分回転させることによって1回の芯の繰り出し動作が得られるようになる。即ち、この楕円状のカム板23を4個放射状に形成すれば、回転体を3分の1回転させれば1回の芯繰り出し動作がなされ(図9参照)、例えば、カム板23を6個設ければ回転体18を6分の1回転させれば1回の芯の繰り出し操作がなされる(図10参照)。
尚、これらの例においては、時計方向、反時計方向の何れに回転体を回転させても芯の繰り出しが行えるようになっている。
第2例を図11に示し説明する。回転体を軸筒の前方に配置した例である。回転体18は、前記第1例と同様にカム羽根20が形成されており、そのカム羽根20はスライド部材11に設けられた係合突起15に対して係脱可能となっている。その回転体18は、軸筒1の前方部、具体的にはローレット加工が施されたグリップ部24に配置されている。この様に、把持するグリップ部24に回転体18を配置することによって、筆記中に持ち変えることなく芯の繰り出し操作が行えるようになる。また、操作部である回転体18を軸筒1の前方に位置させることによって、ほぼ軸筒1の軸線に対し指の進行方向が平行な位置となるため、その指の動きを無理なく効率的に回転体18に伝達することができ、スムーズな回転操作を得ることができる。ちなみに、回転体18が軸筒1のほぼ中央部に配置されていると、回転体18への操作作用が軸筒1の径方向への回転にも作用してしまい、効率的な回転操作が得られない場合も発生してしまう。
第3例を図12に示し説明する回転体を軸筒の後端部に配置した例である。軸筒1の後端部には、回転体18が回転自在に配置されており、その回転体18にはカム羽根20が形成されている。そして、そのカム羽根20は後方に向け延設形成された芯受け部材10の後端部であるロート状の鍔部10aに係脱可能に接触している。つまり、回転体18を回転させると、カム羽根20は芯受け部材10を前進させると共に、その芯受け部材10の前進に伴ってスライド部材11が前進し芯が繰り出されるのである。
この様に、芯を繰り出すための回転体18を軸筒の後端部に配置することによって、例えば、ライターで火を付けるような操作で芯の繰り出し操作を行うことができ、確実な繰り出し操作を得ながら興趣性をも持たせることができる。
第4例を図13に示し説明する。回転体を軸筒の軸線に対して傾斜させて配置した例である。詳述する。回転体25が遊挿する窓孔26は、軸筒1に傾斜した状態で形成されている。その窓孔26には、回転軸27が軸筒1の軸線に対して傾斜した状態で固定されている。その回転軸27には回転体25が回転自在に軸支している。芯の繰り出しを行う回転体を軸筒に対して傾斜させて配置することによって、指の進行方向に対してほぼ平行になるため、無理なくスムーズに回転操作を行うことができる。
本発明の縦半断面図。 図1の要部正面縦半断面図。 図2のA−A線断面図。 図1の要部斜視図。 図1の要部斜視図。 回転体の他の例を示す側面図(スライド部材路の組み立て図)。 図6の回転体とスライド部材との組み立て図。 回転体の更なる例を示す側面図。 回転体の更なる例を示す側面図。 回転体の更なる例を示す側面図。 第2例を示す要部縦断面図。 第3例を示す要部縦断面図。 第4例を示す要部縦断面図。
符号の説明
1 軸筒
2 芯タンク部
3 キャップ
4 クリップ
5 先部材
6 芯戻り止め部材
7 当接段部
8 芯保護管
9 芯繰り出し手段
10 芯受け部材
10a鍔部
11 スライド部材
12 チャック体
13 チャックリング
14 弾撥部材
15 係合突起
16 傾斜面
17 窓孔
18 回転体
18a 回転軸
19 円盤部
20 カム羽根
21 円弧部
22 カム板
23 カム板
24 グリップ部
25 回転体
26 窓孔
27 回転軸

Claims (6)

  1. 軸筒に対して回転する回転体を配置すると共に、その回転体の回転動作によって芯繰り出し手段を作動せしめたことを特徴とするシャープペンシル。
  2. 前記回転体を軸筒の中間部の側面に配置したことを特徴とする請求項1記載のシャープペンシル。
  3. 前記回転体は1方向のみに回転が可能であることを特徴とする請求項1、或いは、請求項2に記載のシャープペンシル。
  4. 前記回転体を軸筒の表面から露出させたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のシャープペンシル。
  5. 前記回転手段と芯繰り出し手段を間欠係合・離脱させたことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載のシャープペンシル。
  6. 前記回転体、或いは、芯繰り出し手段の係合部の少なくとも一方の係合面を湾曲、或いは、傾斜させて形成したことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載のシャープペンシル。
JP2004346496A 2004-11-30 2004-11-30 シャープペンシル Pending JP2006150814A (ja)

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