JP2006149932A - 衣類乾燥機 - Google Patents

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Naoki Kitayama
直樹 北山
Kazuki Miki
一樹 三木
Jun Hirose
潤 廣瀬
Takashi Katayama
隆 片山
Yuji Nagafuku
裕二 永福
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Abstract

【課題】 オゾン発生量が安定し、またオゾン発生素子の寿命も延ばすことができる衣類乾燥機を提供する。
【解決手段】 開閉可能な扉を有して衣類を収納する乾燥室3と、この乾燥室3内に供給する温風を発生する温風発生機構(ブロア8,ヒータ10)や乾燥室3内に供給するオゾンを発生するオゾン発生機構(エアポンプ11,オゾン発生器13)を収納する機械室4とを備えると共に、オゾン発生機構のオゾン発生器13への導入空気を除湿する除湿手段(吸湿材料を備えた吸気フィルタ19,除湿機構13a)を備えた。
【選択図】 図4

Description

本願発明は、スーツ等の衣類を乾燥すると共に、脱臭する機能を有する衣類乾燥機に関するものである。
従来、特許文献1に開示されているように、衣装タンス形状の乾燥室内に複数の衣類を吊り下げ、各衣類を各自自転させながら公転移動可能として、これらの衣類を遠赤外線ヒータおよび除湿機により乾燥させ、この後に乾燥室の内側上面に設けられたオゾン噴射口からのオゾンによる殺菌および脱臭を行う乾燥・殺菌・消臭装置が提案されている。
また、特許文献2には、本体内部に乾燥室とこの乾燥室の上部に位置する送風室とを形成し、送風室にはファンの送風を受けるヒータとオゾン発生装置を設け、乾燥室と送風室を仕切る仕切板にはヒータ及びオゾン発生装置に連通する第1吹出口及び第2吹出口とを形成した衣類乾燥機が提案されている。
特開2002−136798号公報 実開平4−28895号公報
しかしながら、上述したような従来のものは、雰囲気の空気をそのまま利用してオゾンを発生させているため、図8に示す環境湿度とオゾン濃度の関係からオゾン発生量(効率)が湿度に大きく左右され、脱臭性能が安定しないという課題があった。また、湿度が高いとオゾン発生素子の寿命が短くなるという課題があった。
そこで、本願発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、オゾン発生量が安定し、またオゾン発生素子の寿命も延ばすことができる衣類乾燥機を提供することを目的とするものである。
上記のような目的を達成するために、本願発明は、開閉可能な扉を有して衣類を収納する乾燥室と、この乾燥室内に供給する温風を発生する温風発生機構や乾燥室内に供給するオゾンを発生するオゾン発生機構を収納する機械室とを備えると共に、前記オゾン発生機構のオゾン発生器への導入空気を除湿する除湿手段を備えたことを特徴とするものである。
また、前記除湿手段として、前記機械室の吸気口に配置される吸気フィルタに吸湿材料を備えたことを特徴とするものである。
また、前記除湿手段として、前記オゾン発生機構のオゾン発生器の前段に除湿機構を備えたことを特徴とするものである。
さらに、前記除湿機構に再生可能な乾燥剤を備えると共に、前記温風発生機構からの温風を前記除湿機構の乾燥剤を介してオゾン発生器外に導く乾燥剤再生流路と、前記温風発生機構から乾燥室への温風の流路を前記乾燥剤再生流路に切り換える流路切換手段とを備えることを特徴とするものである。
本願発明によれば、オゾン発生機構のオゾン発生器への導入空気を除湿する除湿手段を備えたことにより、オゾン発生器への導入空気が除湿されて低湿度になるため、オゾン発生量が安定し、またオゾン発生素子の寿命も延ばすことができる。
また、前記除湿手段として、機械室の吸気口に配置される吸気フィルタに吸湿材料を備えたことにより、オゾン発生器への導入空気が除湿されて低湿度になるため、オゾン発生量が安定し、またオゾン発生素子の寿命も延ばすことができると共に、温風発生機構への導入空気も除湿されて低湿度になるため、乾燥した温風を乾燥室内に供給することができ、乾燥効率も向上する。
また、前記除湿手段として、オゾン発生機構のオゾン発生器の前段に除湿機構を備えたことにより、オゾン発生器への導入空気を効率良く効果的に除湿することができ、オゾン発生量がさらに安定し、またオゾン発生素子の寿命もより延ばすことができる。
さらに、前記除湿機構に再生可能な乾燥剤を備えると共に、温風発生機構からの温風を前記除湿機構の乾燥剤を介してオゾン発生器外に導く乾燥剤再生流路と、温風発生機構から乾燥室への温風の流路を前記乾燥剤再生流路に切り換える流路切換手段とを備えることにより、シリカゲル等の乾燥剤は使用するにつれ湿気を吸収し、徐々に除湿能力を失って行くが、上記乾燥剤再生流路に切り換えることで、温風によって乾燥剤に含まれる湿気は追い出されて外部に放出される。これによって、一度吸湿した乾燥剤をそのまま再生して再利用可能となり、乾燥剤交換の手間や、そのランニングコストを低減することができる。
以下、本願発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本願発明の衣類乾燥機の一実施形態であるスーツ脱臭乾燥機の外観斜視図、図2(a),(b),(c)はその平面図,正面図,側面図、図3はその内部構成を示す一部切欠き正面図、図4はシステム構成図である。
このスーツ脱臭乾燥機は、ビジネスホテルなどの各室に設置したり、フロントで宿泊客の要望に応じて貸し出すのに好適なもので、箱形に形成された本体1内には、開閉可能な扉2を有して衣類を収納する乾燥室3と、この乾燥室3の下部に連接して配置された機械室4が設けられている。
乾燥室3は、図3に示すように上部にスーツの上着5等の衣類をハンガー6に掛けた状態で扉2と平行になるように吊り下げる吊り下げ具7を有して、吊り下げた状態の上着5が収納可能な高さと幅と奥行きを有する大きさに形成されている。すなわち、ハンガー6に掛けたスーツの上着5の高さ,幅,奥行きよりも少し大きめで、具体的に示すと、乾燥室3の高さは1000〜1200mmが好ましく、例えば1100mm、幅は600〜650mmが好ましく、例えば600mm、奥行きは150〜300mmが好ましく、例えばスーツ1着(前後にズボンと上着)なら150mm、前後にスーツ2着(前後にズボンと上着2着分)なら300mmの大きさとなる。この乾燥室3の下部に連接して配置された機械室4も幅と奥行きは乾燥室3と同じになる。
上記のように、このスーツ脱臭乾燥機は、幅方向,高さ方向に比べて奥行き方向が小さい薄型となっており、特に奥行き方向の設置スペースが小さくて済み、ビジネスホテルなどの各室に設置したり、フロントで宿泊客の要望に応じて貸し出すのに好適なものとなっている。また、扉2は片側に取手2aがあって他側のヒンジ2bで幅方向全体が片開きに開閉し、スーツの上着5等の衣類の出し入れもスムーズに行える。なお、扉2に関しては、図示はしていないが、両開きでも良い。また、扉2の内側には、図3に一部示すように乾燥室3の開口縁に対応して突出する外枠が形成されていて、その内側が乾燥室3の開口に対応する凹部になっており、この空間を利用して本体1の奥行きを大きくすることなく乾燥室3の奥行きを大きくできる。これにより、スーツのズボンと上着をそれぞれハンガーに掛けて乾燥室3内の後(奥)に上着,前にズボンとなるように吊り下げた場合にも、ズボンと扉2の内面が接触して乾燥むらや脱臭むらが生じるのを防ぐことができる。
乾燥室3の下部には、前述したように乾燥室3に連接して機械室4が設けられており、その内部には、図3に示すように、機械室4の幅方向一側(図の右側)にブロア8とその吹出口に接続されたダクト9内に設けられたヒータ10から成る温風発生機構が配置され、他側(図の左側)にはエアポンプ11とその吐出配管12に図3では図示しないが図4に示すように除湿機構13aを介して接続されたオゾン発生器13から成るオゾン発生機構と、その奥側に制御部及び電源が搭載された制御部電源基板14が配置されている。
このように、乾燥室3の下部に機械室4を配置することにより、比重の軽くなった温風を下から上に送風することができるので送風乾燥効率が向上し、またブロア8等の重量物が収納された機械室4が下部にあるので重心が低くなって安定性が向上すると共に、床置きの場合でも上着5相当の高さの乾燥室3を機械室4の高さ分高くすることができるので、利用者は立った姿勢のままで衣類を掛けやすくなる。また、機械室4内の幅方向一側に温風発生機構を配置し、他側にオゾン発生機構を配置したことにより、乾燥室3の下部に連接されて乾燥室3と同様に奥行きが薄い機械室4でも温風発生機構やオゾン発生機構をバランス良く配置することができる。
上記オゾン発生器13で発生されたオゾンは配管15によりヒータ10直後のダクト9内に供給され、温風と混合されるようになっている。ダクト9は、乾燥室3に向かって漏斗状に拡幅されたダクト室16に接続されている。なお、オゾン発生器13からのオゾンをダクト室16内に直接供給して温風と混合するようにしても良い。
ダクト室16の天板は乾燥室3の底板となっており、ここに複数のスリットや孔が形成されて、乾燥室3内の衣類(スーツの上着5等)へオゾンを含んだ温風を均一に吹き出す吹き出し部17が設けられている。図5(a),(b),(c)は上記吹き出し部17の構成例を示す図であり、(a)は横方向のスリット17aを複数形成したもので、(b)は小さな丸孔17bを複数形成したものであり、(c)は前後方向のスリット17cを複数形成したものである。いずれの場合も、乾燥室3内に吊り下げられたスーツの上着5等の胴部と両袖部を底板に投影した形状位置に合わせて複数のスリットや孔が形成されており、スーツの上着5等の胴部と両袖部へオゾンを含んだ温風を生地量に応じて均一に吹き出すようにして、生地を傷めることなく乾燥や脱臭をむらなく行うことができるようになっている。また、乾燥室3の底部から乾燥室3内に供給される温風やオゾンが乾燥室3内に吊り下げられて下向きに開口する上着5等の衣類の裾口や袖口から内側に入り込むので、上着5等の衣類の内側まで乾燥や脱臭を効率良く行うことができる。
また、機械室4の前面には吸気口18が形成されており、この吸気口18には吸気フィルタ19が装着されている。この吸気フィルタ19は吸湿材料を備えたもので、吸湿材料は例えばシリカゲルや吸湿繊維で構成されている。図6は吸湿繊維を備えた吸気フィルタ19の概要を示す図で、白抜き矢印で示す空気の流入側に吸気フィルタとしてのネット19aが配置され、その空気流出側に吸湿フィルタとして吸湿繊維19bが配置されている。吸湿繊維19bとしては、例えばポリアクリル酸ナトリウム塩を主成分とするポリマーを直接紡糸し、繊維形状化させた高吸水,高吸湿繊維の公知のものを使用することができる。
従って、ブロア8が駆動されると、吸気口18の吸気フィルタ19を通して機外の空気が除湿されて機械室4内に導入されるようになっている。導入空気は、ブロア8によってダクト9に送られ、ダクト9内部のヒータ10を通過して所定の温度(約70℃)に加熱され、ダクト室16に送り込まれる。そして、ダクト室16から上述したような吹き出し部17を通して乾燥室3内へ吹き出される。
なお、吸気口18は機械室4の側面に形成しても良い。また、吸気口18に装着される吸気フィルタ19に吸湿材料を備えても良い。このように、機械室4の前面もしくは側面に吸気口18を備えることにより、吸気口18からの機外の空気で制御部電源基板14に搭載された制御部や電源等を常時冷却することができると共に、背面を壁に密接して配置しても吸気が妨げられることがなくなる。また、吸気フィルタ19に吸湿材料を備えれば、オゾン発生器13への導入空気が除湿されて低湿度になるため、オゾン発生量が安定し、またオゾン発生素子の寿命も延ばすことができると共に、温風発生機構への導入空気も除湿されて低湿度になるため、乾燥した温風を乾燥室3内に供給することができ、乾燥効率も向上する。
また、エアポンプ11により送られた空気は、図4に示した除湿機構13aを介してオゾン発生器13を経由し、ヒータ10直後のダクト9内(もしくはダクト室16)に送られる。除湿機構13aとしては、例えば図7に示すようなペルチェ素子13bを用いた除湿機構を用いることができる。ペルチェ素子13bは、周知のようにp型およびn型半導体を熱的に並列に配置して、電気的に直列に接続して電流を流すと、ペルチェ効果によって、それぞれの面において吸熱と放熱が起こるもので、図7に示すようにペルチェ素子13bの冷却側(図の左側)と加熱側(図の右側)にそれぞれアルミ等から成るヒートシンク13c,13dが配置されており、ファンモータ13e(本実施形態の場合はエアポンプ11)からの空気はペルチェ素子13bの冷却側のヒートシンク13cで除湿された後、加熱側のヒートシンク13dで暖められ、相対湿度を低くした状態でオゾン発生器13に送られる。
また、機械室4の下部,すなわち本体1の下部には、前倒れ防止用の脚部20が備えられている。本実施形態の前倒れ防止用脚部20は前面側全体に板状に張り出させたものであるが、少なくとも左右一対あれば良い。このように、本体1の下部に前倒れ防止用の脚部20を備えたことにより、上述したように奥行きを薄く形成して壁際に床置きしても地震等で前倒れするのを防ぐことができる。
一方、乾燥室3の上部前面の一側には排気口21が形成されており、この排気口21には余剰のオゾンを分解したり、吸着したりして除去するオゾン除去フィルタ22が装着され、本実施形態では図4に示すようにオゾン除去フィルタ22と共に前述したと同様な吸湿材料から成る吸湿フィルタ22aが備えられている。乾燥室3内で衣類(スーツの上着5用)を脱臭乾燥した空気は上部のオゾン除去フィルタ22と吸湿フィルタ22aを通過し、排気口21より機外に放出される。このように、乾燥室3の上部に排気口21を配置したことにより、温風の上昇による自然排気を利用して排気を効率良く行うことができる。
また、乾燥室3の上部前面の中央部には、前述した制御部電源基板14に接続されて運転開始や運転時間設定等を行うための操作パネル23が配置されている。このように、乾燥室3の前面上部に操作パネル23を配置したことにより、乾燥室3の前面側部等に配置したものに比べて乾燥室3の幅を有効に利用できると共に、吊り下げた衣類(スーツの上着5等)の上方に操作パネル23があるので、視認性や操作性が向上する。
図4のシステム構成図に示すように、上述したブロア8,ヒータ10,エアポンプ11及びオゾン発生器13は、乾燥室3上部に配置された操作パネル23からの入力に従い、制御部電源基板14より電源が供給されると共に最適制御されて、運転されるようになっている。なお、除湿機構13aが図7に示したようなペルチェ素子13bを用いた除湿機構の場合は制御部電源基板14に接続されるが、吸湿材料の場合は図4のように接続されない。
以上の構成において、スーツの上着5をハンガー6に掛けた状態で乾燥室3内に扉2と平行になるように吊り下げ、扉2を閉じて操作パネル23により運転開始を選択すると、ブロア8,ヒータ10,エアポンプ11及びオゾン発生器13が動作する。
ブロア8は機械室4内に設置されているため、ブロア8の動作と共に機械室4内部には吸気口18に設けた吸気フィルタ19を通過した清浄な空気が常に導入される。このため、機械室4内の制御部電源基板14に搭載された制御部や電源等は常時冷却される。また、エアポンプ11も機械室4内に設置されているため、エアポンプ11からの空気によりオゾン発生器13内のオゾン発生素子が埃等により汚れたり、劣化することもない。
さらに、吸気フィルタ19は前述したように吸湿繊維19b等の吸湿材料を備えているため、機械室4には除湿された低湿度の空気が導入されることになる。これにより、図8に示した環境湿度とオゾン濃度の関係から、オゾン発生器13でのオゾン発生量が安定し、またオゾン発生素子の寿命も延ばすことができると共に、温風発生機構への導入空気も除湿されて低湿度になるため、乾燥した温風を乾燥室3内に供給することができ、乾燥効率も向上する。吸湿繊維19bやシリカゲル等の吸湿材料を備えた吸気フィルタ19は着脱可能であり、またインジケータ(色変化)により吸湿度合いが確認できるため、吸湿量が多い場合は、天日干し等により再生が可能であり繰り返し使用できるため、経済的である。
ブロア8により送られた空気は、ダクト9内に備えられたヒータ10により所定の温度(約70℃)まで加熱されて、ダクト室16に送られ、ダクト室16の天板(乾燥室3の底板)に形成された吹き出し部17から乾燥室3内に温風として吹き出される。
また、エアポンプ11により送られた空気は除湿機構13aを介してオゾン発生器13へ導入され、ここで発生したオゾンはヒータ10直後のダクト9内(もしくはダクト室16)に送られ、ダクト室16にて温風と均一に混合される。この時、オゾン発生器13の能力は乾燥室3内におけるオゾン濃度が例えば0.05〜0.2ppmになるように調整されている。
オゾン発生器13の前段には除湿機構13aが備えられているので、図7に示したようなペルチェ素子13bを使用している場合はエアポンプ11からの空気はペルチェ素子13bの冷却側で除湿された後、加熱側で暖められ、相対湿度を低くした状態でオゾン発生器13に送られる。また、除湿機構13aが前述したような吸湿材料で構成されている場合は、吸湿材料を通過することにより湿度が下げられる。いずれの場合も、オゾン発生器13の前段にあるので、オゾン発生器13への導入空気を効率良く効果的に除湿することができ、前述した吸気フィルタ19の吸湿材料による作用と相俟って、オゾン発生量がさらに安定し、またオゾン発生素子の寿命もより延ばすことができる。吸湿材料は前述のものと同様であり、同じく着脱可能であり、再利用できる。
乾燥室3内に吊り下げられたスーツの上着5等の衣類は、温風とオゾンにより設定時間、乾燥されると共に脱臭される。なお、オゾンは空気より比重が重いが、比重が軽くなった温風と混合されて温風と共に乾燥室3内に吹き出されるので、温風と共に乾燥室3内を上昇することができる。
乾燥室3内を通過した温風は、乾燥室3上部の排気口21に装着されたオゾン除去フィルタ22と吸湿フィルタ22aを通過する。この時、オゾン除去フィルタ22では、余剰のオゾンを分解又は吸着し、オゾン濃度を0.1ppm以下まで低下させて無害化してから、排気口21より機外に放出される。
排気口21には、オゾン除去フィルタ22と共に吸湿フィルタ22aが備えられているので、排気口21からの空気はオゾン除去に加えて除湿された後に機外に放出されるため、雰囲気湿度の上昇を抑えることができ、不快感が低下する。吸湿フィルタ22aの吸湿材料は前述したものと同様であり、同じく着脱可能であり、再生使用できるため経済的である。
図9は、本願発明の他の実施形態を示すシステム構成図であり、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示しており、外観等は前記実施形態と同じである。
本実施形態においては、前述した除湿機構13aに温風により再生可能な乾燥剤(ここではシリカゲル)を備えると共に、温風発生機構(ブロア8,ヒータ10)からの温風を除湿機構13aのシリカゲルを介してオゾン発生器13外に導くシリカゲル再生流路P1,P2,P3,P4と、温風発生機構(ブロア8,ヒータ10)から乾燥室3への温風の流路Pを上記シリカゲル再生流路P1,P2,P3,P4に切り換える流路切換手段として三方バルブV1,V2、V3を備えたものである。なお、シリカゲル再生流路P2,P3は、オゾン発生機構のエアポンプ11とオゾン発生器13間の流路を有効利用したものである。
上記三方バルブV1,V2、V3は電動バルブで、制御部電源基板14によって電源が供給されると共に流路切換が制御されるようになっている。ヒータ10の出口側に設けられた三方バルブV1は、ヒータ10からの温風を乾燥室3への流路Pとシリカゲル再生流路P1のいずれかに切り換える。また、オゾン発生機構のエアポンプ11とオゾン発生器13間に設けられた三方バルブV2は、除湿機構13aへの導入空気をエアポンプ11からの空気か上記シリカゲル再生流路P1からの温風のいずれかに切り換える。そして、除湿機構13aとオゾン発生器13間の三方バルブV3は、除湿機構13aからの空気をオゾン発生器13か乾燥室3への流路Pと連結されたシリカゲル再生流路P4のいずれかに切り換えるようになっている。
また、乾燥室3上部の操作パネル23には、通常の脱臭乾燥モードを選択操作する脱臭乾燥モードボタン23aとシリカゲル再生モードを選択操作するシリカゲル再生モードボタン23bが備えられており、いずれかのボタンを選択操作することにより、制御部電源基板14から上記三方バルブV1,V2,V3に電源が供給されて上述した脱臭乾燥モード時の流路かシリカゲル再生モード時の流路に切り換えられるようになっている。
以上のように、オゾン発生器13の前段にシリカゲルを備えた除湿機構13aを設けることで、乾燥空気をオゾン発生器13に供給できるようになり、前記実施形態と同様に湿気によるオゾン発生量の低下を防ぐことができると共に、オゾン発生素子の寿命も延ばすことができる。
さらに、本実施形態では、衣類を脱臭乾燥させる通常の脱臭乾燥モードでは、温風発生機構からはブロア8→ヒータ10→三方バルブV1→流路P→乾燥室3へと温風が流れ、オゾン発生機構からはエアポンプ11→三方バルブV2→除湿機構13aのシリカゲル→三方バルブV3→オゾン発生器13→流路P→乾燥室3へとオゾンが送り込まれる。一方、操作パネル23のシリカゲル再生モードボタン23bを押すことで選択設定されるシリカゲル再生モードでは、上記三方バルブV1,V2,V3が他側に切り換えられると共にエアポンプ11とオゾン発生器13は停止でブロア8とヒータ10が動作し、ブロア8→ヒータ10→三方バルブV1→流路P1→三方バルブV2→流路P2→除湿機構13aのシリカゲル→流路P3→三方バルブV3→流路P4→流路P→乾燥室3へと温風流路が切り換えられる。シリカゲルは、再生が必要なまでに吸湿すると色がピンク色に変わるので、除湿機構13a内に備えられたシリカゲルを透明なガラス窓等を介して機外から見えるようにしておけば、使用者等は再生時期を目視確認することができ、シリカゲル再生モードを実行することができる。
シリカゲルは空気中の湿気を吸収すると徐々に除湿能力を失うため、シリカゲルを定期的に交換しなければならないが、本実施形態では、上記のように流路切換を行うことで、温風によってシリカゲルに含まれる湿気は追い出され、乾燥室3を経由してそのまま機外に放出される。これによって、一度吸湿して除湿能力が失われたシリカゲルでも取り出さずに再生して再利用可能となり、シリカゲルの交換の手間や、そのランニングコストを低減することができる。
なお、上記のようにシリカゲルの湿気を含んだ空気が乾燥室3を経由するようにしても、シリカゲル再生モード時は乾燥室3内には衣類が収納されないので問題ないが、乾燥室3を経由しないで直接機外に排出するようにしても良い。
また、上記各実施形態では、上述したスーツ脱臭乾燥機を床置き用として説明したが、薄型であるので、本体1の背面側と壁面に壁面取付手段を備えれば壁掛け設置も可能となり、さらに上述した脚部20を着脱可能に構成すれば、床置き用と壁掛け用のいずれにも対応することができる。
また、上述した各実施形態の乾燥機は、薄型で手軽に衣類の脱臭乾燥ができるので、ビジネスホテルなどの各室に設置したり、フロントで宿泊客の要望に応じて貸し出すのに好適であるが、一般家庭などでも1台備えておけば、家族で共用して手軽に衣類の脱臭乾燥を行うことができるので、非常に有用なものとなる。
本願発明の衣類乾燥機の一実施形態であるスーツ脱臭乾燥機の外観斜視図。 同じく、その平面図,正面図,側面図。 同じく、その内部構成を示す一部切欠き正面図。 同じく、そのシステム構成図。 上記乾燥機における機械室から乾燥室への吹き出し部の構成例を示す図。 吸湿繊維を備えた吸気フィルタの概要を示す図。 ペルチェ素子を用いた除湿機構の概要を示す図。 環境湿度とオゾン濃度の関係を示す図。 本願発明の他の実施形態を示すシステム構成図。
符号の説明
1 本体
2 扉
3 乾燥室
4 機械室
5 上着
6 ハンガー
7 吊り下げ具
8 ブロア
9 ダクト
10 ヒータ
11 エアポンプ
13 オゾン発生器
13a 除湿機構
13b ペルチェ素子
14 制御部電源基板
16 ダクト室
17 吹き出し部
18 吸気口
19 吸気フィルタ
19b 吸湿繊維
20 脚部
21 排気口
22 オゾン除去フィルタ
22a 吸湿フィルタ
23 操作パネル
P,P1〜P4 流路
V1〜V3 三方バルブ





























Claims (4)

  1. 開閉可能な扉を有して衣類を収納する乾燥室と、この乾燥室内に供給する温風を発生する温風発生機構や乾燥室内に供給するオゾンを発生するオゾン発生機構を収納する機械室とを備えると共に、
    前記オゾン発生機構のオゾン発生器への導入空気を除湿する除湿手段を備えたことを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 前記除湿手段として、前記機械室の吸気口に配置される吸気フィルタに吸湿材料を備えたことを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。
  3. 前記除湿手段として、前記オゾン発生機構のオゾン発生器の前段に除湿機構を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の衣類乾燥機。
  4. 前記除湿機構に再生可能な乾燥剤を備えると共に、前記温風発生機構からの温風を前記除湿機構の乾燥剤を介してオゾン発生器外に導く乾燥剤再生流路と、前記温風発生機構から乾燥室への温風の流路を前記乾燥剤再生流路に切り換える流路切換手段とを備えることを特徴とする請求項3記載の衣類乾燥機。































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